JPWO2017057321A1 - ユーザ装置及び同期方法 - Google Patents

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Abstract

D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術を提供する。【解決手段】D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、を有し、前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する、ユーザ装置を提供する。

Description

本発明は、ユーザ装置及び同期方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE Advanced)、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、ユーザ端末同士が無線基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている(例えば、非特許文献1)。
D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラヒックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
D2Dは、通信可能な他のユーザ端末を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、端末間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。また、D2Dで送受信される信号を、D2D信号と呼ぶ。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、D2D機能を拡張することでV2Xを実現することが検討されている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、図1に示すように、自動車と自動車との間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
"Key drivers for LTE success:Services Evolution"、2011年9月、3GPP、インターネットURL:http://www.3gpp.org/ftp/Information/presentations/presentations_2011/2011_09_LTE_Asia/2011_LTE-Asia_3GPP_Service_evolution.pdf
D2Dをサポートするユーザ装置は、D2D通信用のセル(周波数、キャリア)において、基地局のカバレッジ内では基地局から送信されるSS(同期信号:Synchronization Signal)により同期を行い、カバレッジ外では他のユーザ装置から送信されるSLSS(D2D用同期信号:Sidelink Synchronization Signal)により同期を行うことが規定されている。
ここで、V2Xでは、ユーザ装置は、トンネル内などカバレッジ外に移動することが多いと想定される。つまり、ユーザ装置はSLSSによる同期を高頻度で行うことが想定される。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、を有し、前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する。
開示の技術によれば、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 D2Dで規定されている物理チャネル構造を説明するための図である。 PSSS/SSSSの構造例を示す図である。 PSSS/SSSSの構造例を示す図である。 D2Dにおける同期処理モデルを示す図である。 各実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成例を示す図である。 SLSSをモニタするための時間ウインドウの長さの一例を示す図である。 第一の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 第二の実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。 GAP区間の一例を示す図である。 SLSSの送受信が行われるサブフレームのオフセットを示す図である。 第二の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 各キャリアの用途を説明するための図である。 第三の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 第四の実施の形態に係るPSSS/SSSSの構造例を示す図である。 第四の実施の形態に係るPSSS/SSSSの構造例を示す図である。 第四の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、本実施の形態は、主にV2Xを対象としているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xに限らず、広くD2D全般に適用可能である。また、「D2D」はその意味としてV2Xを含むものである。また、本実施の形態では、特に断りがない限り、「基地局eNB」にはRSU(基地局型RSU、ユーザ装置型RSU)を含む意味で使用する。
<D2Dの概要について>

まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。D2D通信では、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り信号送信のリソースとして既に規定されている上りリソースの一部が利用され、カバレッジ内では、基地局eNBが送信するSSに同期してD2D信号の送受信が行われる。
更に、カバレッジ外におけるD2D通信を実現するため、ユーザ装置UEは、D2D通信用のセルのセル端(カバレッジの端)に位置する場合、及びカバレッジ外で他のユーザ装置UEからのSLSSを受信出来ない場合など、所定の条件を満たす場合にSLSSを送信(リレー)することが規定されている。SLSSは、より具体的にはPSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)及びSSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)である。また、SLSSを送信するユーザ装置UEは、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Control Channel)と呼ばれる物理チャネルを用いて、カバレッジ外に存在するユーザ装置UEに無線フレーム番号、システム帯域幅等を通知することができる。
ユーザ装置UEは、D2D通信用のセルにおいて、基地局eNBのカバレッジ内ではSS信号を受信して同期を行う。また、カバレッジ内からカバレッジ外に移動した場合に、他のユーザ装置UEから送信されるSLSSを受信するために、ユーザ装置UEは、SLSSの初期サーチを行うように動作する。初期サーチ(フルサーチと呼んでもよい)とは、SLSSが送信される可能性のある全てのサブフレームをモニタすると共に、全ての可能性のあるSLSSID(SLID(Sidelink ID)とも呼ばれる)を検索し、同期に用いるSLSSの候補を発見することを言う。なお、モニタするとは、所定の無線リソース内(サブフレームなど)において所望の無線信号が送信されているか否かを確認するための動作を意図している。その後、ユーザ装置UEは、初期サーチにより発見されたSLSSの候補からSLSSを選択し、選択したSLSSを用いて同期を行う。
次に、D2Dで規定されているSLSS及びPSBCHについて説明する。図2は、D2Dにおける物理チャネルの構成を示している。なお、図2においてPSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)は「D2Dディスカバリ」に用いられる物理チャネルであり、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)は「D2Dコミュニケーション」におけるSCI等の制御情報を送信する物理チャネルであり、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)は「D2Dコミュニケーション」におけるデータを送信する物理チャネルである。
図3A及び図3Bは、PSSS/SSSSの構造例を示す図である。図3A及び図3Bに示すように、D2Dでは、周波数帯域の中心の6PBR(Physical Resource Block)において、1サブフレーム内の所定のSC−FDMAシンボルにPSSS及びSSSSがマッピングされる。また、「D2Dコミュニケーション」では、PSSS、SSSS及びDM−RS(Demodulation-Reference Signal)を除くSC−FDMAシンボルにPSBCHがマッピングされる。また、図2に示すように、PSSS、SSSS及びPSBCHは40ms間隔で送信される。PSSSにはZadoff−Chu系列が用いられ、SSSSにはM系列が用いられる。
また、D2Dでは、カバレッジ内で送信されるSLSSとカバレッジ外で送信されるSLSSの2種類が規定されている。カバレッジ内で送信されるPSSSはルートインデックスが「26」であり、PSSS及びSSSSで0〜167の範囲のSLIDが特定される。カバレッジ内で送信されるPSSSはルートインデックスが「37」であり、PSSS及びSSSSで168〜355の範囲のSLIDが特定される。更に、PSBCHにはIn−coverage indicatorと呼ばれる識別子が格納されており、カバレッジ内では「1」に設定され、カバレッジ外では「0」に設定される。
<同期モデルについて>

次に、現状のD2Dにおける同期処理モデルを説明する。前述のように、カバレッジ内からカバレッジ外に移動したユーザ装置UEは、SLSSの初期サーチを行う。
D2Dでは半二重通信が採用されているため、ユーザ装置UEは、SLSSを受信(又はモニタ)するサブフレームでは他のD2D信号を送信することができない。従って、SLSSを高頻度でモニタすると、D2D信号(特に、「D2Dコミュニケーション」における音声パケット)の品質劣化が生じることになる。そこで、3GPPの規定では、SLSSの初期サーチにおいて、SLSSをモニタするために、送信予定のD2D信号を最大2%の割合でドロップする(破棄する)ことが許容されている。
上記2%の根拠として、図4に示すように、3GPPでは、2.56秒周期で40ms又は41msのサブフレームをモニタすることでSLSSを検出する同期処理モデルで評価が行われた。図4の例では、SLSS以外のD2D信号は、2.56÷41ms=1.6%(約2%)の確率でドロップされることになる。モニタするサブフレームが40ms又は41msに設定されているのは、SLSSの送信間隔が40msであること、及び、SLSSを初期サーチするユーザ装置UEは、どのサブフレームでSLSSが送信されているのかを把握できないためである。
ユーザ装置UEがSLSSを発見する際、SLSSの受信品質が低い場合は最大で10サブフレーム程度の同相合成が必要になる。従って、送信予定のD2D信号を最大2%の割合でドロップすることを許容する条件の下では、ユーザ装置UEがSLSSを発見するまでに最大で20秒程度を要する。
なお、図4はあくまで評価のための同期処理モデルであり、ユーザ装置UEがSLSSをモニタする具体的なタイミングを規定するものではない。
<システム全体構成>

図5は、各実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成の一例を示す図である。図5に示すように、各実施の形態に係る無線通信システムは、基地局eNBと、GPS衛星10と、ユーザ装置UEaと、ユーザ装置UEbとを有する。
基地局eNBは、ユーザ装置UEに向けてSSを送信する。SSは、より具体的にはPSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)である。
GPS衛星10はGPS信号を地上に向けて送信している。GPS信号にはUTC(Coordinated Universal Time)を特定する情報が含まれている。
ユーザ装置UEa及びUEbは、D2D通信を行う機能を有している。図5の例では、ユーザ装置UEaはユーザ装置UEbに向けてSLSSを送信している様子が図示されているが、図示の便宜上であり、ユーザ装置UEaとユーザ装置UEbとは同一の機能を有する。なお、以下の説明において、ユーザ装置UEaとユーザ装置UEbとを区別しないときは「ユーザ装置UE」と呼ぶ。
ユーザ装置UEは、SS又はSLSSを用いて同期を行う。同期とは、無線フレーム同期(シンボルタイミング同期、時間同期)及び周波数同期を含む。ユーザ装置UEは、更に、GPS信号を用いて同期を行う機能を有していてもよいし、有していなくてもよい。GPS信号を用いて同期を行う場合、ユーザ装置UEは、例えば、UTCと無線フレームが開始される時刻と無線フレーム番号とを対応づける情報(以下、「同期情報」と呼ぶ)を予め記憶しておき、GPS信号から取得したUTCと同期情報と比較することで無線フレーム同期(シンボルタイミング同期、時間同期)を行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、GPS信号が受信できなくなった場合(GPS信号の受信品質が所定の閾値以下である場合を含む)に、SLSSの初期サーチを行うようにしてもよい。
なおGPS信号はGNSSを用いた信号であってもよく、またより一般に外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報であってもよい。本実施の形態では、特に断りが無い限り、外部同期信号若しくは外部同期情報の一例としてGPS信号を用いて説明する。
以下、本実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順について、複数の実施の形態に分けて説明する。なお、各実施の形態は任意に組み合わせることが可能である。
<第一の実施の形態>

[処理手順]

第一の実施の形態に係るユーザ装置UEは、SLSSの初期サーチにおいて、送信予定のD2D信号をドロップする割合を高める(例えば、10%など)ことで、SLSSをモニタする頻度を多くするようにする。具体的には、ユーザ装置UEは、2.56秒よりも短い間隔で40ms又は41msのサブフレームをモニタすることでSLSSの初期サーチを行うようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、SLSSの初期サーチにおいて、SLSSを周期的(少なくとも2.56秒よりも短い間隔)にモニタするために定められた時間ウインドウ(以下、単に「時間ウインドウ」と呼ぶ)内でSLSSをモニタすることで、SLSSの初期サーチを行うようにしてもよい。また、ユーザ装置UEは、時間ウインドウ内では、送信予定のD2D信号を全てドロップするようにしてもよい。
図6は、時間ウインドウの長さの一例を示す図である。時間ウインドウの長さ(dt×2)は、40ms又は41msであってもよいし、図6に示すようにSLSS周期より短い間隔であってもよい。
dtの値は、ユーザ装置UEの内部クロックの精度に応じて予め指定されていてもよいし、SS又はGPS信号との同期が外れたタイミングからの経過時間に従って大きくなる内部クロックの時間のずれを考慮して、ユーザ装置UE内で算出されてもよい。
時間ウインドウの範囲は、基地局eNBから送信される報知情報(SIB:System Information Block)又はRRC信号によりユーザ装置UEに通知されるようにしてもよいし、SIM(Subscriber Identity Module)に予め設定されていてもよいし、コアネットワークから送信される上位レイヤの制御信号を介してユーザ装置UEに通知されるようにしてもよい。
また、時間ウインドウの範囲(例えば、時間軸上の開始点及び終了点)は、SS又はGPS信号と同期することで決定される無線フレーム番号及び1以上のサブフレーム番号により指定されてもよいし、UTC時刻で指定されてもよい。また、時間ウインドウの範囲は、時間ウインドウの中心を示す無線フレーム番号及びサブフレーム番号と、dtの値(例えば、1msなど)とで指定されるようにしてもよいし、時間ウインドウの中心を示す無線フレーム番号及びサブフレーム番号のみが指定され、dtの値はユーザ装置UE内で算出された値が用いられるようにしてもよい。
以上、第一の実施の形態よれば、ユーザ装置UEは、SLSSを効率的に受信することができ、SLSSを発見してから当該SLSSと同期するまでに要する時間が短縮されることになる。
また、時間ウインドウが設定されることで、ユーザ装置UEは、SLSSの初期サーチにおいて、SLSSをモニタすべきサブフレームを予め把握することができる。また、時間ウインドウを基地局eNB等から通知することで、セル又はキャリアの特性に応じてドロップされるD2D信号の割合を変更することが可能になる。
また、時間ウインドウがSLSSの送信周期より短い長さに指定されることで、ユーザ装置UEは、SLSSの送信周期である40msのサブフレームを全てモニタすることなくSLSSを受信することが可能になり、ドロップされるD2D信号の割合を削減しつつ、SLSSの発見及びSLSSとの同期を迅速に行うことができる。
[機能構成]

図7は、第一の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、GPS信号受信部103と、同期処理部104とを有する。なお、図7は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図7に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部101は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部101は、D2D信号の送信機能とセルラー通信の送信機能とを有する。また、信号送信部101は、他のユーザ装置UEに向けてSLSSを送信する機能を有する。
信号受信部102は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部102は、D2D信号の受信機能とセルラー通信の受信機能とを有する。
また、信号受信部102は、基地局eNBのカバレッジエリア外又は/及びGPS信号が受信可能なエリア外である場合に、初期サーチを行うことでSLSSを受信するように動作する。GPS信号が受信可能なエリア内か否かは、より一般に外部同期信号又は外部同期情報が取得可能か否かあるいは外部同期信号又は外部同期情報の同期精度が一定以上か否か(推定同期誤差が一定値以下か否か、または外部同期信号若しくは外部同期情報の受信レベルが一定以上か否かなど)によって定義することができる。また、信号受信部102は、基地局eNBのカバレッジエリア外又は/及びGPS信号が受信可能なエリア外である場合に、時間ウインドウ内で初期サーチを行うことでSLSSを受信するようにしてもよい。
GPS信号受信部103は、GPS信号を受信する機能を有する。また、GPS信号受信部103は、PPS(Pulse Per Second)を生成して出力する機能を有してもよい。
同期処理部104は、GPS信号、SS又はSLSSを用いて同期を行う。また、同期処理部104は、前記信号受信部102において時間ウインドウ内でSLSSが受信(発見)された場合に、受信(発見)されたSLSSを用いて同期を行うようにしてもよい。
<第二の実施の形態>

[処理手順]

第一の実施の形態に係るユーザ装置UEは、基地局eNBのカバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した場合にSLSSの初期サーチを行うようにしたが、第二の実施の形態に係るユーザ装置UEは、カバレッジ内又はGPS信号が受信可能なエリア内で予めSLSSの初期サーチを行うようにすることで、カバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した際に、迅速にSLSSを用いた同期を行うことを可能にする。
図8は、第二の実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。なお、図8に示す処理手順は一例であり、ステップS11乃至ステップS13の処理手順の順序は問わない。例えば、ステップS11の処理手順は、ステップS13の後に行われてもよい。
ユーザ装置UEaは、カバレッジ内又はGPS信号が受信可能なエリア内でSLSSの初期サーチを行う(S11)。ユーザ装置UEは、当該初期サーチを、例えば、図4に示すタイミングでSLSSをモニタすることで実現してもよいし、第一の実施の形態で説明した時間ウインドウ内でSLSSをモニタすることで実現してもよい。また、ユーザ装置UEは、自身の位置に関わらずに初期サーチを常時行うようにしてもよいし、基地局eNBが送信する信号(例えば参照信号等)のRSRP(Reference Signal Received Quality)又はRSRQ(Reference Signal Received Power)が所定の閾値以下である場合、GPS信号の受信レベルが所定の閾値以下である場合、又は、同期レベル(同期精度)が一定以下である場合に初期サーチを行うようにしてもよい。
ユーザ装置UEaは、基地局eNBから送信されるSS、又はGPS衛星10から送信されるGPS信号を受信し(S12)、受信したSS又はGPS信号を用いて同期を行う(S13)。
ここで、ユーザ装置UEbからSLSSが周期的に送信されていると仮定する(S14)。ユーザ装置UEaは、初期サーチによりユーザ装置UEbから周期的に送信されるSLSSを発見した場合、SLSSが送信されているサブフレームを特定する(S15)。より具体的には、ユーザ装置UEaは、自身がカバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した際に受信すべきSLSSを選択すると共に、当該SLSSが周期的に送信されているサブフレームの無線フレーム番号及びサブフレーム番号を特定する。
次に、ユーザ装置UEがカバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動したと仮定する。ユーザ装置UEは、ステップS14の処理手順で特定した無線フレーム番号及びサブフレーム番号、並びにそれらを含む時間ウインドウ内でSLSSを受信して同期処理を行う(S21、S22)。
なお、ユーザ装置UEaは、初期サーチによりSLSSが送信されているサブフレームを特定するのに加え、SLSSの系列及び/又はSLSSの信号そのものを記憶しておき(S15)、カバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した際におけるSLSSとの同期時間を短縮してもよい(S22)。
なお、ユーザ装置UEは、前述の通り、セル端に位置する場合など所定の条件を満たす場合にSLSSを送信することが3GPPで規定されている。一方、D2Dでは半二重通信が採用されているため、ユーザ装置UEは、同一サブフレームではSLSSの受信(又はモニタ)とSLSSの送信とを同時に行うことができない。そこで、ユーザ装置UEは、カバレッジ内又はGPS信号が受信可能なエリア内で初期サーチを行う場合(S11)で、かつ、SLSSの送信を行う必要がある場合、所定の確率でSLSSをドロップする(SLSSを送信しない)ようにして、ドロップしたサブフレームで初期サーチを行うようにしてもよい。
また、他の方法として、ユーザ装置UEは、例えば図9に示すように、GAP区間内ではSLSSの送信を行い、GAP区間以外でSLSSの初期サーチを行うようにしてもよい。GAP区間は、無線フレーム番号及びサブフレーム番号で特定されるようにしてもよいし、UTC時間で特定されるようにしてもよい。GAP区間の長さについては特に制限はない。
所定の確率及びGAP区間は、基地局eNBから送信される報知情報(SIB)又はRRC信号によりユーザ装置UEに通知されるようにしてもよいし、SIMに予め設定されていてもよいし、コアネットワークから送信される上位レイヤの制御信号を介してユーザ装置UEに通知されるようにしてもよい。また、GAP区間は、ユーザ装置UEが任意に決定するようにしてもよい。
また、他の方法として、ユーザ装置UEは、SLSSの送受信が行われるサブフレームを示す複数のオフセットのうち、いずれか1つのオフセットに従ってSLSSを送信し、更に、SLSSの送信に用いたオフセットとは異なるオフセットに従ってSLSSを初期サーチするようにしてもよい。
図10は、SLSSの送受信が行われるサブフレームのオフセットを示す図である。図10の例では、オフセット1及びオフセット2の2つのオフセットが図示されている。オフセット1は「オフセット値=0」の場合を示しており、オフセット2は「オフセット値=X」の場合を示している。
V2Xでは、多くのユーザ装置UEが存在する環境が想定されている。そこで、本無線通信システム内において、オフセット1で指定されるサブフレームでSLSSの送信を行うと共にオフセット2で指定されるサブフレームでSLSSの受信を行うユーザ装置UEと、オフセット2で指定されるサブフレームでSLSSの送信を行うと共にオフセット1で指定されるサブフレームでSLSSの受信を行うユーザ装置UEとを混在させるようにする。これにより、各ユーザ装置UEは、半二重通信の影響を避けつつSLSSの送信と、SLSSの初期サーチとを行うことが可能になる。また、本オフセット値の取り得る範囲をSLSS送信周期(40ms)よりも十分短くすることで、第一の実施の形態で示した時間ウインドウを実現する(本オフセット値の取り得る範囲を時間ウインドウとみなす)ことも可能になる。
なお、各ユーザ装置UEに適用されるオフセットは、RRC信号等で基地局eNBから指示されるようにしてもよいし、所定の識別子(UEID、RNTIなど)により決定されるようにしてもよいし、SIM等に予め設定されていてもよいし、ユーザ装置UEが自律的に選択してもよい。また、図10に示すオフセットは一例であり、3つ以上のオフセットのパターンが設定されるようにしてもよい。
以上、第二の実施の形態よれば、ユーザ装置UEは、カバレッジ内又はGPS信号が受信可能なエリア内で予め初期サーチを行うことで、SLSSを事前に発見することができ、カバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した際に当該SLSSと迅速に同期することが可能になる。
[機能構成]

図11は、第二の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図11に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部201と、信号受信部202と、GPS信号受信部203と、同期処理部204とを有する。なお、図11は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図11に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部201は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部201は、D2D信号の送信機能とセルラー通信の送信機能とを有する。また、信号送信部201は、他のユーザ装置UEに向けてSLSSを送信する機能を有する。また、信号送信部201は、信号受信部202が初期サーチを行うサブフレームでは、SLSSの送信を中止するようにしてもよい。また、信号送信部201は、信号受信部202が初期サーチを行うサブフレームでは、所定の確率でSLSSの送信を中止する(ドロップする)ようにしてもよい。また、信号送信部201は、予め指定されたGAP区間内でSLSSの送信を行うようにしてもよい。また、信号送信部201は、SLSSの送受信が行われるサブフレームを示す複数のオフセットのうち、いずれか1つのオフセットで指定されるサブフレームでSLSSを送信するようにしてもよい。
信号受信部202は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部202は、D2D信号の受信機能とセルラー通信の受信機能とを有する。
また、信号受信部202は、ユーザ装置UE自身が基地局eNBのカバレッジエリア内に位置する場合、又はGPS信号を受信可能なエリア内に位置する場合であっても、SLSSを初期サーチするように動作する。また、信号受信部202は、初期サーチを行うことでSLSSを受信可能なサブフレームを特定し、カバレッジ外又はGPS信号が受信可能なエリア外に移動した場合に、特定されたサブフレームでSLSSを受信する。信号受信部202は、基地局eNBが送信する信号のRSRP又はRSRQが所定の閾値以下である場合、GPS信号の受信レベルが所定の閾値以下である場合、又は、同期レベル(同期精度)が一定以下である場合にSLSSの初期サーチを行うようにしてもよい。
GPS信号受信部203は、GPS信号受信部103と同一であるため説明は省略する。同期処理部204は、GPS信号、SS又はSLSSを用いて同期を行う。
<第三の実施の形態>

[処理手順]

第三の実施の形態に係る無線通信システムでは、例えば図12に示すように、複数のキャリアが運用されている環境を前提とし、複数のキャリアのうち特定のキャリアをSLSSの送受信に用いられるように設定する。また、ユーザ装置UEは、SLSSの送信及び受信(前述の初期サーチを含む)を当該特定のキャリアで行うようにする。
SLSSの送受信に用いられる特定のキャリアは、SLSSの送受信のみに用いられる専用のキャリアであってもよいし、遅延への要求条件が高くないD2D通信に用いられるキャリア(すなわち、SLSSの送受信が優先されるキャリア)であってもよい。
図12にはキャリアA〜Cが図示されているが、例えば、キャリアAをSLSSの送受信のみに用いられる専用のキャリアとして、キャリアB及びCを、SLSS以外のD2D通信に用いられるキャリアとしてもよい。
各キャリアの用途は、基地局eNBから送信される報知情報(SIB)又はRRC信号によりユーザ装置UEに通知されるようにしてもよいし、SIMに予め設定されていてもよいし、コアネットワークから送信される上位レイヤの制御信号を介してユーザ装置UEに通知されるようにしてもよい。
ここで、ユーザ装置UEの通信能力(例えば、同時送受信キャリア数など)が、同時に運用されているキャリアの数よりも少ない場合が想定される。例えば、図12に示すようにキャリアA〜Cが設定されている場合において、ユーザ装置UEは、同時に1又は2つのキャリアでD2D通信を行う能力しか有していない場合が想定される。
そこで、ユーザ装置UEは、予めキャリア間の優先度を示す情報を保持しておき、SLSSの送受信と、他のD2D信号の送受信を同時に行う必要がある場合に、SLSSの送受信を優先させるのか否かを、当該優先度を示す情報に基づいて判定するようにしてもよい。
例えば、ユーザ装置UEは、同時に1つのキャリアでD2D通信を行う能力しか有していないと仮定する。また、キャリア間の優先度は、キャリアAが最も優先度が高く、キャリアBはキャリアAに次いで優先度が高く、キャリアCは最も優先度が低いと仮定する。また、キャリアBはSLSS送受信用に設定されていると仮定する。
この場合において、例えば、SLSSの送受信と、キャリアAでのD2D信号の送信とを同時に行う必要がある場合、ユーザ装置UEは、キャリアAでのD2D信号の送信を優先させるように動作する。また、例えば、SLSSの送受信と、キャリアCでのD2D信号の送信とを同時に行う必要がある場合、ユーザ装置UEは、キャリアBでのSLSSの送受信を優先させるように動作する。
また、上述の優先度を、チャネル種別単位、又は、リソースプール単位などで定めるようにしてもよい。例えば、チャネル種別単位で優先度を定める場合、PSDCHの優先度が最も高く、SLSSはPSDCHに次いで優先度が高く、PSCCH及びPSSCHは最も優先度が低いと定めるようにしてもよい。この場合において、例えば、キャリアBでSLSSの送受信と、キャリアAでPSDCHによるD2D信号の送信とを同時に行う必要がある場合、ユーザ装置UEは、PSDCHによるD2D信号の送信を優先させるように動作する。
以上、第三の実施の形態よれば、ユーザ装置UEは、複数のキャリアを用いることで、SLSSの送受信と、SLSS以外のD2D信号の送受信とを同時に行うことが可能になる。また、図4を用いて説明したように、ユーザ装置UEは、SLSSのモニタ及び/又は初期サーチを行うために、送信予定のD2D信号をドロップする(破棄する)必要がなくなり、半二重通信の影響を回避しつつ、効率的にSLSSの受信を行うことが可能になる。
[機能構成]

図13は、第三の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図13に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部301と、信号受信部302と、同期処理部303と、判定部304とを有する。なお、図13は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部301は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部301は、D2D信号の送信機能とセルラー通信の送信機能とを有する。また、信号送信部301は、他のユーザ装置UEに向けてSLSSを送信する機能を有する。また、信号送信部301は、複数のキャリアで同時にD2D信号を送信する機能を有していてもよい。また、信号送信部301は、SLSSの送受信に用いられる特定のキャリアでSLSSの送信を行うようにしてもよい。
信号受信部302は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部302は、D2D信号の受信機能とセルラー通信の受信機能とを有する。また、信号受信部302は、複数のキャリアで同時にD2D信号を受信する機能を有していてもよい。また、信号受信部302は、SLSSの送受信に用いられる特定のキャリアでSLSSの受信(初期サーチを含む)を行うようにしてもよい。
同期処理部303は、GPS信号、SS又はSLSSを用いて同期を行う。
判定部304は、キャリア間の優先度を示す情報を保持する。また、判定部304は、キャリア間の優先度(例えば、特定のキャリアと特定のキャリアとは異なるキャリアとの優先度)に基づいて、特定のキャリアで受信するのか、又は、特定のキャリアとは異なるキャリアで同期信号以外のD2D通信を行うのかを判定する。また、判定部304は、チャネル種別単位、又は、リソースプール単位における優先度に基づいて、特定のキャリアで受信するのか、又は、特定のキャリアとは異なるキャリアで同期信号以外のD2D通信を行うのかを判定するようにしてもよい。
<第四の実施の形態>

[処理手順]

第四の実施の形態に係るユーザ装置UEは、1サブフレーム内で、PSSS及びSSSSが従来よりも多くのシンボル(3シンボル以上)にマッピングされたSLSSを送受信するようにする。
図14A及び図14Bは、第四の実施の形態に係るPSSS/SSSSの構造例を示す図である。図14Aの例では、1サブフレーム内に、PSSS及びSSSSが、それぞれ6シンボルずつマッピングされている例を示している。
前述した通り、ユーザ装置UEが初期サーチによりSLSSを発見する際、SLSSの受信品質が低い場合は最大で10サブフレーム程度の同相合成が必要になる。図14Aの例では、図3A及び図3Bに示す従来のD2Dよりも、1サブフレーム内にPSSS/SSSSが3倍多く含まれることになる。従って、SLSSの受信品質が低い場合であっても、最大でも3〜4サブフレーム程度の同相合成を行うことで初期サーチを完了することが可能になり、初期サーチに要する時間が短縮されることになる。
また、図14Bに示すように、1サブフレーム内に、PSSS及びSSSSがそれぞれ4シンボルずつマッピングされ、更にDM−RS及びPSBCHがマッピングされる構造であってもよい。
図14A及び図14Bに示す構造はあくまで一例であり、1サブフレーム内に含まれるPSSS及びSSSSのシンボル数はそれぞれ異なっていてもよい。また、ユーザ装置UEは、複数サブフレームを用いてPSSS及びSSSS、並びにPSBCHを送信してもよい。
また、第四の実施の形態におけるPSSS及びSSSSは、従来のD2D(Rel−12)で規定されているPSSS/SSSSと同一でもよいし、新たな同期信号(例えば、従来とは異なる系列の同期信号)であってもよい。
なお、従来よりも多くのシンボルにPSSS/SSSSをマッピングする場合、PSBCHを格納するシンボル数が限られる(又はPSBCHを格納することができなくなる)。そこで、PSBCHで通知すべき情報の全部又は一部は、基地局eNBから送信される報知情報(SIB)又はRRC信号によりユーザ装置UEに予め通知されるようにしてもよいし、SIMに予め設定されていてもよいし、コアネットワークから送信される上位レイヤの制御信号を介してユーザ装置UEに予め通知されるようにしてもよい。
以上、第四の実施の形態よれば、ユーザ装置UEは、SLSSの受信を効率的に行うことが可能になり、初期サーチに要する時間を短縮することができる。
[機能構成]

図15は、第四の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図15に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部401と、信号受信部402と、同期処理部403とを有する。なお、図15は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図15に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部401は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部401は、D2D信号の送信機能とセルラー通信の送信機能とを有する。また、信号送信部401は、他のユーザ装置UEに向けてSLSSを送信する機能を有する。また、信号送信部401は、1サブフレーム内に複数の同一のPSSSと、複数の同一のSSSSとを含むSLSSを送信する機能を有する。
信号受信部402は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部402は、D2D信号の受信機能とセルラー通信の受信機能とを有する。また、信号受信部402は、1サブフレーム内に複数の同一のPSSSと、複数の同一のSSSSとを含むSLSSを受信する機能を有する。
同期処理部403は、GPS信号、SS又はSLSSを用いて同期を行う。また、同期処理部403は、また、1サブフレーム内に複数の同一のPSSSと、複数の同一のSSSSとを含むSLSSを用いて同期処理を行う機能を有する。
<ハードウェア構成>

以上、各実施の形態で説明したユーザ装置UEの機能構成は、全体をハードウェア回路(例えば、1つ又は複数のICチップ)で実現してもよいし、一部をハードウェア回路で構成し、その他の部分をCPUとプログラムとで実現してもよい。
図16は、各実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成例を示す図である。図16は、図7、図11及び図15よりも実装例に近い構成を示している。図16に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号に関する処理を行うRE(Radio Equipment)モジュール501と、ベースバンド信号処理を行うBB(Base Band)処理モジュール502と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール503と、SIMカードにアクセスするインタフェースであるSIMスロット504と、GPS信号を受信するGPSモジュール505とを有する。
REモジュール501は、BB処理モジュール502から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A(Digital-to-Analog)変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D(Analog to Digital)変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール502に渡す。REモジュール501は、例えば、第一の実施の形態における信号送信部101及び信号受信部102の一部、第二の実施の形態における信号送信部201及び信号受信部202の一部、第三の実施の形態おける信号送信部301及び信号受信部302の一部、第四の実施の形態における信号送信部401及び信号受信部402の一部を含む。
BB処理モジュール502は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP(Digital Signal Processor)512は、BB処理モジュール502における信号処理を行うプロセッサである。メモリ522は、DSP512のワークエリアとして使用される。REモジュール501は、例えば、第一の実施の形態における信号送信部101の一部、信号受信部102の一部及び同期処理部104、第二の実施の形態における信号送信部201の一部、信号受信部202の一部及び同期処理部204、第三の実施の形態おける信号送信部301の一部、信号受信部302の一部、同期処理部303及び判定部304、第四の実施の形態における信号送信部401の一部、信号受信部402の一部及び同期処理部403を含む。
装置制御モジュール503は、IPレイヤのプロトコル処理、各種アプリケーションの処理等を行う。プロセッサ513は、装置制御モジュール503が行う処理を行うプロセッサである。メモリ523は、プロセッサ513のワークエリアとして使用される。また、プロセッサ513は、SIMスロット504を介してSIMとの間でデータの読出し及び書込みを行う。
GPSモジュール505は、GPS信号を受信し、受信したGPS信号の復調等を行う。また、GPSモジュール505は、第一の実施の形態におけるGPS信号受信部103、第二の実施の形態におけるGPS信号受信部203を含む。
<まとめ>

以上、実施の形態によれば、D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、を有し、前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する、ユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術が提供される。
また、前記時間ウインドウは、前記第一の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報と同期することで特定される無線フレーム番号及び1以上のサブフレーム番号、又は、UTC時刻で定められるようにしてもよい。これにより、時間ウインドウの開始点及び終了点を、様々な方法で規定することが可能になる。
また、前記時間ウインドウは、40msよりも短い時間であってもよい。これにより、ユーザ装置UEは、初期サーチを効率的に行うことが可能になる。また、ユーザ装置UEは、初期サーチを行う際に、送信予定のD2D信号をドロップする割合を、2%よりも少ない割合に削減することが可能になる。
また、実施の形態によれば、D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、を有し、前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア内又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア内において初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信可能なサブフレームを特定し、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外に移動した場合に、特定された前記サブフレームで前記第二の同期信号を受信する、ユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術が提供される。
また、前記受信部は、前記基地局から受信された所定の信号の受信品質が所定の閾値以下である場合又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報の受信レベルが所定の閾値以下である場合に初期サーチを行うにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、例えばセル端に位置する場合にのみ初期サーチを行うという動作が可能になり、カバレッジ内で効率的に初期サーチを行うことが可能になる。
また、D2D用の同期信号を送信する送信部であって、前記受信部が初期サーチを行うサブフレームでは当該D2D用の同期信号の送信を中止する送信部、を更に有するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、SLSSの送信と、初期サーチとを両立させることが可能になる。
また、D2D用の同期信号を送信する送信部であって、所定の周期のサブフレームがGAP区間内である場合に前記D2D用の同期信号を送信する送信部、を更に有し、前記受信部は、前記送信部が前記D2D用の同期信号を送信しないサブフレームで前記第二の同期信号を受信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、SLSSの送信と、初期サーチとを両立させることが可能になる。
また、前記受信部は、D2D用の同期信号の送受信に用いられる特定のキャリアで初期サーチを行うようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、SLSSを効率的に受信することが可能になる。
また、前記特定のキャリアと前記特定のキャリアとは異なるキャリアとの優先度に基づいて、前記特定のキャリアで初期サーチを行うのか、又は、前記特定のキャリアとは異なるキャリアで同期信号以外のD2D通信を行うのかを判定する判定部、を更に有するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEにおいて同時に複数のキャリアで送受信を行う能力が制限される場合であっても、どのD2D信号の送受信を優先すべきかを判定することが可能になる。
また、前記第二の同期信号は、1サブフレーム内の3つ以上のシンボルに主同期信号がマッピングされ、3つ以上のシンボルに副同期信号がマッピングされるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、PSSS/SSSSをまとめて受信することが可能になり、初期サーチに要する時間を短縮することが可能になる。
また、実施の形態によれば、D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う同期方法であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信ステップと、前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理ステップと、を有し、前記受信ステップは、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する、同期方法が提供される。この同期方法により、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術が提供される。
また、実施の形態によれば、D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う同期方法であって、基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信ステップと、前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理ステップと、を有し、前記受信ステップは、前記基地局のカバレッジエリア内又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア内において初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信可能なサブフレームを特定し、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外に移動した場合に、特定された前記サブフレームで前記第二の同期信号を受信する、同期方法が提供される。この同期方法により、D2D用の同期信号を効率的に受信することが可能な技術が提供される。
<実施形態の補足>

各実施の形態は任意に組み合わせることが可能である。つまり、第一の実施の形態と第二の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第一の実施の形態と第三の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第一の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよい。また、第二の実施の形態と第三の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第二の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよい。また、第三の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよい。
また、第一の実施の形態と第二の実施の形態と第三の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第一の実施の形態と第三の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第一の実施の形態と第二の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよいし、第二の実施の形態と第三の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよい。また、第一の実施の形態と第二の実施の形態と第三の実施の形態と第四の実施の形態とが組み合わされてもよい。
RRC信号は、RRCメッセージであってもよい。
各実施の形態では、外部同期信号若しくは外部同期情報としてGPSを用いて同期を行う例を説明したが、各実施の形態は、GPSに限られず、有線回線、ラジオ、テレビ、又はWiFi(登録商標)等を通じて配信される同期クロック、同期信号等を外部同期信号又は外部同期情報に利用する場合にも適用することができる。
方法の請求項は、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、請求項の中で明記していない限り、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明の実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE/基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
なお、各実施の形態において、SSは第一の同期信号の一例である。SLSSは第二の同期信号の一例である。PSSSは主同期信号の一例である。SSSSは副同期信号の一例である。SLSSはD2D用の同期信号の一例である。
本特許出願は2015年10月2日に出願した日本国特許出願第2015−197223号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−197223号の全内容を本願に援用する。
UE ユーザ装置

eNB 基地局

10 GPS衛星

101 信号送信部

102 信号受信部

103 GPS信号受信部

104 同期処理部

201 信号送信部

202 信号受信部

203 GPS信号受信部

204 同期処理部

301 信号送信部

302 信号受信部

303 同期処理部

304 判定部

401 信号送信部

402 信号受信部

403 同期処理部

501 REモジュール

502 BB処理モジュール

503 装置制御モジュール

504 SIMスロット

505 GPSモジュール

Claims (10)


  1. D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、

    基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、

    前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、

    を有し、

    前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する、ユーザ装置。

  2. 前記時間ウインドウは、前記第一の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報と同期することで特定される無線フレーム番号及び1以上のサブフレーム番号、又は、UTC時刻で定められる、請求項1に記載のユーザ装置。

  3. D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、

    基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信部と、

    前記受信部で受信された前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理部と、

    を有し、

    前記受信部は、前記基地局のカバレッジエリア内又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア内において初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信可能なサブフレームを特定し、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外に移動した場合に、特定された前記サブフレームで前記第二の同期信号を受信する、ユーザ装置。

  4. 前記受信部は、前記基地局から受信された所定の信号の受信品質が所定の閾値以下である場合又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報の受信レベルが所定の閾値以下である場合に初期サーチを行う、請求項3に記載のユーザ装置。

  5. D2D用の同期信号を送信する送信部であって、前記受信部が初期サーチを行うサブフレームでは当該D2D用の同期信号の送信を中止する送信部、を更に有する、請求項3又は4に記載のユーザ装置。

  6. 前記受信部は、D2D用の同期信号の送受信に用いられる特定のキャリアで初期サーチを行う、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のユーザ装置。

  7. 前記特定のキャリアと前記特定のキャリアとは異なるキャリアとの優先度に基づいて、前記特定のキャリアで初期サーチを行うのか、又は、前記特定のキャリアとは異なるキャリアで同期信号以外のD2D通信を行うのかを判定する判定部、を更に有する、請求項6に記載のユーザ装置。

  8. 前記第二の同期信号は、1サブフレーム内の3つ以上のシンボルに主同期信号がマッピングされ、3つ以上のシンボルに副同期信号がマッピングされる、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のユーザ装置。

  9. D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う同期方法であって、

    基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信ステップと、

    前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理ステップと、

    を有し、

    前記受信ステップは、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外である場合に、前記第二の同期信号をモニタするために定められた時間ウインドウ内で初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信する、同期方法。

  10. D2D通信をサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が行う同期方法であって、

    基地局から送信される第一の同期信号、他のユーザ装置から送信される第二の同期信号、又は外部同期ソースから送信される外部同期信号若しくは外部同期情報を受信する受信ステップと、

    前記第一の同期信号、前記第二の同期信号又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報を用いて同期を行う同期処理ステップと、

    を有し、

    前記受信ステップは、前記基地局のカバレッジエリア内又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア内において初期サーチを行うことで、前記第二の同期信号を受信可能なサブフレームを特定し、前記基地局のカバレッジエリア外又は前記外部同期信号若しくは前記外部同期情報が受信可能なエリア外に移動した場合に、特定された前記サブフレームで前記第二の同期信号を受信する、同期方法。
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