JPWO2015194624A1 - 成形型の製造方法、及びレンズアレイの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明は、上記製造方法によって得られる成形型を用いるレンズアレイの製造方法を提供することを目的とする。
コア部分31aは、例えばステンレス、超鋼その他の鋼材を基材として形成したものであり、光学転写面34a等は、基材を被覆するNiPメッキ層の表面の仕上げ加工によって形成されている。さらに、コア部分31aの表面全体を離型剤で被覆することもできる。
周囲部分31bの端面は、第1の成形型31を第2の成形型32に突き合わせる際に利用されるパーティング面PA1となっている。
コア部分32aは、例えばステンレス、超鋼その他の鋼材を基材として形成したものであり、光学転写面35a等は、基材を被覆するNiPメッキ層の表面の仕上げ加工によって形成されている。さらに、コア部分32aの表面全体を離型剤で被覆することもできる。
周囲部分32bの端面は、第2の成形型32を第1の成形型31に突き合わせる際に利用されるパーティング面PA2となっている。
Ai:i次の非球面係数
R:曲率半径
K:円錐定数
なお、光学転写面34aの目標とする形状は、一般的には上記非球面式によって表現されるが、レンズアレイ10の目的等に応じて好ましい特性が得られるように非球面式の係数Aiが調整される。
図4を参照して、模擬型の作製について具体的に説明する。まず、模擬型の元になるワークWをステージ部95bにセットする。ワークWは、図1に示す第1の成形型31と略同様の形状を有し、表面にNiPメッキ層が形成されているが、光学転写面34aに相当する部分が浅くなっている。その後、光学設計上の軸対称加工データに基づいて加工を行い、図1に示す第1の成形型31のコア部分31aに設ける成形面31tと同様の成形面を加工する。この際、4×4の格子点に配列された光学転写面34aを順次加工する。特定の光学転写面34aを加工するときには、第2可動部95cに支持された切削工具80を回転させながら、切削工具80の先端部81aをワークWの回転中心である光軸TXに一致させ、先端部81aが光軸TXから徐々に離れるように移動させつつ光軸TX方向にも変位させる。これにより、切削工具80の先端部81aは、非球面式に沿って螺旋を描きながら光学転写面34aを切り出す。以下、このような切削工具80の先端部81aの移動を螺旋型走査と呼ぶ。こうして特定の光学転写面34aの加工が終わると次の光学転写面34aの加工を螺旋型走査によって同様に行う。これを繰り返すことで、16個の光学転写面34aが得られる。これら光学転写面34aの頂点は、理想的にはXY面又はαβ面に平行な同一平面上にある。支持部転写面34bについては、切削工具80の先端部81aを回転させつつ、第1可動部95aを利用して、例えば平行に延びる複数の主走査線に沿って主走査させつつこれに垂直な方向に徐々に移動させる副走査を行うことで、XY面又はαβ面に略平行な平滑面とできる。このような切削工具80の先端部81aの移動をラスター型走査と呼ぶ。以上により、模擬型としての第1の成形型31を得る。
詳細な説明を省略するが、模擬型としての第2の成形型32も、模擬型としての第1の成形型31と同様に作製される。結果的に、軸対称加工データに基づいて加工された多数の光学転写面35aと、これら光学転写面35aを繋ぐ支持部転写面35bとを有する第2の成形型32を模擬型として得ることができる。本実施例では模擬型と後述する本番の型を別のものとしているが、模擬型を追加工で対応できれば本番型としても流用可能である。
図6等を参照して、レンズアレイ10を試作について具体的に説明する。図6は、レンズアレイ10を成形するための成形装置30を型空間に関して説明する図であり、図1にも示す第1及び第2の成形型31,32を一部に備える。両成形型31,32は、型合わせされてキャビティ30aを形成する。キャビティ30aには、ゲートGAを介してランナーRAが連結され、ランナーRAは、樹脂供給側のスプルーSPに繋がっている。結果的に、熱可塑性樹脂を溶融させることによって得たスプルーSPからの溶融樹脂Jは、ランナーRAを充填し、ゲートGAを介してキャビティ30aを充填する。溶融樹脂Jの冷却後に第1の成形型31と第2の成形型32とを離間させることで、スプルーSPに対応するスプルー部71と、ランナーRAに対応するランナー部72と、ゲートGAに対応するゲート部73と、キャビティ30aに対応するレンズアレイ本体74とを備える成形品70が形成される。ここで、ゲート部73に対しては、ゲートカット処理が施され、ゲート部73の先のレンズアレイ本体74によって、試作のレンズアレイ10が得られる。
W(ρ,θ)=Σ{An・Zn(ρ,θ)}
W:非軸対称面(測定データでフィッティング)
Zn:ツェルニケ項
An:各項の係数
ρ:(測定点の中心からの距離)/(データ測定範囲の半径)
として、
Z1=1
Z2=ρcosθ
Z3=ρsinθ
Z4=2ρ2‐1
Z5=ρ2sin2θ
…
以上の第1補正量(補償量)は、最大でも10μmを超えないようにする。このような制限を設けることで、非軸対称面に関連する第1補正量を比較的小さい値とし、過度な補正又は補償によって成形型の形状精度が劣化することを抑制する。逆に第1補正量が10μmを超える場合、レンズアレイ10の成形条件、レンズ間フランジ部10cの形状変更等によって対処することが考えられる。
図8に示すように、ダミーのワークWには、第1の成形型31の光学転写面34aに対応する1つの光学転写面134aのみが形成されるが、複数の光学転写面134aを形成することもできる。
Claims (10)
- レンズアレイを成形するため複数の光学転写面を有する成形型の製造方法であって、
軸対称面の表現式に基づいて前記複数の光学転写面を加工することによって模擬型を作製し、
前記模擬型によって成形された前記レンズアレイの計測によって得た誤差量に基づいて非軸対称面の表現式を算出し、
前記軸対称面の表現式と前記非軸対称面の表現式とに基づいて前記成形型の前記複数の光学転写面の加工を行う成形型の製造方法。 - 前記非軸対称面の表現式は、光軸が通る頂点位置の目標値からのずれ量、及び目標とする非球面形状からのずれ量の少なくとも一方を使用して表現される表現式である、請求項1記載の成形型の製造方法。
- 前記非軸対称面の表現式は、前記光学転写面の頂点位置の目標値からのずれ量を自由曲面式で定義した表現式である、請求項1及び2のいずれか一項に記載の成形型の製造方法。
- 前記非軸対称面の表現式による最大の補償量は10μmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の成形型の製造方法。
- レンズアレイを成形するため複数の光学転写面を有する成形型の製造方法であって、
設計値である軸対称加工データに基づいて前記複数の光学転写面を加工することによって模擬型を作製し、
前記模擬型によって成形された前記レンズアレイの計測によって得た誤差量に基づいて非軸対称面の表現式を算出し、
前記設計値に対しテスト加工で得た修正量を加算した軸対称面の表現式を算出し、
前記軸対称面の表現式と前記非軸対称面の表現式とに基づいて前記成形型の前記複数の光学転写面の加工を行う成形型の製造方法。 - 前記テスト加工は、前記成形型の材料とは異なる材料に対して行われる、請求項5に記載の成形型の製造方法。
- 前記成形型は、前記複数の光学転写面として、前記軸対称面の表現式の設計値が異なる複数種類の光学転写面を有し、
前記軸対称面の表現式は、前記複数種類の光学転写面に対応する複数種類の設計値に対して前記テスト加工で得た複数の修正量をそれぞれ加算したものである、請求項5及び6のいずれか一項に記載の成形型の製造方法。 - 前記複数の光学転写面は、互いに平行な光軸を有し、前記複数の光学転写面は、前記光軸に平行な回転軸を有する工具によって加工する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の成形型の製造方法。
- 前記非軸対称面の表現式は、自由曲面式であり、前記軸対称面は、非球面式である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の成形型の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の成形型の製造方法によって得た成形型を用いて成形を行う工程を有するレンズアレイの製造方法。
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