JPWO2017085811A1 - ティーチング装置及び制御情報の生成方法 - Google Patents

ティーチング装置及び制御情報の生成方法 Download PDF

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Abstract

移動動作に加え、作業位置での作業内容をロボットに対して教示できるティーチング装置及び制御情報の生成方法を提供すること。ティーチング装置は、モーションキャプチャーを実施したマーカー部の軌跡を表示画面(121)のキャプチャー表示部(123)に表示する。ユーザは、キャプチャー表示部(123)の軌跡にポインタ(135)を合わせてクリック操作することで、所望の位置に中継点を設定できる。ティーチング装置は、作業情報登録ボックス(171)のリストボックスからユーザによって所望の作業が選択されると、選択された作業情報を対応する中継点に関連付ける。ティーチング装置は、表示画面(121)の書き出しボタン(195)が選択されると、関連付けたデータを制御情報として出力する。

Description

本発明は、ロボットに対して動作を教示するためのティーチング装置及び当該ロボットを制御する制御情報を生成する方法に関する。
近年、生産現場における省人化を図るべく、産業用ロボットを使用した作業の自動化が進んでいる。産業用ロボット、例えばロボットアームの中には、並行に配置した複数のアーム部によって1つのエンドエフェクタを支持するいわゆるパラレルリンク機構を備えるものや、多関節ロボットのような複数のアーム部を1方向に連結させてエンドエフェクタを支持するシリアルリンク機構を備えるものがある。
また、従来、これらのロボットアームで行う作業を人が模擬し、模擬した人の動作をモーションキャプチャーによって取得し、ロボットアームに対して教示するティーチング装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示されるティーチング装置では、ユーザが測定装置(文献では、「モーションキャプチャー」)を手に装着した状態で動作させると、測定装置から送信される3次元座標データに基づいて、予め定められたサンプリング間隔で測定装置の位置をサンプリングする。ティーチング装置は、サンプリングしたデータに基づいて、移動位置、移動速度等を演算し、演算した移動位置を移動速度で移動するようにアーム部を制御している。
特開2011−200997号公報
ところで、上記したロボットアーム等の産業用ロボットは、移動動作だけでなく、移動中や移動先の様々な位置でワークに対する作業を実行する。このため、ティーチング装置を扱うユーザは、移動動作だけでなく、移動中や移動先で実行する作業内容をロボットアームに対して教示する必要がある。
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものであり、移動動作に加え、作業位置での作業内容をロボットに対して教示できるティーチング装置及び制御情報の生成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載のティーチング装置は、ロボットの動作を制御するための制御情報を生成するティーチング装置であって、ロボットの位置を示す位置マーカー部と、位置マーカー部の状態を検出する検出部と、検出部によって位置マーカー部を検出した検出データを入力する処理部と、処理部の処理結果を表示する表示部と、外部からの入力を受け付ける入力部と、を備え、処理部は、検出データに基づいて、位置マーカー部の3次元座標における位置情報を生成する位置情報生成処理と、位置情報を表示部に表示する位置表示処理と、表示した位置情報のうち、ロボットが作業を実施する作業位置を、入力部の入力に応じて選択する作業位置選択処理と、作業位置において実施する作業の内容に応じた作業情報を、入力部の入力に応じて設定する作業情報設定処理と、作業位置と作業情報とを関連付けたデータを制御情報として生成する制御情報生成処理と、を実行することを特徴とする。
また、請求項2に記載のティーチング装置では、請求項1に記載のティーチング装置において、処理部は、作業情報設定処理において、入力部の入力に応じて作業情報の一覧を示すリストボックスを表示部に表示する第1表示処理を実行する構成でもよい。
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載のティーチング装置では、請求項1又は請求項2に記載のティーチング装置において、処理部は、位置マーカー部の第1個数を入力部の入力に基づいて設定する入力処理と、入力処理で設定した位置マーカー部の第1個数と、位置情報生成処理によって検出した位置マーカー部の第2個数とが一致するか否かを判定する判定処理と、判定処理の結果を表示部に表示する第2表示処理と、を実行する構成でもよい。
また、請求項4に記載のティーチング装置では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のティーチング装置において、処理部は、制御情報として生成済みの出力情報を読み込む読み込み処理を実行し、位置表示処理において、読み込んだ出力情報に含まれる位置情報を、位置情報生成処理によって検出し表示部に表示する位置情報とともに、当該表示部に表示する構成でもよい。
また、請求項5に記載のティーチング装置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のティーチング装置において、処理部は、位置情報生成処理と位置表示処理との2つの処理を並列に処理するリアルタイム表示モードを有し、リアルタイム表示モードを選択するためのモード選択ボタンを表示部に表示する第3表示処理を実行する構成でもよい。
また、請求項6に記載のティーチング装置では、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のティーチング装置において、位置マーカー部を有する治具を、さらに備え、治具は、エンドエフェクタと、エンドエフェクタを駆動する駆動部と、エンドエフェクタの位置を示すエンドエフェクタ用マーカー部とを有し、検出部は、エンドエフェクタ用マーカー部の状態を検出し、処理部は、位置情報生成処理として、駆動部の駆動に基づいてエンドエフェクタが動作するのにともなって移動するエンドエフェクタ用マーカー部の位置情報を生成する構成でもよい。
また、上記課題を解決するために、本願の請求項7に記載の制御情報の生成方法は、ロボットの動作を制御するための制御情報の生成方法であって、ロボットの位置を示す位置マーカー部と、位置マーカー部の状態を検出する検出部と、検出部によって位置マーカー部を検出した検出データを入力する処理部と、処理部の処理結果を表示する表示部と、外部からの入力を受け付ける入力部と、を備えるティーチング装置に対し、検出データに基づいて、位置マーカー部の3次元座標における位置情報を生成する位置情報生成ステップと、位置情報を表示部に表示する位置表示ステップと、表示した位置情報のうち、ロボットが作業を実施する作業位置を、入力部の入力に応じて選択する作業位置選択ステップと、作業位置において実施する作業の内容に応じた作業情報を、入力部の入力に応じて設定する作業情報設定ステップと、作業位置と作業情報とを関連付けたデータを制御情報として生成する制御情報生成ステップと、を実行させることを特徴とする。
本願の請求項1に記載のティーチング装置は、ロボットを制御するための制御情報を生成する。ここでいう、制御情報とは、ロボットの移動位置、移動方向、移動時間、移動先の作業等を設定した情報である。検出部は、位置マーカー部の状態を検出した検出データを処理部に出力する。位置マーカー部の検出方法としては、例えば、光学方式や磁気方式のモーションキャプチャーを用いることができる。処理部は、検出部の検出データに基づいて、位置マーカー部の位置情報を生成し、生成した位置情報を表示部に表示する。これにより、ユーザは、表示部を見ることでモーションキャプチャーした位置マーカー部の位置等を確認することができる。また、ユーザは、入力部を操作することで、表示した位置情報のうち、ロボットが作業を実施する作業位置を選択し、且つ、選択した作業位置において実施する作業の情報を設定することができる。処理部は、作業位置と作業情報とを関連付けた制御情報を生成する。ここでいう、ロボットが作業位置において実施する作業とは、例えば、ワークを挟む、ワークを掴む、レーザを照射する、撮像を行う、ワークを吸着する等の作業である。従って、ユーザは、表示部の表示を確認しながら入力部を操作することで、所望の位置においてロボットに実行させたい作業を設定した制御情報を生成することが可能となる。また、ユーザは、その制御情報を用いてロボットに対して所望の動作を教示できる。
また、本願の請求項2に記載のティーチング装置において、処理部は、作業情報設定処理において、作業情報の一覧を示すリストボックスを表示する。これにより、ユーザは、リストボックスの一覧を確認して所望の作業内容を、容易且つ確実に、作業位置に関連付けることが可能となる。また、このようなリストボックスは、iniファイル形式等の形式に従ってテキストファイル(定義データ)を参照することで表示内容を決めることができる。このため、ユーザは、テキストファイルを編集等することで、リストボックスとして表示させたい作業情報を、予め適切に選択して設定することが可能となる。結果として、処理部は、ロボットによって実施可能な作業情報のみをリストボックスに表示することが可能となり、誤入力の防止を図ることができる。
また、本願の請求項3に記載のティーチング装置において、例えば、ユーザは、モーションキャプチャーを実施する位置マーカー部の実際の個数を、第1個数として入力部により入力する。処理部は、入力された第1個数と、位置情報生成処理によって検出した第2個数、即ち、モーションキャプチャーによって検出した個数とが一致するか否かを判定する。処理部は、判定結果を表示部に表示する。これにより、ユーザは、表示された判定結果を確認することで、モーションキャプチャーを実施している全ての位置マーカー部をキャプチャーできているか否かを確認できる。ユーザは、確認結果に応じて、モーションキャプチャーをやり直すなどの適切な対応を実施できる。
また、本願の請求項4に記載のティーチング装置において、出力情報は、既に生成済みの制御情報であり、例えば、事前にモーションキャプチャーを実施した制御情報である。処理部は、この出力情報を読み込み、出力情報に含まれる位置情報を、位置情報生成処理によって検出した位置情報とともに表示部に表示する。これにより、例えば、ユーザは、事前にモーションキャプチャーを実施したロボットと、モーションキャプチャーを実施中の他のロボットとを協調させて作業する状態、作業位置、干渉の有無等を、表示部の表示によって確認することができる。
また、本願の請求項5に記載のティーチング装置において、ユーザは、例えば、入力部を操作して表示部のモード選択ボタンを選択することで、処理部をリアルタイム表示モードに設定することができる。処理部は、リアルタイム表示モードにおいて、例えば、位置情報を生成しつつ、生成した位置情報を表示部に表示するリアルタイム処理を実行する。これにより、ユーザは、モーションキャプチャーを実施しながら、キャプチャーした位置マーカー部の位置情報をリアルタイムの動画で確認することができる。ユーザは、確認結果に応じて、モーションキャプチャーの継続又はやり直しを、迅速に判断することが可能となる。
また、本願の請求項6に記載のティーチング装置は、位置マーカー部を有する治具をさらに備える。ここで、従来のティーチング装置では、測定装置を装着した人の手等を、モーションキャプチャーを実施するキャプチャー領域内に侵入させていた。これに対し、当該ティーチング装置では、例えば、手に持った治具のみを被検出体としてキャプチャー領域に侵入させることができる。ユーザは、手や腕をキャプチャー領域内に挿入させないことで、手や腕等が他の部材と干渉する不具合などを防止できる。また、ユーザは、人の動作では表現できないロボットの動き、例えば、人の腕の関節を逆方向に動かす動きであっても、治具を動かすことで教示が可能となる。
さらに、治具は、駆動部を駆動させることで、エンドエフェクタ用マーカー部を有するエンドエフェクタを動作させる。ユーザは、例えば、作業位置において駆動部を駆動し、エンドエフェクタを動作させる。処理部は、動作するエンドエフェクタ用マーカー部をモーションキャプチャーして、位置情報を生成する。これにより、ユーザは、表示部の表示でエンドエフェクタ用マーカー部が動作する位置を確認することで、キャプチャーしたデータ上で作業位置を容易に判断することが可能となる。また、処理部は、エンドエフェクタ用マーカー部が動作した位置を検出し、検出した位置を予め作業位置として設定することも可能となる。
さらに、本願に係る発明は、ティーチング装置に限定されることなく、ティーチング装置によって制御情報を生成する方法の発明としても実施し得るものである。
本実施形態のティーチング装置の構成を概略的に示した図である。 複数のカメラが取り付けられた枠部の斜視図である。 制御情報を用いて制御する対象である産業用ロボットの構成を示す模式図である。 本実施形態のティーチング装置を用いてモーションキャプチャーを実施する状態を示す模式図である。 表示部の表示画面を示す図である。 キャプチャー表示部の表示を拡大した図である。 定義データの内容を示す図である。 サブ画面の表示状態を示す図である。 サブ画面の表示状態を示す図である。 作業情報登録ボックスの表示を拡大した図である。
以下、本発明のティーチング装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態のティーチング装置10の要部の構成を概略的に示している。ティーチング装置10は、光学方式のモーションキャプチャーを実施する装置であり、複数(図1では1台のみ図示)のカメラ13と、複数の治具15(図1では1つのみ図示)と、制御情報生成装置17とを備える。ティーチング装置10は、1又は複数の治具15の動きを複数のカメラ13によって撮像し、カメラ13の撮像データD1から図3に示すロボットアーム101,103を制御する制御情報D5を制御情報生成装置17によって生成する。
<カメラ13について>
図2に示すように、複数のカメラ13の各々は、複数(本実施形態では、12本)のパイプ21を直方体形状に組み付けた枠部23に取付けられている。複数のパイプ21の各々は、同一の長さで形成されている。12本のパイプ21のうち、任意の3本のパイプ21は、直方体形状の枠部23の角部分において、連結部材25によって互いに連結されている。各連結部材25は、3本のパイプ21の各々の端部21Aを挿入して保持しており、3本のパイプ21の各々を互いに直交するようにして固定している。以下、図2に示すように、枠部23を配置する台19の載置面に対して直交する方向を上下方向、上下方向に直交し図2において前後に向かう方向を前後方向、上下方向及び前後方向に直交する方向を左右方向と称し、説明する。
本実施形態のティーチング装置10は、例えば、合計で6個のカメラ13が枠部23に取付けられている。以下、複数のカメラ13を区別する必要があるときは、図2に示すように、カメラ13の符号の後にアルファベットを付して説明する。また、区別する必要がないときは、6台のカメラを「カメラ13」と総称して説明する。6台のカメラ13うち、4台のカメラ13A,13B,13C,13Dは、枠部23の上方側となる4本のパイプ21の各々に、固定部材27によって取付けられている。4台のカメラ13A〜13Dの各々は、上方側の4つの連結部材25のそれぞれに近接する位置に取り付けられている。固定部材27は、カメラ13A〜13Dの各々を、撮像方向が枠部23の中央部分を向くようにして固定している。
また、6台のカメラ13のうち、残りの2台のカメラ13E,13Fは、上下方向に沿って設けられた4本のパイプ21のうち、対角線上で対向する一組のパイプ21の各々に、固定部材27によって取り付けられている。カメラ13E,13Fは、パイプ21における台19側となる下端部に取り付けられ、撮像方向が枠部23の中央部分を向くようにして固定部材27によって固定されている。これら6台のカメラ13は、後述する治具15のマーカー部43を撮影するため、枠部23で取り囲まれた立方体形状の領域をキャプチャー領域R1、即ち、治具15及びマーカー部43を可動させて追跡するための領域として設定している。なお、6台のカメラ13は、例えば、マーカー部43をキャプチャーするために、撮像範囲が互いに重複するように設定され、キャプチャー領域R1を3次元的に撮像可能となっている。また、図2に示す枠部23の形状、カメラ13の台数、カメラ13の取り付け位置等は、一例であり、適宜変更可能である。
図1及び図2に示すように、カメラ13の各々は、撮像素子31と、照明装置33,34とを備える。撮像素子31は、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサである。照明装置33,34は、例えば、LED照明であり、互いに異なる波長の光を照射する。これは、後述する2つの治具15A,15B(図4参照)の各々に設けられたマーカー部43A,43Bに対応した2種類の光である。カメラ13は、照明装置33,34から照射しマーカー部43A,43Bによって反射した反射光を撮像素子31によって受光する。カメラ13は、撮像したデータを撮像データD1として、映像ケーブル35(図2参照)を介してティーチング装置10へ出力する。なお、カメラ13は、マーカー部43A,43Bの反射光を検出し易いように、照明装置33,34から照射する光の波長に応じた光学フィルターを、撮像素子31の光の入射口に取り付けた構成でもよい。
<治具15について>
次に、検出対象である治具15について説明する。図1に示す治具15は、図3に示す産業用ロボット100のロボットアーム101,103を模擬した被検出体であり、本体部41と、マーカー部43と、エンドエフェクタ45と、把持部47とを備えている。図3は、産業用ロボット100の構成を模式的に示したものである。ロボットアーム101は、2つのアーム部105を1方向に連結させ、先端部分にエンドエフェクタであるハンド部109を支持するシリアルリンク機構を備える多関節ロボットである。同様に、ロボットアーム103は、2つのアーム部107を1方向に連結させ、先端部分にハンド部111を支持する。産業用ロボット100は、例えば、ロボットアーム101,103を駆動して、ハンド部109,111に挟持したワークW1,W2を基板Bに取り付ける作業を行う。ワークW1,W2は、例えば、電子部品やネジ等である。
図1に示す治具15の本体部41は、ロボットアーム101,103のアーム部105,107に対応する。以下の説明では、一例として2種類の治具15A,15B(図4参照)を、それぞれ異なるロボットアーム101,103であると仮定してモーションキャプチャーを行う場合について説明する。これにより、ティーチング装置10は、2つのロボットアーム101,103を協調させて動作させるための制御情報D5を生成する。なお、以下の説明では、この2種類の治具15、あるいは当該治具15が備える各部(マーカー部43など)を区別する必要があるときは、図4に示すように、治具15等の符号の後にアルファベットを付して説明する。また、区別する必要がないときは、2つの治具を「治具15」と総称して説明する。
マーカー部43は、本体部41の外周部分に固定されている。マーカー部43は、球体をなし、各カメラ13の照明装置33,34から照射される光を反射する。例えば、図4に示す治具15Aに設けられたマーカー部43Aは、照明装置33から照射する特定の波長の光を反射する反射特性を有する材質等で構成されている。また、もう一方の治具15Bに設けられたマーカー部43Bは、照明装置34から照射する特定の波長の光を反射する反射特性を有する材質等で構成されている。これにより、制御情報生成装置17は、マーカー部43の位置を三次元座標で示した位置情報D2を取得することが可能となる。
エンドエフェクタ45は、ロボットアーム101,103(図3参照)のワークW1,W2を挟むハンド部109,111を模擬した形状をなしており、先端部分が互いに近接する方向に向かって屈曲した一対の棒状の部材で構成されている。一対のエンドエフェクタ45は、マーカー部43を挟む位置に設けられ、先端部分が開閉可能に構成されている。エンドエフェクタ45の各々の先端部分には、当該エンドエフェクタ45の動きをトラッキングするためのエンドエフェクタ用マーカー部46が設けられている。エンドエフェクタ用マーカー部46は、マーカー部43とは異なる形状、例えば、長方形状をなしている。例えば、エンドエフェクタ用マーカー部46A,46Bは、マーカー部43A,43Bと同様に、互いに異なる反射特性で構成されており、カメラ13の照明装置33,34の各々から照射される光を反射する。これにより、制御情報生成装置17は、治具15と同様に、エンドエフェクタ45の位置情報D2も取得することが可能となる。なお、カメラ13は、治具15に使用する照明装置33,34とは別に、エンドエフェクタ45に光を照射する専用の照明装置を備えてもよい。
また、本体部41には、エンドエフェクタ45を開閉動作させるためのアクチュエーター49が内蔵されている。また、本体部41には、マーカー部43やエンドエフェクタ45とは反対側の部分に棒状の把持部47の先端部が取り付けられている。把持部47は、例えば、枠部23のキャプチャー領域R1(図2参照)内に治具15を入れた状態で、枠部23の外に飛び出した当該把持部47の基端部をユーザが手に持つことができる程度の長さで構成されている。これにより、ユーザは、体の一部をキャプチャー領域R1に入れることなく、治具15を操作することが可能となる。
把持部47の本体部41とは反対側の基端部には、アクチュエーター49を駆動、又は停止させるための駆動スイッチ51が設けられている。駆動スイッチ51は、把持部47及び本体部41内に配設された接続線53によってアクチュエーター49と接続されている。例えば、モーションキャプチャーを実行する際には、ユーザは、把持部47の基端部を持って、先端部に設けられた治具15を、枠部23のキャプチャー領域R1内において、出発位置から所望の位置、例えば、ロボットアーム101,103がハンド部109,111でワークW1,W2を挟持する作業位置まで移動させる。ユーザは、移動させた後に治具15を停止させた状態で、駆動スイッチ51をオン操作することで、エンドエフェクタ45の先端部分を閉じた状態とする。あるいは、ユーザは、駆動スイッチ51をオフ操作することで、エンドエフェクタ45の先端部分を開いた状態とする。制御情報生成装置17は、エンドエフェクタ用マーカー部46をキャプチャーする。
<制御情報生成装置17について>
次に、制御情報生成装置17の構成について説明する。制御情報生成装置17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)61を主体として構成されたパーソナルコンピュータであり、変換部63、記憶部65、入力部67、表示部69等を備える。制御情報生成装置17は、カメラ13から出力された撮像データD1を、映像ケーブル35(図2参照)を介して変換部63に入力する。変換部63は、複数のカメラ13で撮像された撮像データD1を時系列的に整列させ、カメラ13の識別情報や時間情報等を付加してCPU61に出力する。CPU61は、変換部63から入力された撮像データD1を記憶部65に保存する。記憶部65は、メモリやハードディスク等を備えており、撮像データD1の他に、定義データD3や制御プログラムD7等が保存されている。定義データD3には、表示部69の表示に必要な設定データが保存されている。制御プログラムD7は、CPU61上で実行するプログラムである。
CPU61は、記憶部65に保存された制御プログラムD7を読み出して実行することにより、位置情報生成部71、位置情報表示部73、制御情報生成部75の各種の処理モジュールを実現する。なお、本実施形態では、位置情報生成部71等は、CPU61で制御プログラムD7が実行されることによって実現されるソフトウェアとして構成されているが、専用のハードウェアとして構成してもよい。
入力部67は、ユーザから入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置である。表示部69は、例えば、液晶モニターであり、マーカー部43をキャプチャーした位置情報D2等を表示する。本実施形態のティーチング装置10は、使用方法の一例として、例えば、出発位置から到達位置まで移動させた治具15をキャプチャーして、マーカー部43やエンドエフェクタ用マーカー部46の位置情報D2を生成する。次に、ユーザは、表示部69に表示された位置情報D2を確認しながら入力部67を操作し、中継点、連続中継点、及び作業情報等を入力する。これにより、ティーチング装置10は、位置情報D2に対して中継点等と、中継点等において実施する作業情報とを関連付けた制御情報D5を生成する。
次に、制御情報生成装置17における制御情報D5の生成処理について説明する。まず、モーションキャプチャーを実行する作業内容について説明する。以下の説明では、一例として、2台のロボットアーム101,103(図3参照)が、互いに協調して動作しながら基板BにワークW1,W2を実装する作業のモーションキャプチャーについて説明する。図4は、モーションキャプチャーを実施する場合の状態を模式的に示している。
図4に示すように、例えば、枠部23のキャプチャー領域R1内にワークW1,W2(図3参照)を供給するための供給装置81,82を配置する。供給装置81,82は、例えば、テーピング化された電子部品(ワーク)を1つずつ供給位置に送り出すテープフィーダ型の供給装置である。供給装置81のワークW2の供給位置には、供給位置用マーカー部84が設けられている。また、供給装置82のワークW1の供給位置には、供給位置用マーカー部85が設けられている。
また、供給装置81,82の前後方向における間には、基板86が配置されている。基板86は、長方形状に形成され、平面が前後方向及び左右方向に沿うようにして水平に配置されている。基板86の4つの角部分には、実装位置用マーカー部88が設けられている。なお、以下の説明では、治具15Aが実装作業を行う実装位置用マーカー部88を、他の実装位置用マーカー部88と区別するため、実装位置用マーカー部88Aと称する。また、治具15Bが実装作業を行う実装位置用マーカー部88を、他の実装位置用マーカー部88と区別するため、実装位置用マーカー部88Bと称する。また、上記した供給装置81,82及び基板86は、実物の装置や基板を用いてもよく、形状を模擬した部材を用いてもよい。また、基板86の中心部には、3つの基準マーカー部91が隣接して設けられている。基準マーカー部91は、ロボットアーム101,103(図3参照)の動作の基準となる位置である。
例えば、図3に示すロボットアーム101のハンド部109によって供給装置82(図4参照)の供給位置からワークW1をピックアップし、基板Bに実装する作業を、治具15Aにて教示する。この場合、図4の実線の矢印93で示すように、ユーザは、把持部47Aを持って治具15Aを操作し、図4に示す出発位置から供給位置用マーカー部85まで治具15Aを移動させる。ユーザは、供給位置用マーカー部85の位置(中継位置)において、駆動スイッチ51Aをオン操作してエンドエフェクタ45Aを閉じた状態とする。次に、ユーザは、治具15Aを、供給位置用マーカー部85から実装位置用マーカー部88Aの位置(中継位置)まで移動させる。ユーザは、実装位置用マーカー部88Aの位置において、駆動スイッチ51Aをオフ操作してエンドエフェクタ45Aを開いた状態とする。そして、ユーザは、治具15Aを、次の作業を介しするための位置(到達位置)まで移動させる。
また、ロボットアーム103のハンド部111によって供給装置81(図4参照)の供給位置からワークW2をピックアップし、基板Bに実装する作業を、治具15Bにて教示する。この作業は、上記したロボットアーム101の作業と同時に行う作業である。この場合、図4の破線の矢印95で示すように、ユーザは、把持部47Bを持って治具15Bを操作し、図4に示す出発位置から供給位置用マーカー部84まで治具15Bを移動させる。ユーザは、供給位置用マーカー部84の位置(中継位置)において、駆動スイッチ51Bをオン操作してエンドエフェクタ45Bを閉じた状態とする。次に、ユーザは、治具15Bを、供給位置用マーカー部84から実装位置用マーカー部88Bの位置(中継位置)まで移動させる。ユーザは、実装位置用マーカー部88Bの位置において、駆動スイッチ51Bをオフ操作してエンドエフェクタ45Bを開いた状態とする。そして、ユーザは、治具15Bを、次の作業を介しするための位置(到達位置)まで移動させる。
次に、表示部69の表示及び制御情報生成装置17の処理内容について説明する。CPU61は、制御プログラムD7等を実行して、マーカー部43A,43B、エンドエフェクタ用マーカー部46A,46Bの各々の3次元座標(X座標、Y座標、Z座標)の位置やX軸等に対する傾きなどを生成した位置情報D2を生成する。
より具体的には、CPU61は、変換部63から撮像データD1を取り込んで記憶部65に保存する。次に、CPU61で実行される位置情報生成部71は、記憶部65に保存された撮像データD1に付加されたカメラ13の識別情報や時間情報等に基づいて、治具15A,15Bに取り付けたマーカー部43A,43Bやエンドエフェクタ用マーカー部46A,46Bの撮影時間ごとにおける3次元座標の位置を演算する。位置情報生成部71は、演算した位置情報D2を記憶部65に保存する。位置情報生成部71は、例えば、二値化した撮像データD1に対してラベリングを行い、エピポーラマッチングなどのアルゴリズムを利用した処理を行ってマーカー部43等の3次元空間内での座標位置を演算する。また、位置情報生成部71は、基準マーカー部91に対する相対的な座標の位置を演算する。例えば、位置情報生成部71は、3つの基準マーカー部91の重心位置を基準として、マーカー部43等の座標位置を演算する。
上記したように、マーカー部43等は、照明装置33,34から照射する光の波長に合わせて、反射特性の異なる構造となっている。このため、例えば、位置情報生成部71は、撮像データD1に対し、輝度の違いなどによって各マーカー部43A,43Bからの反射光を識別し、マーカー部43A,43Bごとの座標位置を演算する。なお、位置情報生成部71が位置情報D2を演算する処理方法は、特に限定されず、例えば、三角測量の原理等によって、位置情報D2を演算してもよい。
また、位置情報生成部71は、例えば、マーカー部43A,43Bのそれぞれの位置を、所定時間ごとにサンプリングし、座標位置を示す点の集合であるデータを位置情報D2として生成する。位置情報生成部71は、サンプリングした座標位置のうち、隣接した座標位置の関係からX軸、Y軸、Z軸に対する傾きを演算する。位置情報生成部71は、演算した傾きの値を、座標位置と合わせて位置情報D2として記憶部65に保存する。
また、上記したように、治具15は、所定の位置まで移動した後、駆動スイッチ51が操作されることでエンドエフェクタ45を開閉させる。位置情報生成部71は、エンドエフェクタ45に設けたエンドエフェクタ用マーカー部46の動作をキャプチャーする。位置情報生成部71は、例えば、マーカー部43の位置が一定の範囲内で停止した状態で、エンドエフェクタ用マーカー部46のみがマーカー部43に対して相対的に移動している位置を検出すると、検出した位置を中継位置として設定する。これにより、位置情報生成部71は、上記した座標位置を示す点の集合の中から、ユーザがエンドエフェクタ45を動作させた位置を中継位置として設定する。位置情報生成部71は、中継点を設定した位置情報D2を記憶部65に保存する。
位置情報表示部73は、位置情報生成部71によって生成され記憶部65に保存された位置情報D2を表示部69に表示する。図5は、位置情報表示部73によって表示部69に表示された表示画面121の一例を示している。なお、図5は、図面の説明や表示内容が複雑となるのを避けるため、図4とは異なり、より単純なマーカー部43の軌跡が図示されている。また、図5は、2つの治具15A,15Bのマーカー部43A,43B以外に、後述する生成済みの制御情報D5を読み込んで表示した軌跡を含め、3つの軌跡が図示されている。
図5に示すように、表示画面121内における左側には、キャプチャー表示部123が表示されている。位置情報表示部73は、上記した位置情報生成部71によって生成した位置情報D2に基づいて、マーカー部43A,43Bの座標位置を3次元座標で表したものをキャプチャー表示部123に表示する。
なお、キャプチャー表示部123に表示したX方向は、例えば、図2に示す前後方向に対応している。また、Y方向は、上下方向に対応している。Z方向は、左右方向に対応している。また、Y方向の縦軸に付された数字は、座標位置の値の一例を示している。この座標位置は、例えば、基準マーカー部91(図4)を基準とした位置が設定される。また、位置情報表示部73は、図4に示す供給装置81や基板86を、表示画面121上に模式的に示してもよい。
図6は、キャプチャー表示部123の拡大図を示している。図6に示すように、キャプチャー表示部123内の実線で示す軌跡125は、例えば、マーカー部43A(図中では「マーカー1」と表示)をキャプチャーした軌跡を示している。また、破線で示す軌跡126は、例えば、マーカー部43B(図中では「マーカー2」と表示)をキャプチャーした軌跡を示している。また、太線で示す軌跡127は、事前にモーションキャプチャーを実施して生成した制御情報D5を読み込んで、その制御情報D5に含まれる位置情報D2を表示したものである(図中では「マーカー3」と表示)。
また、位置情報表示部73は、キャプチャーするマーカー部43A,43Bと、表示するマーカー1〜4との対応を自動で設定する。例えば、位置情報表示部73は、照明装置33の光を反射したマーカー部を「マーカー1」に、照明装置34の光を反射したマーカー部を「マーカー2」に自動で設定する。あるいは、位置情報表示部73は、最初にキャプチャーできたものから順番に、マーカー1〜4の順に設定してもよい。また、位置情報表示部73は、キャプチャーするマーカー部43A,43Bと、表示するマーカー1〜4との対応を手動で変更可能な構成でもよい。なお、後述するように、生成済みの制御情報D5を読み込む場合には、位置情報表示部73は、マーカー表示欄193の設定に応じて、読み込んだ位置情報D2をどのマーカー1〜4に対応付けるのかを変更される。
位置情報表示部73は、表示する軌跡125,126,127の数や線種を、定義データD3の設定データに基づいて表示する。図7は、定義データD3の一例を示している。図7に示すように、定義データD3は、例えば、iniファイル形式で記載されたデータであり、各マーカーの線種や作業情報等が定義されている。なお、定義データD3のファイル形式は、iniファイル形式に限らず、xmlファイル形式等の他の形式でもよい。
図6に示すように、キャプチャー表示部123の下方には、表示する軌跡を選択するための表示選択欄133が表示されている。図7に示す定義データD3には、4つマーカー1〜4に対応したデータが設定されている。このため、位置情報表示部73は、定義データD3の設定に従って、キャプチャー表示部123に4つの表示選択欄133を表示する。表示選択欄133は、各軌跡125,126,127に対応して設けられている。ユーザは、例えば、入力部67のマウスを操作し、キャプチャー表示部123に表示させたいマーカーの表示選択欄133の位置までポインタ135を移動させてクリック操作することで表示選択欄133を選択できる。位置情報表示部73は、ユーザによって選択された表示選択欄133にチェック済みのマークを表示し、選択されたマーカーに対応する軌跡をキャプチャー表示部123に表示する。図6に示す状態は、マーカー1〜3が選択され、それに対応する軌跡125,126,127が表示されている状態となっている。なお、ユーザは、ポインタ135の操作に限らず、キーボード等を操作して表示選択欄133を選択してもよい。
キャプチャー表示部123において黒色の丸で示す中継点129は、上記したキャプチャーにおいて治具15を停止させ駆動スイッチ51を操作した位置に対応している。中継点129は、ハンド部109,111の通過点として設定される。また、キャプチャー表示部123において白色の丸で示す連続中継点131は、ハンド部109,111を連続して通過させる点として設定した位置である。連続中継点131には、中継点129と異なり、隣接した前後の座標位置においても通過すべき中継点が設定されている。この連続中継点131は、上記したキャプチャーにおいて位置情報生成部71によって自動で設定してもよい。例えば、位置情報生成部71は、サンプリングした点のうち、所定の間隔以下で隣接する点を連続中継点131として設定してもよい。また、後述するように、ユーザは、キャプチャー表示部123上において、連続中継点131を設定することができる。
キャプチャー表示部123において黒色の三角で示す出発位置137は、上記したキャプチャーにおいて治具15のキャプチャーを開始した位置である。出発位置137は、ハンド部109,111の移動を開始する位置として設定される。また、白色の四角で示す到着位置138は、上記したキャプチャーにおいて治具15のキャプチャーを終了した位置である。到着位置138は、ハンド部109,111の移動先の位置として設定される。
<中継点129等の設定、変更方法>
位置情報表示部73は、位置情報生成部71によって生成した位置情報D2を表示する。この位置情報表示部73による表示の態様は、後述する各モード(軌跡表示モードなど)に応じて異なっている。
位置情報D2には、上記したキャプチャーにおいて治具15を停止しエンドエフェクタ45を動かした位置が中継点129として設定されている。このため、位置情報表示部73は、位置情報D2に設定された中継点129をキャプチャー表示部123に表示する。また、ユーザは、キャプチャー後であっても中継点129を設定することができる。ユーザは、図6に示すように、キャプチャー表示部123内の任意の座標位置にポインタ135を合わせて1回クリック操作を行う。位置情報表示部73は、選択された位置にリスト141を表示する。リスト141には、中継点、連続中継点、削除等の項目が表示される。ユーザは、これらの項目の一つを選択することで、中継点129や連続中継点131を任意の位置に設定することができる。位置情報表示部73は、設定された中継点129を通過するように軌跡127等を変更する。
また、ユーザは、一度設定した中継点129等を削除することもできる。ユーザは、中継点129等の位置にポインタ135を合わせてクリック操作を行う。ユーザは、リスト141に表示された項目から削除の項目を選択することで、設定済みの中継点129を削除することができる。また、ユーザは、出発位置137、中継点129等をポインタ135で選択したまま移動させる操作(ドラッグ操作)をすることで位置を変更することができる。この場合、位置情報表示部73は、出発位置137等の表示やデータを、ドラッグ操作に合わせて変更する。これにより、ユーザは、キャプチャー表示部123の表示を確認しながら直感的に、中継点129や連続中継点131の設定・位置の変更・削除などをすることができる。なお、ユーザは、上記したキャプチャーにおいて、駆動スイッチ51を操作して中継点129を予め設定せずに、移動させたい軌跡だけをマーカー部43によってキャプチャーしておき、キャプチャー表示部123に表示させた後に、全ての中継点129を設定してもよい。
また、例えば、軌跡125等のうち、一つの軌跡をユーザがポインタ135で選択して2回クリック操作を行うと、位置情報表示部73は、選択された軌跡のデータを直接変更できるサブ画面を表示する。図8及び図9は、軌跡125を選択した場合のサブ画面121Aの一例を示している。図8及び図9に示すように、サブ画面121Aには、制御情報表示部143と、変更保存ボタン145と、キャンセルボタン147とが表示されている。
ここで、位置情報生成部71は、上記したキャプチャーにおいて、エンドエフェクタ45のエンドエフェクタ用マーカー部46の閉じる動きや開く動きをキャプチャーすることで、中継点129での作業情報(ハンドオープン、ハンドクローズなど)を自動で設定する。そして、図8及び図9に示す制御情報表示部143は、エンドエフェクタ用マーカー部46のキャプチャーによって位置情報生成部71が検出した作業情報が既に設定されている。
制御情報表示部143は、行方向及び列方向に並んでデータが設定された表になっている。このデータは、後述するように産業用ロボット100を制御するための制御情報D5として出力できる。制御情報表示部143の第1行目には、左から順番に、「タイム」、「マーカー番号」、「位置種別」、「作業情報」、「座標値」、「角度」、「位置名称」、「作業情報名称」が表示されている。
タイムの列には、出発位置137でキャプチャーを開始してからの経過時間が表示されている。マーカー番号の列には、マーカー部43の番号、例えば、軌跡125であればマーカー1を示す数字の「1」が表示されている。
位置種別には、出発位置137、中継点129、連続中継点131、及び到着位置138の種別を示す数字が表示されている。また、右から2番目の位置名称の列には、位置種別の数字に対応した名称が表示されている。位置情報表示部73は、定義データD3の位置名称(図7参照)の設定データに基づいて、制御情報表示部143の位置名称を表示する。例えば、位置種別の「0」は、中継点129等を設定していない未設定の座標位置を示している。位置種別の「1」は、出発位置137の座標位置を示している。「2」は、中継点129の座標位置を示している。「3」は、連続中継点131の座標位置を示している。「4」は、到着位置138の座標位置を示している。ユーザは、例えば、図8及び図9に示すサブ画面121Aにおいて、所望の座標位置の位置種別の欄をポインタ135等で選択し、設定された数字を変更することで中継点129等の座標位置を変更できる。
また、作業情報の列には、各座標位置に設定された作業情報の種別を示す数字が表示されている。また、一番右の作用情報名称の列には、作業情報の数字に対応した名称が表示されている。位置情報表示部73は、定義データD3の作業情報(図7参照)の設定データに基づいて、制御情報表示部143の作業情報名称を表示する。例えば、作業情報の「0」は、作業を設定していないことを示している。「1」は、ハンド部109,111(図3参照)を開放するハンドオープンを実行することを示している。「2」は、ハンド部109,111を閉じるハンドクローズを実行することを示している。「3」は、ロボットアーム101やロボットアーム103に取り付けたカメラ(図示略)によって撮像を実行することを示している。なお、作業情報の種類は、上記したものに限らず、適宜変更可能である。例えば、ハンド部109の替わりに吸着ノズルを取り付けた場合、作業情報は、吸着ノズルによってワークW1を吸着する作業でもよい。また、例えば、作業情報は、アーム部105に取り付けたレーザ光源からワークW1にレーザを照射して穴を開ける作業でもよい。ユーザは、例えば、ロボットアーム101やロボットアーム103が実行可能な内容に応じて、定義データD3のファイルを変更することで、適切な作業情報を設定することができる。
また、座標値の列には、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各方向の座標位置の値が表示されている。また、角度の列には、X軸、Y軸、Z軸の各軸に対する角度が表示されている。位置情報表示部73は、例えば、ユーザによって選択された軌跡125,126,127に対応する位置情報D2の座標値や角度を読み出して表示する。
また、位置情報表示部73は、ユーザによって選択された座標位置を、サブ画面121A上で強調して表示する。例えば、ユーザは、図6に示す軌跡125上の2つの中継点129のうち、到着位置138側の中継点129Aを、選択して2回クリック操作を行う。この場合、図8に示すように、位置情報表示部73は、中継点129Aに対応する「中継点2」の行を強調マーク149で囲んで表示する。これにより、ユーザは、キャプチャー表示部123において選択した座標位置を容易に確認することができる。また、ユーザは、他の座標位置のデータを誤って変更することが抑制される。
ユーザは、制御情報表示部143の各項目のデータをポインタ135で選択し数字等を入力することで、所望の位置、角度、及び作業内容等に変更することができる。ユーザは、変更後、変更保存ボタン145を選択する。位置情報表示部73は、変更内容を位置情報D2に反映して、サブ画面121Aの表示を終了させる。また、ユーザは、変更を位置情報D2に反映したくない場合、キャンセルボタン147を選択する。位置情報表示部73は、変更内容を位置情報D2に反映させずに、サブ画面121Aの表示を終了させる。
<表示モード>
また、図5に示すように、表示画面121には、キャプチャー表示部123の右側における上部に、モード表示部151が表示されている。モード表示部151には、位置情報生成部71や位置情報表示部73の現在のモードが表示される。このモードは、モード表示部151の下方に設けられた軌跡表示ボタン153、再生ボタン155、及びリアルタイム表示ボタン157、記録開始ボタン159のいずれかを選択することで変更される。
位置情報表示部73は、ポインタ135等によって軌跡表示ボタン153を選択されると、モード表示部151に「軌跡表示中」と表示する。位置情報表示部73は、軌跡表示モードとなり、既にモーションキャプチャーを終了し記憶部65に保存済みの制御情報D5を読み込む処理を行う。この制御情報D5は、後述するように図8及び図9に示す制御情報表示部143をファイル形式で出力したデータ(出力情報の一例)であり、マーカー表示欄193の設定に応じて変更される。位置情報表示部73は、読み込んだ制御情報D5の座標位置を示す点と、点と点を結ぶ軌跡との両方をキャプチャー表示部123に表示する。
また、位置情報表示部73は、再生ボタン155が選択されると、モード表示部151に「再生中」と表示する。位置情報表示部73は、再生モードとなり、既にモーションキャプチャーを終了し記憶部65に保存済みの制御情報D5を読み込む。位置情報表示部73は、読み込んだ制御情報D5の座標位置を示す点のみをキャプチャー表示部123に表示する。このため、位置情報表示部73は、この再生モードでは、キャプチャー表示部123に軌跡を表示しない。
また、表示画面121には、再生ボタン155の左に再生速度設定欄158が表示されている。位置情報表示部73は、再生速度設定欄158内の数字に応じて、再生モード及び軌跡表示モード中の点や軌跡の表示速度を変更する。位置情報表示部73は、再生速度として、例えば、0.1倍から5倍までの速度を設定可能となっている。位置情報表示部73は、再生速度の初期値として、例えば1倍が設定されている。
また、位置情報表示部73は、リアルタイム表示ボタン157が選択されると、モード表示部151に「リアルタイム表示中」と表示する。位置情報表示部73は、リアルタイム表示モードとなり、キャプチャー領域R1(図2参照)内でキャプチャー中のマーカー部43の位置情報D2をキャプチャー表示部123に表示する。位置情報表示部73は、位置情報D2を位置情報生成部71から入力し、リアルタイムに処理をして動画として表示する。即ち、CPU61は、位置情報生成部71による位置情報D2の生成処理と、位置情報表示部73による軌跡125等の表示処理との2つの処理を並列に実行する。また、位置情報生成部71は、リアルタイム表示モードでは、位置情報D2を記憶部65に保存しない設定となっている。
また、位置情報表示部73は、記録開始ボタン159が選択されると、モード表示部151に「記録中」と表示する。位置情報表示部73は、記録モードとなり、キャプチャー中のマーカー部43の位置情報D2をリアルタイムで表示する。さらに、記録モードでは、位置情報生成部71は、生成した位置情報D2を記憶部65に保存する設定となっている。
<マーカー数の差異表示>
また、モード表示部151の下には、有効マーカー数欄161、差異リアルタイム表示163、差異検出保持表示165が左右方向に並んで表示されている。また、有効マーカー数欄161の下方には、記録マーカー数欄167が表示されている。
位置情報表示部73は、位置情報生成部71によってキャプチャー領域R1内でキャプチャーしたマーカー部43の数を、有効マーカー数欄161に表示する。また、記録マーカー数欄167の数字は、キャプチャー領域R1内で実際に動かすマーカー部43の数をユーザによって設定される。換言すれば、記録マーカー数欄167には、位置情報生成部71によってキャプチャーすべきマーカー部43の数が設定される。ユーザは、例えば、記録マーカー数欄167を選択して数字を入力することで欄内に所望の数字を設定する。また、ユーザは、記録マーカー数欄167の左に設けた選択ボタン169を操作することでも欄内の数字を変更できる。例えば、位置情報表示部73は、選択ボタン169の上向きの三角ボタンが選択されると、記録マーカー数欄167の数字を増加させる。また、位置情報表示部73は、選択ボタン169の下向きの三角ボタンが選択されると、記録マーカー数欄167の数字を減少させる。
また、位置情報表示部73は、有効マーカー数欄161の数と、記録マーカー数欄167の数が異なる場合、差異リアルタイム表示163を点灯(例えば、赤色に点灯)させる。従って、差異リアルタイム表示163は、ユーザによって設定されたマーカー部43の数と、実際にキャプチャーできたマーカー部43の数とが一致しない場合に点灯する。
また、位置情報表示部73は、リアルタイム表示モードや記録モードにおいて、マーカー部43のキャプチャーを開始してから終了するまでの間に、有効マーカー数欄161の数と、記録マーカー数欄167の数とが相異したことを検出すると、差異検出保持表示165を点灯(例えば、赤色に点灯)させる。また、位置情報表示部73は、差異検出保持表示165を一度点灯させると、次回のキャプチャーを開始するまで状態を保持する。位置情報表示部73は、次回のキャプチャーの開始に合わせて差異検出保持表示165を消灯させる。なお、上記したキャプチャーの開始及び終了は、例えば、位置情報生成部71の処理状態、あるいはリアルタイム表示モードや記録モードの開始等によって検出することができる。
<作業情報登録ボックス171による作業情報の設定>
また、表示画面121には、再生速度設定欄158等の下に作業情報登録ボックス171が表示されている。図10は、作業情報登録ボックス171の拡大図を示している。図10に示すように、作業情報登録ボックス171には、左からの順番に、マーカー名、中継点129の名称、作業内容が表示されている。ユーザは、この作業情報登録ボックス171を操作することによっても、各中継点129に設定する作業情報を変更できる。
作業情報登録ボックス171の各行は、マーカー1〜4の各々に対応している。作業情報登録ボックス171の最も左の列には、マーカーの名称と、名称の右側に設けられた選択ボタン173と、選択ボタン173の右側の中継点数欄175とが表示されている。
ここで、図10では、作業情報登録ボックス171内に3つの中継点129(中継点1〜3)が表示されている。実際のキャプチャーでは、作業情報登録ボックス171に一度で表示できない程の中継点129を設定する場合も想定される。この場合に、位置情報表示部73は、例えば、マーカー1の選択ボタン173における上向きの三角ボタンが選択されると、マーカー1のみの中継点129の表示部分を右にスクロールさせる。また、位置情報表示部73は、マーカー1の選択ボタン173における下向きの三角ボタンが選択されると、マーカー1のみの中継点129の表示部分を左にスクロールさせる。
また、位置情報表示部73は、中継点数欄175に数字が入力されると、入力された数字の中継点129を最も左側に表示する。例えば、位置情報表示部73は、マーカー1の中継点数欄175に「2」の数字が入力されると、マーカー1の行において中継点2を最も左側に表示し、次いで右側に中継点3、中継点4を表示する。この場合、マーカー1の中継点1は、表示されない。また、位置情報表示部73は、作業情報登録ボックス171の下部に設けられたスクロールバー177が左右方向に操作されるのに合わせて、全てのマーカーの中継点129の表示部分を、まとめて左右方向にスクロールさせる。
また、作業情報登録ボックス171の中継点数欄175の右側には、各中継点129の名称の横に選択ボタン179と、リストボックス181とが表示されている。位置情報表示部73は、任意の中継点129の選択ボタン179をポインタ135等によって選択されると、キャプチャー表示部123において選択された中継点129を強調して表示する。例えば、図10に示すように、ユーザは、マーカー2における中継点2の選択ボタン179の位置にポインタ135を合わせてクリック操作する。これにより、位置情報表示部73は、図6に示すように、選択されたマーカー2の中継点2を、強調マーク183で囲んで表示する。ユーザは、強調マーク183の位置を確認することで、選択した中継点129が意図したものに合致しているか否かを、キャプチャー表示部123の表示により視覚的に確認できる。その結果、作業情報を入力する中継点129を間違える誤入力を抑制することができる。
また、位置情報表示部73は、ユーザによって任意のリストボックス181が選択されると、定義データD3に設定された作業情報(図7参照)をリスト表示する。図10では、マーカー3の中継点1のリストボックス181が選択された状態を示している。現時点では、マーカー3の中継点1の作業情報が未設定であるため、リストボックス181は、未設定の項目にチェックが表示されている。また、リストボックス181には、未設定の項目の下に、定義データD3の作業情報に設定された各項目がリスト表示されている。これにより、ユーザは、所望の中継点129のリストボックス181を選択し、リスト内から作業情報を選択することで、作業情報を適切に選択及び設定できる。
また、図10において、ドットのハッチングで示す領域185は、操作を受け付けない無効領域を示している。図6に示すように、マーカー1に対応する軌跡125には、2つの中継点129(中継点1,2)が設定されている。また、マーカー2に対応する軌跡126には、2つの中継点129(中継点1,2)が設定されている。また、マーカー3に対応する軌跡127には、1つの中継点129(中継点1)が設定されている。換言すれば、上記した中継点129を除いて、他の中継点129は、設定されていない。
このため、位置情報表示部73は、作業情報登録ボックス171の表示において、上記した中継点129以外の中継点129を囲む領域を、領域185として設定している。位置情報表示部73は、この領域185内の項目をポインタ135等で選択されても、操作を受け付けない処理を行う。これにより、中継点129を設定していない座標位置への作業情報の誤入力を防止できる。
また、作業情報登録ボックス171の下部には、シート選択ボタン187が表示されている。位置情報表示部73は、「中継」と表示されたシート選択ボタン187が選択されると、図10に示す中継点129の作業情報を入力する作業情報登録ボックス171を表示する。また、位置情報表示部73は、「連続」と表示されたシート選択ボタン187が選択されると、連続中継点131の作業情報を入力する作業情報登録ボックス(図示略)を表示する。これにより、ユーザは、シート選択ボタン187を選択して作業情報登録ボックス171を切り替えることで、中継点129と連続中継点131との両方の作業情報を設定できる。なお、作業情報登録ボックス171は、出発位置137や到着位置138の作業情報を入力する作業情報登録ボックス171を備えてもよい。
また、図5に示すように、作業情報登録ボックス171の下には、選択ボタン191、マーカー表示欄193、書き出しボタン195、読み込みボタン197、終了ボタン199が表示されている。位置情報表示部73は、例えば、選択ボタン191の上向きの三角ボタンが選択されると、マーカー表示欄193の表示をマーカー1、2、3、4、1・・の昇順に変更する。同様に、位置情報表示部73は、選択ボタン191の下向きの三角ボタンが選択されと、マーカー表示欄193の表示をマーカー1、4、3、2、1・・・の降順に変更する。
<制御情報D5の読み込み及び書き出し>
また、位置情報表示部73は、制御情報D5の書き出し、又は読み込みの処理を、別の処理モジュールである制御情報生成部75に実行させる。制御情報生成部75は、書き出しボタン195が選択されると、図8及び図9に示す制御情報表示部143のデータを制御情報D5として出力する。制御情報生成部75は、マーカー表示欄193に設定されたマーカーの番号に対応する制御情報D5を出力する。また、制御情報生成部75は、マーカー表示欄193が空欄である場合、すべてのマーカーに対応する制御情報D5を出力する。出力するファイル形式としては、例えば、CSV(Comma Separated Values)形式を採用することができる。この場合、出力ファイルは、例えば、図8及び図9に示すタイム、マーカー番号等がコンマで区切られたデータとして出力される。
また、制御情報生成部75は、読み込みボタン197が選択されると、ファイルの選択画面(図示略)を表示し、そのファイル選択画面からユーザが選択した既に出力済みのファイル(CSV形式の制御情報D5)を読み込む処理を実行する。制御情報生成部75は、読み込むデータを、マーカー表示欄193に表示されたマーカーの番号に対応するデータとして読み込む。例えば、マーカー表示欄193にマーカー1が設定されている場合、位置情報表示部73は、読み込んだデータを、作業情報登録ボックス171のマーカー1の行に表示する。また、位置情報表示部73は、読み込んだデータをキャプチャー表示部123に表示する。例えば、位置情報表示部73は、軌跡表示モードにおいて、マーカー表示欄193にマーカー1を設定した状態で読み込みボタン197が選択されると、制御情報生成部75によって読み込んだデータに基づいてキャプチャー表示部123に軌跡125を表示する。
また、位置情報表示部73は、終了ボタン199が選択されると、表示画面121の表示を終了する。このようにして、ティーチング装置10は、ロボットアーム101,103を移動させたい中継点129等と、作業情報とを関連付けた制御情報D5を生成することが可能となる。ユーザは、制御情報D5を用いて産業用ロボット100を制御する制御プログラムを生成することができる。例えば、ユーザは、制御情報D5(座標位置と作業情報との組み合わせ等)を、産業用ロボット100を移動させる移動コマンドのパラメータ(移動方向等)や、ハンドオープン等させる制御コマンドのパラメータ(実行位置やタイミング等)として使用することができる。これにより、ユーザは、出力された制御情報D5を用いて、ハンド部109,111(図3参照)に所望の動作をさせる制御プログラムを容易に生成できる。
因みに、上記実施形態において、カメラ13は、検出部の一例である。マーカー部43は、位置マーカー部の一例である。アクチュエーター49は、駆動部の一例である。CPU61は、処理部の一例である。ロボットアーム101,103は、ロボットの一例である。中継点129、連続中継点131、出発位置137、到着位置138は、作業位置の一例である。リアルタイム表示ボタン157は、選択ボタンの一例である。撮像データD1は、検出データの一例である。
以上、上記した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
<効果1>カメラ13は、マーカー部43を撮像した撮像データD1を制御情報生成装置17に出力する。CPU61で実行される位置情報生成部71は、撮像データD1に付加されたカメラ13の識別情報や時間情報等に基づいて、マーカー部43の3次元座標の位置を、位置情報D2として演算する(位置情報生成処理の一例)。位置情報表示部73は、位置情報D2を表示部69に表示する(位置表示処理の一例)。これにより、ユーザは、表示部69を見ることでモーションキャプチャーしたマーカー部43の位置等を確認することができる。
また、ユーザは、キャプチャー表示部123の軌跡125等にポインタ135を合わせてクリック操作する、あるいは、作業情報登録ボックス171に表示された各中継点にポインタ135の位置を合わせることで、所望の位置を選択する。位置情報表示部73は、ユーザによって選択された位置を、ロボットアーム101,103によって作業を実施する中継点129や連続中継点131など(作業位置)として選択する(作業位置選択処理の一例)。また、位置情報表示部73は、作業情報登録ボックス171のリストボックス181からユーザによって所望の作業が選択されることで、各中継点129等において実施する作業の情報を設定する(作業情報設定処理の一例)。位置情報表示部73は、ユーザの設定操作に応じて制御情報D5に係わるデータ(図8,図9参照)を更新する。制御情報生成部75は、表示画面121の書き出しボタン195が選択されると、図8及び図9に示す制御情報表示部143のデータを制御情報D5として出力する(制御情報生成処理の一例)。従って、ユーザは、表示部69の表示に従って入力部67を操作することで、ロボットアーム101,103のハンド部109,111を通過させたい位置と、その位置で実行させたい作業内容との両方を、視覚的に確認しながら簡単に登録することができる。
<効果2>位置情報表示部73は、ユーザによって任意のリストボックス181が選択されると、定義データD3に設定された作業情報(図7参照)をリスト表示する(第1表示処理の一例)。これにより、ユーザは、リストボックス181の一覧を確認して所望の作業内容を、容易且つ確実に、中継点129等に関連付けることが可能となる。
<効果3>記録マーカー数欄167の数字は、キャプチャー領域R1内で実際に動かすマーカー部43の数をユーザによって設定される(入力処理の一例)。また、位置情報表示部73は、位置情報生成部71によってキャプチャー領域R1内でキャプチャーしたマーカー部43の数を、有効マーカー数欄161に表示する。位置情報表示部73は、有効マーカー数欄161の数と、記録マーカー数欄167の数が異なる場合、差異リアルタイム表示163を点灯させる(判定処理及び第2表示処理の一例)。これにより、ユーザは、差異リアルタイム表示163の点灯状態を確認することで、モーションキャプチャーを実施している全てのマーカー部43を、ティーチング装置10によってキャプチャーできているか否かを確認することができる。
<効果4>制御情報生成部75は、読み込みボタン197が選択されると、ファイルの選択画面(図示略)を表示し、そのファイル選択画面からユーザが選択した既に出力済みの制御情報D5(出力情報の一例)を読み込む。位置情報表示部73は、読み込んだ制御情報D5を、キャプチャー中あるいはキャプチャーが終了した位置情報D2とともに、キャプチャー表示部123に表示する(図6のマーカー1〜3参照)。これにより、ユーザは、予めモーションキャプチャーを実施した産業用ロボット100と、モーションキャプチャー中の他の産業用ロボット100とを協調させて作業する状態を表示部69によって確認できる。さらに、ユーザは、事前に取得した制御情報D5と、後から制御情報D5とを比較して変更・合成等し、新たな制御情報D5として取得することもできる。
<効果5>位置情報表示部73は、表示画面121にリアルタイム表示ボタン157を表示する(第3表示処理の一例)。位置情報表示部73は、リアルタイム表示ボタン157が選択されると、モード表示部151に「リアルタイム表示中」と表示する。位置情報表示部73は、リアルタイム表示モードとなり、キャプチャー領域R1内でキャプチャー中のマーカー部43の位置情報D2を、リアルタイムの動画としてキャプチャー表示部123に表示する。この場合、CPU61は、位置情報生成部71による位置情報D2の生成処理と、位置情報表示部73による軌跡125等の表示処理との2つの処理を並列に実行する。これにより、ユーザは、モーションキャプチャーを実施しながら、キャプチャーしたマーカー部43の位置をリアルタイムで確認できる。
<効果6>治具15は、ユーザによって駆動スイッチ51が操作されることで、アクチュエーター49を駆動する。エンドエフェクタ45は、アクチュエーター49の駆動に応じて開閉する。制御情報生成装置17は、モーションキャプチャーにおいて、動作するエンドエフェクタ45のエンドエフェクタ用マーカー部46をキャプチャーする。位置情報生成部71は、例えば、マーカー部43の位置が一定の範囲内で停止した状態で、エンドエフェクタ用マーカー部46のみが移動する位置を中継位置として設定する。これにより、ユーザは、表示部69の表示において、エンドエフェクタ用マーカー部46が動作する位置を中継位置として確認することで、作業位置を容易に判断することが可能となる。
<効果7>本実施形態のティーチング装置10では、マーカー部43Aを設けた治具15Aと、マーカー部43Bを設けた治具15Bとを、被検出体として用いる。これにより、2台のロボットアーム101,103の動作を模擬する場合、モーションキャプチャーを実施するキャプチャー領域R1内に複数のユーザの腕が挿入することがなく、ユーザの腕が干渉するなどの不具合を防止することが可能となる。
<効果8>位置情報生成部71は、3つの基準マーカー部91の重心位置を基準として、マーカー部43A,43Bの相対的な座標位置を演算する。これにより、生成した制御情報D5を使用する場合、基準マーカー部91の重心位置を、実際の作業領域内の基準、例えば、図3に示す基板Bの中心位置に合わせることで、産業用ロボット100を精度よく制御することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、2の治具15A,15Bを同時に用いたが、これに限らない。例えば、ティーチング装置10は、1つの治具15のみを対象としてモーションキャプチャーを実行し制御情報D5を生成してもよい。また、ティーチング装置10は、3つ以上の治具15を対象としてモーションキャプチャーを実行してもよい。この場合、ティーチング装置10は、複数のマーカー部43のそれぞれに対応した制御情報D5を生成してもよく、あるいは全てのマーカー部43に対応するデータを一つにまとめた制御情報D5を生成してもよい。また、ティーチング装置10は、例えば、3つ以上の治具15のマーカー部43をそれぞれ区別するために、3つ以上の異なる波長の光を照射する照明装置33,34を備えてもよい。また、ティーチング装置10は、1つの治具15を複数回動作させて取得した複数の制御情報D5を読み込んで合成してもよい。
また、作業情報の設定は、リストボックス181に限らず、ボタンによる選択や文字や数字等を直接入力して設定する構成でもよい。
また、位置情報表示部73は、マーカー部43の数に係わる表示(有効マーカー数欄161、差異リアルタイム表示163、差異検出保持表示165など)を実施しなくともよい。
また、位置情報表示部73は、読み込みボタン197を用いた制御情報D5の読み込み処理を実施しない構成でもよい。
また、位置情報表示部73は、リアルタイム表示モードやリアルタイム表示ボタン157を備えない構成でもよい。
また、上記実施形態では、マーカー部43を、治具15に取り付けたが、これに限らない。例えば、ユーザは、マーカー部43を手で持ってキャプチャー領域R1内で移動させてもよい。
また、治具15は、エンドエフェクタ45、アクチュエーター49、及び駆動スイッチ51等を備えない構成でもよい。
また、位置情報D2は、マーカー部43の位置や角度の情報の他に、マーカー部43の移動速度や加速度を情報として有していてもよい。
また、位置情報生成部71は、ユーザの手作業によるぶれを修正するため、生成した位置情報D2を補正してもよい。
また、上記実施形態では、本願におけるロボットとして、ロボットアーム101,103を適用する例について説明したが、これに限らない。例えば、本願におけるロボットは、電子部品の吸着やレーザビームの照射、ネジ締め等の作業を行うロボットでもよい。また、シリアルリンク機構を備えたロボットに限らず、XY軸方向に直交して動作するロボット、パラレルリンク機構を備えたロボットでもよい。
また、上記実施形態では、マーカー部43A,43Bの検出方法として、特定の波長の光をマーカー部43A,43Bに照射し、マーカー部43A,43Bの反射光を撮像した撮像データD1から、位置情報D2を演算する光学方式のモーションキャプチャーを用いたがこれに限らない。例えば、マーカー部43A,43Bの検出方法は、撮像データD1に対しマーカー部43A,43Bの形状を検出する画像処理を実行し、実行結果から位置等を検出してもよい。あるいは、例えば、磁気センサの動作を検出する磁気方式でもよい。例えば、治具15に位置データを送信する磁気センサを取り付け、カメラ13の代わりに位置データを受信する受信装置を取り付けてもよい。磁気センサは、移動しながら識別情報を付加した位置データを送信する。受信装置は、受信した位置データから磁気センサの位置情報等を演算することができる。この場合、当該磁気センサは、本願におけるロボットの位置を示す位置マーカー部に対応する。また、受信装置は、検出部に対応する。
10 ティーチング装置、13 カメラ(検出部)、15 治具、43 マーカー部(位置マーカー部)、45 エンドエフェクタ、49 アクチュエーター(駆動部)、46
エンドエフェクタ用マーカー部、61 CPU(処理部)、69 表示部、101,103 ロボットアーム(ロボット)、129 中継点(作業位置)、131 連続中継点(作業位置)、137 出発位置(作業位置)、138 到着位置(作業位置)、157
リアルタイム表示ボタン(選択ボタン)、181 リストボックス、D1 撮像データ(検出データ)、D5 制御情報。

Claims (7)

  1. ロボットの動作を制御するための制御情報を生成するティーチング装置であって、
    前記ロボットの位置を示す位置マーカー部と、
    前記位置マーカー部の状態を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記位置マーカー部を検出した検出データを入力する処理部と、
    前記処理部の処理結果を表示する表示部と、
    外部からの入力を受け付ける入力部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記検出データに基づいて、前記位置マーカー部の3次元座標における位置情報を生成する位置情報生成処理と、
    前記位置情報を前記表示部に表示する位置表示処理と、
    表示した前記位置情報のうち、前記ロボットが作業を実施する作業位置を、前記入力部の入力に応じて選択する作業位置選択処理と、
    前記作業位置において実施する作業の内容に応じた作業情報を、前記入力部の入力に応じて設定する作業情報設定処理と、
    前記作業位置と前記作業情報とを関連付けたデータを前記制御情報として生成する制御情報生成処理と、を実行することを特徴とするティーチング装置。
  2. 前記処理部は、前記作業情報設定処理において、前記入力部の入力に応じて前記作業情報の一覧を示すリストボックスを前記表示部に表示する第1表示処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のティーチング装置。
  3. 前記処理部は、
    前記位置マーカー部の第1個数を前記入力部の入力に基づいて設定する入力処理と、
    前記入力処理で設定した前記位置マーカー部の前記第1個数と、前記位置情報生成処理によって検出した前記位置マーカー部の第2個数とが一致するか否かを判定する判定処理と、
    前記判定処理の結果を前記表示部に表示する第2表示処理と、を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のティーチング装置。
  4. 前記処理部は、
    前記制御情報として生成済みの出力情報を読み込む読み込み処理を実行し、
    前記位置表示処理において、読み込んだ前記出力情報に含まれる位置情報を、前記位置情報生成処理によって検出し前記表示部に表示する前記位置情報とともに、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のティーチング装置。
  5. 前記処理部は、前記位置情報生成処理と前記位置表示処理との2つの処理を並列に処理するリアルタイム表示モードを有し、前記リアルタイム表示モードを選択するためのモード選択ボタンを前記表示部に表示する第3表示処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のティーチング装置。
  6. 前記位置マーカー部を有する治具を、さらに備え、
    前記治具は、エンドエフェクタと、前記エンドエフェクタを駆動する駆動部と、前記エンドエフェクタの位置を示すエンドエフェクタ用マーカー部とを有し、
    前記検出部は、前記エンドエフェクタ用マーカー部の状態を検出し、
    前記処理部は、前記位置情報生成処理として、前記駆動部の駆動に基づいて前記エンドエフェクタが動作するのにともなって移動する前記エンドエフェクタ用マーカー部の前記位置情報を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のティーチング装置。
  7. ロボットの動作を制御するための制御情報の生成方法であって、前記ロボットの位置を示す位置マーカー部と、前記位置マーカー部の状態を検出する検出部と、前記検出部によって前記位置マーカー部を検出した検出データを入力する処理部と、前記処理部の処理結果を表示する表示部と、外部からの入力を受け付ける入力部と、を備えるティーチング装置に対し、
    前記検出データに基づいて、前記位置マーカー部の3次元座標における位置情報を生成する位置情報生成ステップと、
    前記位置情報を前記表示部に表示する位置表示ステップと、
    表示した前記位置情報のうち、前記ロボットが作業を実施する作業位置を、前記入力部の入力に応じて選択する作業位置選択ステップと、
    前記作業位置において実施する作業の内容に応じた作業情報を、前記入力部の入力に応じて設定する作業情報設定ステップと、
    前記作業位置と前記作業情報とを関連付けたデータを前記制御情報として生成する制御情報生成ステップと、を実行させることを特徴とする制御情報の生成方法。
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