JPWO2016148303A1 - 無人回転翼機およびその周辺物測距方法 - Google Patents

無人回転翼機およびその周辺物測距方法 Download PDF

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Abstract

機体コストの増加を抑えつつ、飛行時における機体と周辺物との衝突を防止し、また、着陸時における機体の転倒を防止することができる無人回転翼機およびその周辺物測距方法を提供する。機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備え、距離センサおよびその検知方向は機体に固定されており、所定の条件のもと機体をヨー方向に自動的に回転させることで、機体の周辺物を監視および警戒し、または、機体の各脚部の着地点の高低差を測定する無人回転翼機およびその周辺物測距方法により解決する。

Description

本発明は、無人回転翼機およびその周辺物測距方法に関する。
従来、産業用無人ヘリコプターに代表される小型の無人航空機は、機体が高価で入手困難なうえ、安定して飛行させるためには操作に熟練が必要とされるものであった。しかし近年、無人航空機の姿勢制御や自律飛行に用いられるセンサ類およびソフトウェアの改良が大きく進んだことで、無人航空機の操作性が著しく向上し、また、高性能な機体を安価に入手できるようになった。こうした背景から現在、特に小型のマルチコプターについては、趣味目的だけでなく、広範な分野における種々のミッションへの応用が試行されている。
特許第5688700号公報 特開2014−149622号公報 特開2015−024705号公報
高性能なマルチコプターが容易に入手できるようになったことで、十分な操縦技術や知識のないユーザにまでその普及の裾野が広がりつつある。機体の基本的な制御が自動化されているとはいえ、ユーザが無謀な操作を行った場合には、これが直ちに衝突事故や墜落事故につながるおそれがある。このような事故を未然に防止すべく、安全のための様々な仕組みが検討されているが、これをハードウェア的に実現しようとする場合、センサ数の増加や、より高性能なセンサの採用、または独自の安全機構の実装など、機体コストの増加を抑えることが難しいという問題がある。
上記特許文献1には、超音波センサと赤外線センサを用いて周辺物の検知や自律飛行を行うマルチコプターが開示されている。特許文献1のマルチコプターは、サーボモータにより赤外線センサの向きを変化させる独自の機構を備えており、これにより着陸場所のエッジを検出して、マルチコプターを安全な場所に着陸させる。上記特許文献3に開示されたマルチコプターには、角度サンプル間隔が0.25°、検出角度範囲が360°、センサ検出範囲が30mの2Dレーザースキャンシステムが機体に搭載されており、これにより周囲の障害物との距離を検知する。このようなレーザースキャンシステムは、マルチコプターに搭載される一般的な距離センサに比べ著しく高価な装置である。また、上記特許文献2には、超音波センサとカルマンフィルタを用いて着陸時における対地高度を計測する小型電動ヘリコプターが開示されている。ただし、特許文献2では着陸地点に凹凸があるケースは想定されていない。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、機体コストの増加を抑えつつ、飛行時における機体と周辺物との衝突を防止し、また、着陸時における機体の転倒を防止することができる無人回転翼機およびその周辺物測距方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備え、前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、前記無人回転翼機は、所定の条件のもと前記機体をヨー方向に自動的に回転させ、前記距離センサを複数の異なる方位または位置に向ける自動回転手段をさらに備えることを特徴とする。
検知方向が機体の向きに対して相対的に固定された一般的な距離センサを用い、機体自体を回転させて複数の異なる方位または位置を測距することにより、機体コストの増加を抑えつつ、機体とその周辺物との位置関係をより広範に検知することが可能となる。
また、前記自動回転手段は、前記機体を、前記距離センサの検知角に応じた所定の角度ずつ断続的に回転させる構成としてもよい。
また、前記自動回転手段は、前記機体を連続的に回転させる構成としてもよい。
距離センサの方式や性能に応じた最適な回転動作を選択することにより、周辺物のより正確な測距が可能となる。
また、前記自動回転手段は、前記機体の水平飛行時において、前記距離センサを該機体の進行方向に向け、さらに、所定の周期および角度で該距離センサを該機体の進行方向とは異なる方向に向けるように該機体を回転させる構成としてもよい。
機体が水平飛行しているときには、その進行方向を中心として、他の方向も定期的に測距する構成とすることにより、周辺物との衝突の危険性がもっとも高い進行方向側を主に監視しつつ、他の方向からの接近物も併せて警戒することが可能となる。
また、前記距離センサが周辺物を検知したときに、該周辺物を警戒周辺物としてその位置を記憶する周辺物記憶手段と、検知した周辺物が前記警戒周辺物として記憶されていないときには、前記機体の飛行速度および該周辺物の位置に基づいて該周辺物との衝突予測時間を算出し、検知した周辺物が前記警戒周辺物として記憶されているときには、前記機体と該周辺物との相対接近速度および該周辺物の位置に基づいて該周辺物との衝突予測時間を算出する衝突予測手段と、をさらに備える構成としてもよい。
検知した周辺物の位置を記憶しておく周辺物記憶手段を備えることにより、その周辺物を再度検知したときに、同情報から機体との相対的な接近速度を算出することが可能となる。また、周辺物を初めて検知したときには、その周辺物の位置(検知方向と距離)および機体の飛行速度に基づいて衝突予測時間を算出することにより、周辺物との相対速度に基づく正確な危険性の判断と、不確実かつ差し迫った危険に対する安全の確保との両立を図ることができる。
また、前記機体の着陸時に該機体を支持する複数の脚部をさらに備え、前記距離センサは、前記複数の脚部の一部における少なくとも一つの前記脚部とその着地点との距離を計測可能な位置および向きに配置されており、前記自動回転手段は、前記機体を着陸地点付近で回転させ、すべての前記脚部について、その着地点までの距離を計測する構成としてもよい。
機体を回転させて各脚部とその着地点との距離を計測することにより、着陸地点にある凹凸を事前に検知し、着陸時における機体の転倒を防止することができる。
また、前記自動回転手段で計測した前記各脚部から着地点までの距離の差が所定の値よりも大きいときに、前記機体の位置を水平方向へずらす着陸地点変更手段をさらに備えることが好ましい。
いずれか脚部の着地点に許容範囲を超える高低差があった場合に、機体の着陸位置を水平方向にずらすことで、より高低差の少ない場所を選んで機体を着陸させることができる。これにより着陸時における機体の転倒をより確実に防止することができる。
上記課題を解決するため、本発明の無人回転翼機の周辺物測距方法は、前記無人回転翼機が、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備えており、前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、所定の条件のもと、前記機体をそのヨー方向における全周にわたって自動的に回転させることで、該機体の全方位における周辺物を検知する接近物監視手順を含むことを特徴とする。
検知方向が機体の向きに対して相対的に固定された一般的な距離センサを用い、機体自体をそのヨー方向における全周にわたって回転させることにより、機体コストの増加を抑えつつ、機体の全方位における周辺物を警戒対象とすることができる。
上記課題を解決するため、本発明の無人回転翼機の周辺物測距方法は、前記無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備えており、前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、前記機体の水平飛行時において、前記距離センサを該機体の進行方向に向け、さらに、所定の周期および角度で前記距離センサを該機体の進行方向とは異なる方向に向けるように該機体を回転させる障害物監視手順を含むことを特徴とする。
機体が水平飛行しているときには、その進行方向を中心として、他の方向も定期的に測距する構成とすることにより、周辺物との衝突の危険性がもっとも高い進行方向側を主に監視しつつ、他の方向からの接近物も併せて警戒することが可能となる。
上記課題を解決するため、本発明の無人回転翼機の周辺物測距方法は、前記無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサと、前記機体の着陸時に該機体を支持する複数の脚部と、を備えており、前記距離センサは、前記複数の脚部の一部における少なくとも一つの前記脚部とその着地点との距離を計測可能な位置および向きに配置されており、前記機体を着陸地点付近で回転させ、すべての前記脚部について、その着地点までの距離を計測する高低差検出手順を含むことを特徴とする。
機体を回転させて各脚部とその着地点との距離を計測することにより、着陸地点にある凹凸を事前に検知し、着陸時における機体の転倒を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる無人回転翼機およびその周辺物測距方法によれば、機体コストの増加を抑えつつ、飛行時における機体と周辺物との衝突を防止し、また、着陸時における機体の転倒を防止することが可能となる。
実施形態にかかるマルチコプターの外観斜視図である。 実施形態にかかるマルチコプターの機能構成を示すブロック図である。 実施形態にかかるマルチコプターの離陸から着陸までの流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかるマルチコプターによる周辺物の監視処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかるマルチコプターによる周辺物の警戒処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかるマルチコプターによる着陸処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかるマルチコプターの着陸時における降下態様の一例を説明する側面図である。 実施形態にかかるマルチコプターの高低差検出動作を説明する平面図である。 実施形態にかかるマルチコプターの高低差検出動作の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。以下の実施形態にかかる無人回転翼機およびその周辺物測距方法は、4基のローター(回転翼)が搭載されたマルチコプターの例である。尚、本実施形態におけるマルチコプターは、回転翼を備えた無人航空機であればよく、求められる飛行性能や許容されるコスト等に応じて、ローターが2基のヘリコプター(テールローターを除外するとローターが1基)からローターが8基のオクトコプター、さらにそれ以上のローター数を備えるものまで適宜変更可能である。
<マルチコプターの構成>
図1は、本実施形態にかかるマルチコプター10の外観を示す斜視図である。図2は、マルチコプター10の機能構成を示すブロック図である。
マルチコプター10のフレーム11には、フライトコントローラFC、4基のローターR(ローターR1〜R4)およびこれらローターRの回転を制御するESC43(Electric Speed Controller)、オペレータの操縦端末91と無線通信を行う無線送受信器33、および、電力供給源であるバッテリー51が搭載されている。
各ローターRは、DCモータであるモータ41、およびその出力軸に取り付けられたブレード42により構成されている。ESC43はローターRのモータ41に接続されており、フライトコントローラFCから指示された速度でモータ41を回転させる装置である。
フライトコントローラFCは、マイクロコントローラである制御装置20を備えている。制御装置20は、中央処理装置であるCPU21、ROMやRAMなどの記憶装置であるメモリ22、および、ESC43を介して各モータ41の回転数および回転速度(以下、これらを総称して単に「回転数」という。)を制御するPWMコントローラ23を備えている。
フライトコントローラFCはさらに、飛行制御センサ群31およびGPS受信器32(以下、「センサ等」ともいう。)を備えており、これらは制御装置20に接続されている。本実施形態におけるマルチコプター10の飛行制御センサ群31には、加速度センサ、角速度センサ、気圧センサ(高度センサ)、地磁気センサ(方位センサ)などが含まれている。制御装置20は、これらセンサ等により、機体の傾きや回転のほか、飛行中の緯度経度、飛行高度、および機首の方位角を含む自機の位置情報を取得可能とされている。
制御装置20のメモリ22には、マルチコプター10の飛行時における姿勢や基本的な飛行動作を制御する飛行制御アルゴリズムが実装されたプログラムである飛行制御プログラムFCPが記憶されている。飛行制御プログラムFCPは、オペレータ(操縦端末91)からの指示に従い、センサ等から取得した現在位置を基に各ローターRの回転数を調節し、機体の姿勢や位置の乱れを補正しながらマルチコプター10を飛行させる。また、例えば、緯度経度、飛行高度、飛行ルートなどのパラメータを飛行制御プログラムFCPに予め登録しておき、目的地へ自律的に飛行させることも可能である(以下、このような自律飛行のことを「オートパイロット」という。)。尚、本実施形態では、主にオートパイロットによりマルチコプター10を飛行させる例について説明する。
<周辺物の検知構成>
本実施形態のマルチコプター10は、さらに、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサ(水平距離センサ311,鉛直距離センサ312)を備えている。図1に示されるように、水平距離センサ311は、フレーム11が有する4本のアーム121,122,123,124(以下、これら4本のアームを総称して「アーム12」という。)の一つであるアーム121の先端部に取り付けられており、その検知方向は機体から水平方向に固定されている。各アーム12の下面からは、スキッド131,132,133,134(脚部)(以下、これら4つのスキッドを総称して「スキッド13」という。)が下方に延出している。鉛直距離センサ312は、アーム121から延出したスキッド131に取り付けられており、その検知方向は機体から鉛直下方に固定されている。これら距離センサ311,312の取り付け位置は本実施形態の位置には限定されず、水平距離センサ311は、その検知方向が機体から水平方向に向けられていれば、アーム12以外の部位に取り付けられてもよい。同様に鉛直距離センサ312についても、いずれかのスキッド13と、その着地点との距離が測定可能であれば、スキッド13以外の部位に取り付けられてもよい。また、スキッド13の配置位置や数も本実施形態の態様には限られず、適宜変更可能である。
本実施形態の水平距離センサ311および鉛直距離センサ312には、マルチコプター10の用途や使用環境に応じて、例えばレーザーや赤外線、超音波を用いた距離センサ、または、別途画像解析エンジンを備え、画像認識により周辺物との距離を特定する画像センサシステムなどを用いることができる。また、距離センサは常に単一種類のみで用いられる必要はなく、例えばこれらセンサの組み合わせや、これらセンサと人感センサや金属センサなどを組み合わせて用いてもよい。また、水平距離センサおよび鉛直距離センサの搭載数は1つには限定されず、それぞれ複数個の距離センサを備える構成としてもよい。尚、水平距離センサおよび鉛直距離センサは、いずれか一方のみが搭載されていてもよい。本発明の距離センサは、周辺物との相対的な距離の測定が可能であり、機体を回転させることで、その距離センサが測距する方向や位置、検知角を拡張できるものであれば、その方式や種類、性能は特に限定されない。
制御装置20のメモリ22にはさらに、オペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理からの指示により、マルチコプター10をヨー方向に自動的に回転させ、距離センサ311を複数の異なる方向(方位)に向ける周辺物監視プログラムOMP(自動回転手段)が記憶されている。また、メモリ22は、周辺物監視プログラムOMPにより検知された周辺物について、その周辺物を警戒周辺物としてその検知方向および距離を記憶する周辺物記憶領域OBM(周辺物記憶手段)を有している。
周辺物監視プログラムOMPはそのサブプログラムとして、検知された周辺物とマルチコプター10との衝突予測時間を算出する衝突予測プログラムCPP(衝突予測手段)を有している。衝突予測プログラムCPPは、検知した周辺物が周辺物記憶領域OBMに警戒周辺物として記憶されていないときには、マルチコプター10の飛行速度およびその周辺物の位置からその周辺物との衝突予測時間を算出し、検知した周辺物が周辺物記憶領域OBMに警戒周辺物として記憶されているときには、マルチコプター10とその周辺物との相対接近速度およびその周辺物の位置からその周辺物との衝突予測時間を算出するプログラムである。
メモリ22にはさらに、マルチコプター10の着陸時において、機体を着陸地点付近で回転させ、すべてのスキッド13について、その着地点までの距離を計測する高低差検出プログラムRDP(自動回転手段)が記憶されている。メモリ22にはさらに、高低差検出プログラムRDPが計測した各スキッド13から着地点までの距離の差が所定の値よりも大きいときに、マルチコプター10の位置を水平方向へずらす着地点変更プログラムLAP(着地点変更手段)が登録されている。
<水平距離センサによる周辺物監視処理>
以下、図3乃至図5のフローチャートを参照して、距離センサ311を用いた周辺物の監視処理について説明する。図3はマルチコプター10の離陸から着陸までの流れを示しており、図4はマルチコプター10による周辺物の監視処理M、図5はマルチコプター10による周辺物の警戒処理Cの流れをそれぞれ示している。
[離陸手順]
図3に示されるように、オペレータの操縦端末91から離陸指示があったとき、またはオートパイロット処理から離陸指示があったときには、マルチコプター10は、機体を指定高度まで直ちには上昇させず、まずその位置からわずかに機体を浮上させる(S10)。
その後マルチコプター10は、周辺物測距プログラムOMPにより、その場で機体をヨー方向に回転させながら水平距離センサ311で機体の全周を走査し、機体から近い位置にある周辺物の有無を確認する(S21)。ここで、本実施形態のマルチコプター10は、水平距離センサ311がセンシング可能な機体の周方向における角度範囲(以下、このような角度範囲のことを「検知角」という。)に応じて、機体を断続的に回転させることで、機体の全周の周辺物を検知する。例えば、水平距離センサ311の検知角が左右にそれぞれ30°である場合、機体を60°ずつ6回断続的に回転させて測距を行う。尚、機体の回転方法は本実施形態の方法には限定されず、距離センサの測距速度が十分に早く、また、人感センサのように検知方向が固定されることが前提となるセンサを用いていない場合は、機体の回転を所定角度ごとに停止することなく、機体を連続的に回転させながら測距を行ってもよい。また、例えば機体の周方向において対称となる位置にそれぞれ水平距離センサ311を設けることにより、機体の全周を走査するのに必要となる回転角度や回転回数を低減することができる。
周辺物測距プログラムOMPは、マルチコプター10の近傍に周辺物があることを検知すると、都度、その旨をオペレータ(操縦端末91)に通知し、離陸を続行可否についてオペレータからの指示を待つ。マルチコプター10の近傍に周辺物がなかった場合、または、検知されたすべての周辺物についてオペレータから強制離陸(離陸処理続行)の指示があった場合には、走査終了後、機体を指定高度まで上昇させる(S30)。一方、いずれかの周辺物について強制離陸の指示がなかった場合には、マルチコプター10は離陸を中断し、機体を着陸させる(S50)。
尚、上記離陸手順はあくまでマルチコプター10の離陸時における安全性を確保するための追加的な方策であって、マルチコプター10の離陸時において常にこのような手順を踏まなければならないわけではない。例えばオペレータの有視界操縦における離陸時など、離陸地点における安全が予め確認できているような場合には、オペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理からの離陸指示により直ちにマルチコプター10を上昇させてもよい。
[監視処理]
本実施形態のマルチコプター10は、上昇(S30)が完了すると、自動的に監視処理Mを開始する(S40)。尚、監視処理Mは、上昇(S30)後、常に自動開始される必要はなく、オペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理からの開始指示を待って監視処理Mを開始してもよい。または、機体の上昇後所定の周期で、もしくは他の条件に基づいて不定期に実行してもよい。
図4に示されるように、監視処理Mが開始されると、マルチコプター10は、周辺物測距プログラムOMPにより機体を回転させつつ周辺物を監視する。ここで、周辺物測距プログラムOMPは、マルチコプター10がホバリングしている場合と、水平方向へ飛行している場合とで、その監視方法を変化させる。
より具体的には、マルチコプター10がホバリングしている場合、周辺物測距プログラムOMPは、水平距離センサ311の検知角に応じて機体を断続的に回転させ(M10)、機体の全周の周辺物を監視する(接近物監視手順)。このように、検知方向が機体の向きに対して相対的に固定された一般的な距離センサを用い、機体自体をそのヨー方向における全周にわたって回転させることにより、機体コストの増加を抑えつつ、機体の全方位における周辺物を警戒対象とすることが可能とされている。尚、上でも述べたように、機体の回転方法は本実施形態の方法には限定されず、機体の回転を所定角度ごとに停止させることなく測距することができる場合には、機体を連続的に回転させながら測距を行ってもよい。
一方、マルチコプター10が水平方向へ飛行している場合、周辺物測距プログラムOMPは、水平距離センサ311を主に機体の進行方向に向けながら(M30)、所定の周期(例えば数秒ごと)および角度(例えば進行方向を基準に左右へ交互に60°ずつ)で水平距離センサ311を機体の進行方向とは異なる方向に向けるように機体を回転させる(M10)(障害物監視手順)。このように、機体が水平飛行しているときには、その進行方向を中心として、他の方向も定期的に測距する構成とすることにより、周辺物との衝突の危険性がもっとも高い進行方向側を主に監視しつつ、他の方向からの接近物も併せて警戒することが可能とされている。
水平距離センサ311が周辺物を検知したときには、周辺物測距プログラムOMPは、警戒処理Cを実行する(M20,M40)。
[警戒処理]
図5に示されるように、水平距離センサ311が周辺物を検知すると、周辺物測距プログラムOMPのサブプログラムである衝突予測プログラムCPPは、まず、その周辺物の検知位置の近傍(例えば5m範囲内)において警戒周辺物の登録があるか周辺物記憶領域OBMを検索する。尚、マルチコプター10が水平飛行しているときには、検知した周辺物と警戒周辺物とをマッチングするにあたり、前回の走査でその警戒周辺物を検知した後のマルチコプター10の飛行方向および速度に基づいて、その警戒周辺物の現在における機体との相対位置を算出し、その位置を基準として今回検知した周辺物とのマッチングを行う。
そして、マッチングする警戒周辺物の登録がなかった場合には、衝突予測プログラムCPPは、マルチコプター10の飛行速度、およびその周辺物の位置から、その周辺物との衝突予測時間を算出する(C11)。このとき、検知した周辺物は静止しているものと仮定する。一方、マッチングする警戒周辺物の登録があった場合には、前回走査時に計測したその警戒周辺物の位置と今回の位置、および同警戒周辺物の走査インターバルから、マルチコプター10とその警戒周辺物との相対接近速度を算出し、この相対接近速度および今回検知した位置から、その警戒周辺物との衝突予測時間を算出する(C12)。
ここで、マルチコプター10の機体と検知した周辺物との距離をLnow[m]、マルチコプター10の飛行速度をVabs[m/s]、水平距離センサ311による同方向の走査インターバルをTsi[sec]とした場合、上記ステップC11の衝突可能性は以下の式で判断される。
Figure 2016148303
同様に、マルチコプター10の機体と周辺物との距離をLnow[m]、マルチコプター10と周辺物との相対接近速度をVrel[m/sec]、水平距離センサ311による同方向の走査インターバルをTsi[sec]とした場合、上記ステップC12の衝突可能性は以下の式で判断される。
Figure 2016148303
上記式の演算結果が真(True)となる場合には、衝突の可能性が高いものとして、周辺物測距プログラムOMP、または図示しない他のプログラムにより、マルチコプター10の衝突回避動作が実行される(C30)。衝突回避動作としては、例えばマルチコプター10の水平飛行の停止、高度の変更、または周辺物から遠ざかる方向への移動、およびこれらと併せてのオペレータへの通知などが考えられる。一方、上記式の演算結果が偽(False)となる場合には、衝突の可能性は低いものとして、検知した周辺物を警戒周辺物としてその検知方向および距離を周辺物記憶領域OBMに登録する。
尚、上記式のオペランドである走査インターバルTsiはこれには限られず、例えば固定の秒数を指定してもよい。また、例えばマルチコプター10が高速で移動している場合には、右辺の演算値に例えば2を掛けたうえで周辺物との距離Lnow[m]と比較することにより、高速飛行時における安全性を高めることもできる。尚、本実施形態においては、周辺物を検知しても、その時点での衝突可能性が低い場合には、その周辺物の情報を周辺物記憶領域OBMに登録して機体の回転を続行するが、例えばホバリング時に周辺物を検知したときには、その方向を一定時間測距し、その周辺物の衝突可能性を見極めたうえで、その周辺物の放置なり衝突回避動作の実行なりを判断する構成としてもよい。
本実施形態の周辺物測距プログラムOMPはこの監視処理Mを、オペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理から着陸の指示があるまで繰り返す。
<鉛直距離センサによる凹凸検知処理>
図6はマルチコプター10による着陸処理Lの流れを示すフローチャートである。飛行中のマルチコプター10がオペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理からの着陸指示を受けることにより、図6に示す着陸処理Lが開始される。着陸処理Lが開始されると、マルチコプター10は着陸地点の付近まで降下する(L10)。
その後、マルチコプター10は、高低差検出プログラムRDPにより機体を着陸地点付近で回転させ、鉛直距離センサ312により、すべてのスキッド13について、その着地点までの距離を計測する(L40)(高低差検出手順)。そして、これら着地点までの距離の差(高低差)が、機体の大きさや形状またはスキッドの配置などに応じて予め設定された規定値(例えば10cm)以下であるときは、その位置に機体を着陸させる(L50)。このように、マルチコプター10の機体を回転させることで各スキッド13とその着地点との距離を計測することにより、着陸地点にある凹凸を事前に検知し、着陸時における機体の転倒を防止することが可能とされている。
以下に、図6と、図7乃至図9を用いて着陸処理Lについてより具体的に説明する。オペレータの操縦端末91またはオートパイロット処理からマルチコプター10に対して着陸の指示があると、飛行制御プログラムFCPは、鉛直距離センサ312の出力値をモニタしながらローターRの回転数を制御し、機体を所定の速度または指示された速度で降下させる。
図7に示すように、鉛直距離センサ312からスキッド131の下端部まで距離をLsl[m]、降下速度をVdown[m/sec]、鉛直距離センサ312からスキッド131の着地点までの距離をLsg[m]、測定インターバルをTsi[sec]としたときに、測定の間に降下する距離は、Vdown×Tsi[m]となるが、必ずLsg[m]>Vdonw[m/sec]×Tsi[sec]となるような、測定インターバルと降下速度とする必要がある。機体が着陸地点に十分近くなり、かつスキッド13の下端がその着地点に接触しない状況は、Lsg>Lsl、かつ、例えばLsg>1から2[m]程度、の状態として表すことができる。
本実施形態では、着陸地点に対する機体の対地高度が数十cmから1m程度になるまで機体を降下させ、その位置で高低差検出プログラムRDPにより着陸地点の高低差を確認する。
図8はマルチコプター10の平面図である。4本のアーム12はフレーム11の本体部から放射状に延びており、これらはフレーム11の周方向において等間隔に配置されている。また、各アーム12の下面からは、下方に向かってスキッド13が延出している。鉛直距離センサ312がアーム121のスキッド131に取り付けられている場合、高低差検出プログラムRDPは、まず、スキッド131からその着地点までの距離を鉛直距離センサ312で計測する。その後、マルチコプター10を図8視時計回りに90°回転させることで、スキッド131および鉛直距離センサ312をα方向へ移動し、その位置においてスキッド131から着地点まで距離を鉛直距離センサ312で計測する。同様にβ方向、γ方向へとスキッド131および鉛直距離センサ312を順次移動させ、スキッド131から着地点まで距離を鉛直距離センサ312で計測する。最後に、スキッド131および鉛直距離センサ312をδ方向に移動させ、マルチコプター10を最初の向きに戻す。
図9はマルチコプター10の変形例であるマルチコプター10aの平面図である。マルチコプター10aは3つのスキッド131,132,133を有しており、鉛直距離センサ312はスキッド131に取り付けられている。高低差検出プログラムRDPは、まず、鉛直距離センサ312によりスキッド131とその着地点との距離を測定する。その後、マルチコプター10aをヨー方向におけるいずれかの方向に150°回転させ、その位置におけるスキッド131から着地点まで距離を鉛直距離センサ312で計測する。次に、マルチコプター10aをさきほどと同じ方向に60°回転させ、その位置におけるスキッド131から着地点まで距離を鉛直距離センサ312で計測する。最後に、マルチコプター10aを再度150°回転させ、マルチコプター10aを最初の向きに戻す。
尚、マルチコプター10の機体の回転中心Rから各スキッド13までの距離が一定でない場合、機体を回転させた後でさらに機体を水平方向に移動させる必要がある。よって、本発明の高低差検出手順を有効に活用するためには、機体の回転中心Rから各スキッド13までの距離を一定にすることが望ましい。
高低差検出プログラムRDPで取得した各スキッド13の着地点の高低差が規定値以下であるときは、その位置にマルチコプター10を着陸させる(L50)。一方、各スキッド13の着地点の高低差が規定値を超えている場合、高低差検出プログラムOMPのサブプログラムである着地点変更プログラムLAPは、着陸の目的や着陸地点の周辺環境などに応じて予め設定された着陸許容範囲内(例えば本来の着陸地点から1m以内)において、マルチコプター10の着陸地点を他の場所に移動する(L30)。尚、本実施形態においては、このとき、機体の中心から見たいずれかのスキッド13の方向へ機体を水平移動させる。例えばスキッド13のうち、一つだけ他のスキッド13との高低差が大きいスキッド13がある場合には、そのスキッド13の反対側にあるスキッド13の方向へ機体を水平移動させる。
このようにして着陸許容範囲内における全ての着陸位置について着陸を試行する。それでも適当な着陸地点が見つからない場合、着地点変更プログラムLAPは着陸許容範囲を自動拡張する(L20)。そして拡張された着陸許容範囲内において、まだ着陸が試行されていない場所にマルチコプター10を移動させる。このように、本実施形態のマルチコプター10は、いずれかのスキッド13の着地点に規定値を超える高低差があった場合に、機体の着陸位置を水平方向にずらすことで、より高低差の少ない場所を選んで機体を着陸させることができる。これにより着陸時におけるマルチコプター10の転倒をより確実に防止することが可能とされている。
拡張可能な着陸許容範囲には、予め上限が設定することが可能であり、着地点変更プログラムLAPは、着陸許容範囲の拡張がその上限を超過した場合には、その旨をオペレータへ通知し(L60)、その場でホバリングしつつ指示を待つ。ここで、待機中にバッテリー51の残量がわずかとなった場合には、それまでに計測した着陸地点のうち、もっとも高低差の少なかった場所に強制着陸させる構成としてもよい。また、バッテリー51の電力に余裕があり、離陸地点まで帰還可能であるときは、離陸地点に帰還させる構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。

Claims (10)

  1. 機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備える無人回転翼機であって、
    前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、
    前記無人回転翼機は、所定の条件のもと前記機体をヨー方向に自動的に回転させ、前記距離センサを複数の異なる方位または位置に向ける自動回転手段をさらに備えることを特徴とする無人回転翼機。
  2. 前記自動回転手段は、前記機体を、前記距離センサの検知角に応じた所定の角度ずつ断続的に回転させることを特徴とする請求項1に記載の無人回転翼機。
  3. 前記自動回転手段は、前記機体を連続的に回転させることを特徴とする請求項1に記載の無人回転翼機。
  4. 前記自動回転手段は、前記機体の水平飛行時において、前記距離センサを該機体の進行方向に向け、さらに、所定の周期および角度で該距離センサを該機体の進行方向とは異なる方向に向けるように該機体を回転させることを特徴とする請求項1に記載の無人回転翼機。
  5. 前記距離センサが周辺物を検知したときに、該周辺物を警戒周辺物としてその位置を記憶する周辺物記憶手段と、
    検知した周辺物が前記警戒周辺物として記憶されていないときには、前記機体の飛行速度および該周辺物の位置に基づいて該周辺物との衝突予測時間を算出し、検知した周辺物が前記警戒周辺物として記憶されているときには、前記機体と該周辺物との相対接近速度および該周辺物の位置に基づいて該周辺物との衝突予測時間を算出する衝突予測手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無人回転翼機。
  6. 前記機体の着陸時に該機体を支持する複数の脚部をさらに備え、
    前記距離センサは、前記複数の脚部の一部における少なくとも一つの前記脚部とその着地点との距離を計測可能な位置および向きに配置されており、
    前記自動回転手段は、前記機体を着陸地点付近で回転させ、すべての前記脚部について、その着地点までの距離を計測することを特徴とする請求項1に記載の無人回転翼機。
  7. 前記自動回転手段で計測した前記各脚部から着地点までの距離の差が所定の値よりも大きいときに、前記機体の位置を水平方向へずらす着陸地点変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の無人回転翼機。
  8. 無人回転翼機の周辺物測距方法であって、
    前記無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備えており、
    前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、
    所定の条件のもと、前記機体をそのヨー方向における全周にわたって自動的に回転させることで、該機体の全方位における周辺物を検知する接近物監視手順を含むことを特徴とする無人回転翼機の周辺物測距方法。
  9. 無人回転翼機の周辺物測距方法であって、
    前記無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサを備えており、
    前記距離センサおよびその検知方向は前記機体に固定されており、
    前記機体の水平飛行時において、前記距離センサを該機体の進行方向に向け、さらに、所定の周期および角度で前記距離センサを該機体の進行方向とは異なる方向に向けるように該機体を回転させる障害物監視手順を含むことを特徴とする無人回転翼機の周辺物測距方法。
  10. 無人回転翼機の周辺物測距方法であって、
    前記無人回転翼機は、機体とその周辺物との距離を計測する距離センサと、
    前記機体の着陸時に該機体を支持する複数の脚部と、を備えており、
    前記距離センサは、前記複数の脚部の一部における少なくとも一つの前記脚部とその着地点との距離を計測可能な位置および向きに配置されており、
    前記機体を着陸地点付近で回転させ、すべての前記脚部について、その着地点までの距離を計測する高低差検出手順を含むことを特徴とする無人回転翼機の周辺物測距方法。
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