JPWO2017090244A1 - 加熱調理器、加熱調理器の制御方法、および、加熱調理システム - Google Patents

加熱調理器、加熱調理器の制御方法、および、加熱調理システム

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Abstract

被加熱物を収容する加熱室内の画像を撮影する撮像部(201)と、加熱室内の画像の撮影のための撮影条件を設定し、加熱室内の画像に対して画像認識を行う制御部(200)と、を備える。制御部(200)は、加熱室内の画像を解析することにより加熱室内の状態を確認し、加熱室内の状態に応じて画像の撮影のための撮影条件を変更する。これにより、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器(100a)において、画像認識の精度を高めることができる。

Description

本開示は、画像認識の結果に基づいて加熱制御を行う加熱調理器、加熱調理器の制御方法、および、加熱調理システムに関するものである。
通常、加熱調理器の一例である電子レンジは、調理開始のために、使用者による加熱時間などの入力を必要とする。
これまで、加熱時間などを自動的に設定するための多くの技術が開発されてきた。例えば、特許文献1は、調理前に撮影された被加熱物の画像を解析することにより、調理方法を選択する技術を開示する。
実用新案登録第3036671号公報
従来の技術では、照明が暗いなどの加熱室内の状況によって、撮影された画像に対して文字認識などを行うことができない可能性がある。
上記従来の問題を解決するために、本開示の一態様の加熱調理器は、被加熱物を収容する加熱室と、加熱室内の画像を撮影する撮像部と、加熱室内の画像の撮影のための撮影条件を設定し、画像に対して画像認識を行う制御部とを備える。制御部は、加熱室内の画像を解析することにより加熱室内の状態を確認し、加熱室内の状態に応じて画像の撮影のための撮影条件を変更する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る加熱調理器のブロック構成図である。 図3は、被加熱物である弁当の一例を示す図である。 図4は、弁当に貼り付けられた食品ラベルの一例を示す図である。 図5は、撮影部のための設定項目表を示す図である。 図6は、項目「鮮明さ」に関する設定値表を示す図である。 図7は、項目「コントラスト」に関する設定値表を示す図である。 図8は、照明装置のための設定項目表を示す図である。 図9は、項目「明るさ」に関する設定値表を示す図である。 図10は、実施の形態1に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態2に係る加熱調理器の斜視図である。 図12は、実施の形態2に係る加熱調理器の斜視図である。 図13は、照明の数が4の場合における各照明のオン/オフのパターンを示す設定値表を示す図である。 図14は、全ての照明がオンの場合における各照明の明るさのパターンを示す設定値表を示す図である。 図15は、実施の形態3に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 図16Aは、項目「鮮明さ」がオン状態における微分画像を示す図である。 図16Bは、項目「鮮明さ」がオフ状態における微分画像を示す図である。 図17は、実施の形態4による画像認識を示すフローチャートである。 図18Aは、画像認識が困難な画像を示す図である。 図18Bは、画像認識が可能な画像を示す図である。 図19は、撮影された画像における設定変更用の区画を示す図である。 図20は、照明の配置および明るさを区画ごとに設定した表を示す図である。 図21は、実施の形態5に係る加熱調理器の斜視図である。 図22は、実施の形態5に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
本開示の第1の態様の加熱調理器は、被加熱物を収容する加熱室と、加熱室内の画像を撮影する撮像部と、加熱室内の画像の撮影のための撮影条件を設定し、画像に対して画像認識を行う制御部とを備える。制御部は、加熱室内の画像を解析することにより加熱室内の状態を確認し、加熱室内の状態に応じて画像の撮影のための撮影条件を変更する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第2の態様の加熱調理器によれば、第1の態様において、加熱室内の照明を行う照明装置をさらに備える。撮影条件が、撮像部による撮影時の設定と照明装置による照明用の設定とを含む。本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第3の態様の加熱調理器によれば、第1の態様において、制御部は、加熱室内の画像において画像認識の対象領域を特定し、撮影条件を変更した後に再度撮影された画像における前記対象領域に対して前記画像認識を行う。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第4の態様の加熱調理器によれば、第3の態様において、変更された撮影条件が画像の鮮明さであり、制御部が、画像認識のための画像の撮影時における画像の鮮明さを、対象領域の特定のための画像の撮影時における画像の鮮明さより高く設定する。本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第5の態様の加熱調理器によれば、第1の態様において、画像認識が所定回数失敗するまで、制御部は、前記画像を再度撮影するための撮影条件を変更する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第6の態様の加熱調理器によれば、第1の態様において、画像認識は、文字認識と物体認識とを含む。制御部は、物体認識のための画像を撮影するために、文字認識のための画像を撮影するときの撮影条件と異なる撮影条件を設定する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第7の態様の加熱調理器の制御方法は、被加熱物を収容する加熱室内の画像を解析することにより加熱室内の状態を確認するステップと、加熱室内の状態に応じて画像の撮影のための撮影条件を変更するステップと、変更された撮影条件で撮影された画像に対して画像認識を行うステップと、を有する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第8の態様の加熱調理器の制御方法は、第7の態様において、被加熱物を収容する加熱室内の画像において画像認識の対象領域を特定するステップをさらに有する。画像認識を行うステップにおいて、変更された撮影条件で撮影された画像における対象領域に対して画像認識を行う。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第9の態様の加熱調理器の制御方法は、第7の態様における撮影条件を変更するステップにおいて、画像認識が所定回数失敗するまで、撮影条件を変更する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第10の態様の加熱調理器の制御方法は、第7の態様において、画像認識は、文字認識と物体認識とを含む。撮影条件を変更するステップにおいて、物体認識のための画像を撮影するために、文字認識のための画像を撮影するときの撮影条件と異なる撮影条件を設定する。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理器において、画像認識の精度を高めることができる。
本開示の第11の態様は、加熱調理器と情報処理装置を含む加熱調理システムである。加熱調理器は、被加熱物を収容する加熱室と、加熱室内の画像を撮影する撮像部と、画像の撮影のための撮影条件を設定する制御部と、撮像部で撮影した画像および制御部で設定する撮影条件を通信する通信部と、を備える。情報処理装置は、画像および撮影条件を通信する通信部と、通信部で受信した画像を解析することにより、加熱室内の状態を確認し、加熱室内の状態に応じて撮影条件を設定し、設定した撮影条件を通信部により送信する制御部と、を備える。
本態様によれば、加熱室内の画像に対して画像認識を行う加熱調理システムにおいて、画像認識の精度を高めることができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器100aの斜視図である。
図1に示すように、加熱調理器100aは、食品などの被加熱物107aを収容する加熱室101を有する。加熱室101には、その前面開口を覆うためのドア104が設けられる。加熱室101は、その前面開口の上方に設けられた表示部102とメニュー選択部103とを有する。
表示部102は、加熱時間など、加熱調理器100aの動作に関連する情報を表示する。メニュー選択部103は、スタートボタンを含む複数のボタンを有し、使用者が加熱時間などの設定内容を入力するために使用される。メニュー選択部103はタッチパネルで構成されてもよい。
加熱室101の側壁に設けられた開口の奥に、照明105が設けられ、加熱室101内の照明を行う。加熱室101の天井に設けられた開口の奥に、カメラ106が設けられ、加熱室101内を撮影する。
制御回路(図示せず)が照明105とカメラ106とを制御することで、加熱調理器100aは、被加熱物107aに対する加熱度合いなどの情報を画像として取り込むことができる。
図1に示すように、照明105が加熱室101の側壁に設置される。しかし、加熱室101の全体を照明することができれば、照明105は他の場所(例えば、加熱室101の天井)に設置されてもよい。照明105が複数の照明装置を含んでもよい。
カメラ106は、加熱室101の天井の左端に近接して設置される。しかし、加熱室101の全体を撮影することができれば、カメラ106は他の場所(例えば、加熱室101の側壁)に設置されてもよい。カメラ106が天井の中央に設置されると、被加熱物107aを真上から撮影することが可能となる。カメラ106が複数の撮像部を含んでもよい。
図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100aのブロック構成図である。
図2に示すように、加熱調理器100aは、制御部200と撮像部201と撮影設定部202と撮影情報管理部203と照明装置205と照明設定部206と照明情報管理部207と加熱部209と加熱設定部210と加熱情報管理部211と庫内状態管理部214とを有する。
制御部200は、撮影制御部204と照明制御部208と加熱制御部212と庫内状態制御部213と状態解析部215と画像処理部216と認識部217とを含む。
本実施の形態では、マイクロコンピュータが制御部200を構成する。本開示はこれに限定されるものではないが、プログラム可能なマイクロコンピュータを用いれば、処理内容を容易に変更可能であり、設計の自由度を高めることができる。
処理速度の向上のため、制御部200に含まれた構成要素を論理回路で構成することも可能である。これらの構成要素を物理的に一つまたは複数の素子で構成してもよい。これらの構成要素を複数の素子で構成する場合、各構成要素をそれぞれ一つの素子に対応させてもよい。この場合、これらの素子が一つの構成要素に対応すると考えることができる。
撮像部201は、図1に示すカメラ106に対応し、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサなどの撮像素子と、レンズなどの光学素子とを含み、加熱室101内を撮影するためのデバイスである。
撮影設定部202は、メニュー選択部103に含まれ、撮影の設定のために使用される。撮影情報管理部203は、撮影設定部202による設定内容を保存するための不揮発性メモリを含む。
撮影制御部204は、撮影情報管理部203に保存された設定内容に応じて、撮像部201を制御する。撮影情報管理部203は、撮像部201により撮影された画像を保存する。
照明装置205は、図1に示す照明105に対応し、LEDなどの、加熱室101内の照明を行うための発光素子である。
照明設定部206は、メニュー選択部103に含まれ、照明の設定のために使用される。照明情報管理部207は、照明設定部206による設定内容を保存するための不揮発性メモリを含む。照明制御部208は、照明情報管理部207に保存された設定内容に応じて、照明装置205を制御する。
加熱部209は、マグネトロンなどで構成され、被加熱物107aを加熱する。加熱設定部210は、メニュー選択部103に含まれ、加熱の設定を行うために使用される。
加熱情報管理部211は、加熱設定部210による設定内容を保存するための不揮発性メモリを含む。加熱制御部212は、加熱情報管理部211に保存された設定内容に応じて、加熱部209を制御する。
庫内状態制御部213は、ドア104が開いているかどうか、加熱部209が作動しているかどうかなどの庫内状態に応じて、撮影制御部204と照明制御部208とを制御し、必要な情報を加熱制御部212に伝える。
庫内状態管理部214は、加熱室101内の状態(以下、庫内状態という)に関する情報を保存するための不揮発性メモリを含み、庫内状態の変化に応じて庫内状態に関する情報を庫内状態制御部213に伝える。庫内状態は、加熱室101内に被加熱物107aが存在するかどうか、ドア104が閉まっているかどうかなどの情報を含む。
状態解析部215は、庫内状態管理部214の情報に基づいて、庫内状態を解析し、画像認識の実施可能な状態にあるかどうかなどを判定する。画像認識の実施可能な状態とは、加熱室101内に被加熱物107aが存在し、ドア104が閉まっている状態である。なお、画像認識は文字認識、バーコード認識および物体認識を含むものとする。
庫内状態が画像認識の実施可能な状態である場合、画像処理部216は、撮像部201により撮影された画像を解析して、加熱情報に関連する文字が含まれる可能性のある領域を特定する。以下、この特定された領域を文字認識などの画像認識のための対象領域という。
認識部217は、対象領域に対して画像認識を行う。認識部217が正常に画像認識を実施した場合、加熱制御部212は、画像認識により得られた情報に応じて加熱部209を制御する。
このように構成された加熱調理器100aにおいて、被加熱物107aが弁当である場合(図3参照)、弁当内の食材が対象領域301に選定される。画像認識の方法に応じて、弁当全体が対象領域302に選定されてもよい。
図4は、図3に示す弁当に貼り付けられた食品ラベル400を示す。図4に示すように、食品ラベル400は、画像認識の対象である文字およびバーコードを含む。食品ラベル400において対象領域401が特定され、対象領域401に対して文字認識またはバーコード認識が行われて、加熱時間が特定される。
図5は、撮影情報管理部203(図2参照)に管理された、撮像部201のための設定項目表501を示す。図5に示すように、設定項目表501は、ハードウェア(Hardware)制御のための項目とソフトウェア(Software)制御のための項目とを含む。
ハードウェア制御のための項目には、撮像部201(図2参照)の位置、方向、フォーカス(Focus)などが含まれる。ソフトウェア制御のための項目には、鮮明さ(Sharpness)、ノイズ除去(Noise Reduction)、コントラスト(Contrast)、ゲイン(Gain)などの画像処理に関する項目が含まれる。
図6は、設定項目表501における項目「鮮明さ」に関する設定値表601である。
図6に示すように、項目「鮮明さ」に関しては、オフ状態に対応する「0x00」と、オン状態に対応する「0x01」とを設定することが可能である。
図7は、設定項目表501における項目「コントラスト」に関する設定値表701である。
図7に示すように、項目「コントラスト」は、「上げる(大幅に)」、「上げる(少し)」、「通常」、「下げる(少し)」、「下げる(大幅に)」の五つの状態のそれぞれに対応する「0x20」、「0x10」、「0x00」、「0x01」、「0x02」のいずれかに設定されることが可能である。
上記の例では、項目「鮮明さ」に関して、設定値表601は二つの候補を有する。しかし、設定値表601が、例えば四つの状態(最大、中間、最小、オフ)を有してもよい。コントラストに関しても、上記の例に限定されない。
設定項目表501と同様に、設定値表601、701は、撮影情報管理部203(図2参照)で管理される。具体的には、図2に示すように、撮像部201による撮影の際、または、画像処理部216および認識部217による画像処理の際の必要な情報として、撮影情報管理部203がこれらの表を管理する。
図5に示すように、設定項目表501において、ハードウェア制御のための項目は固定値に設定される。ソフトウェア制御のための項目「鮮明さ」、「ノイズ除去」、「コントラスト」、「ゲイン」は、オン(0x01)、オン(0x01)、通常(0x00)、通常(0x00)にそれぞれ設定される。
図8は、照明情報管理部207(図2参照)で管理された、照明装置205のための設定項目表801を示す。
図8に示すように、設定項目表801は、ハードウェア制御のための項目とソフトウェア制御のための項目とを含む。ハードウェア制御のための項目には、照明装置205(図2参照)の物理的な位置、向きなどが含まれる。ソフトウェア制御のための項目には、明るさ、色などが含まれる。
図9は、設定項目表801における項目「明るさ」に関する設定値表901である。
項目「明るさ(ルクス(Lux))」は、「0」、「50」、「100」、「200」、「500」、「1000」の六つの状態のいずれかに設定される。これら六つの状態は、「0x0000」、「0x0032」、「0x0064」、「0x00C8」、「0x01F4」、「0x03E8」にそれぞれ対応する。
上記の例では、項目「明るさ」に関して、設定値表901は六つの状態を有する。しかし、設定値表901に含まれる状態の数は六つ以外でもよい。設定値表901があらかじめ設定された状態を含まず、設定値表901に、使用者により任意の状態または数値が設定されてもよい。
設定項目表801と同様に、設定値表901は、照明情報管理部207(図2参照)で管理される。具体的には、図2に示すように、照明装置205による照明の際、または、画像処理部216および認識部217による画像認識の際の必要な情報として、照明情報管理部207がこられの表を管理する。
図8に示すように、設定項目表801において、ハードウェア制御のための項目は固定値に設定される。ソフトウェア制御のための項目「明るさ(ルクス)」、「色」は、200ルクス(0x00C8)、白(0x00)にそれぞれ設定される。
図10は、加熱調理器100aの動作を示すフローチャートである。図10に示す処理では、撮影された画像において、食品ラベル400(図3、図4参照)が、文字認識のための対象領域として特定される。
図10に示すように、ステップS1001において、状態解析部215は、庫内状態を確認する。被加熱物107aが加熱室101内に存在するかどうかを確認するために、加熱室101内の画像が撮影され、状態解析部215がその画像を解析する。
ステップS1002において、状態解析部215が、庫内状態が画像認識の実施可能な状態でないと判定すると、処理はステップS1001に戻る。状態解析部215が、庫内状態が画像認識の実施可能な状態であると判定すると、ステップS1003において、撮影制御部204が、必要に応じて撮影条件を変更した後、撮像部201により加熱室101内の画像を撮影する。
ステップS1004において、画像処理部216が、その画像において対象領域を特定する。ステップS1005において、特定された対象領域に対して、認識部217が文字認識を行う。
ステップS1006において、認識部217が、対象領域の特定、文字認識のいずれかが正常に実施されていないと判断すると、ステップS1007において、庫内状態制御部213が、手動による調理設定の入力を使用者に催促する。状態解析部215がメニュー選択部103を介した入力を認識すると、その入力に応じて調理設定が変更される。
ステップS1006において、認識部217が、文字認識が正常に実施されたと判断すると、その結果に応じた調理設定の入力が自動的に行われる。
ステップS1006またはS1007において調理設定の入力が終了すると、ステップS1008において、庫内状態制御部213が、スタートボタンを点灯させるなどにより使用者に調理開始を催促する。状態解析部215がスタートボタンの押下を認識すると、加熱制御部212が、設定に応じた調理を開始するように加熱部209を制御する。
ステップS1009において、庫内状態制御部213が、被加熱物107aが所定の状態となるまで庫内状態を確認し続ける。被加熱物107aが所望の状態となると、加熱制御部212が調理を終了させる。
上記の例では、食品ラベル400に対する文字認識が行われる。文字認識を、被加熱物107aの物体認識、被加熱物107aの部分的な食材認識、または、食品ラベル400におけるバーコード認識に置き換えてもよい。
代表的には、文字認識の対象となる情報は、加熱時間、加熱ワット数である。文字認識の対象となる情報が、賞味期限、弁当の種類、商品名、カロリー、値段など、食品ラベル400に記載された文字であってもよい。
本実施の形態では、ドア104が閉じられると文字認識が行われる。ドア104が開けられたとき、または、スタートボタンが押下されたときに、文字認識が行われてもよい。
本実施の形態において、対象領域の特定および画像認識のために、照明用の設定項目表を変更してもよい。加熱調理器100aは、加熱室101内の撮影時に、表示部102が加熱室101内の画像を表示するように構成されてもよい。
以下、撮像部201のための設定(設定項目表501)と照明装置205のための設定(設定項目表801)とを、集合的に撮影条件という。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態2に係る加熱調理器100bについて説明する。図11、図12は、加熱調理器100bの斜視図である。図11は、加熱室101内の中央に被加熱物107aが載置された状態を示す。図12は、加熱室101内の奥壁の近くに被加熱物107aが載置された状態を示す。
加熱調理器100bは、実施の形態1に係る加熱調理器100aとほぼ同じ構成(図2〜図10参照)を有する。加熱調理器100bが加熱調理器100aと異なるのは、照明の数と位置、および、照明の制御方法である。本実施の形態において、実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
図11、図12に示すように、加熱調理器100bは四つの照明を有する。具体的には、加熱室101内の左側壁に照明105a、照明105cが、加熱室101内の右側壁に照明105b、照明105dがそれぞれ配置される。照明105a、105bは加熱室101の奥壁に近く、照明105c、105dは加熱室101の奥壁から遠い。
本実施の形態に係る照明の制御方法は、基本的には図10に示す処理と同じである。具体的には、ステップS1001において、全照明が点灯された後、加熱室101内の画像が撮影される。被加熱物107aは、図11に示す場合は画像のほぼ中央に写り、図12に示す場合は画像の左端に写る。状態解析部215が、画像を解析して被加熱物107aの位置を把握する。
ステップS1003において、図11の場合には、全照明の点灯が継続される。図12の場合には、照明105a、105bの点灯が継続され、照明105c、105dが消灯される。照明が調整された後、画像が撮影される。
図13は、照明の数が4の場合における各照明のオン/オフのパターンを示す設定値表1301である。図13に示すように、四つの照明がオンまたはオフであるため、設定値表1301は16通りのパターンを有する。
図14は、四つの照明が全てオンの場合における、各照明の明るさ(ルクス)のパターンを示す設定値表1401である。四つの照明はそれぞれ五つの段階の明るさを有するため(図9参照)、図14に示すように、設定値表1401は625通りのパターンを有する。
本実施の形態によれば、被加熱物107aの位置に応じて照明を制御することにより、ハレーションの発生を防止することができる。その結果、画像認識の精度を高めることができる。
(実施の形態3)
本開示の実施の形態3に係る加熱調理器100cについて説明する。
加熱調理器100cは、実施の形態1に係る加熱調理器100aと同様の構成(図1〜図10参照)を有する。ここでは構成に関する説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、食品ラベル400(図3、図4参照)が、文字認識のための対象領域として、撮影された画像から特定される。
本実施の形態における加熱調理器100cの動作を、図15を用いて説明する。図15は、加熱調理器100cの動作を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図10におけるステップS1003〜S1005の代わりにステップS1501〜S1504を有する以外、図10と同じステップを有する。ここでは、ステップS1501〜S1504について説明する。
ステップS1002において、状態解析部215が、庫内状態が画像認識の実施可能な状態であると判定すると、ステップS1501において、撮影制御部204が、図5に示す設定項目表501における項目「鮮明さ」をオフ状態にして、加熱室101内の画像を撮影する。
ステップS1502において、画像処理部216が、撮影された画像から加熱情報に関連する文字が含まれる可能性のある対象領域を特定する。
図16Aは、項目「鮮明さ」がオン状態で撮影された画像に対する微分画像1601である。図16Bは、項目「鮮明さ」がオフ状態で撮影された画像に対する微分画像1602である。
図16A、図16Bに示すように、微分画像1602は、微分画像1601より輪郭が明確な文字および線を有する。すなわち、項目「鮮明さ」をオフ状態に設定すると、より容易にエッジを判別することができる。その結果、より精度よく対象領域を特定することができる。
ステップS1503において、撮影制御部204が項目「鮮明さ」をオン状態にして、加熱室101内の画像を再度撮影する。
ステップS1503において撮影された画像の、ステップS1502において特定された対象領域に対して、ステップS1005において文字認識が行われる。項目「鮮明さ」をオン状態に設定して撮影された画像を用いることで、より精度の高い文字認識を行うことができる。
本実施の形態では、対象領域の特定のために、項目「鮮明さ」がオフ状態に設定され、文字認識のために、項目「鮮明さ」がオン状態に設定される。しかしながら、本実施の形態はこれに限定されない。
対象領域の特定および文字認識のために、ノイズ除去、コントラスト、ホワイトバランス(White balance)など他のソフトウェア処理を用いてもよい。複数のソフトウァア処理を組み合わせてもよい。ソフトウェア処理に加えて、少なくとも一つのハードウェア処理を用いてもよい。
処理時間の短縮のために、ステップS1501、S1503のいずれかにおいて、設定の変更を省略してもよい。
(実施の形態4)
本開示の実施の形態4に係る加熱調理器100dについて説明する。
加熱調理器100dは、実施の形態1に係る加熱調理器100aと同様の構成(図1〜図10参照)を有する。ここでは構成に関する説明を省略する。
本実施の形態では、食品ラベル400(図3、図4参照)から、文字認識のための対象領域が抽出される。
図17は、加熱調理器100dの動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図10に示すステップに加えて、さらにステップS1701、S1702を有する。ここでは、ステップS1701、S1702について説明する。
ステップS1006において、認識部217が、対象領域の特定、文字認識のいずれかが正常に実施されていないと判断すると、ステップS1701において、認識部217が、文字認識が所定回数失敗したかどうかを判断する。
文字認識が所定回数失敗するまでは、ステップS1702において、庫内状態制御部213が、文字認識の失敗原因に応じて、撮影条件を変更する。
ステップS1003において、変更された設定に応じて加熱室101内の撮影が行われる。ステップS1006において、認識部217が、文字認識が所定回数失敗したと判断すると、処理は上述のステップS1007に進む。
本実施の形態では、ステップS1006において、認識部217が、対象領域の特定、文字認識のいずれかが正常に実施されていないと判断すると、撮影条件を変更する。しかしながら、画像処理部216が対象領域の特定に失敗した場合、および、認識部217が文字認識に失敗した場合、その都度、撮影条件を変更して再度撮影が行われるようにしてもよい。
具体的な事例を用いて説明する。図18A、図18Bは、加熱室101内の被加熱物107aの画像である。
被加熱物107aの位置および撮影時の状況によって、被加熱物107aが撮影画角に収まらなかったり、食品ラベル400が照明の反射で見えにくかったりする場合がある。撮像部201の位置、照明装置205の位置によっては、加熱室101内の全ての空間に対して、フォーカスや絞りが適切に制御できるとは限らない。
図18Aは、光の反射により、食品ラベル400に記載された文字が読み取りにくい画像である。この場合、対象領域が特定できても、文字認識は困難である可能性が高い。
この問題を解決するために、本実施の形態によれば、状態解析部215は、対象領域が画像のどの辺りであるかを把握し、その場所に応じて撮影条件を変更する。
図19は、撮影された画像における設定変更用の区画を示す。例えば、対象領域が中央の区画以外に含まれる場合、照度不足、ピンボケなどの理由で、対象領域における文字認識が困難である可能性が高い。本実施の形態によれば、図19に示す区画ごとに撮影条件を変更する。
図20は、ハレーションの発生を防止するために、照明の配置および明るさを区画ごとに設定した表を示す。
図18Aに示す画像の場合、状態解析部215は、図20に示す表に応じて、照明の配置を「SL05−07」に、明るさを400ルクスに変更する。図18Bは、新たに撮影された画像である。本実施の形態によれば、図18Bに示すように、対象領域の文字がはっきりと撮影される。その結果、文字認識がより確実に行える。
(実施の形態5)
本開示の実施の形態5に係る加熱調理器について説明する。図21は、加熱調理器100eの斜視図である。図21は、加熱室101内の中央に被加熱物107bが載置された状態を示す。図21に示すように、被加熱物107bには、被加熱物107aと異なって、食品ラベル400が貼り付けられていない。
加熱調理器100eは、実施の形態1に係る加熱調理器100aと同様の構成(図1〜図10参照)を有する。ここでは構成に関する説明を省略する。
図22は、加熱調理器100eの動作を示すフローチャートである。図22に示す処理では、被加熱物107bに対して物体認識が行われる。
図22に示すように、ステップS2101において、庫内状態制御部213が、認識モードとして文字認識を選択する。庫内状態管理部214は、認識モードを管理する。
ステップS2102において、状態解析部215(図2参照)が、加熱調理器100eの庫内状態を確認する。ステップS2103において、状態解析部215が、ドア104は閉まっていないと判定すると、処理はステップS2102に戻る。
ステップS2103において、状態解析部215が、ドア104は閉まっていると判定すると、ステップS2104において、状態解析部215は、認識モードに応じて文字認識、物体認識のどちらを用いるかを判定する。
初回は、認識モードが文字認識に設定されるため、ステップS2105において、庫内状態制御部213が、設定を文字認識用に変更し、撮影制御部204が、撮像部201により加熱室101内の画像を撮影する。
ステップS2106において、画像処理部216が、物体認識のための対象領域を特定する。ステップS2107において、認識部217が対象領域に対して文字認識を行う。
ステップS2108において、認識部217が、文字認識が正常に実施されたと判定すると、その結果に応じた調理設定の入力が自動的に行われる。ステップS2108において、認識部217が、対象領域の特定、文字認識のいずれかが正常に実施されていないと判断すると、ステップS2109において、認識モードとして物体認識が選択される。処理はステップS2102に戻る。
ステップS2102において、状態解析部215が、加熱調理器100eの庫内状態を確認する。ステップS2103において、状態解析部215が、ドア104は閉まっていると判定すると、ステップS2104において、状態解析部215は、認識モードを確認する。処理はステップS2110に進む。
今回は、認識モードが物体認識に設定されるため、ステップS2110において、庫内状態制御部213が、設定を物体認識用に変更し、撮影制御部204が、撮像部201により加熱室101内の画像を撮影する。
ステップS2111において、画像処理部216が、物体認識のための対象領域を特定する。ステップS2112において、認識部217が対象領域に対して物体認識を行う。
ステップS2113において、認識部217が、対象領域の特定、物体認識のいずれかが正常に実施されていないと判断すると、ステップS2114において、庫内状態制御部213が、手動による設定入力を使用者に催促する。状態解析部215がメニュー選択部103を介した入力を認識すると、その入力に応じた設定が行われる。
ステップS2113において、認識部217が、物体認識が正常に実施されたと判断すると、その結果に応じた調理設定の入力が自動的に行われる。
ステップS2113またはS2114において設定入力が終了すると、ステップS2115において、庫内状態制御部213が、スタートボタンを点灯させるなどにより使用者に調理開始を催促する。状態解析部215がスタートボタンの押下を認識すると、加熱制御部212が、設定に応じた調理を開始するように加熱部209を制御する。
ステップS2116において、庫内状態制御部213が、被加熱物107bが所定の状態となるまで庫内状態を確認し続ける。被加熱物107bが所望の状態となると、加熱制御部212が調理を終了させる。
以上のように、本実施の形態では、文字認識の場合と物体認識の場合とで異なる設定で撮影するため、高精度の画像認識を行うことができる。
(実施の形態6)
本開示の実施の形態6に係る加熱調理システムについて説明する。
本実施の形態は、実施の形態1に係る加熱調理器100aと同様の構成(図1〜図10参照)を有する加熱調理器100fを含む。
加熱調理器100fにおいて加熱調理器100aと異なるのは、ネットワークを介して、携帯端末や外部サーバなどの情報処理装置に接続するために通信部が設けられ、制御部200が、状態解析部215、画像処理部216、認識部217の機能を持たないことである。
本実施の形態では、情報処理装置が、状態解析部215、画像処理部216、認識部217の機能を実施する。
そのために、情報処理装置は、通信部と制御部とを備える。情報処理装置の通信部は、加熱調理器100fの通信部から加熱室101内の画像を受信する。情報処理装置の制御部は、受信した画像を解析することにより、加熱室101内の状態を確認する。情報処理装置の制御部は、加熱室101内の状態に応じて撮影条件を設定する。情報処理装置の通信部は、設定した撮影条件を加熱調理器100fの通信部に送信する。
本実施の形態によれば、画像認識は外部の情報処理装置によって行われる。すなわち、加熱調理器100fと情報処理装置とにより、加熱調理システムが構成される。
本加熱調理システムにおいて、状態解析部215、画像処理部216、認識部217だけでなく、情報処理装置が、制御部200に含まれる他の構成要素の機能を実施するように構成されてもよい。
携帯端末に設けられた表示部が加熱室内の画像を表示するように構成されてもよい。携帯端末に設けられた表示部が、携帯端末または外部サーバにより認識された物体の形状、文字、および、バーコードを表示するように構成されてもよい。加熱調理器に設けられた表示部が、認識された物体の形状、文字およびバーコードを表示するように構成されてもよい。
本開示は、コンビニエンスストア、ケータリング業者などのための業務用の加熱調理器、家庭用の加熱調理器において利用可能である。
100a,100b,100c,100d,100e,100f 加熱調理器
101 加熱室
102 表示部
103 メニュー選択部
104 ドア
105,105a,105b,105c,105d 照明
106 カメラ
107a,107b 被加熱物
200 制御部
201 撮像部
202 撮影設定部
203 撮影情報管理部
204 撮影制御部
205 照明装置
206 照明設定部
207 照明情報管理部
208 照明制御部
209 加熱部
210 加熱設定部
211 加熱情報管理部
212 加熱制御部
213 庫内状態制御部
214 庫内状態管理部
215 状態解析部
216 画像処理部
217 認識部
301,302,401 対象領域
400 食品ラベル
本開示の第5の態様の加熱調理器によれば、第1の態様において、画像認識が所定回数失敗するまで、制御部は、前記画像を再度撮影するための撮影条件変更を反復する。
本開示の第9の態様の加熱調理器の制御方法は、第7の態様における撮影条件を変更するステップにおいて、画像認識が所定回数失敗するまで、撮影条件変更を反復する。
初回は、認識モードが文字認識に設定されるため、ステップS2105において、庫内状態制御部213が、撮影条件を文字認識用に変更し、撮影制御部204が、撮像部201により加熱室101内の画像を撮影する。
今回は、認識モードが物体認識に設定されるため、ステップS2110において、庫内状態制御部213が、撮影条件を物体認識用に変更し、撮影制御部204が、撮像部201により加熱室101内の画像を撮影する。
ステップS2113またはS2114において調理設定入力が終了すると、ステップS2115において、庫内状態制御部213が、スタートボタンを点灯させるなどにより使用者に調理開始を催促する。状態解析部215がスタートボタンの押下を認識すると、加熱制御部212が、設定に応じた調理を開始するように加熱部209を制御する。

Claims (11)

  1. 被加熱物を収容する加熱室と、
    前記加熱室内の画像を撮影する撮像部と、
    前記画像の撮影のための撮影条件を設定し、前記画像に対して画像認識を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像を解析することにより前記加熱室内の状態を確認し、前記加熱室内の状態に応じて前記撮影条件を変更する加熱調理器。
  2. 前記加熱室内の照明を行う照明装置をさらに備え、
    前記撮影条件が、前記撮像部のための設定と前記照明装置のための設定とを含む請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、前記画像において前記画像認識の対象領域を特定し、変更された撮影条件で再度撮影された前記画像における前記対象領域に対して前記画像認識を行う請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記変更された撮影条件が前記画像の鮮明さであり、前記制御部が、前記画像認識のための前記画像の撮影時における前記画像の鮮明さを、前記対象領域の特定のための前記画像の撮影時における前記画像の鮮明さより高く設定する請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記画像認識が所定回数失敗するまで、前記制御部は、前記撮影条件を変更し、前記画像を再度撮影する請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記画像認識は、文字認識と物体認識とを含み、
    前記制御部は、前記物体認識のための前記画像を撮影するために、前記文字認識のための前記画像を撮影するときの前記撮影条件と異なる前記撮影条件を設定する請求項1に記載の加熱調理器。
  7. 被加熱物を収容する加熱室内の画像を解析することにより前記加熱室内の状態を確認するステップと、前記加熱室内の状態に応じて前記画像の撮影のための撮影条件を変更するステップと、変更された撮影条件で撮影された前記画像に対して画像認識を行うステップと、を有する加熱調理器の制御方法。
  8. 被加熱物を収容する加熱室内の画像において画像認識の対象領域を特定するステップをさらに有し、
    前記画像認識を行うステップにおいて、変更された前記撮影条件で撮影された前記画像における前記対象領域に対して前記画像認識を行う請求項7に記載の加熱調理器の制御方法。
  9. 前記撮影条件を変更するステップにおいて、前記画像認識が所定回数失敗するまで、前記撮影条件を変更する請求項7に記載の加熱調理器の制御方法。
  10. 前記画像認識は、文字認識と物体認識とを含み、
    前記撮影条件を変更するステップにおいて、前記物体認識のための前記画像を撮影するために、前記文字認識のための前記画像を撮影するときの前記撮影条件と異なる前記撮影条件を設定する請求項7に記載の加熱調理器の制御方法。
  11. 加熱調理器と情報処理装置を含む加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    被加熱物を収容する加熱室と、
    前記加熱室内の画像を撮影する撮像部と、
    前記画像の撮影のための撮影条件を設定する制御部と、
    前記撮像部で撮影した画像および前記制御部で設定する撮影条件を通信する通信部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記画像および前記撮影条件を通信する通信部と、
    前記通信部で受信した前記画像を解析することにより、前記加熱室内の状態を確認し、前記加熱室内の状態に応じて前記撮影条件を設定し、設定した前記撮影条件を前記通信部により送信する制御部と、を備える加熱調理システム。
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