JPWO2015141187A1 - 基地局及び基地局の制御方法 - Google Patents

基地局及び基地局の制御方法 Download PDF

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Abstract

スモール基地局へのトラフィックのオフロードを促進させるために、基地局は、基地局の周辺の他の基地局の情報が記載された隣接セルリストと、隣接セルリストを管理し、隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合とスモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、所定の頻度で隣接セルリストに記載された基地局の情報を隣接セルリストから削除する隣接基地局情報管理手段と、を備える。

Description

本発明は、基地局及び基地局の制御方法に関し、特に、移動通信システムで用いられる基地局及び基地局の制御方法に関する。
近年の、スマートホンに代表される移動通信端末の普及に伴い、移動通信システムにおいて、データを主体とするトラフィックが急増している。特に都市部の人口密集地において、基地局のトラフィックを他の基地局へ分散させる(オフロードする)手段の1つとして、ヘテロジーニアスネットワーク(以下、「HetNet」という。)が知られている。HetNetでは、比較的サービスエリアが広く、多数のユーザが収容されるセル(マクロセル)内に、スモールセルを配下に持つ基地局が配置される。スモールセルは、マクロセルよりも小規模なセルである。以下では、マクロセルを配下に持つ無線基地局を「マクロ基地局」と呼び、スモールセルを配下に持つ無線基地局を「スモール基地局」と呼ぶ。
例えば、周辺のセルよりもサービスエリアが狭いセルが、スモールセルと呼ばれることがある。また、基地局の送信電力が、周辺のマクロ基地局の送信電力よりも小さい基地局が、スモール基地局と呼ばれることがある。あるいは、例えば、セルのカバーエリアが半径50m以下のセルの基地局や収容ユーザ数が10ユーザ以下の基地局、又は、送信電力が10W未満の基地局がスモール基地局と呼ばれてもよく、このような基地局の配下のセルがスモールセルと呼ばれてもよい。スモールセルには、マイクロセル、ピコセル、フェムトセルと呼ばれるセルが含まれてもよい。
マクロ基地局とスモール基地局とが混在する移動通信システムにおいては、マクロ基地局からスモール基地局へのハンドオーバを促進することで、マクロ基地局のトラフィックをスモール基地局に移行させることができる。すなわち、マクロ基地局からスモール基地局へのトラフィックのオフロードにより、マクロ基地局のトラフィックの逼迫が回避される。その結果、移動通信サービスの品質の向上が期待される。
一方、移動通信システムで用いられる基地局は、基地局が管理するセルに隣接する他のセル(隣接セル)及び隣接セルを配下に持つ基地局(隣接基地局)の情報を、「隣接セルリスト」として保持している。基地局は、隣接セルの情報を、隣接セルリストに動的に追加しあるいは隣接セルリストから削除する。
一般に、隣接セルリストに登録することが可能な隣接基地局の数には上限がある。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定されたLTE(Long Term Evolution)システムにおいて、隣接セルリストに登録可能な隣接基地局の数の上限は32個である。このため、隣接セルリストに登録された隣接基地局の数が32個に達した場合には、さらに隣接基地局を登録するためには、既に登録されている隣接基地局の一部を削除する必要がある。
特許文献1−3には、隣接セル(あるいは隣接基地局)の情報を隣接セルリストから削除する技術が記載されている。特許文献1に記載された基地局は、無線品質が悪いとされたセルを隣接セルリストから削除する。特許文献2に記載された基地局は、所定の期間内にハンドオーバが行われなかった隣接基地局を隣接セルリストから削除する。特許文献3に記載された基地局制御装置は、隣接ゾーンの登録数が登録可能数を越える場合に、ハンドオーバの実行回数の少ない順に隣接ゾーンの登録を抹消する。
特開2013−026742号公報([0088]段落) 特開2011−004101号公報([0061]段落) 特開平09−284828号公報([0021]段落)
HetNetでは、マクロセルとスモールセルとが混在している。このため、HetNetで用いられる基地局の隣接セルリストには、マクロ基地局とスモール基地局とが記載される。従って、HetNetでは、隣接セルリストに記載されている基地局の情報が削除される際に、ハンドオーバの頻度が低いスモール基地局の情報が削除対象となる場合がある。しかしながら、スモール基地局の情報が隣接セルリストから削除されると、トラフィックをオフロードするために使用できるスモール基地局が減少あるいは消滅する。すなわち、スモール基地局の情報が隣接セルリストから削除されると、スモール基地局へのトラフィックのオフロード量が低下し、期待された通信品質の向上が得られない可能性がある。そして、特許文献1−3は、スモール基地局の情報が隣接セルリストから削除されることによりマクロ基地局からスモール基地局へのトラフィックのオフロードが抑制される、という課題を解決するための技術を開示していない。
(発明の目的)
本発明の目的は、スモール基地局へのトラフィックのオフロードを促進させることにある。
本発明の基地局は、配下のセルに存在する端末との通信に用いられる基地局であって、前記基地局の周辺の、他の基地局の情報が記載された隣接セルリストと、前記隣接セルリストを管理し、前記隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、所定の頻度で前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を前記隣接セルリストから削除する隣接基地局情報管理手段と、を備える。
本発明の基地局の制御方法は、移動通信システムで用いられる基地局の情報が記載された隣接セルリストに記載された基地局の情報を、スモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する、ことを特徴とする。
本発明の基地局及び基地局の制御方法は、スモール基地局へのトラフィックのオフロードを促進させるという効果を奏する。
第1の実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の無線通信システムのハンドオーバ動作の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施形態の無線通信システム100の構成を示すブロック図である。無線通信システム100は、3GPPで規定されたLTEのネットワークであり、基地局1−3及び端末4を備える。基地局1−3は、LTEで用いられる無線基地局である。端末4は、LTEに対応した、スマートホン等の移動通信端末である。基地局1−3は同一の構成及び機能を備えるため、以下では基地局1について説明し、基地局2及び3に関する説明は省略する。
なお、無線通信システム100は、さらに、SON(Self Organized Network)サーバ200を備えてもよい。SONサーバ200は、基地局1−3等の、移動通信システムを構成する機器の設定を自動的に行う機能を備える。SONサーバ200は、基地局1−3と通信可能なように配置される。
基地局1は、ネットワーク通信部11、基地局動作部12及び無線通信部13を備える。基地局動作部12は、ハンドオーバ処理部121、隣接基地局情報管理部122、隣接基地局情報報知部123、ハンドオーバ管理部124、記憶部125及びセル種別情報取得部126を備える。記憶部125は、例えば半導体不揮発メモリである。記憶部125は、隣接基地局の情報を削除する際に用いられる、時間間隔Tを記憶する。記憶部125は、さらに、基地局動作部12の動作に必要な情報を記憶する。
基地局1は、さらに、CPU(central processing unit)127及びメモリ128を備えていてもよい。メモリ128は、例えば半導体の不揮発メモリである。メモリ128は、CPU127によって実行されるプログラムを格納する。以下で説明する基地局1の機能は、基地局1の各部を制御するためのプログラムを、CPU127が実行することによって実現されてもよい。
無線通信部13は、端末4との通信機能を備える、LTEに対応した無線インタフェース回路である。さらに、無線通信部13は、他の基地局2及び3の無線通信部と通信する機能を備えていてもよい。基地局1は、LTEに対応した端末4との間で無線通信部13を介して無線通信を行う。
ネットワーク通信部11は、基地局2及び3にも備えられるネットワーク通信部11と通信を行うためのインタフェース回路である。ネットワーク通信部11を経由して、基地局1−3間の制御メッセージが送受信される。ネットワーク通信部11の通信手段は無線通信に限られない。ネットワーク通信部11は、有線通信によって他の基地局2及び3のネットワーク通信部11と通信してもよい。ネットワーク通信部11は、LTEで規定された、基地局間通信のためのX2インタフェースを備えてもよい。
基地局1が送信した制御メッセージは、基地局2及び基地局3で受信される。基地局1が送信する、基地局間の制御メッセージは、一般的に、それぞれの基地局が備えるネットワーク通信部11を経由して行われる。しかし、基地局間の制御メッセージは、基地局1−3がそれぞれ備える無線通信部13によって送受信されてもよい。すなわち、基地局1の無線通信部13が他の基地局へ制御メッセージを送信し、他の基地局の無線通信部13が、基地局1から送信される制御メッセージを受信してもよい。
これらの基地局間の制御メッセージは、セル種別情報を含む。セル種別情報は、制御メッセージを送信する基地局のセルが、スモールセルであるかスモールセル以外のセルであるかを示す。いいかえれば、セル種別情報は、そのセルの基地局がスモール基地局であるか、スモール基地局以外の基地局(例えばマクロ基地局)であるかを示す。各基地局にはセル種別情報が設定され、各基地局は設定されたセル種別情報を記憶する。
ハンドオーバ処理部121は、端末4のハンドオーバが発生した際の、ハンドオーバ先の基地局を決定する。隣接基地局情報管理部122は、隣接セルリストを管理する。隣接基地局情報報知部123は、隣接セルリストを複数の端末に報知するための報知情報を生成する。報知情報は、無線通信部13からブロードキャストされ、基地局1の配下の端末で受信される。
基地局1の隣接セルリストには、基地局1の隣接セル及び隣接基地局の情報が記録される。ハンドオーバ管理部124は、ハンドオーバ管理テーブルを管理する。ハンドオーバ管理テーブルには、隣接セルリストに登録されている全ての隣接基地局のハンドオーバ発生時刻が記録される。
セル種別情報取得部126は、他の基地局から受信した制御メッセージからセル種別情報を抽出する。抽出されたセル種別情報は、制御メッセージを送信した基地局と関連づけられて記憶される。セル種別情報は、隣接セルリストに、基地局の情報と対応して記憶される。あるいは、セル種別情報は、記憶部125に記憶されてもよい。端末4から通知された制御メッセージにセル種別情報が含まれている場合には、セル種別情報取得部126は、端末4から受信した制御メッセージからセル種別情報を抽出する。
すなわち、基地局1は、隣接セルのセル種別情報を参照することにより、隣接セルの基地局がスモール基地局であるか、スモール基地局以外の基地局であるかを知ることができる。
ハンドオーバ処理部121、隣接基地局情報管理部122、隣接基地局情報報知部123、ハンドオーバ管理部124及びセル種別情報取得部126の上述された機能は、CPU127が実行するプログラム、または、電子回路によって実現される。
セル種別情報は、基地局1の無線通信部13から送信される制御メッセージに含まれて、他の基地局に通知されてもよい。この場合、他の基地局の無線通信部13は、基地局1の無線通信部13から受信した制御メッセージを、各々のセル種別情報取得部126に通知する。
次に、基地局1に属する端末4が基地局間でハンドオーバを行う手順について説明する。以下では、無線通信システム100におけるハンドオーバ先の基地局の決定手順などの、一般的な移動通信システムにおいて知られている機能の説明は、適宜省略される。
ハンドオーバ元及びハンドオーバ先の基地局の無線通信部13は、端末4との間でハンドオーバのための制御メッセージを送受信する。端末4は、端末4が現在所属する基地局1、及び、基地局1に隣接する基地局2、3から下り信号(Reference Signal)の強度を受信し、下り信号の受信強度に基づいて各基地局との間の通信品質を測定する。通信品質としては、下り信号の受信強度以外の指標(例えば、受信信号の信号対雑音比又はエラーレート)が用いられてもよい。端末4は、測定された通信品質を、制御メッセージを用いて基地局1に送信する。
図2は、無線通信システム100の、ハンドオーバ動作の一例を示すシーケンス図である。図2においては、図1の基地局1がハンドオーバ元の基地局(以下、「ソース基地局」という。)であり、基地局2がハンドオーバ先の基地局(以下、「ターゲット基地局」という。)である場合について説明する。
測定制御(図2のステップa1)では、基地局1は、端末4に、端末4の隣接基地局の情報の送信を要求する。そして、基地局1は、アップリンク(UL、uplink)のリソースを端末4に割り当てる(a2)。
基地局1は、測定制御への応答である測定報告(Measurement Report)を端末4から受信する(a3)。測定報告には、端末4が収集した、端末4及びその隣接基地局との通信品質を示す通信品質の情報や、端末4及びその周辺にある基地局の無線リソースの情報が含まれる。測定報告には、通信品質が測定された隣接基地局のセル種別情報が含まれてもよい。測定報告は、基地局1の無線通信部13で受信された後、基地局動作部12に入力される。基地局動作部12では、測定報告の内容が保存される。例えば、隣接基地局情報管理部122は、測定報告の内容を、基地局と関連づけて隣接セルリストに記載する。
ハンドオーバ処理部121は、測定報告に含まれる通信品質情報や無線リソースの情報に基づいて、ターゲット基地局を決定する(「HO先決定」、a20)。図2では、図1の基地局2がターゲット基地局となった場合について説明する。
ハンドオーバ処理部121は、決定したターゲット基地局の情報を隣接基地局情報管理部122に通知する。さらに、ハンドオーバ処理部121は、ターゲット基地局の情報とハンドオーバ発生時刻とを、ハンドオーバ管理部124に通知する。
ハンドオーバ管理部124は、ハンドオーバ管理テーブルを管理する。ハンドオーバ管理テーブルは、隣接セルリストに登録されている全ての隣接基地局のハンドオーバ発生時刻を保持している。ハンドオーバ管理部124は、ハンドオーバ処理部121から通知されたターゲット基地局の情報とハンドオーバ発生時刻とに基づいて、ハンドオーバ管理テーブルを更新する。
ハンドオーバ管理テーブルにターゲット基地局の情報のみが登録されている場合には、ハンドオーバ管理部124は、ターゲット基地局の情報と最新のハンドオーバ発生時刻とを取得すると、ハンドオーバ管理テーブルに、ハンドオーバ発生時刻を追加する。ターゲット基地局の情報にハンドオーバ発生時刻が登録されている場合は、ハンドオーバ管理部124は、ターゲット基地局のハンドオーバ発生時刻に最新のハンドオーバ発生時刻を追加し、あるいは、ターゲット基地局のハンドオーバ発生時刻を更新する。ターゲット基地局の情報がハンドオーバ管理テーブルに登録されていない場合は、ハンドオーバ管理部124は、ターゲット基地局の情報と共にハンドオーバ発生時刻をハンドオーバ管理テーブルに登録する。このように、ハンドオーバ管理部124は、ハンドオーバ管理テーブルに記録されている、最新のハンドオーバ発生時刻のデータや通知されたターゲット基地局のハンドオーバ発生時刻のデータを更新する。
ハンドオーバ処理部121は、ネットワーク通信部11を介して、ターゲット基地局として選定された基地局2に、ハンドオーバ要求を送信する(a4)。
続いて、ターゲット基地局(基地局2)の動作について説明する。ハンドオーバ要求(a4)を受信した基地局2は、基地局2のハンドオーバ処理部121において、ハンドオーバ要求からソース基地局(基地局1)の情報を抽出して、ハンドオーバ処理(「HO処理」、a21)に移行する。基地局2は、ハンドオーバ要求応答を基地局1に返信する(a5)。このようにして、基地局2のハンドオーバ処理部121は、ハンドオーバ発生時刻及び制御メッセージに含まれるソース基地局の情報を収集する。
ターゲット基地局におけるハンドオーバ処理(a21)について説明する。基地局2のハンドオーバ処理部121は、受信した基地局1の情報を、隣接基地局情報管理部122に通知する。さらに、基地局2のハンドオーバ処理部121は、収集した基地局1の情報とハンドオーバ発生時刻とを、基地局2のハンドオーバ管理部124に通知する。
基地局2のハンドオーバ管理部124は、基地局2の隣接基地局情報管理部122によって管理される隣接セルリストに登録されている、全ての隣接基地局のハンドオーバ発生時刻を、ハンドオーバ管理テーブルに記憶させる。ハンドオーバ管理部124は、入力された基地局1の情報と基地局1から基地局2へのハンドオーバ発生時刻とに基づいて、基地局2のハンドオーバ管理テーブルを更新する。
基地局2のハンドオーバ管理テーブルの基本的な更新手順は、基地局1のハンドオーバ管理テーブルの更新手順と同様である。すなわち、基地局2のハンドオーバ管理部124は、ソース基地局(基地局1)から最新のハンドオーバ発生時刻を取得する。ソース基地局の情報が既に登録済みである場合には、基地局2は、ハンドオーバ管理テーブルに、ソース基地局と対応させてハンドオーバ発生時刻を追加する。ソース基地局の情報にハンドオーバ発生時刻が登録済みである場合は、ハンドオーバ管理部124は、ソース基地局のハンドオーバ発生時刻を追加するか、あるいはハンドオーバ発生時刻を最新の時刻に更新する。ソース基地局の情報がハンドオーバ管理テーブルに登録されていない場合は、ハンドオーバ管理部124は、ソース基地局の情報と対応させて、ハンドオーバ発生時刻をハンドオーバ管理テーブルに登録する。以上の処理がHO処理(a21)で行われる。
ハンドオーバ要求応答(a5)を基地局2から受信した基地局1は、DL(Down Link)割り当てメッセージ及びRRC(Radio Resource Control)接続再構築メッセージを端末4に送信する(a6、a7)。さらに、基地局1は、SN(Sequence Number) Status転送を基地局2に送信する(a8)。
RRC接続再構築メッセージを受信した端末4は(a7)、基地局2に同期要求を送信する(a9)。端末4は、基地局2からUL割り当て(a10)を受信すると、基地局2にRRC接続再構築完了メッセージを返信する(a11)。
RRC接続再構築完了メッセージを受信した基地局2は、MME(Mobility Management Entity)にパススイッチ(Path Switch)要求を送信する(a12)。MMEはサービングゲートウェイ(Serving Gateway)宛てにユーザプレーン更新(User Plane Update)要求を送信する(a13)。ユーザプレーン更新要求に対して、ユーザプレーン更新応答(a14)、パススイッチ要求応答(a15)がそれぞれ送信され、端末のコンテキストが解放される(UE Context Release、a16)。これにより、ユーザプレーンパスが、ソース基地局側からターゲット基地局側に切り替わる。
基地局1及び基地局2のハンドオーバ管理部124は、周期的に、隣接セルリストを更新する(a22、a23)。以下に、隣接セルリストの更新手順を説明する。図3は、第1の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。図3の手順は、ソース基地局及びターゲット基地局で共通である。
基地局1及び基地局2のハンドオーバ管理部124は、所定の頻度で、ハンドオーバ管理テーブルを参照して、隣接基地局のハンドオーバ発生時刻を確認する(図3のステップa31)。ハンドオーバ発生時刻が参照される所定の頻度は、例えば、1週間に1回、あるいは1か月に1回であるが、これらに限定されない。ハンドオーバ管理部124は、それぞれの隣接基地局について、現在から過去の時間間隔Tの間にハンドオーバが発生したかどうかを調べる(a32)。時間間隔Tは、記憶部125に記憶されており、例えば、24時間であるが、この間隔には限定されない。時間間隔Tの間にハンドオーバが発生していない(a32:No)基地局は、隣接セルリストから削除する候補となる基地局(以下、「削除候補基地局」という。)とされる(a33)。削除候補基地局となる基地局が存在する場合には、ハンドオーバ管理部124は、削除候補基地局の情報を隣接基地局情報管理部122に通知する(a34)。
隣接基地局情報管理部122は、通知された削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを確認する(a35)。隣接基地局情報管理部122は、通知された削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを、セル種別情報取得部126によって取得されたセル種別情報を参照することで知ることができる。セル種別情報が隣接セルリストに記載されている場合には、隣接基地局情報管理部122は、隣接セルリストを参照して、削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを確認する。
なお、以降の説明では、「基地局の情報を隣接セルリストから削除する」等を、単に「基地局を隣接セルリストから削除する」等と記載する。
削除候補基地局がスモール基地局でない場合には(a35:No)、隣接基地局情報管理部122は、入力された削除候補基地局を隣接セルリストから削除して、隣接セルリストを更新する(a36)。しかし、削除候補基地局がスモール基地局である場合には(a35:Yes)、隣接基地局情報管理部122は、その削除候補基地局を隣接セルリストから削除しない(a37)。ステップa32においてハンドオーバが発生していた場合にも(a32:Yes)、隣接基地局情報管理部122は、その削除候補基地局を隣接セルリストから削除しない(a37)。更新された隣接セルリストは、端末4に報知される(a38)。隣接セルリストは、隣接基地局情報報知部123で生成される報知情報として、無線通信部13から送信される。
設置後、1回もハンドオーバが発生していない隣接基地局については、参照されるハンドオーバ発生時刻が存在しない。このため、設置後に1回もハンドオーバが発生していない隣接基地局の情報が設置直後に参照されると、時間間隔Tよりも短い時間間隔におけるハンドオーバの有無に基づいてハンドオーバが発生していないと判断され、当該基地局が削除される恐れがある。このような不都合を回避するために、基地局の設置時刻や運用開始時刻がハンドオーバ管理テーブルに記憶されてもよい。そして、ハンドオーバ管理部124は、これらの時刻を最初のハンドオーバ発生時刻として、ハンドオーバの発生の有無を確認してもよい。
第1の実施形態において、隣接セルリストは、基地局ごとに記憶部125に記憶されてもよい。しかしながら、隣接セルリストは、基地局の外部に記憶されてもよい。例えば、基地局1−3は、基地局の内部に隣接セルリストを保存せずに、SONサーバ200に隣接セルリストを保存してもよい。この場合、基地局1−3が隣接セルリストを参照する際には、隣接基地局情報管理部122は、ネットワーク通信部11を経由してSONサーバ200に記憶された隣接セルリストにアクセスする。
隣接セルリストが各基地局に記憶されることで、隣接セルリストが頻繁に更新される場合でも、SONサーバと基地局との間の通信のトラフィックが圧迫されないという利点がある。一方、隣接セルリストがSONサーバに記憶されることで、SONサーバは、システムの仕様変更の際に複数の基地局の隣接セルリストを一斉に更新できる。さらに、故障により基地局が交換された場合でも、SONサーバ200に記憶された隣接セルリストを用いることで、新しい基地局は、故障した基地局の隣接セルリストを用いた運用を迅速に開始できる。以降の実施形態においては、隣接セルリストは各基地局に記憶されてもよいし、SONサーバ200に記憶されてもよい。
このように、第1の実施形態の無線通信システム100では、ソース基地局である基地局1は、ハンドオーバ発生時刻と、ターゲット基地局である基地局2の情報に基づいて、自身が保持するハンドオーバ管理テーブルを更新する。ターゲット基地局である基地局2は、ハンドオーバ発生時刻と、ソース基地局である基地局1の情報に基づいて、自身が保持するハンドオーバ管理テーブルを更新する。
また、基地局は、他の基地局がスモール基地局であるかそれ以外の基地局であるかを示すセル種別情報を、当該基地局の情報と対応させて記憶する。
このように、基地局におけるハンドオーバ管理テーブル及び隣接セルリストの更新、並びにセル種別情報の記憶は、基地局がソース基地局である場合、及び、基地局がターゲット基地局である場合の、いずれの場合においても行われる。そして、第1の実施形態の無線通信システム100では、時間間隔Tの間にハンドオーバが発生しない基地局のうち、スモール基地局以外の基地局が、隣接セルリストから削除される。一方、所定の期間ハンドオーバが発生しない基地局であっても、当該基地局がスモール基地局である場合には、当該スモール基地局は、隣接セルリストから削除されない。
第1の実施形態の無線通信システム100は、登録数が有限である隣接セルリストの隣接基地局情報を、無線通信システムを運用しながら管理することで、運用状態においてハンドオーバ発生頻度の高い隣接基地局を隣接セルリストに登録できる。その結果、第1の実施形態の無線通信システム100は、無線通信システム全体のハンドオーバ性能を向上することができるという効果が得られる。
さらに、第1の実施形態の無線通信システム100では、スモール基地局は、隣接セルリストから削除される候補となった場合でも、隣接セルリストから削除されない。このため、第1の実施形態の無線通信システム100では、スモール基地局が隣接セルリストから削除されることによりマクロセルからスモールセルへのトラフィックのオフロードが抑制される、という問題を回避できる。従って、第1の実施形態の無線通信システム100は、スモールセルへのトラフィックのオフロードを促進させるという効果も奏する。
このように、第1の実施形態では、隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と、スモール基地局以外の基地局である場合と、で異なる基準に基づいて、所定の頻度で前記隣接セルリストに記載された基地局が隣接セルリストから削除される。第1の実施形態では、隣接セルリストに記載された基地局のうち、所定の時間間隔の間にハンドオーバが実行されなかったスモール基地局以外の基地局のみが削除される。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の効果は、以下の構成を備える最小構成の基地局によっても得られる。すなわち、最小構成の基地局は、隣接セルリストと、隣接基地局情報管理部122と、を備える。最小構成の基地局は、配下のセルに存在する端末との通信に用いられる基地局である。隣接セルリストには、基地局の周辺の、他の基地局の情報が記載される。隣接基地局情報管理部122は、隣接セルリストを管理し、隣接セルリストに記載された基地局を、所定の基準に基づき、所定の頻度で隣接セルリストから削除する。この際、所定の基準は、隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合とスモール基地局以外の基地局である場合とにより異なっている。
このような最小構成を備える基地局は、基地局を隣接セルリストから削除する際に、異なる基準を用いる。このため、スモール基地局とスモール基地局以外の基地局とで、隣接セルリストから削除される比率を異なるものとすることができる。その結果、最小構成を備える基地局は、スモール基地局が隣接セルリストから削除されることによりマクロセルからスモールセルへのトラフィックのオフロードが抑制される、という問題を回避できる。従って、最小構成の基地局は、スモールセルへのトラフィックのオフロードを促進できるという効果を奏する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態の無線通信システム100では、ハンドオーバの頻度が低いスモール基地局以外の基地局が、隣接セルリストから削除される。しかし、スモール基地局以外の基地局が削除されることで、隣接セルリストに記載されるスモール基地局の比率が増加する結果、トラフィックがスモール基地局に偏り、スモール基地局の伝送能力が逼迫する可能性がある。第2の実施形態では、隣接セルリストに記載されるスモール基地局の比率の増加を抑制するための、隣接セルリストの更新手順について説明する。
第2の実施形態では、隣接セルリストから基地局が削除されるかどうかは、基地局のセル種別情報及び所定の時間間隔の間のハンドオーバ発生回数に基づいて決定される。第2の実施形態では、隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合とスモール基地局以外の基地局である場合とで、隣接セルリストから削除される基準となるハンドオーバ回数が異なる。
第2の実施形態における基地局の構成及び基本的な動作は図1及び図2と同様である。ただし、第2の実施形態では、図2におけるステップa22、a23における隣接セルリストの更新手順が第1の実施形態とは異なる。さらに、第2の実施形態では、ハンドオーバ管理部124は、所定の時間間隔Tが与えられた場合に時間間隔Tの間にハンドオーバが発生した回数が求められるように、ハンドオーバの履歴を隣接基地局ごとにハンドオーバ管理テーブルに記録する。
以下に、第2の実施形態の隣接セルリストの更新手順を説明する。図4は、第2の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。図4の手順は、第1の実施形態のステップa22及びa23に対応し、ソース基地局(基地局1)及びターゲット基地局(基地局2)で共通である。
基地局1及び基地局2のハンドオーバ管理部124は、所定の頻度で、自身が保持しているハンドオーバ管理テーブルを参照して、全ての隣接基地局について、所定の時間間隔Tの間にハンドオーバが発生した回数Nを調べる(a41)。ハンドオーバ発生時刻が参照される所定の頻度は、例えば、1週間に1回、あるいは1か月に1回であるが、これらに限定されない。また、時間間隔Tは例えば24時間であるが、これに限定されない。ハンドオーバ管理部124は、現在と、現在から時間間隔Tだけ過去の時点までの間に、ハンドオーバが発生した回数Nを調査する。第2の実施形態では、ハンドオーバの発生の有無にかかわらず、すべての隣接基地局を削除候補基地局とする(a42)。ハンドオーバ管理部124は、削除候補基地局の情報を隣接基地局情報管理部122に通知する(a43)。
隣接基地局情報管理部122は、通知された削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを確認する(a44)。隣接基地局情報管理部122は、通知された削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを、セル種別情報を参照することで知ることができる。
隣接基地局情報管理部122は、係数W1及びW2を設定する。係数W1は削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合の係数である(a44:No〜a45)。W2は削除候補基地局がスモール基地局である場合の係数である(a44:Yes〜a46)。係数W1及びW2は、0<W1<W2を満たす。係数W1及びW2は、予め記憶部125に記憶されていてもよい。隣接基地局情報管理部122は、以下の式(1)及び(2)によりハンドオーバ指標Hを計算する(a47)。ハンドオーバ指標Hは、削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合にはH1であり、削除候補基地局がスモール基地局である場合にはH2である。
H1=W1×N ・・・ (1)
H2=W2×N ・・・ (2)
ここで、W1<W2であるので、H1<H2である。
隣接基地局情報管理部122は、計算されたハンドオーバ指標H(H1及びH2)と、ハンドオーバ閾値TH1とを比較する(a48)。隣接基地局情報管理部122は、削除候補基地局のハンドオーバ指標Hがハンドオーバ閾値TH1未満である場合(a48:H<TH1)には、削除候補基地局がスモール基地局であるか否かにかかわらず、削除候補基地局を隣接セルリストから削除する(a49)。一方、ハンドオーバ指標HがTH1以上の場合(a48:H≧TH1)には、削除候補基地局のセルがスモールセルであるか否かにかかわらず、隣接基地局情報管理部122は、削除候補基地局を隣接セルリストから削除しない(a50)。更新された隣接セルリストは、端末4に通知される(a51)。
ここで、ハンドオーバ指標Hとハンドオーバ閾値TH1との関係が、H1<TH1<H2である場合には、削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合のみ、削除候補基地局が隣接セルリストから削除される。このように、第2の実施形態では、ハンドオーバ回数Nに対して、削除候補基地局のセル種別情報に基づく重み付けが行われる。そして、重み付けの結果、スモール基地局は、スモール基地局以外の基地局よりも、隣接セルリストから削除されるためのハンドオーバ回数が大きい。
すなわち、第2の実施形態の隣接セルリストの更新手順では、スモール基地局も削除の対象となる一方で、スモール基地局以外の基地局と比較して、スモール基地局は、ハンドオーバ回数がW2/W1倍以上の場合に、隣接セルリストから削除される。
第2の実施形態では、隣接基地局情報管理部122は、ハンドオーバ回数Nを削除候補基地局のセル種別情報に基づいて重み付けした結果に基づいて、削除候補基地局を隣接セルリストから削除するかどうかを判断する。このように、第2の実施形態の隣接セルリストの更新手順では、スモール基地局も削除の対象となる一方で、スモール基地局は、スモール基地局以外の基地局と比較して、隣接セルリストから削除されにくい。
このため、第2の実施形態では、スモール基地局へのトラフィックのオフロードが促進されるとともに、スモール基地局を削除の対象としない場合と比較して、隣接セルリストに記載されるスモール基地局の比率の上昇が抑制される。
係数W1、W2及びハンドオーバ閾値TH1の値及びこれらの大小関係は上記に限定されない。係数W1、W2及びハンドオーバ閾値TH1の値を変更することで、隣接基地局情報管理部122は、スモール基地局以外の基地局の削除をスモール基地局と比較してどの程度促進させるかを管理できる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、ハンドオーバ管理テーブルに記載されたハンドオーバ回数に基づいて、ハンドオーバ指標H(H1及びH2)を算出した。しかし、隣接基地局情報管理部122は、削除候補基地局の通信品質に基づいてハンドオーバ指標Hを算出してもよい。
第3の実施形態では、隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合とスモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、隣接セルリストに記載された基地局が隣接セルリストから削除される。第3の実施形態では、基地局が削除される基準は、基地局のセル種別情報及び通信品質に基づいて設定される。
第3の実施形態における基地局の構成及び基本的な動作は図1、図2及び図4と同様である。ただし、第3の実施形態では、図2におけるステップa22、a23における隣接セルリストの更新手順が、第1及び第2の実施形態とは異なる。以下では、第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
以下に、第3の実施形態の隣接セルリストの更新手順を説明する。図5は、第3の実施形態の隣接セルリストの更新手順を示すフローチャートである。図5の手順は、ソース基地局(基地局1)及びターゲット基地局(基地局2)で共通である。
第3の実施形態でも、第2の実施形態と同様に、ハンドオーバの発生有無にかかわらず、すべての隣接基地局を削除候補基地局とする(a61)。ハンドオーバ管理部124は、削除候補基地局の情報を隣接基地局情報管理部122に通知する(a62)。
隣接基地局情報管理部122は、隣接セルリストを参照して、全ての削除候補基地局の通信品質値Qを取得する(a63)。通信品質値Qは、基地局と端末との通信品質の良否を段階的に示す数値であり、例えば、端末4からの測定報告に含まれる通信品質情報から求められる。第3の実施形態では、通信品質値Qは0以上1以下の数値であり、最も通信品質が低い場合がQ=0、最も通信品質が高い場合がQ=1であるとする。
隣接基地局情報管理部122は、通知された削除候補基地局がスモール基地局であるかどうかを確認する(a64)。隣接基地局情報管理部122は、係数W3及びW4を設定する(a65、a66)。係数W3は削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合の係数である。係数W4は削除候補基地局がスモール基地局である場合の係数である。係数W3及びW4は、0<W3<W4を満たす。係数W3及びW4は、予め記憶部125に記憶されていてもよい。隣接基地局情報管理部122は、次の式(3)及び(4)によりハンドオーバ指標Hを計算する(a67)。ハンドオーバ指標Hは、削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合にはH3であり、削除候補基地局がスモール基地局である場合にはH4である。
H3=W3×Q ・・・ (3)
H4=W4×Q ・・・ (4)
ここで、W3<W4であるので、H3<H4である。
隣接基地局情報管理部122は、計算されたハンドオーバ指標H(H3及びH4)と、ハンドオーバ閾値TH2とを比較する(a68)。隣接基地局情報管理部122は、削除候補基地局のハンドオーバ指標Hがハンドオーバ閾値TH2未満である場合(a68:H<TH2)には、削除候補基地局がスモール基地局であるか否かにかかわらず、削除候補基地局を隣接セルリストから削除する(a69)。一方、ハンドオーバ指標HがTH2以上の場合(a68:H≧TH2)には、削除候補基地局のセルがスモールセルであるか否かにかかわらず、隣接基地局情報管理部122は、削除候補基地局を隣接セルリストから削除しない(a70)。更新された隣接セルリストは、端末4に報知される(a71)。
ここで、ハンドオーバ指標Hとハンドオーバ閾値TH2との関係が、H3<TH2<H4である場合には、削除候補基地局がスモール基地局以外の基地局である場合のみ、削除候補基地局が隣接セルリストから削除される。このように、第3の実施形態では、通信品質情報Qに対して、削除候補基地局のセル種別情報に基づく重み付けが行われる。そして、通信品質Qが同じ場合には、スモール基地局のハンドオーバ指標H4は、スモール基地局以外の基地局のハンドオーバ指標H3よりも大きい。従って、スモール基地局は、スモール基地局以外の基地局よりも、隣接セルリストから削除されにくい。
このように、第3の実施形態の隣接セルリストの更新手順では、スモール基地局も削除の対象となる一方で、スモール基地局以外の基地局と比較して、スモール基地局は、通信品質QがW4/W3倍以上の場合に、隣接セルリストから削除される。
このため、第3の実施形態においても、第2の実施形態と同様に、スモール基地局へのトラフィックのオフロードが促進されるとともに、スモール基地局を削除の対象としない場合と比較して、隣接セルリストに記載されるスモール基地局の比率の上昇が抑制される。
係数W3、W4及びハンドオーバ閾値TH2の値及びこれらの大小関係は上記に限定されない。係数W3、W4及びハンドオーバ閾値TH2の値を変更することで、隣接基地局情報管理部122は、スモール基地局以外の基地局の削除をスモール基地局と比較してどの程度優先させるかを管理できる。
(第4の実施形態)
さらに、第2の実施形態で説明したハンドオーバ回数Nと、第3の実施形態で説明した通信品質値Qとを組み合わせて、以下の式(5)及び(6)に基づいてハンドオーバ指標H5、H6が求められてもよい。
H5=p×H1+(1−p)×H3 ・・・ (5)
H6=p×H2+(1−p)×H4 ・・・ (6)
ここで、pは0≦p≦1を満たす定数である。p=1の場合は第2の実施形態に相当し、p=0の場合は第3の実施形態に相当する。式(5)及び式(6)で求められたハンドオーバ指標H5及びH6を用いて、第2及び第3の実施形態と同様な、削除候補基地局を隣接セルリストから削除するかどうかの判断が可能である。定数pを設定することで、ハンドオーバ指標H5及びH6における、ハンドオーバ回数Nと通信品質値Qとの重みを管理できる。
このように、第2乃至第4の実施形態の隣接セルリストの更新手順では、削除候補基地局のハンドオーバ回数及び通信品質値の少なくとも一方に基づいて、隣接セルリストからの基地局の削除の基準が設定される。
第2乃至第4の実施形態の隣接セルリストの更新手順は、第1の実施形態と同様に、スモールセルへのトラフィックのオフロードを促進させるという効果を奏する。そして、第2乃至第4の実施形態の隣接セルリストの更新手順は、スモール基地局とスモール基地局以外の基地局とで隣接セルリストからの削除基準を異なるものとすることで、スモール基地局以外の基地局が多く削除されることによりスモール基地局にオフロードされるトラフィックが過大とならないようにすることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年3月18日に出願された日本出願特願2014−055285を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
なお、本発明の実施形態は以下の付記のようにも記載されうるが、これらには限定されない。
(付記1)
配下のセルに存在する端末との通信に用いられる基地局であって、
前記基地局の周辺の、他の基地局の情報が記載された隣接セルリストと、
前記隣接セルリストを管理し、前記隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する隣接基地局情報管理手段と、を備えることを特徴とする基地局。
(付記2)
前記スモールセルは、マクロセルよりもサービスエリアが狭いセルである、
ことを特徴とする付記1に記載された基地局。
(付記3)
さらに、
前記端末と通信するための第1の通信手段と、
前記他の基地局と通信するための第2の通信手段と、
前記他の基地局の配下のセルが、前記スモールセルであるか前記スモールセル以外のセルであるかを示すセル種別情報を取得するセル種別情報取得手段と、
前記端末のハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ処理手段と、
前記ハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバが発生した時刻であるハンドオーバ発生時刻と前記ハンドオーバ先の基地局の情報とを記憶するハンドオーバ管理テーブルと、
前記ハンドオーバ管理テーブルを管理するハンドオーバ管理手段と、を備える付記1又は2に記載された基地局。
(付記4)
前記ハンドオーバ管理手段は、
前記隣接セルリストに記載された基地局のうち、所定の時間間隔の間にハンドオーバが発生していなかった基地局を前記所定の頻度で前記ハンドオーバ管理テーブルから抽出して削除候補基地局とし、
前記削除候補基地局が前記スモール基地局である場合には前記削除候補基地局の情報を前記隣接セルリストから削除せず、
前記削除候補基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合には前記削除候補基地局の情報を前記隣接セルリストから削除する、ことを特徴とする付記3に記載された基地局。
(付記5)
前記基準は所定の時間間隔の間のハンドオーバ発生回数に基づいて設定されることを特徴とする、付記3に記載された基地局。
(付記6)
前記ハンドオーバ管理手段は、
前記ハンドオーバ発生回数に、前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる係数を乗算し、
前記乗算の結果と所定の閾値との比較結果に基づいて前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を前記隣接セルリストから削除するかどうかを前記所定の頻度で決定する、ことを特徴とする付記5に記載された基地局。
(付記7)
前記基準は前記端末から通知された前記他の基地局との通信品質を示す数値に基づいて設定されることを特徴とする、付記3に記載された基地局。
(付記8)
前記ハンドオーバ管理手段は、
前記通信品質を示す数値に、前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる係数を乗算し、
前記乗算の結果と所定の閾値との比較結果に基づいて前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を前記隣接セルリストから削除するかどうかを前記所定の頻度で決定する、ことを特徴とする付記7に記載された基地局。
(付記9)
前記隣接セルリストは前記基地局の内部に記憶されていることを特徴とする、付記1乃至8のいずれかに記載された基地局。
(付記10)
付記3乃至9のいずれかに記載された基地局と端末とを備え、前記端末は前記基地局の前記第1の通信手段と通信するように構成された、通信システム。
(付記11)
さらに、
前記基地局と通信可能なSON(Self Organized Network)サーバを備え、
前記SONサーバは、前記隣接セルリストを記憶する、
ことを特徴とする付記10に記載された通信システム。
(付記12)
移動通信システムで用いられる基地局の情報が記載された隣接セルリストに記載された基地局の情報を、スモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する、ことを特徴とする基地局の制御方法。
(付記13)
配下のセルに存在する端末との通信に用いられる基地局のコンピュータを、
前記基地局の周辺の他の基地局の情報が記載された隣接セルリストを管理する手段、
前記隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する手段、として動作させるための基地局の制御プログラム。
1、2、3 基地局
4 端末
11 ネットワーク通信部
12 基地局動作部
13 無線通信部
121 ハンドオーバ処理部
122 隣接基地局情報管理部
123 隣接基地局情報報知部
124 ハンドオーバ管理部
125 記憶部
126 セル種別情報取得部
127 CPU
128 メモリ
200 SONサーバ

Claims (10)

  1. 配下のセルに存在する端末との通信に用いられる基地局であって、
    前記基地局の周辺の、他の基地局の情報が記載された隣接セルリストと、
    前記隣接セルリストを管理し、前記隣接セルリストに記載された基地局がスモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する隣接基地局情報管理手段と、を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記スモールセルは、マクロセルよりもサービスエリアが狭いセルである、ことを特徴とする請求項1に記載された基地局。
  3. さらに、
    前記端末と通信するための第1の通信手段と、
    前記他の基地局と通信するための第2の通信手段と、
    前記他の基地局の配下のセルが、前記スモールセルであるか前記スモールセル以外のセルであるかを示すセル種別情報を取得するセル種別情報取得手段と、
    前記端末のハンドオーバ先の基地局を決定するハンドオーバ処理手段と、
    前記ハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバが発生した時刻であるハンドオーバ発生時刻と前記ハンドオーバ先の基地局の情報とを記憶するハンドオーバ管理テーブルと、
    前記ハンドオーバ管理テーブルを管理するハンドオーバ管理手段と、を備える請求項1又は2に記載された基地局。
  4. 前記ハンドオーバ管理手段は、
    前記隣接セルリストに記載された基地局のうち、所定の時間間隔の間にハンドオーバが発生していなかった基地局を前記所定の頻度で前記ハンドオーバ管理テーブルから抽出して削除候補基地局とし、
    前記削除候補基地局が前記スモール基地局である場合には前記削除候補基地局の情報を前記隣接セルリストから削除せず、
    前記削除候補基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合には前記削除候補基地局の情報を前記隣接セルリストから削除する、ことを特徴とする請求項3に記載された基地局。
  5. 前記基準は所定の時間間隔の間のハンドオーバ発生回数に基づいて設定されることを特徴とする、請求項3に記載された基地局。
  6. 前記ハンドオーバ管理手段は、
    前記ハンドオーバ発生回数に、前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる係数を乗算し、
    前記乗算の結果と所定の閾値との比較結果に基づいて前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を前記隣接セルリストから削除するかどうかを前記所定の頻度で決定する、ことを特徴とする請求項5に記載された基地局。
  7. 前記基準は前記端末から通知された前記他の基地局との通信品質を示す数値に基づいて設定され、
    前記ハンドオーバ管理手段は、
    前記通信品質を示す数値に、前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる係数を乗算し、
    前記乗算の結果と所定の閾値との比較結果に基づいて前記隣接セルリストに記載された基地局の情報を前記隣接セルリストから削除するかどうかを決定する、ことを特徴とする請求項3に記載された基地局。
  8. 請求項3乃至7のいずれかに記載された基地局と端末とを備え、前記端末は前記基地局の前記第1の通信手段と通信するように構成された、通信システム。
  9. さらに、
    前記基地局と通信可能なSON(Self Organized Network)サーバを備え、
    前記SONサーバは、前記隣接セルリストを記憶する、
    ことを特徴とする請求項8に記載された通信システム。
  10. 移動通信システムで用いられる基地局の情報が記載された隣接セルリストに記載された基地局の情報を、スモールセルを配下に持つスモール基地局である場合と前記隣接セルリストに記載された基地局が前記スモール基地局以外の基地局である場合とで異なる基準に基づいて、所定の頻度で前記隣接セルリストから削除する、ことを特徴とする基地局の制御方法。
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