JPWO2018051894A1 - 医療デバイス - Google Patents

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Abstract

本開示に係る医療デバイスは、生体管腔内の物体を切削するための医療デバイスであって、切削部を有する回転構造体と、前記回転構造体の中心軸に連結され、前記回転構造体の回転を駆動する第1シャフトと、前記第1シャフトを囲う管状の第2シャフトと、を備え、前記第2シャフトは、第1湾曲部と、該第1湾曲部より遠位側の第2湾曲部との2箇所においてベンディング可能であり、前記第2シャフトは、前記第1湾曲部の近位側と、前記第2シャフトの前記第2湾曲部の遠位側とが略平行の状態を保ったまま回転可能である。

Description

本開示は、医療デバイスに関する。
動脈硬化症に対する生体管腔内(血管内)の治療法として、血栓、プラークや石灰化病変などによって構成されている狭窄物(物体)を切削するアテレクトミーがある。アテレクトミーは、治療後の動脈開存性を高める上で、非常に重要な治療法である。アテレクトミーの手法としては、現在は主に、回転体を狭窄物に作用させることで、狭窄物を切削、除去する手法が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、回転体を狭窄物に作用させる際に、切削機能を有する部位が血管深部に到達することがあり、これによって血管穿孔を引き起こすおそれがあった。
米国特許第6565588号明細書
上記問題を解決するために、先端部がベンディング可能であり、方向性を規定した上で狭窄物を切削することが可能なアテレクトミーデバイスが開発されてきた。しかしながら、カテーテルを押し進める際に規定した方向がずれやすく、手でカテーテルそのものをねじって方向を規定しようとすると十分にトルクを効かせることが困難であるという課題があった。
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、十分にトルクを効かせた状態で方向性を規定して狭窄物を切削することができる医療デバイスを提供することである。
本開示の1つの態様としての医療デバイスは、生体管腔内の物体を切削するための医療デバイスであって、切削部を有する回転構造体と、前記回転構造体の中心軸に連結され、前記回転構造体の回転を駆動する第1シャフトと、前記第1シャフトを囲う管状の第2シャフトと、を備え、前記第2シャフトは、第1湾曲部と、該第1湾曲部より遠位側の第2湾曲部との2箇所においてベンディング可能であり、前記第2シャフトは、前記第1湾曲部の近位側と、前記第2シャフトの前記第2湾曲部の遠位側とが略平行の状態を保ったまま回転可能であることを特徴とする。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトの回転の軌跡は、前記第1シャフトの回転の軌跡の外側に位置することが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトがベンディングしている状態において、前記第2シャフトの前記第1湾曲部より近位側は生体管腔の内壁に押し当てられ、前記回転構造体は、前記生体管腔の内部において前記第1湾曲部の反対側に位置することが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第1シャフト及び前記第2シャフトの回転は、駆動装置によって駆動されることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトの回転速度の方が、前記第1シャフトの回転速度よりも遅いことが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第1シャフトの回転速度は、10,000〜120,000rpmであり、前記第2シャフトの回転速度は、5〜10,000rpmであることが好ましい。
本開示の1つの実施形態としての医療デバイスは、前記回転構造体と前記第2シャフトとの間に配置される軸受をさらに備え、前記第2シャフトは、前記第1シャフトを牽引すると、前記回転構造体から前記軸受を介して受ける力によりベンディングするように構成されていることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記軸受は、前記回転構造体の回転軸に対して回転対称でなく、前記第2シャフトは、前記回転構造体が前記軸受の周方向の一部のみに当接することによりベンディングすることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトの回転軸は、前記第1シャフトの回転軸とは異なることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトの回転の軌道は、前記第1シャフトの回転の軌道よりも大きいことが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトは切れ目を有し、該切れ目により前記第2シャフトがベンディング可能であることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトは曲げ癖を有し、該曲げ癖により前記第2シャフトがベンディング可能であることが好ましい。
本開示の1つの実施形態としての医療デバイスは、前記第2シャフトを囲う管状の外シースをさらに備えることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトは、前記第1シャフトの回転方向と逆方向に回転させることが可能であることが好ましい。
本開示の1つの実施形態として、前記第2シャフトの外周側面は非切削部であることが好ましい。
本開示に係る医療デバイスによれば、十分にトルクを効かせた状態で方向性を規定して狭窄物を切削することができる。
本開示の一実施形態に係る医療デバイスを示す図である。 図1に示す医療デバイスの遠位側を拡大した断面図である。 図2に示す医療デバイスがベンディングした状態を示す図である。 図2に示す軸受の変形例を示す図である。 図2の回転構造体を含む部分を拡大した平面図である。 医療デバイスを公転させて、方向性を規定して狭窄物を切削している様子を示す図である。 医療デバイスを公転させて、広い範囲で狭窄物を切削している様子を示す図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、各図において、共通の部材には同一の符号を付している。また、本明細書では、医療デバイスの血管に挿入する側を「遠位側」、操作する手元側を「近位側」と称することとする。
まず、図1及び図2を参照して、本開示の一実施形態に係る医療デバイスの構成について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る医療デバイス10を示す図である。図2は、図1に示す医療デバイス10の遠位側を拡大した断面図である。
医療デバイス10は、生体管腔内の物体を切削する治療、例えば、血管内においてプラークや血栓などにより構成される狭窄物を切削する治療に用いられる。以後、具体的な例として、血管内の狭窄物を切削する場合を例として説明する。
医療デバイス10は、図1に示すように、回転軸Xに沿って回転可能に構成され狭窄物を切削可能な回転構造体110と、回転構造体110の回転を駆動する第1シャフト60と、第1シャフト60を囲う管状の第2シャフト70と、第2シャフト70を囲う管状の外シース80と、第1シャフト60を操作するための第1駆動装置91と、第2シャフト70を操作するための第2駆動装置92とを備える。
図2に示すように、回転構造体110の中心軸に第1シャフト60が連結されており、第1シャフト60が回転すると、第1シャフト60によって駆動されて回転構造体110が回転する。第1シャフト60の回転は、図1に示す第1駆動装置91によって制御される。以後、第1シャフト60の回転及び回転構造体110の回転を「自転」とも称する。また、第2シャフト70は、図1に示す第2駆動装置92によって、第1シャフト60とは独立して回転が制御される。以後、第2シャフト70の回転を「公転」とも称する。第2シャフト70は、第2シャフト70がベンディングする際にベンディングしやすい方向を規定する切れ目(スリット)75を有する。回転構造体110と第2シャフト70との間には、図2に示すように、軸受140が設けられている。軸受140が設けられていることにより、回転構造体110は、第2シャフト70に対して円滑に回転可能である。
回転構造体110の構造の詳細については後述する。
第1シャフト60は、管状に形成されている。第1シャフト60は、遠位側が回転構造体110に固定され、近位側が、図1に示すように、第1駆動装置91に接続されている。
第1シャフト60は、柔軟で、しかも近位側から作用する回転の動力を遠位側に伝達可能な特性を持つ。第1シャフト60は、例えば、右左右と巻き方向を交互にしている3層コイルなどの多層コイル状の管体、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ETFE等のフッ素系ポリマー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミド、又はこれらの組み合わせに線材などの補強部材が埋設されたもので構成されている。
第1シャフト60は柔軟であるため、第2シャフト70がベンディングしている状態においては、第2シャフト70がベンディングしている形状に追随して曲がる。
第1シャフト60の内径は、適宜選択可能であるが、例えば0.4〜1.9mmであり、一例として0.7mmとすることができる。第1シャフト60の外径は、適宜選択可能であるが、例えば0.5〜2.0mmであり、一例として1.0mmとすることができる。
第1シャフト60の内部には、ガイドワイヤを挿入可能なガイドワイヤルーメンを設けてもよい。ガイドワイヤは、回転構造体110を血管内で進行させる際に、回転構造体110を導くために用いられる。
第2シャフト70は、管状に形成されている。第2シャフト70は、第1シャフト60を囲い、近位側が、図1に示すように、第2駆動装置92に接続されている。第2シャフト70は、必ずしも第2駆動装置92によって駆動される必要はなく、ユーザの手によって、第2シャフト70が操作されてもよい。
第2シャフト70はベンディング可能である。ここで、ベンディング可能であるとは、曲げることが可能であり、また、曲げた状態を維持できることを意味する。また、ベンディング可能であるとは、予め固定したベンディング構造を持ち、その状態を維持するものも含む。
第2シャフト70は、ベンディングの形状を特徴付ける切れ目75を有している。第2シャフト70は、切れ目75のパターンの形状に応じて、ベンディングしやすい方向が決まる。
第2シャフト70の外周側面は、切削部を有さず、また、凹凸が小さい滑らかな構成であり、非切削部として構成されている。これにより、第2シャフト70の公転時において、第2シャフト70の外周側面が正常な血管に接触しても、血管にダメージを与えるリスクを低減することができる。
第2シャフト70は、近位側から作用する回転の動力を遠位側に伝達可能な特性を持つ。第2シャフト70は、例えば、チタニウム、ステンレス鋼、NiTiのような金属もしくは合金などで構成されている。
第2シャフト70の内径は、適宜選択可能であるが、例えば1.0〜2.5mmであり、一例として1.5mmとすることができる。第2シャフト70の外径は、適宜選択可能であるが、例えば1.1〜2.6mmであり、一例として1.8mmとすることができる。
図2に示す例においては、第2シャフト70は、外シース80の遠位側の端部付近において段差を有しているが、この段差を有さない構造であってもよい。但し、本実施形態のように段差を設け、外シース80の遠位端が第2シャフト70に突き当たるようにすれば、外シース80の遠位端が第2シャフト70の遠位端を収容することを防ぐことができ、第2シャフト70の遠位端を外シース80から露出させることができる。これにより、第2シャフト70の外シース80から露出している部分をベンディングさせ易くすることができる。また、第2シャフト70に段差がなく、外シース80が切れ目75を覆うことができる場合、外シース80が、第2シャフト70の切れ目75を第2シャフト70の外側から塞ぐことによって、吸引力の低下を防ぐことができる。
外シース80は、第2シャフト70の外側に被さる管体である。外シース80は、第2シャフト70の回転には連動せず、第2シャフト70が回転していても外シース80は回転しない。このように、第2シャフト70を公転させていても外シース80は回転しないため、外シース80の側面によって正常な血管などの生体組織にダメージを与えることはない。
外シース80の構成材料は、特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、PTFE等のフッ素系ポリマー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミド、などが好適に使用できる。また、外シース80は、複数の材料によって構成されてもよく、線材などの補強部材が埋設されてもよい。
外シース80の内径は、適宜選択可能であるが、例えば1.2〜2.9mmであり、一例として1.9mmとすることができる。外シース80の外径は、適宜選択可能であるが、例えば1.3〜3.0mmであり、一例として2.0mmとすることができる。
第1駆動装置91は、第1シャフト60に回転力を付与して第1シャフト60を自転させることができる。第1シャフト60の回転速度は、10,000〜120,000rpmである。また、第1駆動装置91は、第1シャフト60の回転軸に平行な方向に第1シャフト60を移動させるように、第1シャフト60を駆動することができる。
第2駆動装置92は、第2シャフト70に回転力を付与して第2シャフト70を公転させることができる。第2シャフト70の回転方向は選択可能であり、第1シャフト60の回転方向と同じ方向とすることもできるし、逆方向とすることもできる。公転の回転方向を自転の回転方向の逆方向とすると、回転構造体110が狭窄物を切削する際に、回転構造体110が狭窄物から逃げる動きを低減することができる。
第2駆動装置92は、通常、公転の回転速度の方が自転の回転速度よりも遅くなるように、第2シャフト70の回転を駆動する。これにより、回転構造体110の自転による切削効果を向上させることができる。第2シャフト70の回転速度は、連続公転する場合、100〜10,000rpmであり、好ましくは250〜8,000rpm、より好ましくは500〜6,000rpmである。また、方向性を規定する場合は、回転速度が遅いことが好ましいため、第2シャフト70の回転速度は、5〜240rpmであり、好ましくは15〜120rpmである。
また、第2駆動装置92は、第2シャフト70の回転軸に平行な方向に第2シャフト70を移動させるように、第2シャフト70を駆動することができる。
図3は、図2に示す医療デバイス10がベンディングしている状態を示す図である。図3に示す例では、第2シャフト70は、管腔内壁方向に向かってベンディングしやすいパターンの切れ目75を有している。第1シャフト60を近位方向に牽引すると、回転構造体110から軸受140を介して第2シャフト70に近位方向への力が加わる。そうすると、第2シャフト70は、管腔内壁方向に向いてベンディングしやすいパターンの切れ目75を有しているため、湾曲部83において管腔内壁方向にベンディングする。
この際、第1シャフト60を牽引する強さを調整することによって、第2シャフト70のベンディングの程度を調節することができる。第1シャフト60を強く牽引すれば第2シャフト70は大きくベンディングし、第1シャフト60を弱く牽引すれば第2シャフト70は小さくベンディングする。また、第1シャフト60を牽引する力を一定に保つことにより、第2シャフト70のベンディングの程度を一定に保つことができる。また、切れ目75のパターンの形状により、第2シャフト70を最大にベンディングさせた状態の形状を規定することができる。
図4に、図2に示す軸受140の変形例としての軸受141を示す。図4に示すように、変形例に係る軸受141は、回転構造体110の回転軸に対して回転対称ではない構造となっている。具体的には、第2シャフト70の周方向の一部の位置に固定されている部分の方が、第2シャフト70の周方向の別の一部の位置に固定されている部分よりも、軸方向に長さDだけ遠位側に延びている構造となっている。軸受141がこのような構造となっていると、第2シャフト70は、第1シャフト60を牽引した際に、回転構造体110が軸受141の周方向の一部のみに当接することによりベンディングする。具体的に、第1シャフト60を牽引した際に、図4において軸受141の上側だけが先に回転構造体110に接し、回転構造体110から力を付与される。これにより、元々、上側にベンディングしやすくなっている第2シャフト70の上側だけに軸受141の上側を介して近位方向の力が付与され、第2シャフト70がスムーズに上側にベンディングすることができる。
図3においては、第2シャフト70が1つの湾曲部83でベンディングしている様子を示しているが、第2シャフト70は複数の湾曲部でベンディングする構成であってもよい。この場合、切れ目75を複数の湾曲部でベンディングするパターンとすることにより、第2シャフト70を複数の湾曲部でベンディングさせることができる。また、第2シャフト70は、切れ目75のパターンの形状により、種々の形状にベンディングさせることができる。例えば、切れ目75のパターンを、第2シャフト70が螺旋状にベンディングしやすくなるように構成してもよい。湾曲部83は、第2シャフト70の先端部に位置する。湾曲部83は、回転構造体110の基端から50mm以内に位置するのがよい。
また、図2及び図3においては、切れ目75によって第2シャフト70がベンディングしやすい形状を規定する場合を説明したが、第2シャフト70は、必ずしも切れ目75を有さなくてもよい。例えば、第2シャフト70に曲げ癖をつけておくことにより、第2シャフト70がベンディングする形状を規定してもよい。曲げ癖がついている場合は、第2シャフト70の内側もしくは外側からガイディングカテーテルを抜くと、曲げ癖にしたがって第2シャフト70がベンディングする。また、任意にベンディングの状態を変更可能な仕様でなく、あらかじめ曲げ癖がついた状態のみで使用してもよい。第2シャフト70は湾曲状から直線状に変形することもできるし、第2シャフト70は直線状から湾曲状に変形することもできる。
続いて、図5を参照して、回転構造体110の構造について説明する。図5は、図2の回転構造体110を含む部分を拡大した平面図である。以後の説明において、「先端側」とは回転構造体110における遠位側のことを意味し、「基端側」とは回転構造体110における近位側のことを意味する。
回転構造体110は、第1環状部112と、第1環状部112よりも先端側に位置する第2環状部111とを備える。また、回転構造体110は、第1環状部112と第2環状部111との間にくびれ部126を備える。また、回転構造体110は、第1環状部112の基端側に位置する第3環状部115と、第1環状部112と第3環状部115との間に位置し、第1環状部112及び第3環状部115の外径よりも小さい外径を有する小径環状部128と、を備えている。この小径環状部128と第2シャフト70との間には軸受140が設けられる。第1環状部112は、第1テーパ部116の基端でもよい。第2環状部111は、第2テーパ部114の先端でもよい。
くびれ部126は、第1環状部112の先端側で、先端側に向かって縮径する第1テーパ部116と、第2環状部111の基端側で、基端側に向かって縮径する第2テーパ部114とを備える。また、くびれ部126は、第1テーパ部116と第2テーパ部114をつなげる底部127を備える。底部127の径は、第1環状部112の径、及び第2環状部111の径よりも小さい。また、第1環状部112の径は、第3環状部115の径と略等しい。更に、第1環状部112の径は、第2環状部111の径よりも大きい。ここで、「径」とは、回転構造体110の回転軸を中心とする径のことを意味する。以後の説明においても同様である。くびれ部126の形状は、最大径が同じである第1テーパ部116と第2テーパ部114とによって構成されてもよい。また、くびれ部126の形状は、第1テーパ部116と、最大径が第1テーパ部116より大きい第2テーパ部114とによって構成されてもよい。また、くびれ部126の形状は、最大径が第2テーパ部114より大きい第1テーパ部116と、第2テーパ部114とによって構成されてもよい。くびれ部126の軸方向の長さは、軸方向の長さが等しい第1テーパ部116と第2テーパ部114とによって構成されてもよい。くびれ部126の軸方向の長さは、軸方向の長さが第2テーパ部114より長い第1テーパ部116と、第2テーパ部114とによって構成されてもよい。くびれ部126の軸方向の長さは、第1テーパ部116と、軸方向の長さが第1テーパ部116より長い第2テーパ部114とによって構成されてもよい。
また、回転構造体110は、第2環状部111の先端側で、先端側に向かって縮径する第3テーパ部113を備える。
第1テーパ部116は、周方向の一部に、軸直交断面においてV字状となるように切り込まれた第1切り込み部122を有し、第1切り込み部122の縁部に刃である第1切削部123が設けられる。第1切り込み部122は、周方向に1つのみ設けられても、2つ以上設けられてもよい。第1切り込み部122は、非対称でもよいし、対称でもよい。第1切り込み部122は、回転構造体110の回転方向と反対の第1切り込み部122の面の角度の方が、回転方向の第1切り込み部122の面より大きい。また、第1テーパ部116に砥粒や砥石等が電着されていてもよい。その場合、第1テーパ部116が第1切削部(第4切削部)となってもよい。第1テーパ部116は、第1切り込み部122の第1切削部123と、砥粒や砥石等が電着された第1切削部(第4切削部)とを有する場合、第1切り込み部122の第1切削部123と、砥粒や砥石等が電着された第1切削部(第4切削部)とによって、効率的に狭窄物を切削することができる。また、第1テーパ部116は、第1切り込み部122がなくてもよく、第4切削部だけでもよい。砥粒は、例えば、ダイアモンド砥粒等がある。
第2テーパ部114は、周方向の一部に、軸直交断面においてV字状となるように切り込まれた第2切り込み部120を有し、第2切り込み部120の縁部に刃である第2切削部121が設けられる。第2切り込み部120は、周方向に1つのみ設けられても、2つ以上設けられてもよい。第2切り込み部120は、非対称でもよいし、対称でもよい。第2切り込み部120は、回転構造体110の回転方向と反対の第2切り込み部120の面の角度の方が、回転方向の第2切り込み部120の面より大きい。また、第2テーパ部114に砥粒や砥石等が電着されていてもよい。その場合、第2テーパ部114が第2切削部(第5切削部)となってもよい。第2テーパ部114は、第2切り込み部120の第2切削部121と、砥粒や砥石等が電着された第2切削部(第5切削部)とを有する場合、第2切り込み部120の第2切削部121と、砥粒や砥石等が電着された第2切削部(第5切削部)とによって、効率的に狭窄物を切削することができる。また、第2テーパ部114は、第2切り込み部120がなくてもよく、第5切削部だけでもよい。砥粒は、例えば、ダイアモンド砥粒等がある。
第3テーパ部113は、周方向の一部に、軸直交断面においてV字状となるように切り込まれた第3切り込み部117を有し、第3切り込み部117の縁部に刃である第3切削部118が設けられる。第3切り込み部117は、周方向に1つのみ設けられても、2つ以上設けられてもよい。第3切り込み部117は、非対称でもよいし、対称でもよい。第3切り込み部117は、回転構造体110の回転方向と反対の第3切り込み部117の面の角度の方が、回転方向の第3切り込み部117の面より大きい。また、第3テーパ部113に砥粒や砥石等が電着されていてもよい。その場合、第3テーパ部113が第3切削部(第6切削部)となってもよい。第3テーパ部113は、第3切り込み部117の第3切削部118と、砥粒や砥石等が電着された第3切削部(第6切削部)とを有する場合、第3切り込み部117の第3切削部118と、砥粒や砥石等が電着された第3切削部(第6切削部)とによって、効率的に狭窄物を切削することができる。また、第3テーパ部113は、第3切り込み部117がなくてもよく、第6切削部だけでもよい。砥粒は、例えば、ダイアモンド砥粒等がある。
第1切削部123及び第3切削部118は、先端側へ向かって縮径するテーパ状の部位に形成されているため、回転構造体110を遠位側へ押し込む際に、狭窄物を効果的に切削することができる。また、第2切削部121は、基端側へ向かって縮径するテーパ状の部位に形成されているため、回転構造体110を近位側へ牽引する際に、狭窄物を効果的に切削することができる。第1切り込み部122、第2切り込み部120、第3切り込み部117の軸方向の長さは、それぞれ第1テーパ部116、第2テーパ部114、第3テーパ部113の軸方向の長さに比例する。
第1テーパ部116と第2テーパ部114とは、中心軸を通る縦断面において外周面がV字形状となるように底部127でつながっている。第1テーパ部116の軸直交断面に対する角度θ1と、第2テーパ部114の軸直交断面に対する角度θ2とを比較すると、角度θ2は角度θ1以下である。このため、牽引して狭窄物を切削する際に第2切削部121を狭窄物に引っかけやすい。
第2環状部111は、外周面を生体組織に対して滑らかに接触可能な形状、材質で構成し、外周面を第1非切削部124としてもよい。これにより、狭窄物を切削する際に生体組織にダメージを与えるリスクを低減することができる。また、第3テーパ部113は、先端側の端部の外周面に、周方向全域に亘って第3切り込み部117が形成されていない第2非切削部119を設けてもよい。こうすると、第3切削部118が、第1非切削部124と第2非切削部119の接線Lよりも外側に突出しないため、第3切削部118が生体組織に接触することを抑制することができ、高い安全性を確保することができる。
回転構造体110の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス、Ta、Ti、Pt、Au、W、Ni、NiTi合金、超鋼(WC)、ハイス(HSS)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、PTFE等のフッ素系ポリマー、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリイミド、などが好適に使用できる。
このように、回転構造体110はくびれ部126を備え、くびれ部126は基端側に向かって縮径する第2テーパ部114を備え、第2テーパ部114は第2切削部121を有する。このように基端側に向かって縮径する第2テーパ部114に第2切削部121を設けることにより、回転構造体110を牽引する際にも生体管腔内の狭窄物を切削することができる。この際、回転構造体110を牽引することで強い力を狭窄物に与えることができるため、本実施形態に係る医療デバイス10は、生体管腔内における硬い狭窄物を切削することができる。また、この際、くびれ部126の底部127の径が、第1環状部112の径、及び第2環状部111の径よりも小さいため、正常な血管などの生体組織にダメージを与えるリスクを低減することができる。
図6に、本実施形態に係る医療デバイス10を用いて血管内の狭窄物Sを切削する様子を示す。図6(a)は、血管の周方向の一部(図6(a)では上方)に方向性を規定して狭窄物Sを切削している様子であり、図6(b)は、血管の周方向の別の一部(図6(b)では下方)に方向性を規定して狭窄物Sを切削している様子である。
図6に示す例では、第2シャフト70は、第1湾曲部84と第2湾曲部85の2箇所でベンディングしている。図6に示すように、第2シャフト70をベンディングさせた上で、第2シャフト70を回転軸Yに沿って公転させると、第2シャフト70の第1湾曲部84よりも遠位側の部分を所望の方向に規定することができる。これにより、医療デバイス10の遠位側が狭窄物Sの方を向くように方向性を規定することができる。また、この際、第2駆動装置92で第2シャフト70の公転を駆動することにより、回転構造体110を狭窄物Sに押し当てるようにトルクを効かせた状態で狭窄物Sを切削することができる。このとき、第2シャフト70の第1湾曲部84より近位側を血管内壁に押しつけることによって、回転構造体110を狭窄物Sに押しつけ、回転構造体110で狭窄物Sを切削しやすくすることができる。この際、図6に示すように、第2シャフト70の回転軸は、第1シャフト60の回転軸とは異なる。
続いて、図7に、ベンディングさせた第2シャフト70を公転させることにより、広い範囲で狭窄物Sを切削している様子を示す。
図7に示す例も、図6と同様に、第2シャフト70は、第1湾曲部84と第2湾曲部85の2箇所でベンディングしている。この状態で、第2シャフト70を回転軸Yに沿って公転させると、第2シャフト70の第1湾曲部84よりも遠位側が大きく回転する。これにより、回転構造体110は、広い範囲にわたって狭窄物Sを切削することができる。この際、第2シャフト70の回転の軌道(軌跡)は、第1シャフト60の回転の軌道(軌跡)よりも大きい。
このように、本実施形態に係る医療デバイス10は、第1シャフト60を囲う管状の第2シャフト70を備え、第2シャフト70はベンディング可能であり、かつ、回転可能である。これにより、医療デバイス10をベンディングさせた状態で第2シャフト70を公転させることができるため、医療デバイス10の方向性を規定することができる。また、第2シャフト70を公転させることにより、トルクを効かせた状態で回転構造体110を狭窄物に押しつけて狭窄物を切削することができる。
以下、医療デバイス10を用いた手技の例として、2つの例(手技1〜2)を説明する。
(手技1)
まず、ガイドワイヤを血管内に挿入し、病変部に配置させる。次に、医療デバイス10をガイドワイヤに沿って、病変部に配置させる。第2シャフト70をベンディングし、医療デバイス10の第3テーパ部113に狭窄物を押しつける。その後、医療デバイス10を、第1シャフト60と第2シャフト70を回転させ、それぞれの軸に対して回転させながら遠位方向に移動させ、医療デバイス10の第3テーパ部113、第3切り込み部117及び第3切削部118の少なくとも一つによって、狭窄物を切削する。狭窄部切削後、医療デバイス10とガイドワイヤを血管から取り出す。このとき、第2シャフト70の湾曲部の近位側を血管内壁に押しつけて、ベンディングするとよりよい。また、第2シャフト70の回転の軌跡は、第1シャフト60の回転の軌跡の外側に位置する。
(手技2)
まず、ガイドワイヤを血管内に挿入し、病変部に配置させる。次に、医療デバイス10をガイドワイヤに沿って、病変部に配置させる。第2シャフト70をベンディングし、医療デバイス10の第3テーパ部113に狭窄物を押しつける。その後、医療デバイス10を、第1シャフト60と第2シャフト70を回転させ、それぞれの軸に対して回転させながら遠位方向に移動させ、医療デバイス10の第3テーパ部113、第3切り込み部117及び第3切削部118の少なくとも一つによって、狭窄物を切削する。さらに、医療デバイス10を、第1シャフト60と第2シャフト70を逆回転させ、第1から第3テーパ部、第1から第3切り込み部、第1から第3切削部のいずれかによって、順回転によって切削された病変部を切削する。狭窄部切削後、医療デバイス10とガイドワイヤを血管から取り出す。この際、第1シャフト60と第2シャフト70が逆回転することで、狭窄物Sをきれいに、偏向なく、大きく削ることができる。また、このとき、第2シャフト70の湾曲部の近位側を血管内壁に押しつけて、ベンディングするとよりよい。また、第2シャフト70の回転の軌跡は、第1シャフト60の回転の軌跡の外側に位置する。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されず、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、医療デバイスが挿入される生体管腔は、血管に限定されず、例えば、脈管、尿管、胆管、卵管、肝管等であってもよい。
本開示は、医療デバイスに関する。
10 医療デバイス
60 第1シャフト
70 第2シャフト
75 切れ目
80 外シース
83 湾曲部
84 第1湾曲部
85 第2湾曲部
91 第1駆動装置
92 第2駆動装置
110 回転構造体
111 第2環状部
112 第1環状部
113 第3テーパ部
114 第2テーパ部
115 第3環状部
116 第1テーパ部
117 第3切り込み部
118 第3切削部
119 第2非切削部
120 第2切り込み部
121 第2切削部
122 第1切り込み部
123 第1切削部
124 第1非切削部
126 くびれ部
127 底部
128 小径環状部
140、141 軸受
L 接線
S 狭窄物(物体)

Claims (12)

  1. 生体管腔内の物体を切削するための医療デバイスであって、
    切削部を有する回転構造体と、
    前記回転構造体の中心軸に連結され、前記回転構造体の回転を駆動する第1シャフトと、
    前記第1シャフトを囲う管状の第2シャフトと、
    を備え、
    前記第2シャフトは、第1湾曲部と、該第1湾曲部より遠位側の第2湾曲部との2箇所においてベンディング可能であり、
    前記第2シャフトは、前記第1湾曲部の近位側と、前記第2シャフトの前記第2湾曲部の遠位側とが略平行の状態を保ったまま回転可能であることを特徴とする医療デバイス。
  2. 請求項1に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトの回転の軌跡は、前記第1シャフトの回転の軌跡の外側に位置することを特徴とする医療デバイス。
  3. 請求項1又は2に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトがベンディングしている状態において、前記第2シャフトの前記第1湾曲部より近位側は生体管腔の内壁に押し当てられ、前記回転構造体は、前記生体管腔の内部において前記第1湾曲部の反対側に位置することを特徴とする医療デバイス。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記第1シャフト及び前記第2シャフトの回転は、駆動装置によって駆動されることを特徴とする医療デバイス。
  5. 請求項4に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトの回転速度の方が、前記第1シャフトの回転速度よりも遅いことを特徴とする医療デバイス。
  6. 請求項4又は5に記載の医療デバイスにおいて、前記第1シャフトの回転速度は、10,000〜120,000rpmであり、前記第2シャフトの回転速度は、5〜10,000rpmであることを特徴とする医療デバイス。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記回転構造体と前記第2シャフトとの間に配置される軸受をさらに備え、前記第2シャフトは、前記第1シャフトを牽引すると、前記回転構造体から前記軸受を介して受ける力によりベンディングするように構成されていることを特徴とする医療デバイス。
  8. 請求項7に記載の医療デバイスにおいて、前記軸受は、前記回転構造体の回転軸に対して回転対称でなく、
    前記第2シャフトは、前記回転構造体が前記軸受の周方向の一部のみに当接することによりベンディングすることを特徴とする医療デバイス。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトの回転軸は、前記第1シャフトの回転軸とは異なることを特徴とする医療デバイス。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトの回転の軌道は、前記第1シャフトの回転の軌道よりも大きいことを特徴とする医療デバイス。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトは切れ目を有し、該切れ目により前記第2シャフトがベンディング可能であることを特徴とする医療デバイス。
  12. 請求項1から10のいずれか一項に記載の医療デバイスにおいて、前記第2シャフトは曲げ癖を有し、該曲げ癖により前記第2シャフトがベンディング可能であることを特徴とする医療デバイス。


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