JPWO2016056594A1 - 浄水器 - Google Patents

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Abstract

本発明は設置場所の空間を大きく無駄にすることが無く浄水器用カートリッジの交換に手間がかからない浄水器を提供することを課題とする。そして本発明は濾材を収納したフィルタカートリッジと、原水入口管と浄水出口管を備え、前記フィルタカートリッジが着脱可能なフィルタカートリッジ接続部と、前記フィルタカートリッジ接続部が取り付けられ壁面に固定可能な固定部とを有し、前記フィルタカートリッジ接続部が前記固定部に対して回動可能であり、前記フィルタカートリッジ接続部と前記固定部に回動角度を制限する停止機構が設けられていることを特徴とする浄水器である。

Description

本発明は、水道水等の水を浄化する浄水器に関する。
従来、水道水等の水を浄化する浄水器としては、水道水栓の吐出口に直結する蛇口直結型浄水器、シンクの上に置いて使用する据置型浄水器、シンクの下に置いて使用するアンダーシンク型浄水器などが知られている。いずれも浄水器用カートリッジに充填した濾材は処理できる総濾過水量が限られているため、使用者は、浄水器用カートリッジを定期的に交換しながら浄水器を継続使用する。
アンダーシンク型浄水器は、蛇口直結型浄水器や据置型浄水器に比べて大型であり、処理できる総濾過水量も大きいため長期間使用できる。キッチンの水栓やシンク近傍に浄水器を置かないので、作業の邪魔にならない。
アンダーシンク型浄水器としては、例えば特許文献1のように、原水入口と浄水出口を備え、ワンタッチジョイントを先端に取り付けたホースを接続して使用するものが知られている。使用者は、浄水器用カートリッジをシンク下の空間の底面に置き、原水供給用のホースと、浄水吐出用のホースを接続する。キッチンの水栓を操作すれば容易に浄水を得ることができる。
近年、システムキッチンにおいては、例えば特許文献2のように、シンクの下に引き出しを設けて利便性を高めたものが主流になってきている。そのようなシステムキッチンに、特許文献1のような浄水器用カートリッジを引き出しの底面に置くと、その上の空間に物を収納することができず、空間を無駄にするという問題点があった。引き出しを開閉すると2本のホースが動くため、それが他の収納物に当たったり、引き出しの動きを悪くしたりするという問題点もあった。
これに対し、例えば特許文献3には、シンクの下の壁面に固定した浄水器用本体と、その本体に着脱可能な浄水器用カートリッジとから構成される浄水器が提案されている。浄水器用カートリッジを引き出しの底面に置く必要は無く、2本のホースが動いて他の収納物に当たることは無い。
特開2007−275814号公報 特開2005−204714号公報 国際公開第1999/041203号
しかしながら、特許文献3に提案されている浄水器用本体では、浄水器用本体等を設置するシンクの下の側壁の高さによっては、浄水器用本体を設置した空間には、引き出し上に物を収納することができず、空間を無駄にするという問題点は解消されない。また、引き出し上に物を無造作に置くと、引き出しを閉めるときに、それが浄水器用本体等に当たって閉まらなくなるという問題点がある。
そこで、上記の問題を解決すべく、浄水器用本体をシンクの下の側壁の上部またはシンクの横の空間に設置することを考えると、浄水器用カートリッジを交換する際には、引き出しを開けた状態で腕を差し込んで、引き出しよりも上方にある浄水器用カートリッジを掴んで回したり引き抜いたりする必要があり、作業しにくく手間がかかるという問題点がある。
そこで、本発明は、従来の技術における上記の問題点に鑑み、シンクの下の側壁の上部またはシンクの横の空間に設置することで、シンクの下の引き出しの空間を無駄にすることが無く、引き出しを開閉するときにホースが動いて他の収納物に当たる場合が少なく、引き出しの動きを悪くしたりすることが無く、引き出しを閉めるときに収納物が浄水器用本体や浄水器用カートリッジに当たって閉まらなくなることが無く、さらに、シンクの下の側壁の上部またはシンクの横の空間に設置しても浄水器用カートリッジの交換に手間がかからない浄水器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の浄水器は、濾材を収納したフィルタカートリッジと、原水入口管と浄水出口管とを備え前記フィルタカートリッジが着脱可能なフィルタカートリッジ接続部と、前記フィルタカートリッジ接続部が取り付けられ、設置箇所の壁面に固定可能な固定部とを有し、前記フィルタカートリッジ接続部が前記固定部に対して回動可能であることを特徴とするものである。
ここで、本発明の浄水器は、フィルタカートリッジ接続部と固定部に、固定部に対するフィルタカートリッジの回動角度を制限する停止機構が設けられていることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、保持部を有し、前記保持部はフィルタカートリッジが着脱可能であり、かつ設置箇所の壁面に固定可能であることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、フィルタカートリッジとフィルタカートリッジ接続部にバヨネット機構を備えることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、フィルタカートリッジと保持部に回り止め機構が設けられていることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、固定部に対するフィルタカートリッジの回動角度が10〜60度であることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、フィルタカートリッジ接続部に、フィルタ挿入案内部が設けられていることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、固定部がキッチンのシンク下の側壁に設置可能であることが好ましい。
また、本発明の浄水器は、固定部がキッチンの天板の裏側に設置可能であることも好ましい。
また、本発明の浄水器は、キッチンのシンクの横の空間に設置可能であることも好ましい。
本発明によれば、濾材を収納したフィルタカートリッジと、原水入口管と浄水出口管を備え、フィルタカートリッジが着脱可能なフィルタカートリッジ接続部と、フィルタカートリッジ接続部が取り付けられ、壁面に固定可能な固定部とを有し、フィルタカートリッジ接続部が固定部に対して回動可能である浄水器なので、浄水器用カートリッジを引き出しの底面に置く必要が無く、固定部、フィルタカートリッジ接続部およびフィルタカートリッジをシンクの下の壁面の上部またはシンクの横の空間に固定できる。そのため、シンク下の引き出し等、設置空間を大きく無駄にすることがなく、2本のホースが動いて他の収納物に当たることも少なく、さらに引き出しを閉めるときに収納物が浄水器用本体や浄水器用カートリッジに当たって閉まらなくなることも無い。フィルタカートリッジ接続部が固定部に対して回動可能であり、シンクの横の空間に設置しても、引き出しを開けた状態で腕を差し込んで、浄水器用カートリッジを容易に交換できる。
フィルタカートリッジ接続部と固定部に、固定部に対するフィルタカートリッジの回動角度を制限する停止機構が設けられていれば、フィルタカートリッジを交換する際にフィルタカートリッジをちょうど良い位置に動かして固定することができるので、浄水器用カートリッジの交換をより容易に行うことができる。
フィルタカートリッジが着脱可能であり壁面に固定可能である保持部を有していれば、フィルタカートリッジを壁面に確実に固定できる。
フィルタカートリッジとフィルタカートリッジ接続部の着脱がバヨネット機構によれば、フィルタカートリッジを掴んで、所定角度回すだけで容易にフィルタカートリッジを交換することができる。
フィルタカートリッジと保持部に回り止め機構が設けられていれば、使用中にフィルタカートリッジが回転して、フィルタカートリッジ接続部からフィルタカートリッジが脱落して水が漏れてしまうことを防止できる。
固定部に対するフィルタカートリッジの回動角度が10〜60度であれば、フィルタカートリッジを交換する際、フィルタカートリッジをちょうど良い位置に動かして、引き出しを開けた状態で腕を差し込んだら、すぐにフィルタカートリッジを掴むことができ、容易にフィルタカートリッジを交換することができる。
フィルタカートリッジ接続部に、フィルタカートリッジ挿入案内部が設けられていれば、フィルタカートリッジを交換する際、フィルタカートリッジの先端がフィルタカートリッジ接続部に導かれるので、容易にフィルタカートリッジを交換することができる。
固定部が、キッチンのシンク下の側壁に設置可能であったり、キッチンの天板の裏側に設置可能であったりすれば、シンクの下の引き出しの空間を大きく無駄にすることが無く、引き出しを開閉するときにホースが動いて他の収納物に当たることが少なく、引き出しの動きを悪くしたりすることが無い。
キッチンのシンクの横の空間に設置可能な浄水器であれば、引き出しを閉めるときに収納物が浄水器用本体や浄水器用カートリッジに当たって閉まらなくなることが無く、シンクの下の引き出しの空間を大きく無駄にすることも無い。処理できる総濾過水量が大きい浄水器を長期間使用できる。
本発明における浄水器の一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いる接続部本体の一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いる接続部本体の一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いる接続部本体とフランジの一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いる固定部の一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いる保持部の一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いるフィルタカートリッジの一例を示す斜視図である。 本発明における浄水器に用いるフィルタカートリッジの一例を示す断面図である。 本発明における浄水器に用いる濾材ユニットの一例を示す断面図である。 本発明における浄水器の、フィルタカートリッジ着脱時の一例を示す斜視図である。
本発明における浄水器の一実施形態を図面に基いて説明する。
図1は、本発明における浄水器の一例を示した斜視図である。図1に示すように、この浄水器1は、濾材を収納したフィルタカートリッジ2と、原水入口管11と浄水出口管12とを備え、フィルタカートリッジ2が着脱可能なフィルタカートリッジ接続部3と、フィルタカートリッジ接続部3が取り付けられ、設置箇所の壁面に固定可能な固定部4とから構成されている。
フィルタカートリッジ接続部3は、原水流路13と浄水流路14とを有する接続部本体15と、接続部本体15に固定したフランジ16と、フランジ16に固定したフィルタ挿入案内筒17とから成る。
また、図2および図3は、本発明における浄水器に用いる接続部本体の一例を示した斜視図である。接続部本体15は、第1中心軸5を中心とした内筒21と外筒22とを有する有底・二重円筒形であり、内筒21の内側の空間が原水入口管11に、内筒21と外筒22の間の空間が浄水吐出管12に連通している。内筒21の内側にはコイルスプリング、Oリング付きコマ(いずれも図示せず)から成る弁が設けられ、フィルタカートリッジ2が取り付けられると弁が開き、取り外されると弁が閉じるようになっている。外筒22の内周側には、後述のバヨネット機構の一部である一対の部分拡径部23、24が設けられ、外筒22の外周側には、強度を向上するための多数のリブ25が設けられている。
内筒21と外筒22の中心である第1中心軸5と直行する第2中心軸6上に、一対の回転軸穴31、32を180度逆向きに開口させている。回転軸穴31の近傍には、固定部4に対する接続部本体15の回転角度を規制する停止機構33の一部として、一対の扇形凸部34、35が設けられていて、後述の扇形凹部41、42と係合する。回転軸穴31と32の内周面には、リング状のゴム部材36、37が配設されていて、後述の回転軸43、44と接続部本体15の回転抵抗をちょうど良く増大させている。
接続部本体15は、ステンレス、黄銅、青銅などの金属でも、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの樹脂でも良いが、外観の良いABS樹脂を射出成形で製造するのが、外観および製造コストに関してメリットがある。

また、図4は、本発明における浄水器に用いる接続部本体とフランジの一例を示す斜視図である。フランジ16はリング状で、接続部本体15に複数のタッピンネジ26でネジ固定されている。リング状の内周側には、後述のバヨネット機構の一部である部分拡径部27、28が設けられ、フィルタカートリッジ2に設けられた一対の凸部91、92が通過できるようになっている。フランジ16の材料は、前述の接続部本体15の材料と同様であり、射出成形用のABS樹脂などが好適に用いられる。フランジ16を接続部本体15と一体部品として製造しても何ら差し支えない。二部品に分けると、射出成形用の金型が製作しやすいという利点がある。
再度図1を参照する。フィルタ挿入案内部であるフィルタ挿入案内筒17は円筒形であり、フランジ16にタッピンネジ(図示せず)で固定している。フィルタカートリッジ2をフィルタカートリッジ接続部3に取り付ける際、フィルタカートリッジ接続部3の第1中心軸5にフィルタカートリッジ2の中心軸を合わせやすくするためのものである。必ずしも円筒形でなくても良く、軽量化するために網状円筒としても、半円筒としても、櫛状としても良い。
フィルタ挿入案内筒17の材料は金属でも樹脂でも良いが、製造コストが安いポリエチレン、ポリプロピレンなどの射出成形用の樹脂が好適に用いられる。
次に固定部4について説明する。
また、図5は、本発明における浄水器に用いる固定部の一例を示す斜視図である。固定部4は、回転軸43が設けられた板状部45、梁部46、回転軸44が設けられた梁部46に固定される押さえ板47とから成る。板状部45に対して60度傾いた第2中心軸6上で、回転軸43と回転軸44の先端が向かい合うように配されている。ここで第2中心軸6の角度は、設置するシンク下の空間の形によって最適に設定すれば良いが、フィルタカートリッジ2を交換する際、フィルタカートリッジ2をちょうど良い位置に動かして、引き出しを開けた状態で腕を差し込んだら、すぐにフィルタカートリッジ2を掴むことができ、容易にフィルタカートリッジを交換できるようにするためには、下限は30度以上が好ましく、40度以上がより好ましい。一方、上限は、90度以下が好ましく、70度以下がより好ましい。
回転軸43の近傍には、停止機構33の一部として一対の扇形凹部41、42が設けられていて、前述の扇形凸部34、35と係合している。回転止め48、49により扇形凸部34、35の回転角度が規制され、フィルタカートリッジ接続部3が30度回転したところで止まるようになっている。すなわちフィルタカートリッジ2も30度回転したところで止まる。キッチンのシンクの横の空間にフィルタカートリッジ2を設置すると、引き出しを閉めるときに収納物が浄水器用本体や浄水器用カートリッジに当たって閉まらなくなることが無く、シンクの下の引き出しの空間を無駄にすることも全く無くて良いが、フィルタカートリッジの交換はやりにくい。しかしフィルタカートリッジ2が30度回転して止まれば、フィルタカートリッジ2が見やすくなり、交換作業も容易になる。回転角度は10度から60度が好ましい。10度以上とすることで、フィルタカートリッジ2を見やすい位置まで移動させることができる。60度以下とすることで、フィルタカートリッジ2が引き出しの収納物に当たる可能性を抑制することができる。
回転軸44が設けられた押さえ板47は、ボルト50とナット51によって梁部46に固定されている。回転軸43と44が、フィルタカートリッジ接続部3の回転軸穴31と32に挿入された状態で、押さえ板47を梁部46に固定しているので、フィルタカートリッジ接続部3が固定部4から脱落することはない。
次に保持部71について説明する。
図6は、本発明における浄水器に用いる保持部の一例を示す斜視図である。保持部71は、壁面に固定するための板状部72と、切り欠き74を有する略半円部73とから成る。保持部71はフィルタカートリッジ2の一端を保持するためのものであり、略半円部73がフィルタカートリッジ2の外周面を抱きかかえるように密着する。切り欠き74の幅寸法75は、フィルタカートリッジ2の外径より小さくなっているが、略半円部73が拡径方向に撓むことによって切り欠き74の幅寸法75が大きくなり、フィルタカートリッジ2が通過するようになっている。
略半円部73が薄過ぎたり、小さ過ぎたり、リブ76が小さ過ぎたりすると、フィルタカートリッジ2をしっかりと保持できない。逆に、略半円部73が分厚過ぎたり、大き過ぎたり、リブ76が大き過ぎたりすると、拡径方向に撓みにくくなって、フィルタカートリッジ2の脱着が難しくなる。略半円部73を後述のとおり樹脂で形作る場合、厚さは2〜5mm、大きさは10〜30mm、リブ76は厚さ2〜5mm、高さ2〜5mmが適している。
略半円部73には、回り止め機構77の一部として回り止め凸部78が設けられている。フィルタカートリッジ2が略半円部73に密着した状態で、回り止め凸部78は、後述するフィルタカートリッジ2の回り止め凹部94と係合する。これにより、使用中のフィルタカートリッジ2が回転し、フィルタカートリッジ接続部3から脱落して水が漏れることを防止できる。
保持部71の材料は、ステンレス、鉄、アルミニウムなどの金属でも、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ハイインパクトポリスチレン、ポリエチレンなどの樹脂でも良いが、外観が良く、機械的強度および可撓性が高いABS樹脂やハイインパクトポリスチレンを射出成形で製造すると、フィルタカートリッジ2の脱着が容易になるメリットがある。
保持部71のフィルタカートリッジ2を保持する部分は、略半円形ではなくリング形でもL字型でも良く、フィルタカートリッジ2が脱着できて、安定的に保持できれば良い。
次にフィルタカートリッジ2について説明する。
図7および図8は、本発明における浄水器に用いるフィルタカートリッジの一例を示す斜視図であり、図9は、本発明における浄水器に用いる濾材ユニットの一例を示す断面図である。フィルタカートリッジ2は、フィルタ本体81と、フィルタ上蓋82と、濾材ユニット83とから構成されている。
フィルタ本体81は有底円筒形であり、濾材ユニット83が挿入された後にフィルタ上蓋82が固定される。フィルタ上蓋82の固定は溶着が好ましい。溶着であれば、Oリングなどのシール部材が不要であり、製造コストが安くなる。超音波溶着、回転溶着、振動溶着など特に限定されないが、回転溶着であれば、溶着面積を広くすることが可能であり、フィルタカートリッジとしての耐圧性が高くなるため最も好ましい。しかし製造工程に溶着機が無ければ、ネジとOリングを用いた締結でも差し支えない。
フィルタ本体81の底部には、後述の入口キャップ101の中心軸穴120が係合する中心軸84と、放射上の補強リブ85が設けられている。
フィルタ本体81の外周面には、回り止め機構77の一部として回り止め凹部94が設けられている。フィルタカートリッジ2が前述の保持部71の略半円部73に密着した状態で、回り止め凹部94は、前述の略半円部73の回り止め凸部78と係合する。これにより、使用中のフィルタカートリッジ2が回転し、フィルタカートリッジ接続部3から脱落して水が漏れることを防止できる。
フィルタ上蓋82は円錐形で、先端には原水受入口86が設けられ、外周には先端付近から順に、小径Oリング87、浄水吐出口88、大径Oリング89、バヨネット機構としての一対の凸部91、92が設けられている。
フィルタ上蓋82の拡径側は開口していて、内部は二重円筒形であり、内側円筒93には後述の濾材ユニット83の接続キャップ104が挿入される。内側円筒93の内周側は浄水吐出口88に連通し、内側円筒93の外周側は原水受入口86に連通している。
濾材ユニット83は、上流側から、入口キャップ101、円筒状の吸着材102、出口キャップ103、接続キャップ104の順に連結されていて、出口キャップ103には中空糸膜束105が注型材106により封止固定されている。
吸着材102は円筒状で、繊維状活性炭を主成分とする吸着材成形体111と、内径側芯材112と、外径側不織布113とを含む。吸着材成形体111は、比表面積や細孔径分布が異なる複数の繊維状活性炭を所定の割合で混合し、さらに鉛イオンを選択的に取り込むイオン交換繊維と、熱融着繊維を添加したものである。これらをシート化して、内径側芯材112に一定張力で巻き上げる。所定の外径に達したら、加熱処理する。熱融着繊維は芯鞘構造で、芯は融点が高く、鞘は融点が低く、この加熱処理によって鞘のみが溶けて溶着する。この溶着によって円筒形が保たれものに外径側不織布113を巻き、所定の長さに断裁する。
比表面積や細孔径分布が異なる複数の繊維状活性炭の混合率を変えることで、複数の除去対象物質のろ過能力をバランスさせて、総合的に最もろ過能力が高い吸着材成形体を作り出すことができる。これによって使用者が長期間使用できるカートリッジを提供できる。また、軸に巻き上げるときの張力を制御すれば、吸着材成形体の密度を変えることができる。圧力損失が大き過ぎず、ろ過能力が低過ぎない使いやすいカートリッジを提供できる。
ここで繊維状活性炭と鉛吸着材と熱融着繊維とから成る成形体は、湿式成形法で成形しても良い。繊維状活性炭だけでなく粒状活性炭を混合しても良い。粒状活性炭だけを使用することもできる。また繊維状ではない熱融着物を使用しても良い。
鉛除去材として、粒状または粉状のアルミノケイ酸塩、チタンケイ酸塩、酸化チタンを使用すれば、効率良く鉛イオンを除去することができる。
入口キャップ101は円盤状であり、活性炭と連結する面には円筒状のリブ121、122と、同心円上の溝123が形成されている。リブ121、122は厚さが0.3〜1.5mm、高さが1〜4mmであり、円筒状の吸着材102と中心軸を合わせる役目を果たしている。
入口キャップ101と円筒状の吸着材102との接着は、加熱溶融させた熱可塑性樹脂を塗り付けた後に冷却固化させるホットメルト接着式でも、空気中の湿気と反応させて硬化させる一液型シリコーンゴム接着式でも良い。2つの溝123は幅1〜2mm、深さ0.5〜1mmであり、接着剤124が十分に入り込んで硬化するので、接着剤124と入口キャップ101とは高い接着力を有する。入口キャップ101の材料としては、接着剤との親和性が良い非晶性樹脂が好ましく、安全性を加味するとABS樹脂やポリスチレンが好ましい。
入口キャップ101の、活性炭と連結する面の反対側には、前述のフィルタ本体81の底部の中心軸84が回転可能に係合する中心軸穴120が設けられている。
出口キャップ103は中央に開口125を有する円盤状で、円筒状の吸着材102と連結する面には円筒状のリブ126、127が立設されている。リブ126はリブ121と同様、厚さが0.3〜1.5mm、高さが1〜4mmであり、円筒状の吸着材102と中心軸を合わせる役目を果たしている。リブ127の外径は、円筒状の吸着材102の内径より少し小さくなっている。リブ127は円筒状の吸着材102との中心軸を合わせるだけでなく、接着剤128が円筒状の吸着材102の内径側にはみ出して固まるのを防ぐ役目も果たしている。
出口キャップ103の円筒状の吸着材102と連結する面には、入口キャップ101と同様、同心円上の溝129が形成されている。溝129は幅1〜2mm、深さ0.5〜1mmであり、接着剤128が十分に入り込んで硬化するので、接着剤128と出口キャップ103とは高い接着力を有する。
出口キャップ103の材料としては、入口キャップ101と同様、接着剤との親和性が良い非晶性樹脂が好ましく、安全性を加味するとABS樹脂やポリスチレンが好ましい。
出口キャップ103の中央の開口125には、中空糸膜を束ねて逆U字状に折り曲げた中空糸膜束105が注型材106によって封止固定されている。各中空糸膜間および中空糸膜と出口キャップ103との間に注型材106を充填して、それが固化することによって固定される。出口キャップ103と接続キャップ104を連結する前に、注型材を一部切断除去することにより、中空糸膜は、接続キャップ104に向かって開口している。出口キャップ103の内周面の一部にはシボ加工を施してあり、注型材106の出口キャップ103からの剥離を防いでいる。通水時には、注型材106に水圧による荷重が加わるが、シボの凹凸に沿って注型材106に凹凸が形成されているので、凹凸同士が引っかかることから、注型材106が出口キャップ103から剥離・脱落することはない。
中空糸膜束105としては、親水化したポリスルホン中空糸膜を用いている。ポリスルホンは生物学的特性、耐熱性、耐薬品性等に優れていて、浄水器用途として好ましい。ポリスルホン以外に、ポリアクリルニトリル、ポリフェニレンスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレンの中空糸膜を用いても差し支えない。材料が異なる複数種類の中空糸膜を組み合わせても良い。疎水性のポリエチレンやポリプロピレンの中空糸膜を入れれば、水に混入した空気を効率良く排出することができる。中空糸膜の孔径は0.1〜0.3μmであり、水道水中の濁質を捕捉するのに最も適している。中空糸膜の外径はφ300〜500μm、内径はφ200〜340μm、膜厚は50〜100μmであり、十分な強度を有している。製造におけるU字状に折り曲げる工程や、出口キャップ103に押し込む工程で切れることはない。
中空糸膜束105の中空糸膜のみの断面積を、出口キャップ103の開口125の断面積の45〜55%としているので、高い濁りろ過能力を有しており、長期間使用することができる。45%を下回ると中空糸膜の膜面積が小さくなり、また55%を上回ると密集した中空糸膜束の内部まで濁質が回り切らなくなり、いずれの場合も濁りろ過能力が低下して長期間使用できなくなる。中空糸膜の外径がφ300〜500μmと、強度を有しながらも十分に細いので、小さなケーシングの中に十分に大きな膜面積を確保できている。これも高い濁りろ過能力を発揮する要因となっている。
注型材(ポッティング材)106としては、流動性を有する主剤と硬化剤を混合して硬化させる二液混合型で、ポリウレタンやエポキシ樹脂などを適宜用いることができる。それらを遠心法や静置法などによって固化させれば良い。
出口キャップ103の、注型材106によって封止固定された端部の外周側には、後述の接続キャップ104と係合する鍔部が設けられている。
接続キャップ104は、大筒131と、小筒132を有し、大筒131の一端の内周側には出口キャップ103との第1接続部133を有し、小筒132の一端の外周側にはフィルタ上蓋82との第2接続部134を有している。第1接続部133の内周は、前述の出口キャップ103に設けた鍔部130の外周と、がたつきが無いように係合するようになっている。係合させた状態で、接続キャップ104側から超音波溶着機のホーンを当てて、加圧しながら振動エネルギーを与えることで、出口キャップ103と接続キャップ104を溶着させている。溶着方式としては、バッドジョイント方式、ステップジョイント方式、シェアジョイント方式、ビードジョイント方式など、いずれの方式でも良く、特に限定されない。出口キャップ103と接続キャップ104とは、超音波溶着ではなく、嵌合により連結させても良い。出口キャップ103と接続キャップ104との間にOリングなどの弾性部材を介在させても差し支えない。
小筒132の第2接続部134の環状溝にはOリング136が装着されている。接続キャップ104を、Oリング136を介してフィルタ上蓋82と接続しているので、浄水と、原水(浄化していない水道水)とが混ざることがない。
出口キャップ103と接続キャップ104との間の空間に、粒状の抗菌材を3〜15粒装填しても良い。抗菌材が直径1〜6mmの粒状であれば、狭い空間でも装填可能でありながら、不織布やメッシュクロスで容易に流出防止ができる。浄水に抗菌材が混ざることは無い。抗菌材に、多孔質のリン酸カルシウムまたはゼオライトに銀を坦持させてものを用いれば、少量の銀イオンを持続力良く溶出させることができる。活性炭で残留塩素を分解除去すると浄水に細菌が繁殖しやすくなり、浄水吐出口から入り込んだ細菌が浄水器用カートリッジ1に到達する可能性があるが、銀イオンによって細菌の増殖を防ぐことができる。使用する不織布は、目付け量10〜300g/m、厚さ0.05〜5mmが好ましい。材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンなどが安価で好ましい。
接続キャップ104の材料としては、出口キャップ103と超音波溶着にて連結する場合には、出口キャップと同じ材料を用いる。成形での寸法精度が高いABS樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリスチレンが使用できる。出口キャップ103と嵌合により連結する場合は、比較的柔らかいポリエチレンあるいはポリプロピレンを用いる。ポリエチレンやポリプロピレンであれば、アンダーカット部分の金型の無理抜きが容易であり、金型製作費が安価となる。比較的柔らかいので、製造でのはめ込みが容易であり、生産性が向上する。
円筒状の吸着材102の構成部材である内径側芯材112の替わりにコイルスプリング(補強部材)を配設しても良い。補強部材がコイルスプリングであれば、円筒状活性炭の内周面への接触面積を小さくでき、活性炭全体の吸着能力が下がってカートリッジの寿命が短くなることがなく、吸着材全体をより効率的に利用できる。複数の開口にメッシュが貼り付けられているもののように、開口以外の格子部近傍の活性炭に水が流れにくくなって吸着能力が発揮できなくなることはない。
コイルスプリング(補強部材)の線径を0.3mm以上1.5mm以下とすれば、吸着材成形体111の外周側から内周側に圧力が加わったときに、コイルスプリング(補強部材)が吸着材成形体111をその内周側からしっかりと支持して、吸着材成形体111が陥没するのを防止することができる。しかもわずかな占有体積であるため、多くの濾材を詰め込むことに対してほとんど妨げにならない。線径が0.3mm未満であると、強度が不十分であるため、吸着材成形体111の内周側からしっかりと支持することができない。線径が1.5mmを越えると、占有体積が大きくなり、カートリッジ内の空間を無駄にして、最大限に濾材を詰め込めなくなってしまう。
コイルスプリング(補強部材)のピッチを、吸着材成形体111の全長の4分の1以下とすれば、ピッチが十分に小さく、巻き数が十分に多いので、吸着材成形体111の外周側から内周側に圧力が加わったときに、吸着材成形体111の内周側からしっかりと支持して、吸着材成形体111が陥没するのを防止することができる。ピッチが、吸着材成形体111の全長の4分の1以上であると、巻き数が少なく、吸着材成形体111の内周側からしっかりと支持することができない。
コイルスプリング(補強部材)の密着長を、吸着材成形体111の全長の4分の1以下とすれば、吸着材成形体111の内周面への接触面積が小さいので、活性炭全体の吸着能力が下がってカートリッジの寿命が短くなることがなく、吸着材全体を効率的に利用できる。
コイルスプリング(補強部材)と吸着材成形体111との距離の平均を1mm以下とすれば、吸着材成形体111の外周側から内周側に圧力が加わったときに、吸着材成形体111が内周側に変形しても、吸着材成形体111が陥没する前に内周側からしっかりと保持して、吸着材成形体111の形状を維持することができる。
コイルスプリング(補強部材)の材料としては、ステンレスを用いる。ステンレスであるので、水に浸って錆びるのを防止することができる。また、樹脂材料よりも十分な強度を有するので、円筒状の吸着材の内周側からしっかりと保持することができ、しかも占有体積を小さくすることができるので、多くの濾材を詰め込むことに対してほとんど妨げにならない。
次に浄水器1の設置について説明する。
本発明の浄水器1は設置場所を特に限定しないが、キッチンのシンクの下に設置して使用するアンダーシンク型浄水器として用いれば、従来の課題を解決できて有効である。キッチンのシンクの下の側壁の上部またはキッチンのシンクの横の空間に浄水器1を設置すれば、引き出しに収納した物が当たって引き出しが閉まらなくなるような問題は生じない。ここで、シンクの横の空間とはシンクの横かつシンクの周辺の空間をいい、シンクの周辺とは具体的にシンクから50cm以下の範囲をいう。例えば、固定部がシンク下の側壁またはキッチンの天板の裏側等に設置され浄水器がシンクの横の空間にあれば、上記の浄水器はキッチンのシンクの横の空間に設置されているといえる。
フィルタカートリッジ接続部3の原水供給口に接続した原水入口管11と、浄水吐出口に接続した浄水出口管12は、キッチンの浄水器用水栓(図示せず)に接続されている。浄水器用水栓のレバーを回すなどして開栓すると、浄水器用水栓に内蔵された弁機構から原水入口管11に水道水が供給されるようになっている。浄水器1で浄化された浄水が浄水出口管12から浄水器用水栓に戻り、弁機構を通過せずに浄水器用水栓の吐出口からそのまま吐出される。すなわち浄水器用水栓に内蔵された弁機構より下流側に浄水器1が設けられ、止水時には浄水器1に水圧がかからないようになっている。いわゆるII形の浄水器である。しかしながら本発明の浄水器1はII形に限定されない。止水時に浄水器1に水圧がかかる、いわゆるI形の浄水器として使用しても良い。
固定部4と保持部71はシンクの下の側壁や天板の裏側に固定する。タッピンネジ、ボルト・ナット、両面テープ、接着剤など、固定方法は特に限定されないが、フィルタカートリッジ2および配管が満水になったときの重量に十分に耐えられるよう、ネジやボルトを用いて確実に固定するのが良い。固定部4をシンクの側壁や天板の裏側に固定すれば、水栓に接続した2本のホースの位置も動くことはなく、引き出しを開閉するときに動いて、他の収納物に当たったり、引き出しの動きを悪くしたりすることはない。
次に浄水器1での水道水の浄化について説明する。
浄水器用水栓(図示せず)のレバーを回すなどして開栓すると、水道水がフィルタカートリッジ接続部3の原水流路13を介して、フィルタカートリッジ2の原水受入口86に流入する。円筒状の吸着材102の外径側から内径側に向かって均一に流れ、水道水中の遊離残留塩素が分解され、同時に水道水中の揮発性有機物が吸着除去される。次に、水は円筒状の吸着材102の内部の中空糸膜束105に到達する。水は中空糸膜の外径側から内径側に流れ、水中の濁質や細菌が中空糸膜に捕捉される。中空糸膜を通過した浄水はフィルタカートリッジ2の浄水吐出口88から吐出され、カートリッジ接続部3の浄水流路14を介して浄水器用水栓の吐出口からそのまま吐出される。使用者は美味しくて安全な浄水を得ることができる。
次に浄水器1のフィルタカートリッジ2の交換について説明する。
図10は、本発明における浄水器の、フィルタカートリッジ着脱時の一例を示す斜視図である。最初に、保持部71に保持しているフィルタカートリッジ2の一端を取り外す。略半円部73の切り欠き74を通過させながら、フィルタカートリッジ2とフィルタカートリッジ接続部3を一体的に、固定部4に対して第2中心軸6回りに回転させる。フィルタカートリッジ2とフィルタカートリッジ接続部3は、回転角度を規制する停止機構33により30度回転したところで止まる。フィルタカートリッジ2が見やすい位置に停止するので、交換作業は容易になる。
ここで、フィルタカートリッジ2の回り止め凹部94と、略半円部73の回り止め凸部78との係合が外れるため、フィルタカートリッジ接続部3に対してフィルタカートリッジ2が回転可能になる。フィルタカートリッジ2を反時計回りに90度回すと、バヨネット機構によりフィルタカートリッジ2がフィルタカートリッジ接続部3から容易に外れる。
次に未使用のフィルタカートリッジ2をフィルタカートリッジ接続部3に取り付ける。未使用のフィルタカートリッジ2の先端をフィルタカートリッジ接続部3のフィルタ挿入案内筒17に挿入すると、フィルタカートリッジ接続部3の第1中心軸5にフィルタカートリッジ2の中心軸が自ずと合うようになっている。フィルタカートリッジ接続部3に到達した感触を得てから、未使用のフィルタカートリッジ2を時計回りに90度回すと、未使用のフィルタカートリッジ2をフィルタカートリッジ接続部3に確実に取り付けることができる。
最後に、保持部71に未使用のフィルタカートリッジ2を保持させる。未使用のフィルタカートリッジ2とフィルタカートリッジ接続部3を一体的に、固定部4に対して第2中心軸6回りに回転させて、略半円部73の切り欠き74を通過させる。未使用のフィルタカートリッジ2とフィルタカートリッジ接続部3は、回転角度を規制する停止機構33により30度回転したところで止まり、略半円部73が未使用のフィルタカートリッジ2の外周面を抱きかかえるように密着する。同時に、フィルタカートリッジ2の回り止め凹部94と、略半円部73の回り止め凸部78が係合するので、フィルタカートリッジ接続部3に対するフィルタカートリッジ2の回転が抑制される。これにより使用中にフィルタカートリッジ2が回転して。フィルタカートリッジ接続部3から脱落して水が漏れることを防止できる。
本発明は、水道水を浄化する浄水器に関し、さらに詳しくは、シンクの横や下の空間に設置するアンダーシンク型浄水器に関するものであるが、壁掛型浄水器、スタンド型浄水器など浄水器全般に応用できる、アンダーシンク型浄水器に限定されるものではない。
1 浄水器
2 フィルタカートリッジ
3 フィルタカートリッジ接続部
4 固定部
5 第1中心軸
6 第2中心軸
11 原水入口管
12 浄水出口管
13 原水流路
14 浄水流路
15 接続部本体
16 フランジ
17 フィルタ挿入案内筒
21 内筒
22 外筒
23 部分拡径部
24 部分拡径部
25 リブ
26 タッピンネジ
27 部分拡径部
28 部分拡径部
31 回転軸孔
32 回転軸孔
33 停止機構
34 扇形凸部
35 扇形凸部
36 ゴム部材
37 ゴム部材
41 扇形凹部
42 扇形凹部
43 回転軸
44 回転軸
45 板状部
46 梁部
47 押さえ板
48 回転止め
49 回転止め
50 ボルト
51 ナット
71 保持部
72 板状部
73 略半円部
74 切り欠き
75 切り欠きの幅寸法
76 リブ
77 回り止め機構
78 回り止め凸部
81 フィルタ本体
82 フィルタ上蓋
83 濾材ユニット
84 中心軸
85 補強リブ
86 原水受入口
87 小径Oリング
88 浄水吐出口
89 大径Oリング
91 凸部
92 凸部
93 内側円筒
94 回り止め凹部
101 入口キャップ
102 吸着材
103 出口キャップ
104 接続キャップ
105 中空糸膜束
106 注型材
111 吸着材成形体
112 内径側芯材
113 外径側不織布
120 中心軸穴
121 リブ
122 リブ
123 溝
124 接着剤
125 開口
126 リブ
127 リブ
128 接着剤
129 溝
130 鍔部
131 大筒
132 小筒
133 第1接続部
134 第2接続部
136 Oリング

Claims (10)

  1. 濾材を収納したフィルタカートリッジと、原水入口管と浄水出口管とを備え前記フィルタカートリッジが着脱可能なフィルタカートリッジ接続部と、前記フィルタカートリッジ接続部が取り付けられ、設置箇所の壁面に固定可能な固定部とを有し、
    前記フィルタカートリッジ接続部が前記固定部に対して回動可能であることを特徴とする浄水器。
  2. 前記フィルタカートリッジ接続部と前記固定部に、前記固定部に対する前記フィルタカートリッジの回動角度を制限する停止機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
  3. 保持部を有し、前記保持部は前記フィルタカートリッジが着脱可能であり、かつ、設置箇所の壁面に固定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器。
  4. 前記フィルタカートリッジと前記フィルタカートリッジ接続部にバヨネット機構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浄水器。
  5. 前記フィルタカートリッジと前記保持部に回り止め機構が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の浄水器。
  6. 前記固定部に対する前記フィルタカートリッジの回動角度が10〜60度であることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の浄水器。
  7. 前記フィルタカートリッジ接続部に、フィルタ挿入案内部が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の浄水器。
  8. 前記固定部が、キッチンのシンク下の側壁に設置可能である請求項1から7のいずれかに記載の浄水器。
  9. 前記固定部が、キッチンの天板の裏側に設置可能である請求項1から7のいずれかに記載の浄水器。
  10. キッチンのシンクの横の空間に設置可能である請求項1から9のいずれかに記載の浄水器。
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