JP6519166B2 - 監視制御プログラム、監視制御装置、および監視制御方法 - Google Patents

監視制御プログラム、監視制御装置、および監視制御方法 Download PDF

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本明細書は、監視制御プログラム、監視制御装置、および監視制御方法に関する。
多くの人が利用する病院等において、たとえば、入院患者やお年寄りが転倒・転落した際、その転倒・転落が気付かれない等の問題がある。そのため、病院内における患者の挙動を監視することを目的とした各種システムが提案されている。その一つとして、病室(患者のベット付近)にカメラを設置する方法がある。カメラを利用すると、医師や看護師が四六時中病室内に待機しなくてもよいという利点がある。しかし、カメラはトイレなどに設置できず、限られた範囲でしか監視することができない。
そこで、患者に異常が発生していないか等の状態を検知する検知端末を患者に携帯させて、患者の状態等をモニタリングする技術がある(例えば、特許文献1)。第1の技術としては、被介護者の転倒を検出又は予測するための転倒管理サーバがある。転倒管理サーバは、受信手段、識別手段、転倒管理手段を有する。受信手段は、被介護者の歩行状態を検知する検知センサと、RFIDタグとを備えた履物から発信されるID情報を、RFID基地局を介して受信する。識別手段は、受信したID情報に基づき、一対の履物が、ある被介護者が使用しているものであることを識別する。転倒管理手段は、識別手段により識別された被介護者の一対の履物のID情報に基づき、当該被介護者の転倒を検出又は予測する。
第2の技術としては、患者が転倒したり、ベッドから転落したことを検出し、看護師等に異常を通知することができる患者異常通知システムがある(例えば、特許文献2)。患者異常通知システムは、各患者に装着される携帯型発信機と、病棟内の複数箇所に設置される受信機と、各階のナースセンタに設置される集中監視装置とを備えている。携帯型発信機は、患者に作用する加速度、患者の脈波、脈拍、心拍、心電、血圧、及び血中酸素飽和度を検出し、これらに基づいて患者の異常を検出し、異常検出信号を無線で送信する。信号を受信した受信機は、カメラで部屋を撮像し、異常通知信号を集中監視装置へと送信する。信号を受信した集中監視装置は、異常通知画面を表示する。
特開2006−228024号公報 特開2008−47097号公報
上述のような検知端末は24時間起動しているため、消費電力が大きくなり、頻繁に電池交換をしなければならず、看護師の負担も大きくなる。また、電池交換を少なくしようとすると、容量が大きい電池を備える必要があり、それを装着する患者の負担が大きくなる。そこで、電池交換を少なくし、かつ電池をできるだけ小さくするために、検知端末の省電力化が求められる。
本発明の一側面では、監視対象者によって装着されるセンサ機器の省電力化を図ることを目的とする。
本発明の一態様に係る監視制御プログラムは、制御装置に、次の処理を実行させる。すなわち、制御装置は、メモリに格納されている監視対象者についての所定のパターン情報を用いた人認識処理を、取得した撮像画像に対して行うことによって、取得した撮像画像から監視対象者を検知する。制御装置は、取得した撮像画像の撮像範囲に、監視対象者が含まれるか否かを、検知の結果に基づいて判定する。制御装置は、監視対象者が撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、監視対象者に装着されたセンサ機器の電源の投入または切断を制御する。
本発明の一側面では、監視対象者によって装着されるセンサ機器の省電力化を図ることができる。
本実施形態における監視制御装置の一例を示す。 本実施形態における患者異常検知システムの全体構成を示す。 本実施形態における患者異常検知システムについて説明するための図である。 本実施形態における患者異常検知システムのハードウェア構成図を示す。 本実施形態におけるID対応付けテーブルの一例を示す。 本実施形態における患者異常検知システムの機能ブロック図を示す。 本実施形態におけるカメラによる頭部認識処理のフローを示す。 本実施形態における、カメラに患者が写らなくなって加速度センサの電源をONにする場合のシーケンス図を示す。 本実施形態における、カメラに患者が写るようになって加速度センサの電源をOFFにする場合のシーケンス図を示す。 本実施形態におけるナースセンタのPCに映し出すモニタの表示例を示す。
図1は、本実施形態における監視制御装置の一例を示す。監視制御装置1は、判定部2、制御部3を含む。監視制御装置1の一例として、カメラ12が挙げられる。
判定部2は、取得した撮像画像の撮像範囲に、監視対象者が含まれるか否かを判定する。判定部2の一例として、画像処理部52が挙げられる。
制御部3は、監視対象者が撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、監視対象者に装着されたセンサ機器4の電源の投入または切断を制御する。より具体的には、制御部3は、監視対象者が撮像範囲に含まれると判定された場合、センサ機器4の電源を切断し、監視対象者が撮像範囲に含まれないと判定された場合、センサ機器4の電源を投入するように制御する。制御部3の一例として、リモート電源制御部54が挙げられる。また、センサ機器4の一例として、検知端末、より具体的には、加速度センサ34が挙げられる。
このように構成することにより、監視対象者によって装着される検知端末の省電力化を図ることができる。
図2は、本実施形態における患者異常検知システムの全体構成を示す。患者異常検知システム11は、カメラ12、検知端末13、アクセスポイント(AP)14、コンピュータ(PC)15を含む。カメラ12、AP14、PC15は有線Local Area Network(LAN)等のネットワークで通信可能に接続されている。検知端末13は、無線によりAP14と接続を介して、PC15と通信することができる。
カメラ12は、被写体を撮影し、撮影した映像データをナースセンタのPC15へ送信する。また、カメラ12は、画像処理技術を用いて、撮影した映像データから対象となる患者を認識して、検知する人認識機能を含む。
検知端末13は、当該検知端末13を携帯している患者の転倒または転落を検出し、その検出情報をナースセンタのPC15へ送信する。検知端末13は、当該検知端末13を携帯している患者の転倒または転落を検出するための加速度センサを含む。
AP14は、有線通信と無線通信とを中継する基地局であり、病院内、例えば患者が入院している病室等に設置されている。ここでは、AP14は、カメラ12と検知端末13とPC15の間の通信を中継する。PC15は、ナースセンタに設置されており、カメラ12から送信された映像情報、および検知端末13から検出された検出情報を表示する。
図3は、本実施形態における患者異常検知システムについて説明するための図である。患者17は、検知端末13を装着している。ベッド16付近には、ベッド16上の患者17が撮影できるようにカメラ12が設置されている。
本実施形態では、カメラ12が患者17を検知すると、AP14を介して、検知端末13に、加速度センサの電源をOFFするように指示する指示情報(OFF指示情報)を送信する。検知端末13は、OFF指示情報を受信すると、加速度センサの電源をOFFにする。
一方で、カメラ12が患者17を検知できない場合は、AP14を介して、検知端末13に、加速度センサの電源をONするように指示する指示情報(ON指示情報)を送信する。検知端末13は、ON指示情報を受信すると、加速度センサの電源をONにする。
ここで、カメラ12による人認識の判定条件を説明する。前提として、対象患者以外は、その対象患者のベッドに横にならないため、各ベッド16にカメラ12を設置し、カメラ12が判定する映像範囲は対象のベッド1つずつとする。
これにより、患者17がカメラ12に写っていない場合には、加速度センサの電源をONにし、患者17がカメラ12に写っている場合には、加速度センサの電源をOFFにする。これにより、検知端末13の省電力化を図ることができる。
図4は、本実施形態における患者異常検知システムのハードウェア構成図を示す。カメラ12は、撮像部21、画像処理部22、制御部23、通信インターフェース(I/F)24を含む。
撮像部21は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)、相関2重サンプリング回路(CDS)、ゲインコントロールアンプ回路(AGC)、アナログ−デジタルコンバータ(ADC)等を含む。CCDは、レンズを介して入射された光を電気信号に変換する。CDSは、電気信号のノイズを除去する。AGCは、ゲインコントロールアンプ回路である。ADCは、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理回路22は、デジタル信号化された撮影データについて、ノイズ低減処理、感度アップ処理、および対象患者を検知する人検出処理等の画像処理を行う。このとき、画像処理回路22は、画像処理の結果に応じて、人を検知したか否かの人検知通知情報を生成する。
制御部23は、中央演算装置(CPU)、メモリ(データ用メモリ、プログラム用メモリを含む。)を含む。制御部23のCPUは、カメラ全体を制御する。また、制御部23のCPUは、本実施形態に係るプログラムを実行することによりリモート電源制御部として機能する。リモート電源制御部は、検知端末13内の加速度センサの電源を遠隔でONまたはOFFにするON/OFF情報を生成する。以下では、ONまたはOFFを、ON/OFFで表記する。メモリには、例えば、本実施形態にかかるプログラム、当該カメラを識別するカメラID、人認識処理に用いる所定のパターン情報等が格納されている。
通信I/F24は、AP14を介して検知端末13と通信したり、PC15と有線で通信したりするための通信インターフェースである。
検知端末13は、通信I/F31、制御部32、電源管理部33、加速度センサ34を含む。無線通信I/F31は、AP14を介して、カメラ12またはPC15と無線で通信するための通信インターフェースである。例えば、通信I/F31は、カメラ12から、加速度センサ34の電源をON/OFFにするON/OFF指示情報を受信する。
制御部32は、中央演算装置(CPU)、メモリ(データ用メモリ、プログラム用メモリを含む。)を含む。制御部32のCPUは、検知端末13全体を制御する。また、制御部32のCPUは、本実施形態に係るプログラムを実行することにより、受信したON/OFF指示情報に基づいて、加速度センサ34の電源をON/OFFにする電源処理部として機能する。メモリには、例えば、本実施形態にかかるプログラム、当該検知端末13を識別する端末ID、加速度センサ34から得られたデータと比較して、患者が転倒または転落等していないかを判定するための基準となる情報等が格納されている。
電源管理部33は、検知端末13内の電子部品への電力の供給を管理する。例えば、電源管理部33は、制御部32から出力されたON/OFF指示情報に基づいて、加速度センサ34への電力の提供を制御する。
加速度センサ34は、検知端末13を携帯している患者17にかかる加速度を検出して、患者17の転倒及び転落を検出する。加速度センサ34で得られたデータ(センシングデータ)は、制御部32に送られる。
制御部32は、加速度センサ34で得られたセンシングデータの分析を行う。分析の結果、患者17の転倒または転落を検知した場合は、制御部32は、無線通信I/F31及びAP14を介して、ナースセンタのPC15に、患者17の転倒または転落を検知したことを通知する。
ナースセンタに設置されたPC15は、制御部41、記憶装置42、通信I/F43を含む。制御部41は、例えば、PC15全体を制御する中央演算装置(CPU)等のプロセッサである。記憶装置42は、たとえば、メモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、SSD(solid state drive)等の記憶装置である。
ここで、カメラ12には、各カメラ12を識別するカメラIDが割り当てられている。検知端末13には、各検知端末13を識別する端末IDが割り当てられている。記憶装置42は、ID対応付けテーブル71を格納する。ID対応付けテーブル71は、カメラIDと端末IDと、その他のID等を対応付けたテーブルである。ID対応付けテーブル71について、図5を用いて説明する。
通信I/F43は、AP14を介して検知端末13と通信したり、カメラ12と通信したりするための通信インターフェースである。
なお、本実施形態では、人検出機能を有するカメラによる監視システムを利用しているため、通信機能及び人判別機能を有するカメラを用いたが、これに限定されない。例えば、カメラには通信機能を持たせ、カメラで撮影した映像を、別筐体のコンピュータに送信し、そのコンピュータで人認識処理を行わせてもよい。
また、制御部23,32,41が実行するプログラムは、インターネット等の通信ネットワークを介して取得されてもよいし、可搬型メモリやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体を読み込むことにより取得されてもよい。
図5は、本実施形態におけるID対応付けテーブルの一例を示す。ID対応付けテーブル71は、「カメラID」71−1、「カメラ用IPアドレス」71−2、「端末ID」71−3、「端末用IPアドレス」71−4、「ベッドNo.」71−5、「患者ID」71−6のデータ項目を含む。
「カメラID」71−1には、カメラIDが格納される。「カメラ用IPアドレス」71−2には、カメラ12のIP(Internet Protocol)アドレスが格納される。「端末ID」71−3には、端末IDが格納される。「端末用IPアドレス」73−4には、検知端末13のIPアドレスが格納される。「ベッドNo.」71−5には、カメラ12の監視対象の患者のベッドを識別するベッドNo.が格納される。「患者ID」71−6には、カメラ12の監視対象の患者を識別する患者IDが格納される。
図6は、本実施形態における患者異常検知システムの機能ブロック図を示す。PC15は、モニタ部72と接続されている。PC15は、通信部70、ID対応付けテーブル71を含む。通信部70は、図4の制御部41、通信I/F43に対応する。ID対応付けテーブル71は、記憶装置42に格納されている。
カメラ12は、撮像部51、画像処理部52、信号処理部53、リモート電源制御部54、通信部55を含む。撮像部51は、図4の撮像部21に対応する。
画像処理部52は、図4の画像処理回路22に対応する。画像処理部52は、画像処理技術の人認識処理を用いて、映像データより患者17が写っているか否かを判定する。画像処理部52は、患者17がカメラ12に写っていると判断すると、リモート電源制御部54に、人を検出した旨を通知する情報(人検出通知)を送る。一方、画像処理部52は、患者17がカメラ12に写っていないと判断すると、リモート電源制御部54に、人を検出していない旨を通知する情報(人不検出通知)を送る。
信号処理部53は、図4の制御部23に対応する。信号処理部53は、メモリに格納されているカメラIDと、画像処理部52から出力された映像データとを対応付けて、通信部55へ送る。
リモート電源制御部54は、図4の制御部23に対応する。リモート電源制御部54は、画像処理部54から人検出通知を受信すると、通信部28に対して、検知端末13の加速度センサ34の電源をOFFにするよう指示情報(OFF指示情報)を送る。一方、リモート電源制御部54は、画像処理部54から人不検出通知を受信すると、通信部28に対して、検知端末13の加速度センサ34の電源をONにするように指示情報(ON指示情報)を送る。
通信部55は、図4の制御部23及び通信I/F24に対応する。通信部55は、カメラIDと共に、映像データをPC15へ送信する。また、通信部55は、カメラIDをPC15に送信すると、PC15の通信部70は、ID対応付けテーブル71からそのカメラIDに対応する端末ID及び端末用IPアドレスをカメラ12へ返信する。これにより、カメラ12は、監視対象の患者の携帯する検知端末の端末ID及び端末用IPアドレスを取得する。
通信部55は、リモート電源制御部54からON/OFF指示情報を受信すると、予め取得した端末用IPアドレスを用いて、ON/OFF指示情報を、検知端末13に送信する。ON/OFF指示情報は、AP14を介して、端末用IPアドレスに対応する検知端末13に送信される。
なお、本実施形態では、画像処理回路22を用いて人認識処理を行ったがこれに限定されない。例えば、画像処理回路22による人認識処理をプログラムにより、制御部23が実行してもよい。この場合、本実施形態にかかる監視制御プログラムが、制御部23としての制御装置に、次の処理を実行させてもよい。すなわち、制御装置は、撮像装置を用いて取得される撮像画像の撮像範囲に、監視対象者が含まれるか否かを判定する。制御装置は、監視対象者が撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、監視対象者に装着されたセンサ機器の電源の投入または切断を制御する。
検知端末13は、通信部61、制御部32、電源管理部33、加速度センサ34を含む。通信部61は、カメラ12からON/OFF指示情報を受信すると、電源処理部62に送る。
制御部32は、電源処理部62、データ処理部63を含む。電源処理部62は、電源に関する処理について電源管理部33に指示を与える。例えば、電源処理部62は、通信部61からON/OFF指示情報を受信すると、電源管理部33に対してON/OFF指示信号を送る。
電源管理部33は、ON/OFF指示信号を受信すると、受信したON/OFF指示信号に基づいて、加速度センサ34の電源部64をON/OFFにするためのON/OFF指示信号を電源部64に出力する。
加速度センサ34は、電源部64、測定部65を含む。電源部64は、電源管理部33からのON/OFF指示信号に基づいて、測定部65への電力の供給を制御する。なお、本実施形態では、患者の転倒・転落等の状態を検知するセンサの一例として、加速度センサを用いたがこれに限定されない。例えば、体温、脈拍、呼吸等の状態を検知するセンサを用いて患者の転倒・転落等の状態を検知してもよい。
測定部65は、電源部64から電力が供給されている場合、自身にかかる加速度を計測する。また、測定部65は、電源部64から電力が供給されていない場合、自身にかかる加速度の計測処理を停止する。
データ処理部63は、測定部65からのセンシングデータを分析し、当該検知端末13を携帯している患者17の転倒・転落を検知する。ここでは、データ処理部63は、測定部65からのセンシングデータを加速度波形にし、その加速度波形と、予めメモリに保持されている所定のパターン(例えば、歩行している場合や座っている場合等の加速度波形のパターン)とを比較する。その加速度波形が所定のパターンより大きく異なる場合には、データ処理部63は、患者17が転倒・転落したと判定して、通信部61へ患者の状態の異常を通知する通知情報を送信する。
ここで、加速度センサ34の電源部64がOFFになると、計測部65が停止し、センシングデータが取得されず、PC15への通信も途絶える。加速度センサ34の電源をONにすると、計測部65の計測結果がデータ処理部63に送られ、加速度の異常が検知されるとPC15へ異常を知らせる通知が送信される。
通信部61は、データ処理部63により患者17が転倒・転落したと判定された場合、センシングデータと、当該検知端末の端末IDとを対応付けて、AP14を介して、PC15へ送信する。
図7は、本実施形態におけるカメラによる頭部認識処理のフローを示す。撮像部51は、被写体を撮影し、その撮影した映像データを画像処理部52に送る(S1)。画像処理部52は、撮像部51から送られた映像データについて頭部認識処理を行う(S2)。
ここで、頭部認識処理について説明する。まず、ベッド上での患者の状態を5つ(寝床中、起床中、座位、端座位、ベッド脇に立つ)に分類し、予め状態毎に頭部の現れる位置を設定し、その位置での頭部の見え方に限定したデータ(頭部パターン情報)が作成され、カメラ12のメモリに格納されている。画像処理部52は、その頭部パターン情報に基づいて、映像データから頭部を検出する。その際、画像処理部52が枕や布団など誤って認識してしまう場合がある。その場合、画像処理部52は、患者が起床・離床する時は、必ず動きが伴うため、画像内で頭部の可能性のある複数の領域を頭部候補とし、動きがある場合は「頭部確定」、動きがない場合は「頭部候補」とし、全ての頭部候補の観測を継続する。また、画像処理部52は、寝返り等も画像から算出した患者の動きの大きさ、回数から、頭部の判別を行うことができる。
頭部認識処理により頭部が認識された場合(S3でYes)、画像処理部52は、人を検出したことをリモート電源制御部54に通知(人検出通知)する(S4)。その後、画像処理部52は、順次撮像部51から送られてくる映像データについて頭部認識処理を行う(S2)。
頭部認識処理により頭部が認識されなかった場合(S3でNo)、画像処理部52は、人を検出されなかったことをリモート電源制御部54に通知(人不検出通知)する(S5)。その後、画像処理部52は、順次撮像部51から送られてくる映像データについて頭部認識処理を行う(S2)。
図8は、本実施形態における、カメラに患者が写らなくなって加速度センサの電源をONにする場合のシーケンス図を示す。ここでは、カメラは、対応する検知端末の端末IDと端末用IPアドレスとを既に取得しているものとする。
画像処理部52で患者がいないと認識されると、図7で説明したようにリモート電源制御部54に人不検出通知が送信される。リモート電源制御部54は、画像処理部52から人不検出通知を受信すると、通信部28に対して、検知端末13の加速度センサ34の電源をONにするように指示情報(ON指示情報)を送る(S11)。通信部55は、リモート電源制御部54からON指示情報を受信すると、検知端末13の通信部61にON指示情報を送る(S12)。
検知端末13の通信部61は、カメラ12側からON指示情報を受信すると、電源処理部62にON指示情報を送る(S13)。電源処理部62は、通信部61からON指示情報を受信すると、ON指示信号を電源管理部33に送る(S14)。
電源管理部33は、電源処理部62からON指示信号を受信すると、加速度センサ34の電源部64にON指示信号を送る(S15)。加速度センサ34の電源部64は、電源管理部33からON指示信号を受信すると、測定部65へ電力を供給する電源をONにする(S16)。加速度センサ34の電源がONになると、測定部65はセンシング可能になり、センシングデータをデータ処理部63に送る(S17)。
データ処理部63は、測定部65から送られてきたセンシングデータを解析し、転倒・転落を検知すると、通信部61に、センシングデータと異常を知らせる通知とを送信する(S18)。通信部61は、データ処理部63から送信されたセンシングデータと、異常を知らせる通知とをナースセンタのPC15に送信する(S19)。
図9は、本実施形態における、カメラに患者が写るようになって加速度センサの電源をOFFにする場合のシーケンス図を示す。
画像処理部52で患者がいると認識されると、図7で説明したようにリモート電源制御部54に人検出通知が送信される。リモート電源制御部54は、画像処理部52から人検出通知を受信すると、通信部28に対して、検知端末13の加速度センサ34の電源をOFFにするように指示情報(OFF指示情報)を送る(S21)。通信部55は、リモート電源制御部54からOFF指示情報を受信すると、検知端末13の通信部61にOFF指示情報を送る(S22)。
検知端末13の通信部61は、カメラ12側からOFF指示情報を受信すると、電源処理部62にOFF指示情報を送る(S23)。電源処理部62は、通信部61からOFF指示情報を受信すると、OFF指示信号を電源管理部33に送る(S24)。
電源管理部33は、電源処理部62からON指示信号を受信すると、加速度センサの電源部64にOFF指示信号を送る(S25)。加速度センサ34の電源部64は、電源管理部33からOFF指示信号を受信すると、測定部65へ電力を供給する電源をOFFにする(S26)。加速度センサ34の電源がOFFになると、測定部65はセンシングができなくなり、データ処理部63にもセンシングデータが送られないので、PC15への通知も停止する。なお、この場合、通信部61は、ナースセンタのPC15へ加速度センサ34の電源をOFFにした旨を通知してもよい。
図10は、本実施形態におけるナースセンタのPCに映し出すモニタの表示例を示す。図10(A)は、カメラに患者が写るようになって加速度センサの電源がOFFになっている場合の表示例である。図10(B)は、カメラに患者が写らなくなって加速度センサの電源がONになっている場合の表示例である。
PC15のモニタ部72には、表示領域81と、表示領域84とを含む画面が表示される。
表示領域81には、患者一覧82、ステータス表示欄83が表示されている。ステータス表示欄83は、カメラ12および検知端末13のうちどちらの装置の監視が有効であるかを表示する。ステータス表示欄83では、検知端末13とカメラ12のうち監視が有効になっている方の装置のステータスが強調表示される。また、患者の検知端末13の電源がONになっている状態で、転倒・転落した際は、符号89で示すように、ステータス表示欄83において、対応するステータスが更に強調表示されたり点滅したりし、アラーム音で知らせるようになっている。また、患者一覧82の患者名をクリックすると、その患者に対応する画面が表示領域84に表示される。
表示領域84では、患者名表示欄85、ステータス表示欄86、映像表示領域87、センシングデータ表示欄88が表示される。患者名表示欄85は、患者一覧82で選択された患者名を表示する。
ステータス表示欄86は、患者名表示欄85で表示された患者について、カメラ12および検知端末13のうちどちらの装置の監視が有効であるかを表示する。
映像表示領域87は、ステータス表示欄86においてカメラが有効になっている場合、図10(A)に示すように、患者名表示欄85で表示された患者に対応するカメラ12から送信された映像データを表示する。一方、映像表示領域87は、ステータス表示欄86において検知端末13が有効になっている場合、カメラには患者が写っていないことになるので、図10(B)に示すように、映像データを表示せず、映像表示領域87を暗い色にしてもよい。
センシングデータ表示欄88は、検知端末13から送信されたセンシングデータを表示する。センシングデータは、検知端末13がON/OFFした時刻、転倒・転落した時刻、転倒・転落した回数、カメラ12または検知端末13に切り替わった時刻を含む。
図10(B)では、加速度センサ34の電源がONになっているため、カメラ12では監視しておらず、映像データは表示されない。このとき、加速度センサ34の電源が入ると、加速度センサ34が検出したセンシングデータがセンシングデータ表示欄88に強調表示される。また、符号89に示すように、ステータス表示欄83の検知端末のステータスが点滅等の強調表示がされているので、その検知端末を携帯している患者が転倒または転落したと判別できる。このとき、警告音を発するようにしてもよい。また、センシングデータ表示欄88には、加速度センサ34が検出したセンシングデータに基づいて、例えば「○月○日○時○分 転倒・転落」と表示されている。
このように、例えば、対象の患者がベッド上にいる場合にカメラがその対象の患者を検知し、検知端末の加速度センサの電源をOFFにする。対象の患者がベッド上にいない場合には検知端末の加速度センサの電源をONにする。そのため、本実施形態を用いれば、対象の患者が就床中、起床中、座位の際はカメラによる患者の状態の観察を行い、検知端末の加速度センサの電源をOFFにすることが可能となる。また、他の患者が映り込んでも、人認識機能により、予め登録した対象患者と、その以外の他の患者とは、区別されるので、誤ってその患者の検知端末の加速センサの電源をOFFにすることを防止することも可能である。
本実施形態では、病院で患者の状態を検知する装置として適用した例を説明したが、その他のシーンでも利用可能である。例えば、乳児のいる家庭での子どもの状態の検知に利用することも考えられる。その場合、子どものベッドに家庭用カメラを設置し、子どもには今回発明した検知端末を装着させる。母親が持つタブレットや移動端末に、子どもの状態を確認する画面が表示される。子どもの状態をカメラ画像で確認したり、転倒・転落した際には、アラーム音で母親がすぐに駆けつけたりすることができる。そのため、子どもが見えない場所で家事をする母親が遠隔で子供を見守ることが可能となる。
本実施形態によれば、カメラと検知端末とを連動させ、カメラに患者が写っている場合には加速度センサの電源をOFFになり、患者が写っていない場合には加速度センサの電源をONになる。これにより、検知端末の省電力化を図ることができるので、容量が小さく、電池交換の回数が少ない検知端末を実現することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 監視制御装置
2 判定部
3 制御部
4 センサ機器
11 患者異常検知システム
12 カメラ
13 検知端末
14 アクセスポイント(AP)
15 PC
32 制御部
33 電源管理部
34 加速度センサ
51 撮像部
52 画像処理部
53 信号処理部
54 リモート電源制御部
55 通信部
61 通信部
62 電源処理部
63 データ処理部
64 電源部
65 測定部
70 通信部
71 ID対応付けテーブル
72 モニタ部

Claims (4)

  1. 制御装置に、
    メモリに格納されている監視対象者についての所定のパターン情報を用いた人認識処理を、取得した撮像画像に対して行うことによって、取得した前記撮像画像から前記監視対象者を検知し、
    取得した前記撮像画像の撮像範囲に、前記監視対象者が含まれるか否かを、前記検知の結果に基づいて判定し、
    前記監視対象者が前記撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、前記監視対象者に装着されたセンサ機器の電源の投入または切断を制御する、
    処理を実行させることを特徴とする監視制御プログラム。
  2. 電源の投入または切断の制御において、
    前記監視対象者が前記撮像範囲に含まれると判定された場合、前記センサ機器の電源を切断する指示を前記センサ機器に通知し、前記監視対象者が前記撮像範囲に含まれないと判定された場合、前記センサ機器の電源を投入する指示を前記センサ機器に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御プログラム。
  3. 監視対象者についての所定のパターン情報が格納されているメモリと、
    前記パターン情報を用いた人認識処理を、取得した撮像画像に対して行うことによって、取得した前記撮像画像から前記監視対象者を検知する検知部と、
    取得した前記撮像画像の撮像範囲に、前記監視対象者が含まれるか否かを、前記検知部による前記検知の結果に基づいて判定する判定部と、
    前記監視対象者が前記撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、前記監視対象者に装着されたセンサ機器の電源の投入または切断を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする監視制御装置。
  4. 制御装置が、
    メモリに格納されている監視対象者についての所定のパターン情報を用いた人認識処理を、取得した撮像画像に対して行うことによって、取得した前記撮像画像から前記監視対象者を検知し、
    取得した前記撮像画像の撮像範囲に、前記監視対象者が含まれるか否かを、前記検知の結果に基づいて判定し、
    前記監視対象者が前記撮像範囲に含まれるか否かの判定結果に応じて、前記監視対象者に装着されたセンサ機器の電源の投入または切断を制御する、
    処理を実行することを特徴とする監視制御方法。
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