JPWO2018135316A1 - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

ナースコール装置と制御機器とを備えるナースコールシステムであって、ナースコール装置は、送信スイッチと、制御機器と無線通信を行うためのナースコール通信部と、送信スイッチが操作されるとナースコール通信部を介して呼出し要求を送信するナースコール制御部と、電源用の電池と、を含み、制御機器は、ナースコール装置から送信された呼出し要求を受信する機器通信部と、機器通信部によるナースコール装置との通信を制御する機器制御部と、ユーザの状態を表す状態情報を取得し、状態情報からユーザの状態を判定する状態判定部と、を含み、機器制御部は、状態判定部によるユーザの状態の判定結果に応じて、機器通信部を介してナースコール装置に制御信号を送信することにより、ナースコール制御部の動作モードを通常モードから省電力モードに変更する。

Description

本発明は、ケア者を呼び出すためのナースコールシステムに関する。
従来、病院や老人福祉施設等の施設に設置され、病気や怪我や高齢等により看護や介護を必要とする者(要ケア者)の看護や介護をする者(ケア者)を呼び出すためのナースコールシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のナースコールシステムは、送信スイッチ及び電池を含む送信部(ナースコール装置)が要ケア者により携帯され、ナースコール装置からの電波を受信する受信部がベッドの直ぐ横の壁に設置されたナースコール端子に接続され、ナースコール端子からナースステーションに有線で接続されるように構成されている。
特許第3845596号公報
上記特許文献1に記載の技術では、ナースコール装置の電源として電池が使用されているため、ナースコール装置における消費電力を低減して、電池の長寿命化を図ることが求められる。しかしながら、上記特許文献1では、電池の長寿命化については十分に検討されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、電源として使用される電池の長寿命化を図ることが可能なナースコールシステムを提供することを目的とする。
上述した目的を実現するために、本発明の一側面を反映した支援制御方法は、
ユーザの部屋に設置されたナースコール装置と、前記ナースコール装置と無線通信可能に接続された制御機器と、を備えるナースコールシステムであって、
前記ナースコール装置は、
呼出し用の送信スイッチと、
前記制御機器と無線通信を行うためのナースコール通信部と、
前記送信スイッチが前記ユーザにより操作されると前記ナースコール通信部を介して呼出し要求を送信するナースコール制御部と、
電源用の電池と、を含み、
前記制御機器は、
前記ナースコール装置から送信された前記呼出し要求を受信する機器通信部と、
前記機器通信部による前記ナースコール装置との通信を制御する機器制御部と、
前記ユーザの状態を表す状態情報を取得し、前記状態情報から前記ユーザの状態を判定する状態判定部と、を含み、
前記ナースコール制御部は、動作モードとして、電源オン時に設定される通常モード又は前記通常モードより消費電力が小さい省電力モードで動作し、
前記機器制御部は、前記状態判定部による前記ユーザの状態の判定結果に応じて、前記機器通信部を介して前記ナースコール装置に制御信号を送信することにより、前記ナースコール制御部の前記動作モードを前記通常モードから前記省電力モードに変更するものである。
発明の1又は複数の実施形態により与えられる利点及び特徴は以下に与えられる詳細な説明及び添付図面から十分に理解される。これら詳細な説明及び添付図面は、例としてのみ与えられるものであり本発明の限定の定義として意図されるものではない。
本実施形態のナースコールシステムの構成を示す図である。 センサ装置の構成を示すブロック図である。 ナースコール装置の構成を示すブロック図である。 管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 サーバ側センサ情報テーブルの構成を示す図である。 予定情報テーブルの構成を示す図である。 予定情報テーブルの構成を示す図である。 電源オン時のセンサ装置における通信制御の手順を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置のモード制御部による、ナースコール装置の動作モード制御の第1例を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置のモード制御部による、ナースコール装置の動作モード制御の第2例を概略的に示すフローチャートである。 管理サーバ装置の動作の一例を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置のモード制御部による、ナースコール装置の動作モード制御の第3例を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置のモード制御部による、ナースコール装置の動作モード制御の第4例を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置のモード制御部による、ナースコール装置の動作モード制御の第5例を概略的に示すフローチャートである。 センサ装置とナースコール装置との間で通信確立処理が実行される前における、ナースコール装置の動作モード制御の例を概略的に示すフローチャートである。
(本発明の基礎となった知見)
まず、本発明の基礎となった知見が説明される。上述のように、上記特許文献1に記載の技術では、ナースコール装置の電源として電池が使用されているため、ナースコール装置における消費電力を低減して、電池の長寿命化を図ることが求められる。すなわち、電源として電池が使用される場合には、消費電力が大きいと、電池を交換する頻度が高くなり、工数を要してしまうため、電池の長寿命化が求められる。
一方、ユーザによって操作されると、呼び出し信号がナースコール装置から確実に送信される必要があるため、ナースコールシステムには高い信頼性が要求される。そこで、ナースコール装置に対して応答要求信号を一定間隔で送信し、この応答要求信号に対する応答信号をナースコール装置に送信させることが考えられる。これによって、ナースコール装置に異常が生じていないことを確認することが可能となる。すなわち、応答要求信号を送信しても、ナースコール装置から応答信号が送信されなければ、ナースコール装置に異常が生じたと判断できる。
この場合には、高い信頼性を有するナースコールシステムが実現されるものの、一定間隔で応答信号がナースコール装置から送信されるため、電池の消耗が促進される。しかしながら、ユーザの状態によっては、応答要求信号を送信する間隔を長くしても構わない場合もあると考えられる。
これらの知見に基づいて、本発明者は、例えばナースコール装置に対する応答要求信号の送信間隔を変更することにより、ユーザの状態に応じて、ナースコール装置の動作モードを、電源オン時に設定される通常モードから、通常モードより消費電力が小さい省電力モードに変更するナースコールシステムを想到するに至った。
(実施の形態)
以下、本発明の1または複数の実施形態が、図面を参照して説明される。しかし、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
(構成)
図1は、本実施形態のナースコールシステムMSの構成を示す図である。図2は、センサ装置SUの構成を示すブロック図である。図3は、ナースコール装置NCの構成を示すブロック図である。図4は、管理サーバ装置SVの構成を示すブロック図である。図5は、サーバ側センサ情報テーブルの構成を示す図である。図6は、予定情報テーブル600の構成を示す図である。図7は、予定情報テーブル700の構成を示す図である。
本実施形態におけるナースコールシステムMSは、監視すべき監視対象である被監視者Obが看護師等を呼び出すためのシステムである。なお、被監視者Obは、見守るべき見守り対象である見守り対象者ということもできる。本実施形態のナースコールシステムMSは、被監視者Obに対応して設けられ、画像を生成し、前記被監視者Obに関わる所定のイベント(例えば対処が必要な所定のイベント)を検知するセンサ装置SU、センサ装置SUと通信可能に接続されナースコールをセンサ装置SUに送信するナースコール装置NC、センサ装置SUと通信可能に接続されセンサ装置SUから受信した画像および検知結果を管理する管理サーバ装置SVを備える。
本実施形態におけるナースコールシステムMSは、例えば、図1に示すように、複数のセンサ装置SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバ装置SVと、複数のナースコール装置NC(NC−1〜NC−4)と、を備える。本実施形態では、複数のセンサ装置SU−1〜SU−4は、それぞれ、管理サーバ装置SVと有線通信可能に接続されている。ナースコール装置NCは、各部屋RMに配置され、被監視者Obが監視者を呼び出すときに用いられる装置である。複数のナースコール装置NC−1〜NC−4は、それぞれ、複数のセンサ装置SU−1〜SU−4と無線通信可能に接続されている。ナースコール装置NCとセンサ装置SUとの間の無線通信は、例えばIEEE802.15.1の規格に従ってもよい。
ナースコールシステムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合なイベントがその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、ナースコールシステムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、ナースコールシステムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の部屋RMや、ナースステーションST等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
図1には、一例として、第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4と、第1ないし第4ナースコール装置NC−1〜NC−4とが示されている。第1センサ装置SU−1及び第1ナースコール装置NC−1は、被監視者Ob−1の第1部屋RM−1に配設され、第2センサ装置SU−2及び第2ナースコール装置NC−2は、被監視者Ob−2の第2部屋RM−2に配設され、第3センサ装置SU−3及び第3ナースコール装置NC−3は、被監視者Ob−3の第3部屋RM−3に配設され、そして、第4センサ装置SU−4及び第4ナースコール装置NC−4は、被監視者Ob−4の第4部屋RM−4に配設されている。
センサ装置SU(制御機器の一例に相当)は、ナースコール装置NCと通信する通信機能等を備え、被監視者Obの在室の有無と、被監視者Obの生体情報とを検知して、その検知結果に基づき、ナースコール装置NCの動作モードを制御する。被監視者Obの生体情報は、本実施形態では例えば、被監視者Obが睡眠中か覚醒中かを表す睡眠情報と、被監視者Obの微体動数とを含む。被監視者Obの微体動数は、被監視者Obの呼吸数に対応する。
このようなセンサ装置SUは、例えば、図2に示すように、センサ側制御処理部(SU制御処理部)10と、撮像部11と、ドップラセンサ13と、センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)14,15と、センサ側記憶部(SU記憶部)16と、を備える。
撮像部11(在室センサの一例に相当、複数人センサの一例に相当、位置センサの一例に相当)は、SU制御処理部10に接続され、SU制御処理部10の制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。前記画像には、静止画(静止画データ)が含まれる。なお、動画(動画データ)が含まれてもよい。撮像部11は、監視すべき監視対象である被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の部屋RM)を監視可能に配置され、前記所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像である対象画像をSU制御処理部10へ出力する。
好ましくは、監視対象の被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部11は、被監視者Obが横臥する例えばベッド等の寝具における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置、すなわち通常は枕の配設位置の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサ装置SUは、この撮像部11によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から部屋RM全体を撮像した画像を取得する。
このような撮像部11は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このような撮像部11は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するエリアイメージセンサ、および、エリアイメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。撮像部11の前記結像光学系は、本実施形態では、その配設された部屋RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系、例えば魚眼レンズを含む広角レンズであることが好ましい。
ドップラセンサ13は、送信波を送信し、物体で反射した送信波の反射波を受信し、送信波と反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するセンサ装置である。物体が動いている場合、いわゆるドップラ効果により物体の動いている速度に比例して反射波の周波数がシフトするため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラ周波数成分)が生じる。ドップラセンサ13は、このドップラ周波数成分の信号をドップラ信号として生成し、出力する。
送信波は、超音波やマイクロ波等であって良いが、本実施形態では、2.4GHz〜24GHzのマイクロ波である。マイクロ波は、着衣を透過して生体の体表で反射できるため、生体が衣服を着ていても体表の動きを検知でき、好ましい。このドップラ周波数成分のドップラ信号は、ドップラセンサ13からSU制御処理部10へ出力される。
SU通信IF部14は、SU制御処理部10に接続され、SU制御処理部10の制御に従って、管理サーバ装置SVと通信を行うための通信回路である。SU通信IF部14と管理サーバ装置SVとは、本実施形態では有線で接続されているので、SU通信IF部14は、例えば有線LANの通信回路である。
SU通信IF部14は、SU制御処理部10から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、管理サーバ装置SVとの通信で用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号を、管理サーバ装置SVへ送信する。SU通信IF部14は、管理サーバ装置SVから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部10が処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部10へ出力する。なお、センサ装置SUと管理サーバ装置SVとが無線で接続される場合には、SU通信IF部14は、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えてもよい。
SU通信IF部15(機器通信部の一例に相当)は、SU制御処理部10に接続され、SU制御処理部10の制御に従って、ナースコール装置NCと通信を行うための通信回路である。SU通信IF部15は、所定の無線通信規格に従ってナースコール装置NCから送信された通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部10が処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部10へ出力する。上記無線通信規格は、本実施形態では、近距離の無線通信に利用されるIEEE802.15.1の規格である。
SU記憶部16は、SU制御処理部10に接続され、SU制御処理部10の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSU制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行するSU監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。
前記SU監視処理プログラムには、撮像部11により撮像された画像に基づき被監視者Obの在室の有無及び被監視者Obの部屋RMにおける位置を判定する状態判定処理プログラムや、ナースコール装置NCからナースコールを受け付けるナースコール処理プログラムや、ドップラセンサ13から出力されたドップラ信号に基づき被監視者Obの生体情報を算出するドップラ信号処理プログラム等が含まれる。
前記各種の所定のデータには、自機の、センサ装置SUを特定し識別するための識別子であるセンサ装置識別子(センサID)、部屋RMにおけるナースコール装置NCの位置を表す位置情報、および、管理サーバ装置SVの通信アドレス等の、各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。部屋RMにおけるナースコール装置NCの位置情報を記憶するために、SU記憶部16は、位置情報記憶部161を機能的に備える。
SU記憶部16は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)を備える。またSU記憶部16は、書き換え可能なフラッシュメモリなどのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ハードディスク等の不揮発性メモリを備える。また、SU記憶部16は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSU制御処理部10のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
SU制御処理部10は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するための回路である。より具体的には、本実施形態では、SU制御処理部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備える。SU制御処理部10は、SU記憶部16に記憶された前記制御処理プログラムをCPUが実行することによって、センサ側制御部(SU制御部)101、状態判定処理部102、ナースコール処理部103、ドップラ信号処理部104、モード制御部105を機能的に備える。
SU制御部101は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUの全体制御を司るものである。
状態判定処理部102(状態判定部の一例に相当)は、撮像部11により撮像された画像に基づき被監視者Obの在室の有無及び被監視者Obの部屋RMにおける位置を算出する。状態判定処理部102は、例えば撮像部11により撮像された画像に基づいて被監視者Obの頭部を検出する。より詳しくは、状態判定処理部102は、撮像部11により撮像された画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人物の領域として動体領域を抽出し、この抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、また例えば予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、また例えば頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって、被監視者Obの頭部領域を抽出する。
状態判定処理部102は、被監視者Obの頭部を検出すると、被監視者Obが在室していると判定する。また、状態判定処理部102は、この検出した被監視者Obの頭部の位置に基づいて部屋RMにおける被監視者Obの位置を算出し、この算出結果と、位置情報記憶部161に記憶されている、部屋RMにおけるナースコール装置NCの位置とを用いて、被監視者Obとナースコール装置NCの位置との間の距離を算出する。状態判定処理部102は、被監視者Obが在室しているか否かの判定結果と、被監視者Obとナースコール装置NCの位置との間の距離とをモード制御部105に通知する。
状態判定処理部102は、撮像部11により撮像された画像に基づいて、部屋RMにおけるナースコール装置NCの位置を検出してもよい。状態判定処理部102は、検出したナースコール装置NCの位置を位置情報記憶部161に記憶させてもよい。
状態判定処理部102は、検出した被監視者Obの頭部の動きに基づき、被監視者Obの寝具から起き上がった起床、寝具から離れた離床、寝具がベッドの場合におけるベッドからの転落、歩行中における転倒などの被監視者Obの行動を判定してもよい。状態判定処理部102は、SU通信IF部14を介して、判定した被監視者Obの起床、離床、転落、転倒を含む行動を管理サーバ装置SVに送信してもよい。
状態判定処理部102は、撮像部11により撮像された画像に基づき、部屋RMの在室者の頭部を検出し、検出した頭部の数から、部屋RMの在室人数を検出してもよい。状態判定処理部102は、検出した部屋RMの在室人数をモード制御部105に通知してもよい。
ナースコール処理部103は、ナースコール装置NCからナースコールを受け付けたことが送信されると、その旨を管理サーバ装置SVに通知する。より具体的には、ナースコール処理部103は、ナースコール装置NCからナースコールを受け付けたことが送信されると、自機のセンサIDおよびナースコールを受け付けたことを表す情報を収容した通信信号を、SU通信IF部14を介して管理サーバ装置SVへ送信する。
ドップラ信号処理部104(状態判定部の一例に相当)は、ドップラセンサ13から入力された時間空間のドップラ信号を信号処理して、被監視者Obの状態として、被監視者Obの微かな体動(微体動)を検出する。ドップラ信号処理部104は、検出した微体動に基づき、呼吸数、心拍数、体動数を算出する。ドップラ信号処理部104は、被監視者Obの状態として、算出した体動数に基づき被監視者Obが睡眠中か覚醒中かを判定する。ドップラ信号処理部104は、微体動を検出したか否かの検出結果と、被監視者Obが睡眠中か覚醒中かの判定結果とを、モード制御部105に通知する。ドップラ信号処理部104は、SU通信IF部14を介して、算出した被監視者Obの呼吸数、心拍数、体動数と、被監視者Obが睡眠中か覚醒中かの判定結果とを管理サーバ装置SVに送信してもよい。
モード制御部105(機器制御部の一例に相当)は、被監視者Obの状態に基づき、ナースコール装置NCの動作モードを制御する。モード制御部105によるナースコール装置NCの動作モードに対する制御内容の具体例は、後に詳述される。
ナースコール装置NCは、上述のように、センサ装置SUと無線通信可能に接続されており、被監視者Obが監視者を呼びたいときに用いられる装置である。このようなナースコール装置NCは、本実施形態では、例えば図3に示されるように、ナースコール通信インターフェース部(NC通信IF部)31と、ナースコール制御処理部(NC制御処理部)32と、ナースコール記憶部(NC記憶部)33と、電池34とを備える。電池34は、ナースコール装置NCの電源であり、ナースコール装置NCの各部に電力を供給する。
NC通信IF部31(ナースコール通信部の一例に相当)は、NC制御処理部32に接続され、NC制御処理部32の制御に従ってセンサ装置SUと通信を行うための通信回路である。NC通信IF部31は、本実施形態では、SU通信IF部15と同じIEEE802.15.1規格に従った通信インターフェース回路を備える。
通信規格としてIEEE802.15.1規格が採用されているため、接続相手を特定するために、最初に使用される際に、センサ装置SUとナースコール装置NCとの間でペアリングと呼ばれる操作が行われる。具体的には、第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4と、第1ないし第4ナースコール装置NC−1〜NC−4との間で、それぞれ、ペアリングと呼ばれる操作が行われる。これによって、センサ装置SUとナースコール装置NCとの間における通信が、異なる部屋RMに設置されたものと混信することが防止されている。
NC記憶部33は、NC制御処理部32に接続され、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する。各種の所定のプログラムには、例えば、ナースコール装置NCの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するNC制御プログラム等が含まれる。各種の所定のデータでは、NC制御プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。NC記憶部33は、例えばROMやEEPROM等を備える。NC記憶部33は、所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるNC制御処理部32のワーキングメモリとなるRAM等を含む。
NC制御処理部32は、例えば、CPUおよびその周辺回路と、ナースコールボタン321(送信スイッチの一例に相当)とを備え、ナースコール装置NCの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御する。NC制御処理部32は、NC記憶部33に記憶されたNC制御プログラムをCPUが実行することによって、ナースコール制御部(NC制御部)322を機能的に備える。NC制御部322(CPU)は、動作モードとして、通常の動作を行う通常モードと、通常モードより省電力で動作を行う省電力モードとを備える。
ナースコールボタン321は、被監視者Obにより操作されて、ナースコールを入力するためのスイッチ回路である。ナースコールボタン321は、例えば、押しボタン式のスイッチである。NC制御部322は、ナースコールボタン321が被監視者Obにより押されると、NC通信IF部31により、ナースコールを示す通信信号をセンサ装置SUに送信する。
管理サーバ装置SVは、センサ装置SUと通信する通信機能を備え、センサ装置SUから被監視者Obの行動を受信すると被監視者Obに対する監視に関する情報である監視情報を管理し、被監視者Obの行動予定を管理し、ナースコールシステムMS全体を管理する。上記監視情報は、本実施形態では例えば、センサ装置SUで検知した被監視者Obの行動の種類やナースコール装置NCで受け付けたナースコール等を含む。
このような管理サーバ装置SVは、例えば、図4に示すように、サーバ側通信インターフェース部(SV通信IF部)21と、サーバ側制御処理部(SV制御処理部)22と、サーバ側記憶部(SV記憶部)23と、サーバ側入力部(SV入力部)24と、サーバ側表示部(SV表示部)25とを備える。
SV通信IF部21(中央通信処理部の一例に相当)は、SV制御処理部22に接続され、SV制御処理部22の制御に従ってセンサ装置SUと通信を行うための通信回路である。SV通信IF部21は、本実施形態では例えば、有線LANの規格に従った通信インターフェース回路を備える。
SV記憶部23は、SV制御処理部22に接続され、SV制御処理部22の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSV制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行するSV監視処理プログラムや、被監視者Obの在室及び不在をセンサ装置SUに通知する行動予定通知処理を実行するSV通知処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。
前記各種の所定のデータには、自機の、管理サーバ装置SVを特定し管理サーバ装置SVを識別するためのサーバ識別子(サーバID)や、被監視者Obの前記監視情報や、センサ装置SUに関するセンサ情報や、被監視者Obの行動予定を表す予定情報等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。
これら監視情報、センサ情報及び予定情報それぞれを記憶するために、SV記憶部23は、監視情報記憶部231、センサ情報記憶部232、予定情報記憶部233を機能的に備える。
監視情報記憶部231は、センサ装置SUから受信した被監視者Obの監視情報を記憶するものである。より具体的には、監視情報記憶部231には、本実施形態では、前記監視情報として、センサ装置SUからの通信信号に収容された各情報に基づいて、センサID、被監視者Obの在室又は不在を表す在室情報、受信時刻等が互いに対応付けて記憶される。
センサ情報記憶部232は、センサ装置SUに関するセンサ情報を記憶する。本実施形態では、センサ情報は、センサ装置SUのセンサIDと被監視者Obの被監視者名とを互いに対応付けた情報である。このようなセンサ情報は、本実施形態では、テーブル形式でセンサ情報記憶部232に記憶される。
より具体的には、センサ情報を登録するセンサ情報テーブルST−SVは、例えば、図5に示すように、センサIDを登録するセンサIDフィールド2331と、前記センサIDフィールド2331に登録されているセンサIDを持つセンサ装置SUの配設場所を登録する配設場所フィールド2332と、前記センサIDフィールド2331に登録されているセンサIDを持つセンサ装置SUによって監視される被監視者Ob(すなわち、前記センサIDフィールド2331に登録されているセンサIDを持つセンサ装置SUの配設場所に居る被監視者Ob)の被監視者名を登録する被監視者名フィールド2333と、前記センサIDフィールド2331に登録されているセンサIDを持つセンサ装置SU、その配設場所およびその被監視者Obに関する備考を登録する備考フィールド2334とを備え、センサID(すなわち、センサ装置SU)ごとにレコードを持つ。
予定情報記憶部233は、被監視者Obの行動予定を表す行動予定情報を記憶する。この行動予定情報は、本実施形態では、テーブル形式で予定情報記憶部233に記憶されている。予定情報記憶部233に記憶されている行動予定情報は、被監視者Obが部屋RMを不在にする行動予定を表し、予定情報テーブル600と、予定情報テーブル700とを含む。予定情報テーブル600には、被監視者Obに共通の一日の予定情報が登録されている。予定情報テーブル700には、被監視者Obごとに作成された、例えば月間の予定情報が登録されている。
予定情報テーブル600は、例えば、図6に示されるように、被監視者Obの行動予定を登録する予定フィールド601と、予定フィールド601に登録されている行動予定を実施する実施予定時間を登録する時間フィールド602とを備え、行動予定ごとにレコードを持つ。図6に示される例では、予定フィールド601には、被監視者Obが部屋RMを不在にする行動予定として、朝食、昼食、夕食の食事と、火曜日及び土曜日に実施される散歩とが示されている。
予定情報テーブル700は、例えば、図7に示されるように、月・日・曜日の日付を登録する日付フィールド701と、日付フィールド701に登録されている日における対象となる被監視者Obの行動予定を登録する予定フィールド702とを備え、一日ごとにレコードを持つ。図7の例では、6月の一部の予定が示されている。
図7に示される例では、予定フィールド702には、被監視者Obが部屋RMを長時間不在にする行動予定として、入院、退院、及び帰宅が示されている。すなわち、図7に示される予定情報テーブル700の例では、対象となる被監視者Obは、6月3日から9日までの間は、病院に入院していて不在となっており、6月13日から14日までの間は、ナースコールシステムMSが設置されている介護施設から自宅に帰っていて不在となっている。
SV制御処理部22は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obの行動を受信すると被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、被監視者Obの行動予定を管理し、ナースコールシステムMS全体を管理するための回路である。
SV制御処理部22は、例えば、CPUおよびその周辺回路を備える。SV制御処理部22は、SV記憶部23に記憶された制御処理プログラムをCPUが実行することによって、サーバ側制御部(SV制御部)221、監視処理部222、時計部223、予定通知処理部224を機能的に備える。
SV制御部221は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVの全体制御を司るものである。
監視処理部222は、センサ装置SUから被監視者Obの在室又は不在の行動を受信すると被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理する。より具体的には、監視処理部222は、センサ装置SUから通信信号を受信すると、この受信した通信信号に収容された被監視者Obの行動に関する監視情報を監視情報記憶部231に記憶する。なお、センサ装置SUから、判定された被監視者Obの起床、離床、転落、転倒を含む行動が送信される場合には、監視処理部222は、これらの行動に関する監視情報を監視情報記憶部231に記憶してもよい。
時計部223は、計時を行う。本実施形態では、時計部223は、月・日・曜日を計るカレンダ機能をさらに備える。
予定通知処理部224(中央通信処理部の一例に相当)は、予定情報テーブル600,700と、時計部223により計時される時刻とを用いて、被監視者Obが部屋RMから不在となる時刻に達すると、被監視者Obが部屋RMから不在となったことを表す不在情報をセンサ装置SUに通知する。予定通知処理部224は、不在情報をセンサ装置SUに通知した後で、被監視者Obが部屋RMに在室となる時刻に達すると、被監視者Obが部屋RMに在室となったことを表す在室情報をセンサ装置SUに通知する。
SV入力部24は、SV制御処理部22に接続され、監視者により操作されて、例えば各種コマンドや各種データ等を入力するためのものである。SV出力部25は、SV入力部24で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する監視に関する監視情報等を表示または印刷するためのものである。このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。本実施形態では、管理サーバ装置SVは、中央処理装置の一例に相当する。
(センサ装置SUとナースコール装置NCとの間における通信制御)
図8は、電源オン時のセンサ装置SUにおける通信制御の手順を概略的に示すフローチャートである。図8を用いて、センサ装置SUとナースコール装置NCとの間における通信制御が説明される。
上述のように、本実施形態では、センサ装置SUのSU通信IF部15と、ナースコール装置NCのNC通信IF部31とは、通信規格としてIEEE802.15.1規格が採用されている。このため、上述のように、接続相手を特定するために、最初に使用される際にセンサ装置SUとナースコール装置NCとの間でペアリングと呼ばれる操作が行われる。
ペアリングと呼ばれる操作が行われた後で、ナースコール装置NCの電源がオンにされると、RAMの初期化などの所定のイニシャル処理が実行された後、ナースコール装置NCのNC制御部322は、NC通信IF部31を介して、自機の存在を報知するアドバタイズを所定の間隔で送信する。この状態で、センサ装置SUの電源がオンにされると、RAMの初期化などの所定のイニシャル処理が実行された後、ステップS800において、センサ装置SUのSU制御部101は、アドバタイズを送信しているナースコール装置NCのうちで、ペアリングによって登録された通信相手を探索する。
ペアリングによって登録された通信相手を発見すると、ステップS805において、モード制御部105は、SU通信IF部15を介して、ナースコール装置NCのNC通信IF部31との間で、定期通信の通信間隔を間隔T1(第1間隔の一例に相当)に設定して通信を確立する通信確立処理を実行して、図8の処理を終了する。
ステップS805においてセンサ装置SUとナースコール装置NCとの間で通信確立処理が実行されると、センサ装置SUのSU通信IF部15と、ナースコール装置NCのNC通信IF部31との間で、通信間隔が間隔T1で定期通信が行われる。定期通信では、センサ装置SUのSU制御部101は、SU通信IF部15を介して、応答を要求する応答要求信号をナースコール装置NCに向けて送信する。ナースコール装置NCのNC制御部322は、応答要求信号を受信すると、NC通信IF部31を介して、応答要求信号に対して応答する応答信号をセンサ装置SUに向けて送信する。
この定期通信を行うことにより、センサ装置SUのSU制御部101は、ナースコール装置NCに故障などの異常が生じたときに、ナースコール装置NCとの間における通信が途絶えたことを直ぐに確認することができる。すなわち、定期通信が実施されることによって、ナースコールシステムMSの信頼性が向上されている。
上述のように、電源オン時には、定期通信の通信間隔が間隔T1に設定される。ナースコール装置NCのNC制御部322(CPU)は、通常はスリープモードで待機し、間隔T1が経過すると、スリープモードから起動する。NC制御部322は、センサ装置SUのSU制御部101からの応答要求信号を受信すると、応答信号を送信して、再び、スリープモードに移行する。
定期通信の通信間隔は、本実施形態では例えば、間隔T1又は間隔T2に設定される。T2>T1であり、本実施形態では例えば、T1は10[秒]であり、T2は1[分]である。定期通信の通信間隔が間隔T2のときは、間隔T1のときに比べて、定期通信の実行頻度が低下する。このため、消費電力は間隔T1の定期通信に比べて間隔T2の定期通信の方が低くなる。したがって、ナースコール装置NCのNC制御部322の動作モードは、定期通信の通信間隔が間隔T1のときが通常モードであり、定期通信の通信間隔が間隔T2のときが省電力モードである。
定期通信の通信間隔を変更するときは、通信確立処理が実行される。すなわち、定期通信の通信間隔が間隔T1から間隔T2に変更されるときは、間隔T2で通信確立処理が実行される。一方、定期通信の通信間隔が間隔T2から間隔T1に変更されるときは、間隔T1で通信確立処理が実行される。
(動作モード制御の第1例)
図9は、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第1例を概略的に示すフローチャートである。センサ装置SUのSU制御処理部10は、図9の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。
図9のステップS900において、センサ装置SUの状態判定処理部102は、部屋RMにおける被監視者Obの不在を所定時間(本実施形態では、例えば10[秒])検知したか否かを判定する。部屋RMにおける被監視者Obの不在を所定時間検知していなければ(ステップS900でNO)、処理はステップS915に進む。一方、部屋RMにおける被監視者Obの不在を所定時間検知していれば(ステップS900でYES)、処理はステップS905に進む。
ステップS905において、センサ装置SUのモード制御部105は、定期通信の現在の通信間隔が間隔T2(第2間隔の一例に相当)であるか否かを判定する。言い換えると、モード制御部105は、現在のNC制御部322の動作モードが省電力モードであるか否かを判定する。定期通信の現在の通信間隔が間隔T2であれば(ステップS905でYES)、処理はステップS915に進む。一方、定期通信の現在の通信間隔が間隔T2でなければ(ステップS905でNO)、つまり現在の通信間隔が間隔T1であれば、処理はステップS910に進む。ステップS910において、モード制御部105は、ナースコール装置NCのNC制御部322との間で、定期通信の通信間隔を間隔T2で通信確立処理を実行する。
ステップS915において、状態判定処理部102は、部屋RMにおける被監視者Obの在室を検知したか否かを判定する。部屋RMにおける被監視者Obの在室を検知していなければ(ステップS915でNO)、図9の処理は終了する。一方、部屋RMにおける被監視者Obの在室を検知していれば(ステップS915でYES)、処理はステップS920に進む。
ステップS920において、センサ装置SUのモード制御部105は、定期通信の現在の通信間隔が間隔T1(第1間隔の一例に相当)であるか否かを判定する。言い換えると、モード制御部105は、現在のNC制御部322の動作モードが通常モードであるか否かを判定する。定期通信の現在の通信間隔が間隔T1であれば(ステップS920でYES)、図9の処理は終了する。一方、定期通信の現在の通信間隔が間隔T1でなければ(ステップS920でNO)、つまり現在の通信間隔が間隔T2であれば、処理はステップS925に進む。
ステップS925において、モード制御部105は、ナースコール装置NCのNC制御部322との間で、定期通信の通信間隔を間隔T1で通信確立処理を実行する。その後、図9の処理は終了する。
以上説明されたように、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第1例では、部屋RMにおける被監視者Obの不在が所定時間検知されると、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。なお、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定されると、間隔T1の場合に比べて、ナースコール装置NCの故障の検知が遅れてナースコール装置NCの信頼性が低下する。しかしながら、被監視者Obが部屋RMに不在であるので、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(動作モード制御の第2例)
図10は、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第2例を概略的に示すフローチャートである。センサ装置SUのSU制御処理部10は、図10の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。
図10のステップS1000において、センサ装置SUのドップラ信号処理部104は、被監視者Obの微体動を検知しない状態が所定時間(本実施形態では、例えば10[秒])継続したか否かを判定する。被監視者Obの微体動を検知しない状態が所定時間継続していなければ(ステップS1000でNO)、処理はステップS1005に進む。一方、被監視者Obの微体動を検知しない状態が所定時間継続していれば(ステップS1000でYES)、処理はステップS1010に進む。
ステップS1005において、ドップラ信号処理部104は、被監視者Obの睡眠を検知したか否かを判定する。被監視者Obの睡眠を検知していなければ(ステップS1005でNO)、処理はステップS1020に進む。一方、被監視者Obの睡眠を検知していれば(ステップS1005でYES)、処理はステップS1010に進む。
ステップS1010において、センサ装置SUのモード制御部105は、定期通信の現在の通信間隔が間隔T2であるか否かを判定する。言い換えると、モード制御部105は、現在のNC制御部322の動作モードが省電力モードであるか否かを判定する。定期通信の現在の通信間隔が間隔T2であれば(ステップS1010でYES)、図10の処理は終了する。一方、定期通信の現在の通信間隔が間隔T2でなければ(ステップS1010でNO)、つまり現在の通信間隔が間隔T1であれば、処理はステップS1015に進む。
ステップS1015において、モード制御部105は、ナースコール装置NCのNC制御部322との間で、定期通信の通信間隔を間隔T2で通信確立処理を実行する。その後、図10の処理は終了する。
ステップS1020において、センサ装置SUのモード制御部105は、定期通信の現在の通信間隔が間隔T1(第1間隔の一例に相当)であるか否かを判定する。言い換えると、モード制御部105は、現在のNC制御部322の動作モードが通常モードであるか否かを判定する。定期通信の現在の通信間隔が間隔T1であれば(ステップS1020でYES)、図9の処理は終了する。一方、定期通信の現在の通信間隔が間隔T1でなければ(ステップS1020でNO)、つまり現在の通信間隔が間隔T2であれば、処理はステップS1025に進む。
ステップS1025において、モード制御部105は、ナースコール装置NCのNC制御部322との間で、定期通信の通信間隔を間隔T1で通信確立処理を実行する。その後、図9の処理は終了する。
以上説明されたように、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第2例では、被監視者Obの微体動を検知しない状態が所定時間継続すると、定期通信の通信間隔が間隔T2(第5間隔の一例に相当)に設定され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。また、被監視者Obの睡眠が検知されると、定期通信の通信間隔が間隔T2(第6間隔の一例に相当)に設定され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。
なお、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定されると、間隔T1の場合に比べて、ナースコール装置NCの故障の検知が遅れてナースコール装置NCの信頼性が低下する。しかしながら、被監視者Obの微体動が検知されないということは被監視者Obが部屋RMに不在であるということを意味するので、大きな支障を来すことはないと考えられる。また、被監視者Obが睡眠中であれば、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(動作モード制御の第3例)
図11は、管理サーバ装置SVの動作の一例を概略的に示すフローチャートである。図12は、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第3例を概略的に示すフローチャートである。管理サーバ装置SVのSV制御処理部22は、図11の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。センサ装置SUのSU制御処理部10は、図12の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。
図11のステップS1100において、予定通知処理部224は、時計部223のデータから、現在時刻を確認する。ステップS1105において、予定通知処理部224は、予定情報記憶部233に記憶されている予定情報テーブル600,700から、被監視者Obのスケジュールを確認する。ステップS1110において、予定通知処理部224は、ステップS1100で確認された現在時刻と、ステップS1105で確認された被監視者Obのスケジュールとを比較して、被監視者Obが部屋RMに不在であるか否かを判定する。被監視者Obが部屋RMに在室していれば(ステップS1110でNO)、処理はステップS1115に進む。一方、被監視者Obが部屋RMに不在であれば(ステップS1110でYES)、処理はステップS1120に進む。
ステップS1115において、予定通知処理部224は、被監視者Obが部屋RMに在室していることをセンサ装置SUに通知して、図11の処理を終了する。ステップS1120において、予定通知処理部224は、被監視者Obが部屋RMに不在であることをセンサ装置SUに通知して、図11の処理を終了する。
図12のステップS1200において、センサ装置SUのモード制御部105は、被監視者Obが部屋RMに不在であることが、管理サーバ装置SVから通知されたか否かを判定する。被監視者Obが部屋RMに不在であることが、管理サーバ装置SVから通知されていなければ(ステップS1200でNO)、処理はステップS1205に進む。一方、被監視者Obが部屋RMに不在であることが、管理サーバ装置SVから通知されていれば(ステップS1200でYES)、処理はステップS1210に進む。
ステップS1205において、センサ装置SUのモード制御部105は、被監視者Obが部屋RMに在室していることが、管理サーバ装置SVから通知されたか否かを判定する。被監視者Obが部屋RMに在室していることが、管理サーバ装置SVから通知されていなければ(ステップS1205でNO)、図12の処理は終了する。一方、被監視者Obが部屋RMに在室していることが、管理サーバ装置SVから通知されていれば(ステップS1205でYES)、処理はステップS1220に進む。ステップS1210,S1215,S1220,S1225は、図10のステップS1010,S1015,S1020,S1025と、それぞれ同じである。
以上説明されたように、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第3例では、被監視者Obが部屋RMに不在であることが管理サーバ装置SVから通知されると、定期通信の通信間隔が間隔T1(第1間隔の一例に相当)であれば間隔T2(第7間隔の一例に相当)に変更され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。
なお、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定されると、間隔T1の場合に比べて、ナースコール装置NCの故障の検知が遅れてナースコール装置NCの信頼性が低下する。しかしながら、被監視者Obが部屋RMに不在であるので、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(動作モード制御の第4例)
図13は、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第4例を概略的に示すフローチャートである。センサ装置SUのSU制御処理部10は、図13の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。
図13のステップS1300において、状態判定処理部102は、撮像部11で撮像された画像から、被監視者Obの頭部を検出し、この検出した被監視者Obの頭部の位置に基づいて部屋RMにおける被監視者Obの位置を算出する。ステップS1305において、状態判定処理部102は、位置情報記憶部161に記憶されている、部屋RMにおけるナースコール装置NCの位置を読み出す。ステップS1310において、状態判定処理部102は、被監視者Obの位置とナースコール装置NCの位置との間の距離を算出し、算出した距離をモード制御部105に通知する。
ステップS1315において、モード制御部105は、通知された距離が所定値(本実施形態では、例えば1[m])を超えているか否かを判定する。通知された距離が所定値を超えていると(ステップS1315でYES)、処理はステップS1320に進む。一方、通知された距離が所定値以下であれば(ステップS1315でNO)、処理はステップS1330に進む。ステップS1320,S1325,S1330,S1335は、図10のステップS1010,S1015,S1020,S1025と、それぞれ同じである。
以上説明されたように、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第4例では、被監視者Obとナースコール装置NCとの距離が所定値を超えていると、定期通信の通信間隔が間隔T1(第1間隔の一例に相当)であれば間隔T2(第3間隔の一例に相当)に変更され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。
なお、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定されると、間隔T1の場合に比べて、ナースコール装置NCの故障の検知が遅れてナースコール装置NCの信頼性が低下する。しかしながら、被監視者Obとナースコール装置NCとの距離が所定値を超えているので、ナースコールボタン321が操作される可能性は低いため、大きな支障を来すことはないと考えられる。上記所定値は、本実施形態では、例えば1[m]であるが、1[m]に限られず、例えば被監視者Obが手を伸ばせば届く距離に設定されてもよい。
(動作モード制御の第5例)
図14は、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第5例を概略的に示すフローチャートである。センサ装置SUのSU制御処理部10は、図14の動作を例えば1秒ごとに繰り返して実行する。
図14のステップS1400において、状態判定処理部102は、撮像部11により撮像された画像に基づき、部屋RMの在室者の頭部を検出し、検出した頭部の数から、部屋RMの在室人数を検出して、検出した部屋RMの在室人数をモード制御部105に通知する。
ステップS1405において、モード制御部105は、通知された部屋RMの在室人数が複数か否かを判定する。通知された部屋RMの在室人数が複数であれば(ステップS1405でYES)、処理はステップS1410に進む。一方、通知された部屋RMの在室人数が複数でなければ(ステップS1405でNO)、処理はステップS1420に進む。ステップS1410,S1415,S1420,S1425は、図10のステップS1010,S1015,S1020,S1025と、それぞれ同じである。
以上説明されたように、センサ装置SUのモード制御部105による、ナースコール装置NCの動作モード制御の第5例では、部屋RMの在室人数が複数であれば、定期通信の通信間隔が間隔T1(第1間隔の一例に相当)であれば間隔T2(第4間隔の一例に相当)に変更され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。
なお、定期通信の通信間隔が間隔T2に設定されると、間隔T1の場合に比べて、ナースコール装置NCの故障の検知が遅れてナースコール装置NCの信頼性が低下する。しかしながら、部屋RMの在室人数が複数であれば、被監視者Obによってナースコールボタン321が操作される可能性は低いため、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(通信確立前の動作モード制御の例)
図15は、センサ装置SUとナースコール装置NCとの間で通信確立処理(図8のステップS805)が実行される前における、ナースコール装置NCの動作モード制御の例を概略的に示すフローチャートである。
電源がオンにされると、RAMの初期化などの所定のイニシャル処理が実行された後、ステップS1500において、ナースコール装置NCのNC制御処理部32は、間隔T3(第8間隔の一例に相当)で、自機の存在を報知するアドバタイズを送信する。ステップS1505において、NC制御処理部32は、センサ装置SUとの間で通信確立処理(図8のステップS805)が実行されたか否かを判定する。センサ装置SUとの間で通信確立処理が実行されていれば(ステップS1505でYES)、図15の処理を終了する。一方、センサ装置SUとの間で通信確立処理が実行されていなければ(ステップS1505でNO)、処理はステップS1510に進む。
ステップS1510において、NC制御処理部32は、電源オンから所定時間(本実施形態では、例えば1[分])が経過したか否かを判定する。電源オンから所定時間が経過していなければ(ステップS1510でNO)、処理はステップS1500に戻る。一方、電源オンから所定時間が経過していれば(ステップS1510でYES)、処理はステップS1515に進む。ステップS1515において、NC制御処理部32は、間隔T4(第9間隔の一例に相当)で、アドバタイズを送信する。
ステップS1520において、NC制御処理部32は、センサ装置SUとの間で通信確立処理(図8のステップS805)が実行されたか否かを判定する。センサ装置SUとの間で通信確立処理が実行されていれば(ステップS1520でYES)、図15の処理を終了する。一方、センサ装置SUとの間で通信確立処理が実行されていなければ(ステップS1520でNO)、処理はステップS1515に戻って、通信確立処理が実行されるのを待機する。
図15の例において、T4>T3であり、本実施形態では例えば、T3は10[秒]であり、T4は1[分]である。
以上説明されたように、センサ装置SUとナースコール装置NCとの間で通信確立処理が実行される前における、ナースコール装置NCの動作モード制御の例では、通信確立処理が実行されないまま所定時間が経過すると、アドバタイズの送信間隔が間隔T4に設定され、ナースコール装置NCの動作モードが省電力モードにされる。これによって、ナースコール装置NCの電源である電池34の残量の低下を抑えることができる。その結果、電源用の電池34の長寿命化を図ることができる。
なお、アドバタイズの送信間隔が間隔T4に設定されると、間隔T3の場合に比べて、センサ装置SUの探索(図8のステップS800)によってナースコール装置NCが発見されるのが遅れる。しかしながら、通信確立処理が実行されないまま所定時間が経過するということは、何らかの原因でセンサ装置SUの電源がオンにされていないということを意味するため、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(変形された実施形態)
(1)上記実施形態の動作モード制御の第1例〜第5例では、いずれも、定期通信の通信間隔を間隔T1又は間隔T2としているが、これに限られない。例えば、第1例〜第5例の全て又は一部の間隔T2の値を互いに異なる値にしてもよい。
(2)上記実施形態の動作モード制御の第1例〜第5例では、いずれも、定期通信の通信間隔を間隔T1又は間隔T2の2段階としているが、これに限られない。例えば動作モード制御の第3例では、食事又は散歩による不在のように外泊しない場合には間隔T2を例えば10[分]とし、入院又は帰宅による不在のように外泊する場合には間隔T2を例えば1時間としてもよい。また、食事による不在と散歩による不在との間隔T2を異なる値としてもよい。また、入院による不在と帰宅による不在との間隔T2を異なる値としてもよい。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
本発明の一態様は、
ユーザの部屋に設置されたナースコール装置と、前記ナースコール装置と無線通信可能に接続された制御機器と、を備えるナースコールシステムであって、
前記ナースコール装置は、
呼出し用の送信スイッチと、
前記制御機器と無線通信を行うためのナースコール通信部と、
前記送信スイッチが前記ユーザにより操作されると前記ナースコール通信部を介して呼出し要求を送信するナースコール制御部と、
電源用の電池と、を含み、
前記制御機器は、
前記ナースコール装置から送信された前記呼出し要求を受信する機器通信部と、
前記機器通信部による前記ナースコール装置との通信を制御する機器制御部と、
前記ユーザの状態を表す状態情報を取得し、前記状態情報から前記ユーザの状態を判定する状態判定部と、を含み、
前記ナースコール制御部は、動作モードとして、電源オン時に設定される通常モード又は前記通常モードより消費電力が小さい省電力モードで動作し、
前記機器制御部は、前記状態判定部による前記ユーザの状態の判定結果に応じて、前記機器通信部を介して前記ナースコール装置に制御信号を送信することにより、前記ナースコール制御部の前記動作モードを前記通常モードから前記省電力モードに変更するものである。
本態様では、ユーザの状態を表す状態情報が取得され、状態情報からユーザの状態が判定される。ユーザの状態の判定結果に応じて、機器通信部を介してナースコール装置に制御信号が送信されることにより、ナースコール制御部の動作モードが、電源オン時に設定される通常モードから、通常モードより消費電力が小さい省電力モードに変更される。したがって、本態様によれば、ナースコール制御部の動作モードが、通常モードから省電力モードに変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
上記態様において、例えば、前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記制御機器は、前記部屋に設置され前記ユーザが前記部屋に在室か不在かを検知する在室センサをさらに含んでもよい。前記状態判定部は、前記状態情報として前記在室センサの検知結果を前記在室センサから取得し、取得した前記検知結果から前記ユーザの在室又は不在を判定してもよい。前記機器制御部は、前記ユーザの不在が前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第2間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、部屋に設置された在室センサにより、ユーザが部屋に在室か不在かが検知される。状態情報として検知結果が取得され、取得された検知結果からユーザの在室又は不在が判定される。ユーザの不在が判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第2間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第2間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第2間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、ユーザが部屋に不在であるため、大きな支障を来すことはないと考えられる。
上記態様において、例えば、前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記制御機器は、前記部屋における前記ナースコール装置の位置を記憶する位置情報記憶部と、前記部屋における前記ユーザの位置を検知する位置センサと、をさらに含んでもよい。前記状態判定部は、前記ナースコール装置の位置と前記ユーザの位置とから、前記ユーザと前記ナースコール装置との距離を算出し、算出した前記距離が所定値を超えるか否かを判定してもよい。前記機器制御部は、前記距離が前記所定値を超えると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第3間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、ナースコール装置の位置とユーザの位置とから、ユーザとナースコール装置との距離が算出され、算出された距離が所定値を超えるか否かが判定される。ユーザとナースコール装置との距離が所定値を超えると判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第3間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第3間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第3間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、ユーザとナースコール装置との距離が所定値を超えており、ナースコール装置の送信スイッチが直ぐに操作されることはないため、大きな支障を来すことはないと考えられる。なお、前記第3間隔は、前記第2間隔と同一であっても異なってもよい。
上記態様において、例えば、前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記制御機器は、前記部屋に設置され複数人が前記部屋に在室しているか否かを検知する複数人センサをさらに含んでもよい。前記状態判定部は、前記状態情報として前記複数人センサの検知結果を前記複数人センサから取得し、取得した前記検知結果から複数人が前記部屋に在室しているか否かを判定してもよい。前記機器制御部は、複数人が前記部屋に在室していると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第4間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、部屋に設置された複数人センサにより、複数人が部屋に在室しているか否かが検知される。状態情報として複数人センサの検知結果が複数人センサから取得され、取得された検知結果から複数人が部屋に在室しているか否かが判定される。複数人が部屋に在室していると判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第4間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第4間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第4間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、複数人が部屋に在室していれば、送信スイッチがユーザにより操作される可能性は低いため、大きな支障を来すことはないと考えられる。なお、前記第4間隔は、前記第2間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第4間隔は、前記第3間隔と同一であっても異なってもよい。
上記態様において、例えば、前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記制御機器は、前記部屋に設置され放射した送信波と前記送信波の反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するドップラセンサをさらに含んでもよい。前記状態判定部は、前記状態情報として前記ドップラ信号を前記ドップラセンサから取得し、取得した前記ドップラ信号から前記ユーザの微体動を検知したか否かを判定してもよい。前記機器制御部は、前記ユーザの微体動を検知していないと前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第5間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、部屋に設置されたドップラセンサから、ドップラ周波数成分のドップラ信号が出力される。状態情報としてドップラ信号が取得され、取得されたドップラ信号からユーザの微体動を検知したか否かが判定される。ユーザの微体動を検知していないと判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第5間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第5間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第5間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、ユーザの微体動が検知されていないため、ユーザが部屋に不在であることから、大きな支障を来すことはないと考えられる。なお、前記第5間隔は、前記第2間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第5間隔は、前記第3間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第5間隔は、前記第4間隔と同一であっても異なってもよい。
上記態様において、例えば、前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記制御機器は、前記部屋に設置され放射した送信波と前記送信波の反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するドップラセンサをさらに含んでもよい。前記状態判定部は、前記状態情報として前記ドップラ信号を前記ドップラセンサから取得し、取得した前記ドップラ信号から前記ユーザが睡眠中であるか否かを判定してもよい。前記機器制御部は、前記ユーザが睡眠中であると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第6間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、部屋に設置されたドップラセンサから、ドップラ周波数成分のドップラ信号が出力される。状態情報としてドップラ信号が取得され、取得されたドップラ信号からユーザが睡眠中であるか否かが判定される。ユーザが睡眠中であると判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第6間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第6間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第6間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、ユーザが睡眠中であり、ナースコール装置の送信スイッチが直ぐに操作されることはないため、大きな支障を来すことはないと考えられる。なお、前記第6間隔は、前記第2間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第6間隔は、前記第3間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第6間隔は、前記第4間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第6間隔は、前記第5間隔と同一であっても異なってもよい。
上記態様において、例えば、前記制御機器と無線通信可能に接続された中央処理装置をさらに備えてもよい。前記中央処理装置は、前記ユーザの行動予定を表す行動予定情報を記憶する予定情報記憶部と、前記行動予定情報を前記制御機器に送信する中央通信処理部と、を含んでもよい。前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信してもよい。前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信してもよい。前記機器通信部は、前記中央通信処理部により送信された前記行動予定情報を受信してもよい。前記状態判定部は、前記状態情報として前記行動予定情報を取得し、取得した前記行動予定情報から前記ユーザが前記部屋に不在であるか否かを判定してもよい。前記機器制御部は、前記ユーザが前記部屋に不在であると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第7間隔に変更してもよい。
本態様では、機器制御部により、一定間隔で応答を要求する応答要求信号が機器通信部からナースコール装置に送信される。応答要求信号が受信されると、ナースコール制御部により、応答要求信号に応答する応答信号が、ナースコール通信部から制御機器に送信される。したがって、本態様によれば、ナースコール通信部から制御機器に応答信号が送信されない場合に、機器制御部は、ナースコール装置に異常が生じたことを直ぐに把握することができる。
また、本態様では、取得された行動予定情報からユーザが部屋に不在であるか否かが判定される。ユーザが部屋に不在であると判定されると、応答要求信号を送信する間隔が、通常モードとしての第1間隔から、第1間隔より長い、省電力モードとしての第7間隔に変更される。したがって、本態様によれば、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第7間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合において、応答要求信号を送信する間隔が、第1間隔から第7間隔に変更されると、ナースコール装置に異常が生じたことを機器制御部が把握するまでに、より長い時間を要する。しかしながら、ユーザが部屋に不在であるため、大きな支障を来すことはないと考えられる。なお、前記第7間隔は、前記第2間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第7間隔は、前記第3間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第7間隔は、前記第4間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第7間隔は、前記第5間隔と同一であっても異なってもよい。また、前記第7間隔は、前記第6間隔と同一であっても異なってもよい。
上記態様において、例えば、前記ナースコール通信部と前記機器通信部とは、IEEE802.15.1規格に従う無線通信を行ってもよい。前記ナースコール制御部は、前記ナースコール通信部と前記機器通信部との間で通信確立処理が実行されない状態で所定時間が経過すると、自機の存在を報知するアドバタイズを前記ナースコール通信部から送信する間隔を、前記通常モードとしての第8間隔から、前記第8間隔より長い、前記省電力モードとしての第9間隔に変更してもよい。
本態様では、ナースコール通信部と機器通信部とは、IEEE802.15.1規格に従う無線通信が行われる。ナースコール通信部と機器通信部との間で通信確立処理が実行されない状態で所定時間が経過すると、自機の存在を報知するアドバタイズをナースコール通信部から送信する間隔が、通常モードとしての第8間隔から、第8間隔より長い、省電力モードとしての第9間隔に変更される。したがって、本態様によれば、アドバタイズを送信する間隔が、第8間隔から第9間隔に変更されることによって、電源用の電池の長寿命化を図ることができる。
この場合、アドバタイズを送信する間隔が、第8間隔から第9間隔に変更されても、通信確立処理が実行されていないため、大きな支障を来すことはないと考えられる。
(その他)
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明の実施形態が詳細に図示され、かつ、説明されたが、それは単なる図例及び実例であって限定ではない。本発明の範囲は、添付されたクレームの文言によって解釈されるべきである。
2017年1月18日に提出された日本国特許出願番号2017−006745の全体の開示は、その全体において参照によりここに組み込まれる。

Claims (8)

  1. ユーザの部屋に設置されたナースコール装置と、前記ナースコール装置と無線通信可能に接続された制御機器と、を備えるナースコールシステムであって、
    前記ナースコール装置は、
    呼出し用の送信スイッチと、
    前記制御機器と無線通信を行うためのナースコール通信部と、
    前記送信スイッチが前記ユーザにより操作されると前記ナースコール通信部を介して呼出し要求を送信するナースコール制御部と、
    電源用の電池と、を含み、
    前記制御機器は、
    前記ナースコール装置から送信された前記呼出し要求を受信する機器通信部と、
    前記機器通信部による前記ナースコール装置との通信を制御する機器制御部と、
    前記ユーザの状態を表す状態情報を取得し、前記状態情報から前記ユーザの状態を判定する状態判定部と、を含み、
    前記ナースコール制御部は、動作モードとして、電源オン時に設定される通常モード又は前記通常モードより消費電力が小さい省電力モードで動作し、
    前記機器制御部は、前記状態判定部による前記ユーザの状態の判定結果に応じて、前記機器通信部を介して前記ナースコール装置に制御信号を送信することにより、前記ナースコール制御部の前記動作モードを前記通常モードから前記省電力モードに変更する、
    ナースコールシステム。
  2. 前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記制御機器は、前記部屋に設置され前記ユーザが前記部屋に在室か不在かを検知する在室センサをさらに含み、
    前記状態判定部は、前記状態情報として前記在室センサの検知結果を前記在室センサから取得し、取得した前記検知結果から前記ユーザの在室又は不在を判定し、
    前記機器制御部は、前記ユーザの不在が前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第2間隔に変更する、
    請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記制御機器は、
    前記部屋における前記ナースコール装置の位置を記憶する位置情報記憶部と、
    前記部屋における前記ユーザの位置を検知する位置センサと、をさらに含み、
    前記状態判定部は、前記ナースコール装置の位置と前記ユーザの位置とから、前記ユーザと前記ナースコール装置との距離を算出し、算出した前記距離が所定値を超えるか否かを判定し、
    前記機器制御部は、前記距離が前記所定値を超えると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第3間隔に変更する、
    請求項1又は2に記載のナースコールシステム。
  4. 前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記制御機器は、前記部屋に設置され複数人が前記部屋に在室しているか否かを検知する複数人センサをさらに含み、
    前記状態判定部は、前記状態情報として前記複数人センサの検知結果を前記複数人センサから取得し、取得した前記検知結果から複数人が前記部屋に在室しているか否かを判定し、
    前記機器制御部は、複数人が前記部屋に在室していると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第4間隔に変更する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のナースコールシステム。
  5. 前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記制御機器は、前記部屋に設置され放射した送信波と前記送信波の反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するドップラセンサをさらに含み、
    前記状態判定部は、前記状態情報として前記ドップラ信号を前記ドップラセンサから取得し、取得した前記ドップラ信号から前記ユーザの微体動を検知したか否かを判定し、
    前記機器制御部は、前記ユーザの微体動を検知していないと前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第5間隔に変更する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のナースコールシステム。
  6. 前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記制御機器は、前記部屋に設置され放射した送信波と前記送信波の反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力するドップラセンサをさらに含み、
    前記状態判定部は、前記状態情報として前記ドップラ信号を前記ドップラセンサから取得し、取得した前記ドップラ信号から前記ユーザが睡眠中であるか否かを判定し、
    前記機器制御部は、前記ユーザが睡眠中であると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第6間隔に変更する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のナースコールシステム。
  7. 前記制御機器と無線通信可能に接続された中央処理装置をさらに備え、
    前記中央処理装置は、
    前記ユーザの行動予定を表す行動予定情報を記憶する予定情報記憶部と、
    前記行動予定情報を前記制御機器に送信する中央通信処理部と、を含み、
    前記機器制御部は、一定間隔で応答を要求する応答要求信号を前記機器通信部から前記ナースコール装置に送信し、
    前記ナースコール制御部は、前記応答要求信号を受信すると、前記応答要求信号に応答する応答信号を、前記ナースコール通信部から前記制御機器に送信し、
    前記機器通信部は、前記中央通信処理部により送信された前記行動予定情報を受信し、
    前記状態判定部は、前記状態情報として前記行動予定情報を取得し、取得した前記行動予定情報から前記ユーザが前記部屋に不在であるか否かを判定し、
    前記機器制御部は、前記ユーザが前記部屋に不在であると前記状態判定部により判定されると、前記応答要求信号を送信する間隔を、前記通常モードとしての第1間隔から、前記第1間隔より長い、前記省電力モードとしての第7間隔に変更する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のナースコールシステム。
  8. 前記ナースコール通信部と前記機器通信部とは、IEEE802.15.1規格に従う無線通信を行い、
    前記ナースコール制御部は、前記ナースコール通信部と前記機器通信部との間で通信確立処理が実行されない状態で所定時間が経過すると、自機の存在を報知するアドバタイズを前記ナースコール通信部から送信する間隔を、前記通常モードとしての第8間隔から、前記第8間隔より長い、前記省電力モードとしての第9間隔に変更する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のナースコールシステム。
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