[第1実施形態]
図1は、情報配信システム1の概略構成の一例を示す図である。
情報配信システム1は、少なくとも1台の携帯端末2と、サーバ3とを備える。携帯端末2とサーバ3とは、通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、基地局4、移動体通信網5、ゲートウェイ6、及びインターネット7を介して相互に接続される。携帯端末2で実行されるプログラムと、サーバ3で実行されるプログラムとは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol, HTTP)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。
図2は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
携帯端末2は、端末通信部21、端末記憶部22、操作部23、表示部24、撮像部25、GPSセンサ26、及び端末処理部27等を備える。携帯端末2として、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)が想定されるが、これに限定されるものではない。携帯端末2は、本発明が適用可能であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレットPC等でもよい。
端末通信部21は、所定の周波数帯を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を備え、携帯端末2を無線通信ネットワークに接続する。端末通信部21は、基地局4により割り当てられるチャネルを介して、基地局4との間でWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局4との間で通信を行う。端末通信部21は、端末処理部27から供給されたデータをサーバ3等に出力する。また、端末通信部21は、サーバ3等から取得したデータを端末処理部27に供給する。
端末記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。端末記憶部22は、端末処理部27での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部22は、ドライバプログラムとして、操作部23を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部24を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、画像データの取得及び表示を行うプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、データとして、画像データ及びそれに付随する書誌情報等を記憶する。さらに、端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部23は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド、キーボード等である。ユーザは、操作部23を用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部23は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。発生した信号は、ユーザの指示として、端末処理部27に供給される。
表示部24は、映像、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部24は、端末処理部27から供給された、画像データに応じた画像等を表示する。
撮像部25は、撮像、及びQRコード(登録商標)の読み取りが可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、レンズ及び撮像素子等を有する。
GPSセンサ26は、位置センサの一例であり、通信衛星と接続し、緯度情報及び経度情報を含んだ位置情報(GPS(Global Positioning System)情報)を取得する。なお、携帯端末2は、必ずしもGPSセンサ26を備えていなくても良い。更に、位置情報は、GPS情報以外の位置情報であってもよい。例えば、位置情報は、複数の基地局から携帯端末2の位置センサが受信した電波の強度に基づいて特定された位置情報であってもよい。或いは、位置情報は、iBeacon(登録商標)により、携帯端末2が取得した位置情報であってもよい。
端末処理部27は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部27は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部27は、端末記憶部22に記憶されているプログラムが操作部23の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部21、表示部24、撮像部25、及びGPSセンサ26等の動作を制御する。端末処理部27は、端末記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部27は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
端末処理部27は、画像処理部271、画像閲覧部272、広告宣伝表示部273、及びQRコード処理部274を備える。これらの各部は、端末処理部27が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
画像処理部271は、撮像部25による撮像に基づいて画像データ及び画像データに係る書誌情報を生成する。書誌情報にはユーザID、画像種別、撮像日時等が含まれる。書誌情報は、Exif(Exchangeable image file format)情報等のその他の情報を含んでいてもよい。画像データ及び書誌情報は、端末記憶部22に記憶される。
画像閲覧部272は、端末記憶部22に記憶されたプログラムに基づいて、画像閲覧画面を表示部24に表示する。画像閲覧画面は、画像データに基づいたサムネイル画像の一覧表示画面、及び、特定の画像データ単体の表示画面等、様々な形態の画面とすることができる。
広告宣伝表示部273は、サーバ3から広告宣伝データを取得すると、表示部24に広告宣伝を表示する。
QRコード処理部274は、コード情報処理部の一例であり、撮像部25により読み取ったQRコードに関する情報を、所定の方法で、端末記憶部22に記憶された画像データに紐付ける。なお、本実施形態では、コード情報がQRコードである場合について説明するが、コード情報は、QRコード以外の二次元バーコード又は一次元のバーコード等、他のコード情報であってもよい。
図3は、特定の画像に関するデータ構造の一例を示す図である。
図3に示すデータ構造は、端末記憶部22に記憶されている画像IDに紐付けられた一連のデータを示している。一連のデータは、例えば、ユーザID、画像種別、撮像日時、画像が属するカテゴリ、及び画像データ等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他にも、画像に関するデータとしてExif情報や、その他の画像に関連するメタデータ等を含んでもよい。
画像種別には、「撮像」、「ダウンロード」、及び「キャプチャ」等が含まれるが、これらに限定されない。「撮像」は、携帯端末2の撮像部25で撮像された画像データであることを示す。「ダウンロード」は、携帯端末2が接続されるネットワーク上からダウンロードされた画像データであることを示す。「キャプチャ」は、携帯端末2の表示部24における任意の表示をキャプチャして生成される画像データであることを示す。
図4は、画像データをカテゴライズした場合のカテゴリの階層構造の一例を示す図である。
図4に示される様に、複数のカテゴリが一つのツリー構造を形成している。「画像」は例えば、「人物」、「食事」、「風景」、及び「その他」の下位カテゴリを有する。
「人物」は例えば、「男性」及び「女性」の下位カテゴリを有し、「男性」及び「女性」は例えばそれぞれ、「10歳未満」、「10代」、「20代」、及び「30代」等の年代の下位カテゴリを有する。「食事」は例えば、「和食」、「洋食」、及び「中華」の下位カテゴリを有する。「和食」は例えば、「寿司」、「そば」、及び「焼き鳥」等の下位カテゴリを有する。「洋食」は例えば、「パスタ」、「サラダ」、及び「ピザ」等の下位カテゴリを有する。「中華」は例えば、「ラーメン」、「餃子」、及び「春巻き」等の下位カテゴリを有する。「風景」は例えば、「山」、「川」、及び「海」の下位カテゴリを有する。「施設」は例えば、「タワー」、「社寺・教会」、及び「テーマパーク」の下位カテゴリを有する。
前述のカテゴリ分けの方法は一例であり、他に任意の方法でカテゴリ分けを行うことができる。例えば、「洋食」の下位カテゴリに、「イタリアン」、「フレンチ」、及び「スペイン料理」等のカテゴリを含めてもよい。また、カテゴリはツリー構造以外の構造を形成してもよい。
図5は、サーバ3の概略構成の一例を示す図である。
サーバ3は、サーバ通信部31、サーバ記憶部32、及びサーバ処理部33を備える。サーバ3は、携帯端末2からの要求に応じて画像データをカテゴライズし、カテゴライズされた画像データを携帯端末2に出力する。
サーバ通信部31は、インターネット7を介してデータの送受信を行うための通信インターフェース回路を備え、携帯端末2との間で通信を行う。
サーバ記憶部32は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備え、サーバ処理部33での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。また、サーバ記憶部32は、データとして、広告宣伝データを記憶する。広告宣伝データには、携帯端末2の表示部24で表示される広告宣伝のデータ、及び、広告宣伝の対象物に関するウェブページに係るURL等が含まれている。また、サーバ記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶するためのバッファを更に備える。
サーバ処理部33は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備え、サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUで構成される。また、サーバ処理部33は、サーバ記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づき、適切な手順でサーバ通信部31等の動作を制御する。さらに、サーバ処理部33は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行してもよい。
サーバ処理部33は、カテゴライズ部331、ユーザ嗜好解析部332、広告宣伝提供部333、及び関連情報抽出部334等を備える。これらは、サーバ処理部33が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、これらは、ファームウェアとしてサーバ3に実装されてもよい。
カテゴライズ部331は、携帯端末2からサーバ通信部31を介して画像分類要求を取得し、公知の画像認識処理方法によって各画像データの属するカテゴリ、例えば、図4に示す最下位カテゴリのいずれか一つのカテゴリを判定する。
公知の画像認識処理方法として、特開2007−133746号公報に記載された境界線を利用して画像をカテゴライズする手法を用いることができる。この方法では、画像を複数の領域に分割して各々の領域の境界線を抽出し、抽出した境界線で構成される図形とカテゴリ毎に予め登録されている図形とを比較し、両者が近似しているか否かに基づいてカテゴリ判定する。例えば、画像から抽出した境界線で構成される図形が、「風景」のカテゴリに対して予め登録されている図形(例えば、山を示す三角形の図形)に近似している場合に、その画像データを「風景」のカテゴリに分類する。
上記の方法では、色を利用してカテゴリを判定することができる。その場合、画像の各部の色情報を抽出し、抽出した色とカテゴリ毎に予め登録されている色とを比較し、両者が近似しているか否かに基づいてカテゴリを判定する。例えば、画像から抽出した色が、「人物」のカテゴリに対して予め登録されている色(例えば、肌の色を示す黄色)に近似している場合に、その画像データを「人物」のカテゴリに分類する。
また、公知の画像認識処理方法として、特表2014−517371号公報に記載された顔認識処理を利用して画像をカテゴライズする手法を用いることができる。この方法では、幾何解析(目立つ特徴を調べるもの)、光分析(不一致を除外するため、画像から不要な要素を取り除いた値とし、その値をテンプレートと比較する、統計的アプローチ)等に基づいて、カテゴリを判定する。当該顔認識処理によって、被写体の性別や、「10歳未満」、「10代」、「20代」等の年代を判定することができる。
ユーザ嗜好解析部332は、後述するカテゴリ別画像数、及びカテゴリ別広告閲覧数に基づいて、ユーザ嗜好を解析する。ここで、ユーザ嗜好とは、事物に対するユーザの趣味、好み、及び興味等を表す概念である。
ユーザ嗜好の解析方法は、例えば、カテゴリ毎にカテゴリ別画像数及びカテゴリ別広告閲覧数を足し合わせて、当該数が最も多いカテゴリをユーザ嗜好であるとする。例えば、図6では、「パスタ」のカテゴリは、カテゴリ別画像数が28、カテゴリ別広告閲覧数が10であり、それらを足し合わせた数は38となる。当該操作を全てのカテゴリについて行った結果、例えば「パスタ」のカテゴリに係る数38が最大であれば、ユーザ嗜好は「パスタ」であるとみなす。上記解析方法は一例であって、カテゴリ別画像数とカテゴリ別広告閲覧数とで、ユーザ嗜好解析における重み付けの度合いを変えても良いし、他の解析方法を用いてもよい。
広告宣伝提供部333は、情報提供部の一例であり、ユーザ嗜好解析部332で解析されたユーザ嗜好に基づいて、サーバ記憶部32に記憶されている広告宣伝データから、関連する広告宣伝データを抽出する。
関連情報抽出部334は、取得されたGPS情報又はQRコード情報に基づいて、画像データに関連する関連情報を抽出する。関連情報については後述する。
図6は、特定のユーザに関するデータ構造の一例を示す図である。
図6に示すデータ構造は、サーバ記憶部32に記憶されているユーザIDに紐付けられた一連のデータを示している。一連のデータは、例えば、会員種別、氏名、性別、生年月日、画像情報、カテゴリ別画像数、及びカテゴリ別広告閲覧数等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他のユーザに関する情報を含んでもよい。
会員種別は、ユーザの会員としての種類を表し、例えば、「有料」、「無料」、及び「プレミアム」(通常の有料会員用の会費の他に、上乗せの会費を支払っている会員を示す)等を含む。
画像情報には、ユーザIDに紐付けられた画像IDと、当該画像IDに係る被写体のカテゴリが含まれる。したがって、サーバ記憶部32は、画像が属するカテゴリをユーザ識別情報に紐付けて記憶していることになる。
カテゴリ別画像数は、各カテゴリに属する画像データの数を表している。例えば、「パスタ(28)」との表示は、ユーザが撮り溜めた画像のうち、「パスタ」のカテゴリに属する画像が28個あることを示している。また、例えば、「20代女性(15)」との表示は、ユーザが撮り溜めた画像のうち、画像に写った人物が「女性」の下位カテゴリである「20代」のカテゴリに属する画像が15個あることを示している。
カテゴリ別広告閲覧数は、カテゴリ毎に、広告宣伝が誘導する画面の表示をユーザが選択した回数が示されている。例えば、「パスタ(10)」との表示は、ユーザが「パスタ」のカテゴリに属する広告宣伝を選択し、当該広告宣伝が誘導する画面を10回閲覧したことを示している。
図7は、画像分類の動作シーケンスの一例を示す図である。
以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部27及びサーバ処理部33により、携帯端末2及びサーバ3の各要素と協働して実行される。なお、携帯端末2側では、特定のアプリケーションを立ち上げることによって、以下の動作を実行できる環境に自動的に設定されるようにしても良い。
最初に、携帯端末2の端末処理部27は、ログイン画面を表示部24に表示させる(ステップS100)。次に、ユーザが、操作部23の操作によりログイン画面においてユーザID及びパスワードを入力し、ログイン実行を選択すると、端末処理部27は、端末通信部21を介して、ユーザID及びパスワードを含むログイン要求をサーバ3に出力する(ステップS101)。サーバ通信部31を介してログイン要求を取得すると、サーバ3のサーバ処理部33は、取得したユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を行う(ステップS102)。ユーザ認証が許可されると、サーバ処理部33は、認証許可通知を携帯端末2に出力する(ステップS103)。
端末通信部21を介して認証許可通知を取得すると、携帯端末2の端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された画像データに基づいて、表示部24に画像閲覧画面を表示させる(ステップS104)。次に、ユーザが操作部23を操作することにより、画像閲覧画面上で画像分類を選択すると、端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された画像データ及び画像分類要求を、端末通信部21を介してサーバ3に出力する(ステップS105)。なお、ステップS105においてサーバ3に出力する画像データは、ユーザの選択等により、端末記憶部22に記憶された画像データの集合のうち、1つの画像データであってもよいし、複数の画像データであってもよい。
サーバ通信部31を介して画像分類要求を取得すると、カテゴライズ部331は、取得した各画像データを前述した画像認識処理方法を用いて処理し、各画像データが属するカテゴリを判定する(ステップS106)。次に、カテゴライズ部331は、サーバ記憶部32に記憶されたユーザに紐付けられた画像情報を更新し、画像ID毎にカテゴリを登録する(ステップS107)。次に、カテゴライズ部331は、カテゴリ毎に画像データの数を集計して、サーバ記憶部32に記憶されたカテゴリ別画像数を更新する(ステップS108)。次に、サーバ処理部33は、サーバ通信部31を介して、携帯端末2に各画像データに係るカテゴリのデータを出力する(ステップS109)。
端末通信部21を介して各画像データに係るカテゴリのデータを取得すると、携帯端末2の端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された各画像データのカテゴリを登録する(ステップS110)。次に、端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された画像データとカテゴリに基づいて、カテゴリ毎に画像データを表示する画像分類画面を表示部24に表示し(ステップS111)、一連の動作シーケンスを終了する。
図8Aは、図7のステップS100で説明したログイン画面1100の一例を示す図である。
ログイン画面1100の中央には、ユーザID入力部1101、パスワード入力部1102、及びログイン決定アイコン1103が配置されている。ログイン決定アイコン1103が選択されると、携帯端末2の端末処理部27は、入力されたユーザID及びパスワードを含むログイン要求をサーバ3に出力する。
図8Bは、図7のステップS104で説明した画像閲覧画面1200の一例を示す図である。
図8Bに示す画像閲覧画面1200では、画像1201が3行×3列に配置されている。画像1201は、ユーザが携帯端末2の撮像部25で撮像した画像、携帯端末2が接続されるネットワーク上からダウンロードされた画像、又は携帯端末2の表示部24における任意の表示をキャプチャして生成される画像である。画像1201は、撮像時、ダウンロード時、又はキャプチャ時が遅いものから順に、3行×3列の上から下、及び左から右に向かって、配置される。なお、画像閲覧画面1200は一例であって、画像1201の表示方法はこの表示方法に限定されない。
図8Cは、図7のステップS105で説明した画像分類要求の選択画面1300の一例を示す図である。
ユーザが操作部23によって所定の操作をすると、携帯端末2の画像閲覧部272によって、「カメラロール内の画像を整理しますか?」とのポップアップ1301が表示される。「はい」1302を選択すると、端末処理部27は、ユーザが選択した1つ又は複数の画像データ及び画像分類要求を、端末通信部21を介してサーバ3に出力する。「いいえ」1303を選択すると、画像分類処理が終了する。
図8Dは、図7のステップS111で説明した画像分類画面1400の一例を示す図である。
端末通信部21を介してサーバ3からカテゴリのデータを取得し、カテゴリを登録した後、端末処理部27は画像分類画面1400を表示させる。画像分類画面1400では、例えば図4のツリー構造にしたがって、カテゴリの名称1401と、当該カテゴリに分類される画像1402が例えば時系列順で表示される。図8Dには例として、「パスタ」カテゴリに係る画像分類画面1400が示されている。カテゴリの名称1401には、「パスタ」の上位カテゴリである「料理」及び「洋食」の表記が、当該カテゴリに含まれる画像の数と共に表示されている。例えば、図8Dに示す「料理(45)>洋食(25)>パスタ(10)」との表示は、「料理」の画像が45個であり、その内「洋食」の画像が25個であり、さらに、その内「パスタ」の画像が10個であることを示している。
図9は、広告宣伝の提供の動作シーケンスの一例を示す図である。
以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部27及びサーバ処理部33により、携帯端末2及びサーバ3の各要素と協働して実行される。
以下の処理は、一例として、前述の様に、サーバ3のサーバ処理部33がサーバ通信部31を介して携帯端末2に各画像データに係るカテゴリのデータを出力する(ステップS109)と、開始される。しかしながら、これに限らず、任意のタイミングで処理が開始されてもよい。
サーバ3のユーザ嗜好解析部332は、カテゴリ別画像数、及びカテゴリ別広告閲覧数に基づいて、前述した解析方法でユーザ嗜好を解析する(ステップS201)。
次に、広告宣伝提供部333は、解析されたユーザ嗜好に基づいて、サーバ記憶部32に記憶されている広告宣伝データの内、解析されたユーザ嗜好と関連のある広告宣伝に関するデータを抽出する(ステップS202)。次に、広告宣伝提供部333は、抽出された広告宣伝データを携帯端末2に出力する(ステップS203)。なお、広告宣伝提供部333は、カテゴリに係る画像データの数(カテゴリ別画像数)が多いほど、広告宣伝の提供頻度を多くしたり、広告宣伝の表示面積又は表示される文字の大きさを大きくした広告宣伝データを配信する様にしても良い。
携帯端末2の端末処理部27は、端末通信部21を介して広告宣伝データを取得すると、表示部24に広告宣伝データに基づく広告宣伝表示を行う(ステップS204)。これにより、ユーザの嗜好が強い広告宣伝を効果的に提供できる。次に、広告宣伝が表示された領域を押下する等の操作によって、ユーザが広告宣伝の閲覧を選択すると、端末処理部27は、ブラウザを立ち上げて、選択された広告宣伝に係るURLが示すページの閲覧要求を不図示の外部サーバに出力する(ステップS205)。
次に、端末処理部27は、選択された広告宣伝に係る識別情報をサーバ3に出力する(ステップS206)。次に、ユーザ嗜好解析部332は、サーバ通信部31を介して携帯端末2から取得した広告宣伝に係る識別情報に基づいて、サーバ記憶部32に記憶されているカテゴリ別広告閲覧数を更新し(ステップS207)、広告宣伝の提供の動作シーケンスを終了する。
図10Aは、図9のステップS204で説明した広告宣伝の一例を示す図である。
広告宣伝2101は、表示部24に表示される待受画面2100の中央に表示されている。広告宣伝2101には、店舗が提供する新メニューの説明がテキストによって表示されている。なお、広告宣伝2101の表示面積が、カテゴリに係る画像データの数(カテゴリ別画像数)が多いほど、大きくなってもよい。また、店舗が提供するメニューは、店舗が提供する商品の一例である。したがって、店舗が提供する新商品の説明がテキストによって表示されていてもよい。
図10Bは、図9のステップS204で説明した広告宣伝の他の例を示す図である。
広告宣伝2201は、表示部24に表示される画像分類画面2200の下部に表示されている。広告宣伝2201には、店舗が提供する新メニューの内容がテキストによって表示されている。なお、広告宣伝2201の表示面積が、カテゴリに係る画像データの数(カテゴリ別画像数)が多いほど、大きくなってもよい。
図10Cは、図9のステップS204で説明した広告宣伝の更に他の例を示す図である。
広告宣伝2301は、表示部24に表示される画像分類画面2300において、画像2302と並んで表示されている。広告宣伝2301には、左上の「PR」の文字と共に、店舗が提供する新メニューの名前等が表示されている。なお、広告宣伝2301に表示される文字の大きさが、カテゴリに係る画像データの数(カテゴリ別画像数)が多いほど、大きくなってもよい。
なお、広告宣伝2101、2201、及び2301は一例であって、広告宣伝の表示態様は上記に限定されない。広告宣伝は、例えば、テキスト情報の他、画像や動画等、様々なコンテンツを含んだ表示であってもよい。また、広告宣伝は、解析されたユーザ嗜好にしたがって、飲食店において提供されるものに限らず、あらゆる店舗、業種、団体等によって提供される広告宣伝であってよい。例えば、乳幼児の画像が多いユーザに対しては、ベビー用品や子供服に関する広告宣伝等が提供されるであろうし、山や海などの画像が多いユーザについては、アウトドア用品に関する広告宣伝等が提供されるであろう。また、例えば、20代女性の画像が多いユーザに対しては、20代女性に関するファッション又は健康の広告宣伝等が提供されてもよい。或いは、タワー、社寺・教会、又はテーマパークなどの画像が多いユーザについては、観光地に関する広告宣伝等が提供されるだろう。
[第2実施形態]
第2実施形態は、画像データ毎に詳細情報を登録できる様にしたものである。ここで、詳細情報とは、画像データのカテゴリをさらに具体的に展開する詳細な情報をいう。例えば、「食事」のカテゴリについては、「店舗名」や「メニュー名」等を詳細情報とすることができる。詳細情報は、画像データのカテゴリ等に応じて任意に設定することができる。
さらに、第2実施形態は、詳細情報の候補として、GPS情報又はQRコード情報等に基づいて特定の画像データに関連する関連情報を抽出できる様にしたものである。ここで、関連情報とは、詳細情報の候補となる情報であって、GPS情報又はQRコード情報等の書誌情報と所定の関係を有する施設に係る施設情報の集合(情報が1つの場合を含む)をいう。例えば、特定の画像データに係るGPS情報から一定の距離範囲内にある1つ又は複数の店舗の店舗名の集合が、当該画像データに関連する関連情報である。或いは、特定の画像データの撮像日時前の所定時間内に読み取ったQRコードに係る店舗名が、当該画像データに関連する関連情報である。ここで、「店舗名」及び「メニュー名」は、施設情報の一例であり、第2の実施形態は、施設情報が「店舗名」及び「メニュー名」である場合について説明する。なお、「店舗名」及び「メニュー名」は、他の施設情報、例えば、「地名」、「商品名」、「観光地名」、「観光地に関する説明」等であってもよい。また、第2の実施形態では、GPS情報又はQRコード情報のいずれかを用いて関連情報が抽出されているが、GPS情報及びQRコードの両方を用いて関連情報が抽出されてもよい。
なお、第2実施形態では、第1実施形態について説明した携帯端末2及びサーバ3をそのまま利用するものとする。
図11は、第2実施形態で用いられる特定の画像に関するデータ構造の一例を示す図である。
図11に示すデータ構造は、端末記憶部22に記憶されている画像IDに紐付けられた一連のデータを示している。図11に示すデータ構造は、図3に示すデータ構造と比較すると、さらに、GPS情報、QRコード情報、店舗名、及びメニュー名等を含んでいる。
端末処理部27は、撮像部25による撮像が行われると、GPSセンサ26によって取得されたGPS情報を取得し、画像データと紐付けて端末記憶部22へ記憶する。
QRコード処理部274は、撮像部25によりQRコードが読み取られるとQRコードに係る情報(例えばQRコードの識別情報)及びその読取日時を、端末記憶部22のバッファに記憶する。当該バッファには、読取日時が最も新しいQRコードに係る情報及びその読取日時のみを記憶しておく。QRコード処理部274は、さらに、画像処理部271により画像データが生成されると、前述のQRコードに係る情報及びその読取日時を、画像データに紐付けて端末記憶部22に記憶する。したがって、端末記憶部22に記憶される画像データには全て、撮像日時より前に読み取ったQRコードのうち最新のQRコードに関する情報が紐付けられることとなる。
店舗名は、前述の詳細情報の一例であり、例えば画像データの対象物が提供される店舗名である。メニュー名は、前述の詳細情報の一例であり、例えば対象物のメニュー名である。
図12は、第2実施形態で用いられる特定のユーザに関するデータ構造の一例を示す図である。
図12に示すデータ構造は、サーバ記憶部32に記憶されているユーザIDに紐付けられた一連のデータを示している。図12に示すデータ構造は、図6に示すデータ構造と比較すると、さらに、店舗ID及びメニューIDが画像IDに紐付けられており、又、価格帯別画像数が含まれる。価格帯別画像数は、各価格帯に属する画像データの数を表している。例えば、「1,000円代(25)」との表示は、ユーザが撮り溜めた画像のうち、価格が1,000円代(1,000〜1,999円)の価格帯に属する画像が25個あることを示している。
価格帯別画像数は、ユーザ嗜好の解析の基礎としてもよい。価格帯別画像数には、ユーザが例えば飲食店の料理にどの程度の費用を支払うかを表しており、ユーザの趣味、好み、及び興味等をカテゴリ別画像数及びカテゴリ別広告閲覧数とは異なった観点から表しているといえる。当該価格帯別画像数のような、ユーザ嗜好の解析の基礎となるパラメータは、他に任意のものを設定してもよい。後述の店舗情報テーブル及びメニュー情報テーブルや、その他のテーブルに含まれる任意の項目に基づいて、ユーザ嗜好解析の基礎となるパラメータを設定することができる。
図13Aは、店舗情報テーブルの一例を示す図である。
店舗情報テーブルは、サーバ3のサーバ記憶部32に記憶される。店舗情報テーブルには、店舗IDに紐付けられて、店舗名、住所、QRコードID(QRコードの識別情報)、メニュー情報(メニューID)等の情報が格納されている。QRコードは、例えば店舗内に設置されている。QRコードは、店舗固有のものであってもよい。また、QRコードは、系列店舗同士で同一のものであってもよい。更に、QRコードは、ユーザが店舗内等で食事をする際に利用されるテーブルごとに与えられたテーブル識別情報を含んでもよい。
図13Bは、メニュー情報テーブルの一例を示す図である。
メニュー情報テーブルは、サーバ3のサーバ記憶部32に記憶される。メニュー情報テーブルには、メニューIDに紐付けられて、カテゴリ、メニュー名、価格、店舗画像データ(店舗が提供したメニュー画像)等の情報が格納されている。
図14は、詳細情報登録の動作シーケンスの一例を示す図である。
以下に説明する動作シーケンスは、予め端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部27及びサーバ処理部33により、携帯端末2及びサーバ3の各要素と協働して実行される。
最初に、携帯端末2の端末処理部27は、ログイン画面を表示部24に表示させる(ステップS300)。次に、ユーザが、操作部23の操作によりログイン画面においてユーザID及びパスワードを入力し、ログイン実行を選択すると、端末処理部27は、端末通信部21を介して、ユーザID及びパスワードを含むログイン要求をサーバ3に出力する(ステップS301)。サーバ通信部21を介してログイン要求を取得すると、サーバ3のサーバ処理部33は、取得したユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を行う(ステップS302)。ユーザ認証が許可されると、サーバ処理部33は、認証許可通知を携帯端末2に出力する(ステップS303)。なお、例えば、図7で説明した画像分類処理の続きとして詳細情報登録処理を行う場合等には、以上のユーザの認証処理(ステップS300〜S303)は行われない。
端末通信部21を介して認証許可通知を取得すると、携帯端末2の端末処理部27が、表示部24に画像分類画面を表示する(ステップS304)。次に、ユーザが特定の画像データを選択すると、端末処理部27は、選択された画像データの詳細情報登録画面を表示部24に表示させる(ステップS305)。次に、端末処理部27は、ユーザID、選択された画像データ、及び書誌情報等を含んだ詳細情報登録要求をサーバ3に出力する(ステップS306)。当該書誌情報には、GPS情報及びQRコード情報等が含まれる。
サーバ通信部21を介して詳細情報登録要求を取得すると、サーバ3の関連情報抽出部334は、携帯端末2から取得した書誌情報に基づいて、店舗情報テーブルを参照して店舗名に係る関連情報(店舗名関連情報)を抽出する(ステップS307)。店舗名関連情報の抽出については、後述する。次に、サーバ3のサーバ処理部33は、抽出した店舗名関連情報のデータを携帯端末2に出力する(ステップS308)。
端末通信部21を介して店舗名関連情報のデータを取得すると、携帯端末2の端末処理部27は、詳細情報登録画面上で取得した店舗名関連情報を表示する(ステップS309)。次に、ユーザが操作部23を操作することにより詳細情報登録画面上で店舗名関連情報から特定の店舗名を選択すると、端末処理部27は、端末通信部21を介して店舗名の選択結果を画像IDに紐付けてサーバ3に出力する(ステップS310)。次に、端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された画像データの店舗名を登録する(ステップS311)。
サーバ通信部31を介して画像IDに紐付けられた店舗名の選択結果を取得すると、関連情報抽出部334は、店舗情報テーブルを参照し、取得した店舗名の選択結果に基づいてサーバ記憶部32の店舗IDを画像IDに紐付けて登録する(ステップS312)。次に、サーバ3の関連情報抽出部334は、店舗情報テーブル及びメニュー情報テーブルを参照して、メニュー名に係る関連情報(メニュー名関連情報)を抽出する(ステップS313)。具体的には、関連情報抽出部334は、ステップS308で登録された店舗IDに係るメニューIDのメニュー名のうち、ステップS107で登録されたカテゴリと同一のカテゴリを有するメニュー名を、メニュー名関連情報として抽出する。次に、サーバ3のサーバ処理部33は、メニュー名関連情報のデータを携帯端末2に出力する(ステップS314)。
端末通信部21を介してメニュー名関連情報のデータを取得すると、携帯端末2の端末処理部27は、詳細情報登録画面上でメニュー名関連情報を表示する(ステップS315)。次に、ユーザが操作部23を操作することにより、詳細情報登録画面上でメニュー名関連情報から特定のメニュー名を選択すると、端末処理部27は、端末通信部21を介してメニュー名の選択結果を画像IDに紐付けてサーバ3に出力する(ステップS316)。次に、端末処理部27は、端末記憶部22に記憶された画像データのメニュー名を登録する(ステップS317)。次に、端末処理部27は、画像データのカテゴリ、店舗名、及びメニュー名等が表示された詳細情報画面を表示部24に表示する(ステップS318)。
サーバ通信部21を介して画像IDに紐付けられたメニュー名の選択結果を取得すると、サーバ処理部33は、店舗情報テーブル及びメニュー情報テーブルを参照して、取得したメニュー名の選択結果に基づいてサーバ記憶部32のメニューIDを画像IDに紐付けて登録する(ステップS319)。次に、サーバ3のカテゴライズ部331は、メニュー情報テーブルを参照して、画像IDに紐づけられたメニューIDのメニューの価格帯毎に画像データの数を集計して、サーバ記憶部32に記憶された価格帯別画像数を更新し(ステップS320)、詳細情報登録の動作シーケンスを終了する。
図15は、店舗名関連情報の抽出処理のフローの一例を示す図である。
以下、図15を参照して、ステップS307の店舗名関連情報の抽出処理の流れを説明する。
まず、サーバ3の関連情報抽出部334は、サーバ通信部21を介してGPS情報又はQRコード情報を含む書誌情報を取得する(ステップS400)。
次に、関連情報抽出部334は、書誌情報を参照して、撮像日時がQRコード情報の読取日時後の所定の時間内に含まれるか否かを判断する(ステップS401)。例えば図11に示すデータの場合、撮像日時は2015年1月16日19時20分であり、読取日時は2015年1月16日19時02分である。上記所定の時間を例えば1時間とする。この場合、読取日時後の所定の時間は、2015年1月16日19時02分から2015年1月16日20時02分までである。上記撮像日時(2015年1月16日19時20分)は、当該読取日時後の所定の時間内である。したがって、図11に示すデータの場合、関連情報抽出部334は、撮像日時が読取日時後の所定の時間内に含まれる、と判断される。なお、上記所定の時間は、任意に設定することができる。
ステップS401において、撮像日時が読取日時後の所定の時間内に含まれると判断されると(ステップS401;Yes)、関連情報抽出部334は、書誌情報のQRコード情報に基づき、店舗情報テーブルを参照して、当該QRコードIDに係る店舗名を関連情報として抽出し(ステップS402)、店舗名関連情報の抽出処理が終了する。
一方、ステップS401において、撮像日時が読取日時後の所定の時間内に含まれないと判断されると(ステップS401;No)、関連情報抽出部334は、書誌情報のGPS情報に基づき、店舗情報テーブルを参照して、当該GPS情報から一定の距離範囲内にある店舗の店舗名を関連情報として抽出し(ステップS403)、店舗名関連情報の抽出処理が終了する。
図16Aは、図14のステップS309で説明した詳細情報登録画面3100の一例である。
図16Aに示す様に、詳細情報登録画面3100では、店舗名の欄3101、メニュー名の欄3102が表示されている。メニュー名の欄3102の下部には、「ご利用されたお店はここですか?」との質問文3103と共に、店舗名の関連情報3104が表示される。店舗名の関連情報3104のうち、特定の店舗名の領域を押下等することにより、店舗名を選択することができる。店舗名の関連情報3104の下部には、任意の店舗を検索することができる検索部3105が表示される。
図16Bは、図14のステップS315で説明した詳細情報登録画面3200の一例である。
図16Bに示す様に、詳細情報登録画面では、店舗名の欄3201には選択された店舗名3206が表示されている。メニュー名の欄3202の下部には、「メニュー名はこちらですか?」との質問文3203と共に、メニュー名の関連情報3204が表示される。メニュー名の関連情報3204のうち、特定のメニュー名の領域を押下等することにより、メニュー名を選択することができる。メニュー名の関連情報3204の下部には、任意のメニューを検索することができる検索部3205が表示される。
図16Cは、図14のステップS318で説明した詳細情報画面3300の一例である。
図16Cに示す様に、詳細情報画面3300では、カテゴリの欄3301には画像データの属するカテゴリ3302が表示されている。店舗名の欄3303には選択された店舗名3304が表示される。メニュー名の欄3305には選択されたメニュー名3306が表示される。
図17A及びBは、広告宣伝の表示の一例を示す図である。
第2実施形態では、画像と関連のある広告宣伝を、当該画像に関連付けられた態様で表示してもよい。すなわち、広告宣伝提供部333は、前述のステップS202等において抽出する広告宣伝データに、画像データに関連する関連情報を広告宣伝主の情報として付加してもよい。例えば、まず、関連情報抽出部334は、店舗情報テーブルを参照し、画像データに係るGPS情報に基づく撮像場所から所定の範囲内に含まれる店舗に係る店舗名及び/又はメニュー情報を抽出する。そして広告宣伝提供部333は、抽出された店舗名及び/又はメニュー情報を広告宣伝主の情報として画像データに重畳合成し、重畳合成された画像データを携帯端末2に出力する。或いは、まず、関連情報抽出部334は、店舗情報テーブル及びメニュー情報テーブルを参照し、画像データに係る撮像時刻から所定時間以内に読み取られたQRコードに基づく店舗名及び/又は特定の店舗におけるメニュー情報を抽出する。そして広告宣伝提供部333は、抽出された店舗名及び/又はメニュー情報を広告宣伝主に関する情報として画像データに重畳合成し、重畳合成された画像データを携帯端末2に出力する。このようにすれば、携帯端末2の端末処理部27は、提供された画像データに関連する店舗に関する情報を当該広告宣伝として表示することできる。なお、ここで、店舗におけるメニュー情報は、店舗における商品情報の一例であるため、メニュー情報を商品情報に置き換えてもよい。
例えば、図17Aに示す様に、携帯端末2の端末処理部27は、カテゴリの一覧画面4100の上段左側の画像4101に重なるようにして、広告宣伝4101Aを表示する。ここで、広告宣伝4101Aは、画像データに関連する店舗名及びメニュー情報である。また、広告宣伝4101Aの広告宣伝主は、ユーザが画像4101を撮像した店舗である。同様にして、画像4102には、ユーザが画像4102を撮像した店舗を広告宣伝主とする広告宣伝4102Aが表示される。
図17Bは、詳細情報画面4200に表示される広告宣伝の例を示している。詳細情報画面4200は、画像4201に係る画像データ及び書誌情報を表示する画面である。ここで、広告宣伝4201Aの広告宣伝主は、ユーザが画像4201を撮像した店舗「リストランテ□□」である。
上記のような広告宣伝の表示態様によれば、例えば、過去に訪れたことのある店舗の広告宣伝を、当該店舗で撮像された画像に重ねて表示することが可能となり、ユーザが当該店舗に再度訪れる可能性が高まる。このように、特定の画像と関連のある広告宣伝を当該画像に関連付けられた態様で表示することによって、より効果的にユーザに広告宣伝をアピールすることが可能となる。
また、店舗名及び/又はメニュー情報を広告宣伝主に関する情報として画像データに重畳合成する際に、広告宣伝提供部333は、店舗名及び/又はメニュー情報を半透明にして重畳合成してもよい。これにより、ユーザが、店舗名及び/又はメニュー情報と重なってしまっている部分の画像データを確認できる。
なお、ユーザIDに紐づけられた価格帯に基づいて、ユーザに情報を提供してもよい。例えば、ユーザ嗜好解析部332は、サーバ記憶部32を参照し、ユーザIDに紐づけられた価格帯画素数が最大又は所定数以上の価格帯を特定する。そして広告宣伝提供部333は、店舗情報テーブル及びメニュー情報テーブルを参照し、特定された価格帯の店舗を特定し、特定された店舗の宣伝広告を携帯端末2に出力してもよい。これにより、ユーザの嗜好が強い広告宣伝を効果的に提供できる。ここで、特定された価格帯の店舗は、第1の実施形態において、ユーザ嗜好解析部332によって解析されたユーザ嗜好に関連する店舗であってもよい。
[その他の実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態においては、サーバ3のサーバ処理部33が、携帯端末2から取得した画像データの分類を行うものとした。しかしながら、携帯端末2の端末処理部27によって画像データの分類を行い、カテゴリ別画像数等のカテゴリに関連する情報等をサーバ3に出力する構成としても良い。
第1実施形態及び第2実施形態においては、情報提供部の一例として広告宣伝提供部333が解析されたユーザ嗜好に基づいて広告宣伝を携帯端末2に出力するものとした。しかしながら、広告宣伝提供部333に代えて、情報提供部が解析されたユーザ嗜好に基づいてユーザ識別情報に紐付けられた連絡先に情報を提供してもよい。例えば、ユーザ識別情報に紐付けられた連絡先は、メールアドレス、メーリングリスト、又はメールマガジンなどであってもよい。
第2実施形態においては、画像データに係るGPS情報に基づく撮像場所から所定の範囲内に含まれる店舗に係る店舗名を抽出し、抽出された店舗名を画像データに重畳合成し、重畳合成された画像データを携帯端末2に出力するものとした。しかしながら、店舗名は施設情報の一例であるため、店舗名を他の施設情報、例えば、観光地名及び/又は観光地に関する説明に置き換えてもよい。具体的には、動物園でユーザが動物を撮影した場合、施設情報は、観光地名(動物園名)及び/又は観光地に関する説明(動物の種類)などである。
また、第2実施形態においては、画像データに係る撮像時刻から所定時間以内に読み取られたQRコードに基づく店舗名を抽出し、抽出された店舗名を画像データに重畳合成し、重畳合成された画像データを携帯端末2に出力するものとした。しかしながら、店舗名は施設情報の一例であるため、店舗名を他の施設情報、例えば、観光地名及び/又は観光地に関する説明に置き換えてもよい。具体的には、動物園でユーザが動物を撮影した場合、施設情報は、観光地名(動物園名)及び/又は観光地に関する説明(動物の種類)などである。この場合、QRコードは、例えば、観光地内又は観光地周辺に設置されている。或いは、QRコードは、観光地内又は観光地周辺において、QRコード処理部274によって読み取られる観光マップの紙面に印刷されているものであってもよい。また、QRコードは、観光地固有のものであってもよい。
端末処理部27及びサーバ処理部33が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であり、実施形態を適宜組み合わせてもよいことを理解されたい。