JPWO2016072058A1 - 給電装置及び電力供給システム - Google Patents

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Abstract

受電コイルの型が異なっても、受電装置に給電することができる給電装置及び電力供給システムを提供する。給電装置は、受電コイルを有する受電装置に非接触で給電する給電装置であって、共通のコアに異なる向きの磁束を発生させるようにそれぞれ巻回され、互いに独立して駆動できる複数の給電コイルと、複数の給電コイルの中から受電コイルの型に応じた給電コイルを駆動させる制御部と、を有した構成を採る。

Description

本発明は、受電装置に非接触で給電する給電装置及び電力供給システムに関する。
受電装置に非接触で電力を供給する電力供給システムとして、車両の受電装置に地上の給電装置から電磁誘導により電力を供給するシステムが知られている。かかる給電装置は、給電コイルを備え、車両の受電装置の受電コイルに非接触で給電を行う。受電装置の受電コイルには、主にソレノイド型(ヘリカルコイル)とスパイラル型(平面巻きコイル)とがある。
特許文献1は、螺旋状に巻かれた3つのソレノイド型コイルから構成される球形状の送受電コイルを開示する。特許文献1によれば、送電(給電)コイルから受電コイルへの磁束の伝播方向が複数存在し、送電コイルと受電コイルとの位置関係に依り使用するコイルを選択する為、位置関係にズレが生じても高効率で非接触給電を実現することができる。
特開2013−5591号公報
本発明の目的は、受電コイルの型が異なっても、受電装置に給電することができる給電装置及び電力供給システムを提供することである。
本発明に係る給電装置は、受電コイルを有する受電装置に非接触で給電する給電装置である。共通のコアに異なる向きの磁束を発生させるようにそれぞれ巻回され、互いに独立して駆動できる複数の給電コイルと、複数の給電コイルの中から受電コイルの型に応じた給電コイルを駆動させる制御部と、を有した構成を採る。
本発明に係る電力供給システムは、受電コイルを有する受電装置と、受電装置に非接触で給電する給電装置と、を有する電力供給システムである。給電装置は、複数の給電コイルと、制御部と、を有する。複数の給電コイルは、共通のコアに異なる向きの磁束を発生させるようにそれぞれ巻回され、互いに独立して駆動できる。制御部は、受電コイルの型を判別し、複数の給電コイルの中から受電コイルの型に応じた給電コイルを選択し、選択された給電コイルを駆動させる。受電装置の受電コイルは、水平な軸を中心とする回転方向に螺旋状に巻回されたソレノイド型、或いは、鉛直な軸を中心とする回転方向に渦巻状に巻回されたスパイラル型の何れか一方である、構成を採る。
本発明によれば、受電コイルの型が異なっても、受電装置に給電することができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態に係る電力供給システムを示すブロック図 本発明の実施の形態における給電部の斜視図 本発明の実施の形態に給電部に、ソレノイド型の受電コイルを有する受電部が対向した状態を示す側面図 本発明の実施の形態に給電部に、ソレノイド型の受電コイルを有する受電部が対向した状態を示す平面図 本発明の実施の形態の給電部に、スパイラル型の受電コイルを有する受電部が対向した状態を示す側面図 本発明の実施の形態の給電部に、スパイラル型の受電コイルを有する受電部が対向した状態を示す平面図 本発明の実施の形態における受電装置の回路構成を示す図 本発明の実施の形態に係る給電装置の回路構成を示す図 本発明の実施の形態に係る給電装置の制御動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係る給電装置の制御動作の変形例を示すフローチャート 本発明の実施の形態の変形例1における給電部の斜視図 本発明の実施の形態の変形例2における給電部の斜視図 本発明の実施の形態の変形例3における給電部の斜視図 本発明の実施の形態の変形例4における給電部の斜視図 本発明の実施の形態の変形例4における給電コイル4201の上面図
本発明の実施の形態の説明に先立ち、従来の装置における問題点を簡単に説明する。従来の給電装置は、1つの型の給電コイルで、ソレノイド型の受電コイルと、スパイラル型の受電コイルとの両方に対応することができないという問題がある。特許文献1のように複数の給電コイルを有する装置においても、受電コイルの型が異なると給電を行うことができない。ここでコイルの型とは、主に巻線の形状を示している。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<電力供給システムの構成>
本発明の実施の形態における電力供給システム100の構成について、図1を参照しながら、以下に詳細に説明する。
電力供給システム100は、給電装置1及び車両2を有している。
給電装置1は、道路に設置され、車両2に搭載されている受電装置3に非接触で給電して蓄電池4を充電する。給電装置1は、道路gに埋め込みしても、道路g上に据え置いてもかまわない。
給電装置1は、給電部10と、給電側制御部11と、給電側通信部12と、を有している。
給電部10は、異なる向きに巻回され、互いに独立して駆動できる複数の給電コイルを有している。独立して駆動できるとは、独立した電流を流せることを意味する。給電コイルに電流が流れることによって、磁束を発生させて受電装置3に給電する。非接触の電力供給の方式としては、電磁誘導を利用する方式や磁界共鳴を利用する方式等が挙げられる。
給電側制御部11は、給電部10の給電の開始及び停止を制御する。給電側制御部11は、受電部30の受電コイルの型を判断し、給電部10の複数の給電コイルのうち受電コイルに応じた給電コイルを選択して駆動させる制御を行う。給電側制御部11は、給電部10から供給する電力の大きさ(電力量)の制御を行う。給電側制御部11は、典型的にはCPU(中央演算処理装置)とインターフェース回路とにより構成される。
給電側通信部12は、無線により車両2の車両側通信部33と通信を行って所定の信号を送信又は受信する。給電側通信部12は、受信した信号を給電側制御部11に出力する。
車両2は、受電装置3及び蓄電池4を有している。車両2は、タイヤへ伝達される駆動力を電力にて発生させる図示しない電動機を有している。車両2は、典型的には電気により推進力を得る電気自動車である。
蓄電池4は、受電装置3により充電される。蓄電池4は、車両2が有する電動機を駆動させるための電力を蓄えている。
受電装置3は、受電部30と、車両側制御部32と、車両側通信部33と、を有している。
受電部30は、給電部10からの電磁誘導により電力の受電が可能となっている。受電部30において電磁誘導により生じた誘導電流は、図示しない整流回路に入力され直流に変換されて蓄電池4に蓄積される。受電部30は、後述する受電コイルを有している。
車両側制御部32は、受電部30で受電された電力により蓄電池4を充電する制御、車両側通信部33を用いて給電装置1と通信する制御を行う。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って、無線により給電装置1と通信を行なう。
<給電部の構成>
本発明の実施の形態における給電部10の構成について、図2を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部10は、給電コイル201と、給電コイル202と、コア203と、を有している。
給電コイル201は、四角柱状のコア203に、鉛直な軸を中心とする回転方向に、螺旋状に巻回された縦巻きのソレノイド型コイルである。給電コイル201は、巻回軸方向に見て多角形状をしていてもよい。鉛直とは重力方向を示す。
給電コイル202は、四角柱状のコア203に、水平方向の軸を中心とする回転方向に、螺旋状に巻回された横巻きのソレノイド型コイルである。給電コイル202は、巻回軸方向に見て多角形状をしていてもよい。なお、ソレノイド型コイルは螺旋状に多段にコイルが巻回された構成であってもよい。
コア203は、強磁性体などの磁性体であり、給電コイル201または給電コイル202のインダクタンスを大きくして、給電コイル201または給電コイル202に電流が流れて生じる磁束を増加させる。
なお、地面が傾斜している場合等を考慮して言い換えると、給電コイル201は、受電コイル202(受電部30)と直交(対向)する方向の軸を中心とする回転方向に巻回され、給電コイル202は、受電コイル202(受電部30)と水平な方向(受電コイル202(受電部30)と直交する方向と直交する方向)の軸を中心とする回転方向に巻回される。
なお、以下の説明では、説明の簡略化のため、地面が傾斜していない場合を例示して説明を行う。
<受電部の構成>
本発明の実施の形態における受電部30の構成について、図3A、図3B、図4A、図4Bおよび図5を参照しながら、以下に詳細に説明する。
受電部30は、コア212に巻回されたソレノイド型の受電コイル211と、スイッチ部701と、を有している。或いは、受電部30は、受電コイル211の代わりに、スパイラル型の受電コイル401を有している場合もある。
ここで、ソレノイド型の受電コイルとは、水平な軸(言い換えると、給電部10と水平な方向の軸)を中心とする回転方向に螺旋状にコイルが巻回された構成を言う。スパイラル型の受電コイルとは、鉛直な軸(言い換えると、給電部10と直交(対向)する方向の軸)を中心とする回転方向に渦巻状にコイルが巻回された構成を言う。スパイラル型は、コイルの巻き線が鉛直方向に一段のみある平面巻型と、多段に積み重なった多段巻型とがある。
スイッチ部701は、車両側制御部32の制御に従って、受電コイル211又は受電コイル401と蓄電池4とを通電状態又は非通電状態にする。
スイッチ部701が通電状態である場合、給電コイル201又は給電コイル202による電磁誘導で生じた誘導電流が蓄電池4に供給され蓄電池4が充電される。
<給電部の回路構成>
本発明の実施の形態1における給電部10の回路構成について、図6を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部10は、給電コイル201及び給電コイル202に加えて、電源回路802と、スイッチ部803と、を有している。
給電側制御部11は、電源回路802の駆動を開始させたり停止させたりする制御と、スイッチ部803を切り替える制御とを行う。
電源回路802は、給電側制御部11の制御に従って駆動を開始又は停止する。電源回路802は、典型的にはインバータ回路である。
スイッチ部803は、電源回路802が給電コイル201と給電コイル202との何れかに接続されるように切替可能である。スイッチ部803は、典型的にはリレーである。
<給電方法>
本発明の実施の形態における給電方法について、図3Aから図6を参照しながら、以下に詳細に説明する。
最初に、ソレノイド型の受電コイル211に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、スイッチ部803の端子803aと端子803bとを接続させる。これにより、給電コイル202に交流電流が流れる。
これにより、図3A、図3Bに示すように、コア203には図3A、図3Bにおいて左右方向に向きが変化する磁束Bが生じる。この磁束Bが受電コイル211のコア212を貫いて、図3A、図3Bにおいて左右方向に向きが変化する磁束Bが生じる。これにより、受電コイル211に誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。この構成では、コア203の縦方向の長さ(高さ)をある程度確保することにより、給電コイル201の巻き数を増やすことができ、給電効率を向上させることができる。
次に、スパイラル型の受電コイル401に給電する場合について説明する。
この場合、給電側制御部11は、スイッチ部803の端子803aと端子803cとを接続させる。これにより、給電コイル201に電流が流れる。
これにより、図4A、図4Bに示すように、コア203には上下に向きが変化する磁束Bを生じる。この磁束Bが受電コイル401の中央を貫いて、受電コイル401にも上下に向きを変化させる磁束Bが生じる。これにより、受電コイル401に誘導電流が流れ、この誘導電流により蓄電池4を充電することができる。
このように、実施の形態1の給電装置1によれば、1つのスイッチ部803により給電コイル201及び給電コイル202の駆動を切り替えることで、ソレノイド型の受電コイル211にもスパイラル型の受電コイル401にも給電を行うことができる。また、給電コイル201および給電コイル202は、共通のコア203に磁束を発生させるように巻回されているので、給電部10を小型化することができる。
<給電装置の制御動作>
本発明の実施の形態に係る給電装置の制御動作について、図7を参照しながら、以下に詳細に説明する。なお、図7のフローでは、受電コイルの型として、ソレノイド型とスパイラル型の2つのみを想定した場合について説明する。
まず、給電側通信部12は、車両側通信部33に通信要求の信号を無線で送信する(S901)。
次に、給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信したか否かを判断する(S902)。
給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信しない場合(S902:NO)、S901の処理に戻る。
一方、給電側通信部12は、車両側通信部33から給電開始要求信号を受信した場合(S902:YES)、受信した給電開始要求信号を給電側制御部11に出力する。
給電側通信部12は、受電コイルの型を示す情報を含む信号を受信した際に、受信した信号を給電側制御部11に出力する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号に含まれる情報より受電コイルの型を示す情報を取得する(S903)。
次に、給電側制御部11は、受電コイルの型がソレノイド型(受電コイル211)であるか否かを判断する(S904)。
次に、給電側制御部11は、ソレノイド型の受電コイル211である場合(S904:YES)、スイッチ部803の端子803aと端子803bとを接続させることにより、電源回路802と給電コイル202とを接続し(S905)、処理を終了して給電を開始する。
一方、給電側制御部11は、スパイラル型の受電コイル401であると判断した場合(S904:NO)、スイッチ部803の端子803aと端子803cとを接続させることにより、電源回路802と給電コイル201とを接続し(S906)、処理を終了して給電を開始する。
次に、本発明の実施の形態に係る給電装置1の制御動作の変形例について、図8を参照しながら、以下に詳細に説明する。
まず、給電側制御部11は、地上側の図示しないセンサーの検出結果に基づいて、車両2が給電可能な位置に有るか否かを判断する(S1001)。
給電側制御部11は、車両2が給電可能な位置に無い場合(S1001:NO)、S1001の処理を繰り返す。
一方、給電側制御部11は、車両2が給電可能な位置に有る場合(S1001:YES)、スイッチ部803の端子803aと端子803cとを接続させることにより、電源回路802と給電コイル201とを接続する(S1002)。
次に、給電側制御部11は、テスト給電を開始する(S1003)。ここで、テスト給電とは、受電コイルの型を判断するために行う給電を言い、蓄電池4を充電するための給電とは異なる。
車両側制御部32は、受電コイルで受電した際の受電量を算出し、算出した受電量を示す受電量情報を送信するように車両側通信部33を制御する。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って受電量情報を含む信号を無線で送信する。
給電側通信部12は、受電量情報を含む信号を受信する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量とから、給電効率η1を算出する(S1004)。
次に、給電側制御部11は、スイッチ部803の端子803aと端子803bとを接続させることにより、電源回路802と給電コイル202とを接続する(S1005)。
次に、給電側制御部11は、テスト給電を開始する(S1006)。
車両側制御部32は、受電コイルで受電した際の受電量を算出し、算出した受電量を示す受電量情報を送信するように車両側通信部33を制御する。
車両側通信部33は、車両側制御部32の制御に従って受電量情報を含む信号を無線で送信する。
給電側通信部12は、受電量情報を含む信号を受信する。
給電側制御部11は、給電側通信部12から入力された信号より抽出した受電量情報を取得する。また、給電側制御部11は、給電装置1から給電した給電量を算出し、算出した給電量と、取得した受電量情報が示す受電量とから、給電効率η2を算出する(S1007)。
次に、給電側制御部11は、給電効率η1が給電効率η2よりも大きいか否かを判断する(S1008)。
給電側制御部11は、給電効率η1が給電効率η2よりも大きい場合(S1008:YES)、受電コイルの型がスパイラル型(受電コイル401)であると判断し、スイッチ部803の端子803aと端子803cとを接続させることにより、電源回路802と給電コイル201とを接続し(S1009)、処理を終了すると共に給電コイル201を駆動させて給電を開始する。
一方、給電側制御部11は、給電効率η1が給電効率η2以下の場合(S1008:NO)、受電コイルの型がソレノイド型(受電コイル211)であると判断し、電源回路802と給電コイル202とを接続したまま処理を終了すると共に給電コイル202を駆動させて給電を開始する。
ここで、給電装置1は、図7に示す制御動作と図8に示す制御動作との何れか一方のみを行うことができるようにしてもよいし、図7に示す制御動作と図8に示す制御動作との両方を行うことが可能なようにしてもよい。図7に示す制御動作と図8に示す制御動作との両方を行うことを可能にした場合には、複数の異なる判断方式で受電コイルの型を判断するので、一方の判断方式における判断処理に不具合を生じた場合であっても、受電コイルの型を判断することができる。
このように、本実施形態によれば、互いに独立して駆動可能なように同一のコア203に巻回された給電コイル201及び給電コイル202のうち、受電コイルの型に応じて決定した給電コイルを駆動させることにより、受電コイルの型に関わらず、受電装置3へ給電することができる。
また、本実施の形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202を同一のコア203に巻回することにより、給電部の全体の体積を低減して給電部を小型化することができる。
また、本実施に形態によれば、給電コイル201及び給電コイル202を螺旋状に巻回し構成するので、給電コイルを容易に形成することができる。
また、本実施の形態によれば、受電コイルはソレノイド型及びスパイラル型の何れか一方により構成されているので、受電部を低背化することができる。
なお、本実施の形態では、給電コイル201及び給電コイル202が巻回軸方向に見て多角形状であると説明したが、給電コイル201及び給電コイル202を巻回軸方向から見て真円状又は楕円状に構成することもできる。
<変形例1>
本発明の実施の形態の給電部の変形例1について、図9を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部1100は、給電コイル1201と、給電コイル1202と、コア1203と、を有している。
給電コイル1201は、鉛直な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と直交(対向)する方向の軸)を中心とする回転方向に平面状に巻回された縦巻きコイルである。平面状とは、巻回軸方向にコイル線が多段に重なっていないことを示し、渦巻状に巻回されたものを示す。給電コイル1201は、球状のコア1203を中心に、コア1203の回りに巻回されている。給電コイル1201は、巻回軸方向から見て真円状にコア1203に巻回されている。
給電コイル1202は、水平な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と水平な方向の軸)を中心とする回転方向に平面状に巻回された横巻きコイルである。平面状とは、巻回軸方向にコイル線が多段に重なっていないことを示す。給電コイル1202は、球状のコア1203を中心に、コア1203の回りに巻回されている。給電コイル1202は、巻回軸方向から見て真円状にコア1203に巻回されている。
給電コイル1202と給電コイル1201とは、互いに独立して駆動可能なようにコア1203に巻回されている。
コア1203は、強磁性体などの磁性体であり、給電コイル1201または給電コイル1202のインダクタンスを大きくして、給電コイル1201または給電コイル1202に電流が流れて生じる磁束を増加させる。
なお、給電コイル1201及び給電コイル1202は、巻回軸方向から見て真円状に巻回され、真円状の形状と説明したが、給電コイル1201及び給電コイル1202は巻回軸方向から見て楕円状に巻回し、楕円状の形状としてもよい。
<変形例2>
本発明の実施の形態の給電部の変形例2について、図10を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部2100は、給電コイル2201と、給電コイル2202と、コア2203と、を有している。
給電コイル2201は、鉛直な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と直交(対向)する方向の軸)を中心とする回転方向に平面状に巻回された縦巻コイルである。給電コイル2201は、四角柱状のコア2203を中心に、コア2203の回りに巻回されている。給電コイル2201は、巻回軸方向から見て真円状にコア2203に巻回され、真円状の形状をしている。
給電コイル2202は、水平な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と水平な方向の軸)を中心とする回転方向に巻回された横巻コイルである。給電コイル2202は、螺旋状に巻回されたソレノイド型コイルである。給電コイル2202は、四角柱状のコア2203を中心に、コア2203の回りに巻回されている。給電コイル2202は、巻回軸方向から見て多角形状にコア2203に巻回され、多角形状をしている。
給電コイル2202と給電コイル2201とは、互いに独立して駆動可能なようにコア2203に巻回されている。
コア2203は、強磁性体などの磁性体であり、給電コイル2201または給電コイル2202のインダクタンスを大きくして、給電コイル2201または給電コイル2202に電流が流れて生じる磁束を増加させる。
変形例2によれば、給電コイル2201を同一平面上において巻回することにより、給電部を低背化することができる。
なお、給電コイル2201は、巻回軸方向から見て真円状に巻回され、真円状の形状と説明したが、給電コイル2201は、巻回軸方向から見て楕円状に巻回され、楕円状の形状としてもよい。また、給電コイル2202は、巻回軸方向から見て多角形状に巻回され、多角形状と説明したが、給電コイル2202は、巻回軸方向から見て真円状又は楕円状に巻回され、真円状又は楕円状の形状としてもよい。
<変形例3>
本発明の実施の形態の給電部の変形例3について、図11を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部3100は、給電コイル3201と、給電コイル3202と、コア3203と、を有している。
給電コイル3201は、鉛直な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と直交(対向)する方向の軸)を中心とする回転方向に巻回された縦巻コイルである。給電コイル3201は、四角柱状のコア3203より上方に、平面状に巻回され、発生した磁束がコア3203を貫くように配置されている。給電コイル3201は、巻回軸方向に見て真円状に巻回され、真円状の形状をしている。
給電コイル3202は、水平な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と水平な方向の軸)を中心とする回転方向に巻回された横巻コイルである。給電コイル3202は、四角柱状のコア3203を中心に、コア3203の回りに巻回されている。給電コイル3202は、螺旋状に巻回されたソレノイド型コイルである。給電コイル3202は、巻回軸方向から見て多角形状にコア3203に巻回され、多角形状をしている。
給電コイル3202と給電コイル3201とは、互いに独立して駆動可能に巻回されている。
コア3203は、強磁性体などの磁性体であり、給電コイル3201または給電コイル3202のインダクタンスを大きくして、給電コイル3201または給電コイル3202に電流が流れて生じる磁束を増加させる。
変形例3のように、給電コイル3201の下方に磁性体となるコア3203を配置しても、給電コイル3201のインダクタンスを大きくすることができる。給電コイル3201に電流が流れて、給電コイル3201の中央を貫く磁束が生じたときに、コア3203により磁束を増加することができる。
なお、給電コイル3201は、巻回軸方向から見て真円状に巻回され、真円状の形状としたが、給電コイル3201は、巻回軸方向から見て楕円状に巻回され、楕円状の形状としてもよい。また、給電コイル3202は、巻回軸方向から見て多角形状に巻回され、多角形状としたが、給電コイル3202は、巻回軸方向から見て真円状又は楕円状に巻回され、多角形状としてもよい。
<変形例4>
本発明の実施の形態の給電部の変形例4について、図12、図13を参照しながら、以下に詳細に説明する。
給電部4100は、給電コイル4201と、給電コイル3202と、コア3203と、を有している。
給電コイル3202と、コア3203は、変形例3と同一であるため、説明を省略する。
給電コイル4201は、鉛直な軸(言い換えると、受電コイル202(受電部30)と直交(対向)する方向の軸)を中心とする回転方向に巻回された縦巻コイルである。給電コイル4201は、四角柱状のコア3203より上方に、平面状に巻回され、発生した磁束がコア3203を貫くように配置されている。給電コイル4201は、図13に示すように巻回軸方向に見て8の字に巻回され、8の字状の形状をしている。
給電コイル3202と給電コイル4201とは、互いに独立して駆動可能に巻回されている。
給電コイル4201を8の字状の形状とすることで、給電コイル3201が真円状の形状の場合と比較し、給電コイル4201と受電コイル202とのギャップが大きい場合であっても給電を行うことが可能となる。
本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
例えば、上記実施の形態では、2つの給電コイルに1つの共通のコアを有する構成を示したが、共通のコアは分割されて複数の共通のコアとしてもよい。また、給電コイルは3個以上として、複数の給電コイルが共通のコアに異なる向きの磁束を発生させる構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、給電装置を車両の受電装置に給電する構成を例にとって説明したが、給電する対象は車両に限られず、種々の構成を対象としてもよい。
また、上記実施の形態では、受電コイルの型として、ソレノイド型とスパイラル型を例示したが、その他の受電コイルの型が含まれていてもよく、その場合、当該その他の受電コイルの型に応じた給電コイルを有していることが好ましい。
本発明に係る給電装置は、車両の受電装置に非接触で給電するのに好適である。
1 給電装置
2 車両
3 受電装置
4 蓄電池
10,1100,2100,3100,4100 給電部
11 給電側制御部
12 給電側通信部
30 受電部
32 車両側制御部
33 車両側通信部
100 電力供給システム
201,202,1201,1202,2201,2202,3201,3202,4201 給電コイル
211,401 受電コイル
203,212,1203,2203,3203 コア
802 電源回路
701,803 スイッチ部
803a,803b,803c 端子

Claims (8)

  1. 受電コイルを有する受電装置に非接触で給電する給電装置であって、
    共通のコアに異なる向きの磁束を発生させるようにそれぞれ巻回され、互いに独立して駆動できる複数の給電コイルと、
    前記複数の給電コイルの中から前記受電コイルの型に応じた給電コイルを駆動させる制御部と、
    を有する給電装置。
  2. 前記複数の給電コイルは、
    前記受電コイルと直交する方向の軸を中心とする回転方向に巻回された縦巻コイルと、前記受電コイルと水平な方向の軸を中心とする回転方向に巻回された横巻コイルと、から構成される、
    請求項1記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記受電コイルがスパイラル型である場合に前記縦巻コイルを駆動させ、前記受電コイルがソレノイド型である場合に前記横巻コイルを駆動させる、
    請求項2記載の給電装置。
  4. 前記複数の給電コイルは、
    螺旋状に巻回されたソレノイド型コイル、渦巻状に巻回されたスパイラル型コイル、又は、前記ソレノイド型コイルと前記スパイラル型コイルとの組合せにより構成される、
    請求項1に記載の給電装置。
  5. 前記複数の給電コイルの各々は、
    巻回軸方向に見て、多角形状、真円状又は楕円状である、
    請求項1に記載の給電装置。
  6. 前記制御部は、
    前記受電装置との通信により前記受電コイルの型を示す情報を取得し、取得した前記情報に基づいて駆動する前記給電コイルを選択する、
    請求項1に記載の給電装置。
  7. 前記制御部は、
    前記複数の給電コイルのうち何れかを選択してテスト給電を行い、テスト給電の給電効率に基づいて駆動する前記給電コイルを選択する、
    請求項1に記載の給電装置。
  8. 受電コイルを有する受電装置と、前記受電装置に非接触で給電する給電装置と、を有する電力供給システムであって、
    前記給電装置は、
    共通のコアに異なる向きの磁束を発生させるようにそれぞれ巻回され、互いに独立して駆動できる複数の給電コイルを有する給電部と、
    前記受電コイルの型を判別し、前記複数の給電コイルの中から前記受電コイルの型に応じた給電コイルを選択し、選択された前記給電コイルを駆動させる制御部と、
    を有し、
    前記受電装置の前記受電コイルは、前記給電部と水平な方向の軸を中心とする回転方向に螺旋状に巻回されたソレノイド型、或いは、前記給電部と直交する方向の軸を中心とする回転方向に渦巻状に巻回されたスパイラル型の何れか一方である、
    電力供給システム。
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