JPWO2018066041A1 - 性能異常検出装置、性能異常検出方法、及び性能異常検出プログラム - Google Patents

性能異常検出装置、性能異常検出方法、及び性能異常検出プログラム Download PDF

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Abstract

性能異常検出装置は、対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得する性能情報取得部と、前記性能情報取得部が取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部が前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定する障害特定部と、前記障害特定部が前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録するパラメータ登録部と、を有する。

Description

本件は、性能異常検出装置、性能異常検出方法、及び性能異常検出プログラムに関する。
センサノードを広域に設置し、各センサノードが計測した計測値を取得して解析するシステムの開発・運用が進められている。例えば、マンホールの蓋の裏側に設置した各センサノードが下水の水位やガス濃度を計測し、計測値を診断することによりマンホール下の異常を検出するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
ここで、センサノードから計測値を取得する際に無線通信が利用される場合、車両等による遮蔽や、周辺からの干渉といった通信障害が発生すると、計測値を取得できなくなることがある。そのため、無線通信の異常を高精度に検出する技術が重要となる。
無線通信の異常を検出する技術としては、例えば、正常時の観測データで生成したクラスタと比較することで異常を検出する方法が知られている(例えば特許文献2参照)。特許文献2に開示される技術は、機械設備の異常診断・予防保全システムであり、運転スケジュールをもとに、正常な時系列データを用いて、時間帯ごとにクラスタを生成し、該クラスタと比較することにより異常を検出する技術である。
特開2016−114458号公報 特開2016−033778号公報
ところで、上述したシステムにおいて安価なセンサノードを利用したり、解析前に計測値を集約するゲートウェイを利用したりする場合、ハードウェアやソフトウェアのスペック不足や故障などによっても計測値を取得できなくなることがある。そのため、センサノードやゲートウェイの性能異常(例えば通信性能の異常や情報処理性能の異常など)を高精度に検出する技術も重要となる。
そこで、1つの側面では、対象装置の性能異常を高精度に検出できる性能異常検出装置、性能異常検出方法、及び性能異常検出プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に開示の性能異常検出装置は、対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得する性能情報取得部と、前記性能情報取得部が取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部が前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定する障害特定部と、前記障害特定部が前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録するパラメータ登録部と、を有する性能異常検出装置である。
本明細書に開示の性能異常検出方法は、対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得し、取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出し、前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定し、前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、処理をコンピュータが実行する性能異常検出方法である。
本明細書に開示の性能異常検出プログラムは、対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得し、取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出し、前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定し、前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、処理をコンピュータに実行させるための性能異常検出プログラムである。
本明細書に開示の性能異常検出装置、性能異常検出方法、及び性能異常検出プログラムによれば、対象装置の性能異常を高精度に検出することができる。
図1は性能異常検出システムの一例を説明するための図である。 図2はセンサノードのハードウェア構成の一例である。 図3はゲートウェイのハードウェア構成の一例である。 図4は第1実施形態に係るセンサノード及びゲートウェイの機能ブロック図の一例である。 図5は環境情報記憶部の一例である。 図6は性能情報記憶部の一例である。 図7は判定パラメータ記憶部の一例である。 図8はゲートウェイの動作の一例を示すフローチャートである。 図9は障害種別特定処理の一例を表すフローチャートである。 図10は性能悪化の一例を説明するための図である。 図11は判定パラメータ登録処理の一例を表すフローチャートである。 図12は性能悪化の他の一例を説明するための図である。 図13は判定パラメータの登録例を説明するための図である。 図14は第2実施形態に係るセンサノード及びゲートウェイの機能ブロック図の一例である。 図15は判定パラメータ登録処理に追加されるフローチャートの一例である。 図16(a)は障害名登録画面の一例である。図16(b)は第2実施形態に係る判定パラメータ記憶部の一例である。 図17は第3実施形態に係るセンサノード及びゲートウェイの機能ブロック図の一例である。 図18は悪化性能抽出部の動作の一例を示すフローチャートである。 図19は悪化判定手法設定画面の一例である。 図20は第4実施形態に係るセンサノード及びゲートウェイの機能ブロック図の一例である。 図21はパラメータ登録部及び情報取得部の動作の一例を示すフローチャートである。 図22は第4実施形態に係る判定パラメータ記憶部の一例である。 図23は第5実施形態に係るセンサノード及びゲートウェイの機能ブロック図の一例である。 図24は第5実施形態に係る障害特定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図25は第6実施形態に係るパラメータ登録部の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は性能異常検出システムSの一例を説明するための図である。性能異常検出システムSは複数のセンサノード100、性能異常検出装置としての複数のゲートウェイ200、及びサーバ300を備えている。ゲートウェイ200とサーバ300は有線ネットワークNW1により接続されている。有線ネットワークNW1としては例えばインターネットがある。一方、センサノード100とゲートウェイ200は無線ネットワークNW2により接続されている。無線ネットワークNW2としては例えば無線LANがある。尚、センサノード100及びゲートウェイ200はいずれか一方又は双方が1つであってもよい。また、ゲートウェイ200とサーバ300との接続は有線ネットワークNW1ではなく、無線ネットワークNW2であってもよいし、有線ネットワークNW1と無線ネットワークNW2が混在していてもよい。
センサノード100は例えばマンホールの蓋の裏面に設けられる。センサノード100は複数のセンサを備えている。各センサはマンホール下の温度や湿度、マンホール下に流れる下水の水位やマンホール下に存在するガスのガス濃度など、マンホール下の環境を数値化した環境値を計測する。また、センサノード100は自身の無線通信の性能(例えば無線品質)及び情報処理の性能(例えばハードウェアやソフトウェアの性能)を数値化した性能値を計測する。センサノード100は計測した環境値及び性能値をゲートウェイ200に対して無線通信により送信する。
ゲートウェイ200は例えば電柱などに設置される。ゲートウェイ200はセンサノード100から送信された環境値及び性能値を受信し、受信した環境値及び性能値に基づいて、センサノード100の性能異常を検出する。尚、ゲートウェイ200は自身の無線通信の性能及び情報処理の性能を数値化した性能値を計測し、その性能値に基づいて自身の性能異常を検出してもよい。ゲートウェイ200は性能異常を検出すると、障害の種別を特定し、特定結果をサーバ300に通知する。以下、センサノード100及びゲートウェイ200のそれぞれについて詳しく説明する。
まず、図2を参照して、センサノード100のハードウェア構成について説明する。
図2はセンサノード100のハードウェア構成の一例である。図2に示すように、センサノード100は、Central Processing Unit(CPU)100A、Random Access Memory(RAM)100B、及びRead Only Memory(ROM)100C、Electrically Erasable Programmable Read Only Memory(EEPROM)100Dを含んでいる。また、センサノード100は、Hard Disk Drive(HDD)100E、Radio Frequency(RF)回路100F、及びAnalogue/Digital(AD)コンバータ100Gを含んでいる。RF回路100Fにはアンテナ100F´が接続されている。RF回路100Fに代えて無線通信機能を実現するCPUが利用されてもよい。ADコンバータ100Gには複数のセンサ100G´が接続されている。CPU100A〜ADコンバータ100Gは、内部バス100Hによって互いに接続されている。少なくともCPU100AとRAM100Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
上述したRAM100Bには、ROM100CやEEPROM100D、HDD100Eに記憶されたプログラムがCPU100Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU100Aが実行することにより、後述する各種の機能が実現され、また、各種の処理が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
続いて、図3を参照して、ゲートウェイ200のハードウェア構成について説明する。尚、上述したサーバ300については基本的にゲートウェイ200と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図3はゲートウェイ200のハードウェア構成の一例である。図3に示すように、ゲートウェイ200は、少なくともCPU200A、RAM200B、ROM200C、ネットワークI/F(インタフェース)200D、及びRF回路200Eを含んでいる。RF回路200Eにはアンテナ200E´が接続されている。RF回路200Eに代えて無線通信機能を実現するCPUが利用されてもよい。
また、ゲートウェイ200は、必要に応じて、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200I、HDD200Jの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200AからHDD200Jは、内部バス200Kによって互いに接続されている。少なくともCPU200AとRAM200Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
入力I/F200Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F200Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
ネットワークI/F200Dは、例えばポートとPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。サーバ300は、ネットワークI/F200Dを介して有線ネットワークNW1と接続される。
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Jに記憶されたプログラムがCPU200Aによって格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、ゲートウェイ200は後述する各種の機能を実現し、また、後述する各種の処理を実行する。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図4から図7までを参照して、センサノード100及びゲートウェイ200の各機能について説明する。
図4は第1実施形態に係るセンサノード100及びゲートウェイ200の機能ブロック図の一例である。図5は環境情報記憶部225の一例である。図6は性能情報記憶部235の一例である。図7は判定パラメータ記憶部250の一例である。まず、センサノード100について説明する。センサノード100は、環境計測部110、性能計測部120、及び通信部130を含んでいる。
環境計測部110は上述した環境値を定期的に計測し、計測した環境値と計測時刻とセンサノードを識別するノードIDを含む環境情報を生成する。性能計測部120は上述した性能値を定期的に計測し、計測した性能値と計測時刻とノードIDを含む性能情報を生成する。通信部130は環境計測部110が生成した環境情報と性能計測部120が生成した性能情報を取得し、取得した環境情報及び性能情報を、無線ネットワークNW2を介してゲートウェイ200に送信する。
尚、環境計測部110は例えば上述したADコンバータ100G及び複数のセンサ100G´などにより実現される。性能計測部120は例えばハードウェアやソフトウェアの性能を計測するプログラムを上述したCPU100Aが実行することによって実現される。通信部130は例えば上述したRF回路100F及びアンテナ100F´によって実現される。
次に、ゲートウェイ200について説明する。ゲートウェイ200は、通信部210、環境情報取得部220、環境情報記憶部225、性能情報取得部230、及び性能情報記憶部235を含んでいる。また、ゲートウェイ200は、異常検出部240、判定パラメータ記憶部250、障害特定部260、パラメータ登録部270、及び特定結果通知部280を含んでいる。尚、ゲートウェイ200が実現するこれら機能の少なくとも一部はサーバ300が実現してもよい。しかしながら、サーバ300にゲートウェイ200の全て又は大部分の機能を含めると、ゲートウェイ200からサーバ300への通信負荷が増大するため、ゲートウェイ200が大部分の情報処理を実行し、その処理結果をサーバ300に送信する方が好ましい。
通信部210は各種の情報や要求を送信したり受信したりする。例えば、通信部210はセンサノード100から送信された環境情報及び性能情報を受信する。通信部210は環境情報を受信した場合、環境情報取得部220に送信する。通信部210は性能情報を受信した場合、性能情報取得部230に送信する。尚、通信部210は例えば上述したRF回路200E及びアンテナ200E´によって実現される。
環境情報取得部220は通信部210から送信された環境情報を受信する。例えば、環境情報取得部220は環境情報の送信要求を定期的に発行してセンサノード100に向けて発信し、センサノード100から送信要求に応じて送信された環境情報を受信する。これにより、環境情報取得部220はセンサノード100から環境情報を取得する。尚、送信要求を利用する方式に代えて、センサノード100が定期的に環境情報を送信する方式を利用してもよい。また、環境値に変化があるときにセンサノード100が環境情報を送信する方式を利用してもよい。環境情報取得部220は環境情報を取得すると、取得した環境情報を環境情報記憶部225に格納し、異常検出部240に環境情報記憶部225の更新を通知する。
環境情報記憶部225は環境情報を記憶する。より詳しくは、図5に示すように、環境情報記憶部225は環境情報を複数の環境情報テーブルT1によりノードID毎に管理する。上述したように、環境情報は、ノードID、計測時刻を表すタイムスタンプ、並びに、温度、湿度、水位、及びガス濃度(図5では単にガスと表記)といった各種の環境値を構成要素として含んでいる。図5では、環境値として温度、湿度、水位、ガス濃度が示されているが、温度、湿度、水位、ガス濃度の一部を計測するセンサノードであれば、計測されない環境値は環境情報の構成要素に含まれない。また、無線通信の障害(例えば干渉や遮蔽など)により環境情報取得部220が環境情報の取得を失敗すると、図5に示すように、連続する環境値の一部が欠落する。
性能情報取得部230は通信部210から送信された性能情報を受信する。例えば、性能情報取得部230は性能情報の送信要求を定期的に発行してセンサノード100に向けて発信し、センサノード100から送信要求に応じて送信された性能情報を受信する。これにより、性能情報取得部230はセンサノード100から性能情報を取得する。尚、センサノード100とゲートウェイ200との間にアクセスポインタやルータといった無線通信用の中継器(以下、単に無線中継器という)が介在する場合には、性能情報取得部230は無線中継器を介して性能情報を取得してもよい。また、性能情報取得部230はゲートウェイ200自身の性能情報を取得してもよい。性能情報取得部230は性能情報を取得すると、取得した性能情報を性能情報記憶部235に格納し、異常検出部240に性能情報記憶部235の更新を通知する。
性能情報記憶部235は性能情報を記憶する。より詳しくは、図6に示すように、性能情報記憶部235は性能情報を複数の性能情報テーブルT2によりノードID毎に管理する。上述したように、性能情報は、ノードID、タイムスタンプ、及び、各種の性能値を構成要素として含んでいる。図6では、情報処理性能の性能値としてCPU使用率及びメモリ使用率が示されている。通信性能の性能値としてReceived Signal Strength Indicator(RSSI:電波強度)、Link Quality(LQ:リンク品質)、応答時間、及び再送回数が示されている。尚、情報処理性能の性能値としてHDD使用率、バッテリ残量、デバイス内温度、内部処理時間などが利用されてもよい。通信性能の性能値としてPacket Error Rate(PER:パケットエラー率)、チャネル利用率、アクティブノード数などが利用されてもよい。図6に示す性能値の一部を計測するセンサノードであれば、計測されない性能値は性能情報の構成要素に含まれない。また、無線通信の障害(例えば干渉や遮蔽など)が発生すると、図6に示すように、連続する性能値の一部が所定の閾値を超える場合がある。図6では、LQに閾値「250」が設定されている場合に、LQ「250」以下は閾値超えに該当することを表している。同様に、再送回数に閾値「4」が設定されている場合、再送回数「4」以上は閾値超えに該当することを表している。
異常検出部240は環境情報取得部220が取得した複数の環境情報に異常な環境情報が含まれていたり、性能情報取得部230が取得した複数の性能情報に異常な性能情報が含まれていたりする場合に、センサノード100の異常を検出する。具体的には、異常検出部240は環境情報取得部220から環境情報記憶部225の更新が通知されると、環境情報記憶部225から直近の環境情報を抽出する。また、異常検出部240は性能情報取得部230から性能情報記憶部235の更新が通知されると、性能情報記憶部235から直近の性能情報を抽出する。異常検出部240は抽出した環境情報に含まれる環境値や性能情報に含まれる性能値が欠落していたり、閾値を超えていたりすると、センサノード100の異常を検出する。異常検出部240は異常の発生を検出すると、障害特定部260に異常発生を通知し、障害特定部260に異常発生と判定した環境情報や性能情報に含まれる各種の構成要素を送信する。具体的には、環境情報であれば、異常検出部240は環境情報のノードID、タイムスタンプ、環境値及びその環境値に対応する環境値名を送信する。性能情報であれば、異常検出部240は性能情報のノードID、タイムスタンプ、性能値及びその性能値に対応する性能名を送信する。尚、異常検出部240は抽出した直近の複数の環境値や性能値から平均値や分散値を算出し、算出した平均値や分散値が閾値を超えるか否かにより、異常の発生を判定してもよい。
障害特定部260は、異常検出部240が異常を検出した場合に、判定パラメータ記憶部250を参照して、異常な性能情報に相当する障害の障害種別を特定する。すなわち、障害特定部260は異常検出部240から異常発生が通知されると、障害種別を特定する。ここで、判定パラメータ記憶部250はセンサノード100の障害種別を判定するための判定パラメータを記憶する。具体的には、図7に示すように、判定パラメータ記憶部250は障害種別と複数のパラメータ(例えばCPU使用率、RSSI、LQなど)を関連付けて判定パラメータとして記憶する。複数のパラメータの一部にはフラグ「1」やフラグ「0」が設定されている。フラグ「1」はそのパラメータが悪化していることを表している。フラグ「0」はそのパラメータが悪化していないことを表している。したがって、図7に示す上段の判定パラメータではRSSIが悪化しておらず、LQと再送回数が悪化していることを表している。このような複数のパラメータにより表されるパラメータセットには障害種別「干渉」が関連付けられている。一方で、下段の判定パラメータではRSSI、LQ及び再送時間がいずれも悪化していることを表している。このような複数のパラメータにより表されるパラメータセットには障害種別「遮蔽」が関連付けられている。
障害特定部260は、判定パラメータ記憶部250からパラメータセットを抽出して、異常な性能情報に相当する障害種別を特定できるか否かを判定し、障害種別を特定できた場合、障害種別などを特定結果通知部280に通知する。一方、障害特定部260は、障害種別を特定できなかった場合、判定パラメータ記憶部250の更新依頼を後述する判定パラメータ管理部271に通知し、該当する性能情報のノードID、タイムスタンプ、性能値及び性能名を判定パラメータ管理部271に送信する。
パラメータ登録部270は障害特定部260が障害種別を特定できない場合に、異常な性能情報に相当する障害種別を表す判定パラメータを判定パラメータ記憶部250に登録する。図4に示すように、パラメータ登録部270は判定パラメータ管理部271と悪化性能抽出部272を含んでいる。
判定パラメータ管理部271は障害特定部260から更新依頼が通知されると、悪化性能の抽出依頼を悪化性能抽出部272に通知するとともに、障害特定部260から送信されたノードID、タイムスタンプ、性能値及び性能名を悪化性能抽出部272に送信する。また、判定パラメータ管理部271は悪化性能抽出部272から送信されたパラメータセットを受信すると、受信したパラメータセットを判定パラメータとして判定パラメータ記憶部250に登録する。さらに、判定パラメータ管理部271は悪化性能抽出部272から送信されたノードIDなどを受信すると、受信したノードIDを障害特定部260に送信する
悪化性能抽出部272は判定パラメータ管理部271から抽出依頼が通知されると、判定パラメータ管理部271から送信されたノードIDに基づいて取得でき、かつ、送信されたタイムスタンプ以前の直近の性能値を性能情報記憶部235から抽出する。悪化性能抽出部272は性能値を抽出すると、性能毎に性能悪化の有無を判定し、性能悪化がある場合にはその性能に対応するパラメータに対し性能悪化を表すフラグ「1」を設定する。逆に、悪化性能抽出部272は性能悪化がない場合にはその性能に対応するパラメータに対しフラグ「0」を設定する。悪化性能抽出部272はパラメータにフラグ「1」又はフラグ「0」を設定すると、フラグ「1」又はフラグ「0」が設定されたパラメータを組み合わせたパラメータセットと、該当するノードID、タイムスタンプ、性能値及び性能名を判定パラメータ管理部271に送信する。
特定結果通知部280は障害特定部260から障害種別などを受信すると、障害種別などを特定結果としてサーバ300に向けて送信する。したがって、Personal Computer(PC)などの端末装置を利用してサーバ300にアクセスできれば、性能異常検出システムSのシステム管理者やシステム利用者は障害種別を確認することができる。
続いて、図8を参照して、ゲートウェイ200の動作について説明する。
図8はゲートウェイ200の動作の一例を示すフローチャートである。まず、環境情報取得部220及び性能情報取得部230はそれぞれ環境情報及び性能情報を取得する(ステップS101)。ステップS101の処理が完了すると、環境情報取得部220及び性能情報取得部230はそれぞれ環境情報及び性能情報を対応する記憶部に格納する(ステップS102)。すなわち、環境情報取得部220であれば、環境情報を環境情報記憶部225に格納する。性能情報取得部230であれば、性能情報を性能情報記憶部235に格納する。
ステップS102の処理が完了すると、次いで、異常検出部240は環境情報又は性能情報を対応する記憶部から抽出する(ステップS103)。すなわち、異常検出部240は環境情報記憶部225から環境情報を抽出したり、性能情報記憶部235から性能情報を抽出したりする。尚、異常検出部240は環境情報及び性能情報を抽出してもよい。異常検出部240は環境情報と性能情報の一方又は双方を抽出すると、異常を検出したか否かを判定する(ステップS104)。
ここで、異常検出部240は異常を検出しなかった場合(ステップS104:NO)、処理を終了する。すなわち、異常検出部240はセンサノード100に異常が発生していないと判断する。具体的には、干渉や遮蔽といった通信異常が発生しておらず、かつ、故障や過負荷(いわゆるスペック不足)といったハードウェアの機器異常、ソフトウェアの処理異常が発生していないと異常検出部240は判断する。一方、異常検出部240は異常を検出した場合(ステップS104:YES)、障害特定部260は障害種別特定処理を実行する(ステップS105)。障害種別特定処理はセンサノード100に発生した障害種別を特定する処理である。尚、障害種別特定処理の詳細は後述する。
ステップS105の処理が完了すると、次いで、障害特定部260は障害種別を特定可能か否か判定する(ステップS106)。障害特定部260は障害種別特定処理の処理結果に基づいて障害種別を特定できた場合(ステップS106:YES)、特定結果通知部280は特定結果を通知し(ステップS107)。処理を終了する。
一方、障害特定部260は障害種別特定処理の処理結果に基づいて障害種別を特定できなかった場合(ステップS106:NO)、パラメータ登録部270は判定パラメータ登録処理を実行する(ステップS108)。判定パラメータ登録処理は判定パラメータ記憶部250に判定パラメータを登録する処理である。尚、判定パラメータ登録処理の詳細は後述する。ステップS108の処理が完了するとステップS107の処理に移行し、特定結果通知部280はステップS107の処理を実行して処理を終了する。
続いて、図9及び図10を参照して、上述した障害種別特定処理の詳細について説明する。
図9は障害種別特定処理の一例を表すフローチャートである。図10は性能悪化の一例を説明するための図である。上述したように、ステップS104の処理で異常検出部240が異常を検出すると、障害特定部260は判定パラメータ記憶部250にパラメータセットがあるか否かを判定する(ステップS201)。より詳しくは、フラグ「0」が設定されたパラメータやフラグ「1」が設定されたパラメータのパラメータセットがあるか否かを障害特定部260は判定する。第1実施形態では判定パラメータ記憶部250にフラグ「0」が設定されたパラメータやフラグ「1」が設定されたパラメータのパラメータセットが記憶されているため(図7参照)、障害特定部260は判定パラメータ記憶部250にパラメータセットがあると判定する(ステップS201:YES)。仮に、判定パラメータ記憶部250にフラグ「0」やフラグ「1」が設定されたパラメータのパラメータセットが記憶されていない場合、障害特定部260は判定パラメータ記憶部250にパラメータセットがないと判定する(ステップS201:NO)。
判定パラメータ記憶部250にパラメータセットがある場合、障害特定部260はパラメータセットを抽出する(ステップS202)。第1実施形態では上段及び下段の2つの判定パラメータのいずれにおいてもRSSI、LQ、及び再送回数にフラグ「0」又はフラグ「1」が設定されているため(図7参照)、障害特定部260はRSSI、LQ、及び再送回数をパラメータセットとして抽出する。
ステップS202の処理が完了すると、次いで、障害特定部260はパラメータセットに応じた性能値を性能情報記憶部235から抽出する(ステップS203)。より詳しくは、障害特定部260は異常発生の通知と併せて受信した性能情報の構成要素(具体的には、ノードID、タイムスタンプ、性能値、及びその性能値に対応する性能名)を利用して、性能情報記憶部235から性能値を抽出する。例えば、障害特定部260は受信したノードIDに基づいて性能情報テーブルT2(図6参照)のいずれかを特定する。次に、障害特定部260は特定した性能情報テーブルT2の中から抽出したパラメータセットに応じた性能名を特定する。最後に、特定した性能名に対応する性能値の中から受信したタイムスタンプの直近X個分の性能値を抽出する。尚、直近X個に代えて前後X個であってもよい。また、性能値の変化周期や変化量などによりX個を変更してもよい。例えば通信性能の場合は無秩序に大きく変化するためX個をより多め(例えば50個)とし、情報処理性能の場合は無秩序には大きく変化しないためX個をより少なめ(例えば10個)としてもよい。
したがって、ノードID「123456」が割り当てられたセンサノード100に異常が発生したと判定された場合、障害特定部260は性能情報記憶部235(図6参照)からパラメータセット(RSSI、LQ、及び再送回数)に応じた性能値であって、タイムスタンプ「00:00:04」の直近X個(例えば5個)の性能値を抽出する。
ステップS203の処理が完了すると、次いで、障害特定部260は性能悪化の有無を判定する(ステップS204)。より詳しくは、障害特定部260は抽出した性能値のそれぞれに対し性能悪化の有無を判定する。ここで、図10に示すように、抽出した性能値をグラフ化すると、例えばRSSIはばらつきが少ないため性能悪化が発生していない。ところが、LQ及び再送回数はいずれも一部がばらついた区間Z1が存在する。このように、一部の性能値に性能悪化が存在すれば、障害特定部260は性能悪化があると判定する(ステップS205:YES)。逆に、性能値のすべてに性能悪化が存在しなければ、障害特定部260は性能悪化がないと判定する(ステップS205:NO)。尚、性能悪化の判定については種々の判定手法を利用することができる。例えば、判定手法として平均値、中央値、分散値などを利用したり、特徴量の比較や閾値超えの有無を利用したりしてもよい。また、クラスタ分析やトレンド分析、正常時の学習パターンやクラスタとの比較を利用してもよい。クラスタ分析としては例えばK−Means法、X−Means法などがある。トレンド分析としては例えば最小二乗法や近似1次直線などがある。
ステップS205の処理において性能悪化がある場合、障害特定部260は判定した性能の組み合わせとパラメータセットを照合する(ステップS206)。例えば、障害特定部260は判定した性能の組み合わせであるRSSI、LQ及び再送回数とパラメータセットに設定されたフラグ「0」又は「1」とをそれぞれ照合する。ここで、上述したように、RSSIは性能悪化しておらず、LQ及び再送回数は性能悪化している。このため、障害特定部260は照合した結果、上段の判定パラメータと一致したと判断する(図7参照)。障害特定部260は照合した結果、判定パラメータとの一致を確認すると、一致した障害種別を特定し(ステップS207)、処理を終了する。したがって、第1実施形態では、障害特定部260は障害種別「干渉」を特定する。仮に、RSSI、LQ及び再送回数の全てが性能悪化している場合、障害特定部260は障害種別「遮蔽」を特定する。
尚、ステップS201の処理において判定パラメータ記憶部250にパラメータセットがない場合や、ステップS205の処理において性能悪化がない場合には、図8を参照して説明したステップS108の処理に移行する。すなわち、図8を参照して説明したステップS106の処理において障害特定部260が障害種別を特定できなかった場合と同様に、パラメータ登録部270は判定パラメータ登録処理を実行する。
続いて、図11から図13を参照して、上述した判定パラメータ登録処理の詳細について説明する。
図11は判定パラメータ登録処理の一例を表すフローチャートである。図12は性能悪化の他の一例を説明するための図である。図13は判定パラメータの登録例を説明するための図である。上述したように、(1)障害特定部260が障害種別を特定できなかった場合、(2)判定パラメータ記憶部250からパラメータセットを取得できなかった場合、又は、(3)性能悪化がないと判定した場合、図11に示すように、悪化性能抽出部272は全ての性能値を性能情報記憶部235から抽出する(ステップS301)。より詳しくは、判定パラメータ管理部271が障害特定部260から更新依頼が通知されると、更新依頼の通知と併せて受信した性能情報の構成要素(具体的には、ノードID、タイムスタンプ、性能値、及びその性能値に対応する性能名)を利用して、性能情報記憶部235から全ての性能値を抽出する。
したがって、例えばノードID「123456」が割り当てられたセンサノード100に異常が発生したと判定されて、障害種別が特定不能である場合、悪化性能抽出部272は性能情報記憶部235(図6参照)から全ての性能値であって、タイムスタンプ「00:00:04」の直近X個(例えば5個)の性能値を抽出する。したがって、悪化性能抽出部272はCPU使用率から再送回数までの各性能値を抽出する。
ステップS301の処理が完了すると、次いで、悪化性能抽出部272は性能悪化の有無を判定する(ステップS302)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は抽出した性能値のそれぞれに対し性能悪化の有無を判定する。ここで、図12に示すように、抽出した性能値をグラフ化すると、例えばRSSIと応答時間はばらつきが少ないため性能悪化が発生していない。ところが、LQ及び再送回数はいずれも一部がばらついた区間Z2が存在する。尚、CPU使用率及びメモリ使用率についてはグラフが省略されているが、RSSI及び応答時間と同様にばらつきが少ないため性能悪化がないものとして説明する。
このように、一部の性能値に性能悪化が存在すれば、悪化性能抽出部272は性能悪化があると判定する(ステップS303:YES)。逆に、性能値のすべてに性能悪化が存在しなければ、悪化性能抽出部272は性能悪化がないと判定する(ステップS303:NO)。この場合、悪化性能抽出部272は処理を終了する。
ここで、性能悪化がある場合、悪化性能抽出部272は悪化したパラメータに悪化フラグとしてフラグ「1」を設定する(ステップS304)。ステップS304の処理が完了すると、悪化性能抽出部272は悪化していないパラメータに非悪化フラグとしてフラグ「0」を設定する(ステップS305)。ステップS305の処理が完了すると、判定パラメータ管理部271は判定パラメータを登録する(ステップS306)。より詳しくは、判定パラメータ管理部271はフラグ「0」が設定されたパラメータ及びフラグ「1」が設定されたパラメータのパラメータセットを判定パラメータとして判定パラメータ記憶部250に登録する。これにより、図13に示すように、判定パラメータ記憶部250は登録された判定パラメータを記憶する。したがって、別のタイミングでセンサノード100に異常が発生しても、動的に登録された判定パラメータにより障害種別が特定される。特に、センサノード100に異常が発生して、障害種別が特定できない場合など特定の場合に動的に判定パラメータが登録されるため、高精度に異常を検出することができる。このように、センサノード100の種類や利用通信方式に限定されずに、異常発生前後で悪化する性能値を抽出して障害種別を判定する判定パラメータに動的に反映されるため、障害種別を判定する判定パラメータを事前に定めた場合と比べて、検出精度が向上する。尚、図13において登録された判定パラメータには障害名が登録されていない(又はNULLとして登録されている)が、例えば新たに登録された判定パラメータであることを示す障害名とは異なる特定の文字列(例えば「新規」など)を障害種別として登録してもよい。
(第2実施形態)
続いて、図14から図16を参照して、本件の第2実施形態について説明する。
図14は第2実施形態に係るセンサノード100及びゲートウェイ200の機能ブロック図の一例である。図15は判定パラメータ登録処理に追加されるフローチャートの一例である。図16(a)は障害名登録画面の一例である。図16(b)は第2実施形態に係る判定パラメータ記憶部250の一例である。
尚、図4に示すセンサノード100及びゲートウェイ200の各構成要素と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。後述する第3実施形態以降も同様である。図14に示すように、第2実施形態では被通知装置としての端末装置400が有線ネットワークNW1と接続されている点で第1実施形態と相違する。
ここで、図15に示すように、上述したステップS306の処理が完了すると、判定パラメータ管理部271は障害名の付与を求める要求情報を端末装置400に通知する(ステップS401)。要求情報には登録された判定パラメータなどが含まれている。これにより、図16(a)に示すように、端末装置400は障害名登録画面を表示する。システム管理者やシステム利用者は端末装置400に表示された性能名と性能名に対応するフラグを確認し、これらのフラグのパターンに適した障害名を端末装置400から入力する。入力後、システム管理者やシステム利用者がポインタPtにより登録ボタンBT1を押下する操作を行うと、端末装置400は入力された障害名を判定パラメータ管理部271に送信する。尚、障害名に特定の文字列が表示された場合には、当該文字列を書き換えるようにしてもよい。
図15に戻り、判定パラメータ管理部271は障害名を受信するまで待機し(ステップS402:NO)、障害名を受信すると(ステップS402:YES)、障害名を判定パラメータ記憶部250に登録する(ステップS403)。これにより、図16(b)に示すように、判定パラメータ記憶部250は障害名が登録された判定パラメータを記憶する。尚、第2実施形態では、判定パラメータを新たに登録した後に要求情報を端末装置400に通知したが、例えば同じ判定パラメータを複数回登録することになった場合に、要求情報を通知してもよい。これにより、頻発する障害に対して障害名が登録される。
(第3実施形態)
続いて、図17から図19を参照して、本件の第3実施形態について説明する。
図17は第3実施形態に係るセンサノード100及びゲートウェイ200の機能ブロック図の一例である。図18は悪化性能抽出部272の動作の一例を示すフローチャートである。図19は悪化判定手法設定画面の一例である。図17に示すように、第3実施形態でも第2実施形態と同様に被通知装置としての端末装置400が有線ネットワークNW1と接続されている。
ここで、図18に示すように、所定のタイミングで悪化性能抽出部272は性能名の一覧を端末装置400に通知する(ステップS501)。所定のタイミングとしては、例えば性能情報記憶部235に性能情報が登録された時点であってもよいし、後述する悪化判定手法が設定されていない性能が判定パラメータに出現した時点であってもよい。また、端末装置400から一覧の通知を要求された時点であってもよい。
これにより、図19に示すように、端末装置400は悪化判定手法設定画面を表示する。システム管理者やシステム利用者は端末装置400に表示された複数の性能名のそれぞれに対し悪化判定手法を設定する。具体的には、システム管理者やシステム利用者は悪化判定手法設定画面に含まれる判定手法に表示された選択ボタンBT2をポインタPtにより押下する操作を行って、判定手法を選択する。判定手法には、図19に示す閾値や手法1,2のほか、第1実施形態で説明した平均値、中央値、分散値などがある。尚、手法1はクラスタ分析を表しており、手法2はトレンド分析を表している。また、判定手法で閾値が選択された場合には、端末装置400は入力不能に制御された入力欄Bxの制御を解除してもよい。これにより、システム管理者やシステム利用者は入力欄Bxに閾値を入力することができる。入力後、システム管理者やシステム利用者がポインタPtにより設定ボタンBT3を押下する操作を行うと、端末装置400は選択された判定手法及び入力された閾値を悪化性能抽出部272に送信する。
図18に戻り、悪化性能抽出部272は悪化判定手法を受信するまで待機し(ステップS502:NO)、悪化判定手法を受信すると(ステップS502:YES)、悪化判定手法に基づいて性能悪化の有無を判定する(ステップS503)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は受信した悪化判定手法を保持し、性能悪化の有無を判定する際に、受信した悪化判定手法を利用して性能悪化の有無を判定する。第3実施形態によれば、各性能値の傾向や特性に応じた性能悪化の有無が判定され、第1実施形態及び第2実施形態と比べて、センサノード100の性能異常を高精度に検出することができる。
(第4実施形態)
続いて、図20から図22を参照して、本件の第4実施形態について説明する。
図20は第4実施形態に係るセンサノード100及びゲートウェイ200の機能ブロック図の一例である。図21はパラメータ登録部270及び情報取得部291の動作の一例を示すフローチャートである。図22は第4実施形態に係る判定パラメータ記憶部250の一例である。
図20に示すように、第4実施形態に係るゲートウェイ200は情報取得部291を含む点、並びに、無線中継器500及び無線ネットワークNW2´を介してセンサノード100´とゲートウェイ200が接続されている点で上述した第1実施形態から第3実施形態までと相違する。尚、センサノード100´の構成は基本的にセンサノード100の構成と同様である。
ここで、図21に示すように、第1実施形態で説明したステップS303の処理において性能悪化がない場合(図11参照)、悪化性能抽出部272は悪化していない全てのパラメータに非悪化フラグとしてフラグ「0」を設定する(ステップS601)。ステップS601の処理が完了すると、判定パラメータ管理部271は判定パラメータを判定パラメータ記憶部250に登録する(ステップS602)。より詳しくは、判定パラメータ管理部271は全てフラグ「0」が設定されたパラメータのパラメータセットを判定パラメータとして判定パラメータ記憶部250に登録する。これにより、図22に示すように、判定パラメータ記憶部250は登録されたノードID「123456」についての判定パラメータを記憶する。すなわち、センサノード100に対し異常が検出されたにも関わらず、そのセンサノード100の性能値に対して悪化性能抽出部272が性能悪化の有無を判定すると、性能悪化がないと判定されている。このような場合、ゲートウェイ200の管理下にある別のセンサノード100´の性能値を利用して、悪化性能抽出部272は性能悪化の有無を改めて判定する。
したがって、ステップS602の処理が完了すると、次いで、情報取得部291はゲートウェイ200の管理下にある他のノードIDを取得する(ステップS603)。より詳しくは、情報取得部291は通信部210を介して無線中継器500が管理するセンサノード100´のノードIDを取得する。無線中継器500が介在せず、通信部210がセンサノード100´と無線ネットワークNW2´を介して接続している場合には、情報取得部291はセンサノード100´からノードIDを取得してもよい。尚、センサノード100´にはノードID「987ABC」が割り当てられている。
ステップS603の処理が完了すると、悪化性能抽出部272は情報取得部291が取得したセンサノード100´のノードIDに基づいて全ての性能値を性能情報記憶部235から抽出する(ステップS604)。例えば、悪化性能抽出部272は取得したノードIDに基づいて性能情報テーブルT2(図6参照)のいずれかを特定する。次に、悪化性能抽出部272は特定した性能情報テーブルT2の中から全ての性能名を特定する。最後に、特定した性能名に対応する性能値の中から異常を検出したタイムスタンプの直近X個分の性能値を抽出する。
ステップS604の処理が完了すると、次いで、悪化性能抽出部272は性能悪化の有無を判定する(ステップS605)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は抽出した性能値のそれぞれに対し性能悪化の有無を判定する。そして、一部の性能値に性能悪化が存在すれば、悪化性能抽出部272は性能悪化があると判定する(ステップS606:YES)。逆に、性能値のすべてに性能悪化が存在しなければ、悪化性能抽出部272は性能悪化がないと判定する(ステップS606:NO)。この場合、悪化性能抽出部272は全てのパラメータに非悪化フラグを設定し、登録した判定パラメータを削除してから処理を終了する。
ここで、性能悪化がある場合、悪化性能抽出部272は悪化したパラメータに悪化フラグとしてフラグ「1」を設定する(ステップS607)。ステップS607の処理が完了すると、悪化性能抽出部272は悪化していないパラメータに非悪化フラグとしてフラグ「0」を設定する(ステップS608)。ステップS608の処理が完了すると、判定パラメータ管理部271は判定パラメータを判定パラメータ記憶部250に登録する(ステップS609)。より詳しくは、判定パラメータ管理部271はフラグ「0」が設定されたパラメータ及びフラグ「1」が設定されたパラメータのパラメータセットを判定パラメータとして判定パラメータ記憶部250に登録する。
これにより、図22に示すように、判定パラメータ記憶部250は登録されたノードID「987ABC」についての判定パラメータを記憶する。すなわち、センサノード100の性能値に対して悪化性能抽出部272が性能悪化の有無を判定しても性能悪化がないと判定されたが、センサノード100´の性能値に対して悪化性能抽出部272が性能悪化の有無を判定すると性能悪化があると判定される。このように、ゲートウェイ200の管理下にあるセンサノード100とは別のセンサノード100´の性能値に対し性能悪化の有無を判定することにより、障害の特定精度が向上する。特に、強耐性の無線通信の場合には性能悪化が確認されなくても、近隣の弱耐性の無線通信に性能悪化が確認される可能性があり、第4実施形態の方式が有効になる。
(第5実施形態)
続いて、図23及び図24を参照して、本件の第5実施形態について説明する。
図23は第5実施形態に係るセンサノード100及びゲートウェイ200の機能ブロック図の一例である。図24は第5実施形態に係る障害特定部260の動作の一例を示すフローチャートである。
図23に示すように、第5実施形態に係るゲートウェイ200は間隔変更部292を含む点、並びに、無線中継器500及び無線ネットワークNW2´を介してセンサノード100´とゲートウェイ200が接続されている点で上述した第1実施形態から第3実施形態までと相違する。
ここで、図24に示すように、第1実施形態で説明した(1)ステップS106の処理において障害種別を特定できなかった場合(図8参照)、又は、(2)ステップS205の処理において性能悪化がない場合(図9参照)、障害特定部260は性能情報の取得間隔の変更を間隔変更部292に要求する(ステップS701)。これにより、間隔変更部292は通信部210に性能情報の性能情報取得部230への送信間隔を変更する。したがって、性能情報取得部230は変更後の取得間隔で取得した性能情報を性能情報記憶部235に格納する。尚、取得間隔の変更に関し、間隔変更部292は障害特定部260からの要求に応じて例えば秒間隔であった取得間隔をミリ秒間隔の取得間隔に変更する。取得間隔の変更に関しては、例えば段階的に短間隔にしていく変更であってもよい。
ステップS701の処理が完了すると、次いで、障害特定部260はパラメータセットに応じた性能値を性能情報記憶部235から抽出する(ステップS702)。より詳しくは、障害特定部260は異常発生の通知と併せて受信した性能情報の構成要素(具体的には、ノードID、タイムスタンプ、性能値、及びその性能値に対応する性能名)を利用して、性能情報記憶部235から性能値を抽出する。例えば、障害特定部260は受信したノードIDに基づいて性能情報テーブルT2(図6参照)のいずれかを特定する。次に、障害特定部260は特定した性能情報テーブルT2の中から抽出したパラメータセットに応じた性能名を特定する。最後に、特定した性能名に対応する性能値の中から受信したタイムスタンプの直近X個分の性能値と取得間隔変更後のX個分の性能値を抽出する。
ステップS702の処理が完了すると、次いで、障害特定部260は性能悪化の有無を判定する(ステップS703)。より詳しくは、障害特定部260は抽出した性能値のそれぞれに対し性能悪化の有無を判定する。そして、一部の性能値に性能悪化が存在すれば、障害特定部260は性能悪化があると判定する(ステップS704:YES)。逆に、性能値のすべてに性能悪化が存在しなければ、障害特定部260は性能悪化がないと判定する(ステップS704:NO)。
ステップS704の処理において性能悪化がある場合、障害特定部260は判定した性能の組み合わせとパラメータセットを照合する(ステップS705)。例えば、障害特定部260は判定した性能の組み合わせであるRSSI、LQ及び再送回数とパラメータにそれぞれ設定されたフラグ「0」又は「1」と照合する。ここで、上述したように、RSSIは性能悪化しておらず、LQ及び再送回数は性能悪化している。このため、障害特定部260は照合した結果、上段の判定パラメータと一致したと判断する(図7参照)。障害特定部260は照合した結果、判定パラメータとの一致を確認すると、一致した障害種別を特定する(ステップS706)。
ステップS706の処理が完了すると、次いで、障害特定部260は障害種別を特定可能か否か判定する(ステップS707)。障害特定部260は障害種別特定処理の処理結果に基づいて障害種別を特定できた場合(ステップS707:YES)、性能情報の取得間隔復帰を間隔変更部292に要求する(ステップS708)。これにより、間隔変更部292は通信部210に性能情報の性能情報取得部230への送信間隔を変更前の状態に戻す。したがって、性能情報取得部230は変更前の取得間隔で取得した性能情報を性能情報記憶部235に格納する。ステップS708の処理が完了すると、特定結果通知部280はステップS107の処理を実行する。
尚、ステップS704の処理において性能悪化がない場合や、ステップS707の処理において障害特定部260が障害種別を特定できなかった場合(ステップS707:NO)、図8を参照して説明したステップS108の処理に移行する。すなわち、パラメータ登録部270は判定パラメータ登録処理を実行する。このように、性能情報の取得間隔を動的に変更することにより、より精密に悪化傾向を確認でき、性能異常の検出精度が向上する。
(第6実施形態)
続いて、図25を参照して、本件の第6実施形態について説明する。
図25は第6実施形態に係るパラメータ登録部270の動作の一例を示すフローチャートである。図25に示すように、まず、悪化性能抽出部272は性能値に対し主成分分析を実行する(ステップS801)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は抽出可能な性能値を抽出して、主成分分析を実行する。主成分分析の対象は環境値であってもよい。尚、悪化性能抽出部272は環境値又は性能値をそのまま利用してもよいが、例えば平均値、標準偏差、回帰直線の傾き、最大値、最小値、レンジなどの統計値を変数に加えてもよい。
ステップS801の処理が完了すると、次いで、悪化性能抽出部272は主成分を抽出する(ステップS802)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は主成分分析の分析結果から、累積寄与率が閾値(例えば90%)以上となる主成分を抽出する。例えば閾値90%として、悪化性能抽出部272は累積寄与率が90%以上の主成分を抽出する。
ステップS802の処理が完了すると、次いで、悪化性能抽出部272は因子負荷量が高い変数を抽出する(ステップS803)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は抽出した1以上の主成分から、因子負荷量の高い変数をパラメータとして抽出する。例えば、悪化性能抽出部272は因子負荷量の絶対値が0.5以上の変数を抽出してもよいし、絶対値が1に近い変数から順に所定量の変数を抽出してもよい。
ステップ803の処理が完了すると、次いで、判定パラメータ管理部271は抽出したパラメータにフラグを設定したパラメータセットを判定パラメータとして登録する(ステップS804)。より詳しくは、悪化性能抽出部272は抽出したパラメータにフラグ「1」又はフラグ「0」のいずれかを設定し、判定パラメータ管理部271はフラグを設定したパメラータのパラメータセットを判定パラメータとして登録する。第6実施形態により、その環境に応じた異常発生のパターンを生成することができ、性能異常の検出精度が向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した第1実施形態から第6実施形態では環境情報を一例として説明したが、性能情報以外を表す非性能情報であれば環境情報に特に限定されない。非性能情報としては、例えば脈波、心拍、血圧、体温といった生体情報(いわゆるバイタル情報)、歩行や走行、速度、位置、方向、傾きといった動作情報がある。このような非性能情報であっても環境情報の場合と同様の効果が得られる。
S 性能異常検出システム
100 センサノード
200 ゲートウェイ
210 通信部
220 環境情報取得部
230 性能情報取得部
240 異常検出部
250 判定パラメータ記憶部
260 障害特定部
270 パラメータ登録部
271 判定パラメータ管理部
272 悪化性能抽出部
280 特定結果通知部
291 情報取得部
292 間隔変更部
300 サーバ
400 端末装置
500 無線中継器

Claims (15)

  1. 対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得する性能情報取得部と、
    前記性能情報取得部が取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定する障害特定部と、
    前記障害特定部が前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録するパラメータ登録部と、
    を有する性能異常検出装置。
  2. 前記パラメータ登録部は、前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録した場合に、前記障害の種別に相当する障害名の付与を求める要求情報を前記性能異常検出装置と接続された被通知装置に通知し、前記被通知装置から送信された前記障害名を受信した場合に、受信した前記障害名を前記障害の種別に関連付けて登録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の性能異常検出装置。
  3. 前記パラメータ登録部は、取得可能な前記性能情報の性能一覧を前記性能異常検出装置と接続された被通知装置に通知し、
    前記障害特定部は、前記パラメータ登録部が前記性能一覧のそれぞれに対し設定された性能悪化の判定手法を受信すると、受信した前記判定手法に基づいて、前記性能悪化の有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の性能異常検出装置。
  4. 前記障害特定部は、前記異常な性能情報のそれぞれについて性能悪化の有無を判定し、
    前記異常な性能情報のいずれにも前記性能悪化がない場合に、前記性能異常検出装置と接続された別の前記対象装置から前記複数の性能情報を取得する情報取得部を含み、
    前記パラメータ登録部は、前記情報取得部が取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の性能異常検出装置。
  5. 前記複数の性能情報の取得間隔を変更する間隔変更部を含み、
    前記障害特定部は、前記障害の種別を特定できない場合に、前記間隔変更部に前記取得間隔の変更を要求し、前記間隔変更部が変更した取得間隔に基づいて前記性能情報取得部が取得した前記複数の性能情報を利用して、前記異常な性能情報のそれぞれについて性能悪化の有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の性能異常検出装置。
  6. 前記パラメータ登録部は、前記複数の性能情報に対し、前記判定パラメータを変数とした主成分分析を実行し、累積寄与率が所定の第1閾値以上の主成分を抽出し、抽出した前記主成分から因子負荷量の絶対値と所定の第2閾値との比較結果に応じた前記因子負荷量の変数を抽出し、抽出した前記因子負荷量の変数に基づく前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の性能異常検出装置。
  7. 前記対象装置の周囲の環境をそれぞれ表す複数の環境情報を取得する環境情報取得部を含み、
    前記異常検出部は、前記環境情報取得部が取得した前記複数の環境情報に異常な環境情報が含まれる場合に、前記対象装置の周囲の環境異常を検出し、
    前記障害特定部は、前記異常検出部が前記環境異常を検出した場合に、前記判定パラメータ及び前記異常な環境情報と時刻が対応する前記複数の性能情報を利用して、前記障害の種別を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の性能異常検出装置。
  8. 対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得し、
    取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出し、
    前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定し、
    前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    処理をコンピュータが実行する性能異常検出方法。
  9. 前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録した場合に、前記障害の種別に相当する障害名の付与を求める要求情報を、性能異常を検出する性能異常検出装置と接続された被通知装置に通知し、前記被通知装置から送信された前記障害名を受信した場合に、受信した前記障害名を前記障害の種別に関連付けて登録する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の性能異常検出方法。
  10. 取得可能な前記性能情報の性能一覧を前記性能異常検出装置と接続された被通知装置に通知し、
    前記性能一覧のそれぞれに対し設定された性能悪化の判定手法を受信すると、受信した前記判定手法に基づいて、前記性能悪化の有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の性能異常検出方法。
  11. 前記異常な性能情報のそれぞれについて性能悪化の有無を判定し、
    前記異常な性能情報のいずれにも前記性能悪化がない場合に、前記性能異常検出装置と接続された別の前記対象装置から前記複数の性能情報を取得し、
    取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の性能異常検出方法。
  12. 前記障害の種別を特定できない場合に、前記複数の性能情報の取得間隔の変更を要求し、変更した取得間隔に基づいて取得した前記複数の性能情報を利用して、前記異常な性能情報のそれぞれについて性能悪化の有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の性能異常検出方法。
  13. 前記複数の性能情報に対し、前記判定パラメータを変数とした主成分分析を実行し、累積寄与率が所定の第1閾値以上の主成分を抽出し、抽出した前記主成分から因子負荷量の絶対値と所定の第2閾値との比較結果に応じた前記因子負荷量の変数を抽出し、抽出した前記因子負荷量の変数に基づく前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    ことを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載の性能異常検出方法。
  14. 前記対象装置の周囲の環境をそれぞれ表す複数の環境情報を取得し、
    取得した前記複数の環境情報に異常な環境情報が含まれる場合に、前記対象装置の周囲の環境異常を検出し、
    前記環境異常を検出した場合に、前記判定パラメータ及び前記異常な環境情報と時刻が対応する前記複数の性能情報を利用して、前記障害の種別を特定する、
    ことを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の性能異常検出方法。
  15. 対象装置の性能をそれぞれ表す複数の性能情報を取得し、
    取得した前記複数の性能情報に異常な性能情報が含まれる場合に、前記対象装置の性能異常を検出し、
    前記性能異常を検出した場合に、前記対象装置の障害の種別を判定するための判定パラメータを記憶する判定パラメータ記憶部を参照して、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を特定し、
    前記障害の種別を特定できない場合に、前記異常な性能情報に相当する前記障害の種別を表す前記判定パラメータを前記判定パラメータ記憶部に登録する、
    処理をコンピュータに実行させるための性能異常検出プログラム。
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