JPWO2015128990A1 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

ユーザが手を挿入可能な手挿入部(9)に通じる送風口(5a,5b)が形成された筐体(10)の内部に設置され、気流を発生させる送風部(2)と、手挿入部(9)にユーザの手が挿入されたことを検知する検知センサ(8)とを有し、検知センサ(8)がユーザの手を検知した場合に、送風部(2)が発生させた気流を手挿入部(9)に噴射するハンドドライヤ(1)であって、筐体(10)の前面に着脱可能であり、装置設定を変更するための操作部(12)が設けられた前パネル(11)と、前パネル(11)の背面の操作部に対応する位置に設置されたホルダ(16)と、操作部(12)が操作された際に生じる静電容量の変化を検出する電極(14)と、電極(14)に生じた静電容量の変化に基づいて、送風モータを制御する制御部(30)とを備え、電極(14)が前パネル(11)の背面に当接するように、ホルダ(16)によって電極(14)を保持する。

Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥する手乾燥装置に関する。
従来より、洗浄後の濡れた手を、タオルやハンカチ等で払拭するのではなく、濡れた手を手挿入部に挿入し、挿入された手に高速空気流を噴射して手に付着した水を吹き飛ばして手を乾燥する手乾燥装置が用いられている。
特許文献1には、人体の接近により静電容量の変化を検出し、信号判定手段から、人体を検知する静電容量方式の人体検知センサを備えた手乾燥装置が開示されている。
特開2013−099396号公報
特許文献1に開示された手乾燥装置は、ユーザの手が手挿入部に挿入されたときの静電容量の変化に基づいてユーザの手を検知して作動するものである。このような静電容量方式の検知センサを用いたタッチ式スイッチを機器の設定用の操作スイッチとして使用する場合、静電容量の変化を検出する検知電極は筐体の内部に配置され、筐体の外面が操作面となり、その筐体の操作面にユーザの手が触れられたかどうか(操作されたかどうか)を筐体中の検知電極を用いて判断する必要がある。このため、検知精度を高めるためには検知電極と操作部を形成する筐体面との位置関係を一定に保つことが重要であり、特に筐体と検知電極との間に隙間が発生すると誘電率が低くなってしまうため検知精度に大きな影響を与える。
一方で、手乾燥装置の筐体正面の正面カバーは、メンテナンス時や施工時に製品内部に配置された電源端子台や電気回路にアクセスするために着脱されることが一般的である。正面カバーは着脱可能であるため、検知電極を正面カバーに設けると、着脱できる程度の導電線で検知電極と本体内の制御部とを繋ぐ必要があるが、導電線の長さが長くなるほど導電線の静電容量が大きくなってしまうため、検知電極での静電容量変化を検出しにくくなる。このため、検知電極は本体内部に固定する必要があり、操作面(指で触れる部分)と検知電極とは互いに固定することはできない。
従って、静電容量方式の検知センサを用いたタッチ式スイッチを最も操作しやすい筐体正面に配置した手乾燥装置においては、正面カバーの開閉により筐体と検知電極との位置関係が適正な状態ではなくなってしまう恐れがあり、それによって検知精度が低下し、誤動作や検知不能といった問題が発生するという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、着脱部品と検知電極とで構成された静電容量変化に基づく検知センサが正確に安定して操作を検知できる手乾燥装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザが手を挿入可能な手挿入部と手挿入部に通じる送風口が形成された筐体と、筐体の内部に設置され、気流を発生させる送風部と、手挿入部にユーザの手が挿入されたことを検知する手検知センサとを有し、手検知センサがユーザの手を検知した場合に、送風部が発生させた気流を送風口から手挿入部に噴射する手乾燥装置であって、筐体の前面に着脱可能であり、装置設定を変更するための操作部が設けられた前パネルと、前パネルの背面の操作部に対応する位置に設置されたホルダと、ホルダによって保持され、操作部がユーザによって操作された際に生じる静電容量の変化を検出する電極部と、電極部に生じた静電容量の変化に基づいて、送風モータを制御する制御部とを備え、電極部が前パネルの背面に当接するように、ホルダによって電極部を保持することを特徴とする。
本発明にかかる手乾燥装置は、筐体と電極部との位置関係を適正な状態に保ち、静電容量変化に基づいて検知センサが正確に安定して操作を検知できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態としてのハンドドライヤを示す斜視図である。 図2は、実施の形態にかかるハンドドライヤの正面図である。 図3は、実施の形態にかかるハンドドライヤの側断面図である。 図4は、前パネルを外した状態でのハンドドライヤの正面図である。 図5は、ハンドドライヤの下部の拡大図である。 図6は、操作部の横断面図である。 図7は、操作部の横断面の部分拡大図である。 図8は、操作部の構造を示す断面図である。 図9は、前パネルの背面図である。 図10は、前パネルの背面下部の部分拡大図である。 図11は、操作部の別の構造例を示す図である。 図12は、操作部のさらに別の構造例を示す図である。
以下に、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。なお、各図面における各構成部材の形状や寸法は本発明を限定するものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態としてのハンドドライヤを示す斜視図である。図2は、実施の形態にかかるハンドドライヤの正面図である。図3は、実施の形態にかかるハンドドライヤの側断面図である。ハンドドライヤ1の筐体10は、ユーザに対して概ね前後方向に配置された後方フランジ(後方張出部、ユーザから遠い張出部)21及び前方フランジ(前方張出部、ユーザに近い張り出し部)22を有し、それらの間に手挿入部9が形成されている。ハンドドライヤ1は、手挿入部9内のユーザの手の有無の検知及びユーザの挿入された手の乾燥具合を検知するための静電容量式の検知センサ8(前側検知センサ8a、後側検知センサ8b)と、手挿入部9内に挿入されたユーザの濡れた手を乾燥させるための乾燥風を形成するための送風モータを含む送風部2と、手挿入部9内に紫外線を照射することによってユーザの手の表面を殺菌・滅菌する照明灯を含む照明部3とを有する。なお、後方フランジ21にも照明部3を設けて、ユーザの手の裏面側にも紫外線を照射できるようにしても良い。
ハンドドライヤ1は、筐体10の後方フランジ21及び前方フランジ22のそれぞれに送風口5a,5bを有し、送風部2から送風される乾燥風が後方フランジ21及び前方フランジ22の内部に形成された前排気ダクト62及び後排気ダクト63を通って送風口5a,5bから、ユーザの掌及び手の甲の両面に向けて吹き出すように構成されている。
なお、送風部2の送風モータは、濡れた手を乾燥させるために乾燥風を形成するものであれば任意のものを採用することができ、回転数を制御して風量を自在に調整できるものである。また、送風部2は、送風モータでなくてもコンプレッサーなどで圧縮空気をタンクに貯め、可変バルブの開閉で制御するものでもよい。
図3に示すように、筐体10は、送風部2によって形成された乾燥風を手挿入部9に向けて吹き出すための送風口5a,5bを手挿入部9に臨んで有する。ヒータ4は、送風部2と送風口5a,5bの間に設けられ、冬場などでも冷風感を感じないように送風部2で形成した乾燥風を加熱して温風化している。なお、送風口5a,5bは、小孔を側面方向に直線状に複数並べたもの、又は側面方向に細長いスリットで構成してもよく、送風部2を高圧空気発生装置にして高圧空気を形成し、小孔もしくはスリット状の送風口5a,5bから吹き出す風を高速化してもよい。
また、検知センサ8は、制御部30に接続され筐体10の内壁に隣接し、プリント基板(Printed Circuit Board, PCB)上に導線をプリントしたプリント配線板を前方フランジ22側に前側検知センサ8aとして、後方フランジ21側に後側検知センサ8bとして固定している。ハンドドライヤ1の作動時、ユーザは早期に手を乾燥させることを期待して乾燥風が吹き出される送風口5a,5b付近に手を移動させる傾向があるため、ユーザの手をより検知しやすくするとともに、ユーザの手に付着した水分量の変化を検知しやすくするために、検知センサ8は、手挿入部9内において少なくとも送風口5a,5bの近傍に配置されるように形成されていることが好ましい。
次に、静電容量式の検知センサについて説明する。制御部30には、検知センサ8、不図示のドレン導電板、不図示の乾燥具合表示部、操作基板15、表示部13、送風部2及びヒータ4が接続されている。制御部30は、検知センサ8が接続され検知センサ8に生じる静電容量を検出する検出手段31と、検出手段31で検出した静電容量の値に基づいて手挿入部9に挿入されている手の乾燥具合を検知し判断する乾燥具合検知手段32と、検出手段31で検出した静電容量の値に基づいて手挿入部9における手の有無を判断する手検知手段33と、乾燥具合検知手段32又は手検知手段33の検知結果に基づいて、表示部13、不図示の乾燥具合表示部、送風部2及びヒータ4などの動作を制御する制御手段34とを備えている。また、制御手段34は、操作部12に対する操作を検出し、検出した操作内容に応じて本体の設定等を変更する処理を行う。
また、不図示のドレン導電板も検出手段31に接続されており、検出手段31で検出した静電容量の変化に基づいて、制御部30に設けられた不図示の水量検知手段が排水タンク7の水量を検知し、不図示の水量検知手段の検知結果に基づいて、制御手段34が表示部13に満水を表示するように制御している。
制御部30の前面には、ホルダ16が固定されている。ホルダ16については後段で説明する。
次に操作部について説明する。図1、図2に示すように、操作部12は前パネル11の正面下部に設けられている。操作部12の近傍に表示部13を隣接することで、操作した状態をLED(Light Emitting Diode)表示し、確認することができる。操作部12は筐体10の幅方向に長く配置されており、電源の入切や風量の調節、ヒータ4の入切、満水時のモード切替を操作できる。また、操作を禁止したい場合、操作禁止の切り替えもすることができる。
操作部12には、入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水時モードスイッチ12eが設けられている。入/切スイッチ12aは、運転のオン/オフを切り替えるスイッチである。なお、入/切スイッチ12aで「切」状態にしても、前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bによる手の検出が無効になるだけであり、制御回路への電源供給は遮断されない。風量調節スイッチ12bは、送風部2の動作時の風量を調節するスイッチである。ヒータスイッチ12cは、ヒータ4のオン/オフを切り替えるスイッチである。キーロックスイッチ12dは、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水時モードスイッチ12eの操作を無効化するキーロック状態に設定するためのスイッチである。満水モードスイッチ12eは、排水タンク7が満水状態の時の動作モードを設定するためのスイッチである。また、各種スイッチの上方には、LEDで装置の状態(各スイッチでの設定の状態)を表示する表示部13が設けられている。
表示部13には、入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水モードスイッチ12eの各々の上方に、入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水モードスイッチ12eによって設定されたそれぞれの状態を報知するLEDランプ13a〜13eが設けられている。入/切スイッチ12aには、「入」及び「切」の表示文字の上に対応してそれぞれLEDランプ13a,13aが設けられており、それぞれのLEDランプ13a,13aの点灯で、運転がオンになっている状態又はオフされている状態を報知している。また、風量調節スイッチ12bの上方には、5個のLEDランプ13b〜13bが横一列に並べて設けられており、送風口5a,5bから吹き出される風量の大きさを報知しており、左から順に点灯することで風量が大きいことを報知している。
また、ヒータスイッチ12cの上方には、LEDランプ13cが設けられ、送風口5a,5bから吹き出す空気を加熱するヒータ4が「入」の場合には点灯し、ヒータ4が「切」の場合は消灯して、ヒータ4の入切状態を報知している。また、キーロックスイッチ12dの上方には、LEDランプ13dが設けられ、キーロックが設定されている場合には点灯し、キーロックが設定されていない場合には消灯して、キーロックの設定状態を表示している。満水モードスイッチ12eの上方には、LEDランプ13eが設けられ、例えば、排水タンク7が満水状態の時に運転を停止するモードの設定状態であれば点灯し、排水タンク7が満水状態の時に運転を継続するモードの設定状態であれば消灯して、満水時の動作モードを報知している。
静電容量スイッチでは指の接触面積によって静電容量が変化するため、指をしっかり接触させることで、静電容量の変化が大きくなるが、軽く触れたり静電容量スイッチの端に触れるなどすると静電容量の変化は小さくなる。また、静電容量スイッチでは、水などの導体が触れると、指で触れた場合と同様に、静電容量が変化する。小さな水滴の場合は、静電容量の変化は小さいが、本体を伝うような大きな水滴が静電容量スイッチの上を通る場合、静電容量の変化はやや大きくなる。
ここで、水の付着による誤検知を防止するために、スイッチ検知の閾値を高く設定すると、スイッチに軽く触れただけでは検出できなくなるため、操作感が悪くなる。逆に閾値を低く設定すると、大きな水滴が付着した場合に指が触れたと誤検知してしまう。また、本体を伝うような大きな水滴では、静電容量スイッチ上に留まらず短時間で除去されるため、閾値を超えた変化が一定時間以上継続した場合に検知とすることで誤検知を防止することができるが、操作する際に一定時間以上静電容量スイッチに触れておく必要がある。風量調節スイッチ12bなど複数回操作する必要があるスイッチの場合、1回あたりの操作時間が長くなると、操作性が悪くなる。
そこで、ハンドドライヤ1では、操作するスイッチの機能によって、操作を受け付けるまでに触れている必要時間を変えている。入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b及びヒータスイッチ12cの切り替え及びキーロックスイッチ12dでのキーロック設定時の必要時間はどれも同じであるが、キーロックスイッチ12dでのキーロック解除時のみ必要時間を長くし、例えば、約2秒以上触れ続けていないと操作を受け付けないようになっている。このようにすることで、できるだけ操作性を良好に維持するとともに、水滴の流下による誤動作を防止できる。
次に、動作の概要について説明する。操作部12の入/切スイッチ12aの「切」に対応する赤いLEDランプ13aが点灯している状態は、ハンドドライヤ1の運転がオフされている状態である。まず、入/切スイッチ12aに指を触れると、入/切スイッチ12aが動作して運転がオンされ、「入」に対応するLEDランプ13aが点灯するとともに、「切」に対応する赤いLEDランプ13aは消灯する。運転がオンされると、ハンドドライヤ1はいつでも使用可能な待機状態となる。したがって、手挿入部9に濡れた手を挿入すれば、前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bが手を検知して送風部2を動作させ、送風口5a,5bから空気が吹き出され、手を乾燥させることができる。
また、運転がオンされると、風量調節スイッチ12bに対応する各LEDランプ13b〜13b、ヒータスイッチ12cに対応するLEDランプ13c及びキーロックスイッチ12dに対応するLEDランプ13dが、その時点での設定状態に合わせて点灯又は消灯のままとなり、それぞれの設定状態を報知する。運転がオンされている状態で操作部12の入/切スイッチ12aに触れると、ハンドドライヤ1の電源が切れ、表示部13の「切」に対応するLEDランプ13aが点灯するとともに、「入」に対応するLEDランプ13aが消灯し、風量調節スイッチ12bに対応する各LEDランプ13b〜13b、ヒータスイッチ12cに対応するLEDランプ13c及びキーロックスイッチ12dに対応するLEDランプ13dは全て消灯する。
運転がオンされている状態においてのみ、操作部12の風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及びキーロックスイッチ12dの受付が可能となる。運転がオンされている状態で風量調節スイッチ12bに触れると、一度触れるたびに風量が一段階ずつ大きくなり、対応するLEDランプ13b〜13bが左から順に点灯していく。風量は、5段階設けられ、横並びの5個のLEDランプ13b〜13bが全て点灯した状態が最大風量に設定されていることを意味する。最大風量に設定されている状態で更に風量調節スイッチ12bを一度操作すると、最小風量に戻り、横並びの5個のLEDランプ13b〜13bのうち、左端のLEDランプ13bのみが点灯し、残りのLEDランプ13b,13b,13b,13bは消灯する。
運転がオンされている状態でヒータスイッチに触れると、ヒータ4の「入」・「切」を切り替えることができ、ヒータが「入」の設定状態であれば、ヒータ4が動作し対応するLEDランプ13cが点灯する。ヒータが「切」の設定状態であれば、ヒータ4は動作せず、LEDランプ13cは消灯している。ヒータの入・切の切り替えは、ヒータスイッチ12bに入れるたびに順に「入」「切」を繰り返す。
運転がオンされている状態でキーロックスイッチ12dに触れると、キーロックの設定を切り替えることができる。キーロックが設定された状態では、対応するLEDランプ13dが点滅し、キーロックが設定されていない状態では対応するLEDランプ13dが消灯している。キーロックが設定されていない状態でキーロックスイッチ12dに触れると、キーロックが設定され、キーロックが設定されている状態でキーロックスイッチ12dに触れるとキーロックが解除される。
キーロックが設定されると、操作スイッチである操作部12の入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水モードスイッチ12eの全ての操作受付が禁止される。このため、キーロックが設定されている状態では、入/切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水モードスイッチ12eのいずれのスイッチに指を触れても操作は受け付けられず、設定の切り替えや変更はできないようになっている。
運転がオンされている状態で満水モードスイッチ12eに触れると、排水タンク7が満水状態の時の運転モードを切り替えることができる。例えば、排水タンク7が満水状態の時に運転を停止するモードと、運転を継続するモードとを切り替えることができる。例えば、排水タンク7が満水状態の時に運転を停止するモードの設定状態であれば、対応するLEDランプ13eが点灯する。排水タンク7が満水状態の時に運転を継続するモードの設定状態であれば、LEDランプ13eは消灯している。
次に、ハンドドライヤ1の動作について説明する。ハンドドライヤ1のユーザが、ハンドドライヤ1の正面側に立ち、ハンドドライヤ1の上部に設けられた開口部から手挿入部9の中へ濡れた手を挿入する。そして、手を手挿入部9の下部(奥側)に進入させていき、挿入された手によって前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bにおいて静電容量が変化したことを検出手段31が検出し、手検知手段33は、手挿入部3内に手が挿入されていると判定する。これにより、制御手段34は、送風部2が運転を開始するように指示を出す。送風部2が作動すると、エアフィルタ51を通ることによって埃が除去された外部の空気が吸気口50から吸い込まれ、この空気が吸気ダクト52を通って送風部2の吸気側に吸い込まれる。送風部2は、このようにして吸い込んだ空気から、高圧空気を生成する。
送風部2によって高圧化された高圧空気は、送風部2の排気側から排気チャンバ60内に排気される。その際、ヒータスイッチ12cがオンである場合、高圧空気の一部はヒータ4を通過することによって加熱される。そして、ヒータ4を通過して加熱された高圧空気と、排気口61を通過した後ヒータ4を通過せずに加熱されていない高圧空気とは、混合されるとともに、前排気ダクト62及び後排気ダクト63に分かれて通流する。前排気ダクト62及び後排気ダクト63に分かれて通流した温風の高圧空気は、前方フランジ22に設けられた送風口5a及び後方フランジ21に設けられた送風口5bによって、それぞれ高圧空気から高速空気に変換される。そして、この温風の高速空気が、送風口5a,5bから、手挿入部9内に噴出される。
送風口5a,5bは、手挿入部9の幅方向に、ほぼ直線状に複数設置されているため、手挿入部9の開口部の近傍で、手挿入部9の幅方向に延びるエアカーテン状の高速空気が噴出される。このエアカーテン状の高速空気は、手挿入部9内に挿入されているユーザの手首又は手首付近における手の甲及び掌の両面に当たり、手の表裏に付着している水は、水滴となって吹き飛ばされる。
その際、送風口5a,5bの噴出方向は、水平方向よりも若干下向きに傾斜して、手挿入部9の奥側に向かっている。このため、送風口5a,5bから噴出する高速空気も、水平方向よりも若干下向きに傾斜した向き、すなわち手挿入部9の奥側に向かって噴出する。換言すると、高速空気は、手に対して垂直ではなく、指先方向(下向き)に向かって傾いた角度で衝突する。したがって、送風口5a,5bから噴出する高速空気の多くは、手に衝突した後、手に沿って手首から指先方向に向かって流れ、手に付着した水の多くも手に沿って手首から指先方向に向かって流れる。そして、指先に到達した水は、手挿入部9の底部の近傍において、指先から剥離されて水滴となり、その多くは下方、すなわち手挿入部9の底壁9cに向かって吹き飛ばされる。
濡れた手から吹き飛ばされて剥離した水滴は、手挿入部3の前壁9a、後壁9b又は底壁9cに当たる。そして、前壁9a、後壁9b及び底壁9cに当たった水滴は、手挿入部9の底部である底壁9cに向かって流下し、手挿入部9の底壁9cに設けられた不図示の排水口から、排水路64を通って排水タンク7に回収される。
ユーザの手が手挿入部9から引き抜かれ、前側手検知センサ8a及び後側手検知センサ8bにおける静電容量の変化が無くなったことを検出手段31が検出し、手検知手段33が手挿入部9内に手が挿入されていないと判定すると、制御手段34は、送風部2を停止させる。
図4は、前パネルを外した状態でのハンドドライヤの正面図である。図5は、ハンドドライヤの下部の拡大図である。図6は、操作部の横断面図である。図7は、操作部の横断面の部分拡大図である。図8は、操作部の構造を示す断面図である。前パネル11は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)材やPC(polycarbonate)材又はそのアロイ材などの合成樹脂で成形されている。前パネル11の一部である操作部12の肉厚は、操作部12以外の前パネル11の肉厚よりも厚くなっていて、2.5〜4.0mm程度である。前パネル11は、樹脂成型品であるため、変形やねじれが発生することもありうる。その場合に操作基板15と操作部12とが角度をなして接触することを防ぐために、換言すると、操作部12と電極14とが平行に接触するようにするためには、肉厚を厚くすることが好ましい。
操作部12の裏側(製品背面側)には、静電容量変化を検出する電極14を配置している。電極14は、操作基板15上にプリントされていて、制御部30の正面側にホルダ16を介して固定されている。前パネル11と電極14との間は、隙間が発生しないようにスペーサ17を配置している。スペーサ17は、柔軟性のある導電性ゴム材又は導電性を有する他の材料を用いても良い。これは、前パネル11と電極14との間に空間が生じると手や指の検出精度が低下するためである。導電性を有するスペーサ17を前パネル11の背面と電極14との間に配置したスペーサ17が変形することにより、前パネル11の背面と電極14との間を一定距離に保ったまま、両者の間の空間を埋めることができる。スペーサ17は導電性を有する材料で形成されているため、静電容量変化を検出する電極14を前パネル11の背面側に突出させたのと同じ状態となり、あたかも電極14が前パネル11の背面に当接していると見なすことができる。なお、電極14を前パネル11の背面に隙間無く密着させることが可能であるならば、スペーサ17を省略した構造とすることも可能である。
次に、前パネル11とホルダ16との固定方法について説明する。図9は、前パネルの背面図である。図10は、前パネルの背面下部の部分拡大図である。前パネル11は、ハンドドライヤ1の施工やメンテナンスの際に取り外しができるよう、前パネル11下端部に筐体10と固定する不図示の嵌合部を設けている。前パネル11を取り外すときは、不図示の嵌合部にあるネジを緩めてから取り外すこととなる。前パネル11と電極14との間に隙間を発生させないように、前パネル11の裏側にはホルダ16に対向する部分に突起部41を設けている。さらに、ホルダ16側には、前パネル11が閉じた状態で前パネル11の突起部41が挿入されたとき、前パネル11の突起部41を挟持する挟持部42を設けている。
突起部41の挿入時に、挟持部42が突起部41によって押し広げられて弾性変形することで、前パネル11と電極14との距離を一定に保つことが可能になる。さらに、突起部41は、中間部で最大幅となっており、付け根の部分(すなわち、前パネル11との境界部分)の幅は中間部よりも細くなっている。このため、挟持部42に突起部41を挿入した際に、突起部41の付け根部分に挟持部42の先端が位置する状態で安定し、前パネル11は、突起部41と挟持部42とによって常に背面側に引っ張られた状態となる。これにより、前パネル11と電極14との間には空間が生じないため、操作部12での操作が安定して検出される。さらに施工やメンテナンスの際に、誤ってネジを締め忘れても、前パネル11と電極14との間に隙間が生じず、操作部12での操作を安定して検出可能である。さらに、ネジが無くても前パネル11が筐体10にしっかりと固定されるため、ネジを用いずに施工性を向上させることができる。
図11は、操作部の別の構造例を示す図である。図8と同様の部分についての説明は省略する。電極14は、前後方向に伸縮自在な金属、例えばスプリングや板バネで構成されている。電極14は、前パネル11との接触部分及び操作基板15との接触部分の面積が大きく板厚が厚い方が、検出感度が良くなるため好ましい。
図12は、操作部のさらに別の構造例を示す図である。図8と同様の部分についての説明は省略する。操作基板15はホルダ16にバネを介入して伸縮自在となるように固定されている。ここではバネを用いる例を挙げるが、伸縮自在な部材であれば他の部材を用いても同様の効果が得られる。
上記の説明においては、前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bを有する構成を例としたが、どちらか一方のみを有する構成であっても良い。
以上のように、本発明にかかる手乾燥装置は、ユーザが操作部を操作した際に発生した静電容量の変化を正確に検出できる点で有用である。
1 ハンドドライヤ、2 送風部、3 照明部、4 ヒータ、5a,5b 送風口、7 排水タンク、8 検知センサ、8a 前側検知センサ、8b 後側検知センサ、9 手挿入部、9a 前壁、9b 後壁、9c 底壁、10 筐体、11 前パネル、12 操作部、12a 入/切スイッチ、12b 風量調節スイッチ、12c ヒータスイッチ、12d キーロックスイッチ、12e 満水モードスイッチ、13 表示部、13a,13a,13b,13b,13b,13b,13b,13c,13d,13e LEDランプ、14 電極、15 操作基板、16 ホルダ、17 スペーサ、21 後方フランジ、22 前方フランジ、30 制御部、31 検出手段、32 乾燥具合検知手段、33 手検知手段、34 制御手段、41 突起部、42 挟持部、50 吸気口、51 エアフィルタ、52 吸気ダクト、60 排気チャンバ、61 排気口、62 前排気ダクト、63 後排気ダクト、64 排水路。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態としてのハンドドライヤを示す斜視図である。図2は、実施の形態にかかるハンドドライヤの正面図である。図3は、実施の形態にかかるハンドドライヤの側断面図である。ハンドドライヤ1の筐体10は、ユーザに対して概ね前後方向に配置された後方フランジ(後方張出部、ユーザから遠い張出部)21及び前方フランジ(前方張出部、ユーザに近い張り出し部)22を有し、それらの間に手挿入部9が形成されている。ハンドドライヤ1は、手挿入部9内のユーザの手の有無の検知及びユーザの挿入された手の乾燥具合を検知するための静電容量式の検知センサ8(前側検知センサ8a、後側検知センサ8b)と、手挿入部9内に挿入されたユーザの濡れた手を乾燥させるための乾燥風を形成するための送風モータを含む送風部2と、手挿入部9内に紫外線を照射することによってユーザの手の表面を殺菌又は滅菌する照明灯を含む照明部3とを有する。なお、後方フランジ21にも照明部3を設けて、ユーザの手の裏面側にも紫外線を照射できるようにしても良い。
操作部12には、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水モードスイッチ12eが設けられている。入切スイッチ12aは、運転のオンオフを切り替えるスイッチである。なお、入切スイッチ12aで「切」状態にしても、前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bによる手の検出が無効になるだけであり、制御回路への電源供給は遮断されない。風量調節スイッチ12bは、送風部2の動作時の風量を調節するスイッチである。ヒータスイッチ12cは、ヒータ4のオンオフを切り替えるスイッチである。キーロックスイッチ12dは、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水モードスイッチ12eの操作を無効化するキーロック状態に設定するためのスイッチである。満水モードスイッチ12eは、排水タンク7が満水状態の時の動作モードを設定するためのスイッチである。また、各種スイッチの上方には、LEDで装置の状態(各スイッチでの設定の状態)を表示する表示部13が設けられている。
表示部13には、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水モードスイッチ12eの各々の上方に、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c、キーロックスイッチ12d及び満水モードスイッチ12eによって設定されたそれぞれの状態を報知するLEDランプ13a〜13eが設けられている。入切スイッチ12aには、「入」及び「切」の表示文字の上に対応してそれぞれLEDランプ13a,13aが設けられており、それぞれのLEDランプ13a,13aの点灯で、運転がオンになっている状態又はオフされている状態を報知している。また、風量調節スイッチ12bの上方には、5個のLEDランプ13b〜13bが横一列に並べて設けられており、送風口5a,5bから吹き出される風量の大きさを報知しており、左から順に点灯することで風量が大きいことを報知している。
ここで、水の付着による誤検知を防止するために、スイッチでの検知の閾値を高く設定すると、スイッチに軽く触れただけでは検出できなくなるため、操作感が悪くなる。逆に閾値を低く設定すると、大きな水滴が付着した場合に指が触れたと誤検知してしまう。また、本体を伝うような大きな水滴では、静電容量スイッチ上に留まらず短時間で除去されるため、閾値を超えた変化が一定時間以上継続した場合に検知とすることで誤検知を防止することができるが、操作する際に一定時間以上静電容量スイッチに触れておく必要がある。風量調節スイッチ12bなど複数回操作する必要があるスイッチの場合、1回あたりの操作時間が長くなると、操作性が悪くなる。
そこで、ハンドドライヤ1では、操作するスイッチの機能によって、操作を受け付けるまでに触れている必要時間を変えている。入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b及びヒータスイッチ12cの切り替え並びにキーロックスイッチ12dでのキーロック設定時の必要時間はどれも同じであるが、キーロックスイッチ12dでのキーロック解除時のみ必要時間を長くし、例えば、約2秒以上触れ続けていないと操作を受け付けないようになっている。このようにすることで、できるだけ操作性を良好に維持するとともに、水滴の流下による誤動作を防止できる。
次に、動作の概要について説明する。操作部12の入切スイッチ12aの「切」に対応する赤いLEDランプ13aが点灯している状態は、ハンドドライヤ1の運転がオフされている状態である。まず、入切スイッチ12aに指を触れると、入切スイッチ12aが動作して運転がオンされ、「入」に対応するLEDランプ13aが点灯するとともに、「切」に対応する赤いLEDランプ13aは消灯する。運転がオンされると、ハンドドライヤ1はいつでも使用可能な待機状態となる。したがって、手挿入部9に濡れた手を挿入すれば、前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bが手を検知して送風部2を動作させ、送風口5a,5bから空気が吹き出され、手を乾燥させることができる。
また、運転がオンされると、風量調節スイッチ12bに対応する各LEDランプ13b〜13b、ヒータスイッチ12cに対応するLEDランプ13c及びキーロックスイッチ12dに対応するLEDランプ13dが、その時点での設定状態に合わせて点灯又は消灯のままとなり、それぞれの設定状態を報知する。運転がオンされている状態で操作部12の入切スイッチ12aに触れると、ハンドドライヤ1の電源が切れ、表示部13の「切」に対応するLEDランプ13aが点灯するとともに、「入」に対応するLEDランプ13aが消灯し、風量調節スイッチ12bに対応する各LEDランプ13b〜13b、ヒータスイッチ12cに対応するLEDランプ13c及びキーロックスイッチ12dに対応するLEDランプ13dは全て消灯する。
運転がオンされている状態でヒータスイッチ12cに触れると、ヒータ4の「入」「切」を切り替えることができ、ヒータが「入」の設定状態であれば、ヒータ4が動作し対応するLEDランプ13cが点灯する。ヒータが「切」の設定状態であれば、ヒータ4は動作せず、LEDランプ13cは消灯している。ヒータの入の切り替えは、ヒータスイッチ12bに入れるたびに順に「入」「切」を繰り返す。
キーロックが設定されると、操作スイッチである操作部12の入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水モードスイッチ12eの全ての操作受付が禁止される。このため、キーロックが設定されている状態では、入切スイッチ12a、風量調節スイッチ12b、ヒータスイッチ12c及び満水モードスイッチ12eのいずれのスイッチに指を触れても操作は受け付けられず、設定の切り替えや変更はできないようになっている。
次に、ハンドドライヤ1の動作について説明する。ハンドドライヤ1のユーザが、ハンドドライヤ1の正面側に立ち、ハンドドライヤ1の上部に設けられた開口部から手挿入部9の中へ濡れた手を挿入する。そして、手を手挿入部9の下部(奥側)に進入させていき、挿入された手によって前側検知センサ8a及び後側検知センサ8bにおいて静電容量が変化したことを検出手段31が検出し、手検知手段33は、手挿入部内に手が挿入されていると判定する。これにより、制御手段34は、送風部2が運転を開始するように指示を出す。送風部2が作動すると、エアフィルタ51を通ることによって埃が除去された外部の空気が吸気口50から吸い込まれ、この空気が吸気ダクト52を通って送風部2の吸気側に吸い込まれる。送風部2は、このようにして吸い込んだ空気から、高圧空気を生成する。
濡れた手から吹き飛ばされて剥離した水滴は、手挿入部の前壁9a、後壁9b又は底壁9cに当たる。そして、前壁9a及び後壁9bに当たった水滴は、手挿入部9の底部である底壁9cに向かって流下し、手挿入部9の底壁9cに設けられた不図示の排水口から、排水路64を通って排水タンク7に回収される。
1 ハンドドライヤ、2 送風部、3 照明部、4 ヒータ、5a,5b 送風口、7 排水タンク、8 検知センサ、8a 前側検知センサ、8b 後側検知センサ、9 手挿入部、9a 前壁、9b 後壁、9c 底壁、10 筐体、11 前パネル、12 操作部、12a 入切スイッチ、12b 風量調節スイッチ、12c ヒータスイッチ、12d キーロックスイッチ、12e 満水モードスイッチ、13 表示部、13a,13a,13b,13b,13b,13b,13b,13c,13d,13e LEDランプ、14 電極、15 操作基板、16 ホルダ、17 スペーサ、21 後方フランジ、22 前方フランジ、30 制御部、31 検出手段、32 乾燥具合検知手段、33 手検知手段、34 制御手段、41 突起部、42 挟持部、50 吸気口、51 エアフィルタ、52 吸気ダクト、60 排気チャンバ、61 排気口、62 前排気ダクト、63 後排気ダクト、64 排水路。

Claims (8)

  1. ユーザが手を挿入可能な手挿入部と該手挿入部に通じる送風口が形成された筐体と、前記筐体の内部に設置され、気流を発生させる送風部と、前記手挿入部にユーザの手が挿入されたことを検知する手検知センサとを有し、該手検知センサがユーザの手を検知した場合に、前記送風部が発生させた気流を前記送風口から前記手挿入部に噴射する手乾燥装置であって、
    前記筐体の前面に着脱可能であり、装置設定を変更するための操作部が設けられた前パネルと、
    前記前パネルの背面の前記操作部に対応する位置に設置されたホルダと、
    前記ホルダによって保持され、前記操作部がユーザによって操作された際に生じる静電容量の変化を検出する電極部と、
    前記電極部に生じた静電容量の変化に基づいて、前記送風部を制御する制御部とを備え、
    前記電極部が前記前パネルの背面に当接するように、前記ホルダによって前記電極部を保持することを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記前パネルは、前記ホルダによって前後方向に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記前パネルの背面側の前記ホルダと対向する部分に設けられた突起部と、
    前記突起部と嵌合するように前記前パネルの背面側に設けられた凹状の挟持部とを有し、
    前記突起部の先端部と前記挟持部の底部とが接することによって、前記前パネルが前後方向に位置決めされることを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記挟持部は、前記突起部を装置の後ろ方向に付勢することを特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  5. 前記前パネルの背面側は、前記電極部に対応する部分が他の部分よりも厚肉であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  6. 前記前パネルの背面と前記電極部との間に、導電性弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  7. 前記電極部は、装置の前後方向に伸縮可能な形状に成形された金属であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  8. 前記電極部は、操作基板の一方の面に形成された導電パターンであり、
    前記操作基板は、弾性部材を介して前記ホルダに固定されており、前記弾性部材によって前記前パネル側に付勢されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
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