JPWO2016056047A1 - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

照明装置は、中空のグローブ(3)、光源(5)、電源接続部(2)、中空の支柱(4)および回路モジュール(7)を備えている。光源(5)は、少なくとも一つのLED(21)を有するとともにグローブ(3)の内部に収容されている。電源接続部(2)は、グローブ(3)の一端側に設けられている。支柱(4)は、グローブ(3)の一端からグローブ(3)の内部に進出し、グローブ(3)の内部で光源(5)を支持するとともにLED(21)の熱を電源接続部(2)に伝える熱伝導経路を構成している。回路モジュール(7)は、支柱(4)の内側に収容されているとともに電源接続部(2)に電気的に接続されている。支柱(4)は、熱伝導経路を避けるように独立された収容領域(43)を有している。回路モジュール(7)を構成する複数の回路素子(41)の中で耐熱温度が低い特定の回路素子(41a)が回路モジュール(7)から分離されて収容領域(43)に配置されている。

Description

本発明の実施形態は、LED(Light-Emitting Diode)を光源とする照明装置に関する。
LEDを光源とする照明装置として、電球形のLEDランプが知られている。この種のLEDランプでは、例えば白熱電球あるいは電球形蛍光ランプとの互換性を高めるため、電源回路のような回路モジュールを内蔵することが望ましい。
特開2012−74258号公報 特開2012−146574号公報
LEDおよび回路モジュールは、双方共にLEDランプの点灯中に発熱を伴う。特に回路モジュールは、LEDよりも耐熱温度が低いコンデンサやトランスのような回路素子を有する。このため、LEDランプに回路モジュールを内蔵するに当たっては、耐熱温度が低い回路素子に対するLEDの熱影響を可能な限り抑制するとともに、当該回路素子の放熱性を高めるための対策が必須となる。
本発明の目的は、回路モジュールの中でも耐熱温度が低い回路素子の断熱性および放熱性を確保することができ、回路モジュールに対するLEDの熱影響を可能な限り抑制できる照明装置を得ることにある。
実施形態によれば、照明装置は、中空のグローブ、光源、電源接続部、中空の支柱および複数の回路素子を有する回路モジュールを備えている。前記光源は、少なくとも一つのLEDを有するとともに、前記グローブの内部に収容されている。前記電源接続部は、前記グローブの一端側に設けられている。前記支柱は、前記グローブの前記一端から前記グローブの内部に進出し、前記グローブの内部で前記光源を支持するとともに、前記LEDが発した熱を前記電源接続部に伝える熱伝導経路を構成している。前記回路モジュールは、前記支柱の内側に収容されているとともに、前記電源接続部に電気的に接続されている。前記支柱は、前記熱伝導経路を避けるように独立された収容領域を有している。前記回路モジュールを構成する前記複数の回路素子の中で耐熱温度が低い特定の回路素子が前記回路モジュールから分離されて前記収容領域に配置されている。
図1は、第1の実施形態に係る一般電球形のLEDランプの断面図である。 図2は、第1の実施形態で用いるCOB型の発光モジュールを一部断面で示す平面図である。 図3は、第1の実施形態に係るLEDランプの配光角を示す側面図である。 図4は、第2の実施形態に係る一般電球形のLEDランプの断面図である。 図5は、第3の実施形態に係る一般電球形のLEDランプの断面図である。 図6は、第4の実施形態に係る一般電球形のLEDランプの断面図である。 図7は、第5の実施形態に係る一般電球形のLEDランプの断面図である。 図8は、第5の実施形態において、SMD型の発光モジュールの配列を示す平面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。
図1は、照明装置の一例である一般電球形のLEDランプ1を開示している。本実施形態のLEDランプ1は、光の広がり方および光り方を白熱電球に近づけたLEDランプであって、例えば室内の天井に設けられたソケットに装着して垂直点灯させる場合を想定している。LEDランプ1は、重力方向に延びる真っ直ぐな中心軸線C1を中心とする対称な形状を有している。
LEDランプ1は、E形の口金2、グローブ3、支柱4、COB(Chip On Board)型の発光モジュール5、導光体6および電源回路7を主要な要素として備えている。
口金2は、LEDランプ1の一端に位置されている。口金2は、ソケットに取り外し可能にねじ込まれる要素であって、中空の電源接続部と言い換えることができる。口金2はE形に限らず、その他の形式であってもよい。
グローブ3は、一般電球のガラスバルブに類似した形状を有する中空の要素であって、口金2と共にLEDランプ1の中心軸線C1に対し同軸状に設けられている。具体的に述べると、グローブ3は、一端に開口3aを有するネック部3bと、ネック部3bに連続する球状部3cと、を備えている。ネック部3bの開口3aは、口金2と同等の口径を有している。球状部3cは、ネック部3bの開口3aと向かい合う頂部3dと、ネック部3bから頂部3dに向けて口径が次第に増加する拡径部3eと、球状部3cの最大径を規定する最大径部3fと、最大径部3fから頂部3dに向けて口径が次第に減少する縮径部3gと、を備えている。
本実施形態によると、グローブ3は、一般電球のガラスバルブと同等の質感を得るため、例えばフロストガラスあるいはクリアガラスで形成されている。グローブ3は、ガラスに限らず、例えばポリカーボネイトあるいはアクリルのような合成樹脂材料で形成してもよく、グローブ3の材質に特に制約はない。
図1に示すように、支柱4は、中空の円筒状の要素であって、例えばアルミニウム合金又は銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料で構成されている。支柱4は、グローブ3の開口3aからネック部3bを貫通して拡径部3eの内側に同軸状に挿入されている。
支柱4の外周面4aには、表面処理により形成したアルマイトや塗装等のような熱輻射性の高い層が設けられている。特に白色塗料のような可視光の吸収性が低い材料を用いることで、支柱4の外周面4aの上での光の損失を小さくすることができる。
同様に、支柱4の外周面4aに例えば研磨あるいは金属蒸着等を施すことで、支柱4の外周面4aの上での光の損失を小さく抑えることができる。
図1に示すように、固定リング9がグローブ3のネック部3bの一端に取り付けられている。固定リング9は、例えばアルミニウム合金又は銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料で構成されている。固定リング9は、ネック部3bの一端を取り囲む第1の固定部9aと、支柱4の外周面4aを取り囲む第2の固定部9bと、を有している。
第1の固定部9aは、ネック部3bの一端に例えば熱伝導性を有する接着剤を介して固定されている。第2の固定部9bは、例えば支柱4の外周面4aにねじ込み、機械的な係合あるいは接着等の手段により固定されている。固定リング9は、グローブ3と支柱4との間を機械的・熱的に接合する機能を有している。
さらに、支柱4の一端に第1のフランジ部10が形成されている。第1のフランジ部10は、固定リング9で囲まれているとともに、支柱4の径方向に沿う内側に向けて張り出している。第1のフランジ部10および固定リング9は、互いに同一面の上に位置された第1の接合面11を有している。第1の接合面11は、LEDランプ1の中心軸線C1と直交する方向に広がるフラットな面であって、口金2の開口端と向かい合っている。
図1に示すように、円筒状の伝熱体12が口金2の内側に収容されている。伝熱体12は、例えばアルミニウム合金又は銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料で構成され、口金2の内側にねじ込むことで口金2と一体化されている。そのため、伝熱体12は口金12に熱的に接続された状態に保たれている。
伝熱体12は、口金2の開口端に位置された第2のフランジ部13を有している。第2のフランジ部13は、口金2の径方向に沿う内側に向けて張り出している。第2のフランジ部13は、第2の接合面14を有している。第2の接合面14は、LEDランプ1の中心軸線C1と直交する方向に広がるフラットな面であって、支柱4および固定リング9の第1の接合面11に突き合わされている。
本実施形態では、支柱4の第1のフランジ部10と伝熱体12の第2のフランジ部13との間が複数のねじ15を介して互いに同軸状に結合されている。このため、支柱4は、伝熱体12を介して口金2に連結されている。それとともに、第1のフランジ部10の第1の接合面11と第2のフランジ部13の第2の接合面14とが例えばサーマルグリスを介して全面的に接触し、支柱4と伝熱体12との間が熱的に接続された状態に保持されている。
さらに、支柱4と伝熱体12とが連結されたことにより、支柱4の内側から伝熱体12の内側に至る回路収容室16が形成されている。回路収容室16は、LEDランプ1の中心軸線C1に沿って延びる細長い筒状の空間で規定されている。
グローブ3の内部に位置された支柱4の先端は、円盤状の支持板17で塞がれている。支持板17は、例えばアルミニウム合金、銅合金のような金属材料、あるいは熱伝導性に優れたセラミックスで構成されている。支持板17は、LEDランプ1の中心軸線C1と直交する方向に広がるフラットな光源支持面18を有している。光源支持面18は、支柱4の反対側に位置されている。
なお、支持板17を支柱4の一端に一体に形成し、支持板17と支柱4とを一体構造物としてもよい。
発光モジュール5が光源支持面18の中央部に配置されている。発光モジュール5は、LEDランプ1の光源の一例であって、図2に示すように、基板20、複数のLED(Light-Emitting Diode)21、封止リング22および封止材23を主要な要素として備えている。
基板20は、支持板17の光源支持面18の上に例えば熱伝導シート、熱伝導性グリスあるいは熱伝導性接着剤を介して固定されている。LED21は、基板20の上にマトリクス状に配列されている。封止リング22は、LED21を取り囲むように基板20に接着されている。封止材23は、蛍光体粒子を含む透明又は半透明な樹脂材料で構成されている。封止材23は、LED21を覆うように封止リング22で囲まれた領域に充填されている。
発光モジュール5は、例えば白色光のような可視光を発する。一例として、波長450nmの青紫色光を発するLED21を採用する場合、青紫色光を吸収して波長560nm近傍の黄色光を発する蛍光体粒子を含む封止材23でLED21を覆うことが望ましい。これにより、LED21が発する青紫色光と蛍光体粒子が発する黄色光とが封止材23の内部で混じり合って白色光となる。白色光は、封止材23の表面から放射される。したがって、封止材23の表面は、面状に発光する円形の発光面24を構成している
発光モジュール5は、真っ直ぐな光軸O1を有している。光軸O1は、LEDランプ1の中心軸線C1と同軸であり、発光面24の中心又は中心の近傍を通って発光面24と直交する方向に延びている。発光面24から放射される光の配光分布は、光軸O1に対して対称に近い分布となる。
発光面24の形状は円形に限らず、例えば四角形のような任意な形状とすることができる。それとともに、例えば発光面24が中心に非発光部を有する円環形である場合は、光軸O1が位置する発光面24の中心は、発光面24の形状を規定する外円又は内円の中心であって、発光面24の上には存在しない。
図1に示すように、導光体6は、発光モジュール5の発光面24から放射された光をグローブ3の球状部3cの中心部に導く要素であって、例えばアクリル、ポリカーボネイト、シクロオレフィンポリマーあるいはガラスのような可視光が透過する透明な材料で構成されている。導光体6は、光軸O1と同軸状に配置されているとともに、光軸O1に対して回転対称となる形状を有している。
具体的に述べると、導光体6は、導光柱26と、光を散乱させる散乱体27と、を備えている。導光柱26は、ソリッドな円柱状の本体28と、本体28の先端を覆うキャップ29と、を含んでいる。本体28は、支柱4から遠ざかるように光軸O1に沿って同軸状に延びている。
本体28は、受光面28aおよび外周面28bを有している。受光面28aは、光軸O1と直交するフラットな面であり、導光柱26の一端で発光モジュール5の発光面24と向かい合っている。外周面28bは、受光面28aの外周縁から光軸O1を取り囲むように球状部3cの中心部に向けて延びている。
キャップ29は、本体28の先端に接合されている。本体28の先端は、受光面28aに対し光軸O1の軸方向に沿う反対側に位置されている。さらに、本体28の先端およびキャップ29は、互いに協働して球形の空洞30を構成している。空洞30は、グローブ3の球状部3cの中心部に位置されている。
散乱体27は、例えば粒径が1μm〜10μm程度の酸化チタンの粉末を透明レジンで封止した球状の要素であって、導光柱26の空洞30に収容されている。言い換えると、散乱体27は、本体28の先端にキャップ29を接合する際に、本体28の先端とキャップ29との間に介在させることで導光柱26と一体化されている。
散乱体27は、酸化チタンの粉末に限らない。例えば空洞30の内面をサンドブラストで粗らして光拡散性の粗面としたり、あるいは空洞30の内面に塗料を塗布することで構成してもよい。
本実施形態のLEDランプ1では、導光柱26の一端に円盤状のフランジ部32が形成されている。フランジ部32は、受光面28の周囲に張り出している。導光柱26のフランジ部32は、スペーサ33およびホルダ34を介して支柱4の先端に支持されている。
スペーサ33は、光源支持面18の外周部とフランジ部32の外周部との間に介在された筒状の要素である。スペーサ33は、発光モジュール5を取り囲んでいるとともに、発光モジュール5の発光面24よりもフランジ部32に向けて突出されている。
スペーサ33としては、例えばアルミニウム合金や銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料、セラミックス、又は耐熱性を有する合成樹脂材料を用いることができる。本実施形態の場合、スペーサ33は、支持板17に対し複数のねじで固定され、導光体6のフランジ部32に対しては接着剤で固定されている。
ホルダ34は、円筒状のホルダ本体35と、ホルダ本体35の一端に位置された端板36と、を備えている。ホルダ本体35は、支柱4の先端の外周部、支持板17、スペーサ33および導光柱26のフランジ部32を連続して取り囲んでいる。端板36は、導光体6のフランジ部32に重ね合わされている。導光柱26は、端板36の中央部に開けた通孔37を貫通している。
この結果、発光モジュール5が支持板17を介して支柱4に熱的に接続され、当該支柱4が発光モジュール5の熱を口金2に伝える熱伝導経路を構成している。さらに、支柱4の先端と導光柱26との間に発光モジュール5が位置され、発光モジュール5の発光面24と導光柱26の受光面28aとが互いに間隔を存して向かい合っている。
導光柱6と発光モジュール5との間に隙間を設けることで、発光モジュール5と導光柱6との熱膨張率の差による影響を回避することができる。さらに、隙間の分だけ高温となる発光モジュール5が導光柱6から遠ざかり、導光柱6の温度を発光モジュール5の温度以下にすることができる。
この構成により。導光柱6の材料として、例えばアクリルのような発光モジュール5の耐熱温度以下の材料を用いた場合、発光モジュール5により大きな電力を投入し、より大きな全光束を得ることが可能となる。
ホルダ34は、例えばポリカーボネイトのような耐熱性に優れた合成樹脂材料、又はアルミニウム合金や銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料で形成することができる。さらに、ホルダ34の外面又は内面の少なくともいずれか一方に白色塗料を塗布したり、研磨あるいは金属蒸着によりホルダ34の外面又は内面の少なくともいずれか一方を光沢面とすることで、ホルダ34の外面・内面での光の吸収を防ぐことができる。
電源回路7は、回路モジュールの一例である。電源回路7は、天井のソケットから印加される商用交流電圧を直流電圧に変換して発光モジュール4に供給する要素であって、動作中に発熱を伴う。
図1に示すように、電源回路7は、プリント配線板40と、プリント回路板40に実装された複数の回路素子41と、を備えている。複数の回路素子41は、例えばコンデンサやトランスのようにLED21よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aを含んでいる。電源回路7は、図示しないリード線を介して口金2および発光モジュール5に電気的に接続されている。
電源回路7は、回路収容室16に収容されている。回路収容室16は、支柱4の内側から口金2内の伝熱体12の内側にまで達しているので、電源回路7の一部は、支柱4の内側から伝熱体12の内側に入り込んでいる。
本実施形態のLEDランプ1では、支柱4の一部に回路収容室16から独立された収容領域43が形成されている。収容領域43は、中空の断熱部材44と、放熱部材48とで規定されている。
断熱部材44は、支柱4の外周面4aに部分的に開口された開口部45から支柱4の内側の回路収容室16に嵌め込まれている。放熱部材48は、開口部5を塞ぐように断熱部材44に保持されている。支柱4に開口部45を設けたことで、支柱4の熱伝導経路は開口部45を迂回している。そのため、断熱部材44と放熱部材48とで規定された収容領域43は、熱伝導経路を避けるように回路収容室16内で独立している。
断熱部材44は、例えば発光モジュール5よりも高い耐熱温度(100℃以上)を有し、しかも熱伝導率が0.3W/mK以下となる断熱性能を有する材料で形成することが望ましく、特にPC樹脂、PEEK樹脂およびABS樹脂のような耐熱温度が高い樹脂材料が好適する。
さらに、断熱部材44をアルミニウム、ステンレス、鉄あるいは前述の樹脂材料で形成し、当該断熱部材44に複数の孔や複数の凹凸を設けたり、断熱部材44の内部に空洞を設けてもよい。この構成によれば、孔、凹凸あるいは空洞によって規定される空間により断熱部材44の熱抵抗が金属素材や樹脂素材の場合よりも増加する。
加えて、断熱部材44がその他の部材と接する場合に、その他の部材の面に凹凸を設け、断熱部材44とその他の部材との間に隙間を設けてもよい。このようにすれば、断熱部材44に凹凸を設けた場合と同様の効果が得られる。
断熱部材44がその他の部材と対向する場合は、断熱部材44とその他の部材との間の間隔を維持するため、断熱部材44とその他の部材との間に金属、樹脂、シート、テープのような別部材としてのスペーサを介在させてもよい。このようにすれば、断熱部材44およびその他の部材に凹凸を設けた場合と同様の効果が得られる。
断熱部材44の表面や内面、および断熱部材44と対向するその他の部材の面を、例えば研磨、塗装、金属蒸着等の手段により光沢面としてもよい。このようにすれば、断熱部材44およびその他の部材からの熱の輻射が抑制されるとともに、断熱部材44の熱抵抗が増加する。
断熱部材44とその他の部材との間に規定される空間、および断熱部材44の内側の空間を減圧したり、当該空間に例えばアルゴン、ヘリウムのような熱伝導率が低い気体を封入してもよい。このようにすれば、前記空間の熱抵抗が増加する。
さらに、例えばグラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、炭化コルク、羊毛断熱材のような繊維系断熱材、ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリスチレンフォームのような発泡系断熱材、エアロゲル、煉瓦、コンクリートのようなその他の断熱材、エポキシ系の耐熱性接着剤あるいは高耐熱な塗料により断熱部材44を形成してもよい。加えて、前記したような各種の断熱材を組み合わせて断熱部材44を形成してもよく、断熱部材44の材質に特に制約はない。
放熱部材48としては、例えばアルミニウム合金や銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料、セラミックスを用いることができる。放熱部材48の外周面には、表面処理により形成したアルマイトや塗装等のような熱輻射性の高い層が設けられている。特に白色塗料のような可視光の吸収性が低い材料を用いることで、放熱部材48の外周面の上での光損失を小さくすることができる。
同様に、放熱部材48の外周面に例えば研磨あるいは金属蒸着等を施すことで、放熱部材48の外周面の上での光損失を小さく抑えることができる。
放熱部材48の外周面は、支柱4の外周面4aに連続するように円弧状に湾曲されている。放熱部材48を含む支柱4の外周面4aは、グローブ3のネック部3bから拡径部3eに至る領域の内面と向かい合っている。
図1に示すように、耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、電源回路7のプリント配線板40から分離されるとともに、専用のサブ基板46に実装されている。サブ基板46は、図示しないリード線又はコネクタを介してプリント配線板40に電気的に接続されている。
特定の回路素子41aは、サブ基板46と共に収容領域43に収容されている。言い換えると、回路素子41aおよびサブ基板46は、放熱部材48と向かい合う箇所を除き断熱部材44で包囲されているとともに、支柱4の熱伝導経路から熱的に切り離されている。さらに、回路素子41aは、耐熱性および電気絶縁性を有する合成樹脂(グリス、接着剤、両面テープ等)を介して放熱部材48に熱的に接続されている。
これにより、回路素子41aは、断熱部材44により発光モジュール5や電源回路7から断熱されるとともに、回路素子41a自身の熱を放熱部材48から支柱4の外に放熱することができる。
本実施形態では、支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間の媒質、例えば空気を媒体として支柱4とグローブ3との間および放熱部材48とグローブ3との間が熱的に接続されている。したがって、断熱部材44、放熱部材48およびグローブ3の内部の媒質は、互いに協働して耐熱温度が低い特定の回路素子41aの熱を、輻射と伝導もしくは伝達によりグローブ3に伝える放熱経路を構成している。
このような構成のLED電球1において、発光モジュール5に電源回路7から直流電圧が印加されると、複数のLED21が一斉に発光し、発光面24から白色光が放射される。白色光は、導光柱26の受光面28aから本体28の内部に入射される。本体28の内部に入射された白色光のうち、本体28の外周面28bに対する入射角が臨界角以上で外周面28bに向かう光は、全反射を繰り返しながら本体28の先端に到達する。本体28の先端に到達した白色光は、散乱体27に当たって拡散されるとともに、最終的に本体28の先端およびキャップ29を透過して全方位に拡散される。
言い換えると、散乱体27は、発光モジュール5の発光面24から放射された光を広範囲に拡散させる機能を果たす。この結果、図3に示すように、グローブ3の球状部3cの中心部に位置された散乱体27が光中心となって、ここから光が広範囲に亘って射出される。そのため、LEDランプ1の配光角θが広角となり、光の広がり方および光り方が白熱電球に近似した広配光なLEDランプ1となる。
さらに、導光柱26の存在により、発光モジュール5の発光面24から離れたグローブ3の球状部3cの中心部からグローブ3の外に向けて光を放射することができ、点灯中のLEDランプ1の外観が白熱電球に近づく。
なお、散乱体27およびキャップ29は必須の要素ではなく、空洞30の一部の内面にサンドブラストや塗装を施した円柱状の本体28のみで導光柱26を構成してもよい。
本実施形態では、図3に示すように、配光角θの中心Xを散乱体27の口金2の側の端部と光軸O1との交点としたが、配光角θの中心Xはこれに限らず、例えば散乱体27の任意な場所と光軸O1との交点としてもよい。さらに、光軸O1については、散乱体27と交わることができれば、光軸O1と散乱体27との位置関係に特に制約はない。
一方、LEDランプ1を点灯させると、発光モジュール5のLED21、蛍光体粒子および電源回路7が発熱する。発光モジュール5が発した熱の多くは、基板20から支柱4に伝わる。支柱4に伝わった熱の一部は、支柱4が規定する熱伝導経路を通じて伝熱体12に伝わるとともに、当該伝熱体12から口金2に伝わる。口金2に伝わった熱は、口金2からソケットを通じてLEDランプ1の外に放出される。
支柱4に伝わった熱の残りは、グローブ3内の空気を通じてグローブ3に伝わり、グローブ3の表面から周囲環境に放出される。
さらに、発光モジュール5の基板20に伝わった熱の一部は、スペーサ33およびホルダ34を通じて導光体6の導光柱26に伝わる。ホルダ34および導光柱26に伝わった熱は、各要素34,26の表面からの輻射と、伝導もしくは伝導によりグローブ3に伝わるとともに、グローブ3の表面から周囲環境に放出される。
本実施形態によると、支柱4、ホルダ34および導光柱26からグローブ3の内部に放出された熱は、グローブ3の内部の空気を暖める。そのため、図1に矢印Aで示すように、暖められた空気は、自然対流により導光柱26およびホルダ34の表面に沿って上昇する。上昇する空気は、支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間の隙間に導かれるとともに、グローブ3の内面に接することで冷却される。冷却された空気は、グローブ3の内面に沿って降下し、再び支柱4、ホルダ34および導光柱26の表面からの熱を受けて上昇に転じる。
このようなグローブ3の内部に生じる空気の循環により、支柱4、ホルダ34および導光柱26からグローブ3への熱伝導が促進され、発光モジュール5の放熱性が向上する。
電源回路7が発した熱は、支柱4の内側に充填された絶縁性の樹脂を介して支柱4および伝熱体12に伝わる。支柱4に伝わった電源回路7の熱の一部は、支柱4からグローブ3に伝わるとともに、グローブ3の表面から周囲環境に放出される。
支柱4に伝わった電源回路7の熱の残りは、伝熱体12に伝わる。伝熱体12に伝わった電源回路7の熱は、発光モジュール5からの熱と共に口金2からソケットを通じてLEDランプ1の外に放出される。
本実施形態では、電源回路7を構成する回路素子41のうち、LED21よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、電源回路7のプリント配線板40から分離されている。特定の回路素子41aは、断熱部材44で規定された支柱4の内部の収容領域43に収容され、支柱4の熱伝導経路から熱的に切り離されている。
そのため、支柱4が発光モジュール5の熱を口金2に伝える熱伝導経路を構成するにも拘らず、耐熱温度が低い特定の回路素子41aが発光モジュール5の熱影響を受けるのを可能な限り回避することができる。
言い換えると、支柱4に伝えられた発光モジュール5の熱は、断熱部材44で包囲された回路素子41aを迂回するように口金2の方向に移動し、回路素子41aと支柱4との間での熱の授受が制限されている。
したがって、支柱4を発光モジュール5の放熱経路として利用しつつ、支柱4の内側にLED21よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aを収容することができる。よって、電源回路7をLEDランプ1に内蔵して専用の外部電源ユニットを不要とすることができ、既存の白熱電球あるいは電球形蛍光ランプとの互換性が向上する。
さらに、発光モジュール5の熱を支柱4から口金2に積極的に伝えることができ、その分、より高出力のLED21を用いてLEDランプ1の全光束を増加させることができる。
加えて、本実施形態では、収容領域43がグローブ3の内部に露出された放熱部材48を有し、当該放熱部材48がグローブ3内の媒質、例えば空気と協働して放熱経路を構成している。このため、特定の回路素子41aが発した熱は、放熱経路を介してグローブ3に伝わるとともに、グローブ3の表面から周囲環境に放出される。
よって、特定の回路素子41aを発光モジュール5の放熱に寄与する熱伝導経路から熱的に切り離したにも拘らず、特定の回路素子41aの放熱性能を十分に確保することができる。
本実施形態のLEDランプ1では、
・支柱4のうち発光モジュール5と電源回路7に熱的に接続された箇所の表面積=第1の放熱面、
・特定の回路素子41aに熱的に接続された放熱部材48の外表面=第2の放熱面と定義し、
支柱4の全体の表面積をAall
前記第1の放熱面の表面積をAa
前記第2の放熱面の表面積をA
発光モジュール5もしくは電源回路7が耐熱温度上昇ΔTamaxとなる前記第1の放熱面の面積をAamax
特定の回路素子41aが耐熱温度上昇ΔTbmaxとなる前記第2の放熱面の面積をAbmax
発光モジュール5および電源回路7が発する熱量のうち第1の放熱面から放出すべき分をQa
特定の回路素子41aが発する熱量のうち第2の放熱面から放出すべき分をQbとした時、
amax+Abmax≧Aallとなるように発光モジュール5および電源回路7の発熱量を制限する。
この際、前記表面積をAaは、Aamax≦Aa≦Aall−Abmaxの範囲に含まれることが望ましい。
さらに、表面積Aamaxは、第1の放熱面とグローブ3との間の輻射・対流・伝導による熱抵抗Raと、発光モジュール5および電源回路7の発熱量Qaと、発光モジュール5および電源回路7の耐熱温度上昇ΔTamaxによって定まるAamax=Raa/ΔTamaxで表すことができる。
同様に、表面積Abmaxは、第2の放熱面とグローブ3との間の輻射・対流・伝導による熱抵抗Rbと、特定の回路素子41aの発熱量Qbと、特定の回路素子41aの耐熱温度上昇ΔTbmaxによって定まるAbmax=Rbb/ΔTbmaxで表すことができる。
このことから、発光モジュール5および電源回路7の熱をグローブ3に伝える支柱4の表面積と、回路素子41aの熱をグローブ3に伝える放熱部材48の外表面を、発光モジュール5、電源回路7および回路素子41aの発熱量・耐熱温度に見合った適切な値に設定することで、回路素子41aに対する発光モジュール5および電源回路7の熱影響を抑制しつつ、LEDランプ1の全光束を向上させることができる。
さらに、第1の実施形態において、
LED21および電源回路7の発熱量をQ
特定の回路素子41aの発熱量をQ
周囲環境からLED21および電源回路7までの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
LED21および電源回路7から回路素子41aまでの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
前記環境から回路素子41aまでの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
LED21もしくは電源回路7の温度をT
回路素子41aの温度をT
環境温度をTとすると、以下の式が成立する。
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
ここから、回路素子41aの温度Tは、
Figure 2016056047
となる。回路素子41aの耐熱温度をT2maxとすると、
Figure 2016056047
である必要がある。
このことから、断熱部材44の熱抵抗R2は、以下の式で制限される。
Figure 2016056047
断熱部材44の厚さをt、面積をA、熱伝導率をλとすると、厚さtは、
Figure 2016056047
で制限される。
ここでのtは支柱4の長さである。同様に、断熱部材44の厚さt、熱伝導率λが律則される場合は、断熱部材44の面積Aが以下の式で制限される。ここでのAは、回路素子41aの表面積である。
Figure 2016056047
断熱部材44の厚さt、面積Aが律則される場合は、熱伝導率λが以下の式で制限される。ここでのλは、断熱部材44の内部を真空引きした際の、空気、ヘリウム、アルゴン等の気体の熱伝導率である。
Figure 2016056047
これらの関係から、断熱部材44の熱抵抗R2は、以下の式で制限される。
Figure 2016056047
第1の実施形態では、光源としてCOB型の発光モジュールを採用したが、SMD(Surface Mount Device)型の発光モジュールあるいは砲弾型の発光モジュールを用いてもよい。
加えて、発光モジュールの数は一つに限らず、複数の発光モジュールを用いることができる。それとともに、LEDの配列および個数にしても第1の実施形態に特定されず、例えば一つのLEDをLEDランプの中心軸線上に配置してもよい。
第1の実施形態では、支柱4、固定リング9、伝熱体12および支持板17を互いに独立した別の要素で構成したが、複数の要素のうちの一部もしくは全ての要素を一体の構造物としてもよい。このようにすれば、複数の要素間の接合箇所に生じる熱抵抗を除去することが可能となり、LEDランプの放熱性能をより一層向上させることができる。
さらに、第1の実施形態では、固定リング9を用いてグローブ3を口金2に接続したが、例えばグローブ3のネック部3bの端部にねじ部を形成し、当該ねじ部を口金2にねじ込むようにしてもよい。
LEDランプは、一般電球形に限らず、例えばミニクリプトン電球形、ボール電球形、クリア電球形、ハロゲン電球形、ミゼットレフ電球形、ビーム電球形、シャンデリア球形に類似した形状としてもよい。
それとともに、第1の実施形態において、支柱の内部には電源回路以外にも、任意の組み合わせで任意のデバイスを配置してもよい。例えば、調色回路、調光回路、無線回路、一次電池、二次電池、ペルチェ素子、マイク、スピーカー、ラジオ、アンテナ、時計、超音波発生装置、カメラ、プロジェクター、液晶ディスプレイ、インターホン、火災報知機、警報機、ガス成分分析センサ、パーティクルカウンター、煙センサ、人感センサ、距離センサ、照度センサ、気圧センサ、磁力センサ、加速度センサ、温度センサ、湿度センサ、傾きセンサ、加速度センサ、GPS、ガイガーカウンター、換気扇、加湿器、除湿器、空気清浄器、消火剤、除菌剤、消臭剤、芳香剤、虫避け剤、アンテナ、CPU、メモリ、モーター、プロペラ、ファン、フィン、ポンプ、ヒートポンプ、ヒートパイプ、ワイヤ、掃除機、集塵フィルター、無線LANアクセスポイント、中継器、電磁シールド機能、無線給電送信機、無線給電受信機、光触媒、太陽電池などを含めることができる。
グローブ内の媒質は空気に限らず、例えばヘリウムのような熱伝導性が高い気体でもよく、当該加圧しても良い。さらに、気体に限らず、水、シリコングリス、フロロカーボンなどをグローブ内に封入しても良い。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係るLEDランプ1を開示している。
第2の実施形態は、支柱4とグローブ3との間を熱的に接続するための構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のLEDランプ1の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、熱伝導層60が支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間に介在されている。熱伝導層60としては、例えば樹脂材料や金属材料を用いることができる。特に熱伝導層60として透明な合成樹脂材料やガラスを用いれば、グローブ3との外見の親和性が向上する。熱伝導層60は、支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間の隙間なく密に充填されて、支柱4とグローブ3との間を熱的に接続している。
熱伝導層60を樹脂材料で構成する場合、当該樹脂材料は、充填時に流動性を有しており、充填後に加熱又は乾燥により固化される。当該樹脂材料は、必ずしも固化させる必要はなく、支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間から流出しない状態を維持できれば、適度の粘性を有していてもよい。
さらに、樹脂材料は、光を散乱・拡散させる粒子を含んでいてもよい。このようにすれば、熱伝導層60の存在により支柱4がLEDランプ1の外から見え難くなり、LEDランプ1の外観が良好となる。
加えて、樹脂材料に熱伝導フィラーを含有させることで、熱伝導層60の熱伝導性をさらに高めるようにしてもよい。
第2の実施形態によれば、支柱4に伝えられた発光モジュール5の熱および電源回路7の熱を、熱伝導層60を介して効率よくグローブ3に伝えることができる。さらに、熱伝導層60は、特定の回路素子41aを収容した断熱部材44の放熱部48にも接しているので、特定の回路素子41aの熱を熱伝導層60からグローブ3に効率よく伝えることができる。
加えて、熱伝導層60の内部に前記断熱部材44に連続する新たな断熱層を設けてもよい。このようにすれば、周囲環境に至るまでの断熱性が向上し、発光モジュール5や電源回路7と、特定の回路素子41aとの間の温度差がさらに向上する。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態に係るLEDランプ1を開示している。
第3の実施形態は、支柱4と口金2との間を熱的に接続するための構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のLEDランプ1の構成は、基本的に第1の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、支柱4は、口金2の内側に一体的に延長された延長部70を有している。延長部70は、中空の円筒状であり、口金2の内側にねじ込むことで口金2に熱的に接続されている。したがって、第3の実施形態では、支柱4が第1の実施形態の伝熱体12としての機能を兼ね備えている。
第3の実施形態によれば、支柱4が口金2に直に熱接続され、支柱4から口金2に至る熱伝導経路から熱抵抗を増やす要因となる継ぎ目が排除されている。そのため、第1の実施形態との比較において、支柱4から口金2に至る熱伝導経路の熱抵抗を小さく抑えることができ、発光モジュール5の熱および電源回路7の熱を口金2に効率よく伝えることができる。
さらに、支柱4そのものが第1の実施形態の伝熱体12の機能を兼用するので、専用の伝熱体12および伝熱体12と支柱4とを連結するねじ15が不要となる。このため、LEDランプ1の部品点数を削減できるとともに、LEDランプ1の組み立て時の作業性が向上し、LEDランプ1の製造コストの低減に寄与する。
第3の実施形態では、グローブ3の内部の空気層を利用して支柱4の熱および特定の回路素子41aの熱をグローブ3に伝えているが、支柱4の外周面4aとグローブ3の内面との間に第2の実施形態と同様の合成樹脂材料を充填してもよい。
[第4の実施形態]
図6は、第4の実施形態に係るLEDランプ1を開示している。
第4の実施形態は、主に特定の回路素子41aに対する発光モジュール5の熱影響を抑えるための構成が第1の実施形態と相違している。それ以外のLEDランプ1の構成は、基本的に第1の実施形態と同様である。そのため、第4の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、第4の実施形態では、グローブ3の肉厚tが第1の実施形態のグローブ3よりも厚くなっている。さらに、グローブ3のネック部3bは、内径が一定に保たれたストレート部81を有している。ストレート部81は、LEDランプ1の中心軸線C1の軸方向に沿う一定の範囲に亘っている。グローブ3の肉厚tは、開口3aを規定するネック部3bの一端が最も薄く、開口3aから球状部3cの方向に向けて肉厚tが連続的に増加している。
支柱4は、グローブ3の開口3aからストレート部81の内側に嵌め込まれている。そのため、本実施形態では、支柱4の外周面4a、ホルダ本体35の外周面および導光体6のフランジ部32の外周面がストレート部81の内面に連続的に接している。
さらに、支柱4は、口金2の内側に一体的に延長された延長部82を有している。延長部82は、中空の円筒状であり、口金2の内側にねじ込むことで口金2に熱的に接続されている。
図6に示すように、電源回路7の中でLED21よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、電源回路7のプリント配線板40から分離されるとともに、専用のサブ基板85の上に実装されている。サブ基板85は、ホルダ34の端板36の上に例えばねじ止めあるいは接着等の手段で固定されている。さらに、サブ基板85は、図示しないリード線を介してプリント配線板40に電気的に接続されている。
この結果、特定の回路素子41aは、導光柱26の根本の周囲に位置されるとともに、導光柱26とグローブ3のストレート部81との間の隙間に入り込んでいる。さらに、口金2を上向きにした鉛直姿勢でLEDランプ1を点灯させた時に、特定の回路素子41aは、図6に示すLEDランプ1の配光角θを外れた位置でグローブ3の内側に収容されている。
ホルダ34の端板36に対する発光モジュール5の熱影響が無視できない程度に大きい場合は、サブ基板85と端板36との間に断熱層を介在させ、発光モジュール5から特定の回路素子41aに伝わろうとする熱を遮断するとよい。
第4の実施形態によれば、LED21よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、支柱4の内側の電源回路7から分離されて、グローブ3の内側に収容されている。そのため、支柱4が発光モジュール5の熱を口金2に伝える主要な熱伝導経路を構成するにも拘らず、耐熱温度が低い特定の回路素子41aが発光モジュール5の熱影響を受けるのを可能な限り回避することができる。
しかも、特定の回路素子41aは、LEDランプ1の配光角θを外れた位置でグローブ3の内側に収容されているので、導光柱26から放射された光の一部が回路素子41aによって遮られずに済む。そのため、LEDランプ1を点灯させた時に、グローブ3の表面に特定の回路素子41aの影が浮き出ることはなく、グローブ3の内側に特定の回路素子41aを収容したにも拘らず、LEDランプ1の配光特性に悪影響が生じるのを防止できる。
第4の実施形態によると、発光モジュール5および電源回路7の熱を受ける支柱4の外周面4aがグローブ3のストレート部81の内面に直に接している。このため、支柱4に伝わった発光モジュール5および電源回路7の熱を支柱4からグローブ3に直接伝えて、グローブ3の表面からLEDランプ1の外に放出できる。よって、支柱4とグローブ3との間で熱の授受を効率よく行うことができ、発光モジュール5および電源回路7の放熱性能が良好となる。
第4の実施形態においては、支柱4の表面を光沢面としたり、あるいは支柱4の外周面4aとグローブ3との間に光の波長程度の空気層を設けることが望ましい。このようにすれば、支柱4の外周面4aの上での光の吸収を防ぐことができるとともに、支柱4がLEDランプ1の外から目立たなくなり、LEDランプ1の外観が向上する。
第4の実施形態では、グローブ3の肉厚tが第1の実施形態のグローブ3よりも厚く形成されているとともに、グローブ3のネック部3bがストレート部81を有しているが、グローブ3の形状はこれに限定されない。
例えばグローブ3がストレート部81を有していなければ、支柱4の外周面4aとグローブ3との間の熱抵抗は増加するが、グローブ3の製造性が向上するとともにグロ−ブ3の軽量化が可能となる。一方、ストレート部81を有するグローブ3の肉厚tが第1の実施形態と同様に薄い場合は、グローブ3自体の緯度方向の熱抵抗が増加し、グローブ3の頂部3dに熱が伝わり難くなるが、グローブ3の製造性が向上するとともにグローブ3がより軽くなる。
[第5の実施形態]
図7および図8は、第5の実施形態に係るLEDランプ1を開示している。
第5の実施形態は、主に特定の回路素子41aに対する発光モジュール5の熱影響を抑えるための構成が第4の実施形態と相違している。それ以外のLEDランプ1の構成は、基本的に第4の実施形態と同様である。そのため、第5の実施形態において、第4の実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、COB型の発光モジュール5の代わりに、複数のSMD(Surface Mount Device)型の発光モジュール90を採用している。各発光モジュール90は、基板91と、基板91の上に実装されたパッケージ92とで構成されている。パッケージ92は、例えば光拡散材および蛍光体を含む封止樹脂で封止された少なくとも一つのLED93を有している。図8に示すように、複数の発光モジュール90は、例えば光軸O1を取り囲むように支持板17の光源支持面18の上に互いに間隔を存して配列されている。
導光体6は、導光柱95と、光を散乱させる散乱体96と、を備えている。導光柱95は、中空の円筒状の本体97と、本体97の先端を覆うキャップ98と、を含んでいる。本体97は、支柱4から遠ざかるように光軸O1に沿って同軸状に延びている。本体97の内側に形成された空間99は、本体97の一端で光源支持面18に向けて開口されている。
さらに、本体97は、受光面97a、外周面97bおよび先端部97cを有している。受光面97aは、光軸O1を同軸状に取り囲むリング形であり、複数の発光モジュール90と向かい合っている。外周面97bは、受光面97aの外周縁から光軸O1を取り囲むようにグローブ3の球状部3cの中心部に向けて延びている。
先端部97cは、受光面97aに対し光軸O1の軸方向に沿う反対側に位置されている。先端部97cは、グローブ3の球状部3cの中心部に位置されるとともに、グローブ3の頂部3dに向けて突出する半球形の形状を有している。
キャップ98は、本体97と同じ材質であり、本体97の先端部97cを覆うように本体97に接着剤を用いて接合されている。キャップ98と本体97の先端部97cとの間に半球形の空洞100が形成されている。空洞100は、グローブ3の球状部3cの中心部に位置されている。
散乱体96は、例えば粒径が1μm〜10μm程度の酸化チタンの粉末を透明レジンで封止した半球状の要素であって、導光柱95の空洞100に充填されている。言い換えると、散乱体96は、本体97の先端部97cにキャップ98を接合する際に、先端部97cとキャップ98との間に介在させることで導光柱95と一体化されている。
散乱体96は、酸化チタンの粉末に限らない。例えば、空洞100の内面をサンドブラストで粗らして光拡散性の粗面としたり、あるいは空洞100の内面に塗料を塗布することで構成してもよい。
さらに、散乱体96およびキャップ98は必須の要素ではなく、例えば先端部97cの表面にサンドブラストや塗装を施した本体97のみで導光柱95を構成してもよい。
図7に示すように、導光柱95の一端に円盤状のフランジ部101が形成されている。フランジ部101は、受光面97aの周囲に張り出している。フランジ部101は、支持板17と共にスペーサ33およびホルダ34を介して支柱4の先端に支持されている。支柱4およびホルダ34のホルダ本体35の外周面は、前記第4の実施形態と同様にグローブ3のストレート部81の内面に直に接している。
電源回路7の中でLED93よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、電源回路7のプリント配線板40から分離されるとともに、専用のサブ基板103の上に実装されている。サブ基板103は、図示しないリード線を介してプリント配線板40に電気的に接続されている。特定の回路素子41aおよびサブ基板103は、断熱部材104で包囲されている。
断熱部材104は、前記第1の実施形態と同様の材料で構成され、例えばLED93よりも高い耐熱温度(100℃以上)を有し、しかも熱伝導率が0.3W/mK以下となる断熱性能を有している。
特定の回路素子41aおよびサブ基板103を包囲した断熱部材104は、導光柱95の一端の開口から導光柱95の内側の空間99に挿入されている。断熱部材104は、導光柱95の軸方向に沿う中間部に位置され、発光モジュール90が実装された支持板17の光源支持面18から導光柱95の軸方向に距離Lだけ離れている。距離Lの好ましい値は、以下の式から導くことができる。
LED93および電源回路7の発熱量をQ
特定の回路素子41aの発熱量をQ
周囲環境からLED93および電源回路7までの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
LED93および電源回路7から回路素子41aまでの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
前記周囲環境から回路素子41aまでの熱抵抗をR、そこを流れる熱量をq
LED93もしくは電源回路7の温度をT
回路素子41aの温度をT
環境温度をTとすると、以下の式が成立する。
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
Figure 2016056047
ここから、回路素子41aの温度Tは、
Figure 2016056047
となる。回路素子41aの耐熱温度をT2maxとすると、
Figure 2016056047
である必要がある。
このことから、断熱部材104の熱抵抗R2は、以下の式で制限される。
Figure 2016056047
断熱部材104の厚さをt、面積をA、熱伝導率をλとすると、厚さtは、
Figure 2016056047
で制限される。
ここでのtは支柱4の長さである。同様に、断熱部材104の厚さt、熱伝導率λが律則される場合は、断熱部材104の面積Aが以下の式で制限される。ここでのAは回路素子41aの表面積である。
Figure 2016056047
断熱部材104の厚さt、面積Aが律則される場合は、熱伝導率λが以下の式で制限される。ここでのλは、断熱部材104の内部を真空引きした際の、空気、ヘリウム、アルゴン等の気体の熱伝導率である。
Figure 2016056047
これらの関係から、断熱部材104の熱抵抗R2は、以下の式で制限される。
Figure 2016056047
第5の実施形態によると、LED93よりも耐熱温度が低い特定の回路素子41aは、支柱4の内側の電源回路7から分離されて、光の通路となる導光柱95の内側に収容されている。そのため、電源回路7を収容した支柱4が発光モジュール90の熱を口金2に伝える主要な熱伝導経路を構成するにも拘らず、耐熱温度が低い特定の回路素子41aが熱伝導経路から熱的に切り離された状態に維持される。
よって、特定の回路素子41aが発光モジュール90の熱影響を受けるのを可能な限り回避することができ、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第5の実施形態では、発光モジュール90および電源回路7の熱を受ける支柱4の外周面4aがグローブ3のストレート部81の内面に接している。このため、支柱4に伝わった発光モジュール90および電源回路7の熱を支柱4からグローブ3に直接伝えて、グローブ3の表面からLEDランプ1の外に放出できる。
したがって、支柱4とグローブ3との間で熱の授受を効率よく行うことができ、発光モジュール90および電源回路7の放熱性能が良好となる。
第5の実施形態においては、導光柱95の内側に収容された断熱部材104の表面を光沢面としたり、あるいは導光柱95と断熱部材104との間に光の波長程度の空気層を設けることが望ましい。このようにすれば、断熱部材104の表面での光の吸収を防ぐことができる。
さらに、第5の実施形態では、特定の回路素子41aをサブ基板103と共に断熱部材104で包囲したが、当該断熱部材104を省略してもよい。断熱部材104を省略した場合は、導光柱95が回路素子104aを発光モジュール90および電源回路7から熱的に切り離す断熱層としての機能を兼用することになる。
加えて、回路素子41aの全体を断熱部材104で取り囲まずに、断熱部材104の一部を例えばアルミニウム合金や銅合金のような熱伝導性に優れた金属材料、セラミックスに置き換えてもよい。このようにすれば、回路素子41aの放熱性を確保できる。
2…電源接続部(口金)、3…グローブ、4…支柱、5,90…光源(発光モジュール)、7…回路モジュール(電源回路)、21,93…LED、41…回路素子、41a…特定の回路素子、43…収容領域、99…空間。

Claims (24)

  1. 中空のグローブと、
    前記グローブの内部に収容され、少なくとも一つのLEDを有する光源と、
    前記グローブの一端側に設けられた電源接続部と、
    前記グローブの前記一端から前記グローブの内部に進出し、前記グローブの内部で前記光源を支持するとともに、前記LEDが発した熱を前記電源接続部に伝える熱伝導経路を構成する中空の支柱と、
    前記支柱の内側に収容され、複数の回路素子を有するとともに前記電源接続部に電気的に接続された回路モジュールと、を含み、
    前記支柱は、前記熱伝導経路を避けるように独立された収容領域を有し、前記回路モジュールを構成する前記複数の回路素子の中で耐熱温度が低い特定の回路素子が前記回路モジュールから分離されて前記収容領域に配置された照明装置。
  2. 前記支柱の前記収容領域は、前記特定の回路素子を包囲する断熱部材と放熱部材とで規定され、前記断熱部材が前記支柱の内部に収容された請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記支柱は、前記グローブで覆われた外周面を含み、前記支柱の前記収容領域は、前記支柱の前記外周面に開口された開口部を有し、前記放熱部材が前記開口部から前記支柱の外に露出された請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記放熱部材と前記グローブの内面との間に熱伝導層が設けられた請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記放熱部材および前記熱伝導層は、互いに協働して前記特定の回路素子の熱を前記グローブに伝える放熱経路を構成する請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記電源接続部の内側に収容され、前記電源接続部と前記支柱との間を熱的に接続する中空の伝熱体をさらに備えた請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記伝熱体は、前記支柱に同軸状に連通するとともに、前記回路モジュールの一部が前記支柱の内側から前記伝熱体の内側に入り込んだ請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記伝熱体が前記支柱と一体に形成された請求項6又は請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記グローブの内部に設けられ、前記光源が発する光が入射されるとともに当該光を前記支柱から遠ざかる方向に導く導光体をさらに備えた請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 前記光源は、前記支柱と前記導光体との間に配置されるとともに、前記支柱の軸方向に延びる光軸を有し、当該光軸の上に前記導光体が同軸状に位置された請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記導光体は、前記支柱の反対側に位置された先端部を有し、当該先端部に前記導光体を伝わる前記光源の光を散乱させる散乱体が設けられた請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記グローブは、前記光軸に沿って前記電源接続部から遠ざかるに従い口径が増加された球状部を有し、当該球状部の中心部に前記導光体の前記先端部が位置された請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記支柱のうち前記光源および前記回路モジュールに熱的に接続された箇所の表面積を第1の放熱面、前記特定の回路素子に熱的に接続された前記放熱部材の外表面を第2の放熱面とするとともに、
    前記支柱の全体の表面積をAall
    前記第1の放熱面の表面積をAa
    前記第2の放熱面の表面積をA
    前記光源もしくは前記回路モジュールが耐熱温度上昇ΔTamaxとなる前記第1の放熱面の面積をAamax
    前記特定の回路素子が耐熱温度上昇ΔTbmaxとなる前記第2の放熱面の面積をAbmax
    前記光源および前記回路モジュールが発する熱量のうち前記第1の放熱面から放出すべき分をQa
    前記特定の回路素子が発する熱量のうち前記第2の放熱面から放出すべき分をQbとした時、
    amax+Abmax≧Aallとなるように前記光源および前記回路モジュールの発熱量を制限し、
    前記表面積Aaは、Aamax≦Aa≦Aall−Abmaxの範囲に含まれ、
    前記表面積Aamaxは、前記第1の放熱面と前記グローブとの間の輻射・対流・伝導による熱抵抗Raと、前記光源および前記回路モジュールの発熱量Qaと、前記光源および前記回路モジュールの耐熱温度上昇ΔTamaxによって定まるAamax=Raa/ΔTamaxを満たし、
    前記表面積Abmaxは、前記第2の放熱面と前記グローブとの間の輻射・対流・伝導による熱抵抗Rbと、前記特定の回路素子の発熱量Qbと、前記特定の回路素子の耐熱温度上昇ΔTbmaxによって定まるAbmax=Rbb/ΔTbmaxを満たす請求項3に記載の照明装置。
  14. 中空のグローブと、
    前記グローブの内部に収容され、少なくとも一つのLEDを有する光源と、
    前記グローブの一端側に設けられた電源接続部と、
    前記グローブの一端から前記グローブの内部に進出し、前記グローブの内部で前記光源を支持するとともに、前記LEDが発した熱を前記電源接続部に伝える熱伝導経路を構成する中空の支柱と、
    前記グローブの内部に設けられ、前記光源が発する光が入射されるとともに当該光を前記支柱から遠ざかる方向に導く導光体と、
    前記支柱の内側に収容され、複数の回路素子を有するとともに前記電源接続部に電気的に接続された回路モジュールと、を含み、
    前記回路モジュールを構成する前記複数の回路素子の中で耐熱温度が低い特定の回路素子は、前記回路モジュールから分離されるとともに、前記電源接続部を上向きにした鉛直姿勢で前記光源を点灯させた時に規定される配光角を外れた位置で前記導光体の周囲に設けられた照明装置。
  15. 前記特定の回路素子は、前記導光体の外周面と前記グローブの内面との間の隙間に配置された請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記光源は、前記支柱と前記導光体との間に配置されるとともに、前記支柱の軸方向に延びる光軸を有し、当該光軸の上に前記導光体が同軸状に位置された請求項14又は請求項15に記載の照明装置。
  17. 前記導光体は、
    前記光軸の上で前記光源と対向し合う受光面と、
    前記光軸に沿って前記グローブの内部に突出され、前記受光面に入射された光を前記支柱から遠ざかる方向に導く導光柱と、
    前記導光柱の先端部に設けられ、前記柱部に導かれた光を散乱させる散乱体と、を含み、
    前記特定の回路素子は、前記導光体の前記受光面の周囲に配置された請求項16に記載の照明装置。
  18. 前記電源接続部の内側に収容され、前記電源接続部と前記支柱との間を熱的に接続する中空の伝熱体をさらに備えた請求項14ないし請求項17のいずれか一項に記載の照明装置。
  19. 前記伝熱体は、前記支柱に同軸状に連通するとともに、前記回路モジュールの一部が前記支柱の内側から前記伝熱体の内側に入り込んだ請求項18に記載の照明装置。
  20. 前記支柱の外周面が前記グローブの内面に接触された請求項14ないし請求項19のいずれか一項に記載の照明装置。
  21. 中空のグローブと、
    前記グローブの内部に収容され、少なくとも一つのLEDを有する光源と、
    前記グローブの一端側に設けられた電源接続部と、
    前記グローブの一端から前記グローブの内部に進出し、前記グローブの内部で前記光源を支持するとともに、前記LEDが発した熱を前記電源接続部に伝える熱伝導経路を構成する中空の支柱と、
    前記グローブの内部に設けられ、前記光源が発する光が入射されるとともに当該光を前記支柱から遠ざかる方向に導く中空の導光体と、
    前記支柱の内側に収容され、複数の回路素子を有するとともに前記電源接続部に電気的に接続された回路モジュールと、を含み、
    前記回路モジュールを構成する前記複数の回路素子の中で耐熱温度が低い特定の回路素子は、前記回路モジュールから分離されるとともに、前記導光体の内側の空間に収容された照明装置。
  22. 前記電源接続部の内側に収容され、前記電源接続部と前記支柱との間を熱的に接続する中空の伝熱体をさらに備えた請求項21に記載の照明装置。
  23. 前記伝熱体は、前記支柱に同軸状に連通するとともに、前記回路モジュールの一部が前記支柱の内側から前記伝熱体の内側に入り込んだ請求項22に記載の照明装置。
  24. 前記支柱の外周面が前記グローブの内面に接触された請求項21ないし請求項23のいずれか一項に記載の照明装置。
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