JPWO2017149700A1 - ソレノイド装置及び電磁弁 - Google Patents

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Abstract

他の構造物との干渉を容易に抑制することができるソレノイド装置、及び、該ソレノイド装置を備える電磁弁を提供する。連結部材(4)の本体側端部(41)及び箱側端部(42)が本体部(3)及び端子箱(5)によって、軸部(43)に沿った回動軸(O1)を中心に回動可能に支持され、端子箱5が本体部3に対して回動可能となっていることで、端子箱(5)の入力部(53)や、入力部(53)に接続される入力電線の向きを調節することができ、これらが他の構造物と干渉することを容易に抑制することができる。

Description

本発明は、可燃性流体の流量を制御するためのソレノイド装置、及び、該ソレノイド装置を備える電磁弁に関する。
一般に、化石燃料等の可燃性気体や可燃性液体(以下、可燃性流体という)を収容する容器に設けられる電磁弁には、所定の防爆性能が要求される。即ち、電磁弁は、ソレノイドコイル及びプランジャを収容する本体部と、ソレノイドコイルに電力を供給するための端子箱と、これらの接続部分と、において外部空間に対する気密性を有する必要がある。このような電磁弁は、容器に対して複数取り付けられることがあり、一の電磁弁における端子箱や端子箱から引き出される電線等が、他の電磁弁等(他の構造物)に干渉してしまうことがあった。
そこで、ソレノイドユニット体(本体部)に端子箱が取り付けられるソレノイドバルブ(電磁弁)において、端子箱からの電線の引き出し方向を変更することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のソレノイドバルブでは、端子箱がソレノイドユニット体に対して水平方向に並設されるとともに、端子箱が、並設方向に対して斜めに延びて電線を引き出すように構成されている。また、端子箱がボルトによってソレノイドユニット体に固定されている。このボルトを緩めたり取り外したりすることにより、ソレノイドユニット体に対して端子箱を取り付け直し、電線の引き出し方向を変更することができる。
特開2004−245387号公報
しかしながら、特許文献1に記載のソレノイドバルブにおいて電線の引き出し方向を変更するためには、上記のようにボルトを一旦緩めたり外したりする必要があり、ボルトを再度締め付ける際、ソレノイドバルブが所定の防爆性能を有するように締付トルクを管理しなければならない。即ち、端子箱を取り付け直した場合、ソレノイドバルブが出荷段階と同様の防爆性能を有するように、所定の知識や技能を有する作業者がボルトを締め付ける必要があり、容易に端子箱の向きを変更することができなかった。
本発明の目的は、他の構造物との干渉を容易に抑制することができるソレノイド装置、及び、該ソレノイド装置を備える電磁弁を提供することにある。
本発明のソレノイド装置は、可燃性流体の流量を制御する電磁弁に利用されるソレノイド装置であって、ソレノイドコイル、プランジャ、並びに、前記ソレノイドコイル及び前記プランジャを収容する本体ケースを有する本体部と、前記ソレノイドコイルに電力を供給する端子箱と、前記本体部と前記端子箱とを連結する連結部材と、を備え、前記連結部材は、前記本体部に支持される本体側端部と、前記端子箱に支持される箱側端部と、を有し、前記本体側端部と前記箱側端部とのうち少なくとも一方は、前記本体部または前記端子箱によって、当該本体側端部と当該箱側端部とを結ぶ方向に沿った回動軸を中心に回動可能に支持されていることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、連結部材における本体側端部と箱側端部とのうち少なくとも一方が、本体部または端子箱によって、これらを結ぶ方向を中心に回動可能に支持されていることで、端子箱を本体部に対して回動させることができる。従って、端子箱や、端子箱に接続される部材(例えば電線)の向きを調節することができ、これらが他の構造物と干渉することを容易に抑制することができる。このとき、本体部と端子箱とが連結部材を介して連結され、回動可能となっていることから、電線等の向きを調節する際に端子箱を本体部に対して取り付け直す必要がなく、防爆性能を維持することができる。
この際、本発明のソレノイド装置では、前記本体側端部と前記箱側端部とのうち少なくとも一方が球状部によって形成されることにより、前記連結部材が前記本体部と前記端子箱とのうち少なくとも一方に対して揺動可能に支持されていることが好ましい。このような構成によれば、連結部材が本体部と端子箱とのうち少なくとも一方に対して揺動可能に支持されていることで、本体部に対して連結部材および端子箱の両方を揺動させたり、本体部および連結部材に対して端子箱を揺動させたりすることができ、本体部に対する端子箱の配置の自由度を向上させ、他の構造物との干渉をさらに抑制しやすくすることができる。
また、本発明のソレノイド装置では、前記本体部と前記端子箱とのうち少なくとも一方は、前記本体部または前記端子箱の内外を連通するように前記球状部の外径よりも小さい内径を有して開口した開口部と、該開口部よりも内側に形成されて前記球状部の外周面に当接する当接支持部と、を備え、前記球状部は、自然状態において前記当接支持部よりも大きい外径を有し、圧縮変形させられつつ前記開口部を通過するとともに、前記当接支持部を押圧するように支持されることが好ましい。
このような構成によれば、球状部を、開口部を通過するように圧入し、当接支持部によって支持させることができる。また、球状部が当接支持部を押圧しつつ支持されることで、外部に対する気密性を向上させ、防爆性能を確保しやすくすることができる。
また、本発明のソレノイド装置では、前記連結部材は、前記本体部の内部空間と前記端子箱の内部空間とを連通するとともに電線を挿通可能な貫通孔を有していることが好ましい。このような構成によれば、連結部材が電線を挿通可能な貫通孔を有することで、連結部材と電線とを独立に変形させたり動作させたりすることができ、本体部に対して端子箱を回動させる際に電線に加わる負荷を低減することができる。
本発明の電磁弁は、可燃性流体の流量を制御する電磁弁であって、前記いずれかに記載のソレノイド装置と、前記可燃性流体を収容する収容部材に取り付けられるとともに前記ソレノイド装置によって開閉される弁本体と、を備え、前記本体ケースは、前記弁本体に向かって開口した筒状に形成されてその側面において前記本体側端部を支持するとともに、前記弁本体に対し、前記プランジャの往復方向に沿った回動軸を中心に回動可能に設けられていることを特徴とする。
このような本発明によれば、収容部材に取り付けられた際に、上記のように端子箱等と他の構造物との干渉を容易に抑制するとともに充分な防爆性能を確保することができる。さらに、側面において連結部材を支持する筒状の本体ケースが弁本体に対して回動可能に構成されていることで、弁本体に対する端子箱の配置の自由度を向上させることができ、他の構造物との干渉をより一層抑制しやすくすることができる。
以上のような本発明のソレノイドバルブ及び弁装置によれば、本体部と端子箱とを連結する連結部材の端部が回動可能に支持されていることで、端子箱を本体部に対して回動させることができ、他の構造物との干渉を容易に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る電磁弁を示す正面図である。 前記電磁弁を示す上面図である。 前記電磁弁を示す側面図である。 前記電磁弁を示す断面図である。 前記電磁弁の要部を示す断面図である。 前記電磁弁において本体部に対して端子箱を回動させた様子を示す正面図である。 前記本体部に対して連結部材及び前記端子箱を揺動させた様子を示す断面図である。 前記本体部及び前記連結部材に対して前記端子箱を揺動させた様子を示す断面図である。 変形例の電磁弁の要部を示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の電磁弁1は、図1〜3に示すように、可燃性流体を収容する収容部材としての容器Cに設けられて可燃性流体の流量を制御するものであって、容器Cに取り付けられる弁本体2と、弁本体2に組み付けられる本体部3と、本体部3に接続される連結部材4と、連結部材4を介して本体部3に連結される端子箱5と、を備える。尚、電磁弁1は可燃性流体を収容する他の収容部材(例えば配管)等に設けられてもよい。また、本実施形態では、本体部3の後述するプランジャ32の往復方向をZ方向とし、Z方向に略直交するとともに互いに略直交する2方向をX方向及びY方向とする。また、Z方向が鉛直方向に沿うとともに容器Cに対して電磁弁1は上方に配置されているものとする。
弁本体2は、図4に示すように、容器Cに固定される容器固定部21と、本体部3が固定される本体固定部22と、Z方向に沿って延びる第1通路部23及び第2通路部24と、弁座25と、を有する。容器固定部21は、例えばボルトが挿通される挿通孔である。また、本体固定部22は、例えばボルトと螺合するボルト孔である。
第1通路部23及び第2通路部24は、弁本体2全体をZ方向に沿って貫通するように形成され、上方側において本体部3に向かって開口するとともに、下方側において容器Cに向かって開口している。また、弁本体2におけるX方向の略中央に第1通路部23が形成され、第1通路部23に隣り合うように第2通路部24が形成されている。このような第1通路部23の上方側の開口に弁座25が設けられている。
本体部3は、ソレノイドコイル31と、プランジャ32と、スプリング33と、土台部34と、支持軸部35と、本体ケース36と、を有する。ソレノイドコイル31には、通電用の電線10が接続されている。ソレノイドコイル31が通電されることにより、Z方向に沿ってプランジャ32が移動する。プランジャ32は、その先端に弁体321を有し、弁体321が弁座25に着座および離座するようになっている。スプリング33は、Z方向を軸方向とする逆円錐台状に形成され、その上端が土台部34に固定され又は当接するとともに、その下端がプランジャ32の先端(下端)によって係止され、プランジャ32を下方に付勢するように設けられている。
即ち、ソレノイドコイル31が通電されていない状態において弁体321が弁座25に着座し、ソレノイドコイル31が通電されることにより、プランジャ32が上方に移動して弁体321が弁座25から離座するようになっている。尚、スプリング33がプランジャ32を上方に付勢するとともにソレノイドコイル31の通電によってプランジャ32が下方に移動する構成としてもよい。
土台部34は、弁本体2の上面に重ねられる円盤状の土台板部341と、土台板部341よりも小さい外径を有して上方に向かって円柱状に延びる土台本体342と、を有する。土台板部341は、ボルトによって弁本体2に固定される。土台本体342は、ソレノイドコイル31を下方から支持するとともに、下方において開口した凹状の連通空間34Aを形成する。また、土台本体342の側面にはOリング等の気密部材343が設けられている。
連通空間34Aには、弁体321、スプリング33及び弁座25が設けられるとともに、第1通路部23及び第2通路部24が連通している。即ち、弁体321が弁座25に着座して弁閉状態となっている場合、第1通路部23と第2通路部24とが遮断される。また、弁体321が弁座25から離座して弁開状態となっている場合、第1通路部23と第2通路部24とが連通される。
支持軸部35は、プランジャ32と同軸上に配置され、ソレノイドコイル31の内側から上方に突出するように円柱状に延び、ソレノイドコイル31を上方から支持する。また、支持軸部35の側面には気密部材351が設けられている。
本体ケース36は、下方側において開口するとともにZ方向を軸方向とする有底円筒状に形成されている。本体ケース36は、下方側の開口を塞ぐように土台部34に取り付けられ、その内側にソレノイドコイル31及びプランジャ32を収容する。このとき、土台本体342の外周面が本体ケース36の内周面に当接する。また、本体ケース36の底部361には開口が形成され、この開口に支持軸部35が挿通される。土台本体342の側面に気密部材343が設けられ、支持軸部35の側面に気密部材351が設けられていることにより、本体ケース36は、その上下の開口において外部空間に対する気密性が確保されるようになっている。
本体ケース36の筒状部362の先端近傍には、イモネジ等の回り止め用のピン部材6が挿通されるピン挿通部363が形成され、ピン部材6によって土台部34を押圧することにより、土台部34に対して本体ケース36が回転することが規制される。さらに、底部361には、Eリング等の回り止め部材7が設けられ、支持軸部35に対して本体ケース36が回転することが規制される。
筒状部362の側面には、図5にも示すように、連結部材4を支持するための球支持部364が形成されている。図1〜4は、電磁弁1において球支持部364がX方向の一方側に位置するように、本体ケース36が配置された様子を示している。球支持部364は、本体ケース36の内外を連通するように開口した開口部365と、開口部365よりも内側に形成されて後述する球状部41Aの外周面に当接する当接支持部366と、を有する。また、筒状部362のうち球支持部364近傍には、当接支持部366と外部空間とを連通するとともに回り止め用のピン部材6が挿通されるピン挿通部367が形成されている。
筒状部362には、当接支持部366よりもさらに内側に、ソレノイドコイル31に接続される電線10を収容する収容部362Aが形成されている。収容部362Aにおいて、電線10は余長部11を有して収容されている。
連結部材4は、本体ケース36の球支持部364に支持される本体側端部41と、端子箱5の後述する球支持部514に支持される箱側端部42と、直線状に延びて本体側端部41と箱側端部42とを接続する(即ち本体側端部41と箱側端部42とを結ぶ方向に延びる)軸部43と、を有する。本体側端部41及び箱側端部42はそれぞれ球状部41A、42Aによって形成され、連結部材4全体がアレイ状に形成されている。
連結部材4には、本体側端部41から軸部43を通って箱側端部42に亘るように全体を貫通する貫通孔44が形成され、ソレノイドコイル31に接続された電線10が挿通されるようになっている。また、貫通孔44が形成されることにより、球状部41A、42Aが外圧によって圧縮変形可能に構成されている。
端子箱5は、端子ケース体51と、ソレノイドコイル31に接続された電線10が接続される電線接続部52と、外部から電力が供給される入力部53と、を有する。
端子ケース体51は、有底円筒状のケース部511と、ケース部511の開口を塞ぐ蓋部512と、を有する。ケース部511の底部513には、球支持部514が形成されている。この球支持部514は、本体ケース36の球支持部364と同様に、開口部515と当接支持部516とを有し、この近傍にピン挿通部517が形成されている。
電線接続部52は、導電性の端子金具521とネジ522とによって電線10を挟み込むように構成されている。即ち、ソレノイドコイル31に接続された電線10が、連結部材4の貫通孔44を通過して端子箱5内に導入され、電線接続部52に接続されるようになっている。また、電線接続部52は入力部53に電気的に接続されており、電線10が入力部53に電気的に接続され、即ちソレノイドコイル31と入力部53とが電気的に接続される。
入力部53は、ケース部511の側面部518から突出するように設けられ、ソレノイドコイル31に電力を供給するための図示しない入力電線が接続される。例えば図1に示すように入力部53がY方向の手前側に延びている場合には、入力部53に接続された入力電線もY方向の手前側に向かって延びる。また、入力部53は例えば入力電線に接続される端子金具が絶縁樹脂にモールドされ、入力部53において端子ケース体51が外部空間に連通しないようになっている。
以上のような本体部3と、連結部材4と、端子箱5と、がソレノイド装置100を構成し、弁本体2の弁座25を開閉する。
ここで、連結部材4の本体側端部41と、本体部3の球支持部364と、の寸法の関係について説明する。球支持部364の開口部365が略円形に形成されるとともに、その内径は、球状部41Aの外径よりも小さい。尚、開口部365は円形でなくてもよく、例えばオーバル形状であれば、その長径が球状部41Aの外径よりも小さければよい。また、球支持部364の当接支持部366の内周面が球状に形成されるとともに、その内径が球状部41Aの外径よりも小さい。
球状部41Aは開口部365を通過可能な弾性を有しており、開口部365の開口面に対して略垂直な力によって連結部材4を押し付けることにより、球状部41Aを圧縮変形させて球支持部364に圧入することができるようになっている。また、圧入された球状部41Aは当接支持部366を押圧し、気密性が保たれる。
連結部材4の箱側端部42と、端子箱5の球支持部514と、の寸法の関係は、連結部材4の本体側端部41と、本体部3の球支持部364と、の寸法の関係と同様である。従って、圧入によって球状部42Aを球支持部514に支持させることができ、球状部42Aが当接支持部516を押圧し、気密性が保たれる。
以上の構成により、本体部3の本体ケース36の内部空間S1と、端子箱5の端子ケース体51の内部空間S2と、が連結部材4の貫通孔44を介して連通されるとともに、これらの空間S1、S2が外部空間に対して気密性を有し、即ち所定の防爆性能を有する。
上記のように球支持部364に支持された球状部41Aは、当接支持部366に対して摺動することができる。即ち、連結部材4は本体ケース36に対し、球状部41Aの中心を通る任意の揺動軸を中心に揺動したり、軸部43に沿った回動軸O1を中心に回動したりすることができる。このとき、図示しない回動規制部が設けられることにより、回動軸O1を中心とする回動は、回動可能範囲が例えば350°となり、1回転以上しないようになっている。
球支持部364に支持された球状部41Aが、球支持部364のピン挿通部367に挿通されたピン部材6によって押圧されることにより、当接支持部366に対する球状部41Aの摺動が規制される。即ち、本体ケース36に対する連結部材4の揺動や回動が規制される。
同様に、球支持部514に支持された球状部42Aは、当接支持部516に対して摺動することができる。即ち、連結部材4は端子ケース体51に対し、球状部42Aの中心を通る任意の揺動軸を中心に揺動したり、回動軸O1を中心に回動したりすることができるように、球状部42Aが支持されている。このとき、図示しない回動規制部が設けられることにより、回動軸O1を中心とする回動は、回動可能範囲が例えば350°となり、1回転以上しないようになっている。
球支持部514に支持された球状部42Aが、球支持部514のピン挿通部517に挿通されたピン部材6によって押圧されることにより、当接支持部516に対する球状部42Aの摺動が規制される。即ち、端子ケース体51に対する連結部材4の揺動や回動が規制される。
以下、電磁弁1の各部の動作について説明する。上記のように、連結部材4が回動軸O1を中心として本体部3及び端子箱5に対して回動可能に支持されていることで、ピン部材6を緩めることにより、端子箱5が本体部3に対して回動可能となる。例えば、図1に示すように回動軸O1がX方向に沿うとともに入力部53がY方向の手前側を向いている状態から、入力部53がZ方向の上方側を向くように本体部3に対して端子箱5を90°だけ回動させた様子を図6に示す。このとき、連結部材4を本体部3に対してのみ回動させてもよいし、端子箱5に対してのみ回動させてもよいし、両方に対して回動させてもよい。即ち、本体部3に対して連結部材4及び端子箱5の両方を回動させてもよいし、本体部3及び連結部材4に対して端子箱5のみを回動させてもよい。また、回動軸O1がX方向以外の方向を向いている場合も同様に、端子箱5を本体部3に対して回動させることができる。
このように本体部3に対して端子箱5を回動させる際の回動可能範囲は、連結部材4の本体部3及び端子箱5に対する回動可能範囲の合計となり、本実施形態では700°となる。本体部3に対して端子箱5が回動した際に電線10が引っ張られるものの、余長部11が設けられていることにより、電線10に加わる負荷が低減される。尚、本体部3に対する端子箱5の回動可能範囲は適宜に設定されていればよく、360°以上であることが好ましいが、余長部11が短い場合には、360°未満であってもよい。
また、連結部材4が本体部3に対して揺動可能に設けられていることで、本体部3に対して連結部材4及び端子箱5の両方が揺動可能となる。例えば、図4に示すように本体部3に対して端子箱5がX方向に並んだ状態から、本体部3に対し、Y方向に沿った揺動軸O2を中心に連結部材4を揺動させることにより、端子箱5を上方に揺動させた様子を図7に示す。このとき、端子箱5に設けられたピン部材6は緩められていないものとする。
さらに、連結部材4が端子箱5に対して揺動可能に設けられていることで、本体部3及び連結部材4に対して端子箱5が揺動可能となる。例えば、図7に示す状態から、Y方向に沿った揺動軸O3を中心に端子箱5を揺動させることにより、端子箱5をさらに上方に揺動させた様子を図8に示す。図7、8においては説明の都合上、電線10を省略している。
尚、揺動軸はY方向に沿ったものに限られず、他の方向を向いていてもよい。即ち、端子箱5は三次元的に揺動可能である。また、連結部材4の軸部43が本体部3及び端子箱5に干渉することにより、揺動可能な範囲が制限される。
また、球状部41A、42Aが当接支持部366、516を押圧することによって本体部3及び端子箱5の内部空間S1、S2の外部空間に対する気密性が保たれるようになっていることから、上記のような電磁弁1の各部の動作後においても、動作前と同様の防爆性能が維持される。即ち、ボルト等の締め付けによって気密性を保つ構成でないことから、動作後に締付トルクを管理する必要がなく、所定の知識や技能を有する作業者であっても電磁弁1の各部を動作させることができるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、連結部材4の本体側端部41及び箱側端部42が本体部3及び端子箱5によって、軸部43に沿った回動軸O1を中心に回動可能に支持され、端子箱5が本体部3に対して回動可能となっていることで、端子箱5の入力部53や、入力部53に接続される入力電線の向きを調節することができ、これらが他の構造物と干渉することを容易に抑制することができる。
また、本体部と端子箱とを直接連結する構成と比較して、連結部材4の端部41、42と、本体部3及び端子部5と、の連結構造を簡略化することができ、連結部材4の端部41、42を回動可能に支持しても気密性を確保しやすい。
さらに、連結部材4が本体部3及び端子箱5に対して揺動可能に支持され、本体部3に対して連結部材4及び端子箱5の両方が揺動可能であり、本体部3及び連結部材4に対して端子箱5が揺動可能であることで、本体部3に対する端子箱5の配置の自由度を向上させ、他の構造物との干渉をさらに抑制しやすくすることができる。
さらに、球状部41A、42Aが球支持部364、514に対して圧入可能に構成されていることで、連結部材4の本体側端部41及び箱側端部42を本体部3及び端子箱5に容易に支持させることができる。
さらに、側面において連結部材4を支持する筒状の本体ケース36が、弁本体2に対してZ方向に沿った回動軸を中心に回動可能に構成されていることで、弁本体2に対する端子箱5の配置の自由度を向上させることができ、他の構造物との干渉をより一層抑制しやすくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、連結部材4の本体側端部41及び箱側端部42が球状部41A、42Aによって構成される、即ち、連結部材4の本体部3による支持構造と、端子箱5による支持構造と、のいずれもが回動機能および揺動機能を有するものとしたが、少なくとも一方の支持構造が回動機能を有していればよく、揺動機能は、両方の支持構造に設けられていてもよいし、一方の支持構造に設けられていてもよいし、設けられていてなくてもよい。
回動機能のみを有する支持構造としては、図9に示すように、連結部材4Aが円盤状の本体側端部45を有し、本体部3Aの本体ケース36Aが、本体側端部45を支持する支持部368を有する構成が例示される。このとき、例えば本体側端部45の側面が支持部368の内周面を押圧することで気密性が確保されていればよい。また、例えば本体側端部45の側面に回り止め用のピン部材6が当接し、回動可能な状態と回動不能な状態とを切換可能に構成されていることが好ましい。支持構造が回動機能も揺動機能も有していない場合には、連結部材の端部が本体部または端子箱に固定されていればよい。
また、前記実施形態では、本体部3の球支持部364及び端子箱5の球支持部514のが、連結部材4の球状部41A、41Bの外径よりも小さい内径を有する開口部365、515を備え、本体側端部41及び箱側端部42が圧入によって支持されるものとしたが、連結部材の端部は、圧入以外の方法によって支持されてもよい。例えば、本体部の本体ケースや端子箱の端子ケース体が分割可能な複数の部品によって構成され、これらの部品を組み付けることによって連結部の端部が支持される構成としてもよい。
また、前記実施形態では、連結部材4が貫通孔44を有するとともに、ソレノイドコイル31が電線10によって入力部53と電気的に接続されるものとしたが、ソレノイドコイル31に電力を供給するための構成はこれに限定されない。例えば、連結部材の内側に、棒状の導体部が設けられ、ソレノイドコイルと導体部とが電線等によって電気的に接続されるとともに、導体部と入力部とが電線等によって電気的に接続される構成としてもよい。
また、前記実施形態では、本体ケース36が弁本体2に対して回動可能であるものとしたが、回動不能となっていてもよい。このとき、弁本体の容器Cに対する取り付け向きが変更可能に構成されていれば、容器に対する端子箱の配置を変更することができ、他の構造物との干渉を抑制することができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 電磁弁
2 弁本体
25 弁座
23 第1通路部
24 第2通路部
3 本体部
31 ソレノイドコイル
32 プランジャ
321 弁体
36 本体ケース
365 開口部
366 当接支持部
4 連結部材
41 本体側端部
41A 球状部
42 箱側端部
42A 球状部
5 端子箱
515 開口部
516 当接支持部
S1 内部空間
S2 内部空間
C 容器(収容部材)

Claims (5)

  1. 可燃性流体の流量を制御する電磁弁に利用されるソレノイド装置であって、
    ソレノイドコイル、プランジャ、並びに、前記ソレノイドコイル及び前記プランジャを収容する本体ケースを有する本体部と、
    前記ソレノイドコイルに電力を供給する端子箱と、
    前記本体部と前記端子箱とを連結する連結部材と、を備え、
    前記連結部材は、前記本体部に支持される本体側端部と、前記端子箱に支持される箱側端部と、を有し、
    前記本体側端部と前記箱側端部とのうち少なくとも一方は、前記本体部または前記端子箱によって、当該本体側端部と当該箱側端部とを結ぶ方向に沿った回動軸を中心に回動可能に支持されていることを特徴とするソレノイド装置。
  2. 前記本体側端部と前記箱側端部とのうち少なくとも一方が球状部によって形成されることにより、前記連結部材が前記本体部と前記端子箱とのうち少なくとも一方に対して揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド装置。
  3. 前記本体部と前記端子箱とのうち少なくとも一方は、前記本体部または前記端子箱の内外を連通するように前記球状部の外径よりも小さい内径を有して開口した開口部と、該開口部よりも内側に形成されて前記球状部の外周面に当接する当接支持部と、を備え、
    前記球状部は、自然状態において前記当接支持部よりも大きい外径を有し、圧縮変形させられつつ前記開口部を通過するとともに、前記当接支持部を押圧するように支持されることを特徴とする請求項2に記載のソレノイド装置。
  4. 前記連結部材は、前記本体部の内部空間と前記端子箱の内部空間とを連通するとともに電線を挿通可能な貫通孔を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のソレノイド装置。
  5. 可燃性流体の流量を制御する電磁弁であって、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のソレノイド装置と、
    前記可燃性流体を収容する収容部材に取り付けられるとともに前記ソレノイド装置によって開閉される弁本体と、を備え、
    前記本体ケースは、前記弁本体に向かって開口した筒状に形成されてその側面において前記本体側端部を支持するとともに、前記弁本体に対し、前記プランジャの往復方向に沿った回動軸を中心に回動可能に設けられていることを特徴とする電磁弁。
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