JPWO2014185185A1 - 通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置 - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合に端末装置による測定の負荷を抑えることを可能にする。【解決手段】事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得する取得部と、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行う制御部と、を備える通信制御装置が提供される。【選択図】図8

Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法、端末装置及び情報処理装置に関する。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)においてLTE(Long Term Evolution)及びLTE−A(Advanced)に関する規格化が進められている。例えば、LTE及びLTE−Aのチャネル帯域幅として、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzの6種類の帯域幅が規定されている。
一方、各国において割り当てられた移動体通信向けの帯域は、上述した帯域幅を有する帯域であるとは限らない。そのため、割り当てられた帯域の一部が余ってしまう可能性がある。このような、割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の余りの帯域も、有効に利用されることが望ましい。これらの点は、非特許文献1において示されている。
また、特許文献1には、端末装置が、コンポーネントキャリアのみではなく、当該コンポーネントキャリアに隣接する他のコンポーネントキャリアとの間の帯域においても、無線通信を行うことが、開示されている。
特開2010−219793号公報
"NCT and Band Filling",3GPP TSG RAN WG1 Meeting #71, New Orleans, USA, R1-125347, 12-16 November 2012
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の余りの帯域においても端末装置が無線通信を行う場合には、当該余りの帯域も使用される帯域である以上、端末装置が当該余りの帯域においても測定(measurement)を行うことが考えられる。しかし、その場合に、端末装置は、所定帯域幅の帯域及び余りの帯域(即ち、より広い帯域)において測定(measurement)を行うことになる。その結果、端末装置にとっての測定の負荷が増加し得る。
そこで、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合に端末装置による測定の負荷を抑えることを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得する取得部と、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行う制御部と、を備える通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得することと、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行うことと、を含む通信制御方法が提供される。
また、本開示によれば、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識する認識部と、上記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御する制御部と、を備える端末装置が提供される。
本開示によれば、所定のプログラムを記憶するメモリと、上記所定のプログラムを実行可能なプロセッサと、を備える情報処理装置が提供される。上記所定のプログラムは、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識することと、上記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御することと、を実行させるためのプログラムである。
以上説明したように本開示によれば、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合に端末装置による測定の負荷を抑えることが可能となる。
各UEのPCCの一例を説明するための説明図である。 拡張帯域の一例を説明するための説明図である。 各アンテナポートのCRSの例を説明するための説明図である。 測定からハンドオーバの決定までの処理の一例を示すシーケンス図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係るeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係るeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の1の変形例に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 コンポーネントキャリア(CC)及び拡張帯域の各々における測定の期間の一例を説明するための説明図である。 拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)の報告をトリガする別の種類のイベントの第1の例を説明するための説明図である。 第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)の報告をトリガする別の種類のイベントの第2の例を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係るeNodeB側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るUE側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るUE側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の変形例に係るeNodeB側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の変形例に係るeNodeB側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の変形例に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の変形例に係るUE側の第2の測定報告処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るeNodeBの構成の一例を示すブロック図である。 各帯域において制御信号を送信するアンテナポートの例を説明するための説明図である。 第4の実施形態に係るUEの構成の一例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係るeNodeB側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るeNodeB側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の変形例に係るeNodeB側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の変形例に係るeNodeB側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態の変形例に係るUE側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成
3.第1の実施形態
3.1.eNodeBの構成
3.2.UEの構成
3.3.処理の流れ
3.4.変形例
4.第2の実施形態
4.1.UEの構成
4.2.処理の流れ
5.第3の実施形態
5.1.eNodeBの構成
5.2.UEの構成
5.3.処理の流れ
5.4.変形例
6.第4の実施形態
6.1.eNodeBの構成
6.2.UEの構成
6.3.処理の流れ
6.4.変形例
7.応用例
6.1.eNodeBに関する応用例
6.2.UEに関する応用例
8.まとめ
<<<1.はじめに>>>
まず、図1〜図4を参照して、キャリアアグリゲーション、拡張帯域(Extension Band)及び測定(measurement)を説明する。
(キャリアアグリゲーション)
−コンポーネントキャリア
リリース10のキャリアアグリゲーションでは、最大で5つのコンポーネントキャリア(CC)が束ねられて、UE(User Equipment)により使用される。各CCは、最大20MHz幅の帯域である。キャリアアグリゲーションでは、周波数方向で連続するCCが使用される場合と、周波数方向で離れたCCが使用される場合とがある。キャリアアグリゲーションでは、使用されるCCをUE毎に決定することが可能である。
−プリマリCCとセカンダリCC
キャリアアグリゲーションでは、UEにより使用される複数のCCのうちの1つが特別なCCである。当該1つの特別なCCは、PCC(Primary Component Carrier)と呼ばれる。また、上記複数のCCのうちの残りは、SCC(Secondary Component Carrier)と呼ばれる。PCCは、UEによって異なり得る。以下、この点について図1を参照してより具体的に説明する。
図1は、各UEのPCCの一例を説明するための説明図である。図1を参照すると、UE20A及びUE20B、並びに5つのCC1〜5が示されている。この例では、UE20Aは、CC1及びCC2という2つのCCを使用している。そして、UE20Aは、CC2をPCCとして使用している。一方、UE20Bは、CC2及びCC4という2つのCCを使用している。そして、UE20Bは、CC4をPCCとして使用している。このように、各UEは、異なるCCをPCCとして使用し得る。
PCCは、複数のCCの中で最も重要なCCであるので、通信品質が最も安定しているCCであることが望ましい。なお、どのCCをPCCとするかは、実際には、どのように実装するかに依存する。
UEが最初に接続を確立するCCが、当該UEにとってのPCCである。SCCは、PCCに追加される。即ち、PCCは、主要な周波数帯域であり、SCCは、補助的な周波数帯域である。SCCの変更は、既存のSCCの削除と新たなSCCの追加により行われる。PCCの変更は、従来の周波数間ハンドオーバの手順で行われる。キャリアアグリゲーションでは、UEは、SCCのみを使用することはできず、必ず1つのPCCを使用する。
なお、PCCは、プライマリセル(Primary Cell)と呼ばれることもある。また、SCCは、セカンダリセル(Secondary Cell)と呼ばれることもある。
−各CCにおけるCRS
キャリアアグリゲーションでは、各CCで共通リファレンス信号(Common Reference Signal:CRS)が送信される。なお、共通リファレンス信号は、セル固有のリファレンス信号(Cell-specific Reference Signal)とも呼ばれる。
(拡張帯域)
LTE及びLTE−Aのチャネル帯域幅として、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzの6種類の帯域幅が規定されている。即ち、コンポーネントキャリア(CC)の帯域幅は、6種類の帯域幅の中から選択される。
一方、各国で事業者に割り当てられた周波数帯域の帯域幅は、上記6種類の帯域幅とは異なることが多い。例えば、ドイツでは、3.8MHz又は7.2MHzの帯域が割り当てられている。また、イタリアでは、11.8MHz又は12.4MHzの帯域が割り当てられている。また、スロバキアでは、6MHz又は7MHzの帯域が割り当てられている。
このように、割り当てられた周波数帯域の帯域幅と、通信規格の所定帯域幅(即ち、CC)とが異なるので、割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅以外の帯域が余ってしまう。本明細書では、当該余りの帯域の全部又は一部を拡張帯域(Extension Band)と呼ぶ。このような拡張帯域を有効に利用することが、通信業界において求められている。なお、この点は、非特許文献「“NCT and Band Filling”,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #71, New Orleans, USA, R1-125347, 12-16 November 2012」において示されている。以下、図2を参照して、拡張帯域の具体例を説明する。
図2は、拡張帯域の一例を説明するための説明図である。図2を参照すると、事業者に割り当てられた6MHzの周波数帯域が示されている。当該周波数帯域のうちの5MHzの帯域が、CCとして利用される。この場合に、6MHzの上記当該周波数帯域のうちの、5MHzのCC以外の帯域が、拡張帯域である。この例では、0.5MHzの2つの帯域が、拡張帯域である。
なお、拡張帯域の帯域幅は、1.4MHz未満である場合もある。そのため、拡張帯域を個別のCCとして取り扱うことは望ましくないと考えられる。よって、拡張帯域は、CCに付随する帯域として取り扱われることが望ましいと考えられる。
(測定)
測定(measurement)とは、伝送路の品質を測定することを示す。測定は、UEにより行われる。そして、当該測定の結果は、UEによりeNodeB(Evolved Node B)に報告される。
−測定対象
測定対象として3種類の周波数帯域がある。第1に、サービングセルで使用している周波数帯域が測定対象である。即ち、UEが接続中のeNodeBとの無線通信に使用している周波数帯域である。キャリアアグリゲーションの場合には、PCC及びSCCが測定対象である。また、第2に、eNodeBにより送信されるシステム情報(System Information)に含まれるホワイトリストの中にある周波数帯域が、測定対象の周波数帯域である。また、第3に、UEが検出した周波数帯域が、測定対象の周波数帯域である。
−RSRP及びCRS
ダウンリンクの代表的な測定結果は、RSRP(Reference Signal Received Power)及びRSRQ(Reference Signal Received Quality)である。RSRP及びRSRQは、CRS(Cell Specific Reference Symbol)を用いた測定により得られる値である。
RSRPは、CRSの電力を測定した結果である。CRSはセル毎に固有の信号であるので、CRSを用いることにより、干渉成分が排除された受信電力が測定される。また、フェージングの影響を排除するために、RSRPは、ある期間にわたって平均化される。信頼性の高い結果を得るために、ある期間にわたってCRSの受信電力の平均化が行われるので、UEにおいて、多大な計算コスト及び消費電力が必要になり得る。測定はUEに大きな負荷がかかる処理であると言える。そのため、余計な測定を減らすことができれば、UEの計算コスト及び消費電力を減らすことができる。
RSRQは、RSRP及びRSSI(Received Signal Strength Indicator)から算出される。通常、UEは、RSRP及びRSRQの両方を報告する。
−CRS及びアンテナポート
CRSは、アンテナポートごとに送信可能である。具体的には、最大4つのアンテナポートの各々についてのCRSが送信され得る。この場合に、CRSは、アンテナポートに応じた位置(即ち、リソースエレメント)で送信される。以下、この点について、図3を参照して具体例を説明する。
図3は、各アンテナポートのCRSの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、4つのアンテナポート(アンテナポート0〜3)の各々に対応するリソースブロックが示されている。例えば、各アンテナポートポートに対応するリソースブロック40のうちのリソースエレメント41で、CRSが送信される。また、リソースエレメント43は、他のアンテナポートのCRSを保護するためのDTX(Discontinuous Transmission)リソースエレメントである。また、リソースエレメント45は、CRS以外の制御信号又はデータ信号のためのリソースエレメントである。このように、アンテナポートごとに別々のリソースエレメントでCRSが送信される。
このようなアンテナポートごとのCRSをUEが受信することにより、仮想的な4本のアンテナとUEとの間のチャネルレスポンスが得られる。仮に、UEが2本のアンテナを有している場合は、4×2の行列サイズのチャネルレスポンスが得られる。CRSにはビームフォーミング用の重み係数が送信側で乗算されないので、純粋なチャネルレスポンスが得られ得る。
なお、図3に示されるように、アンテナポートごとのCRSが送信される場合に、アンテナポートの増加に伴いCRSの数も増加する。その結果、オーバーヘッドが増大する。
−CRSの使用目的
CRSは、リリース8から存在し、様々な目的で用いられる。第1に、上述したように、CRSは、測定に用いられる。また、第2に、上述したように、CRSは、チャネル情報を得るために用いられる。さらに、第3に、CRSは、CQI(Chanel Quality Indicator)のeNodeBへのフィードバックのためにも用いられる。また、第4に、送信ダイバーシティ(Transmit Diversity)にも用いられる。
なお、リリース10及びリリース11では、チャネル情報を得るために、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)が用いられる。また、復号のために、DMRS(Demodulation Reference Signal)が用いられる。しかしながら、CRSは、測定のための重要なリファレンス信号(Reference Signal:RS)である。
−測定結果の使用目的
RSRP及びRSSQは、セルの選択(Cell Selection)、セルの再選択(Cell Reselection)、及びハンドオーバのために使用される。
−−RRC接続(RRC_Connected)状態の場合
例えば、UEがRRC接続状態である場合に、UEにより報告される測定結果は、例えば、ハンドオーバの決定のために利用される。即ち、eNodeBは、UEにより報告される測定結果に基づいて、ハンドオーバの決定を行う。以下、この点について、図4を参照して説明する。
図4は、測定からハンドオーバの決定までの処理の一例を示すシーケンス図である。図4を参照すると、まず、UEが測定を行う(S31)。そして、当該測定の結果から、報告のためにいずれかのイベントが発生する(S33)。そして、当該イベントが、UEによる測定結果の報告をトリガし、UEは、測定結果を報告する(S35)。その後、eNodeBは、報告された測定結果に基づいて、ハンドオーバを行うか否かを判定し、例えば、ハンドオーバの決定を行う(S37)。一例として、eNodeBは、測定結果に基づいて、あるセルから別のセルへのUEのハンドオーバを決定する。例えば、最も高いRSRPを伴うセルへのハンドオーバが決定される。
−−RRCアイドル(RRC_Idle)状態の場合
また、例えば、UEがRRCアイドル状態である場合に、UEにより報告される測定結果は、例えば、セルの選択のために利用される。即ち、UEは、RRC(Radio Resource Control)アイドル状態である場合にも測定を行う。これにより、UEは、ページングチャネルでの情報の受信のために最適なセル又はeNodeBを選択し、ランダムアクセスを行う際の最適なセル又はeNodeBを選択することが可能になる。
−報告イベント
所定のイベントが、UEによる測定結果の報告をトリガする。即ち、所定のイベントが発生すると(所定のイベントの条件が満たされると)、UEは、測定結果をeNodeBに報告する。リリース8では、上記所定のイベントとして、イベントA1〜A5の5種類のイベントが定められている。また、上記所定のイベントとして、キャリアアグリゲーション用のイベントA6が定められている。
例えば、イベントA1の条件は、サービングセルの品質(例えば、RSRP又はRSRQ)が閾値よりも良くなることである。また、イベントA2の条件は、サービングセルの品質が閾値よりも悪くなることである。また、イベントA3の条件は、隣接セルの品質がサービングセルの品質よりも閾値だけよくなることである。また、イベントA4の条件は、隣接セルの品質が閾値よりもよくなることである。また、イベントA5の条件は、サービングセルの品質が第1の閾値より悪くなり、且つ隣接セルの品質が第2の閾値よりもよくなることである。
<<<2.本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成>>>
続いて、図5を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図5は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図5を参照すると、通信システム1は、eNodeB100、UE20及びUE200を含む。この例では、通信システム1は、LTE、LTE−A又はこれに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
(eNodeB100)
eNodeB100は、事業者に割り当てられた周波数帯域において無線通信を行う。
上記周波数帯域は、所定帯域幅の帯域を含み、eNodeB100は、当該所定帯域幅の帯域において無線通信を行う。例えば、上記所定帯域幅は、通信規格において定められた帯域幅である。より具体的に、例えば、上記所定帯域幅は、3GPPの規格において定められた帯域幅であり、上記所定帯域幅の帯域は、コンポーネントキャリア(CC)である。
また、とりわけ本開示の実施形態では、eNodeB100は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC以外の拡張帯域においても、無線通信を行う。
また、eNodeB100は、セル10内に位置するUEとの無線通信を行う。例えば、UE20は、上記拡張帯域を利用するケイパビリティを有しないUEであり、UE200は、上記拡張帯域を利用するケイパビリティを有するUEである。そして、eNodeB100は、CCにおいて、UE20及びUE200との無線通信を行う。また、eNodeB100は、上記拡張帯域において、UE200との無線通信を行う。
(UE20)
UE20は、セル10に位置する場合に、eNodeB100との無線通信を行う。
また、UE20は、上記拡張帯域を利用するケイパビリティを有さず、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCCにおいてeNodeB100との無線通信を行う。
なお、本明細書では、UE20は、レガシー端末とも呼ばれる。
(UE200)
UE200は、セル10に位置する場合に、eNodeB100との無線通信を行う。
また、UE200は、上記拡張帯域を利用するケイパビリティを有し、CC及び拡張帯域においてeNodeB100との無線通信を行う。
<<<3.第1の実施形態>>>
続いて、図6〜図11を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
上述したように、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(CC)以外の拡張帯域においてもUEが無線通信を行う場合には、当該拡張帯域も使用される帯域である以上、UEが当該拡張帯域においても測定(measurement)を行うことが考えられる。しかし、その場合に、UEは、CC及び拡張帯域(即ち、より広い帯域)において測定を行うことになる。その結果、UEにとっての測定の負荷が増加し得る。
そこで、本開示の第1の実施形態では、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。具体的には、第1の実施形態では、拡張帯域におけるUEによる測定の実行が制御される。
<<3.1.eNodeBの構成>>
まず、図6を参照して、第1の実施形態に係るeNodeB100−1の構成を説明する。図6は、第1の実施形態に係るeNodeB100−1の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、eNodeB100−1は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を含む。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部120へ出力する。また、アンテナ部110は、無線通信部120により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、事業者に割り当てられた周波数帯域において無線通信を行う。
上述したように、上記周波数帯域は、所定帯域幅の帯域を含み、無線通信部120は、当該所定帯域幅の帯域において無線通信を行う。例えば、上記所定帯域幅は、3GPPの規格において定められた帯域幅であり、上記所定帯域幅の帯域は、CCである。
また、とりわけ本開示の実施形態では、無線通信部120は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC以外の拡張帯域においても、無線通信を行う。
また、無線通信部120は、セル10内に位置するUEとの無線通信を行う。例えば、eNodeB100は、CCにおいて、UE20及びUE200との無線通信を行う。また、eNodeB100は、上記拡張帯域において、UE200との無線通信を行う。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、他の通信ノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のeNodeB100と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部130は、コアネットワークの通信ノードと通信する。例えば、当該コアネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)であり、当該通信ノードは、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving Gateway)等を含む。
(記憶部140)
記憶部140は、eNodeB100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(処理部150)
処理部150は、eNodeB100−1の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び通信制御部153を含む。
(情報取得部151)
情報取得部151は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域におけるUEによる測定の実行に関連する測定関連情報を取得する。
とりわけ第1の実施形態では、上記測定関連情報は、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の有無に関する情報である。
例えば、上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うことに対応する第1の情報、及びセル10内で上記拡張帯域における測定を行わないことに対応する第2の情報のうちのいずれかである。
第1の例として、上記測定関連情報は、eNodeB100−1の設定情報である。そして、上記第1の情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を実行するようにUEを制御するための設定情報であり、上記第2の情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を実行しないようにUEを制御するための設定情報である。また、例えば、上記設定情報は、通信システム1の運用者(operator)により設定される。
第2の例として、上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うか否かの判定結果であってもよい。そして、上記第1の情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うという判定結果であり、上記第2の情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行わないという判定結果であってもよい。また、例えば、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うか否かの判定は、拡張帯域における通信品質に基づいて行われてもよい。また、当該判定は、情報取得部151により行われてもよい。
(通信制御部153)
通信制御部153は、セル10内での無線通信を制御する。
とりわけ、本開示の実施形態では、通信制御部153は、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御(以下、「測定関連制御」と呼ぶ)を行う。
−測定の実行の制御
また、とりわけ第1の実施形態では、上記測定関連制御は、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の制御を含む。即ち、通信制御部153は、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の制御を行う。
−−UEへの指示
例えば、上記測定関連制御は、上記拡張帯域において測定を行うこと又は測定を行わないことをUE200−1に指示することを含む。
第1の例として、上記測定関連制御は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示すること、及び、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含む。即ち、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行うこと、及び上記拡張帯域において測定を行わないことのうちの一方を、UE200−1に指示する。この場合に、例えば、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行うことをeNodeB100−1により指示されると、上記拡張帯域において測定を行う。また、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行わないことをeNodeB100−1により指示されると、上記拡張帯域において測定を行わない。
より具体的には、例えば、上述したように、上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うことに対応する第1の情報、及びセル10内で上記拡張帯域における測定を行わないことに対応する第2の情報のうちのいずれかである。この場合に、上記測定関連情報が、上記第1の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示する。その結果、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行う。一方、上記測定関連情報が、上記第2の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示する。その結果、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行わない。
また、第2の例として、上記測定関連制御は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含み、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示することを含まなくてもよい。即ち、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示し、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示しなくてもよい。この場合に、例えば、UE200−1は、eNodeB100−1による指示があれば、上記拡張帯域において測定を行わず、eNodeB100−1による指示がなければ、上記拡張帯域において測定を行う。
より具体的には、例えば、上述したように、上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うことに対応する第1の情報、及びセル10内で上記拡張帯域における測定を行わないことに対応する第2の情報のうちのいずれかである。この場合に、上記測定関連情報が、上記第1の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示しない。その結果、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行う。一方、上記測定関連情報が、上記第2の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示する。その結果、UE20は、上記拡張帯域において測定を行わない。
第3の例として、上記測定関連制御は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示することを含み、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含まなくてもよい。即ち、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示し、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示しなくてもよい。この場合に、例えば、UE200−1は、eNodeB100−1による指示があれば、上記拡張帯域において測定を行い、eNodeB100−1による指示がなければ、上記拡張帯域において測定を行わない。
より具体的には、例えば、上述したように、上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うことに対応する第1の情報、及びセル10内で上記拡張帯域における測定を行わないことに対応する第2の情報のうちのいずれかである。この場合に、上記測定関連情報が、上記第1の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示する。その結果、UE200−1は、上記拡張帯域において測定を行う。一方、上記測定関連情報が、上記第2の情報である場合に、通信制御部153は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示しない。その結果、UE20は、上記拡張帯域において測定を行わない。
−−UEへの指示の手段
また、例えば、通信制御部153は、無線通信部120を介して、UE200−1への個別のシグナリングにより、測定の実行又は不実行をUE200−1に指示する。一例として、当該シグナリングは、Connection Setupの際のシグナリングである。また、別の例として、当該シグナリングは、RRCシグナリングである。このような個別の指示により、個々のUEごとに別々の指示を行うことが可能になる。即ち、あるUE200−1には拡張帯域における測定を行わせ、別のUE200−1には拡張帯域における測定を行わせないことが可能になる。
なお、通信制御部153は、システム情報によりUE200−1に一括で指示してもよい。このような一括の指示により、eNodeB100−1によるシグナリングの負荷及び無線リソースの消費が軽減され得る。
−−効果
例えば以上のように、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の制御が行われる。これにより、例えば、運用者が拡張帯域における測定が不要であると判断した場合にUE200−1に拡張帯域での測定を省略させることも可能になる。そのため、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUE200−1による測定の負荷を抑えることが可能になる。
第1の例として、割り当てられた周波数帯域の帯域幅が21MHzであるのに対して、拡張帯域の帯域幅が1MHzであり得る。また、第2の例として、割り当てられた周波数帯域の帯域幅が6MHzであるのに対して、拡張帯域の帯域幅が1MHzであり得る。例えば、上記第1の例では、拡張帯域における測定を省略することは、全体に大きなインパクトを与えないので、運用者は、拡張帯域における測定が不要であると判断し得る。そして、当該拡張帯域における測定が省略され得る。また、例えば、上記第2の例では、拡張帯域における測定を省略することは、全体に大きなインパクトを与え得るので、運用者は、拡張帯域における測定が必要であると判断し得る。そして、当該拡張帯域における測定が実行され得る。
−その他の制御
例えば、通信制御部153は、上記拡張帯域に関する情報をUE200−1に通知する。具体的には、例えば、上記拡張帯域に関する上記情報は、上記拡張帯域の帯域幅及び/又は中心周波数等の情報を含む。例えば、通信制御部153は、システム情報により、上記拡張帯域に関する上記情報をUE200−1に通知する。なお、通信制御部153は、いずれかのシグナリング(Connection Setupの際のシグナリング、RRCシグナリング、等)により、上記拡張帯域に関する上記情報をUE200−1に通知してもよい。
<<3.2.UEの構成>>
まず、図7を参照して、第1の実施形態に係るUE200−1の構成を説明する。図7は、第1の実施形態に係るUE200−1の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、UE200−1は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部260を含む。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線信号を受信し、受信された無線信号を無線通信部220へ出力する。また、アンテナ部210は、無線通信部220により出力された送信信号を送信する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、UE200がセル10に位置する場合に、eNodeB100との無線通信を行う。
また、UE200は、上記拡張帯域を利用するケイパビリティを有し、無線通信部220は、上記所定幅帯域及び上記拡張帯域においてeNodeB100との無線通信を行う。
(記憶部230)
記憶部230は、UE200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
(入力部240)
入力部240は、UE200のユーザによる入力を受け付ける。そして、入力部240は、入力結果を処理部260に提供する。
(表示部250)
表示部250は、UE200からの出力画面(即ち、出力画像)を表示する。例えば、表示部250は、処理部260(表示制御部269)による制御に応じて、出力画面を表示する。
(処理部260)
処理部260は、UE200−1の様々な機能を提供する。処理部260は、帯域認識部261、測定部263、測定制御部265、報告部267及び表示制御部269を含む。
(帯域認識部261)
帯域認識部261は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域を認識する。
例えば、eNodeB100−1が、上記拡張帯域に関する情報をUE200−1に通知する。すると、帯域認識部261は、無線通信部220を介して当該情報を取得し、上記拡張帯域を認識する。より具体的には、例えば、上述したように、上記拡張帯域に関する上記情報は、上記拡張帯域の帯域幅及び/又は中心周波数等の情報を含み、帯域認識部261は、上記拡張帯域の帯域幅及び/又は中心周波数等を認識する。
(測定部263)
測定部263は、事業者に割り当てられた周波数帯域における測定(measurement)を行う。
例えば、上記測定は、伝送路の品質の測定である。より具体的には、例えば、当該測定は、RSRP及び/又はRSSQの測定である。この場合に、測定部263は、制御信号を用いてRSRPを測定する。即ち、測定部263は、当該制御信号の受信電力を平均化することにより、RSRPを測定する。例えば、上記制御信号は、CRS及び/又はCSI−RSを含む。
また、測定部263は、測定制御部265による制御に応じて上記測定を行う。例えば、測定部263は、測定制御部265により指定される帯域における測定を行う。例えば、測定部263は、CC(所定帯域幅の帯域)における測定を行う。また、例えば、測定部263は、CC及び拡張帯域における測定を行う。
(測定制御部265)
測定制御部265は、UE200−1による測定の実行を制御する。
とりわけ第1の実施形態では、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御する。これにより、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUE200−1による測定の負荷を抑えることが可能になる。
また、とりわけ第1の実施形態では、測定制御部265は、eNodeB100−1による上記測定関連制御(即ち、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御)に応じて、上記拡張帯域における測定の実行を制御する。そして、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御する。
例えば、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行うこと又は測定を行わないことをUE200−1に指示する。すると、測定制御部265は、eNodeB100−1による指示に応じて、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせ、又は上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。
第1の例として、eNodeB100−1は、上記拡張帯域において測定を行うことを指示し、また、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示する。この場合に、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。一方、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。
第2の例として、eNodeB100−1は、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200に指示し、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200に指示しなくてもよい。この場合に、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。一方、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示しなければ、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。
第3の例として、eNodeB100−1は、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200に指示し、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200に指示しなくてもよい。この場合に、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。一方、eNodeB100−1が、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示しなければ、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。
(報告部267)
報告部267は、UE200−1による測定結果をeNodeB100−1に報告する。
例えば、当該測定結果は、RSRP及び/又はRSSQを含む。即ち、報告部267は、無線通信部220を介して、RSRP及び/又はRSSQ等をeNodeB100−1に報告する。
(表示制御部269)
表示制御部269は、表示部250による出力画面の表示を制御する。例えば、表示制御部269は、表示部250により表示される出力画面を生成し、当該出力画面を表示部250に表示させる。
<<3.3.処理の流れ>>
次に、図8及び図9を参照して、第1の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(eNodeB側の通信制御処理)
図8は、第1の実施形態に係るeNodeB100−1側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。例えば、eNodeB100−1側の当該通信制御処理は、eNodeB100−1の運用の開始又は再開の際に開始する。
まず、ステップS301で、情報取得部151は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域におけるUEによる測定の実行に関連する測定関連情報を取得する。上記測定関連情報は、セル10内で上記拡張帯域における測定を行うことに対応する第1の情報、及びセル10内で上記拡張帯域における測定を行わないことに対応する第2の情報のうちのいずれかである。
次に、ステップS303で、通信制御部153は、上記測定関連情報が上記第1の情報であるかを判定する。上記測定関連情報が上記第1の情報であれば、処理はステプS305へ進む。そうでなければ(即ち、上記測定関連情報が上記第2の情報であれば)、処理はステプS307へ進む。
ステップS305で、通信制御部153は、無線通信部120を介して、上記拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に所定の手段で指示する。そして、処理は、ステップS305を繰り返す。
ステップS307で、通信制御部153は、無線通信部120を介して、上記拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に所定の手段で指示する。そして、処理は、ステップS307を繰り返す。
なお、上記所定の手段は、UE200−1への個別のシグナリングであってもよく、又はシステム情報であってもよい。
(UE側の通信制御処理)
図9は、第1の実施形態に係るUE200−1側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。例えば、UE200−1側の当該通信制御処理は、eNodeB100−1から拡張帯域における測定についての指示を受けた際に開始する。
まず、ステップS401で、測定制御部265は、拡張帯域において測定を行うことをUE200−1がeNodeB100−1により指示されたかを判定する。拡張帯域において測定を行うことをUE200−1がeNodeB100−1により指示された場合には、処理はステップS403へ進む。そうでなければ、処理はステップS405へ進む。
ステップS403で、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。そして、測定部263は、CC及び上記拡張帯域における測定を行う。そして、処理は、ステップS403を繰り返す。
ステップS405で、測定制御部265は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。すると、測定部263は、CCにおける測定を行う。そして、処理は、ステップS405を繰り返す。
<<3.4.変形例>>
次に、図10及び図11を参照して、第1の実施形態の変形例を説明する。
第1の実施形態の変形例では、UE200−1の中でも、事業者に割り当てられた周波数帯域を通信に使用しているUE200−1が、当該周波数帯域の上記拡張帯域において測定を行わないように、測定の実行が制御される。
(eNodeBの構成:通信制御部153)
−−UEへの指示
とりわけ第1実施形態の変形例では、上記測定関連制御は、上記周波数帯域を通信に使用しているUE200−1が上記拡張帯域において測定を行わないように、上記拡張帯域において測定を行うこと、又は行わないことを、UE200−1に指示することを含む。
例えば、上記測定関連制御は、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1に指示すること、及び、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含む。即ち、通信制御部153は、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行うこと、及び、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことのうちの一方を、UE200−1に指示する。この場合に、例えば、UE200−1は、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをeNodeB100−1により指示されると、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行う。また、UE200−1は、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをeNodeB100−1により指示されると、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わない。
なお、別の例として、上記測定関連制御は、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含み、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1に指示することを含まなくてもよい。また、さらに別の例として、上記測定関連制御は、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1に指示することを含み、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示することを含まなくてもよい。
(UEの構成:測定制御部265)
とりわけ第1の実施形態の変形例では、測定制御部265は、eNodeB100−1による上記測定関連制御(即ち、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御)に応じて、上記拡張帯域における測定の実行を制御する。そして、測定制御部265は、UE200−1が上記周波数帯域を通信に使用している場合に上記拡張帯域における測定が行われないように、測定の実行を制御する。
例えば、eNodeB100−1が、使用している周波数帯域の拡張帯域測定を行うこと又は測定を行わないことをUE200−1に指示する。すると、測定制御部265は、eNodeB100−1による指示に応じて、使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせ、又は使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。
例えば、eNodeB100−1は、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行うことを指示し、また、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示する。この場合に、eNodeB100−1が、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行うことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。一方、eNodeB100−1が、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に指示すると、測定制御部265は、使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。
(処理の流れ:eNodeB側の通信制御処理)
図10は、第1の実施形態の変形例に係るeNodeB100−1側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ここで、図10に示される第1の実施形態の変形例に係る一例と、図8に示される第1の実施形態に係る一例との相違点である、ステップS321及びS323のみを説明する。
ステップS321で、通信制御部153は、無線通信部120を介して、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1に所定の手段で指示する。そして、処理は、ステップS321を繰り返す。
ステップS323で、通信制御部153は、無線通信部120を介して、使用している周波数帯域の拡張帯域において測定を行わないことをUE200−1に所定の手段で指示する。そして、処理は、ステップS323を繰り返す。
(処理の流れ:UE側の通信制御処理)
図11は、第1の実施形態の1の変形例に係るUE200−1側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS421で、測定制御部265は、使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1がeNodeB100−1により指示されたかを判定する。使用している周波数帯域の拡張帯域においても測定を行うことをUE200−1がeNodeB100−1により指示された場合には、処理はステップS423へ進む。そうでなければ、処理はステップS425へ進む。
ステップS423で、測定制御部265は、使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。そして、測定部263は、使用している周波数帯域のCC及び拡張帯域における測定を行う。そして、処理は、ステップS423を繰り返す。
ステップS425で、測定制御部265は、使用している周波数帯域の拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。すると、測定部263は、使用している周波数帯域のCCにおける測定を行う。そして、処理は、ステップS425を繰り返す。
以上、第1の実施形態の変形例を説明した。当該変形例によれば、UEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、異なる周波数帯域間でのハンドオーバの頻度よりも、同一周波数帯域でのハンドオーバ(セル間ハンドオーバ)の頻度の方がより高い。そのため、異なる周波数帯域間でのハンドオーバのための測定(即ち、UEが使用していない周波数帯域における測定)の負荷よりも、同一周波数帯域でのハンドオーバのための測定(即ち、UEが使用している周波数帯域における測定)の負荷の方がより大きい。そのため、特に、UEが使用している周波数帯域における測定を減らすことにより、UEにより測定の負荷をより効果的に抑えることが可能になる。
なお、既に使用している周波数帯域における測定の結果は継続して取得されているので、拡張帯域における測定まで行われなくても、CCにおける測定が行われれば十分であることが多いと考えられる。一方、使用していない周波数帯域は、使用している周波数帯域の帯域幅と異なる帯域幅を有する場合(CC及び/又は拡張帯域が異なる場合)もあるので、CCだけではなく拡張帯域も含む帯域の測定結果があることが望ましいと考えられる。そのため、上述したように、UEが使用していない周波数帯域の拡張帯域における測定よりも、UEが使用している周波数帯域の拡張帯域における測定が省略されることがより望ましいと考えられる。
以上、第1の実施形態を説明したが、第1の実施形態は上述した例に限定されない。
例えば、拡張帯域におけるUEによる測定が実行されるか否かが、セル10の単位で決まる例を説明したが、第1の実施形態は係る例に限定されない。例えば、拡張帯域におけるUEによる測定が実行されるか否かは、UE200−1の単位で決まってもよい。一例として、拡張帯域におけるUE200−1ごとの通信品質に応じて、拡張帯域におけるUEによる測定が実行されるか否かが決まってもよい。
<<<4.第2の実施形態>>>
続いて、図12及び図13を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
上述したように、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(CC)以外の拡張帯域においてもUEが無線通信を行う場合には、当該拡張帯域も使用される帯域である以上、UEが当該拡張帯域においても測定を行うことが考えられる。しかし、その場合に、UEは、CC及び拡張帯域(即ち、より広い帯域)において測定を行うことになる。その結果、UEにとっての測定の負荷が増加し得る。
そこで、本開示の第1の実施形態では、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。具体的には、第2の実施形態では、UE200は、アイドル状態である場合に、拡張帯域における測定を行わない。
<<4.1.UEの構成>>
まず、図12を参照して、第2の実施形態に係るUE200−2の概略的な構成を説明する。図12は、第2の実施形態に係るUE200−2の構成の一例を示すブロック図である。図12を参照すると、UE200−2は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部270を含む。
ここで、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240及び表示部250、並びに、処理部270に含まれる帯域認識部261、測定部263、報告部267及び表示制御部269については、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、処理部270のうちの測定制御部271を説明する。
(測定制御部271)
測定制御部271は、UE200−2による測定の実行を制御する。
とりわけ第2の実施形態では、測定制御部271は、UE200−2が無線リソースについてのアイドル状態である場合に、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域における測定が行われないように、測定の実行を制御する。
より具体的には、例えば、UE200−2がRRC接続(RRC_Connected)状態である場合に、測定制御部271は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。即ち、測定制御部271は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC及び拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。一方、UE200−2がRRCアイドル(RRC_Idle)状態である場合に、測定制御部271は、上記拡張帯域における測定を測定部263に行わせない。即ち、測定制御部271は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCCにおける測定を測定部263に行わせる。
これにより、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。
より具体的には、例えば、とりわけUEがRRCアイドル状態である場合にはUEの消費電力を可能な限り抑えたいという要望がある。そのため、このようにRRCアイドル状態の場合に測定が省略されることにより、RRCアイドル状態の際のUEの測定の負荷が抑えられ、その結果、消費電力が抑えられる。
また、例えば、ページングチャネルでの情報は、拡張帯域ではなく、CC(所定帯域幅の帯域)において送信されることも考えられる。この場合には、拡張帯域における品質よりもCCにおける品質が重要となるので、RRCアイドル状態の場合の測定の省略により、無駄な測定を減らすことが可能になる。
<<4.2.処理の流れ>>
次に、図13を参照して、第2の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。図13は、第2の実施形態に係るUE200−2側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS501で、測定制御部265は、UE200−2がRRCアイドル状態であるかを判定する。UE200−2がRRCアイドル状態であれば、処理はステップS507へ進む。そうでなければ、処理はステップS503へ進む。
ステップS503で、測定制御部265は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC及び拡張帯域における測定を測定部263に行わせる。
ステップS505で、測定制御部265は、UE200−2がRRCアイドル状態になったかを判定する。UE200−2がRRCアイドル状態になったのであれば、処理はステップS507へ進む。そうでなければ、処理はステップS503へ進む。
ステップS507で、測定制御部265は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCCにおける測定を測定部263に行わせる。
ステップS509で、測定制御部265は、UE200−2がRRC接続状態になったかを判定する。UE200−2がRRC接続状態になったのであれば、処理はステップS503へ進む。そうでなければ、処理はステップS507へ進む。
<<<5.第3の実施形態>>>
続いて、図14〜図25を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(CC)以外の拡張帯域においてもUEが無線通信を行う場合には、CC及び拡張帯域を含む全体の帯域における測定が行われることが想定される。しかし、全体の帯域における測定及び当該測定の報告が行われると、eNodeBは、CC及び拡張帯域の各々についての品質を確認することができなくなる。その結果、eNodeBによる細やかな通信制御が困難になり得る。例えば、UEに拡張帯域において無線通信を行わせるか否かを適切に判定することが困難になり得る。
そこで、本開示の第3の実施形態では、CC(所定帯域幅の帯域)及び拡張帯域の各々における通信品質を考慮して無線通信を制御することが可能になる。具体的には、第3の実施形態では、CC(所定帯域幅の帯域)における測定結果と、拡張帯域における測定結果とが、それぞれ報告される。
<<5.1.eNodeBの構成>>
まず、図14を参照して、第3の実施形態に係るeNodeB100−3の概略的な構成を説明する。図14は、第3の実施形態に係るeNodeB100−3の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、eNodeB100−1は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部160を含む。
ここで、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130及び記憶部140については、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、処理部160を説明する。
(処理部160)
処理部160は、eNodeB100−3の様々な機能を提供する。処理部160は、情報取得部161及び通信制御部163を含む。
(情報取得部161)
情報取得部161は、UEによる測定の結果を取得する。
例えば、情報取得部161は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC(所定帯域幅の帯域)におけるUE20による測定結果を取得する。
具体的には、例えば、UE20は、CCにおける測定を行い、測定結果をeNodeB100−3に報告する。そして、情報取得部161は、無線通信部120を介して、当該測定結果を取得する。
また、例えば、情報取得部161は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC(所定帯域幅の帯域)及び拡張帯域におけるUE200による測定結果を取得する。とりわけ第3の実施形態では、情報取得部161は、CCにおけるUE200−3による測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域におけるUE200−3による測定の結果である第2の測定結果とをそれぞれ取得する。
具体的には、例えば、UE200−3は、CCにおける測定を行い、測定結果をeNodeB100−3に報告する。また、UE200−3は、拡張帯域における測定を行い、測定結果をeNodeB100−3に報告する。
これにより、CC(所定帯域幅の帯域)及び拡張帯域の各々における通信品質を考慮して無線通信を制御することが可能になる。一例として、UE200に拡張帯域において無線通信を行わせるか否かを適切に判定することが可能になる。
なお、情報取得部161は、第1の実施形態に係る情報取得部151と同様に、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行に関連する測定関連情報を取得してもよい。
(通信制御部163)
通信制御部163は、セル10内での無線通信を制御する。
とりわけ第3の実施形態では、通信制御部163は、CCにおけるUE200−3による測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域におけるUE200−3による測定の結果である第2の測定結果とに基づいて、セル10内での無線通信を制御する。
一例として、通信制御部163は、拡張帯域におけるUE200−3による測定の結果である第2の測定結果に基づいて、UE200−3に拡張帯域における無線通信を行わせるかを判定する。
なお、通信制御部163は、第1の実施形態に係る通信制御部153(又は後述する第4の実施形態に係る通信制御部173)と同様に、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御(即ち、測定関連制御)を行ってもよい。
<<5.2.UEの構成>>
まず、図15〜図18を参照して、第3の実施形態に係るUE200−3の概略的な構成を説明する。図15は、第3の実施形態に係るUE200−3の構成の一例を示すブロック図である。図15を参照すると、UE200−3は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部280を含む。
ここで、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240及び表示部250、並びに、処理部280に含まれる帯域認識部261及び表示制御部269については、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、処理部280のうちの測定部281、測定制御部283及び報告部285を説明する。
(測定部281)
測定部281は、事業者に割り当てられた周波数帯域における測定を行う。
例えば、上記測定は、伝送路の品質の測定である。より具体的には、例えば、当該測定は、RSRP及び/又はRSSQの測定である。この場合に、測定部281は、制御信号を用いてRSRPを測定する。即ち、測定部281は、当該制御信号の受信電力を平均化することにより、RSRPを測定する。例えば、上記制御信号は、CRS及び/又はCSI−RSを含む。
また、測定部281は、測定制御部283による制御に応じて上記測定を行う。例えば、測定部281は、測定制御部283により指定される帯域における測定を行う。例えば、測定部281は、CC(所定帯域幅の帯域)における測定を行う。また、例えば、測定部263は、CC及び拡張帯域における測定を行う。
−CC及び拡張帯域の各々における測定
とりわけ第3の実施形態では、測定部281は、CC及び拡張帯域における測定を行う場合に、CCにおける測定と、拡張帯域における測定とをそれぞれ行う。
より具体的には、例えば、測定部281は、CCにおけるRSRP及び/又はRSSQと、拡張帯域におけるRSRP及び/又はRSSQとを測定する。結果として、CCにおけるUEによる測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域におけるUEによる測定の結果である第2の測定結果とが得られる。
−測定期間
また、例えば、上記第1の測定結果は、CCにおける第1の期間にわたる測定により得られる結果であり、上記第2の測定結果は、拡張帯域における第2の期間にわたる測定により得られる結果である。そして、上記第2の期間は、上記第1の期間よりも長い。即ち、測定部281は、CCにおける第1の期間での測定を行い、拡張帯域における(第1の期間よりも長い)第2の期間での測定を行う。
具体的には、例えば、測定部281は、CCにおける第1の期間にわたる制御信号を用いてRSRP及び/又はRSRQを測定する。また、測定部281は、拡張帯域におけるより長い第2の期間にわたる制御信号を用いてRSRP及び/又はRSRQを測定する。以下、この点について図16を参照して具体例を説明する。
図16は、コンポーネントキャリア(CC)及び拡張帯域の各々における測定の期間の一例を説明するための説明図である。図16を参照すると、例えば、CCでは、第1の期間51にわたる制御信号(例えば、CRS及び/又はCSI−RS)を用いてRSRP及び/又はRSRQが測定される。一方、拡張帯域では、第1の期間51よりも長い第2の期間61にわたる制御信号(例えば、CRS及び/又はCSI−RS)を用いてRSRP及び/又はRSRQが測定される。
このような測定期間により、CCよりも帯域幅が狭い(即ち、測定に用いることが可能な制御信号の量がより少ない)拡張帯域についても信頼性の高い測定結果を得ることが可能になる。例えば、より多くの制御信号(例えば、CRS及び/又はCSI−RS)の受信電力の平均化により、より信頼性の高いRSRP及び/又はRSRQを得ることが可能になる。
(測定制御部283)
測定制御部283は、UE200−3による測定の実行を制御する。
なお、例えば、測定制御部283は、第1の実施形態に係る測定制御部265と同様に、上記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御してもよい。
(報告部285)
報告部285は、UE200−3による測定結果をeNodeB100−3に報告する。報告部285は、無線通信部220を介して、当該測定結果を報告する。
例えば、当該測定結果は、RSRP及び/又はRSSQを含む。即ち、報告部285は、無線通信部220を介して、RSRP及び/又はRSSQ等をeNodeB100−1に報告する。
とりわけ第3の実施形態では、報告部285は、CCにおけるUEによる測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域におけるUEによる測定の結果である第2の測定結果とを、それぞれ報告する。
さらに、例えば、上記第2の測定結果の報告が行われる条件は、上記第1の測定結果の報告が行われる条件とは異なる。これにより、例えば、CCにおける測定結果と、拡張帯域における測定結果とを、それぞれにより適したタイミングで報告することが可能になる。
−報告の条件(第1の例)
第1の例として、上記第1の測定結果の報告は、1種類以上のイベントの各々によりトリガされる報告である。また、上記第2の測定結果の報告は、上記1種類以上のイベントに含まれない別の種類のイベントを含む少なくとも1種類のイベントの各々によりトリガされる報告である。これにより、例えば、拡張帯域における測定結果を、より適した独自のタイミングで報告することが可能になる。
具体的には、例えば、第1の測定結果の報告をトリガする上記1種類以上のイベントは、リリース8で定められているイベントA1〜A6のうちの1つ以上を含む。
また、例えば、第2の測定結果の報告をトリガする上記別の種類のイベントは、上記第1の測定結果と上記第2の測定結果との関係が所定の条件を満たすことである。一例として、上記別の種類のイベントは、第1の測定結果と第2の測定結果との差分が所定の条件を満たすことである。以下、この点について、図17及び図18を参照して、イベントの具体例を説明する。
図17は、拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)の報告をトリガする別の種類のイベントの第1の例を説明するための説明図である。図17を参照すると、拡張帯域及びCCの各々についてのRSRPが示されている。例えば、上記別の種類のイベントは、拡張帯域についてのRSRPからCCにおけるRSRPを差し引くことにより得られる差分71が所定の閾値を超えることである。即ち、報告部285は、拡張帯域についてのRSRPがCCにおけるRSRPよりも所定の閾値以上大きくなると、拡張帯域における測定の結果(例えば、RSRP)をeNodeB100−3に報告する。
図18、拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)の報告をトリガする別の種類のイベントの第2の例を説明するための説明図である。図18を参照すると、拡張帯域及びCCの各々についてのRSRPが示されている。例えば、上記別の種類のイベントは、CCにおけるRSRPから拡張帯域についてのRSRPを差し引くことにより得られる差分73が所定の閾値を超えることである。即ち、報告部285は、拡張帯域についてのRSRPがCCにおけるRSRPよりも所定の閾値以上小さくなると、拡張帯域における測定の結果(例えば、RSRP)をeNodeB100−3に報告する。
このような報告の条件により、例えば、拡張帯域における通信品質とCCにおける通信品質とに所定の程度の差が生じた場合に、拡張帯域における測定結果が報告され得る。即ち、CCにおける測定の結果とは異なる特徴が拡張帯域における測定の結果に現れる場合に限り、拡張帯域における測定の結果が報告され得る。その結果、例えば、拡張帯域における測定の結果の報告を限定し、報告の負荷を軽減することが可能になる。
なお、第2の測定結果の報告をトリガする上記少なくとも1種類のイベントは、リリース8で定められているイベントA1〜A6のうちの1つ以上を含んでもよい。
−報告の条件(第2の例)
第2の例として、上記第1の測定結果の報告及び上記第2の測定結果の報告は、少なくとも1つの同じ種類のイベントによりトリガされる報告であってもよい。そして、上記少なくとも1つの同じ種類のイベントのうちの一部又は全部は、上記第1の測定結果の報告のための第1の閾値と、上記第2の測定結果の報告のための第2の閾値とを有してもよい。
具体的には、例えば、上記少なくとも1つの同じ種類のイベントは、リリース8で定められているイベントA1〜A6のうちの1つ以上のイベントを含む。即ち、上記第1の測定結果の報告及び上記第2の測定結果の報告は、イベントA1〜A6のうちの1つ以上のイベントによりトリガされる報告である。そして、当該1つ以上のイベントは、第1の測定結果(CCにおける測定の結果)の報告のための第1の閾値と、第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)の報告のための第2の閾値とを有する。
これにより、例えば、CCにおける測定結果及び拡張帯域における測定結果を、それぞれにより適したタイミングで報告することが可能になる。一例として、より重要性の高い第1の測定結果(CCにおける測定の結果)を、第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)よりもより頻繁に報告することが可能になる。
−報告の条件(第3の例)
第3の例として、上記第1の測定結果の報告は、第1の周期で行われる報告であり、上記第2の測定結果の報告は、上記第1の周期と異なる第2の周期で行われる報告であってもよい。
具体的には、例えば、報告部285は、周期的に測定結果を報告する。そして、報告部285は、第1の周期で第1の測定結果を報告し、第2の周期で第2の測定結果を報告する。一例として、上記第2の周期は、上記第1の周期よりも長い周期である。
これにより、例えば、CCにおける測定結果及び拡張帯域における測定結果を、それぞれにより適したタイミングで報告することが可能になる。一例として、第1の測定結果の周期よりもより長い周期で第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)を報告することにより、より長い期間を拡張帯域における測定の期間として確保することが可能になる。その結果、より信頼性の高い測定結果を報告することが可能になる。
<<5.3.処理の流れ>>
次に、図19〜図21を参照して、第3の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(eNodeB側の通信制御処理)
図19は、第3の実施形態に係るeNodeB100−3側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS601で、情報取得部161は、CCにおけるUE200−3による測定の結果である第1の測定結果、又は、拡張帯域におけるUE200−3による測定の結果である第2の測定結果を取得する。
ステップS603で、通信制御部163は、取得した測定結果に基づいて、セル10内での無線通信を制御する。そして、処理はステップS601に戻る。
(UE側の第1の通信制御処理)
図20は、第3の実施形態に係るUE200−3側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、CCにおける測定に関する処理である。
ステップS711で、測定部281は、CCにおける第1の期間での測定を行う。
ステップS713で、報告部285は、第1の測定結果(CCにおける測定の結果)の報告をトリガするいずれかのイベントが発生したかを判定する。当該いずれかのイベントが発生していれば、処理はステップS715へ進む。そうでなければ、処理はステップS711へ戻る。
ステップS715で、報告部285は、無線通信部220を介して、第1の測定結果(CCにおける測定の結果)をeNodeB100−3に報告する。そして、処理はステップS711へ戻る。
(UE側の第2の通信制御処理)
図21は、第3の実施形態に係るUE200−3側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、拡張帯域における測定に関する処理である。
ステップS721で、測定部281は、拡張帯域における第2の期間での測定を行う。
ステップS723で、報告部285は、第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)の報告をトリガするいずれかのイベントが発生したかを判定する。当該いずれかのイベントが発生していれば、処理はステップS725へ進む。そうでなければ、処理はステップS721へ戻る。
ステップS725で、報告部285は、無線通信部220を介して、第2の測定結果(拡張帯域における測定の結果)をeNodeB100−3に報告する。そして、処理はステップS721へ戻る。
<<5.4.変形例>>
次に、図22〜図25を参照して、第3の実施形態の変形例を説明する。
第3の実施形態の変形例では、eNodeB100−3による制御に応じて、UE200−1は、CCにおける測定の結果と拡張帯域における測定の結果をそれぞれ報告し、又はCC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果を報告する。
(eNodeBの構成:情報取得部161)
とりわけ第3の実施形態の変形例では、情報取得部161は、CC及び拡張帯域に関する測定結果の報告単位に関する情報(以下、「報告単位情報」と呼ぶ)を取得する。
例えば、上記報告単位情報は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)とを報告することに対応する第3の情報、及び、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(以下、「統合測定結果」と呼ぶ)を報告することに対応する第4の情報のうちのいずれかである。
例えば、上記報告単位情報は、eNodeB100−3の設定情報である。そして、上記第3の情報は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)とを報告するようにUEを制御するための設定情報である。また、上記第4の情報は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)を報告するようにUEを制御するための設定情報である。また、例えば、上記設定情報は、通信システム1の運用者(operator)により設定される。
(eNodeBの構成:通信制御部163)
とりわけ第3の実施形態の変形例では、通信制御部163は、測定の報告単位をUE200−3に指示する。例えば、通信制御部163は、CCにおける測定の結果と拡張帯域における測定の結果をそれぞれ報告すること、及び/又は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果を報告することを、UE200−3に指示する。
例えば、通信制御部163は、CCにおける測定の結果と拡張帯域における測定の結果をそれぞれ報告すること、及びCC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果を報告することのいずれかを、UE200−3に指示する。より具体的には、例えば、上記報告単位情報が、上記第3の情報である場合に、通信制御部163は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)をそれぞれ報告することを、UE200−3に指示する。また、上記報告単位情報が、上記第4の情報である場合に、通信制御部163は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)を報告することを、UE200−3に指示する。
(UEの構成:測定部281)
とりわけ第3の実施形態の変形例では、測定部281は、測定制御部283による制御に応じて、CCにおける測定と拡張帯域における測定とをそれぞれ行い、又は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定を行う。測定部281がCCにおける測定と拡張帯域における測定とをそれぞれ行う場合に、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)とが得られる。また、測定部281が、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定を行う場合に、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)が得られる。
(UEの構成:測定制御部283)
とりわけ第3の実施形態の変形例では、測定制御部283は、eNodeB100−3による制御に応じて、測定の実行を制御する。
具体的には、例えば、eNodeB100−3は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)をそれぞれ報告することを、UE200−3に指示する。すると、測定制御部283は、CCにおける測定と拡張帯域における測定とをそれぞれ行うように、測定部281を制御する。また、例えば、eNodeB100−3が、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)を報告することを、UE200−3に指示する。すると、測定制御部283は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定を行うように、測定部281を制御する。
(UEの構成:報告部285)
とりわけ第3の実施形態の変形例では、報告部285は、eNodeB100−3による制御に応じて、UE200−3による測定結果をeNodeB100−3に報告する。
具体的には、例えば、eNodeB100−3は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)をそれぞれ報告することを、UE200−3に指示する。すると、報告部285は、第1の測定結果及び第2の測定結果をそれぞれeNodeB100−3に報告する。また、例えば、eNodeB100−3が、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)を報告することを、UE200−3に指示する。すると、報告部285は、統合測定結果をeNodeB100−3に報告する。
(処理の流れ:eNodeB側の第1の通信制御処理)
図22は、第3の実施形態の変形例に係るeNodeB100−3側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、測定の報告単位の指示に関する処理である。
ステップS621で、情報取得部161は、報告単位情報(CC及び拡張帯域に関する測定結果の報告単位に関する情報)を取得する。上記報告単位情報は、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)とを報告することに対応する第3の情報、及び、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)を報告することに対応する第4の情報のうちのいずれかである。
ステップS623で、通信制御部163は、上記報告単位情報が上記第3の情報であるかを判定する。上記報告単位情報が上記第3の情報であれば、処理はステプS625へ進む。そうでなければ(即ち、上記報告単位情報が上記第4の情報であれば)、処理はステプS627へ進む。
ステップS625で、通信制御部163は、無線通信部120を介して、CCにおける測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域における測定の結果である第2の測定結果とをそれぞれ報告することを、UE200−3に所定の手段で指示する。そして、処理は、ステップS625を繰り返す。
ステップS627で、通信制御部163は、無線通信部120を介して、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果である統合測定結果を報告することを、UE200−3に指示する。そして、処理は、ステップS627を繰り返す。
(処理の流れ:eNodeB側の第2の通信制御処理)
図23は、第3の実施形態の変形例に係るeNodeB100−3側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、統合測定結果がUE200−3からeNodeB100−3に報告される場合の処理である。なお、第1の測定結果及び第2の測定結果が報告される場合の処理は図19を参照して上述したとおりである。
ステップS641で、情報取得部161は、CC及び拡張帯域を含む帯域におけるUE200−3による測定の結果である統合測定結果を取得する。
ステップS643で、通信制御部163は、取得した測定結果に基づいて、セル10内での無線通信を制御する。そして、処理はステップS641に戻る。
(処理の流れ:UE側の第2の測定報告処理)
図24は、第3の実施形態の変形例に係るUE200−3側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS741で、測定制御部283及び/又は報告部285は、CCにおける測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域における測定の結果である第2の測定結果とをそれぞれ報告することを、UE200−3がeNodeB100−3により指示されたかを判定する。第1の測定結果と第2の測定結果とを報告することをUE200−3がeNodeB100−3により指示された場合には、処理はステップS710及びS720へ進む。そうでなければ、処理はステップS760へ進む。
ステップS710及びS720で、第1の測定報告処理が行われる。ステップS710は、図20を参照して上述した処理であり、ステップS720は、図21を参照して上述した処理である。
ステップS760で、第2の測定報告処理が行われる。
(処理の流れ:UE側の第2の測定報告処理)
図25は、第3の実施形態の変形例に係るUE200−3側の第2の測定報告処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS761で、測定部281は、CC及び拡張帯域を含む帯域における第3の期間での測定を行う。
ステップS763で、報告部285は、統合測定結果(CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果)の報告をトリガするいずれかのイベントが発生したかを判定する。当該いずれかのイベントが発生していれば、処理はステップS765へ進む。そうでなければ、処理はステップS761へ戻る。
ステップS765で、報告部285は、無線通信部220を介して、統合測定結果(CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果)をeNodeB100−3に報告する。そして、処理はステップS761へ戻る。
なお、上記第3の期間は、例えば、上記第1の期間と同様である。また、統合測定結果の報告をトリガする上記いずれかのイベントは、例えば、第1の測定結果の報告をトリガする上記いずれかのイベントと同様である。
以上、第3の実施形態の変形例を説明した。当該変形例によれば、eNodeB100−1の制御により、報告の単位を変えることができる。そのため、例えば、より柔軟に報告の手法を採用することが可能になる。
<<<6.第4の実施形態>>>
続いて、図26〜図34を参照して、本開示の第4の実施形態を説明する。
上述したように、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(CC)以外の拡張帯域においてもUEが無線通信を行う場合には、当該拡張帯域も使用される帯域である以上、UEが当該拡張帯域においても測定を行うことが考えられる。しかし、その場合に、UEは、CC及び拡張帯域(即ち、より広い帯域)において測定を行うことになる。その結果、UEにとっての測定の負荷が増加し得る。
そこで、本開示の第1の実施形態では、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。具体的には、第1の実施形態では、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御が行われる。
<<6.1.eNodeBの構成>>
まず、図26及び図27を参照して、第4の実施形態に係るeNodeB100−4の概略的な構成を説明する。図26は、第4の実施形態に係るeNodeB100−4の構成の一例を示すブロック図である。図26を参照すると、eNodeB100−4は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部170を含む。
ここで、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130及び記憶部140については、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、処理部170を説明する。
(処理部170)
処理部170は、eNodeB100−4の様々な機能を提供する。処理部170は、情報取得部171及び通信制御部173を含む。
(情報取得部171)
情報取得部151は、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域におけるUEによる測定の実行に関連する測定関連情報を取得する。
とりわけ第4の実施形態では、上記測定関連情報は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報である。例えば、当該制御信号は、CRS及び/又はCSI−RSを含む。
例えば、上記測定関連情報は、制御信号を送信する位置(無線リソース)を示す設定情報である。一例として、上記測定関連情報は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す情報である。
(通信制御部173)
通信制御部173は、セル10内での無線通信を制御する。
とりわけ、本開示の実施形態では、通信制御部173は、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御(以下、「測定関連制御」と呼ぶ)を行う。
−制御信号の送信の制御
また、とりわけ第4の実施形態では、上記測定関連制御は、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御(以下、「制御信号送信制御」と呼ぶ)を含む。即ち、通信制御部173は、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御(即ち、制御信号送信制御)を行う。例えば、通信制御部173は、上記測定関連情報に基づいて、制御信号送信制御を行う。
また、例えば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度と異なるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。より具体的には、例えば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。
さらに具体的には、例えば、上記制御信号送信制御は、CCにおいて上記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。即ち、通信制御部173は、第1の数のアンテナポートでCCにおいて上記制御信号が送信され、上記第1の数よりも小さい第2の数のアンテナポートで拡張帯域において上記制御信号が送信されるように、上記制御信号の送信を制御する。例えば、通信制御部173は、無線通信部120に、このように制御信号を送信させる。以下、この点について、図27を参照して具体例を説明する。
図27は、各帯域において制御信号を送信するアンテナポートの例を説明するための説明図である。図27を参照すると、5MHzのCC及び0.5MHzの2つの拡張帯域が示されている。この例では、CCでは、アンテナポート0〜3の4つのアンテナポートで上記制御信号が送信される。また、拡張帯域では、アンテナポート0のみで上記制御信号が送信される。このように、拡張帯域では、より少ない数のアンテナポートで上記制御信号が送信される。
このような制御信号の送信の制御により、測定に用いられる制御信号の数が減少する。これにより、例えば、拡張帯域も利用される場合にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。また、例えば、測定に用いられる制御信号によるオーバーヘッドが抑えられる。
−その他の制御
例えば、通信制御部173は、制御信号が送信される位置(無線リソース)を示す情報をUE200−4に通知する。一例として、上記情報は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す情報である。例えば、通信制御部173は、システム情報により、上記情報をUE200−4に通知する。なお、通信制御部173は、いずれかのシグナリング(Connection Setupの際のシグナリング、RRCシグナリング、等)により、上記情報をUE200−4に通知してもよい。
<<6.2.UEの構成>>
まず、図28を参照して、第4の実施形態に係るUE200−4の概略的な構成を説明する。図28は、第4の実施形態に係るUE200−4の構成の一例を示すブロック図である。図28を参照すると、UE200−4は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部290を含む。
ここで、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240及び表示部250、並びに、処理部290に含まれる帯域認識部261及び表示制御部269については、第1の実施形態と第4の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは、処理部290のうちの測定部291、測定制御部293及び報告部295を説明する。
(測定部291)
測定部291は、事業者に割り当てられた周波数帯域における測定を行う。
例えば、上記測定は、伝送路の品質の測定である。より具体的には、例えば、当該測定は、RSRP及び/又はRSSQの測定である。この場合に、測定部291は、制御信号を用いてRSRPを測定する。即ち、測定部291は、当該制御信号の受信電力を平均化することにより、RSRPを測定する。例えば、上記制御信号は、CRS及び/又はCSI−RSを含む。
また、測定部291は、測定制御部293による制御に応じて上記測定を行う。例えば、測定部291は、測定制御部293により指定される無線リソースで送信される制御信号を用いた測定を行う。
(測定制御部293)
測定制御部293は、UE200−4による測定の実行を制御する。
とりわけ第4の実施形態では、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度と異なる。より具体的には、例えば、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度は、CCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなる。そして、測定制御部293は、少なくとも、CCにおいて送信される上記制御信号を用いてCCにおける測定を行うように、UE200−4による測定の実行を制御する。
さらに具体的には、例えば、CCにおいて上記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで、上記拡張帯域において上記制御信号が送信される。そして、測定制御部293は、CCにおいて送信される上記制御信号を用いてCCにおける測定を行い、上記拡張帯域において送信される上記制御信号を用いて上記拡張帯域における測定を行うように、UE200−4による測定の実行を制御する。即ち、測定制御部293は、このような測定を行うように測定部291を制御する。
なお、例えば、eNodeB100−4は、制御信号が送信される位置(無線リソース)を示す情報をUE200−4に通知する。一例として、上記情報は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す情報である。そして、測定制御部293は、無線通信部220を介して、当該情報を取得し、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポートと、拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートとを知得する。そして、測定制御部293は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポートに対応する無線リソースと、拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートに対応する無線リソースとを指定することにより、測定部291に測定を行わせる。
(報告部295)
報告部295は、UE200−4による測定結果をeNodeB100−4に報告する。
例えば、当該測定結果は、RSRP及び/又はRSSQを含む。即ち、報告部267は、無線通信部220を介して、RSRP及び/又はRSSQ等をeNodeB100−4に報告する。
なお、報告部295は、アンテナポートごとの測定結果をeNodeB100−4に報告してもよい。この場合に、CC及び拡張帯域において制御信号を送信するアンテナポートについての測定結果は、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)であってもよく、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)及び拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)であってもよい。
また、報告部295は、CCにおける測定の結果及び拡張帯域における測定の結果をぞれぞれeNodeB100−4に報告してもよい。この場合に、CCにおける測定結果は、アンテナポートごとの測定結果であってもよく、全アンテナポートについての測定結果であってもよい。例えば、拡張帯域における測定が行われない場合に、CCにおける測定結果が、全アンテナポートについての測定結果であってもよい。
<<6.3.処理の流れ>>
次に、図29〜図31を参照して、第4の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(eNodeB側の第1の通信制御処理)
図29は、第4の実施形態に係るeNodeB100−4側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、制御信号の送信に関する処理である。
ステップS1001で、情報取得部171は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報(測定関連情報)を取得する。当該設定情報は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す情報である。
ステップS1003で、通信制御部173は、上記設定情報から、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを認識する。
ステップS1005で、通信制御部173は、無線通信部120に、CC及び拡張帯域の各々において、認識されたアンテナポートで上記制御信号を送信させる。そして、処理はステップS1005を繰り返す。
(eNodeB側の第2の通信制御処理)
図30は、第4の実施形態に係るeNodeB100−4側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、制御信号が送信される位置(無線リソース)を示す情報の通知に関する処理である。
ステップS1021で、情報取得部171は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報(測定関連情報)を取得する。当該設定情報は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す情報である。
ステップS1023で、通信制御部173は、上記設定情報から、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを認識する。
ステップS1025で、通信制御部173は、制御信号が送信される位置(無線リソース)を示す情報として、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを、UE200−4に通知する。そして、処理はステップS1025を繰り返す。
(UE側の通信制御処理)
図31は、第4の実施形態に係るUE200−4側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS1101で、測定制御部293は、制御信号が送信される位置(無線リソース)を示す情報として、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを示す通知情報を取得する。
ステップS1103で、測定制御部293は、CCにおいて上記制御信号を送信するアンテナポート、及び拡張帯域において上記制御信号を送信するアンテナポートを認識する。
ステップS1105で、測定制御部293は、CC及び拡張帯域の各々において、認識されたアンテナポートで送信される制御信号を用いた測定を行うように、測定部291を制御する。そして、処理はステップS1105を繰り返す。なお、測定結果の報告をトリガするイベントが発生した場合には、測定結果が報告される。
<<6.4.変形例>>
次に、図32〜図34を参照して、第4の実施形態の変形例を説明する。
第4の実施形態の変形例では、拡張帯域において、測定に用いられる制御信号が送信されない。
(eNodeBの構成:情報取得部171)
上述したように、上記測定関連情報は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報である。
また、上述したように、例えば、上記測定関連情報は、制御信号を送信する位置(無線リソース)を示す設定情報である。とりわけ第4の実施形態の変形例では、一例として、上記測定関連情報は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報である。この場合に、例えば、上記測定関連情報は、CCを示す情報、又は、CC及び拡張帯域を示す情報のいずれかである。
(eNodeBの構成:通信制御部173)
−制御信号の送信の制御
上述したように、とりわけ第4の実施形態では、上記測定関連制御は、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御(以下、「制御信号送信制御」と呼ぶ)を含む。即ち、通信制御部173は、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御(即ち、制御信号送信制御)を行う。例えば、通信制御部173は、上記測定関連情報に基づいて、制御信号送信制御を行う。
また、上述したように、例えば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。
とりわけ第4の実施形態の変形例では、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されないように、上記制御信号の送信を制御することを含む。即ち、通信制御部173は、CCにおいて上記制御信号が送信され、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されないように、上記制御信号の送信を制御する。例えば、通信制御部173は、無線通信部120に、このように制御信号を送信させる。
このような制御信号の送信の制御により、拡張帯域における測定が行われなくなる。これにより、例えば、拡張帯域も利用される場合にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。また、例えば、測定に用いられる制御信号によるオーバーヘッドが抑えられる。
−その他の制御
例えば、通信制御部173は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報をUE200−4に通知する。例えば、当該情報は、CCを示す情報、又は、CC及び拡張帯域を示す情報のいずれかである。例えば、通信制御部173は、システム情報により、上記情報をUE200−4に通知する。なお、通信制御部173は、いずれかのシグナリング(Connection Setupの際のシグナリング、RRCシグナリング、等)により、上記情報をUE200−4に通知してもよい。
(UEの構成:測定部291)
上述したように、測定部291は、測定制御部293による制御に応じて上記測定を行う。
とりわけ第4の実施形態の変形例では、例えば、測定部291は、測定制御部293により指定される帯域における測定を行う。具体的には、測定部291は、CCにおける測定を行い、又はCC及び拡張帯域における測定を行う。
(UEの構成:測定制御部293)
上述したように、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度は、CCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなる。そして、測定制御部293は、少なくとも、CCにおいて送信される上記制御信号を用いてCCにおける測定を行うように、UE200−4による測定の実行を制御する。
とりわけ第4の実施形態の変形例では、例えば、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されないように、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されない。この場合に、測定制御部293は、CCにおいて送信される上記制御信号を用いてCCにおける測定を行い、拡張帯域において測定を行わないように、UE200−4による測定の実行を制御する。即ち、測定制御部293は、このような測定を行うように測定部291を制御する。
なお、例えば、eNodeB100−4は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報をUE200−4に通知する。一例として、上記情報は、CCを示す情報、又はCC及び拡張帯域を示す情報である。そして、測定制御部293は、無線通信部220を介して、当該情報を取得し、制御信号が送信される帯域がCCであるか又はCC及び拡張帯域であるかを知得する。そして、測定制御部293は、上記制御信号が送信される帯域(CC、又は、CC及び拡張帯域)を指定することにより、測定部291に測定を行わせる。
(UEの構成:報告部295)
とりわけ第4の実施形態の変形例では、拡張帯域における測定が行われない場合に、報告部295は、CCにおける測定の結果を報告する。
また、拡張帯域における測定が行われる場合には、CC及び拡張帯域における測定の結果を報告する。この場合に、CCにおける測定の結果(第1の測定結果)と、拡張帯域における測定の結果(第2の測定結果)とが、それぞれ報告されてもよく、CC及び拡張帯域を含む帯域における測定の結果(統合測定結果)が報告されてもよい。
(処理の流れ:eNodeB側の第1の通信制御処理)
図32は、第4の実施形態の変形例に係るeNodeB100−4側の第1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第1の通信制御処理は、制御信号の送信に関する処理である。
ステップS1041で、情報取得部171は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報(測定関連情報)を取得する。当該設定情報は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報である。この場合に、例えば、上記測定関連情報は、CCを示す情報、又は、CC及び拡張帯域を示す情報のいずれかである。
ステップS1043で、通信制御部173は、上記測定関連情報がCC及び拡張帯域を示す情報であるかを判定する。上記測定関連情報がCC及び拡張帯域を示す情報である場合には、処理はステップS1045へ進む。そうでなければ、処理はステップS1047へ進む。
ステップS1045で、通信制御部173は、無線通信部120に、CC及び拡張帯域において上記制御信号を送信させる。そして、処理はステップS1045を繰り返す。
ステップS1047で、通信制御部173は、無線通信部120に、CCにおいて上記制御信号を送信させる。なお、通信制御部173は、無線通信部120に、拡張帯域において上記制御信号を送信させない。そして、処理はステップS1047を繰り返す。
(処理の流れ:eNodeB側の第2の通信制御処理)
図33は、第4の実施形態の変形例に係るeNodeB100−4側の第2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該第2の通信制御処理は、制御信号が送信される帯域を示す情報の通知に関する処理である。
ステップS1061で、情報取得部171は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報(測定関連情報)を取得する。当該設定情報は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報である。この場合に、例えば、上記測定関連情報は、CCを示す情報、又は、CC及び拡張帯域を示す情報のいずれかである。
ステップS1063で、通信制御部173は、上記測定関連情報がCC及び拡張帯域を示す情報であるかを判定する。上記測定関連情報がCC及び拡張帯域を示す情報である場合には、処理はステップS1065へ進む。そうでなければ、処理はステップS1067へ進む。
ステップS1065で、通信制御部173は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報として、CC及び拡張帯域を示す情報を所定の手段で通知する。そして、処理はステップS1065を繰り返す。
ステップS1067で、通信制御部173は、上記制御信号が送信される帯域を示す情報として、CCを示す情報を所定の手段で通知する。そして、処理はステップS1067を繰り返す。
(処理の流れ:UE側の通信制御処理)
図34は、第4の実施形態の変形例に係るUE200−4側の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS1121で、測定制御部293は、制御信号が送信される帯域を示す情報を取得する。当該情報は、CCを示す情報、又はCC及び拡張帯域を示す情報である。
ステップS1123で、測定制御部293は、制御信号が送信される帯域がCC及び拡張帯域であるかを判定する。制御信号が送信される帯域がCC及び拡張帯域であれば、処理はステップS1125へ進む。そうでなければ、処理はステップS1127へ進む。
ステップS1125で、測定制御部293は、CC及び拡張帯域における測定を行うように、測定部291を制御する。そして、処理はステップS1125を繰り返す。
ステップS1127で、測定制御部293は、CCにおける測定を行うように、測定部291を制御する。そして、処理はステップS1127を繰り返す。
以上、第4の実施形態を説明したが、第4の実施形態は上述した例に限定されない。
例えば、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度がCCにおいて送信される上記制御信号の密度と異なる例を説明した。そして、一例として、CCにおいて上記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで上記拡張帯域において上記制御信号が送信される例を説明したが、第4の実施形態は係る例に限定されない。例えば、同一のアンテナポートで送信される上記制御信号の密度が、CCにおいてよりも上記拡張帯域においてより低くてもよい。当該密度は、周波数方向における密度であってもよく、時間方向における密度であってもよく、又は、周波数方向及び時間方向における密度であってもよい。
また、例えば、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度がCCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなる例を説明したが、第4の実施形態は係る例に限定されない。例えば、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度がCCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも高くなるように、上記制御信号の送信が制御されてもよい。これにより、より帯域幅が狭い拡張帯域の制御信号の数を増やすことができるので、より信頼性の高い測定結果をより短時間で得ることが可能になる。
<<<7.応用例>>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、eNodeB100は、マクロeNodeB又はスモールeNodeBなどのいずれかの種類のeNodeBとして実現されてもよい。スモールeNodeBは、ピコeNodeB、マイクロeNodeB又はホーム(フェムト)eNodeBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNodeBであってよい。eNodeB100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、eNodeB100として動作してもよい。
また、例えば、UE200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、UE200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、UE200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)として実現されてもよい。
<<7.1.eNodeBに関する応用例>>
(第1の応用例)
図35は、本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNodeB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNodeB800は、図35に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNodeB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図35にはeNodeB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNodeB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNodeB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNodeBと通信してもよい。その場合に、eNodeB800と、コアネットワークノード又は他のeNodeBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNodeB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図35に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNodeB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図35に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図35には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図35に示したeNodeB800において、図6を参照して説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNodeB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又コントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び通信制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び通信制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムがeNodeB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又コントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び通信制御部153を備える装置としてeNodeB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。これらの点については、図14を参照して説明した情報取得部161及び通信制御部163、並びに、図26を参照して説明した情報取得部171及び通信制御部173も、情報取得部151及び通信制御部153と同様である。
また、図35に示したeNodeB800において、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、図6を参照して説明したアンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、図6を参照して説明したネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図36は、本開示に係る技術が適用され得るeNodeBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNodeB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNodeB830は、図36に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNodeB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図36にはeNodeB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNodeB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図35を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図35を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図36に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNodeB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図36には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図36に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図36には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図36に示したeNodeB830において、図6を参照して説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNodeB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又コントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び通信制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び通信制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムがeNodeB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又コントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び通信制御部153を備える装置としてeNodeB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び通信制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。これらの点については、図14を参照して説明した情報取得部161及び通信制御部163、並びに、図26を参照して説明した情報取得部171及び通信制御部173も、情報取得部151及び通信制御部153と同様である。
また、図36に示したeNodeB830において、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、図6を参照して説明したアンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、図6を参照して説明したネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<<7.2.UEに関する応用例>>
(第1の応用例)
図37は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図37に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図37には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図37に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図37にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図37に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図37に示したスマートフォン900において、図7を参照して説明した処理部260に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部263、測定制御部265及び/又は報告部267)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、上記1つ以上の構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。これらの点については、図12を参照して説明した処理部270に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部263、測定制御部271及び/又は報告部267)、図15を参照して説明した処理部280に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部281、測定制御部283及び/又は報告部285)、並びに、図28を参照して説明した処理部290に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部291、測定制御部293及び/又は報告部295)も、処理部260に含まれる上記1つ以上の構成要素と同様である。
また、図37に示したスマートフォン900において、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図38は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図38に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図38には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図38に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図38にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図38に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図38に示したカーナビゲーション装置920において、図7を参照して説明した処理部260に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部263、測定制御部265及び/又は報告部267)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。これらの点については、図12を参照して説明した処理部270に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部263、測定制御部271及び/又は報告部267)、図15を参照して説明した処理部280に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部281、測定制御部283及び/又は報告部285)、並びに、図28を参照して説明した処理部290に含まれる1つ以上の構成要素(例えば、帯域認識部261、測定部291、測定制御部293及び/又は報告部295)も、処理部260に含まれる上記1つ以上の構成要素と同様である。
また、図38に示したカーナビゲーション装置920において、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、処理部260(又は、処理部270、処理部280若しくは処理部290)に含まれる上記1つ以上の構成要素を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<<8.まとめ>>>
ここまで、図5〜図38を参照して、本開示の実施形態に係るeNodeB100及びUE200、並びに各通信制御処理を説明した。本開示に係る実施形態によれば、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのコンポーネントキャリア(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域におけるUEによる測定の実行に関連する測定関連情報が取得される。そして、上記測定関連情報に基づいて、上記拡張帯域におけるUEによる測定に関連する制御(即ち、測定関連制御)が行われる。
これにより、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)に端末装置による測定の負荷を抑えることが可能になる。
−第1の実施形態
例えば、第1の実施形態によれば、上記測定関連情報は、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の有無に関する情報である。そして、上記測定関連制御は、上記拡張帯域におけるUEによる測定の実行の制御を含む。具体的には、例えば、上記測定関連制御は、上記拡張帯域において測定を行うこと又は測定を行わないことをUE200−1に指示することを含む。
これにより、例えば、運用者が拡張帯域における測定が不要であると判断した場合にUE200に拡張帯域での測定を省略させることも可能になる。そのため、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUE200による測定の負荷を抑えることが可能になる。
また、第1の実施形態の変形例によれば、上記測定関連制御は、上記周波数帯域を通信に使用しているUE200が上記拡張帯域において測定を行わないように、上記拡張帯域において測定を行うこと、又は行わないことを、UE200に指示することを含む。
これにより、UEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、異なる周波数帯域間でのハンドオーバの頻度よりも、同一周波数帯域でのハンドオーバ(セル間ハンドオーバ)の頻度の方がより高い。そのため、異なる周波数帯域間でのハンドオーバのための測定(即ち、UEが使用していない周波数帯域における測定)の負荷よりも、同一周波数帯域でのハンドオーバのための測定(即ち、UEが使用している周波数帯域における測定)の負荷の方がより大きい。そのため、特に、UEが使用している周波数帯域における測定を減らすことにより、UEにより測定の負荷をより効果的に抑えることが可能になる。
なお、既に使用している周波数帯域における測定の結果は継続して取得されているので、拡張帯域における測定まで行われなくても、CCにおける測定が行われれば十分であることが多いと考えられる。一方、使用していない周波数帯域は、使用している周波数帯域の帯域幅と異なる帯域幅を有する場合(CC及び/又は拡張帯域が異なる場合)もあるので、CCだけではなく拡張帯域も含む帯域の測定結果があることが望ましいと考えられる。そのため、上述したように、UEが使用していない周波数帯域の拡張帯域における測定よりも、UEが使用している周波数帯域の拡張帯域における測定が省略されることがより望ましいと考えられる。
−第2の実施形態
また、第2の実施形態によれば、UE200−2が無線リソースについてのアイドル状態である場合に、事業者に割り当てられた周波数帯域のうちのCC(所定帯域幅の帯域)以外の拡張帯域における測定が行われないように、測定の実行が制御される。
これにより、割り当てられた周波数帯域が有効に利用される場合(即ち、拡張帯域も利用される場合)にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。より具体的には、例えば、とりわけUEがRRCアイドル状態である場合にはUEの消費電力を可能な限り抑えたいという要望がある。そのため、このようにRRCアイドル状態の場合に測定が省略されることにより、RRCアイドル状態の際のUEの測定の負荷が抑えられ、その結果、消費電力が抑えられる。また、例えば、ページングチャネルでの情報は、拡張帯域ではなく、CC(所定帯域幅の帯域)において送信されることも考えられる。この場合には、拡張帯域における品質よりもCCにおける品質が重要となるので、RRCアイドル状態の場合の測定の省略により、無駄な測定を減らすことが可能になる。
−第3の実施形態
また、第3の実施形態によれば、CCにおけるUE200−3による測定の結果である第1の測定結果と、拡張帯域におけるUE200−3による測定の結果である第2の測定結果とが、それぞれ取得される。
これにより、CC(所定帯域幅の帯域)及び拡張帯域の各々における通信品質を考慮して無線通信を制御することが可能になる。一例として、UE200に拡張帯域において無線通信を行わせるか否かを適切に判定することが可能になる。
また、例えば、上記第1の測定結果は、CCにおける第1の期間にわたる測定により得られる結果であり、上記第2の測定結果は、拡張帯域における第2の期間にわたる測定により得られる結果である。そして、上記第2の期間は、上記第1の期間よりも長い。
このような測定期間により、CCよりも帯域幅が狭い(即ち、測定に用いることが可能な制御信号の量がより少ない)拡張帯域についても信頼性の高い測定結果を得ることが可能になる。例えば、より多くの制御信号(例えば、CRS及び/又はCSI−RS)の受信電力の平均化により、より信頼性の高いRSRP及び/又はRSRQを得ることが可能になる。
また、例えば、上記第2の測定結果の報告が行われる条件は、上記第1の測定結果の報告が行われる条件とは異なる。
これにより、例えば、CCにおける測定結果と、拡張帯域における測定結果とを、それぞれにより適したタイミングで報告することが可能になる。
−第4の実施形態
また、第4の実施形態によれば、上記測定関連情報は、UEによる測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報である。そして、上記測定関連制御は、上記拡張帯域における上記制御信号の送信の制御(即ち、制御信号送信制御)を含む。
例えば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度と異なるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。より具体的には、例えば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において送信される上記制御信号の密度が、CCにおいて送信される上記制御信号の密度よりも低くなるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。
一例として、上記制御信号送信制御は、CCにおいて上記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されるように、上記制御信号の送信を制御することを含む。
このような制御信号の送信の制御により、測定に用いられる制御信号の数が減少する。これにより、例えば、拡張帯域も利用される場合にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。また、例えば、測定に用いられる制御信号によるオーバーヘッドが抑えられる。
また、第4の実施形態の変形例によれば、上記制御信号送信制御は、上記拡張帯域において上記制御信号が送信されないように、上記制御信号の送信を制御することを含む。
このような制御信号の送信の制御により、拡張帯域における測定が行われなくなる。これにより、例えば、拡張帯域も利用される場合にUEによる測定の負荷を抑えることが可能になる。また、例えば、測定に用いられる制御信号によるオーバーヘッドが抑えられる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、通信システムがLTE、LTE−A又はこれに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、別の通信規格に準拠したシステムであってもよい。また、通信システムが基地局(又はアクセスポインと)の一例としてeNodeBを含み、端末装置の一例としてUEを含む例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、別の種類の基地局(又はアクセスポイント)及び/又は別の種類の端末装置を含んでもよい。
また、本明細書の通信制御処理における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御処理における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、通信制御装置及び/又は端末装置)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得する取得部と、
前記測定関連情報に基づいて、前記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行う制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記測定関連情報は、前記拡張帯域における端末装置による測定の実行の有無に関する情報であり、
端末装置による測定に関連する前記制御は、前記拡張帯域における端末装置による測定の実行の制御を含む、
前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
端末装置による測定の実行の前記制御は、前記拡張帯域において測定を行うこと又は測定を行わないことを、端末装置に指示することを含む、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
端末装置による測定の実行の前記制御は、前記周波数帯域を通信に使用している端末装置が前記拡張帯域において測定を行わないように、前記拡張帯域において測定を行うこと、又は行わないことを、端末装置に指示することを含む、前記(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記取得部は、前記所定帯域幅の前記帯域における端末装置による測定の結果である第1の測定結果と、前記拡張帯域における端末装置による測定の結果である第2の測定結果とを、それぞれ取得する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(6)
前記第1の測定結果は、前記所定帯域幅の前記帯域における第1の期間にわたる測定により得られる結果であり、
前記第2の測定結果は、前記拡張帯域における第2の期間にわたる測定により得られる結果であり、
前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長い、
前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記第2の測定結果の報告が行われる条件は、前記第1の測定結果の報告が行われる条件とは異なる、前記(5)又は(6)に記載の通信制御装置。
(8)
前記第1の測定結果の報告は、1種類以上のイベントの各々によりトリガされる報告であり、
前記第2の測定結果の報告は、前記1種類以上のイベントに含まれない別の種類のイベントを含む少なくとも1種類のイベントの各々によりトリガされる報告である、
前記(7)に記載の通信制御装置。
(9)
前記別の種類のイベントは、前記第1の測定結果と前記第2の測定結果との関係が所定の条件を満たすことである、前記(8)に記載の通信制御装置。
(10)
前記第1の測定結果の報告及び前記第2の測定結果の報告は、少なくとも1つの同じ種類のイベントによりトリガされる報告であり、
前記少なくとも1つの同じ種類のイベントのうちの一部又は全部は、前記第1の測定結果の報告のための第1の閾値と、前記第2の測定結果の報告のための第2の閾値とを有する、
前記(7)〜(9)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(11)
前記第1の測定結果の報告は、第1の周期で行われる報告であり、
前記第2の測定結果の報告は、前記第1の周期と異なる第2の周期で行われる報告である、
前記(7)〜(10)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(12)
前記測定関連情報は、端末装置による測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報であり、
端末装置による測定に関連する前記制御は、前記拡張帯域における前記制御信号の送信の制御を含む、
前記(1)に記載の通信制御装置。
(13)
前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において送信される前記制御信号の密度が、前記所定帯域幅の前記帯域において送信される前記制御信号の密度と異なるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、前記(12)に記載の通信制御装置。
(14)
前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において送信される前記制御信号の密度が、前記所定帯域幅の前記帯域において送信される前記制御信号の密度よりも低くなるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、前記(13)に記載の通信制御装置。
(15)
前記制御信号の送信の前記制御は、前記所定帯域幅の前記帯域において前記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで、前記拡張帯域において前記制御信号が送信されるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、前記(14)に記載の通信制御装置。
(16)
前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において前記制御信号が送信されないように、前記制御信号の送信を制御することを含む、前記(14)に記載の通信制御装置。
(17)
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得することと、
前記測定関連情報に基づいて、前記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行うことと、
を含む通信制御方法。
(18)
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識する認識部と、
前記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御する制御部と、
を備える端末装置。
(19)
前記制御部は、前記端末装置が無線リソースについてのアイドル状態にある場合に、前記拡張帯域における測定が行われないように、測定の実行を制御する、前記(18)に記載の端末装置。
(20)
所定のプログラムを記憶するメモリと、
前記所定のプログラムを実行可能なプロセッサと、
を備え、
前記所定のプログラムは、
事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識することと、
前記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御することと、
を実行させるためのプログラムである、
情報処理装置。
1 通信システム
10 セル
20 UE(User Equipment)
100 eNodeB
151、161、171 情報取得部
153、163、173 通信制御部
200 UE(User Equipment)
261 帯域認識部
265、271、283、293 測定制御部
267、285、295 報告部

Claims (20)

  1. 事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得する取得部と、
    前記測定関連情報に基づいて、前記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行う制御部と、
    を備える通信制御装置。
  2. 前記測定関連情報は、前記拡張帯域における端末装置による測定の実行の有無に関する情報であり、
    端末装置による測定に関連する前記制御は、前記拡張帯域における端末装置による測定の実行の制御を含む、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 端末装置による測定の実行の前記制御は、前記拡張帯域において測定を行うこと又は測定を行わないことを、端末装置に指示することを含む、請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 端末装置による測定の実行の前記制御は、前記周波数帯域を通信に使用している端末装置が前記拡張帯域において測定を行わないように、前記拡張帯域において測定を行うこと、又は行わないことを、端末装置に指示することを含む、請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記取得部は、前記所定帯域幅の前記帯域における端末装置による測定の結果である第1の測定結果と、前記拡張帯域における端末装置による測定の結果である第2の測定結果とを、それぞれ取得する、請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記第1の測定結果は、前記所定帯域幅の前記帯域における第1の期間にわたる測定により得られる結果であり、
    前記第2の測定結果は、前記拡張帯域における第2の期間にわたる測定により得られる結果であり、
    前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長い、
    請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記第2の測定結果の報告が行われる条件は、前記第1の測定結果の報告が行われる条件とは異なる、請求項5に記載の通信制御装置。
  8. 前記第1の測定結果の報告は、1種類以上のイベントの各々によりトリガされる報告であり、
    前記第2の測定結果の報告は、前記1種類以上のイベントに含まれない別の種類のイベントを含む少なくとも1種類のイベントの各々によりトリガされる報告である、
    請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記別の種類のイベントは、前記第1の測定結果と前記第2の測定結果との関係が所定の条件を満たすことである、請求項8に記載の通信制御装置。
  10. 前記第1の測定結果の報告及び前記第2の測定結果の報告は、少なくとも1つの同じ種類のイベントによりトリガされる報告であり、
    前記少なくとも1つの同じ種類のイベントのうちの一部又は全部は、前記第1の測定結果の報告のための第1の閾値と、前記第2の測定結果の報告のための第2の閾値とを有する、
    請求項7に記載の通信制御装置。
  11. 前記第1の測定結果の報告は、第1の周期で行われる報告であり、
    前記第2の測定結果の報告は、前記第1の周期と異なる第2の周期で行われる報告である、
    請求項7に記載の通信制御装置。
  12. 前記測定関連情報は、端末装置による測定に用いられる制御信号の送信に関する設定情報であり、
    端末装置による測定に関連する前記制御は、前記拡張帯域における前記制御信号の送信の制御を含む、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  13. 前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において送信される前記制御信号の密度が、前記所定帯域幅の前記帯域において送信される前記制御信号の密度と異なるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、請求項12に記載の通信制御装置。
  14. 前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において送信される前記制御信号の密度が、前記所定帯域幅の前記帯域において送信される前記制御信号の密度よりも低くなるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、請求項13に記載の通信制御装置。
  15. 前記制御信号の送信の前記制御は、前記所定帯域幅の前記帯域において前記制御信号が送信されるアンテナポートの数よりも小さい数のアンテナポートで、前記拡張帯域において前記制御信号が送信されるように、前記制御信号の送信を制御することを含む、請求項14に記載の通信制御装置。
  16. 前記制御信号の送信の前記制御は、前記拡張帯域において前記制御信号が送信されないように、前記制御信号の送信を制御することを含む、請求項14に記載の通信制御装置。
  17. 事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域における端末装置による測定の実行に関連する測定関連情報を取得することと、
    前記測定関連情報に基づいて、前記拡張帯域における端末装置による測定に関連する制御を行うことと、
    を含む通信制御方法。
  18. 事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識する認識部と、
    前記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御する制御部と、
    を備える端末装置。
  19. 前記制御部は、前記端末装置が無線リソースについてのアイドル状態にある場合に、前記拡張帯域における測定が行われないように、測定の実行を制御する、請求項18に記載の端末装置。
  20. 所定のプログラムを記憶するメモリと、
    前記所定のプログラムを実行可能なプロセッサと、
    を備え、
    前記所定のプログラムは、
    事業者に割り当てられた周波数帯域のうちの所定帯域幅の帯域以外の拡張帯域を認識することと、
    前記拡張帯域における測定の一部又は全部が行われないように、測定の実行を制御することと、
    を実行させるためのプログラムである、
    情報処理装置。
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