JPWO2017208519A1 - 生体認証装置、携帯端末装置、制御プログラム - Google Patents

生体認証装置、携帯端末装置、制御プログラム Download PDF

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Abstract

認証処理の正確性を担保しつつ、利便性を向上させる。生体認証部(22)は、方向センサ(32)が携帯端末(1)の所定の姿勢を検知したことに応じてユーザの認証を開始する。

Description

本発明は、撮像された被写体の認証を行う生体認証装置、携帯端末装置などに関する。
従来から、管理対象となる区域への入退出者を管理したり、機器を利用する権限を有するユーザを限定したりするために、さまざまな認証技術が利用されている。また、携帯電話およびスマートフォンなどは、例えば、使用権限を有するユーザではない第三者から、記憶されている個人情報および電子メールなどのさまざまなデータなどを守るために、認証設定を行うことが可能である。近年、このような認証技術として、個人の身体的特徴に基づいて認証を行う生体認証技術の適用が広がっている。例えば、顔認証技術では、カメラで撮像されたデジタル画像から、人の顔に対応する画像領域を自動的に抽出し、抽出された画像の特徴量と、予めデータベースに登録されている、認証を受けることができる者の顔画像の特徴量とを比較することにより認証を行う。
また、人の眼に基づく認証技術も知られており、このような認証技術は、虹彩パターンや白眼部分の血脈パターンなどを用いて所定の権限を有するユーザを特定・認証する。さらに、最近では、カメラを用いてユーザを撮像し、その撮像画像における眼に対応する画像に基づいて、ユーザの認証を行うことでロック解除を行い、各種機能を起動させ、操作入力が可能な状態に遷移する携帯電話およびスマートフォンなども普及しつつある。
例えば、携帯電話およびスマートフォンなどに、眼の虹彩パターンを用いて使用権限を有するユーザを特定・認証する虹彩認証機能を搭載させる場合、携帯電話およびスマートフォンなどが備えるカメラによってユーザの眼を撮像する必要がある。しかし、その場合にはカメラと眼との位置合わせが適切に行われた上で、撮像する必要がある。そこで、携帯電話およびスマートフォンなどが備えるカメラに対する眼の位置合わせを円滑に行うためのさまざまな技術が考案されている。
例えば、特許文献1には、目の画像を取り込む撮像カメラと、撮像カメラのレンズ配置位置と同一面上に配置される表示器と、ガイドキャラクタ発生手段とを設け、表示器にガイドキャラクタを表示させることで、ガイドキャラクタを見る被認証者の目の位置を誘導する携帯端末装置などが開示されている。
日本国公開特許公報「特開2003−108983号公報(2003年4月11日公開)」
一般に、ユーザの眼など顔の一部を撮像して、その画像(認証用画像)に基づいて認証を行う携帯端末では、認証に用いる画像の撮像を適切に行い、正確にユーザを認証するために、携帯端末をユーザの顔に対して近づけ、顔に正対させる(顔に向かい合わせる)ことが望ましい。
そこで、特許文献1に記載の携帯端末装置では、表示器にガイドキャラクタを表示させて、ユーザにこのガイドキャラクタに合わせて目の位置を調節するように誘導する。これにより、ユーザは表示されているガイドキャラクタを見ながら、携帯端末装置の位置が、認証を行うために適した位置となるように調節することができる。
以上のとおり、携帯電話機およびスマートフォンなどの携帯端末の認証処理(ロックの解除)において虹彩認証、白眼認証、および顔認証などの生体認証が使用される場合、ユーザの眼や顔の位置をユーザに適切に調節させるために、カメラなどでユーザを撮像した撮像画像(プレビュー画像)を表示させる。
ところで、多くの携帯端末では、ロック画面に時計や天気予報、未読メールの有無などの通知情報などが表示され、ユーザはロックを解除することなく、ロック画面に表示されているこれらの情報を利用できる。しかし、例えばユーザがロック画面に表示されている時計などを確認したいだけであり、認証処理の実行を意図していないときに認証処理が開始された場合、プレビュー画像の表示によってロック画面の情報表示が阻害されることになる。このように適切ではないタイミングで認証が開始されると、ロック画面の時計や通知情報などの表示がプレビュー画像によって妨げられてしまい、その利便性が損なわれてしまうという問題が生じる。
本発明の一態様は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体認証装置において、認証処理の正確性を担保しつつ適切なタイミングで認証処理を開始し、表示する情報の利便性を損なわないようにするための技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る生体認証装置は、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、を備え、前記認証部は、前記検知部が所定の姿勢を検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。
また、本発明の一態様に係る生体認証装置は、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、表示部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、を備え、前記表示制御部は、前記検知部が所定の姿勢を検知した場合に、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。
また、本発明の一態様に係る生体認証装置は、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部と、を備え、前記認証部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。
また、本発明の一態様に係る生体認証装置は、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、表示部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部と、を備え、前記表示制御部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。
また、本発明の一態様に係る制御プログラムは、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記装置の姿勢が所定の姿勢になった場合に、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する認証部としてコンピュータを機能させる。
また、本発明の一態様に係る制御プログラムは、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部、および、前記装置の姿勢が所定の姿勢になった場合に、前記認証用画像を表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させる。
また、本発明の一態様に係る制御プログラムは、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部、および前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する認証部としてコンピュータを機能させる。
また、本発明の一態様に係る制御プログラムは、撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部、前記装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部、および、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させる。
本発明の一態様によれば、生体認証装置において、認証処理の正確性を担保しつつ、利便性を向上させることができる、という効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る携帯端末の要部構成の一例を示す機能ブロック図である。 ユーザが立っているか、あるいは座っているときに、ユーザの認証を行う場合の、携帯端末の姿勢の変化と表示例とを示す図である。 ユーザが仰向けに臥しているときに、ユーザの認証を行う場合の、携帯端末の姿勢の変化を示す図である。 ユーザが横向きに臥しているときに、ユーザの認証を行う場合の、携帯端末の姿勢の変化を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 携帯端末の傾き角度および回転角度を説明する図である。 携帯端末がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 携帯端末がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。 携帯端末がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。 携帯端末がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れのさらに他の一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、以下では、本発明の一態様に係る生体認証装置と同じ機能を備える携帯端末1(生体認証装置、携帯端末装置、装置)を例に挙げて説明する。なお、携帯端末1は、携帯電話およびスマートフォンなどの通信機器であってもよいし、携帯ゲーム機および電子手帳などであってもよい。すなわち、本発明の一態様に係る生体認証装置において、通信機能および通話機能は必須の構成ではない。
本発明の態様1に係る携帯端末1は、カメラ31(撮像部)によってユーザU(被写体)を撮像した認証用画像(例えば、眼画像、プレビュー画像などの、ユーザUを撮像した画像)を用いて該ユーザUの認証を行う。携帯端末1は、カメラ31と、携帯端末1の姿勢を検知する方向センサ32(検知部)と、認証用画像に基づいてユーザUの認証を行う生体認証部22(認証部)と、を備えている。携帯端末1は、方向センサ32が携帯端末1に所定の姿勢を検知したことに応じて、認証用画像に基づくユーザUの認証を開始する。
(携帯端末1の動作例)
まず、携帯端末1が生体認証を行う場合の動作について、図2から図4を用いて説明する。なお、携帯端末1が備えるロック解除を行う処理としては、生体認証に限定されず、ユーザは、生体認証か、パスワードまたはPIN番号の入力による認証か、を選択できるように構成されていてもよい。
携帯端末1は、ユーザUによって把持され、電源キー(図1および図5の入力キー部33)が押下される(起動操作の入力)と、図2の(a)に示すように、表示部371にロック画面を表示させる。ロック画面(認証前画像)には時刻表示や通知情報の表示が含まれており、例えば、天気情報(図示の「天気:晴れ」)、着信メールの有無(図示の「メールあり」)、日付(図示の「1月21日」)、および、時刻(図示の「10:20」)などの情報が表示される。携帯端末1は、携帯端末1の姿勢を検知する方向センサ32を備えており、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢になるまでは、プレビュー画像の表示を行わず、ロック画面の時刻表示や通知情報の表示を継続する。携帯端末1の姿勢が所定の姿勢になったとき、図2の(b)に示すようにプレビュー画像の表示を開始する。なお、「傾き角度」および「回転角度」については後に説明する。
図2は、ユーザUが立っている(立位)か、あるいは座っている(座位)ときに、ユーザUの認証を行う場合の、携帯端末1の姿勢の変化と表示例とを示す図である。ユーザUによって電源キーが押下されたときの携帯端末1の姿勢が、図2の(a)に示すように、傾き角度15°である場合には、表示部371にはロック画面の表示を継続する。ユーザUが、携帯端末をさらに高く持ち上げ、携帯端末1の姿勢が、図2の(b)に示すように、傾き角度90°になった場合、表示部371にプレビュー画像の表示を開始する。なお、表示部371全体に、プレビュー画像を表示してもよい。あるいは、図2の(b)に示すように、表示領域371aにプレビュー画像を表示し、表示領域371bにロック画像の表示の一部(図示の例では、時刻)を表示する構成でもよい。
図3は、ユーザUが仰向けに臥している(臥位)ときに、ユーザUの認証を行う場合の、携帯端末1の姿勢の変化を示す図である。すなわち、ユーザUは、表示部371を下から見上げるようにして視認する。携帯端末1の姿勢が、図3の(a)に示すように、傾き角度120°である場合には、表示部371にはロック画面の表示を継続する。ユーザUが、携帯端末1をさらに顔の方に近づけ、顔の正面の位置まで移動させて、携帯端末1の姿勢が、傾き角度180°になった場合、表示部371にプレビュー画像の表示を開始する。
図4は、ユーザUが横向きに臥している(臥位)ときに、ユーザUの認証を行う場合の、携帯端末1の姿勢の変化を示す図である。すなわち、ユーザUは顔を横に向けて、表示部371を視認する。携帯端末1の姿勢が、図4の(a)に示すように、回転角度15°である場合には、表示部371にはロック画面の表示が継続される。図4の(b)に示すように、携帯端末1の姿勢が、ユーザUの顔と表示部371と正対する、回転角度90°になった場合、表示部371にプレビュー画像の表示を開始する。
このように、携帯端末1は、ユーザUによって把持され、電源キーが押下されても、それだけではプレビュー画像の表示を開始せずに、携帯端末1が所定の姿勢である場合にプレビュー画像の表示を開始する。これにより、生体認証のためのプレビュー画像の表示期間を適切に制御して、ユーザUによるロック画面に表示されている情報の利用を妨げないようにすることができる。
(ハードウェア構成)
続いて、携帯端末1のハードウェア構成について、図5を用いて説明する。図5は、携帯端末1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。携帯端末1は、CPU(Central Processing Unit)2、カメラ31(撮像部)、方向センサ32(検知部)、入力キー部33(入力受付部)、記憶部4、通信部34、音声出力部35、音声入力部36、タッチパネル37(入力受付部)、および一時メモリ38を備えていてもよい。なお、図示の携帯端末1の構成は一例にすぎず、例えば、方向センサの他に、近接センサ、温度センサ、照度センサ等のセンサ、有線接続によるデータの送受信および充電を行う場合に利用されるプラグなどを挿入するジャックなどは、本発明の一態様と直接関係がない。このため、上記センサ、ジャックなどの図示と説明とを省略している。
通信部34は、インターネットおよび電話回線を介した、データおよび音声信号などの送受信を行う。通信部34は、例えば、3G/LTE通信を用いて、音声通話やパケット通信を行う。
CPU2は、記憶部4のプログラム保存領域41に格納されたプログラムを読み出して動作させ、各種機能の起動、実行、および制御を行う。例えば、CPU2は、ユーザUの眼(特定の部位)を撮影した眼画像と、生体情報保存領域42に保存されている眼画像データとの比較を行い、両者の特徴(例えば、虹彩パターンおよび/または白眼の血脈パターン)が一致すれば認証OK(ユーザUが、携帯端末1の使用権限を有するユーザUであると認証)と判断する。なお、CPU2が生体認証を行うための制御プログラムをプログラム保存領域41から読み出して実行しているときの機能ブロックについては、後に説明する。また、携帯端末1が備える電源キー(入力キー部33のうちの1つ)が押下されると、CPU2は表示部371にロック画面を表示させ、その後、ユーザUの認証を行い、該ユーザUの認証結果がOKであれば、ロックを解除して、ロック画面からホーム画面へ切り替える。この処理の具体例については、後に詳述する。
音声出力部35は、スピーカおよびレシーバから構成されており、通話時に通話相手からの音声の出力を行ったり、受信したコンテンツの再生時に、該コンテンツの音声を出力したりする。
音声入力部36は、マイクロフォンから構成され、通話時にユーザUが発する音声の入力を受け付ける。
タッチパネル37は、表示部371およびタッチセンサ部372を含んでおり、表示画面(図2の表示部371参照)に情報の表示を行うとともに、ユーザUのタッチ操作による入力を受け付ける。表示部371は、ロック画面、ホーム画面、プレビュー画面などを表示する表示画面を構成するものであり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示デバイスである。一方、タッチセンサ部372は表示部371に重畳され、ユーザUが指などを用いて表示画面上をタッチした位置を検出したり、ジェスチャ操作(スワイプ操作、タップ操作、スライド操作など)を行ったりしたことを検出するセンサである。すなわち、タッチパネル37は、情報を表示する機能とユーザUからの各種入力を受け付ける機能とを備えている。
方向センサ32は、携帯端末1の姿勢を検知するセンサである。例えば、方向センサ32は、地磁気センサおよび加速度センサとの組み合わせにより実現してもよく、垂直方向(重力方向)および水平方向(重力と直交する方向)に対して、携帯端末1がどれだけ傾いているかを取得するセンサである。方向センサ32の検知結果の出力と、携帯端末1の姿勢との対応関係については、後に説明する。
入力キー部33は、電源キーなどの物理キーである。携帯端末1の表示部371の表示が消灯状態のときに、入力キー部33がユーザUによって押下されると、CPU2は、表示部371を点灯させて、ロック画面を表示させる。
カメラ31は、例えば、携帯端末1に搭載された(すなわち、携帯端末1の筐体に格納された)カメラである。カメラ31は、CPU2からの撮像開始指示に応じて、ユーザUの顔(特定の部位)、眼、および皮膚(特定の部位)などを撮像した画像(認証用画像)の画像データを取得して、CPU2に出力する。
記憶部4は、各種データおよび各種プログラムの格納領域を有している。例えば、記憶部4は、フラッシュROMなどから構成され得る。記憶部4は、プログラム保存領域41、生体情報保存領域42、および設定情報保存領域43を備えていてもよい。
プログラム保存領域41は、携帯端末1が実行可能な各種機能に対応するアプリケーションプログラム、および各種機能を実行するときに参照される各種データを格納するための領域である。
生体情報保存領域42は、ユーザUの生体認証を行うために、該ユーザUの眼を予め撮像した眼画像データを保存するための領域である。なお、生体情報保存領域42には、撮像した画像データ全体が保存されていてもよいし、ユーザUの所定の部位が撮像されている領域(例えば、眼および目の周辺の皮膚など)を含む一部分の画像を切り出した部分画像データ(特徴データ)が保存されていてもよい。
設定情報保存領域43は、生体認証に関する、ユーザUによって入力された設定情報を保存する領域である。設定情報保存領域43は、例えば、ロック解除のために生体認証を用いるか、あるいは他の認証方法(パスワード入力など)を用いるか、などの設定情報を保存する。
一時メモリ38は、携帯端末1における各種制御を行う場合に参照されたり使用されたりする制御情報、および携帯端末1の向き(縦向きか、横向きか)に関する情報などを一時的に記憶するメモリである。
(方向センサ32による携帯端末1の姿勢の検知)
次に、図6を用いて、方向センサ32によって検知される、携帯端末1の姿勢について、説明する。図6は、携帯端末1の傾き角度および回転角度を説明する図である。なお、図6では、携帯端末1を直方体形状として描画しているがこれに限定されない。ここでは、図6に示すように、携帯端末1の厚さ方向の平行な軸をZ軸、幅方向に平行な軸をX軸、縦方向に平行な軸をY軸として説明する。
例えば、方向センサ32は、CPU2からのサンプリング要求に応じて、一定の周期(例えば、1秒間に30回など)で携帯端末の姿勢に関する情報を取得する。携帯端末の姿勢は、例えば、アジマス(Azimuth)、傾き(Pitch)、および回転(Roll)の3つの角度によって表される。アジマスは、Z軸を回転軸とする回転角度として表され、傾きは、X軸を回転軸とする回転角度として表され、回転はY軸を回転軸とする回転角度として表される。なお、本発明の一態様の特徴においてアジマスは直接関係しないため、ここではその説明を省略する。
X軸を回転軸とする回転角度は「傾き(Pitch)角度」と呼ばれる。携帯端末1が水平な場所に置かれており、その表示部371を含む面(主面)が上方を向いている姿勢のときの傾き角度は0°である。携帯端末1が垂直(重力に平行)に立てられた姿勢のときの傾き角度は90°である。携帯端末1が水平な場所に置かれており、その表示部371を含む面(主面)が下方を向いている姿勢(いわゆる、うつ伏せの状態)のときの傾き角度は180°である。
Y軸を回転軸とする回転角度は「回転(Roll)角度」と呼ばれる。傾き角度と同様、携帯端末1が水平な場所に置かれており、その表示部371を含む面(主面)が上方を向いている姿勢のときの傾き角度は0°である。携帯端末1が垂直(重力に平行)に立てられた姿勢のときの傾き角度は90°である。携帯端末1が水平な場所に置かれており、その表示部371を含む面(主面)が下方を向いている姿勢(いわゆる、うつ伏せの状態)、および図3の(b)に示すように、の傾き角度は180°である。
(携帯端末1の構成)
次に、CPU2が生体認証を行うための制御プログラムを実行し、認証機能制御部20として機能しているときの機能ブロックについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る携帯端末1の要部構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、説明の便宜上、既に図5にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
認証機能制御部20は、ロック制御部21、生体認証部22、生体情報登録部23、眼画像取得部24、眼画像表示制御部25(表示制御部)、傾き取得部26、向き判定部27、および回転角度取得部28を備えている。
ロック制御部21は、画面消灯状態から、入力キー部33が押下を受け付けたことに応じて、表示部371を点灯させ、ロック画面を表示させる。また、ロック制御部21は、設定情報保存領域43から読み出した設定情報に基づき、ロック解除の制御を行う。例えば、パスワードまたはPIN番号によりロック解除を行う設定がなされている場合、ロック制御部21は、表示部371の表示画面内に、パスワードまたはPIN番号をユーザUに入力させるためのガイド表示を行う。他方、眼画像を使用した生体認証を用いてロック解除を行う場合は、ロック制御部21は、生体認証部22に対して、認証処理(例えば、図7〜10に示す処理)の実行を要求する。ロック制御部21が生体認証部22から認証OKを示す認証結果を受け取った場合、ロック制御部21はロックを解除し、表示部371に所定のホーム画面を表示する。
生体認証部22は、眼画像取得部24から取得した眼画像データを生体情報保存領域42に予め記憶された登録データと比較することで、ユーザUの生体認証を行う。生体認証部22は、類似度が規定値を超えていた場合に、認証OKとし、ロック制御部に結果を返す。また、取得した眼画像データを眼画像表示制御部25に送ることで、表示部371に眼画像を表示させる(プレビュー表示)。これにより、眼の位置合わせを容易にする。
生体情報登録部23は、ユーザUによってタッチパネル37を介して生体認証の利用が選択された場合、生体認証処理を最初に実行する前に、ユーザUの眼画像を眼画像取得部24に要求する。生体情報登録部23は、眼画像取得部24がカメラ31から受信した眼画像データを取得し、生体情報保存領域42に格納(登録)する。
眼画像取得部24は、生体認証部22および生体情報登録部23からの指示に従い、カメラ31の起動と撮像とを制御し、ユーザUの眼画像データを取得する。眼画像取得部24は、取得した眼画像データを、指示の送信元である生体認証部22または生体情報登録部23に出力する。
眼画像表示制御部25は、眼画像取得部24がカメラ31を介して取得した、ユーザUを撮像した画像の画像データを取得してプレビュー画像として表示部371に表示させる。眼画像表示制御部25が表示部371に表示させるプレビュー画像は、ユーザUの顔全体を撮像した画像であってもよいし、ユーザUの眼とその周辺を撮像した画像であってもよい。プレビュー画像がユーザUの眼画像である場合、虹彩パターンや白眼部分の血脈パターンなどを用いて、所定の権限を有するユーザUを特定・認証することができる。なお、ユーザUの生体認証に用いる画像は眼画像に限定されず、ユーザUを特定し認証するための身体的特徴が撮像されている画像であれば、他の画像であってもよい。
傾き取得部26は、方向センサ32に対してサンプリング要求を行い、携帯端末1の姿勢に関する情報を取得する。具体的には、傾き取得部26は、方向センサ32によって検出された、携帯端末1のX軸(図6参照)に対する傾き角度の検出を取得してもよい。なお、傾き取得部は、傾き角度を、例えば毎秒30回取得してもよい。
回転角度取得部28は、方向センサ32に対してサンプリング要求を行い、携帯端末1の姿勢に関する情報を取得する。具体的には、Y軸(図6参照)に対する回転角度を取得してもよい。なお、回転角度取得部28は、回転角度を、例えば毎秒30回取得してもよい。
向き判定部27は、回転角度取得部28から取得した回転角度に基づいて、携帯端末1の姿勢が現在縦向きなのか、横向きなのかを判定する。ここで、「縦向き」とは、図2および図3に示すような姿勢であり、携帯端末1の筐体のY軸に平行な辺が、重力方向に直交するような姿勢を意味している。
(生体認証処理の流れ)
次に、本実施形態に係る携帯端末1が行う生体認証処理の流れについて、図7を用いて説明する。図7は、携帯端末1がロック画面を表示してから、ユーザUの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下では、携帯端末1は、虹彩パターンや白眼部分の血脈パターンなどを用いて、所定の権限を有するユーザUを特定・認証する生体認証機能を備えている場合を例に挙げて説明するが、生体認証に用いる画像は眼画像に限定されない。なお、事前に生体情報登録部23によって、生体情報保存領域42にユーザUの眼画像の登録が行われているものとする。
なお、以下では、携帯端末1が、眼画像による生体認証により、携帯端末1のロック解除を行う機能を備えている場合を例に挙げて説明する。しかし、これに限定されず、携帯端末1が生体認証に利用する画像としては、顔画像などであってもよい。
ユーザUが表示部371の表示画面が消灯している状態のときに、ユーザUによって入力キー部33が押下されると、ロック制御部21が表示画面を点灯させて、ロック画面を表示する(S101:認証前表示ステップ)。ロック画面には、時刻、日付、天気、着信メールの有無および件数などの情報(図2の(a)参照)、電池残量、ニュースのヘッドライン、および、緊急連絡先への連絡を受け付ける「Emergency」などの表示が含まれていてもよい。
次に、ロック制御部21は、設定情報保存領域43を参照して、ロック解除を行うための認証方法に関する情報を取得する(S102)。ユーザUによって、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていなかった場合(S102にてNO)、ロック制御部21は、例えば、パスワードまたはPIN番号の照合により認証を行うために、ユーザUに対してパスワードまたはPIN番号の入力を促す画面を表示部371に表示させる。一方、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていた場合(S102にてYES)、ロック制御部21は、生体認証部22に対して生体認証処理の開始を指示する。
生体認証部22は、傾き取得部26に対して、携帯端末1の姿勢についての情報である傾き角度の取得を指示する。該指示に応じて、傾き取得部26は、方向センサ32に対してサンプリングの開始要求を行い(S103)、方向センサ32から出力される値に基づいて、一定時間ごとに傾き角度(傾きデータ)を取得し(S104:検知ステップ)、生体認証部22に送信する。
次に、生体認証部22は、S104にて取得した傾き角度に基づいて、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢であるか否かを判定する(S105)。例えば、生体認証部22は、S104にて取得した傾き角度に基づいて、予め規定された角度範囲内(図中では、「規定角度内」と表記している)か否かを判定する。
携帯端末1の姿勢が所定の姿勢である場合、すなわち、携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内であれば(S105にてYES)、生体認証部22は、眼画像取得部24に対して眼画像の取得を指示する。眼画像取得部24は、生体認証部22からの指示に応じて、カメラ31を起動させ(S106:撮像ステップ)、カメラ31によって撮像された(キャプチャされた)画像の画像データ(プレビュー画像データ)を取得する。生体認証部22は、眼画像取得部24がカメラ31から取得した画像データを、眼画像表示制御部25に送信する。眼画像表示制御部25は、受信したプレビュー画像を表示部371にて表示させる(S107:表示ステップ)。なお、プレビュー画像は、表示部371の表示画面全体に表示させてもよい。また、これまでロック画面に表示していた情報の一部を表示する領域(例えば、図2の(b)の表示領域371b)とは別に、プレビュー画像を表示する表示領域371a(図2の(b)参照)に表示させてもよい。
一方、携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内でなかった場合(S105にてNO)、S104に戻り、生体認証部22は、傾き角度が予め規定された角度範囲内になるまで、傾き角度の取得を継続する。ここで、予め規定された傾き角度の範囲としては、これに限定されるものではないが、例えば、75°〜90°、65°〜85°など、垂直(重力方向に平行)に近い角度の範囲であることが望ましい。ユーザUの眼に対して下方向から撮像するよりも、眼と同じ高さから撮像した方が、より良好な眼画像を取得することができる。そこで、生体認証のための撮像を開始するための条件として、携帯端末1の姿勢に関して予め規定された傾き角度の範囲を、携帯端末1が垂直に近い姿勢に対応する角度範囲に設定することにより、好条件で認証処理を行うことができる。
なお、携帯端末1の姿勢が変化する途中において瞬間的に所定の姿勢となる場合がある。このような瞬間的な姿勢を検出しカメラ31を起動させてしまう誤動作を回避するために、例えば、生体認証部22は、傾き角度がサンプリングにおいて連続して予め規定された角度範囲内である(すなわち、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢であり、その姿勢が一定期間継続している)場合に、眼画像取得部24に対して眼画像の取得を指示することが望ましい。
上記のように構成することで、携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内になるまでは、生体認証の処理を行わない。これにより、携帯端末1が所定の姿勢になるまでは、ロック画面の表示がプレビュー画像の表示によって妨げられない。
なお、傾き角度が予め規定された角度範囲内になった場合にプレビュー画像の表示を開始する、という動作を有効にするか否かを、ユーザUが選択できるように構成してもよい。また、ロック画面にニュースおよび天気予報などを表示する機能が有効になっている場合にのみ、図7に示すような、携帯端末1の姿勢に応じたプレビュー画像の表示制御を有効にしてもよい。
生体認証部22は、眼画像取得部24から取得した眼画像と、生体情報保存領域に予め記憶(登録)された、ユーザUの眼画像とを比較して、その差異が所定の閾値より小さいか否かに基づいて、認証処理を行う(S108:認証ステップ)。認証処理の結果、認証OKであれば(S109にてYES)、生体認証部22は、ロックを解除するようにロック制御部21に指示し、ロック制御部21は該指示に応じて、ロックを解除し、ホーム画面を表示する(S120)。また生体認証部22は、傾き取得部26に対して、傾き角度の取得を終了するように指示する。該指示に応じて、傾き取得部26は、方向センサ32のサンプリングを終了させる(S121)。
(本実施形態の効果)
携帯端末1は、ユーザUの認証を行うために適当な所定の姿勢になったときに認証を開始し、そのような所定の姿勢になっていないときには認証を開始しない。このように構成することにより、携帯端末1はユーザUの認証を円滑かつ正確に開始することができる。よって、認証処理の正確性を担保しつつ、利便性を向上させることができる。
さらに、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢となるまではプレビュー画像を表示しないように制御することにより得られる効果について、以下に説明する。
例えば、認証設定された携帯電話およびスマートフォンなどの携帯端末は、認証が完了するまではロック状態にあり、表示画面には認証後に表示するホーム画面とは異なるロック画面を表示している。このロック画面には、時刻、天気予報、未読メールの有無などの情報をユーザに知らせる表示が含まれている場合があり、ユーザは、ロック解除をしなくても、時刻、天気予報、未読メールの有無などの情報を手軽に視認することが可能である。
しかしながら、ユーザUの眼などを撮像した画像を認証用画像として用いる場合、パスワードの入力およびタッチパネル37上で指先を動かすパターンなどによる認証と異なり、認証処理が行われている間、ユーザUはロック画面に表示されている時刻表示や各種通知などの情報を利用できないという問題が生じる。なぜならば、特許文献1に記載の技術のように、眼の画像を取得するために、ユーザ(被写体)の目の位置を所定の位置へと誘導するためのガイドキャラクタ、およびカメラ31によって撮影したプレビュー画像を表示部371に表示させる必要があるからである。そして、認証を開始してから完了するまでの間は、ガイドキャラクタ、および撮像カメラによる撮影画像(プレビュー画像)の表示を行うため、プレビュー画像の表示に邪魔されて、表示部371に表示されているロック画面の情報を利用することができない。
そこで、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢となるまではプレビュー画像を表示しないように制御することにより、ユーザUは、プレビュー画像の表示に邪魔されることなく、表示部371に表示されているロック画面の情報(ニュースおよび天気予報など)を利用することができる。
〔実施形態2〕
図7に示す携帯端末1は、生体認証部22が、携帯端末1の姿勢に応じて生体認証処理を開始するかどうかを判定し、カメラを起動させて眼画像を取得したり、眼画像を表示部371に表示させたりする構成であった。しかしながら、生体認証部22は、携帯端末1の姿勢に関係なく、眼画像の取得を開始し、認証処理を開始してもよい。すなわち、本実施形態の携帯端末1は、携帯端末1が所定の姿勢になる以前から認証処理を開始可能であり、その後、携帯端末1が所定の姿勢になったときに、表示部371にプレビュー画像の表示を開始する。
このような構成を備える携帯端末1が行う生体認証処理の流れについて、図8を用いて説明する。図8は、携帯端末1がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの別の一例を示すフローチャートである。
表示部371の表示画面が消灯している状態のときに、ユーザUによって入力キー部33が押下されると、ロック制御部21が表示画面を点灯させて、ロック画面を表示する(S201:認証前表示ステップ)。
次に、ロック制御部21は、設定情報保存領域43を参照して、ロック解除を行うための認証方法に関する情報を取得する(S202)。ユーザUによって、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていなかった場合(S202にてNO)、ロック制御部21は、例えば、パスワードまたはPIN番号の照合により認証を行うために、ユーザUに対してパスワードまたはPIN番号の入力を促す画面を表示部371に表示させる。一方、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていた場合(S202にてYES)、ロック制御部21は、生体認証部22に対して生体認証処理の開始を指示する。
生体認証部22は、傾き取得部26に対して、携帯端末1の姿勢についての情報である傾き角度の取得を指示する。該指示に応じて、傾き取得部26は、方向センサ32に対してサンプリングの開始要求を行う(S203)。方向センサ32は、この要求に応じて検出した値を出力するが、この段階では、傾き取得部26は、出力された値に基づく傾き角度(傾きデータ)の取得を開始しない。
また、生体認証部22は、ロック制御部21からの指示に従い、眼画像取得部24に対して眼画像の取得を指示する。眼画像取得部24は、生体認証部22からの指示に応じて、カメラ31を起動させる(S204:撮像ステップ)。生体認証部22は、カメラ31によって撮像された(キャプチャされた)画像(プレビュー画像)を取得し、取得した画像と、生体情報保存領域に予め記憶(登録)された、ユーザUの眼画像とを比較して、その差異が所定の閾値より小さいか否かに基づいて、認証処理を行う(S205:認証ステップ)。すなわち、本実施形態に係る携帯端末1は、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢であるか否かに関係なく、プレビュー画像に基づくユーザUの生体認証処理を進める。
生体認証部22は、生体認証処理を開始した後に、あるいは並行して、傾き取得部26に対して、携帯端末1の姿勢についての情報である傾き角度を取得するよう指示する。傾き取得部26は、方向センサ32から出力される値に基づいて、一定時間ごとに傾き角度(傾きデータ)を取得し(S206a:検知ステップ)、生体認証部22に送信する。
生体認証部22から眼画像表示制御部25に眼画像が出力されておらず、まだ表示部371にて眼画像を表示していない場合(S206bにてNO)、生体認証部22は、S206aにて取得した傾き角度に基づいて、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢であるか否かを判定する(S207)。例えば、生体認証部22は、取得した傾き角度に基づいて、予め規定された角度範囲内(図中では、「規定角度内」と表記している)か否かを判定する。
携帯端末1の姿勢が所定の姿勢である場合、すなわち、携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内であれば(S207にてYES)、眼画像表示制御部25は、受信したプレビュー画像(例えば、眼画像など)の表示部371への表示を開始する(S208:表示ステップ)。
一方、S206bにおいて表示部371にて眼画像の表示を既に開始していた場合(S206bにてYES)には引き続き眼画像の表示を継続する。また、携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内でなかった場合(S207にてNO)には、プレビュー画像の表示を開始することなく、S209に進む。
生体認証部22による認証処理の結果、認証OKであれば(S209にてYES)、生体認証部22は、ロックを解除するようにロック制御部21に指示し、ロック制御部21は該指示に応じて、ロックを解除し、ホーム画面を表示する(S210)。また生体認証部22は、傾き取得部26に対して、傾き角度の取得を終了するように指示する。該指示に応じて、傾き取得部26は、方向センサ32のサンプリングを終了させる(S211)。一方、認証OKでない場合(S209にてNO)、S205に戻り、認証処理からやり直す。
上記のように、本実施形態に係る携帯端末1は、プレビュー画像の表示を行なわずに認証処理を開始する。これにより、ロック画面の表示がプレビュー画像の表示によって妨げられることはない。また、プレビュー画像の表示を省略できる場合もあり、この場合には、ユーザUの認証を少ない処理量により完了させることができる。
〔実施形態3〕
本実施形態に係る携帯端末1では、携帯端末1が所定の姿勢ではないときであっても認証開始ボタン(例えば、タッチパネル37、または入力キー部33)が押下された場合、生体認証部22は、眼画像の取得を開始し、認証処理を開始してもよい。この場合、認証開始ボタンが押下されたときの携帯端末1の姿勢を含むように、携帯端末1の姿勢について予め規定された角度範囲を変更してもよい。ここでは、このような構成を備える携帯端末1の一例について説明する。
本実施形態に係る携帯端末1では、携帯端末1が所定の姿勢ではないときであっても認証開始ボタン(例えば、タッチパネル37、または入力キー部33)が押下された場合、生体認証部22は、眼画像の取得を開始し、認証処理を開始することができる点で、図7に示す携帯端末1とは異なっている。この場合、認証開始ボタンが押下されたときの携帯端末1の姿勢を含むように、携帯端末1の姿勢について予め規定された角度範囲を変更してもよい。
このような構成を備える携帯端末1が行う生体認証処理の流れについて、図9を用いて説明する。図9は、携帯端末1がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。なお、図9のS301(認証前表示ステップ)〜305、およびS308(撮像ステップ)〜S313はそれぞれ、図7のS101〜S121と同様であるため、ここでは説明を省略する。
携帯端末1は、所定の姿勢を規定する情報を記憶する記憶部4を備える。生体認証部22は、入力キー部33およびタッチパネル37などの入力受付部が認証開始を指示する入力を受け付けた時の携帯端末1の姿勢と前記所定の姿勢とが異なる場合、ユーザUの認証を開始するとともに、記憶部4の前記所定の姿勢を規定する情報を前記受け付けたときの姿勢を含むように更新する。このような構成を備えることにより、携帯端末1の姿勢が所定の姿勢から外れた姿勢であっても、ユーザUは認証の開始を指示することができる。
携帯端末1の傾き角度が予め規定された角度範囲内でなかった場合(S305にてNO)、生体認証部22は、例えば、タッチパネル37または入力キー部33の認証開始ボタンが押下された場合には(S306にてYES)、携帯端末1の姿勢について予め規定された角度範囲を変更し(S307)、S308に進む。一方、認証開始ボタンが押下されていない場合には(S306にてNO)、S304(検知ステップ)に戻る。
このように、本実施形態に係る携帯端末1は、図7に示す携帯端末1と異なり、携帯端末1の姿勢に依らずユーザUが所望する任意の状態での認証開始を行うことができる構成を備えている。これにより、ユーザUによる認証開始指示の入力を受け付けた場合、携帯端末1は生体認証処理を該指示に従って開始することができる。よって、生体認証を行うときの携帯端末の姿勢として想定された姿勢から外れた姿勢であっても、認証処理を開始することができる(認証前であっても、ユーザは、強制的に認証処理の開始を指示することができる)。また、携帯端末1の傾き角度について所定の姿勢として予め規定された角度範囲を、ユーザUによる認証開始指示の入力を受け付けたときの携帯端末1の姿勢が含まれるように変更することにより、当該ユーザUの個性的なまたは多様な操作状況に適した生体認証処理を行うことができる。
〔実施形態4〕
携帯端末1の向き(例えば、縦向きか横向きかなど)に応じて、プレビュー画像の表示を行う条件を切り替える構成であってもよい。このような構成を備える携帯端末1が行う生体認証処理の流れについて、図10を用いて説明する。図10は、携帯端末1がロック画面を表示してから、ユーザの認証を行い、ロックを解除しホーム画面を表示するまでの処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。なお、図10のS410(撮像ステップ)〜S415は、図7のS106〜S121と同様であるため、ここでは説明を省略する。
表示部371の表示画面が消灯している状態のときに、ユーザUによって入力キー部33が押下されると、ロック制御部21が表示画面を点灯させて、ロック画面を表示する(S401:認証前表示ステップ)。
次に、ロック制御部21は、設定情報保存領域43を参照して、ロック解除を行うための認証方法に関する情報を取得する(S402)。ユーザUによって、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていなかった場合(S402にてNO)、ロック制御部21は、例えば、パスワードまたはPIN番号の照合により認証を行うために、ユーザUに対してパスワードまたはPIN番号の入力を促す画面を表示部371に表示させる。一方、眼画像による生体認証を用いる設定がなされていた場合(S402にてYES)、ロック制御部21は、生体認証部22に対して生体認証処理の開始を指示する。
生体認証処理を開始する際に、向き判定部27は、プレビュー画像を表示する基準となる携帯端末1の向き(縦向きか、横向きか)を、傾き角度および回転角度に基づいて判定し、判定結果を生体認証部22に送信する。ここで、携帯端末1の向きはユーザUによって適宜変更され得るものであるため、生体認証部22は、受信した携帯端末の向きに関する情報を例えば一時メモリ38に随時記憶・更新することが望ましい。なお、生体認証部22が携帯端末1の向きに関する情報を設定情報保存領域43に保持する構成であってもよい。
生体認証部22は、傾き取得部26に対して、携帯端末1の姿勢についての情報である傾き角度の取得を指示する。また、生体認証部22は、回転角度取得部28に対して、携帯端末1の姿勢についての別の情報である回転角度の取得を指示する。該指示に応じて、傾き取得部26および/または回転角度取得部28は、方向センサ32に対してサンプリングの開始要求を行う(S404)。傾き取得部26は、方向センサ32から出力される値に基づいて、一定時間ごとに傾き角度(傾きデータ)を取得し(S405:検知ステップ)、生体認証部22に送信する。一方、回転角度取得部28は、方向センサ32から出力される値に基づいて、一定時間ごとに回転角度(回転データ)を取得し(S405)、生体認証部22に送信する。
一時メモリ38に記憶されている携帯端末1の向きが縦向きである場合(S406にてYES)、生体認証部22は、携帯端末1の傾き角度が垂直に近い予め規定された角度範囲内か否かを判定する(S407)。そして、携帯端末1の傾き角度が垂直に近い予め規定された角度範囲内であれば(S407にてYES)、S410に進み、携帯端末1の傾き角度が垂直に近い予め規定された角度範囲から外れていれば(S407にてNO)、S408に進む。
S408では、生体認証部22は、携帯端末1の傾き角度が水平に近い予め規定された角度範囲内か否かを判定する。そして、携帯端末1の傾き角度が水平に近い予め規定された角度範囲内であれば(S408にてYES)、S410に進む。一方、携帯端末1の傾き角度が水平に近い予め規定された角度範囲から外れていれば(S408にてNO)、S405に戻る。これは図3の(b)の場合に、認証を開始させるための処理である。
一方、一時メモリ38に記憶されている携帯端末1の向きが縦向きではない場合(すなわち、横向きである場合:S406にてNO)、生体認証部22は、携帯端末1の回転角度が垂直に近い予め規定された角度範囲内か否かを判定する(S409)。そして、携帯端末1の回転角度が垂直に近い予め規定された角度範囲内であれば(S409にてYES)、S410に進み、携帯端末1の回転角度が垂直に近い予め規定された角度範囲から外れていれば(S409にてNO)、S405に戻る。ここで、予め規定された回転角度の範囲としては、これに限定されるものではないが、例えば、75°〜90°などの角度の範囲であることが望ましい。
このように構成することにより、例えば、図3および図4に示すように、ユーザUが、寝ころんだままの姿勢で携帯端末1の使用を開始する場合においても、携帯端末1は、ロック画面表示を阻害しない適切なタイミングでプレビュー画像(例えば、眼画像など)の表示を行うことができる。
〔変形例〕
例えば、携帯端末1が所定の姿勢にならなくても、所定の姿勢とは異なる姿勢から、所定の姿勢へと携帯端末1の姿勢が所定以上に変化した場合、その変化の量が所定の閾値(例えば45°)以上であった場合に、プレビュー画像の表示を開始してもよい。ここで、「変化の量」とは、例えば、傾き角度または回転角度の角度である。
すなわち、図10のS403において、生体認証部22(認証部、姿勢変化値導出部)は、携帯端末1の向きを記憶するとともに、携帯端末1の姿勢(例えば、傾き角度および回転角度)を記憶している。そして、生体認証部22は、ロック解除開始時の傾き角度や回転の角度が示す姿勢(第1の姿勢)から現在の傾き角度や回転の角度が示す姿勢(第2の姿勢)に変化した場合の姿勢変化の大きさ意を示す姿勢変化値が、所定の閾値として規定された角度(例えば45°)以上(所定の閾値以上)であった場合に、生体認証処理を開始したり、プレビュー画像の表示を開始したりする構成であってもよい。なお、姿勢変化値の導出を生体認証部22にて行う構成であってもよいし、生体認証部22とは別に設けられた姿勢変化評価部(図示せず)にて行う構成であってもよい。
以下では、所定の閾値として規定された角度を45°に設定した場合を例に挙げてについて、図2を参照して説明する。
ロック解除開始時(すなわち、S404にてサンプリング初期に取得された値に対応)の傾き角度(図2の(a)における傾き)が30°(第1の姿勢)であり、S405にて取得した傾き角度(図2の(b)における傾き)が75°(第2の姿勢)である場合、その角度の変化量は45°(姿勢変化値)である。角度の変化量が所定の閾値として規定された角度である45°以上(姿勢変化値が所定の閾値以上)であるため、携帯端末1はプレビュー画像(例えば、眼画像)の表示を開始する。
携帯端末1の最終的な傾きの角度が、30°から75°にまで変化した場合、携帯端末1は、図2の(b)に示すように傾きが90°になっていなくても、ユーザUの眼画像を取得することが十分に可能となっている。そこで、上記のように、所定の閾値として規定された角度以上の変化を検出した場合に、プレビュー画像の表示を開始してもよい。これにより、生体認証処理を行うときの携帯端末1の最終的な姿勢および傾きに制約を設けることなく、認証処理を円滑に行うことができる。なお、所定の閾値として規定された角度は、傾き角度および回転角度に対して、それぞれ規定されていてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の制御ブロック(特にロック制御部21、生体認証部22、生体情報登録部23、眼画像取得部24、眼画像表示制御部25、傾き取得部26、向き判定部27、および回転角度取得部28)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の一態様の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る生体認証装置(携帯端末1)は、撮像部(カメラ31)によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部(方向センサ32)と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部(生体認証部22)と、を備え、前記認証部は、前記検知部が所定の姿勢を検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。
認証用画像に基づく被写体の認証は、生体認証装置の姿勢が認証用画像が適切に撮像され得る所定の姿勢となったときに開始することが望ましい。上記の構成によれば、前記認証部は、前記検知部が所定の姿勢を検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。すなわち、生体認証装置は、認証を行うために適当な所定の姿勢になったときに認証を開始し、そのような所定の姿勢になっていないときには認証を開始しない。このように構成することにより、被写体の認証を円滑かつ正確に開始することができる。よって、認証処理の正確性を担保しつつ、利便性を向上させることができる。
本発明の態様2に係る生体認証装置は、上記態様1において、前記認証部は、前記検知部が前記所定の姿勢が一定期間継続していることを検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始してもよい。
このように構成することにより、生体認証装置の姿勢が瞬間的に所定の姿勢となった場合には被写体の認証を開始せず、その姿勢が一定期間継続している場合に被写体の認証を開始する。これにより、意図しないときに被写体の認証を開始してしまうという誤動作を回避することができる。
本発明の態様3に係る生体認証装置は、上記態様1または2において、前記被写体の認証開始を指示する入力を受け付ける入力受付部(入力キー部33、タッチパネル37)をさらに備え、前記認証部は、前記入力受付部からの入力に応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始してもよい。
上記の構成によれば、前記入力受付部からの入力に応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。これにより、生体認証装置の姿勢が例えば上記所定の姿勢から外れた姿勢であっても、被写体は認証の開始を指示することができる。
本発明の態様4に係る生体認証装置は、上記態様3において、前記生体認証装置の前記所定の姿勢を規定する情報を記憶する記憶部4をさらに備え、前記認証部は、前記入力受付部が認証開始を指示する入力を受け付けた時の前記生体認証装置の姿勢と前記所定の姿勢とが異なる場合、前記被写体の認証を開始するとともに、前記記憶部の前記所定の姿勢を規定する情報を前記受け付けたときの姿勢を含むように更新する構成であってもよい。
上記の構成によれば、前記認証部は、前記入力受付部が認証の開始を指示する入力を受け付けた時の前記生体認証装置の姿勢と前記所定の姿勢とが異なる場合、前記被写体の認証を開始するとともに、前記記憶部の前記所定の姿勢を規定する情報を前記受け付けたときの姿勢を含むように更新する。これにより、生体認証装置の姿勢が所定の姿勢から外れた姿勢であっても、被写体は認証の開始を指示することができる。また、記憶部の前記所定の姿勢を規定する情報を上記のように更新することにより、生体認証装置の姿勢が当初に規定されていた所定の姿勢から外れた姿勢であっても、過去に認証開始の指示を受け付けた姿勢であれば前記所定の姿勢と同様にして認証を開始することができる。
本発明の態様5に係る生体認証装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、表示部と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備え、前記表示制御部は、前記検知部が前記生体認証装置の所定の姿勢を検知した場合に、前記表示部に前記認証用画像を表示させてもよい。
このように構成すれば、前記検知部が前記所定の姿勢を検知した場合に、前記表示部に前記認証用画像を表示させる。これにより、認証用画像を表示するタイミングを適切に制御することができる。よって、認証用画像を被写体が意図しないときに表示させることなく、表示部に表示されている画像(例えばロック画像など)の利便性を損なわないようにすることができる。
本発明の態様6に係る生体認証装置(携帯端末1)は、撮像部(カメラ31)によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、表示部371と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部(方向センサ32)と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部(眼画像表示制御部25)と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部(生体認証部22)と、を備え、前記表示制御部は、前記検知部が所定の姿勢を検知した場合に、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。
上記の構成によれば、表示制御部は、前記検知部が所定の姿勢を検知した場合に、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。これにより、生体認証装置の姿勢が所定の姿勢となるまでは認証用画像を表示しないように制御することができる。よって、被写体は、認証用画像の表示に邪魔されることなく、表示部に表示されている画像を利用することができる。
本発明の態様7に係る生体認証装置(携帯端末1)は、撮像部(カメラ31)によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部(方向センサ32)と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部(生体認証部22)と、前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部(生体認証部22)と、を備え、前記認証部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。
認証用画像に基づく認証を行う場合、生体認証装置の姿勢は、認証開始前の第1の姿勢から認証用画像が適切に撮像され得る第2の姿勢に変化する。この生体認証装置の姿勢変化の大きさが所定の閾値以上であった場合、生体認証装置は被写体の認証を行うことが十分に可能となっている場合がある。そこで、上記の構成によれば、前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさが所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する。すなわち、生体認証装置は、第1の姿勢から第2の姿勢になるまでの姿勢変化の大きさが所定の閾値以上であったときに認証を開始し、姿勢変化の大きさが所定の閾値未満であったときには認証を開始しない。このように構成することにより、特別な動作や操作を被写体に要求することなく、該被写体の認証を円滑かつ正確に行うことができる。また、このような構成を備える生体認証装置は、認証するときの被写体の姿勢によらず、認証を開始することができる。
本発明の態様8に係る生体認証装置は、上記態様7において、表示部371と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部(眼画像表示制御部25)と、をさらに備え、前記表示制御部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させてもよい。
上記の構成によれば、表示制御部は、前記生体認証装置の姿勢変化が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。このように構成すれば、生体認証装置は、認証用画像を表示するタイミングを適切に制御することができる。よって、被写体は、認証用画像の表示に邪魔されることなく、表示部に表示されている画像(例えばロック画像など)を利用することができる。
本発明の態様9に係る生体認証装置(携帯端末1)は、撮像部(カメラ31)によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、前記撮像部と、表示部371と、前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部(方向センサ32)と、前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部(眼画像表示制御部25)と、前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部(生体認証部22)と、前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部(生体認証部22)と、を備え、前記表示制御部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。
上記の構成によれば、表示制御部は、姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる。すなわち、生体認証装置は、第1の姿勢から第2の姿勢になるまでの姿勢変化の大きさが所定の閾値以上であったときに認証用画像を表示し、姿勢変化の大きさが所定の閾値未満であったときには認証用画像を表示しないように制御することができる。よって、被写体は、認証用画像の表示に邪魔されることなく、表示部に表示されている画像を利用することができる。
本発明の態様10に係る生体認証装置は、上記態様1から9のいずれかにおいて、前記認証部は、前記被写体の特定の部位を撮像した画像に基づいて前記被写体の認証を行う構成であってもよい。
これにより、被写体が任意の姿勢であっても、該被写体を撮像し認証を適切に行うことができる。
本発明の態様11に係る生体認証装置は、上記態様1から10のいずれかにおいて、前記認証部は、前記被写体の顔、眼、または皮膚を撮像した画像に基づいて前記被写体の認証を行ってもよい。
本発明の態様12に係る携帯端末装置(携帯端末1)は、前記態様1から11のいずれかの生体認証装置を備えている。
本発明の各態様に係る生体認証装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記生体認証装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記生体認証装置をコンピュータにて実現させる生体認証装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の一態様の範疇に入る。
本発明の一態様は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の一態様の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 携帯端末(生体認証装置、携帯端末装置、装置)、 4 記憶部、 22 生体認証部(認証部、姿勢変化値導出部)、 25 眼画像表示制御部(表示制御部)、 31 カメラ(撮像部)、 32 方向センサ(検知部)、 33 入力キー部(入力受付部)、 37 タッチパネル(入力受付部)、 371 表示部、 S101、S201、S301、S401 認証前表示ステップ S106、S204、S308、S410 撮像ステップ、 S104、S206a、S304、S405 検知ステップ、 S108、S205、S310,S412 認証ステップ、 S107、S208、S309、S411 表示ステップ

Claims (16)

  1. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、
    前記撮像部と、
    前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、を備え、
    前記認証部は、前記検知部が所定の姿勢を検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する
    ことを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記認証部は、前記検知部が前記所定の姿勢が一定期間継続していることを検知したことに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記被写体の認証開始を指示する入力を受け付ける入力受付部をさらに備え、
    前記認証部は、前記入力受付部からの入力に応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の生体認証装置。
  4. 前記生体認証装置の前記所定の姿勢を規定する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記認証部は、前記入力受付部が認証開始を指示する入力を受け付けた時の前記生体認証装置の姿勢と前記所定の姿勢とが異なる場合、前記被写体の認証を開始するとともに、前記記憶部の前記所定の姿勢を規定する情報を前記受け付けたときの姿勢を含むように更新する
    ことを特徴とする請求項3に記載の生体認証装置。
  5. 表示部と、
    前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記検知部が前記所定の姿勢を検知した場合に、前記表示部に前記認証用画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  6. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、
    前記撮像部と、
    表示部と、
    前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、
    前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記検知部が所定の姿勢を検知した場合に、前記認証用画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする生体認証装置。
  7. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、
    前記撮像部と、
    前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、
    前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部と、を備え、
    前記認証部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する
    ことを特徴とする生体認証装置。
  8. 表示部と、
    前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の生体認証装置。
  9. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う生体認証装置であって、
    前記撮像部と、
    表示部と、
    前記生体認証装置の姿勢を検知する検知部と、
    前記認証用画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部と、
    前記生体認証装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする生体認証装置。
  10. 前記認証部は、前記被写体の特定の部位を撮像した画像に基づいて前記被写体の認証を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  11. 前記認証部は、前記被写体の顔、眼、または皮膚を撮像した画像に基づいて前記被写体の認証を行うことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の生体認証装置を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  13. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、
    前記装置の姿勢が所定の姿勢になった場合に、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する認証部としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
  14. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部、および、
    前記装置の姿勢が所定の姿勢になった場合に、前記認証用画像を表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
  15. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、
    前記装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部、および
    前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像に基づく前記被写体の認証を開始する認証部としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
  16. 撮像部によって被写体を撮像した認証用画像を用いて該被写体の認証を行う装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、
    前記認証用画像に基づいて前記被写体の認証を行う認証部、
    前記装置の姿勢が第1の姿勢から第2の姿勢に変化した場合の姿勢変化の大きさを示す姿勢変化値を導出する姿勢変化値導出部、および、
    前記姿勢変化値が所定の閾値以上であることに応じて、前記認証用画像を表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする制御プログラム。
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