JPWO2017203653A1 - 装飾用表面形成材、およびこれを用いて装飾が施されてなる物品 - Google Patents

装飾用表面形成材、およびこれを用いて装飾が施されてなる物品 Download PDF

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Abstract

有害物質吸着性、吸放湿性、彩色性、防カビ性に優れた装飾用表面形成材を提供する。
漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材を用いてなる装飾用表面形成材であって、複数の前記意匠材や、竹、藺草などからなる副意匠材が組付けされて装飾用表面が形成されるとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けする。

Description

本発明は、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合された意匠材を用いてなる装飾用表面形成材、およびこれを用いて、物品の外側表面等が被覆されていることにより装飾が施されてなる物品に関する。
漆喰は、消石灰(水酸化カルシウム)に適宜の混和材を加えて、水で練ったものであり、日本では古くから土壁の仕上げ材料として使用されてきた。また、近年は優秀な左官工の不足から、施工が容易で低コストの塩化ビニル製等の壁紙が室内壁面や天井面等の仕上げ材料として広く使用されるに至っている。
しかし、塩化ビニル製等の壁紙、およびその貼着に使用する接着剤は、可塑剤や多くの有害物質が含まれており、特にホルムアルデヒドやトルエン等の有害物質による健康障害が問題視されている。
一方、漆喰は、前記の有害物質を発散しないばかりでなく、これらの有害物質の吸着性に優れるとともに、高い吸放湿性や防カビ性を有する。
このため、たとえば特許文献1〜3に開示されるように、シートまたはボードの表面に漆喰の主成分である炭酸カルシウムを結合成分として含有する表面層を有する室内壁面や天井面等の建築用材料が開発されている。
また、特許文献4に示されるように、工芸品、置物、建築物内装及び外装用壁材、天井用材等として有用な立体色彩構造体として、多孔質基板上に漆喰からなり、その表面の一部又は全部を水彩絵の具にて彩色を施した立体像を形成してなる立体彩色意匠構造体も知られている。
特開平8−244159号公報 特開平8−72195号公報 特許第3026604号公報 特開2014−221546号公報
近年、建築や室内インテリアの分野においては、日本の伝統美と欧米のスタイルがコラボレーションしたスッキリと鋭角的な印象のデザインに代表される「和風モダン」が注目されている。漆喰は、日本の伝統建築に用いられてきた素材であり、その独特の風合いや肌触り、更には柔らかい光との融合による微妙な陰影などによる癒し・なごみ効果を有するため、和風モダンを具現化するに適した素材であるといえる。
しかしながら、特許文献1〜3に示されるような積層体や建築材料は、鏝塗りされた漆喰壁を再現するように基材の表面に均一厚さの漆喰層が形成されたものであり、純和風的センスが強く、和風モダンという観点からすると意匠性が乏しいものであった。また、これら建築材料では、漆喰の露出面は、基本的には平面であり、前記した様な有害物質の吸着機能、および湿気の調節機能もこの平面部を通してしか行われなかった。さらに、これら建築材料は表面漆喰層が硬化してからの施工は難しく、たとえば漆喰が硬化してから曲面に適用した場合には、漆喰層がひび割れすることがあった。勿論、漆喰が可撓性を有する間に施工すればひび割れの発生は防げるものの、曲率の大きな曲面に適用する際には、漆喰層が変形して厚みムラが発生することがあった。
一方、特許文献4に開示される立体彩色意匠構造体は、たとえば無機細骨材を含む漆喰を盛り上げて形成した立体像を保持するため、基板として、かなりの厚みの多孔質基板を使用する必要があり(実施例では厚み20mmのものが用いられている)、適用対象が限定されてしまう。
そこで、本発明は、室内壁面や天井面だけでなく、茶缶、化粧箱、置物等の様々な形状の表面に容易に適用することができ、その適用によって和風モダンの雰囲気を醸し出すことができ、更に漆喰が有する有害物質吸着機能、調湿機能、防カビ機能等の優れた機能をより効果的に発揮できる装飾用表面形成材、およびこれを用いて装飾が施されてなる茶缶、化粧箱、置物等の物品を提供することを課題とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材を用いてなる装飾用表面形成材であって、複数の前記意匠材が組付けされて装飾用表面が形成されているとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けされていることを特徴とする装飾用表面形成材とする。
このような構成とすると、漆喰からなる装飾面層を有する意匠材が複数組みつけられて形成される凹凸が生み出す陰影が装飾用表面の表情を豊かにし、更に組みつけをパターン化し、当該陰影や意匠材を規則的に配列することにより生み出されるリズム感などにより、被装飾物品に和風モダンのテイストを付与することが可能となる。
また、複数の前記意匠材を複数組み付けるに際し、各意匠材の間に不可避的又は意図的に形成される隙間の存在により、装飾用表面形成材の変形の自由度を高くすることができる。すなわち、後述する(7)項に示されるように、装飾用表面形成材の装飾用表面と反対側である裏面にベースシートを貼着した態様を例に説明すると、ベースシートとして可撓性を有するものを用いた場合には、漆喰が硬化して意匠材の可撓性が失われ、当該意匠材と貼着した部分のベースシートの可撓性も失われることになるが、前記隙間部分の下地に存在するベースシートの可撓性は失われないため、装飾用表面形成材を屈曲させることが可能となる。そして、屈曲させた場合においても、前記隙間の存在によって意匠材どうしが互いにぶつかり合って破損することを回避できる。したがって、本発明の装飾用表面形成材によれば、平面形状を有する室内壁面や天井面だけでなく、曲面等の様々な形状の表面を有する茶缶、化粧箱、置物等に容易に適用することが可能となる。例えば、茶缶の円筒部側面などの曲率の大きな表面への貼付を想定した場合、引用文献1〜3に記載されたような建築材料を用いても、漆喰層が可撓性を有する状態で使用すれば、漆喰層が茶筒表面形状に応じて変形するので貼付することはできる。しかし、この場合、変形による厚さムラ発生が避けられない。これに対し、本発明の装飾用表面形成材では、隙間が緩衝機能を有するので、漆喰が硬化する前に使用した場合であってもこのような厚みムラは発生し難い。
さらに、漆喰層が硬化した後にも屈曲できるという特性は、装飾用表面形成材を製造してから使用するまでの期間が長いことを意味する。たとえば前記した様な曲率の大きな局面への貼付を想定した場合、前記建築材料では、使用できる期間は漆喰層が適度な可撓性を有する期間に限定されてしまうのに対し、本発明の装飾用表面形成材では、漆喰層が硬化した状態でも、意匠材の数を増やすことにより、隙間の幅を小さくしても、綺麗に貼付することができる。
さらにまた、本発明の装飾用表面形成材では、意匠材における漆喰からなる装飾面層が本来、有する室内または所定空間内の有害物質の吸着、および湿気の調節の機能が、複数の意匠材が組付けされて装飾表面が形成されるとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けされていることにより、大気との接触面積が増大するため、意匠材における漆喰からなる装飾面層が本来、有する室内または所定空間内の有害物質の吸着、および湿気の調節の機能が、一層有効に発揮される。また漆喰からなる装飾面層は、良好な彩色性、防カビ性および耐候性を有するため、優れた装飾用表面形成材が得られる。
なお、本発明の装飾用表面形成材における前記意匠材としては、前記特許文献1に開示される積層体、前記特許文献2に開示される製造方法で製造される積層体、前記特許文献3に開示される建築用材料などを、適宜、テープ状又は小片状等、必要に応じた形状及び大きさに切断したものが使用できる。
(2)上記(1)項において、装飾用表面が、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材とともに、漆喰以外の素材からなる副意匠材の両者によって形成されてなるものとする。
このような構成とすると、装飾用表面が、漆喰と、漆喰以外の素材の両者によって構成されるため、装飾用表面の装飾性が一層高まる。
(3)上記(2)項において、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状の意匠材であるとともに、漆喰以外の素材からなる副意匠材が、長尺の副意匠材であって、前記意匠材を縦編材または横編材とし、前記副意匠材を横編材または縦編材として、これらの意匠材と副意匠材が編み込まれることにより、組付けされて凹凸を有する装飾用表面が形成されているものとする。
このような構成とすると、テープ状の意匠材と、長尺の副意匠材とが編み込まれることにより、装飾用表面の凹凸とともに、装飾用表面の装飾性が一層高まる。
(4)上記(3)項において、漆喰以外の素材からなる副意匠材が、藺草またはひご状あるいはテープ状の竹、またはこれらの両者からなる副意匠材であって、単一の横編材または縦編材として、これらの単数または複数本の副意匠材が用いられて編み込まれているものとする。
このような構成とすると、装飾用表面が漆喰と、藺草またはひご状あるいはテープ状の竹、またはこれらの両者から構成されるため、装飾用表面の凹凸が、一層変化に富むとともに、装飾性が優れたものとなる。
(5)上記(1)項において、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状の意匠材であって、このテープ状の意匠材を、縦編材および横編材として編み込むことにより組付けされて、凹凸を有する装飾用表面が形成されているものとする。
このような構成とすると、縦編材および横編材の両者が、ともにテープ状の意匠材であるため、編み込みによる組付けが容易である。
(6)上記(5)項において、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、縦編材および横編材として用いられているとともに、縦編材と横編材とで相互に異なる色に彩色されており、これらの意匠材が編み込まれることにより組付けされてなる装飾用表面が市松模様となっているものとする。
このような構成とすると、市松模様の装飾用表面を容易に形成することができる。
(7)上記(1)項において、上記(2)項から(6)項のいずれかに記載の装飾用表面形成材の装飾用表面と反対側である裏面にベースシートが貼着されているものとする。
このような構成とすると、装飾用表面形成材をもって、物品の外側あるいは内側を被覆する場合に、ベースシートを介して容易に作業を行うことができる。すなわち、接着剤をベースシートに塗布するか、またはベースシートに予め接着剤を塗布し、その上側に剥離シートを貼着しておくことにより、物品の外側等を被覆する際には、前記剥離シートを剥離して被覆作業を容易に行うことができる。
(8)上記(1)項において、ベースシートの両側面に、上記(2)項から(6)項のいずれかに記載の装飾用表面形成材が、漆喰からなる装飾面層が装飾用表面となるように貼着されているものとする。
このような構成とすることにより、ベースシートの両側面に、上記(2)項〜(6)項のいずれかに記載の装飾用表面形成材が貼着された装飾用表面形成材をもって、たとえば、物品の筐体を形成した場合に、前記筐体の外側および内側の両者が装飾されたものを簡単に提供することができる。
(9)上記(1)項において、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状であるとともに、このテープ状の意匠材における漆喰からなる装飾面層上に、所定間隔で前記意匠材の小片が貼着されており、この小片が貼着された複数のテープ状の意匠材がベースシート上に、組付けして貼着されていることにより、凹凸を有する装飾用表面が形成されているものとする。
このような構成とすることにより、テープ状の意匠材を編み込むことなく、ベースシート上に組付けして接合することにより、凹凸を有する装飾用表面を備える装飾用表面形成材を提供することができる。
(10)上記(9)項において、所定間隔で意匠材の小片が貼着された複数のテープ状の意匠材が、前記小片が市松模様に配設されるようにベースシート上に組付けして貼着されているものとする。
このような構成とすることにより、テープ状の意匠材を編み込むことなく、ベースシート上に組付けして接合することにより、市松模様を有する装飾用表面を備える装飾用表面形成材を提供することができる。
(11)上記(1)項から(10)項のいずれかに記載の装飾用表面形成材により、物品の外側あるいは内側、または外側および内側の表面の少なくとも一部が、被覆されていることにより、または上記(1)項から(10)項のいずれかに記載の装飾用表面形成材をもって、物品の筐体が形成されていることにより、装飾が施されてなることを特徴とする物品とする。
このような構成とすることにより、装飾性に優れるとともに、有害物質の吸着性能、吸放湿性能および防カビ性能を有する物品を提供することができる。
(12)上記(11)項において、装飾が施されてなる物品が、茶缶、化粧缶、化粧箱、宝石箱、裁縫箱、衣装箱、靴箱、箸箱、テッシュペーパ箱、貯金箱、救急箱、手提箱、置物、額縁のいずれかであるものとする。
このような構成とすることにより、装飾性に優れるとともに、有害物質の吸着性能、吸放湿性能および防カビ性能を有する多くの日用品を提供することができる。
本発明の装飾用表面形成材により、被装飾物品に、漆喰の持つ優れた特徴を付与すると同時に、和風モダンのテイストを付与することが可能となる。また、本発明の装飾用表面形成材では、各意匠材の間に不可避的又は意図的に形成される隙間の存在により、装飾用表面形成材の変形の自由度を高くすることができる。そして、このことにより、平面形状を有する室内壁面や天井面だけでなく、曲面等の様々な形状の表面を有する茶缶、化粧箱、置物等に容易に適用することが可能となる。さらに、漆喰層が硬化した後にも屈曲できるという特性に起因して、本発明の装飾用表面形成材は、製造してから使用するまでの期間、別言すれば在庫期間、を長くすることもできる。
このように、本発明によると、室内または所定空間内の有害物質の吸着、および湿気の調節に効率的に寄与するとともに、彩色性と防カビ性に優れた装飾用表面形成材、およびこれを用いた茶缶、化粧箱、置物等の多くの日用品を提供することができる。
本発明において用いる意匠材の原紙シートであるシート状物の製造工程を示すフローチャートである。 前記シート状物の拡大断面図である。 本発明の装飾用表面形成材の第1実施例を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。 図3に示す装飾用表面形成材により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる茶缶である。(a)は上方斜視図、(b)は下方斜視図である。 本発明の装飾用表面形成材の第2実施例を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。 図5に示す装飾用表面形成材により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる茶缶である。(a)、(b)は、それぞれ異なる方向から見た上方斜視図である。 本発明の装飾用表面形成材の第3実施例を示し、(a)は表面図、(b)は一部破断して示す裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。 図7に示す装飾用表面形成材により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる化粧箱である。 本発明の装飾用表面形成材の第4実施例を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。 本発明の装飾用表面形成材の第5実施例を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)、(d)は、それぞれ(a)におけるA〜A線拡大断面図、B〜B線拡大断面図である。 本発明の第6実施例の装飾用表面形成材により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなるテッシュペーパ箱であり、(a)は上方斜視図、(b)、(c)は、それぞれ(a)におけるA〜A線拡大断面図、B〜B線拡大断面図である。 本発明の装飾用表面形成材をもって、物品の筐体を形成した籠の上方斜視図である。 図5に示した装飾用表面形成材をもって、装飾を施した宝石箱の上方斜視図である。 本発明の別形態の装飾用表面形成材をもって、装飾を施した手提箱の上方斜視図である。 本発明の装飾用表面形成材をもって形成した額縁の上方斜視図である。 本発明の装飾用表面形成材をもって、外側表面に装飾を施した置物としての鰐の上方斜視図である。
以下、本発明の代表的な実施形態を挙げて本発明を説明する。
本発明は、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材を用いてなる装飾用表面形成材であって、複数の前記意匠材が組付けされて装飾用表面が形成されているとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けされていることを特徴とする装飾用表面形成材を提供する。また、この装飾用表面形成材によって外側等の表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる物品をも併せて提供する。
漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材は、次のようにして得られる。
一般に漆喰は、水酸化カルシウムに、必要に応じて繊維類、顔料その他の適宜の混和材を加えて、水で混ぜあわせたものであり、前記のように、日本では古くから塗壁材として用いられてきた。
この漆喰は、主成分の水酸化カルシウムが空気中の二酸化炭素を吸収して反応し、日数の経過とともに、炭酸カルシウムに変化して硬化する。このため、本発明において、漆喰からなる装飾面層とは、水酸化カルシウムと炭酸カルシウムを主成分とし、これに必要に応じて顔料などの混和材が混合されて硬化した層を称する。
このような漆喰からなる装飾面層が、基材シート状に接合されて形成された意匠材は、次のようにして得られる。すなわち、水酸化カルシウムと水、および必要に応じて顔料などの混和材を加えて混練して得られたペースト状の混合物を、広面積の基材シート上に塗り付けた後に、高圧で圧縮して高密度化し、乾燥工程を経た後に、漆喰層の表面に養生シートを積層して巻き取ることにより、本発明において用いる意匠材の原紙シートとしての広面積のシート状物が得られる。
なお、前記基材シートの素材は、特に限定されないが、適宜の厚さの紙シート等が好ましく用いられる。
図1は、前記シート状物の製造工程を示すフローチャートである。
また、図2は、前記シート状物の拡大断面図である。
ただし、養生シートは一部剥離した状態で示す。
本発明において用いる意匠材、すなわち漆喰からなる装飾面層が、基材シート状に接合されて形成された意匠材は、原紙シートとしての広面積の前記シート状物をテープ状に裁断後に、養生シートを剥離したものである。漆喰の主成分である水酸化カルシウムと空気中の二酸化炭素との反応率は、養生シートで漆喰が被覆されているうちは低く約60%程度であり、比較的に柔らかい状態にある。
また、養生シートを剥離後は、反応がすすみ、1か月後には、反応率が約90%程度となり、鉛筆硬度H程度となる。
このため、複数のテープ状の前記意匠材を用いて、本発明における編み込みなどの組付けを行う場合には、作業の容易性を考慮して、漆喰が適宜の硬さとなった頃に行うことが望ましい。
前記意匠材における漆喰は、前記したように、ホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質を吸着する特性を有し、かつ一旦吸着したこれらの有害物質を放散することもない。
また空気中の湿気に対する吸放湿性能にも優れる。
さらに、彩色性、耐候性に優れ、かつ防カビ性も有する。一般に、PHが10を超えるとカビの繁殖力が殆ど失われることが知られているが、漆喰は、PHが12前後であり、このアルカリ性が強力な防カビ効果の要因となっていると考えられる。
本発明の装飾用表面形成材は、複数の前記意匠材が組付けされて装飾用表面が形成されているとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けされていることが特徴である。
本発明の第1グループの装飾用表面形成材は、装飾用表面が、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材とともに、漆喰以外の素材からなる副意匠材の両者によって形成されてなることを特徴とするものである。
好ましい代表的な形態としては、前記意匠材が、テープ状の意匠材であるとともに、前記副意匠材が、長尺の副意匠材であって、前記意匠材を縦編材または横編材とし、前記副意匠材を横編材または縦編材として、これらの意匠材と副意匠材が編み込まれることにより、組付けされて凹凸を有する装飾用表面が形成されているものが挙げられる。
具体的には、前記副意匠材が、藺草またはひご状あるいはテープ状の竹、またはこれらの両者からなる副意匠材であって、単一の横編材または縦編材として、これらの単数または複数本の副意匠材が用いられて編み込まれている形態である。
図3は、前記意匠材1を横編材とし、前記副意匠材2として、太めのひご状の2本の竹3からなる単一の縦編材を用いて編み込むことにより装飾用表面が形成された装飾用表面形成材4を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。これらの図面から明らかなように、各テープ状の意匠材1における漆喰層5の側面5aが空気と充分に接触する形態となっているため、広い一枚のシート上に、単に漆喰層が接合されてなるものに対比して、室内または所定空間内の有害物質の吸着、および湿気の調節に関して、大幅に効率的に寄与することができる。
一般に、広い一枚のシート上に、単に漆喰層が接合されている場合は、空気と接触する漆喰部分は、実質的に、漆喰の表裏面のうち、シートに接合されていない側の漆喰層の表面のみであり、漆喰層の側面が占める面積は、漆喰層の表面の面積に比べて僅かである。しかし、本発明においては、テープ状に裁断された多数の意匠材を用いるために、全体として、漆喰層の側面が占める面積が大幅に増加する。
この側面が占める面積の増加により、室内または所定空間内の有害物質の吸着、および湿気の調節に関して、大幅に効率的に寄与することができる。漆喰層の厚さの影響もあるが、特に、テープ状に裁断された意匠材の幅が、15mm以下、好ましくは10mm以下、さらには10mm以下であるときに、前記の有害物質の吸着、および湿気の調節に関して、大幅に効率的に寄与することができる。
また、漆喰が彩色性と防カビ性に優れるために、良好な装飾用表面形成材4を提供することができる。
図4は、図3に示した装飾用表面形成材4により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる茶缶6である。(a)は上方斜視図、(b)は下方斜視図である。これらの図面からも明らかなように、各テープ状の意匠材1における漆喰層5の側面5aが空気と充分に接触する形態となっている。
図5は、前記意匠材1を横編材とし、副意匠材7として、5本の藺草8からなる単一の縦編材を用いて編み込むことにより装飾用表面が形成された装飾用表面形成材9を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。これらの図面から明らかなように、各テープ状の意匠材6における漆喰層10の側面10aが空気と充分に接触する形態となっている。
図6は、図5に示した装飾用表面形成材9により、外側表面の一部、すなわち筒状表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる茶缶11である。(a)、(b)は、それぞれ異なる方向から見た上方斜視図である。
図7は、意匠材12を横編材とし、副意匠材13として、1本のテープ状の竹14と2本の藺草15からなる単一の縦編材を用いて編み込むことにより装飾用表面が形成された装飾用表面形成材16を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。これらの図面から明らかなように、各テープ状の意匠材12における漆喰層17の側面17aが空気と充分に接触する形態となっている。
なお、図7に示す装飾用表面形成材16は、装飾用表面と反対側である裏面にベースシート18が貼着されている。このベースシート18は、装飾用表面形成材16により、物品の外側あるいは内側の表面を被覆する際に、前記ベースシート18に接着剤を塗布し、被覆を容易とするものである。また、前記ベースシート18は、両面接着テープのように、予め両面に接着剤を施しておき、ベースシート18の剥離シートを剥離することにより、物品の外側表面等への装飾用表面形成材16の被覆作業を容易にすることも好ましい態様の一つである。
図8は、図7に示した装飾用表面形成材16により、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなる化粧箱19である。
図9は、意匠材20を横編材とし、縦編材として、意匠材21とひご状の2本の竹22を用いて、編み込むことにより装飾用表面が形成された装飾用表面形成材23を示し、(a)は表面図、(b)は裏面図、(c)は、(a)におけるA〜A線拡大断面図である。これらの図面から明らかなように、各テープ状の意匠材20における漆喰層24の側面24aが空気と充分に接触する形態となっている。
本発明の第2グループの装飾用表面形成材は、横編材と縦編材の両者が、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材を用いて編み込まれることによって形成されてなることを特徴とするものである。
図10は横編材と縦編材として、ともに意匠材25、26を用いて編み込むことにより、装飾用表面が形成された装飾用表面形成材27を示し、(a)を表面図、(b)は裏面図、(c)、(d)は、それぞれ(a)におけるA〜A線拡大断面図、B〜B線拡大断面図である。
これらの図面から明らかなように、各テープ状の意匠材25、26における漆喰層28、29の側面28a、29aが空気と充分に接触する形態となっている。
なお、本実施形態は、横編材の意匠材25と、縦編材の意匠材26とを相互に異なる色に彩色することにより、装飾用表面を容易に市松模様とすることができる。
本発明の第3グループの装飾用表面形成材は、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状であるとともに、このテープ状の意匠材における漆喰からなる装飾面層上に、所定間隔で前記意匠材の小片が貼着されており、この小片が貼着された複数のテープ状の意匠材がベースシート上に、組付けして貼着されていることにより、凹凸を有する装飾用表面が形成されていることを特徴とするものである。
図11は、第3グループの装飾用表面形成材30をもって、外側表面が被覆されることにより、装飾が施されてなるティシュペーパ箱31であり、(a)は上方斜視図、(b)、(c)は、それぞれ(a)におけるA〜A線拡大断面図、B〜B線拡大断面図である。なお、これらの拡大断面図は、装飾用表面形成材30をもって被覆する前のティシュペーパ箱31の本体部分は除いて図示してある。
本実施形態では、漆喰からなる装飾面層32が、基材シート33上に接合されて形成されたテープ状の意匠材34における漆喰からなる装飾面層32上に、所定間隔で正方形状の小片35が貼着されており、この小片35が市松模様に配設されるようにベースシート36上に組付けして貼着されている。また、前記小片35自体も漆喰からなる装飾面層37が、基材シート38上に接合されて形成されている。
ベースシート36は、装飾用表面形成材30と同じ広さの一枚のシートであり、このベースシート36上に組付けして貼着される複数のテープ状の意匠材34が分離されないように機能している。またベースシート36は、前記装飾用表面形成材30をもって、物品の外側表面等を被覆する際に、前記ベースシート36に接着剤を塗布して、被覆作業を容易にするうえでも有用である。
また、(a)(b)の図面から明らかなように、意匠材からなる正方形状の小片35における漆喰層37の側面37aが空気と充分に接触する形態となっている。
本発明は、図4、図6、図8、図11に例示したように、第1グループ〜第3グループの各実施形態で示したいずれかの装飾用表面形成材をもって、外側あるいは内側、またはこれらの両者の表面の少なくとも一部が被覆されていることにより、装飾が施されてなる物品をも提供する。
また、更に本発明は、第1グループ〜第3グループの各実施形態で示したいずれかの装飾用表面形成材をもって、物品の筐体が形成されていることにより、装飾が施されてなる物品をも提供する。
図12は、本発明の装飾用表面形成材をもって、物品の筐体を形成して籠38とした例である。
また、図示は省略するが、本発明の装飾用表面形成材の別の実施形態として、第1グループ〜第3グループの各実施形態で示したいずれかの装飾用表面形成材が、ベースシートの両側面に、漆喰からなる装飾面層が装飾用表面となるように貼着されてなる装飾用表面形成材が挙げられる。たとえば、このような装飾用表面形成材を用いて、図12に示したような籠を形成することも好ましい形態である。
本発明の装飾用表面形成材を用いて、装飾が施されてなる物品としては、特に制限されないが、代表的なものとしては、一部は既に例示したように、茶缶、化粧缶、化粧箱、宝石箱、裁縫箱、衣装箱、靴箱、箸箱、テッシュペーパ箱、貯金箱、救急箱、手提箱、置物、額縁等が挙げられる。
図13は、図5に示した装飾用表面形成材9をもって、装飾を施した宝石箱39の上方斜視図、図14は本発明の別形態の装飾用表面形成材をもって、装飾を施した手提箱40の上方斜視図、図15は、同じく本発明の装飾用表面形成材をもって形成した額縁41の上方斜視図である。
また、図16は、本発明の装飾用表面形成材をもって、外側表面に装飾を施した置物としての鰐42の上方斜視図である。
以上説明したように、本発明の装飾用表面形成材は、種々の物品に装飾を施すために広く用い得るとともに、当該装飾用表面形成材をもって装飾を施した物品は、塩化ビニル製等の壁紙や、その壁紙の施工に使用した接着剤等から生ずるホルムアルデヒド、トルエン等の有害物質の吸着、及び室内または所定空間内の湿気の調節に有用であり、さらに消臭効果も有する。また、彩色性と防カビ性に優れた装飾品としての価値も有する。
1 意匠材
2 副意匠材
3 ひご状の竹
4 装飾用表面形成材
5 漆喰層
5a 側面
6 茶缶
7 副意匠材
8 藺草
9 装飾用表面形成材
10 漆喰層
10a 側面
11 茶缶
12 意匠材
13 副意匠材
14 竹
15 藺草
16 装飾用表面形成材
17漆喰層
17a 側面
18 ベースシート
19 化粧箱
20、21 意匠材
22 竹
23 装飾用表面形成材
24 漆喰層
24a 側面
25、26 意匠材
27 装飾用表面形成材
28、29 漆喰層
28a、29a 側面
30 装飾用表面形成材
31 テッシュペーパ箱
32 装飾面層
33 基材シート
34 意匠材
35 小片
36 ベースシート
37 漆喰層
37a 側面
38 籠
39 宝石箱
40 手提箱
41 額縁
42 鰐

Claims (12)

  1. 漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材を用いてなる装飾用表面形成材であって、複数の前記意匠材が組付けされて装飾用表面が形成されているとともに、前記装飾用表面に凹凸が形成されるように組付けされていることを特徴とする装飾用表面形成材。
  2. 装飾用表面が、漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材とともに、漆喰以外の素材からなる副意匠材の両者によって形成されてなることを特徴とする請求項1記載の装飾用表面形成材。
  3. 漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状の意匠材であるとともに、漆喰以外の素材からなる副意匠材が、長尺の副意匠材であって、前記意匠材を縦編材または横編材とし、前記副意匠材を横編材または縦編材として、これらの意匠材と副意匠材が編み込まれることにより、組付けされて凹凸を有する装飾用表面が形成されていることを特徴とする請求項2記載の装飾用表面形成材。
  4. 漆喰以外の素材からなる副意匠材が、藺草またはひご状あるいはテープ状の竹、またはこれらの両者からなる副意匠材であって、単一の横編材または縦編材として、これらの単数または複数本の副意匠材が用いられて編み込まれていることを特徴とする請求項3記載の装飾用表面形成材。
  5. 漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状の意匠材であって、このテープ状の意匠材を、縦編材および横編材として編み込むことにより組付けされて、凹凸を有する装飾用表面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用表面形成材。
  6. 漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、縦編材および横編材として用いられているとともに、縦編材と横編材とで相互に異なる色に彩色されており、これらの意匠材が編み込まれることにより組付けされてなる装飾用表面が市松模様となっていることを特徴とする請求項5記載の装飾用表面形成材。
  7. 請求項2から請求項6のいずれかに記載の装飾用表面形成材の装飾用表面と反対側である裏面にベースシートが貼着されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用表面形成材。
  8. ベースシートの両側面に、請求項2から請求項6のいずれかに記載の装飾用表面形成材が、漆喰からなる装飾面層が装飾用表面となるように貼着されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用表面形成材。
  9. 漆喰からなる装飾面層が、基材シート上に接合されて形成された意匠材が、テープ状であるとともに、このテープ状の意匠材における漆喰からなる装飾面層上に、所定間隔で前記意匠材の小片が貼着されており、この小片が貼着された複数のテープ状の意匠材がベースシート上に、組付けして貼着されていることにより、凹凸を有する装飾用表面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾用表面形成材。
  10. 所定間隔で意匠材の小片が貼着された複数のテープ状の意匠材が、前記小片が市松模様に配設されるようにベースシート上に組付けして貼着されていることを特徴とする請求項9記載の装飾用表面形成材。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾用表面形成材により、物品の外側あるいは内側、または外側および内側の表面の少なくとも一部が、被覆されていることにより、または請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾用表面形成材をもって、物品の筐体が形成されていることにより、装飾が施されてなることを特徴とする物品。
  12. 装飾が施されてなる物品が、茶缶、化粧缶、化粧箱、宝石箱、裁縫箱、衣装箱、靴箱、箸箱、テッシュペーパ箱、貯金箱、救急箱、手提箱、置物、額縁のいずれかであることを特徴とする請求項11に記載の物品。
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