JPWO2017033606A1 - 端末装置、基地局装置、通信制御方法およびプログラム - Google Patents

端末装置、基地局装置、通信制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

通信部は第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行い、無線環境測定部は前記通信に用いられる電波の干渉を検出し、通信制御部は前記通信を制御し、前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記無線環境測定部が干渉を検出した周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する。

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、通信制御方法およびプログラム、特に携帯電話網で用いられる無線通信システムに関する。
本願は、2015年8月21日に、日本に出願された特願2015−164079号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
無線通信技術の発展により、無線通信の利用形態が多様化している。利用形態の1つに、テザリング(tethering)がある。テザリングとは、無線端末装置が無線LAN(Local Area Network;構内通信網)に接続可能な他の電子機器の通信を公衆無線通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)に中継する機能である。当該無線端末装置(以下、テザリング端末、と呼ぶ)は、PLMNに接続可能で、かつ無線LANの基地局機能を有する電子機器であればよい。テザリング端末は、例えば、無線LAN機能付きの携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)である。無線LANに接続可能な他の電子機器(以下、無線LAN端末、と呼ぶ)は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末装置等である。
PLMNを構成する基地局装置とテザリング端末との間の通信方式としてLAA(License Assisted Access using LTE)の利用が検討されている。LAAは、周波数帯域としてライセンス不要バンド(unlicensed band)を用いてLTE(Long Term Evolution)を利用する通信方式である。以下の説明では、ライセンス不要バンドをLAAバンドと呼ぶことがある。基地局装置は、他のネットワーク、例えば、無線LANを用いて行われる通信(無線LAN通信)を検出したとき、それらの通信を妨げないようにLAAを用いて通信を行う。LAAを用いた通信(LAA通信)では、他のネットワークによる通信において使用されている周波数帯域とは異なる周波数帯域が用いられる。しかしながら、基地局装置は、テザリング端末がセルエッジの近傍に所在しているとき、テザリング端末と無線LAN端末との間で行われる無線LAN通信を検出できない場合がある。セルエッジとは、基地局装置からの電波が届く範囲であるセルの境界である。また、基地局装置のセルの圏外であって、テザリング端末からの電波が届く範囲内となる位置において、さらに他の通信機器、例えば、無線LANのAP(Access Point;アクセスポイント、以下、無線LAN AP、又は単にAPと呼ぶ)が存在する場合がある。その場合、テザリング端末に対してその通信機器が干渉源となるにもかかわらず、基地局装置はその通信機器による通信を検出できないことがある。その場合、基地局装置は、無線LANによる通信に用いられる周波数帯域と重複する周波数帯域をテザリング端末との通信に割り当てる可能性がある。LAAは、免許を要しないため様々な通信事業者により運用され、相互の連携が十分に行われない可能性がある。このことも、PLMNと無線LANとの間で重複する周波数帯域が割り当てられる可能性を高くする要因になりうる。
この点に関して、例えば、特許文献1には、装置内に共同設置される多重無線送受信機と協調させて共存干渉を軽減するワイヤレス装置について記載されている。当該ワイヤレス装置は、LTEトランシーバ、BT(Bluetooth(登録商標))トランシーバまたはGNSS(Global Navigation Satellite System)トランシーバを含み、複数のトランシーバを同時に使用して通信を行う。また、当該ワイヤレス装置は、送受信機から無線信号情報を受信して制御情報を決定し、制御情報を用いて指定された周波数チャネルで共存干渉を軽減する。当該ワイヤレス装置は、干渉を軽減する際、無線LANによる通信によって干渉する周波数等の情報に基づいて基地局装置に対してハンドオーバを要求する。
特表2013−535139号公報
しかしながら、従来のテザリング端末は、通信に利用されているLAAバンドにおいて電波の干渉を検出すると、そのバンドを用いてハンドオーバ要求を基地局装置に送信する。そのため、干渉によりハンドオーバ要求が基地局装置に到達しないため、電波の干渉を回避することが難しいという課題があった。
本発明のいくつかの態様は上記の点に鑑みてなされたものであり、LAA通信において電波の干渉による影響をより有効に回避することができる端末装置、基地局装置、通信制御方法およびプログラムを提供する。
本発明のいくつかの態様は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行う通信部と、前記通信に用いられる電波の干渉を検出する無線環境測定部と、前記通信を制御する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記無線環境測定部が干渉を検出した周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する端末装置である。
本発明のいくつかの態様によれば、LAA通信において電波の干渉による影響をより有効に回避することができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 中心周波数の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る通信システム1の構成例を示す概念図である。
通信システム1は、第1端末装置10と、第2端末装置20と、LAAバンド基地局装置30Aと、ライセンスバンド基地局装置30Bと、を含んで構成される。
第1端末装置10は、通信相手の相手先機器(図示せず)との間でLAAバンド基地局装置30Aを介して無線でユーザデータを送受信する通信機能を有する。通信機能として、例えば、相手先端末装置との音声通信、メッセージ交換(電子メール)、インターネットに接続されたウェブサーバからの文書データの取得(ブラウジング)等がある。これら通信相手との情報伝達を目的とするデータが、ユーザデータに相当する。また、図1に示す例では、第1端末装置10は、ライセンスバンド基地局装置30Bとの間で制御データを送受信する。ユーザデータの送受信に用いられる周波数帯域は、制御データの送受信に用いられる周波数帯域と異なる。ユーザデータの送受信にLAAバンド(例えば、5GHz帯)が用いられ、制御データの送受信にLTEで規定された他の周波数帯域(例えば、2GHz帯)、つまりLTEバンドが用いられる。LTEバンドは、通例、免許を要するライセンスバンド(licensed band)として提供される。
また、第1端末装置10は無線LAN APの機能を有する。第1端末装置10は、無線LAN端末機能を備える第2端末装置20との間で、所定の通信方式、例えば、IEEE802.11に規定された方式を用いて通信を行う。そして、第1端末装置10は、LAAバンド基地局装置30Aを介した第2端末装置20の相手先機器(図示せず)との通信を中継する。即ち、第1端末装置10は、テザリング端末として機能する。第1端末装置10は、例えば、携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)、タブレット端末装置、無線通信カード、等である。
LAAバンド基地局装置30Aは、LAAバンドを用いてPLMNを介した通信を自装置から電波が届くセルC01A内に在圏している第1端末装置10に提供する。LAAバンド基地局装置30Aは、第1端末装置10と相手先機器の間で自装置が収容されたコアネットワークを介してユーザデータを中継する。コアネットワークは、インターネットなど、他のネットワークに接続されているネットワークである。
ライセンスバンド基地局装置30Bは、通常のLTEバンドを用いてPLMNを介した通信を自装置から電波が届くセルC01B内に在圏している第1端末装置10に提供する。ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10との間、コアネットワークとの間で各種の制御データを送受信する。これにより、第1端末装置10との間のユーザデータの通信が制御される。
AP40は、無線LANによる通信を、自装置からの電波が届く範囲であるセルC02に在圏する端末装置に提供する。図1に示す例では、第1端末装置10はセルC02に在圏する。第1端末装置10とLAAバンド基地局装置30Aがユーザデータの通信に使用するLAAバンド内の周波数帯域と、AP40が無線LAN通信に使用する周波数帯域とが等しいか、もしくは近似する場合がある。その場合には、第1端末装置10がAP40との間で通信を行わない場合であっても、LAAバンド基地局装置30Aから第1端末装置10に送られた電波が、AP40が他の端末装置との通信に使う電波と干渉することがある。そのため、従来の通信システムでは、干渉によって制御データが第1端末装置10に届かないおそれがある。
第1端末装置10は、LAAバンド基地局装置30Aならびにライセンスバンド基地局装置30Bを介したPLMNによる通信と、第2端末装置20との間の無線LANによるテザリング通信とを並列に行うことができる。ここで、第1端末装置10が、第2端末装置20との通信に5GHz帯を用い、ライセンスバンド基地局装置30Bとの制御データの送受信に2GHz帯を用い、LAAバンド基地局装置30Aとのユーザデータの送受信にLAAバンド(5GHz帯)を用いる場合を仮定する。第1端末装置10は、第2端末装置20とのテザリング通信と、LAAバンド基地局装置30AとのLAAバンドを用いたユーザデータの通信とで、5GHz帯内における相互に異なる周波数帯域を用いることで干渉を回避する。しかし、第1端末装置10は、セルC01Aのセルエッジの近傍に在圏し、セルC02の圏内に位置しているが、LAAバンド基地局装置30A及びライセンスバンド基地局装置30Bは、セルC02の圏内には位置していない。そのため、LAAバンド基地局装置30A及びライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10と第2端末装置20とのテザリング通信に用いられる電波やAP40からの電波を検出できない。このように、従来の通信システムでは、電波の干渉を回避できないことがあった。
そこで、第1端末装置10は、電波の干渉を検出し、干渉が検出された周波数帯域を自装置に割り当てる周波数帯域から除外する除外周波数帯域の情報を含んだ周波数帯域除外情報を生成する。図1に示す例において、電波の干渉として、主に(i)第1端末装置10とLAAバンド基地局装置30AとのLAA通信に用いる周波数帯域の電波とAP40が他の端末装置との通信に用いる周波数帯域の電波との干渉、及び(ii)第1端末装置10と第2端末装置20とのテザリング通信に用いる周波数帯域の電波とAP40が他の端末装置との通信に用いる周波数帯域の電波との干渉、の2種類が起こりうる。第1端末装置10は、除外周波数帯域とは異なる周波数帯域である2GHz帯を用いて周波数帯域除外情報を含む制御データをライセンスバンド基地局装置30Bに送信する。なお、周波数帯域除外情報に、第1端末装置10と第2端末装置20とのテザリング通信の周波数帯域をさらに追加することでLAA通信とテザリング通信との干渉を回避することも可能である。
ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10から通知された制御データに含まれる周波数帯域除外情報が示す除外周波数帯域とは異なる周波数帯域であって、第1端末装置10が利用可能な未使用の周波数帯域のいずれかを、割当周波数帯域として定める。ライセンスバンド基地局装置30Bは、定めた割当周波数帯域を示す割当周波数帯域情報を含む制御データを第1端末装置10に送信する。第1端末装置10は、ライセンスバンド基地局装置30Bが定めた周波数帯域を用いて、LAAバンド基地局装置30Aとの間でユーザデータについてLAA通信を行う。そのため、(i)第1端末装置10とLAAバンド基地局装置30AとのLAA通信に用いる周波数帯域の電波とAP40が他の端末装置との通信に用いる周波数帯域の電波との干渉、及び(ii)第1端末装置10と第2端末装置20とのテザリング通信に用いる周波数帯域の電波とAP40が他の端末装置との通信に用いる周波数帯域の電波との干渉、が回避される。
LAAバンド基地局装置30Aは、図2に示すように、ライセンスバンド基地局装置30Bの構成を含んで一体化された、単一の基地局装置30として構成されてもよい。従って、基地局装置30は、第1端末装置10との間でユーザデータについてLAAバンドを用いてLAA通信を行う構成と、制御データについてライセンスバンドを用いて通信を行う構成を備える。第1端末装置10が、基地局装置30からの電波が届くセルC01の圏内に位置していれば、図1に示す例と同様に、テザリングにおける干渉が回避される。
なお、図1、2に示す例では、第1端末装置10、第2端末装置20、基地局装置30、LAAバンド基地局装置30A、ライセンスバンド基地局装置30B及びAP40の数がそれぞれ1個であるが、一般には複数である。以下の説明では、主にLAAバンド基地局装置30Aとライセンスバンド基地局装置30Bが別個に構成されている場合を例にする。
(第1端末装置10の構成)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る第1端末装置10の構成を示すブロック図である。
第1端末装置10は、第1通信部11と、無線LAN送受信部(第2通信部)12と、制御部13とを含んで構成される。第1通信部11は、LTE送受信部111と、LAA送受信部112とを含んで構成される。LTE送受信部111は、LTEで規定された方式を用い、周波数帯域としてライセンスバンドを用いてライセンスバンド基地局装置30Bと無線で各種のデータを送受信する。LAA送受信部112は、LTEで規定された方式を用い、周波数帯域としてライセンス不要バンドであるLAAバンドを用いてLAAバンド基地局装置30Aと無線で各種のデータを送受信する。このことによってLAA通信が実現される。
無線LAN送受信部12は、無線LANの通信規格として、例えば、IEEE802.11に規定の通信方式を用いて、無線LAN APとして他の端末装置との間でデータ通信を行う。第1通信部11、無線LAN送受信部12は、例えば、通信インタフェースであり、それぞれアンテナに接続されている。なお、以下の説明では、第1通信部11と無線LAN送受信部12のそれぞれ、又はそれらの全体を通信部と総称することがある。また、制御部13と他の機器との間の各種のデータの送受信が通信部を介して行われる点について、特に言及しないことがある。
制御部13は、通信制御部131と、周辺無線環境測定部136とを含んで構成される。制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理機器や、RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。制御部13は、所定のプログラムで指示される命令を実行することにより通信制御部131、周辺無線環境測定部136などの機能を実現してもよい。
通信制御部131は、自装置が発信元もしくは着信先となる通信を制御する。通信制御部131は、さらに第2端末装置20との間の通信を基地局装置30に中継する機能であるテザリングに係る制御を行う。これらの制御として、通信制御部131は、例えば、データの送受信開始、終了、周波数帯域の要求、変更、などに関する処理を行う。通信制御部131には、周辺無線環境測定部136が生成した周辺周波数帯域報告信号をライセンスバンド基地局装置30Bに送信する。ライセンスバンド基地局装置30Bは、利用可能な周波数帯域のうち、第1端末装置10からの周辺周波数帯域報告信号が示す周辺周波数帯域とは異なる周波数帯域を割り当てる。ライセンスバンド基地局装置30Bは、使用中の周波数帯域から割り当てた周波数帯域への遷移(ハンドオーバ)を示すハンドオーバ指示信号を第1端末装置10に送信する。通信制御部131は、ライセンスバンド基地局装置30Bからのハンドオーバ指示信号で指定される周波数帯域を利用可能であるハンドオーバによる移動先のLAAバンド基地局装置30A’との間で同期処理を行う。よって、移動先の基地局としてLAAバンド基地局装置30A’が第1端末装置10に接続される。
通信制御部131は、周波数選択部132と周波数記憶部133とを含んで構成される。周波数記憶部133には、LAAバンド内のチャネル毎の周波数帯域を代表する周波数である中心周波数をチャネル毎に予め記憶しておく。
周波数選択部132はユーザの指示等に基づいて、無線LAN通信に使用する電波の周波数帯域を決定する。周波数選択部132は、決定した周波数帯域に対応する中心周波数を周波数記憶部133に予め記憶された中心周波数の候補から選択する。周波数選択部132は、選択した中心周波数を示す選択周波数報告信号を生成する。通信制御部131は、選択周波数報告信号が示す中心周波数で指定される周波数帯域を用いて無線LAN送受信部12に無線LAN通信を行わせる。なお、周波数選択部132は、周辺無線環境測定部136による測定結果に基づいて、自装置の周辺で行われる通信に用いられていない周波数帯域を選択してもよい。
周辺無線環境測定部136は、LTE送受信部111、LAA送受信部112及び無線LAN送受信部12に接続されたアンテナが受信した電波による電気信号に基づいて、通信に用いられている周波数帯域を測定する。アンテナは、AP40、その他、第1端末装置10の周辺の各種の機器からの電波を受信する。周辺無線環境測定部136は、例えば、周波数毎の電界強度を取得し、取得した電界強度が所定の電界強度よりも高い周波数帯域を定める。周辺無線環境測定部136は、通信に用いられている周波数帯域について干渉を検出する。周辺無線環境測定部136は、例えば、判定対象の周波数帯域についてPAPR(Peak to Average Power Ratio;ピーク対平均電力比)を算出する。そして、周辺無線環境測定部136は、算出したPAPRが所定のPAPRの閾値以上である場合、干渉が発生していると判定し、算出したPAPRが所定のPAPRの閾値未満である場合、干渉が発生していないと判定する。周辺無線環境測定部136は、通信に用いられている周波数帯域と、干渉の有無を示す情報とを含む周辺周波数帯域報告信号を生成する。
(中心周波数)
次に、周波数記憶部133に記憶される中心周波数の例について説明する。
図4は、中心周波数の例を示す図である。図4に示す例では、5つのチャネルA〜Eの中心周波数が、それぞれ5180、5200、5220、5240、5260MHzである。チャネル間の周波数間隔は、20MHz間隔である。いずれの周波数帯域も、LAA方式による通信で用いられるLAAバンドの5GHz帯に含まれる。本実施形態では、チャネルもしくは各チャネルに対応する中心周波数をもってLAA通信に用いる周波数帯域が特定されてもよい。
ここで、5GHz帯内のいずれかの周波数帯域が第1端末装置10と第2端末装置20の間の無線LAN通信に用いられると、当該周波数帯域の一部又は全部を含む周波数帯域を、基地局装置30が第1端末装置10との間のLAA通信に割り当てる可能性がある。
本実施形態では、かかる周波数帯域が割り当てられることにより生じうる干渉を、以下に説明する通信制御処理により回避する。
(通信制御処理)
次に、本実施形態に係る通信制御処理の一例について説明する。
図5は、本実施形態に係る通信制御処理の一例を示すシーケンス図である。
図5に示す処理は、第1端末装置10、第2端末装置20、LAAバンド基地局装置30A、30A’、ライセンスバンド基地局装置30B、MME(Mobility Management Entity)32及びS/P−GW(Serving/Packet Data Network Gateway)34の間で実行される。LAAバンド基地局装置30A、30A’は、それぞれハンドオーバにおける移動元の基地局装置(移動元セル)、移動先の基地局装置(移動先セル)である。
LAAバンド基地局装置30A、30A’及びライセンスバンド基地局装置30Bの相互間は有線で接続され、これらの基地局装置を収容するコアネットワークは、MME32及びS/P−GW34を含んで構成される。図5に示すハンドオーバは、基地局装置間で各種の制御データを直接送受信するシーケンスを含むX2ハンドオーバを例にする。MME32は、各基地局装置のセル内に在圏している端末装置の移動管理、各基地局装置とS/P−GW34との間のユーザデータの送信経路(パス)の設定処理を行う。S/P−GW34は、送信元の端末装置から基地局装置を介して受信したユーザデータを、送信先の端末装置がそのセルに在圏している基地局装置、又は送信先の端末装置が収容されているネットワークに転送する。
図5に示す処理は、第2端末装置20と相手先装置とでなされる通信のテザリング(中継)中に、第1端末装置10がLAAバンド基地局装置30Aとのユーザデータの送受信に用いられる周波数帯域において干渉が検出される場合を例にする。第1端末装置10とライセンスバンド基地局装置30Bとの制御データの送受信に用いられる周波数帯域として、LTE帯域(例えば、2GHz帯)が用いられ、第1端末装置10と第2端末装置20との通信に用いられる周波数帯域として、無線LANの周波数帯域(例えば、5GHz帯)が用いられる。但し、この周波数帯域は、ライセンスバンド基地局装置30Bとのユーザデータの通信に用いられる周波数帯域とは異なる周波数帯域である。そのため、テザリングに用いられる周波数帯域同士では干渉は生じない。LAAバンド基地局装置30A、30A’は、それぞれハンドオーバにおける移動元の基地局装置(移動元セル)、移動先の基地局装置(移動先セル)である。
図5は、本実施形態に係る通信制御処理の一例を示すシーケンス図である。
(ステップS101)第1端末装置10の周辺無線環境測定部136は、周辺の機器から受信した電波のうち、LAAバンド基地局装置30Aとの通信に用いられる周波数帯域について干渉が生じているか否かを判定する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)周辺無線環境測定部136がLAAバンド基地局装置30Aとの通信に用いられる周波数帯域において干渉を検出するとき、第1端末装置10の通信制御部131は、干渉を検出した周波数帯域を示す周辺周波数帯域報告信号をライセンスバンド基地局装置30Bに送信する。第1端末装置10と第2端末装置20との通信に用いられる周波数帯域における干渉は、第2端末装置20とは別個のAPであるAP40が無線LANの周波数帯域を用いて通信を行う場合に生じることがある。周辺周波数帯域報告信号には、さらに第1端末装置10がテザリング通信に使用する周波数帯域の情報、第1端末装置10の能力として各種データの送受信に利用可能な周波数帯域の情報が含まれてもよい。通信制御部131は、周辺周波数帯域報告信号に代えて、もしくは周辺周波数帯域報告信号とともにハンドオーバ要求信号(HO要求)をライセンスバンド基地局装置30Bに送信してもよい。ハンドオーバ要求信号は、第1端末装置10がデータの送受信に利用可能な周波数帯域のうち干渉を生じない周波数帯域へのハンドオーバの指示を示す。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10から周辺周波数帯域報告信号又はハンドオーバ要求信号を受信するとき、周波数帯域照会信号をLAAバンド基地局装置30Aに送信する。周波数帯域照会信号は、未使用の周波数帯域のうち干渉が検出されていない利用可能な周波数帯域の有無を照会するための信号である。
LAAバンド基地局装置30Aは、利用可能な周波数帯域の有無を判定し、その有無を示す応答信号をライセンスバンド基地局装置30Bに送信する。LAAバンド基地局装置30Aから受信した応答信号が利用可能な周波数帯域がないことを示すとき、ライセンスバンド基地局装置30Bは、ハンドオーバを行うと判定し、移動先セルとしてLAAバンド基地局装置30A’を選択する。移動先セルとして、未使用の周波数帯域として第1端末装置10とのデータの送受信に利用可能な周波数帯域が含まれ、そのセル内に第1端末装置10の位置が含まれる基地局装置と、データの送受信に用いられる周波数帯域(使用バンド)が選択される。なお、周辺周波数帯域報告信号にテザリング通信に使用する周波数の情報が含まれている場合には、未使用の周波数帯域から、さらにテザリング通信に使用する周波数帯域を除いた周波数帯域から使用バンドが選択されてもよい。ライセンスバンド基地局装置30Bは、LAAバンド基地局装置30A’へのハンドオーバを示すハンドオーバ通知信号(HO要求)をLAAバンド基地局装置30Aに送信する。その後、ステップS104に進む。
なお、ステップS103において、LAAバンド基地局装置30Aから受信される応答信号が利用可能な周波数帯域があることを示すとき、ライセンスバンド基地局装置30Bは、ハンドオーバを行わないと判定する。その場合、ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10との通信にその時点で利用されている周波数帯域とは異なる利用可能な周波数帯域への変更を示す周波数帯域変更信号をLAAバンド基地局装置30Aに送信する。LAAバンド基地局装置30Aは、ライセンスバンド基地局装置30Bからの周波数帯域変更信号を受信した後、その時点で利用されている周波数帯域から、その周波数帯域とは異なる利用可能な周波数帯域に変更する。以降、LAAバンド基地局装置30Aは、変更した周波数帯域を用いて第1端末装置10とのユーザデータの送受信を行う。その後、図5に示す処理を終了する。
(ステップS104)ライセンスバンド基地局装置30Bは、LAAバンド基地局装置30Aからのハンドオーバの要求と使用バンドを示すハンドオーバ要求信号をLAAバンド基地局装置30A’に送信する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10にハンドオーバの開始と使用バンドを示すハンドオーバ指示信号(HO指示)を送信する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)LAAバンド基地局装置30Aは、未達パケットと第1端末装置10を識別する端末情報とをLAAバンド基地局装置30A’に送信する。未達パケットとは、送信先として第1端末装置10に宛てられ、送信が完了していないユーザデータを格納するパケットである。その後、ステップS107に進む。
(ステップS107)第1端末装置10とLAAバンド基地局装置30A’は、同期処理を行う。その後、ステップS108に進む。
(ステップS108)LAAバンド基地局装置30A’は、ユーザデータの送受信に係るパスとしてLAAバンド基地局装置30A’とS/P−GW34との間への切り替えを示すパス切替要求信号をMME32に送信する。その後、ステップS109に進む。
(ステップS109)MME32は、LAAバンド基地局装置30A’からのパス切替要求信号の受信に応じて、LAAバンド基地局装置30Aに代わる新たな基地局装置としてLAAバンド基地局装置30Aを示す基地局通知信号をS/P−GW34に送信する。その後、ステップS110に進む。
(ステップS110)S/P−GW34は、MME32からの基地局通知信号の受信に応じて、ユーザデータの送受信に係るパスの接続先としてLAAバンド基地局装置30AからLAAバンド基地局装置30A’に切り替える。その後、図5に示す処理を終了する。
図5に示す処理により、第1端末装置10とLAAバンド基地局装置30Aとの間のユーザデータの送受信に用いられるLAA帯域内の周波数帯域で干渉が生じても、干渉が生じない他の周波数帯域を用いてテザリング通信が継続される。
なお、上述した処理は、X1ハンドオーバに基づくハンドオーバである場合を例にしたが、コアネットワークを介して制御データを送受信するシーケンスからなるS1ハンドオーバに適用されてもよい。
また、ステップS103において、ライセンスバンド基地局装置30Bは、干渉が検出されない周波数を利用可能なLAAバンド基地局装置30A’へのハンドオーバが不可能であると判定した場合には、LAA通信を終了し、ライセンスバンドを用いたユーザデータ通信を行ってもよい。より具体的には、ライセンスバンド基地局装置30Bは、LAAバンド基地局装置30Aが利用可能な周波数帯域がなく、かつ、利用可能な周波数帯域を有する自装置周辺のLAAバンド基地局装置30A’がないと判定する場合、自装置の未使用のライセンスバンドからユーザデータの送受信に利用する周波数帯域を割り当てる。
利用可能な周波数帯域がないことは、未使用の周波数帯域のうち、周辺周波数帯域報告信号が示す干渉が検出された周波数帯域やテザリングに使用する周波数帯域を除いた周波数帯域が、ユーザデータ通信に用いる周波数帯域に足りないことをもって判定される。ライセンスバンド基地局装置30Bは、ハンドオーバ指示信号に代えて、割り当てた周波数帯域を示す周波数帯域割当信号を第1端末装置10に送信する。その後、第1端末装置10は、周波数帯域割当信号が示す周波数帯域を用いて、ライセンスバンド基地局装置30Bとの間でユーザデータを送受信する。そして、ライセンスバンド基地局装置30Bは、第1端末装置10と相手先機器との間でユーザデータを中継する。
また、ステップS105において、ライセンスバンド基地局装置30Bによりテザリング通信に使用中の周波数帯域が指定された場合、第1端末装置10の通信制御部131は、テザリング通信に使用する周波数帯域を干渉が検出されない未使用の周波数帯域に変更してもよい。より具体的には、第1端末装置10の通信制御部131は、ライセンスバンド基地局装置30Bから受信したハンドオーバ指示信号が示す周波数帯域の一部又は全部が、第2端末装置20とのテザリング通信に使用する周波数帯域と重複するか否かを判定する。重複すると判定するとき、第1端末装置10の通信制御部131は、テザリング通信に使用する周波数帯域を、無線LAN通信に利用されていない周波数帯域から、ハンドオーバ指示信号が示す周波数帯域と周辺無線環境測定部136が干渉を検出した周波数帯域を除いた利用可能な周波数帯域に変更する。そして、第1端末装置10の無線LAN送受信部12は、通信制御部131は、変更した周波数帯域を用いて第2端末装置20との間でユーザデータを送受信する。
なお、上述した例では、ライセンスバンド基地局装置30Bは、ハンドオーバの実行に際して利用可能な周波数帯域の有無や、利用可能な周波数帯域を有する他の基地局装置を判定する。そのため、通信制御部131が送信するハンドオーバ要求信号では、必ずしも移動先の基地局装置が指定されなくてもよい。また、ハンドオーバによる移動先の基地局装置は、必ずしも他のLAAバンド基地局装置30A’に限られない。例えば、ライセンスバンド基地局装置30Bは、自装置のライセンスバンドにも他のLAAバンド基地局装置30A’にも利用可能な周波数帯域がないと判定する場合、移動先の基地局装置として他のライセンスバンド基地局装置30B’を指定してもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る第1端末装置10は、LTE方式を用いるPLMNを介して通信を行う第1通信部11と無線LANを介して通信を行う無線LAN送受信部12を備える。また、第1端末装置10は、通信に用いられる電波の干渉を検出する周辺無線環境測定部136と、通信を制御する通信制御部131を備える。通信制御部131は、PLMNを介した通信に用いられるLAAバンド内の周波数帯域において干渉が検出されるとき、干渉が検出された周波数帯域を含む周辺周波数帯域情報を、第1通信部11にLAAバンド内の周波数帯域とは異なるライセンスバンドを用いて第1ネットワークのライセンスバンド基地局装置30Bに送信させる。また、通信制御部131は、前記第1周波数帯域をライセンスバンド基地局装置30Bから通知された周波数帯域であって通信に用いられるLAAバンド内の周波数帯域ならびに無線LANの周波数帯域とは異なる周波数帯域に変更する。
この構成により、第2端末装置20とは別個の電子機器が無線LANを介して通信を行うことにより、LAAバンド内の周波数帯域において干渉が生じた場合、干渉が生じない周波数帯域に変更される。そのため、LAA通信における電波の干渉による影響を回避することができる。
また、通信制御部131は、LAAバンド内の周波数帯域において干渉が検出されるとき、当該周波数帯域の変更要求を示すハンドオーバ要求信号をライセンスバンド基地局装置30Bに送信する。
この構成により、ライセンスバンド基地局装置30Bを収容するコアネットワークを介して、LAAバンド基地局装置30Aの変更を伴う周波数帯域の変更が可能になる。そのため、限られたネットワーク資源を有効に活用することができる。
また、第1通信部11は、前記第1ネットワークを介したユーザデータの通信にLAAバンド内の周波数帯域を用い、無線LAN送受信部12は、周辺周波数帯域情報を含む制御データの通信にライセンスバンド内の周波数帯域を用いる。
この構成により、制御データの通信において、無線LANの周波数帯域とは顕著に異なるライセンスバンド内の周波数帯域を用いることで、高精度の送受信が要求される制御データの通信における信頼性が確保される。制御データよりも多量のユーザデータの通信にLAAバンド内の周波数帯域を用いることによる経済性と両立することができる。
また、通信制御部131は、無線LAN送受信部12に第2端末装置20との間で無線LANを介した通信を行わせ、その通信とPLMNを介した通信とを中継する。
この構成により、テザリングにおいて無線LANを介した通信による干渉の影響を回避することができる。
(変形例)
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、第1通信部11は、無線LAN送受信部12と一体化した単一の通信部として構成されてもよい。第1通信部11のLAA送受信部112は、LTE送受信部111と一体化した単一の送受信部として構成されてもよい。
また、上述した周波数もしくは周波数帯域は、いずれも例示であり、その他の周波数もしくは周波数帯域が用いられてもよい。
なお、上述した実施形態は、次の態様でも実施することができる。
(1)第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行う通信部と、前記通信に用いられる電波の干渉を検出する無線環境測定部と、前記通信を制御する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記無線環境測定部が干渉を検出した周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する端末装置。
(2)前記周波数帯域の変更要求は、ハンドオーバ要求である(1)の端末装置。
(3)前記通信部は、ユーザデータの通信に前記第1周波数帯域を用い、制御データの通信に前記第2周波数帯域を用いる(1)または(2)の端末装置。
(4)前記通信部は、前記第1周波数帯域を用いた通信とは異なる通信方式による第3周波数帯域を用いた通信をさらに行い、前記無線環境情報は、前記第3周波数帯域に関する情報をさらに含む(1)から(3)のいずれかの端末装置。
(5)(1)から(4)のいずれかの端末装置との間で前記第2周波数帯域を用いて通信を行う基地局装置であって、前記端末装置から前記無線環境情報を受信したとき、前記第1周波数帯域とは異なる周波数帯域を通信に用いるよう前記端末装置に通知する基地局装置。
(6)(1)から(4)のいずれかの端末装置との間で前記第2周波数帯域を用いて通信を行う基地局装置であって、前記端末装置から前記無線環境情報を受信したとき、ハンドオーバの開始を前記端末装置に通知する基地局装置。
(7)第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行う通信ステップと、前記通信に用いられる電波の干渉を検出する検出ステップと、
前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記検出ステップにおいて干渉が検出された周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する送信ステップと、を有する通信制御方法。
(8)(7)の通信制御方法を端末装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
なお、第1端末装置10の一部、例えば、制御部13は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
また、上述した実施形態における第1端末装置10の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。第1端末装置10の一部、の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
本発明のいくつかの態様は、LAA通信において電波の干渉による影響をより有効に回避することが必要な端末装置、基地局装置、通信制御方法およびプログラムなどに適用することができる。
1、1A…通信システム、10…第1端末装置、11…第1通信部、111…LTE送受信部、112…LAA送受信部、12…無線LAN送受信部、13…制御部、131…通信制御部、132…周波数選択部、133…周波数記憶部、136…周辺無線環境測定部、20…第2端末装置、30…基地局装置、40…AP

Claims (8)

  1. 第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行う通信部と、
    前記通信に用いられる電波の干渉を検出する無線環境測定部と、
    前記通信を制御する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記無線環境測定部が干渉を検出した周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する端末装置。
  2. 前記周波数帯域の変更要求は、ハンドオーバ要求である請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記通信部は、ユーザデータの通信に前記第1周波数帯域を用い、制御データの通信に前記第2周波数帯域を用いる請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記通信部は、前記第1周波数帯域を用いた通信とは異なる通信方式による第3周波数帯域を用いた通信をさらに行い、
    前記無線環境情報は、前記第3周波数帯域に関する情報をさらに含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末装置との間で前記第2周波数帯域を用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記端末装置から前記無線環境情報を受信したとき、前記第1周波数帯域とは異なる周波数帯域を通信に用いるよう前記端末装置に通知する基地局装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末装置との間で前記第2周波数帯域を用いて通信を行う基地局装置であって、前記端末装置から前記無線環境情報を受信したとき、ハンドオーバの開始を前記端末装置に通知する基地局装置。
  7. 第1周波数帯域、または前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域を用いて通信を行う通信ステップと、
    前記通信に用いられる電波の干渉を検出する検出ステップと、
    前記第1周波数帯域において干渉が検出されるとき、前記第2周波数帯域を用いた通信を行う基地局装置に対して前記検出ステップにおいて干渉が検出された周波数帯域に関する干渉情報、または前記通信に用いられる周波数帯域の変更要求を含む無線環境情報を送信する送信ステップと、
    を有する通信制御方法。
  8. 請求項7記載の通信制御方法を端末装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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