JPWO2016103809A1 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016103809A1
JPWO2016103809A1 JP2016565964A JP2016565964A JPWO2016103809A1 JP WO2016103809 A1 JPWO2016103809 A1 JP WO2016103809A1 JP 2016565964 A JP2016565964 A JP 2016565964A JP 2016565964 A JP2016565964 A JP 2016565964A JP WO2016103809 A1 JPWO2016103809 A1 JP WO2016103809A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound collection
collection data
information processing
output
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016565964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6772839B2 (ja
Inventor
真一 河野
真一 河野
祐平 滝
祐平 滝
澁谷 崇
崇 澁谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2016103809A1 publication Critical patent/JPWO2016103809A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772839B2 publication Critical patent/JP6772839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/04Segmentation; Word boundary detection
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/02Feature extraction for speech recognition; Selection of recognition unit
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L15/222Barge in, i.e. overridable guidance for interrupting prompts
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/28Constructional details of speech recognition systems
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/02Feature extraction for speech recognition; Selection of recognition unit
    • G10L2015/025Phonemes, fenemes or fenones being the recognition units
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L2015/221Announcement of recognition results
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L2015/225Feedback of the input speech

Abstract

【課題】集音データに対する音声認識の精度を向上させることが可能な技術が提供される。【解決手段】集音データを取得する集音データ取得部と、少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、マイクロフォンによって集音されたデータ(以下、単に「集音データ」とも言う。)を取得し、集音データに対して音声認識を行うことによって文字列を認識する技術が存在する。例えば、音声認識のための文脈音響モデルを構築する手法の例が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−195084号公報
しかし、集音データに対する音声認識の精度を向上させることが可能な技術が提供されることが望まれる。
本開示によれば、集音データを取得する集音データ取得部と、少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
本開示によれば、集音データを取得することと、少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させることと、を含む、情報処理方法が提供される。
本開示によれば、コンピュータを、集音データを取得する集音データ取得部と、少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、を備える情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、集音データに対する音声認識の精度を向上させることが可能な技術が提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係る情報処理システムの機能構成例を示すブロック図である。 初期画面の表示から音声認識される集音データの終端が決まるまでにおいて出力部130によって表示される画面遷移の例を示す図である。 初期画面の表示から音声認識される集音データの終端が決まるまでにおいて出力部130によって表示される画面遷移の例を示す図である。 集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合における表示例を示す図である 集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合における表示例を示す図である。 集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合における表示例を示す図である。 無音区間が検出された場合における表示例を示す図である。 音声認識が成功した場合における表示例を示す図である。 音声認識が失敗した場合における表示例を示す図である。 集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合における他の表示例を示す図である。 集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合における他の表示例を示す図である。 集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合における他の表示例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムの全体的な動作の流れの例を示すフローチャートである。 ノイズ量に応じて許容範囲の下限値および上限値を更新する動作の流れの例を示すフローチャートである。 各種DBの構成例を示す図である。 無音区間検出のための閾値を更新する動作の流れの例を示すフローチャートである。 起動ワード音声認識による文区切り判断フローの詳細を示すフローチャートである。 音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断する動作の流れの例を示すフローチャートである。 音声認識の適性判断の変形例に係る動作の流れについて説明する。 出力部による表示形態の変形例を示す図である。 情報処理システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施形態
1.1.システム構成例
1.2.機能構成例
1.3.情報処理システムの機能詳細
1.4.音声認識の適性判断の変形例
1.5.表示形態の変形例
1.6.ハードウェア構成例
2.むすび
<1.本開示の実施形態>
[1.1.システム構成例]
まず、図面を参照しながら本開示の実施形態に係る情報処理システム10の構成例について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の構成例を示す図である。図1に示したように、本開示の実施形態に係る情報処理システム10は、画像入力部110と、操作入力部115と、集音部120と、出力部130とを備える。情報処理システム10は、ユーザU(以下、単に「ユーザ」とも言う。)によって発せられた音声に対して音声認識を行うことが可能である。なお、以下の説明において、音声(voiceまたはspeech)と音(sound)とは区別して用いられる。
画像入力部110は、画像を入力する機能を有する。図1に示した例では、画像入力部110は、テーブルTblに埋め込まれた2つのカメラを含んでいる。しかし、画像入力部110に含まれるカメラの数は1以上であれば特に限定されない。かかる場合、画像入力部110に含まれる1以上のカメラそれぞれが設けられる位置も特に限定されない。また、1以上のカメラには、単眼カメラが含まれてもよいし、ステレオカメラが含まれてもよい。
操作入力部115は、ユーザUの操作を入力する機能を有する。図1に示した例では、操作入力部115は、テーブルTblの上方に存在する天井から吊り下げられた1つのカメラを含んでいる。しかし、操作入力部115に含まれるカメラが設けられる位置は特に限定されない。また、カメラには、単眼カメラが含まれてもよいし、ステレオカメラが含まれてもよい。また、操作入力部115はユーザUの操作を入力する機能を有していればカメラでなくてもよく、例えば、タッチパネルであってもよいし、ハードウェアボタンであってもよい。
出力部130は、テーブルTblに画面を表示する機能を有する。図1に示した例では、出力部130は、テーブルTblの上方に天井から吊り下げられている。しかし、出力部130が設けられる位置は特に限定されない。また、典型的には、出力部130は、テーブルTblの天面に画面を投影することが可能なプロジェクタであってよいが、画面を表示する機能を有すれば、他の形態のディスプレイであってもよい。
なお、本明細書では、テーブルTblの天面が画面の表示面となる場合を主に説明するが、画面の表示面は、テーブルTblの天面以外であってもよい。例えば、画面の表示面は、壁であってもよいし、建物であってもよいし、床面であってもよいし、地面であってもよいし、天井であってもよいし、他の場所にある面であってもよい。また、出力部130が表示面を有する場合には、画面の表示面は、出力部130が有する表示面であってもよい。
集音部120は、集音する機能を有する。図1に示した例では、集音部120は、テーブルTblの上方に存在する3つのマイクロフォンとテーブルTblの上面に存在する3つのマイクロフォンとの合計6つのマイクロフォンを含んでいる。しかし、集音部120に含まれるマイクロフォンの数は1以上であれば特に限定されない。かかる場合、集音部120に含まれる1以上のマイクロフォンそれぞれが設けられる位置も特に限定されない。
ただし、集音部120が、複数のマイクロフォンを含んでいれば、複数のマイクロフォンそれぞれによって集音された集音データに基づいて音の到来方向が推定され得る。また、集音部120が指向性を有するマイクロフォンを含んでいれば、指向性を有するマイクロフォンによって集音された集音データに基づいて音の到来方向が推定され得る。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の構成例について説明した。
[1.2.機能構成例]
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の機能構成例について説明する。図2は、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、本開示の実施形態に係る情報処理システム10は、画像入力部110と、操作入力部115と、集音部120と、出力部130と、情報処理装置140(以下、「制御部140」とも言う。)と、を備える。
情報処理装置140は、情報処理システム10の各部の制御を実行する。例えば、情報処理装置140は、出力部130から出力する情報を生成する。また、例えば、情報処理装置140は、画像入力部110、操作入力部115および集音部120それぞれが入力した情報を、出力部130から出力する情報に反映させる。図2に示したように、情報処理装置140は、入力画像取得部141と、集音データ取得部142と、操作検出部143と、認識制御部144と、音声認識部145と、出力制御部146とを備える。これらの各機能ブロックについての詳細は、後に説明する。
なお、情報処理装置140は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)などで構成されていてもよい。情報処理装置140がCPUなどといった処理装置によって構成される場合、かかる処理装置は、電子回路によって構成され得る。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の機能構成例について説明した。
[1.3.情報処理システムの機能詳細]
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の機能詳細について説明する。本開示の実施形態においては、集音部120によって集音された集音データを集音データ取得部142が取得し、出力制御部146が、少なくとも集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部130に出力させる。かかる構成によれば、ユーザは集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを把握することによって発話を調整することができるため、集音データに対する音声認識の精度を向上させることが可能となる。
集音データの状態が音声認識に適した状態としては、様々な状態が想定される。一例として、集音データの量が所定の許容範囲内である場合に、集音データの状態が音声認識に適した状態であると言える。そこで、出力制御部146が、集音データの量が所定の許容範囲内であるか否かを集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かとして出力部130に出力させる例について説明する。
ここで、集音データの量は特に限定されない。例えば、集音データの量は、集音データの時間的な長さを含んでもよい。また、集音データの量は、集音データから抽出される音素の数を含んでもよい。また、集音データの量は、集音データのうち音声らしい区間の時間的な長さを含んでもよい。集音データの量は、音声認識される単位(より詳細には、まとめて音声認識される1または複数の集音データの始端から終端までの累積量)であってよい。
図3および図4は、初期画面の表示から音声認識される集音データの終端が決まるまでにおいて出力部130によって表示される画面遷移の例を示す図である。図3を参照すると、出力制御部146は、初期画面G10−1を表示させている。初期画面G10−1には、音声認識を開始させるための音声認識開始操作オブジェクトG14、音声認識によって得られた文字列(以下、「認識文字列」とも言う。)の表示欄である認識文字列表示欄G11が含まれる。
また、初期画面G10−1には、認識文字列を全部削除するための全削除操作オブジェクトG12、認識文字列を確定するための確定操作オブジェクトG13が含まれる。また、初期画面G10−1には、認識文字列におけるカーソル位置を前に戻すための移動操作オブジェクトG15、認識文字列におけるカーソル位置を後ろに進めるための移動操作オブジェクトG16、カーソル位置の文字または単語を削除するための削除操作オブジェクトG17が含まれる。
まず、画面G10−2に示すように、ユーザが音声認識開始操作オブジェクトG14を選択する操作を行い、音声認識開始操作オブジェクトG14を選択する操作が操作入力部115によって入力されると、操作検出部143によって検出され、出力制御部146は、集音開始画面G10−3を表示させる。出力制御部146が集音開始画面G10−3を表示させると、ユーザは集音部120に向かって発話を開始する。
集音中画面G10−4に示すように、集音部120によって集音された集音データが集音データ取得部142によって取得されると、出力制御部146は、所定のオブジェクト(以下、「表示オブジェクト」とも言う。)Muを表示させる。表示オブジェクトMuは、静止していてもよいし、画面G10−4に示したように動きを有していてもよい。例えば、表示オブジェクトMuが動きを有する場合、表示オブジェクトMuの移動方向Deは、ユーザによる発話音声の音源から集音部120への到来方向に応じて決まってよい。なお、ユーザによる発話音声の到来方向の推定手法も特に限定されない。
例えば、認識制御部144は、音声認識開始操作オブジェクトG14を選択する操作を行ったユーザの指方向(例えば、指の根元から指先への方向)に一致または類似する1の到来方向をユーザによる発話音声の到来方向として推定してもよい。類似範囲はあらかじめ定められていてよい。また、指方向は入力画像を解析することによって取得されてよい。
あるいは、認識制御部144は、集音部120によって入力された音の到来方向をユーザによる発話音声の到来方向として推定してもよい。音の到来方向が複数あった場合には、複数の到来方向のうち最初に入力された音の到来方向をユーザによる発話音声の到来方向として推定してもよいし、複数の到来方向のうち音声認識開始操作オブジェクトG14を選択する操作を行ったユーザの指方向に一致または類似する1の到来方向をユーザによる発話音声の到来方向として推定してもよい。
あるいは、認識制御部144は、複数の到来方向のうち集音部120によって最も大きな音量で入力された音の到来方向をユーザによる発話音声の到来方向として推定してもよい。このようにしてユーザによる発話音声の到来方向が推定され得る。一方において、認識制御部144は、ユーザによる発話音声の到来方向以外の方向から集音部120によって入力された音をノイズとして取得してよい。
また、図4には、出力制御部146が、ユーザによる発話音声の到来方向(移動方向De)に表示オブジェクトMuを移動させる例が示されている。これによって、ユーザは自分の発話音声が集音部120によって集音されていることを直感的に把握することが可能となる。しかし、表示オブジェクトMuの動きは、かかる動きに限定されない。また、図4には、表示オブジェクトMuの移動先が、音声認識開始操作オブジェクトG14である例が示されている。しかし、表示オブジェクトMuの移動先は、かかる例に限定されない。
また、図4には、出力制御部146が、集音部120による集音に応じて次々と出現した円形状の表示オブジェクトMuを移動させる例が示されているが、表示オブジェクトMuの表示態様はかかる例に限定されない。例えば、出力制御部146は、集音データに応じた所定の情報(例えば、集音データの音声らしさ、音量など)に基づいて表示オブジェクトMuの各種パラメータを制御してよい。このときに用いられる集音データは、ユーザによる発話音声の到来方向からの集音データであるとよい。また、表示オブジェクトMuのパラメータは、表示オブジェクトMuの形状、透明度、色、サイズおよび動きのうち、少なくともいずれか一つを含んでもよい。
なお、集音データから音声らしさを評価する手法は特に限定されない。例えば、集音データから音声らしさを評価する手法として、特許文献(特開2010−38943号公報)に記載されている手法を採用することも可能である。また、例えば、集音データから音声らしさを評価する手法として、特許文献(特開2007−328228号公報)に記載されている手法を採用することも可能である。ここでは、音声らしさの評価が、出力制御部146によって行われる例を説明するが、音声らしさの評価は、図示しないサーバによって行われてもよい。
認識制御部144は、集音データ取得部142によって取得された集音データに対する音声認識を音声認識部145に開始させる。音声認識を開始させるタイミングは限定されない。例えば、認識制御部144は、表示オブジェクトMuが音声認識開始操作オブジェクトG14に到達してから、表示オブジェクトMuに対応する集音データに対する音声認識を音声認識部145に開始させてよい。認識中画面G10−5に示すように、音声認識開始操作オブジェクトG14に到達した表示オブジェクトMuは、音声認識開始操作オブジェクトG14に溜まっているように表示されてもよい。
出力制御部146は、許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を出力部130に出力させるとよい。そうすれば、ユーザは、許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を把握しながら発話をするようになるため、集音データの量を許容範囲内に収めやすくなり、集音データに対する音声認識の精度が向上され得る。
ここで、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合には、ユーザに更なる発話を促すため、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨を出力部130に出力させるとよい。集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は特に限定されない。図5は、集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合における表示例を示す図である。
画面G10−6に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、認識文字列表示欄G11に付される所定の色(例えば、ピンク色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−6に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、音声認識開始操作オブジェクトG14に付される所定の色(例えば、ピンク色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−6に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、表示オブジェクトMuに付される所定の色(例えば、灰色など)によって示されてもよい。
また、出力制御部146は、集音データの量を出力部130に出力させるとよい。そうすれば、ユーザは、集音データの量を把握しながら発話をするようになることが期待されるため、集音データの量が許容範囲内に収まりやすくなり、集音データに対する音声認識の精度が向上され得る。図5に示した例では、音声認識開始操作オブジェクトG14の枠が許容範囲の上限値に相当し、表示オブジェクトMuのサイズが集音データの量に相当している。
また、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合、ユーザの発話は適量である旨を出力部130に出力させるとよい。集音データの状態が音声認識に適している状態である旨は特に限定されない。図6は、集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合における表示例を示す図である。
画面G10−7に示すように、集音データの状態が音声認識に適している状態である旨は、認識文字列表示欄G11に付される所定の色(例えば、上記ピンク色より濃い色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−7に示すように、集音データの状態が音声認識に適している状態である旨は、音声認識開始操作オブジェクトG14に付される所定の色(例えば、上記ピンク色より濃い色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−7に示すように、集音データの状態が音声認識に適している状態である旨は、表示オブジェクトMuに付される所定の色(例えば、上記灰色より濃い色など)によって示されてもよい。
また、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合には、ユーザに発話を止めさせるため、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨を出力部130に出力させるとよい。上記したように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は特に限定されない。図7は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合における表示例を示す図である。
画面G10−8に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、認識文字列表示欄G11に付される所定の色(例えば、ピンク色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−8に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、音声認識開始操作オブジェクトG14に付される所定の色(例えば、ピンク色など)によって示されてもよい。あるいは、画面G10−8に示すように、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、表示オブジェクトMuに付される所定の色(例えば、灰色など)によって示されてもよい。
また、画面G10−8に示すように、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合には、音声認識開始操作オブジェクトG14から溢れ出すようなアニメーションを表示オブジェクトMuに付してもよい。また、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合には、複数色の間(例えば、灰色と黒色との間)で切り替えが行われるようなアニメーションを表示オブジェクトMuに付してもよい。
ここで、音声認識を行わせる区間の終端もどのように決定されてもよい。例えば、認識制御部144は、集音データにおいて音量が所定の音量を下回る時間が閾値を超えた区間(以下、単に「無音区間」とも言う。)が存在するかを検出し、無音区間を検出したタイミングに基づいて、音声認識を行わせる区間の終端を決定してもよい。図8は、無音区間が検出された場合における表示例を示す図である。
画面G10−9に示すように、無音区間が検出されたタイミングが、音声認識を行わせる区間の終端として決定されてよい。画面G10−10は、音声認識を行わせる区間の終端が決定された後の画面である。画面G10−10を参照すると、表示オブジェクトMuが増加し、音声認識開始操作オブジェクトG14に表示される文言は、「どうぞ」から「お待ちください」に変更されている。続いて、音声認識部145は、集音データの一部または全部に対する音声認識を音声認識部145に行わせる。具体的には、認識制御部144は、無音区間が除外された集音データに対する音声認識を音声認識部145に行わせる。
音声認識部145は、無音区間が除外された集音データに対する音声認識を行う。例えば、音声認識部145は、ユーザによる発話音声の到来方向からの集音データに対して音声認識を行うことにより認識文字列を取得するのがよい。そうすれば、集音部120によって入力された音声に対して直接的に音声認識が行われる場合と比較して、ノイズの少ない音声に対して音声認識が行われるため、音声認識の精度が向上することが期待される。音声認識が成功であるか否かによって、以降の動作が異なってくる。
図9は、音声認識が成功した場合における表示例を示す図である。画面G10−11に示すように、音声認識部145による音声認識が成功すると、出力制御部146は、表示オブジェクトMuを認識文字列表示欄G11の方に移動させてもよい。そうすれば、ユーザは、認識文字列が認識文字列表示欄G11に表示されることを予想することが可能となる。また、画面G10−12に示すように、出力制御部146は、表示オブジェクトMuを認識文字列表示欄G11の方にさらに移動させてもよい。
また、画面G10-12を参照すると、出力制御部146は、認識文字列表示欄G11に認識文字列「I drove your car to airports」を表示させている。その他に、出力制御部146は、選択候補表示欄G18、選択候補切り替え操作オブジェクトG19などを表示させている。選択候補表示欄G18に表示される選択候補は特に限定されないが、画面G10−12に示された例では、選択候補として、予測変換カテゴリ、phraseカテゴリ、オリジナルフォームカテゴリなどが表示されている。
図10は、音声認識が失敗した場合における表示例を示す図である。画面G10−13に示すように、音声認識部145による音声認識が失敗すると、出力制御部146は、表示オブジェクトMuを認識文字列表示欄G11が存在しない方(例えば、下方)に移動させてもよい。そうすれば、ユーザは、音声認識が失敗したことを予想することが可能となる。また、画面G10−14に示すように、出力制御部146は、表示オブジェクトMuを認識文字列表示欄G11が存在しない方(例えば、下方)にさらに移動させてもよい。
図5に示した例では、音声認識開始操作オブジェクトG14の枠が許容範囲の上限値に相当し、表示オブジェクトMuのサイズが集音データの量に相当すると説明した。しかし、許容範囲および集音データの量はどのように表現されてもよい。図11は、集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合における他の表示例を示す図である。画面G10−15に示すように、出力制御部146は、集音データの量を示すインジケータG18を表示させてもよい。画面G10−15に示すように、インジケータG18には、許容範囲の下限値(t_min)および許容範囲の上限値(t_max)が含まれてもよい。
上記したように、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の下限値より小さい場合には、ユーザに更なる発話を促すため、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨を出力部130に出力させるとよい。集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、ユーザに発話を促すためのメッセージによって示されてもよい。図11に示すように、ユーザに発話を促すためのメッセージは、「発話を続けてください」などといったメッセージであってよい。
図12は、集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合における他の表示例を示す図である。上記したように、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、集音データの量が許容範囲の上限値より小さい場合には、集音データの状態が音声認識に適している状態である旨を出力部130に出力させるとよい。集音データの状態が音声認識に適している状態である旨は、図12に示すように、「どうぞ」などといったメッセージであってよい。
図13は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合における他の表示例を示す図である。上記したように、出力制御部146は、集音データの量が許容範囲の上限値より大きい場合には、ユーザに発話を止めさせるため、集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨を出力部130に出力させるとよい。集音データの状態が音声認識に適していない状態である旨は、ユーザに発話を促すためのメッセージによって示されてもよい。図13に示すように、ユーザに発話を促すためのメッセージは、「止めてください」などといったメッセージであってよい。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の機能詳細について説明した。
続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の全体的な動作の流れについて説明する。図14は、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の全体的な動作の流れの例を示すフローチャートである。なお、図14のフローチャートは、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の全体的な動作の流れの例に過ぎないため、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の全体的な動作の流れは、図14のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、出力制御部146は、変数t_accに零を設定する(S11)。出力制御部146は、集音データが取得されない場合には(S12において「No」)、動作を終了させるが、集音データが取得された場合には(S12において「Yes」)、取得された集音データの量を、変数t_accへ加算する(S13)。出力制御部146は、変数t_accが許容範囲の下限値(t_min)よりも小さい場合には(S14において「Yes」)、音声認識される単位が適量でない(少ない)と判断し(S15)、音声認識される単位が適量でない(少ない)ことを示すようにUI(画面)を更新し(S16)、S12に動作を移行させる。
また、出力制御部146は、変数t_accが許容範囲の下限値(t_min)よりも大きい場合には(S14において「No」)、S17に動作を移行させる。そして、出力制御部146は、変数t_accが許容範囲の上限値(t_max)よりも小さい場合には(S17において「Yes」)、音声認識される単位が適量であると判断し(S18)、音声認識される単位が適量であることを示すようにUI(画面)を更新し(S19)、S12に動作を移行させる。
さらに、出力制御部146は、変数t_accが許容範囲の上限値(t_max)よりも小さい場合には(S17において「No」)、音声認識される単位が適量でない(多い)と判断し(S20)、音声認識される単位が適量でない(多い)ことを示すようにUI(画面)を更新し(S21)、S12に動作を移行させる。
以上、情報処理システム10の全体的な動作の流れについて説明した。ここで、上記した許容範囲の下限値および上限値は、常に一定であってもよいが、出力制御部146によって許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方は更新されてもよい。例えば、出力制御部146は、ノイズ量に基づいて許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を更新してもよい。例えば、ノイズ量が大きくなるほど音声認識の精度は低くなると考えられる。そこで、出力制御部146は、ノイズ量が大きいほど許容範囲の上限値が大きくなるように許容範囲の上限値を更新するとよい。
図15は、ノイズ量に応じて許容範囲の下限値および上限値を更新する動作の流れの例を示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートは、ノイズ量に応じて許容範囲の下限値および上限値を更新する動作の流れの例に過ぎないため、ノイズ量に応じて許容範囲の下限値および上限値を更新する動作の流れは、図15のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、出力制御部146は、集音データが取得されたか否かを判定し(S31)、集音データが取得されない場合には(S31において「No」)、動作を終了させるが、集音データが取得された場合には(S31において「Yes」)、ノイズ量を、変数n_noiseとして取得する(S32)。続いて、出力制御部146は、変数n_noiseが所定のノイズ下限量n_minよりも小さい場合には(S33において「Yes」)、許容範囲の下限値(t_min)および許容範囲の上限値(t_max)を更新せずに(S34)、S31に動作を移行させる。
一方、出力制御部146は、変数n_noiseが所定のノイズ下限量n_minよりも大きい場合には(S33において「No」)、許容範囲の下限値(t_min)および許容範囲の上限値(t_max)を1.5倍にして(S35)、S31に動作を移行させる。なお、1.5倍は、許容範囲の下限値(t_min)および許容範囲の上限値(t_max)に乗じられる値の一例に過ぎないため、1.5倍の代わりに他の1より大きい値が用いられてもよい。
以上、ノイズ量に応じて許容範囲の下限値および上限値を更新する動作の流れの例を説明した。上記した例では、無音区間検出のための閾値について説明したが、無音区間検出のための閾値は、一定であってもよいし、更新されてもよい。例えば、集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合には、ユーザによって発話される文が一区切り付いたと考えられるため、音声認識を行わせる区間を終わらせるための条件を変更するのがよい。
したがって、出力制御部146は、集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合に、閾値を更新するのがよい。より詳細には、集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合には、ユーザによって発話される文が一区切り付いたと考えられるため、音声認識を行わせる区間を終わらせるための条件を緩めるのがよい。したがって、出力制御部146は、集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合に、閾値を小さくするのがよい。
文頭または文末を示す表現(以下、「起動ワード」とも言う。)は、音声情報と対応付けられたデータとしてあらかじめ起動ワード登録データベース(DB)として登録されていてよい。そして、出力制御部146は、起動ワード登録DBに登録されている音声情報が集音データに含まれるか否かによって、集音データに起動ワードが含まれるか否かを判断すればよい。ここでは、集音データに起動ワードが含まれるか否かを判断するフロー(以下、「起動ワード認識処理フロー」とも言う。)が、出力制御部146によって行われる例を説明するが、起動ワード認識処理フローは、図示しないサーバによって行われてもよい。
ここで、起動ワード登録DBについて説明する。図16は、各種DBの構成例を示す図である。図16に示した起動ワード登録DBは、起動ワードとその音声情報とが対応付けられたデータが格納されるDBである。また、図16に示した文区切り判断用単語DBは、文頭または文末を示す表現とその音声情報とが対応付けられたデータが格納されるDBである。
許容用単語DBは、文区切り判断用単語に類似する単語が発話される場合も許容するためのDBである。許容用単語DBは、許容用単語とその音声情報とが対応付けられたデータが格納されるDBである。起動ワード登録DBはどのようにして生成されてもよいが、文区切り判断用単語DBに登録されている単語が起動ワード登録DBに登録されることによって起動ワード登録DBが生成されてよい。追加的に、許容用単語DBに登録されている単語が起動ワード登録DBに登録されることによって起動ワード登録DBが生成されてよい。
以上、起動ワード登録DBについて説明した。続いて、無音区間検出のための閾値を更新する動作の流れについて説明する。図17は、無音区間検出のための閾値を更新する動作の流れの例を示すフローチャートである。なお、図17のフローチャートは、無音区間検出のための閾値を更新する動作の例に過ぎないため、無音区間検出のための閾値を更新する動作の流れは、図17のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、出力制御部146は、集音データが取得されたか否かを判定し(S41)、集音データが取得されない場合には(S41において「No」)、動作を終了させるが、集音データが取得された場合には(S41において「Yes」)、集音データを分割し(S42)、起動ワード音声認識による文区切り判断フローを実行する(S43)。起動ワード音声認識による文区切り判断フローの詳細については、図18を参照しながら後に説明する。
続いて、出力制御部146は、文区切り単語が発話されたと判断した場合には(S44において「Yes」)、無音区間検出のための閾値を0.1倍にして(S45)、S41に動作を移行させる。なお、0.1倍は、無音区間検出のための閾値に乗じられる値の一例に過ぎないため、0.1倍の代わりに他の1より小さい値が用いられてもよい。一方、出力制御部146は、文区切り単語が発話されていないと判断した場合には(S44において「No」)、無音区間検出のための閾値を維持して(S46)、S41に動作を移行させる。
以上、無音区間検出のための閾値を更新する動作の流れの例について説明した。続いて、図17に示した起動ワード音声認識による文区切り判断フローの詳細について説明する。図18は、起動ワード音声認識による文区切り判断フローの詳細を示すフローチャートである。なお、図18のフローチャートは、起動ワード音声認識による文区切り判断フローの例に過ぎないため、起動ワード音声認識による文区切り判断フローは、図18のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、出力制御部146は、上記した起動ワード認識処理フローを実行し(S431)、起動ワードの認識が成功したか否かを判断する(S432)。出力制御部146は、起動ワードの認識が成功した場合には(S432において「Yes」)、文区切り単語が発話されたと判断して(S433)、動作を終了する。一方、出力制御部146は、起動ワードの認識が失敗した場合には(S432において「No」)、文区切り単語が発話されていないと判断して(S434)、動作を終了する。
以上、起動ワード音声認識による文区切り判断フローの詳細について説明した。以上においては、文区切り単語が発話されたか否かを判断する手法の例として、起動ワード認識処理フローS431を利用する例を説明した。しかし、文区切り単語が発話されたか否かを判断する手法は、かかる例に限定されない。例えば、出力制御部146は、音声認識部145による音声認識の途中結果が得られた場合には、音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断してもよい(音声認識の途中結果に起動ワードが含まれるか否かによって、集音データに起動ワードが含まれるか否かを判断してよい)。
図19は、音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断する動作の流れの例を示すフローチャートである。なお、図19のフローチャートは、音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断する動作の例に過ぎないため、音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断する動作の流れは、図19のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、音声認識部145は、集音データに対する音声認識処理を行う(S51)。続いて、出力制御部146は、音声認識の途中結果が取得されない場合には(S52において「No」)、動作をS51に移行させるが、音声認識の途中結果が取得された場合には(S52において「Yes」)、途中結果を分割する(S53)。途中結果の分割には、形態素解析を用いて途中結果を形態素に分割する処理が用いられてよい。続いて、出力制御部146は、分割によって得られた文字列(分割文字列)の数だけ繰り返し処理(S54〜S58)を行う。
出力制御部146は、繰り返し処理(S54〜S58)の中においては、分割文字列が起動ワード登録DBに登録されているか否かを判断し(S55)、分割文字列が起動ワード登録DBに登録されていると判断した場合(S55において「Yes」)、文区切り単語が発話されていないと判断して(S57)、繰り返し処理の始端(S54)に戻る。一方、出力制御部146は、分割文字列が起動ワード登録DBに登録されていないと判断した場合(S55において「No」)、文区切り単語が発話されていると判断して(S56)、繰り返し処理(S54〜S58)を抜ける。以上、音声認識の途中結果に基づいて文区切り単語が発話されたか否かを判断する動作について説明した。
[1.4.音声認識の適性判断の変形例]
以上においては、集音データの量が所定の許容範囲内であるか否かによって集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを判断する例を説明した。しかし、集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かは、他の手法によって判断されてもよい。例えば、複数の文章が集音データに入ってしまうと集音データに対する音声認識の精度が向上しないことが想定される。そこで、出力制御部146は、集音データに起動ワードが含まれるか否かによって集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを判断してもよい。
すなわち、出力制御部146は、集音データに起動ワードが含まれるか否かを集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かとして出力部130に出力させてもよい。以下では、かかる音声認識の適性判断の変形例について説明する。図20は、音声認識の適性判断の変形例に係る動作の流れについて説明する。図20は、音声認識の適性判断の変形例に係る動作の流れの例を示すフローチャートである。なお、図20のフローチャートは、音声認識の適性判断の変形例に係る動作の例に過ぎないため、音声認識の適性判断の変形例に係る動作の流れは、図20のフローチャートに示された例に限定されない。
まず、出力制御部146は、集音データが取得されたか否かを判定し(S61)、集音データが取得されない場合には(S61において「No」)、動作を終了させるが、集音データが取得された場合には(S61において「Yes」)、集音データを分割し(S62)、起動ワード音声認識による文区切り判断フローを実行する(S43)。起動ワード音声認識による文区切り判断フローは、既に述べた通りに実行され得る。
続いて、出力制御部146は、文区切り単語が発話されたと判断した場合には(S64において「Yes」)、集音データの状態が音声認識に適した状態であると判断して(S65)、集音データの状態が音声認識に適した状態であることを示すようにUI(画面)を更新し(S66)、S61に動作を移行させる。一方、出力制御部146は、文区切り単語が発話されていないと判断した場合には(S64において「No」)、集音データの状態が音声認識に適した状態でないと判断して(S67)、集音データの状態が音声認識に適した状態でないことを示すようにUI(画面)を更新し(S68)、S61に動作を移行させる。
以上、音声認識の適性判断の変形例について説明した。
[1.5.表示形態の変形例]
上記においては、出力部130がテーブルTblの天面に画面を投影することが可能なプロジェクタである例について説明した。しかし、出力部130による表示形態は、かかる例に限定されない。以下では、出力部130による表示形態の変形例について説明する。図21は、出力部130による表示形態の変形例を示す図である。図21に示すように、情報処理システム10が携帯端末である場合に、出力部130は、携帯端末に備わっていてもよい。携帯端末の種類は特に限定されず、タブレット端末であってもよいし、スマートフォンであってもよいし、携帯電話であってもよい。
[1.6.ハードウェア構成例]
次に、図22を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理システム10のハードウェア構成について説明する。図22は、本開示の実施形態に係る情報処理システム10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図22に示すように、情報処理システム10は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理システム10は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理システム10は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理システム10は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ばれるような処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理システム10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時的に記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、ユーザの音声を検出するマイクロフォンを含んでもよい。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理システム10の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理システム10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。また、後述する撮像装置933も、ユーザの手の動き、ユーザの指などを撮像することによって、入力装置として機能し得る。このとき、手の動きや指の向きに応じてポインティング位置が決定されてよい。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、プロジェクタなどの表示装置、ホログラムの表示装置、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置、ならびにプリンタ装置などであり得る。出力装置917は、情報処理システム10の処理により得られた結果を、テキストまたは画像などの映像として出力したり、音声または音響などの音声として出力したりする。また、出力装置917は、周囲を明るくするためライトなどを含んでもよい。
ストレージ装置919は、情報処理システム10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理システム10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理システム10に直接接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどであり得る。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理システム10と外部接続機器929との間で各種のデータが交換され得る。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどであり得る。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などである。
撮像装置933は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサなどの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理システム10の筐体の姿勢など、情報処理システム10自体の状態に関する情報や、情報処理システム10の周辺の明るさや騒音など、情報処理システム10の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。
以上、情報処理システム10のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更され得る。
<2.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、集音データを取得する集音データ取得部142と、少なくとも集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部146と、を備える、情報処理装置140が提供される。かかる構成によれば、ユーザは集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを把握することによって発話を調整することができるため、集音データに対する音声認識の精度を向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記においては、出力部130による表示形態の変形例を説明したが、出力部130による表示形態は、上記した例に限定されない。例えば、出力部130は、ヘッドマウントディスプレイ以外のウェアラブル端末(例えば、時計、眼鏡など)に備わるディスプレイであってもよい。また、例えば、出力部130は、車載向けナビゲーションシステムに備わるディスプレイであってもよい。また、例えば、出力部130は、ヘルスケア分野において利用されるディスプレイであってもよい。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上記した情報処理システム10が有する機能と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能である。また、該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
また、出力制御部146は、出力部130に表示内容を表示させるための表示制御情報を生成し、生成した表示制御情報を出力部130に出力することで、当該表示内容が出力部130に表示されるように出力部130を制御することが可能である。かかる表示制御情報の内容はシステム構成にあわせて適宜変更されてよい。
具体的な一例として、情報処理装置140を実現するためのプログラムは、ウェブアプリケーションであってもよい。かかる場合、表示制御情報は、HTML(HyperText Markup Language)、SGML(Standard Generalized Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語により実現されてもよい。
なお、上述した情報処理システム10の動作が実現されれば、各構成の位置は特に限定されない。具体的な一例として、画像入力部110、操作入力部115および集音部120と出力部130と情報処理装置140とは、ネットワークを介して接続された互いに異なる装置に設けられてもよい。この場合には、情報処理装置140が、例えば、ウェブサーバやクラウドサーバのようなサーバに相当し、画像入力部110、操作入力部115および集音部120と出力部130とが当該サーバにネットワークを介して接続されたクライアントに相当し得る。
また、情報処理装置140が有するすべての構成要素が同一の装置に収まっていなくてもよい。例えば、入力画像取得部141と、集音データ取得部142と、操作検出部143と、認識制御部144と、音声認識部145と、出力制御部146とのうち、一部は情報処理装置140とは異なる装置に存在していてもよい。例えば、音声認識部145は、入力画像取得部141と、集音データ取得部142と、操作検出部143と、認識制御部144と、出力制御部146とを備える情報処理装置140とは異なるサーバに存在していてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
集音データを取得する集音データ取得部と、
少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記出力制御部は、前記集音データの量が所定の許容範囲内であるか否かを前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態であるか否かとして前記出力部に出力させる、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の下限値より小さい場合、前記集音データの状態が前記音声認識に適していない状態である旨を前記出力部に出力させる、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の上限値より大きい場合、前記集音データの状態が前記音声認識に適していない状態である旨を前記出力部に出力させる、
前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、前記集音データの量が前記許容範囲の上限値より小さい場合には、前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態である旨を前記出力部に出力させる、
前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記出力制御部は、前記許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を前記出力部に出力させる、
前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記出力制御部は、前記集音データの量を前記出力部に出力させる、
前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記集音データの量は、前記集音データの時間的な長さを含む、
前記(6)に記載の情報処理装置。
(9)
前記集音データの量は、前記集音データから抽出される音素の数を含む、
前記(6)に記載の情報処理装置。
(10)
前記集音データの量は、前記集音データのうち音声らしい区間の時間的な長さを含む、
前記(6)に記載の情報処理装置。
(11)
前記出力制御部は、前記許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を更新する、
前記(2)〜(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
前記出力制御部は、ノイズ量に基づいて前記許容範囲の前記下限値および前記上限値の少なくともいずれか一方を更新する、
前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記出力制御部は、前記ノイズ量が大きいほど前記上限値が大きくなるように前記上限値を更新する、
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記出力制御部は、前記集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれるか否かを前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態であるか否かとして前記出力部に出力させる、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(15)
前記出力制御部は、前記音声認識の途中結果が得られた場合には、前記途中結果に前記所定の表現が含まれるか否かによって、前記集音データに前記所定の表現が含まれるか否かを判断する、
前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記情報処理装置は、
前記集音データの一部または全部に対する音声認識を行わせる認識制御部を備える、
前記(1)〜(15)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(17)
前記認識制御部は、前記集音データにおいて音量が所定の音量を下回る時間が閾値を超えたタイミングに基づいて、前記音声認識を行わせる区間の終端を決定する、
前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記出力制御部は、前記集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合に、前記閾値を更新する、
前記(17)に記載の情報処理装置。
(19)
集音データを取得することと、
少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させることと、
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
集音データを取得する集音データ取得部と、
少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、
を備える情報処理装置として機能させるためのプログラム。
10 情報処理システム
110 画像入力部
115 操作入力部
120 集音部
130 出力部
140 情報処理装置(制御部)
141 入力画像取得部
142 集音データ取得部
143 操作検出部
144 認識制御部
145 音声認識部
146 出力制御部

Claims (20)

  1. 集音データを取得する集音データ取得部と、
    少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記出力制御部は、前記集音データの量が所定の許容範囲内であるか否かを前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態であるか否かとして前記出力部に出力させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の下限値より小さい場合、前記集音データの状態が前記音声認識に適していない状態である旨を前記出力部に出力させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の上限値より大きい場合、前記集音データの状態が前記音声認識に適していない状態である旨を前記出力部に出力させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力制御部は、前記集音データの量が前記許容範囲の下限値より大きい場合、かつ、前記集音データの量が前記許容範囲の上限値より小さい場合には、前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態である旨を前記出力部に出力させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力制御部は、前記許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を前記出力部に出力させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力制御部は、前記集音データの量を前記出力部に出力させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記集音データの量は、前記集音データの時間的な長さを含む、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記集音データの量は、前記集音データから抽出される音素の数を含む、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  10. 前記集音データの量は、前記集音データのうち音声らしい区間の時間的な長さを含む、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  11. 前記出力制御部は、前記許容範囲の下限値および上限値の少なくともいずれか一方を更新する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  12. 前記出力制御部は、ノイズ量に基づいて前記許容範囲の前記下限値および前記上限値の少なくともいずれか一方を更新する、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記出力制御部は、前記ノイズ量が大きいほど前記上限値が大きくなるように前記上限値を更新する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記出力制御部は、前記集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれるか否かを前記集音データの状態が前記音声認識に適した状態であるか否かとして前記出力部に出力させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 前記出力制御部は、前記音声認識の途中結果が得られた場合には、前記途中結果に前記所定の表現が含まれるか否かによって、前記集音データに前記所定の表現が含まれるか否かを判断する、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記情報処理装置は、
    前記集音データの一部または全部に対する音声認識を行わせる認識制御部を備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 前記認識制御部は、前記集音データにおいて音量が所定の音量を下回る時間が閾値を超えたタイミングに基づいて、前記音声認識を行わせる区間の終端を決定する、
    請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記出力制御部は、前記集音データに文頭または文末を示す所定の表現が含まれる場合に、前記閾値を更新する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 集音データを取得することと、
    少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させることと、
    を含む、情報処理方法。
  20. コンピュータを、
    集音データを取得する集音データ取得部と、
    少なくとも前記集音データの状態が音声認識に適した状態であるか否かを出力部に出力させる出力制御部と、
    を備える情報処理装置として機能させるためのプログラム。
JP2016565964A 2014-12-25 2015-09-15 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Active JP6772839B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014261702 2014-12-25
JP2014261702 2014-12-25
PCT/JP2015/076083 WO2016103809A1 (ja) 2014-12-25 2015-09-15 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016103809A1 true JPWO2016103809A1 (ja) 2017-10-05
JP6772839B2 JP6772839B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=56149848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016565964A Active JP6772839B2 (ja) 2014-12-25 2015-09-15 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10720154B2 (ja)
EP (1) EP3239976A4 (ja)
JP (1) JP6772839B2 (ja)
CN (1) CN107112018A (ja)
WO (1) WO2016103809A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017191713A1 (ja) * 2016-05-02 2019-03-07 ソニー株式会社 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
CN106935241A (zh) * 2017-03-08 2017-07-07 苏省玫 一种智能监控装置及其方法
CN110364145B (zh) * 2018-08-02 2021-09-07 腾讯科技(深圳)有限公司 一种语音识别的方法、语音断句的方法及装置
CN109887505A (zh) 2019-03-11 2019-06-14 百度在线网络技术(北京)有限公司 用于唤醒设备的方法和装置
CN110534109B (zh) * 2019-09-25 2021-12-14 深圳追一科技有限公司 语音识别方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11133849A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nippon Columbia Co Ltd 音声計数装置
JP2000075893A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd 音声認識装置
JP2000322078A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載型音声認識装置
JP2001343996A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Mitsubishi Electric Corp 音声入力制御システム
JP2005017932A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Nissan Motor Co Ltd 音声認識装置および音声認識用プログラム
JP2005196025A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Advanced Telecommunication Research Institute International 会話状態判別装置および会話状態判別プログラム
JP2006163227A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Mitsubishi Electric Corp 音声認識装置
JP2006171579A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Fujitsu Ltd 音声再生プログラムおよびその記録媒体、音声再生装置ならびに音声再生方法
JP2007256482A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Fujitsu Ltd 音声認識装置、音声認識方法、及びコンピュータプログラム
JP2009069707A (ja) * 2007-09-17 2009-04-02 Nippon Seiki Co Ltd 車両用音声認識装置
JP2014095766A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014202857A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6370503B1 (en) * 1999-06-30 2002-04-09 International Business Machines Corp. Method and apparatus for improving speech recognition accuracy
ATE419710T1 (de) * 2000-06-29 2009-01-15 Koninkl Philips Electronics Nv Sprachsqualitätsschätzung für off-line spracherkennung
US6832194B1 (en) * 2000-10-26 2004-12-14 Sensory, Incorporated Audio recognition peripheral system
US7072828B2 (en) * 2002-05-13 2006-07-04 Avaya Technology Corp. Apparatus and method for improved voice activity detection
CA2420129A1 (en) * 2003-02-17 2004-08-17 Catena Networks, Canada, Inc. A method for robustly detecting voice activity
US7917356B2 (en) * 2004-09-16 2011-03-29 At&T Corporation Operating method for voice activity detection/silence suppression system
KR100834679B1 (ko) * 2006-10-31 2008-06-02 삼성전자주식회사 음성 인식 오류 통보 장치 및 방법
US20100208065A1 (en) * 2007-05-07 2010-08-19 Nokia Corporation Device for presenting visual information
WO2009069184A1 (ja) * 2007-11-26 2009-06-04 Fujitsu Limited 音処理装置、補正装置、補正方法及びコンピュータプログラム
US9092394B2 (en) * 2012-06-15 2015-07-28 Honda Motor Co., Ltd. Depth based context identification

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11133849A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nippon Columbia Co Ltd 音声計数装置
JP2000075893A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd 音声認識装置
JP2000322078A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載型音声認識装置
JP2001343996A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Mitsubishi Electric Corp 音声入力制御システム
JP2005017932A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Nissan Motor Co Ltd 音声認識装置および音声認識用プログラム
JP2005196025A (ja) * 2004-01-09 2005-07-21 Advanced Telecommunication Research Institute International 会話状態判別装置および会話状態判別プログラム
JP2006163227A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Mitsubishi Electric Corp 音声認識装置
JP2006171579A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Fujitsu Ltd 音声再生プログラムおよびその記録媒体、音声再生装置ならびに音声再生方法
JP2007256482A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Fujitsu Ltd 音声認識装置、音声認識方法、及びコンピュータプログラム
JP2009069707A (ja) * 2007-09-17 2009-04-02 Nippon Seiki Co Ltd 車両用音声認識装置
JP2014095766A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014202857A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3239976A4 (en) 2018-08-08
US20170345423A1 (en) 2017-11-30
JP6772839B2 (ja) 2020-10-21
US10720154B2 (en) 2020-07-21
WO2016103809A1 (ja) 2016-06-30
EP3239976A1 (en) 2017-11-01
CN107112018A (zh) 2017-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6635049B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6772839B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2016152200A1 (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
CN107430856B (zh) 信息处理系统和信息处理方法
US20190206413A1 (en) Electronic device and method
US10540968B2 (en) Information processing device and method of information processing
WO2018105373A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム
WO2016088410A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6575518B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム
JP2016156877A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2016109726A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US10522140B2 (en) Information processing system and information processing method
JP2017211430A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP6950708B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理システム
JP2016082355A (ja) 入力情報支援装置、入力情報支援方法および入力情報支援プログラム
JP2016180778A (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
JP7468360B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP6992800B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP6112239B2 (ja) 入力情報支援装置、入力情報支援方法および入力情報支援プログラム
JP6172303B2 (ja) 入力情報支援装置、入力情報支援方法および入力情報支援プログラム
JP2020042071A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
WO2019054009A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180806

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190515

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6772839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151