JPWO2017154212A1 - 無線通信システム及び端末装置 - Google Patents

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Abstract

無線通信システムは、第1の無線装置(200)と第2の無線装置(100)とを有する無線通信システムであって、前記第1の無線装置(200)は、複数のシンボルを含む送信信号を生成する生成部(205、401)と、前記生成部(205、401)によって生成された送信信号の送信タイミングを調整する調整部(208)と、前記調整部(208)によって調整された送信タイミングで前記送信信号を前記第2の無線装置(100)へ送信する送信部(209)とを有し、前記生成部(205、401)は、前記送信信号に含まれる少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する。

Description

本発明は、無線通信システム、端末装置、基地局装置及び無線通信方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が策定され継続して機能が拡張され続けているLTE(Long Term Evolution)のアップリンク無線アクセス部の無線リンクにおいては、無線端末装置から送信されるアップリンク無線信号に対し送信タイミング制御が適用されている。無線基地局において、無線端末装置から送信されるアップリンク信号の受信タイミングを測定し、基準タイミングとの間の差が所定の規定値(例えば、アップリンク信号で使用されているサイクリック・プリフィックス又はガードインターバルの長さ)以下になるように、無線基地局は各無線端末に対し送信タイミング調整量を含む制御信号を送信する。
このような送信タイミング制御を行なうことにより、アップリンク無線リンクで送信される各無線端末からの信号間の相互干渉が低く抑えられ、伝送特性の向上が可能となり、無線アップリンクでのデータ・スループット特性が向上する。物理的には、上述した受信タイミングと基準タイミングとの差が規定値以下の場合、無線同期がとれていると考えられる。無線同期を確実に維持するために、無線基地局は常時無線端末からの信号に対する受信タイミング測定と、その測定結果に基づく送信タイミング調整のための制御信号の無線端末への送信とを行なうのが理想的である。しかし、無線リソースの消費量が多大となるとともに、無線端末における電力消費量も大きくなってしまう。
そこで、LTEにおいては、無線同期維持をより簡易に行なうために、タイマを利用している。無線端末が無線基地局から送信タイミング調整のための制御信号を受信した際にタイマを初期化・リセットし、経過時間計測を0から開始して経過時間が無線基地局から別途通知される所定時間に達するまでは、アップリンクの無線同期が維持されているとみなす。そして、経過時間が所定時間を超過したら無線同期が維持されていない(非同期)とみなすようにする。経過時間が所定時間に達するまでに送信タイミング調整用の制御信号が新たに受信された場合は、タイマはリセットされ経過時間が0から計測される。
特開平8−130765号公報 特表2015−534341号公報
ある無線端末内のタイマにおける経過時間が所定時間を超え、非同期状態扱いになった時、その無線端末に割り当てられていた周期的無線リソース(無線ダウンリンクの無線特性の報告用に使用する制御チャネル、無線アップリンクの無線リソース割り当てを要求するために使用される制御チャネル、無線アップリンクの無線特性評価のために送信されるパイロット信号等)は全て解放される。また、その無線端末に対するアップリンク信号送信許可のための制御信号が送信されなくなる。タイマの経過時間が所定時間を超過し非同期状態となった無線端末がアップリンク信号を送信するためには、ランダムアクセス信号の送信から始まる無線同期確立プロセスを実施し、無線アップリンク同期の再確立を行なう必要がある。結果として、データ・スループットが低下する。
このような状況になることを回避するには、各無線端末のタイマにおける経過時間が所定時間に達する前に、送信タイミング調整用制御信号を無線端末に対して送信すれば良い。しかしながら、送信タイミング調整用制御信号の送信のために無線リソースが消費され、無線端末が多くなると、無線リソースの消費量は無視できなくなる。そして、送信タイミング調整用制御信号はユーザデータを含まないため、送信タイミング調整用制御信号を頻繁に送信することは、ユーザデータに関してのスループット特性劣化につながる。
別の観点では、タイマの経過時間に基づいて無線アップリンクの同期状態判定をする場合には、各無線端末におけるタイマと無線基地局側での各無線端末に対応するタイマとの間で、経過時間についての整合が必要となり、システム制御の複雑度と回路規模の増加をもたらす。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、スループットの低下を抑制することができる無線通信システム、端末装置、基地局装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。また、タイマ使用に依存しない同期状態維持方法を提供することを目的とする。
本願が開示する無線通信システムは、1つの態様において、第1の無線装置と第2の無線装置とを有する無線通信システムであって、前記第1の無線装置は、複数のシンボルを含む送信信号を生成する生成部と、前記生成部によって生成された送信信号の送信タイミングを調整する調整部と、前記調整部によって調整された送信タイミングで前記送信信号を前記第2の無線装置へ送信する送信部とを有し、前記生成部は、前記送信信号に含まれる少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する。
本発明にかかる無線通信システム、端末装置、基地局装置及び無線通信方法は、スループットの低下を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る無線通信方法を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態1に係る端末装置の動作を示すフロー図である。 図6は、端末装置によるアップリンク信号の送信を説明する図である。 図7は、実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態2に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態2に係る無線通信方法を示すシーケンス図である。
以下、本願が開示する無線通信システム、端末装置、基地局装置及び無線通信方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システムは、基地局装置100と、複数の端末装置200とを有する。基地局装置100と端末装置200とは、互いに無線通信を実行する。以下では、基地局装置100から端末装置200へ送信される信号をダウンリンク信号といい、端末装置200から基地局装置100へ送信される信号をアップリンク信号という。
基地局装置100は、無線部100a、プロセッサ100b及びメモリ100cを有する。無線部100aは、プロセッサ100bから出力されるダウンリンク信号に所定の無線送信処理を施し、アンテナを介して送信する。また、無線部100aは、アンテナを介してアップリンク信号を受信し、アップリンク信号に所定の無線受信処理を施す。
プロセッサ100bは、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを備え、基地局装置100全体を統括制御する。すなわち、プロセッサ100bは、送信データを符号化及び変調してダウンリンク信号を生成し、無線部100aへ出力する。また、プロセッサ100bは、無線部100aから入力されるアップリンク信号を復調及び復号し、受信データを得る。メモリ100cは、例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などを備え、プロセッサ100bによって処理が実行される際に、種々の情報を記憶する。基地局装置100の構成については、後に詳述する。
端末装置200は、無線部200a、プロセッサ200b及びメモリ200cを有する。なお、図1においては、1つの端末装置200の構成を図示しているが、他の端末装置200も同様の構成を有する。
無線部200aは、アンテナを介してダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に所定の無線受信処理を施す。また、無線部200aは、プロセッサ200bから出力されるアップリンク信号に所定の無線送信処理を施し、アンテナを介して送信する。
プロセッサ200bは、例えばCPU、FPGA又はDSPなどを備え、端末装置200全体を統括制御する。すなわち、プロセッサ200bは、無線部200aから入力されるダウンリンク信号を復調及び復号し、受信データを得る。また、プロセッサ200bは、送信データを符号化及び変調してアップリンク信号を生成し、無線部200aへ出力する。メモリ200cは、例えばRAM又はROMなどを備え、プロセッサ200bによって処理が実行される際に、種々の情報を記憶する。端末装置200の構成については、後に詳述する。
図2は、実施の形態1に係る基地局装置100の構成を示すブロック図である。図2に示す基地局装置100は、符号化部101、変調部102、無線送信部103、無線受信部104、復調部105、復号部106、受信タイミング判定部107、タイミング調整情報生成部108、タイマ部109及び無線リソース割当部110を有する。無線送信部103及び無線受信部104は、図1に示した無線部100aに対応し、他の処理部は、図1に示したプロセッサ100bに対応する。
符号化部101は、送信データ及び制御情報を符号化し、得られた符号化データを変調部102へ出力する。具体的には、符号化部101は、端末装置200宛ての送信データを符号化するとともに、端末装置200によるアップリンク信号の送信を許可する送信許可情報と、端末装置200の送信タイミングを調整するタイミング調整情報とを含む制御情報を符号化する。
変調部102は、符号化部101から出力される符号化データを変調し、得られた変調データを無線送信部103へ出力する。
無線送信部103は、変調部102から出力される変調データに、例えばD/A(Digital/Analogue)変換及びアップコンバートなどの無線送信処理を施し、得られた無線周波数のダウンリンク信号をアンテナを介して送信する。
無線受信部104は、アンテナを介してアップリンク信号を受信し、アップリンク信号に例えばダウンコンバート及びA/D(Analogue/Digital)変換などの無線受信処理を施す。
復調部105は、無線受信部104から出力されるアップリンク信号を復調し、得られた復調データを復号部106へ出力する。
復号部106は、復調部105から出力される復調データを復号し、受信データを得る。
受信タイミング判定部107は、アップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとを比較し、受信タイミングが同期基準タイミングからどの程度ずれているかを判定する。具体的には、受信タイミング判定部107は、例えばサブフレームのような無線信号の単位時間長の先頭を同期基準タイミングとして、アップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差を測定する。
タイミング調整情報生成部108は、受信タイミング判定部107によって測定された受信タイミングと同期基準タイミングとの差に基づいて、端末装置200におけるアップリンク信号の送信タイミングを調整するタイミング調整情報を生成する。すなわち、タイミング調整情報生成部108は、例えば受信タイミングが同期基準タイミングよりも早い場合には、受信タイミングと同期基準タイミングの差の分だけ端末装置200における送信タイミングを遅らせるタイミング調整情報を生成する。また、タイミング調整情報生成部108は、例えば受信タイミングが同期基準タイミングよりも遅い場合には、受信タイミングと同期基準タイミングの差の分だけ端末装置200における送信タイミングを早めるタイミング調整情報を生成する。このように、タイミング調整情報生成部108は、受信タイミングと同期基準タイミングの差が小さくなるように端末装置200の送信タイミングを調整するタイミング調整情報を生成し、生成したタイミング調整情報を符号化部101へ出力する。
なお、タイミング調整情報生成部108は、常にすべての端末装置200に対するタイミング調整情報を生成するのではなく、プロセッサ100bの処理負荷が所定基準を超えない範囲でタイミング調整情報を生成する。このとき、タイミング調整情報生成部108は、例えば移動速度が速い端末装置200や頻繁にアップリンク信号を送信する端末装置200に対するタイミング調整情報を優先して生成しても良い。
タイマ部109は、端末装置200それぞれに対応するタイマを備え、各端末装置200に対するタイミング調整情報がタイミング調整情報生成部108によって生成されて送信されるたびに、該当する端末装置200に対応するタイマをリセットする。そして、タイマ部109は、各端末装置200についてリセットされてからの経過時間を計測し、経過時間が所定時間に達した端末装置200に対応するタイマを満了させる。ある端末装置200に対応するタイマにおける経過時間が所定時間に達する前に、当該端末装置200向けのタイミング調整情報が新たに送信された場合も、該当する端末装置200に対応するタイマがリセットされる。
無線リソース割当部110は、アップリンク信号を送信するための無線リソースを各端末装置200に割り当てるスケジューリングを実行する。このとき、無線リソース割当部110は、タイマ部109が備えるタイマを参照し、対応するタイマが満了していない端末装置200を対象にスケジューリングを実行する。すなわち、無線リソース割当部110は、アップリンク信号の送信タイミングが調整されてからまだ所定時間が経過していない端末装置200に対して、アップリンク信号の送信機会を与える。そして、無線リソース割当部110は、スケジューリングの結果に従って、アップリンク信号の送信が許可される端末装置200に対する送信許可情報を生成し、符号化部101へ出力する。
図3は、実施の形態1に係る端末装置200の構成を示すブロック図である。図3に示す端末装置200は、無線受信部201、復調部202、復号部203、タイマ部204、送信信号生成部205、変調部207、送信タイミング調整部208及び無線送信部209を有する。無線受信部201及び無線送信部209は、図1に示した無線部200aに対応し、他の処理部は、図1に示したプロセッサ200bに対応する。
無線受信部201は、アンテナを介してダウンリンク信号を受信し、ダウンリンク信号に例えばダウンコンバート及びA/D変換などの無線受信処理を施す。
復調部202は、無線受信部201から出力されるダウンリンク信号を復調し、得られた復調データを復号部203へ出力する。
復号部203は、復調部202から出力される復調データを復号し、受信データを得る。また、復号部203は、復調データを復号した結果、復調データにタイミング調整情報が含まれている場合には、タイミング調整情報をタイマ部204及び送信タイミング調整部208へ出力する。さらに、復号部203は、復調データを復号した結果、復調データに送信許可情報が含まれている場合には、送信許可情報を送信信号生成部205へ出力する。
タイマ部204は、復号部203からタイミング調整情報が出力されるたびにリセットされ、リセットされてからの経過時間を計測する。すなわち、タイマ部204は、タイミング調整情報に基づいて送信タイミングが調整されてからの経過時間を計測する。そして、タイマ部204は、リセットされることなく経過時間が所定時間T1に達すると、所定時間T1が満了した旨を送信信号生成部205へ通知する。さらに、タイマ部204は、経過時間が所定時間T1に達した後、リセットされることなく経過時間が所定時間T2に達すると、所定時間T2(>T1)が満了した旨を送信信号生成部205へ通知する。所定時間T1が満了するまでは、端末装置200と基地局装置100との同期が確立されており、端末装置200から送信されるアップリンク信号が他の端末装置から送信されるアップリンク信号と干渉することがない。
また、所定時間T1が満了してから所定時間T2が満了するまでは、端末装置200の送信タイミングが同期基準タイミングと若干ずれているものの、そのずれの量は大きくない。したがって、所定時間T2が満了するまでは、端末装置200から送信されるアップリンク信号の先頭又は末尾の一部のみがこのアップリンク信号より時間的に前に(あるいは後に)送信される他の端末装置からのアップリンク信号に干渉する可能性がある。ここで、このアップリンク信号の先頭部分が干渉を与えるのか、あるいは、末尾部分が干渉を与えるのかは、このアップリンク信号の送信タイミングが所望のタイミングと比較して時間的に進んでいるのか、あるいは、遅れているのかによって決まる。これは、例えば、端末装置200の移動方向と関連する。なお、複数の端末装置200からのアップリンク信号が同一の時間区間(例えば、あるアップリンク無線サブフレーム)において周波数多重されて同時送信される場合、送信タイミングのずれに起因した周波数領域での信号間干渉ももたらすが、基地局装置100において各端末装置200からの受信信号に対しフィルタリングを行なうことで、周波数領域での干渉は抑えられる。
送信信号生成部205は、復号部203から送信許可情報が出力されると、送信データをマッピングして送信信号を生成する。具体的には、送信信号生成部205は、符号化部206を有する。符号化部206は、アップリンク信号の送信を許可する送信許可情報が受信された場合に、送信データを符号化し、得られた符号化データを変調部207へ出力する。
ここで、送信信号生成部205は、タイマ部204から所定時間T1が満了した旨が通知されているか否かによって異なるマッピングを実行する。すなわち、送信信号生成部205は、所定時間T1が満了するまでは、例えば1サブフレーム分の複数のシンボルすべてに送信データをマッピングして送信信号を生成する。一方、送信信号生成部205は、所定時間T1が満了した後所定時間T2が満了するまでは、例えば1サブフレーム分の複数のシンボルのうち、少なくとも先頭又は末尾の単数又は複数のシンボルに送信データがマッピングされていない短縮された送信信号(以下「短縮信号」という)を生成する。ここでのシンボルとは、送信信号がOFDM信号の場合、OFDMシンボルのことになる。短縮信号の生成は、1つのサブフレームが例えばN個のOFDMシンボルにより構成される場合、このサブフレームを用いて送信すべきデータをN個のOFDMシンボルによって送信する場合の符号化率の値を、(N−1)個のOFDMシンボルによって送信するように符号化率の値を変更する(大きくする)ことによって実行できる。このような信号処理方法を、レート・マッチング(rate matching)と呼ぶことがある。
送信信号生成部205が短縮信号を生成する際には、例えば符号化部206が送信データを符号化した後、符号化ビットを間引くパンクチャリングによって、先頭又は末尾の単数又は複数のシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号が生成されても良い。この場合、1つのサブフレーム内のシンボルに対しデータをマッピングした後、このサブフレームを送信する過程において、対象となるシンボル部分(先頭又は末尾のシンボル)を無振幅状態で送信することにより実現できる。また、例えば符号化部206が基地局装置100から指定された符号化率とは異なる符号化率で送信データを符号化し、送信データに付加される冗長ビットを減じることによって、短縮信号が生成されても良い。さらに、例えば符号化部206が1サブフレームに割り当てる送信データ量を減じることによって、短縮信号が生成されても良い。この場合、端末装置200は基地局装置100に対し、採用した符号化率、送信データ量に関する情報を同じサブフレーム内に挿入して送信しても良い。
なお、送信信号生成部205は、所定時間T2が満了した後は、タイマ部204がリセットされるまで、送信信号の生成を停止する。すなわち、所定時間T2が満了した後は、端末装置200の送信タイミングが同期基準タイミングと大きくずれて、他の端末装置から送信されるアップリンク信号へ与える干渉に因る特性劣化が無視できなくなるほど大きくなる可能性があるため、端末装置200はアップリンク信号の送信を停止する。この場合には、タイミング調整情報が新たに受信されて、送信タイミングの調整が行なわれて同期状態が回復し、タイマ部204がリセットされると、アップリンク信号の送信が再び可能な状態になる。
変調部207は、符号化部206から出力される符号化データを変調し、得られた変調データを送信タイミング調整部208へ出力する。ここで変調される符号化データは、1サブフレーム分の全シンボルに送信データがマッピングされた通常の送信信号か、又は1サブフレームの先頭又は末尾の単数又は複数のシンボルに送信データがマッピングされていない短縮信号である。
送信タイミング調整部208は、復号部203から出力されるタイミング調整情報に従って送信タイミングを設定し、アップリンク信号の送信タイミングを調整する。すなわち、送信タイミング調整部208は、タイミング調整情報に従って、アップリンク信号の送信タイミングを早くしたり遅くしたりすることにより、送信するアップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望の値以下になるようにする。その後、送信タイミング調整部208は、設定された送信タイミングで、変調部207から出力される変調データを無線送信部209から送信させる。
無線送信部209は、送信タイミング調整部208によって送信タイミングが調整された変調データに、例えばD/A変換及び周波数アップコンバートなどの無線送信処理を施し、得られた無線周波数のアップリンク信号をアンテナを介して送信する。
次いで、上記のように構成された無線通信システムにおける無線通信方法について、図4に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
基地局装置100において端末装置200からのアップリンク信号が受信されると、受信タイミング判定部107によってアップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が測定される。このアップリンク信号は、必ずしもデータを含んでいなくても良く、例えば、無線アップリンクの特性を基地局装置100に測定させることを目的に端末装置200が送信するパイロット信号であっても良い。LTEの無線アップリンクにおいては、例えばSRS(Sounding Reference Signal)がそのような目的のパイロット信号(あるいは参照信号)として使用されている。
受信タイミング測定の結果、受信タイミングと同期基準タイミングの差が所望値よりも大きくなっており、端末装置200の送信タイミングの調整を行なうことが決定されたら、タイミング調整情報生成部108によってタイミング調整情報が生成され、生成されたタイミング調整情報が制御信号等の中に挿入されて、基地局装置100から端末装置200へ送信される(ステップS101)。なお、ランダムアクセス処理によって端末装置200が基地局装置100と同期を確立する際にも、タイミング調整情報が基地局装置100から端末装置200へ送信される。タイミング調整情報が送信される際には、タイマ部109によって、端末装置200に対応するタイマがリセットされる。
タイミング調整情報は、端末装置200によって受信され、送信タイミング調整部208における送信タイミングが調整される。これにより、アップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値以下となり、端末装置200からのアップリンク信号が他の端末装置からのアップリンク信号に干渉しないようになる。また、タイミング調整情報が受信されたため、タイマ部204がリセットされる。
その後、基地局装置100の無線リソース割当部110によるスケジューリングによって、端末装置200によるアップリンク信号の送信が許可されると、送信許可情報が基地局装置100から端末装置200へ送信される(ステップS102)。
送信許可情報は、端末装置200によって受信され、送信信号生成部205によって送信信号が生成される。ここでは、タイマ部204によって計測される経過時間がまだ所定時間T1に達していないため、送信信号生成部205は、1サブフレーム分のすべてのシンボルに送信データがマッピングされた送信信号を生成する。そして、送信信号は、送信タイミング調整部208によって調整される送信タイミングで基地局装置100へ送信される(ステップS103)。
以降、基地局装置100から新たなタイミング調整情報が送信されることなく所定時間T1が満了するまでは、スケジューリングに従って端末装置200からアップリンク信号が送信される。そして、所定時間T1が満了した後は(ステップS104)、引き続き、スケジューリングによって端末装置200によるアップリンク信号の送信が許可され、送信許可情報が基地局装置100から端末装置200へ送信される(ステップS105)。
送信許可情報は、端末装置200によって受信され、送信信号生成部205によって送信信号が生成される。ここでは、タイマ部204によって所定時間T1が満了した旨が送信信号生成部205へ通知されているため、送信信号生成部205は、1サブフレームの先頭又は末尾のシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号を生成する(ステップS106)。そして、短縮信号は、送信タイミング調整部208によって調整される送信タイミングで基地局装置100へ送信される(ステップS107)。
アップリンク信号の送信タイミングが調整されてから所定時間T1が経過した後は、送信タイミング調整部208によって調整される送信タイミングに基づいて送信されるアップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超えている可能性がある。この場合、端末装置200から送信されるアップリンク信号の先頭又は末尾の一部が他の端末装置から送信されるアップリンク信号へ干渉を与える可能性がある。
しかしながら、本実施の形態においては、所定時間T1が満了した後は、サブフレームの先頭又は末尾のシンボルに送信データがマッピングされていない短縮信号がアップリンク信号として送信される。このため、端末装置200の送信タイミングの補正が行なわれずに基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超えていても、他の端末装置からのアップリンク信号に与える影響は小さくなる。ただし、影響が想定されるものよりも大きくなっている場合は、基地局装置100は、即座に端末装置200に対してタイミング調整情報を送信しても良い。
また、端末装置200は、アップリンク信号の送信タイミングが調整されてから所定時間T1が経過した後も、改めてランダムアクセスを実行することなくアップリンク信号を送信することができる。換言すれば、端末装置200は、アップリンク信号を迅速に送信することができ、スループットの低下を抑制することができる。
そして、所定時間T2が満了すると(ステップS108)、基地局装置100のタイマ部109において端末装置200に対応するタイマが満了し、端末装置200がスケジューリングの対象から外される。すなわち、タイミング調整情報が送信されてから所定時間T2が経過した後は、端末装置200に対してアップリンク信号の送信機会が与えられない。また、端末装置200のタイマ部204においても所定時間T2が満了し、送信信号生成部205による送信信号の生成が中止される。このように、タイミング調整情報が送信されてから所定時間T2が経過した後は、端末装置200から送信されるアップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値から大きくずれてしまう可能性がある。このため、アップリンク信号の送信が許可されないようにすることで、他の端末装置からのアップリンク信号へ干渉を与えることが回避される。
所定時間T2満了後に端末装置200がアップリンク信号を送信する場合、端末装置200は基地局装置100に対してランダムアクセス信号を送信する。また、所望時間T2満了後は、端末装置200はダウンリンクで送信されるデータ信号に対応するACK/NACK信号も送信できなくなる。すなわち、基地局装置100は端末装置200に対して、ACK/NACK応答を伴うデータ信号の送信を行なえなくなる。そのため、所定時間T2満了後に基地局装置100が端末装置200にデータ信号を送信する必要がある場合は、基地局装置100は、データ信号の送信に先立って、ランダムアクセス信号の送信を指示する制御信号を端末装置200に対して送信する。
次に、実施の形態1に係る端末装置200の動作について、図5に示すフロー図を参照しながら具体的に説明する。
基地局装置100において、端末装置200からのアップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超えている場合には、端末装置200における送信タイミングを調整するタイミング調整情報が送信される。このタイミング調整情報は、アップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超えている場合に、常に送信されるものではなく、基地局装置100における処理負荷、及びタイミング調整情報の送信に要する無線リソースの余裕状態などに応じて送信される場合と送信されない場合とがある。端末装置の数が多く、送信タイミング調整を必要とする端末装置が基地局装置100から遠い位置に存在している場合、タイミング調整情報を送信するために必要な無線リソースの量が増大する。タイミング調整情報の送信に多くの無線リソースが使用されると、ユーザデータの送信に使用可能な無線リソースの余裕が少なくなるため、基地局装置100は、一部の端末装置の送信タイミングの調整を先延ばしせざるを得ないこともある。
タイミング調整情報が端末装置200の無線受信部201によって受信されると(ステップS201)、タイミング調整情報がタイマ部204及び送信タイミング調整部208へ出力される。そして、タイマ部204がリセットされ(ステップS202)、送信タイミング調整部208においてはアップリンク信号の送信タイミングが調整される(ステップS203)。タイマ部204は、リセットされた後、再度タイミング調整情報が受信されるまでは経過時間を計測し、経過時間が所定時間T1又は所定時間T2に達すると、その旨を送信信号生成部205へ通知する。
そして、端末装置200から送信すべき送信データが発生した場合には、基地局装置100からの送信許可が受信されるまで待機される(ステップS204No)。基地局装置100の無線リソース割当部110によるスケジューリングによって、端末装置200に無線リソースが割り当てられると、基地局装置100から送信される送信許可情報が無線受信部201によって受信される(ステップS204Yes)。送信許可情報は、送信信号生成部205へ出力され、送信信号生成部205によって、所定時間T1が既に満了したか否かが判定される(ステップS205)。
この判定の結果、まだ所定時間T1が満了していない場合は(ステップS205No)、送信信号生成部205によって通常の送信信号が生成され、送信タイミング調整部208によって調整された送信タイミングで送信される(ステップS208)。一方、既に所定時間T1が満了している場合は(ステップS205Yes)、送信信号生成部205によって、さらに所定時間T2が満了したか否かが判定される(ステップS206)。
この判定の結果、既に所定時間T2が満了している場合は(ステップS206Yes)、送信タイミング調整部208によって調整される送信タイミングに基づいて送信されるアップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値から大きくずれてしまう可能性があるため、送信信号生成部205による送信信号の生成が中止される。一方、まだ所定時間T2が満了していない場合は(ステップS206No)、送信信号生成部205によって短縮信号が生成される(ステップS207)。すなわち、送信信号生成部205によって、1サブフレームの少なくとも先頭又は末尾の単数または複数のシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号が生成される。
短縮信号生成の際には、符号化部206によって、送信データを符号化して得られる符号化ビットがパンクチャリングされても良いし、符号化率を変更することにより送信データを符号化して得られる符号化ビットが減らされても良い。また、符号化部206によって、1サブフレーム分の送信データよりも少ない送信データが符号化されても良い。どのように短縮信号が生成されるかは、基地局装置100が端末装置200に対して送信する送信許可情報によって明示されても良い。
短縮信号は、送信タイミング調整部208によって調整された送信タイミングで送信される(ステップS208)。送信タイミング調整部208によって調整された送信タイミングは、タイマの経過時間が所定時間T1に達する前の時点で受信されたタイミング調整情報に基づくものであるため、基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超える可能性があるが、その超過量は、所定時間T1からの経過時間量が大きくない場合、あまり大きくないと考えられる。このため、1サブフレームの先頭又は末尾のシンボルに送信データがマッピングされていない短縮信号が送信されても、他の端末装置から送信されたアップリンク信号に与える干渉は大きくないと考えられる。
具体的には、例えば図6に示すように、端末装置200の送信タイミングが同期基準タイミングからずれていると、端末装置200からのアップリンク信号の先頭又は末尾は、他の端末装置からのアップリンク信号と部分的に重なるように基地局装置100に受信されることになる。しかしながら、端末装置200から送信されるアップリンク信号は短縮信号であり、図6において斜線で示す部分にのみ送信データがマッピングされており、白抜きで示す部分には送信データがマッピングされていない。このため、図6に示すように、端末装置200からのアップリンク信号が他の端末装置のアップリンク信号に与える干渉は大きくないと考えられる。
なお、短縮信号において、送信データがマッピングされないシンボルの数は、固定値でも良いが、経過時間に応じて増加しても良い。すなわち、例えば所定時間T1が満了した直後は1サブフレームの先頭及び末尾の1シンボルずつに送信データがマッピングされないようにし、所定時間が経過する度に送信データがマッピングされないシンボル数を1シンボルずつ増やしても良い。このとき、1サブフレームの先頭と末尾とでは、送信データがマッピングされないシンボル数が同数でなくても良い。
また、必ずしも1サブフレームの先頭及び末尾両方に送信データがマッピングされないシンボルが配置されなくても良い。すなわち、1サブフレームの先頭のみに送信データがマッピングされないシンボルが配置された短縮信号が生成されても良いし、1サブフレームの末尾のみに送信データがマッピングされないシンボルが配置された短縮信号が生成されても良い。1サブフレームの先頭及び末尾のどちらに送信データがマッピングされないシンボルを配置するかは、例えば端末装置200の移動方向に応じて決定されても良い。
すなわち、例えば端末装置200が基地局装置100へ近づく方向に移動している場合には、端末装置200の送信タイミングは同期基準タイミングよりも早くなる傾向があるため、先頭のシンボルのみに送信データがマッピングされない短縮信号が生成されても良い。逆に、例えば端末装置200が基地局装置100から離れる方向に移動している場合には、端末装置200の送信タイミングは同期基準タイミングよりも遅くなる傾向があるため、末尾のシンボルのみに送信データがマッピングされない短縮信号が生成されても良い。
端末装置200の移動方向は、基地局装置100によって推定されて端末装置200へ通知されるようにしても良い。一般に、端末装置200が基地局装置100へ近づく方向に移動している場合には、伝搬損失が減少するのに対し、端末装置200が基地局装置100から離れる方向に移動している場合には、伝搬損失が増加する。このため、基地局装置100は、端末装置200からのアップリンク信号の伝搬損失の推移に基づいて端末装置200の移動方向を推定し、推定結果を端末装置200へ通知しても良い。また、先頭及び末尾のどちらのシンボルにデータをマッピングしないかを示す情報や、いくつのシンボルにデータをマッピングしないかを示す情報が、基地局装置100から端末装置200へ通知されても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、アップリンク信号の送信タイミングが調整されてから所定時間T1が経過した後も、端末装置は、1サブフレームの少なくとも先頭又は末尾に送信データがマッピングされない短縮信号を生成して基地局装置へ送信する。このため、端末装置は、送信タイミングが調整された後、比較的長時間にわたって、ランダムアクセス処理を実行することなくアップリンク信号を送信することができ、スループットの低下を抑制することができる。また、所定時間T1が経過した後は、先頭又は末尾に送信データがマッピングされていない短縮信号が送信されるため、他の端末装置から送信されるアップリンク信号に与える干渉を低く抑えることが可能となる。
なお、上記実施の形態1においては、端末装置200のタイマ部204に設定される所定時間T1、T2が基地局装置100によって指定されても良い。所定時間T1、T2の値は端末装置ごとに異なっても良いし、同一の端末装置において、所定時間T1、T2の値が変更されても良い。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、基地局装置がアップリンク信号の受信タイミングに基づいて短縮信号を生成するように端末装置へ指示することにより、タイマによるアップリンクの同期状態の管理を不要とする点である。
実施の形態2に係る無線通信システムの構成は、実施の形態1(図1)と同様であるため、その説明を省略する。図7は、実施の形態2に係る基地局装置100の構成を示すブロック図である。図7において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図7に示す基地局装置100は、図2に示す基地局装置100のタイマ部109に代えてマッピング指示情報付加部301を有する。
マッピング指示情報付加部301は、受信タイミング判定部107による端末装置200からの受信信号の受信タイミングの判定結果に従って、端末装置200へ送信される送信許可情報にマッピング指示情報を付加する。具体的には、マッピング指示情報付加部301は、端末装置200からのアップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所望値を超えている場合に、この端末装置200に対する送信許可情報に短縮信号の生成を指示するマッピング指示情報を付加する。このとき、マッピング指示情報付加部301は、アップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所定値以上である場合に、この端末装置200からのアップリンクが非同期状態にあると判定しても良い。
ここで、マッピング指示情報付加部301は、受信タイミングと同期基準タイミングとの差の大きさに応じて、送信データがマッピングされないシンボル数が異なる短縮信号を生成するように指示するマッピング指示情報を送信許可情報に付加しても良い。すなわち、受信タイミングと同期基準タイミングとの差が大きくなるほど、多くのシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号を生成するように端末装置200へ指示されても良い。このとき、1サブフレームの先頭と末尾とでは、送信データがマッピングされないシンボル数が同数でなくても良い。
また、マッピング指示情報によって生成が指示される短縮信号においては、必ずしも1サブフレームの先頭及び末尾両方に送信データがマッピングされないシンボルが配置されなくても良い。すなわち、1サブフレームの先頭のみに送信データがマッピングされないシンボルが配置された短縮信号を生成するように指示されても良いし、1サブフレームの末尾のみに送信データがマッピングされないシンボルが配置された短縮信号を生成するように指示されても良い。1サブフレームの先頭及び末尾のどちらに送信データがマッピングされないシンボルを配置するかは、例えば端末装置200の移動方向に応じて決定されても良い。
すなわち、例えば端末装置200が基地局装置100へ近づく方向に移動している場合には、端末装置200の送信タイミングは同期基準タイミングよりも早くなる傾向があるため、先頭のシンボルのみに送信データがマッピングされない短縮信号を生成するように指示されても良い。逆に、例えば端末装置200が基地局装置100から離れる方向に移動している場合には、端末装置200の送信タイミングは同期基準タイミングよりも遅くなる傾向があるため、末尾のシンボルのみに送信データがマッピングされない短縮信号を生成するように指示されても良い。
端末装置200の移動方向は、端末装置200からのアップリンク信号の伝搬損失に基づいて推定されても良い。一般に、端末装置200が基地局装置100へ近づく方向に移動している場合には、伝搬損失が減少するのに対し、端末装置200が基地局装置100から離れる方向に移動している場合には、伝搬損失が増加する。このため、基地局装置100は、端末装置200からのアップリンク信号の伝搬損失の推移に基づいて端末装置200の移動方向を推定しても良い。
図8は、実施の形態2に係る端末装置200の構成を示すブロック図である。図8において、図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図8に示す端末装置200は、図3に示す端末装置200のタイマ部204及び送信信号生成部205に代えて送信信号生成部401を有する。
送信信号生成部401は、復号部203から送信許可情報が出力されると、送信データをマッピングして送信信号を生成する。具体的には、送信信号生成部401は、符号化部402を有する。符号化部402は、アップリンク信号の送信を許可する送信許可情報が受信された場合に、送信データを符号化し、得られた符号化データを変調部207へ出力する。
ここで、送信信号生成部401は、送信許可情報にマッピング指示情報が付加されているか否かによって異なるマッピングを実行する。すなわち、送信信号生成部401は、送信許可情報にマッピング指示情報が付加されていない場合は、例えば1サブフレーム分の複数のシンボルすべてに送信データをマッピングして送信信号を生成する。一方、送信信号生成部401は、送信許可情報にマッピング指示情報が付加されている場合は、マッピング指示情報に従って短縮信号を生成する。
送信信号生成部401が短縮信号を生成する際には、例えば符号化部402が送信データを符号化した後、符号化ビットを間引くパンクチャリングによって、先頭又は末尾のシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号が生成されても良い。あるいは、実際に使用される数のシンボルの中に送信すべきすべてのデータがおさまるように符号化率が調整されても良い(レート・マッチング)。この場合、符号化率の調整は、あらかじめ決められた処理方法に従って行なわれるため、調整後の符号化率の値は基地局装置100に対して通知されなくてもよい。また、例えば符号化部402が基地局装置100から指定された符号化率とは異なる符号化率で送信データを符号化し、送信データに付加される冗長ビットを減じることによって、短縮信号が生成されても良い。さらに、例えば符号化部402が1サブフレームに割り当てる送信データ量を減じることによって、短縮信号が生成されても良い。これら2つの信号処理方法が実施される場合、端末装置200は基地局装置100に対し、適用された符号化率又は送信データ量に関する情報を同じサブフレーム内によって通知しても良い。
次いで、上記のように構成された無線通信システムにおける無線通信方法について、図9に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
端末装置200がアップリンク信号を送信すると(ステップS301)、アップリンク信号は、基地局装置100によって受信される。このアップリンク信号は、必ずしもデータを含んでいなくても良く、例えば、アップリンクの無線特性の測定のために端末装置200が送信するパイロット信号であっても良い。LTEにおいては、このようなパイロット信号として、例えばSRS(Sounding Reference Signal)が使用される。基地局装置100によって端末装置200からのアップリンク信号が受信されると、受信タイミング判定部107によってアップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差から、同期状態であるか非同期状態であるかが判定される(ステップS302)。受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所定値以下の場合は同期状態であり、所定値を超える場合は非同期状態である。
非同期状態と判定された場合には、マッピング指示情報付加部301によって、端末装置200に対して短縮信号の生成を指示するマッピング指示情報を送信することが決定される。そして、無線リソース割当部110によるスケジューリングの結果、端末装置200に無線リソースが割り当てられて送信許可情報が生成されると、マッピング指示情報付加部301によって、端末装置200に対する送信許可情報にマッピング指示情報が付加される。マッピング指示情報は、1サブフレームの少なくとも先頭又は末尾の単数または複数のシンボルにデータをマッピングしない短縮信号を生成するように指示する情報である。また、マッピング指示情報は、データをマッピングしないシンボルの位置や数を指定しても良い。
マッピング指示情報が付加された送信許可情報は、基地局装置100から送信され(ステップS303)、端末装置200によって受信される。そして、端末装置200の復号部203によって送信許可情報及びマッピング指示情報が復号されると、これらの情報は、送信信号生成部401へ出力される。ここでは、送信許可情報とともにマッピング指示情報が受信されているため、送信信号生成部401は、1サブフレームの先頭又は末尾のシンボルに送信データがマッピングされない短縮信号を生成する(ステップS304)。短縮信号の生成の際には、送信信号生成部401は、マッピング指示情報に従って送信データをマッピングしないシンボルを決定する。そして、短縮信号は、送信タイミング調整部208によって調整される送信タイミングで基地局装置100へ送信される(ステップS305)。
本実施の形態においては、端末装置200からのアップリンク信号の基地局装置100における受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所定値を超えている場合でも、端末装置200から短縮信号が送信される。このため、端末装置200からのアップリンク信号において送信データがマッピングされていない部分が他の端末装置から送信されたアップリンク信号と同時に基地局装置100に受信されることとなり、アップリンク信号の干渉が発生しない。
また、端末装置200は、アップリンク信号の送信タイミングと同期基準タイミングとの差が所定値よりも大きくなった後も、改めてランダムアクセスを実行することなくアップリンク信号を送信することができる。換言すれば、端末装置200は、アップリンク信号を迅速に送信することができ、スループットの低下を抑制することができる。さらに、基地局装置100及び端末装置200は、同期確立後の経過時間をタイマによって管理することなく短縮信号の生成の有無を切り替えることができる。結果として、無線アップリンクの同期状態の管理目的でタイマを使用する必要がなくなり、基地局装置100と端末装置200の両方において回路規模を削減することが可能となる。
アップリンク信号として短縮信号が送信される間にも、基地局装置100の受信タイミング判定部107によって受信タイミングを元に、同期状態の判定が行なわれる。そして、非同期状態となった時、タイミング調整情報生成部108によってタイミング調整情報が生成され、端末装置200へ送信される(ステップS306)。ただし、非同期状態となった時に即座にタイミング調整情報が端末装置200へ送信されなくてもよい。例えば、基地局装置100に接続中の端末装置200の数が多く、タイミング調整情報を送信するための無線リソースの確保が困難な場合には、タイミング調整情報の送信が延期されても良い。端末装置200の送信タイミング調整部208は、受信したタイミング調整情報に従って送信タイミングを調整する。この結果、基地局装置100においては、端末装置200からのアップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差を所定値以下にすることが可能となり、同期状態が得られる。同期状態が得られたら、マッピング指示情報付加部301は、端末装置200に対する送信許可情報へのマッピング指示情報の付加を停止する。
以上のように、本実施の形態によれば、アップリンク信号の受信タイミングと同期基準タイミングとの差が所定値よりも大きくなった後、すなわち、非同期状態になった後も、基地局装置は、1サブフレームの少なくとも先頭又は末尾の単数または複数のシンボルにデータがマッピングされない短縮信号を送信するように端末装置に指示する。そして、端末装置は、基地局装置からの指示に従って短縮信号を生成して基地局装置へ送信する。このため、端末装置は、送信タイミングが調整された後、比較的長時間にわたって、ランダムアクセス処理を実行することなくアップリンク信号を送信することができ、スループットの低下を抑制することができる。また、同期が外れた後は、先頭又は末尾に送信データがマッピングされていない短縮信号が端末装置から送信されるため、他の端末装置から送信されるアップリンク信号に干渉を与えることがない。さらに、同期が確立してからの時間をタイマによって管理する必要がないため、基地局装置及び端末装置の処理負荷を削減することができ、回路規模の削減も可能となる。
なお、上記各実施の形態においては、基地局装置100の処理負荷や使用可能な無線リソースの余裕の度合いに応じてタイミング調整情報が送信されるものとしたが、タイミング調整情報は、例えばアップリンク信号に対する受信確認応答とともに送信されても良い。すなわち、アップリンク信号が正しく受信された場合には、タイミング調整情報は、受信が成功したことを示すACKとともに送信され、アップリンク信号が正しく受信されなかった場合には、タイミング調整情報は、受信が失敗したことを示すNACKとともに送信されても良い。また、基地局装置100が端末装置200に送信する送信許可情報の中にマッピング指示情報を付加するため、端末装置200は受信した送信許可情報の中にマッピング指示情報が含まれるか否かを判断する。そこで、送信許可情報を含む制御信号を例えば2種類用意し、一方にはマッピング指示情報を付加し、他方にはマッピング指示情報を付加しないことで、制御信号の種類に基づいてマッピング指示情報の有無が判断可能にしても良い。この場合、例えば、制御信号のサイズや、制御信号の中のある領域(例えば、Cyclic Redundancy Check部)に対して施すスクランブルのためのスクランブリング符号列の種類によって制御信号の種類を判別可能にしても良い。
101、206、402 符号化部
102、207 変調部
103、209 無線送信部
104、201 無線受信部
105、202 復調部
106、203 復号部
107 受信タイミング判定部
108 タイミング調整情報生成部
109、204 タイマ部
110 無線リソース割当部
205、401 送信信号生成部
208 送信タイミング調整部
301 マッピング指示情報付加部
本発明は、無線通信システム及び端末装置に関する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、スループットの低下を抑制することができる無線通信システム及び端末装置を提供することを目的とする。また、タイマ使用に依存しない同期状態維持方法を提供することを目的とする。
本願が開示する無線通信システムは、1つの態様において、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とを有する無線通信システムであって、前記第1の無線通信装置は、前記第2の無線通信装置に送信する送信信号を生成する生成部と、送信タイミングの情報に応じて前記送信信号の送信タイミングを調整する調整部と、前記調整部によって調整された送信タイミングで前記送信信号を送信する送信部と、前記調整部によって調整された送信タイミングが所定の同期タイミングに設定された後の経過時間を測定可能なタイマとを有し、前記生成部は、前記タイマによって計測された経過時間が第1の閾値以上である場合に、一部のシンボルにデータが含まれない前記送信信号を生成する。

Claims (18)

  1. 第1の無線装置と第2の無線装置とを有する無線通信システムであって、
    前記第1の無線装置は、
    複数のシンボルを含む送信信号を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された送信信号の送信タイミングを調整する調整部と、
    前記調整部によって調整された送信タイミングで前記送信信号を前記第2の無線装置へ送信する送信部とを有し、
    前記生成部は、
    前記送信信号に含まれる少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記調整部は、
    前記第2の無線装置から前記第1の無線装置へ送信される制御情報であって、送信タイミング調整量に関する制御情報に従って送信タイミングを調整することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記生成部は、
    OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む送信信号を生成することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記生成部は、
    複数のシンボルを含むサブフレームを前記送信信号として生成することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の無線装置は、
    前記調整部によって調整される送信タイミングが所定の同期タイミングに設定されてからの経過時間を計測するタイマ部をさらに有し、
    前記生成部は、
    前記タイマ部によって計測される経過時間が第1の閾値未満の間は、前記複数のシンボルすべてにデータを含む送信信号を生成し、
    前記タイマ部によって計測される経過時間が第1の閾値以上になると、前記短縮信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記生成部は、
    前記タイマ部によって計測される経過時間が第1の閾値以上になると、送信信号の中の先頭又は末尾の複数又は単数のシンボルを無信号状態にすることを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記送信部は、
    前記タイマ部によって計測される経過時間が第1の閾値より大きい第2の閾値以上になると、前記送信信号の送信を停止する
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  8. 前記生成部は、
    前記タイマ部によって計測される経過時間が大きいほど多くのシンボルにデータを含まない短縮信号を生成する
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  9. 前記第2の無線装置は、
    データが含まれないシンボルが前記送信信号内の先頭及び末尾のいずれに配置されるかを示す情報を送信許可情報とともに送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  10. 前記第2の無線装置は、
    データが含まれシンボルの数を、送信許可情報とともに送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  11. 前記第2の無線装置は、
    前記第1の無線装置から送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部における信号の受信タイミングと所定の同期基準タイミングとの差を測定する測定部と、
    前記送信信号の送信タイミングを調整するように前記第1の無線装置に対して指示する制御信号を送信する指示送信部とを有し、
    前記指示送信部は、
    前記測定部によって測定された差の値が所定値以上である場合に、前記短縮信号を生成する指示を前記第1の無線装置へ送信し、
    前記生成部は、
    前記指示送信部によって送信された指示が受信された場合に、前記短縮信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  12. 前記指示送信部は、
    前記測定部によって測定された差が大きいほど多くのシンボルにデータを含まない短縮信号を生成する指示を送信する
    ことを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  13. 前記第2の無線装置は、
    前記第1の無線装置から送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部における信号の受信タイミングと所定の同期基準タイミングとの差を測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された差が小さくなるように前記第1の無線装置の送信タイミングを調整するタイミング調整情報を前記第1の無線装置へ送信するタイミング調整情報送信部とを有し、
    前記調整部は、
    前記タイミング調整情報送信部によって送信されたタイミング調整情報に従って、送信タイミングを所定の同期基準タイミングに設定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  14. 前記タイミング調整情報送信部は、
    前記受信部によって受信された信号に対する受信確認応答とともにタイミング調整情報を送信することを特徴とする請求項13記載の無線通信システム。
  15. 前記生成部は、
    前記第1の無線装置の移動方向に応じて決定された位置のシンボルにデータを含まない短縮信号を生成することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  16. 複数のシンボルを含む送信信号を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された送信信号の送信タイミングを調整する調整部と、
    前記調整部によって調整された送信タイミングで前記送信信号を送信する送信部とを有し、
    前記生成部は、
    前記送信信号に含まれる少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する
    ことを特徴とする端末装置。
  17. 端末装置から送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部における信号の受信タイミングと所定の同期基準タイミングとの差を測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された差の値が所定値以上である場合に、信号に含まれる複数のシンボルのうち、少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する指示を前記端末装置へ送信する送信部と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  18. 複数のシンボルを含む送信信号を生成し、
    生成された送信信号の送信タイミングを調整し、
    調整された送信タイミングで前記送信信号を送信する処理を有し、
    前記生成する処理は、
    前記送信信号に含まれる少なくとも先頭又は末尾の一又は複数のシンボルにデータが含まれなくなる短縮信号を生成する処理を含む
    ことを特徴とする無線通信方法。
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