JPWO2016189805A1 - 電力監視システム、及び、電力消費装置 - Google Patents

電力監視システム、及び、電力消費装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016189805A1
JPWO2016189805A1 JP2017520210A JP2017520210A JPWO2016189805A1 JP WO2016189805 A1 JPWO2016189805 A1 JP WO2016189805A1 JP 2017520210 A JP2017520210 A JP 2017520210A JP 2017520210 A JP2017520210 A JP 2017520210A JP WO2016189805 A1 JPWO2016189805 A1 JP WO2016189805A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
branch circuit
power consumption
information indicating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017520210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6440081B2 (ja
Inventor
紀芳 清水
紀芳 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2016189805A1 publication Critical patent/JPWO2016189805A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6440081B2 publication Critical patent/JP6440081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J13/00Circuit arrangements for providing remote indication of network conditions, e.g. an instantaneous record of the open or closed condition of each circuitbreaker in the network; Circuit arrangements for providing remote control of switching means in a power distribution network, e.g. switching in and out of current consumers by using a pulse code signal carried by the network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

電力監視システム(10)は、計測部(25)と、取得部(31)と、電力消費部(46)と、送信部(42)と、特定部(32)とを備える。計測部(25)は、幹線(11)から分岐した分岐回路(12)毎に電力の使用量を計測する。電力消費部(46)は、分岐回路(12)に設けられた電力供給部(24)を介して分岐回路(12)から供給される電力を消費する。送信部(42)は、電力消費部(46)による電力の消費の開始タイミングを示す情報を送信する。特定部(32)は、取得部(31)によって取得された、分岐回路(12)毎の電力の使用量及び開始タイミングを示す情報に基づいて、電力消費部(46)が接続されている電力供給部(24)が設けられた分岐回路(12)を特定する。

Description

本発明は、電力監視システム、及び、電力消費装置に関する。
近年、電力系統の安定化及び電力市場の自由化の動きに伴い、HEMS(Home Energy Management System)などのエネルギーマネジメントシステムが注目されている。
HEMSにおいては、分岐回路(分岐線路)と、当該分岐回路に接続されているコンセントとの対応関係が必要な場合がある。これに対し、例えば、特許文献1には、制御システムと電気機器とが通信を行うことにより、当該電気機器の機器IDデータと位置IDデータとを関連付ける技術が開示されている。
特開2013−161153号公報
特許文献1に記載の技術は、電気機器の位置を特定することは可能であるが、分岐回路と、コンセントなどの電力供給部との対応関係については特定できない。
本発明は、分岐回路と電力供給部との対応関係を特定することができる電力監視システム及び電力消費装置を提供する。
本発明の一態様に係る電力監視システムは、幹線から分岐した分岐回路毎に電力の使用量を計測する計測部と、分岐回路に設けられた電力供給部に接続され、当該電力供給部を介して当該分岐回路から供給される電力を消費する電力消費部と、前記電力消費部による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する送信部と、前記計測部が計測した分岐回路毎の電力の使用量と、前記送信部によって送信された前記タイミングを示す情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された、分岐回路毎の電力の使用量及び前記タイミングを示す情報に基づいて、前記電力消費部が接続されている前記電力供給部が設けられた分岐回路を特定する特定部とを備える。
本発明の一態様に係る電力消費装置は、幹線から分岐した分岐回路に設けられた電力供給部に取り付けられる電力消費装置であって、前記電力供給部を介して前記分岐回路から供給される電力を消費する電力消費部と、前記電力消費部による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する送信部とを備える。
本発明によれば、分岐回路と電力供給部との対応関係を特定することができる。
図1は、実施の形態1に係る電力監視システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る電力監視システムを構成する機器の外観図である。 図3は、表示部に表示される画像の一例を示す図である。 図4は、表示部に表示される画像の別の例を示す図である。 図5は、電力計測装置のカバーが開けられた状態を示す図である。 図6は、図5の破線で囲まれた領域Aの拡大図である。 図7は、電力消費部の電力の消費パターンの一例を示す図である。 図8は、電力消費部の電力の消費パターンの別の例を示す図である。 図9は、実施の形態1に係る電力監視システムの分岐回路の特定動作のフローチャートである。 図10は、電力消費装置の第1の変形例を説明するための図である。 図11は、電力消費装置の第2の変形例を説明するための図である。 図12は、電力消費装置の第3の変形例を説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[電力監視システムの全体構成]
まず、実施の形態1に係る電力監視システムの全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る電力監視システムの構成を示すブロック図である。図2は、電力監視システムを構成する機器の外観図である。
図1及び図2に示されるように、電力監視システム10は、電力計測装置20と、制御装置30と、電力消費装置40と、表示装置50と、印刷装置60とを備える。
電力監視システム10は、需要家に設けられ、需要家における電力の使用状況を監視するためのシステムである。電力監視システム10においては、具体的には、制御装置30によって電力計測装置20が計測した電力の使用量が管理され、適宜、表示装置50に電力の使用量が表示される。
また、電力監視システム10によれば、分岐回路12と電力供給部24との対応関係を容易に特定することができる。例えば、住宅等の施工時に、施工業者が、電力供給部24(例えば、コンセント)がどの分岐回路12に設けられているのかを特定し、分電盤(分岐ブレーカ22)に表示したい場合がある。具体的には、リビングに配置された電力供給部24が設けられた分岐回路12(分岐ブレーカ22)に対して、分電盤において「リビング」を表示したい場合がある。
電力監視システム10は、このような施工作業を容易にするものであり、施工業者は、電力消費装置40のプラグ41を、電力供給部24に差し込み、開始ボタン43cを押下する。すると、表示装置50の表示部51には、電力消費装置40が取り付けられた電力供給部24が設けられた分岐回路12の番号が表示される。つまり、電力監視システム10は、電力消費装置40が取り付けられた電力供給部24(コンセント)が設けられた分岐回路12を特定することができる。以下、このような、電力監視システム10の各構成要素について詳細に説明する。なお、電力監視システム10は、施工業者だけでなく、一般のユーザが、電力供給部24が設けられた分岐回路12を特定する用途にも利用可能である。
[電力計測装置]
電力計測装置20は、電力計測機能及び無線通信機能を有する分電盤である。電力計測装置20は、電力系統80からの幹線11を通じた電力供給をオンまたはオフするため主幹ブレーカ21を有する。主幹ブレーカ21は、所定の電流(電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統80から流れたときに、電力系統80からの電力の供給を停止するブレーカである。
また、電力計測装置20は、幹線11から分岐した複数の分岐回路12のそれぞれに対応して、複数の分岐ブレーカ22を有する。つまり、電力計測装置20は、分岐回路12毎に、分岐ブレーカ22を有する。分岐ブレーカ22は、当該分岐ブレーカ22に接続された分岐回路12に過電流が流れた場合に、当該分岐回路12への電力の供給を停止するブレーカである。なお、複数の分岐回路12(複数の分岐ブレーカ22)には、あらかじめ番号が付与されているものとする。
また、電力計測装置20は、計測部25を有する。計測部25は、分岐回路12毎に設けられたCT(Current Transformer)を含み、CTにより、幹線11から分岐した分岐回路12毎に電力の使用量(電流量)を計測する。分岐回路12に、電気機器23が接続されている場合には、電気機器23の電力の使用量を測定することができる。また、計測部25は、分岐回路12に電力供給部24が接続されている場合には、電力供給部24に取り付けられた電気機器23の電力の使用量を測定することができる。
計測部25は、具体的には、上記CTと、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などとによって実現される。
なお、電力供給部24は、例えば、コンセントであるが、引掛シーリングボディ(シーリングソケット)またはライティングダクトなどであってもよい。電力供給部24は、他の機器に電力供給を行うことができれば、どのような態様であってもよい。
また、図示されないが、電力計測装置20は、制御装置30と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)を有し、制御装置30と無線通信が可能である。電力計測装置20は、具体的には、分岐回路12毎の電力の使用量を、無線通信により制御装置30に送信する。なお、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、920MHz帯の周波数を利用した特定小電力無線であるが、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)または、無線LAN(Local Area Network)など、他の通信規格であってもよい。
なお、電力計測装置20の具体的態様は、特に限定されるものではなく、分岐回路12毎の電力の使用量を計測できればよい。例えば、電力計測装置20は、分電盤とは別の装置(計測ユニット)として実現されてもよい。
[制御装置]
制御装置30は、計測部25が計測した電力の使用量を管理する装置である。制御装置30は、例えば、電力の使用量を表示装置50に表示するための情報を表示装置50に送信するなどの制御を行う。制御装置30は、具体的には、取得部31と、特定部32と、第一通信部33と、記憶部34とを備える。
取得部31は、計測部25が計測した分岐回路12毎の電力の使用量を取得する。また、取得部31は、後述する電力消費装置40の送信部42によって送信された開始タイミングを取得(受信)する。取得部31は、具体的には、電力計測装置20及び電力消費装置40と通信が可能な無線通信用の通信モジュール(通信回路)である。
特定部32(制御部)は、分岐回路12毎の電力の使用量を表示するための情報を、第一通信部33を用いて送信する。また、特定部32は、取得部31によって取得された、分岐回路12毎の電力の使用量及び開始タイミングを示す情報に基づいて、電力消費装置40が取り付けられている電力供給部24(コンセント)が設けられた分岐回路12を特定する。また、特定部32は、特定した分岐回路12を表示するための情報を、第一通信部33を用いて表示装置50に送信する。
特定部32は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現される。
第一通信部33は、表示装置50と通信を行う。例えば、第一通信部33は、特定部32の制御に基づき、分岐回路12毎の電力の使用量を表示するための情報を表示装置50の第二通信部53に送信する。また、例えば、第一通信部33は、特定部32の制御に基づき、特定部32によって特定された分岐回路12を表示するための情報を、表示装置50の第二通信部53に送信する。なお、特定された分岐回路12を表示するための情報には、少なくとも特定された分岐回路12の番号を示す情報が含まれる。
第一通信部33は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。取得部31の通信方式と、第一通信部33の通信方式とが同一である場合は、取得部31と、第一通信部33とは、1つの通信モジュールとして実現されてもよい。なお、第一通信部33が無線LANを用いて通信を行う場合、第一通信部33と第二通信部53との間には無線LANルータ(図示せず)が介在する。
記憶部34は、特定部32が実行する制御プログラム、及び、取得部31によって取得された分岐回路12毎の電力の使用量などが記憶される記憶装置である。記憶部34は、具体的には、半導体メモリなどにより実現される。
[表示装置]
表示装置50は、分岐回路12毎の電力の使用量を表示する。また、表示装置50は、特定部32によって特定された分岐回路12を表示する。表示装置50は、具体的には、例えば、パーソナルコンピュータであるが、テレビ、スマートフォン、または、タブレット端末であってもよい。また、表示装置50は、制御装置30に対応した専用の表示装置であってもよい。表示装置50は、第二通信部53と、表示制御部54と、表示部51と、名称設定部52とを備える。
第二通信部53は、制御装置30の第一通信部33と通信を行う。例えば、第二通信部53は、分岐回路12毎の電力の使用量を表示するための情報を、第一通信部33から受信する。また、例えば、第二通信部53は、特定部32によって特定された分岐回路12を表示するための情報を、第一通信部33から受信する。
第二通信部53は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、第一通信部33と通信可能であればよい。したがって、第二通信部53は、第一通信部33に対応した、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。
表示制御部54は、第二通信部53が受信した情報に基づき、表示部51に画像を表示する。図3及び図4は、表示部51に表示される画像の例を示す図である。
図3に示されるように、分岐回路12毎の電力の使用量を表示するための情報を第二通信部53が受信した場合、表示制御部54は、分岐回路12の番号と、名称と、電力の使用量とを対応付けて表示部51に表示させる。これにより、ユーザは、表示部51を通じて分岐回路12毎の電力の使用量を知ることができる。
また、図4に示されるように、特定部32によって特定された分岐回路12を表示するための情報を第二通信部53が受信した場合、表示制御部54は、当該情報に含まれる特定された分岐回路12の番号(図4の例では、19番)を表示させる。これにより、ユーザは、表示部51を通じて特定された分岐回路12の番号を知ることができる。
表示制御部54は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現される。
表示部51は、表示制御部54の制御に基づいて、分岐回路12毎の電力の使用量を表示する。また、表示部51は、表示制御部54の制御に基づいて、特定された分岐回路12(分岐回路12の番号)を表示する。表示部51は、具体的には、液晶パネル、または、有機ELパネルなどによって実現される。
名称設定部52は、複数の分岐回路12(分岐回路12の番号)のそれぞれに名称を設定するためのユーザインタフェースである。設定される名称は、分岐回路12に対応する場所(例えば、リビングなど)、及び、分岐回路12に接続された電気機器23の名称(例えば、エアコン)などである。
具体的には、図3に示されるように、ユーザは、名称設定部52を通じて、番号が1番の分岐回路12に、「リビング」という名称を設定することができる。また、名称設定部52は、例えば、特定部32によって特定された分岐回路12(分岐回路12の番号)に名称を設定するためにも用いられる。
名称設定部52は、具体的には、表示装置50がパーソナルコンピュータである場合には、キーボード及びマウスなどであるが、名称設定部52の具体的態様は、特に限定されない。例えば、表示装置50がスマートフォンまたはタブレット端末である場合には、名称設定部52は、タッチパネルを含むGUI(Graphical User Interface)である。
[印刷装置]
印刷装置60は、名称印字部の一例であって、名称設定部52が設定した名称を印字するプリンタである。以下、名称の印字について図5及び図6を用いて説明する。図5は、電力計測装置20のカバーが開けられた状態を示す図である。
図5に示されるように、電力計測装置20は、主幹ブレーカ21及び複数の分岐ブレーカ22を有する。
一方、図6は、図5の破線で囲まれた領域Aの拡大図である。図6の(a)に示されるように、電力計測装置20においては、複数の分岐ブレーカ22のそれぞれに対応して、当該分岐ブレーカ22の番号(当該分岐回路12の番号)が付与されている。また、電力計測装置20においては、複数の分岐ブレーカ22のそれぞれに対応して、当該分岐ブレーカ22の名称(当該分岐回路12の名称)が印字されたシールを貼るためのスペース26が設けられている。
印刷装置60は、このようなスペース26に貼り付けられるシールに、名称設定部52が設定した名称を印字することができる。例えば、ユーザが、19番の分岐回路12に「エアコン」の名称を設定した場合、印刷装置60は、設定された名称をシールに印字する。そうすると、図6の(b)に示されるように、ユーザは、このようなシール70をスペース26に貼り付けることができる。
印刷装置60は、具体的には、名称設定部52によって設定された名称を印刷する指示を第二通信部53から受信し、受信した指示に基づいて印字を行う。印刷装置60と表示装置50(第二通信部53)とは、例えば、無線LANを用いて通信を行うが、例えば、印刷装置60と、表示装置50とは、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを通じた有線通信を行ってもよい。
なお、ユーザは、上記のように分岐回路12の名称が印字されたシールを電力供給部24に貼り付けてもよい。これにより、表示部51に表示される電力の使用量に付与された名称が、当該分岐回路12に設けられている電力供給部24にも表示される。このため、ユーザは、電力の使用量と電力供給部24との対応関係を、表示部51に表示された名称と、電力供給部24に貼り付けられたシールとを見比べるだけで容易に特定することができる。
例えば、ユーザが表示部51に表示されている電力の使用量が多い分岐回路12の電力の使用量を減らしたい場合がある。このような場合、ユーザは、電力供給部24に貼り付けられたシールにより、どの電力供給部24に取り付けられている電気機器23の電力の使用量を抑えればよいかをすぐに特定できる。
[電力消費装置]
電力消費装置40は、制御装置30(特定部32)に、電力消費部46が電気的に接続された分岐回路12を認識させるために、積極的に電力を消費する装置である。電力消費装置40は、電力供給部24に着脱自在に取り付けられ、電力供給部24を介して分岐回路12から供給される電力を消費する。電力消費装置40は、プラグ41と、本体部44と、送信部42と、電力消費部46と、パターン変更部43と、開始ボタン43cと、蓄電部45と、電力出力部47とを備える。
プラグ41は、本体部44から突出した、電力供給部24に電力消費装置40を取り付けるための構造であって、具体的には、金属製の端子である。なお、電力消費装置40は、プラグ41を介して供給される交流電力を使用して動作するが、電池などによって動作してもよい。また、電力消費装置40は、後述する蓄電部45に蓄電された電力を用いて動作してもよい。
本体部44は、略直方体状の筐体であって、電力消費部46及び送信部42を収容する。また、本体部44には、プラグ41と、パターン変更部43(第1変更部43a及び第2変更部43b)と、開始ボタン43cと、電力出力部47とが設けられる。本体部44は、例えば、樹脂により形成される。
パターン変更部43は、後述する電力の消費パターンを変更するためのユーザインタフェースである。パターン変更部43には、電力の消費量を変更するための第1変更部43aと、電力が消費される期間(電力の消費期間)を変更するための第2変更部43bとを含む。図2に示されるように、第1変更部43a及び第2変更部43bは、具体的には、ボリューム(つまみ)であるが、特に限定されない。
開始ボタン43cは、電力消費部46に電力の消費を開始させ、かつ、電力消費部46の電力の消費の開始タイミングを示す情報を送信部42に送信させるためのユーザインタフェースである。開始ボタン43cは、具体的には押しボタンであるが特に限定されない。
なお、開始ボタン43cは、必須ではない。電力消費装置40が電力供給部24に取り付けられることにより、電力消費部46による電力の消費と、開始タイミングを示す情報の送信とが自動的に行われてもよい。
送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミングを示す情報を制御装置30に送信する。ここで、開始タイミングを示す情報は、直接または間接に開始タイミングを示せばよく、制御装置30に開始タイミングを通知することができればどのような態様であってもよい。
送信部42は、具体的には、例えば、開始ボタン43cの押下に応じて、当該押下とほぼ同時に、開始タイミングを示す所定のデジタル信号(パルス)を制御装置30の取得部31に送信する。これにより、制御装置30の特定部32は、開始タイミングにおいて、電力使用量が増加する(増加し始める)分岐回路12を、電力消費装置40(電力消費部46)が電気的に接続された分岐回路12であると特定できる。つまり、特定部32は、当該開始タイミングにおける分岐回路12毎の電力の使用量に基づいて、電力消費装置40に電気的に接続された分岐回路12を特定することができる。
なお、送信部42は、開始タイミングを直接的に示す時刻情報(絶対時刻を示す情報)を送信してもよい。この場合、電力消費装置40は、リアルタイムクロックなどにより実現されるタイマ部(図示せず)をさらに備え、開始ボタン43cが押下されたときの絶対時刻を、タイマ部を用いて特定し、特定した絶対時刻を示す時刻情報を制御装置30に送信する。このような手法は、例えば、送信部42が送信した信号を制御装置30が受信するまでの時間が長い(遅延が大きい)ような場合に、開始タイミングを正確に特定できるため有用である。
また、送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミングを示す情報に代えて、電力消費部46による電力の消費の終了タイミングを示す情報を制御装置30に送信してもよい。これにより、制御装置30の特定部32は、終了タイミングにおいて、電力使用量が減少する(減少し始める)分岐回路12を、電力消費装置40が電気的に接続された分岐回路12であると特定できる。また、送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミングを示す情報に加えて、電力消費部46による電力の消費の終了タイミングを示す情報を制御装置30にさらに送信してもよい。これにより、制御装置30の特定部32は、開始タイミング以降、終了タイミング以前の期間において、電力使用量が増える分岐回路12を、電力消費装置40が電気的に接続された分岐回路12であると特定できる。
なお、送信される情報(信号)が開始タイミングを示すか、終了タイミングを示すかは、例えば、送信される情報にフラグ「0」または「1」を含めることで制御装置30(特定部32)側で区別できる。
以上説明したように、送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信すればよい。送信部42は、具体的には、制御装置30(取得部31)と通信が可能な無線通信用の通信モジュール(通信回路)である。
次に、電力消費部46について説明する。電力消費部46は、プラグ41を介して電力供給部24に電機的に接続され、電力供給部24を介して当該電力供給部24が設けられた分岐回路12から供給される電力を消費する。電力消費部46は、具体的には、トランジスタ(スイッチング素子)、抵抗、コンデンサ、及び、コイルなどからなる回路である。ユーザは、電力消費装置40を電力供給部24に取り付け、開始ボタン43cを押下する。そうすると電力消費部46と、電力供給部24が設けられた分岐回路12とが電気的に接続され、電力消費部46は、分岐回路12から供給される電力を消費する。
電力消費部46は、基本的には、開始タイミングから一定期間、または、終了タイミングまでの一定期間、電力を消費すればよい。しかしながら、電力消費部46が電気的に接続されている分岐回路12に、他の電気機器23が電気的に接続されて動作しているような場合、電力消費部46による電力の消費量が当該他の電気機器23の電力の消費量に埋もれてしまい、制御装置30において分岐回路12の特定が困難となる場合がある。
したがって、制御装置30(特定部32)が、電力消費部46が消費した電力と、他の電気機器23が消費した電力とを容易に区別できるように、電力消費部46は、特徴的な電力の消費パターンで電力を消費することが望ましい。そこで、電力消費装置40においては、電力消費部46は、パターン変更部43によって変更可能な所定のパターン(電力の消費パターン)で電力を消費する。
ここで、電力消費部46における電力の消費パターンについて説明する。図7は、電力消費部46の電力の消費パターンの一例を示す図である。
図7の(a)に示されるように、電力消費部46は、例えば、矩形波状に電力を消費する。この場合、電力消費部46は、例えば、抵抗などにより構成される負荷回路、及び、当該負荷回路と分岐回路12との電気的接続を一定期間毎にオンまたはオフするスイッチング回路などにより実現されるが、特に限定されない。
ここで、ユーザは、上述のパターン変更部43により、上記矩形波状の電力の消費パターンの電力消費量[W]と、電力の消費期間(負荷継続時間)[sec]とを変更することができる。
ユーザが第1変更部43aを回すと、上記負荷回路の負荷の大きさが変更され、これにより、図7の(b)に示されるように電力消費量が変更される。例えば、電力消費量は、W1からW1’に変更される。また、ユーザが第2変更部43bを回すと、上記スイッチング回路の時定数が変更され、これにより、図7の(c)に示されるように電力の消費期間が変更される。例えば、電力の消費期間は、T1からT1’に変更される。
また、異なる回路構成を有することにより、電力消費部46は、例えば、図8の(a)に示されるように、略半楕円形状(略サイン波状)に電力を消費してもよい。図8は、電力消費部46の電力の消費パターンの別の例を示す図である。
この例においても、ユーザが第1変更部43aを回すと、上記負荷回路の負荷の大きさが変更され、これにより、図8の(b)に示されるように電力消費量が変更される。例えば、電力消費量は、W2からW2’に変更される。また、ユーザが第2変更部43bを回すと、上記スイッチング回路の時定数が変更され、これにより、図8の(c)に示されるように電力の消費期間が変更される。例えば、電力の消費期間は、T2からT2’に変更される。
なお、図7及び図8に示される電力の消費パターンは一例である。電力の消費パターンは特に限定されない。また、電力消費装置40において、複数種類の電力の消費パターン(複数種類の波形)が切替可能であってもよい。例えば、電力消費装置40は、図7に示されるような矩形の電力の消費パターンと、図8に示されるような略半楕円形の電力の消費パターンと切り替えるための切替スイッチを有してもよい。
また、上記負荷回路の態様は、特に限定されるものではないが、実施の形態1では、電力消費部46は、上記のような負荷回路に蓄電部45を含み、電力消費部46は、少なくとも一部の電力を蓄電部45に蓄電(充電)することによって電力を消費する。また、電力消費部46は、蓄電部45に蓄電された電力を電力消費装置40以外の外部機器に出力するための電力出力部47を備える。
蓄電部45は、具体的には、リチウムイオン電池などの二次電池と、上記二次電池を充電するための充電回路とを有する蓄電池モジュールである。なお、充電回路には、例えば、分岐回路12から供給される交流電力を直流電力に変換するためのAC/DCコンバータ回路などが含まれる。また、蓄電部45は、上記二次電池に充電(蓄電)された電力を電力出力部47に出力するためのDC/DCコンバータ回路などを含む放電回路を有する。
電力出力部47は、蓄電部45に蓄電された電力を外部機器に出力するためのインターフェースである。電力出力部47は、例えば、USBポートであるが、その他どのような態様であってもよい。なお、蓄電部45に蓄電された電力を電力消費装置40が使用する場合には、上記放電回路及び電力出力部47は設けられてなくてもよい。
電力消費装置40においては、電力消費部46は、蓄電部45に蓄電(充電)することによって電力を消費する。そして、蓄電部45に蓄電された電力は、電力出力部47に取り付けられた外部機器に出力される。これにより、電力消費装置40が、分岐回路12を特定するために消費する電力を有効に利用することができる。
[動作]
次に、電力監視システム10の分岐回路12の特定動作について説明する。図9は、電力監視システム10の分岐回路12の特定動作のフローチャートである。
電力計測装置20の計測部25は、幹線11から分岐した分岐回路12毎に電力の使用量を計測する(S11)。
一方、ユーザは、電力消費装置40を電力供給部24に取り付け、開始ボタン43cを押下する。すると、電力消費装置40の電力消費部46は、電力供給部24を介して分岐回路12から供給される電力を消費する(S12)。そして、電力消費装置40の送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミングを示す情報を送信する(S13)。
そうすると、制御装置30の取得部31は、計測部25が計測した分岐回路12毎の電力の使用量及び送信部42によって送信された開始タイミングを示す情報を取得する(S14)。
特定部32は、取得部31によって取得された、分岐回路12毎の電力の使用量及び開始タイミングを示す情報に基づいて、電力消費部46が取り付けられている電力供給部24が設けられた分岐回路12を特定する(S15)。具体的には、分岐回路12毎の電力の使用量のうち、取得された情報が示す開始タイミングにおいて、電力の使用量が増加する分岐回路12を、電力消費部46が取り付けられている電力供給部24が設けられた分岐回路12として特定する。そして、特定部32は、特定した分岐回路12を表示するための情報を、第一通信部33を用いて表示装置50の第二通信部53に送信する。
第二通信部53が上記情報を受信すると、表示制御部54は、当該情報に含まれる特定された分岐回路12の番号を表示部51に表示させる(S16)。これにより、図4に示されるような画像が表示部51に表示される。この結果、ユーザは、表示部51を通じて特定された分岐回路12の番号を知ることができる。
[効果等]
上述のような電力監視システム10によって得られる効果について説明する。一般的なHEMSでは、電力の使用量に応じた電気機器23の制御等を行うために、分岐回路12と、電力供給部24(コンセント)との対応関係を事前に設定しておく必要がある。
新築の住戸にHEMSを導入するような場合は、住戸内の電気配線図面から電力供給部24がどの分岐回路12に接続されているかを特定することができる。しかしながら、既築の住戸にHEMSを導入するような場合においては、住戸内の電気配線図面が無いといった理由により、どの電力供給部24がどの分岐回路12に接続されているかが分からない場合が多い。
そこで、電力監視システム10は、計測部25と、取得部31と、電力消費部46と、送信部42と、特定部32とを備える。計測部25は、幹線11から分岐した分岐回路12毎に電力の使用量を計測する。電力消費部46は、分岐回路12に設けられた電力供給部24に接続され、当該電力供給部24を介して分岐回路12から供給される電力を消費する。送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する。取得部31は、計測部25が計測した分岐回路12毎の電力の使用量と送信部42によって送信されたタイミングを示す情報とを取得する。そして、特定部32は、取得部31によって取得された、分岐回路12毎の電力の使用量及びタイミングを示す情報に基づいて、電力消費部46が接続されている電力供給部24が設けられた分岐回路12を特定する。
これにより、電力監視システム10は、電力供給部24がどの分岐回路12に接続されているのかを特定することができる。つまり、分岐回路12と電力供給部24との対応関係を特定することができる。
また、電力監視システム10は、さらに、電力消費部46が所定のパターン(電力の消費パターン)で電力を消費する場合、所定のパターンにおける電力の消費量及び電力の消費期間の少なくとも一方を変更するためのパターン変更部43を備えてもよい。
電力監視システム10は、さらに、分岐回路12に名称を設定するための名称設定部52と、取得部31によって取得された分岐回路12毎の電力の使用量を、当該分岐回路12に設定された名称を付与して表示する表示部51とを備えてもよい。
これにより、ユーザは、表示部51を通じて分岐回路12毎の電力の使用量を知ることができる。
また、電力監視システム10は、さらに、蓄電部45を備え、電力消費部46は、蓄電部45に蓄電することによって電力を消費してもよい。
これにより、電力消費装置40が、分岐回路12を特定するために消費する電力を有効に利用することができる。
電力監視システム10は、さらに、名称設定部52によって設定された名称を印字する印刷装置60を備えてもよい。印刷装置60は、名称印字部の一例である。
これにより、ユーザは、名称設定部52によって設定された名称を印字することができる。
また、電力消費装置40は、幹線11から分岐した分岐回路12に設けられた電力供給部24に取り付けられる電力消費装置40であって、電力消費部46と、送信部42とを備える。電力消費部46は、電力供給部24を介して分岐回路12から供給される電力を消費する。送信部42は、電力消費部46による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する。
これにより、電力消費装置40は、電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを外部装置(例えば、制御装置30)に通知することができる。
[変形例1]
上記実施の形態1では、特定部32は、電力消費装置40の電力の消費の開始タイミングまたは終了タイミングに基づいて分岐回路12を特定したが、電力消費装置40の電力の消費パターン(所定のパターン)に基づいて分岐回路12を特定してもよい。例えば、図7及び図8に示されるように、一定期間毎に電力の消費が繰り返し行われる場合には、特定部32は、当該一定期間毎に電力の使用量が増加する分岐回路12を、電力消費装置40が接続された分岐回路12として特定することができる。
この場合、送信部42は、電力の消費パターンを示す情報(電力負荷を示す情報)をさらに送信し、特定部32は、このような電力の消費パターンを示す情報をさらに用いて分岐回路12を特定する。電力の消費パターンを示す情報は、具体的には、例えば、上記一定期間(周期)と、電力の消費量とを含む情報である。
このように、電力消費部46は、所定のパターンで電力を消費し、送信部42は、さらに、所定のパターンを示す情報を送信してもよい。そして、特定部32は、送信部42によって送信された所定のパターンを示す情報をさらに用いて、電力消費部46が接続されている電力供給部24が設けられた分岐回路12を特定してもよい。
これにより、電力消費部46が接続されている分岐回路12を、他の分岐回路12と区別しやすくなるため、分岐回路12の特定の確実性を高めることができる。
なお、特定部32は、開始タイミングまたは終了タイミングを使用せず、電力の消費パターンを示す情報のみを用いて分岐回路12を特定することも可能である。
[変形例2]
なお、電力消費装置40は、さらに、ユーザの操作に応じて、分岐回路12に接続された電気機器23の動作の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方を示す情報送信する機能(以下、タイミング通知機能とも記載する)を有してもよい。
具体的には、ユーザは、停止中の電気機器23の電源を手動でオンするとほぼ同時に、電力消費装置40の開始ボタン43cを押下する。このとき、電力消費装置40の送信部42は、開始タイミングを示す情報として所定の信号を制御装置30に送信してもよい。
これにより、特定部32は、取得された情報が示す開始タイミングにおいて、電力の使用量が増加する分岐回路12を、電気機器23が接続された分岐回路12として特定することができる。
また、ユーザは、動作中の電気機器23の電源を手動でオフするとほぼ同時に、電力消費装置40の開始ボタン43cを押下する。このとき、電力消費装置40の送信部42は、終了タイミングを示す情報として所定の信号を制御装置30に送信してもよい。これにより、特定部32は、取得された情報が示す終了タイミングにおいて、電力の使用量が減少する分岐回路12を、電気機器23が接続された分岐回路12として特定することができる。
なお、このようなタイミング通知機能は、例えば、プラグ41が電力供給部24に取り付けられていない状態で開始ボタン43cが押されることによって実現される。しかしながら、電力消費装置40にタイミングの通知を行うための専用のボタンが設けられ、当該専用のボタンが押下されることによって実現されてもよい。
このように、電力消費装置40は、電気機器23を電力消費部46の代わりに利用して、開始タイミングまたは終了タイミングを示す信号を送信する、タイミング通知機能を有してもよい。つまり、送信部42は、さらに、分岐回路12に接続された電気機器23の動作の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信してもよい。
例えば、電気機器23がエアコンであるような場合、電力供給部24は、高所に設けられていることが多い。したがって、電気機器23の電源ケーブルを電力供給部24から外して、電力消費装置40を取り付けることが困難である。このような場合に、上記タイミング通知機能は、電気機器23のケーブルを外す必要がないため有用である。
また、上記のタイミング通知機能は、電力消費装置40が上記電気機器23のリモートコントローラ(以下、リモコンと記載する)から出射される赤外線を受光可能な受光部を備えることによって実現されてもよい。
この場合、ユーザは、停止中の電気機器23の電源をリモコンでオンする。すると、リモコンから電気機器23の電源をオンするための赤外線が出射される。出射された赤外線が電気機器23によって受光されると、電気機器23の電源はオンされる。
一方で、電力消費装置40の受光部が、上述のリモコンから出射された赤外線(電気機器23の電源をオンするための赤外線)を受信すると、送信部42は、開始タイミングを示す情報として所定の信号を制御装置30に送信する。つまり、電力消費装置40は、リモコンから出射される、電気機器23の電源をオンするための赤外線を傍受することにより、開始タイミングを示す情報を送信する。ユーザは、停止中の電気機器23の電源をリモコンでオンするだけでよい。
これにより、特定部32は、取得された情報が示す開始タイミングにおいて、電力使用量が増加する分岐回路12を、電気機器23が接続された分岐回路12として特定することができる。なお、同様に、電力消費装置40の受光部が、電気機器23の電源をオフするための赤外線を受信すると、送信部42は、終了タイミングを示す情報として所定の信号を制御装置30に送信してもよい。
このように、電力消費装置40がリモコンからの電源オンまたはオフのための赤外線を受光(受信)することによっても、タイミング通知機能を実現することができる。
[変形例3]
電力監視システム10に用いられる電力消費装置は、上述の電力消費装置40のような態様に限定されるものではない。図10〜図12は、電力消費装置の変形例を説明するための図である。
例えば、電力消費装置は、図10に示される電力消費装置140のように、電源ケーブル142を介して本体部44に接続されたプラグ141を備えてもよい。電力消費装置140は、電力消費装置40と同様に、電力供給部24の一例であるコンセントから供給される電力を消費する。
また、電力消費装置は、図11に示される電力消費装置240のように、シーリングライトに電力を供給するための引掛シーリングボディに取り付けられてもよい。具体的には、電力消費装置240は、平たい円柱状の本体部242の上面に、引掛シーリングボディに取り付け可能な金属製の端子241を有する。電力消費装置240は、電力供給部24の別の例である引掛シーリングボディから供給される電力を消費する。
また、電力消費装置は、図12に示される電力消費装置340のように、ライティングダクトに取り付けられてもよい。具体的には、電力消費装置340は、本体部342の上面に、ライティングダクトに取り付け可能な金属製の端子341を有する。電力消費装置340は、電力供給部24の別の例であるライティングダクトから供給される電力を消費する。
以上のように、電力消費装置の態様は、特に限定されない。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1に係る電力監視システム10について説明したが、本発明は、上記実施の形態1に限定されるものではない。
上記実施の形態1で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。例えば、装置間においては、無線通信に代えて、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)または有線LANを用いた通信など、有線通信が行われてもよい。
また、例えば、上記実施の形態1において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態1における構成要素の装置への振り分けは、一例である。例えば、電力計測装置と制御装置とは、別の装置とされたが、1つの装置とされてもよい。つまり、制御装置が有する各構成要素(取得部、特定部、第一通信部、及び、記憶部)を電力計測装置が有してもよい。言い換えれば、電力計測装置が分岐回路の特定を行ってもよい。
また、例えば、制御装置が有する各構成要素を、電力消費装置が有してもよい。この場合、電力消費装置は、取得部と、特定部とを備える。上述のように、取得部は、電力計測装置が計測した分岐回路毎の電力の使用量と、送信部によって送信されたタイミングを示す情報とを取得する。特定部は、取得部によって取得された、分岐回路毎の電力の使用量及びタイミングを示す情報に基づいて、電力消費装置が取り付けられている電力供給部が設けられた分岐回路を特定する。このように、電力消費装置が、分岐回路の特定を行ってもよい。
また、上記実施の形態1において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、上記電力監視システムに用いられる電力消費装置として実現されてもよいし、コンピュータを、電力監視システムまたは制御装置として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、電力監視システムが実行する分岐回路の特定方法として実現されてもよい。
また、上記実施の形態1において説明された電力監視システムの動作における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 電力監視システム
11 幹線
12 分岐回路
23 電気機器
24 電力供給部
25 計測部
31 取得部
32 特定部
40、140、240、340 電力消費装置
42 送信部
43 パターン変更部
45 蓄電部
46 電力消費部
51 表示部
52 名称設定部
60 印刷装置(名称印字部)

Claims (10)

  1. 幹線から分岐した分岐回路毎に電力の使用量を計測する計測部と、
    分岐回路に設けられた電力供給部に接続され、当該電力供給部を介して当該分岐回路から供給される電力を消費する電力消費部と、
    前記電力消費部による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する送信部と、
    前記計測部が計測した分岐回路毎の電力の使用量と、前記送信部によって送信された前記タイミングを示す情報とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された、分岐回路毎の電力の使用量及び前記タイミングを示す情報に基づいて、前記電力消費部が接続されている前記電力供給部が設けられた分岐回路を特定する特定部とを備える
    電力監視システム。
  2. 前記電力消費部は、所定のパターンで電力を消費し、
    前記送信部は、さらに、前記所定のパターンを示す情報を送信し、
    前記特定部は、前記送信部によって送信された前記所定のパターンを示す情報をさらに用いて、前記電力消費部が接続されている前記電力供給部が設けられた分岐回路を特定する
    請求項1に記載の電力監視システム。
  3. さらに、前記所定のパターンにおける電力の消費量及び電力の消費期間の少なくとも一方を変更するためのパターン変更部を備える
    請求項2に記載の電力監視システム。
  4. さらに、
    前記分岐回路に名称を設定するための名称設定部と、
    前記取得部によって取得された分岐回路毎の電力の使用量を、当該分岐回路に設定された名称を付与して表示する表示部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力監視システム。
  5. 前記送信部は、さらに、分岐回路に接続された電気機器の動作の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力監視システム。
  6. さらに、蓄電部を備え、
    前記電力消費部は、前記蓄電部に蓄電することによって電力を消費する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力監視システム。
  7. さらに、前記名称設定部によって設定された名称を印字する名称印字部を備える
    請求項4に記載の電力監視システム。
  8. コンピュータを、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力監視システムとして機能させるためのプログラム。
  9. 幹線から分岐した分岐回路に設けられた電力供給部に取り付けられる電力消費装置であって、
    前記電力供給部を介して前記分岐回路から供給される電力を消費する電力消費部と、
    前記電力消費部による電力の消費の開始タイミング及び終了タイミングの少なくとも一方のタイミングを示す情報を送信する送信部とを備える
    電力消費装置。
  10. さらに、電力計測装置が計測した分岐回路毎の電力の使用量と、前記送信部によって送信された前記タイミングを示す情報とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された、分岐回路毎の電力の使用量及び前記タイミングを示す情報に基づいて、前記電力消費装置が取り付けられている前記電力供給部が設けられた分岐回路を特定する特定部とを備える
    請求項9に記載の電力消費装置。
JP2017520210A 2015-05-22 2016-05-09 電力監視システム、及び、電力消費装置 Active JP6440081B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015104701 2015-05-22
JP2015104701 2015-05-22
PCT/JP2016/002260 WO2016189805A1 (ja) 2015-05-22 2016-05-09 電力監視システム、及び、電力消費装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016189805A1 true JPWO2016189805A1 (ja) 2018-01-18
JP6440081B2 JP6440081B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=57392652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017520210A Active JP6440081B2 (ja) 2015-05-22 2016-05-09 電力監視システム、及び、電力消費装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6440081B2 (ja)
WO (1) WO2016189805A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6604569B2 (ja) * 2015-10-27 2019-11-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 設定支援装置、設定支援システム、及びプログラム
JP7228813B2 (ja) * 2019-08-02 2023-02-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線器具の特定方法、プログラム、及び配線器具システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213411A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 A-One Meditec Co Ltd 電力管理システム
WO2012008104A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 パナソニック株式会社 電気機器の管理装置および管理方法
JP2012205372A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Toyota Motor Corp 電力管理システム
JP2013042587A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Central Research Institute Of Electric Power Industry 電気機器電源ケーブル接続先の探索方法及び探索システム
WO2013179671A1 (ja) * 2012-06-01 2013-12-05 パナソニック株式会社 機器監視装置、機器監視システム、登録端末、及び機器監視方法
JP2016086630A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法および情報処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213411A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 A-One Meditec Co Ltd 電力管理システム
WO2012008104A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 パナソニック株式会社 電気機器の管理装置および管理方法
JP2012205372A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Toyota Motor Corp 電力管理システム
JP2013042587A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Central Research Institute Of Electric Power Industry 電気機器電源ケーブル接続先の探索方法及び探索システム
WO2013179671A1 (ja) * 2012-06-01 2013-12-05 パナソニック株式会社 機器監視装置、機器監視システム、登録端末、及び機器監視方法
JP2016086630A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法および情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6440081B2 (ja) 2018-12-19
WO2016189805A1 (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9705330B1 (en) System, method and apparatus for monitoring and controlling electrical power usage
US20140340190A1 (en) Wireless control system
EP2849304B1 (en) Electrical equipment and electric power control system
EP2501018A1 (en) Power controller for electric devices, and telephone
KR20130125184A (ko) 스마트그리드 지원 지능형 절전콘센트
JP2015029248A (ja) 機器登録装置および機器登録方法
JP6440081B2 (ja) 電力監視システム、及び、電力消費装置
Tsunoda et al. A small-size energy-harvesting electric power sensor for implementing existing electrical appliances into HEMS
Visconti et al. Wireless monitoring system of household electrical consumption with DALY-based control unit of lighting facilities remotely controlled by Internet
JP2009109471A (ja) システム使用電力量をリアルタイム表示する電力監視装置
KR101506701B1 (ko) 복수의 콘센트 입력구를 구비한 전력절감장치 및 이를 제어하기 위한 사용자 기기
WO2018021461A1 (ja) 電子機器
JP2013229954A (ja) コントローラ、コントローラの制御方法、プログラム
JP5174761B2 (ja) 配線端末設定システム
CN103762465A (zh) 可远程监控用电量的插座设备
CN101430350A (zh) 实时显示系统用电量的电力监控装置
TW201617775A (zh) 電源監測與回饋系統及其實施方法
JP5536012B2 (ja) 管理システム、管理装置、管理プログラム、および管理方法
KR20210081202A (ko) 콘센트 장치 및 이를 포함하는 콘센트 시스템
JP2020056744A (ja) スマートタップ
JP6061056B1 (ja) 電気機器管理装置、及び電気機器の管理方法
JP6291902B2 (ja) 電力計測装置、電力計測システム、通信制御方法および通信制御プログラム
CN207742172U (zh) 一种空气质量检测系统
US20150042175A1 (en) Power Supply Device For A Fixed Power Socket
CN215986419U (zh) 电源模块的测试装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181109

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6440081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151