JP5592241B2 - 受電装置、送電装置、及び無線電力伝送システム - Google Patents
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Description
挙げられる。しかしながら、単純にコイル用導電性線材の断面径を大きくするのでは、コイルケースの収容空間の制約によりコイルの周回数(巻数、ターン数)を充分に確保することが困難となったり、周回毎にコイルを形成するコイル用導電性線材同士が近接し易くなる。そして、コイル用導電性線材同士が近接すると、所謂「近接効果」の作用によって電気抵抗の増加を招いてしまい、却って送電効率の低減に繋がることも懸念される。「近接効果」とは、導体が近接配置される場合、電流の大きさ、向き、周波数等により各導体に流れる電流の密度分布が変化する現象である。そして、コイルを流れる電流密度の分布に偏りが生じると、電流密度の大きい部分で交流抵抗が増加して発熱等によるエネルギー損失が増加する。
側共鳴コイルに電流が流れる。
方向に互いに隣接する部分同士の間隔(以下、「渦巻き径方向ピッチ」ともいう)が、少なくともコイルを形成する導電性線材の断面径以上確保されるように配置されても良く、また、より好ましくは、受電側共鳴コイルの渦巻き径方向ピッチを上記導電性線材の断面径の2倍以上確保すると良い。これにより、受電側共鳴コイルへの近接効果の作用をより一層受け難くすることができ、送電効率を向上させることが可能となる。
図1は、本実施形態に係る無線電力伝送システム1の構成を示す図である。無線電力伝送システム1は、大きく分けて送電装置10および受電装置20を備える。受電装置20は、例えば電動車両(以下、単に「車両」ともいう)30の車体下部に設けられ、送電装置10は、車両30が停止する位置(例えば、駐車スペース)の地面側に設けられている。
回路18は、送電コントローラ17による指示に従って、送電コイル15へ発振される周波数を目標値となるように制御する。
DCコンバータ29が介在している。整流回路28は、二次コイル25aによって取出された交流電力を整流する。DC/DCコンバータ29は、受電コントローラ27からの制御信号に基づいて、整流回路28によって整流された電力をバッテリ33の電圧レベルに変換してバッテリ33へ出力する。また、受電コントローラ27は、例えば車載バッテリ33側によって取り出される電力を一定に保つように整流回路28およびDC/DCコンバータ29を制御することができる。
れ円板状に形成されている。例えば磁性体コア部材154,254は外径が400mm、厚さが5mmに設定されており、シールド部材155,255は外径が600mm、厚さが2mmに設定されている。但し、これらの形状、寸法は適宜変更することができる。
ワイヤレス送電時における送電量を増やすには、送電側共鳴コイル15b及び受電側共鳴コイル25bに流す電流量を増大する必要がある。本実施形態では、磁界共鳴コイルで発生するジュール熱を低減する観点から、これらのコイル導線の直径(断面径)を電磁誘導コイルである一次コイル15a及び二次コイル25aに比べて大きくすることで、電気抵抗を小さくするように設計されている。
2が上下に重なることが無い。そのため、送電側共鳴コイル15bの各ターンにおけるコイル導線同士の距離を良好に確保することができ、前述した近接効果の作用に起因する電気抵抗の増加を抑制することができる。
径方向ピッチPT1は、少なくとも送電側共鳴コイル15b(受電側共鳴コイル25b)のコイル導線断面径CR以上の値として設定される。図5(a)は、渦巻き径方向ピッチPT1をコイル導線断面径CRと等しくした構成例を示したものである。このように渦巻き径方向ピッチPT1を規定することにより、近接効果の作用によるコイル抵抗の増加を回避することができる。なお、近接効果に起因するコイル抵抗の増加をより確実に回避する観点からは、図5(b)に示すように、送電側共鳴コイル15b(受電側共鳴コイル25b)の渦巻き径方向ピッチPT1を、コイル導線断面径CRの2倍以上確保することが、より好ましい。
図6は、第二実施形態に係る送電用コイルケース及び受電用コイルケースの構成を示す図である。既に説明した構成については、同一符号を付すことでその詳細な説明を省略する。
10・・送電装置
15・・送電コイル
15a・一次コイル
15b・送電側共鳴コイル
20・・受電装置
25a・二次コイル
25b・受電側共鳴コイル
30・・電動車両
150・送電用コイルケース
250・受電用コイルケース
Claims (9)
- 送電装置から電力を無線で受電する受電装置において、
前記送電装置側に設けられて高周波電力が供給される送電側共鳴コイルからの電力を該送電側共鳴コイルとの間で発生する磁界共鳴により受電する受電側共鳴コイルを備え、
前記受電側共鳴コイルは、複層渦巻き状に巻回されると共に、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士が千鳥状に配置され、且つ、中空構造の線材によって形成されていることを特徴とする受電装置。 - 前記受電側共鳴コイルは、同一積層面内においてコイルの渦巻き径方向に互いに隣接する部分同士の間隔が、少なくともコイルを形成する導電性線材の断面径以上確保されるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
- 前記受電側共鳴コイルは、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士の隙間が、零以上該コイルを形成する導電性線材の断面径以下となるように配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の受電装置。
- 前記受電側共鳴コイルからの電力を電磁誘導により受電すると共に負荷抵抗と電気的に接続される受電側電磁誘導コイルを更に備え、
前記受電側電磁誘導コイルは、複層渦巻き状に巻回されると共に、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士が千鳥状に配置されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の受電装置。 - 受電装置に電力を無線で送電する送電装置において、
前記受電装置側に配置された受電側共鳴コイルとの間で発生する磁界共鳴によって電力を該受電側共鳴コイルに送電する送電側共鳴コイルを備え、
前記送電側共鳴コイルは、複層渦巻き状に巻回されると共に、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士が千鳥状に配置され、且つ、中空構造の線材によって形成されていることを特徴とする送電装置。 - 前記送電側共鳴コイルは、同一積層面内においてコイルの渦巻き径方向に互いに隣接す
る部分同士の間隔が、少なくともコイルを形成する導電性線材の断面径以上確保されるように配置されることを特徴とする請求項5に記載の送電装置。 - 前記送電側共鳴コイルは、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士の隙間が、零以上該コイルを形成する導電性線材の断面径以下となるように配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載の送電装置。
- 高周波電源から高周波電力が供給され、該高周波電力を電磁誘導により前記送電側共鳴コイルに送電する送電側電磁誘導コイルを更に備え、
前記送電側電磁誘導コイルは、複層渦巻き状に巻回されると共に、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士が千鳥状に配置されることを特徴とする請求項5から7の何れか一項に記載の送電装置。 - 送電装置と受電装置とを備える無線電力伝送システムにおいて、
前記送電装置は、高周波電源から高周波電力が供給される送電側電磁誘導コイルと、該送電側電磁誘導コイルからの電力を電磁誘導により受電する送電側共鳴コイルと、を有し、
前記受電装置は、前記送電側共鳴コイルからの電力を、該送電側共鳴コイルとの間で発生する磁界共鳴により受電する受電側共鳴コイルと、該受電側共鳴コイルからの電力を電磁誘導により受電すると共に負荷抵抗と電気的に接続される受電側電磁誘導コイルを有し、
前記送電側共鳴コイル及び前記受電側共鳴コイルの各々は、複層渦巻き状に巻回されると共に、コイルの積層方向に互いに隣接する積層面内を周回する部分同士が千鳥状に配置され、且つ、中空構造の線材によって形成されていることを特徴とする無線電力伝送システム。
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