JPWO2016047170A1 - 呼気診断装置 - Google Patents

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Abstract

実施形態によれば呼気診断装置は、セル部と、光源部と、検出部と、制御部と、を含む。セル部は、第1、第2物質を含む試料気体が導入される空間を含む。光源部は、空間に光を入射させる。検出部は、試料気体が導入されている空間を通過した光の強度を検出する。制御部は、第1動作時に、光源部に、光の波長を、第1物質の光吸収の第1ピークの第1波長と、第2物質の光吸収の第2ピークの第2波長と、を含む波長帯内で変化させ、検出部で検出された結果に基づいて、試料気体に含まれる物質の量の比を算出する。制御部は、第2動作時に、光源部に、光の波長を第3波長とさせ、検出部で検出された結果に基づいて、物質の量の時間的な変化を検出する。

Description

本発明の実施形態は、呼気診断装置に関する。
呼気診断装置においては、呼気のガスを測定する。この測定結果より、病気の予防や早期発見が容易になる。呼気診断装置において、高精度の測定結果を得ることが望まれる。
特開2003−232732号公報
本発明の実施形態は、高精度の呼気診断装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、呼気診断装置は、セル部と、光源部と、検出部と、制御部と、を含む。前記セル部は、第1物質と、前記第1物質とは異なる第2物質と、を含む試料気体が導入される空間を含む。前記光源部は、前記空間に光を入射させる。前記検出部は、前記試料気体が導入されている前記空間を通過した前記光の強度を検出する。前記制御部は、第1動作時に、前記光源部に、前記光の波長を、前記第1物質の光吸収の第1ピークの第1波長と、前記第1波長とは異なり前記第2物質の光吸収の第2ピークの第2波長と、を含む波長帯内で変化させ、前記検出部で検出された前記第1波長の前記光の強度の検出結果及び前記第2波長の前記光の強度の検出結果に基づいて、前記試料気体に含まれる前記第2物質の量の、前記試料気体に含まれる前記第1物質の量に対する比を算出する。前記制御部は、第2動作時に、前記光源部に、前記光の波長を第3波長とさせ、前記検出部で検出された前記第3波長の前記光の強度の検出結果に基づいて、前記第1物質及び前記第2物質の少なくともいずれかの量の時間的な変化を検出する。
第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、二酸化炭素の特性を例示するグラフ図である。 第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る呼気診断装置の動作を例示する模式図である。 第2の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。 図8(a)〜図8(c)は、実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
図1に表したように、本実施形態に係る呼気診断装置110は、セル部20と、光源部30と、検出部40と、制御部45と、を含む。
セル部20には、試料気体50が導入される。すなわち、セル部20に設けられる空間23sに試料気体50が導入される。試料気体50には、第1物質51と、第2物質52と、が含まれる。第2物質52は、第1物質51とは異なる。
試料気体50には、呼気50aが含まれる。呼気50aは、例えば、ヒトを含む動物の呼気である。呼気50aには、12Cを含む二酸化炭素(12CO)と、13Cを含む二酸化炭素(13CO)と、が含まれる。これらの二酸化炭素に酸素の同位体が含まれても良い。
第1物質51は、12Cを含む二酸化炭素(12CO)である。第2物質52は、13Cを含む二酸化炭素(13CO)である。実施形態は、これに限らず、第1物質51及び第2物質52が、他の物質でも良い。以下では、第1物質51が12Cを含む二酸化炭素(12CO)であり、第2物質52が13Cを含む二酸化炭素(13CO)である場合について説明する。
呼気50aに含まれる二酸化炭素において、炭素の同位体(12CO及び13CO)における比率と、ヒトの健康状態と、の間に関連がある。ヒトが、13Cを濃縮した標識化合物(13C標識化合物)を飲むことで、そのヒトの健康状態を診断することができる。例えば、ヒトが、13C標識化合物として、13C−尿素を飲む。このとき、ピロリ菌があると、13COの相対的な量が多くなる。一方、例えば、ヒトが、13C標識化合物として13C−acetateを飲む。このときの呼気50aを評価することで、胃排出能について診断することができる。13C−acetateを飲んだ場合において、胃排出能と、13COの相対的な量と、に関連がある。
後述するように、第1物質51(12CO)の光吸収は、第1波長において、第1ピークを有する。第2物質52(13CO)の光吸収は、第2波長において、第2ピークを有する。これらの2つのピークの波長に対応した波長の光を用いることで、第1物質51及び第2物質52の量(相対的な比率)が検出できる。
光源部30は、空間23sに光(測定光30L)を入射させる。光源部30は、その光(測定光30L)の波長を、変化させることができる。後述するように、波長の変化は、特定の波長帯において行われる。この波長帯は、第1物質51の光吸収の第1ピークの第1波長と、第2物質52の光吸収の第2ピークの第2波長とを含む。
この例では、光源部30は、発光部30aと、駆動部30bと、を含む。駆動部30bは、発光部30aに電気的に接続される。駆動部30bは、発光部30aに、発光のための電力を供給する。後述するように、発光部30aとして、例えば分布帰還型(DFB型)量子カスケードレーザが用いられる。発光部30aとして、インターバンドカスケードレーザ(ICL)を用いても良い。発光部30aの例については、後述する。
測定光30Lは、セル部20の空間23sを通過する。測定光30Lの一部が、試料気体50に含まれる物質(第1物質51及び第2物質52)により吸収される。測定光30Lのうちの、これらの物質に特有の波長の成分が吸収される。吸収の程度は、物質の濃度に依存する。
検出部40は、例えば、空間23sに試料気体50が導入された状態において空間23sを通過した測定光30Lを検出する。検出部40は、空間23sを通過した光(測定光30L)の強度を検出する。検出部40には、赤外領域に感度を有する検出素子41が用いられる。検出素子41には、例えばサーモパイルまたは半導体センサ素子(例えばInAsSb)などが用いられる。検出部40は、検出素子41から出力される信号を処理する回路部42が設けられても良い。実施形態において、検出部40は任意である。
検出部40において、空間23sに試料気体50が導入されているときの光の強度に加えて、空間23sに試料気体50が導入されていないときの光強度の強度も検出する。後者は、検出における参照値として用いられる。そして、例えば、このような検出を複数回実施する。すなわち、検出部40は、試料気体50が導入されている空間23sを通過した光(測定光30L)の強度の第1検出と、試料気体50が導入されていない空間23sを通過した光(測定光30L)の強度の第2検出と、を含む動作を複数回実施する。
制御部45は、複数回の上記の動作によって得られる結果に基づいて、試料気体50中における第1物質51の量に対する第2物質52の量の比を算出する。すなわち、複数回の上記の動作によって得られる複数の第1検出の結果と、複数回の上記の動作によって得られる複数の第2検出の結果と、に基づいて、第1物質51の量に対する第2物質52の量の比を算出する。これにより、呼気診断装置110において、呼気50a(試料気体50)中に含まれる第2物質52の量が特定でき、高精度の診断ができる。
このとき、呼吸において、吸い込みと、吐き出しと、が繰り返される。この繰り返しは、1分間に約20回の頻度で繰り返される。呼気の測定のタイミングによっては、試料気体50中に、呼気50aだけではなく、大量の空気が含まれる場合がある。このような場合においては、正確な測定が困難になる。このため、試料気体50に対する呼気50aの量の比率が高い状態で、測定を行うことが好ましい。
例えば、試料気体50中に含まれる目的とする物質(例えば二酸化炭素)の量(比率)の時間変化をモニタし、その量(比率)が基準値を超えたときに、上記の第1検出及び第2検出を開始する。これにより、試料気体50に対する呼気50aの量の比率が高い状態で、測定が行われ、高精度の診断が可能になる。
このようなモニタを、呼気診断装置110で行うことができる。すなわち、制御部45は、第1動作と、第2動作と、を実施可能である。第1動作では、上記の第1検出及び第2検出を実施し、第1物質51の量に対する第2物質52の量の比を算出する。一方、第2動作では、目的とする物質(例えば二酸化炭素)の量(比率)の時間変化をモニタする動作である。そして、このモニタの結果に基づいて、第1動作を開始する。
例えば、セル部20の流入口に第1弁V1が設けられ、セル部20の流出口に第2弁V2が設けられる。第2動作においては、これらのバルブが開状態とする。これにより、第2動作においては、試料気体50が、セル部20に流れ込み、試料気体50中に含まれる目的とする物質(例えば二酸化炭素)の量(比率)の時間変化がモニタされる。一方、第1動作においては、これらのバルブは閉状態とされる。これにより、セル部20中において、試料気体50の流れが無くなり、セル部20中の気流の状態が安定する。これにより、第1動作において、高精度の測定が安定して実施できる。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
これらの図は、第1動作OP1の例を示している。
図2(a)は、光源部30から出射する測定光30Lの波長の変化の例を示している。図2(b)は、検出部40において検出される信号の変化の例を示している。これらの図において、横軸は時間tである。図2(a)の縦軸は、波長λである。図2(b)の縦軸は、信号の強度Sgである。
これらの図に示すように、参照データ測定期間Pr1と、試料データ測定期間Ps1と、が設けられる。参照データ測定期間Pr1においては、空間23sに試料気体50が導入されていない。試料データ測定期間Ps1は、空間23sに試料気体50が導入されている。
参照データ測定期間Pr1において、光源部30から出射する測定光30Lの波長が変化される。波長の変化は、特定の波長帯WL内で行われる。この波長帯WLは、第1物質51の吸収のピークに対応する第1波長λ1と、第2物質52の吸収のピークに対応する第2波長λ2と、を含む。波長帯WLは、例えば、4.3573μm〜4.3535μmである。波長帯WLのうちの最長の波長λmaxと、最短の波長λminと、の差は、例えば、例えば、0.0038マイクロメートル程度である。例えば、差は、0.003793904マイクロメートルである。
測定光30Lの波長の変化は、複数回繰り返して行われる。この測定光30Lの強度が、検出部40により検出される。検出部40において、信号の強度Sgが、複数回検出される。
試料データ測定期間Ps1においては、空間23sに試料気体50が導入されており、測定光30Lの一部が、第1物質51及び第2物質52によって吸収される。例えば、第1物質51の吸収のピークに対応する第1波長λ1において、信号の強度Sgが低くなる。例えば、第2物質52の吸収のピークに対応する第2波長λ2において、信号の強度Sgが低くなる。
参照データ測定期間Pr1における信号の強度Sg(参照強度)と、試料データ測定期間Ps1における信号の強度Sg(試料強度)と、を比較することで、第1物質51の量に対応した値、及び、第2物質52の量に対応した値が得られる。例えば、参照強度に対する、試料強度の比を求める。例えば、参照強度と試料強度との差を求める。これにより、第1物質51の量に対応した値、及び、第2物質52の量に対応した値が得られる。第1物質51の量に対する第2物質52の量の比が得られる。
少なくとも1つの参照データ測定期間Pr1と、少なくとも1つの試料データ測定期間Ps1と、により、1回の測定(第1物質51の量に対する第2物質52の量の比の算出)が実施される。すなわち、第1動作OP1において、1回の測定期間(第1測定期間Pm1)は、少なくとも1つの参照データ測定期間Pr1と、少なくとも1つの試料データ測定期間Ps1と、を含む。
図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
これらの図は、第2動作OP2の例を示している。
図3(a)は、光源部30から出射する測定光30Lの波長を示している。図3(b)は、検出部40において検出される信号の変化の例を示している。これらの図において、横軸は時間tである。図3(a)の縦軸は、波長λである。図3(b)の縦軸は、信号の強度Sgである。
図3(a)に示すように、この例では、第2動作OP2においては、測定光30Lの波長は、第3波長λ3で、実質的に一定である。後述するように第3波長λ3をスイープしても良い。
図3(b)に示すように、時間t1において、信号の強度Sgが変化し始め、時間t2において、信号の強度Sgは最大となる。時間t1よりも前の期間は、肺で置換されていない試料気体50がセル部20の空間23sに導入されている期間である。すなわち、空間23sには、実質的に空気が充満している。この状態においては、空気に含まれる物質(二酸化炭素の量)が検出されている。時間t1において、肺で置換された気体が空間23sに導入され始め、信号の強度Sgが増加し始める。時間t2において、信号の強度Sgが実質的に最大となる。この状態が、肺で十分に置換された呼気50aがセル部20の空間23sに導入されている状態に対応する。
信号(強度Sg)が最大となる時間t2の代わりに、以下に表す時間t3を用いてもよい。例えば、時間t3は、信号(強度Sg)が予め定めた値になるときの時間(第1の基準)としても良い。時間t3は、信号(強度Sg)の変化が飽和し、信号(強度Sg)の変化率が予め定めた値になるときの時間(第2の基準)としても良い。時間t3は、上記の第1の基準及び第2の基準の両方を満たす時間(第3の基準)としても良い。時間t3は、肺で十分に置換された呼気50aがセル部20の空間23sに導入されている状態に対応する時間として定められる。第2動作OP2においては、測定期間(第2測定期間Pm2)は、例えば、1回の呼吸の時間に対応する。
このような時間t3の状態になったときに、上記の第1動作OP1を開始することで、肺で十分に置換された呼気50aがセル部20の空間23sに導入されている状態で、目的とする物質(第1物質51及び第2物質52)を高精度に測定できる。
このような動作は、制御部45で実施できる。
すなわち、制御部45は、第1動作OP1時に、以下を行う。
制御部45は、光源部30に、光(測定光30L)の波長を、第1物質51の光吸収の第1ピークの第1波長λ1と、第1波長λ1とは異なり第2物質52の光吸収の第2ピークの第2波長λ2と、を含む波長帯WL内で変化させることを実施させる。そして、制御部45は、検出部40で検出された第1波長λ1の光の強度の検出結果及び第2波長λ2の光の強度の検出結果に基づいて、試料気体50に含まれる第2物質52の量の、試料気体50に含まれる第1物質51の量に対する比を算出する。
さらに、制御部45は、第2動作OP2時に、以下を行う。
制御部45は、光源部30に、光の波長を第3波長λ3とさせることを実施させる。そして、制御部45は、検出部40で検出された第3波長λ3の光の強度の検出結果に基づいて、第1物質51及び第2物質52の少なくともいずれかの量の時間的な変化を検出する。
そして、制御部45は、上記の時間的な変化の検出の結果に基づいて、第1動作OP1を実施する。実施形態によれば、高精度の呼気診断装置を提供することができる。
呼気診断装置110は、例えば、二酸化炭素モニタ動作(第2動作OP2)と、第1物質51及び第2物質52の測定動作、すなわち、同位体比測定動作(第1動作OP1)と、を実施できる。例えば、呼気診断装置110においては、例えば、カプノメータとしての動作と、二酸化炭素の同位体比の測定動作と、が実施できる。
一方、カプノメータ動作と、同位体比の測定動作と、を別々に行う参考例がある。この場合には、まず、カプノメータ動作で二酸化炭素を検知して弁操作を行い、二酸化炭素が多く含まれた試料気体を同位体比測定用のセルに導入する。この際に、試料気体の入れ替えなどに要する時間により、時間差が生じる。さらに、同位体比測定用のセルに残存していた気体が、目的とする試料気体で十分に置換されない場合がある。
これに対して、本実施形態においては、カプノメータとしての動作と、二酸化炭素の同位体比の測定動作と、同一のセル部20を用いて行われる。これにより、上記の時間差の利用が抑制され、残存気体の影響が抑制される。これにより、高い精度の同位体測定が可能になる。
1回の呼吸で吐き出される呼気50aの時間は、10秒以下程度である。従って、この時間よりも短い時間で、第2動作OP2は行われる。すなわち、制御部45は、第2動作OP2において、0.3秒以上の期間(第2測定期間Pm2)において、第1物質51及び第2物質52の少なくともいずれかの量の時間的な変化を検出する。
そして、第2動作OP2における測定は、短い時間内で実質的に連続して行われることが好ましい。例えば、測定は、0.1秒以下の時間分解能で行われる。すなわち、制御部45は、第2動作OP2において、0.1秒以下の時間分解能で、第1物質51及び第2物質52の少なくともいずれかの量を測定して、この少なくともいずれかの量の時間的な変化を検出する。例えば、量子カスケードレーザと、半導体センサ素子(例えばInAsSbなど)と、を組み合わせることで、高速の測定が可能である。
一方、第1動作OP1においては、高精度で、第1物質51及び第2物質52の量を測定する。この測定は、1回の呼吸で供給された呼気50aを対象に実施される。例えば、制御部45は、第1動作OP1を1秒以上10秒以下の期間に連続して実施する。高精度の測定結果が得られる。
実施形態において、セル部20に設けられる空間23sの容量は、500cm以下(500mL以下)であることが好ましい。すなわち、一般に、1回のヒトの呼吸の呼気50aの容量(体積)は、500mL以下である。このため、セル部20の容量を、500mL以下とすることで、1回の呼吸の呼気50aで、セル部20内を充満させることができる。また、セル部20の容量は、20cm以下であることがさらに好ましい。
このように小さい容量のセル部20を用いた場合においても、発光部30aとして、量子カスケードレーザを用いることで、高精度の測定が可能である。
図4(a)及び図4(b)は、二酸化炭素の特性を例示するグラフ図である。
これらの図は、12COの吸収スペクトル及び13COの吸収スペクトルを表している。図4(a)の横軸は、波長λ(μm)である。図4(b)の横軸は、波数κ(cm−1)である。縦軸は、吸収率Ab(%)である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、12CO及び13COのそれぞれは、固有の吸収を有する。例えば、12COの吸収に対応する複数のピークがある。そして、13COの吸収に対応する複数のピークがある。
例えば、光源部30から出射される測定光30Lの波長は、波長帯WLの範囲で掃引(スイープ)される。波長帯WLは、第1波長λ1及び第2波長λ2を含む。波長帯WLは、12COの吸収のピークの別の1つ、及び、13COの吸収のピークの別の1つ、の少なくともいずれかをさらに含むことが好ましい。
第1波長λ1は、例えば、4.3553μmである。第2波長λ2は、例えば、4.3557μmである。実施形態において、第3波長λ3は、第1波長λ1と実質的に同じに設定して良い。または、第3波長λ3は、第2波長λ2と実質的に同じに設定しても良い。
13COにおいて、12COの吸収強度と比較的近い吸収強度が得られるように、波長帯WLが定められる。これにより、これらの二酸化炭素の量が高い精度で検出できる。
実施形態において、波長帯WLの範囲は、例えば、4.3478μm以上4.3804μm以下(すなわち、2281cm−1以上2300cm−1以下)が好ましい。波長帯WLの範囲は、例えば、4.3535μm以上4.3573μm以下(すなわち、2295cm−1以上2297cm−1以下)がさらに好ましい。
測定光30Lの波長の中心値は、例えば、4.3535マイクロメートル(μm)以上4.3573μm以下である。波長帯WLの波数の最大値と、波長帯WLの波数の最小値と、の差は、例えば0.2cm−1以上5cm−1以下である。差は、例えば、約1cm−1である。
図5は、第1の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
図5に表したように、呼気診断装置110において、筐体10wが設けられる。筐体10w内に、セル部20と、光源部30と、検出部40と、制御部45と、が設けられる。制御部45は、筐体10wの外に設けられても良い。
ガス導入部60iが、筐体10wに接続される。ガス導入部60iは、例えば、マウスピースである。ガス導入部60iとして、カニューレ管などを用いても良い。ガス導入部60iとして、マスクを用いても良い。
筐体10w内に第1配管61pが設けられる。第1配管61pの一端は、ガス導入部60iに接続される。第1配管61pの他端は、外界と接続される。この例では、第1配管61pの入り口側に、流量計61fmが設けられている。流量計61fmは、ガス導入部60iと接続される。第1配管61pの出口側に、一方向弁61dvが設けられる。ガス導入部60iから導入された試料気体50の一部は、一方向弁61dvを経て外界に放出される。
第1配管61pに、第2配管62pが接続される。第2配管62pの一端が、第1配管61pに接続され、第2配管62pの他端がセル部20に接続される。この例では、第2配管62pの経路上に、除湿部62fが設けられる。除湿部62fには、例えば、水を吸着するフィルタなどが用いられる。第1配管61pとセル部20との間に、第1弁V1(電磁弁)が設けられる。この例では、第1弁V1と除湿部62fとの間にニードルバルブ62nvが設けられる。この例では、第1弁V1とセル部20との間には、スパイラルチューブ62sが設けられている。スパイラルチューブ62sは、省略しても良い。ニードルバルブ62nvは、必要に応じて設けられ、省略しても良い。
セル部20には、例えばヒータ28が設けられても良い。セル部20には、圧力計27が設けられても良い。
第1弁V1とスパイラルチューブ62sとの間の部分に、第3配管63pの一端が接続される。第3配管63pの他端は、一方向弁63dvに接続される。第3配管63pは、セル部20に、外界から空気を導入することが可能である。第3配管63pにおいて、第3弁V3(電磁弁)が設けられる。第3弁V3と一方向弁63dvとの間にCOフィルタ63fが設けられる。COフィルタ63fは、外界から導入された空気における二酸化炭素の量を減少させる。この例では、第3弁V3とCOフィルタ63fとの間に、ニードルバルブ63nvが設けられる。一方向弁63dvを介して外界から空気が導入される。COフィルタを通過することで、空気からCOが除去される。COが除去された空気が第3弁V3を通過して、セル部20に導入可能である。ニードルバルブ63nvは、必要に応じて設けられ、省略しても良い。
弁の動作により、第2配管62pを経て、試料気体50がセル部20に導入される。または、第3配管63pを経て、COが除去された空気がセル部20に導入される。
セル部20の出口側には、第4配管64pの一端が接続される。第4配管64pの他端は、外界(筐体10wの外側)に繋がる。この例では、第4配管64pに第2弁V2(電磁弁)が設けられている。第2弁V2と外界との間に、排気部65(ポンプまたはファンなど)が設けられる。この例では、排気部65と第2V2との間に、ニードルバルブ64nvが設けられている。ニードルバルブ64nvは、必要に応じて設けられ、省略しても良い。
すなわち、ガス導入部60iから導入された試料気体50の一部が、第2配管62pを経てセル部20に導入される。この気体(呼気50a)中の第1物質51及び第2物質52が、セル部20において検出される。
ガス導入部60iから導入された試料気体50の別の一部(多くの部分)が、第1配管61pを経て、外界に放出される。すなわち、第1配管61pを流れる試料気体50の量(流量)は、第2配管62pを流れる試料気体50の量(流量)よりも多い。これにより、試料気体50の採取において、被検者(ヒト)は、苦しさを感じることが抑制される。
流量計61fmを用いることで、試料気体50の導入の状態が検出される。この検出結果に基づいて、検出動作が行われる。すなわち、試料気体50の導入開始が明確になり、検出の精度が向上する。
ニードルバルブ62nvを用いることで、第2配管62pの内部の流量を制限し、安定した試料気体50の供給が可能になる。
第1弁V1を開状態にすることで、試料気体50がセル部20に導入される。セル部20に導入された試料気体50中の第1物質51と第2物質52との検出中(すなわち、試料データ測定期間Ps1)においては、第1弁V1及び第2弁V2を閉状態する。これにより、セル部20内の気体の状態が安定し、検出の動作が高まる。試料データ測定期間Ps1においては、第3弁V3は、閉状態である。
セル部20に導入される試料気体50の温度は一定であることが好ましい。スパイラルチューブ62sとヒータなどとを用いることで、セル部20に導入される試料気体50の温度を精度良く制御できる。温度は、例えば、約40℃である。
第3弁V3を開状態とし、第2弁V2、ニードルバルブ64nv及び排気部65の動作により、セル部20内の気体が外界に放出される。
セル部20に試料気体50を導入しない状態で検出動作を行う際(すなわち、参照データ測定期間Pr1)においては、第1弁V1を閉状態にし、第2弁V2及び第3弁V3を開状態とする。これにより、外界からの空気(COが除去された空気)がセル部20に導入される。
図6は、第1の実施形態に係る呼気診断装置の動作を例示する模式図である。
図6は、呼気診断装置110により、カプノメータとしての動作(第2動作OP2)と、COの同位体比の測定動作(第1動作OP1)と、を行う場合の動作の例を示している。
測定を開始する。まず、弁を操作する(ステップS1)。具体的には、第1弁V1及び第2弁V2を開状態にし、第3弁V3を閉状態にする。
CO濃度のモニタを行う(ステップS2)。この動作が第2動作OP2に対応する。
COの濃度が設定値(例えば予め定められた値)を超えるかどうかを判断する(ステップS3)。ステップS3において、COの濃度が設定値を超えないときには、ステップ2に戻る。ステップS3において、COの濃度が設定値を超えるときには、以下のステップS4を実施する。なお、ステップS3の判断において、上記の第1の基準、第2の基準及び第3の基準のいずれかを用いても良い。
COの濃度が設定値を超えるときに、弁を操作する(ステップS4)。具体的には、第1弁V1、第2弁V2及び第3弁V3を閉状態にする。
CO2の濃度が設定値(例えば予め定められた値)を超えるかどうかを判断する(ステップS5)。ステップS5において、CO2の濃度が設定値を超えないときには、ステップ1に戻る。ステップS5において、CO2の濃度が設定値を超えるときには、以下のステップS6を実施する。なお、ステップS5の判断において、上記の第1の基準、第2の基準及び第3の基準のいずれかを用いても良い。
呼気データを測定する(ステップS6)。
弁を操作する(ステップS7)。具体的には、第2弁V2及び第3弁V3を開状態にし、第1弁V1を閉状態にする。指定時間、待機した後に、弁を操作する(ステップS8)。具体的には、第1弁V1、第2弁V2及び第3弁V3を閉状態にする。
その後、参照データを測定する(ステップS9)。そして、データ解析を行う(ステップS10)。この動作が、第1動作OP1に対応し、測定を終了する。なお、ステップS1〜S6の呼気データ測定と、ステップS7〜S9の参照データ測定の順序を入れ替えてもよい。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る呼気診断装置を例示する模式図である。
図7は、検出部40を例示している。
図7に示すように、検出部40に、検出素子41と、回路部42と、が設けられる。既に説明したように、検出素子41には、試料気体50が導入されている空間23sを通過した光が入射される。検出素子41は、その光の強度に応じた検出信号Sdを出力する。回路部42には、検出信号Sdが入力され、回路部42において、所定の信号処理が行われる。処理が行われた処理信号Spが、制御部45に供給される。この例では、例えば、第2動作OP2において、測定光30Lの波長(第3波長λ3)がスイープされる。
この例では、回路部42には、差動増幅回路42a、積分回路42b、微分回路42c及び比較回路42dが設けられる。差動増幅回路42aの第1入力に、検出素子41の検出信号Sdが入力される。差動増幅回路42aの第2入力には、光源部30の駆動部30bから出力される参照信号Srが入力される。
一方、光源部30において、駆動部30bから発光部30aに制御信号Scが出力される。この制御信号Scにより、光の波長が変化する。すなわち、光源部30において、光の波長の変化を制御する制御信号Scが設けられる。上記の参照信号Srは、この制御信号Scと連動している。
差動増幅回路42aの出力が積分回路42bに入力され、積分処理される。積分回路42bの出力が微分回路42cに入力され、微分処理される。微分回路42cの出力が比較回路42dに入力され、基準電圧(基準信号)との差が、処理信号Spとして出力される。処理信号Spは、制御部45に入力される。
回路部42は、検出素子41から出力された検出信号Sdと参照信号Srとの差に応じた処理信号Spを出力する。
制御部45は、第2動作OP2を実施する時に、回路部42から出力される処理信号Spに基づいて、上記の時間的な変化の検出を実施する。
このように、第2動作OP2においては、アナログ信号処理を行う回路部42を用いることができる。発光部30aにおいては、温度などの影響により特性が変化することがある。このため、波長が目的とする波長からシフトしてしまうことがある。このとき、本実施形態に係るアナログ回路を用いることで、特性の変化を補償し、高速の処理を行うことができる。複雑なデジタルデータ処理を行うことが省略され、高精度に高速に第2動作OP2を実施できる。
実施形態において、呼気50aに含まれる13CO12COに対する相対的な比の経時変化を測定しても良い。例えば、胃における排出能と、13COの相対的な量と、に関連がある。13CO12COに対する相対的な比の経時変化の測定結果に基づいて、胃の排出能の診断ができる。
図8(a)〜図8(c)は、実施形態に係る呼気診断装置の一部を例示する模式図である。
図8(a)は、模式的斜視図である。図8(b)は、図8(a)のA1−A2線断面図である。図8(c)は、光源部30の動作を例示する模式図である。
この例では、光源部30として、半導体発光素子30aLが用いられる。半導体発光素子30aLとして、レーザが用いられる。この例では、量子カスケードレーザが用いられる。
図8(a)に表したように、半導体発光素子30aLは、基板35と、積層体31と、第1電極34aと、第2電極34bと、誘電体層32(第1誘電体層)と、絶縁層33(第2誘電体層)と、を含む。
第1電極34aと、第2電極34bと、の間に基板35が設けられる。基板35は、第1部分35aと、第2部分35bと、第3部分35cと、を含む。これらの部分は、1つの面内に配置される。この面は、第1電極34aから第2電極34bに向かう方向に対して交差する(例えば平行)である。第1部分35aと第2部分35bとの間に、第3部分35cが配置される。
第3部分35cと第1電極34aとの間に積層体31が設けられる。第1部分35aと第1電極34aとの間、及び、第2部分35bと第1電極34aとの間に、誘電体層32が設けられる。誘電体層32と第1電極34aとの間に絶縁層33が設けられる。
積層体31は、ストライプの形状を有している。積層体31は、リッジ導波路RGとして機能する。リッジ導波路RGの2つの端面がミラー面となる。積層体31において放出された光31Lは、端面(光出射面)から出射する。光31Lは、赤外線レーザ光である。光31Lの光軸31Lxは、リッジ導波路RGの延在方向に沿う。
図8(b)に表したように、積層体31は、例えば、第1クラッド層31aと、第1ガイド層31bと、活性層31cと、第2ガイド層31dと、第2クラッド層31eと、を含む。これらの層は、基板35から第1電極34aに向かう方向に沿って、この順で並ぶ。第1クラッド層31aの屈折率及び第2クラッド層31eの屈折率のそれぞれは、第1ガイド層31bの屈折率、活性層31cの屈折率、及び、第2ガイド層31dの屈折率のそれぞれよりも低い。活性層31cで生じた光31Lは、積層体31内に閉じ込められる。第1ガイド層31bと第1クラッド層31aとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。第2ガイド層31dと第2クラッド層31eとを合わせて、クラッド層と呼ぶ場合がある。
積層体31は、光軸31Lxに対して垂直な第1側面31sa及び第2側面31sbを有する。第1側面31saと第2側面31sbとの間の距離31w(幅)は、例えば5μm以上20μm以下である。これにより、例えば、水平横方向モードの制御が容易となり、出力の向上が容易になる。距離31wが過度に長いと、水平横方向モードにおいて高次モードを生じ易くなり、出力を高めにくい。
誘電体層32の屈折率は、活性層31cの屈折率よりも低い。これにより、誘電体層32により、光軸31Lxに沿ってリッジ導波路RGが形成される。
図8(c)に表したように、活性層31cは、例えば、カスケード構造を有する、カスケード構造においては、例えば、第1領域r1と、第2領域r2と、が交互に積層される。単位構造r3は、第1領域r1及び第2領域r2を含む。複数の単位構造r3が設けられる。
例えば、第1領域r1には、第1障壁層BL1と、第1量子井戸層WL1と、が設けられる。第2領域r2には、第2障壁層BL2が設けられる。例えば、別の第1領域r1aには、第3障壁層BL3と、第2量子井戸層WL2と、が設けられる。別の第2領域r2aに、第4障壁層BL4が設けられる。
第1領域r1においては、第1量子井戸層WL1のサブバンド間光学遷移が生じる。これにより、例えば、3μm以上18μm以下の波長の光31Laが放出される。
第2領域r2においては、第1領域r1から注入されたキャリアc1(例えば電子)のエネルギーは、緩和可能である。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)において、井戸幅WLtは、例えば、5nm以下である。井戸幅WLtがこのように狭いとき、エネルギー準位が離散して、例えば、第1サブバンドWLa(高準位Lu)及び第2サブバンドWLb(低準位Ll)などを生じる。第1障壁層BL1から注入されたキャリアc1は、第1量子井戸層WL1に効果的に閉じ込められる。
高準位Luから低準位Llへキャリアc1が遷移するときに、エネルギー差(高準位Luと低準位Llとの差)に対応する光31Laが放出される。すなわち、光学遷移が生じる。
同様に、別の第1領域r1aの第2量子井戸層WL2において、光31Lbが放出される。
実施形態において量子井戸層は、波動関数が重なり合う複数の井戸を含んでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの高準位Luが、互いに同じでも良い。複数の量子井戸層のそれぞれの低準位Llが、互いに同じでも良い。
例えば、サブバンド間光学遷移は、伝導帯及び価電子帯のいずれかにおいて生じる。例えば、pn接合によるホールと電子との再結合は必要ではない。例えば、ホール及び電子のいずれかのキャリアc1により光学遷移が生じて、光が放出される。
活性層31cにおいて、例えば、第1電極34aと、第2電極34bと、の間に印加される電圧により、障壁層(例えば第1障壁層BL1)を介して、キャリアc1(例えば電子)が量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1)へ注入される。これにより、サブバンド間光学遷移を生じる。
第2領域r2は、例えば、複数のサブバンドを有する。サブバンドは、例えば、ミニバンドである。サブバンドにおけるエネルギー差は、小さい。サブバンドにおいて、連続エネルギーバンドに近いことが好ましい。この結果、キャリアc1(電子)のエネルギーが緩和される。
第2領域r2では、例えば、光(例えば3μm以上18μm以下の波長の赤外線)は、実質的に放出されない。第1領域r1の低準位Llのキャリアc1(電子)は、第2障壁層BL2を通過して、第2領域r2へ注入され、緩和される。キャリアc1は、カスケード接続された別の第1領域r1aへ注入される。この第1領域r1aにおいて、光学遷移が生じる。
カスケード構造では、複数の単位構造r3のそれぞれにおいて光学遷移が生じる。これにより、活性層31cの全体において、高い光出力を得ることが容易になる。
このように、光源部30は、半導体発光素子30aLを含む。半導体発光素子30aLは、複数の量子井戸(例えば、第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により、測定光30Lを放射する。
量子井戸層(例えば第1量子井戸層WL1及び第2量子井戸層WL2など)には、例えば、InGaAsが用いられる。例えば、障壁層(例えば、第1〜第4障壁層BL1〜BL4など)には、例えば、InAlAsが用いられる。このとき、例えば、基板35としてInPを用いると、量子井戸層及び障壁層において、良好な格子整合が得られる。
第1クラッド層31a及び第2クラッド層31eは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば、1×1018cm−3以上1×1020cm−3以下(例えば、約6×1018cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば、0.5μm以上2μm以下(例えば約1μm)である。
第1ガイド層31b及び第2ガイド層31dは、例えば、n形不純物として、Siを含む。これらの層における不純物濃度は、例えば1×1016cm−3以上1×1017cm−3以下(例えば、約4×1016cm−3)である。これらの層のそれぞれの厚さは、例えば2μm以上5μm以下(例えば、3.5μm)である。
距離31w(積層体31の幅、すなわち、活性層31cの幅)は、例えば、5μm以上20μm以下(例えば、約14μm)である。
リッジ導波路RGの長さは、例えば、1mm以上5mm以下(例えば約3mm)である。半導体発光素子30aLは、例えば、10V以下の動作電圧で動作する。消費電流は、炭酸ガスレーザ装置などに比べて低い。これにより、低消費電力の動作が可能である。
実施形態によれば、高精度の呼気診断装置が提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、呼気診断装置に含まれる供給部、セル部、光源部、検出部及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した呼気診断装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての呼気診断装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (17)

  1. 第1物質と、前記第1物質とは異なる第2物質と、を含む試料気体が導入される空間を含むセル部と、
    前記空間に光を入射させる光源部と、
    前記試料気体が導入されている前記空間を通過した前記光の強度を検出する検出部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1動作時に、
    前記光源部に、前記光の波長を、前記第1物質の光吸収の第1ピークの第1波長と、前記第1波長とは異なり前記第2物質の光吸収の第2ピークの第2波長と、を含む波長帯内で変化させ、
    前記検出部で検出された前記第1波長の前記光の強度の検出結果及び前記第2波長の前記光の強度の検出結果に基づいて、前記試料気体に含まれる前記第2物質の量の、前記試料気体に含まれる前記第1物質の量に対する比を算出し、
    前記制御部は、第2動作時に、
    前記光源部に、前記光の波長を第3波長とさせ、
    前記検出部で検出された前記第3波長の前記光の強度の検出結果に基づいて、前記第1物質及び前記第2物質の少なくともいずれかの量の時間的な変化を検出する、呼気診断装置。
  2. 前記第1物質は、12Cを含む二酸化炭素であり、
    前記第2物質は、13Cを含む二酸化炭素である請求項1記載の呼気診断装置。
  3. 前記第3波長は、前記第1波長と同じである請求項2記載の呼気診断装置。
  4. 前記第3波長は、前記第2波長と同じである請求項2記載の呼気診断装置。
  5. 前記第1波長及び前記第2波長のそれぞれは、4.34マイクロメートル以上4.39マイクロメートル以下である請求項2記載の呼気診断装置。
  6. 前記制御部は、前記時間的な変化の前記検出の結果に基づいて、前記第1動作を実施する請求項1記載の呼気診断装置。
  7. 前記検出部は、
    前記試料気体が導入されている前記空間を通過した前記光が入射され前記光の前記強度に応じた検出信号を出力する検出素子と、
    前記検出素子から出力された前記検出信号と参照信号との差に応じた処理信号を出力する回路部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第2動作時に、前記回路部から出力される前記処理信号に基づいて、前記時間的な変化の前記検出を実施する請求項1記載の呼気診断装置。
  8. 前記検出素子は、半導体センサ素子を含む請求項7記載の呼気診断装置。
  9. 前記参照信号は、前記光源部における前記光の波長の変化を制御する制御信号と連動する請求項7記載の呼気診断装置。
  10. 前記光源部は、
    複数の量子井戸のサブバンドにおける電子のエネルギー緩和により発光光を放射する半導体発光素子と、
    前記発光光の波長を調整して前記光を生成する波長制御部と、
    を含む請求項1記載の呼気診断装置。
  11. 前記波長帯の波数の最大値と、前記波長帯の波数の最小値との差は、0.2cm−1以上5cm−1以下である請求項1記載の呼気診断装置。
  12. 前記セル部の容量は、500cm以下である請求項1記載の呼気診断装置。
  13. 前記制御部は、前記第2動作において、0.3秒以上の期間において、前記第1物質及び前記第2物質の前記少なくともいずれかの前記量の前記時間的な変化を検出する請求項1記載の呼気診断装置。
  14. 前記制御部は、前記第2動作において、0.1秒以下の時間分解能で、前記第1物質及び前記第2物質の前記少なくともいずれかの前記量を測定して、前記少なくともいずれかの前記量の前記時間的な変化を検出する請求項1記載の呼気診断装置。
  15. 前記制御部は、前記第1動作を10秒以下の期間に連続して実施する請求項1記載の呼気診断装置。
  16. 前記試料気体が導入されるガス導入部と、
    第1配管と、
    第2配管と、
    をさらに備え、
    前記第1配管の一端は前記ガス導入部に接続され、前記第1配管の他端は外界と接続され、
    前記第2配管の一端は、前記第1配管または前記ガス導入部に接続され、前記第2配管の他端は、前記セル部に接続される請求項1記載の呼気診断装置。
  17. 前記セル部に外界から空気を導入する第3配管をさらに備え、
    前記第3配管は、前記外界から導入された前記空気における二酸化炭素の量を減少させるフィルタを含む請求項16記載の呼気診断装置。
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