JPWO2016208771A1 - 切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

一態様の切削工具は、柱状体であるとともに第1端側に位置するインサートポケット(11)を有するホルダ(3)と、前記インサートポケットに固定される切削インサート(5)と、を具備する。該切削工具は、前記インサートポケットに前記切削インサートを固定するクランプ部材(7)と、前記切削インサートと接して前記インサートポケットに固定されるネジ(9)と、を更に具備する。前記ネジは、前記第1端側に位置する第1面(41)に第1係合部(43)を有している。前記第1端の正面視において、前記第1係合部は、前記ネジの貫通孔(15)内に位置している。

Description

本態様は、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
金属などの被削材を切削加工する際に用いられる切削工具として、特許文献1に記載の回転切削工具が知られている。特許文献1に記載の切削工具は、先端外周に複数の刃溝(インサートポケット)が設けられた本体と、刃溝に装着されたスローアウェイチップ(切削インサート)と、を具備している。この切削工具は、スローアウェイチップを本体に着脱自在に固定するクランプ手段と、チップの刃振れ調整ネジと、をさらに具備している。調整ネジの頭頂面がチップの座面に当接しており、調整ネジの位置を調整することによってチップの位置決めが図られる。
特開2005−103708号公報
一態様に基づく切削工具は、回転軸に沿って第1端から第2端にかけて延びる柱状体であるとともに、前記第1端側に位置するインサートポケットを有するホルダと、前記インサートポケットに固定されるとともに、切刃及び貫通孔を有する切削インサートと、を具備する。前記切削工具は、前記インサートポケットに前記切削インサートを固定するクランプ部材と、前記切削インサートと接して前記インサートポケットに固定されるネジと、をさらに具備する。前記ネジは、前記第1端側に位置する第1面に第1係合部を有している。前記第1端の正面視において、前記第1係合部は、前記貫通孔内に位置している。
図1は、本開示の実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 図2は、図1に示す領域A1の拡大図である。 図3は、図1に示す切削工具を別の方向から見た斜視図である。 図4は、図3に示す領域A2の拡大図である。 図5は、図1に示す切削工具の第1端側における平面図である。 図6は、図5に示す領域A3の拡大図である。 図7は、図5に示すB1方向における平面図である。 図8は、図7に示す領域A4の拡大図である。 図9は、図5に示すD1−D1断面における一部拡大図である。 図10は、図9に示す領域A5の拡大図である。 図11は、本開示の切削工具に係るネジの側面図である。 図12は、図11に示すB2方向における平面図である。 図13は、図1に示す切削工具の断面の一部拡大図である。 図14は、本開示の切削工具に係るネジの他の例を示す側面図である。 図15は、本開示の他の実施形態の切削工具に係るネジの側面図である。 図16は、図15に示すC1方向におけるネジの平面図である。 図17は、図15に示すネジと切削インサートの配置関係を示す概略平面図である。 図18は、図15に示すネジと切削インサートの配置関係を示す概略断面図である。 図19は、本開示の他の実施形態の切削工具に係るネジの側面図である。 図20は、図19に示すC2方向における平面図である。 図21は、図19に示すネジと切削インサートの配置関係を示す概略平面図である。 図22は、図19に示すネジと切削インサートの配置関係を示す概略断面図である。 図23は、本開示の実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図24は、本開示の実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図25は、本開示の実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
以下、本開示の実施形態に係る切削工具について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態を構成する部材のうち主要な部材のみを簡略化して示したものである。従って、本開示の切削工具は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1乃至図12を用いて、本開示の一実施形態に係る切削工具1について、説明する。
本実施形態の切削工具1は、図1、図3及び図5に示すように、ホルダ3と、複数の切削インサート5(以下、単にインサート5ともいう)と、複数のクランプ部材7と、複数のネジ9と、を具備している。なお、本実施形態の切削工具1は、複数のインサート5、複数のクランプ部材7及び複数のネジ9を具備しているが、1つのインサート5、1つのクランプ部材7及び1つのネジ9を具備してもよい。
ホルダ3は、回転軸X1の周りで回転可能であって、この回転軸X1に沿って第1端から第2端にかけて延びた柱状体である。より具体的には、本実施形態に係るホルダ3は、概ね円柱形状である。ホルダ3は、切削加工物を製造するための被削材の切削加工時において、図1に示すように、回転軸X1を中心にX2で示す回転方向に回転する。本実施形態においては、ホルダ3の中心軸と、ホルダ3の回転軸X1とが一致している。
なお、第1端とは、インサート5が位置する側のことである。第2端とは、第1端と反対に位置する側のことである。
以下、第1端を先端、第2端を後端という。また、切削工具1に係る部材の位置関係を示すにあたって、後端よりも先端に近い側を先端側、先端よりも後端に近い場合を後端側と記載する。また、回転軸X1に近づく方向を内周方向、回転軸X1から遠ざかる方向を外周方向という。また、ホルダ3の後端側から先端側に向かう方向を先端方向、ホルダ3の先端側から後端側に向かう方向を後端方向という。図1は、切削工具1の後端が確認できる斜視図である。図3は、切削工具1の先端が確認できる斜視図である。
本実施形態におけるホルダ3は、先端側に位置する複数のインサートポケット11(以下、ポケット11ともいう)を有している。各ポケット11には、それぞれインサート5が着脱可能に取り付けられる。本実施形態の切削工具1は、複数のインサート5を具備している。ポケット11は、ホルダ3の先端及び外周において開口している。
複数のポケット11は、回転軸X1の周りに回転対称となるように等間隔で設けられている。これにより、各ポケット11に取り付けられるインサート5に加わる切削負荷のばらつきを低減できる。なお、複数のポケット11は、回転軸Xの周りに不等間隔で設けてもよい。
ホルダ3の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄、アルミ合金などを用いることができる。本実施形態の切削工具1においては、強度の高い鋼のホルダ3を用いることができる。ホルダ3の大きさは、被削材の大きさに応じて適宜設定される。例えば、回転軸X1に沿った方向のホルダ3の長さは、30〜90mm程度である。また、回転軸X1に直交する方向のホルダ3の幅(直径)は、20〜500mm程度である。
本実施形態においては、6個のポケット11がホルダ3に設けられている。6個のポケット11には、それぞれインサート5が着脱可能に装着されている。そのため、本実施形態の切削工具1は、6個のインサート5を有している。各インサート5は、クランプ部材7によってポケット11に固定されている。従って、本実施形態の切削工具1は、インサート5をポケット11に固定するクランプ部材7を6個有している。なお、ポケット11の数、インサート5の数及びクランプ部材7の数が6個に限定されないことは言うまでもない。
インサート5は、切刃13及び貫通孔15(第1貫通孔15)を有している。インサート5は切刃13及び第1貫通孔15を有していればよく、形状は限定されるものではない。本実施形態において、インサート5は略四角柱形状である。
具体的には、本実施形態のインサート5は、図4及び図6に示すように、四角形状の上面17と、四角形状の下面19と、上面17及び下面19の間に位置する側面とを具備した略四角柱形状である。インサート5をホルダ3に取り付けた際には、上面17が後端側に位置し、下面19が先端側に位置する。側面は、四角形状の上面17及び下面19の各辺部に対応して、前側面21、後側面23、外側面25及び内側面27の4つの面領域を有する。
図8に示すように、インサート5をホルダ3に取り付けた際に、上面17はネジ9に当接する。また、インサート5をホルダ3に取り付けた際に、下面19はホルダ3よりも先端方向に突出する。なお、本実施形態においては下面19の一部が部分的にホルダ3よりも先端方向に突出している。
前側面21は、インサート5をホルダ3に取り付けた際に回転方向X2の前方に位置する面領域である。前側面21は、回転方向X2の前方側から見た場合に回転軸X1に直交する方向に長い長方形の形状となっている。前側面21は、インサート5をホルダ3に取り付けた際にクランプ部材7に当接する。後側面23は、インサート5をホルダ3に取り付けた際に回転方向X2の後方に位置する面領域である。後側面23は、前側面21とは反対側に位置しており、インサート5をホルダ3に取り付けた際にポケット11に当接する。
外側面25は、インサート5をホルダ3に取り付けた際にホルダ3の外周側に位置する面領域である。外側面25は、図6に示すように、インサート5をホルダ3に取り付けた際に、ホルダ3よりも外周方向に突出する。なお、本実施形態においては外側面25の全体がホルダ3よりも外周方向に突出している。
内側面27は、インサート5をホルダ3に取り付けた際にホルダ3の内周側に位置する面領域であり、インサート5をホルダ3に取り付けた際にポケット11に当接する。前側面21、後側面23、外側面25及び内側面27の4つの面領域は、それぞれ概ね四角形状となっている。また、前側面21、後側面23、外側面25及び内側面27は、それぞれ、他の面と交差する部分に4つの角部を有している。
なお、上面17、下面19、前側面21、後側面23、外側面25及び内側面27が四角形状であるとは、概ね四角形状であればよく、厳密な意味での四角形状である必要はない。正面視した場合において、4つの角部がそれぞれ丸みを帯びた形状となっていてもよい。隣り合う角部を接続する辺部は、厳密な直線形状ではなく、一部が凹凸を有していてもよい。
インサート5は、切刃13を有している。該切刃13は、外周切刃29を有している。外周切刃29は、前側面21と外側面25とが交差する稜線に位置する。この外周切刃29はインサート5をポケット11に取り付けた際にホルダ3の外周から突出する。また、本実施形態の切削工具1では、切刃13は、外周切刃29に加えて先端切刃31を有している。先端切刃31は、前側面21と下面19とが交差する稜線に位置している。先端切刃31は、インサート5をポケット11に取り付けた際にホルダ3の先端から突出する。外周切刃29の長さとしては、例えば、1〜10mm程度である。また、先端切刃31の長さとしては、例えば、0.5〜10mm程度である。
本実施形態の切削工具1は、フライス加工に用いることが可能である。フライス加工においては、ホルダ3が回転軸X1の周りで回転しつつ、回転軸X1に概ね直交する方向に移動することによって被削材を切削する。そのため、外周切刃29は、被削材を主に切削する「主切刃」として用いられる。先端切刃31は、被削材の加工面の凹凸を少なくする「さらい刃」として用いられる。
外周切刃29及び先端切刃31は、前側面21と他の面(外側面25、下面19)とが交差する稜線に位置している。前側面21は、回転方向X2の前方に位置している。このことから、前側面21は、少なくとも一部が切削加工を行う際に切屑が流れる「すくい面」として機能する。
インサート5の材質としては、例えば、超硬合金又はサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co及びWC−TiC−TaC−Coが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)、又は窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが挙げられる。インサート5の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al)などが挙げられる。また、インサート5は、切刃部分の強度を高めるために、上記の材質によって構成された基体に、例えばダイヤモンド焼結体やCBN焼結体をロウ付けした構成であってもよい。
本実施形態のインサート5は、対向する下面19と上面17との間に延びる第1貫通孔15を有している。すなわち、本実施形態における第1貫通孔15は、下面19から回転軸X1に沿った方向に延びている。言い換えれば、第1貫通孔15は、下面19と上面17に開口しており、前側面21、後側面23、外側面25及び内側面27には開口していない。なお、第1貫通孔15が回転軸X1に沿った方向に延びるとは、第1貫通孔15の中心軸が回転軸X1に平行であることを厳密に要求するものではない。第1貫通孔15は、概ね下面19から上面17に向かって形成されていればよく、回転軸X1に対して例えば10°程度傾斜していても構わない。
本実施形態におけるネジ9は、インサート5に接して、ポケット11に固定される。そして、ネジ9は、回転量の調整によって、回転軸X1に沿った方向でのインサート5の位置を調整できる。そのため、ネジ9を挿入するための第1貫通孔15は、回転軸X1に沿った方向に延びている。
第1貫通孔15の貫通方向は、インサート5の位置を調整すべき方向によって変わる。そのため、ネジ9を挿入するための第1貫通孔15は、回転軸X1に沿った方向に限定されない。
例えば、ホルダ3の径方向においてインサート5の位置を調整するためにネジ9が用いられる場合には、ネジ9が挿入されるための第1貫通孔15は、ホルダ3の径方向に沿って延びる。すなわち、第1貫通孔15は、インサート5の外側面25から内側面27に向かって延びる。
インサート5の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、本実施形態のインサート5においては、先端視(先端に向かっての正面視)した場合での前側面21から後側面23に向かう方向でのインサート5の幅の最大値が5〜20mm程度である。また、先端視した場合での内側面27から外側面25に向かう方向でのインサート5の幅の最大値が5〜20mm程度である。また、第1貫通孔15の中心軸に沿った方向でのインサート5の上面17から下面19までの距離の最大値は3〜10mm程度である。
本実施形態の切削工具1においては、インサート5がホルダ3に装着された際に、外周切刃29が回転軸X1に対して傾斜している。この傾斜角度はいわゆるアキシャルレーキであり、本実施形態においては、例えば、0°より大きく、20°程度である。
ホルダ3におけるポケット11は、第1内面33、第2内面35及び第3内面37を有している。第1内面33は、回転方向X2の前方に向かっており、インサート5の後側面23と向き合っている。第2内面35は、第1内面33と隣り合っており、ホルダ3の外周に向かっている。第2内面35は、インサート5の内側面27と向き合っている。第3内面37は、第1内面33及び第2内面35と隣り合っており、ホルダ3の先端に向かっている。第3内面37は、インサート5の上面17と向き合っている。
図9に示すように、ポケット11の第3内面37には第1ネジ孔39が形成されている。本実施形態における第1ネジ孔39は、回転軸X1に沿った方向に延びている。ネジ9は、第1ネジ孔39に挿入されることによってポケット11に取り付けられる。そのため、ネジ9は、回転軸X1に沿った方向に延びている。これにより、回転軸X1に沿った方向でのインサート5の位置を調整することができる。
次に、図11及び図12を用いて、ネジ9について説明する。ネジ9は、図11及び図12に示すように、第1部45と第2部47と第3部49とを有している。第1部45は、切削工具1において後端側に位置する。第2部47は、切削工具1において先端側に位置する。第3部49は、第1部45と第2部47との間に位置している。ネジ9は、第2部47に第1面41を有しており、第1面41には、第1係合部43(以下、第1操作穴43ともいう)が設けられている。第1操作穴43は、レンチなどの部材と係合する部分である。インサート5は、ネジ9の回転量の調整によって、回転軸X1に沿った方向での位置が調整される。
ネジ9の第1操作穴43は、先端視において、インサート5の第1貫通孔15内に位置している。すなわち、本実施形態においては、図6に示すように、ネジ9の第1操作穴43が、下面19側の第1貫通孔15の開口から見て、インサート5の第1貫通孔15内に位置している。そのため、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であっても第1操作穴43においてネジ9を容易に回転させることができる。すなわち、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であってもネジ9によってインサート5の位置を容易に調整することができる。
また、本実施形態において、ネジ9の第1操作穴43は、図7に示す切削工具1の側面視においても、第1貫通孔15内に位置している。すなわち、第1貫通孔15の延びる方向(回転軸X1に沿った方向)において、ネジ9の第1操作穴43は、第1貫通孔15内に位置しており、ホルダ3の先端側に突出していない。これにより、インサート5が外部に飛散する可能性が低減される。すなわち、切削加工時にインサート5には大きな遠心力が加わっても、第2部47にインサート5が引っ掛かる。そのため、一時的ではあるがインサート5が外部に飛散することを低減することができる。また、回転軸X1方向に沿った第1貫通孔15の開口部と切刃13と間の距離が小さいインサートであっても、切削加工時にネジ9が被削材と干渉する可能性も小さくなる。
図11及び図12に示すように、第1操作穴43が凹形状であるときには、操作部分の有効面積を大きくすることができるとともに、レンチ等の操作部材と第1貫通孔15の壁面とのクリアランスを確保することができる。その結果、操作性が良好となる。
本実施形態におけるネジ9について、図11及び図12を用いてより具体的に説明する。
第1部45は、ネジ溝を有しており、ポケット11の第1ネジ孔39にネジ止めされる部位である。ネジ9は、第1部45が第1ネジ孔39にネジ止めされることによってポケット11に取り付けられる。
第2部47は、インサート5の第1貫通孔15に挿入される部位である。第2部47は、第1貫通孔15の形状に対応するように形成されており、本実施形態においては円柱形状となっている。そして、上述したように、第1面41には、第1操作穴43が形成されており、第1操作穴43にレンチ等の工具を係合して回転させることによって、ネジ9を回転させることができる。この第1操作穴43を有する第2部47が第1貫通孔15に挿入されることによって、インサート5のホルダ3に対する位置決めが容易になる。
また、第2部47が第1貫通孔15内に位置しているので、上述したように、インサート5が外部に飛散する可能性が低減される。
なお、上述したように、本実施形態においては、第1係合部43は、図11及び図12に示すように、凹形状である。このような形状により、第1係合部43が凸形状である場合に比べて、第2部47の外径を大きくすることができる。その結果、インサート5が外部に飛散する可能性がより小さくなる低減される。
第3部49は、第1部位34と第2部位47との間に位置している。また、第3部49は、図9に示すように、インサート5の上面17とポケット11の第3内面37との間に位置している。第3部49は、ネジ9の位置の変動に応じてインサート5の位置を変動させる役割を有している。そのため、本実施形態における第3部49は、インサート5の上面17に当接している。第3部49の形状としては、例えば、円盤形状、或いは円柱形状とすることができる。
また、本実施形態におけるネジ9は、環状の凹部51を有している。凹部51は、第2部47と第3部49との間に位置しており、ネジ9の外周に渡って形成されている。具体的には、凹部51は、ネジ9の中心軸に向かって窪んでいる。
凹部51は、切削工具1において、インサート5における第1貫通孔15の上面17側の開口部に位置する。本実施形態においてはネジ9が環状の凹部51を有していることから、第2部47と第3部49との間において、切削にかかる負荷が集中する可能性を小さくすることができる。そのため、ネジ9の耐久性を高めることができる。
なお、前述のようにホルダ3の径方向におけるインサート5の位置を調整するため、第1貫通孔15がホルダ3の径方向に向かって延びていてもよい。その場合には、第3部49はインサート5の内側面27に当接する。
本実施形態における第1部45は、図11に示すように、第1部位53及び第2部位55を有している。第1部位53は、第3部49と隣り合っている。また、第2部位55は、第1部位53を介して第3部49と隣り合っている。第2部位55は、本実施形態の切削工具1において、後端側に位置しており、第1部位53は先端側に位置している。
第1部45における第2部位55は、外周に形成されたネジ溝を有している。該ネジ溝が第1ネジ孔39と噛み合うことによってネジ9がポケット11にネジ止めされる。一方、第1部位53は、ネジ溝を有しておらず円柱形状である。そして、この第1部位53の外径D1が第2部位55の外径D2よりも大きくなっている。
このような第1部位53を第1部45が有している場合には、第1ネジ孔39内において、第1ネジ孔39の延びる方向に直交する方向での第1部45の位置を安定させることができる。そのため、第1ネジ孔39の延びる方向に直交する方向でのインサート5の位置も安定させることができる。
ネジ9は、ネジ9の中心軸に沿った方向における第1部位53の長L1よりも第2部位55の長さL2が長くてもよい。このような構成を満たすときには、第1ネジ孔39の延びる方向での第1部45の位置を安定させることができるとともに、第1ネジ孔39の延びる方向でのインサート5の位置の調整範囲を広く確保することができる。
上述したように、インサート5は、クランプ部材7によってホルダ3に固定される。以下、本実施形態におけるクランプ部材7について、具体的に説明する。
本実施形態におけるクランプ部材7は、固定部材57とネジ部材59とを有している。固定部材57は、第2貫通孔を有する四角柱形状である。ネジ部材59は、第2貫通孔に挿入され、ポケット11に設けられた第2ネジ孔にネジ止めされる。
第2ネジ孔は、回転軸X1に直交する方向においてホルダ3の径方向に向かって延びている。ネジ部材59には、第2係合部61(以下、第2操作穴61ともいう)が設けられている。第2操作穴61は、レンチなどの部材と係合する部分である。クランプ部材7は、ネジ部材59の回転量の調整によって位置が調整される。
インサート5は、ポケット11とクランプ部材7の固定部材57によって挟まれる。本実施形態におけるクランプ部材7では、ネジ部材59の延びる方向(ネジ部材59の中心軸方向)がインサート5の前側面21に対して傾斜している。具体的には、ネジ部材59はホルダ3の外周側から内周側に向かうに従って前側面21に近付くように傾斜している。そのため、固定部材57は、第2操作穴61にレンチなどを係合し、ネジ部材59を回転させることによってインサート5に近付く。これにより、インサート5は、インサート5が固定部材57とポケット11との間で強く挟まれて固定される。
本実施形態におけるクランプ部材7は、インサート5に対して回転方向X2の前方に位置しており、固定部材57がインサート5の前側面21に当接している。すなわち、インサート5は、前側面21に当接するクランプ部材7と、後側面23に当接するポケット11の第1内面33とによって挟まれている。このようにして、インサート5はクランプ部材7とポケット11とに固定されている。
本実施形態におけるインサート5は、上面17から下面19へ、言い換えれば、下面19から上面17へ、第1貫通孔15が貫通している。すなわち、第1貫通孔15は、上面17及び下面19に開口している。そして、インサート5は、前側面21および後側面25においてポケット11とクランプ部材7とにより固定されている。言い換えれば、インサート5は、上面17及び下面19に対して直交する方向において、ポケット11とクランプ部材7とに固定されている。すなわち、インサート5の表面のうち第1貫通孔15が開口しない面において、インサート5がポケット11とクランプ部材7によって固定されている。これにより、インサート5がクランプ部材7及びポケット11と当接する面積を広く確保し易い。そのため、安定してインサート5を保持することができる。
クランプ部材7は、前側面21において、外周側よりも内周側でインサート5と当接していてもよい。このような構成を満たすときには、切削時に流れてくる切屑がクランプ部材7に干渉する可能性を小さくすることができる。
さらに、ネジ9における第1操作穴43の形状とクランプ部材7における第2操作穴61の形状とは同じ形状であってもよい。このような構成を満たすときには、単一のレンチを用いてネジ9及びクランプ部材7を操作することができるとともに、操作が簡単になる。なお、第1操作穴43及び第2操作61の形状が異なる場合には、互いに異なる別々の種類のレンチを用いてネジ9及びクランプ部材7を操作すればよい。
次に、図13及び図14を用いて、本開示の他の実施形態に係る切削工具について説明する。
本実施形態は、切削工具のネジの形状において、上述の実施形態に係る切削工具1と異なる。したがって、以下においては、ネジについてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。
本実施形態におけるネジ91は、図14に示すように、第1部451と、第3部491とを有している。すなわち、本実施形態においては、ネジ91は、ネジ9のように第2部47を有していない。本実施形態においては、第3部491が第1面41を有しており、第1面41に第1操作穴43が設けられている。図13に示すように、インサート5をホルダ3に取り付けた際に、第3部491の第1面41が、インサート5の上面17と当接する。
本実施形態においても、先端視において、第1操作穴43は、第1貫通孔15内に位置している。そのため、第1操作穴43は、上述したように、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であってもネジ91を容易に回転させることができる。すなわち、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であってもネジ91によってインサート5の位置を容易に調整することができる。
なお、本実施形態におけるネジ91の形状は、上述したネジ9の形状よりも簡易なものとすることができる。したがって、ネジ91のコストの低減が図れる。
次に、図15乃至図18を用いて、本開示のさらに他の実施形態に係る切削工具について説明する。
本実施形態は、切削工具のネジの第1係合部の形状において、上述の他の実施形態に係る切削工具と異なる。したがって、以下においては、ネジについてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。
本実施形態におけるネジ92は、図15及び図16に示すように、第1部452と、第3部492とを有している。第3部492が、第1係合部432が設けられた第1面41を有している。そして、本実施形態においては、第1係合部432が、凹状の溝である。該凹状の溝に、マイナスドライバーなどを係合して回転させることによって、ネジ92を回転させることができる。
本実施形態においても、図17に示すように、先端視において、第1係合部432は、第1貫通孔15内に位置している。そのため、上述したように、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であっても第1操作穴432においてネジ92を容易に回転させることができる。すなわち、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であってもネジ9によってインサート5の位置を容易に調整することができる。
加えて、本本実施形態においては、第1係合部432が凹形状であり且つ溝状である。このため、上述のように、操作性が容易であることに加えて、専用のレンチを用いる必要がないため汎用性が高まる。
なお、本実施形態においては、図18に示すように、断面図においては、第1係合部433は、第1貫通孔15内に位置していない。
次に、図19乃至図22を用いて、本開示のまたさらに他の実施形態に係る切削工具について説明する。
本実施形態は、切削工具のネジの第1係合部の形状において、上述の他の実施形態に係る切削工具と異なる。したがって、以下においては、ネジについてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。
本実施形態におけるネジ93は、図19及び図20に示すように、第1部453と、第3部493とを有している。第3部493が、第1係合部433が設けられた第1面41を有している。そして、本実施形態においては、第1係合部433が、凸状である。より具体的には、第1係合部433は、第1面41から突出した凸部である。該凸部にレンチなどの部材を係合して回転させることによって、ネジ93を回転させることができる。
本実施形態においても、図21に示すように、先端視において、第1係合部433は、第1貫通孔15内に位置している。そのため、上述したように、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であっても第1操作穴433においてネジ93を容易に回転させることができる。すなわち、インサート5がホルダ3に取り付けられた状態であってもネジ93によってインサート5の位置を容易に調整することができる。
加えて、本実施形態においては、図22に示すように、断面図においても、第1係合部433は、第1貫通孔15内に位置している。これにより、インサート5が外部に飛散する可能性が低減される。
さらに、本実施形態においては、ネジ93が第2部を有しておらず且つ第1係合部432が凸形状である。このため、ネジ9のコストの低減が図れるとともに、インサート5が外部へ飛散する可能性が小さくなる。
次に、本開示のまたまたさらに他の実施形態に係る切削工具について説明する。
本実施形態は、切削工具のネジの第3部の形状において、上述の一実施形態に係る切削工具と異なる。したがって、以下においては、ネジについてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。
本実施形態においては、第3部49は、第2部47の側から第1部45の側に向かうに従って外径が小さくなるテーパ部分を有していている。すなわち、第1貫通孔15に直交する方向において、第1部45側における第3部49の幅は、第2部47側における第3部49の幅は大きい。
このように第2部47側の幅が相対的に大きいことによって、インサート5とネジ9とが当接する面積を広く確保することができる。そのため、ネジ9でインサート5を安定して保持することが可能になる。また、第1部45側の幅が相対的に小さいことによって、ホルダ3の肉厚を確保できる。そのため、ホルダ3の耐久性を高めることができる。
以上、本開示の実施形態に係る切削工具について種々説明したが、本開示の切削工具はこれらの実施形態に限られないことは言うまでもない。例えば、本開示は、上述した実施形態の構成を種々組み合わせたものであってもよいことは言うまでもない。
次に、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材を切削加工することによって作製される。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)上記実施形態に代表される切削工具1を回転軸X1の周りで回転させる工程と、
(2)回転している切削工具1における切刃13を被削材101に接触させる工程と、
(3)切削工具1を被削材101から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図23に示すように、切削工具1を回転軸X1の周りで回転させるとともにY1方向に移動させることによって、切削工具1を被削材101に相対的に近付ける。次に、図24に示すように、切削工具1における切刃を被削材101に接触させて、被削材101を切削する。本実施形態においては、上述した符号を付して説明すれば、切刃13としてインサートの先端切刃31及び外周切刃29を被削材101に接触させている。そして、図25に示すように、切削工具1をY2方向に移動させることによって、切削工具1を被削材101から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、被削材101を固定するとともに回転軸X1の周りで切削工具1を回転させた状態で被削材101に近づけている。また、図24においては、回転しているインサートの切刃を被削材101に接触させることによって被削材101を切削している。また、図25においては、切削工具1を回転させた状態で被削材101から遠ざけている。
なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具1を動かすことによって、切削工具1を被削材101に接触させる、或いは、切削工具1を被削材101から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材101を切削工具に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材101を切削工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具1を回転させた状態を維持して、被削材101の異なる箇所にインサートにおける切刃を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材101の材質の代表例としては、アルミ、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削工具
3・・・ホルダ
5・・・切削インサート(インサート)
7・・・クランプ部材
9、91、92、93・・・ネジ
11・・・インサートポケット
13・・・切刃
15・・・第1貫通孔
17・・・上面
19・・・下面
21・・・前側面
23・・・後側面
25・・・外側面
27・・・内側面
29・・・外周切刃
31・・・先端切刃
33・・・第1内面
35・・・第2内面
37・・・第3内面
39・・・第1ネジ孔
41・・・第1面
43・・・第1係合部
45・・・第1部
47・・・第2部
49・・・第3部
51・・・凹部
53・・・第1部位
55・・・第2部位
57・・・固定部材
59・・・ネジ部材
61・・・第2係合部
101・・・被削材

Claims (12)

  1. 回転軸に沿って第1端から第2端にかけて延びる柱状体であるとともに、前記第1端側に位置するインサートポケットを有するホルダと、
    前記インサートポケットに固定されるとともに、切刃及び貫通孔を有する 切削インサートと、
    前記インサートポケットに前記切削インサートを固定するクランプ部材と、
    前記切削インサートと接して前記インサートポケットに固定されるネジと、を具備し、
    前記ネジは、前記第1端側に位置する第1面に第1係合部を有しており、
    前記第1係合部は、前記第1端の正面視において、前記貫通孔内に位置している、切削工具。
  2. 前記第1係合部は、前記貫通孔内に位置している、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記第1係合部は、凹形状である、請求項1または2に記載の切削工具。
  4. 前記ネジは、
    前記ネジ溝を有する第1部と、
    前記第1面を有する第2部と、
    前記第1部と前記第2部との間に位置する第3部と、を有しており、
    前記第1部は、前記インサートポケットにねじ止めされ、
    前記第2部は、前記貫通孔に挿入され、
    前記第3部は、前記切削インサートと前記インサートポケットとの間に位置して、前記切削インサート及び前記インサートポケットと接している、
    請求項2または3に記載の切削工具。
  5. 前記ネジは、前記第1部と前記第3部との間に位置する環状の凹部を有しており、該凹部が前記切削インサートから離れている、請求項4に記載の切削工具。
  6. 前記第1部は、前記第3部と隣り合う第1部位と、前記第1部位を介して前記第3部と隣り合い、前記ネジ溝を有する第2部位と、を有する円柱形状であって、
    前記第1部位の外径が前記第2部位の外径よりも大きい、請求項4または5に記載の切削工具。
  7. 前記第1部位よりも前記第2部位の方が長い、請求項6に記載の切削工具。
  8. 前記第3部は、前記第2部の側から前記第1部の側に向かうに従って外径が小さくなるテーパ部分を有している、請求項4〜7のいずれか1つに記載の切削工具。
  9. 前記クランプ部材は、第2係合部を有しており、
    前記第1係合部の形状と前記第2係合部の形状が同じである、請求項1〜8のいずれか1つに記載の切削工具。
  10. 前記ネジは、前記回転軸に沿った方向に延びている、請求項1〜9のいずれか1つに記載の切削工具。
  11. 前記貫通孔は、前記切削インサートの対向する第1端面及び第2端面間に延びており、
    前記切削インサートは、前記第1端面及び第2端面に対して直交する方向において、前記インサートポケットと前記クランプ部材とに固定されている、請求項1〜10のいずれか1つに記載の切削工具。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載の切削工具を回転させる工程と、
    回転している前記切削工具における前記切刃を被削材に接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。
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