JPWO2016151864A1 - 最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラム - Google Patents

最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016151864A1
JPWO2016151864A1 JP2017507300A JP2017507300A JPWO2016151864A1 JP WO2016151864 A1 JPWO2016151864 A1 JP WO2016151864A1 JP 2017507300 A JP2017507300 A JP 2017507300A JP 2017507300 A JP2017507300 A JP 2017507300A JP WO2016151864 A1 JPWO2016151864 A1 JP WO2016151864A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
objective function
covariance
optimization processing
control variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017507300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6388074B2 (ja
Inventor
敏弘 平野
敏弘 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2016151864A1 publication Critical patent/JPWO2016151864A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388074B2 publication Critical patent/JP6388074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行し得る、最適化処理装置、最適化処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。最適化処理装置100は、目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、共分散関数設定部10と、共分散関数を用いた目的関数のベイズ推定を利用して、目的関数の最適化を実行する、最適化処理部20とを備えている。

Description

本発明は、制御変数が周期性を有する目的関数を最適化する、最適化処理装置及び最適化処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、種々の分野において、目的関数f(x)、x∈A⊂Rdにおける「x」を最小化する試み(最適化)が行なわれている(下記数1参照)。なお、Aはコンパクト集合、すなわち有界閉集合であるとする。また、目的関数f(x)は、「閉形式を持たない」、「関数値の出力を得るのに時間がかかる」、「勾配情報を容易に利用できない」、又は「非凸である」といった性質を有しているとする。
Figure 2016151864
このような目的関数f(x)に対する最適化方法としては、ベイズ的最適化が知られている。ベイズ的最適化は、目的関数に対してガウス過程を設定し、目的関数のベイズ予測と最適化とを交互に繰り返すことで逐次的に最適解を探索する手法である(例えば、非特許文献1参照。)。ベイズ的最適化は、複雑なシミュレータに対する最適化、深層学習などの機械学習手法のハイパーパラメータチューニングに使用されている。
J. Snoek, H. Larochelle and R. Adams. "Practical Bayesian optimization of machine learning algorithms." In Advances in Newral Information Processing Systems 25, pages 2960-2968, 2012.
ところで、ベイズ的最適化において、上述したように目的関数に対して、事前にガウス過程が設定されているのは、制御変数が近い値を取る場合には、目的関数も近い値を取るという前提が存在するからである。
しかしながら、ガウス過程の挙動は共分散関数によって決定されるため、最適化の精度はどのような共分散関数を選択するかに依存しており、最適化の精度が著しく低下してしまうことがある。これは、通常、共分散関数のモデルとしては、ガウス型共分散関数又はMate’rn共分散関数が使用されるが、これらの共分散関数は制御変数が周期性を持つ場合、定義域の境界近辺での近さを正確に表現できないことによる。
ここで、上記の問題について、角度データを例として挙げて説明する。2つの制御変数を角度x,x’∈[0,360]としたとき、(x,x’)=(1,359)と、(x,x’)=(179,181)とは、xとx’との「近さ」としては同じである。しかしながら、ガウス型共分散関数を用いた場合は、xとx’との差の値は大きく異なってしまう。このため、既存の共分散関数が用いられるベイズ的最適化においては、上述したように最適化の精度が著しく低下する可能性がある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行し得る、最適化処理装置、最適化処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における最適化処理装置は、
目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、共分散関数設定部と、
前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、最適化処理部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における最適化処理方法は、
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータに、
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録していることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行することができる。
図1は、本発明の実施の形態における最適化処理装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における最適化処理の構成の一例を具体的に示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態で用いられる共分散関数について説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態における最適化処理装置の動作の一例を示すフロー図である。 図5は、従来からの共分散関数を用いた場合の最適化の結果を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態の具体例における最適化の結果を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態における最適化処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(発明の概要)
本発明では、目的関数f(x)の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義し、この共分散関数を用いて、ベイズ的最適化が行なわれる。具体的には、まず、各制御変数を単位円周上の1点に写像し、そして、制御変数毎に、単位円周がある2次元空間に対して妥当な共分散関数を定義する。次に、制御変数全体に対する共分散関数の正定値性が保たれるように、各制御変数について定義された共分散関数同士を組み合わせて、例えば、共分散関数同士を合算したり、積算したりして、新たな共分散関数を定義する。そして、このようにして定義された新たな共分散関数が用いられて、ベイズ的最適化が実行される。
つまり、本発明では、上述の共分散関数は、周期性を持つ制御変数の「近さ」を、正確に反映できるので、ベイズ的最適化における目的関数の予測精度が向上する。そして、結果として、最適解の候補探索において、最適解の探索の効率性が向上する。本発明は、特に、実行可能領域の境界近辺に最適解がある場合に効果を発揮する。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラムについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態における最適化処理装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における最適化処理装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における最適化処理装置100は、共分散関数設定部10と、最適化処理部20とを備えている。共分散関数設定部10は、目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する。最適化処理部20は、共分散関数を用いた目的関数のベイズ推定を利用して、目的関数の最適化を実行する。
続いて、図2を用いて、本実施の形態における最適化処理装置100をより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態における最適化処理の構成の一例を具体的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態において、最適化処理装置100の最適化処理部20は、データ発生部21と、パラメータ更新部22と、予測分布算出部23と、予測分布更新部24と、候補探索部25と、最適解出力部26とを備えている。
また、本実施の形態では、共分散関数設定部10は、複数の制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に妥当な共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな妥当な共分散関数を定義する。このため、最適化処理部20は、この組み合わせによって得られた新たな共分散関数を用いて、目的関数のベイズ推定を行なう。
以下に、本実施の形態で用いられる共分散関数について図3を用いて詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態で用いられる共分散関数について説明する図である。まず、目的関数f(x)について{f(x)}が、平均0、共分散関数kを持つガウス過程に従うとすると、任意のnに対して、下記の数2が成立する。なお、共分散関数は、「カーネル」と呼ばれることもある。
Figure 2016151864
また、下記の数3は、共分散関数に含まれるカーネルパラメータを示している。以下において、表記を簡便にするためθは省略する。
Figure 2016151864
ところで、各要素が角度のような周期性を持つ変数から構成されるベクトルをx∈[0,360]dとしたときに、各要素に対して、下記の数4に示す写像を考える。また、下記の数4において、Tは転置を表している。
Figure 2016151864
上記数4の写像は、xを二次元平面における単位円周上の1点に変換する。図3に示すように、(1,359)と(179,181)との2点は、元の1次元空間では、それぞれ異なるユークリッド距離を示している(図3上側)。しかし、上記数4に示す写像によれば、2点は、変換先において、同じユークリッド距離を示すことになる(図3下側)。
よって、変換先の2次元空間で共分散関数を定義し、この共分散関数を採用すれば、各要素間の「近さ」を正確に考慮することができる。
また、変数ベクトル間の「近さ」を正確に反映した共分散関数は、各要素(各制御変数)に対して上記の方法で定義した共分散関数を、正定値性が保たれるような形式で組み合わせることによって構成することができる。
一般的に、妥当な共分散関数をk1(x,x’)、k2(x,x’)としたとき、k1(x,x’)+k2(x,x’)と、k1(x,x’)k2(x,x’)も妥当な共分散関数となる。
また、x=(xa,xb)T、ka、kbを、それぞれxa、xbの空間上で妥当な共分散関数だとすると、ka(xa,xa’)+ kb(xb,xb’)、 ka(xa,xa’)kb(xb,xb’)も妥当な共分散関数となる。これらの性質は、下記の参照文献に記載されている。
参照文献:C. Bishop. (2006). Pattern Recognition and Machine Learning. Springer, New York.
そして、上記の参照文献に記載されている性質を用いて、元のd次元空間に妥当な共分散関数を構成すればよい。例えば、x,x’∈[0,360]dに対して、下記の数5又は数6の形式が考えられる。
Figure 2016151864
Figure 2016151864
ここで、ki(1≦i≦d)、 kj,k(1≦j≦d, 1≦k≦pj)は、既存の共分散関数である。共分散関数の例としては、下記の数7に示すガウス型共分散関数、下記の数8に示すMate’rn共分散関数が挙げられる。
Figure 2016151864
Figure 2016151864
また、データ発生部21は、制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データ(以下「初期データ」とも表記する。)を、設定された組数だけ、ランダムに発生させる。
具体的には、データ発生部21は、台をA(コンパクト集合)とする一様分布から、n個の制御変数x1,…,xnを乱数発生させ、結果としてn組の初期データ{(xi, f(xi))}i=1,…,nを取得する。
また、パラメータ更新部22は、データ発生部21が発生させた初期データを用いて、尤度関数を、最大化することによって、共分散関数に含まれるパラメータ(以下「カーネルパラメータ」とも表記する。)を更新する。尤度関数は、制御変数、目的関数、及び共分散関数に基づいて定義されている。
具体的には、パラメータ更新部22は、それまでに得られている入出力の組(組データ:{(xi, f(xi))}i=1,…,n’、n≦n’)から、下記の数9に示す周辺尤度を最大化することにより、新しいカーネルパラメータθ*を取得する。なお、下記の数9において、Σn’としては、共分散関数設定部10によって定義された共分散関数が使用される。
Figure 2016151864
予測分布算出部23は、更新されたパラメータ、制御変数、及び目的関数を用いて、目的関数の予測分布における平均および分散を算出する。具体的には、予測分布算出部23は、更新されたカーネルパラメータθ*に基づいて、予測分布の平均と分散を計算する。
既に得られているn’組の入出力の組(組データ)を{(xi, f(xi))}i=1,…,n’、新しい入力x*に対する出力をf(x*)とすると、予測分布は下記の数10〜数14の通りとなる。
Figure 2016151864
Figure 2016151864
Figure 2016151864
Figure 2016151864
Figure 2016151864
そして、予測分布算出部23は、上記数10〜数14において、{(xi, f(xi))}i=1,…,n’と、更新されたカーネルパラメータθ*とを、上記数11及び数12に代入することにより、予測分布の平均と分散とを計算する。
また、予測分布更新部24は、予測分布算出部23によって算出された平均及び分散を用いて、目的関数の予測分布を更新する。具体的には、予測分布更新部24は、算出された平均と分散とを用いて上記数10を更新する。
候補探索部25は、更新された予測分布を用いて、下記に定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補(以下「最適解候補」と表記する。)を抽出する。具体的には、候補探索部25は、更新された予測分布の情報(例えば、平均及び分散)を用いた獲得関数αn’(x)を最大化する。そして、候補探索部25は、最大化の結果として得られた最適解x*を目的関数f(x)に対する最小化問題の最適解候補とする。
獲得関数の例としては、下記の数15及び数16が挙げられる。なお、下記の数16に示すLower Confidence Boundでは、最大化ではなく、最小化することによって最適解の候補が見つけ出される。
Figure 2016151864
Figure 2016151864
また、候補探索部25は、最適解候補を抽出すると、そのことをパラメータ更新部22に通知する。上述したパラメータ更新部22、予測分布算出部23、予測分布更新部24、及び候補探索部25、それぞれによる一連の処理は、事前に設定された回数だけ、複数回反復される。
最適解出力部26は、パラメータ更新部22から候補探索部25までによる、一連の処理の複数回の反復によって抽出された最適解候補の中から、目的関数f(x)の最適解を特定し、これを出力する。具体的には、本実施の形態では、最適解出力部26は、今までに得られた最適解の候補の中で最小値をとる値、すなわち下記の数17を最適解として出力する。
Figure 2016151864
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における最適化処理装置100の動作について図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態における最適化処理装置の動作の一例を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図3を参酌する。また、本実施の形態では、最適化処理装置100を動作させることによって、最適化処理方法が実施される。よって、本実施の形態における最適化処理方法の説明は、以下の最適化処理装置100の動作説明に代える。
図4に示すように、最初に、共分散関数設定部10が、後述のステップA3〜A6で使用する共分散関数を定義する(ステップA1)。具体的には、共分散関数設定部10は、制御変数毎に、写像によって得られた2次元空間に妥当な共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、後述のステップA3〜A6で使用する共分散関数を定義する
次に、データ発生部21が、初期データの組数と制御変数の定義域とを入力として、設定された組数の初期データを発生させる(ステップA2)。
次に、パラメータ更新部22は、ステップA2で発生した初期データを用いて、尤度関数を最大化させて、カーネルパラメータを更新する(ステップA3)。次に、予測分布算出部23は、ステップA3で更新されたパラメータ、制御変数、及び目的関数を用いて、目的関数の予測分布における平均および分散を算出する(ステップA4)。
次に、予測分布更新部24は、ステップA4で算出された平均及び分散を用いて、目的関数の予測分布を更新する(ステップA5)。次に、候補探索部25は、更新された予測分布を用いて、獲得関数の最適化を行うことにより、最適解候補を抽出する(ステップA6)。
また、ステップA3〜A6は、事前に設定された回数だけ、反復される。但し、ステップA3については、反復の度に実行する必要はない。ステップA3については、例えば、5回反復する度に、1回実行するようにしても良い。
ステップA3〜A6が設定された回数だけ実行されると、最適解出力部26は、ステップA6で抽出された候補の中から、目的関数f(x)の最適解を特定し、これを出力する(ステップA7)。
[具体例]
次に、本実施の形態の具体例について以下に説明する。以下の具体例においては、目的関数は、下記の数18に示す通りとする。
Figure 2016151864
データ発生部21は、初期データとして、(x1,x2,x3)=(-1,2,3)の3点を発生させているとする。また、共分散関数設定部10は、共分散関数として、θ1=0.5としたMate’rn共分散関数を使用するとする。このときカーネルパラメータを新しく取り直して設定すると、共分散関数は、下記数19の通りとなる。
Figure 2016151864
上記数19に示す共分散関数は、しばしば「指数型共分散関数」と呼ばれる関数である。また、本具体例では、上記数19に示す共分散関数は、下記の数20に示すように書き換えられる。
Figure 2016151864
本具体例では、上記数19及び数20に示した共分散関数を用いて、図4に示したステップA3〜A6が実行され、ベイズ的最適化の結果の比較が行なわれる。また、ステップA3〜A6の実行回数は「10」回とする。但し、ステップA3については、1回目に実行した後は、5反復ごとに1回実行する。また、ステップA6においては、獲得関数として、上記数15に示すExpected Improvementが使用されているとする。
そして、従来からの共分散関数を用いた場合は、最適値はx=3.1416において0.9422となるが、本具体例では、最適値はx=-2.810において0.9999となる。目的関数の最適値は、x=2.8において1.0なので、本具体例によれば、精度が良い最適解が選択されている。
また、図5は、従来からの共分散関数を用いた場合の最適化の結果を示す図である。図6は、本発明の実施の形態の具体例における最適化の結果を示す図である。図5に示すように、従来手法では、右側の端点において最適解の候補(observations)が集中してしまっている。これに対して、図6に示すように、本具体例においては、端点の両側において最適解の候補(observations)が効率よく探索されており、結果として大域的最適解に近い値が選択されている。なお、図5及び図6中のハッチングが施されている部分は、標準偏差である。
[実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、従来からの共分散関数とは異なる、周期性を持つ制御変数の「近さ」を正確に反映できる共分散関数が用いられて、ベイズ的最適化が実行される。このため、本実施の形態によれば、制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行することができる。
[応用例]
続いて、本実施の形態における最適化処理装置の応用例について以下に説明する。
応用例1:
本実施の形態は、人工衛星信号の誤差最小化に利用できる。この場合、制御変数として、地上から見た人工衛星の位置角度が用いられ、目的関数として、信号誤差を算出する関数が用いられる。
人工衛星から発せられた信号を地上の装置で受信する状況を考える。地上の装置を東西南北の全方位に向けられる場合、装置の位置は基準方向からの角度となる。この装置に本実施の形態における最適化処理装置を搭載することにより、信号誤差を最小にするように各時刻における装置の向きを精度良く制御できる。
応用例2:
本実施の形態は、スタジアム周辺における太陽光パネルの効率的配置に利用できる。この場合、制御変数として、太陽光パネルの位置(基準方向からの角度)が用いられ、目的関数として、1日の発電量を算出する関数が用いられる。
太陽光パネルの設置にかかる費用を小さくするために、パネルの個数をできるだけ少なくする必要がある。指定したパネルの個数をスタジアムの用な円形の施設の周辺に配置するとき、各パネルの位置は基準方向からの角度によって決定される。この角度を入力として、シミュレータを用いて1日の発電量を算出する状況を考える。シミュレータ内に、本実施の形態における最適化処理装置を組み込むことで、1日の太陽の動きを考慮した上で発電量が最大になるような各太陽光パネルの位置を精度良く算出できる。
応用例3:
本実施の形態は、塗装部分の品質向上に利用できる。この場合、制御変数として、スプレーの射出角度が用いられ、目的関数として、スプレーが吹きかけられた部分(塗装部分)の厚さのばらつきを算出する関数が用いられる。
工場の生産ラインにおいて、車体にスプレーを射出する場合、射出部分に対するスプレーの位置により、スプレーが散布された塗装部分の厚さのばらつきに変化が生じる。このばらつきが大きいとフロント部分に微細な凹凸が生じるので品質低下へとつながる。車体に対するスプレーの位置は基準方向からの角度として表せるので、本実施の形態における最適化処理装置を生産ラインに搭載することにより、厚さのばらつきが最小となるように、スプレーの最適射出位置を精度良く算出できる。
応用例4:
本実施の形態は、巡警時間帯の最適化による軽微犯罪の抑制に利用できる。この場合、制御変数として、巡警開始時刻(巡警時間は固定)が用いられ、目的関数として、1日の総犯罪件数を算出する関数が用いられる。
巡警開始時刻は、24時間制で表現したとき、00:00:00と24:00:00とは異なる値ではあるが、表現が異なるだけで、実際に表す時刻は同一である。つまり、時刻は24時間の周期性を持つ周期変数である。
この場合、以下の方法を用いて、1週間の総犯罪件数を最小にするような巡警開始時刻を見つけることができる。最初に、毎日できるかぎり異なった開始時刻で1か月間巡警を行う。結果として、約30組の開始時刻とその日の総犯罪件数とが得られる。そのデータに対して、本実施の形態における最適化処理装置を搭載した装置を用いれば、総犯罪件数が最小になるような巡警開始時刻を精度良く算出できる。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図4に示すステップA1〜A7を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における最適化処理装置と最適化処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、共分散関数設定部10及び最適化処理部20として機能し、処理を行なう。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、最適化処理装置を実現するコンピュータについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態における最適化処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、共分散関数設定部と、
前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、最適化処理部と、
を備えている、ことを特徴とする最適化処理装置。
(付記2)
前記共分散関数設定部が、複数の前記制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな共分散関数を定義し、
前記最適化処理部が、組み合わせによって得られた前記新たな共分散関数を用いて、前記目的関数のベイズ推定を行なう、
付記1に記載の最適化処理装置。
(付記3)
前記最適化処理部が、
前記制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データを、設定された組数だけ、ランダムに発生させる、データ発生部と、
前記組データを用いて、前記制御変数、前記目的関数、及び前記共分散関数に基づいて定義された尤度関数を、最大化することによって、前記共分散関数に含まれるパラメータを更新する、パラメータ更新部と、
更新された前記パラメータ、前記制御変数、及び前記目的関数を用いて、前記目的関数の予測分布における平均及び分散を算出する、予測分布算出部と、
算出された前記平均及び分散を用いて、前記目的関数の予測分布を更新する、予測分布更新部と、
更新された前記予測分布を用いて、定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補を抽出する、候補探索部と、
を備えている、付記1に記載の最適化処理装置。
(付記4)
前記最適化処理部が、更に、前記候補探索部によって抽出された候補の中から、前記目的関数の最適解を特定する、最適解出力部を備えている、
付記2に記載の最適化処理装置。
(付記5)
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする最適化処理方法。
(付記6)
前記(a)のステップにおいて、複数の前記制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな共分散関数を定義し、
前記(b)のステップにおいて、組み合わせによって得られた前記新たな共分散関数を用いて、前記目的関数のベイズ推定を行なう、
付記5に記載の最適化処理方法。
(付記7)
前記(b)のステップが、
(b1)前記制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データを、設定された組数だけ、ランダムに発生させる、ステップと、
(b2)前記組データを用いて、前記制御変数、前記目的関数、及び前記共分散関数に基づいて定義された尤度関数を、最大化することによって、前記共分散関数に含まれるパラメータを更新する、ステップと、
(b3)更新された前記パラメータ、前記制御変数、及び前記目的関数を用いて、前記目的関数の予測分布における平均及び分散を算出する、ステップと、
(b4)算出された前記平均及び分散を用いて、前記目的関数の予測分布を更新する、ステップと、
(b5)更新された前記予測分布を用いて、定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補を抽出する、ステップと、
を有する、付記5に記載の最適化処理方法。
(付記8)
前記(b)のステップが、更に、
(b6)前記候補探索部によって抽出された候補の中から、前記目的関数の最適解を特定する、ステップを有する、
付記6に記載の最適化処理方法。
(付記9)
コンピュータに、
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記10)
前記(a)のステップにおいて、複数の前記制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな共分散関数を定義し、
前記(b)のステップにおいて、組み合わせによって得られた前記新たな共分散関数を用いて、前記目的関数のベイズ推定を行なう、
付記5に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記11)
前記プログラムが、
前記コンピュータに、前記(b)のステップとして、
(b1)前記制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データを、設定された組数だけ、ランダムに発生させる、ステップと、
(b2)前記組データを用いて、前記制御変数、前記目的関数、及び前記共分散関数に基づいて定義された尤度関数を、最大化することによって、前記共分散関数に含まれるパラメータを更新する、ステップと、
(b3)更新された前記パラメータ、前記制御変数、及び前記目的関数を用いて、前記目的関数の予測分布における平均及び分散を算出する、ステップと、
(b4)算出された前記平均及び分散を用いて、前記目的関数の予測分布を更新する、ステップと、
(b5)更新された前記予測分布を用いて、定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補を抽出する、ステップと、
を実行させる命令を含んでいる、
付記5に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記12)
前記プログラムが、
前記コンピュータに、前記(b)のステップとして、更に、
(b6)前記候補探索部によって抽出された候補の中から、前記目的関数の最適解を特定する、ステップを実行させる命令を含んでいる、
付記6に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上のように、本発明によれば、制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行することができる。本発明は、人工衛星からの信号を受信する受信装置、太陽光発電システムの設計装置、塗装ラインにおける管理装置、警備管理装置等に利用できる。
10 共分散関数設定部
20 最適化処理部
21 データ発生部
22 パラメータ更新部
23 予測分布算出部
24 予測分布更新部
25 候補探索部
26 最適解出力部
100 最適化処理装置
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
本発明は、制御変数が周期性を有する目的関数を最適化する、最適化処理装置及び最適化処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、制御変数が角度のように周期性を持つ場合であっても、ベイズ的最適化を効率的に実行し得る、最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラムを提供することにある。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
(付記9)
コンピュータに、
(a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
(b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記10)
前記(a)のステップにおいて、複数の前記制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな共分散関数を定義し、
前記(b)のステップにおいて、組み合わせによって得られた前記新たな共分散関数を用いて、前記目的関数のベイズ推定を行なう、
付記に記載のプログラム
(付記11)
記コンピュータに、前記(b)のステップとして、
(b1)前記制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データを、設定された組数だけ、ランダムに発生させる、ステップと、
(b2)前記組データを用いて、前記制御変数、前記目的関数、及び前記共分散関数に基づいて定義された尤度関数を、最大化することによって、前記共分散関数に含まれるパラメータを更新する、ステップと、
(b3)更新された前記パラメータ、前記制御変数、及び前記目的関数を用いて、前記目的関数の予測分布における平均及び分散を算出する、ステップと、
(b4)算出された前記平均及び分散を用いて、前記目的関数の予測分布を更新する、ステップと、
(b5)更新された前記予測分布を用いて、定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補を抽出する、ステップと、
を実行させる、
付記に記載のプログラム
(付記12)
記コンピュータに、前記(b)のステップとして、更に、
(b6)前記候補探索部によって抽出された候補の中から、前記目的関数の最適解を特定する、ステップを実行させる、
付記10に記載のプログラム

Claims (6)

  1. 目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、共分散関数設定部と、
    前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、最適化処理部と、
    を備えている、ことを特徴とする最適化処理装置。
  2. 前記共分散関数設定部が、複数の前記制御変数それぞれ毎に、写像によって得られた2次元空間に共分散関数を定義し、得られた各共分散関数を組み合せて、新たな共分散関数を定義し、
    前記最適化処理部が、組み合わせによって得られた前記新たな共分散関数を用いて、前記目的関数のベイズ推定を行なう、
    請求項1に記載の最適化処理装置。
  3. 前記最適化処理部が、
    前記制御変数の定義域において、制御変数の値と目的関数の値とを含む組データを、設定された組数だけ、ランダムに発生させる、データ発生部と、
    前記組データを用いて、前記制御変数、前記目的関数、及び前記共分散関数に基づいて定義された尤度関数を、最大化することによって、前記共分散関数に含まれるパラメータを更新する、パラメータ更新部と、
    更新された前記パラメータ、前記制御変数、及び前記目的関数を用いて、前記目的関数の予測分布における平均及び分散を算出する、予測分布算出部と、
    算出された前記平均及び分散を用いて、前記目的関数の予測分布を更新する、予測分布更新部と、
    更新された前記予測分布を用いて、定義された関数の最適化を行うことにより、目的関数の定義域における最適な制御変数の候補を抽出する、候補探索部と、
    を備えている、請求項1に記載の最適化処理装置。
  4. 前記最適化処理部が、更に、前記候補探索部によって抽出された候補の中から、前記目的関数の最適解を特定する、最適解出力部を備えている、
    請求項2または3に記載の最適化処理装置。
  5. (a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
    (b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とする最適化処理方法。
  6. コンピュータに、
    (a)目的関数の制御変数を単位円周上に写像することによって共分散関数を定義する、ステップと、
    (b)前記共分散関数を用いた前記目的関数のベイズ推定を利用して、前記目的関数の最適化を実行する、ステップと、
    を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2017507300A 2015-03-26 2015-03-26 最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラム Active JP6388074B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/059497 WO2016151864A1 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 最適化処理装置、最適化処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016151864A1 true JPWO2016151864A1 (ja) 2017-11-02
JP6388074B2 JP6388074B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=56977169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017507300A Active JP6388074B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6388074B2 (ja)
WO (1) WO2016151864A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6709718B2 (ja) * 2016-11-04 2020-06-17 日本電信電話株式会社 入力パラメータ探索装置、入力パラメータ探索方法、及び入力パラメータ探索プログラム
CN108154238B (zh) * 2017-12-25 2020-11-27 东软集团股份有限公司 机器学习流程的迁移方法、装置、存储介质和电子设备
JP7023501B2 (ja) * 2018-03-01 2022-02-22 国立研究開発法人産業技術総合研究所 探索装置、探索方法及び製造システム
JP7061536B2 (ja) 2018-08-09 2022-04-28 株式会社東芝 最適化装置、シミュレーションシステム及び最適化方法
JP7252449B2 (ja) * 2019-05-16 2023-04-05 富士通株式会社 最適化装置、最適化システム、最適化方法および最適化プログラム
US20220277235A1 (en) * 2019-07-29 2022-09-01 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optimization device, optimization method, and optimization program

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140358831A1 (en) * 2013-05-30 2014-12-04 President And Fellows Of Harvard College Systems and methods for bayesian optimization using non-linear mapping of input

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140358831A1 (en) * 2013-05-30 2014-12-04 President And Fellows Of Harvard College Systems and methods for bayesian optimization using non-linear mapping of input

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
C.M.ビショップ 著,元田浩 外4名 監訳, パターン認識と機械学習 下, JPN6015019629, 1 July 2008 (2008-07-01), pages 5 - 6, ISSN: 0003729000 *
JASPER SNOEK, ET AL.: "Practical Bayesian Optimization of Machine Learning Algorithms", ADVANCED IN NEURAL INFORMATION PROCESSING SYSTEM 25, JPN6018002855, 2012, pages 2951 - 2959, XP055253705, ISSN: 0003728998 *
森源太 外3名: "周期時系列のノンパラメトリックベイズ多重整列", FIT2014 第13回情報科学技術フォーラム 講演論文集 第3分冊, JPN6015019628, 19 August 2014 (2014-08-19), pages 127 - 130, ISSN: 0003728999 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016151864A1 (ja) 2016-09-29
JP6388074B2 (ja) 2018-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6388074B2 (ja) 最適化処理装置、最適化処理方法、及びプログラム
Cascante-Bonilla et al. Curriculum labeling: Revisiting pseudo-labeling for semi-supervised learning
US20210034985A1 (en) Unification of models having respective target classes with distillation
Cheng et al. Bi-pointflownet: Bidirectional learning for point cloud based scene flow estimation
US10074054B2 (en) Systems and methods for Bayesian optimization using non-linear mapping of input
US11093753B2 (en) RGB-D camera based tracking system and method thereof
Zhuang et al. Understanding adamw through proximal methods and scale-freeness
US20150379075A1 (en) Maintaining diversity in multiple objective function solution optimization
US20180039824A1 (en) Clustering large database of images using multilevel clustering approach for optimized face recognition process
CN109974699B (zh) 一种机器人及其地图自主探索方法和装置
JP2020181240A (ja) データ生成装置、データ生成方法およびプログラム
CN113643311B (zh) 一种对边界误差鲁棒的图像分割方法和装置
CN107977980B (zh) 一种目标跟踪方法、设备以及可读介质
Bourmaud Online variational bayesian motion averaging
CN104574379A (zh) 一种基于目标多部件学习的视频分割算法
US20200134495A1 (en) Online learning of model parameters
CN114550307B (zh) 动作定位模型的训练方法、装置及动作定位方法
KR102042323B1 (ko) Hs 알고리즘을 이용하여 최적해를 도출하는 방법 및 이를 수행하는 단말 장치
CN110728359A (zh) 搜索模型结构的方法、装置、设备和存储介质
Kristiansen et al. An iterative method for the approximation of fibers in slow-fast systems
KR102240403B1 (ko) 이미지 평활화 방법 및 이미지 평활화 장치
US11823083B2 (en) N-steps-ahead prediction based on discounted sum of m-th order differences
Wu et al. Reliability-Adaptive Consistency Regularization for Weakly-Supervised Point Cloud Segmentation
JP6012814B1 (ja) 逐次クラスタリング装置、方法、及びプログラム
Biglari et al. Limited memory BFGS method based on a high-order tensor model

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170706

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6388074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150