JPWO2015163312A1 - ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015163312A1
JPWO2015163312A1 JP2016514940A JP2016514940A JPWO2015163312A1 JP WO2015163312 A1 JPWO2015163312 A1 JP WO2015163312A1 JP 2016514940 A JP2016514940 A JP 2016514940A JP 2016514940 A JP2016514940 A JP 2016514940A JP WO2015163312 A1 JPWO2015163312 A1 JP WO2015163312A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
signal
switch
control signal
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016514940A
Other languages
English (en)
Inventor
山口 作太郎
作太郎 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2015163312A1 publication Critical patent/JPWO2015163312A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J13/00Circuit arrangements for providing remote indication of network conditions, e.g. an instantaneous record of the open or closed condition of each circuitbreaker in the network; Circuit arrangements for providing remote control of switching means in a power distribution network, e.g. switching in and out of current consumers by using a pulse code signal carried by the network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

本発明は、ワイヤーハーネスの複雑化、コストの増大、仕様変更等に対応可能とする。電力供給先の複数の機器に付加された複数のスイッチに共通に接続する電力線と、前記スイッチのオン・オフを制御する制御信号を前記複数のスイッチに供給する制御部を備える。

Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2014−087556号(2014年4月21日出願)に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。本発明は、ワイヤーハーネスシステムと装置及び給電方法に関する。
図1は、自動車等車載のワイヤーハーネスの関連技術(広く利用されている技術)の構成(参考例)を示す図である。バッテリ(鉛2次電池)101は発電機102と充電制御系が接続される。バッテリ101からはケーブル114(ワイヤーハーネスの一部)がヒューズ・ボックス104及びスイッチ・ボックス105に延伸されている。スイッチ・ボックス105は、複数の電気機器への電源供給のオン(ON)、オフ(OFF)を行う。スイッチ・ボックス105(「リレー・ボックス」ともいう)は運転席近傍103に設置されている。ヒューズ・ボックス104は、例えば、運転席の下のフェンダに設けられる(運転席の右足の斜め上付近)。なお、スイッチ・ボックス105は一つの箱とは限らず操作しやすいように配置されている。スイッチ・ボックス105の不図示の複数のスイッチからそれぞれの電装品にケーブル115A〜115Gが延在されている。特に制限されないが、図1では、ヘッドライト107、バックライト108、ブレーキランプ109、ウインカ110、室内灯113、コンソールボックス112、点火器111が図示されている。多くの既存の自動車では点火器111の消費電力が一番大きい。点火器111へのケーブル115Gは太いケーブルが利用され、ケーブル長も短くなるような配置とされる(これは軽量化対策と損失低減対策)。各部に配置された電装品にケーブル115(ワイヤーハーネス)が敷線される。図1のケーブル集合体(ワイヤーハーネス)115は、機器への給電用の銅ワイヤが使われる(重く、高価である)。ガソリン車ではバッテリ電圧はDC(直流)12Vであり、トラック等ではDC24Vを用いる。ハイブリッド車ではより高圧であり、例えば200V以上となっている。高圧ケーブルと低圧系のケーブルは分けて使っている。このため、ワイヤーハーネスは複雑化している。図1では、車体がアースである。電池101(Battery)の負極は車体に接続されている。図1には、車体側の配線は図示されていない。
ワイヤーハーネスは、車形状や機能に合わせる必要がある。車の設計変更に応じて構造や形を変えることも頻繁に発生し、設計初期から作り込むことが必要である。また、同じ車種でも車の仕様の相違にしたがってワイヤーハーネスも相違する。したがって、以下のような問題点がある。
1)構成が複雑となり重量が重くなる。
2)コストの増大を招く。
3)仕様の異なった複数のケーブルを束ねる技術が必要になる。
また、重量が増せば、車への取り付けに工夫が必要になる。車の燃費には悪い影響がある。
上記問題点を解消するために各種提案がなされている。
例えば電線の本数が多くて配線も複雑となるという問題を解消し配線の簡略化を図るために、一筆書き状としたワイヤーハーネスとして、例えば特許文献1が参照される。特許文献1には、電線によって一筆書き状に接続された左右の各補機間の略中央部に配置された左右2列の端子を備える圧接コネクタの左右で共通となる前記電線については、該電線をそのまま前記圧接コネクタの端子に圧接し、前記圧接コネクタの左右で異なる前記電線については、該電線を前記圧接コネクタの左右二列の端子に圧接した状態で各端子間において回路を分断しているので、電線の本数を削減して配線の簡略化が図れるとともに、圧接コネクタを必要以上に大きくする必要がなくなって該圧接コネクタの小型化を図ることができる。特許文献1のワイヤーハーネスにおいては、電線の本数が多くて配線も複雑となり、また、配給コネクタに接続される電線の本数も多いため、該配給コネクタが大型化するという問題を解消できることになる。
電線の線長を短くし、生産性を高めるワイヤーハーネスとして、例えば特許文献2には、幹線と複数の枝線と枝線端末側のコネクタとを備えるワイヤーハーネスにおいて、該幹線に沿って配索されるジョイント用の電線の両端末部が、該枝線の長さの範囲内で各コネクタからの導出電線の端末部にジョイント接続されたことを特徴とするワイヤーハーネスの配線構造が開示されている。
ワイヤーハーネスの製造や管理に要するコストを低減させリレーボックスを小型化すると共にリレーボックス内の回路構造を簡素化・低コスト化することのできる車載用ワイヤーハーネスの部品接続構造として、例えば特許文献3には、電源側の回路とヘッドランプ側の回路とをリレーボックスを介して接続し、該リレーボックスに、制御装置を接続した車載用ワイヤーハーネスにおいて、該リレーボックスの同一の接続部に、それぞれ同一形状の端子を有するヘッドランプ制御デバイスとロー又はハイビームオン・オフ用のリレーとの何れか一方を選択的に接続可能としたことを特徴とする車載用ワイヤーハーネスの部品接続構造が開示されている。
さらに、無線を用いたシステムとして、特許文献4には、車載オーディオ装置において、オーディオ信号を電送するワイヤーハーネスを必要とせず、Bluetooth(登録商標)等による搬送波による電波送信で行うので雑音の発生がなく、小信号回路の設計を行わないで済み、更にワイヤーハーネスの配索経路の検討も必要なく、これに伴いワイヤーハーネスの配索作業も必要ないので、自動車への設置が容易となり自動車組み立て作業の低減、製造コストの低減を図ることが記載されている。
PLC(Power Line Communication)通信に適用されるワイヤーハーネスに関して例えば特許文献5が参照される。
特開2005−63808号公報 特開2006−4640号公報 特開2009−62005号公報 特開2010−116066号公報 特開2012−197049号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。本発明は、上記関連技術とは別の視点から、上記問題を解消するシステム、装置、及び方法を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面によれば、電力供給先の複数の機器に付加された複数のスイッチに共通に接続する電力線と、前記スイッチのオン・オフを制御する制御信号を前記複数のスイッチに供給する制御部を備えたワイヤーハーネスシステム(あるいは方法)、装置が提供される。
実施形態によれば、前記制御部からの前記制御信号を供給する信号線が前記複数のスイッチに共通に接続される構成としてもよい。
実施形態によれば、前記電力線の幹線、及び、前記信号線の幹線が複数の機器に対してそれぞれ一筆書きの形態で敷設されている構成としてもよい。
実施形態によれば、前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記制御信号を無線送信するようにしてもよい。
実施形態によれば、前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記電力線上に前記制御信号を乗せて送信するようにしてもよい。
実施形態によれば、電力を宛先の機器にパケットでルーティングさせる電力ルータを備えた構成としてもよい。
さらに、実施形態によれば、電力供給先の複数の要素に共通に接続する電力線を備え、複数の前記要素にそれぞれ電力供給のオン、オフを切り替え制御するスイッチを備え、前記各スイッチのオン・オフを制御信号で制御する制御部を備え、前記制御部からの前記制御信号を供給する信号線が複数の前記スイッチに対して共通に接続される構成としてもよい。
本発明によれば、ワイヤーハーネスの複雑化、コストの増大、仕様変更等への対応を容易化している。
関連技術の構成を例示する図である。 実施形態1を例示する図である。 実施形態1のスイッチを説明する図である。 制御信号の信号波形を説明する図である。 実施形態2を例示する図である。 実施形態2のスイッチを説明する図である。 実施形態3を例示する図である。 実施形態3のスイッチを説明する図である。 京都大学・弘原隆士氏による電力ルータの概念図である。 実施形態4を説明する図である。 実施形態4の電源ケーブルの電圧波形を説明する図である。 実施形態4のスイッチを説明する図である。 関連技術の構成を例示する図である。 実施形態5を説明する図である。 実施形態6を説明する図である。 関連技術を説明する図である。 実施形態7を説明する図である。 実施形態8を説明する図である。 実施形態9を説明する図である。 実施形態10を説明する図である。
本発明の実施形態について説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1によれば、図2を参照すると、電力供給先の複数の電気機器(電装品)(107〜113)に共通に接続する電力線125を備え、複数の電気機器(電装品)(107〜113)に対してそれぞれ電力供給のオン、オフを切り替え制御するスイッチ部(リモートSW部)130A〜130Gを配置し、前記各スイッチ部(130A〜130G)のオン・オフを制御信号で制御する制御部(制御系)121を備え、前記制御系121からの前記制御信号を供給する信号線126は、複数のスイッチ部(130A〜130G)に対して共通に配設されている。すなわち、複数のスイッチ部(130A〜130G)は、制御部(制御系)121に対して、信号線126を介して並列接続(バス接続)される。
運転者は運転席近傍103に設置された制御部(制御系)121を利用して運転を行う。電源101からは複数の電気機器(電装品)(107〜113)は、電気的に並列に接続され、それぞれのスイッチ部(130A〜130G)を電装品(107〜113)のそれぞれに付設してある。スイッチ部(130A〜130G)のオン、オフの制御は運転席近傍の制御系121から行う。なお、図2では、電装品(107〜113)として、図1と同じく、ヘッドライト107、バックライト108、ブレーキランプ109、ウインカ110、室内灯113、コンソールボックス112、点火器111が図示されている。
スイッチ部130の数や形式は、図1とは変わらず、制御系121を備えている。信号線126は、細くて軽量であり、制御システムも小型且つ安価である。例えば、ケーブル接続コネクタ内に納めることも可能である。図2のワイヤの長さや重量は図1に示したワイヤの長さ及び重量に比べて短くし、軽量化を実現可能としている。その結果、実施形態1によれば、ワイヤーハーネス構造の簡素化、及び、低コスト化を実現している。
図3は、図2のスイッチ部(リモートスイッチ部)130A〜13Gの構成の一例を示す図である。図3を参照すると、スイッチ部130への信号線は制御系(受信側)131に接続され、そこでオン/オフの信号を検出し、リレー等のスイッチ(リモートSW)133のオン/オフ制御を行う。制御系131の電源は電力線から取れば良い。また、スイッチ(リモートスイッチ部)130は、例えば過電流で溶断するヒューズ132を備えている。
制御系121は、制御信号として、図4に示すように、スイッチ部130のアドレスとオン・オフを一つのフレーム又はパケット等のプロトコルデータ単位で送信する(プロトコルとしては、RS232C、RS−422、CAN(Controller Area Network)、Ethernet(登録商標)、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等)。スイッチ部130の制御系(受信側)131は、制御信号に含まれるアドレスが当該スイッチ部130のアドレスと一致すると、オン、オフ信号を取得し、スイッチ(リモートSW)133のオン、オフを制御する。制御信号を構成するフレーム又はパケットは、ヘッダ又はペイロードに、アドレス情報と、オン・オフ情報を含むようにしてもよい。Ethernet(登録商標)等、既存のプロトコルによるエラー制御等(CRC(Cyclic Redundancy Check)等のエラー検出等による、送信先に正しく転送されたか否かのチェック、エラー時の再送制御)を利用することで信号転送の安全性を確保することができる。
なお、アドレス信号とオン、オフ情報は、フレーム又はパケット等、データ転送の単位をなすプロトコルデータ単位(PDU: Protocol Data Unit)とはせず、切り離して送信する構成としてもよい。例えば制御系121がアドレス信号を信号線126に送信し該アドレスに一致するアドレスを有するスイッチ部130が応答信号(レディ信号、又はACK信号)を制御系121に返し、該応答信号を受け取った制御系121が信号線126に当該スイッチ部130のオン、オフ情報を送出し、当該スイッチ部130がオン、オフ情報を取得するという任意のパスプロトコルで実装するようにしてもよい。制御系121は、電装品が制御信号にしたがって稼動しているかモニタすることができる。なお、電装品のリモートスイッチの状態(オン・オフ)を制御系121でモニタし、コンソールボックス(不図示)に表示するようにしてもよい。
また、右折や左折時、方向指示器(ウインカーレバー)を操作してウインカーランプを点滅させるが、制御系受信部131に、予め定められた間隔でウインカーランプのオン/オフを繰り返すように制御し、制御系121には、その状態(動作状態(オン・オフ動作中))を返し、運転者に表示する。
信号線126は、同軸ケーブルやより線ケーブル、あるいは光ファイバからなり、配線先が同じであるため、電力線125と一緒に(束ねて)配線するようにしてもよい。
上記実施形態によれば、ワイヤーハーネスは大幅に簡易化し低コスト化、軽量化に貢献する。更に、信号は、直流伝送であり、位相が異ならないので、電力線はループを描いても問題は生じない。
<実施形態2>
図5は、実施形態2の構成を示す図である。図2を参照して説明した実施形態1との相違点は、制御系121’が、スイッチ部130’A−Gに供給する制御信号の伝送形態として、図2の有線方式の代わりに無線を利用している点である。特に制限されないが、図4のアドレスとオン・オフの設定を少なくとも送信することができれば、任意の無線システムを用いてもよい。特に制限されないが、Bluetooth等が用いられる。
図6は、図5のスイッチ部130’の構成を示す図である。図3のスイッチ部130との相違点は、制御系受信部131’が無線信号を受信する構成に変更されている点である。制御系受信部131’は制御系121’から無線送信された制御信号を受信するアンテナ、RF部、ベースバンド部を備え、ベースバンド復調回路の出力に基づき、リモートスイッチ133のオン、オフを制御する。更に、図2での説明のようにリモートSW部と制御部が互いに交信をして、送信先に正しい信号が送られたかどうかのチェックを行うような機能を付け加えることも行う。
<実施形態3>
図7は、実施形態3の構成を例示する図である。電力線に電力の他にコンピュータ通信信号を乗せる規格(例えばPLC(Power-Line Communication:電力線搬送通信))を利用している。PLC技術として、IEEE SA(Standard Association)のIEEE1901規格に準拠してもよい。制御部(制御系)121”は、PLCモデムを内蔵し、PLC信号を、電力線125”に送出する。スイッチ部130”A〜130”GはPLCモデムを備え、電力線125”に伝送された信号(データ)を復調し、電力供給をオン、オフする。この実施形態では、前記実施形態1の信号線(制御信号を送信する信号線)は無くなる。また、実施形態2のように、無線ではないので、混信等が少なく、信頼性が向上する。更に、信号線が無くなるため、図2に示したシステムは、より単純な構成となるとともに、信頼性も向上する。
図8は、図7のスイッチ部130”の構成を示す図である。制御系受信部131’は電力線のPLC信号を復調して制御信号を抽出し、リモートスイッチ133のオン、オフを制御する。
<電力ルータの概念ついて>
現在、電力エネルギーの効率的な利用のために、複数の大学や企業グループが電力ルータの開発を行っている。参考例として、ネットで入手できる例の写しとして、図9に示す(京大・引原隆士教授の研究から)。図9に示されている基本的な考え方は電話回線のクロスバー交換器と同じで有り、二つの基本的なアイデアからなっている。
1)様々な入力信号を複数の配送先に転送するスイッチ群を構成する
2)パケット通信の考え方を電力輸送にも適用する
上記の例では、電力ユーザと発電業者が電力網に接続されていて、ユーザは好みや使用目的に応じて異なった発電業者から電力を購入できるような電力システムを想定している。しかし、この目的を達成するために大幅に電力回線数を増やさないことが重要であり、これを目指した技術開発が電力ルータの基本的なコンセプトである。つまり、ユーザ数をnとし、電力発生業者数をmとすれば、回線数はm×n必要になるが、クロスバースイッチとパケット通信のアイデアで電力網の回線数を節約する。したがって、この考え方を利用することで、ワイヤーハーネスの構造を大幅に単純にすることが可能と思料される。電力ルータについては各種提案がなされているが、民生用には利用されてはいないというのが実情である。これは、複数の電圧や周波数の異なった電源を接続する事を目指しているため、図9に示すように、電力パケットを構成していることによるものと思料される。すなわち、高電圧・大電流のスイッチングを高い周波数で行うことを予定しているため、スイッチング素子への要求仕様が厳しく、高価になる。京大・引原氏等のグループでは電力パケットの長さは250μs (micro second)程度である。これは数kHz以上でスイッチングを行うことに該当する。電圧は数100VからAC6.6kVを想定していると思料される。さらに、電流も大きいことから、スイッチング素子としてはIGBT(insulated Gate Bipolar Transistor)やpower MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)が利用される。しかし、要求仕様が高い。これは電力ルータの考え方を商用電力網に応用しようとしたためである(このようなアイデアを試すには、余りに電圧が高く、扱う電力が大きかったためであると思料される)。
<実施形態4>
上記実施形態1乃至3によれば、電力は半導体素子で高速にスイッチングを行わず、制御信号に応じてスイッチのオン/オフ制御を行うために、技術的には、その実装を著しく容易化する。更に、自動車応用では鉛電池の電圧は12V(乗用車)か24V(トラック)のため、電圧が低い。このため、家庭用の交流電源に比べても電圧が低く、試作を行える段階である(実験装置を作り、動作確認を既に行い、改良を重ねている段階である)。したがって、直ぐに車に搭載して試験を行う段階に到達している。また、学会等で提案されているシステムに比較して安価で信頼性が高い。これは既存の技術の組み合わせとその改良で済むためである。そして、原価的には、大量生産すれば、現在と同等と考えている。電力ルータのコストは、ワイヤーハーネスが安価になることによって吸収できるものと思料される。
異なった電圧の電源を電力ルータで組み合わせて一本の電源ケーブルで給配電するシステムの開発研究が行われているが、自動車でもハイブリッド車や燃料電池車、電気自動車などでは複数の異なった電圧電源を利用することが想定されている。
図10は、実施形態4の構成を示す図である。複数の異なった電圧電源を接続する。図10の例では、DC12Vの電源101Aと、DC24Vの電源101Bが、共通に電源ケーブル(電力線)205に接続されている。電圧の低い方の電源101Aはダイオード203を介して電源ケーブル205に接続され、電圧の高い電源101Bは高速スイッチ部204を介して電源ケーブル205に接続されている。電源ケーブル205は負荷(例えば、図2のスイッチ部130A〜130Fを介して各部107〜113)に接続される。高速スイッチ部204はIGBTやpower MOSFETが用いられる。トリガー信号発生器を備えた制御部201Bからのトリガー信号によって高速でオン、オフを繰り返す。
図11は、図10の電源ケーブル205の電圧波形を模式的に示す図である。24V電源101Bに接続されている高速スイッチ部204がオン状態になると、12V電源101Aとに電源ケーブル(電力線)205間に接続されているダイオード103はオフし(カソード端子が24V、アノード端子が12Vの逆方向バイアス)、電源ケーブル205の電圧は24Vになる。一方、高速スイッチ部204がオフすると、ダイオード203がオン状態(順方向バイアス)になり、電源ケーブルの電圧は12Vになる。図11では、24Vの期間はt1、12Vの期間はt2である。制御部2から出るトリガー信号によって、図11で示されるような矩形波状の電圧の波形が得られる。特に制限されないが、図11の期間t1及びt2は、例えば250μs(micro second)程度としてもよい。
図12は、ワイヤーハーネスの接続先である負荷の構成を示す図である。図12を参照すると、電力線(電源線)205と、リモートスイッチ部130の間に、高速でスイッチングを行う高速スイッチ部134を備える。図10の制御部2のトリガー信号発生器からのトリガー信号によって、高速スイッチ部134が、高速スイッチ部204と順位相で同期してオン、オフを行う。高速スイッチ部134に接続されている負荷には、24Vの電源電圧が印加されている状態になる。ここで、リモートスイッチ部130にオン信号が入来すると、負荷に24Vが印加され、機器が動作する。この信号は、実施形態1のように信号線から取っても良いし、実施形態2のように無線や、あるいは実施形態3のようにPLCを利用してもよい。
実施形態4では、次の250マイクロ秒の期間は24V電源から切り離される。この期間の電力を供給するためにコンデンサが並列に接続されている。時間が250マイクロ秒と十分に短いので大きな静電容量は不要である。
図12において、高速スイッチ部134のオン、オフ制御を、24V電源101Bに接続されている高速スイッチ部204のオン/オフとは逆位相でオン/オフ制御すると、負荷には12V電源電圧が印加されている状態になる。つまり、位相を制御することによって負荷にかかる電圧を制御することができる。リモートスイッチ部130で実際の負荷のオン/オフ制御を行う。
なお、図1の車載ワイヤーハーネスに関して説明した前記問題と同様な問題は、航空機、船舶、電車、住宅、ロボットにも該当する。航空機では多数の電装品が実装される。特に、フライ・バイ・ワイヤーと言われる制御系が多用されるようになってきている。このため、電力を利用した飛行機の制御が広く行われるに到っている。飛行機で利用する部品では軽量化が大きな課題である。軽量化のために、前述した実施形態の手法が有効である。特に、飛行機は大型であるため、その効果は大きい。船舶についても同じことがいえる。特に、防衛艦船では電線の長さが通常の船舶に比べて例えば10倍以上長い。このため、前記実施形態の手法が有効である。更に、堪航性と抗堪性が重要視される。これは損傷、被弾時に艦船の残存能力、継戦能力の確保を意味する。このため、複数の配線が必要になる。ただし、ケーブル本数が減れば、その分、新たに配線することができる。したがって、上記能力の向上を可能としている。
電車では、複数の車両が一つの列車として接続されて運転されるために、車掌がドアなどのオン/オフを一カ所で制御する。このため、長いケーブルが必要になる。したがって、前記実施形態の手法は極めて有効になる。
住宅についても同様のことがいえる。これは、一般に、部屋のスイッチとランプなどが離れているためと思料される。PLCのように、オン/オフ信号が電力線に乗せると、スイッチとランプを離した状態で配線できる。このため、前記実施形態は有効である。
ロボットに関して、例えば人型ロボットでは、手や足の動きを人間に似せて動かすために、多くのアクチュエータが必要とされる。このため、それぞれのアクチュエータの制御線だけでも、例えば腕の太さ程度となる。数多くの制御線の束を細くするために、一般に、細い線が利用される。ただし、これにも限度がある。
前記実施形態によれば、制御線と電力線が各々1本、あるいは、電力線が1本でシステムを構築可能としている。このため、本発明によれば、軽量、且つ、複雑な動きのできるロボットの実現に貢献することができる。
<関連技術の例>
図13は、関連技術を説明する図である。電源と機器1〜機器4の間にスイッチ1〜スイッチ4が接続されている。
<実施形態5>
図14は、実施形態5を説明する図である。図14において、不図示のスイッチ(電気スイッチ)は、複数の機器310(機器1〜4)の各々に設けられている。なお、図14では、複数の機器310として、4台の機器が図示されているが、機器310の個数は4に制限されるものでないことは勿論である。複数の機器310のスイッチに信号を送信することで、オン・オフを制御する。例えば機器310に応じて異なった信号でオン・オフを制御する。信号を送信する装置はどこに設置してもよい。1つの装置で、複数のスイッチのオン・オフを制御するようにしてもよい。
図14の例では、複数の機器310のスイッチのオン・オフを制御するマルチスイッチコントローラ(multi-switch controller: MSC)300が、給電線(電力線)を通じて、複数の機器310のスイッチのオン・オフを制御する。あるいは、光ファイバ、銅ケーブル(細い信号線)、無線等でスイッチのオン・オフを制御する信号を伝送してもよい。図14によれば、配線が短くなり、構成が簡素化する。なお、本実施形態は車両、航空機等へ適用して好適とされる。
<実施形態6>
図15(A)は、実施形態6を説明する図である。複数の機器のスイッチのオン・オフを制御するマルチスイッチコントローラ(MSC)300を二つの要素で構成している。マルチスイッチコントローラ(MSC)300は、図14のマルチスイッチコントローラ(MSC)300として適用可能であるが、図14の例に制限されるものでないことは勿論である。
図15(A)を参照すると、マルチスイッチコントローラ(MSC)300は、スイッチ制御信号発生器301とON/OFF信号送付器302を備えている。スイッチ制御信号発生器301は、それぞれの機器を制御するための信号を発生する。スイッチ制御信号発生器301は切り替えスイッチを備え、制御対象の機器を選択可能とされる(全ての機器を制御対象としたり、複数の機器を同時にオン・オフする等、を選択可能)。スイッチ制御信号発生器301で発生したスイッチ制御信号をON/OFF信号送付器302を介して信号線上に送信する。
図15(B)に示すように、信号線上のオン・オフ信号を機器側の制御系受信部312(電力線から電源で駆動される)で受け取り、制御信号を抽出してリモートスイッチをオン・オフする。なお、機器側の電力線にはヒューズ313、リモートスイッチ314が直列に接続される。なお、制御系受信部312は、信号線ではなく、電力線に送信された信号を抽出する構成としてもよい。なお、図15(B)は、図8と同一構成である。本実施形態は車両、航空機等へ適用して好適とされる。
<関連技術の別の例>
図16は、関連技術を説明する図である。配線母線からスイッチ群を介して各蛍光灯へ電力配線が接続されている。
<実施形態7>
図17は、実施形態7を説明する図である。蛍光灯(蛍光灯信号遮断器)320の給電端子に共通に配線母線を接続し、配線母線にスイッチ制御部330からのオン・オフ制御信号を供給し、各蛍光灯内のスイッチを個別にオン・オフ制御する。図17の実施形態7によれば、図16との対比から明らかなように、ケーブル長を特段に短縮している。スイッチ制御330から配線母線への配線ケーブルはオン・オフ制御信号のみが流れるため、断面の細いケーブルを用いることができる。ケーブルコストや配線コストを低減することができる。なお、制御信号の混信を回避するため、スイッチ制御部330への配線に同軸ケーブルや2重同軸ケーブルを用いるようにしてもよい。2重同軸ケーブルでは、中心線と内側シールド線に制御信号を流し、外側シールド層を、航空機、車両等の機体に接続する。このため、他の電源線と共通電位となり、実効的なアース線となる。これにより、オン・オフ制御信号等の他との間の相互干渉、混信を回避し、安定性、安全性を向上する。本実施形態は車両、航空機等へ適用して好適とされる。
<実施形態8>
図18は、実施形態8を説明する図である。図18を参照すると、給電母線には、信号遮断器400B、400C、400Dが接続されている。通常、信号遮断器400B、400C、400Dは導通状態とされる(交流、直流電力を伝達する)。信号遮断器400B、400C、400Dでは、制御信号を受信してから、どのブロックあての制御信号であるかを判別し、当該制御信号を通すか、阻止するかを決定する。ブロックA、B、Cには、スイッチ420A、420B、420Cが配設されている。スイッチ420A、420B、420CそれぞれブロックA、B、C内の機器A1、A2、機器B1、B2、機器C1、C2の制御を行う。制御は、機器のオン・オフだけに制限されるものでなく、例えば機器に流れる電流量を調節することで、光度を可変制御するようにしてもよいことは勿論である。
ブロックAのスイッチ420Aは、マスタスイッチとして機能し、スイッチ420Aからの制御信号は、信号遮断器400B〜400Dを通過可能に構成される。例えば、信号遮断器400Bは信号遮断状態であっても、スイッチ420Aからの制御信号を受信する受信部を備え、当該受信部でスイッチ420Aからの制御信号を検出すると、当該制御信号をブロックB側に伝達する。信号遮断器400C、400Dも同様な構成とされる。かかる構成により、ブロックAのスイッチ420Aから、ブロックB、C等の機器を制御することを可能としている。
<実施形態9>
図19は、実施形態9を説明する図である。図19は、図18の信号遮断器400Bの一例を説明する図である。なお、図18の信号遮断器400B、400C、400Dは、図19の構成に制限されるものでない。
図19を参照すると、給電母線に挿入されたフェライトインダクタ(フェライトコア)431は、高周波成分に対して高抵抗値を示し、電力は通すが、信号は遮断する。給電母線とフェライトインダクタ431の一端の接続点に接続された制御信号受信機432と、制御信号受信機432の出力を入力するコントローラ(例えばCPU(Central Processing Unit))433を備え、制御信号を伝達する場合、給電母線とフェライトインダクタ431の他端の接続点に制御信号を印加する制御信号発生部434を備えている。制御信号受信機432は、制御信号を受信すると、該制御信号をコントローラ433に受け渡す。コントローラ433では、該制御信号がスイッチ420Aからの制御信号であると判別すると、制御信号発生部434に指示して、該制御信号と同じ制御信号を発生させ、給電母線とフェライトインダクタ431の他端に出力する。コントローラ433では、該制御信号がスイッチ420Aからの制御信号でなければ、制御信号発生部434に対する指示は行わない。各ブロックの機器(例えば機器B1、B2)はスイッチ420Aからの制御信号でオン・オフ制御可能に構成されている。
なお、制御信号を送信する信号線を電力線とは別に設ける場合、当該信号配線に小型フェライトインダクタを挿入すればよい。なお、スイッチ420Aから機器に対する制御を無線で行う場合、給電母線に挿入された信号遮断器は不要である。
<実施形態10>
図20は、実施形態10を説明する図である。図20は、図18の変形例である。本実施形態では、スイッチ421Aからの制御信号に対して、例えばブロックAの機器A1、A2、ブロックBの機器B1、B2は動作するが、ブロックCの機器C1、C2は動作しない構成とされる。すなわち、信号遮断器401Cは、スイッチ421Aからの制御信号を通さない構成とされている。これは、信号遮断器401Cの制御信号受信機(図19の432)、及び、機器の制御系受信部(図15(B)の312)に、スイッチ420Aからの制御信号を通過させない(遮断する)機能を実装することで可能である。この機能は、ソフトウェア制御、あるいはさらに認証機能を付加することによっても可能である。信号遮断器の制御信号受信機、及び機器の制御信号受信機において、スイッチ420Aからの制御信号の通過の有無を動的に選択するようにしてもよい。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
101、101A、101B 電源(バッテリ)
102 発電機&充電器
114、115A〜115D ケーブル
103 運転席近傍
104 ヒューズ・ボックス
105 スイッチ・ボックス
106 車体各部
107 ヘッドライト
108 バックライト
109 ブレーキランプ
110 ウインカ
111 点火器
112 コンソールボックス
113 室内灯
121、121’、121” 制御系
124、125 電力線(電源ケーブル)
126 信号線
130A〜130G、130’A〜130’G 130”A〜130”G スイッチ部(リモートSW)
131、131’、131”、312 制御系受信部
132、313 ヒューズ、
133、314 スイッチ(リモートスイッチ)
134 高速スイッチ
140 電力貯蔵部(コンデンサ)
201 制御部1
202 制御部2
203 ダイオード
204 高速スイッチ部
205 電力線(電源ケーブル)
300 MSC
301 スイッチ制御信号発生器
302 ON/OFF信号送付器
311 機器
320 蛍光灯(信号遮断器)
330 スイッチ制御部
400、400A〜400D、401C 信号遮断器
420A スイッチ(マスタスイッチ)
420B〜420C スイッチ
421A セミマスタスイッチ
431 フェライトインダクタ
432 制御信号受信機
433 コントローラ
434 制御信号発生部

Claims (26)

  1. 電力供給先の複数の機器に付加された複数のスイッチに共通に接続する電力線と、
    前記スイッチのオン・オフを制御する制御信号を前記複数のスイッチに供給する制御部を備えたワイヤーハーネスシステム。
  2. 前記制御部からの前記制御信号を供給する信号線が前記複数のスイッチに共通に配設される請求項1記載のワイヤーハーネスシステム。
  3. 前記電力線及び前記信号線の幹線が、前記複数の機器に対して一筆書きの形態で敷設されている、請求項2記載のワイヤーハーネスシステム。
  4. 前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記制御信号を無線送信する請求項1記載のワイヤーハーネスシステム。
  5. 前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記電力線上に前記制御信号を乗せて送信する請求項1記載のワイヤーハーネスシステム。
  6. 電力を宛先の機器にパケットでルーティングさせる電力ルータを備えた請求項1乃至5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスシステム。
  7. 共通の電力線に異なる電源電圧の第1、第2の電源を接続し、
    前記第1の電源は前記電力線にダイオードを介して接続し、
    前記第2の電源は前記電力線にスイッチを介して接続し、
    前記スイッチをオン、オフさせる信号を生成する信号発生器を備えた請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスシステム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスシステムを備えた装置。
  9. 電力供給先の複数の機器に付加された複数のスイッチに対して電力線を共通接続し、
    制御部から、前記スイッチのオン・オフを制御する制御信号を前記複数のスイッチに供給し、
    前記電力線からオン状態のスイッチを介して前記機器に電力が供給される、給電方法。
  10. 前記制御部からの前記制御信号を供給する信号線が前記複数のスイッチに共通に接続される請求項9記載の給電方法。
  11. 前記電力線の幹線、及び、前記信号線が複数の機器に対して一筆書きの形態で敷設されている、請求項10記載の給電方法。
  12. 前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記制御信号を無線送信する請求項9記載の給電方法。
  13. 前記制御部から、前記複数のスイッチの各々に、前記電力線上に前記制御信号を乗せて送信する請求項9記載の給電方法。
  14. 電力ルータで電力を宛先の機器にパケットでルーティングさせる請求項9記載の給電方法。
  15. 共通の電力線に異なる電源電圧の第1、第2の電源を接続し、
    前記第1の電源は前記電力線にダイオードを介して接続し、
    前記第2の電源は前記電力線にスイッチを介して接続し、
    前記スイッチをオン、オフさせる信号を生成する請求項9乃至14のいずれか1項に記載の給電方法。
  16. 複数の機器の各々に、給電端子からの電力供給をオン・オフするスイッチを備え、
    前記複数の機器の前記給電端子を電源側で共通接続し、
    前記複数の機器の前記スイッチに制御信号を送信するスイッチ制御部を備えたワイヤーハーネスシステム。
  17. 前記スイッチ制御部を、前記電源からの電力線と、前記複数の機器の前記給電端子の共通接続点と、の間に備えた請求項16記載のワイヤーハーネスシステム。
  18. 前記スイッチ制御部が、スイッチを制御する制御信号を生成するスイッチ制御信号発生部と、
    前記制御信号を信号線に送出する送信部と、を備えた請求項17記載のワイヤーハーネスシステム。
  19. 前記機器が、前記スイッチ制御部からの制御信号を検出する受信部と、
    前記電力線に接続されたヒューズとスイッチ素子の直列回路を備え、
    前記受信部で受信した制御信号に基づき、前記スイッチ素子のオン・オフが制御される請求項17又は18記載のワイヤーハーネスシステム。
  20. 前記機器が蛍光灯を含む、請求項16乃至19のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスシステム。
  21. 電力線に挿入され、一端に入力された電力を他端から出力する第1の信号遮断器を備え、
    前記電力線に前記第1の信号遮断器の一端側で接続された一つ又は複数の第1の機器と、
    前記一つ又は複数の第1の機器を制御する制御信号を生成する第1のスイッチ制御部と、
    前記電力線に前記第1の信号遮断器の他端側で接続された一つ又は複数の第2の機器と、
    前記一つ又は複数の第2の機器を制御する制御信号を生成する第2のスイッチ制御部と、
    を備え、
    前記第1の信号遮断器は、一端側から制御信号を受信すると、前記第1のスイッチ制御部からの制御信号であるか否かを判別し、前記第1のスイッチ制御部からの制御信号である場合、前記制御信号を通過させ他端側から出力し、前記一つ又は複数の第2の機器を制御する、ワイヤーハーネスシステム。
  22. 前記電力線に挿入され、一端に入力された電力を他端から出力する第2の信号遮断器を備え、
    前記第2の信号遮断器の一端側で、前記一つ又は複数の第2の機器が前記電力線に接続され、
    前記第2の信号遮断器の他端側で、前記一つ又は複数の第2の機器が前記電力線に接続され、
    前記第2の信号遮断器は、一端側から制御信号を受信すると、前記第1のスイッチ制御部からの制御信号であるか否かを判別し、前記第1のスイッチ制御部からの制御信号である場合、前記制御信号を通過させないように制御することができる、請求項21記載のワイヤーハーネスシステム。
  23. 前記第1及びは第2の信号遮断器の少なくとも一方は、一端側から受信した制御信号が前記第1のスイッチ制御部からの制御信号である場合、通過させ、他端から出力するか否かを、可変に設定自在としてなる、請求項22記載のワイヤーハーネスシステム。
  24. 請求項16乃至23のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスシステムを備えた装置。
  25. 複数の機器の各々に、給電端子からの電力供給をオン・オフするスイッチを設け、
    前記複数の機器の前記給電端子を電源側で共通接続し、
    前記複数の機器の前記スイッチに制御信号を送信する、給電方法。
  26. 前記複数の機器の前記スイッチに制御信号を送信するスイッチ制御部を、前記電源からの電力線と、前記複数の機器の前記給電端子の共通接続点と、の間に設けた請求項25記載の給電方法。
JP2016514940A 2014-04-21 2015-04-21 ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法 Pending JPWO2015163312A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087556 2014-04-21
JP2014087556 2014-04-21
PCT/JP2015/062079 WO2015163312A1 (ja) 2014-04-21 2015-04-21 ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2015163312A1 true JPWO2015163312A1 (ja) 2017-09-28

Family

ID=54332476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016514940A Pending JPWO2015163312A1 (ja) 2014-04-21 2015-04-21 ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2015163312A1 (ja)
WO (1) WO2015163312A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6389158B2 (ja) * 2015-09-29 2018-09-12 矢崎総業株式会社 車両用ワイヤハーネス
JP2018024395A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 矢崎総業株式会社 車載機器制御システム
JP6856509B2 (ja) * 2017-03-22 2021-04-07 矢崎総業株式会社 車両の電力供給システム
WO2018174208A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 矢崎総業株式会社 電力供給システム
JP2019161864A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 矢崎総業株式会社 パルス電力伝送装置
CN109980785A (zh) * 2019-04-03 2019-07-05 常州市贝叶斯智能科技有限公司 一种用于机器人的低功耗电源系统及电源管理方法
JP2022120644A (ja) * 2021-02-05 2022-08-18 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002064948A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Taiyo Yuden Co Ltd 電力供給システム
JP2005063808A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス
JP2005110090A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御システム
JP2008302825A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Honda Motor Co Ltd 車両用電源装置
US20090193268A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Barrett Kreiner Packetized Power
JP2010149609A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Autonetworks Technologies Ltd 電源情報送信システム及び電源情報送信装置
WO2012081312A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 コニカミノルタホールディングス株式会社 電力供給方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002064948A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Taiyo Yuden Co Ltd 電力供給システム
JP2005063808A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Yazaki Corp ワイヤーハーネス
JP2005110090A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Matsushita Electric Works Ltd 負荷制御システム
JP2008302825A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Honda Motor Co Ltd 車両用電源装置
US20090193268A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Barrett Kreiner Packetized Power
JP2010149609A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Autonetworks Technologies Ltd 電源情報送信システム及び電源情報送信装置
WO2012081312A1 (ja) * 2010-12-14 2012-06-21 コニカミノルタホールディングス株式会社 電力供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015163312A1 (ja) 2015-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015163312A1 (ja) ワイヤーハーネスシステムと装置と給電方法
US20190366872A1 (en) Vehicular power supply system
US20170253134A1 (en) System and Method for Charging an Electrical Energy Store of a Vehicle
US9908488B2 (en) Wireless electrical interface system
WO2012072308A3 (de) Ladevorrichtung für kraftfahrzeuge und ladeverfahren
JP6569570B2 (ja) 電源装置
JP6981470B2 (ja) 分配器及び車載システム
CN103237087A (zh) 车载智能终端和车联网链路保护系统
CN109923790B (zh) 车载通信系统
US20170008464A1 (en) Communication system
KR101523361B1 (ko) 급전장치
ES2719025T3 (es) Dispositivo de protección, disposición y procedimiento para una protección de distancia de una catenaria de un abastecimiento de corriente ferroviario
US11731571B2 (en) Wiring junction box
CN104385932A (zh) 集成式辅助电源、电动辅助系统及新能源客车
WO2019159392A1 (ja) 複合ワイヤーハーネスおよび自動車用配線システム
US20190329723A1 (en) Wire harness
CN109219534B (zh) 轨道车辆的电系统、轨道车辆和用于运行电系统的方法
WO2019160147A1 (ja) 自動車用配線システム及びアーキテクチャ
CN102923070A (zh) 电动汽车用高压配电系统
CN110366517A (zh) 用于断开牵引电压的装置和方法
US11772585B2 (en) Wiring system for automobile
WO2016088788A1 (ja) ワイヤーハーネス及び自動車の電源供給装置
WO2020070993A1 (ja) 自動車用配線システム
CN104527664B (zh) 机车短距离无线通讯控制系统
KR20140104036A (ko) 적어도 하나의 제1 시스템과 적어도 하나의 제2 시스템 사이의 통신을 위한 방법

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20170110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180523

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200114