JPWO2016092959A1 - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことを可能にする。【解決手段】FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、上記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、上記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、上記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、上記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行う制御部と、を備える装置が提供される。【選択図】図12

Description

本開示は、装置に関する。
近年、スマートフォンの普及により、移動体通信ネットワークにおけるトラフィックが急増している。場所及び/又は時間帯によって、ダウンリンク(downlink:DL)のトラフィックとアップリンク(uplink:UL)のトラフィックの比率が変動する。そのため、トラフィックに応じて、DLのための無線リソースの量と、ULのための無線リソースの量とを柔軟に調整することにより、無線リソースを効率的に使用することが望まれる。
LTE(Long Term Evolution)では、複信方式として、FDD(Frequency Division Duplex)及びTDD(Time Division Duplex)がサポートされている。TDDでは、トラフィックに応じて、UL/DLコンフィギュレーションを動的に変更することにより、無線フレームにおけるULサブフレームとDLサブフレームとの比率を変更することができる。即ち、TDDでは、DLのための無線リソースの量と、ULのための無線リソースの量とを柔軟に調整することができる。一方、FDDでは、DL帯域とUL帯域とが予め決まっているので、DLのための無線リソースの量と、ULのための無線リソースの量とを柔軟に調整することができない。FDDにおいて、より多くのDL帯域とより少ないUL帯域をキャリアアグリゲーションにより使用することも可能であるが、結果として、UL帯域の無線リソースの使用率が下がり、無線リソースが効率的に使用されるとは言えない。
そこで、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する手法が検討されている。当該手法は、フレキシブルデュプレクス(Flexible Duplex)と呼ばれ得る。例えば、特許文献1には、FDDのUL帯域をTDDモードで使用する技術が開示されている。
特表2006−518562号公報
しかし、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合には、当該UL帯域において無線通信が良好に行われない可能性がある。
そこで、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、上記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、上記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、上記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、上記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行う制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、上記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、上記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、上記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させる制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、上記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、上記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、を備える装置が提供される。上記制御部は、上記動作モードが上記第1のモードであるか又は上記第2のモードであるかによらず、上記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、上記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する。
以上説明したように本開示によれば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
FDDのケースにおけるTAの一例を説明するための説明図である。 TDDのケースにおけるTAの一例を説明するための説明図である。 FDD−LTEにおけるACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。 TDDのUL/DLコンフィギュレーションの例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 基地局がマクロセルの基地局であるケースを説明するための説明図である。 基地局がスモールセルの基地局であるケースを説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の無線通信部に含まれるハードウェアの一例を説明するための説明図である。 UL帯域におけるULとDLとの切替えに起因するDL送信タイミングの遅延の一例を説明するための説明図である。 第1のTA及び第2のTAの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る第1のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る第2のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る第2のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 DL帯域及びUL帯域についてのDL送信タイミングの例を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 DLデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームがDLサブフレームである例を説明するための説明図である。 DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレームの一例を説明するための説明図である。 DL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。 UL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。 ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレームの一例を説明するための説明図である。 UL帯域において送信されるULデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。 第5の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.基地局の構成
3.3.端末装置の構成
4.第1の実施形態
4.1.技術的課題
4.2.技術的特徴
4.3.処理の流れ
5.第2の実施形態
5.1.技術的課題
5.2.技術的特徴
5.3.処理の流れ
6.第3の実施形態
6.1.技術的課題
6.2.技術的特徴
6.3.処理の流れ
7.第4の実施形態
7.1.技術的課題
7.2.技術的特徴
7.3.処理の流れ
8.第5の実施形態
8.1.技術的課題
8.2.技術的特徴
8.3.処理の流れ
9.応用例
9.1.基地局に関する応用例
9.2.端末装置に関する応用例
10.まとめ
<<1.はじめに>>
はじめに、図1〜図4を参照して、UL送信タイミングの調整、及びACK(Acknowledgement)/NACK(Negative Acknowledgement)の送信タイミングを説明する。
(1)UL送信タイミングの調整
(a)タイミングアドバンス(Timing Advance:TA)
基地局(例えば、eNB(evolved Node B))と端末装置(例えば、UE(User Equipment))との間の距離及び伝搬遅延は、端末装置によって異なる。そのため、複数の端末装置からのUL信号の基地局における受信タイミングが同期するように、上記複数の端末装置の各々のUL送信タイミングが調整される。より具体的には、例えば、基地局は、タイミングアドバンス(TA)コマンドを端末装置に通知し、端末装置は、当該TAコマンドに基づいて、UL送信タイミングを調整(adjust)する。
(a−1)TAの初期値
例えば、端末装置がランダムアクセスプリアンブルを送信すると、基地局は、T(例えば、T=0〜1282)を示すTAコマンドを含むランダムアクセスレスポンスを上記端末装置へ送信する。そして、上記端末装置は、TからNTA(NTA=T*16)を算出する。そして、上記端末装置は、DL受信タイミングと、NTAとに基づいて、UL送信タイミングを調整する。
FDDのケースでは、TA(即ち、UL送信タイミングとDL受信タイミングとのの差分)は、NTA*Tである。Tは、1/30.72マイクロ秒(us)である。
一方、TDDのケースでは、TAは、(NTA+624)*Tである。624*Tのオフセットは、基地局におけるUL受信からDL送信への切替えを許容するためのものである。
このように、NTAから1つのTAが導かれるので、NTAは、TAを示す情報であると言える。
(a−2)TAの更新
ランダムアクセス処理後には、基地局は、TAの更新のために、T(例えば、T=0〜63)を示すTAコマンドを端末装置に通知する。そして、上記端末装置は、NTA,old及びTから、NTA,New(NTA,New=NTA,old+(T−31)*16)を算出する。そして、上記端末装置は、DL受信タイミングと、NTA,Newとに基づいて、UL送信タイミングを調整する。
(a−3)TAの例
図1は、FDDのケースにおけるTAの一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、FDDのケースにおける基地局及び端末装置の送受信タイミングが示されている。例えば、基地局では、DL送信タイミングとUL受信タイミングとが同期している。換言すると、当該基地局では、DLフレームタイミングとULフレームタイミングとが同期している。一方、伝搬遅延に起因して、端末装置におけるDL受信タイミングは、上記基地局におけるDL送信タイミングよりも遅く、上記端末装置におけるUL送信タイミングは、上記基地局におけるUL受信タイミングよりも早い。上記端末装置におけるUL送信タイミングは、上記端末装置におけるDL受信タイミングよりも、TA91だけ早い。
図2は、TDDのケースにおけるTAの一例を説明するための説明図である。図2を参照すると、TDDのケースにおける基地局及び端末装置の送受信タイミングが示されている。TDDのケースでも、伝搬遅延に起因して、端末装置におけるDL受信タイミングは、基地局におけるDL送信タイミングよりも遅く、上記端末装置におけるUL送信タイミングは、上記基地局におけるUL受信タイミングよりも早い。上記端末装置におけるUL送信タイミングは、上記端末装置におけるDL受信タイミング95よりも、TA93だけ早い。なお、基地局において、UL受信からDL送信への切替えに、時間97を要する。同様に、端末装置においても、DL受信からUL送信への切替えに、時間99を要する。
(b)タイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group:TAG)
端末装置は、キャリアアグリゲーションにより、最大5つのコンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)を同時に使用することができる。端末装置は、DL受信タイミングと、TAを示す情報とに基づいて、プライマリセルのPUCCH(Physical Uplink Control Channel)/PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)/SRS(Sounding Reference Signal)についてのUL送信タイミングを調整する。さらに、端末装置は、DL受信タイミングと、TAを示す情報とに基づいて、セカンダリセルのPUSCH/SRSについてのUL送信タイミングを調整する。
例えば、同一の基地局が、同期した複数のCCを使用する場合には、当該複数のCCに共通のTAが使用される。この場合に、上記複数のCCは、同一のタイミングアドバンスグループ(TAG)に属し、上記TAは、このTAGのTAである。端末装置は、複数のTAGのTAを管理する。端末装置は、あるTAGに属するCCについてのUL送信タイミングを、当該あるTAGのTAに基づいて調整する。TAコマンドMAC(Medium Access Control)コントロールエレメントは、2ビットのTAG ID、及び6ビットのTAコマンドを含む。
(2)ACK/NACKの送信
(a)FDD
FDD−LTEでは、DLデータについてのACK/NACKは、当該DLデータが送信されるサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームにおいて送信される。以下、この点について図3を参照して具体例を説明する。
図3は、FDD−LTEにおけるACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。図3を参照すると、FDDのDL帯域のサブフレームと、FDDのUL帯域のサブフレームとが示されている。例えば、DLデータが、サブフレーム番号が0であるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が4であるサブフレームで送信される。同様に、DLデータが、サブフレーム番号が1であるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、サブフレーム番号が5であるサブフレームで送信される。
(b)TDD
TDDのケースでは、DLデータが送信されるサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームが、ULサブフレームであるとは限らない。そのため、TDDのUL/DLコンフィギュレーションごとに、DLデータが送信されるDLサブフレームと、当該DLデータについてのACK/NACKが送信されるULサブフレームとの対応が、3GPP(Third Generation Partnership Project) TS36.213 Table 10.1.3.1−1において規定されている。以下、図4を参照して、TDDのUL/DLコンフィギュレーションの例を説明する。
図4は、TDDのUL/DLコンフィギュレーションの例を説明するための説明図である。図4を参照すると、TDDのUL/DLコンフィギュレーションとして、コンフィギュレーション0〜6が示されている。このように、TDDでは、コンフィギュレーションによって、ULサブフレーム及びDLサブフレームの数及び配置が異なる。なお、コンフィギュレーション0〜6は、3GPP TS 36.211に含まれるTable 4.2−2に示されているものと同じである。
<<2.システムの概略的な構成>>
続いて、図5〜図7を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図5は、本実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図5を参照すると、システム1は、基地局100及び端末装置200を含む。
(1)基地局100
基地局100は、移動体通信システム(又はセルラーシステム)の基地局である。一例として、当該移動体通信システムは、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。基地局100は、FDDをサポートし、FDDのDL帯域及びUL帯域を使用して、(セル101内に位置する)端末装置との無線通信を行う。例えば、上記UL帯域は、ULのコンポーネントキャリア(CC)であり、上記DL帯域は、DLのCCである。
とりわけ、基地局100は、上記UL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
例えば、上記動作モードが上記第1のモードである場合には、基地局100は、上記DL帯域において端末装置へのDL信号を送信し、上記UL帯域において端末装置からのUL信号を受信する。
例えば、上記動作モードが上記第2のモードである場合には、基地局100は、上記DL帯域において端末装置へのDL信号を送信し、さらに、上記UL帯域においてDLサブフレームで端末装置へのDL信号を送信する。また、基地局100は、上記UL帯域においてULサブフレームで端末装置からのUL信号を受信する。
(2)端末装置200
端末装置200は、上記移動体通信システム(又はセルラーシステム)において通信可能な端末装置である。とりわけ、基地局100は、上記第2のモードをサポートする。
例えば、上記動作モードが上記第1のモードである場合には、端末装置200は、上記DL帯域において基地局100からのDL信号を受信し、上記UL帯域において基地局100へのUL信号を送信する。
例えば、上記動作モードが上記第2のモードである場合には、端末装置200は、上記DL帯域において基地局100からのDL信号を受信し、さらに、上記UL帯域においてDLサブフレームで基地局100からのDL信号を受信する。また、端末装置200は、上記UL帯域においてULサブフレームで基地局100へのUL信号を送信する。
(3)HetNet
(a)マクロセルのケース
例えば、基地局100は、マクロセルの基地局である。即ち、セル101は、マクロセルである。以下、この点について図6を参照して、具体例を説明する。
図6は、基地局100がマクロセルの基地局であるケースを説明するための説明図である。図6を参照すると、基地局100及び端末装置200が示されている。この例では、基地局100は、マクロセルの基地局であり、セル101は、スモールセル21と重なるマクロセルである。例えば、端末装置200は、スモールセル21内に位置する場合に、スモールセル21の基地局20との無線通信を行うことが可能である。
(b)スモールセルのケース
基地局100は、スモールセルの基地局であってもよい。即ち、セル101は、スモールセルであってもよい。以下、この点について図7を参照して、具体例を説明する。
図7は、基地局100がスモールセルの基地局であるケースを説明するための説明図である。図7を参照すると、基地局100及び端末装置200が示されている。この例では、基地局100は、スモールセルの基地局であり、セル101は、マクロセル31と重なるスモールセルである。例えば、端末装置200は、マクロセル31内に位置する場合に、マクロセル31の基地局30との無線通信を行うことが可能である。
<<3.各装置の構成>>
続いて、図8〜図10を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び端末装置200の構成を説明する
<3.1.基地局の構成>
まず、図8を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図8は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのDL信号を送信し、端末装置からのUL信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、切替部151及び制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
切替部151及び制御部153は、後に詳細に説明する。
<3.2.端末装置の構成>
まず、図9及び図10を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図9は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのDL信号を受信し、基地局へのUL信号を送信する。以下、図10を参照して、無線通信部220に含まれるハードウェアの一例を説明する。
図10は、本開示の実施形態に係る端末装置200の無線通信部220に含まれるハードウェアの一例を説明するための説明図である。図10を参照すると、無線通信部220に含まれるFDD−DL受信回路221、FDD−UL送信回路223、TDD−DL受信回路225が示されている。また、FDDのUL帯域のため局部発振器(local oscillator)227、及び、FDDのDL帯域のための局部発振器229も示されている。さらに、アンテナ部210に含まれるアンテナ211も示されている。例えば、UL帯域についての動作モードが、上記UL帯域がULに使用される第1のモードである場合には、FDD−DL受信回路221及びFDD−UL送信回路223が用いられる。例えば、上記動作モードが、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードである場合には、FDD−DL受信回路221及びFDD−UL送信回路223に加えて、TDD−DL受信回路225が用いられる。より具体的に、時分割で、FDD−UL送信回路223及びTDD−DL受信回路225が用いられる。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241及び制御部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
情報取得部241及び制御部243は、後に詳細に説明する。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図11〜図14を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
<4.1.技術的課題>
まず、図11を参照して、第1の実施形態に係る技術的課題を説明する。
FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する手法が検討されている。当該手法は、フレキシブルデュプレクスと呼ばれ得る。
しかし、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合には、当該UL帯域において無線通信が良好に行われない可能性がある。
より具体的には、例えば、UL帯域におけるULからDLへの切替えに起因して、当該UL帯域についてのDL送信タイミングが遅れる。その結果、FDDのDL帯域についてのDL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL送信のタイミングとの間にずれが生じ得る。そのため、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準として調整されたUL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準として調整されたUL送信タイミングとは、異なり得る。よって、基地局におけるUL受信タイミングの同期が実現されない可能性がある。以下、この点について図11を参照して切替えに起因するDL送信タイミングの遅延の具体例を説明する。
図11は、UL帯域におけるULとDLとの切替えに起因するDL送信タイミングの遅延の一例を説明するための説明図である。図11を参照すると、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードでの基地局における送受信タイミングと、当該UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードでの当該基地局における送受信タイミングとが、示されている。例えば、上記第1のモードでは、上記基地局においてDL送信タイミングとUL受信タイミングとが同期している。一方、上記第2のモードでは、上記UL帯域におけるULからDLへの切替えに時間81を要するため、上記基地局において、当該UL帯域についてのDL送信タイミングが、上記DL帯域についてのDL送信タイミングよりも遅れる。その結果、端末装置でも、上記UL帯域についてのDL受信タイミングが、上記DL帯域についてのDL受信タイミングよりも送れる。そのため、上記DL帯域についての上記DL受信タイミングを基準として調整されるUL送信タイミングと、上記UL帯域についての上記DL受信タイミングを基準として調整されるUL送信タイミングとが、異なる。よって、基地局におけるUL受信タイミングの同期が実現されない可能性がある。
そこで、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。より具体的には、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に基地局におけるUL受信タイミングの同期を実現することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
<4.2.技術的特徴>
次に、図12を参照して、第1の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)動作モードの切替え
基地局100(切替部151)は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
(a)切替えのトリガ
例えば、セル101においてDLのトラフィックがULのトラフィックよりも十分に大きくなり、且つ、上記第2のモードをサポートする端末装置の数が十分であれば、基地局100(切替部151)は、上記UL帯域についての上記動作モードを、上記第1のモードから上記第2のモードに切り替える。
(b)切替え前後でのUL送信タイミング
例えば、基地局100は、上記UL帯域についての上記動作モードの切替えの前後で、UL送信タイミング(換言すると、ULフレームタイミング)を変更しない。これにより、例えば、上記第2のモードをサポートしない端末装置(以下、「レガシー端末」と呼ぶ)への影響をより小さくすることが可能になる。
なお、上記第2のモードでは、上記UL帯域についてのDL送信タイミングは、上記動作モードの切替えに起因する遅延の分だけ、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL送信タイミングよりも遅くなる。この点については、図11を参照して説明したとおりである。
(c)切替えの通知
例えば、基地局100(制御部153)は、上記第1のモードと上記第2のモードとの間での上記動作モードの切替えを示す情報(以下、「モード切替え情報」と呼ぶ)を、端末装置200に通知する。
具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、システム情報(System Information)の中で、上記モード切替え情報を端末装置200に通知する。あるいは、基地局100(制御部153)は、端末装置200への個別のシグナリングにより、上記モード切替え情報を端末装置200に通知してもよい。例えば、当該個別のシグナリングは、RRC(Radio Resource Control)シグナリングであってもよい。
(d)切替えに応じた端末装置200の動作
端末装置200(情報取得部241)は、上記モード切替え情報を取得する。端末装置200は、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記UL帯域においてUL送信を行い、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域においてDL受信及びUL送信を行う。
端末装置200の制御部243は、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記UL帯域におけるUL送信のための処理を行い、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域におけるDL受信及びUL送信のための処理を行う。
(2)タイミングアドバンスについての指示
第1の実施形態では、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンス(timing advance:TA)についての指示、及び、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第2のTAについての指示を行う。
とりわけ第1の実施形態では、上記第1のTAについての上記指示、及び上記第2のTAについての上記指示は、上記第2のモードをサポートする同一の端末装置200への指示である。
一方、端末装置200(制御部243)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す情報に基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。あるいは、端末装置200(制御部243)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
(a)第2のモードでの指示
例えば、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記第1のTAについての上記指示、及び上記第2のTAについての上記指示を行う。
(b)第1のTA及び第2のTA
例えば、上記第2のTAは、上記第1のTAよりも長い。以下、図12を参照して、上記第1のTA及び上記第2のTAの具体例を説明する。
図12は、第1のTA及び第2のTAの例を説明するための説明図である。図12を参照すると、UL帯域についての動作モードが第2のモードである場合における基地局100及び端末装置200の送受信タイミングが示されている。基地局100では、UL帯域におけるULからDLへの切替えに時間41を要するため、当該UL帯域についてのDL送信タイミングが、DL帯域についてのDL送信タイミングよりも遅れる。その結果、端末装置200でも、上記UL帯域についてのDL受信タイミングが、上記DL帯域についてのDL受信タイミングよりも送れる。そのため、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第1のTA43についての指示と、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第2のTA45についての指示とを行う。第2のTA45は、第1のTA43よりも長い。端末装置200(制御部243)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、第1のTA43を示す情報とに基づいて、上記UL帯域におけるUL送信タイミングを調整する。あるいは、端末装置200(制御部243)は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、第2のTA45を示す情報とに基づいて、上記UL帯域におけるUL送信タイミングを調整する。
(c)指示の手法
(c−1)タイミングアドバンスコマンドの通知
例えば、基地局100(制御部153)は、タイミングアドバンス(TA)コマンドの通知により、上記第1のTAについての上記指示、及び上記第2のTAについての上記指示を行う。
−個々のTAコマンド
例えば、上記TAコマンドは、上記第1のTAのためのTAコマンドと、上記第2のTAためのTAコマンドとを含む。即ち、基地局100(制御部153)は、上記第1のTAのためのTAコマンドの通知により、上記第1のTAについての指示を行い、上記第2のTAのためのTAコマンドの通知により、上記第2のTAについての指示を行う。
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記第1のTAのための上記TAコマンドに基づいて、上記第1のTAを示す情報を生成し、上記第2のTAのための上記TAコマンドに基づいて、上記第2のTAを示す情報を生成する。
具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記第1のTAを調整するためのTA1を示すTAコマンドを端末装置200に通知する。さらに、基地局100(制御部153)は、上記第2のTAを調整するためのTA2を示すTAコマンドを端末装置200に通知する。例えば、端末装置200は、TA1から、上記第1のTAについてのNTA1を算出する。即ち、端末装置200は、上記第1のTAを示す情報であるNTA1を生成する。そして、端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングとNTA1とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。あるいは、端末装置200は、TA2から、上記第2のTAについてのNTA2を算出する。即ち、端末装置200は、上記第2のTAを示す情報であるNTA2を生成する。そして、端末装置200は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングとNTA2とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
これにより、例えば、2つのTAを別々に更新することが可能になる。そのため、端末装置200は、DL帯域についてのDL受信タイミング、及び上記ULについてのDL受信タイミングのいずれに基づいても、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを適切に調整することが可能になる。また、上記UL帯域とは遅延分散が異なる上記DL帯域におけるDL受信タイミングではなく、上記UL帯域におけるDL受信タイミングに基づいて、上記UL帯域におけるUL送信タイミングを調整することにより、より高い精度でのタイミング調整が可能になる。
−タイミングアドバンスグループ(TAG)
例えば、上記第1のTAのための上記TAコマンドは、第1のTAGのためのコマンドであり、上記第2のTAのための上記TAコマンドは、上記第1のTAGとは異なる第2のTAGのためのコマンドである。
具体的には、例えば、基地局100は、上記第1のTAのためのTAコマンドと上記第1のTAGのTAG IDとを含むMACコントロールエレメントを、端末装置200へ送信する。さらに、基地局100は、上記第2のTAのためのTAコマンドと上記第2のTAGのTAG IDとを含むMACコントロールエレメントを、端末装置200へ送信する。
これにより、例えば、端末装置200は、上記第1のTAのためのTAコマンドと、上記第2のTAのためのTAコマンドとを区別することが可能になる。
(c−2)オフセットの通知
基地局100(制御部153)は、TAコマンドの通知により、上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの一方についての指示を行い、上記第1のTAと上記第2のTAとの間のオフセットを示す情報(以下、「オフセット情報」と呼ぶ)の通知により、上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの他方についての指示を行ってもよい。
端末装置200(制御部243)は、上記TAコマンドに基づいて、上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの上記一方を示す情報を生成し、当該情報と上記オフセット情報とに基づいて、上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの上記他方を示す情報を生成してもよい。
上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの一方は、上記第1のTAであり、上記第1のTA及び上記第2のTAのうちの他方は、上記第2のTAであってもよい。
−具体的な例
具体的には、基地局100(制御部153)は、上記第1のTAを調整するためのTA1を示すTAコマンドを端末装置200に通知してもよい。端末装置200は、TA1から、上記第1のTAについてのNTA1を算出してもよい。即ち、端末装置200は、上記第1のTAを示す情報であるNTA1を生成してもよい。また、基地局100(制御部153)は、(例えば、システム情報の中で、又はシグナリングにより、)上記第1のTAと上記第2のTAとの間のオフセットを示す情報(オフセット情報)であるNTA_offsetを端末装置200に通知してもよい。端末装置200は、NTA1とNTA_offsetとから、NTA2(例えば、NTA1+NTA_offset)を算出してもよい。即ち、端末装置200は、上記第2のTAを示す情報であるNTA2を生成してもよい。なお、NTA_offsetは、所定値(例えば、624)であってもよい。
−オフセットの使用の手法
−−動作モードの切替えの際の使用
端末装置200は、上記UL帯域の上記動作モードが上記第1のモードから上記第2のモードに切り替わる際に、上記第1のTAを示す上記情報(例えば、NTA1)と、上記オフセット情報(例えば、NTA_offset)とから、上記第2のTAを示す上記情報(例えば、NTA2)を初期値として生成してもよい。その後、端末装置200は、上記第2のTAコマンドに基づいて、上記第2のTAを示す上記情報(例えば、NTA2)を生成(更新)してもよい。
−−継続的な使用
あるいは、端末装置200は、継続的に、上記第1のTAを示す上記情報(例えば、NTA1)と、上記オフセット情報(例えば、NTA_offset)とから、上記第2のTAを示す上記情報(例えば、NTA2)を生成してもよい。
−通知の例
−−通知の手法
基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記オフセット情報の通知を行ってもよい。あるいは、基地局100(制御部153)は、シグナリングにより、上記オフセット情報の通知を行ってもよい。
−−通知のタイミング
基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2の動作モードである場合に限らず、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記オフセット情報の通知を行ってもよい。即ち、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2の動作モードである場合に限らず、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記第2のTAについての上記指示を行ってもよい。
−その他
基地局100が上記オフセット情報(例えば、NTA_offset)を端末装置200に通知する代わりに、上記オフセット情報が端末装置200において予め記憶されていてもよい。
(d)端末装置200におけるタイミング調整手法の選択
(d−1)ULデータ
例えば、基地局100が、上記DL帯域において、ULデータのスケジューリング情報を端末装置200に送信する。この場合に、例えば、端末装置200(制御部243)は、上記ULデータの送信のために、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す上記情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
例えば、基地局100が、上記UL域において、DLサブフレームで、ULデータのスケジューリング情報を端末装置200に送信する。この場合に、例えば、端末装置200(制御部243)は、上記ULデータの送信のために、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す上記情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
(d−2)ACK/NACK
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記DL帯域において送信されたDLデータについてのACK/NACKの送信のために、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す上記情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記UL帯域において送信されたDLデータについてのACK/NACKの送信のために、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す上記情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
(3)その他
(a)UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーション
例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合に、UL/DLコンフィギュレーションに従って上記UL帯域における無線通信を行う。
(a−1)UL/DLコンフィギュレーションの例
例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションである。より具体的には、例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、図4に示されるコンフィギュレーション0〜6のいずれかである。
なお、上記UL/DLコンフィギュレーションは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションではなく、別のコンフィギュレーション(例えば、FDDに固有のコンフィギュレーション)であってもよい。
(a−2)UL/DLコンフィギュレーションの選択
例えば、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第1のモードから上記第2のモードに切り替えられる場合に、UL/DLコンフィギュレーションを選択し、当該UL/DLコンフィギュレーションを上記UL帯域に適用する。
例えば、基地局100(制御部153)は、セル101におけるDLのトラフィックとULのトラフィックとに基づいて、DLサブフレームとULサブフレームとの適切な比率を有するUL/DLコンフィギュレーションを選択する。
(a−3)UL/DLコンフィギュレーションの変更
基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを、複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の中で変更してもよい。例えば、基地局100(制御部153)は、後述する第5の実施形態と同様に、上記UL帯域についての上記UL/DLコンフィギュレーションを変更してもよい。
(a−4)UL/DLコンフィギュレーションの通知
例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報(以下、「コンフィギュレーション情報」と呼ぶ)を端末装置200に通知する。
一例として、基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記コンフィギュレーション情報を端末装置200に通知する。上記コンフィギュレーション情報は、新たな情報としてシステム情報の中に含まれてもよい。あるいは、上記コンフィギュレーション情報は、上記UL帯域においてDLサブフレームで送信されるシステム情報の中に、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報として含まれてもよい。
別の例として、基地局100(制御部153)は、端末装置200への個別のシグナリングにより、上記コンフィギュレーション情報を端末装置200に通知する。
(b)ランダムアクセス
(b−1)ランダムアクセス時間周波数領域
例えば、基地局100は、SIB(System Information Block)2の中で、PRACH(Physical Random Access Channel)コンフィギュレーションインデックス及びPRACH周波数オフセットを報知する。これにより、例えば、端末装置200は、ランダムアクセスプリアンブルの送信が許可される無線リソース(ランダムアクセス時間周波数領域)を知ることが可能になる。
FDDでは、1つのサブフレームにつき、1つのランダムアクセス時間周波数領域のみが配置される。無線フレームの中のいずれのサブフレームにランダムアクセス時間周波数領域が配置されるかは、PRACHコンフィギュレーションインデックスから知ることができる。どのリソースブロックにランダムアクセス時間周波数領域が配置されるかは、PRACH周波数オフセットから知ることができる。
例えば、基地局100は、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合に、ULサブフレームに、ランダムアクセス時間周波数領域を配置する。
(b−2)ランダムアクセス手続
例えば、端末装置200は、アイドル状態から接続状態への遷移のために、ランダムアクセス時間周波数領域においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。
例えば、基地局100は、ランダムアクセス応答を端末装置200へ送信する。この際に、基地局100は、TAコマンドを端末装置200に通知する。例えば、基地局100は、上記第1のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する。あるいは、基地局100は、上記第1のTAのためのTAコマンドと、上記第2のTAのためのTAコマンドとを、端末装置200に通知してもよい。
(c)同期信号の送信
例えば、基地局100は、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域において同期信号を送信する。
例えば、基地局100の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域における上記同期信号の送信のための処理を行う。具体的には、例えば、制御部243は、上記同期信号の生成、及び/又は無線リソースへの上記同期信号のマッピングなどを行う。
これにより、例えば、端末装置200は、上記UL帯域においてより正確に同期をとることが可能になる。
(c−1)同期信号
例えば、上記同期信号は、上記DL帯域において送信される同期信号と同様に、セルIDに対応する信号である。より具体的には、例えば、上記同期信号は、PSS(Primary Synchronization Signal)及びSSS(Secondary Synchronization Signal)である。
(c−2)所定のサブフレームでの送信
例えば、上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用され、且つ、無線フレームのうちの少なくとも所定のサブフレームにおいて上記UL帯域がDLに使用されるモードである。そして、基地局100の制御部243は、無線フレームのうちの上記所定のサブフレームにおいて、上記同期信号を送信する。
例えば、基地局100の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、無線フレームのうちの上記所定のサブフレームにおいて同期信号が送信されるように、上記UL帯域における同期信号の送信のための処理を行う。
一例として、通常のTDDのケースと同様に、上記所定のサブフレームは、サブフレーム番号1、6であるサブフレーム(PSS用のサブフレーム)、及びサブフレーム番号0、5であるサブフレーム(SSS用のサブフレーム)であってもよい。別の例として、通常のFDDのケースと同様に、上記所定のサブフレームは、サブフレーム番号0、5であるサブフレーム(PSS及びSSS用のサブフレーム)であってもよい。
これにより、例えば、上記UL帯域において同期信号が確実に送信され、端末装置200は上記UL帯域においてより確実に同期をとることが可能になる。
(c−3)端末装置による動作
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記同期信号に基づいて、上記UL帯域における同期をとる。
(d)スケジューリング
例えば、基地局100(制御部153)は、無線リソースの割当て(即ち、スケジューリング)を行う。
(d−1)レガシー端末
−DLリソースの割当て
例えば、基地局100(制御部153)は、レガシー端末(即ち、上記第2のモードをサポートしない端末装置)には、DLリソースとして、上記DL帯域の無線リソースを割り当てる。
とりわけ、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合に、例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域のULサブフレームの4サブフレーム前にあるサブフレーム内の、上記DL帯域の無線リソースを、レガシー端末に割り当てる。これにより、例えば、当該レガシー端末は、上記無線リソースにおいて送信されるDLデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信することが可能になる。
−スケジューリング情報の通知
例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域において、スケジューリング情報(即ち、無線リソースの割当てを示す情報)をレガシー端末に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域のPDCCH(Physical Downlink Control Channel)において、上記DL帯域のPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及び上記UL帯域のPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)についてのスケジューリング情報をレガシー端末に通知する。
(d−2)端末装置200
−DLリソースの割当て
例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200(即ち、上記第2のモードをサポートする端末装置)には、DLリソースとして、上記DL帯域の無線リソース、又は上記UL帯域の無線リソース(DLサブフレーム内の無線リソース)を割り当てる。
端末装置200は、上記UL帯域においてDLサブフレームで送信されるリファレンス信号に基づく測定を行い、測定結果を基地局100に報告してもよい。そして、基地局100(制御部153)は、上記測定結果が良好であれば(例えば、受信電力が十分に大きければ)、上記UL帯域の無線リソース(DLサブフレーム内の無線リソース)を端末装置200に割り当ててもよい。
−スケジューリング情報の通知
−−DL帯域
例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域において、上記DL帯域についてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域のPDCCHにおいて、上記DL帯域のPDSCHについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。
−−UL帯域(DLリソース)
例えば、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域において、上記UL帯域のDLリソースについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域のPDCCHにおいて、上記UL帯域のPDSCHについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。即ち、クロスキャリアスケジューリングが行われる。
あるいは、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域において、上記UL帯域のDLリソースについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知してもよい。より具体的には、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域のPDCCHにおいて、上記UL帯域のPDSCHについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知してもよい。
−−UL帯域(ULリソース)
例えば、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域において、上記UL帯域のULリソースについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域のPDCCHにおいて、上記UL帯域のPUSCHについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知する。
あるいは、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域において、上記UL帯域のULリソースについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知してもよい。より具体的には、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域のPDCCHにおいて、上記UL帯域のPUSCHについてのスケジューリング情報を端末装置200に通知してもよい。
(e)ケイパビリティ情報の通知
例えば、端末装置200は、フレキシブルデュプレクス(Flexible Duplex)の可否を示すケイパビリティ情報を基地局100に通知する。例えば、当該ケイパビリティ情報は、端末装置200がサポートする帯域組合せ(band combination)ごとに、フレキシブルデュプレクスの可否を示す。これにより、例えば、基地局100は、端末装置200が上記第2のモードをサポートすることを知ることが可能になる。
なお、上記ケイパビリティ情報は、(端末装置200がサポートする帯域組合せごとに)DLキャリアアグリゲーションの可否及びULキャリアアグリゲーションの可否をさらに示してもよい。
<4.3.処理の流れ>
次に、図13及び図14を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)第1のモードでの処理
図13は、第1の実施形態に係る第1のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、第1のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S301)。当該第1のTAは、FDDのDL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAである。
端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す情報とに基づいて、FDDのUL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S303)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S305)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
(2)第2のモードでの処理
図14は、第1の実施形態に係る第2のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、モード切替え情報を端末装置200に通知する(S321)。当該モード切替え情報は、第1のモードと第2のモードとの間での上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報である。とりわけ、上記モード切替え情報は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えを示す。上記第1のモードは、上記UL帯域がULに使用されるモードであり、上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用されるモードである。
基地局100は、上記動作モードを上記第1のモードから上記第2のモードへ切り替える(S323)。
基地局100は、第1のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S325)。当該第1のTAは、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAである。さらに、基地局100は、第2のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S327)。当該第2のTAは、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAである。
端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S329)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S331)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
端末装置200は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S333)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S335)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
以上、第1の実施形態を説明した。第1の実施形態によれば、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。
より具体的には、例えば、端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミング、及び上記UL帯域についてのDL受信タイミングのいずれに基づいても、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを適切に調整することができる。そのため、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、基地局100におけるUL受信タイミングの同期が実現される。その結果、上記UL帯域においてより良好に無線通信が行われ得る。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図15を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
<5.1.技術的課題>
第2の実施形態に係る技術的課題は、第1の実施形態に係る技術的課題と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<5.2.技術的特徴>
次に、第2の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)動作モードの切替え
基地局100(切替部151)は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
動作モードの切替えについての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(2)タイミングアドバンスについての指示
第2の実施形態では、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第1のTAについての指示、及び、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第2のTAについての指示を行う。
とりわけ第2の実施形態では、上記第1のTAについての上記指示は、上記第2のモードをサポートしないレガシー端末への指示であり、上記第2のTAについての上記指示は、上記第2のモードをサポートする端末装置200への指示である。
一方、上記レガシー端末は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。とりわけ第2の実施形態では、端末装置200(制御部243)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。これにより、例えば、端末装置200は、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを適切に調整することができる。
(a)第2のモードでの指示
例えば、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記第1のTAについての上記指示、及び上記第2のTAについての上記指示を行う。
(b)第1のTA及び第2のTA
例えば、上記第2のTAは、上記第1のTAよりも長い。
上記第1のTA及び上記第2のTAの例の説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(c)指示の手法
例えば、基地局100(制御部153)は、タイミングアドバンス(TA)コマンドの通知により、上記第1のTAについての上記指示、及び上記第2のTAについての上記指示を行う。
−個々のTAコマンド
例えば、上記TAコマンドは、上記第1のTAのためのTAコマンドと、上記第2のTAためのTAコマンドとを含む。即ち、基地局100(制御部153)は、上記第1のTAのためのTAコマンドの通知により、上記第1のTAについての指示を行い、上記第2のTAのためのTAコマンドの通知により、上記第2のTAについての指示を行う。
例えば、上記レガシー端末は、上記第1のTAのための上記TAコマンドに基づいて、上記第1のTAを示す情報を生成する。端末装置200(制御部243)は、上記第2のTAのための上記TAコマンドに基づいて、上記第2のTAを示す情報を生成する。
(3)その他
(a)UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーション
UL/DLコンフィギュレーションについての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)ランダムアクセス
(b−1)ランダムアクセス時間周波数領域
ランダムアクセス時間周波数領域についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b−2)ランダムアクセス手続
例えば、端末装置200は、アイドル状態から接続状態への遷移のために、ランダムアクセス時間周波数領域においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。
例えば、基地局100は、ランダムアクセス応答を端末装置200へ送信する。この際に、基地局100は、TAコマンドを端末装置200に通知する。とりわけ、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合には、基地局100は、上記第2のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する。
なお、上記動作モードが上記第1のモードである場合には、基地局100は、第1のTA(上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTA)のためのTAコマンドを、端末装置200に通知する。ここでの「第1のTA」とは、単に、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAを意味し、特定の端末(例えば、上記レガシー端末)のためのTAを意味しない。即ち、端末装置200のための「第1のTA」と、上記レガシー端末のための「第1のTA」とは、異なるTAである。
(c)同期信号の送信
同期信号の送信についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(d)スケジューリング
スケーリングについての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(e)ケイパビリティ情報の通知
ケイパビリティ情報の通知についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<5.3.処理の流れ>
次に、図15を参照して、第2の実施形態に係る処理の例を説明する。
(1)第1のモードでの処理
第1のモードでの処理についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(2)第2のモードでの処理
図15は、第2の実施形態に係る第2のモードでの処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100は、モード切替え情報を端末装置200に通知する(S341)。当該モード切替え情報は、第1のモードと第2のモードとの間での上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報である。とりわけ、上記モード切替え情報は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えを示す。上記第1のモードは、上記UL帯域がULに使用されるモードであり、上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用されるモードである。
基地局100は、上記動作モードを上記第1のモードから上記第2のモードへ切り替える(S343)。
基地局100は、第1のTAのためのTAコマンドをレガシー端末に通知する(S345)。当該第1のTAは、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAである。さらに、基地局100は、第2のTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S347)。当該第2のTAは、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAである。
端末装置200は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第2のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S349)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S351)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
上記レガシー端末は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記第1のTAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S353)。そして、上記レガシー端末は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S355)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。
より具体的には、例えば、端末装置200は、上記動作モードが上記第2のモードである場合には、上記DL帯域についてのDL受信タイミングに基づかず、上記UL帯域についてのDL受信タイミングに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。そのため、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、基地局100におけるUL受信タイミングの同期が実現される。その結果、上記UL帯域においてより良好に無線通信が行われ得る。また、端末装置200のためのTAの数が増えないので、シグナリングのオーバーヘッドの増加が抑えられ得る。
<<6.第3の実施形態>>
続いて、図16及び図17を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。
<6.1.技術的課題>
第3の実施形態に係る技術的課題は、第1の実施形態に係る技術的課題と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<5.2.技術的特徴>
次に、図16を参照して、第3の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)動作モードの切替え
基地局100(切替部151)は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
(a)切替えのトリガ
上記動作モードの切替えのトリガについての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)切替えの通知
上記動作モードの切替えの通知ついての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(c)切替えに応じた端末装置200の動作
上記動作モードの切替えに応じた端末装置200の動作ついての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(2)ダウンリンク送信のタイミング
第3の実施形態では、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL送信タイミングとを同期させる。以下、この点について、図16を参照して具体例を説明する。
図16は、DL帯域及びUL帯域についてのDL送信タイミングの例を説明するための説明図である。図16を参照すると、UL帯域についての動作モードが第2のモードである場合における基地局100及び端末装置200の送受信タイミングが示されている。基地局100では、UL帯域におけるULからDLへの切替えに時間51を要する。しかし、第2の実施形態では、基地局100は、時間51を考慮して、上記UL帯域についてのDL送信タイミングを、DL帯域についてのDL送信タイミングと同期させる。その結果、端末装置200では、例えば、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記UL帯域についてのDL受信タイミングとが同期する。そのため、端末装置200は、DL受信タイミング(上記DL帯域についてのDL受信タイミング、又は上記UL帯域についてのDL受信タイミング)とTA53に基づいて、UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
これにより、例えば、端末装置200は、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを適切に調整することができる。
なお、本明細書において、「タイミングを同期させる」とは、「タイミング間の差が全くなくなるように、当該タイミングを同期させる」ことを意味しなくてもよく、例えば、「タイミング間の差が所定範囲内に収まるように、当該タイミングを同期させる」ことを意味してもよい。
(3)アップリンク受信のタイミング
(a)第2のモード
例えば、少なくとも上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングよりも所定時間だけ早い。例えば、当該所定時間は、上記UL帯域におけるULからDLへの切替えに要する時間である。
図16を再び参照すると、基地局100において、UL帯域についてのUL受信タイミングは、DL帯域についてのDL送信タイミングよりも、時間51(即ち、上記UL帯域におけるULからDLへの切替えに要する時間)だけ早い。
これにより、例えば、端末装置200は、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、上記DL帯域についてのDL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL送信タイミングとを同期させることが可能になる。
(b)第1のモード
(b−1)第1の例
第1の例として、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、基地局100において、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングと同期する。即ち、基地局100は、上記動作モードが上記第1のモードから上記第2のモードに切り替える際に、上記UL帯域についてのUL受信タイミングを上記所定時間だけ早くする。
(b−2)第2の例
第2の例として、上記動作モードが上記第1のモードである場合にも、基地局100において、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングよりも上記所定時間だけ早くてもよい。即ち、基地局100は、上記動作モードの切替えがあったとしても、上記UL帯域についてのUL受信タイミングを変更しなくてもよい。
(4)タイミングアドバンスについての指示
(a)第1の例
上述したように、第1の例として、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングと同期する。また、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングよりも上記所定時間だけ早い。
例えば、基地局100(制御部153)は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えに応じて上記UL帯域におけるUL送信のTAが上記所定時間だけ長くなるように、当該TAについての指示を行う。当該指示は、端末装置200への指示である。これにより、例えば、上記切替えに応じて上記UL帯域についてのUL受信タイミングを所定時間だけ早くすることが可能になる。その結果、例えば、ULサブフレームとDLサブフレームとの間での衝突が回避される。
(a−1)TAコマンドの通知
例えば、基地局100(制御部153)は、上記切替えの6サブフレーム前のサブフレームにおけるTAコマンドの通知により、上記TAについての上記指示を行う。例えば、当該TAコマンドは、上記UL帯域におけるUL送信の上記TAを上記所定時間だけ長くする値(T)を示す。これにより、例えば、上記切替えのタイミングで、上記TAを上記所定時間だけ長くすることが可能になる。
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記TAコマンドに基づいて、上記UL帯域におけるUL送信のTAを示す情報(例えば、NTA)を生成する。
なお、例えば、基地局100(制御部153)は、上記第2のモードから上記第1のモードへの上記動作モードの切替えの前には、上記UL帯域におけるUL送信のTAが上記所定時間だけ短くなるように、当該TAについての指示を行う。例えば、基地局100(制御部153)は、上記切替えの6サブフレーム前のサブフレームにおけるTAコマンドの通知により、上記TAについての上記指示を行う。
(a−2)オフセットの通知
基地局100(制御部153)は、上記所定時間に対応するオフセットを示す情報(以下、「オフセット情報」と呼ぶ)の通知により、上記TAについての上記指示を行ってもよい。
端末装置200(制御部243)は、上記オフセット情報に基づいて、上記UL帯域におけるUL送信のTAを示す情報(例えば、NTA)を生成してもよい。
−具体的な例
具体的には、基地局100(制御部153)は、(例えば、システム情報の中で、又はシグナリングにより、)オフセット情報NTA_offsetを端末装置200に通知してもよい。端末装置200は、NTAとNTA_offsetとから、新たなNTAを算出してもよい。即ち、端末装置200は、上記TAを示す情報であるNTAを新たに生成してもよい。なお、NTA_offsetは、所定値(例えば、624)であってもよい。
−オフセットの使用の手法(動作モードの切替えの際の使用)
端末装置200は、上記UL帯域の上記動作モードが上記第1のモードから上記第2のモードに切り替わる際に、上記オフセット情報に基づいて、上記TAを示す上記情報(例えば、NTA)を生成してもよい。その後、端末装置200は、TAコマンドに基づいて、上記TAを示す上記情報(例えば、NTA)を生成(更新)してもよい。
−通知の例
基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記オフセット情報の通知を行ってもよい。あるいは、基地局100(制御部153)は、個別のシグナリングにより、上記オフセット情報の通知を行ってもよい。当該個別のシグナリングは、RRCシグナリングであってもよい。
−その他
基地局100が上記オフセット情報(例えば、NTA_offset)を端末装置200に通知する代わりに、上記オフセット情報が端末装置200において予め記憶されていてもよい。
(b)第2の例
上述したように、第2の例として、上記UL帯域についてのUL受信タイミングは、上記動作モードが上記第1のモードであるか上記第2のモードであるかによらず、上記DL帯域についてのDL送信タイミングよりも上記所定時間だけ早くてもよい。
この場合に、基地局100(制御部153)は、上記動作モードの上記切替えの有無によらず、通常通り、上記UL帯域におけるUL送信のTAについての指示を行ってもよい。例えば、基地局100(制御部153)は、通常通り、TAコマンドの通知により、上記TAについての指示を行ってもよい。
(c)端末装置200の動作
例えば、端末装置200(制御部243)は、DL受信タイミングと、上記UL帯域におけるUL送信のTAとに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。上記動作モードが上記第1のモードである場合には、上記DL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL受信タイミングである。上記動作モードが上記第2のモードである場合には、上記DL受信タイミングは、上記DL帯域についてのDL受信タイミングであってもよく、又は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングであってもよい。
(5)その他
(a)アップリンク帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションの通知
UL/DLコンフィギュレーションについての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)ランダムアクセス
(b−1)ランダムアクセス時間周波数領域
ランダムアクセス時間周波数領域についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b−2)ランダムアクセス手続
例えば、端末装置200は、アイドル状態から接続状態への遷移のために、ランダムアクセス時間周波数領域においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。
例えば、基地局100は、ランダムアクセス応答を端末装置200へ送信する。この際に、基地局100は、TAコマンドを端末装置200に通知する。
(c)同期信号
例えば、上記動作モードが上記第2のモードであっても、上記UL帯域において同期信号は送信されない。即ち、基地局100は、上記動作モードが上記第2のモードであっても、上記UL帯域において同期信号を送信しない。上記UL帯域についてのDL送信タイミングは、上記DL帯域についてのDL送信タイミングと同期しているからである。これにより、例えば、無線リソースが節約される。
あるいは、基地局100は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域において同期信号を送信してもよい。
(d)スケジューリング
スケーリングについての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(e)ケイパビリティ情報の通知
ケイパビリティ情報の通知についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<6.3.処理の流れ>
次に、図17を参照して、第3の実施形態に係る処理の例を説明する。図17は、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。なお、当該処理の説明において、FDDのUL帯域についての動作モードは、最初に、第1のモードになっているものとする。
基地局100は、TAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S361)。
端末装置200は、FDDのDL帯域についてのDL受信タイミングと、上記TAを示す情報とに基づいて、FDDのUL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S363)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S365)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
基地局100は、モード切替え情報を端末装置200に通知する(S367)。当該モード切替え情報は、第1のモードと第2のモードとの間での上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報である。とりわけ、上記モード切替え情報は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えを示す。上記第1のモードは、上記UL帯域がULに使用されるモードであり、上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用されるモードである。
基地局100は、上記動作モードの上記切替えの前に、TAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S369)。例えば、基地局100は、上記切替えの6サブフレーム前のサブフレームにおいて、上記TAコマンドを端末装置200に通知する。
基地局100は、上記動作モードを上記第1のモードから上記第2のモードへ切り替える(S371)。また、基地局100は、上記DL帯域についてのDL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL送信タイミングとを同期させる(S373)。
端末装置200は、上記DL帯域又は上記UL帯域についてのDL受信タイミングと、上記TAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S375)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S377)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
以上、第3の実施形態を説明した。第3の実施形態によれば、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。
より具体的には、例えば、端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミング、及び上記UL帯域についてのDL受信タイミングのいずれに基づいても、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを適切に調整することができる。そのため、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、基地局100におけるUL受信タイミングの同期が実現される。その結果、上記UL帯域においてより良好に無線通信が行われ得る。また、端末装置200のためのTAの数が増えないので、シグナリングのオーバーヘッドの増加が抑えられ得る。
<<7.第4の実施形態>>
続いて、図18を参照して、本開示の第4の実施形態を説明する。
<7.1.技術的課題>
第4の実施形態に係る技術的課題は、第1の実施形態に係る技術的課題と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<7.2.技術的特徴>
次に、第4の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)動作モードの切替え
基地局100(切替部151)は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
動作モードの切替えについての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(2)タイミングアドバンスについての指示
第4の実施形態では、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第1のモードであるか又は上記第2のモードであるかによらず、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAについての指示を行う。当該指示は、端末装置200への指示である。なお、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAについての指示を行わない。
一方、とりわけ第4の実施形態では、端末装置200(制御部243)は、上記動作モードが上記第1のモードであるか又は上記第2のモードであるかによらず、上記DL帯域についてのDL受信タイミングに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする上記TAのためのTAコマンドの通知により、当該TAについての上記指示を行う。端末装置(情報取得部241)は、上記TAコマンドを取得する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記TAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。なお、端末装置200(制御部243)は、上記TAコマンドに基づいて、上記TAを示す上記情報を生成する。
図11を再び参照すると、例えば、基地局100は、上記UL帯域についての動作モードによらず、TA43(DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTA)のためのTAコマンドを端末装置200に通知する。端末装置200(制御部243)は、上記UL帯域についての動作モードによらず、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、TA43を示す情報とに基づいて、上記UL帯域におけるUL送信タイミングを調整する。
(3)その他
(a)アップリンク帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションの通知
UL/DLコンフィギュレーションについての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)ランダムアクセス
(b−1)ランダムアクセス時間周波数領域
ランダムアクセス時間周波数領域についての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b−2)ランダムアクセス手続
例えば、端末装置200は、アイドル状態から接続状態への遷移のために、ランダムアクセス時間周波数領域においてランダムアクセスプリアンブルを送信する。
例えば、基地局100は、ランダムアクセス応答を端末装置200へ送信する。この際に、基地局100は、TAコマンドを端末装置200に通知する。
(c)同期信号
同期信号の送信についての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(d)スケジューリング
スケーリングについての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(e)ケイパビリティ情報の通知
ケイパビリティ情報の通知についての説明は、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<7.3.処理の流れ>
次に、図18を参照して、第4の実施形態に係る処理の例を説明する。図18は、第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。なお、当該処理の説明において、FDDのUL帯域についての動作モードは、最初に、第1のモードになっているものとする。
基地局100は、FDDのDL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S381)。
端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記TAを示す情報とに基づいて、FDDのUL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S383)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S385)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
基地局100は、モード切替え情報を端末装置200に通知する(S387)。当該モード切替え情報は、第1のモードと第2のモードとの間での上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報である。とりわけ、上記モード切替え情報は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えを示す。上記第1のモードは、上記UL帯域がULに使用されるモードであり、上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用されるモードである。
基地局100は、上記動作モードを上記第1のモードから上記第2のモードへ切り替える(S389)。
基地局100は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングを基準とするTAのためのTAコマンドを端末装置200に通知する(S391)。
端末装置200は、上記DL帯域についてのDL受信タイミングと、上記TAを示す情報とに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する(S393)。そして、端末装置200は、上記UL帯域におけるUL送信を行う(S395)。即ち、端末装置200は、上記UL帯域においてUL信号を送信する。
以上、第4の実施形態を説明した。第4の実施形態によれば、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。
より具体的には、例えば、端末装置200は、上記動作モードが上記第1のモードであるか上記第2のモードであるかによらず、上記DL帯域についてのDL受信タイミングに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。そのため、上記UL帯域が時分割でDL及びULの両方に使用される場合でも、基地局100におけるUL受信タイミングの同期が実現される。その結果、上記UL帯域においてより良好に無線通信が行われ得る。また、端末装置200のためのTAの数が増えないので、シグナリングのオーバーヘッドの増加が抑えられ得る。
<<8.第5の実施形態>>
続いて、図19〜図25を参照して、本開示の第5の実施形態を説明する。
<8.1.技術的課題>
まず、図19を参照して、第5の実施形態に係る技術的課題を説明する。
FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する手法が検討されている。当該手法は、フレキシブルデュプレクスと呼ばれ得る。
しかし、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合には、当該UL帯域において無線通信が良好に行われない可能性がある。
より具体的には、例えば、DLデータが、FDDのDL帯域において、あるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、FDDのUL帯域において、当該あるサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームで送信される。しかし、上記UL帯域が、時分割でDL及びULの両方に使用される場合には、上記あるサブフレームの4サブフレーム後のサブフレームは、DLサブフレームであり得る。そのため、端末装置は、上記DLデータについての上記ACK/NACKを送信することができなくなり得る。あるいは、上記DL帯域においてDLデータが送信されるサブフレームが、ULサブフレームの4サブフレーム前のサブフレームにのみに限定され得る。以下、この点について、図19を参照して具体例を説明する。
図19は、DLデータについてのACK/NACKが送信されるサブフレームがDLサブフレームである例を説明するための説明図である。図19を参照すると、FDDのDL帯域のサブフレームと、FDDのUL帯域のサブフレームとが示されている。この例では、当該UL帯域は時分割によりDL及びULの両方に使用されている。例えば、DLデータが、上記DL帯域において、サブフレーム番号が0であるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、通常、上記UL帯域において、サブフレーム番号が4であるサブフレームで送信される。しかし、上記UL帯域は、時分割でDL及びULの両方に使用されており、サブフレーム番号が4であるサブフレームは、DLサブフレームであるので、端末装置は、上記DLデータについてのACK/NACKを送信することができない。あるいは、基地局は、サブフレーム番号が0であるサブフレームで上記DLデータを送信することができない。同様に、例えば、DLデータが、上記DL帯域において、サブフレーム番号が1であるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、通常、上記UL帯域において、サブフレーム番号が5であるサブフレームで送信される。しかし、上記UL帯域は、時分割でDL及びULの両方に使用されており、サブフレーム番号が5であるサブフレームは、DLサブフレームであるので、上記端末装置は、上記DLデータについてのACK/NACKを送信することができない。あるいは、上記基地局は、サブフレーム番号が1であるサブフレームで上記DLデータを送信することができない。
そこで、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。より具体的には、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合にDLデータについてのACK/NACKを適切に送信することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
<8.2.技術的特徴>
次に、図20〜図24を参照して、第5の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
(1)動作モードの切替え
基地局100(切替部151)は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える。
第5の実施形態における動作モードの切替えについての説明は、第1〜第4の実施形態のいずれかにおける動作モードの切替えについての説明と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(2)UL/DLコンフィギュレーション
例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についての上記動作モードが上記第2のモードである場合に、UL/DLコンフィギュレーションに従って上記UL帯域における無線通信を行う。
(a)UL/DLコンフィギュレーションの例
例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションである。より具体的には、例えば、上記UL/DLコンフィギュレーションは、図4に示されるコンフィギュレーション0〜6のいずれかである。
なお、上記UL/DLコンフィギュレーションは、TDDのUL/DLコンフィギュレーションではなく、別のコンフィギュレーション(例えば、FDDに固有のコンフィギュレーション)であってもよい。
(c)UL/DLコンフィギュレーションの変更
例えば、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを、複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の中で変更する。基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についての上記UL/DLコンフィギュレーションを動的に(dynamically)変更してもよく、上記UL帯域についての上記UL/DLコンフィギュレーションを準静的に(semi-statically)変更してもよく、
(c−1)複数のUL/DLコンフィギュレーション候補
例えば、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、TDDの複数のUL/DLコンフィギュレーションである。より具体的には、例えば、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0〜6のうちの2つ以上である。一例として、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0、1、3、4である。
なお、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、TDDの複数のUL/DLコンフィギュレーションではなく、別の複数のコンフィギュレーション(例えば、FDDに固有の複数のコンフィギュレーション)であってもよい。
(c−2)変更の手法
例えば、基地局100(制御部153)は、セル101におけるDLのトラフィックとULのトラフィックとに基づいて、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを変更する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを、DLサブフレームとULサブフレームとのより適切な比率を有するUL/DLコンフィギュレーションに変更する。
上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションの変更により、例えば、DLリソースの量とULリソースの量とをより柔軟に調整することが可能になる。
(d)UL/DLコンフィギュレーションの通知
例えば、基地局100(制御部153)は、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報(以下、「コンフィギュレーション情報」と呼ぶ)を端末装置200に通知する。
一例として、基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記コンフィギュレーション情報を端末装置200に通知する。上記コンフィギュレーション情報は、新たな情報としてシステム情報の中に含まれてもよい。あるいは、上記コンフィギュレーション情報は、上記UL帯域においてDLサブフレームで送信されるシステム情報の中に、TDDのUL/DLコンフィギュレーションを示す情報として含まれてもよい。
別の例として、基地局100(制御部153)は、端末装置200への個別のシグナリングにより、上記コンフィギュレーション情報を端末装置200に通知する。例えば、当該個別のシグナリングは、RRCシグナリングである。
(3)ACK/NACKサブフレーム関連情報の通知
(a)ダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレーム
とりわけ第5の実施形態では、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合にDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報(以下、「DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報」と呼ぶ)を、端末装置200に通知する。
一方、端末装置(情報取得部241)は、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を取得する。さらに、端末装置200は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、DLデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信する。端末装置200の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、DLデータについてのACK/NACKの送信のための処理を行う。
これにより、例えば、上記UL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合にDLデータについてのACK/NACKを適切に送信することが可能になる。
(a−1)DLデータ
−DL帯域において送信されるDLデータ
例えば、上記DLデータは、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域において送信されるDLデータを含む。即ち、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記DL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報である。また、端末装置200の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記DL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信する。
これにより、例えば、上記DL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKを適切に送信することが可能になる。
−UL帯域において送信されるDLデータ
例えば、上記DLデータは、上記UL帯域において送信されるDLデータをさらに含む。即ち、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記UL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報でもある。また、端末装置200の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信する。
これにより、例えば、上記UL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKも適切に送信することが可能になる。
(a−2)サブフレーム
例えば、(上記DLデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の間で共通のULサブフレームである。これにより、例えば、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションが上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の中で変更されたとしても、DLデータについてのACK/NACKを確実に送信することが可能になる。例えば、端末装置200が変更後のUL/DLコンフィギュレーションを知る前に、当該変更後のUL/DLコンフィギュレーションが適用されたとしても、端末装置200は、DLデータについてのACK/NACKをULサブフレームで送信することができる。
より具体的には、例えば、(上記DLデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補のうちの第1のUL/DLコンフィギュレーション候補のために定義された、DLデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームである。このような場合に、上記第1のUL/DLコンフィギュレーション候補は、DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションと呼ばれ得る。以下、図20を参照して、DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレーム(DLデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレーム)の例を説明する。
図20は、DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレームの一例を説明するための説明図である。図20を参照すると、DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義された、DLデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームが示されている。このテーブルは、3GPP TS 36.213に含まれるTable 10.1.3A−1と同じものである。例えば、コンフィギュレーション4のためには、サブフレーム番号が2、3であるサブフレームが、DLデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームとして定義されている。より具体的には、サブフレーム番号が2であるサブフレームでは、当該サブフレームよりも7〜12サブフレーム前のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が0〜5であるサブフレーム)で送信されたDLデータについてのACK/NACKが送信される。また、サブフレーム番号が3であるサブフレームでは、当該サブフレームよりも4〜7サブフレーム前のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が6〜9であるサブフレーム)で送信されたDLデータについてのACK/NACKが送信される。
例えば、上記第1のUL/DLコンフィギュレーション候補は、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補のうちの、ULサブフレームの数が最小であるUL/DLコンフィギュレーション候補である。一例として、上述したように、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0、1、3、4である。この場合に、上記第1のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション4である。さらに、この場合に、DLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームは、図20に示されるように、サブフレーム番号が2、3であるサブフレームである。以下、図21及び図22を参照して、DLデータについてのACK/NACKの送信の例を説明する。
図21は、DL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。図21を参照すると、FDDのDL帯域のサブフレームと、FDDのUL帯域のサブフレームとが示されている。この例では、当該UL帯域についての動作モードは第2のモードであり、当該UL帯域は時分割によりDL及びULの両方に使用されている。また、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション4である。例えば、DLデータが、上記DL帯域において、サブフレーム番号が0〜5のいずれかであるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が2であるサブフレーム(ULサブフレーム)で送信される。また、例えば、DLデータが、上記DL帯域において、サブフレーム番号が6〜9のいずれかであるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が3であるサブフレーム(ULサブフレーム)で送信される。
図22は、UL帯域において送信されるDLデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。図22を参照すると、FDDのDL帯域のサブフレームと、FDDのUL帯域のサブフレームとが示されている。この例では、当該UL帯域についての動作モードは第2のモードであり、当該UL帯域は時分割によりDL及びULの両方に使用されている。また、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション4である。例えば、DLデータが、上記UL帯域において、サブフレーム番号が0、1、4、5のいずれかであるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が2であるサブフレーム(ULサブフレーム)で送信される。また、例えば、DLデータが、上記UL帯域において、サブフレーム番号が6〜9のいずれかであるサブフレームで送信されると、当該DLデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が3であるサブフレーム(ULサブフレーム)で送信される。
なお、当然ながら、(上記DLデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、この例に限られない。例えば、上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の間で共通の任意のULサブフレームであってもよい。
このように、例えば、端末装置200は、上記UL帯域についてのUL/DLサブフレームによらず、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、DLデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信する。
(a−3)DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報
例えば、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記第1のUL/DLコンフィギュレーション候補を示す情報(以下、「DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーション情報」と呼ぶ)である。
上述したように、一例として、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0〜6のうちの2つ以上であり、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、インデックス0〜6のいずれかである。
なお、当然ながら、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーション情報に限られず、他の情報であってもよい。一例として、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記動作モードが上記第2のモードである場合にDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームを示す情報であってもよい。具体的には、図20に示されるテーブルのいずれかの行に相当する情報であってもよい。
(a−4)通知手法
例えば、基地局100(制御部153)は、個別のシグナリングにより、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する。一例として、基地局100(制御部153)は、端末装置200の状態がアイドル状態から接続状態へ遷移する際に、上記個別のシグナリングにより、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する。例えば、上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングである。
なお、基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知してもよい。当該システム情報は、上記UL帯域で送信されるシステム情報であってもよく、上記DL帯域で送信されるシステム情報であってもよい。
(b)アップリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレーム
例えば、基地局100(制御部153)は、上記動作モードが上記第2のモードである場合にULデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報(以下、「UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報」と呼ぶ)を、端末装置200に通知する。
一方、例えば、端末装置(情報取得部241)は、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を取得する。さらに、例えば、端末装置200は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、ULデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において受信する。端末装置200の制御部243は、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、ULデータについてのACK/NACKの受信のための処理を行う。
これにより、例えば、上記UL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合にULデータについてのACK/NACKを適切に受信することが可能になる。
(b−1)アップリンクデータ
上記アップリンクデータは、上記UL帯域において送信されるULデータである。
(b−2)サブフレーム
例えば、(上記ULデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の間で共通のDLサブフレームである。例えば、当該DLサブフレームは、純粋なDLサブフレームのみではなく、スペシャルサブフレームも含む。これにより、例えば、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションが上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の中で変更されたとしても、ULデータについてのACK/NACKを確実に受信することが可能になる。例えば、端末装置200が変更後のUL/DLコンフィギュレーションを知る前に、当該変更後のUL/DLコンフィギュレーションが適用されたとしても、端末装置200は、ULデータについてのACK/NACKをDLサブフレームで受信することができる。
より具体的には、例えば、(上記ULデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補のうちの第2のUL/DLコンフィギュレーション候補のために定義された、ULデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームである。このような場合に、上記第2のUL/DLコンフィギュレーション候補は、ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションと呼ばれ得る。以下、図23を参照して、ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレーム(ULデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレーム)の例を説明する。
図23は、ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義されたサブフレームの一例を説明するための説明図である。図23を参照すると、ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションのために定義された、ULデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームが示されている。このテーブルは、3GPP TS 36.213に含まれるTable 9.1.2−1と同じものである。例えば、コンフィギュレーション0では、ULデータが、サブフレーム番号が2であるサブフレームで送信されると、当該ULデータについてのACK/NACKは、4サブフレーム後のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が6であるサブフレーム)で送信される。また、コンフィギュレーション0では、ULデータが、サブフレーム番号が3であるサブフレームで送信されると、当該ULデータについてのACK/NACKは、7サブフレーム後のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が0であるサブフレーム)で送信される。同様に、ULデータが、サブフレーム番号が4、7、8、9であるサブフレームで送信されると、当該ULデータについてのACK/NACKは、それぞれ、6,4、7、6サブフレーム後のサブフレーム(即ち、サブフレーム番号が0、1、5、5であるサブフレーム)で送信される。このように、コンフィギュレーション0のためには、サブフレーム番号が0、1、5、6であるサブフレームが、ULデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームとして定義されている。
例えば、上記第2のUL/DLコンフィギュレーション候補は、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補のうちの、DLサブフレームの数が最小であるUL/DLコンフィギュレーション候補である。例えば、当該DLサブフレームは、純粋なDLサブフレームのみではなく、スペシャルサブフレームも含む。一例として、上述したように、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0、1、3、4である。この場合に、上記第2のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0である。さらに、この場合に、ULデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームは、図23に示されるように、サブフレーム番号が0、1、5、6であるサブフレームである。以下、図24を参照して、ULデータについてのACK/NACKの送信の例を説明する。
図24は、UL帯域において送信されるULデータについてのACK/NACKの送信の一例を説明するための説明図である。図24を参照すると、FDDのDL帯域のサブフレームと、FDDのUL帯域のサブフレームとが示されている。この例では、当該UL帯域についての動作モードは第2のモードであり、当該UL帯域は時分割によりDL及びULの両方に使用されている。また、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションは、コンフィギュレーション4である。例えば、ULデータが、上記UL帯域において、サブフレーム番号が2であるサブフレームで送信されると、当該ULデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が6であるサブフレーム(DLサブフレーム)で送信される。また、例えば、ULデータが、上記UL帯域において、サブフレーム番号が3であるサブフレームで送信されると、当該ULデータについてのACK/NACKは、上記UL帯域において、サブフレーム番号が0であるサブフレーム(DLサブフレーム)で送信される。
なお、当然ながら、(上記ULデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、この例に限られない。例えば、上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の間で共通の任意のDLサブフレームであってもよい。
このように、例えば、端末装置200は、上記UL帯域についてのUL/DLサブフレームによらず、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、ULデータについてのACK/NACKを上記UL帯域において送信する。
(b−3)UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報
例えば、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記第2のUL/DLコンフィギュレーション候補を示す情報(以下、「ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーション情報」と呼ぶ)である。
上述したように、一例として、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補は、図4に示されるコンフィギュレーション0〜6のうちの2つ以上であり、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、インデックス0〜6のいずれかである。
なお、当然ながら、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーション情報に限られず、他の情報であってもよい。一例として、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記動作モードが上記第2のモードである場合にULデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームを示す情報であってもよい。具体的には、図23に示されるテーブルのいずれかの行に相当する情報であってもよい。
(a−4)通知手法
例えば、基地局100(制御部153)は、個別のシグナリングにより、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する。一例として、基地局100(制御部153)は、端末装置200の状態がアイドル状態から接続状態へ遷移する際に、上記個別のシグナリングにより、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する。例えば、上記個別のシグナリングは、RRCシグナリングである。
なお、基地局100(制御部153)は、システム情報の中で、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知してもよい。当該システム情報は、上記UL帯域で送信されるシステム情報であってもよく、上記DL帯域で送信されるシステム情報であってもよい。
(4)その他
(a)測定(measurements)
上述したように、例えば、(上記ULデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームは、上記複数のUL/DLコンフィギュレーション候補の間で共通のDLサブフレームである。例えば、当該DLサブフレームは、純粋なDLサブフレームのみではなく、スペシャルサブフレームも含む。この場合に、例えば、端末装置200(制御部243)は、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域についての測定を制御する。
具体的には、例えば、端末装置200は、(上記ULデータについてのACK/NACKを送信する)上記サブフレームで上記UL帯域において送信されるリファレンス信号に基づいて、上記UL帯域についての測定を行う。例えば、上記リファレンス信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)であり、上記測定は、RSRP(Reference Signal Received Power)及び/又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)の測定である。
これにより、例えば、端末装置200は、リファレンス信号が確実に送信されるサブフレーム(即ち、DLサブフレーム)を対象として測定を行うことが可能になる。そのため、例えば、測定の誤りが回避される。
(b)ランダムアクセス
第5の実施形態におけるランダムアクセスについての説明は、第1〜第4の実施形態のいずれかにおけるランダムアクセスについての説明と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(c)同期信号
第5の実施形態における同期信号の送信についての説明は、第1〜第4の実施形態のいずれかにおける同期信号の送信についての説明と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(d)スケジューリング
第5の実施形態におけるスケジューリングについての説明は、第1〜第4の実施形態のいずれかにおけるスケジューリングについての説明と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(e)ケイパビリティ情報の通知
第5の実施形態におけるケイパビリティ情報の通知についての説明は、第1〜第4の実施形態のいずれかにおけるケイパビリティ情報の通知についての説明と同じである。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<8.3.処理の流れ>
次に、図25を参照して、第5の実施形態に係る処理の例を説明する。図25は、第5の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。なお、当該処理の説明において、FDDのUL帯域についての動作モードは、最初に、第1のモードになっているものとする。
基地局100(制御部153)は、DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する(S401)。当該DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、FDDのUL帯域についての動作モードが第2のモードである場合にDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報である。上記第2のモードは、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用されるモードである。例えば、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、DLリファレンスUL/DLコンフィギュレーションを示す情報である。
基地局100(制御部153)は、UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報を端末装置200に通知する(S403)。当該UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、上記UL帯域についての動作モードが第2のモードである場合にULデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報である。例えば、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報は、ULリファレンスUL/DLコンフィギュレーションを示す情報である。
基地局100は、モード切替え情報を端末装置200に通知する(S405)。当該モード切替え情報は、第1のモードと上記第2のモードとの間での上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報である。とりわけ、上記モード切替え情報は、上記第1のモードから上記第2のモードへの上記動作モードの切替えを示す。上記第1のモードは、上記UL帯域がULに使用されるモードである。
基地局100は、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する(S407)。
基地局100は、上記動作モードを上記第1のモードから上記第2のモードへ切り替える(S409)。
基地局100は、DLデータを端末装置200へ送信する(S411)。例えば、基地局100は、上記UL帯域において、DLサブフレームでDLデータを端末装置200へ送信する。あるいは、基地局100は、上記DL帯域において、DLデータを端末装置200へ送信する。すると、端末装置200は、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域において、上記DLデータについてのACK/NACKを基地局100へ送信する(S413)。
端末装置200は、上記UL帯域において、ULデータを基地局100へ送信する(S415)。すると、基地局100は、上記UL帯域において、DLサブフレームで、上記ULデータについてのACK/NACKを端末装置200へ送信する(S417)。端末装置200は、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域において、上記ULデータについての上記ACK/NACKを受信する。
基地局100は、上記UL帯域についてのUL/DLコンフィギュレーションを変更する(S419)。
基地局100は、DLデータを端末装置200へ送信する(S421)。例えば、基地局100は、上記UL帯域において、DLサブフレームでDLデータを端末装置200へ送信する。あるいは、基地局100は、上記DL帯域において、DLデータを端末装置200へ送信する。すると、端末装置200は、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域において、上記DLデータについてのACK/NACKを基地局100へ送信する(S423)。
端末装置200は、上記UL帯域において、ULデータを基地局100へ送信する(S425)。すると、基地局100は、上記UL帯域において、DLサブフレームで、上記ULデータについてのACK/NACKを端末装置200へ送信する(S427)。端末装置200は、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記UL帯域において、上記ULデータについての上記ACK/NACKを受信する。
なお、基地局100は、いずれかのタイミングで、変更されたUL/DLコンフィギュレーションを端末装置200に通知する。端末装置200には、ACK/NACKの送信(S423、S427)前に、上記変更されたUL/DLコンフィギュレーションが通知されてもよく、ACK/NACKの送信(S423、S427)後に、上記変更されたUL/DLコンフィギュレーションが通知されてもよい。いずれにせよ、端末装置200は、上記DL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記DLデータについてACK/NACKを送信することができ(S423)、上記UL−ACK/NACKサブフレーム関連情報に基づいて、上記ULデータについての上記ACK/NACKを受信することができる(S427)。
以上、第4の実施形態を説明した。第5の実施形態によれば、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。
より具体的には、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合にDLデータについてのACK/NACKが適切に送信される。また、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合にULデータについてのACK/NACKが適切に送信される。
第1〜第4の実施形態のうちのいずれかと第5の実施形態とが組み合せられてもよい。具体的には、第1〜第4の実施形態のいずれかにおける基地局100(特に、制御部153)は、第5の実施形態における基地局100(特に、制御部153)の動作を行ってもよい。また、第1〜第4の実施形態のいずれかにおける端末装置200(特に、制御部243)は、第5の実施形態における端末装置200(制御部243)の動作を行ってもよい。
<<9.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<9.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図26は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図26に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図26にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図26に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図26に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図26には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図26に示したeNB800において、図8を参照して説明した切替部151及び/又は制御部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて切替部151及び/又は制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに切替部151及び/又は制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、切替部151及び/又は制御部153を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図26に示したeNB800において、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図27は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図27に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図27にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図26を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図26を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図27に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図27には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図27に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図27には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図27に示したeNB830において、図8を参照して説明した切替部151及び/又は制御部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて切替部151及び/又は制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに切替部151及び/又は制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、切替部151及び/又は制御部153を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを切替部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図27に示したeNB830において、例えば、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<9.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図28は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図28に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図28には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図28に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図28にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図28に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図28に示したスマートフォン900において、図9を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図28に示したスマートフォン900において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図29は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図29に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図29には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図29に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図29にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図29に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図29に示したカーナビゲーション装置920において、図9を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図29に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<10.まとめ>>
ここまで、図5〜図29を参照して、本開示の実施形態に係る通信装置及び各処理を説明した。本開示に係る実施形態によれば、
(1)第1〜第4の実施形態
第1の実施形態/第2の実施形態では、基地局100は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える切替部151と、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第1のTAについての指示、及び、上記UL帯域についてのDL受信タイミングを基準とする第2のTAについての指示を行う制御部153と、を備える。
第3の実施形態では、基地局100は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える切替部151と、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL送信タイミングと、上記UL帯域についてのDL送信タイミングとを同期させる制御部153と、を備える。
第4の実施形態では、端末装置200は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間での、上記UL帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する情報取得部241と、上記動作モードが上記第1のモードである場合に、上記UL帯域におけるUL送信のための処理を行い、上記動作モードが上記第2のモードである場合に、上記UL帯域におけるDL受信及びDL送信のための処理を行う制御部243と、を備える。制御部243は、上記動作モードが上記第1のモードであるか又は上記第2のモードであるかによらず、上記UL帯域に対応するFDDのDL帯域についてのDL受信タイミングに基づいて、上記UL帯域についてのUL送信タイミングを調整する。
これにより、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。具体的には、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に、基地局におけるUL受信タイミングの同期が実現される。
(2)第5の実施形態
第5の実施形態では、基地局100は、FDDのUL帯域がULに使用される第1のモードと、上記UL帯域が時分割によりDL及びULの両方に使用される第2のモードとの間で、上記UL帯域についての動作モードを切り替える切替部151と、上記動作モードが上記第2のモードである場合にDLデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を、端末装置200に通知する制御部153と、を備える。
これにより、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に当該UL帯域においてより良好に無線通信を行うことが可能になる。具体的には、例えば、FDDのUL帯域を時分割でDL及びULの両方に使用する場合に、DLデータについてのACK/NACKが適切に送信される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、基地局及び端末装置を含むシステムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、切替部及び/若しくは制御部、又は、情報取得部及び/若しくは制御部)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、切替部及び/若しくは制御部、又は、情報取得部及び/若しくは制御部)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
FDD(Frequency Division Duplex)のアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、
前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行う制御部と、
を備える装置。
(2)
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示を行う、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートする同一の端末装置への指示である、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記制御部は、タイミングアドバンスコマンドの通知により、前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示を行う、前記(3)に記載の装置。
(5)
前記タイミングアドバンスコマンドは、前記第1のタイミングアドバンスのためのタイミングアドバンスコマンドと、前記第2のタイミングアドバンスのためのタイミングアドバンスコマンドとを含む、前記(4)に記載の装置。
(6)
前記第1のタイミングアドバンスのための前記タイミングアドバンスコマンドは、第1のタイミングアドバンスグループのためのコマンドであり、
前記第2のタイミングアドバンスのための前記タイミングアドバンスコマンドは、前記第1のタイミングアドバンスグループとは異なる第2のタイミングアドバンスグループのためのコマンドである、
前記(5)に記載の装置。
(7)
前記制御部は、タイミングアドバンスコマンドの通知により、前記第1のタイミングアドバンス及び前記第2のタイミングアドバンスのうちの一方についての指示を行い、前記第1のタイミングアドバンスと前記第2のタイミングアドバンスとの間のオフセットを示す情報の通知により、前記第1のタイミングアドバンス及び前記第2のタイミングアドバンスのうちの他方についての指示を行う、前記(3)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートしない第1の端末装置への指示であり、
前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートする第2の端末装置への指示である、
前記(1)又は(2)に記載の装置。
(9)
前記第1の端末装置は、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する端末装置であり、
前記第2の端末装置は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する端末装置である、
前記(8)に記載の装置。
(10)
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域における同期信号の送信のための処理を行う、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
前記第2のモードは、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用され、且つ、無線フレームのうちの少なくとも所定のサブフレームにおいて前記アップリンク帯域がダウンリンクに使用されるモードであり、
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、無線フレームのうちの前記所定のサブフレームにおいて前記同期信号が送信されるように、前記アップリンク帯域における前記同期信号の送信のための処理を行う、
前記(10)に記載の装置。
(12)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させる制御部と、
を備える装置。
(13)
前記アップリンク帯域についてのアップリンク受信タイミングは、少なくとも前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングよりも所定時間だけ早い、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記所定時間は、前記アップリンク帯域におけるアップリンクからダウンリンクへの切替えに要する時間である、前記(13)に記載の装置。
(15)
前記アップリンク帯域についてのアップリンク受信タイミングは、前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと同期し、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングよりも前記所定時間だけ早く、
前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードへの前記動作モードの切替えに応じて前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のタイミングアドバンスが前記所定時間だけ長くなるように、当該タイミングアドバンスについての指示を行う、
前記(13)又は(14)に記載の装置。
(16)
前記制御部は、前記切替えの6サブフレーム前のサブフレームにおけるタイミングアドバンスコマンドの通知により、前記タイミングアドバンスについての前記指示を行う、前記(15)に記載の装置。
(17)
前記制御部は、前記所定時間に対応するオフセットを示す情報の通知により、前記タイミングアドバンスについての前記指示を行う、前記(15)に記載の装置。
(18)
前記動作モードが前記第2のモードであっても、前記アップリンク帯域において同期信号は送信されない、前記(12)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
前記制御部は、前記アップリンク帯域についてのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を、端末装置に通知する、前記(1)〜(18)のいずれか1項に記載の装置。
(20)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記動作モードが前記第1のモードであるか又は前記第2のモードであるかによらず、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する、
装置。
(21)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行うことと、
を含む方法。
(22)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(23)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(24)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させることと、
を含む方法。
(25)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させることと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(26)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させることと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(27)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第1のモードであるか又は前記第2のモードであるかによらず、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整することと、
を含む方法。
(28)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第1のモードであるか又は前記第2のモードであるかによらず、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(29)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第1のモードであるか又は前記第2のモードであるかによらず、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(30)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該ダウンリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整し、又は、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整する、
装置。
(31)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該ダウンリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整し、又は、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
を含む方法。
(32)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該ダウンリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整し、又は、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(33)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該ダウンリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整し、又は、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(34)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とするタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整する、
装置。
(35)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とするタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
を含む方法。
(36)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とするタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(37)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングと、当該アップリンク帯域についての当該ダウンリンク受信タイミングを基準とするタイミングアドバンスを示す情報とに基づいて、前記アップリンク帯域についてアップリンク送信タイミングを調整することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
また、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
FDD(Frequency Division Duplex)のアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK(Acknowledgement)/NACK(Negative Acknowledgement)を送信するサブフレームに関する情報を、端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(2)
前記ダウンリンクデータは、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域において送信されるダウンリンクデータを含む、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記ダウンリンクデータは、前記アップリンク帯域において送信されるダウンリンクデータをさらに含む、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを、複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補の中で変更し、
前記サブフレームは、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補の間で共通のアップリンクサブフレームである、
前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の装置。
(5)
前記サブフレームは、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のうちの第1のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のために定義された、ダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームであり、
前記情報は、前記第1のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補を示す情報である、
前記(4)に記載の装置。
(6)
前記第1のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補は、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のうちの、アップリンクサブフレームの数が最小であるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補である、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合にアップリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する他の情報を、端末装置に通知する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記アップリンクデータは、前記アップリンク帯域において送信されるアップリンクデータである、前記(7)に記載の装置。
(9)
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを、複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補の中で変更し、
前記アップリンクデータについてのACK/NACKを送信する前記サブフレームは、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補の間で共通のダウンリンクサブフレームである、
前記(7)又は(8)に記載の装置。
(10)
前記アップリンクデータについてのACK/NACKを送信する前記サブフレームは、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のうちの第2のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のために定義された、アップリンクデータについてのACK/NACKの送信用のサブフレームであり、
前記他の情報は、前記第2のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補を示す情報である、
前記(9)に記載の装置。
(11)
前記第2のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補は、前記複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補のうちの、ダウンリンクサブフレームの数が最小であるアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補である、前記(10)に記載の装置。
(12)
前記制御部は、個別のシグナリングにより、前記情報を端末装置に通知する、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
前記制御部は、システム情報の中で、前記情報を端末装置に通知する、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の装置。
(14)
前記制御部は、前記アップリンク帯域についてのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を、端末装置に通知する、前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の装置。
(15)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を、端末装置に通知することと、
を含む方法。
(16)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、
を備え、
前記取得部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を取得し、
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記サブフレームに関する前記情報に基づいて、ダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信のための処理を行う、
装置。
(17)
前記ダウンリンクデータは、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域において送信されるダウンリンクデータを含む、前記(16)に記載の装置。
(18)
前記ダウンリンクデータは、前記アップリンク帯域において送信されるダウンリンクデータをさらに含む、前記(17)に記載の装置。
(19)
前記取得部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合にアップリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する他の情報を取得し、
前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記サブフレームに関する前記他の情報に基づいて、アップリンクデータについてのACK/NACKの受信のための処理を行う、
前記(16)〜(18)のいずれか1項に記載の装置。
(20)
前記アップリンクデータについてのACK/NACKを送信する前記サブフレームは、前記アップリンク帯域についての複数のアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーション候補の間で共通のダウンリンクサブフレームであり、
前記制御部は、前記他の情報に基づいて、前記アップリンク帯域についての測定を制御する、
前記(19)に記載の装置。
(21)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を、端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(22)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替えることと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を、端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(23)
プロセッサにより、
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を取得することと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記サブフレームに関する前記情報に基づいて、ダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信のための処理を行うことと、
を含む方法。
(24)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を取得することと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記サブフレームに関する前記情報に基づいて、ダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信のための処理を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(25)
FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得することと、
前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行うことと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合にダウンリンクデータについてのACK/NACKを送信するサブフレームに関する情報を取得することと、
前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記サブフレームに関する前記情報に基づいて、ダウンリンクデータについてのACK/NACKの送信のための処理を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 システム
100 基地局
151 切替部
153 制御部
200 基地局
241 情報取得部
243 制御部

Claims (20)

  1. FDD(Frequency Division Duplex)のアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、
    前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第1のタイミングアドバンスについての指示、及び、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングを基準とする第2のタイミングアドバンスについての指示を行う制御部と、
    を備える装置。
  2. 前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示を行う、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートする同一の端末装置への指示である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記制御部は、タイミングアドバンスコマンドの通知により、前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示、及び前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示を行う、請求項3に記載の装置。
  5. 前記タイミングアドバンスコマンドは、前記第1のタイミングアドバンスのためのタイミングアドバンスコマンドと、前記第2のタイミングアドバンスのためのタイミングアドバンスコマンドとを含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第1のタイミングアドバンスのための前記タイミングアドバンスコマンドは、第1のタイミングアドバンスグループのためのコマンドであり、
    前記第2のタイミングアドバンスのための前記タイミングアドバンスコマンドは、前記第1のタイミングアドバンスグループとは異なる第2のタイミングアドバンスグループのためのコマンドである、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記制御部は、タイミングアドバンスコマンドの通知により、前記第1のタイミングアドバンス及び前記第2のタイミングアドバンスのうちの一方についての指示を行い、前記第1のタイミングアドバンスと前記第2のタイミングアドバンスとの間のオフセットを示す情報の通知により、前記第1のタイミングアドバンス及び前記第2のタイミングアドバンスのうちの他方についての指示を行う、請求項3に記載の装置。
  8. 前記第1のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートしない第1の端末装置への指示であり、
    前記第2のタイミングアドバンスについての前記指示は、前記第2のモードをサポートする第2の端末装置への指示である、
    請求項1に記載の装置。
  9. 前記第1の端末装置は、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する端末装置であり、
    前記第2の端末装置は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する端末装置である、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域における同期信号の送信のための処理を行う、請求項1に記載の装置。
  11. 前記第2のモードは、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用され、且つ、無線フレームのうちの少なくとも所定のサブフレームにおいて前記アップリンク帯域がダウンリンクに使用されるモードであり、
    前記制御部は、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、無線フレームのうちの前記所定のサブフレームにおいて前記同期信号が送信されるように、前記アップリンク帯域における前記同期信号の送信のための処理を行う、
    請求項10に記載の装置。
  12. FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間で、前記アップリンク帯域についての動作モードを切り替える切替部と、
    前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと、前記アップリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングとを同期させる制御部と、
    を備える装置。
  13. 前記アップリンク帯域についてのアップリンク受信タイミングは、少なくとも前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングよりも所定時間だけ早い、請求項12に記載の装置。
  14. 前記所定時間は、前記アップリンク帯域におけるアップリンクからダウンリンクへの切替えに要する時間である、請求項13に記載の装置。
  15. 前記アップリンク帯域についてのアップリンク受信タイミングは、前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングと同期し、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記ダウンリンク帯域についてのダウンリンク送信タイミングよりも前記所定時間だけ早く、
    前記制御部は、前記第1のモードから前記第2のモードへの前記動作モードの切替えに応じて前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のタイミングアドバンスが前記所定時間だけ長くなるように、当該タイミングアドバンスについての指示を行う、
    請求項13に記載の装置。
  16. 前記制御部は、前記切替えの6サブフレーム前のサブフレームにおけるタイミングアドバンスコマンドの通知により、前記タイミングアドバンスについての前記指示を行う、請求項15に記載の装置。
  17. 前記制御部は、前記所定時間に対応するオフセットを示す情報の通知により、前記タイミングアドバンスについての前記指示を行う、請求項15に記載の装置。
  18. 前記動作モードが前記第2のモードであっても、前記アップリンク帯域において同期信号は送信されない、請求項12に記載の装置。
  19. 前記制御部は、前記アップリンク帯域についてのアップリンク/ダウンリンクコンフィギュレーションを示す情報を、端末装置に通知する、請求項1に記載の装置。
  20. FDDのアップリンク帯域がアップリンクに使用される第1のモードと、前記アップリンク帯域が時分割によりダウンリンク及びアップリンクの両方に使用される第2のモードとの間での、前記アップリンク帯域についての動作モードの切替えを示す情報を取得する取得部と、
    前記動作モードが前記第1のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるアップリンク送信のための処理を行い、前記動作モードが前記第2のモードである場合に、前記アップリンク帯域におけるダウンリンク受信及びアップリンク送信のための処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記動作モードが前記第1のモードであるか又は前記第2のモードであるかによらず、前記アップリンク帯域に対応するFDDのダウンリンク帯域についてのダウンリンク受信タイミングに基づいて、前記アップリンク帯域についてのアップリンク送信タイミングを調整する、
    装置。
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