JPWO2015166973A1 - 企業財務データを集約する集約サーバ、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

企業財務データの企業固有の勘定項目を、集約財務データの勘定項目へ効率的に対応づける。XBRLで記述された企業財務データAの勘定項目名である第1の勘定項目名と標準財務データ217の勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す標準マッピング定義情報211と、集約対象の企業財務データAから、第1の勘定項目名に対応する金額を第2の勘定項目名についての金額に集約して標準財務データ217を生成するとともに、第1の勘定項目名に対応する第2の勘定項目名が存在しない場合はエラー情報を出力する紐付け処理部231と、エラー情報に基づいて、第1の勘定項目名を対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付ける補正入力画面300と、補正入力画面300が受け付けた指定に基づいて、標準マッピング定義情報211を更新するマッピング定義更新部235とを備える。

Description

本発明は、企業財務データの集約に関する。
企業(特に上場企業)は、毎年、決算発表、すなわち、企業財務データ(決算書)を公表しなければならない。企業財務データには、一般的な勘定項目だけでなく、企業固有の勘定項目が含まれていることがあり、それ故、分析しづらいことがある。
そこで、企業財務データを、分析し易い形式に集約し、集約された企業財務データ(以下、集約財務データ)を提供するサービスが知られている。
また、特許文献1には、この集約を自動的に行うコンピュータシステムが記載されている。
特開2012−14238号公報
ここで、企業財務データの企業固有の勘定項目を、集約財務データの勘定項目へ対応づけて集約を行うが、企業固有の勘定項目の一部は、集約財務データの勘定項目へ対応づけられていないことがある。なぜならば、企業固有の勘定項目は新たなものが随時追加されるからである。
さらに、ユーザに対して提供する集約財務データもまた、各ユーザの着眼点に応じたユーザごとに固有の勘定目を有する。従って、N社分の企業固有の勘定項目を含む企業財務データを、M社分のユーザ固有の勘定項目を含む集約財務データへ変換するのは、N対Mの組み合わせをすべて網羅する必要があり、極めて煩雑である。
また、企業財務データに含まれる勘定項目は階層構造になっていて、上位の包括的な項目に対して、それを詳細に分類した下位の項目が多数存在する。実際に企業が開示する企業財務データの中では、各項目の金額が階層間で整合していない場合がある。例えば、上位の勘定項目自体の表示を省略しているため、上位項目と下位項目との整合がとれていない場合がある。
さらに、ユーザに対して提供する集約財務データは、上記の通りそれぞれのユーザの着眼点に適合するように集約されている。ときには、ユーザにとって不要な勘定項目は集約財務データの勘定項目としては登場しないこともある。そのため、集約財務データ全体としての項目間の整合をとるためには、ユーザが特に着眼していない項目のデータを適切に扱う必要がある。
そこで、本発明の目的は、企業財務データの企業固有の勘定項目を、集約財務データの勘定項目へ効率的に対応づけることである。
本発明の別の目的は、企業財務データに含まれる階層構造の勘定科目間の整合を図り、集約財務データにおいても勘定科目間で整合したデータを提供することである。
本発明の一つの実施態様に従う集約サーバは、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述された企業財務データが有し得る勘定項目名である第1の勘定項目名と標準化された企業財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す第1の対応定義情報を記憶する記憶手段と、XBRLで記述されており対象の企業財務データから、前記第1の対応定義情報が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第2の勘定項目名についての金額を設定し、第2の勘定項目名について設定後の金額を含んだ標準化された企業財務データである標準財務データを生成するとともに、前記第1の対応定義情報に対応関係が定義されていない勘定項目名を特定してエラー情報を出力する紐付け手段と、前記エラー情報に基づいて、前記対応関係が定義されていない勘定項目名と対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付ける補正手段と、前記補正手段が受け付けた指定に基づいて、前記対応定義情報を更新する手段と、を備える。
好適な実施態様では、前記標準財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名と出力用の企業財務データに記載される勘定項目名である第3の勘定項目名との対応関係を表す第2の対応定義情報を記憶する記憶手段と、前記標準財務データから、前記第2の対応定義情報が有する第2の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第3の勘定項目名についての金額を設定し、第3の勘定項目名についての出力用の金額を含んだ企業財務データである出力用財務データを生成する集約手段と、をさらに備えてもよい。
本発明の一つの実施態様に従うサーバシステムは、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述され、一つの第1の勘定項目及び前記第1の勘定項目の下位階層である複数の第2の勘定項目を有しうる企業財務データを取得する手段と、前記企業財務データが有しうる勘定項目を標準化した勘定項目を有する標準財務データを記憶する記憶手段と、前記企業財務データの第1の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である第3の勘定項目との対応関係、及び、前記企業財務データの複数の第2の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である複数の第4の勘定項目との対応関係を表す第1の対応定義情報を記憶する記憶手段と、前記取得した企業財務データを前記標準データへ変換する変換手段であって、前記企業財務データから、第1の対応定義情報の第1の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第3の勘定項目の金額を設定し、かつ、第1の対応定義情報の第2の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第4の勘定項目の金額を設定する第1の変換手段と、を備える。
好適な実施態様では、前記第1の変換手段は、前記標準財務データで、第4の勘定科目に金額が設定されていて、かつ、第3の勘定科目の金額が設定されていないとき、第4の勘定科目に設定されている金額に応じて第3の勘定科目の金額を設定するようにしてもよい。
好適な実施態様では、前記標準財務データに含まれる第5の勘定項目と出力用の出力財務データに含まれる勘定項目である第7の勘定項目との対応関係、及び前記標準財務データに含まれる勘定項目であって、前記第5の勘定項目の下位階層である第6の勘定項目と前記出力財務データに含まれる第8の勘定項目との対応関係を表す第2の対応定義情報を記憶する手段と、前記標準財務データから、第2の対応定義情報の第5の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じて前記出力財務データの第7の勘定項目の金額を設定し、第2の対応定義情報の第6の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じて前記出力財務データの第8の勘定項目の金額を設定する第2の変換手段と、をさらに備えてもよい。
好適な実施態様では、前記第2の変換手段は、前記標準財務データで、何れの第8の勘定項目とも対応関係を有しない第6の勘定項目が存在する場合、前記出力財務データで、第7の勘定項目の金額と、一以上の第8の勘定項目に設定された金額の合計金額とが一致するように、その他を表す第8の勘定項目の金額を設定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成を示す。 集約サーバの構成、及び集約サーバが行う処理を示す。 補正入力画面300の一例を示す。 標準マッピング定義情報211の一例を示す。 企業財務データAから標準財務データ217への変換を模式的に示す。 個別集約マッピング定義情報213の一例を示す。 企標準財務データ217からユーザ別集約財務データ219への変換を模式的に示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
「企業財務データ」は、例えば決算書のデータであり、決算書は、会社法、金融商品取引法及び税法といった法令によって異なる。以下の実施例では、企業財務データが金融庁或いは東京証券取引所のシステムから送信されることを例に採っているため、金融商品取引法に従う財務諸表のデータが、企業財務データである。
また、以下の説明では、「コンピュータプログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。また、プロセッサは、そのプロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでも良い。コンピュータプログラムは、プログラムソースから各計算機にインストールされても良い。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は記憶メディアであっても良い。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成を示す。
各企業では、XBRLで記述された企業財務データが作成される。XBRLで記述された企業財務データは、複数のインスタンスと複数のタクソノミとを有する。インスタンスは、実際のデータ、例えば、企業コード、業種コード、勘定項目名、或いは、金額である。タクソノミは、業種別且つ企業別に存在する。業種別のタクソノミ(業種タクソノミ)は、その業種について使用可能な勘定項目名を有する。企業別のタクソノミ(企業タクソノミ)は、その企業について使用可能な勘定項目名を有する。インスタンスが有する勘定項目名は、原則、タクソノミから選ばれた勘定項目名である。
企業財務データに含まれる複数の勘定項目は、一般的な財務諸表の勘定項目と同様に、複数の階層からなる階層構造を有してもよい。例えば、資産の部には、流動資産及び固定資産などの上位の勘定項目の下に複数の下位階層の勘定項目を有していてもよい。例えば、固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産などを下位階層の勘定項目として有しうる。無形固定資産は、さらに、特許権及び商標権などの下位階層の勘定項目を有しうる。一つの上位の勘定項目は一または複数の下位階層の勘定項目を有してもよい。企業財務データでの勘定項目の階層の深さは任意である。本実施形態では、上位の勘定項目は下位の勘定項目を総括する項目であり、下位の勘定項目は上位の勘定項目の明細という関係にある。
各企業のコンピュータシステム(企業システム)101は、XBRL配信システム103に、例えば専用線経由で企業財務データを送信する。
XBRL配信システム103は、例えば、金融庁又は東京証券取引所のコンピュータシステムである。XBRL配信システム103は、各企業システム101から企業財務データを受信し保持する。XBRL配信システム103は、保持されている企業財務データを、例えば専用線経由でサーバシステム110に送信する。
サーバシステム110は、1又は複数の計算機で構成されている。サーバシステム110は、例えば、下記の機能、
(*)XBRL配信システム103から企業財務データを受け付ける受信機能、
(*)受信した企業財務データを集約する集約機能、
(*)集約された企業財務データ(以下、集約財務データ)を蓄積する蓄積機能、
(*)蓄積された集約財務データを配信する配信機能、
を有する。各機能は、ハードウェアによって実現されても良いし、コンピュータプログラムをプロセッサが実行することによって実現されても良い。サーバシステム110は、これらの機能以外の機能を有しても良い。
ユーザシステム121は、集約財務データを分析するユーザが使用するコンピュータシステムである。ユーザシステム121は、サーバシステム110が提供する集約財務データの提供ファイルを受信する。
本実施形態の1つの特徴として、サーバシステム110が有する機能のうちの集約機能がある。集約機能は、サーバによって実現される。以下、そのサーバを、「集約サーバ」と言う。
図2は、集約サーバの構成、及び集約サーバが行う処理を示す。
集約サーバ201は、例えば、1又は複数の計算機で構築されるコンピュータシステムである。集約サーバ201は、例えば、記憶資源(例えば、メモリ及びハードディスクドライブなどの1種類以上の記憶デバイス)と、記憶資源に接続されたプロセッサとを備える。
記憶資源が、標準マッピング定義情報211、個別集約マッピング定義情報213、抽出マッピング定義情報215、標準財務データ217、及びユーザ別集約財務データ219を記憶する。
標準マッピング定義情報211は、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述された企業財務データが有し得る勘定項目名である第1の勘定項目名と標準財務データ217(標準化された企業財務データ)に記載される勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す対応定義情報である。
標準マッピング定義情報211は、例えば、共通定義情報と企業別定義情報とから構成されていてもよい。共通定義情報は、全企業に共通であって、各企業の企業財務データAに含まれるどの勘定項目名が標準財務データ217のどの勘定項目名に対応するかを表す情報を有する。企業別定義情報は、企業別に、その企業の企業財務データAに含まれるどの勘定項目名が標準財務データ217のどの勘定項目名に対応するかを表す情報を有する。標準マッピング定義情報211(共通定義情報及び企業別定義情報)は、人手で作成されてもよい。標準マッピング定義情報211に定義されていない勘定項目名は、後述するマッピング定義更新部235によって追加される。
また、標準マッピング定義情報211は、階層化されている企業財務データAと、階層化されている標準財務データ217とを、その階層関係を維持した対応関係を表す対応定義情報であってもよい。例えば、標準マッピング定義情報211では、企業財務データAにおいて上位階層の第1の勘定項目と下位階層の第2の勘定項目とが、それぞれ、標準財務データ217で上位階層の第3の勘定項目と下位階層の第4の勘定項目とに対応付けられていてもよい。
個別集約マッピング定義情報213は、標準財務データ217(標準化された企業財務データ)に記載される勘定項目名である第2の勘定項目名とユーザ別集約財務データ219(出力用の企業財務データ)に記載される勘定項目名である第3の勘定項目名との対応関係を表す対応定義情報である。
個別集約マッピング定義情報213は、例えば、企業別に、標準財務データ217に含まれるどの勘定項目名が、ユーザ別に集約されたユーザ別集約財務データ219のどの勘定項目名に対応するかを表す情報を有していてもよい。個別集約マッピング定義情報213は、人手で作成されてもよい。
また、個別集約マッピング定義情報213は、階層化されている標準財務データ217と、階層化されているユーザ別集約財務データ219とを、その階層関係を維持した対応関係を表す対応定義情報であってもよい。例えば、標準財務データ217において上位階層の第5の勘定項目と下位階層の第6の勘定項目は、それぞれ、ユーザ別集約財務データ219で上位階層の第7の勘定項目と下位階層の第8の勘定項目に対応付けられていてもよい。
抽出マッピング定義情報215は、ユーザ別集約財務データ219から顧客へ提供する提供ファイルBを生成するために、顧客別、あるいは用途別にどの勘定項目を抽出するのかを表す情報を有する。
標準財務データ217は、標準形式の企業財務データである。標準財務データ217は、企業財務データAに含まれる企業固有の勘定項目が、本システムにおける標準の勘定項目に変換されている。標準財務データ217の勘定項目は、例えば、EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork)科目を含んでいてもよい。標準財務データ217は、例えばXBRL文書であってもよい。
集約サーバ201が、全企業財務データAを一旦標準財務データ217へ標準化することで、個社別の勘定項目名の違いをすべて吸収することができる。これにより、全企業の企業財務データを同じ基準で比較することが可能となる。
ユーザ別集約財務データ219は、個別集約マッピング定義情報213に基づいて、標準財務データ217から、ユーザ別に、各ユーザが所望する勘定項目名に集約された財務データである。ユーザ別集約財務データ219は、例えばXBRL文書であってもよい。
ユーザ別集約財務データ219は、個社別の勘定項目名の違いを標準化した標準財務データ217から変換される。つまり、ユーザ別集約財務データ219を生成するための個別集約マッピング定義情報213は、標準財務データ217からの変換ルール(マッピング)のみが定義されればよく、個社別に定義する必要がない。
提供ファイルBは、ユーザ別集約財務データ219からユーザへ提供する情報をそれぞれ目的に応じて抽出して、目的のフォーマットに調整された財務データを含むファイルである。提供ファイルBは、例えば、テキストファイル、CSVファイルなどのユーザシステム121が処理しやすい形式か、あるいはPDFファイルなどユーザが見やすい形式のファイルでよい。
集約サーバ201内のプロセッサによって所定のプログラムが実行されると、紐付け処理部231と、補正処理部233と、マッピング定義更新部235と、集約処理部237と、抽出処理部239が実現される。
紐付け処理部231は、XBRLで記述された対象の企業財務データAから、標準マッピング定義情報211(対応定義情報)が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する第2の勘定項目名が存在する場合は、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第2の勘定項目名についての金額を設定し、第2の勘定項目名についての金額を含んだ標準化された企業財務データである標準財務データ217を生成するとともに、標準マッピング定義情報211に対応関係が定義されていない勘定項目名を特定してエラー情報を出力する。
紐付け処理部231は、例えば、XBRL文書の企業財務データAを読み込み、標準マッピング定義情報211に従って、企業財務データAに含まれる勘定項目名を標準財務データ217の勘定項目名と紐付ける処理を行う。紐付け処理部231は、標準マッピング定義情報211に含まれていない勘定項目名が企業財務データAに含まれているとき、その項目を標準財務データ217のどの項目とも対応づけることができない。その場合、紐付け処理部231は、補正入力画面300(図3参照)を図示しない表示装置に表示させる。
補正処理部233は、エラー情報に基づいて、対応定義情報が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付ける。
補正処理部233は、補正入力画面300が受け付けた入力に応じて、エラーリスト310に含まれている未反映項目名311(図3参照)を標準財務データ217の指定された項目へ紐付ける補正処理を行う。
図3は、補正入力画面300の一例を示す。補正入力画面300には、エラーリスト310と、マッピングテーブル350とが含まれる。補正入力画面300は、例えばアナリストなど分析結果に基づくオペレータの入力を受け付ける。
エラーリスト310には、標準財務データ217に紐付け(マッピング)ができなかった企業財務データの情報(エラー情報)が含まれる。
マッピングテーブル350は、エラーリスト310に含まれる、紐付け(マッピング)ができなかった企業財務データの紐付け、及び勘定項目の付け替えを行う補正処理の内容が表示される。
エラーリスト310は、未反映項目名311と、連結値313と、連結紐付315と、単独値317と、単独紐付319と、紐付項目No321、323とをデータ項目として含む。
未反映項目名311は、企業財務データAに含まれる勘定項目名であって、標準マッピング定義情報211に含まれていないために標準財務データ217にマッピングできなかった企業固有の勘定項目名である。
連結値313は、連結決算の対象となる金額(値)である。企業財務データAにおける未反映項目名311の金額である。
連結紐付315は、連結決算の対象となるか否かの入力を受け付けるチェックボックスを有する。チェックボックスがチェックされると、連結値313の金額が連結決算の対象となる。
単独値317は、単独決算の対象となる金額(値)である。企業財務データAにおける未反映項目名311の金額である。
単独紐付319は、単独決算の対象となるか否かの入力を受け付けるチェックボックスを有する。チェックボックスがチェックされると、単独値317の金額が単独決算の対象となる。
紐付項番321は、連結決算のときに未反映項目名311を紐付ける標準財務データの項目Noを示す。標準財務データの項番は、次に説明するマッピングテーブル350を参照してオペレータが決定し、入力する。
紐付項番323は、単独決算のときに未反映項目名311を紐付ける標準財務データの項目Noを示す。標準財務データの項番は、次に説明するマッピングテーブル350を参照してオペレータが決定し、入力する。
紐付け処理部231は、未反映項目名311と類似する標準財務データ217の勘定項目名があれば、その勘定項目名の項番を、紐付け候補として紐付項番321、323に表示してもよい。
マッピングテーブル350は、項番351と、勘定項目名353と、入力値355と、個社項目357と、移動359,361と、移動結果363と、最終結果365と、合計差分367と、整合性差分369と、チェック結果371と、誤差373とをデータ項目として有する。
項番351は、標準財務データ217における勘定項目名353の項目Noである。
勘定項目名353は、標準財務データ217の勘定項目名である。勘定項目名353には、「親」と呼ばれる大項目と、「子」と呼ばれるその配下の小項目がある。「子」である配下の小項目の入力値355をすべて足し合わせた値が、「親」である大項目の入力値355となるのが正しい紐付け状態である。
入力値355は、標準財務データ217において既に勘定項目名353に割り当てられている金額である。
個社項目357は、エラーリスト310で紐付けされた連結値313または単独値317である。つまり、紐付項番321,323において紐付けされた項番351の個社項目357に連結値313または単独値317が割り当てられる。
移動359,361は、現時点である勘定項目名353に割り当てられている入力値355及び個社項目357を別の勘定項目名353へ移動させて、勘定項目名を付け替えたい場合に、移動先の勘定項目の項番(No)の入力を受け付ける領域である。
移動結果363は、移動359,361を適用した後の勘定項目名353の金額である。つまり、移動359,361で指定された項番の移動結果363に、入力値355及び個社項目357の合計値が移動する。
最終結果365は、新ルール(エラーリスト310で定義した紐付け及び移動359,361)を適用した後の勘定項目名353の金額である。つまり、最終結果365は、入力値355の金額+個社項目357の金額+移動結果363の金額である。
合計差分367は、大項目(親)の最終結果365からその配下の小項目(子)の最終結果365を引いた値である。合計差分367が0であると紐付けが正常に行われたことを意味する。合計差分367が0以外の場合は、正しく紐付けがされていない可能性があり、チェック結果371に所定のエラー表示がなされる。
整合性差分369は、財務諸表の記載ルールに従う整合性ルールが予め定義されていて、その整合性ルールに基づくチェックを行った結果(差分)である。
チェック結果371は、個社項目357及び移動359,361の新ルールを適用した結果、論理的なエラーの有無を表示する。ここでチェック対象となるエラーは、例えば、必須項目への入力有無をチェックする必須エラー、入力されたデータの型の整合性をチェックする型エラー、配下の小項目の合計が大項目と一致するか否かをチェックする親子エラー、整合性差分369が0であるか否かの整合性エラーである。
誤差373は、合計差分367または整合性差分369において差分が出たときに、その差分を丸め誤差として許容するか否かの入力を受け付ける。
補正入力画面300に対する入力操作により、未対応項目名の紐付け及び勘定項目の付け替えなどの補正が完了すると、補正処理部233が補正の内容を示す補正結果リスト400を生成する。例えば、補正結果リスト400には、未対応項目名が紐付けされる標準財務データ217における項番や、勘定項目を付け替える移動(移動前後の項番)が含まれる。
マッピング定義更新部235は、補正結果リスト400に基づいて標準マッピング定義情報211を更新する。マッピング定義更新部235は、全企業に共通する補正であれば共通定義情報を更新する。マッピング定義更新部235は、個別企業に固有の補正であれば、企業別定義情報を更新する。
これにより、補正入力画面300において行われた補正の内容が標準マッピング定義情報211に自動的に反映される。すなわち、オペレータ等が補正入力画面300において紐付けを行えば、それ以降の処理にはこの補正の結果が反映され、それ以降は同じ勘定項目名が適切にマッピングされる。
図2に戻ると、紐付け処理部231は、標準マッピング定義情報211で定義された対応関係に応じて企業財務データAを標準財務データ217へ変換する。例えば、紐付け処理部231は、企業財務データAから、標準マッピング定義情報211(第1の対応定義情報)の第1の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていれば、その金額に応じて標準財務データ217の第3の勘定項目の金額を設定してもよい。また、紐付け処理部231は、標準マッピング定義情報211の第2の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていれば、その金額に応じて標準財務データ217の第4の勘定項目の金額を設定してもよい。
図4は、標準マッピング定義情報211の一例であって、ある企業の企業財務データAの勘定項目名と標準財務データ217の勘定項目名との対応関係(一部)を示す。インデントは各項目間の階層関係を示す。
図5は、図4に示す標準マッピング定義情報211に基づく、企業財務データAから標準財務データ217への変換を模式的に示す。同図に示すように、企業財務データAには、複数の勘定項目名401と、それぞれに対応する金額403とが含まれている。企業財務データAの各勘定項目名401は、標準マッピング定義情報211において、標準財務データ217のいずれかの勘定項目名411と対応付けられている。図4及び図5では、「流動資産」の勘定項目についてのみ対応関係を示す。
紐付け処理部231は、標準マッピング定義情報211に従って、企業財務データAを標準財務データ217に変換する。すなわち、紐付け処理部231は、標準マッピング定義情報211で企業財務データAの勘定項目名と対応付けられている標準財務データ217の勘定項目名を特定し、企業財務データAの勘定項目名の金額を特定された標準財務データ217の勘定項目名411の金額413に設定する。図4及び図5の例では、例えば、企業財務データAの「現金預金」は標準財務データ217の「現金及び預金」と対応付けられているので、企業財務データAの「現金預金」の金額が標準財務データ217の「現金及び預金」の金額に設定される。他の項目についても同様である。
紐付け処理部231は、さらに、標準財務データ217で、第4の勘定科目に金額が設定されていて、かつ、第4の勘定項目名の上位項目である第3の勘定科目の金額が設定されていないとき、第4の勘定科目に設定されている金額に応じて第3の勘定科目の金額を設定してもよい。
例えば、図5に示すように、標準財務データ217において「未成工事支出金」から「貸倒引当金」までの各勘定項目は、「たな卸資産」の下位階層の勘定項目として定義されている。一方、企業財務データAに「たな卸資産」という勘定項目は省略されている。従って、紐付け処理部231が標準マッピング定義情報211に従って企業財務データAを標準財務データ217に変換しただけでは、標準財務データ217の「たな卸資産」には金額が設定されない。
そこで、紐付け処理部231は、図5に示すように、標準財務データ217の「未成工事支出金」から「貸倒引当金」までの各勘定項目の金額に応じて、その上位項目である「たな卸資産」の金額を算出して、設定してもよい。例えば、紐付け処理部231は、「未成工事支出金」から「貸倒引当金」までのそれぞれの金額の合計を「たな卸資産」の金額とする。
これにより、標準財務データ217において、階層間での合計金額と明細金額の整合性が担保される。
集約処理部237は、標準財務データ217から、第2の対応定義情報が有する第2の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第3の勘定項目名についての金額を設定し、第3の勘定項目名についての出力用の金額を含んだ企業財務データであるユーザ別集約財務データ219を生成する。
集約処理部237は、例えば、個別集約マッピング定義情報213に定めるユーザ毎のルールに従って、標準財務データ217をユーザ別集約財務データ219へ変換する。
集約処理部237は、標準財務データ217から、個別集約マッピング定義情報213(第2の対応定義情報)の第5の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じてユーザ別集約財務データ219(出力財務データ)の第7の勘定項目の金額を設定してもよい。また、集約処理部237は、標準財務データ217から、個別集約マッピング定義情報213の第6の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じてユーザ別集約財務データ219の第8の勘定項目の金額を設定してもよい。
図6は、個別集約マッピング定義情報213の一例であって、標準財務データ217と、あるユーザ向けのユーザ別集約財務データ219との対応関係(一部)を示す。インデントは各項目間の階層関係を示す。
図7は、図6に示す個別集約マッピング定義情報213に基づく、標準財務データ217からユーザ別集約財務データ219への変換を模式的に示す。同図に示すように、ユーザ別集約財務データ219には、同図に示すような複数の勘定項目511と、それぞれに対応する金額513とが含まれている。ユーザ別集約財務データ219の各勘定項目511は、ユーザ別集約財務データ219において、標準財務データ217のいずれかの勘定項目411と対応付けられている。図6及び図7では、「固定資産」の勘定項目についてのみ対応関係を示す。
集約処理部237は、個別集約マッピング定義情報213に従って、標準財務データ217をユーザ別集約財務データ219に変換する。すなわち、ユーザ別集約財務データ219の勘定項目名と対応付けられている標準財務データ217の勘定項目名を特定し、特定された勘定項目の金額を、その勘定項目と対応付けられているユーザ別集約財務データ219の勘定項目名に設定する。同図の例では、例えば、ユーザ別集約財務データ219の「固定資産計」が標準財務データ217の「固定資産」と対応付けられているので、標準財務データ217「固定資産」の金額がユーザ別集約財務データ219の「固定資産計」の金額に設定される。他の項目についても同様である。
集約処理部237は、さらに、標準財務データ217で、ユーザ別集約財務データ219の何れの第8の勘定項目とも対応関係を有しない第6の勘定項目が存在する場合、ユーザ別集約財務データ219で、第8の勘定項目の上位の第7の勘定項目の金額と、一以上の第8の勘定項目に設定された金額の合計金額とが一致するように、その他を表す第8の勘定項目の金額を設定してもよい。
例えば、図6に示す個別集約マッピング定義情報213の例では、標準財務データ217の「借地権」は、ユーザ別集約財務データ219の何れの勘定項目とも対応関係を有しない。この場合、集約処理部237は、図7に示すように、「借地権」の上位項目である「無形固定資産」と対応付けられているユーザ別集約財務データ219の「無形固定資産計」の金額と、「無形固定資産計」の下位項目である「営業権」、「連結調整期間上(無形固定資産)」及び「その他無形固定資産」の合計金額とが一致するように、その他を表す「その他無形固定資産」の金額を設定する。ここでは、集約処理部237は、標準財務データ217で「借地権」に設定されている金額(689,000,000)を、「その他無形固定資産」の金額に加算する。
これにより、総括的な上位の勘定項目の金額と、その上位項目の明細に相当する下位の勘定項目の金額の合計とが一致し、ユーザ別集約財務データ219において整合性が担保される。
抽出処理部239は、抽出マッピング定義情報215に定めるユーザ毎、及び用途毎の抽出のためのルールに従って、ユーザ別集約財務データ219から情報を抽出して、所望の形式の提供ファイルBを生成する。
本実施形態によれば、標準財務データ217に紐付けができなかった企業財務データAに含まれる勘定項目名について、アナリストなどが一旦紐付けを行う補正をすれば、それ以降、同じ勘定項目名が企業財務データAに含まれていても、補正された結果に従って紐付けが行われるようになる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
211 標準マッピング定義情報、213 個別集約マッピング定義情報、215 抽出マッピング定義情報、217 標準財務データ、219 ユーザ別集約財務データ、231 紐付け処理部、233 補正処理部、235 マッピング定義更新部、237 集約処理部、239 抽出処理部、300 補正入力画面、400 補正結果リスト

Claims (10)

  1. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述された企業財務データが有し得る勘定項目名である第1の勘定項目名と標準化された企業財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す第1の対応定義情報を記憶する記憶手段と、
    XBRLで記述されており対象の企業財務データから、前記第1の対応定義情報が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第2の勘定項目名についての金額を設定し、第2の勘定項目名について設定後の金額を含んだ標準化された企業財務データである標準財務データを生成するとともに、前記第1の対応定義情報に対応関係が定義されていない勘定項目名を特定してエラー情報を出力する紐付け手段と、
    前記エラー情報に基づいて、前記対応関係が定義されていない勘定項目名と対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付ける補正手段と、
    前記補正手段が受け付けた指定に基づいて、前記対応定義情報を更新する手段と、を備える集約サーバ。
  2. 前記標準財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名と出力用の企業財務データに記載される勘定項目名である第3の勘定項目名との対応関係を表す第2の対応定義情報を記憶する記憶手段と、
    前記標準財務データから、前記第2の対応定義情報が有する第2の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第3の勘定項目名についての金額を設定し、第3の勘定項目名についての出力用の金額を含んだ企業財務データである出力用財務データを生成する集約手段と、をさらに備える、請求項1記載の集約サーバ。
  3. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述された企業財務データが有し得る勘定項目名である第1の勘定項目名と標準化された企業財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す対応定義情報を記憶する記憶手段を備えた集約サーバが行う方法であって、
    紐付け手段が、XBRLで記述されており対象の企業財務データから、前記対応定義情報が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第2の勘定項目名についての金額を設定し、第2の勘定項目名について設定後の金額を含んだ企業財務データである標準財務データを生成するとともに、前記対応定義情報に対応関係が定義されていない勘定項目名を特定してエラー情報を出力するステップと、
    補正手段が、前記エラー情報に基づいて、前記対応関係が定義されていない勘定項目名と対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付けるステップと、
    更新手段が、前記受け付けた指定に基づいて、前記対応定義情報を更新するステップと、を行う方法。
  4. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述された企業財務データが有し得る勘定項目名である第1の勘定項目名と標準化された企業財務データに記載される勘定項目名である第2の勘定項目名との対応関係を表す対応定義情報を記憶する記憶手段を備えた集約サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記集約サーバにおいて、
    紐付け手段が、XBRLで記述されており対象の企業財務データから、前記対応定義情報が有する第1の勘定項目名に一致する勘定項目名を特定し、特定された勘定項目名に対応する金額に応じて第2の勘定項目名についての金額を設定し、第2の勘定項目名についての設定後の金額を含んだ企業財務データである標準財務データを生成するとともに、前記対応定義情報で対応関係が定義されていない勘定項目名を特定してエラー情報を出力するステップと、
    補正手段が、前記エラー情報に基づいて、前記対応関係が定義されていない勘定項目名と対応付ける第2の勘定項目名の指定を受け付けるステップと、
    更新手段が、前記受け付けた指定に基づいて、前記対応定義情報を更新するステップと、を実行させるコンピュータプログラム。
  5. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述され、一つの第1の勘定項目及び第1の勘定項目の下位階層である複数の第2の勘定項目を有しうる企業財務データを取得する手段と、
    前記企業財務データが有しうる勘定項目を標準化した勘定項目を有する標準財務データを記憶する記憶手段と、
    前記企業財務データの第1の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である第3の勘定項目との対応関係、及び、前記企業財務データの複数の第2の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である複数の第4の勘定項目との対応関係を表す第1の対応定義情報を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した企業財務データを前記標準データへ変換する変換手段であって、
    前記企業財務データから、第1の対応定義情報の第1の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第3の勘定項目の金額を設定し、かつ、第1の対応定義情報の第2の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第4の勘定項目の金額を設定する第1の変換手段と、
    を備えるサーバシステム。
  6. 前記第1の変換手段は、
    前記標準財務データで、第4の勘定科目に金額が設定されていて、かつ、第3の勘定科目の金額が設定されていないとき、第4の勘定科目に設定されている金額に応じて第3の勘定科目の金額を設定する、請求項5記載のサーバシステム。
  7. 前記標準財務データに含まれる第5の勘定項目と出力用の出力財務データに含まれる勘定項目である第7の勘定項目との対応関係、及び前記標準財務データに含まれる勘定項目であって、第5の勘定項目の下位階層である第6の勘定項目と前記出力財務データに含まれる第8の勘定項目との対応関係を表す第2の対応定義情報を記憶する手段と、
    前記標準財務データから、第2の対応定義情報の第5の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じて前記出力財務データの第7の勘定項目の金額を設定し、第2の対応定義情報の第6の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目の金額に応じて前記出力財務データの第8の勘定項目の金額を設定する第2の変換手段と、
    をさらに備える、請求項5または6に記載のサーバシステム。
  8. 前記第2の変換手段は、
    前記標準財務データで、何れの第8の勘定項目とも対応関係を有しない第6の勘定項目が存在する場合、前記出力財務データで、第7の勘定項目の金額と、一以上の第8の勘定項目に設定された金額の合計金額とが一致するように、その他を表す第8の勘定項目の金額を設定する、請求項7記載のサーバシステム。
  9. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述され、一つの第1の勘定項目及び前記第1の勘定項目の下位階層である複数の第2の勘定項目を有しうる企業財務データが有しうる勘定項目を標準化した勘定項目を有する標準財務データと、前記企業財務データの第1の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である第3の勘定項目との対応関係、及び、前記企業財務データの複数の第2の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である複数の第4の勘定項目との対応関係を表す第1の対応定義情報とを記憶する記憶手段を備えたサーバシステムが行う方法であって、
    取得手段が、前記企業財務データを取得するステップと、
    前記取得した企業財務データを前記標準データへ変換する変換手段が、前記企業財務データから、第1の対応定義情報の第1の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第3の勘定項目の金額を設定し、かつ、第1の対応定義情報の第2の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第4の勘定項目の金額を設定するステップと、を行う方法。
  10. XBRL(eXtensible Business Reporting Language)で記述され、一つの第1の勘定項目及び前記第1の勘定項目の下位階層である複数の第2の勘定項目を有しうる企業財務データが有しうる勘定項目を標準化した勘定項目を有する標準財務データと、前記企業財務データの第1の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である第3の勘定項目との対応関係、及び、前記企業財務データの複数の第2の勘定項目と前記標準財務データが有する標準勘定項目である複数の第4の勘定項目との対応関係を表す第1の対応定義情報とを記憶する記憶手段を備えたサーバシステムのためのコンピュータプログラムであって、
    前記サーバシステムに、
    取得手段が、前記企業財務データを取得するステップと、
    前記取得した企業財務データを前記標準データへ変換する変換手段が、前記企業財務データから、第1の対応定義情報の第1の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第3の勘定項目の金額を設定し、かつ、第1の対応定義情報の第2の勘定項目に一致する項目を特定し、特定された項目に金額が設定されていればその金額に応じて前記標準財務データの第4の勘定項目の金額を設定するステップと、を実行させるコンピュータプログラム。
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