JPWO2015141107A1 - 電池 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、優れた電池を提供することができる。本発明の実施の形態にかかる電池は、第1電極層(6)と、第2電極層(7)と、第1電極層(6)と第2電極層(7)との間の充電電圧が印加される充電層(3)を備えるものである。充電層(3)は、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲することができる。例えば、電池は、充電体(3)が立体的に形成されている構成を有している。

Description

本発明は、電池に関する。
紫外線照射による金属酸化物の光励起構造変化を利用した電池(以下、量子電池)が、本出願の出願人により開発されている(特許文献1、2)。特許文献1、2に開示された量子電池は、リチウムイオン電池の容量を大きく超える技術として、期待されている。特許文献1、2の二次電池は、基板上に、第1電極、n型金属酸化物半導体層、充電層、p型半導体層、及び第2電極が積層された構成を有している。
国際公開WO2012/046325号明細書 国際公開WO2013/065093号明細書
このような量子電池は、薄膜化した電池を実現するため、平行平板構造を有している。すなわち、充電層が第1電極と第2電極との間に配置され、第1電極と第2電極とが充電層の全面に形成されている。したがって、容積効率や電池容量の向上や、軽量化を図ることが困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明によれば、優れた電池を提供することができる。
本発明の一態様にかかる電池は、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、前記第1電極層、及び前記第2電極層の少なくとも一方において、前記充電体に接する面が曲面となっているものである。
上記の電池において、前記充電体が球状、又は円柱状になっていてもよい。
本発明の一態様にかかる電池は、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、前記第1電極層、及び前記第2電極層の少なくとも一方が、前記充電体内に配置されているものである。
上記の電池において、前記充電体が円柱状に設けられ、前記充電体の内部に前記第1電極層が配置され、前記充電体の外周面に前記第2電極層が配置されていてもよい。
本発明の一態様にかかる電池は、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、前記充電体が立体的に形成されているものである。
本発明の一態様にかかる電池は、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、前記充電体の前記第1電極層が設けられた面に前記第2電極層が設けられているものである。
上記の電池において、前記第2電極層が複数設けられ、前記充電体を介して、前記第1電極層と対向する第2電極層がさらに設けられていてもよい。
本発明の一態様にかかる電池は、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、前記充電体の表面に沿った平面視において、前記第1電極層と異なる位置に前記第2電極層が設けられているものである。
上記の電池において、前記充電体の前記第1電極層が形成された面に、前記第2電極層が形成されていてもよい。
上記の電池において、前記充電体の前記第1電極層が形成された面と反対側の面に、前記第2電極層が形成されていてもよい。
本発明の一態様にかかる電池は、第1の単位電池と、前記第1の単位電池と並列又は直列に接続された第2の単位電池を備えた電池であって、前記第1の単位電池が上記の電池であり、前記第2の単位電池が、第1電極層と、第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電層を有しているものである。
上記の電池において、前記第1の単位電池が上記の電池であり、前記第2の単位電池が平行平板型の単位電池であるものである。
本発明の一態様にかかる電池は、前記第1の単位電池、及び前記第2の単位電池がそれぞれ上記の電池であり、前記第1の単位電池と前記第2の単位電池が積層されているものである。
本発明によれば、優れた電池を提供することができる。
量子電池の基本構成を示す斜視図である。 量子電池の基本構成を示す断面図である。 電子の沁み出し現象の確認実験に使用した電池の平面模式図である。 電子の沁み出し現象を説明するための図である。 電子の沁み出し現象を説明するための図である。 電子の沁み出し現象を説明するための図である 電子の沁み出し現象を説明するための図である 構成例1にかかる量子電池を示す斜視図である。 構成例1にかかる量子電池を示す断面図である。 構成例1にかかる量子電池を示す平面図である。 構成例2にかかる量子電池を示す斜視図である。 構成例2にかかる量子電池を示す断面図である。 構成例2にかかる量子電池を示す平面図である。 構成例3にかかる量子電池を示す斜視図である。 構成例3にかかる量子電池を示す断面図である。 構成例3にかかる量子電池を示す平面図である。 構成例4にかかる量子電池を示す断面図である。 構成例5にかかる量子電池を示す斜視図である。 構成例6にかかる量子電池を示す斜視図である。 量子電池ユニットの積層構造1を示す断面図である。 量子電池ユニットの積層構造2を示す断面図である。 量子電池ユニットの積層構造3を示す断面図である。 量子電池ユニットの積層構造4を示す断面図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(A)量子電池について
以下に説明する各実施形態の電池は、量子電池の技術を適用したものである。そこで、各実施形態の説明に先立ち、量子電池について簡単に説明する。
量子電池は、金属酸化物の光励起構造変化を利用して、バンドギャップ中に新たなエネルギー順位を形成して、電子を捕獲する動作原理に基づく電池(二次電池)をいう。
量子電池は、全固体型の電池であり、単独で電池として機能する。量子電池の構成の一例は、図1、及び図2に表される。なお、図1は、平行平板構造型の量子電池11の構成を示す斜視図であり、図2は、平面図である。なお、図1、2では、正極端子及び負極端子等の端子部材、外装部材や被覆部材などの実装部材を省略して図示している。
量子電池11は、充電体(充電層)3と第1電極層6と第2電極層7とを備えている。第1電極層6と第2電極層7との間に充電体3が配置されている。したがって、第1電極層6と第2電極層7との間に発生する充電電圧が、充電体3に印加される。充電体3は、充電動作で電子を蓄積(捕獲)し、放電動作で蓄積した電子を放出する。充電体3は、充電がなされていない状態で、電子を保持(蓄電)している層である。充電体3は、光励起構造変化技術が適用されて形成されている。
ここで、光励起構造変化は、例えば、国際公開WO/2008/053561に記載されており、その出願の発明者(本願の発明者でもある)である中澤明氏が見出した現象(技術)である。すなわち、中澤氏は、所定値以上のバンドギャップを持つ半導体であって透光性をもつ金属酸化物が絶縁被覆された状態で有効な励起エネルギーを与えられると、バンドギャップ内に電子不在のエネルギー順位が多数発生することを見出した。量子電池11は、これらのエネルギー順位に電子を捕獲させることで充電し、捕獲した電子を放出させることで放電するものである。
充電体3は、絶縁被覆で覆われたn型金属酸化物半導体の微粒子が、第2電極層7に対して薄膜状に付着され、n型金属酸化物半導体が紫外線照射によって光励起構造変化を起し、電子を蓄えることができるように変化したものである。充電体3は、絶縁被覆で覆われたn型金属酸化物半導体の微粒子を複数含んでいる。
第1電極層6は、例えば、負極層であり、第1電極1とn型金属酸化物半導体層2とを備えている。n型金属酸化物半導体層2は、第1電極1と充電体3との間に配置されている。したがって、n型金属酸化物半導体層2の一方の面が第1電極1と接触し、他方の面が充電体3と接触している。
充電体3中において、n型金属酸化物半導体の微粒子を被覆する絶縁被膜が必ずしも均一な被膜となるとは限らない。被膜が形成されない場合、充電体3中のn型金属酸化物半導体が露出してしまう構成となる。n型金属酸化物半導体層2は、充電層中のn型金属酸化物半導体と第1電極1とを絶縁する絶縁層としての機能を有し、充電容量などの性能の向上のために設けられている。さらに、n型金属酸化物半導体層2は、素子の特性のばらつきが少なく製造ラインでの安定性及び歩留まりの向上に効果的な構造である。
第2電極層7は、例えば、正極層であり、第2電極5とp型金属酸化物半導体層4とを備えている。P型金属酸化物半導体層4は、第2電極5と充電体3との間に配置されている。したがって、P型金属酸化物半導体層4の一方の面が充電体3と接触し、他方の面が第2電極5と接触する。P型金属酸化物半導体層4は、第2電極5から充電体3への電子の注入を防止するために設けられている。
第1電極1と第2電極5は、導電性の材料から形成されていればよく、例えば金属電極として、アルミニウム(Al)を含む銀(Ag)合金膜等がある。n型金属酸化物半導体層2は、材料的には二酸化チタン(TiO)、酸化スズ(SnO)又は酸化亜鉛(ZnO)を材料として用いる。p型金属酸化物半導体層4の材料としては、酸化ニッケル(NiO)、銅アルミ酸化物(CuAlO)等が使用可能である。
なお、上記の説明では、第1電極層6は、第1電極1とn型金属酸化物半導体層2との2層構造としたが、第1電極層6の構成は、この2層構造に限定されるものではない。例えば、第1電極層6は第1電極1のみの単層構造であってもよい。同様に、第2電極層7の構成についても、P型金属酸化物半導体層4、及び第2電極5の2層構造に限定されるものではない。第2電極層7は、例えば、第2電極5のみの単層構造であってもよい。すなわち、第1電極層6、及び第2電極層7は、金属電極のみから構成されていてもよい。
(B)電子の沁み出し現象
図1、図2に示すような量子電池において、充電時には、第1電極層6と第2電極層7との間に挟まれた充電体3のみ電子が貯まると考えられていた。すなわち、第2電極層7の直下の領域のみにおいて、充電体3に電子が蓄積されると考えられていた。しかしながら、本件特許出願の発明者らの実験によって、第2電極層7の直下が満たされると、第2電極層7の直下の外側にも電子が沁み出す現象が捉えられた。すなわち、第2電極層7の直下の外側にも電子が沁み出していき、蓄積されることが明らかとなった。
以下、本件特許出願の発明者らによって見出された、電子の沁み出し現象について説明する。電子の沁み出し現象を発見するために、図3のような量子電池10が用いられた。なお、図3は、充電体3上の第2電極層7のパターン形状を模式的に示すXY平面図である。
図3では、矩形パターンの第2電極層7がアレイ状に配列されている。すなわち、複数の第2電極層7が、X方向、及びY方向に沿って配列されている。隣接する第2電極層7の矩形パターンの間には、第2電極層7が設けられていない領域となっている。なお、第1電極層6(図3においては不図示)については、充電体3のほぼ全面に形成されているとする。
ここで、充電電圧を印加した第2電極層7のパターンをパターン7aとする。すなわち、パターン7a以外のパターンについては、充電電圧を印加していない。そして、パターン7aの充電時、及び自然放電時の各パターンの電圧を測定した。
パターン7aを充電するにつれて、パターン7aの近傍にあるパターン7bの電圧が充電していく。すなわち、充電電圧を印加していないパターン7bについても、充電体3内に蓄積された電子に基づいて、電圧が発生する。さらに、パターン7aの充電停止後には、パターン7aは自然放電により電圧が減少するのに対して、パターン7bは電圧が上昇する。この実験から、充電箇所からその周辺に電子が沁み出していることが分かる。
図4〜図7は、量子電池10において、電子の沁み出し現象を説明するためのモデル図である。図4〜図7では、第1電極層6が充電体3の全面に形成され、第2電極層7が充電体3の一部に形成されている構成となっている。ここで、充電体3を介して、第1電極層6と第2電極層7が重複する領域を重複領域18とし、重複しない領域を非重複領域19とする。
まず、図4に示すように、量子電池10を充電するために、第1電極層6と第2電極層7とに電源31を接続して、充電電圧を発生させる。第1電極層6と第2電極層7との間の充電電圧は、充電体3に印加される。量子電池10の充電時には、第2電極層7の直下から電子(図中のe)が貯まり出す。すなわち、重複領域18に電子が蓄積されていく。そして、重複領域18が電子で十分に満たされると、図5に示すように、第2電極層7の直下の外側にも電子が入り始める。すなわち、重複領域18から、非重複領域19に電子が拡散していくことになる。
その後、図6に示すように、ポテンシャルが一定になるまで充電体3中に電子が拡散する。すなわち、充電体3中の電子の密度が均一になる。これにより、重複領域18と非重複領域19の電子密度がほぼ同じになる。放電時には、図7に示すように、まず、第2電極層7の直下の電子が抜けていき、第2電極層7の直下の外側からも徐々に電子が抜けていく。すなわち、放電を開始すると、重複領域18の電子密度が非重複領域19よりも低くなる。
これまでは、第2電極層7の直下にのみ電子が貯まると考えられていたため、第1電極層6と第2電極層7とを充電体3のほぼ全面に形成する平行平板構造としていた。しかしながら、電子の沁み出し現象を利用すると、局部的に電極層を設けることが可能になる。また、局部的に電極層を形成しても、充電体3の容積が同じであれば、同じ電力容量が得られる。すなわち、100%充電すると、非重複領域19の電子密度が重複領域18の電子密度とほぼ同じになる。よって、電池としての基本性能を維持しつつ、高性能化を図ることが可能になる。
(C)単層構成の量子電池
上記のように、電子の沁み出し現象によって、様々な構成の量子電池を実現することができる。以下、量子電池の構成例について説明する。以下の説明では、単体の量子電池について説明する。
(C−1)構成例1
図8は、構成例1にかかる量子電池20を示す斜視図であり、図9は、断面図であり、図10は平面図である。構成例1では、充電体3が平板状又はシート状に形成された充電層となっている。すなわち、充電体3の対向する2面が平行な平面となっている。第1電極層6が充電体3の下面に形成され、第2電極層7が充電体3の上面に形成されている。すなわち、第1電極層6と第2電極層7は、充電体3の異なる面上に形成されている。
図10に示すように、XY平面視において、充電体3は矩形状に形成されている。XY平面視において、第1電極層6と第2電極層7の位置がずれて配置されている。ここでは、第1電極層6、及び第2電極層7がY方向を長手方向とする短冊状に形成されている。そして、第1電極層6が充電体3の+X方向の端部に配置され、第2電極層7が−X方向の端部に形成されている。このように、X方向において、充電体3の一端近傍に第1電極層6が配置され、他端に第2電極層7が配置されている。
第1電極層6と第2電極層7に充電電圧を印加すると、充電体3には、図9に示すような電気力線が発生する。第1電極層6と第2電極層7との間の充電電圧によって、充電体3に電子が蓄積される。そして、上記した電子の沁み出し現象によって、充電体3の全体に電子が蓄積されていく。このように、X方向における第1電極層6と第2電極層7との位置がずれていても、充電体3の全体に電子が蓄積される。
第1電極層6、第2電極層7が充電体3の局部にしか形成されていないため、電池の容積効率を向上することができる。一般に、電池の容積効率=(電池の実効容積)/(電池の全容積)で示される。したがって、量子電池20の全容積を小さくすることによって、容積効率を向上することができる。このように、電極層を小さくしているため、容積効率を高くすることができる。さらに、第1電極層6、第2電極層7が局部的に形成されているため、充電体3の全面に形成された場合と比べて、量子電池20の軽量化を図ることができる。
(C−2)構成例2
図11は、構成例2にかかる量子電池30を示す斜視図であり、図12は、断面図であり、図13は平面図である。構成例2では、充電体3が平板状又はシート状に形成された充電層となっている。すなわち、充電体3の対向する2面が平行な平面となっている。構成例2では、構成例1と、第1電極層6の位置が異なっている。第1電極層6、及び第2電極層7が充電体3の上面に形成されている。充電体3の第1電極層6が設けられた面に、第2電極層7が設けられている。第1電極層6と第2電極層7とが、充電体3の同一平面上に形成されている。
図13に示すように、充電体3は、XY平面視において、矩形状に形成されている。さらに、XY平面視において、第1電極層6と第2電極層7の位置がずれて配置されている。ここでは、第1電極層6、及び第2電極層7がY方向を長手方向とする短冊状に形成されている。そして、第1電極層6が充電体3の+X方向の端部に配置され、第2電極層7が−X方向の端部に形成されている。このように、XY平面視において、充電体3の一端近傍に第1電極層6が配置され、他端に第2電極層7が配置されている。量子電池30には、XY平面視において、第1電極層6と異なる位置に配置された第2電極層7が設けられている。
第1電極層6と第2電極層7に充電電圧を印加すると、充電体3には、図12に示すような電気力線が発生する。よって、第1電極層6と第2電極層7との間の充電電圧によって、充電体3に電子が蓄積される。そして、上記した電子の沁み出し現象によって、充電体3の全体に電子が蓄積されていく。このように、第1電極層6と第2電極層7とが、充電体3の同一平面上が配置され、かつX方向の異なる位置に配置されていても、充電体3の全体に電子が蓄積される。
第1電極層6、第2電極層7が充電体3の局部にしか形成されていないため、電池の容積効率を向上することができる。一般に、電池の容積効率=(電池の実効容積)/(電池の全容積)で示される。したがって、量子電池30の全容積を小さくすることによって、容積効率を向上することができる。このように、電極層を小さくしているため、容積効率を高くすることができる。さらに、第1電極層6、第2電極層7が局部的に形成されているため、充電体3の全面に形成された場合と比べて、量子電池30の軽量化を図ることができる。
(C−3)構成例3
図14は、構成例3にかかる量子電池40を示す斜視図であり、図15は、断面図であり、図16は、平面図である。構成例3では、充電体3が平板状又はシート状に形成された充電層となっている。すなわち、充電体3の対向する2面が平行な平面となっている。第1電極層6、及び第2電極層7が充電体3の上面、及び下面にそれぞれ形成されている。
より具体的には、量子電池40は、2つの第1電極層6と2つの第2電極層7を備えている。ここで、2つの第1電極層6を第1電極層6a、第1電極層6bとし、2つの第2電極層7を第2電極層7a、第2電極層7bとして説明する。第1電極層6a、第2電極層7aは充電体3の上面に形成されている。第1電極層6b、第2電極層7bは充電体3の下面に形成されている。第1電極層6aは、充電体3の+X側の端部に配置され、第1電極層6bは−X側の端部に配置されている。
第2電極層7aは、充電体3の−X側の端部に配置され、下面に形成された第2電極層7bは+X側の端部に配置されている。第2電極層7aと第1電極層6bは、充電体3を介して対向するように配置されている。すなわち、XY平面における第2電極層7aと第1電極層6bの位置は一致している。第2電極層7bと第1電極層6aは、充電体3を介して対向するように配置されている。すなわち、XY平面における第2電極層7bと第1電極層6aの位置は一致している。
したがって、量子電池40の第2電極層7は、XY平面視において、第1電極層6aと異なる位置に配置された第2電極層7aと、同じ位置に配置された第2電極層7bとを含んでいる。同様に、量子電池40の第1電極層6は、XY平面視において、第2電極層7aと同じ位置に配置された第1電極層6bと、異なる位置に設けられた第1電極層6aとを含んでいる。
第1電極層6と第2電極層7に充電電圧を印加すると、第1電極層6と第2電極層7との間の充電電圧によって、充電体3に電子が蓄積されていく。そして、上記した電子の沁み出し現象によって、充電体3の全体に電子が蓄積されていく。このように、第1電極層6と第2電極層7とが、充電体3の同一平面上が配置され、かつX方向の異なる位置に配置されていても、充電体3の全体に電子が蓄積される。
さらに、構成例3では、第1電極層6と第2電極層7がそれぞれ複数のパターンに分割して形成されている。したがって、充電時と放電時で利用する第1電極層6、及び第2電極層7を変更することができる。例えば、充電時には、第1電極層6a、6b、及び第2電極層7a、7bの全てに電源を接続して、充電電圧を印加する。これにより、高速充電を行うことができる。一方、放電時には、第1電極層6a、及び第2電極層7bのみを負荷等に接続する。これにより、瞬時に取り出す電力を制限することができ、長時間の放電が可能になる。
このように、電極層を複数のパターンに分割して形成することで、重複領域の面積を充電時と放電時とで異ならせることができる。例えば、充電時の重複領域の面積よりも、放電時の重複領域の面積を小さくすることができる。あるいは、充電時の重複領域の面積よりも、放電時の重複領域の面積を大きくすることができる。第1電極層6又は第2電極層7を複数のパターンに分割することで、所望の充放電特性を得ることができる。
(C−4)構成例4
図17は、構成例4の量子電池50を示す断面図である。構成例4は、量子電池50が立体的に形成されている。具体的には、量子電池50が、球状に形成された充電体3を有している。そして、球状の充電体3の一部に第1電極層6、第2電極層7が形成されている。第1電極層6、及び第2電極層7は局所的に形成されている。
充電体3を介して第1電極層6と第2電極層7とが対向配置されている。ここでは、球状の充電体3の中心を挟むように、第1電極層6と第2電極層7とが対向配置されている。この場合、第1電極層6と第2電極層7とに充電電圧を印加すると、第1電極層6と第2電極層7との間の充電電圧によって、充電体3に電子が蓄積されていく。そして、上記した電子の沁み出し現象によって、充電体3の全体に電子が蓄積されていく。このように、球状の充電体3の全体に電子が拡がっていく。
球状に形成された充電体3の表面に第1電極層6と第2電極層7とが形成されている。よって、充電体3の表面は球面状に形成されている。第1電極層6、及び第2電極層7の少なくとも一方において、充電体3に接する面が曲面となっている。また、充電体3の外表面が曲面になっている。充電体3を立体的に形成することで、容積効率を向上することができる。また、第1電極層6と第2電極層7が局所的に形成されているため、量子電池50を軽量化することができる。
(C−5)構成例5
図18は、構成例5の量子電池60を示す斜視図である。構成例5では、量子電池60が同軸構造を有している。そのため、充電体3が円筒状に形成されている。充電体3の中心には、円筒状の第1電極層6が配置されている。中心軸上に設けられた第1電極層6の外周面が充電体3と接触している。第1電極層6の一端は、外部端子と接続可能なように、充電体3の外側に配置されている。
充電体3の外周面には、第2電極層7が設けられている。したがって、充電体3の第1電極層6又は第2電極層7と接触する面は、曲面となっている。第1電極層6と第2電極層7とに充電電圧を印加すると、円筒状の充電体3の全体に電子が拡がっていく。なお、図18では、充電体3の外周面の全体に第2電極層7を形成したが、局所的に第2電極層7を形成してもよい。すなわち、充電体3の外周面の一部にのみ第2電極層7を形成してもよい。この場合、充電体3の外周面に第2電極層7のパターンを複数形成することも可能である。
また、X方向における第1電極層6の長さを充電体3の途中までにしてもよい。もちろん、第1電極層6と第2電極層7の配置を反対にしてもよい。すなわち、第1電極層6を充電体3の外側に形成し、第2電極層7を充電体3の内側に形成してもよい。
円柱状の第1電極層6の外周面に充電体3が形成されている。また、充電体3の外周面に第2電極層7が形成されている。充電体3の表面は曲面となっている。第1電極層6、及び第2電極層7の少なくとも一方において、充電体3に接する面が曲面となっている。充電体3を立体的に形成することで、容積効率を向上することができる。また、第1電極層6と第2電極層7が局所的に形成されているため、量子電池60を軽量化することができる。
(C−6)構成例6
図19は、構成例6の量子電池70を示す斜視図である。量子電池70は、そして第1電極層6、及び第2電極層7が充電体3の内部に配置されている。第1電極層6、及び第2電極層7の一端は、それぞれ外部端子と接続可能なように、充電体3の外部に配置される。ここでは、第1電極層6及び第2電極層7がY方向を長手方向とする円柱状に形成されている。充電体3は、内部に第1電極層6、及び第2電極層7が設けられた直方体状に形成されている。もちろん、第1電極層6、第2電極層7、及び充電体3の形状は、特に限定されるものではない。
第1電極層6と第2電極層7との間には、充電体3が配置される。第1電極層6と第2電極層7とに充電電圧を供給すると、充電体3に電圧が印加される。充電を続けると、第1電極層6と第2電極層7との間の領域から充電体3全体に電子が拡がっていく。上記した電子の沁み出し現象によって、充電体3の全体に電子が蓄積されていく。
なお、図19では、第1電極層6、及び第2電極層7を充電体3の内部に配置したが、第1電極層6、及び第2電極層7の一方のみを充電体3の内部に配置してもよい。この場合、他方の電極層は、充電体3の表面に形成されていてもよい。
構成例1〜3では、平板状又はシート状の充電体3に対して、局部的に電極層を形成している。こうすることで、様々な実装構造が実現することができる。したがって、量子電池の容積効率の向上、軽量化、コストダウンを図ることが可能になる。
構成例4〜6では、充電体3を立体的に形成している。充電体3を立体的に形成することで、充電体3の体積を増加することができる。すなわち、厚みのある充電体3を用いることで、電池容量を向上することができる。例えば、平板状又はシート状の充電層を用いた場合、充電層の体積を増加するためには、充電層の面積を大型化する必要になる。しかしながら、充電層の大型化は均一化の観点から難しい場合がある。本実施の形態のように、立体的な充電体3を設けることで、電池容量が高く、高性能な量子電池を実現することができる。さらに、充電体3を立体化して形成することで、様々な実装構造が実現することができる。したがって、量子電池の容積効率の向上、軽量化、コストダウンを図ることが可能になる。
立体的に充電体3を形成する手法としては、様々な成形方法を用いることができる。例えば、充電体3の形状に応じた型を用いて成型することができる。具体的には、絶縁被覆で覆われたn型金属酸化物半導体の微粒子を型に入れて押し固めた後、焼成する。このようにすることで、任意の形状の充電体3を成形することができる。型の形状に応じて、充電体3に厚くなる箇所を設けることができ、充電体3を立体的に形成することができる。また、構成例5、6では電極層を内部に配置した状態で成形する。
(D)量子電池の積層構造
配置例1〜6では、単体の量子電池を示したが、複数の量子電池を組み合わせて容量を増やすことも可能である。以下、構造例1〜6に示した単体の量子電池を単位量子電池として、単位量子電池が複数設けられた量子電池を量子電池ユニットとして説明する。複数の単位量子電池を並列又は直列に接続することで、さらに、容積効率の向上、重量の低減、コストダウンを図ることが可能になる。
(D−1)量子電池ユニットの積層構造1
図20は、積層構造1にかかる量子電池ユニット100を示す断面図である。図20では、構成例1で示した量子電池20を2つ用いている。図20では、量子電池20を単位量子電池20a、単位量子電池20bとして示している。単位量子電池20aと単位量子電池20bとは、直列接続されている。
図20では、シート状、又は平板状の単位量子電池20a、及び単位量子電池20bが積層されている。すなわち、充電体3aと充電体3bが平行に配置されている。そして、単位量子電池20aの第1電極層6aと、単位量子電池20bの第2電極層7bとが充電体3aと充電体3bとの間に配置されている。第1電極層6bは負極端子101に接続され、第2電極層7aは、正極端子102に接続されている。そして、第1電極層6aと第2電極層7bは接続されている。例えば、図示しない接続端子によって、第1電極層6aと第2電極層7bとを接続されている。あるいは、充電体3a、又は充電体3bに導電パターンを形成して、第1電極層6aと第2電極層7bとを接続するようにしてもよい。また、第1電極層6aと充電体3bとが接触しないように、あるいは、第2電極層7bと充電体3aとが接触しないように絶縁層を設けてもよい。
このように、2つの単位量子電池20a、20bを直列に接続することで、出力電圧を増やすことができる。さらに、局部電極構造のため、量子電池ユニット100の容積効率を向上することができる。端子構成を簡素化することができるため、容積効率を向上することができる。また、第1電極層6、第2電極層7の面積が小さいため、軽量化を図ることができる。
もちろん、量子電池ユニット100として、3層以上の積層構造を採用してもよい。例えば、図20に示す構成を繰り返し配置することで、簡便に積層構造を実現することができる。単位量子電池20の電圧をV,電流容量をAhとし、積層数をNとすると、量子電池ユニット100の出力電圧は(N×V)となり、電流容量はAhとなる。
(D−2)量子電池ユニットの積層構造2
図21は、積層構造2にかかる量子電池ユニット200を示す断面図である。図21では、構成例1で示した量子電池20を2つ用いている。図21では、量子電池20を単位量子電池20a、単位量子電池20bとして示している。単位量子電池20a、及び単位量子電池20bは、並列接続されている。図21では、シート状、又は平板状の単位量子電池20a、及び単位量子電池20bが積層されている。すなわち、充電体3aと充電体3bが平行に配置されている。
具体的には、第2電極層7aと第2電極層7bが向かい合うように、単位量子電池20aと単位量子電池20bとが配置されている。換言すると、第2電極層7aは、充電体3aの下面に配置され、第2電極層7bは、充電体3bの上面に配置されている。そして、正極端子102が第2電極層7aと第2電極層7bとの間に配置されている。正極端子102が第2電極層7aと第2電極層7bとが挟み込まれた状態で、第2電極層7aと第2電極層7bに接続される。このようにすることで、単位量子電池20aと単位量子電池20bとで、正極端子102を共通化することができ、端子構成を簡素化することができる。また、図21では、第2電極層7が充電体3の表面から突出しないように形成されている。
一方、第1電極層6aは、充電体3aの上面に配置され、第1電極層6bは、充電体3bの下面に配置されている。そして、第1電極層6a、及び第1電極層6bには、負極端子101が接続されている。負極端子101は、第1電極層6a、及び第1電極層6bにそれぞれ接続するように、分岐されている。
このように、2つの単位量子電池20a、20bを並列に接続することで、電流容量を増やすことができる。さらに、局部電極構造のため、量子電池ユニット200の容積効率を向上することができる。端子構成を簡素化することができるため、容積効率を向上することができる。また、第1電極層6、第2電極層7の面積が小さいため、軽量化を図ることができる。
もちろん、量子電池ユニット200として、3層以上の積層構造を採用してもよい。この場合、例えば、図21に示す構成を繰り返し配置することで、簡便に積層構造を実現することができる。単位量子電池20の電圧をV,電流容量をAhとし、積層数をNとすると、量子電池ユニット100の出力電圧はVとなり、電流容量は(N×Ah)となる。
なお、積層構造1、2の量子電池ユニットでは、単位量子電池20を積層したが、他の構成の単位量子電池を積層してもよい。例えば、単位量子電池30、又は単位量子電池40を積層してもよく、異なる構造の単位量子電池20、30、40を積層してもよい。例えば、単位量子電池20と単位量子電池30を積層してもよく、単位量子電池20と単位量子電池40を積層してもよい。あるいは、単位量子電池30と単位量子電池40を積層してもよい。もちろん、3つ以上の単位量子電池を組み合わせてもよい。
さらに、並列接続した2以上の単位量子電池と、直列接続した2以上の単位量子電池を組み合わせることも可能である。例えば、2N個の単位量子電池を組み合わせた構成において、並列接続数をN、直列接続数をNとしてもよい。この場合、単位量子電池の電圧をV,電流容量をAhとすると、出力電圧は(N×V)となり、電流容量は(N×Ah)となる。
(D−3)量子電池ユニットの積層構造3
図22は、積層構造3にかかる量子電池ユニット300を示す断面図である。図22では、図1、図2で示した平行平板型の量子電池11と、構成例4で示した量子電池50を組み合わせた構造を有している。図22では、量子電池ユニット300は、1つの単位量子電池11と、6つの単位量子電池50とを備えている。すなわち、立体的な単位量子電池50と平行平板型の単位量子電池11を組み合わせている。
より具体的には、単位量子電池11の両面にそれぞれ3つの単位量子電池50が設けられている。量子電池ユニット300は、1つの単位量子電池11と、6つの単位量子電池50を備えている。図22では、量子電池ユニット300に設けられた単位量子電池50、及び単位量子電池11を、単位量子電池50a〜50fと、単位量子電池11gとして示す。
シート状の単位量子電池11gの両側に、立体的な単位量子電池50a〜50fが設けられている。すなわち、平行平板型の単位量子電池11が立体的な単位量子電池50に挟まれた構成となっている。単位量子電池50a〜50cはX方向に沿って1列に配置されている。単位量子電池50d〜50fはX方向に沿って1列に配置されている。
単位量子電池11gの上側(+Z側)に、単位量子電池50a、50b、50cが配置され、下側(−Z側)に単位量子電池50d、50e、50fが配置されている。単位量子電池11gと単位量子電池50a〜50fは並列接続されている。したがって、正極端子102は、第2電極層7a〜7gにそれぞれ接続され、負極端子101は、第1電極層6a〜6gにそれぞれ接続されている。
第2電極層7gの上側には、正極端子102が配置されている。さらに、第2電極層7a、7b、7cの下側に、正極端子102が配置されている。したがって、正極端子102は、第2電極層7gと、第2電極層7a、7b、7cとの間に配置されている。このようにすることで、第2電極層7a、7b、7cに接続される正極端子102と、第2電極層7gに接続される正極端子102を共通化することができる。すなわち、平板状の正極端子102の上面が第2電極層7a、7b、7cと接触し、下面が第2電極層7gと接触する。このようにすることで、端子構成を簡素化することができる。
第1電極層6gの下側には、負極端子101が配置されている。さらに、第1電極層6d、6e、6fの上側に、負極端子101が配置されている。したがって、負極端子101は、第1電極層6gと、第1電極層6d、6e、6fとの間に配置されている。このようにすることで、第1電極層6d、6e、6fに接続される負極端子101と、第1電極層6gに接続される負極端子101を共通化することができる。すなわち、平板状の負極端子101の下面が第1電極層6d、6e、6fと接触し、上面が第1電極層6gと接触する。このようにすることで、端子構成を簡素化することができる。
図22に示す構成では、平行平板型の単位量子電池11を用いているため、出力密度を向上することができる。さらに、充電体3の体積が大きい単位量子電池50を用いているため、電流容量を向上することができる。シート状の単位量子電池と立体的な単位量子電池とを接続することで、電流容量、及び出力密度の高い電池を実現することができる。よって、高性能の量子電池ユニット300を実現することができる。
なお、図22では、単位量子電子11のそれぞれの面に、単位量子電池50が1列に配置された構成を示したが、単位量子電池50を2列以上にしてもよい。すなわち、単位量子電池50をマトリクス状に配列することも可能である。この場合、X方向、及びY方向のそれぞれに単位量子電池50が複数配列される。さらに、単位量電池11の一方の面のみに、単位量子電池50を配置することも可能である。また、平行平板型の単位量子電池11の代わりに、配置例1、2、又は3に示した量子電池20〜50のいずれか1つを単位量子電池11として用いることもできる。
(D−4)量子電池ユニットの積層構造4
図23は、積層構造4にかかる量子電池ユニット400を示す断面図である。図23では、図1で示した平行平板型の量子電池11と、構成例4で示した量子電池50を組み合わせた構造を有している。図23では、量子電池ユニット400は、2つの単位量子電池11と、3つの単位量子電池50とを備えている。
より具体的には、単位量子電池50の上下にそれぞれ単位量子電池11が設けられている。すなわち、立体的な単位量子電池50が平行平板型の単位量子電池11に挟まれた構成となっている。図23では、量子電池ユニット400に設けられた単位量子電池50、及び単位量子電池11を、単位量子電池50a〜50cと、単位量子電池11d、11eとして示す。
シート状の単位量子電池11dと単位量子電池11eの間に、立体的な単位量子電池50a〜50cが設けられている。単位量子電池50a〜50cはX方向に沿って1列に配置されている。単位量子電池11d、11eと単位量子電池50a〜50cは並列接続されている。したがって、正極端子102は、第2電極層7a〜7eにそれぞれ接続され、負極端子101は、第1電極層6a〜6eにそれぞれ接続されている。
単位量子電池11dは上面に第2電極層7dが配置され、下面に第1電極層6dが配置されている。単位量子電池50a〜50cは、上側に第1電極層6a〜6cが配置されている。そして、負極端子101が第1電極層6a〜6cと第1電極層6dとの間に配置されている。このようにすることで、第1電極層6a、6b、6cに接続される負極端子101と、第1電極層6dに接続される負極端子101を共通化することができる。すなわち、平板状の負極端子101の下面が第1電極層6a、6b、6cと接触し、上面が第1電極層6dと接触する。このようにすることで、端子構成を簡素化することができる。
単位量子電池11eは上面に第2電極層7eが配置され、下面に第1電極層6eが配置されている。単位量子電池50a〜50cは、下側に第1電極層7a〜7cが配置されている。そして、正極端子102が第2電極層7a〜7cと第2電極層7eとの間に配置されている。このようにすることで、第2電極層7a〜7cに接続される正極端子102と、第2電極層7eに接続される正極端子102を共通化することができる。すなわち、平板状の正極端子102の上面が第2電極層7a、7b、7cと接触し、下面が第2電極層7dと接触する。このようにすることで、端子構成を簡素化することができる。
図23に示す構成では、平行平板型の単位量子電池11を用いているため、出力密度を向上することができる。さらに、充電体3の体積が大きい単位量子電池50を用いているため、電流容量を向上することができる。シート状の量子電池と立体的な量子電池とを接続することで、電流容量、及び出力密度の高い電池を実現することができる。よって、高性能の量子電池ユニット400を実現することができる。
なお、図23では、単位量子電子11のそれぞれの面に、単位量子電池50が1列に配置された構成を示したが、単位量子電池50を2列以上にしてもよい。すなわち、単位量子電池50をマトリクス状に配列することも可能である。この場合、X方向、及びY方向のそれぞれに単位量子電池50が複数配列される。これにより、より電池容量を向上することができる。
積層構造3、4のように、シート状の単位量子電池と、立体的な単位量子電池を組み合わせて、量子電池ユニットを構成している。すなわち、シート状の単位量子電池の電極層と、立体的な単位量子電池の電極層を接続する。こうすることで、各々の性能を補うことができる。すなわち、シート状の単位量子電池では、電極層と充電体3の接触面積を大きくすることができるため、出力密度(電流密度)が高くなる。一方、立体的な単位量子電池では、充電体3の体積が大きいため、電池容量が高くなる。よって、シート状の単位量子電池と立体的な単位量子電池を接続することで、互いの特性を補い合うことができる。よって、優れた量子電池ユニットを実現することが可能となる。
積層構造3、4では、異なる構成の単位量子電池を並列にしたが、直列に接続することも可能である。この場合、シート状の単位量子電池11の第2電極層7と立体的な単位量子電池50の第1電極層6を接続すればよい。あるいは、シート状の単位量子電池11の第1電極層6と立体的な単位量子電池50の第2電極層7を接続すればよい。
また、積層構造3、4では、平行平板型の単位量子電池11の代わりに、配置例1、2、又は3に示した量子電池20〜50のいずれか1つを単位量子電池11として用いることもできる。上記の説明では、第1電極層6が負極、第2電極層7が正極であるとして説明したが、第1電極層6が正極、第2電極層7が負極であってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態よる限定は受けない。
この出願は、2014年3月18日に出願された日本出願特願2014−054978を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 第1電極
2 n型金属酸化物半導体層
3 充電体
4 p型金属酸化物半導体層
5 第2電極
6 第1電極層
7 第2電極層
10 量子電池
18 重複領域
19 非重複領域

Claims (13)

  1. 第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、
    前記第1電極層、及び前記第2電極層の少なくとも一方において、前記充電体に接する面が曲面となっている電池。
  2. 前記充電体が球状、又は円柱状になっている請求項1に記載の電池。
  3. 第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、
    前記第1電極層、及び前記第2電極層の少なくとも一方が、前記充電体内に配置されている電池。
  4. 前記充電体が円柱状に設けられ、
    前記充電体の内部に前記第1電極層が配置され、
    前記充電体の外周面に前記第2電極層が配置されている請求項2、又は3に記載の電池。
  5. 第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、
    前記充電体が立体的に形成されている電池。
  6. 第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、
    前記充電体の前記第1電極層が設けられた面に前記第2電極層が設けられている電池。
  7. 前記第2電極層が複数設けられ、
    前記充電体を介して、前記第1電極層と対向する第2電極層がさらに設けられている請求項6に記載の電池。
  8. 第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電体と、を備え、
    前記充電体の表面に沿った平面視において、前記第1電極層と異なる位置に前記第2電極層が設けられている電池。
  9. 前記充電体の前記第1電極層が形成された面に、前記第2電極層が形成されている請求項8に記載の電池。
  10. 前記充電体の前記第1電極層が形成された面と反対側の面に、前記第2電極層が形成されている請求項8に記載の電池。
  11. 第1の単位電池と、前記第1の単位電池と並列又は直列に接続された第2の単位電池を備えた電池であって、
    前記第1の単位電池が請求項1〜10のいずれか1項に記載の電池であり、
    前記第2の単位電池が
    第1電極層と、
    第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間の充電電圧が印加され、絶縁性物質で覆われたn型金属酸化物半導体を光励起構造変化させることによりバンドギャップ中にエネルギー順位を形成して電子を捕獲する充電層を有している電池。
  12. 前記第1の単位電池が請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池であり、
    前記第2の単位電池が平行平板型の単位電池である請求項11に記載の電池。
  13. 前記第1の単位電池、及び前記第2の単位電池がそれぞれ請求項6〜10のいずれか1項に記載の電池であり、
    前記第1の単位電池と前記第2の単位電池が積層されている請求項11に記載の電池。
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