JPWO2015181875A1 - カード処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2対のカード搬送ローラ及び2つのシャッタを効果的に配置して、カード処理機能を確実に発揮する。【解決手段】カード処理装置は、カードを搬送する2対のローラと、カード挿入口付近に設けられた第1のシャッタと、前記第1のシャッタよりカード処理装置の内部側に設けられた第2のシャッタと、を備え、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタは、前記カードが通過する際の押圧力により開状態となり、前記2対のローラによる該カードの移動に応じて開状態から閉状態または閉状態から開状態に状態を遷移させる。

Description

本発明は、カード処理装置に関し、シャッタ構造を有するカード処理装置に適用して好適なるものである。
磁気カードやICカードなどを扱うカード処理装置において、カードの挿入を許可したり禁止したりするためのシャッタが、カード処理装置のカード挿入口部に配置されている。また、カード処理装置のシャッタは、カード処理装置内でカードを処理している間に、カード挿入口から別のカードや異物などを挿入されることを防ぐ機能も有している。
また、カード処理装置は、カードを搬送するために複数のローラを備えている。図16に示すように、従来のカード処理装置には、少なくとも3対のドライブローラとアイドラローラが備えられている。一般的に、カードの磁気を読み取る磁気ヘッド近傍に第2ローラが配置され、第2ローラの前方に第1ローラ、第2ローラの後方に第3ローラが配置される。
また、カード処理装置では、磁気カードのリード及びライトを正常に行うために、カードの搬送速度を一定に保つ必要がある。図16に示す従来のカード処理装置では、カードの搬送速度を一定に保つために、第1ローラと第2ローラの間隔及び、第2ローラと第3ローラの間隔は、カード全長(約86mm)よりも少し狭い距離に設定される。また、カード処理装置のシャッタ機構は、第1ローラの前に配置される。これらのカード処理装置の構成上の制約から、シャッタ機構を除くカード処理装置の全長はカードの全長の2倍近く又はそれ以上の長さが必要となる。
また、カードを処理するための処理時間を短縮する構成が一般的であるが、カードの搬送形態にも一定の制約がある。例えば、カード返却方向でのリード処理を実現するために、カードがカード処理装置内のカード処理機の後方からカード挿入口方向に搬送され、カードの後端が磁気ヘッドの上に達するまでにも一定の制約がある。すなわち、カードを返却する際には、カード前端が閉じているシャッタに接触して止まるか、カードの搬送速度が急激に変化することがあってはならないという制約がある。
また、ICカードを処理する場合には、ICカードがIC接点を押下した状態で、次のカード又は異物をカード挿入口から挿入されて処理中のICカードが動いて、ICカード処理が妨げられるのを防ぐ必要がある。このため、ICカードがIC接点を押下した状態で、ICカードの後端がシャッタの内側にあることが必要となる。
また、カードを処理するための処理時間を短縮する構成が一般的であるが、カードの搬送形態にも一定の制約がある。具体的には、カード返却方向でのリード処理を実現するため、カードがカード処理装置内のカード処理機の後方からカード挿入口方向に搬送され、カードの後端が磁気ヘッドの上に達するまでにカード前端が閉じているシャッタに接触して止まるか、カードの搬送速度が急激に変化することがあってはならないという制約がある。
また、ICカードを処理する場合には、ICカードがIC接点を押下した状態で、次のカード又は異物をカード挿入口から挿入されて、処理中のICカードが動き、結果として、ICカード処理が妨げられるのを防がなければならに。このために、IC接点をカード押下した状態で、ICカードの後端がシャッタの内側にあることが必要となる。
さらに、上記制約を実現しつつ、カード処理装置の構成を簡素化したり小型化するなどして、カード処理装置全体の管理を容易にすることが求められている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、2対のカード搬送ローラ及び2つのシャッタを配置してカード処理装置を小型化しつつ、カード処理機能を確実に発揮することが可能なカード処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、カードを搬送する2対のローラと、カード挿入口付近に設けられた第1のシャッタと、前記第1のシャッタよりカード処理装置の内部側に設けられた第2のシャッタと、を備え、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタは、前記カードが通過する際の押圧力により開状態となり、前記2対のローラによる該カードの移動に応じて開状態から閉状態または閉状態から開状態に状態を遷移させることを特徴とする、カード処理装置装置が提供される。
具体的に、状態の遷移は、前記カードが挿入される前は、前記第1シャッタを開状態、前記第2シャッタを閉状態とし、挿入された該カードが正当なカードである場合には、前記第2シャッタを開状態とし、前記カードが前記2対のローラにより前記カード処理装置の内部に挿入されて該カードのリードライト処理を実行する場合には、前記第1シャッタを閉状態とし、前記カードが前記2対のローラにより前記カード挿入口付近に移動して該カードの磁気データをリードする場合には、前記第1シャッタを閉状態のまま前記第2シャッタを開状態とする。
本発明によれば、カード処理の機能を確実に発揮するように、2つのカード搬送ローラ及び2つのシャッタを配置して、処理装置の全長を短くして処理装置全体のコストを削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係るカード処理装置の正面図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るカード処理装置における2対のシャッタの構成を説明する説明図である。 同実施形態にかかるカード処理装置における2対のシャッタの状態遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかる第2シャッタの分解斜視図である。 従来のカード処理装置の構成図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)本実施の形態の概要
本実施の形態にかかるカード処理装置は、磁気カード及びICカードの処理装置である。カード処理装置には、カード搬送ローラを2対配置し、シャッタを2枚構成としている。シャッタを2枚構成としているカード処理装置は、一のシャッタでカードが挿入されていない状態(カード無しの状態)でカード挿入を規制し、他のシャッタでカードが挿入されている状態(カード処理中)の次のカード又は異物の挿入を規制している。また、カード処理中に、カード後端のエッジがカード処理装置の内側のブレードに当たっても、カード処理を妨げない構成としている。以下、カード処理装置2を例示してカード処理装置の構成及び機能を詳細に説明する。
(1−2)従来のカード処理装置の構成
本実施形態のカード処理装置の構成を説明する前に、図16を参照して、一般的な構成を有する従来の磁気カード及びICカード処理装置について説明する。
図16は、従来のカード処理装置の正面図である。図16に示すように、カード1(図中のカード1a)は、カード挿入口3から挿入される。挿入されたカード1(図中のカード1b)が磁気ストライプ検知ヘッド4の上を通過すると、カード1の磁気データの信号が検出される。そして、カード1(図中のカード1c)の前端がシャッタ5に達する前に、シャッタ5は、ソレノイドなどのアクチュエータで開状態にされる。
開状態にされたシャッタ5をから挿入されたカード1は、第1のカード搬送ローラ6aに挟持されて搬送される。カード1(図中のカード1d)の前端が、リード・ライト用磁気ヘッド7に達すると、シャッタ5は、アクチュエータで閉状態にされる。シャッタ5が閉状態となることにより、次のカードの挿入や、異物の挿入が規制される。
また、カードに対する処理時間を短縮するために、磁気カードのリード処理はカード挿入方向及び、カード返却方向の両方で実施する構成が一般的である。そこで、カード返却方向でのリード処理を実現するために、カード1が、カード処理機の後方からカード挿入口方向に搬送されて、カード後端が磁気ヘッドの上に達するまでに、カード1の前端が閉じられたシャッタに接触して止まるか、カードの搬送速度が急激に変化することがあってはならないという制約が設けられている。
また、ICカードを処理する場合には、カード1がIC接点8を押下した状態で、カード挿入口3から次のカードが挿入されたり異物が挿入されることが考えられる。この場合、処理中のICカードが別のカードや異物により動かされ、ICカード処理が妨げられてしまう。これを防ぐために、カード1がIC接点8を押下した状態で、ICカードの後端がシャッタ5の内側に位置している必要がある。
そこで、本実施の形態では、カード搬送ローラを2対にして第1ローラと第2ローラとの間に磁気ヘッドを配置し、第1ローラの前方に第1シャッタと第2シャッタを配置する構成とした。また、第1シャッタ及び第2シャッタは、それぞれその開方向の動きを規制するストッパを有しているため、必要に応じて各シャッタを独立して動作させることができる。また第1シャッタび第2シャッタに対してストッパの規制が無い場合には、カードの挿入方向及び返却方向の動きによって自在に開方向に動く構成としている。このように、2つのカード搬送ローラ、磁気ヘッド及び2つのシャッタを効果的に配置して、カード処理装置を小型化としつつ、カード処理の機能を発揮することを可能としている。
(1−3)カード処理装置の構成
図1は、本実施の形態にかかるカード処理装置2の正面図である。カード1、カード処理装置2、カード挿入口3及び磁気ストライプ検知ヘッド4は、図16の構成と同様である。
図1に示すように、カード1は、カード搬送ローラ6a及び6bの2対のローラで搬送される。カード搬送ローラ6aと6bとの軸間距離Lは、カード1の全長(約86mm)よりも少し狭い距離に設定されている。また、リード・ライト用磁気ヘッド7及びIC接点8は、カード搬送ローラ6aと6bとの間に配置される。
カード搬送ローラ6aの前方に、第1シャッタ9及び第2シャッタ12が配置される。磁気ストライプ検知ヘッド4は、第1シャッタ9と第2シャッタ12との間に配置される。そして、第1シャッタ9及び第2シャッタ12は、各シャッタの開方向の動きを規制する第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13を有する。
第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13は、ソレノイドなどのアクチュエータ(図示せず)によって独立に動かすことができる。第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13は、それぞれ、第1シャッタ9及び第2シャッタ12の下方に位置し、アクチュエータによって上下に移動する。第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13が上部に移動する場合、すなわち、第1シャッタ9及び第2シャッタ12に接触する位置にある場合には、第1シャッタ9及び第2シャッタ12は回転せずに固定される。一方、第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13がアクチュエータによって下部に移動すると、第1シャッタ9及び第2シャッタ12は、それぞれの回転軸を中心にシャッタストッパの位置まで回転可能となる。
第1シャッタ9及び第2シャッタ12は、それぞれカード1の挿入方向及び返却方向に対して傾斜部を有している。これにより、第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13の規制が無い場合、すなわち、第1シャッタストッパ10及び第2シャッタストッパ13が下部に移動しているときには、カードの押圧力によって、第1シャッタ9及び第2シャッタ12が回転軸を中心に回転して、シャッタを開方向に動かすことができる。例えば、カード1がカード挿入口3から挿入されて第1シャッタ9に挿入されたりる場合に、第1シャッタ9が回転軸9aを中心に反時計回りに回転して、第1シャッタ9が開方向に動く。また、カード1が第2シャッタ12から返却される場合には、第2シャッタ12が回転軸12aを中心に時計回りに回転して、第2シャッタが開方向に動く。
(1−4)カード処理装置の動作
次に、図2〜図6を参照して、カード1が、カード挿入口3からカード処置装置2の奥行方向に移動する場合のカード処理装置2の各部の動作について説明する。
図2は、カード1がエンドユーザによってカード挿入口3から挿入された状態を示す。カード1が挿入される前は、第1シャッタ9の下方向の動きを規制している第1シャッタストッパ10は、第1シャッタ9の下方に位置している。上記したように、第1シャッタストッパ10は、アクチュエータによって第1シャッタ9の下方で上下に移動する。カード1がカード挿入口3から挿入されると、第1シャッタストッパ10はアクチュエータによって下部に移動する。したがって、カード挿入口3からカード1が挿入されると、第1シャッタ9は、カード1の押圧力によって、その回転軸9aを中心に時計回りに回転して、カード1の挿入を可能とする。
カード1の磁気ストライプにデータが保持されている場合は、磁気ストライプ検知ヘッド4が磁気ストライプのデータを読み取って、所定の信号を検出する。そして、検出した信号からカード1が正しいカードであると判定した場合には、図3に示すように、第2シャッタストッパ13をアクチュエータによって下方に下げ、カード搬送ローラ6aの方向にカード1の挿入を許可する。第1シャッタ9と同様に、カード1が第1シャッタ9の方向から挿入されると、第2シャッタ12は、カード1の押圧力によって、その回転軸12aを中心に反時回りに回転して、カード1の挿入を可能とする。
図4は、カード1がカード搬送ローラ6aの位置に到達して、カード搬送ローラ6aによってIC接点8の押下位置に達した状態を示す。このとき、第1シャッタストッパ10を上部に移動して、第1シャッタ9を閉方向に動かす。このように、第1シャッタ9の開方向への動きを規制することにより、次のカードが挿入されたり、異物が挿入されたりすることを防止する。
図5は、カード1の前端がリード・ライト用磁気ヘッド7に達して、磁気データのリード又はライト処理を開始する状態を示す。第1シャッタストッパ10は、上部に移動したまま、第1シャッタ9が挿入口3に対して閉じた状態を維持している。このように、第1シャッタ9の開方向への動きを規制して、引き続き次のカードの挿入や異物の挿入を防止している。
図6は、カード1の後端がリード・ライト用磁気ヘッド7に達して、磁気データのリード又はライト処理が終了した状態を示す。カード返却方向で磁気データのリード処理を実施する場合は、カード1が図6の状態から図5の状態に遷移する。このとき、第2シャッタストッパ13は、第2シャッタ12の下部に位置している。このため、カード1が返却方向に移動すると、第2シャッタ12は、カード1の押圧力によって、その回転軸12aを中心に反時計回りに回転して開方向に稼働する。
さらに、カード1をストッパに返却する場合は、第1シャッタストッパ10を下部に移動して、第1シャッタ9を開方向に回転可能とする。そして、カード1をローラ6a及び6bで返却方向に搬送すると、カード1の押圧力によって第1シャッタ9がその回転軸9aを中心に時計回りに回転して開方向に稼働する。
(1−5)本実施の形態の効果
上記したように、本実施の形態では、カード搬送ローラを第1ローラ6aと第2ローラ6bの2対にして、第1ローラ6aと第2ローラ6bとの間に磁気ヘッド7を配置し、第1ローラ6aの前方に第1シャッタ9及び第2シャッタ12を配置するという構成にしている。このように、カード処理の機能を確実に発揮するように、2つのカード搬送ローラ及び2つのシャッタを配置することにより、処理装置の全長を短くして処理装置全体のコストを削減することができる。
(2)第2の実施の形態
本実施の形態は、カード処理装置2に備えられた2つのシャッタの動作を1つのソレノイドのみで制御している点で第1の実施の形態と異なる構成となっている。以下、図7〜図12を参照して詳細に説明する。
(2−1)カード処理装置の構成
以下では、第1の実施形態と異なる2つのシャッタの構成及び動作について詳細に説明し、第1の実施の形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図7に示すように、カード処理装置2の第1シャッタ9及び第2シャッタ12の動作は、1つのソレノイド16により制御されている。また、第1の実施の形態では、2つのシャッタストッパにより第1シャッタ9及び第2シャッタ12の動作を規制していたが、本実施の形態では、1つのシャッタストッパ15により第1シャッタ9及び第2シャッタ12の動きを規制している。
図7に示すように、シャッタストッパ15の下部にはリンクバネ19及びストッパ戻しバネ20が備えられ、リンクバネ19及びストッパ戻しバネ20を介してソレノイド15の力がシャッタストッパ15に伝えられる。ソレノイド16のソレノイド戻しバネ18が移動すると、ソレノイド戻しバネ18とリンクバネ19を接続しているリンク17が移動して、リンクバネ19及びストッパ戻しバネ20の動きに応じてシャッタストッパ15が左右に移動する。
(2−2)カード処理装置の動作
次に、図7〜図12を参照して、カード1が、カード挿入口3からカード処置装置2の奥行方向に移動する場合のカード処理装置2の各部の動作について説明する。
図7は、カード1がエンドユーザによってカード挿入口3から挿入された状態を示す。カード1が挿入される前、すなわち、カード1の挿入待ちの状態の場合には、ソレノイド16に電圧を印加していない。ソレノイド16に電圧が印加されていない状態では、シャッタストッパ15は、ストッパ戻しバネ20によって図7の右方向、すなわち、カード挿入口3の方向に付勢されている。第1シャッタ9は、シャッタストッパ15の突起部と接していないため、回転軸9aを中心に時計回りに回転可能な状態である。また、第2シャッタ12は、シャッタストッパ15の突起部に接しているため開方向の動きを規制されている。
図7に示すように、カード1がカード挿入口3から挿入されると、第1シャッタ9は、カード1の押圧力によって、その回転軸9aを中心に時計回りに回転し、カード1の挿入を可能とする。
カード1の磁気ストライプにデータが保持されている場合は、磁気ストライプ検知ヘッド4が磁気ストライプのデータを読み取って、所定の信号を検出する。そして、検出した信号からカード1が正しいカードであると判定した場合には、アクチュエータ16を動作させて、シャッタストッパ15をカード1の挿入を許可する位置に移動させる。
図8は、カード1の挿入を許可するために、ソレノイド16に電圧を印加した状態を示す。シャッタストッパ15には、リンクバネ19を介してソレノイド16の力が伝えられて、図8の左方向に移動する。リンクバネ19は、ストッパ戻しバネ20よりも強いバネとしている。図8に示すように、シャッタストッパ15は、図8の左方向に付勢されているが、第1シャッタ9に接触して止まっている。この状態でさらにカード1が奥に挿入されると、カード搬送ローラ6aに接して、カード搬送ローラ6aによってさらに図8の左方向に搬送される。
図9は、カード1がカード搬送ローラ6aによってカード処理装置2の奥行方向に搬送されて、カード1の後端が第1シャッタ9を超えた状態を示す。第1シャッタ9の突起部をカード1が超えると、第1シャッタ9は、第1シャッタばね11によって閉方向に移動する。そして、シャッタストッパ15は、リンクバネ19によって図9の左方向に付勢されているため、図8の位置から図9の位置まで移動する。そして、シャッタストッパ15の突起部が第1シャッタ9に接触して、第1シャッタ9の開方向の動きを規制する。このように、第1シャッタ9の開方向への動きを規制することにより、次のカードが挿入されたり、異物が挿入されたりすることを防止する。
図10は、カード1がさらにカード処理装置2の奥行方向に搬送されて、カード1の後端が第2シャッタ12を超えた状態を示す。第2シャッタ12の突起部をカード1が超えると、第2シャッタ12は、第2シャッタばね14によって閉方向に移動する。しかし、シャッタストッパ15は、ソレノイド16によって図10の左方向に移動しているため、シャッタストッパ15の突起部によって第2シャッタ12の開方向の動きは規制されていない。したがって、再度カード1の後端がカード挿入口3の方向に移動した場合には、第2シャッタ12は、カード1の押圧力によってその回転軸12aを中心に時計回りに回転して開方向に稼働する。
図11は、カード1がカード挿入口3の方向に搬送されて、カード1の前端が第1シャッタ9を超えた状態を示す。このとき、ソレノイド16に電圧は印加されていないため、シャッタストッパ15は、ストッパ戻しバネ20によって図11の右方向に付勢されている。そして、シャッタストッパ15の突起部が第2シャッタ12に接触して止まっている。このような状態は、エンドユーザのカード抜き取り待ちの状態である。
図12は、図11の状態から、エンドユーザによってカード1が抜き取られ始めた状態を示す。カード1の後端が第2シャッタ12の突起部を通過すると、第2シャッタ12は、第2シャッタばね14によって閉方向に移動する。そして、シャッタストッパ15の突起部が第2シャッタ12に接触して、第2シャッタ12の開方向の動きを規制する。このような状態では、第2シャッタ12を超えてカード1を再度カード処理装置2の奥行方向に挿入することはできないため、返却されたカードをエンドユーザが誤ってカード処理装置2に押し込むことを防止することができる。
(2−3)本実施の形態の効果
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、カード搬送ローラを2対にして、第1ローラ6aと第2ローラ6bとの間に磁気ヘッド7を配置し、第1ローラの前方に第1シャッタ9及び第2シャッタ12を配置するという構成にしている。このように、カード処理の機能を確実に発揮するように、2つのカード搬送ローラ及び2つのシャッタを配置して、処理装置の全長を短くして処理装置全体のコストを削減することができる。また、1つのソレノイドで2つのシャッタの動作を制御することができるため、部品点数を少なくして、さらに構成を簡素化することができる。
(3)第3の実施の形態
本実施の形態は、悪意のユーザーがデンタルフロス状の細くかつ頑丈な糸状のカードトラップ21をカード処理装置2の内部に仕掛けたことを検知するための構造を追加している。以下、図13〜図15を参照して詳細に説明する。
本実施の形態のカード処理装置2の構成は、第2の実施の形態のカード処理装置2の構成と異なる構成について詳細に説明し、第2の実施の形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図13に示すように、第2シャッタ12の斜線部12bは、第2シャッタ12に回転中心を有し、通常は図13に示す位置に配置されるように板バネ等で付勢されている。図14に示すように、カードトラップ21がカード処理装置2の内部に仕掛けられた場合には、斜線部12bがカードトラップ21に押下されて、図14に示すように下方向に移動する。このように、斜線部12bが、第2シャッタ12の正常な動作とは別に動いて、第2シャッタ12と斜線部12bがずれる。斜線部12bの動きをカード処理装置2に備えられたフォトセンサやマイクロスイッチ(図示せず)などで監視して、第2シャッタ12と斜線部12bとのずれを検出することにより、カードトラップ21が仕掛けられたことを検知することができる。
図15は、図13に示すカード処理装置2のカード搬送路の上部22と、第2シャッタ12の斜線部12b及び第2シャッタ12の斜視図を示す。図15に示すように、カード搬送路の上部22には、2〜3mm幅の隙間を約5mmのピッチでカード幅方向に連続して配置している。また、斜線部12bには、カード搬送路の上部22に設けられた隙間に入り込む突起がカード幅方向に連続して配置されている。このような構成とすることにより、カードトラップ21の侵入をより効果的に防ぐことが可能となる。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、カード搬送ローラを2対にして、第1ローラ6aと第2ローラ6bとの間に磁気ヘッド7を配置し、第1ローラの前方に第1シャッタ9及び第2シャッタ12を配置するという構成にしている。このように、カード処理の機能を確実に発揮するように、2つのカード搬送ローラ及び2つのシャッタを効果的に配置することにより、処理装置の全長を短くして処理装置全体のコストを削減することができる。さらに、第2シャッタ12の斜線部12bを独立して動作させる構成とすることにより、悪意のユーザーがデンタルフロス状の細くかつ頑丈な糸状のカードトラップ21をカード処理装置2の内部に仕掛けたことを検知して、カード処理の安全性を確保することができる。
1 カード
2 カード処置装置
3 カード挿入口
4 磁気ストライプ検知ヘッド
5 シャッタ
6 カード搬送ローラ
7 リード・ライト用磁気ヘッド
8 IC接点
9 第1シャッタ
10 第1シャッタストッパ
11 第1シャッタばね
12 第2シャッタ
13 第2シャッタストッパ
14 第2シャッタばね
15 シャッタストッパ
16 ソレノイド
17 リンク
18 ソレノイド戻しバネ
19 リンクバネ
20 リンク戻しバネ
21 カードトラップ
22 カード搬送路の上部

Claims (8)

  1. カードを搬送する2対のローラと、
    カード挿入口付近に設けられた第1のシャッタと、
    前記第1のシャッタよりカード処理装置の内部側に設けられた第2のシャッタと、
    を備え、
    前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタは、前記カードが通過する際の押圧力により開状態となり、前記2対のローラによる該カードの移動に応じて開状態から閉状態または閉状態から開状態に状態を遷移させる
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  2. 前記カードが挿入される前は、前記第1シャッタを開状態、前記第2シャッタを閉状態とし、挿入された該カードが正当なカードである場合には、前記第2シャッタを開状態とし、
    前記カードが前記2対のローラにより前記カード処理装置の内部に挿入されて該カードのリードライト処理を実行する場合には、前記第1シャッタを閉状態とし、
    前記カードが前記2対のローラにより前記カード挿入口付近に移動して該カードの磁気データをリードする場合には、前記第1シャッタを閉状態のまま前記第2シャッタを開状態とする、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のカード処理装置。
  3. 前記第1のシャッタの下方に位置する第1のシャッタストッパと、
    前記第2のシャッタの下方に位置する第2のシャッタストッパと、
    を備え、
    前記第1のシャッタストッパ及び前記第2のシャッタストッパは、アクチュエータの制御により上下に移動して、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの動作を規制する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のカード処理装置。
  4. 前記第1のシャッタストッパ及び前記第2のシャッタストッパが上部に移動した場合には、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタを閉状態として開状態の動作を規制し、
    前記前記第1のシャッタストッパ及び前記第2のシャッタストッパが下部に移動した場合には、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの開状態の動作を規制しない
    ことを特徴とする、請求項3に記載のカード処理装置。
  5. 前記第1のシャッタストッパ及び前記第2のシャッタストッパが下部に移動した場合には、前記カードの押圧力により前記第1のシャッタまたは前記第2のシャッタが開状態となる
    ことを特徴とする、請求項4に記載のカード処理装置。
  6. 前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの下方に1つのシャッタストッパを設け、
    前記シャッタストッパは、1つのアクチュエータの制御により左右に移動して、前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの動作を規制する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のカード処理装置。
  7. 前記シャッタストッパは、
    両端部に前記第1のシャッタ及び前記第2のシャッタの下部と接する突起部を有し、
    該突起部が前記第1のシャッタまたは前記第2のシャッタの下部に接する位置に移動した場合に、前記第1のシャッタまたは前記第2のシャッタを閉状態として開状態の動作を規制する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載のカード処理装置。
  8. 前記第2のシャッタの一部を、前記第2のシャッタの閉状態から開状態への動作とは別に動作する板バネとし、
    カード挿入口から糸状のカードトラップが挿入された場合に、前記第2のシャッタの動作と前記板バネの動作のずれを検知する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のカード処理装置。
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