JP3237902U - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸張する後処理用のテープを備え、より清潔に廃棄可能な吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品(10)は、前後方向(L)と、前後方向(L)に直交する幅方向(W)と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート(22)と、延伸方向に伸張可能な後処理用のテープ部材(60)と、を有する。テープ部材(60)は、裏面シート(22)に固定された固定部(62)と、裏面シート(22)に固定されていない非固定部(64)と、を有する。延伸方向に直交する方向における固定部(62)の幅と同一の幅あたりの裏面シート(22)の引張強度は、テープ部材(60)の非固定部(64)の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い。【選択図】図4

Description

本考案は、後処理用のテープを備えた吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、大人用失禁パッド又は糞便パッドのような吸収性物品は、使用時に、着用者に着用される着用物品の内側に取り付けられる。一般に、着用物品の内側に取り付けられる吸収性物品は、着用物品に対する吸収性物品のずれを防止するための粘着部を有する。この粘着部は、吸収性物品の肌面側(着用者の肌に面する側)とは反対側の面に設けられる。
特許文献1は、後処理用の止着テープを備えた使い捨ておむつや生理用ナプキンのような吸収性物品を開示している。この止着テープは、裏面シート(バックシート)に固着された基部と、当該基部に連設された伸長可能な伸長部と、を備える。止着テープは、止着テープの長さ方向に止着テープを略3等分する2つの折曲部を有する。止着テープは、この折曲部で3つ折りに折り畳まれている。伸長部は、弱い粘着面によって基部と剥離自在に粘着されている。伸長部の接着部分は、強い粘着面によって、廃棄時に吸収性物品の裏面シートに接着可能になっている。
特願平7-298334号公報
特許文献1に記載の止着テープでは、止着テープの素材自体が伸長し得るようになされている。このような伸張可能な止着テープでは、本願考案者は、このような場合に、止着テープが固定されている裏面シートに過度な負荷がかかり、裏面シートの破れの原因になることを発見した。
ここで、裏面シートが破れると、体液を吸収した吸収体から体液が漏れ出ることもあり、吸収性物品を清潔に廃棄することが阻害されることがある。
したがって、伸張する後処理用のテープを備え、より清潔に廃棄可能な吸収性物品が望まれる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、延伸方向に伸張可能な後処理用のテープ部材と、を有し、前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部と、前記裏面シートに固定されていない非固定部と、を有し、前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅と同一の幅あたりの前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い。
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図3は、前後方向に巻かれた状態の吸収性物品の斜視図である。 図4は、非肌面側から見た第2実施形態に係る吸収性物品の平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、延伸方向に伸張可能な後処理用のテープ部材と、を有し、前記テープ部材は、前記裏面シートに固定された固定部と、前記裏面シートに固定されていない非固定部と、を有し、前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅と同一の幅あたりの前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い。
本態様によれば、延伸方向に直交する方向における固定部の幅と同一の幅あたりの裏面シートの引張強度が、テープ部材の非固定部の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い。そのため、テープ部材の非固定部の長さを1.5倍に伸張させるようにテープ部材を引っ張ったとしても、裏面シートが破れる可能性が低くなり、体液を吸収した吸収体から体液が漏れ出ることを抑制することができる。したがって、清潔に吸収性物品を廃棄することができる。
好ましい一態様によれば、前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅と同一の幅あたりの前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材の前記非固定部を引っ張ることにより破断させるために必要な引張力よりも高い。
テープ部材を強く引っ張ったとしても、裏面シートが破断する前にテープ部材が破断する。そのため、体液を吸収した吸収体から体液が漏れ出ることをより抑制することができる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部の表面は、粘着材を有していない。テープ部材の非固定部を延伸方向に伸張させた場合、テープ部材の非固定部は、延伸方向と直交する方向にネックインすることになる。ここで、非固定部が粘着材を有する場合、粘着材とテープ部材の伸縮性の差により、テープ部材の非固定部は幅方向に反り返り易くなる。テープ部材の非固定部が反り返ると、テープ部材自身が、テープ部材の粘着材に貼り付いてしまうことがある。本態様によれば、テープ部材の非固定部の表面が粘着材を有していないため、テープ部材自身が、テープ部材の粘着材に貼り付いてしまうことを防止できる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させたとき、前記テープ部材の前記非固定部の幅は5mm以上である。
テープ部材の非固定部の伸張によってテープ部材の非固定部がネックインしたとしても、テープ部材の非固定部の幅を確保することができるため、吸収性物品を丸めた状態でテープ部材により固定し易い。
前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅は、前記延伸方向に直交する方向における前記テープ部材の幅よりも短い。
これにより、テープ部材の非固定部を引っ張ったときに、テープ部材の幅全体よりも短い固定部の幅のところに、伸張方向に強い力がかかる。したがって、テープ部材の非固定部を伸張させるために必要な引張力を小さくすることができる。
好ましい一態様によれば、前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅は、前記延伸方向に直交する方向における前記テープ部材の幅の半分以上である。
延伸方向に直交する方向における固定部の幅を大きくすることによって、テープ部材の非固定部が、幅方向に捲れることを抑制することができる。これにより、テープ部材の非固定部が平面的に広がった状態を維持し易くなり、テープ部材により吸収性物品を丸めた状態で固定し易くなる。
好ましい一態様によれば、吸収性物品は、前記裏面シートよりも肌面側に吸収体を有し、前記テープ部材の前記非固定部は、厚み方向において前記吸収体から離れた位置に設けられている。
吸収体が着用者の体液のような液体を吸収することによって、吸収体と厚み方向に重なる裏面シートはよれ、裏面シートに皺が発生することになる。仮に、テープ部材がこのような皺が生じる箇所に存在すると、皺の発生によりテープ部材と裏面シートとの間に部分的に空間が生じる。これにより、テープ部材が裏面シートに密着できなくなり、テープ部材は、吸収性物品の着用中に裏面シートに対して擦れて動き易くなる。その結果、テープ部材が幅方向に丸まったり、折れ曲がったりし、テープ部材が使用し難くなる。本態様では、テープ部材の非固定部は厚み方向において吸収体から離れた位置、すなわち吸収体が液体を吸収したとしても裏面シートに皺が生じ難い位置に設けられている。したがって、テープ部材が、着用中に、幅方向に丸まったり、折れ曲がったりすることを抑制することができる。
好ましい一態様によれば、前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部を有する。
裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部により、吸収性物品を着用者の着衣に固定することができる。また、吸収性物品の廃棄時に、テープ部材を裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部に粘着させることによって、吸収性物品を丸めた状態に維持することができる。このように、粘着部を、着衣固定用と、後処理用のテープ部材の止着用に兼用できる。
好ましい一態様によれば、前記粘着部は、前記テープ部材を前記延伸方向とは反対の方向に延長した仮想線上に設けられている。
これにより、吸収性物品を巻いた状態で、テープ部材を延伸方向に真っ直ぐ伸張させると、粘着部のところにテープ部材の非固定部が位置することになる。したがって、使用者は、テープ部材を粘着部の位置へ向けて斜めに引っ張ることなく容易に吸収性物品を丸めた状態に維持することができる。
好ましい一態様によれば、前記仮想線上に設けられた前記粘着部の、前記延伸方向と直交する方向における幅は、前記テープ部材の前記延伸方向と直交する方向における幅よりも大きい。
これにより、吸収性物品を巻いた状態でテープ部材を延伸方向に伸張させたときに、テープ部材が真っ直ぐではなく多少曲がって引き出されたとしても、テープ部材の非固定部が粘着部のところに位置する。したがって、使用者は、テープ部材を粘着部に容易に貼り付けることができる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の、前記粘着部に当接させる方の面は、平滑である。
テープ部材の、粘着部に当接させる方の面が平滑であるため、粘着部に対するテープ部材の接触面積を増大させることができる。これにより、吸収性物品を丸めた状態でテープ部材を粘着部に粘着させたときに、テープ部材が粘着部から外れてしまうことを抑制することができる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部材の前記非固定部を厚み方向に30g/cmの力で前記粘着部に固定させたときの前記テープ部材の接合強度が、0.5N以上である。
テープ部材が粘着部から剥がれることを抑制し、吸収性物品を丸めた状態で維持し易くなる。
好ましい一態様によれば、前記粘着部は、前記吸収性物品の展開状態において、前記非固定部の延伸を伴わない前記非固定部の可動範囲内よりも外側に設けられている。
吸収性物品の着用中に、テープ部材が粘着部に付着してしまうことを防止することができる。
(2)吸収性物品の構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッド、大人用失禁パッド、糞便パッド又は汗取りシートのような吸収性物品であってよい。特に、吸収性物品は、使用者の下着のような着用物品の内側に取り付けられて使用される物品であってよい。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の平面図である。ここで、「肌面側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌面側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
吸収性物品は、前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。
吸収性物品10は、着用者の肌に面する表面シート20と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート22と、表面シート20と裏面シート22の間の吸収体30と、を含む本体部を有する。表面シート20は、使用中に着用者の肌の方に向く。裏面シート22は、使用中に、着用者の肌とは反対側に向けられる。吸収体30は、吸収性物品の前後方向Lに沿って延びている。
吸収性物品10は、ウイング40及びヒップフラップ50を有していてもよい。ウイング40は、使用時に着用物品のクロッチ部の非肌面側に折り返される。ヒップフラップ50は、ウイング40よりも後方で、幅方向Wに膨らんだ部分である。ヒップフラップ50は、幅方向Wにおける吸収体30の外縁よりも外側に膨らんだ部分である。
吸収性物品10は、使用中に着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する排泄口対向域S1を有する。排泄口対向域S1は、着用者の股下、すなわち着用者の両足の間に配置される領域であって、吸収体30が存在する領域に相当する。なお、ウイング40を有する吸収性物品10では、排泄口対向域S1は、ウイング40どうしの間であって、吸収体30が存在する領域に相当する。
図2に示すように、吸収性物品10は、裏面シート22の非肌面側に設けられた粘着部42,52,70を有する。粘着部42,52,70は、吸収性物品10を着用物品に止めるための粘着剤が設けられた領域である。粘着部は、本体粘着部70と、ウイング粘着部42と、フラップ粘着部52と、を含む。
裏面シート22の非肌面側に設けられた粘着部42,52,70によって、吸収性物品を着用者のショーツのような着衣に固定することができる。吸収性物品10の使用後に吸収性物品を巻く場合、後処理用のテープ部材60を粘着部42,52,70に止着させることができる。したがって、粘着部42,52,70は、着衣に固定する用途と、後処理用のテープ部材を止着する用途の2つに兼用できる。
本体粘着部70は、吸収性物品の厚み方向において、吸収体30と重なる領域に設けられている。本体粘着部70は、少なくとも排泄口対向域S1から吸収性物品10の後方へ連続的又は断続的に延びていることが好ましい。本体粘着部70は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔をあけて複数設けられていてよい。
ウイング粘着部42はウイング40に設けられている。ウイング40は、使用中に着用者の着用物品に折り返され、ウイング粘着部42によって着用物品の非肌面側に取り付けられる。フラップ粘着部52はヒップフラップ50に設けられている。
吸収性物品10は、幅方向Wに沿って延びた少なくとも2つの折り線を有していてもよい。図1,2に示す例では、吸収性物品10は、3つの折り線F1~F3を有している。これらの折り線F1~F3は、吸収性物品の包装時に、吸収性物品を折り畳むためのラインである。
吸収性物品10は、裏面シート22の非肌面側に、吸収性物品10の外縁よりも内側に配置されたテープ部材60をさらに有する。したがって、テープ部材60は、肌面側から見ると、吸収性物品10に隠れた状態となる。
テープ部材60は、吸収性物品10の外縁よりも外側に延出するよう伸張可能に構成されている。ここで、「伸張」とは、「弾性変形」又は「塑性変形」による伸張を含む。本明細書では、テープ部材60は、好ましくは塑性変形可能に構成されている。一例として、テープ部材60は、伸縮性シートから構成されていてよい。この場合、着用者がテープ部材60を引っ張ることによって、テープ部材60が吸収性物品10の外縁よりも外側に延出する。
テープ部材60は、後処理用のテープであり、吸収性物品10を丸めた状態で本体粘着部70に取り付けられる程度に延出可能であればよい。また、テープ部材60は、本体粘着部70に取り付け可能な材料であれば、どのような材料から構成されていてもよい。好ましくは、テープ部材60は、表面シート20よりも本体粘着部70に粘着し易い材料からなる。
テープ部材60は吸収性物品10の本体部、特に吸収性物品10の非肌面に固定された固定部62を有している。すなわち、テープ部材60の固定部62は、裏面シート22に固定されている。また、テープ部材60は、本体部、特に裏面シート22に固定されていない非固定部64を有する。テープ部材60の非固定部64の表面は、粘着材を有していなくてよい。
テープ部材60の少なくとも非固定部64は、延伸方向に伸張可能に構成されている。テープ部材60の少なくとも非固定部64が延伸方向に伸張可能に構成されているため、巻いた吸収性物品10をテープ部材60で固定する際に、テープ部材60で吸収性物品10を固定し易くすることができる(図4参照)。
テープ部材60は、折り畳まれていない単一のシートによって構成されていてよい。これにより、複数の層に折り畳まれたテープ部材と比較すると、吸収性物品の装着時に、着用者に対して与える違和感(触感の低下)をより抑制することができる。
吸収性物品10の着用中に、後処理用のテープ部材60付近のシートの端部が捲れることにより、テープ部材60の一部が着用者の肌に直接接触することがある。この場合であっても、テープ部材60の非固定部64に粘着材が設けられていないため、テープ部材60が着用者の肌に粘着することを防止できる。
また、テープ部材60の非固定部64に粘着材が設けられていないため、着用中にテープ部材が、テープ部材自身の粘着材に貼り付くという不具合を防止できる。
具体的には、テープ部材60の非固定部64を延伸方向に伸張させた場合、テープ部材60の非固定部64は、延伸方向と直交する方向にネックインすることになる。ここで、非固定部64が粘着材を有する場合、粘着材とテープ部材60の伸縮性の差により、テープ部材60の非固定部64は幅方向に反り返り易くなる。テープ部材60の非固定部64が反り返ると、テープ部材自身が、テープ部材60の粘着材に貼り付いてしまうことがある。テープ部材60の非固定部64の表面が粘着材を有していない場合、テープ部材60自身が、テープ部材60の粘着材に貼り付いてしまうことを防止できる。
本実施の形態の吸収性物品の具体的な構成の一例を示す。表面シートは、目付30g/mのエアースルー不織布(PE/PET)によって構成されてよい。表面シートと吸収コアの間にセカンドシートが設けられてよい。セカンドシートしては、表面シートと同様の材料によって構成されてよい。本体部の幅方向の外側には、表面シートが配置されず、サイドシートが配置されてもよい。サイドシートとしては、目付13g/mのSMS不織布(PP)によって構成されてよい。吸収コアの吸収材料は、針葉樹クラフトパルプと高吸収ポリマーによって構成されてよい。吸収材料全体の重量に対する高吸収ポリマーの重量の比率は、10%であってよい。排泄口対向域S1を含む領域の吸収コアの目付は、周囲の吸収コアの目付よりも高く構成されてよい。排泄口対向域S1を含む領域の吸収コアの目付は、950g/mであってよく、周囲の吸収コアの目付は、300g/mであってよい。裏面シートは、目付23.5g/mのポリエチレンフイルム(非通気タイプ)によって構成されてよい。吸収性物品は、表面シートと吸収コアが厚み方向に圧搾された圧搾部が形成されていてもよい。本体粘着部は、ゴム系のホットメルト型接着剤によって構成されてよい。本体粘着部の目付は、27g/mのであってよい。本体粘着部は、幅方向に空けて6本設けられてよい。各本体粘着部の幅方向の長さは、5mm、各本体粘着部の前後方向の長さは、320mmであってよい。吸収性物品の前後方向の長さは、420mm、吸収性物品の幅方向の長さは、200mmであってよい。後処理用のテープ部材は、目付35g/mのポリエチレンフイルムによって構成されてよい。テープ部材の長手方向の長さは、45mm、テープ部材の短手方向の長さは、25mmであってよい。テープ部材は、100g/mのゴム系のホットメルト型接着剤によって本体部に固定されてよい。接着剤は、幅21mm、かつ長さ5mmの範囲で塗布されてよい。テープ部材の裏面シート側の面には、印刷が施されてよい。印刷は、ピンク糸のウレタン系インクを用いてよい。また、伸長するテープ部材としては、目付10g/mのポリプロピレン層、10g/mのスチレン系ゴム層、及び目付10g/mのポリプロピレン層の積層によって構成されてよい。
テープ部材60の自由端は、固定部62とは反対側で延出方向側の端部に向けられていてよい。この場合、テープ部材60を吸収性物品10の外縁よりも外側に延出させる際に、テープ部材60の固定部62には延出方向にのみ力が働くことになる。これにより、テープ部材の固定部62に捲り返すような力がかからないため、テープ部材60の固定強度を維持することができる。
使用者は、吸収性物品10の使用後に吸収性物品10を前後方向Lに巻いた後、テープ部材60を吸収性物品10の外縁よりも外側に延出させることができる(図4参照)。使用中においては、テープ部材60は、裏面シート22の非肌面側で吸収性物品10の外縁よりも内側に配置されているため、テープ部材60に経血のような体液が付着しない。使用者は、吸収性物品10の使用後に、外側に延出させたテープ部材60を、裏面シート22の別の部分に設けられた粘着部70に取り付けることによって、吸収性物品10を丸めた状態に維持することができる。ここで、テープ部材60に経血のような体液が付着しないため、テープ部材60と粘着部70との接合力の低下を防止することができ、これにより吸収性物品10を小さく丸めた状態に維持し易くすることができる。
さらに、吸収性物品10の使用中においては、テープ部材60は、裏面シート22の非肌面側に設けられ、吸収性物品10の外縁より外側へ延びていないため、テープ部材60は、着用者の肌に直接当たらない。したがって、使用中の違和感や不快感を低減することができる。
テープ部材60は、吸収性物品10の後側縁E2から、前後方向Lにおける吸収性物品10の長さの1/3の長さの範囲内において、幅方向Wにおける吸収性物品10の中央部に設けられていることが好ましい。これにより、テープ部材60は、着用者の臀部の割れ目(臀裂)に相当する位置に配置される。このように着用者の肌の凹んだ箇所にテープ部材60が配置されるため、テープ部材60に起因する着用の違和感を軽減することができる。
テープ部材60は、吸収性物品10の後側縁E2から、前後方向Lにおける吸収性物品10の長さの15%の長さの範囲内に設けられていることがより好ましい。これにより、テープ部材60は、着用者の臀部の割れ目(臀裂)に相当する位置に配置される。このように着用者の肌の凹んだ箇所にテープ部材60が配置されるため、テープ部材60に起因する着用の違和感を軽減することができる。
テープ部材60は、吸収性物品10の後側縁よりも後側に延出可能に構成されていることが好ましい。テープ部材60は、折り線F1~F3のうちの最も後側の折り線F3よりも後側に設けられていることがより好ましい。約8割の使用者は、使用後の吸収性物品10を前側から巻き始める。テープ部材60が吸収性物品10の後側縁よりも後側に延出可能に構成されていることにより、多くの使用者は、巻き取り方向に沿ってテープ部材60を延出させて、テープ部材60を本体粘着部70へ取り付けることができる。
好ましくは、本体粘着部70は、テープ部材60を前後方向Lに延長した仮想線上に設けられている。より好ましくは、本体粘着部70は、テープ部材60を延伸方向とは反対の方向に延長した仮想線上に設けられている。これにより、テープ部材60を吸収性物品の後側縁E2よりも後側に延出させ、巻かれた吸収性物品10に真っ直ぐテープ部材60を沿わせると、テープ部材60に本体粘着部70が付着する。したがって、使用者は、テープ部材60を本体粘着部70の位置へ向けて斜めに引っ張ることなく容易に吸収性物品10を丸めた状態に維持することができる。
上記の仮想線上に設けられた本体粘着部70の、延伸方向と直交する方向における幅W3は、テープ部材60の延伸方向と直交する方向における幅W1よりも大きいことが好ましい。これにより、吸収性物品10を巻いた状態でテープ部材60を延伸方向に伸張させたときに、テープ部材60が真っ直ぐではなく多少曲がって引き出されたとしても、テープ部材60の非固定部64が本体粘着部70のところに位置する。したがって、使用者は、テープ部材を粘着部に容易に貼り付けることができる。
本体粘着部70は、幅方向Wに間隔をあけて複数設けられていてよい。この場合、幅方向Wにおけるテープ部材60の幅W1は、幅方向Wにおける本体粘着部70どうしの間隔W2より大きいことが好ましい。これにより、使用者がテープ部材60を引き出した先に本体粘着部70が存在しないということを防ぐことができる。したがって、使用者は、テープ部材60を粘着部70へ容易に取り付けることができる。
テープ部材60の、本体粘着部70に当接させる方の面は、平滑であることが好ましい。例えば、テープ部材60の、本体粘着部70に当接させる方の面のKESの表面粗さは、0.5~1.5程度の範囲であってよい。テープ部材60の、本体粘着部70に当接させる方の面が平滑であるため、本体粘着部70に対するテープ部材60の接触面積を増大させることができる。これにより、吸収性物品10を丸めた状態でテープ部材60を本体粘着部70に粘着させたときに、テープ部材60が本体粘着部70から外れてしまうことを抑制することができる。
なお、KESの表面粗さは、例えばカトーテック株式会社(Kato Tekko Co.,LTD.)製の表面試験装置(KES-FB4-AUTO-A)を用いて測定することができる。具体的には、まず、測定対象であるテープ部材(試験片)を、表面試験装置の測定テーブル上に載せる。それから、試験片に皺ができないように試験片を固定した状態で、表面試験装置の測定端子を試験片に接触させつつ測定端子を測定方向に移動させる。なお、試験片は、測定方向における長さが100mm、測定方向に直交する方向の幅が50mmのサイズにカットされてもよい。前述のKESの表面粗さは、この測定によって得られた粗さ(SMD)の値によって規定される。
裏面シート22とテープ部材60の両方が、フィルム、例えば合成樹脂フィルムから構成されていてよい。また、テープ部材60の裏面シート22に接する面と、裏面シート22のテープ部材60に接する面と、の少なくとも一方、好ましくは両方が、静電気防止処理されていないことが好ましい。
また、テープ部材60は静電気防止剤を含まないフィルムにより構成されていてよい。これにより、テープ部材60は、静電気によって本体部に貼り付き易くなる。テープ部材60が本体部に貼り付くことにより、吸収性物品10の着用中に、テープ部材60が捲れることを抑制することができる。
テープ部材60の固定部62の少なくとも一部は、吸収体30と厚み方向に重なっていることが好ましい。吸収体30が存在する領域は、吸収性物品10の中で特に剛性が高い領域になる。テープ部材60の固定部62が吸収体30と厚み方向に重なっているため、吸収性物品10を巻いたときに、剛性の高い領域に位置するテープ部材60の固定部62は、吸収性物品10とともにしっかりと湾曲する。このように、テープ部材60の固定部62がしっかりと湾曲することで、テープ部材60の自由端がより裏面シート22から浮き上がり易くなる。よって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
延伸方向に直交する方向における固定部62の幅と同一の幅あたりの裏面シート22の引張強度は、テープ部材60の非固定部64の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い。これにより、テープ部材60の非固定部64の長さを1.5倍に伸張させるようにテープ部材60を引っ張ったとしても、裏面シート22が破れる可能性が低くなり、体液を吸収した吸収体30から体液が漏れ出ることを抑制することができる。したがって、清潔に吸収性物品を廃棄することができる。
延伸方向に直交する方向における固定部62の幅と同一の幅あたりの裏面シート22の引張強度は、テープ部材60の非固定部62を引っ張ることにより破断させるために必要な引張力よりも高いことがより好ましい。これにより、テープ部材60を強く引っ張ったとしても、裏面シート22が破断する前にテープ部材60が破断する。そのため、体液を吸収した吸収体30から体液が漏れ出ることをより抑制することができる。
さらに、テープ部材60の非固定部64の長さを1.5倍、好ましくは3.0倍に伸張させたとき、テープ部材60の非固定部64の幅は好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上である。これにより、テープ部材60の非固定部64の伸張によってテープ部材60の非固定部64がネックインしたとしても、テープ部材60の非固定部64の幅を確保することができるため、吸収性物品10を丸めた状態でテープ部材60により固定し易い。
ここで、裏面シート22の引張強度及びテープ部材60の非固定部64の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力は、例えば、インストロン社製の引張試験機(型番:5543)によって測定することができる。
まず、吸収性物品10の裏面シート22及びテープ部材60から、長さ40mm、幅25mmのサンプルを切り出す。ここで、長さは、テープ部材60を引っ張る方向、図示した実施形態では前後方向Lにおける長さに相当する。幅は、当該長さに直交する方向の幅、図示した実施形態では幅方向Wにおける長さに相当する。ここで、裏面シート22の場合、テープ部材60の固定部62に隣接する部分を含むように、上記サンプルを切り出すようにする。
次に、切り出されたサンプルの長さ方向の両端部を引張試験機の一対のチャックにより挟む。ここで、引張試験機のチャックは、サンプルの長さ方向の両端部を10mmずつ挟み込む。すなわち、一対のチャックどうしの間の距離は、20mmである。ここで、テープ部材60については、テープ部材60の非固定部64のみが一対のチャックどうしの間に位置するよう留意する。
次に、引張試験機の一対のチャックどうしの間の距離を1000mm/minのスピードでサンプルが破断するまで広げる。サンプルの長さが1.5倍になったとき、すなわちチャックどうしの間の距離が30mmになったときに、チャックにかかる引張力を測定する。この引張力を、テープ部材60及び裏面シート22を1.5倍伸張させるために必要な引張力とする。
また、サンプルが破断したときにも、チャックにかかる引張力を測定する。この引張力が、テープ部材60及び裏面シート22の破断強度である。本明細書において、前述した裏面シート22の引張強度は、この裏面シート22の破断強度によって規定される。
テープ部材60の非固定部64を厚み方向に30g/cmの力でウイング粘着部42、フラップ粘着部52又は本体粘着部70に固定させたときのテープ部材60の接合強度が、0.5N以上であることが好ましい。これにより、テープ部材60がウイング粘着部42、フラップ粘着部52又は本体粘着部70から剥がれることを抑制し、吸収性物品10を丸めた状態で維持し易くなる。
テープ部材60の非固定部64を厚み方向に30g/cmの力でウイング粘着部42、フラップ粘着部52又は本体粘着部70に固定させたときのテープ部材60の接合強度は、以下のように測定される。
まず、吸収性物品を前後方向に丸め、テープ部材60の非固定部62を本体粘着部70に固定する。この際、略円筒形状に丸められた吸収性物品の直径(幅方向Wから見たときの直径)が40mm程度となるようにする。次に、35mm×50mmのサイズの底面を有する重りを吸収性物品10の上に置く。重りは、テープ部材60と本体粘着部70とが止着された部分に置かれる。ここで、重りの重量は、525gとする。
次に、吸収性物品上に重りを1分間載せた後に、吸収性物品からテープ部材60を含むサンプルを切り出す。ここで、サンプルは、テープ部材60全体と、テープ部材60の固定部62に固定された裏面シート22の部分と、テープ部材60が止着された本体粘着部70を含む裏面シート22の部分を含む。具体的には、サンプルは、サンプルの一端にテープ部材60の固定部が位置するよう切り取られる。これにより、2つの裏面シート22の部分がテープ部材60によって互いに繋がった状態のサンプルが得られる。サンプルの幅は25mmであり、サンプルの長さは70mmである。なお、サンプルの長さは、テープ部材60の延伸方向における長さに相当する。
次に、切り出されたサンプルについて、テープ部材60の非固定部64の先端と、サンプルの裏面シート22の端部(テープ部材の固定部62から遠い方の端部)とを、上記の引張試験機のチャックに挟み込む。一対のチャックどうしの間の距離は、20mmである。
次に、引張試験機の一対のチャックどうしの間の距離を1000mm/minのスピードで広げる。これにより、サンプルを構成する2つの裏面シート22が分離する。2つの裏面シート22が分離したときに、チャックにかかる引張力を測定する。テープ部材60の非固定部64を厚み方向に30g/cmの力で粘着部に固定させたときのテープ部材60の接合強度は、この測定で得られた引張力によって規定される。
延伸方向に直交する方向における固定部62の幅は、延伸方向に直交する方向におけるテープ部材60の幅W1よりも短いことが好ましい。これにより、テープ部材60の非固定部64を引っ張ったときに、テープ部材60の幅全体よりも短い固定部62の幅のところに、伸張方向に強い力がかかる。したがって、テープ部材60の非固定部62を伸張させるために必要な引張力を小さくすることができる。
延伸方向に直交する方向における固定部62の幅は、延伸方向に直交する方向におけるテープ部材60の幅W1の半分以上であることがより好ましい。延伸方向に直交する方向における固定部62の幅を大きくすることによって、テープ部材60の非固定部64が、幅方向Wに捲れることを抑制することができる。これにより、テープ部材60の非固定部64が平面的に広がった状態を維持し易くなり、テープ部材60により吸収性物品10を丸めた状態で固定し易くなる。
テープ部材60の非固定部64は、吸収体30から離れた位置に設けられていてもよい。例えば、テープ部材60の非固定部64は、吸収体30から50mm以上離れた位置に設けられていることが好ましい。吸収体30が着用者の体液のような液体を吸収することによって、吸収体30と厚み方向に重なる裏面シート22はよれ、裏面シート22に皺が発生することになる。仮に、テープ部材60がこのような皺が生じる箇所に存在すると、皺の発生によりテープ部材60と裏面シート22との間に部分的に空間が生じる。これにより、テープ部材60が裏面シート22に密着できなくなり、テープ部材60は、吸収性物品10の着用中に裏面シート22に対して擦れて動き易くなる。その結果、テープ部材60が幅方向に丸まったり、折れ曲がったりし、テープ部材60が使用し難くなる。本態様では、テープ部材60の非固定部64は厚み方向において吸収体30から離れた位置、すなわち吸収体30が液体を吸収したとしても裏面シート22に皺が生じ難い位置に設けられている。したがって、テープ部材60が、着用中に、幅方向に丸まったり、折れ曲がったりすることを抑制することができる。
吸収体30には、所定パターンのエンボス(圧縮部)が形成されていてもよい。また、吸収体30は、周囲の吸収体30の目付よりも低い目付を有する低目付領域を有していてもよい。この場合、テープ部材60は、吸収体30に形成されたエンボス又は吸収体30に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっていることが好ましい。テープ部材60が、吸収体30に形成されたエンボス又は吸収体30に設けられた低目付領域と厚み方向に重なっていると、テープ部材60と裏面シート22(吸収体30)との間に隙間ができ易い。したがって、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60がより裏面シート22から浮き上がり易くなり、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
テープ部材60の少なくとも固定部62を除く領域は、ウイング粘着部42、フラップ粘着部52及び本体粘着部70と重ならない位置に設けられていることが好ましい。これにより、吸収性物品10を巻いたときにテープ部材60が裏面シート22から浮き上がり易くなる。したがって、使用者は、テープ部材60をより容易につまんで操作できるようになる。
ウイング粘着部42、フラップ粘着部52及び本体粘着部70は、吸収性物品10の展開状態において、非固定部64の延伸を伴わない非固定部64の可動範囲(図2の領域S)内よりも外側に設けられていることが好ましい。すなわち、テープ部材60は、延伸されない状態では、ウイング粘着部42、フラップ粘着部52又は本体粘着部70に付着しない。これにより、吸収性物品10の着用中に、テープ部材60がウイング粘着部42、フラップ粘着部52及び本体粘着部70に付着してしまうことを防止することができる。
また、吸収性物品10の外縁に沿ってエンボスが形成されていてよい。このエンボスは、例えば表面シート20及び裏面シート22に施されていてよい。この場合、エンボスの一部は、テープ部材60にも形成されていてよい。
以上、上述の実施形態を用いて本考案について詳細に説明したが、当業者にとっては、本考案が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本考案は、実用新案登録請求の範囲の記載により定まる本考案の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本考案に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 吸収性物品
20 表面シート
22 裏面シート
30 吸収体
40 ウイング
42 ウイング粘着部
50 ヒップフラップ
52 フラップ粘着部
60 テープ部材
62 固定部
64 非固定部
70 本体粘着部
S1 排泄口対向域
L 前後方向
W 幅方向

Claims (15)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、
    延伸方向に伸張可能な後処理用のテープ部材と、を有し、
    前記テープ部材は、
    前記裏面シートに固定された固定部と、
    前記裏面シートに固定されていない非固定部と、
    を有し、
    前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅と同一の幅あたりの前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い、吸収性物品。
  2. 前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅と同一の幅あたりの前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材の前記非固定部を引っ張ることにより破断させるために必要な引張力よりも高い、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記テープ部材の前記非固定部の表面は、粘着材を有していない、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させたとき、前記テープ部材の前記非固定部の幅は5mm以上である、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅は、前記延伸方向に直交する方向における前記テープ部材の幅よりも短い、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記延伸方向に直交する方向における前記固定部の幅は、前記延伸方向に直交する方向における前記テープ部材の幅の半分以上である、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記裏面シートよりも肌面側に吸収体を有し、
    前記テープ部材の前記非固定部は、厚み方向において前記吸収体から離れた位置に設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記粘着部は、前記テープ部材を前記延伸方向とは反対の方向に延長した仮想線上に設けられている、請求項8に記載の吸収性物品。
  10. 前記仮想線上に設けられた前記粘着部の、前記延伸方向と直交する方向における幅は、前記テープ部材の前記延伸方向と直交する方向における幅よりも大きい、請求項9に記載の吸収性物品。
  11. 前記テープ部材の、前記粘着部に当接させる方の面は、平滑である、請求項8から10のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  12. 前記テープ部材の前記非固定部を厚み方向に30g/cmの力で前記粘着部に固定させたときの前記テープ部材の接合強度が、0.5N以上である、請求項8から11のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  13. 前記粘着部は、前記吸収性物品の展開状態において、前記非固定部の延伸を伴わない前記非固定部の可動範囲内よりも外側に設けられている、請求項8から12のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  14. 前記テープ部材は、塑性変形可能であり、
    前記裏面シートの引張強度は、前記テープ部材が塑性変形して前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させるために必要な引張力よりも高い、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  15. 前記テープ部材の前記非固定部の長さを1.5倍に伸張させた状態で、前記テープ部材の前記非固定部は、前記延伸方向と直交する方向にネックインする、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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