JPWO2018116636A1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

操作性や取扱い性等の観点について改善された後処理用のテープ部材を備えた吸収性物品を提供する。吸収性物品(10)は、前後方向(L)と、前後方向(L)に直交する幅方向(W)と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート(22)と、裏面シート(22)の非肌面側に設けられた粘着部(70)と、裏面シート(22)の非肌面側に固定された後処理用のテープ部材(60)と、を有する。テープ部材(60)の裏面シート(22)に接する部分は、裏面シート(60)に固定されていない非固定部(64)を有する。テープ部材(60)の非固定部(64)は、テープ部材(60)の内側からテープ部材(60)の外縁(60e)の少なくとも一部に達している。

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッド、大人用失禁パッド、糞便パッド又は汗取りシートのように、裏面シート側に着衣に固定する粘着部を有する吸収性物品に関する。
生理用ナプキンやパンティライナーのような吸収性物品は、使用時に、着用者に着用される着用物品の内側に取り付けられる。一般に、着用物品の内側に取り付けられる吸収性物品は、着用物品に対する吸収性物品のずれを防止するための粘着部を有する。この粘着部は、吸収性物品の肌面側(着用者の肌に面する側)とは反対側の面に設けられる。このような吸収性物品では、使用後に着用物品から外した着用物品を長手方向に巻くと、粘着部が吸収性物品の肌面に当たる。しかし、使用後の吸収性物品の肌面(表面シート)には体液が付着しているため、体液が粘着部と表面シートとの接合を阻害し、吸収性物品をコンパクトに巻くことができない場合があった。
特許文献1は、後処理テープ部分を備えた生理用ナプキンを開示している。この生理用ナプキンは、使用時に着用者の肌に面するナプキン吸収面と、使用時に下着に面するナプキンガード面と、を有する。生理用ナプキンを下着に接着するための接着テープが、ナプキンガード面に設けられている。また、後処理テープ部分は、ナプキンの長手方向においてナプキン吸収面から外側に突出した部分に設けられている。さらに、後処理テープ部分は、ナプキン吸収面と同じ方向、すなわち着用者の肌の方向に向けられている。
特許文献2は、小さくまとめて捨てられる生理用ナプキンを開示している。この生理用ナプキンは、衣類に接着する面の前側及び後側のうちの片方の一部に後処理テープ(テープカバー付きテープ)を有する。テープカバー付きテープのテープカバーをはがし、丸めるか、幾重かに折り曲げた方に接着することによって、生理用ナプキンを小さくまとめて捨てることができるとされている。
特許文献3,4は、吸収体よりも非肌面側に位置する非肌面シートの一部を破くことによって、非肌面シートの一部を後処理テープの一部として利用可能な使い捨ておむつを開示している。
実開平04−35422号公報 実開平02−94533号公報 特開2014−121409号公報 特開2008−541925号公報
後処理テープを備えた使い捨ておむつについては多く流通しているが、生理用ナプキンのように着用者の衣類に取り付けて使用する吸収性物品に後処理テープが設けられる例は少ない。特許文献1,2は、後処理テープを備えた生理用ナプキンを開示している。しかしながら、生理用ナプキンのように着用者の衣類に取り付けて使用する吸収性物品における後処理テープについて、操作性や取扱い性等の観点から未だ改善の余地がある。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、裏面シートの非肌面側に固定された後処理用のテープ部材と、を有する。テープ部材の裏面シートに接する部分は、裏面シートに固定されていない非固定部を有する。テープ部材の非固定部は、テープ部材の内側からテープ部材の外縁の少なくとも一部に達している。
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図3は、前後方向に巻かれた状態の第1実施形態に係る吸収性物品の斜視図である。 図4は、幅方向の外側から見た前後方向に巻かれた吸収性物品の模式図である。 図5は、非肌面側から見た第2実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図6は、幅方向の外側から見た前後方向に巻かれた吸収性物品の模式図である。 図7は、前後方向に巻かれた状態の第2実施形態に係る吸収性物品の斜視図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、前記裏面シートの非肌面側に固定された後処理用のテープ部材と、を有し、前記テープ部材の前記裏面シートに接する部分は、前記裏面シートに固定されていない非固定部を有し、前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の内側から前記テープ部材の外縁の少なくとも一部に達している。
通常、使用者は、使用後に吸収性物品を巻く。吸収性物品を巻いた状態にしたとき、裏面シートは湾曲することになる。テープ部材の内側からテープ部材の外縁の少なくとも一部に達するテープ部材の非固定部は、使用者によって操作可能な操作部分を構成する。ここで、後処理用のテープ部材の非固定部はテープ部材の外縁の少なくとも一部に達しているため、テープ部材の外縁の少なくとも一部(操作部分の縁)は湾曲した裏面シートから浮き上がる。使用者は、このテープ部材の浮き上がった部分をつまんで、テープ部材を操作することができる。使用者は、テープ部材を裏面シートの粘着部に固定することによって、吸収性物品を巻いた状態に維持することができる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部は、前記吸収性物品の前記前後方向における外縁に配置されている。
使用者の多くは、使用後に、前側から後側に向けて、又は後側から前側に向けて吸収性物品を巻く。したがって、テープ部材の非固定部が前後方向における外縁に配置されている場合、テープ部材の非固定部は、吸収性物品が巻かれたときの裏面シートの湾曲方向における外縁に位置することになる。よって、吸収性物品が前後方向に巻かれたときにテープ部材の前後方向における外縁が裏面シートから浮き上がるので、使用者は、テープ部材を容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部は、前記前後方向における前記吸収性物品の中心に近い方の外縁に配置されている。
使用者が、前後方向に吸収性物品を巻いたとき、前後方向における吸収性物品の外縁は真っ直ぐに展開しようとするため、前後方向における吸収性物品の外縁よりも前後方向における吸収性物品の中央に近い方がよりしっかりと湾曲する。したがって、テープ部材の非固定部が前後方向における吸収性物品の中心に近い方の外縁に配置されていることによって、テープ部材の前後方向における外縁が裏面シートからより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の外縁に沿って、一方向に端から端まで延びている。
テープ部材の非固定部が、テープ部材の外縁に沿って端から端まで延びているため、吸収性物品を巻いたときに、テープ部材が裏面シートからより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、吸収性物品は、前記裏面シートよりも肌面側に設けられた吸収体を有し、前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部を有し、前記固定部の少なくとも一部は、前記吸収体と厚み方向に重なっている。
吸収体が存在する領域は、吸収性物品の中で特に剛性が高い領域になる。テープ部材の固定部の少なくとも一部が吸収体と厚み方向に重なっているため、吸収性物品を巻いたときに、剛性の高い領域に位置するテープ部材の固定部は、吸収性物品とともにしっかりと湾曲する。このように、テープ部材の固定部がしっかりと湾曲することで、テープ部材の非固定部がより裏面シートから浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の少なくとも前記非固定部の、前記裏面シートに接する面が、静電気防止処理されている。
静電気によって、テープ部材が裏面シートに張り付くことがある。テープ部材の少なくとも非固定部の、裏面シートに接する面が、静電気防止処理されていることによって、静電気の発生を抑制することができる。これにより、吸収性物品を巻いたときにテープ部材の非固定部がより裏面シートから浮き上がり易くなる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材は、前記テープ部材の前記外縁から前記テープ部材の内側へ向けた方向へ延びる一対の引き裂き部を有し、前記一対の引き裂き部どうしの間の領域は、前記非固定部である。
使用者は、一対の引き裂き部によってテープ部材を引き裂くことによって、一対の引き裂き部どうしの間の部分(操作部分)を操作することができる。この一対の引き裂き部どうしの間の部分を、裏面シートの粘着部に固定することによって、吸収性物品を巻いた状態に維持することができる。一方、吸収性物品の使用中では、一対の引き裂き部どうしの間の部分はその周りの部分と連結されているため、折り曲がったりすることがない。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記外縁は凸部を有し、前記一対の引き裂き部は前記凸部を挟む位置に配置されている。
一対の引き裂き部がテープ部材の外縁の凸部を挟む位置に配置されているため、吸収性物品を巻いたときに、テープ部材の外縁の凸部は裏面シートから浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記一対の引き裂き部は、交互に並んだ穴部と非穴部とを含み、前記穴部は、前記テープ部材の前記外縁に達している。
引き裂き部の穴部がテープ部材の外縁に達しているため、吸収性物品を巻いたときに、テープ部材の外縁の凸部は裏面シートからより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の、前記一対の引き裂き部よりも両外側に、前記テープ部材を裏面シートに固定する固定部が設けられている。
一対の引き裂き部よりも両外側の領域は、固定部によって裏面シートに固定されているため、吸収性物品を巻いたときによりしっかりと湾曲する。したがって、吸収性物品を巻いたときに、一対の引き裂き部どうしの間の領域(操作部分)が裏面シートからより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記一対の引き裂き部が延びる方向に直交する方向において、前記固定部は、前記一対の引き裂き部と少なくとも部分的に重なっている。
これにより、吸収性物品を巻いたときに、操作部分が裏面シートからより浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記裏面シートの、前記テープ部材の少なくとも前記非固定部に接する面が、静電気防止処理されている。
これにより、テープ部材が裏面シートに静電気によって張り付くことを抑制することができる。したがって、吸収性物品を巻いたときにテープ部材の非固定部がより裏面シートから浮き上がり易くなり、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、吸収性物品は、前記裏面シートよりも肌面側に設けられた吸収体を有し、前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部を有し、前記テープ部材の前記非固定部は、吸収体に形成されたエンボス又は吸収体に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっている。
テープ部材の非固定部は、吸収体に形成されたエンボス又は吸収体に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっていると、テープ部材の非固定部と裏面シート(吸収体)との間に隙間ができ易い。したがって、吸収性物品を巻いたときにテープ部材の非固定部がより裏面シートから浮き上がり易くなり、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の外縁で前記テープ部材の縁辺に沿って前記テープ部材の一辺全体にわたって延びている。
これにより、吸収性物品を巻いたときにテープ部材の上記一辺全体が裏面シートから浮き上がり易くなる。したがって、使用者は、テープ部材の非固定部をより容易につまんで操作できるようになる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部は、前記粘着部と重ならない位置に設けられている。
これにより、吸収性物品を巻いたときにテープ部材の非固定部が裏面シートから浮き上がり易くなる。したがって、使用者は、テープ部材の非固定部をより容易につまんで操作できるようになる。
(2)第1実施形態
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。ここで、「肌面側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌面側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
吸収性物品は、前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。
吸収性物品10は、表面シート20と、裏面シート22と、表面シート20と裏面シート22との間の吸収体30と、を有する。表面シート20は、使用中に着用者の肌の方に向く。裏面シート22は、使用中に、着用者の肌とは反対側に向けられる。吸収体30は、吸収性物品の前後方向Lに沿って延びている。
吸収性物品10は、ウイング40及びヒップフラップ50を有していてもよい。ウイング40は、使用時に着用物品のクロッチ部の非肌面側に折り返される。ヒップフラップ50は、ウイング40よりも後方で、幅方向Wに膨らんだ部分である。ヒップフラップ50は、幅方向Wにおける吸収体30の外縁よりも外側に膨らんだ部分である。
吸収性物品10は、使用中に着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する排泄口対向域S1を有する。排泄口対向域S1は、着用者の股下、すなわち着用者の両足の間に配置される領域であって、吸収体30が存在する領域に相当する。なお、ウイング40を有する吸収性物品10では、排泄口対向域S1は、ウイング40どうしの間であって、吸収体30が存在する領域に相当する。
図2に示すように、吸収性物品10は、裏面シート22の非肌面側に設けられた粘着部42,52,70を有する。粘着部42,52,70は、吸収性物品10を着用物品に止めるための粘着剤が設けられた領域である。粘着部は、本体粘着部70と、ウイング粘着部42と、フラップ粘着部52と、を含む。
本体粘着部70は、吸収性物品の厚み方向において、吸収体30と重なる領域に設けられている。本体粘着部70は、少なくとも排泄口対向域S1から吸収性物品10の後方へ連続的又は断続的に延びていることが好ましい。本体粘着部70は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔をあけて複数設けられていてよい。
ウイング粘着部42はウイング40に設けられている。ウイング40は、使用中に着用者の着用物品に折り返され、ウイング粘着部42によって着用物品の非肌面側に取り付けられる。フラップ粘着部52はヒップフラップ50に設けられている。
吸収性物品10は、幅方向Wに沿って延びた少なくとも2つの折り線を有していてもよい。図1,2に示す例では、吸収性物品10は、3つの折り線F1〜F3を有している。これらの折り線F1〜F3は、吸収性物品の包装時に、吸収性物品を折り畳むためのラインである。
吸収性物品10は、裏面シート22の非肌面側に、吸収性物品10の外縁よりも内側に配置されたテープ部材60をさらに有する。したがって、テープ部材60は、肌面側から見ると、吸収性物品10に隠れた状態となる。
テープ部材60は、吸収性物品10の外縁よりも外側に延出可能に構成されている。一例として、テープ部材60は、伸縮性シートから構成されていてよい。この場合、着用者がテープ部材60を引っ張ることによって、テープ部材60が吸収性物品10の外縁よりも外側に延出する。
別の例として、テープ部材60は、Z型に折り畳まれたシートから構成されていてもよい。この場合、着用者がテープ部材60の先端を引っ張ることによって、折り畳まれたテープ部材60が展開され、これによりテープ部材60が吸収性物品10の外縁よりも外側に延出する。
テープ部材60は、後処理用のテープであり、吸収性物品10を丸めた状態で本体粘着部70に取り付けられる程度に延出可能であればよい。また、テープ部材60は、本体粘着部70に取り付け可能な材料であれば、どのような材料から構成されていてもよい。好ましくは、テープ部材60は、表面シート20よりも本体粘着部70に粘着し易い材料からなる。なお、テープ部材60は、粘着剤を有していなくてもよい。
テープ部材60は吸収性物品10の非肌面に固定された固定部62を有しており、延出方向におけるテープ部材60の先端部は、固定部62とは反対側に向けられている。この場合、テープ部材60を吸収性物品10の外縁よりも外側に延出させる際に、テープ部材60の固定部62には延出方向にのみ力が働くことになる。これにより、固定部62にかかる力をなるべく小さくすることができるため、テープ部材60の固定強度を維持することができる。
使用者は、吸収性物品10の使用後に吸収性物品10を前後方向Lに巻いた後、テープ部材60を吸収性物品10の外縁よりも外側に延出させることができる(図3参照)。使用中においては、テープ部材60は、裏面シート22の非肌面側で吸収性物品10の外縁よりも内側に配置されているため、テープ部材60に経血のような体液が付着しない。使用者は、吸収性物品10の使用後に、外側に延出させたテープ部材60を、裏面シート22の別の部分に設けられた粘着部70に取り付けることによって、吸収性物品10を丸めた状態に維持することができる。ここで、テープ部材60に経血のような体液が付着しないため、テープ部材60と粘着部70との接合力の低下を防止することができ、これにより吸収性物品10を小さく丸めた状態に維持し易くすることができる。
なお、吸収性物品10は、経血等の体液が付着した面を内側にして巻かれるので、巻かれた吸収性物品10の表面には、体液は付着していない。これにより、使用者は、使用後の吸収性物品10を清潔に処理することができる。
また、使用者は、使用後の吸収性物品10を小さく丸めた状態で一端近くの小スペース上に置いておくことができる。したがって、使用者は、新しい吸収性物品10を下着のような着用物品に取り付け、下着や服を着用した後に、使用後の吸収性物品10をゴミ箱等に廃棄することができる。また、吸収性物品10を廃棄するゴミ箱が近くにない状況下において、使用者は、小さく丸めた吸収性物品10をかばんにしまって持ち帰ることもできる。
テープ部材60の裏面シート22に接する部分は、裏面シート22に固定された固定部62と、裏面シート22に固定されていない非固定部64と、を有する。テープ部材60の非固定部64は、テープ部材60の内側からテープ部材60の外縁60eの少なくとも一部に達している。
図4は、幅方向Wの外側から見た前後方向に巻かれた吸収性物品10の模式図である。前述したように、使用者は、使用後に吸収性物品10を巻く。吸収性物品10を巻いた状態にしたとき、裏面シート22は湾曲することになる。テープ部材60の内側からテープ部材60の外縁の少なくとも一部に達するテープ部材60の非固定部64は、使用者によって操作可能な操作部分を構成する。ここで、後処理用のテープ部材60の非固定部64はテープ部材の外縁60eの少なくとも一部に達しているため、テープ部材の外縁60eの少なくとも一部(操作部分の縁)は湾曲した裏面シート22から浮き上がる(図4参照)。使用者は、このテープ部材60の浮き上がった部分をつまんで、テープ部材60を操作することができる。使用者は、テープ部材60を裏面シート22の本体粘着部70に固定することによって、吸収性物品10を巻いた状態に維持することができる。
テープ部材60の非固定部64は、吸収性物品10の前後方向Lにおける外側の縁60eに配置されていることが好ましい。使用者の多くは、使用後に、前側縁E1から後側縁E2に向けて、又は後側縁E2から前側縁E1に向けて吸収性物品10を巻く。したがって、テープ部材60の非固定部64が前後方向Lにおける外縁に配置されている場合、テープ部材60の非固定部64は、吸収性物品10が巻かれたときの裏面シート22の湾曲方向における外縁に位置することになる。よって、吸収性物品10が前後方向Lに巻かれたときにテープ部材60の前後方向Lにおける外縁が裏面シート22から浮き上がるので、使用者は、テープ部材を容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60の非固定部64は、テープ部材60の外縁60eに沿って、一方向(図示した例では幅方向W)に沿って、端から端まで延びていることが好ましい。これにより、吸収性物品10を巻いたときに、テープ部材60が裏面シート22からより浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
本実施形態では、テープ部材60の固定部62は、テープ部材60の非固定部64と前後方向Lに隣接している。テープ部材60の固定部62の少なくとも一部は、裏面シート22よりも肌面側に設けられた吸収体30と厚み方向に重なっていることが好ましい。吸収体30が存在する領域は、吸収性物品10の中で特に剛性が高い領域になる。テープ部材60の固定部62の少なくとも一部が吸収体30と厚み方向に重なっているため、吸収性物品10を巻いたときに、剛性の高い領域に位置するテープ部材60の固定部62は、吸収性物品10とともにしっかりと湾曲する。このように、テープ部材60の固定部62がしっかりと湾曲することで、テープ部材60の非固定部64がより裏面シート22から浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
裏面シート22とテープ部材60の両方が、フィルム、例えば合成樹脂フィルムから構成されていてよい。また、テープ部材60の少なくとも非固定部64の、裏面シート22に接する面が、静電気防止処理されていることが好ましい。静電気防止処理は、例えばコロナ処理やエンボス加工のような表面処理であってよい。静電気によって、テープ部材60が裏面シート22に張り付くことがある。テープ部材60の少なくとも非固定部64の、裏面シート22に接する面が、静電気防止処理されていることによって、静電気の発生を抑制することができる。これにより、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60の非固定部がより裏面シート22から浮き上がり易くなる。
特に、テープ部材が合成樹脂フィルムから構成されている場合、裏面シート22との接触により静電気が発生し易いため、テープ部材60の少なくとも非固定部64の、裏面シート22に接する面が、静電気防止処理されていることが好ましい。
同様に、裏面シート22の、テープ部材60の少なくとも非固定部64に接する面が、静電気防止処理されていてもよい。これにより、テープ部材60の非固定部64が裏面シート22に静電気によって張り付くことを抑制することができる。したがって、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60の非固定部64がより裏面シート22から浮き上がり易くなり、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
図2に示す態様では、テープ部材60の非固定部64は、前後方向Lにおける吸収性物品10の後側縁E2に近い方に配置されている。この代わりに、テープ部材60の非固定部64は、前後方向Lにおける吸収性物品10の中心に近い方の外縁に配置されていてもよい。使用者が、前後方向Lに吸収性物品10を巻いたとき、前後方向Lにおける吸収性物品10の外縁は真っ直ぐに展開しようとするため、前後方向Lにおける吸収性物品10の外縁よりも前後方向Lにおける吸収性物品10の中央に近い領域の方がよりしっかりと湾曲する。したがって、テープ部材60の非固定部64が前後方向Lにおける吸収性物品10の中心に近い方の外縁に配置されていることによって、テープ部材60の前後方向Lにおける外縁が裏面シート22からより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
(3)第2実施形態
次に、第2実施形態に係る吸収性物品について参照して説明する。なお、前述の実施形態と同様の構成については、同様の符号が付されており、その説明を省略することがある。以下では、前述の実施形態と異なる構成について詳細に説明する。
図5は、非肌面側から見た第2実施形態に係る吸収性物品10の平面図である。図6は、幅方向Wの外側から見た前後方向に巻かれた吸収性物品の模式図である。図7は、前後方向に巻かれた状態の第2実施形態に係る吸収性物品の斜視図である。
テープ部材60の裏面シート22に接する部分は、裏面シート22に固定された固定部62と、裏面シート22に固定されていない非固定部64と、を有する。テープ部材60の非固定部64は、吸収性物品10の前後方向Lにおける外側の縁60eに配置されていてよい。
本実施形態では、テープ部材60は、テープ部材60の外縁60eからテープ部材60の内側へ向けた方向へ延びる一対の引き裂き部164を有する。一対の引き裂き部164どうしの間の領域は、テープ部材60の非固定部64である。引き裂き部164は、一例として、テープ部材60に形成された複数の穴部164aと、穴部164aどうしの間の非穴部164bと、を含むミシン目によって構成されていてよい。
使用者は、一対の引き裂き部164によってテープ部材60を引き裂くことによって、一対の引き裂き部164どうしの間の操作部分(非固定部64)を操作することができる。この一対の引き裂き部どうしの間の非固定部64を、裏面シート22の本体粘着部70に固定することによって、吸収性物品10を巻いた状態に維持することができる。一方、吸収性物品10の使用中では、一対の引き裂き部164どうしの間の非固定部64はその周りの部分と非穴部164bで連結されているため、折り曲がったりすることがない。
テープ部材60の外縁60eは凸部166を有していてよい。一対の引き裂き部164は凸部166を挟む位置に配置されていることが好ましい。これにより、吸収性物品を巻いたときに、テープ部材60の外縁60eの凸部166は裏面シート22から浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材60の突出部分166をより容易につまんで操作できるようになる。
一対の引き裂き部164は、テープ部材60に形成された複数の穴部164aと、穴部164aどうしの間の非穴部164bと、を含む。穴部164aは、テープ部材60の外縁60eに達していることが好ましい。これにより、吸収性物品10を巻いたときに、テープ部材60の外縁60eの凸部166は裏面シート22から浮き上がり易くなる(図6も参照)。よって、使用者は、テープ部材60の外縁60eの凸部166をより容易につまんで操作できるようになる。
一対の引き裂き部164どうしの間の距離は、テープ部材60の外縁60eから、引き裂き部164の引き裂き方向の下流に向かうにつれて大きくなっていることが好ましい。これにより、一対の引き裂き部164どうしの間の領域、すなわち操作部分が、根元で切れてしまう虞を抑制することができる。
好ましくは、テープ部材60の非固定部64は、前後方向Lにおける吸収性物品10の中心に近い方の外縁60eに配置されている。使用者が、前後方向Lに吸収性物品10を巻いたとき、前後方向Lにおける吸収性物品10の外縁は真っ直ぐに展開しようとするため、前後方向Lにおける吸収性物品10の外縁よりも前後方向Lにおける吸収性物品10の中央に近い方がよりしっかりと湾曲する。したがって、テープ部材60の非固定部64が前後方向Lにおける吸収性物品10の中心に近い方の外縁60eに配置されていることによって、テープ部材60の前後方向Lにおける外縁60eが裏面シート22からより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材をより容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60の非固定部64は、テープ部材の外縁60eに沿って、一方向(図示した例では幅方向W)に端から端まで延びていることが好ましい。これにより、吸収性物品10を巻いたときに、テープ部材60が裏面シート22からより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60を裏面シート22に固定する固定部62は、テープ部材60の、一対の引き裂き部164よりも両外側に設けられていることが好ましい。一対の引き裂き部164が延びる方向に直交する方向において、固定部62は、一対の引き裂き部164と少なくとも部分的に重なっていることがより好ましい。一対の引き裂き部164よりも両外側の領域は、固定部62によって裏面シート22に固定されているため、吸収性物品10を巻いたときによりしっかりと湾曲する。したがって、吸収性物品10を巻いたときに、一対の引き裂き部164どうしの間の操作部分(非固定部64)が裏面シート22からより浮き上がり易い。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60を裏面シート22に固定する固定部62は、操作部分を構成する非固定部64に対して、一対の引き裂き部の引き裂き方向の下流に隣接していてよい。これにより、テープ部材60の操作部分を摘まんで一対の引き裂き部164を引き裂いたときに、テープ部材60の操作部分が破断してしまうことを抑制することができる。
テープ部材60の固定部62の少なくとも一部は、裏面シート22よりも肌面側に設けられた吸収体30と厚み方向に重なっていることが好ましい。吸収体30が存在する領域は、吸収性物品10の中で特に剛性が高い領域になる。テープ部材60の固定部62の少なくとも一部が吸収体30と厚み方向に重なっているため、吸収性物品10を巻いたときに、剛性の高い領域に位置するテープ部材60の固定部62は、吸収性物品10とともにしっかりと湾曲する。このように、テープ部材60の固定部62がしっかりと湾曲することで、テープ部材60の非固定部64がより裏面シート22から浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60の非固定部64は、テープ部材60の外縁でテープ部材60の縁辺に沿ってテープ部材60の一辺全体にわたって延びていてよい。具体的には、テープ部材60の操作部分、すなわち前後方向Lにおける吸収性物品10の中心に近い方の外縁60eが、幅方向Wに沿った一辺全体にわたって、裏面シート22に固定(接着)されていないことが好ましい。
これにより、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60の上記一辺全体が裏面シート22から浮き上がり易くなる。したがって、使用者は、テープ部材60の非固定部64をより容易につまんで操作できるようになる。
吸収体30には、所定パターンのエンボス(圧縮部)が形成されていてもよい。また、吸収体30は、周囲の吸収体30の目付よりも低い目付を有する低目付領域を有していてもよい。この場合、テープ部材60の非固定部64は、吸収体30に形成されたエンボス又は吸収体30に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっていることが好ましい。テープ部材60の非固定部64が吸収体30に形成されたエンボス又は吸収体30に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっていると、テープ部材60の非固定部64と裏面シート22(又は吸収体30)との間に隙間ができ易い。したがって、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60の非固定部64がより裏面シート22から浮き上がり易くなり、使用者は、テープ部材60の非固定部64をより容易につまんで操作できるようになる。
なお、第1実施形態と同様に、裏面シート22とテープ部材60の両方が、フィルム、例えば合成樹脂フィルムから構成されていることが好ましい。また、テープ部材60の少なくとも非固定部64の、裏面シート22に接する面が、静電気防止処理されていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、上述した各実施形態に記載された構成及び特徴は、可能な限り組合せ及び/又は置き換え可能であることに留意されたい。
また、上記実施形態では、吸収性物品10の使用後にテープ部材60を本体粘着部70に取り付けることについて説明した。しかしながら、これに限らず、テープ部材60は、吸収性物品10を丸めた状態で維持することができれば、ウイング粘着部42やフラップ粘着部52に取り付けられてもよい。なお、吸収性物品10は比較的柔らかい物品であるため、必ずしもテープ部材60を真っ直ぐに延ばした位置に粘着部42,52,70が位置していなくても、テープ部材60を粘着部42,52,70に取り付けることができることに留意されたい。
この代わりに、テープ部材に粘着材を設け、テープ部材の粘着材を利用して吸収性物品を巻いた状態に維持してもよい。
上記実施形態では、テープ部材60は、吸収性物品の後側縁付近に設けられているが、テープ部材60を用いて吸収性物品10を巻いた状態で維持できれば、テープ部材の位置はこれに限定されない。
なお、2016年12月22日に出願された日本国特許出願第2016−250149号の全内容が、参照により、本明細書に組み込まれる。
本態様によれば、操作性や取扱い性等の観点について改善された後処理用のテープ部材を備えた吸収性物品を提供することができる。
10 吸収性物品
20 表面シート
22 裏面シート
30 吸収体
40 ウイング
42 ウイング粘着部
50 ヒップフラップ
52 フラップ粘着部
60 テープ部材
62 固定部
64 非固定部
70 本体粘着部
E1 吸収性物品の前側縁
E2 吸収性物品の後側縁
F1 第1折り線
F2 第2折り線
F3 第3折り線
L 前後方向
W 幅方向

Claims (15)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、
    前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、
    前記裏面シートの非肌面側に固定された後処理用のテープ部材と、を有し、
    前記テープ部材の前記裏面シートに接する部分は、前記裏面シートに固定されていない非固定部を有し、
    前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の内側から前記テープ部材の外縁の少なくとも一部に達している、吸収性物品。
  2. 前記テープ部材の前記非固定部は、前記吸収性物品の前記前後方向における外縁に配置されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記テープ部材の前記非固定部は、前記前後方向における前記吸収性物品の中心に近い方の外縁に配置されている、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の外縁に沿って、一方向に端から端まで延びている、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記裏面シートよりも肌面側に設けられた吸収体を有し、
    前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部を有し、
    前記固定部の少なくとも一部は、前記吸収体と厚み方向に重なっている、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記テープ部材の少なくとも前記非固定部の、前記裏面シートに接する面が、静電気防止処理されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記テープ部材は、前記テープ部材の前記外縁から前記テープ部材の内側へ向けた方向へ延びる一対の引き裂き部を有し、
    前記一対の引き裂き部どうしの間の領域は、前記非固定部である、請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記テープ部材の前記外縁は凸部を有し、前記一対の引き裂き部は前記凸部を挟む位置に配置されている、請求項7に記載の吸収性物品。
  9. 前記一対の引き裂き部は、交互に並んだ穴部と非穴部とを含み、
    前記穴部は、前記テープ部材の前記外縁に達している、請求項7又は8に記載の吸収性物品。
  10. 前記テープ部材の、前記一対の引き裂き部よりも両外側に、前記テープ部材を裏面シートに固定する固定部が設けられている、請求項7から9のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  11. 前記一対の引き裂き部が延びる方向に直交する方向において、前記固定部は、前記一対の引き裂き部と少なくとも部分的に重なっている、請求項10に記載の吸収性物品。
  12. 前記裏面シートの、前記テープ部材の少なくとも前記非固定部に接する面が、静電気防止処理されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  13. 前記裏面シートよりも肌面側に設けられた吸収体を有し、
    前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部を有し、
    前記テープ部材の前記非固定部は、前記吸収体に形成されたエンボス又は前記吸収体に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっている、請求項1から12のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  14. 前記テープ部材の前記非固定部は、前記テープ部材の外縁で前記テープ部材の縁辺に沿って前記テープ部材の一辺全体にわたって延びている、請求項1から13のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  15. 前記テープ部材の前記非固定部は、前記粘着部と重ならない位置に設けられている、請求項1から14のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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