JPWO2017209259A1 - 特許等ネット取引マーケット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】知的財産取引の敷居を低くするための工夫を備えた特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
【解決手段】特許等をネット取引するための最低限必要となる構成に加えて、知的財産取引の敷居を低くするための工夫として、特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報を出力し、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得して、取得したプロモーション情報をも公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付けるように構成された特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特許などの知的財産についてネットで取引するための装置に関するものである。本明細書の全体を通じて、「特許等」という場合には、特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれかのことを指している。
知的財産は、実社会において取引の対象となることがある。取引の対象となる場面としては、典型的には知的財産侵害の場面であり、権利者と侵害者(侵害の疑いが強い者も含む。)の関係が存在し、その和解の内容として、一定の対価の支払いのもとで譲渡やライセンスの契約がなされるという具合である。
しかし、知的財産侵害の場面は、実社会において頻発しているわけではなく、知的財産の活用場面は限られたものとならざるを得なかった。特許の取得及び維持には、代理人費用及び税金(印紙税など)などを含めて相応の額を負担することが通常であり、特に中小企業にとっては、意識的・無意識的かは別として、取得した特許の有効活用を望む需要が強くある。そして、有効活用の1つとして、知的財産について、必ずしも侵害という場面でなくとも、その価値を評価するための手法に基づいて価値を評価して売買等の取引を行うということが考えられてきた。
そこで、ネット上で知的財産を取引するためのアイデアが望まれ、例えば、関連し得る特許文献としては、特許文献1が存在する。
特開2004−62669
特許文献1に記載の発明は、次のような知的財産売買システムである。すなわち、知的財産提供企業は、知的財産取引市場を運用するWebサイトに売却対象となる知的財産の売却申請を行う。次に、Webサイトでは、売却申請された知的財産の価値評価額などを決定し、知的財産提供企業に提示する。知的財産提供企業が提示された価値評価額などに同意した場合には、Webサイトに掲載する。そして、知的財産購入企業は、取引市場に上場された知的財産を閲覧し、Webサイトに「購入の申し込み(入札)」を行う
(段落番号[0022]及び[0023]参照)。
もっとも、特許文献1は、いわば実社会で行なわれている知的財産の取引をネットで行うという限度のものであり、知的財産取引の敷居を低くするための工夫が存在せず、知的財産の保有者や潜在的な購入希望者に対する知的財産取引の動機付けの要素が乏しい。
そのため、特許文献1では、知的財産の取引の活性化には繋がらず、前記で述べた知的財産の有効活用に繋がるものではなかった。
本発明は、このような問題を踏まえ、知的財産取引の敷居を低くするための工夫を備えた特許等ネット取引マーケット装置を提供するものである。
具体的には、本発明は、特許等である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録部と、特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録部と、後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録部と、提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得部と、取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積部と、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示部と、選択肢表示部に表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得部とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正部と、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知部とをさらに有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する推定価値算定依頼情報出力部と、出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する推定価値取得部とをさらに有する特許等ネット取引マーケット装置。
また、本発明は、前記特徴に加えて、前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力するプロモーション情報作成依頼情報出力部と、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得するプロモーション情報取得部とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、前記特許等のインターネット取引条件を取得するインターネット取引条件取得部と、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札部と、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定部と、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力部とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、取得した特許等特定情報に基づいて提供受入希望者として適切な提供受入希望者である適切提供受入希望者を選択するためのルールである適切提供受入希望者選択ルールを保持する適切提供受入希望者選択ルール保持部と、取得した特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択する適切提供受入希望者選択部とをさらに有し、前記公開入札部が、提供受入希望者として適切提供受入希望者を選択して公開し入札を受け付ける適切提供受入希望者限定手段を有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、提供受入希望者側端末から提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する技術的課題情報取得部と、取得した技術的課題情報を提供希望者側端末に公開する技術的課題情報公開部と、公開された技術的課題情報に応じて提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得するオファー取得部と、オファーを取得した提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて提供受入希望者側端末装置に所定のオファーがあった旨の通知をするオファー通知部とをさらに有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。また、この構成を前提として、提供受入希望者側端末から、技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを受け入れるための処理をするデポジット処理部と、デポジット処理部でのデポジット処理が適正に行われているか判断するデポジット処理判断部と、デポジット処理判断部での判断結果が適正に行われていないとの判断である場合には技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作を制限する動作制限部とをさらに有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、又は前記特徴に代えて、特許等特定情報蓄積部に蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する複数特許等特定情報取得部と、前記複数特許等特定情報に基づいて特定される複数の特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する複数選択肢表示部と、複数選択肢表示部に表示されている選択肢の中から選択した技術等カテゴリを取得するための複数技術等カテゴリ選択取得部と、前記複数特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するための複数パーティ修正部と、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する複数パーティ通知部と、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体の推定価値の算定である全体推定価値算定を依頼するための全体推定価値算定依頼情報を出力する全体推定価値算定依頼情報出力部と、出力された全体推定価値算定依頼情報に応じた全体推定価値を取得する全体推定価値取得部と、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体のプロモーション情報の作成を依頼するための情報である全体プロモーション情報作成依頼情報を出力する全体プロモーション情報作成依頼情報出力部と、出力された全体プロモーション情報作成依頼情報に応じた全体プロモーション情報を取得する全体プロモーション情報取得部と、前記複数の特許等の全体インターネット取引条件を取得する全体インターネット取引条件取得部と、取得した全体インターネット取引条件と、取得した全体プロモーション情報と、前記複数の特許等特定情報に基づいた全体紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける全体公開入札部と、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する全体落札者決定部と、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する全体落札結果出力部とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、インターネット取引条件取得部が、推定価値取得部が取得した推定価値に基づいて取引開始価格を設定する取引開始価格設定手段を有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、インターネット取引条件取得部が、提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から開始希望価格を取得する開始希望価格取得手段と、開始希望価格取得手段にて取得した開始希望価格に基づいて取引開始価格を設定する希望取引開始価格設定手段とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
また、本発明は、前記特徴に加えて、インターネット取引条件取得部が、提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から固定取引希望価格を取得する固定取引希望価格取得手段と、固定取引希望価格取得手段にて取得した固定取引希望価格に基づいて取引条件を設定する固定条件設定手段とを有する特許等ネット取引マーケット装置を提供する。
そして、これらの処理を特許等ネット取引マーケット装置によって実行させる場合の処理方法を提供する。さらに、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムを提供する。
本件発明は原則的に電子計算機を利用する発明であるが、ソフトウエアによって実現され、ハードウエアによっても実現され、ソフトウエアとハードウエアの協働によっても実現される。ハードウエアでは、コンピュータの基本的構成であるCPU、メモリ、バス、入出力装置、各種周辺機器、ユーザーインターフェイスなどによって構成される。各種周辺機器には、記憶装置、インターネットインターフェイス、インターネット機器、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカー、カメラ、ビデオ、テレビ、CD装置、DVD装置、ブルーレイ装置、プロジェクタ装置、SSD、電話、ファックス、コピー機、印刷装置、ムービー編集装置、各種センサ装置などが含まれる。また、本発明は、複数の装置によって実現されても良いし、単数の装置によって実現されても良い。
以上により、知的財産取引の敷居を低くするための工夫を備えた特許等ネット取引マーケット装置を提供することができる。
実施例1における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図 提供希望者情報の登録内容の一例を示す図 提供希望者登録部の役割を示す図 提供受入希望者情報の登録内容の一例を示す図 提供受入希望者登録部の役割を示す図 パーティの具体例を示す図 パーティ情報の登録内容の一例を示す図 パーティ情報登録部の役割を示す図 特許等特定情報取得部での特許等特定情報取得の手順を示す図 特許等特定情報取得の際のログイン後の権利者照会までの画面の一例を示す図 図10の画面において「確認」ボタンを押して権利者照会結果を得られた後の画面の一例を示す図 特許権を念頭に置いた場合の「提供種別」の一覧を示す図 特許等特定情報のファイル体系を示す図 特許等特定情報の「基本ファイル」の蓄積内容の一例を示す図 大日本電気株式会社の提供希望者属性ファイルの基本情報の一例を示す図 小分類別の特許力の順位を示す図 大日本電気株式会社の年度ごとの特許力の推移、及び東証業種分類内の順位の変動を示す図 大日本電気株式会社の特許力のシェアを示す図 選択肢表示部によって表示される表示画面(1階層目)の一例を示す図 選択肢表示部によって表示される表示画面(2階層目)の一例を示す図 技術等カテゴリ選択取得部にて取得される技術等カテゴリの一例を示す図 技術等カテゴリで示されるパーティの一例を示す図 パーティ修正のための画面の一例を示す図 パーティ修正内容を示す図 技術等カテゴリ選択取得からパーティ通知までの各装置(端末)間の処理手順を示す図 推定価値算定依頼情報出力に際しての画面の一例を示す図 推定価値算定依頼情報の出力先の選択画面の一例を示す図 推定価値取得部で取得する取得データの画面の一例を示す図 プロモーション情報作成依頼情報出力に際しての画面の一例を示す図 プロモーション情報取得部で取得する取得データの画面の一例を示す図 インターネット取引条件の決定方法の一例を示す図 インターネット取引条件の内容詳細画面の一例を示す図 公開入札部の画面遷移の一例を示す図 落札者決定部での落札者の決定画面の一例を示す図 落札結果出力部による出力態様の一例を示す図 実施例1における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図 実施例1における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施例2における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図 特許等属性情報の一例を示す図 提供受入希望者属性情報の一例を示す図 適切提供受入希望者選択ルールの一例を示す図 適切提供受入希望者選択の内容の一例を示す図 実施例2における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図 実施例2における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施例3における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図 技術的課題を示す情報の入力画面の一例を示す図 技術的課題情報の公開画面の一例を示す図 オファー取得の内容の一例を示す図 実施例3における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図 実施例3における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施例4における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図 デポジット処理画面の一例を示す図 実施例4における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図 実施例4における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図 実施例5における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図 実施例5における特許等の組合せの例を示す図 実施例5における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図 実施例5における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図 基礎となる発明の機能ブロック図 実施例6Aその1の機能ブロック図 実施例6Aその2の機能ブロック図 実施例6Aその3の機能ブロック図 実施例6Bその1の機能ブロック図 実施例6Bその2の機能ブロック図 実施例6Bその3の機能ブロック図 実施例6Cその1の機能ブロック図 実施例6Cその2の機能ブロック図 実施例6Cその3の機能ブロック図 実施例6Cその4の機能ブロック図
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、実施例と請求項の相互の関係は以下の通りである。主として、実施例1の説明は請求項1から5及び14から26に関し、実施例2の説明は請求項6に関し、実施例3の説明は請求項7に関し、実施例4の説明は請求項8に関し、実施例5の説明は請求項9から13に関するものである。本件発明は、これら実施例に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
本実施例は、特許等をネット取引するための最低限必要となる構成に加えて、知的財産取引の敷居を低くするための工夫として、特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報を出力し、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得して、取得したプロモーション情報をも公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付けるように構成された特許等ネット取引マーケット装置である。また、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行なっているパーティに取引の支援を担当させるように構成されている点にも大きな特徴がある。
以下、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図1は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図である。本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、提供希望者情報登録部(0101)と提供受入希望者情報登録部(0102)とパーティ情報登録部(0103)と特許等特定情報取得部(0104)と特許等特定情報蓄積部(0105)と選択肢表示部(0106)と技術等カテゴリ選択取得部(0107)とパーティ修正部(0108)とパーティ通知部(0109)と推定価値算定依頼情報出力部(0110)と推定価値取得部(0111)とプロモーション情報作成依頼情報出力部(0112)とプロモーション情報取得部(0113)とインターネット取引条件取得部(0114)と公開入札部(0115)と落札者決定部(0116)と落札結果出力部(0117)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。
「提供希望者情報登録部」とは、特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する機能である。
提供希望者情報とは、例えば、提供希望者の氏名・名称及び住所、提供希望者ID、インターネット通信アドレス(いわゆるメールアドレス)、提供特許等種別、技術等カテゴリ、現在の対象権利IDなどが挙げられる。現在の対象権利IDが提供を希望する特許等を識別するためのIDとして機能することとなる。さらに、ホームページURL、接続URL、過去の提供特許情報などが含まれていても良い。
図2は,提供希望者情報の登録内容の一例を示す図である。提供希望者及び提供希望者IDの欄には、大日本電気株式会社(GIV035)、四菱電機株式会社(GIV418)、目立製作所(GIV155)の名称及びIDが記載されている。そして、アドレスの欄には、大日本電気株式会社について「http://www.dainichi.com」、四菱電機株式会社について「http://yotsubishi.com」、目立製作所株式会社について「http://www.metachi.com」と記載されている。提供特許等種別の欄には、大日本電気株式会社について「PAT、UTL、KNHW」、四菱電機株式会社について「PAT,UTL」、目立製作所株式会社について「PAT」と記載されている。PATは特許権を意味し、UTLは実用新案権を意味し、KNHWはノウハウを意味している。技術等カテゴリの欄には、大日本電気株式会社について「通信情報技術」、四菱電機株式会社について「ディスプレイ装置」、目立製作所株式会社について「キッチン家電」と記載されている。現在の対象権利IDの欄には、大日本電気株式会社について「DNEC063、DNEC064、DNEC065」、四菱電機株式会社について「YTB163、YTB164、YTB165」、目立製作所株式会社について「MTCH685,MTCH686,MTCH687」と記載されている。
図3は、提供希望者登録部の役割を示す図である。提供希望者情報が登録されることにより、(1)登録後にのみシステムを利用可能とする、(2)アクセスがあった場合の認証情報として利用する、(3)提供希望者側端末にpush通知をする場合に利用する、(4)登録情報は蓄積しないが、pullのためにアクセスがあった場合に通信のために一時保持する、(5)提供希望者の管理に用いる、(6)提供希望者の選別に用いる、(7)その他の用途が考えられる。
次に、「提供受入希望者情報登録部」とは、特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する機能である。これにより、登録された提供受入希望者と通信することができることになる。
提供受入希望者情報とは、例えば、提供受入希望者の氏名・名称及び住所、提供受入希望者ID、インターネット通信アドレス(いわゆるメールアドレス)、提供受入希望特許等の技術等カテゴリ、入札中対象権利ID、法人の場合には事業規模、資本金、従業員数、本社所在地、事業内容、定款内容、技術者数、特許等の出願件数、製造販売提供している商品・サービスの種類、販売数量、研究開発費、発明者数、YK値、YK3値などが挙げられる。
図4は,提供受入希望者情報の登録内容の一例を示す図である。提供受入希望者の氏名・名称及びIDの欄には、ハイフォン株式会社(ACP031)、ハイエス株式会社(ACP068)、JARP株式会社(ACP015)、神奈川電気株式会社(ACP009)、クレリオン株式会社(ACP118)の名称及びIDが記載されている。そして、アドレスの欄には、ハイフォン株式会社について「http://www.hiphone.com」、ハイエス株式会社について「http://www.hies.com」、JARP株式会社について「http://www.jarp.com」、神奈川電気株式会社について「http://www.kanagawa.com」、クレリオン株式会社について「http://www.crerion.com」と記載されている。提供受入希望特許等の技術等カテゴリの欄には、ハイフォン株式会社について「0903R01:通信情報技術、0802R01:エレクトロニクス」、ハイエス株式会社について「0903R01:通信情報技術、0804R01:キッチン家電」、JARP株式会社について「0903R01:通信情報技術、0802R01:エレクトロニクス」、神奈川電気株式会社について「0903R01:通信情報技術」、クレリオン株式会社について「0903R01:通信情報技術」と記載されている。入札中対象権利IDの欄には、ハイフォン株式会社について「DNEC063、YTBS163」、ハイエス株式会社について「DNEC063、MTCH685」、JARP株式会社について「DNEC063、YTBS163」、神奈川電気株式会社について「N/A」、クレリオン株式会社について「N/A」と記載されている。
図5は、提供受入希望者登録部の役割を示す図である。提供受入希望者情報が登録されることにより、(1)登録後にのみシステムを利用可能とする、(2)アクセスがあった場合の認証情報として利用する、(3)提供受入希望者側端末にpush通知をする場合に利用する、(4)登録情報は蓄積しないが、pullのためにアクセスがあった場合に通信のために一時保持する、(5)提供受入希望者の管理に用いる、(6)提供受入希望者の選別に用いる、(7)その他の用途が考えられる。
さらに、提供希望者情報と提供受入希望者情報については、登録を維持するための費用である登録維持費用を処理するための登録維持費用処理部を有していても良い。登録維持費用を支払う仕組みとすれば、提供希望者や提供受入希望者は、登録して費用を支払っている以上は興味が少しでもある特許等に対しては取引に積極的に参加しようと考えるようになり、取引数の増加につながる。また、本装置を用いて取引をするためには、提供する側は提供希望者として提供を受ける側は提供受入希望者として登録が必要であり、かつ、その登録には費用が必要であるとなると、提供希望者や提供受入希望者は費用を支払っていることとなるので、冷やかしでの本装置の利用を可及的に除去することができるし、取引の質を高品質に保つことができる。
次に、「パーティ情報登録部」とは、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録する機能である。
パ−ティ情報とは、例えば、パーティ名称(会社名、部署名、グループ名など)、パーティID、実績、アドレスなどが挙げられる。パーティは、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行なっている者であるから、その商取引の経験に基づいて、提供希望者や提供受入希望者に対して、的確なアドバイスなどを与えることができる。この点は、単にネット取引をするだけでは埋めることができない点である。
取引の支援とは、例えば、特許等をプロモーションする情報の作成や、特許等の推定価値の算定などが挙げられる。その他に、特許等の技術が必要とされている事業分野の商取引の慣行に基づく提供の仕方についての提供希望者に対するアドバイスや、提供受入希望者としてふさわしい相手の紹介(相手が同意した場合には提供受入希望者として登録してもらう)や、特許等を複数組み合わせて提供することのアドバイスと組み合わせるべき特許等のアドバイスや、提供受入希望者のキーパーソンの紹介に基づくオフラインでの面談設定や、オフラインでの面談設定の際の紙ベースや、プレゼンテーションアプリケーションベースでの資料作成や、これらの資料作成アドバイスや、提供受入希望者の希望する特許等を落札するための資金調達のアドバイスや、複数の提供受入希望者による集団的入札のアドバイス(同意した場合には複数の法人等からなる提供受入希望者として登録してもらう)や、特許等の提供に合わせて行われる事業化のためのアドバイスや、提供受入希望者と提供希望者との間の合弁企業の設立のアドバイスや、特許等の提供に合わせて行う友好的企業併合のためのアドバイスや、特許等の提供に伴って組成するファンドの設立のアドバイスなどを担当する。
パーティは、技術等カテゴリによって分類されており、後述する技術等カテゴリ選択取得部で選択された後に特許等ネット取引マーケット装置においてパーティを修正することが想定されているので、有り得る技術等カテゴリに対応する形でパーティ情報が登録されていることが望ましい。また、1つのパーティが複数の技術分野に精通している場合には、その複数の技術分野にパーティ情報が登録されていることが望ましい。
図6は、パーティの具体例を示す図である。例えば、総合商社の各事業部門、技術取引専門会社、ライセンス契約等に特化した法律事務所、ライセンス契約等に特化した特許事務所、技術に特化した専門商社、技術分野を扱うM&A会社、技術分野に詳しい投資会社、技術研究機関、利害関係がない技術系事業会社、教育期間TLOなどが挙げられる。
図7は、パーティ情報の登録内容の一例を示す図である。ここでの一例では、技術等カテゴリとして(A)「09_通信情報技術」(B)「09−01_通信情報技術 インターフェイス」(C)「09−01−R01_通信情報技術 インターフェイス 画像認識装置」の3つに対応する形で登録されているパーティを想定している。
(A)「09_通信情報技術」については、パーティ名称として「四菱商事」「四井物産」「往友商事」が登録されており、四菱商事についてはパーティID「P018」、実績「file1801」、アドレス「http://www.yotsubishi.com」と登録され、四井物産についてはパーティID「P003」、実績「file0311」、アドレス「http://www.yotsui.com」と登録され、往友商事についてはパーティID「P011」、実績「file1103」、アドレス「http://www.o-tomo.com」と登録されている。
(B)「09−01_通信情報技術 インターフェイス」については、パーティ名称として「四菱商事 通信インターフェイス事業部」「四井物産 通信画面表示部」が登録されており、四菱商事の通信インターフェイス事業部についてはパーティID「P01803」、実績「file180103」、アドレス「http://www.yotsubishi/inter.com」と登録され、四井物産についてはパーティID「P00311」、実績「file031115」、アドレス「http://www.yotsui/game.com」と登録されている。
(C)「09−01−R01_通信情報技術 インターフェイス 画像認識装置」については、パーティ名称「四菱商事 通信インターフェイス事業部 画像認識グループ」、パーティID「P0180301」、実績「file18010301」、アドレス「http://www.yotsubishi/inter/ninshiki.com」と登録されている。
図8は、パーティ情報登録部の役割を示す図である。パーティ情報が登録されることにより、(1)登録後にのみシステムを利用可能とする、(2)アクセスがあった場合の認証情報として利用する、(3)パーティ側端末にpush通知をする場合に利用する、(4)登録情報は蓄積しないが、pullのためにアクセスがあった場合に通信のために一時保持する、(5)パーティの管理に用いる、(6)パーティの選別に用いる、(7)その他の用途が考えられる。
パーティは、取引の支援をすることの対価として、特許等ネット取引マーケット装置の運営者などから対価を得ることになる。そのため、取引の支援をすることの対価である取引支援対価を決済処理するための取引支援対価決算処理部を更に有していても良い。
次に、「特許等特定情報取得部」とは、提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する機能である。特許等特定情報とは、例えば特許であれば、特許番号、発明の名称、権利ID、技術等カテゴリ、提供希望者IDなどの情報が挙げられる。後に入札者が現れた場合には、その入札者に関連する情報(例えば入札者の提供受入希望者ID)も特許等特定情報に含まれることとなる。さらには、出願番号、公開番号、広告番号、公表番号など固有番号なども特許等特定情報として相応しい情報である。なお、特許等は、日本国で登録されている特許等に限られない。
図9は、特許等特定情報取得部での特許等特定情報取得の手順を示す図である。典型的には、提供希望者側端末での手順を想定している。まずLogin(ログイン)して、特許等番号を入力する。それにより特許等データベースに照会し、提供された特許等特定情報と最新の登録原簿の記載とを照らし合わせることにより特許等の特定に間違いがないか否か、及び特許等の使用・収益・処分をする権限の有無を確認する。そして、これらの確認の結果問題がなければ、コメント入力に進み、問題があれば特許番号入力に戻る。コメント入力が終われば、取引条件を入力し、確定させて問題なければ特許等ネット取引マーケット装置が特許等特定情報を取得するという具合である。
図10は、特許等特定情報取得の際のログイン後の権利者照会までの画面の一例を示す図である。画面には、「大日本電気株式会社様」「GIV035」「特許等取得用画面」との記載があり、その下に記入欄として、「特許等No.」「権利種別」の記入欄がある。「特許等No.」には、例えば特許庁の登録番号(特許番号)が記入されることが想定されている。また、「権利種別」には、例えば、特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、ノウハウなどの記入が想定されている。権利種別については、提供希望者が権利種別を特定しやすいように、更には権利種別の検索の便宜のために、予め典型的な内容については候補として用意しておいて、いわゆるプルダウン機能により候補の中から選択することで権利種別を特定させるように構成しても良い。このプルダウンの内容としては、過去の入力例が含まれていることが好ましい。そして、「特許等No.」と権利種別を記入したら、「確認」又は「取消」のボタンを押すという具合である。「確認」のボタンが押されれば照会に移行し、「取消」のボタンを押せば記入が削除される。
図11は、図10の画面において「確認」ボタンを押して権利者照会結果を得られた後の画面の一例を示す図である。記入欄として、「コメント」の記入欄、取引条件としての「提供種別」「希望提供対価」「取引期限」「既ライセンス」の記入欄がある。そして、コメントについては自由記載であり、希望提供対価については希望の対価を記入することとなる。その他については、提供希望者が内容を特定しやすいように、更には検索の便宜のために、予め典型的な内容については候補として用意しておいて、いわゆるプルダウン機能により候補の中から選択することで選択させるように構成しても良い。このプルダウンの内容としては、過去の入力例が含まれていることが好ましい。
図12は、特許権を念頭に置いた場合の「提供種別」の一覧を示す図である。提供種別としては、例えば、「全部譲渡」「持分譲渡」「一部譲渡」「通常実施権供与」「専用実施権供与」「質権設定」「譲渡担保」「譲渡後ライセンスバック」「専用実施権設定後ライセンスバック」「期間限定譲渡」「独占的通常実施権供与」などが挙げられる。なお、「持分譲渡」と「一部譲渡」の場合には、それを選択したら具体的な割合を入力する記入欄を設けても良い。その場合には、プルダウン機能を用いて選択されるのが望ましい。
この特許等特定情報取得部は、さらに、提供希望者がクレジットや銀行振り込み処理などのための手続をインターネットを介して行うための機能も備えていることが好ましい。このクレジット処理等は、提供受入希望者に対して取引対象が公開される前、さらには取引の支援をするパーティが決定する前に行われることが好ましい。さもないと、最初から特許等を提供する意図がない冷やかしの提供希望が多発する可能性があるからである。したがって、この時点で支払われた金銭相当額は、たとえ最終的に取引が成立しない場合であっても返却されることはない。又は全額が返却されることはない。
次に、「特許等特定情報蓄積部」とは、取得した特許等特定情報を蓄積する機能である。
図13は、特許等特定情報のファイル体系を示す図である。基本ファイルが存在し、その基本ファイルから枝分かれする形で、特許公報ファイル、経過情報ファイル、登録情報ファイル、公開公報ファイル、提供希望者属性ファイルなどが存在している。
図14は、特許等特定情報の「基本ファイル」の蓄積内容の一例を示す図である。項目として、特許番号、発明の名称、権利ID、技術等カテゴリ、提供希望者ID、入札者ID(入札をした提供受入希望者のID)が存在している。そして、特許番号「5648153」については、発明の名称が「画像認識装置」、権利IDが「DNED063」、技術等カテゴリが「通信情報技術」、提供希望者IDが「GIV035」、入札者IDが「ACP031、ACP068、ACP015」となっている。特許番号「4815382」については、発明の名称が「ディスプレイ装置」、権利IDが「DNEC163」、技術等カテゴリが「エレクトロニクス」、提供希望者IDが「GIV918」、入札者IDが「ACP031、ACP015」となっている。特許番号「5318113」については、発明の名称が「冷蔵庫」、権利IDが「MTCH685」、技術等カテゴリが「エレクトロニクス」、提供希望者IDが「GIV155」、入札者IDが「ACP068」となっている。
図15は、特許等特定情報の「提供希望者属性ファイル」の蓄積内容の一例を示す図である。
このうち、図15(a)は、大日本電気株式会社の提供希望者属性ファイルの基本情報の一例を示す図である。特許権数「2470件」、特許力「2679.71」、特許力エフェクト「45.6%(10/273社)」、特許力グロース「54.3%(11/273社)」との記載があり、発明者数「135人」、主要外国出願国・地域(広域)「KR(韓国)、CN(中国)、US(米国)、EP(ヨーロッパ)」、共同出願件数「345件」、登録査定率「54.3%」、審査請求率「78.9%」、無効被請求件数「99件」、無効請求件数「66件」とされている。
次に、図15(b)は、小分類別の特許力の順位を示す図である。ここでは「通信情報技術(0903R01)」と「コンベア・輸送機(0501R04)」と「電流・電圧センサ(0706R03)」の3分類についての特許力による順位付けがされている。「通信情報技術(0903R01)」については、1位が「大日本電気」、2位が「高川電気」、3位が「パルソニック」、4位が「四菱電気」、5位が「銀河電気」である。「コンベア・輸送機(0501R04)」については、1位が「四菱重工業」、2位が「大日本電気」、3位が「オグラ輸送機」、4位が「渋川工業」、5位が「南洋工業」である。「電流・電圧センサ(0706R03)」については、1位が「大日本電気」、2位が「日没化成」、3位が「初芝」、4位が「目立製作所」、5位が「ヒマラヤ電気」とされている。
図15(c)は、大日本電気株式会社の年度ごとの特許力の推移、及び東証業種分類内の順位の変動を示す図である。各年の前期と後期に分けて、特許力については棒グラフで、東証業種分類内の順位は折れ線グラフで1つの枠内に示されている。
図15(d)は、大日本電気株式会社の特許力のシェアを示す図である。大日本電気株式会社は、半導体製造法・製造装置(0702R01)については「26.8%」と最もシェア率が高く、次いで通信情報技術(0903R01)及びコンベヤ・輸送機械(0501R04)については共に「26.5%」とされており、次に電動機・発電機(0506R02)については「6.8%」とされ、その他が「13.4%」存在しているとされている。
次に、「選択肢表示部」とは、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する機能である。技術等カテゴリで示した複数の選択肢は、膨大な量になるので、複数の階層によって選択肢を表示して、徐々に絞り込んでいくという構成にすることが望ましい。
図16は、選択肢表示部によって表示される表示画面(1階層目)の一例を示す図である。「01_都市インフラ」「02_エネルギー・環境」「03_鉄鋼・非鉄・金属」「04_素材」「05_機械・ロボット」「06_輸送機器」「07_電子デバイス」「08_エレクトロニクス」「09_通信・情報技術」「10_金融」「11_食品・医療・バイオ」「12_生活用品・エンタメ」との選択肢が表示されている。提供希望者は、この表示された選択肢の中から、取引の支援を担当させたいパーティの技術等カテゴリとして適切なものを選択することになる。
図17は、選択肢表示部によって表示される表示画面(2階層目)の一例を示す図である。ここでは、図15において「09_通信・情報技術」が選択された場合が想定されている。「09−01_通信」「09−02_通信機器」「09−03_インターフェイス」「09−04_アプリケーション」「09−05_OS・ファームウェア」「09−06_業務用システム」との分類がされており、その中に更なる詳細な分類が存在している。更なる詳細な分類については、3階層目として構成しても良い。
以上の技術等カテゴリは、基本的には、特許及び実用新案並びにノウハウなどの技術的知的財産を念頭においたものである。商標の場合には指定商品・指定役務の分類を用いたり、意匠の場合には意匠物品分類を用いたり、著作権の場合には言語・美術・映画・写真・建築・プログラム・データベースという分類を用いたりすることが考えられる。
次に、「技術等カテゴリ選択取得部」とは、選択肢表示部に表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得する機能である。ここではパーティの選択を取得するのではなく、あくまでも技術等カテゴリのレベルで選択を取得する。技術等カテゴリの選択結果を取得して特許等ネット取引マーケット装置においてパーティを特定ことにより、ある一定のパーティに選択が集中したり、あるいは恣意的にパーティを選択するという事態を防ぐことができ、公平にパーティの特定をすることができるようになる。
図18は、技術等カテゴリ選択取得部にて取得される技術等カテゴリの一例を示す図である。例えば、(A)「09_通信情報技術」という単位であっても良いし、(B)「09−01_通信情報技術 インターフェイス」であっても良いし、(C)「09−01−R01_通信情報技術 インターフェイス 画像認識装置」であっても良い。(A)の技術等カテゴリで選択を取得すれば特許等ネット取引マーケット装置によるパーティ特定の裁量が広くなり、(C)の技術等カテゴリで選択を取得すれば特許等ネット取引マーケット装置によるパーティ特定の裁量が狭くなる。もっとも、特許等ネット取引マーケット装置によるパーティ特定及び修正については、選択された技術等カテゴリに必ずしも拘束されるわけではないので、例えば技術等カテゴリの選択が不適切である場合には、特許等ネット取引マーケット装置において選択された技術等カテゴリ以外の技術等カテゴリからパーティを特定することも可能である。
次に、「パーティ修正部」とは、前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する機能である。
ここにおける「修正」とは、パーティの修正だけではなく、技術等カテゴリ自体の修正を含むものであってもよい。また、技術等カテゴリで示されるパーティが複数存在する場合のパーティ絞り込み(パーティ特定)も「修正」に含まれる。また、採用するパーティは、1つであっても2つ以上であっても良い。
図19は、技術等カテゴリで示されるパーティの一例を示す図である。ここでは「09_通信情報技術」で技術等カテゴリを選択した場合を想定している。通信情報技術に登録されているパーティとしては、四菱商事と四井物産と往友商事の3つである。そのため、「09_通信情報技術」で技術等カテゴリを選択した場合の技術等カテゴリで示されるパーティとは、四菱商事と四井物産と往友商事の3つである。
図20は、パーティ修正のための画面の一例を示す図である。画面には、大日本電気株式会社(GIV035)との提供希望者情報があり、「採用するパーティにチェック」という項目と、「追加するパーティ」との項目がある。そして、「採用するパーティにチェック」という項目については、「四菱商事」「四井物産」「往友商事」の3つのパーティがチェックボックスと共に存在している。このチェックボックスにチェックをすることにより、採用されるパーティが決定する。また、「追加するパーティ」との項目については、「追加するパーティあり」「追加するパーティなし」との2つのチェックボックスがある。「追加パーティあり」にチェックした場合には、他の技術等カテゴリに登録されているパーティを採用候補パーティに追加することができる。その場合、例えば、前記の選択肢表示部と同様の画面に遷移して、特許等ネット取引マーケット装置において選択するような形で採用候補パーティを追加することが考えられる。そうすれば、必要データ領域を少なくすることができる。パーティ修正のための画面中、「確定」ボタンを選択することにより、パーティ修正が完了する。他方、「取消」ボタンを選択することにより、チェック内容をクリアすることができる。この画面の入力者は、特許等ネット取引マーケット装置の運営者であることが望ましい。また、運営者による入力ではなく、自動的にパーティが修正されるという構成にしても良い。
図21は、パーティ修正内容を示す図である。図20において、採用するパーティとして「四井物産」にチェックし、追加するパーティとして「追加パーティなし」にチェックした場合を想定している。技術等カテゴリで示されるパーティとしては、四菱商事と四井物産と往友商事の3つであったが、四井物産にチェックをして確定したことにより、パーティは「四井物産」に修正されている。
次に、「パーティ通知部」とは、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する機能である。これにより、パーティは、取引の支援に着手することができる。
図22は、技術等カテゴリ選択取得からパーティ通知までの各装置(端末)間の処理手順を示す図である。提供希望者である「大日本電気株式会社 GIV035」の端末(提供希望者側端末)と特許等ネット取引マーケット装置とパーティ側端末が存在する。「大日本電気株式会社 GIV035」の端末において「通信情報技術」が選択されると、その選択結果である「通信情報技術」に割り当てられているパーティ情報(四菱商事、四井物産、往友商事)を特許等ネット取引マーケット装置が取得する。そして、特許等ネット取引マーケット装置においてパーティを修正して、特定のパーティ「四井物産」がパーティとして採用されると、特許等ネット取引マーケット装置からパーティ側端末に対して、「四井物産が大日本電気株式会社(GIV035)に選択された」旨の通知する。そして、パーティ側端末において、当該特許等に関する情報収集を行った上で、パーティ側端末から特許等ネット取引マーケット装置に対して、特許等ネット取引マーケット装置から「大日本電気株式会社 GIV035」の端末に対して、順次初期連絡がなされる、という具合である。
次に、「推定価値算定依頼情報出力部」とは、前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する機能である。
推定価値算定依頼情報とは、例えば、特許番号、発明の名称、権利ID、技術等カテゴリ、提供希望者ID,事業計画、選択されたパーティ、出力先の会社情報などが挙げられる。
図23は、推定価値算定依頼情報出力に際しての画面の一例を示す図である。特許番号「5648153」、発明の名称「画像認識装置」、権利ID「DNEC063」、技術等カテゴリ「通信情報技術」、提供希望者ID「GIV035」,事業計画概要「JIGYOGAIYO.file」、事業計画詳細「JIGYOSHOSAI.file」、選択されたパーティ「四井物産」、その他メモ欄が存在する。そして、特許番号、提供希望者ID,事業計画、選択されたパーティについては「GO」とのボタンが存在し、特許番号で「GO」を選択すれば権利ファイルを閲覧することができ、提供希望者IDで「GO」を選択すれば提供希望者の会社情報を閲覧でき、事業計画概要と事業計画詳細で「GO」を選択すれば各々の内容を確認でき、パーティで「GO」を選択すればパーティの担当者の電話番号、チャット、メールなどの連絡先が表示されるという具合に構成するといい。そして、全体について、「取消」「送信」「修正」のボタンが存在し、「取消」を選択すれば推定価値算定依頼情報の内容がクリアされ、「送信」を選択すれば推定価値算定依頼情報が出力され、「修正」を選択すれば推定価値算定依頼情報を修正することができるという具合である。
推定価値算定依頼情報の出力先は、パーティ側端末であっても良いし、パーティ以外の特許等の価値を評価するのに適した組織の端末であっても良い。また、出力先は1つであっても良いし、2つ以上であっても良い。2つ以上であれば、より多角的な観点からの推定価値の算出が可能であり、客観性を高度に保つことができるようになる。また、推定価値算定者については、予め特許等ネット取引マーケット装置に登録されていることが望ましい。登録されていることにより、登録されている推定価値算定者の中から選択することが可能になるからである。
図24は、推定価値算定依頼情報の出力先の選択画面の一例を示す図である。「ABC特許事務所」「山田一郎特許法律事務所」「特許価値評価研究所」「四菱商事知的財産部」「特許取引機構株式会社」「川井田三郎(弁護士・公認会計士)」「US特許証券化機構」「CALIFORNIA PAT ASSETS」との選択肢とチェックボックスがあり、さらに「送信」「中止」「修正」の3つのボタンがある。「送信」を押せば選択した出力先に出力され(画面例では「ABC特許事務所」と「川井田三郎(弁護士・公認会計士)」に推定価値算定依頼情報が出力されることとなる。)、「中止」を選択すると出力の処理を中止し、「修正」を選択すると出力先の選択を再度修正することができるという具合である。
次に、「推定価値取得部」とは、出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する機能である。推定価値の取得においては、通常、特許番号、発明の名称、権利IDなどの特許等特定情報と関連付けて取得することとなる。また、採用手法(原価法、取引事例比較法、直接還元法、DFC法など)やレポートファイルなどのデータも併せて取得することが望ましい。
図25は、推定価値取得部で取得する取得データの画面の一例を示す図である。画面には、特許番号「5648153」、発明の名称「画像認識装置」、権利ID「DNEC063」、推定価値「2億3千万円」、採用手法「DFC法(ディスカウントキャッシュフロー法)」、レポートファイル「VALUEDNEC063.file」と記載されている。そして、採用手法にある「GO」を選択すると採用手法の解説が表示され、レポートファイルにある「GO」を選択すると推定価値の算定の根拠となるレポートが表示されるという具合である。
次に、「プロモーション情報作成依頼情報出力部」とは、前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力する機能である。出力先は、パーティ側端末であっても良いし、パーティ以外の特許等の価値を評価するのに適した組織の端末であっても良い。また、出力先は1つであっても良いし、2つ以上であっても良い。さらに、推定価値算定依頼情報の出力先と同一であっても良いし、異なっていても良い。作成を依頼するプロモーションスタイルを選択できるようにすると良い。プロモーションスタイルとは、例えば、「動画(CG、実写、アニメなどが付いていても良い。)」「プレゼンテーションアプリ(CGやアニメなどが付いていても良い。)」「パンフレット」「展示会」「TV放映」「インターネットホームページ」などが挙げられる。
図26は、プロモーション情報作成依頼情報出力に際しての画面の一例を示す図である。特許番号「5648153」、発明の名称「画像認識装置」、権利ID「DNEC063」、技術等カテゴリ「通信情報技術」、提供希望者ID「GIV035」,事業計画概要「JIGYOGAIYO.file」、事業計画詳細「JIGYOSHOSAI.file」、選択されたパーティ「四井物産」、プロモーションスタイル選択欄が存在する。そして、プロモーションスタイル選択においては、動画(CG、実写、アニメなどが付いていても良い。)」「プレゼンテーションアプリ(CGやアニメなどが付いていても良い。)」「パンフレット」「展示会」「TV放映」「インターネットホームページ」のチェックボックスがあり、いずれかにチェックすることでプロモーションスタイルを選択することができる。そして、全体について、「取消」「送信」「修正」のボタンが存在し、「取消」を選択すればプロモーション情報作成依頼情報の内容がクリアされ、「送信」を選択すればプロモーション情報作成依頼情報が出力され、「修正」を選択すればプロモーション情報作成依頼情報を修正することができるという具合である。
次に、「プロモーション情報取得部」とは、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得する機能である。通常、選択されたプロモーションスタイルで作成されたプロモーション情報を、特許番号、発明の名称、権利IDなどの特許等特定情報と関連付けて取得することとなる。
図27は、プロモーション情報取得部で取得する取得データの画面の一例を示す図である。ここでは、図26におけるプロモーションスタイル選択にて「動画」と選択した場合を想定している。画面には、特許番号「5648153」、発明の名称「画像認識装置」、権利ID「DNEC063」、プロモーション動画、プロモーション動画ファイル「PROMODNEC063.file」との記載がある。そして、プロモーション動画ファイルの「GO」を選択すると、プロモーション動画ファイルをダウンロードすることができるという具合である。
次に、「インターネット取引条件取得部」とは、前記特許等のインターネット取引条件を取得する機能である。取得元は、例えば、提供希望者端末、パーティ側端末、特許等ネット取引マーケット装置のいずれであっても良い。また、取引条件を決する上では、取得済推定価値の情報が価格決定において参考にされる。
図28は、インターネット取引条件の決定方法の一例を示す図である。提供希望者端末、パーティ側端末、特許等ネット取引マーケット装置がインターネット取引条件を登録・修正・追加などを行うことができるようになっており、加えて取得済推定価値情報によってもインターネット取引条件が登録されたり修正されたり追加されたりすることとなる。
インターネット取引条件取得部は、推定価値取得部が取得した推定価値に基づいて取引開始価格を設定する取引開始価格設定手段を有していても良い。あるいは、インターネット取引条件取得部は、提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から開始希望価格を取得する開始希望価格取得手段と、開始希望価格取得手段にて取得した開始希望価格に基づいて取引開始価格を設定する希望取引開始価格設定手段とを有していても良い。
図29は、インターネット取引条件の内容詳細画面の一例を示す図である。
画面には、特許番号、発明の名称、権利ID、開始価格、開始日時、終了日時、終了条件(期限と価格のチェックボックスによる選択)、提供種別、中止条件、提供公開範囲(権利者特定化と権利者特定不可のチェックボックスによる選択)、独占交渉条件(デポジット額の指定)の項目がある。そして、特許番号については「5648153」、発明の名称については「画像認識装置」、権利IDについては「DNEC063」、開始価格については「3千万円」、開始日時については「2017年5月10日」、終了日時については「2017年6月10日」、終了条件(期限と価格のチェックボックスによる選択)については期限にチェック、提供種別については「全部譲渡」、中止条件については「特許無効審決確定」、提供公開範囲(権利者特定可と権利者特定不可のチェックボックスによる選択)については権利者特定可にチェック、独占交渉条件(デポジット額の指定)については「3千万円のデポジット」と記入されている。全体について、「確定」「修正」「取消」のボタンが存在し、「確定」を選択すればインターネット取引条件が確定し、「修正」を選択すればインターネット取引条件を修正することができ、「取消」を選択すればインターネット取引条件の内容がクリアされるという具合である。
また別の視点として、特許等ネット取引は、オークションの方法で行なわれる態様に限定されない。例えば、固定取引希望価格が設定されて、その取引に入札した者との間で特許等ネット取引が成立するという態様であっても良い。その場合には、インターネット取引条件取得部は、提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から固定取引希望価格を取得する固定取引希望価格取得手段と、固定取引希望価格取得手段にて取得した固定取引希望価格に基づいて取引条件を設定する固定条件設定手段とを有していることが望ましい。以下では、説明の便宜上、オークションの方法により特許等ネット取引を想定した説明をするが、本発明は、このような固定取引希望価格での取引を含むものである。
次に、「公開入札部」とは、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける機能である。
紹介情報とは、例えば、当該特許等の書誌情報、展開国に関する情報、産業上の利用分野に関する情報などが挙げられる。
公開の方法は、メールでもブラウザでも、いずれでも良い。また、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報の一部または全部につき、閲覧権限が提供受入希望者毎に与えられていてもよい。閲覧権限は、過去の実績による格付けに基づいていてもよい。実績とは、このシステムでの入札実績や落札実績などである。さらに、この権限はシステム運用者側に対して支払う登録維持費用によって格付けされていてもよい。さらに公開は、格付け等に応じて段階的になっていてもよい。さらに、公開情報が膨大になることが予想されるので、絞り込みのための検索機能を有していても良い。絞り込みのための検索機能においては、例えば一定の条件に合致しないものを対象から除外するという方法であっても良いし、求めている特許等により迅速に辿り着くことができるように構成してもよい。検索条件としては、技術等カテゴリ、権利者属性、発明の名称、キーワード、残存期間、展開国、産業上の利用分野などが考えられる。そして、特許等に関する公開内容については、価値評価レポート、プロモーション画面、特許公報等画面、権利者属性情報画面、入札画面などを選択して閲覧できるようにするとよい。
図30は、公開入札部の画面遷移の一例を示す図である。まずは「権利種別による絞り込み」を行う。権利種別とは、例えば、特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権などである。以下では、特許権であることを前提に説明する。「技術等カテゴリ絞り込み」「権利者属性絞り込み」「発明の名称絞り込み」「キーワード絞り込み」「残存期間絞り込み」「展開国絞り込み」「産業上の利用分野絞り込み」のいずれかの方法により、対象特許を絞り込んだ上で、権利一覧画面を閲覧する。そこで特定の特許等を選択すると、その選択された権利ポータル画面(発明の概要等の説明)に遷移する。その権利ポータル画面においては、複数の画面遷移先を選択することができ、例えば、「価値評価レポート」、「プロモーション画面」、「特許公報等画面」、「権利者属性情報画面」などの画面に遷移しても良いし、特に内容詳細を確認することなく入札するのであれば「入札画面」に遷移すればいい。
次に、「落札者決定部」とは、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する機能である。落札者決定は、インターネット取引条件の終了条件が期限であれば、その期限までに最も高額で入札した者が落札者となるのが通常であり、他方、インターネット取引条件の終了条件が価格であれば、その価格以上の金額で入札した者が現れた時点で入札が終了し、その者が落札者となる。
図31は、落札者決定部での落札者の決定画面の一例を示す図である。ここでのインターネット取引条件は、権利IDについては「DNEC063」、開始価格については「3千万円」、開始日時については「2017年5月10日」、終了日時については「2017年6月10日」、終了条件(期限か価格)については「期限」ということを想定している。画面には、権利IDが「DNEC063」についての期間中の入札履歴が「年月日」「入札者」「入札額」に整理されて掲載されている。古い入札から
「2015年5月20日 ACP031 3500万円」
「2015年5月25日 ACP068 4800万円」
「2015年6月2日 ACP015 8800万円」
「2015年6月4日 ACP031 1億3000万円」
「2015年6月4日 ACP068 1億7000万円」
「2015年6月4日 ACP031 2億1000万円」
「2015年6月5日 ACP068 2億5000万円」
「2015年6月9日 ACP031 2億9000万円」
「2015年6月10日 ACP068 3億1000万円」
とされており、この時点で期限が到来したため、ACP068の入札者が3億1000万円で落札者として決定されることとなる。
次に、「落札結果出力部」とは、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する機能である。落札結果については重要な情報であるから、落札者や落札者以外の入札した等に対しても出力されることが望ましい。
図32は、落札結果出力部による出力態様の一例を示す図である。権利ID「DNEC068」、落札者「ACP068:ハイエス株式会社」、落札額「3億1千万円」との落札結果が、「落札者」、「落札者以外の入札者」、「提供希望者」、「パーティ」、「推定価値算定者」、「プロモーション製作者」、「特許等ネット取引マーケット装置」そのそれぞれの端末に出力されている。
以上により、知的財産取引の敷居を低くするための工夫を備えた特許等ネット取引マーケット装置を提供することができる。
<ハードウェア構成>
本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成について、図を用いて説明する。
図33は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(3301)と、「主メモリ」(3302)と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」(3303)や、提供希望者側端末(3306)と提供受入希望者側端末(3307)とパーティ側端末(3308)と推定価値算定者端末(09)とプロモーション情報製作者端末(3310)と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」(3304)を備えている。そして、それらが「システムバス」(3305)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。また、図示しないが、特許等ネット取引マーケット装置は、キーボードやディスプレイなどと接続するための「I/O(インプット・アウトプット)」を備えていても良い。実施例2以降においても同様である。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施例において「主メモリ」に格納されているプログラムは、提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムである。また、「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、技術等カテゴリ、推定価値算定依頼情報、推定価値、プロモーション情報作成依頼情報、プロモーション情報、インターネット取引条件、紹介情報、入札情報、落札結果などが格納されている。
「CPU」は、「主メモリ」に格納されている提供希望者情報登録プログラムを実行して、提供希望者情報を登録する。また、「CPU」は、「主メモリ」に格納されている提供受入希望者情報登録プログラムを実行して、提供受入希望者情報を登録する。また、「CPU」は、「主メモリ」に格納されているパーティ情報登録プログラムを実行して、パーティ情報を登録する。また、「主メモリ」に格納されている特許等特定情報取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末から特許等特定情報を取得し、特許等特定情報蓄積プログラムを実行して、取得した特許等特定情報を蓄積する。そして、「主メモリ」に格納されている選択肢表示プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末に対して、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する。そして、「主メモリ」に格納されている技術等カテゴリ選択取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末から、選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得する。そして、「主メモリ」に格納されているパーティ修正プログラムを実行して、前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する。そして、「主メモリ」に格納されているパーティ通知プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてパーティ側端末に対して、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する。そして、「主メモリ」に格納されている推定価値算定依頼情報出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて推定価値算定者端末に対して、前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する。そして、「主メモリ」に格納されている推定価値取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて推定価値算定者端末から、出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてプロモーション情報製作者端末に対して、前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力する。そして、「主メモリ」に格納されているプロモーション情報取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてプロモーション情報製作者端末から、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得する。そして、「主メモリ」に格納されているインターネット取引条件取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末・パーティ側端末などから、前記特許等のインターネット取引条件を取得する。「主メモリ」に格納されている公開入札プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受入希望者端末に対して、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受入希望者端末から、入札を受け付ける。「主メモリ」に格納されている落札者決定プログラムを実行して、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する。そして、「主メモリ」に格納されている落札結果出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて入札した提供受入希望者側端末に対して、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する決定した落札結果を出力するという具合である。
<処理の流れ>
図34は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。提供希望者情報登録ステップ(S3401)と提供受入希望者情報登録ステップ(S3402)とパーティ情報登録ステップ(S3403)と特許等特定情報取得ステップ(S3404)と特許等特定情報蓄積ステップ(S3405)と選択肢表示ステップ(S3406)と技術等カテゴリ選択取得ステップ(S3407)とパーティ修正ステップ(S3408)とパーティ通知ステップ(S3409)と推定価値算定依頼情報出力ステップ(S3410)と推定価値取得ステップ(S3411)とプロモーション情報作成依頼情報出力ステップ(S3412)とプロモーション情報取得ステップ(S3413)とインターネット取引条件取得ステップ(S3414)と公開入札ステップ(S3415)と落札者決定ステップ(S3416)と落札結果出力ステップ(S3417)とからなる処理方法である。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
「提供希望者情報登録ステップ」とは、特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する段階である。
「提供受入希望者情報登録ステップ」とは、特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する段階である。
「パーティ情報登録ステップ」とは、後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録する段階である。
「特許等特定情報取得ステップ」とは、提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する段階である。
「特許等特定情報蓄積ステップ」とは、取得した特許等特定情報を蓄積する段階である。
「選択肢表示ステップ」とは、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する段階である。
「技術等カテゴリ選択取得ステップ」とは、表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得する段階である。
「パーティ修正ステップ」とは、前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する段階である。
「パーティ通知ステップ」とは、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する段階である。
「推定価値算定依頼情報出力ステップ」とは、前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する段階である。
「推定価値取得ステップ」とは、出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する段階である。
「プロモーション情報作成依頼情報出力ステップ」とは、前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力する段階である。
「プロモーション情報取得ステップ」とは、出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得する段階である。
「インターネット取引条件取得ステップ」とは、前記特許等のインターネット取引条件を取得する段階である。
「公開入札ステップ」とは、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける段階である。
「落札者決定ステップ」とは、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する段階である。
「落札結果出力ステップ」とは、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する段階である。
提供希望者情報登録ステップと提供受入希望者情報登録ステップとパーティ情報登録ステップのステップについては、いずれについても先後関係はない。また、推定価値算定依頼情報出力ステップとプロモーション情報作成依頼情報出力ステップについては、両者に先後関係はない。
以上の各内容の詳細は、機能的構成で述べた点と同様である。
<まとめ>
以上により、知的財産取引の敷居を低くするための工夫を備えた特許等ネット取引マーケットを提供することができる。
本実施例は、実施例1の構成に加えて、さらに特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択し、公開において適切提供受入希望者を選択して入札を受け付けるように構成された特許等ネット取引マーケット装置である。
以下、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図35は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図である。本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、提供希望者情報登録部(3501)と提供受入希望者情報登録部(3502)とパーティ情報登録部(3503)と特許等特定情報取得部(3504)と特許等特定情報蓄積部(3505)と選択肢表示部(3506)と技術等カテゴリ選択取得部(3507)とパーティ修正部(3508)とパーティ通知部(3509)と推定価値算定依頼情報出力部(3510)と推定価値取得部(3511)とプロモーション情報作成依頼情報出力部(3512)とプロモーション情報取得部(3513)とインターネット取引条件取得部(3514)と公開入札部(3515)と落札者決定部(3516)と落札結果出力部(3517)とに加えて,適切提供受入希望者選択ルール保持部(3518)と適切提供受入希望者選択部(3519)を有し、公開入札部は、適切提供受入希望者限定手段(3520)を備えている。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、適切提供受入希望者選択ルール保持部と適切提供受入希望者選択部と、公開入札部に備えられている適切提供受入希望者限定手段を除く各機能については、実施例1と同様であるため、適切提供受入希望者選択ルール保持部と適切提供受入希望者選択部と、公開入札部に備えられている適切提供受入希望者限定手段の機能に限定して説明する。
「適切提供受入希望者選択ルール保持部」とは、取得した特許等特定情報に基づいて提供受入希望者として適切な提供受入希望者である適切提供受入希望者を選択するためのルールである適切提供受入希望者選択ルールを保持する機能である。
適切提供受入希望者選択ルールは、例えば、特許等特定情報に基づく特許等属性情報と提供受入希望者の属性情報との両者の対比に基づいて適切な提供受入希望者を選択できるようにルール付けがされていることが望ましい。特許等属性情報としては、例えば、権利ID、発明の名称、技術等カテゴリ、残存期間、共有者の有無、質権設定の有無、既ライセンスの有無、無効審判請求の有無、特許侵害訴訟の有無、必要設備内容、必要設備規模、市場規模、競合メーカー(ID)などが挙げられる。この適切提供受入希望者選択ルール及び特許等特定情報は、パーティ側端末によって修正することが可能に構成されていても良い。提供受入希望者属性情報としては、例えば、提供受入希望者の資本金・売上高・業種・業界順位・従業員数・専門部署の有無などの情報、及びそれらの情報に基づく格付結果などが挙げられる。
図36は、特許等属性情報の一例を示す図である。項目として、権利ID、発明の名称、技術等カテゴリ、残存期間、共有者、質権設定、既ライセンス、無効審判請求、特許侵害訴訟、必要設備、必要設備規模、市場規模、競合メーカー(ID)との欄が存在している。そして、権利ID「DNEC063」について、発明の名称「画像認識装置」、技術等カテゴリ「通信情報技術」、残存期間「12年7か月」、共有者「なし」、質権設定「なし」、既ライセンス「なし」、無効審判請求「あり→維持確定」、特許侵害訴訟「あり→係争中」、必要設備「電子部品アッセンブル工場」、必要設備規模「生産1000個/日」、市場規模「500億円〜600億円/年・世界」、競合メーカー(ID)「ACP031,ACP068、ACP015」と記入されている。
図37は、提供受入希望者属性情報の一例を示す図である。項目として、資本金、売上高、業種、業界順位、格付との欄がある。そして、ハイフォン株式会社については、資本金「2560(億円)」、売上高「27800(億円)」、業種「総合電気」、業界順位「5(位)」、格付「AA」とされている。ハイエス株式会社については、資本金「1905(億円)」、売上高「19600(億円)」、業種「総合電気」、業界順位「7(位)」、格付「AA」とされている。JARP株式会社については、資本金「780(億円)」、売上高「9200(億円)」、業種「総合電気」、業界順位「11(位)」、格付「B」とされている。神奈川電気株式会社については、資本金「0.5(億円)」、売上高「1.5(億円)」、業種「電子部品」、業界順位「−(位)」、格付「C」とされている。
図38は、適切提供受入希望者選択ルールの一例を示す図である。適切提供受入希望者の条件としては3つあり、(1)必要設備が既設であること、(2)提供受入希望者の売上高が特許等の取引対象の市場規模を超えること、(3)提供受入希望者の資本金が特許等の取引対象の市場規模を超えることのいずれも満たす必要があるとの内容が適切提供受入希望者選択ルールとされているという具合である。
次に、「適切提供受入希望者選択部」とは、取得した特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択する機能である。
図39は、適切提供受入希望者選択の内容の一例を示す図である。図36の特許等属性情報の特許等につき、図37の提供受入希望者属性情報の提供受入希望者のうち適切な者を選択するための適切提供受入希望者選択ルールとして、図38の適切提供受入希望者選択ルールを用いた場合を想定している。神奈川電気株式会社(ACP009)は、市場規模を超える売上高と資本金の条件を満たしていないため、「条件不備」とされている。他方、ハイフォン株式会社(ACP0031)、ハイエス株式会社(ACP0068)、JARP株式会社(ACP015)については、いずれの条件も満たしているため、「条件具備」とされている。そのため、適切提供受入希望者は、ハイフォン株式会社(ACP0031)、ハイエス株式会社(ACP0068)、JARP株式会社(ACP015)であることとなる。
次に、公開入札部に備えられている「適切提供受入希望者限定手段」とは、提供受入希望者として適切提供受入希望者を選択して公開し入札を受け付ける機能である。上記図39の一例を用いて説明すれると、適切提供受入希望者であるハイフォン株式会社(ACP0031)、ハイエス株式会社(ACP0068)、JARP株式会社(ACP015)に対して公開して、他方で神奈川電気株式会社(ACP009)には公開しないという限定をする機能である。そうすることにより、一定の条件を満たして適切提供受入希望者にのみ入札権限を与えることができるようになる。
<ハードウェア構成>
図40は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(4001)と、「主メモリ」(4002)と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」(4003)や、提供希望者側端末(4006)と提供受入希望者側端末(4007)とパーティ側端末(4008)と推定価値算定者端末(4009)とプロモーション情報製作者端末(4010)と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」(4004)を備えている。そして、それらが「システムバス」(4005)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施例において「主メモリ」に格納されているプログラムは、提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムに加えて適切提供受入希望者選択プログラムを備え、公開入札プログラムは、適切提供受入希望者限定サブプログラムを含んでいる。また、「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、技術等カテゴリ、推定価値算定依頼情報、推定価値、プロモーション情報作成依頼情報、プロモーション情報、インターネット取引条件、紹介情報、入札情報、落札結果、適切提供受入希望者選択ルール,適切提供受入希望者の選択結果などが格納されている。
提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムの働きは、実施例1で述べたとおりである。本実施例では、実施例1に加えて「主メモリ」に格納されている適切提供受入希望者選択プログラムを実行して、特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択する。そして、公開入札プログラムによる公開の際、公開入札プログラムに含まれている適切提供受入希望者限定サブプログラムを実行して提供受入希望者として適切提供受入希望者を選択して公開し入札を受け付けるという具合である。
<処理の流れ>
図41は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。提供希望者情報登録ステップ(S4101)と、提供受入希望者情報登録ステップ(S4102)と、パーティ情報登録ステップ(S4103)と、特許等特定情報取得ステップ(S4104)と、特許等特定情報蓄積ステップ(S4105)と、選択肢表示ステップ(S4106)と、技術等カテゴリ選択取得ステップ(S4107)と、パーティ修正ステップ(S4108)と、パーティ通知ステップ(S4109)と、推定価値算定依頼情報出力ステップ(S4110)と、推定価値取得ステップ(S4111)と、プロモーション情報作成依頼情報出力ステップ(S4112)と、プロモーション情報取得ステップ(S4113)と、インターネット取引条件取得ステップ(S4114)と、適切提供受入希望者限定サブステップ(S4119)を含む公開入札ステップ(S4115)と、落札者決定ステップ(S4116)と、落札結果出力ステップ(S4117)と、適切提供受入希望者選択ステップ(S4118)とからなる処理方法である。これらの処理方法は、取得した特許等特定情報に基づいて提供受入希望者として適切な提供受入希望者である適切提供受入希望者を選択するためのルールである適切提供受入希望者選択ルールが保持されている特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。なお、このうち適切提供受入希望者選択ステップ、及び公開入札ステップに含まれている適切提供受入希望者限定サブステップを除く各ステップは、実施例1と同様である。以下では、適切提供受入希望者選択ステップ、及び公開入札ステップに含まれている適切提供受入希望者限定サブステップについて説明する。
「適切提供受入希望者選択ステップ」とは、取得した特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択する段階である。
「公開入札ステップ」は、前記のように、取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける段階であるところ、本実施例での特徴は、適切提供受入希望者限定サブステップが含まれる点にある。「適切提供受入希望者限定サブステップ」とは、提供受入希望者として適切提供受入希望者を選択して公開し入札を受け付ける段階である。
<まとめ>
これらにより、一定の条件を満たして適切提供受入希望者にのみ入札権限を与えることができるようになる。
本実施例は、実施例1又は2の構成に加えて、さらに提供受入希望者側端末から技術的課題情報を取得して提供希望者側端末に公開し、提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得したら提供受入希望者側端末に所定のオファーがあった旨を通知するように構成された特許等ネット取引マーケット装置である。
以下、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図42は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図である。本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、提供希望者情報登録部(4201)と提供受入希望者情報登録部(4202)とパーティ情報登録部(4203)と特許等特定情報取得部(4204)と特許等特定情報蓄積部(4205)と選択肢表示部(4206)と技術等カテゴリ選択取得部(4207)とパーティ修正部(4208)とパーティ通知部(4209)と推定価値算定依頼情報出力部(4210)と推定価値取得部(4211)とプロモーション情報作成依頼情報出力部(4212)とプロモーション情報取得部(4213)とインターネット取引条件取得部(4214)と公開入札部(4215)と落札者決定部(4216)と落札結果出力部(4217)とに加えて,技術的課題情報取得部(4218)と技術的課題情報公開部(4219)とオファー取得部(4220)とオファー通知部(4221)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、技術的課題情報取得部と技術的課題情報公開部とオファー取得部とオファー通知部を除く各機能については、実施例1と同様であるため、技術的課題情報取得部と技術的課題情報公開部とオファー取得部とオファー通知部の機能に限定して説明する。
なお、提供受入希望者側端末から技術的課題情報を取得して、その技術的課題情報に沿ったオファーが存在する場合には、必ずしも、実施例1の全ての機能が必要となるわけではなく、特許等特定情報取得部と特許等特定情報蓄積部と推定価値算定依頼情報出力部と推定価値取得部とプロモーション情報作成依頼情報出力部とプロモーション情報取得部とインターネット取引条件取得部と公開入札部と落札者決定部と落札結果出力部の全部又は一部については、存在しなくても目的を達成し得る。したがって、提供受入希望者側端末から提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する技術的課題情報取得部と、取得した技術的課題情報を提供希望者側端末に公開する技術的課題情報公開部と、公開された技術的課題情報に応じて提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得するオファー取得部と、オファーを取得した提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて提供受入希望者側端末装置に所定のオファーがあった旨の通知をするオファー通知部と、からなる技術的課題先提示の特許等ネット取引マーケット装置であってもよい。さらに、オファーを出す側に対してこれを支援するためのパーティを課題が属する技術等カテゴリにて選択させる選択肢表示部と、技術等カテゴリ取得部と、パーティ修正部とがさらに備えられた技術的課題先提示の特許等ネット取引マーケット装置であってもよい。さらに、課題を解決するための特許等を選択するに当たり、複数の特許等特定情報を蓄積した特許等特定情報蓄積部と、特許等特定情報蓄積部に蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する複数特許等特定情報取得部と、を有し、この複数特許等特定情報を技術的課題を解決するためのオファーとなるようにそれぞれの特許等の所有者に対して組合せオファーを希望しないか問い合わせる組合せオファー問合部を有し、所定の同意が得られた場合に複数の特許等の所有者からなる所有者グループをオファーの提供元となるようにグループオファー処理部を備えてもよい。
「技術的課題情報取得部」とは、提供受入希望者側端末から提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する機能である。
技術的課題を示す情報としては、例えば、技術的課題分類(複数階層での選択でも良い)、具体的説明などが挙げられる。また、この技術的課題については、パーティによる修正が加えられるように構成しても良い。パーティの選択までの過程については、当該技術的課題に関する取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供受入希望者側端末に選択可能に表示し、表示されている選択肢の中から前記提供受入希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得し、技術的課題に関する特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正し、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するように構成されていることが望ましい。
図43は、技術的課題を示す情報の入力画面の一例を示す図である。項目として、提供受入希望者、技術的課題分類、具体的説明の欄が存在している。そして、提供受入希望者「神奈川電気株式会社(ACP009)」が求めている技術的課題は、技術的課題分類「0903R01_画像認識装置」、具体的説明「電子部品の傷を高速に発見し、不良品と良品とを区別する技術」との記入がなされている。
次に、「技術的課題情報公開部」とは、取得した技術的課題情報を提供希望者側端末に公開する機能である。
図44は、技術的課題情報の公開画面の一例を示す図である。項目として、課題番号、課題の具体的説明、技術的課題分類の3つがある。そして、課題番号「KNG001」については、課題の具体的説明は「電子部品の傷を高速に発見し、不良品と良品とを区別する技術」とされ、技術的課題分類は「0903R01」とされている。課題番号「ACP018」については、課題の具体的説明は「道路の障害物の固さを知りたい」とされ、技術的課題分類は「0903R01」とされている。
次に、「オファー取得部」とは、公開された技術的課題情報に応じて提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得する機能である。
図45は、オファー取得の内容の一例を示す図である。項目として、課題番号、オファー者である提供希望者及びID、オファー特許の特許等特定情報などを取得することが望ましい。図では、課題番号「KNG001」について、オファー者である提供希望者「大日本電気(GIV035)」がオファー特許「DNEC064」を提供することを提案し、オファー者である提供希望者「四菱電機(GIV418)」がオファー特許「YTBC164、YTBC165」を提供することを提案している。
次に、「オファー通知部」とは、オファーを取得した提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて提供受入希望者側端末装置に所定のオファーがあった旨の通知をする機能である。これにより、提供受入希望者端末にオファーがあった旨とオファー内容を通知することができる。
オファーが複数存在することもある。複数存在した場合には、提供受入希望者側で全部の特許等の提供を希望するか一部の特許等の提供を希望するかを選択し、一部の特許等の提供を希望するのであればオファーのあった特許等のうちいずれを選択するかを決定することとなる。そのため、技術的課題情報を提示した提供受入希望者側端末が複数のオファーから全部又は一部のオファーを選択するオファー選択部と、オファーの選択結果をオファーを出した提供希望者側端末に通知するオファー選択結果通知部をさらに有していることが望ましい。その場合、オファー取得部での取得内容として、提供種別や提供金額及び条件などをも取得し、オファーを出す提供希望者の相互で競わせても良い。
<ハードウェア構成>
図46は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(4601)と、「主メモリ」(4602)と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」(4603)や、提供希望者側端末(4606)と提供受入希望者側端末(4607)とパーティ側端末(4608)と推定価値算定者端末(4609)とプロモーション情報製作者端末(4610)と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」(4604)を備えている。そして、それらが「システムバス」(4605)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施例において「主メモリ」に格納されているプログラムは、提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムに加えて技術的課題情報取得プログラムと技術的課題情報公開プログラムとオファー取得プログラムとオファー通知プログラムである。また、「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、技術等カテゴリ、推定価値算定依頼情報、推定価値、プロモーション情報作成依頼情報、プロモーション情報、インターネット取引条件、紹介情報、入札情報、落札結果、技術的課題情報、オファーの情報などが格納されている。
提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムの働きは、実施例1で述べたとおりである。本実施例では、実施例1に加えて、「主メモリ」に格納されている技術的課題情報取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受付希望者端末から、提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する。そして、技術的課題情報公開プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者端末に対して、取得した技術的課題情報を公開する。そして、オファー取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者端末から、特許等特定情報を含むオファーを取得する。オファー通知プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受付希望者端末に対して、提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて所定のオファーがあった旨の通知をするという具合である。
<処理の流れ>
図47は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。提供希望者情報登録ステップ(S4701)と提供受入希望者情報登録ステップ(S4702)とパーティ情報登録ステップ(S4703)と特許等特定情報取得ステップ(S4704)と特許等特定情報蓄積ステップ(S4705)と選択肢表示ステップ(S4706)と技術等カテゴリ選択取得ステップ(S4707)とパーティ修正ステップ(S4708)とパーティ通知ステップ(S4709)と推定価値算定依頼情報出力ステップ(S4710)と推定価値取得ステップ(S4711)とプロモーション情報作成依頼情報出力ステップ(S4712)とプロモーション情報取得ステップ(S4713)とインターネット取引条件取得ステップ(S4714)と公開入札ステップ(S4715)と落札者決定ステップ(S4716)と落札結果出力ステップ(S4717)と、技術的課題情報取得ステップ(S4718)と技術的課題情報公開ステップ(S4719)とオファー取得ステップ(S4720)とオファー通知ステップ(S4721)とからなる処理方法である。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。なお、このうち技術的課題情報取得ステップと技術的課題情報公開ステップとオファー取得ステップとオファー通知ステップを除く各ステップは、実施例1と同様である。以下では、技術的課題情報取得ステップと技術的課題情報公開ステップとオファー取得ステップとオファー通知ステップについて説明する。
「技術的課題情報取得」とは、提供受入希望者側端末から提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する段階である。
「技術的課題情報公開」とは、取得した技術的課題情報を提供希望者側端末に公開する段階である。
「オファー取得」とは、公開された技術的課題情報に応じて提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得する段階である。
「オファー通知」とは、オファーを取得した提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて提供受入希望者側端末装置に所定のオファーがあった旨の通知をする段階である。
<まとめ>
これらにより、提供受入希望者端末からのオファーに基づく特許等ネット取引を実現させることができる。
本実施例は、実施例3の構成に加えて、さらに技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを要求し、デポジット処理が適正に行われていないと判断される場合には技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作を制限するように構成された特許等ネット取引マーケット装置である。
以下、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図48は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図である。本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、提供希望者情報登録部(4801)と提供受入希望者情報登録部(4802)とパーティ情報登録部(4803)と特許等特定情報取得部(4804)と特許等特定情報蓄積部(4805)と選択肢表示部(4806)と技術等カテゴリ選択取得部(4807)とパーティ修正部(4808)とパーティ通知部(4809)と推定価値算定依頼情報出力部(4810)と推定価値取得部(4811)とプロモーション情報作成依頼情報出力部(4812)とプロモーション情報取得部(4813)とインターネット取引条件取得部(4814)と公開入札部(4815)と落札者決定部(4816)と落札結果出力部(4817)と技術的課題情報取得部(4818)と技術的課題情報公開部(4819)とオファー取得部(4820)とオファー通知部(4821)に加えて,デポジット処理部(4822)とデポジット処理判断部(4823)と動作制限部(4824)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、デポジット処理部とデポジット処理判断部と動作制限部を除く各機能については、実施例3と同様であるため、デポジット処理部とデポジット処理判断部と動作制限部の機能に限定して説明する。
「デポジット処理部」とは、提供受入希望者側端末から、技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを受け入れるための処理をする。
デポジットの金額は、特許等ネット取引マーケット装置によって決定されるように構成することが望ましい。その決定されたデポジット金額について、提供受入希望者がデポジットするか否かを決定する処理を行うことになるのが通常である。
図49は、デポジット処理画面の一例を示す図である。提供受入希望者名として「神奈川電気株式会社(ACP009)」との記載があり、デポジット金額として「100万円」と記載され、それを踏まえて「デポジットしますか」との質問が存在する。この質問に対して、「YES」とのボタンを選択すれば、当該デポジット額の送金処理が行われ、他方で「NO」とのボタンを選択すれば、デポジット処理が行なわれないこととなるという具合である。なお、デポジット処理が行なわれない場合には、後述する「動作制御部」の機能により、技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作が制限されることとなる。
次に、「デポジット処理判断部」とは、デポジット処理部でのデポジット処理が適正に行われているか判断する機能である。デポジット処理部でのデポジット処理が適正に行われていない場合とは、提供受入希望者がデポジット処理を望まなかった場合だけではなく、デポジット処理を望んだものの残高不足などによりデポジット金額の全額のデポジット処理に失敗した場合なども含まれる。
次に、「動作制限部」とは、デポジット処理判断部での判断結果が適正に行われていないとの判断である場合には技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作を制限する機能である。具体的には、適正に行われていないとの判断である場合、技術的課題情報を公開しない又は公開してもオファーを取得しないとの制御をすることとなる。
<ハードウェア構成>
図50は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(5001)と、「主メモリ」(5002)と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」(5003)や、提供希望者側端末(5006)と提供受入希望者側端末(5007)とパーティ側端末(5008)と推定価値算定者端末(5009)とプロモーション情報製作者端末(5010)と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」(5004)を備えている。そして、それらが「システムバス」(5005)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施例において「主メモリ」に格納されているプログラムは、提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムと技術的課題情報取得プログラムと技術的課題情報公開プログラムとオファー取得プログラムとオファー通知プログラムに加えて、デポジット処理プログラムとデポジット処理判断プログラムと動作制限プログラムである。また、「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、技術等カテゴリ、推定価値算定依頼情報、推定価値、プロモーション情報作成依頼情報、プロモーション情報、インターネット取引条件、紹介情報、入札情報、落札結果、技術的課題情報、オファーの情報、デポジット情報、デポジット処理判断結果などが格納されている。
提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報取得プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムと選択肢表示プログラムと技術等カテゴリ選択取得プログラムとパーティ修正プログラムとパーティ通知プログラムと推定価値算定依頼情報出力プログラムと推定価値取得プログラムとプロモーション情報作成依頼情報出力プログラムとプロモーション情報取得プログラムとインターネット取引条件取得プログラムと公開入札プログラムと落札者決定プログラムと落札結果出力プログラムと技術的課題情報取得プログラムと技術的課題情報公開プログラムとオファー取得プログラムとオファー通知プログラムの働きは、実施例3で述べたとおりである。本実施例では、実施例3に加えて「主メモリ」に格納されているデポジット処理プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受入希望者から、技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを受け入れるための処理をする。そして、デポジット処理判断プログラムを実行して、デポジット処理が適正に行われているか判断する。そして、デポジット処理が適正に行われていないとの判断である場合には、動作制限プログラムを実行して、技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作を制限するという具合である。
<処理の流れ>
図51は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。提供希望者情報登録ステップ(S5101)と提供受入希望者情報登録ステップ(S5102)とパーティ情報登録ステップ(S5103)と特許等特定情報取得ステップ(S5104)と特許等特定情報蓄積ステップ(S5105)と選択肢表示ステップ(S5106)と技術等カテゴリ選択取得ステップ(S5107)とパーティ修正ステップ(S5108)とパーティ通知ステップ(S5109)と推定価値算定依頼情報出力ステップ(S5110)と推定価値取得ステップ(S5111)とプロモーション情報作成依頼情報出力ステップ(S5112)とプロモーション情報取得ステップ(S5113)とインターネット取引条件取得ステップ(S5114)と公開入札ステップ(S5115)と落札者決定ステップ(S5116)と落札結果出力ステップ(S5117)と技術的課題情報取得ステップ(S5118)と技術的課題情報公開ステップ(S5119)とオファー取得ステップ(S5120)とオファー通知ステップ(S5121)と、デポジット処理ステップ(S5122)とデポジット処理判断ステップ(S5123)と動作制限ステップ(S5124)とからなる処理方法である。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。なお、このうちデポジット処理ステップとデポジット処理判断ステップと動作制限ステップを除く各ステップは、実施例3と同様である。以下では、デポジット処理ステップとデポジット処理判断ステップと動作制限ステップについて説明する。
「デポジット処理ステップ」とは、提供受入希望者側端末から、技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを受け入れるための処理をする段階である。
「デポジット処理判断ステップ」とは、デポジット処理ステップにおけるデポジット処理が適正に行われているか判断する段階である。
「動作制限ステップ」とは、デポジット処理判断ステップにおける判断結果が適正に行われていないとの判断である場合には技術的課題情報公開ステップ又は/及びオファー取得ステップの動作を制限する段階である。
<まとめ>
これらにより、適正にデポジット処理を行なった提供受入希望者が求める技術的課題に関する公開のみがなされることになる。これにより、冷やかしを防止することができる。
本実施例は、実施例1から4のいずれか一に記載の構成に加えて、又は実施例1の構成に代えて、特許等のポートフォリオを構築し、そのポートフォリオの組合せごと取引の対象とすることができるように構成された特許等ネット取引マーケット装置である。以下では、説明の便宜上、実施例1に代わる実施形態としての特許等ネット取引マーケット装置として説明する。
以下、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置について、機能的構成、ハードウェア構成及び処理の流れについて、順に説明する。
<機能的構成>
図52は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置の機能的構成を示す図である。本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、実施例1との比較でいえば、提供希望者情報登録部(5201)と、提供受入希望者情報登録部(5202)と、パーティ情報登録部(5203)と、特許等特定情報取得部に代えて複数特許等特定情報取得部(5204)と、特許等特定情報蓄積部(5205)と、選択肢表示部に代えて複数選択肢表示部(5206)と、技術等カテゴリ選択取得部に代えて複数技術等カテゴリ選択取得部(5207)と、パーティ修正部に代えて複数パーティ修正部(5208)と、パーティ通知部に代えて複数パーティ通知部(5209)と、推定価値算定依頼情報出力部に代えて全体推定価値算定依頼情報出力部(5210)と、推定価値取得部に代えて全体推定価値取得部(5211)と、プロモーション情報作成依頼情報出力部に代えて全体プロモーション情報作成依頼情報出力部(5212)と、プロモーション情報取得部に代えて全体プロモーション情報取得部(5213)と、インターネット取引条件取得部に代えて全体インターネット取引条件取得部(5214)と、公開入札部に代えて全体公開入札部(5215)と、落札者決定部に代えて全体落札者決定部(5216)と、落札結果出力部に代えて全体落札結果出力部(5217)を有する。以下、具体的に各機能の内容につき説明する。なお、提供希望者情報登録部と提供受入希望者情報登録部とパーティ情報登録部と特許等特定情報蓄積部の各機能については、実施例1と同様であるため、提供希望者情報登録部と提供受入希望者情報登録部とパーティ情報登録部と特許等特定情報蓄積部を除いた機能に限定して説明する。
「複数特許等特定情報取得部」とは、特許等特定情報蓄積部に蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する機能である。ここにおける複数の特許の組合せは、必ずしも同一の提供希望者が権利者ないし保有者である特許等である必要はなく、例えば組合せの効果で相乗的に大きな効果を発揮するなど、適切な組み合わせであれば問題ない。
図53は、実施例5における特許等の組合せの例を示す図である。例えば、「反射電波によって物体の密度を推定する」特許(PAT01)と「反射光と物体の組成から物体の固さを推定する」特許(PAT02)と「表面温度と物体の密度から物体の組成を推定する」特許(PAT03)とが組み合わされば、「物体の反射電波と物体の表面温度と物体からの反射光とで物体の固さを推定する」技術になる。これをもって、「道路の障害物の固さを知りたい」との技術的課題(ACP018に対応)に応えるという具合である。
「複数選択肢表示部」とは、前記複数特許等特定情報に基づいて特定される複数の特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する機能である。
「複数技術等カテゴリ選択取得部」とは、複数選択肢表示部に表示されている選択肢の中から選択した技術等カテゴリを取得する機能である。
「複数パーティ修正部」とは、前記複数特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する機能である。複数のパーティが選択される場合には、そのパーティ全体を統括する統括パーティを選択する統括パーティ選択手段を備えていても良い。
「複数パーティ通知部」とは、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する機能である。
「全体推定価値算定依頼情報出力部」とは、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体の推定価値の算定である全体推定価値算定を依頼するための全体推定価値算定依頼情報を出力する機能である。
「全体推定価値取得部」とは、出力された全体推定価値算定依頼情報に応じた全体推定価値を取得する機能である。
「全体プロモーション情報作成依頼情報出力部」とは、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体のプロモーション情報の作成を依頼するための情報である全体プロモーション情報作成依頼情報を出力する機能である。
「全体プロモーション情報取得部」とは、出力された全体プロモーション情報作成依頼情報に応じた全体プロモーション情報を取得する機能である。
「全体インターネット取引条件取得部」とは、前記複数の特許等の全体インターネット取引条件を取得する機能である。
「全体公開入札部」とは、取得した全体インターネット取引条件と、取得した全体プロモーション情報と、前記複数の特許等特定情報に基づいた全体紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける機能である。
「全体落札者決定部」とは、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する機能である。
「全体落札結果出力部」とは、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する機能である。
<ハードウェア構成>
図54は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置のハードウェア構成を示す図である。この図にあるように、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(5401)と、「主メモリ」(5402)と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」(5403)や、提供希望者側端末(5406)と提供受入希望者側端末(5407)と複数パーティ側端末(5408)と全体推定価値算定者端末(5409)と全体プロモーション情報製作者端末(5410)と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」(5404)を備えている。そして、それらが「システムバス」(5405)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
本実施例において「主メモリ」に格納されているプログラムは、実施例1との比較でいえば、提供希望者情報登録プログラムと、提供受入希望者情報登録プログラムと、パーティ情報登録プログラムと、特許等特定情報取得プログラムに代えて複数特許等特定情報取得プログラムと、特許等特定情報蓄積プログラムと、選択肢表示プログラムに代えて複数選択肢表示プログラムと、技術等カテゴリ選択取得プログラムに代えて複数技術等カテゴリ選択取得プログラムと、パーティ修正プログラムに代えて複数パーティ修正プログラムと、パーティ通知プログラムに代えて複数パーティ通知プログラムと、推定価値算定依頼情報出力プログラムに代えて全体推定価値算定依頼情報出力プログラムと、推定価値取得プログラムに代えて全体推定価値取得プログラムと、プロモーション情報作成依頼情報出力プログラムに代えて全体プロモーション情報作成依頼情報出力プログラムと、プロモーション情報取得プログラムに代えて全体プロモーション情報取得プログラムと、インターネット取引条件取得プログラムに代えて全体インターネット取引条件取得プログラムと、公開入札プログラムに代えて全体公開入札プログラムと、落札者決定プログラムに代えて全体落札者決定プログラムと、落札結果出力プログラムに代えて全体落札結果出力プログラムである。
また、「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、複数パーティ情報、複数特許等特定情報、複数技術等カテゴリ、全体推定価値算定依頼情報、全体推定価値、全体プロモーション情報作成依頼情報、全体プロモーション情報、全体インターネット取引条件、全体紹介情報、入札情報、全体落札結果などが格納されている。
提供希望者情報登録プログラムと提供受入希望者情報登録プログラムとパーティ情報登録プログラムと特許等特定情報蓄積プログラムについては、実施例1と同様である。加えて、「CPU」は、「主メモリ」に格納されている複数特許等特定情報取得プログラムを実行して、特許等特定情報蓄積部に蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている複数選択肢表示プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末に対して、前記複数特許等特定情報に基づいて特定される複数の特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する。そして、「主メモリ」に格納されている複数技術等カテゴリ選択取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末から、選択肢の中から選択した技術等カテゴリを取得する。そして、「主メモリ」に格納されている複数パーティ修正プログラムを実行して、前記複数特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する。そして、「主メモリ」に格納されている複数パーティ通知プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてパーティ側端末に対して、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する。そして、「主メモリ」に格納されている全体推定価値算定依頼情報出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて推定価値算定者端末に対して、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体の推定価値の算定である全体推定価値算定を依頼するための全体推定価値算定依頼情報を出力する。そして、「主メモリ」に格納されている全体推定価値取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて推定価値算定者端末から、出力された全体推定価値算定依頼情報に応じた全体推定価値を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている全体プロモーション情報作成依頼情報出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてプロモーション情報製作者端末に対して、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体のプロモーション情報の作成を依頼するための情報である全体プロモーション情報作成依頼情報を出力する。そして、「主メモリ」に格納されている全体プロモーション情報取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じてプロモーション情報製作者端末から、出力された全体プロモーション情報作成依頼情報に応じた全体プロモーション情報を取得する。そして、「主メモリ」に格納されている全体インターネット取引条件取得プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供希望者側端末・パーティ側端末などから、前記複数の特許等の全体インターネット取引条件を取得する。「主メモリ」に格納されている全体公開入札プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受入希望者端末に対して、取得した全体インターネット取引条件と、取得した全体プロモーション情報と、前記複数の特許等特定情報に基づいた全体紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて提供受入希望者端末から、入札を受け付ける。「主メモリ」に格納されている全体落札者決定プログラムを実行して、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する。そして、「主メモリ」に格納されている全体落札結果出力プログラムを実行して、「ネットワーク・インターフェース」を通じて入札した提供受入希望者側端末に対して、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力するという具合である。
<処理の流れ>
図55は、本実施例における特許等ネット取引マーケット装置を利用した場合の処理の流れを示す図である。実施例1との比較でいえば、提供希望者情報登録ステップ(S5501)と、提供受入希望者情報登録ステップ(S5502)と、パーティ情報登録ステップ(S5503)と、特許等特定情報取得ステップに代えて複数特許等特定情報取得ステップ(S5504)と、特許等特定情報蓄積ステップ(S5505)と、選択肢表示ステップに代えて複数選択肢表示ステップ(S5506)と、技術等カテゴリ選択取得ステップに代えて複数技術等カテゴリ選択取得ステップ(S5507)と、パーティ修正ステップに代えて複数パーティ修正ステップ(S5508)と、パーティ通知ステップに代えて複数パーティ通知ステップ(S5509)と、推定価値算定依頼情報出力ステップに代えて全体推定価値算定依頼情報出力ステップ(S5510)と、推定価値取得ステップに代えて全体推定価値取得ステップ(S5511)と、プロモーション情報作成依頼情報出力ステップに代えて全体プロモーション情報作成依頼情報出力ステップ(S5512)と、プロモーション情報取得ステップに代えて全体プロモーション情報取得ステップ(S5513)と、インターネット取引条件取得ステップに代えて全体インターネット取引条件取得ステップ(S5514)と、公開入札ステップに代えて全体公開入札ステップ(S5515)と、落札者決定ステップに代えて全体落札者決定ステップ(S5516)と、落札結果出力ステップに代えて全体落札結果出力ステップ(S5517)とからなる処理方法である。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。なお、このうち提供希望者情報登録ステップと提供受入希望者情報登録ステップとパーティ情報登録ステップと特許等特定情報蓄積ステップの各ステップは、実施例1と同様である。以下では、提供希望者情報登録ステップと提供受入希望者情報登録ステップとパーティ情報登録ステップと特許等特定情報蓄積ステップを除く各ステップについて説明する。
「複数特許等特定情報取得ステップ」とは、蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する段階である。ここにおける複数の特許の組合せは、必ずしも同一の提供希望者が権利者ないし保有者である特許等である必要はなく、例えば組合せの効果で相乗的に大きな効果を発揮するなど、適切な組み合わせであれば問題ない。
「複数選択肢表示ステップ」とは、前記複数特許等特定情報に基づいて特定される複数の特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する段階である。
「複数技術等カテゴリ選択取得ステップ」とは、表示されている選択肢の中から選択した技術等カテゴリを取得する段階である。
「複数パーティ修正ステップ」とは、前記複数特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する段階である。
「複数パーティ通知ステップ」とは、修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する段階である。
「全体推定価値算定依頼情報出力ステップ」とは、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体の推定価値の算定である全体推定価値算定を依頼するための全体推定価値算定依頼情報を出力する段階である。
「全体推定価値取得ステップ」とは、出力された全体推定価値算定依頼情報に応じた全体推定価値を取得する段階である。
「全体プロモーション情報作成依頼情報出力ステップ」とは、前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体のプロモーション情報の作成を依頼するための情報である全体プロモーション情報作成依頼情報を出力する段階である。
「全体プロモーション情報取得ステップ」とは、出力された全体プロモーション情報作成依頼情報に応じた全体プロモーション情報を取得する段階である。
「全体インターネット取引条件取得ステップ」とは、前記複数の特許等の全体インターネット取引条件を取得する段階である。
「全体公開入札ステップ」とは、取得した全体インターネット取引条件と、取得した全体プロモーション情報と、前記複数の特許等特定情報に基づいた全体紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける段階である。
「全体落札者決定ステップ」とは、受け付けた入札に基づいて落札者を決定する段階である。
「全体落札結果出力ステップ」とは、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する段階である。
<まとめ>
これらにより、特許等のポートフォリオを構築し、そのポートフォリオの組合せごと取引の対象とすることができる。
本実施例では、まず基礎となる発明1から4(請求項1、請求項2、請求項3、その他)に関して説明し、さらに人工知能を応用した実施例について説明する。
<基礎となる発明1 構成>
図56(ただし、図中から公開入札部と、落札者決定部を除外した図)に示すように、基礎となる発明の構成は、提供希望者情報登録部と、提供受入希望者情報登録部と、パーティ情報登録部と、特許等特定情報取得部と、特許等特定情報蓄積部と、選択肢表示部と、技術等カテゴリ選択取得部と、からなる。
<基礎となる発明1 ハードウエア構成>
基礎となる発明のハードウエア構成は、提供希望者情報登録プログラムと、提供受入希望者情報登録プログラムと、パーティ情報登録プログラムと、特許等特定情報取得プログラムと、特許等特定情報蓄積プログラムと、選択肢表示プログラムと、技術等カテゴリ選択取得プログラムと、これらに必要なデータ、例えば提供希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、選択肢表示情報、提供受入希望者情報、特許等の情報、技術等カテゴリ情報、入札情報、落札結果情報などが、コンピュータである本装置内で実行され、利用される。コンピュータは各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」と、「主メモリ」と、を備えている。また、所定の情報を保持する「HDD」や、提供希望者側端末と提供受入希望者側端末とパーティ側端末と情報の送受信を行う「ネットワーク・I/F(インターフェース)」を備えている。そして、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。また、特許等ネット取引マーケット装置は、キーボードやディスプレイなどと接続するための「I/O(インプット・アウトプット)」を備えていても良い。ここに「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムを「CPU」に実行させるために読み出すと同時に、そのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本実施例において「主メモリ」に格納されている前記プログラムは、そのアルゴリズムに従って実行される。「主メモリ」と「HDD」には、提供希望者情報,提供受入希望者情報、パーティ情報、特許等特定情報、技術等カテゴリ、入札情報、落札結果などが格納されている。
<基礎となる発明1 処理の流れ>
基礎となる発明1の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、からなる。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<基礎となる発明1 構成の説明>
<提供希望者情報登録部の説明>
「提供希望者情報登録部」は、特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する。
提供希望者情報とは、前述のとおり、例えば、提供希望者の氏名・名称及び住所、提供希望者ID(識別情報)、インターネット通信アドレス(いわゆるメールアドレス)、関連ウエブページのURL、SNSのアドレス、提供特許等種別(各種特許分類、東証業種分類、商品分類など)、技術等カテゴリ、現在の対象権利IDなどが挙げられる。現在の対象権利IDが提供を希望する特許等を識別するためのIDとして機能することとなる。さらに、ホームページURL、接続URL、過去の提供特許情報などが含まれていても良い。提供希望者は原則的に本装置内では識別情報で識別される。
基本的には実施形態1での説明と同様であるので省略する。
なお、提供希望者情報登録部での登録は審査を経てから正式に登録されるように構成することが好ましい。審査は提供希望者の記載事項の真正性の確認(例えば真の特許権等の権利者であるか、質権等が設定されていて特許権等の譲渡が円滑に行えないような事態でないか等)、提供希望者の技術説明能力の推定、提供希望者の社会的責任能力の推定、などを行ってからでないと特許権等の譲渡等が円滑に進まない可能性があるからである。これらの作業はマニュアルで人が行い、その結果大丈夫であれば正式に登録するように構成してもよいし、信用を調査するデータベースなどに自動的に照会し、その結果が良好な結果であれば正式に登録するという手順でもよい。後者の場合にはその正式登録に人は介在しない。なお、提供希望者情報の登録は一つの権利について必ずしも一人の権利者でなくてもよい。共有の場合がるからである。また真の権利者と、その真の権利者の代理人が提供希望者として登録するように構成してもよい。この場合には提供希望者の欄は、特許権等の権利者と、代理人の二者以上が記録される。そして、このシステムを介したコミュニケーションは主に代理人との間でなされるように構成してもよい。
「提供」とは、権利の全部譲渡、部分譲渡、一時譲渡、実施権等の各種形式での付与、ノウハウの開示、著作物の利用許諾、種苗の分け与え、などを含むものである。
<提供受入希望者情報登録部の説明>
「提供受入希望者情報登録部」とは、特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する。これにより、登録された提供受入希望者と通信することができることになる。提供受入希望者情報とは、例えば、提供受入希望者の氏名・名称及び住所、提供受入希望者ID(識別情報)、インターネット通信アドレス(いわゆるメールアドレス)、提供受入希望特許等の技術等カテゴリ、提供受入希望特許等の特定情報、入札中対象権利IDなどが挙げられる。提供受入希望者は本装置内では識別情報で識別される。またある特許等の提供希望者が他の特許等(すでに登録されているか、未だに登録されていないかを問わず)の提供受入希望者である場合も許容される。
提供受入希望特許等の特定情報は、すでにこの特許等ネット取引マーケット装置に登録され、公開されている特許等を特定する情報であってもよいし、特許等ネット取引マーケット装置に登録されておらず、単に特許等のデータベース上で存在を確認できるに過ぎない特許等を特定する情報であってもよい。後者の場合にはその権利者が特許等ネット取引マーケット装置に登録されている者である場合にはその者に対して特許等の提供受入希望者がいる旨の情報をその提供受入希望者の名を伏せて、または名を伏せないでその者に対して通知するような構成を有していることが好ましい。例えば提供受入希望通知部である。
<パーティ情報登録部の説明>
「パーティ情報登録部」とは、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録する。
実施形態1で説明した通り、パ−ティ情報とは、例えば、パーティ名称(会社名、部署名、グループ名など)、パーティID、実績、アドレスなどが挙げられる。パーティは、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行なっている者であるから、その商取引の経験に基づいて、提供希望者や提供受入希望者に対して、的確なアドバイスなどを与えることができる。この点は、単にネット取引をするだけでは埋めることができない点である。パーティは本装置内では識別情報で識別される。
取引の支援とは、例えば、特許等をプロモーションする情報の作成や、特許等の推定価値の算定などが挙げられる。その他に、特許等の技術が必要とされている事業分野の商取引の慣行に基づく提供の仕方についての提供希望者に対するアドバイスや、提供受入希望者としてふさわしい相手の紹介(相手が同意した場合には提供受入希望者として登録してもらう)や、特許等を複数組み合わせて提供することのアドバイスと組み合わせるべき特許等のアドバイスや、提供受入希望者のキーパーソンの紹介に基づくオフラインでの面談設定や、オフラインでの面談設定の際の紙ベースや、プレゼンテーションアプリケーションベースでの資料作成や、これらの資料作成アドバイスや、提供受入希望者の希望する特許等を落札するための資金調達のアドバイスや、複数の提供受入希望者による集団的入札のアドバイス(同意した場合には複数の法人等からなる提供受入希望者として登録してもらう)や、特許等の提供に合わせて行われる事業化のためのアドバイスや、提供受入希望者と提供希望者との間の合弁企業の設立のアドバイスや、特許等の提供に合わせて行う友好的企業併合のためのアドバイスや、特許等の提供に伴って組成するファンドの設立のアドバイスなどを担当する。
なお、この基礎となる発明においてはパーティの修正を行える構成とすることは前提としておらず、パーティの修正を行える構成を有さない装置であってもかまわない。
パーティの役割は、基本的に特許等の取引を提供希望者と提供受入希望者との間で成立させることであるが、この成立に至るパーティの果たす役割には複数のパターンがある。
提供希望者が特許等を特定し、かつ、その特許等を提供したい相手である提供受入希望者を特定している場合には、その特許等の提供希望者と、指名がなされた提供受入希望者との間での特許等の取引を支援する。この場合にはパーティは提供受入希望者を自身の判断で他に選択することはしない。
提供希望者が特許等を特定するが、その特許等を提供したい相手である提供受入希望者を特定せず、提供受入希望者の属性を指定し、または、属性も指定しないで登録があった場合には、パーティは提供希望者の定めた範囲内で登録されている提供受入希望者の中から適切な属性を有する者を選択し、取引の支援をする。重要な要素はパーティが取引の支援をする相手方を選択するという点である。この選択はパーティ側の端末から提供受入希望者を選択することで行われる。例えば本件発明の装置のパーティ側端末のインターフェイスを介して提供受入希望者選択部から選択させるように構成する。
このパーティ側端末インターフェイスから見える提供受入希望者選択部からなされた選択は登録され、その特許の提供希望者側端末、パーティ側端末、提供受入希望者側端末で行われる同特許の取引にかかわる通信の際にインターネットアドレス等が自動的に利用できるように構成する。
通信はSNS形式でも、掲示板形式でも、メール形式でも、テレビ会議形式でも、動画配信形式でも構わない。いずれも本件発明装置を仲介して通信されるように構成することが好ましい。またこの通信内容は通信内容記録部に蓄積されることが好ましい。
<特許等特定情報取得部の説明>
「特許等特定情報取得部」は、提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する。特許等特定情報とは、例えば特許であれば、特許番号、発明の名称、権利ID、技術等カテゴリ、提供希望者IDなどの情報が挙げられる。後に入札者が現れた場合には、その入札者に関連する情報(例えば入札者の提供受入希望者ID)も特許等特定情報に含まれることとなる。さらには、出願番号、公開番号、広告番号、公表番号など固有番号なども特許等特定情報として相応しい情報である。なお、特許等は、日本国で登録されている特許等に限られない。
基本的な構成は実施形態1で説明したものと同様であるので詳細な説明は省略する。
<特許等特定情報蓄積部の説明>
「特許等特定情報蓄積部」は、取得した特許等特定情報を蓄積する。基本的には実施形態1で説明したとおりである。
なお、特許等特定情報蓄積部に蓄積された特許等特定情報は、各特許等の提供希望者の選択により、本装置に登録しているか登録していないかを問わずすべてのインターネットユーザに閲覧可能とする、提供受入希望者のみならず登録されている提供希望者に対しても閲覧可能とする、すべての提供受入希望者に閲覧可能とする、所定の属性(例えば、提供受入希望特許等の技術等カテゴリ、法人の場合には事業規模、資本金、従業員数、本社所在地、事業内容、定款内容、技術者数、特許等の出願件数、製造販売提供している商品・サービスの種類、販売数量、研究開発費、発明者数、YK値、YK3値などで範囲を限定)の提供受入希望者にに閲覧可能とする、一般の提供受入希望者には閲覧可能とせず自身が特定して希望する提供受入希望者にのみ閲覧可能とする、いずれの提供受入希望者にも閲覧可能とせず、選択されたパーティとそのパーティが取引対象として選択した提供受入希望者にのみ閲覧可能とする、などの構成のいずれの構成を採用してもよい。さらに提供希望者が複数の特許等を登録している場合には、その一部と他の一部について閲覧の条件を異なるように設定してもよい。この設定は提供希望者側端末から特許等特定情報を本装置に取得させる処理の際にすることが考えられる。
なお、YK値の計算は次のような装置によって行われる。整理標準化データを取得する整理標準化データ取得部と、取得した整理標準化データに記述されている特許に対して取られた法律的手続きを示す標準項目名称の組合せを予め準備したパターンを利用したパターンマッチング処理により検索し、検索された標準項目名称の組合せに応じて整理標準化データに記述されている項目内容をその手続日と関連付けて抽出する項目内容抽出部と、抽出された項目内容およびそれに関連付けられている手続日を検索された標準項目名称の組合せに関連付けて保持する検索結果保持部と、標準項目名称の組合せに関連付けて保持されている項目内容の組合せごとに予め準備されているコストを対応付けたコスト表を保持するコスト表保持部と、技術分野ごとにその技術の陳腐化の目安となる陳腐化関数を格納した陳腐化関数格納部と、各特許の標準項目名称の組合せに応じて抽出された項目内容の組合せごとにコスト表保持部に保持されているコスト表を用いてコストを取得するとともに、算定基準日と、その項目内容の組合せごとに関連付けられている手続日と、その特許の出願日と、この特許が属する技術分野の陳腐化関数とを用いて算定基準日における陳腐化後コストを算出する陳腐化後コスト算出部と、算出された陳腐化後コストを特許について全て合算する合算部と、からなる装置である。これによって、特許ごとのYK値が算出される。
さらに企業の成長性を評価する場合には、上記に加えて特許分類と業種分類とを対応付けた特許業種分類情報を格納した特許業種分類情報格納部と合算部で得られた合算値を、特許権利者ごとに、かつ、各特許に付された特許分類に対応付けられた特許業種分類ごとに集計する企業毎特許業種分類毎集計部と、企業毎特許業種分類毎集計部で得られた2以上の異なる時点における同一の株式上場企業の同一の特許業種分類の企業毎特許業種分類毎集計値を比較し、企業毎特許業種分類毎集計値成長率を算出する成長率算出部と、成長率算出部にて得られた企業毎特許業種分類毎集計値成長率を出力する出力部と、を有する企業特許力成長率評価装置を用いる。
<選択肢表示部の説明>
「選択肢表示部」は、前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する機能である。技術等カテゴリで示した複数の選択肢は、膨大な量になるので、複数の階層によって選択肢を表示して、徐々に絞り込んでいくという構成にすることが望ましい。なお、複数の選択肢としたが、特許等特定情報で特定される特許等の属性によっては複数の選択肢で表示できず、単一のものしか選べない場合もあり得る。
なお、選択肢表示部で直接パーティを選択可能に構成しないのは、特定のパーティに選択が集中することを避けるためである。一般にはパーティ名称を見た人は規模が大きいパーティや、著名なパーティを選択しがちであり、選択が集中すると本装置を介した取引の支援に支障が生じる可能性が高まるからである。
技術等カテゴリとパーティとは装置内では関連付けられて保持されているが、関連付けは一対一である必要はなく、多対多で関連付けられていてよい。
<技術等カテゴリ選択取得部の説明>
「技術等カテゴリ選択取得部」は、選択肢表示部に表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得する機能である。これは提供希望者側端末に表示されるインターフェイスを用いて行われる。再度強調すると、ここでは、パーティの選択を取得するのではなく、あくまでも技術等カテゴリのレベルで選択を取得する。技術等カテゴリの選択結果を取得して特許等ネット取引マーケット装置においてパーティを特定する。これにより、ある一定のパーティに選択が集中したり、あるいは恣意的にパーティを選択するという事態を防ぐことができ、公平にパーティの特定をすることができるようになる。選択取得された技術等カテゴリに複数のパーティが含まれる場合には、複数のパーティ間で平等となるように取引支援の担当を配分する。平等とは担当する回数が平等になる、担当する特許権等の件数が平等になる、担当する取引相手数が平等になる、など各種の設計がありえる。またこのように担当の履歴を利用して平等化する処理をするのでなく、単に乱数等を用いて担当パーティを決定してもよい。また、提供希望者によって提供が希望される特許等の複数が、同じ技術等カテゴリ内に含まれるが、さらにその技術等カテゴリ内で複数の細分化された技術に分類できる場合には、細分化された技術分類毎に担当パーティを割り当てるように構成してもよい。例えば同じ液晶ディスプレイの技術カテゴリであるが、液晶の技術を担当するパーティと、カラーフィルタの技術を担当させるパーティとに分けて担当させるような場合である。つまり、表示される選択肢は細分化されておらず、提供希望者からわかりやすい技術カテゴリになっているが、特許等に振られている例えば「IPC(国際特許分類)」、日本固有の分類である「FI」、「テーマコード」、「Fターム」などを利用して細かい分類でパーティの割り当てをする。細かい分類毎にパーティの得意分野の強度を関連付けておくことで可能となる。
技術等カテゴリ選択取得部で選択取得された技術等カテゴリに含まれるパーティが選択され、選択されたパーティは提供希望者によって提供を希望する特許等の提供のための支援を担当するパーティとして記録・登録され(提供希望者識別情報や、特許等特定情報と関連付けられて選択パーティ記録保持部のような機能部分に記録保持されるように構成することが好ましい)、担当パーティと提供希望者とが相互にコミュニケーションをとることができるようにインターネットの端末のアドレス(提供希望者側端末、パーティ側端末のアドレス、それ以外のアドレスなど必要なアドレス)などが通知される。なお、このアドレスは、必ずしもメールである必要はなく、SNS、電子掲示板、テレビ会議、ウエブ会議、その他のコミュニケーションツールであってもよい。例えば本装置内に提供希望者と担当するパーティの専用のウエブページ(希望者・パーティ専用ウエブページ)を設けて、その中に特許等の説明ページ(技術説明書、発明の現物の写真、図面、実験風景ビデオ、発明品等実働ビデオ、シミュレーション画像・映像、発明者等による説明ビデオ、マーケティング調査報告、関連資料のURLなど)、担当パーティによる提供受入希望者へのアクセス状況、全体作業の進捗状況(マーケッティング調査結果、技術分析調査結果、特許等無効調査結果、特許等価値評価結果、事業計画書)、各提供受入希望者毎の作業の進捗説明、提供受入希望者毎の取引条件、提供受入希望者との議事録・テレビ会議等録画情報、打ち合わせスケジュールなどのページを準備してもよい。
さらに相手方には閲覧できないが、本装置の管理者には閲覧可能なページを設けて、提供希望者による担当パーティの評価、逆に担当パーティによる提供希望者の評価などを書き込んだり、プルダウンメニューにて評価を選択できる評価ページを設けてもよい。
また技術等カテゴリの選択が不適切である場合もあり得るので、特許等特定情報に基づいてその特許等の属する技術カテゴリをデータベースから取得し、選択された技術等カテゴリが不適切か判断し(選択適切性判断部)、判断結果が不適切であると判断される場合には再度技術等カテゴリを選択させるか(再選択手段)、適切と思われる技術カテゴリのみを選択肢中に残す(適切選択肢抽出手段)ように構成することが考えらえれる。基本的に技術等カテゴリ選択取得部の機能は実施形態1にて説明した内容と同等である。
<基礎となる発明2 構成>
図56(ただし、図中から公開入札部と落札者決定部を除外し、パーティ情報技術等カテゴリ選択取得部と通信できるようにパーティ修正部を備え、さらにパーティ通知部を備えた図)基礎となる発明2の構成は、提供希望者情報登録部と、提供受入希望者情報登録部と、パーティ情報登録部と、特許等特定情報取得部と、特許等特定情報蓄積部と、選択肢表示部と、技術等カテゴリ選択取得部と、さらにパーティ修正部と、パーティ通知部と、とから構成される。
<基礎となる発明2 構成の説明>
<基礎となる発明2 構成の説明の前提>
基礎となる発明2は、基礎となる発明1と、提供希望者情報登録部と、提供受入希望者情報登録部と、パーティ情報登録部と、特許等特定情報取得部と、特許等特定情報蓄積部と、選択肢表示部と、技術等カテゴリ選択取得部と、についは共通であるのでその部分の説明は省略する。基礎となる発明2に固有の分について説明する。
<基礎となる発明2 ハードウエア構成>
基礎となる発明2に特有のハードウエア構成としては、パーティ修正プログラムが新たに設けられ、基礎となる発明1で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<基礎となる発明2 処理の流れ>
基礎となる発明2の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとからなる。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<基礎となる発明2 パーティ修正部の説明>
「パーティ修正部」は、前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正する機能を有する。
パーティの修正の必要性は、本装置が自動的に提供希望者の特許のインターネット取引に際して割り当てたパーティが不適切であることが判明した場合に本装置の管理者等による入力、または本装置の修正必要性判断部による判断によってパーティを修正する場合に必要である。パーティの割り当て時に技術等カテゴリ内で特許等に対してパーティ割当適切順位を全パーティに関して取得しておき(割当適切順位取得部:パーティごとに技術分類等を付与し、特許等の技術分類等との近さで計算する。最近傍グラフなどを使用する。)、従前のパーティの次の割り当て適切順位に位置していたパーティが新しいパーティとして割り当てられる。パーティが不適切であると判明するケースとしては、特許等に関してパーティとして割り当てられたとの通知を受けたパーティ側で特許等を詳細に分析した結果、自動割り当てが不適切(技術分類問題、法的コンフリクト問題等)であるとして通知を受けるケース(割当不適切通知部へのパーティ側端末からの通知)、提供希望者が割り当てられた担当パーティの通知を受けてパーティを調べたところ、自動割り当てが不適切であるとして提供希望者側端末から割当不適切通知部に通知をするケース、提供希望者と担当パーティとの間で案件の進め方に齟齬が生じ両者の溝が回復困難な状況に陥ったとき(前述の評価ページで評価が最悪の評価になったとき:修正必要性判断部による判断)などに必要となる。
パーティの修正によって従前のパーティが変更になり、新たなパーティが割り当てられた場合には、前述の希望者・パーティ専用ウエブページがあるような場合には蓄積された情報資産は新しいパーティに引き継がれる。担当を外されたパーティは、新しいパーティによって取引が結実した場合には、引き継いだ情報資産の果たした役割に応じて新しいパーティの受け取る報酬の一部を受け取るように構成する。従前からの情報資産の果たした役割は、まったくかかわりのなかったパーティに試算させて取得するように構成してもよいし、所定のルールを設けて自動計算させるようにしてもよい。例えば旧情報資産と、結実時の情報資産のボリューム比で決定する、含まれている文章の文脈解析によって貢献割合を算出する、人口知能による分析、のようなルールである。
<基礎となる発明2 パーティ通知部>
パーティが修正された場合には当初パーティが選択された場合と同様に相互に通知など必要な処理を行う。通知はアドレス、必要な情報資産のURL、パスワードなどである。
基礎となる発明2について、そのほか基本的には実施形態1にて説明した内容と同じであり、重複説明は省略する。
<基礎となる発明3 構成の説明>
<基礎となる発明3 構成の説明の前提>
基礎となる発明3は、基礎となる発明1、2と、提供希望者情報登録部と、提供受入希望者情報登録部と、パーティ情報登録部と、特許等特定情報取得部と、特許等特定情報蓄積部と、選択肢表示部と、技術等カテゴリ選択取得部と、についは共通であるのでその部分の説明は省略する。また基礎となる発明2とはパーティ修正部、通知部を有する場合には共通であるので説明は省略する。基礎となる発明3に固有の分(推定価値算定依頼情報出力部、推定価値取得部)について説明する。
<基礎となる発明3 ハードウエア構成>
基礎となる発明3に特有のハードウエア構成としては、推定価値算定依頼情報出力プログラム、推定価値取得プログラムが新たに設けられ、基礎となる発明1、基礎となる発明2で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<基礎となる発明3 処理の流れ>
基礎となる発明3の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、からなる。さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<基礎となる発明3 推定価値算定依頼情報出力部の説明>
「推定価値算定依頼情報出力部」は前述のとおり、前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する。「推定価値算定依頼情報」とは、前述のとおり、例えば、特許番号、発明の名称、権利ID、技術等カテゴリ、提供希望者ID,事業計画、選択されたパーティ、出力先の会社情報などが挙げられる。
<基礎となる発明3 推定価値取得部>
「推定価値取得部」は、前述のとおり、出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する。推定価値の取得においては、通常、特許番号、発明の名称、権利IDなどの特許等特定情報と関連付けて取得することとなる。また、採用手法(原価法、取引事例比較法、直接還元法、DFC法など)やレポートファイルなどのデータも併せて取得することが望ましい。
取得された推定価値は、割り当てられたパーティが提供受入希望者側と取引交渉をする際に参考情報として参照される。また、公開入札が行われる場合には、取得された推定価値を基準として最初の価格が設定される。推定価値に対してどのように最初の価格を設定するかについては最初価格設定ルール保持部に最初価格設定ルールが保持されていて、このルールを用いて最初価格を設定し、公開入札部に渡されるように構成してもよい。
<基礎となる発明4>
<基礎となる発明4 構成>
基礎となる発明4は、基礎となる発明1から3のいずれか一をベースとして、さらに公開入札機能(公開入札部、落札結果出力部)を有するものである。基礎となる発明1を基礎として公開入札部と落札結果出力部を備えたものが図56に示される。
<基礎となる発明4 ハードウエア構成>
基礎となる発明4に特有のハードウエア構成としては、公開入札プログラム、落札結果出力プログラムが新たに設けられ、基礎となる発明1、基礎となる発明2、基礎となる発明3で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<基礎となる発明4 処理の流れ>
基礎となる発明3の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、からなる。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<基礎となる発明4 公開入札機能の説明>
この公開入札部は、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報を提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける。提供受入希望者側端末はすべての登録されている提供受入希望者の端末でも、特許等特定情報に基づいて定められる技術等カテゴリの特許等についてのみ提供受入希望がある提供受入希望者の端末に対してのみ公開をし、入札を受け入れるように構成してもよい。さらに後述する人工知能によって落札確立が高いと推定される提供受入希望者の端末のみに公開をして、入札を受け入れるように構成してもよい。
基本的に技術はネットオークションと同様の技術を利用すればよい。最低落札価格の設定、落札のロジック、などである。
ただし、対象が知的財産であることから落札前に提供受入希望者の属性を提供希望者側端末に送信して、落札させてもよいかの判断を仰ぐように構成(落札判断要請部)してもよい。知的財産が対象であるので価格だけで取引を完結できない場合もあるからである。判断の結果、提供希望者が落札させてもよい、との判断を本装置に入力した場合に、落札処理し、提供希望受入者にその旨の通知をするように構成してもよい。
<基礎となる発明4 紹介情報>
紹介情報は、提供希望者が特許等特定情報を端末から入力する際に、併せてテキストなどで入力し保持するように構成(紹介情報保持部)するとよい。また、特許等特定情報を基礎として例えば公開公報に記載されている要約情報を取得して紹介情報として保持(紹介情報保持部)していてもよい。
また、選定されたパーティが作成した紹介情報をパーティ側端末から本装置に入力し、保持(紹介情報保持部)するように構成してもよい。
紹介情報は、後述する提供希望者属性情報のいずれか一や、後述する特許等属性情報のいずれか一を装置が抽出して保持(紹介情報保持部)するように構成してもよい。
紹介情報の種類としては、テキスト、音声、画像、映像、これらのミックスのいずれであってもよい。
<基礎となる発明4 落札結果出力部>
「落札結果出力部」は、受け付けた入札に基づいて落札者を決定したら、決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する。また落札結果出力部からの出力を受けて、提供受入希望者の預け入れがある預託金を装置管理者側の消費可能な銀行口座に移す処理を行う預託金処理部を有していてもよい。
預託金は最終的に落札金額を支払えない場合に没収するものである。
<実施例6 人工知能を利用した固有部分の説明>
<実施例6 その1>
<実施例6 Aその1 構成>
実施例6その1の発明は、図57に示すように、基礎となる発明4を基礎として、特許等属性情報保持部と、落札特許等属性情報取得部と、提供受入希望者属性情報保持部と、落札者属性情報取得部と、第一高落札関係情報取得部と、第一高落札関係情報保持部と、を有する。
<実施例6 Aその1 ハードウエア構成>
実施例6 Aその1に特有のハードウエア構成としては、特許等属性情報保持プログラムと、落札特許等属性情報取得プログラムと、提供受入希望者属性情報保持プログラムと、落札者属性情報取得プログラムと、第一高落札関係情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、第一高落札関係情報保持プログラム(人工知能等による処理部分)が新たに設けられ、基礎となる発明4で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Aその1 処理の流れ>
実施例6Aその1の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、さらに、特許等属性情報保持ステップと、落札特許等属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第一高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第一高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)と、を有する。さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Aその1 構成の説明>
<実施例6 Aその1 特許等属性情報保持部の説明>
「特許等属性情報保持部」は、特許等特定情報で特定される特許等の属性情報である特許等属性情報を保持する。「特許等属性情報」とは、発明の名称に含まれるキーワード(データベースに登録されているもの)、発明が解決しようとする課題を表すキーワード(データベースに登録されているもの)、発明の効果を表すキーワード(データベースに登録されているもの)、特許等に付されている技術等分類(特許であれば、「IPC(国際特許分類)」「FI」「Fターム」「テーマコード」など)、発明者、発明者の属性、発明者の他の発明の属性、発明者数、特許権者、特許権者の属性、特許権者が有している他の発明の属性、特許権者数、出願日、審査請求日(出願日から審査請求日までの期間)、権利年金の納付履歴、存続期間延長が可能か、存続期間延長があったか、技術キーワード、分割出願の有無、関係する分割出願数、変更出願であるか、新規性喪失例外手続きの有無、同一発明についての海外出願の有無、同一発明についての海外出願国名、請求項数、独立請求項の文字数、優先権主張の有無、同一発明についての海外出願国数、同一発明についての海外での特許件数、国際調査報告の結果、国際予備審査報告の結果、審査過程における引用文献の属性、審査履歴(拒絶理由、意見書、補正書の内容、情報提供の有無、査定不服審判、前置審査、審査官面接の有無、審査官面接の内容、これらのコード)、ライセンス履歴、異議申立履歴、無効審判履歴、警告書の発送履歴、権利侵害訴訟履歴、判定履歴、担当特許事務所の代理した他の発明の属性、担当特許事務所の担当者、担当特許事務所の担当者が担当した他の発明の属性、審査官名、同審査官が特許査定をした他の発明の属性、審判官名、同審判官が特許審決をした他の発明の属性、YK値、YK3値、推定価値(DCF法、コストアプローチ法による)のいずれか一以上をいう。
<実施例6 Aその1 落札特許等属性情報取得部の説明>
「落札特許等属性情報取得部」は、保持されている特許等属性情報であって落札された特許等特定情報で特定される特許等属性情報である落札特許等属性情報を取得する。落札されたことは、落札者決定部での決定結果を受けて判断する。
<実施例6 Aその1 提供受入希望者属性情報保持部の説明>
「提供受入希望者属性情報保持部」は、登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する。「提供受入希望者属性情報」とは、提供受入希望者の、出願件数、特許保持件数、共同出願件数、共同特許件数、審査請求率、特許査定率、企業のYK値、企業のYK3値、各出願の属性、上場・未上場の区分、上場の場合には、上場市、上場年月日、創業年、設立年、関連会社の属性、事業規模、売上高、利益、純利益、発研究投資額、社員数、株価、発行株数、過去の株式分割履歴、時価総額、ROE、PER、PBR、自己資本比率、経常利益、事業別負債額、総負債額、棚卸資産額、事業別棚卸資産額、事業別資産額、総資産額、現金預金額、信用調査会社・格付機関による格付、社債発行残高、これらの過去履歴、社債償還期限、過去の不祥事発生回数、過去の代表取締役引責辞任回数、過去の社員引責辞任回数、労働基準監督署からの警告回数、社員の福利厚生費用、民事訴訟回数、民事訴訟勝訴回数、民事訴訟敗訴回数、ウエブ検索ヒット件数、ウエブでの不祥事ニュースヒット件数、株主代表訴訟の回数、株主代表訴訟の勝敗結果、株式ストップ安・高の回数、証券アナリストによる格付、証券アナリストによる解説の中に含まれているキーワード(評価用キーワードデータベースに値が付与されて登録されているもの)による格付、のいずれか一以上である。
<実施例6 Aその1 落札者属性情報取得部の説明>
「落札者属性情報取得部」は、前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する。落札者であるかについは、落札者決定部での落札結果に基づく。
<実施例6 Aその1 第一高落札関係情報取得部の説明:人工知能等による処理部分>
「第一高落札関係情報取得部」は、落札特許等属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第一高落札関係情報を取得する。第一高落札関係情報は、落札特許等属性情報を各属性ごとに値で取得し、落札者属性情報も各属性ごとに値で取得し、値での相関性(正の相関、負の相関)を総当たりで取得し、関係を取得するというものである。例えば落札特許等属性情報として、N種の属性情報を用い、落札者属性情報としてM種の属性情報を用いて両者の相関式を例えばL個の落札事例から得ると、特許等属性情報について同N種の属性情報を準備し、提供受入希望者の属性情報として同M種の属性情報を準備すれば、落札される確率が算出でき、特許等属性情報として同N種の属性情報を準備して第一高落札関係情報式に入力すれば、最も落札される可能性が高い特許等の同M種の属性情報の値を取得することができる。この値は所定の範囲で示されるものであってもよい。
<実施例6 Aその1 第一高落札関係情報保持部の説明:人工知能等による処理部分>
「第一高落札関係情報保持部」は、取得した第一高落札関係情報を保持する。第一高落札関係は、本装置によって落札が起こるたびに、計算ができる範囲で過去のすべての落札も含めて落札特許等属性情報と落札者属性情報との関係から導かれるものであって、新たな落札が生じるたびに新しい第一高落札関係情報が取得される。新しい第一高落札関係情報が取得されるたびに、第一高落札関係情報保持部に新しい第一高落札関係情報が上書き保存され、この保持部には常に最新の第一高落札関係情報が保持されるように構成される。
<実施例6 Aその2>
<実施例6 Aその2 構成>
実施例6Aその2の発明は、図58に示すように、基礎となる実施例6Aその1を基礎として、落札前特許等属性情報取得部と、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部と、期待提供受入希望者抽出部と、をさらに有する特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Aその2 ハードウエア構成>
実施例6 Aその2に特有のハードウエア構成としては、落札前特許等属性情報取得プログラムと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出プログラム(人工知能等による処理部分)と、が新たに設けられ、実施例6Aその1で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Aその2 処理の流れ>
実施例6Aその2の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、さらに、特許等属性情報保持ステップと、落札特許等属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第一高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第一高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)と、さらに落札前特許等属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出ステップ(人工知能等による処理部分)と、を有する。 さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Aその2 構成の説明>
<実施例6 Aその2 落札前特許等属性情報取得部の説明>
「落札前特許等属性情報取得部」は、取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許の特許等属性情報である落札前特許等属性情報を取得する。これは第一稿落札関係情報を用いて落札確立が高い提供受入希望者を登録中から発見するためである。
<実施例6 Aその2 高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部の説明:人工知能等による処理部分>
「高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部」は、取得した落札前特許等属性情報と、保持されている第一高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する。
最も落札確率が高い提供受入希望者の属性情報は所定のルールに従って各属性種ごとに幅を持たせた値であってもよい。
<実施例6 Aその2 期待提供受入希望者抽出部の説明:人工知能等による処理部分>
「期待提供受入希望者抽出部」は、取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて提供される特許等を高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する。
これは、提供受入希望者属性情報保持部に保持されている提供受入希望者毎の属性情報の中から高落札期待提供受入希望者属性情報の範囲内に入る提供受入希望者、または所定の範囲で属性情報が近い提供受入希望者を抽出することで行われる。属性情報の近さは、高落札期待提供受入希望者属性情報と、提供受入希望者属性情報と、の同数の属性種、例えばK種について、K次元の最近傍グラフを利用して算出することができる。
提供受入希望者の抽出は、提供受入希望者の識別情報で行われる。
<実施例6 Aその3>
<実施例6 Aその3 構成>
実施例6Aその3の発明は、図59に示すように、基礎となる実施例6Aその2を基礎として、抽出者優先公開入札手段を有する特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Aその3 ハードウエア構成>
実施例6 Aその3に特有のハードウエア構成としては、抽出者優先公開入札プログラムが新たに設けられ、実施例6Aその2で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Aその3 処理の流れ>
実施例6Aその3の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、さらに、特許等属性情報保持ステップと、落札特許等属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第一高落札関係情報取得ステップと、第一高落札関係情報保持ステップと、落札前特許等属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、期待提供受入希望者抽出ステップと、さらに公開入札ステップに抽出者優先公開入札サブステップを有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Aその3 構成の説明>
<抽出者優先公開入札手段>
「抽出者優先公開入札手段」は、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける。「優先的」とは、抽出された期待提供受入希望者側端末にのみ公開する場合、時間的に抽出された期待提供受入希望者には早めに、例えば1か月早く公開し、その他には後で公開する場合、抽出された期待提供受入希望者には紹介情報を厚く公開し、それ以外には紹介情報を少なくして公開する場合、抽出された期待提供受入希望者には入札開始価格を低めに設定し、それ以外には入札開始価格を高めに設定する場合、入札に際して手数料が発生する場合には抽出された期待提供受入希望者には手数料を低めに設定し、それ以外には高めに設定する場合など、各種の場合が考えられる。
<実施例6 Bその1>
<実施例6 Bその1 構成>
実施例6Bその1の発明は、図60に示すように、基礎となる発明4を基礎として、提供希望者属性情報保持部と、落札特許等提供希望者属性情報取得部と、提供受入希望者属性情報保持部と、落札者属性情報取得部と、第二高落札関係情報取得部と、第二高落札関係情報保持部と、からなる特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Bその1 ハードウエア構成>
実施例6 Bその1に特有のハードウエア構成としては、提供希望者属性情報保持プログラムと、落札特許等提供希望者属性情報取得プログラムと、提供受入希望者属性情報保持プログラムと、落札者属性情報取得プログラムと、第二高落札関係情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、第二高落札関係情報保持プログラム(人工知能等による処理部分)とが新たに設けられ、基礎となる発明4で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Bその1 処理の流れ>
実施例6Bその1の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、さらに、提供希望者属性情報保持ステップと、落札特許等提供希望者属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第二高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第二高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)と、を有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。 なお、明細書全般を通じて機能部と同じ名称のステップは機能部と同じ処理をコンピュータ内で実行するためのステップである。
<実施例6 Bその1 構成の説明>
<実施例6 Bその1 提供希望者属性情報保持部の説明>
「提供希望者属性情報保持部」は登録されている提供希望者の属性情報である提供希望者属性情報を保持する。
「提供希望者属性」とは、提供希望者の、出願件数、特許保持件数、共同出願件数、共同特許件数、審査請求率、特許査定率、企業のYK値、企業のYK3値、各出願の属性、上場・未上場の区分、上場の場合には、上場市、上場年月日、創業年、設立年、関連会社の属性、事業規模、売上高、利益、純利益、発研究投資額、社員数、株価、発行株数、過去の株式分割履歴、時価総額、ROE、PER、PBR、自己資本比率、経常利益、事業別負債額、総負債額、棚卸資産額、事業別棚卸資産額、事業別資産額、総資産額、現金預金額、信用調査会社・格付機関による格付、社債発行残高、これらの過去履歴、社債償還期限、過去の不祥事発生回数、過去の代表取締役引責辞任回数、過去の社員引責辞任回数、労働基準監督署からの警告回数、社員の福利厚生費用、民事訴訟回数、民事訴訟勝訴回数、民事訴訟敗訴回数、ウエブ検索ヒット件数、ウエブでの不祥事ニュースヒット件数、株主代表訴訟の回数、株主代表訴訟の勝敗結果、株式ストップ安・高の回数、証券アナリストによる格付、証券アナリストによる解説の中に含まれているキーワード(評価用キーワードデータベースに値が付与されて登録されているもの)による格付、のいずれか一以上である。
<実施例6 Bその1 落札特許等提供希望者属性情報取得部>
「落札特許等提供希望者属性情報取得部」は、特許等の提供希望者の属性情報であって落札された特許等の提供希望者の属性情報である落札特許等提供希望者属性情報を取得する。提供希望者の属性情報は、上述のとおり、提供希望者属性情報の説明どおりである。
<実施例6 Bその1 提供受入希望者属性情報保持部>
「提供受入希望者属性情報保持部」は、登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する。提供受入希望者属性情報は前述のとおりである。
<実施例6 Bその1 落札者属性情報取得部部>
「落札者属性情報取得部」は、前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する。したがって、落札者属性情報は、提供受入希望者属性情報と同様である。
<実施例6 Bその1 第二高落札関係情報取得部:人工知能等による処理部分>
「第二高落札関係情報取得部」は、落札特許等提供希望者属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等提供希望者属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第二高落札関係情報を取得する。
第二高落札関係情報は、落札特許等提供希望者属性情報を各属性ごとに値で取得し、落札者属性情報も各属性ごとに値で取得し、値での相関性(正の相関、負の相関)を総当たりで取得し、関係を取得するというものである。例えば落札特許等提供希望者属性情報として、N種の属性情報を用い、落札者属性情報としてM種の属性情報を用いて両者の相関式を例えばL個の落札事例から得ると、提供希望者属性情報について同N種の属性情報を準備し、提供受入希望者の属性情報として同M種の属性情報を準備すれば、落札される確率が算出でき、提供希望者属性情報として同N種の属性情報を準備して第二高落札関係情報式に入力すれば、提供受入希望者に関して最も落札される可能性が高い同M種の属性情報の値を取得することができる。この値は所定の範囲で示されるものであってもよい。
<実施例6 Bその1 第二高落札関係情報保持部:人工知能等による処理部分>
「第二高落札関係情報保持部」は、取得した第二高落札関係情報を保持する。
第二高落札関係は、本装置によって落札が起こるたびに、計算ができる範囲で過去のすべての落札も含めて落札特許等提供希望者属性情報と落札者属性情報との関係から導かれるものであって、新たな落札が生じるたびに新しい第二高落札関係情報が取得される。
新しい第二高落札関係情報が取得されるたびに、第二高落札関係情報保持部に新しい第二高落札関係情報が上書き保存され、この保持部には常に最新の第二高落札関係情報が保持されるように構成される。
<実施例6 Bその2>
<実施例6 Bその2 構成>
実施例6Bその2の発明は、図61に示すように、実施例6Bその1を基礎として、落札前特許等提供希望者属性情報取得部と、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部と、期待提供受入希望者抽出部と、からなる特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Bその2 ハードウエア構成>
実施例6 Bその2に特有のハードウエア構成としては、落札前特許等提供希望者属性情報取得プログラムと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出プログラム(人工知能等による処理部分)とが新たに設けられ、実施例6Bその1で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Bその2 処理の流れ>
実施例6Bその2の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、提供希望者属性情報保持ステップと、落札特許等提供希望者属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第二高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第二高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)と、さらに、落札前特許等提供希望者属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出ステップ(人工知能等による処理部分)と、を有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Bその2 構成の説明>
<実施例6 Bその2 落札前特許等提供希望者属性情報取得部の説明>
「落札前特許等提供希望者属性情報取得部」は、取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許等提供希望者の属性情報である落札前特許等提供希望者属性情報を取得する。特許等提供希望者属性情報は前述のとおりである。
<実施例6 Bその2 高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部:人工知能等による処理部分>
「高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部」は、取得した落札前特許等提供希望者属性情報と、保持されている第二高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する。
最も落札確率が高い提供受入希望者の属性情報は所定のルールに従って各属性種ごとに幅を持たせた値であってもよい。
<実施例6 Bその2 提供受入希望者抽出部:人工知能等による処理部分>
「提供受入希望者抽出部」は、取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する。実施例5Aでも述べたので詳細は省略する。
<実施例6 Bその3>
<実施例6 Bその3 構成>
実施例6Bその3の発明は、図62に示すように、実施例6Bその2を基礎として、抽出者優先公開入札手段を有する。
<実施例6 Bその3 ハードウエア構成>
実施例6 Bその3に特有のハードウエア構成としては、抽出者優先公開入札プログラムが新たに設けられ、実施例6Bその2で説明した基本的なハードウエアの中でコンピュータによって実行される点である。
<実施例6 Bその3 処理の流れ>
実施例6Bその3の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、提供希望者属性情報保持ステップと、落札特許等提供希望者属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第二高落札関係情報取得ステップと、第二高落札関係情報保持ステップと、落札前特許等提供希望者属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、期待提供受入希望者抽出ステップと、さらに公開入札ステップに抽出者優先公開入札サブステップを有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Bその3 構成の説明>
<実施例6 Bその3 公開入札部:抽出者優先公開入札手段の説明>
「抽出者優先公開入札手段」は、公開入札部に設けられ、出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける。詳細は実施例6Aにて説明したものと同様である。
<実施例6 Cその1>
<実施例6 Cその1 構成>
実施例6Cその1の発明は、図63に示すように、基礎となる発明4を基礎として、パーティ属性情報保持部と、落札特許等支援パーティ属性情報取得部と、提供受入希望者属性情報保持部と、落札者属性情報取得部と、第三高落札関係情報取得部と、第三高落札関係情報保持部と、を有する特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Cその1 ハードウエア構成>
実施例6Cその1に特有のハードウエア構成としては、パーティ属性情報保持プログラムと、落札特許等支援パーティ属性情報取得プログラムと、提供受入希望者属性情報保持プログラムと、落札者属性情報取得プログラムと、第三高落札関係情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、第三高落札関係情報保持プログラム(人工知能等による処理部分)とを、基礎となる発明4にさらに有し、基礎となる発明4で説明したハードウエア構成によって、コンピュータにより実行される点である。
<実施例6 Cその1 処理の流れ>
実施例6Cその1の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、パーティ属性情報保持ステップと、落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第三高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第三高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)とからなる。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Cその1 構成の説明>
<実施例6 Cその1 パーティ属性情報保持部の説明>
「パーティ属性情報保持部」は、登録されているパーティの属性情報であるパーティ属性情報を保持する。
「パーティ属性情報」とは、過去に非ネット経由で取り扱った経験のある知的財産権取引件数、過去にネット経由で取り扱った経験のある知的財産権取引件数、過去に取り扱った経験のある特許等の分野(例えば関連する事業が東証業種分類で何に該当するか、例えば、関連する事業がYKS業種分類内で何に該当するか)、自社の事業分野(例えば自社事業が東証業種分類で何に該当するか、例えば、自社事業がYKS業種分類内で何に該当するか)、過去に支援した知的財産取引総額、過去に支援した知的財産分野、過去に支援した提供希望者属性、過去に支援した提供受入希望者属性、過去に支援して取引が成立した提供希望者属性、過去に支援して取引が成立した提供受入希望者属性、上場・未上場の区分、上場の場合には、上場市、上場年月日、創業年、設立年、関連会社の属性、事業規模、売上高、利益、純利益、発研究投資額、社員数、各種知的財産に詳しい取引支援可能社員数、各種知的財産に詳しく活動可能な取引支援可能者数(業務委託等を含む)、各種知的財産関連事業に詳しい取引支援可能社員数、各種知的財産関連事業に詳しく活動可能な取引支援可能者数(業務委託等を含む)、株価、発行株数、過去の株式分割履歴、時価総額、ROE、PER、PBR、自己資本比率、経常利益、事業別負債額、総負債額、棚卸資産額、事業別棚卸資産額、事業別資産額、総資産額、現金預金額、信用調査会社・格付機関による格付、社債発行残高、これらの過去履歴、社債償還期限、過去の不祥事発生回数、過去の代表取締役引責辞任回数、過去の社員引責辞任回数、労働基準監督署からの警告回数、社員の福利厚生費用、民事訴訟回数、民事訴訟勝訴回数、民事訴訟敗訴回数、ウエブ検索ヒット件数、ウエブでの不祥事ニュースヒット件数、株主代表訴訟の回数、株主代表訴訟の勝敗結果、株式ストップ安・高の回数、証券アナリストによる格付、証券アナリストによる解説の中に含まれているキーワード(評価用キーワードデータベースに値が付与されて登録されているもの)による格付、のいずれか一以上である。
<実施例6 Cその1 落札特許等支援パーティ属性情報取得部の説明>
「落札特許等支援パーティ属性情報取得部」は、パーティの属性情報であって落札された特許等の取引の支援をしたパーティの属性情報である落札特許等支援パーティ属性情報を取得する。
落札の有無は落札者決定部での決定によって判断され、落札者の決定によって取引の支援をしたパーティが確定し、落札特許等支援パーティ属性情報がパーティ属性情報保持部から取得される。
<実施例6 Cその1 提供受入希望者属性情報保持部の説明>
「提供受入希望者属性情報保持部」は、登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する。
「提供受入希望者属性情報」は実施例6Aで説明したとおりである。
<実施例6 Cその1 落札者属性情報取得部の説明>
「落札者属性情報取得部」は、
「提供受入希望者属性情報」は前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する。落札の有無は落札者決定部での決定によって判断され、落札者の決定によってその提供受入希望者属性情報保持部から落札者である提供受入希望者属性情報が提供受入希望属性情報保持部から取得される。
<実施例6 Cその1 第三高落札関係情報取得部の説明:人工知能等による処理部分>
「第三高落札関係情報取得部」は、落札特許等支援パーティ属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる落札特許等支援パーティ属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第三高落札関係情報を取得する。
「第三高落札関係情報取得部」は、落札特許等支援パーティ属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなるパーティ属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第三高率落札関係情報を取得する。第三高落札関係情報は、落札特許等支援パーティ属性情報を各属性ごとに値で取得し、落札者属性情報も各属性ごとに値で取得し、値での相関性(正の相関、負の相関)を総当たりで取得し、関係を取得するというものである。例えば落札特許等支援パーティ属性情報として、N種の属性情報を用い、落札者属性情報としてM種の属性情報を用いて両者の相関式を例えばL個の落札事例から得ると、パーティ属性情報について同N種の属性情報を準備し、提供受入希望者の属性情報として同M種の属性情報を準備すれば、落札される確率が算出でき、パーティ属性情報として同N種の属性情報を準備して第三高落札関係情報式に入力すれば、最も落札される可能性が高い提供受入希望者の同M種の属性情報の値を取得することができる。この値は所定の範囲で示されるものであってもよい。
<実施例6 Cその1 第三高落札関係情報保持部の説明:人工知能等による処理部分>
「第三高落札関係情報保持部」は、取得した第三高落札関係情報を保持する。
第三高落札関係は、本装置によって落札が起こるたびに、計算ができる範囲で過去のすべての落札も含めて落札特許等支援パーティ属性情報と落札者属性情報との関係から導かれるものであって、新たな落札が生じるたびに新しい第三高落札関係情報が取得される。
新しい第三高落札関係情報が取得されるたびに、第三高落札関係情報保持部に新しい第三高落札関係情報が上書き保存され、この保持部には常に最新の第三高落札関係情報が保持されるように構成される。
<実施例6 Cその2>
<実施例6 Cその2 構成>
実施例6Cその2の発明は、図64に示すように、基礎となる実施例6Cその1を基礎として、落札前パーティ属性情報取得部と、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部と、期待提供受入希望者抽出部と、を有する特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Cその2 ハードウエア構成>
実施例6Cその2に特有のハードウエア構成としては、落札前パーティ属性情報取得プログラムと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出プログラム(人工知能等による処理部分)とを実施例6Cその1のハードウエアにさらに加え、実施例6Cその1で説明したハードウエア構成によって、コンピュータにより実行される点である。
<実施例6 Cその2 処理の流れ>
実施例6Cその2の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、パーティ属性情報保持ステップと、落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第三高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第三高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)さらに、落札前パーティ属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、期待提供受入希望者抽出ステップ(人工知能等による処理部分)とからなる。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Cその2 構成の説明>
<実施例6 Cその2 落札前パーティ属性情報取得部の説明>
「落札前パーティ属性情報取得部」は、落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティまたはその後修正部によって修正されたパーティの属性情報を取得する。パーティ属性情報については前述のとおりである。
<実施例6 Cその2 高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部の説明:人工知能等による処理部分>
「高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部」は、取得した落札前パーティ属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する。
「提供受入希望者属性情報」は前述のとおりである。
<実施例6 Cその2 期待提供受入希望者抽出部の説明:人工知能等による処理部分>
「期待提供受入希望者抽出部」は、取得した高確率落札期待属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する。これは、提供受入希望者属性情報保持部に保持されている提供受入希望者毎の属性情報の中から高落札期待提供受入希望者属性情報の範囲内に入る提供受入希望者、または所定の範囲で属性情報が近い提供受入希望者を抽出することで行われる。属性情報の近さは、高落札期待提供受入希望者属性情報と、提供受入希望者属性情報と、の同数の属性種、例えばK種について、K次元の最近傍グラフを利用して算出することができる。
提供受入希望者の抽出は、提供受入希望者の識別情報で行われる。
<実施例6 Cその3>
<実施例6 Cその3 構成>
実施例6Cその3の発明は、図65に示すように、基礎となる実施例6Cその1を基礎として、落札前パーティ属性情報取得部と、提供受入希望者属性情報取得部と、高確率落札期待パーティ属性情報取得部と、前記パーティ修正部に高確率落札期待パーティ修正手段をさらに特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Cその3 ハードウエア構成>
実施例6Cその3に特有のハードウエア構成としては、落札前パーティ属性情報取得プログラムと、提供受入希望者属性情報取得プログラムと、高確率落札期待パーティ属性情報取得プログラム(人工知能等による処理部分)と、前記パーティ修正部に高確率落札期待パーティ修正プログラム(人工知能等による処理部分)とを実施例6Cその1のハードウエアにさらに加え、実施例6Cその1で説明したハードウエア構成によって、コンピュータにより実行される点である。
<実施例6 Cその3 処理の流れ>
実施例6Cその3の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、パーティ属性情報保持ステップと、落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第三高落札関係情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、第三高落札関係情報保持ステップ(人工知能等による処理部分)さらに、落札前パーティ属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報取得ステップと、高確率落札期待パーティ属性情報取得ステップ(人工知能等による処理部分)と、前記パーティ修正ステップに高確率落札期待パーティ修正サブステップ(人工知能等による処理部分)を有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Cその3 構成の説明>
<実施例6 Cその3 落札前パーティ属性情報取得部の説明>
「落札前パーティ属性情報取得部」は、特許等特定情報で特定される落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する。パーティ属性情報はすでに説明したとおりである。
<実施例6 Cその3 提供受入希望者属性情報取得部の説明>
「提供受入希望者属性情報取得部」は、登録されている提供受入希望者の属性情報を取得する。この提供受入希望者は、登録されているすべての提供受入希望者であってもよいし、特許等特定情報で特定される特許等の属している技術等カテゴリの特許等について提供受入希望である提供受入希望者でもよいし、すでに選択されているパーティによって入札者候補として選択された提供受入希望者であってもよい。なお、提供受入希望者の属性情報はすでに説明したとおりである。
<実施例6 Cその3 高確率落札期待パーティ属性情報取得部の説明:人工知能等による処理部分>
「高確率落札期待パーティ属性情報取得部」は、取得した提供受入希望者属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高いパーティ属性情報である高確率落札期待パーティ属性情報を取得する。パーティ属性情報に関してはすでに説明済みである。
<実施例6 Cその3 パーティ修正部:高確率落札期待パーティ修正手段:人工知能等による処理部分>
「高確率落札期待パーティ修正手段」は、パーティ修正部に備えられ、取得した高確率落札期待パーティ属性情報に基づいてすでに選択されているパーティを高確率で落札が期待できるパーティに修正する。これは、すでに落札前パーティ属性情報取得部で取得したパーティ属性情報が取得した高確率落札期待パーティ属性情報と比較し、両者が合致しないとき、両者が近くないときに修正をする。合致している場合、所定の範囲で近いと判断される場合には修正する必要はない。
<実施例6 Cその4>
<実施例6 Cその4 構成>
実施例6Cその4の発明は、図66に示すように、基礎となる実施例6Cその2を基礎として、前記公開入札部は、抽出者優先公開入札手段をさらに特許等ネット取引マーケット装置である。
<実施例6 Cその4 ハードウエア構成>
実施例6Cその4に特有のハードウエア構成としては、抽出者優先公開入札プログラムを実施例6Cその2のハードウエアにさらに加え、実施例6Cその2で説明したハードウエア構成によって、コンピュータにより実行される点である。
<実施例6 Cその4 処理の流れ>
実施例6Cその4の処理の流れは提供希望者情報登録ステップ、提供受入希望者情報登録ステップ、パーティ情報登録ステップ、特許等特定情報取得ステップ、特許等特定情報蓄積ステップ、選択肢表示ステップ、技術等カテゴリ選択取得ステップと、公開入札ステップと、落札結果出力ステップと、パーティ属性情報保持ステップと、落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、提供受入希望者属性情報保持ステップと、落札者属性情報取得ステップと、第三高落札関係情報取得ステップと、第三高落札関係情報保持ステップと、落札前パーティ属性情報取得ステップと、高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、期待提供受入希望者抽出ステップと、さらに公開入札ステップに抽出者優先公開入札サブステップを有する。
さらに、推定価値算定依頼情報出力ステップと、推定価値取得ステップと、さらに、パーティ修正ステップと、パーティ通知ステップとがあってもよい。
これらの処理方法は、特許等ネット取引マーケット装置によって実行されるものである。また、これらの処理を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述した特許等ネット取引マーケットプログラムであっても良い。
<実施例6 Cその4 構成の説明>
<実施例6 Cその4 公開入札部:抽出者優先公開入札手段>
「抽出者優先公開入札手段」は、公開入札部に設けられ、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける。詳細は実施例6Aにて説明したものと同様である。
CPU:3301、4001、4601、5001、5401
主メモリ:3302、4002、4602、5002、5402
HDD:3303、4003、4603、5003、5403
ネットワークI/F:3304、4004、4604、5004、5404
システムバス:3305、4005、4605、5005、5405

Claims (59)

  1. 特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録部と、
    特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録部と、
    後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録部と、
    提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得部と、
    取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積部と、
    前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示部と、
    選択肢表示部に表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得部と、
    を有する特許等ネット取引マーケット装置。
  2. 前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正部と、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知部と、
    をさらに有する請求項1に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  3. 前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する推定価値算定依頼情報出力部と、
    出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する推定価値取得部と、
    をさらに有する請求項1又は2に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  4. 前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力するプロモーション情報作成依頼情報出力部と、
    出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得するプロモーション情報取得部と
    を有する請求項1から3のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  5. 前記特許等のインターネット取引条件を取得するインターネット取引条件取得部と、
    取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札部と、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定部と、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力部と、
    を有する請求項4に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  6. 取得した特許等特定情報に基づいて提供受入希望者として適切な提供受入希望者である適切提供受入希望者を選択するためのルールである適切提供受入希望者選択ルールを保持する適切提供受入希望者選択ルール保持部と、
    取得した特許等特定情報と保持されている適切提供受入希望者選択ルールに基づいて提供受入希望者を選択する適切提供受入希望者選択部と、
    をさらに有し、
    前記公開入札部は、提供受入希望者として適切提供受入希望者を選択して公開し入札を受け付ける適切提供受入希望者限定手段を有する
    請求項1から5のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  7. 提供受入希望者側端末から提供希望者の特許等によって解決したい技術的課題を示す情報である技術的課題情報を取得する技術的課題情報取得部と、
    取得した技術的課題情報を提供希望者側端末に公開する技術的課題情報公開部と、
    公開された技術的課題情報に応じて提供希望者側端末からの特許等特定情報を含むオファーを取得するオファー取得部と、
    オファーを取得した提供希望者側端末からの特許等特定情報に基づいて提供受入希望者側端末装置に所定のオファーがあった旨の通知をするオファー通知部と、
    をさらに有する請求項1から6のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  8. 提供受入希望者側端末から、技術的課題情報を公開しオファーを取得する条件としてデポジットを受け入れるための処理をするデポジット処理部と、
    デポジット処理部でのデポジット処理が適正に行われているか判断するデポジット処理判断部と、
    デポジット処理判断部での判断結果が適正に行われていないとの判断である場合には技術的課題情報公開部又は/及びオファー取得部の動作を制限する動作制限部と、
    をさらに有する請求項7に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  9. 特許等特定情報蓄積部に蓄積されている特許等特定情報を複数集めた複数特許等特定情報を取得する複数特許等特定情報取得部と、
    前記複数特許等特定情報に基づいて特定される複数の特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を選択可能に表示する複数選択肢表示部と、
    複数選択肢表示部に表示されている選択肢の中から選択した技術等カテゴリを取得するための複数技術等カテゴリ選択取得部と、
    を有する請求項1から請求項8のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  10. 前記複数特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するための複数パーティ修正部と、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知する複数パーティ通知部と、
    を有する請求項1から請求項9のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  11. 前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体の推定価値の算定である全体推定価値算定を依頼するための全体推定価値算定依頼情報を出力する全体推定価値算定依頼情報出力部と、
    出力された全体推定価値算定依頼情報に応じた全体推定価値を取得する全体推定価値取得部と、
    を有する請求項1から請求項10のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  12. 前記複数特許等特定情報で示される複数の特許等の全体のプロモーション情報の作成を依頼するための情報である全体プロモーション情報作成依頼情報を出力する全体プロモーション情報作成依頼情報出力部と、
    出力された全体プロモーション情報作成依頼情報に応じた全体プロモーション情報を取得する全体プロモーション情報取得部と
    を有する請求項1から請求項11のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  13. 前記複数の特許等の全体インターネット取引条件を取得する全体インターネット取引条件取得部と、
    取得した全体インターネット取引条件と、取得した全体プロモーション情報と、前記複数の特許等特定情報に基づいた全体紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける全体公開入札部と、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する全体落札者決定部と、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する全体落札結果出力部と、
    を有する請求項1から請求項12のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  14. インターネット取引条件取得部は、推定価値取得部が取得した推定価値に基づいて取引開始価格を設定する取引開始価格設定手段を有する請求項1から13のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  15. インターネット取引条件取得部は、
    提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から開始希望価格を取得する開始希望価格取得手段と、
    開始希望価格取得手段にて取得した開始希望価格に基づいて取引開始価格を設定する希望取引開始価格設定手段と、
    を有する請求項1から14のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  16. インターネット取引条件取得部は、
    提供希望者側端末又は提供受入希望者側端末から固定取引希望価格を取得する固定取引希望価格取得手段と、
    固定取引希望価格取得手段にて取得した固定取引希望価格に基づいて取引条件を設定する固定条件設定手段と、
    を有する請求項1から15のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  17. 特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録ステップと、
    特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録ステップと、
    後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録ステップと、
    提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得ステップと、
    取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積ステップと、
    前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示ステップと、
    選択肢表示ステップに表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得ステップと、
    を有する特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  18. 前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正ステップと、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知ステップと、
    をさらに有する請求項17に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  19. 前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する推定価値算定依頼情報出力ステップと、
    出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する推定価値取得ステップと、
    をさらに有する請求項17又は18に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  20. 前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力するプロモーション情報作成依頼情報出力ステップと、
    出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得するプロモーション情報取得ステップと
    を有する請求項17から19のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  21. 前記特許等のインターネット取引条件を取得するインターネット取引条件取得ステップと、
    取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札ステップと、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定ステップと、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力ステップと、
    を有する請求項17から20のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  22. 特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録ステップと、
    特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録ステップと、
    後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録ステップと、
    提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得ステップと、
    取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積ステップと、
    前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示ステップと、
    選択肢表示ステップに表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得ステップと、
    を有する計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述したプログラム。
  23. 前記特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正ステップと、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知ステップと、
    をさらに有する請求項22に記載の計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述したプログラム。
  24. 前記特許等特定情報で示される特許等の推定価値の算定である推定価値算定を依頼するための推定価値算定依頼情報を出力する推定価値算定依頼情報出力ステップと、
    出力された推定価値算定依頼情報に応じた推定価値を取得する推定価値取得ステップと、
    をさらに有する請求項22又は23に記載の計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述したプログラム。
  25. 前記特許等特定情報で示される特許等のプロモーション情報の作成を依頼するための情報であるプロモーション情報作成依頼情報を出力するプロモーション情報作成依頼情報出力ステップと、
    出力されたプロモーション情報作成依頼情報に応じたプロモーション情報を取得するプロモーション情報取得ステップと
    を有する請求項22から24のいずれか一に記載の計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述したプログラム。
  26. 前記特許等のインターネット取引条件を取得するインターネット取引条件取得ステップと、
    取得したインターネット取引条件と、取得したプロモーション情報と、前記特許等特定情報に基づいた紹介情報とを提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札ステップと、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定ステップと、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力ステップと、
    を有する請求項22から25のいずれか一に記載の計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取実行可能に記述したプログラム。
  27. 前記特許等特定情報に基づいた紹介情報を提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札部と、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定部と、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力部と、
    を有する請求項1から請求項3のいずれか一に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  28. 特許等特定情報で特定される特許等の属性情報である特許等属性情報を保持する特許等属性情報保持部と、
    保持されている特許等属性情報であって落札された特許等特定情報で特定される特許等属性情報である落札特許等属性情報を取得する落札特許等属性情報取得部と、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持部と、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得部と、
    落札特許等属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第一高落札関係情報を取得する第一高落札関係情報取得部と、
    取得した第一高落札関係情報を保持する第一高落札関係情報保持部と、
    を有する請求項27に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  29. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許の特許等属性情報である落札前特許等属性情報を取得する落札前特許等属性情報取得部と、
    取得した落札前特許等属性情報と、保持されている第一高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部と、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出部と、
    をさらに有する請求項28に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  30. 前記公開入札部は、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札手段を有する請求項28に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  31. 登録されている提供希望者の属性情報である提供希望者属性情報を保持する提供希望者属性情報保持部と、
    特許等の提供希望者の属性情報であって落札された特許等の提供希望者の属性情報である落札特許等提供希望者属性情報を取得する落札特許等提供希望者属性情報取得部と、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持部と、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得部と、
    落札特許等提供希望者属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等提供希望者属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第二高落札関係情報を取得する第二高落札関係情報取得部と、
    取得した第二高落札関係情報を保持する第二高落札関係情報保持部と、
    を有する請求項27に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  32. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許等提供希望者の属性情報である落札前特許等提供希望者属性情報を取得する落札前特許等提供希望者属性情報取得部と、
    取得した落札前特許等提供希望者属性情報と、保持されている第二高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得部と、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出部と、
    をさらに有する請求項31に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  33. 前記公開入札部は、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札手段を有する請求項32に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  34. 登録されているパーティの属性情報であるパーティ属性情報を保持するパーティ属性情報保持部と、
    パーティの属性情報であって落札された特許等の取引の支援をしたパーティの属性情報である落札特許等支援パーティ属性情報を取得する落札特許等支援パーティ属性情報取得部と、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持部と、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得部と、
    落札特許等支援パーティ属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる落札特許等支援パーティ属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第三高落札関係情報を取得する第三高落札関係情報取得部と、
    取得した第三高落札関係情報を保持する第三高落札関係情報保持部と、
    を有する請求項27に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  35. 落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティまたはその後修正部によって修正されたパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得部と、
    取得した落札前パーティ属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待属性情報を取得する高確率落札期待属性情報取得部と、
    取得した高確率落札期待属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出部と、
    をさらに有する請求項34に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  36. 特許等特定情報で特定される落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得部と、
    登録されている提供受入希望者の属性情報を取得する提供受入希望者属性情報取得部と、
    取得した提供受入希望者属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高いパーティ属性情報である高確率落札期待パーティ属性情報を取得する高確率落札期待パーティ属性情報取得部と、
    前記パーティ修正部は、取得した高確率落札期待パーティ属性情報に基づいて高確率で落札が期待できるパーティに修正する高確率落札期待パーティ修正手段をさらに有する請求項2に従属する請求項34に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  37. 前記公開入札部は、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札手段を有する請求項35に記載の特許等ネット取引マーケット装置。
  38. 特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録ステップと、
    特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録ステップと、
    後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録ステップと、
    提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得ステップと、
    取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積ステップと、
    前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示ステップと、
    選択肢表示ステップに表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得ステップと、
    特許等特定情報に基づいた紹介情報を提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札ステップと、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定ステップと、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力ステップと、を有する特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  39. 特許等特定情報で特定される特許等の属性情報である特許等属性情報を保持する特許等属性情報保持ステップと、
    保持されている特許等属性情報であって落札された特許等特定情報で特定される特許等属性情報である落札特許等属性情報を取得する落札特許等属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第一高落札関係情報を取得する第一高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第一高落札関係情報を保持する第一高落札関係情報保持ステップと、
    を有する請求項38に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  40. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許の特許等属性情報である落札前特許等属性情報を取得する落札前特許等属性情報取得ステップと、
    取得した落札前特許等属性情報と、保持されている第一高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、
    をさらに有する請求項39に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  41. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを有する請求項40に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  42. 登録されている提供希望者の属性情報である提供希望者属性情報を保持する提供希望者属性情報保持ステップと、
    特許等の提供希望者の属性情報であって落札された特許等の提供希望者の属性情報である落札特許等提供希望者属性情報を取得する落札特許等提供希望者属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等提供希望者属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等提供希望者属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第二高落札関係情報を取得する第二高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第二高落札関係情報を保持する第二高落札関係情報保持ステップと、を有する請求項38に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  43. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許等提供希望者の属性情報である落札前特許等提供希望者属性情報を取得する落札前特許等提供希望者属性情報取得ステップと、
    取得した落札前特許等提供希望者属性情報と、保持されている第二高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、
    をさらに有する請求項42に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  44. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを有する請求項44に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  45. 登録されているパーティの属性情報であるパーティ属性情報を保持するパーティ属性情報保持ステップと、
    パーティの属性情報であって落札された特許等の取引の支援をしたパーティの属性情報である落札特許等支援パーティ属性情報を取得する落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等支援パーティ属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる落札特許等支援パーティ属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第三高落札関係情報を取得する第三高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第三高落札関係情報を保持する第三高落札関係情報保持ステップと、を有する請求項38に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  46. 落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティまたはその後修正部によって修正されたパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得ステップと、
    取得した落札前パーティ属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待属性情報を取得する高確率落札期待属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、
    をさらに有する請求項45に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  47. 特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正ステップと、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知ステップと、
    特許等特定情報で特定される落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報を取得する提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した提供受入希望者属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高いパーティ属性情報である高確率落札期待パーティ属性情報を取得する高確率落札期待パーティ属性情報取得ステップと、
    前記パーティ修正ステップは、取得した高確率落札期待パーティ属性情報に基づいて高確率で落札が期待できるパーティに修正する高確率落札期待パーティ修正サブステップをさらに有する請求項38に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  48. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを有する請求項46に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作方法。
  49. 特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案を受ける権利、意匠権、意匠登録を受ける権利、商標権、商標登録出願により生じた権利、ノウハウ、著作権、半導体集積回路の回路配置利用権、種苗法に基づく育成者権、肖像権その他の知的財産のいずれか(以下「特許等」という)である特許等の提供を希望する者である提供希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供希望者情報を登録する提供希望者情報登録ステップと、
    特許等の提供を受け入れることを希望する者である提供受入希望者のインターネット上の端末のアドレスを含む情報である提供受入希望者情報を登録する提供受入希望者情報登録ステップと、
    後記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティとして、非ネット経由にて実際に技術に関連した商取引を行っているパーティのネット上の端末のアドレスを含む情報であるパーティ情報を登録するパーティ情報登録ステップと、
    提供希望者側端末から、提供を希望する特許等を特定するための情報である特許等特定情報を取得する特許等特定情報取得ステップと、
    取得した特許等特定情報を蓄積する特許等特定情報蓄積ステップと、
    前記特許等特定情報に基づいて特定される特許等のインターネット取引に際して取引の支援を担当させたいパーティを技術等カテゴリで示した複数の選択肢を提供希望者側端末に選択可能に表示する選択肢表示ステップと、
    選択肢表示ステップに表示されている選択肢の中から前記提供希望者側端末にて選択した技術等カテゴリを取得するための技術等カテゴリ選択取得ステップと、
    特許等特定情報に基づいた紹介情報を提供受入希望者側端末に公開して提供受入希望者側端末から入札を受け付ける公開入札ステップと、
    受け付けた入札に基づいて落札者を決定する落札者決定ステップと、
    決定した落札結果を入札した提供受入希望者側端末に出力する落札結果出力ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  50. 特許等特定情報で特定される特許等の属性情報である特許等属性情報を保持する特許等属性情報保持ステップと、
    保持されている特許等属性情報であって落札された特許等特定情報で特定される特許等属性情報である落札特許等属性情報を取得する落札特許等属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第一高落札関係情報を取得する第一高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第一高落札関係情報を保持する第一高落札関係情報保持ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項49に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  51. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許の特許等属性情報である落札前特許等属性情報を取得する落札前特許等属性情報取得ステップと、
    取得した落札前特許等属性情報と、保持されている第一高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項50に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム
  52. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項51に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  53. 登録されている提供希望者の属性情報である提供希望者属性情報を保持する提供希望者属性情報保持ステップと、
    特許等の提供希望者の属性情報であって落札された特許等の提供希望者の属性情報である落札特許等提供希望者属性情報を取得する落札特許等提供希望者属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等提供希望者属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる特許等提供希望者属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第二高落札関係情報を取得する第二高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第二高落札関係情報を保持する第二高落札関係情報保持ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項49に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  54. 取得した特許等特定情報で特定される落札前の特許等提供希望者の属性情報である落札前特許等提供希望者属性情報を取得する落札前特許等提供希望者属性情報取得ステップと、
    取得した落札前特許等提供希望者属性情報と、保持されている第二高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待提供受入希望者属性情報を取得する高確率落札期待提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待提供受入希望者属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項53に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  55. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項54に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  56. 登録されているパーティの属性情報であるパーティ属性情報を保持するパーティ属性情報保持ステップと、
    パーティの属性情報であって落札された特許等の取引の支援をしたパーティの属性情報である落札特許等支援パーティ属性情報を取得する落札特許等支援パーティ属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報である提供受入希望者属性情報を保持する提供受入希望者属性情報保持ステップと、
    前記特許等の提供受入希望者であった落札者の提供受入希望者属性情報である落札者属性情報を取得する落札者属性情報取得ステップと、
    落札特許等支援パーティ属性情報と、その特許等の落札者属性情報と、を学習して落札確率が高くなる落札特許等支援パーティ属性情報と提供受入希望者属性情報との関係を示す情報である第三高落札関係情報を取得する第三高落札関係情報取得ステップと、
    取得した第三高落札関係情報を保持する第三高落札関係情報保持ステップと、 を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項49に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  57. 落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティまたはその後修正部によって修正されたパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得ステップと、
    取得した落札前パーティ属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高い提供受入希望者の属性情報である高確率落札期待属性情報を取得する高確率落札期待属性情報取得ステップと、
    取得した高確率落札期待属性情報に基づいて高確率で落札が期待できる提供受入希望者である期待提供受入希望者を抽出する期待提供受入希望者抽出ステップと、を計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項56に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  58. 特許等特定情報で特定される特許等のインターネット取引に際する担当パーティとして前記選択された技術等カテゴリで示されるパーティを修正するためのパーティ修正ステップと、
    修正された又は修正されていないパーティ側端末に選択された旨通知するパーティ通知ステップと、
    特許等特定情報で特定される落札前の特許等についての選択された技術等カテゴリで示されるパーティの属性情報を取得する落札前パーティ属性情報を取得する落札前パーティ属性情報取得ステップと、
    登録されている提供受入希望者の属性情報を取得する提供受入希望者属性情報取得ステップと、
    取得した提供受入希望者属性情報と、保持されている第三高落札関係情報と、に基づいて落札確率が高いパーティ属性情報である高確率落札期待パーティ属性情報を取得する高確率落札期待パーティ属性情報取得ステップと、
    前記パーティ修正ステップは、取得した高確率落札期待パーティ属性情報に基づいて高確率で落札が期待できるパーティに修正する高確率落札期待パーティ修正サブステップを計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項49に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
  59. 前記公開入札ステップは、抽出された期待提供受入希望者側端末に優先的に紹介情報を公開して期待提供受入希望者側端末から入札を受け付ける抽出者優先公開入札サブステップを計算機である特許等ネット取引マーケット装置に読取り実行可能に記述した請求項57に記載の特許等ネット取引マーケット装置の動作プログラム。
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