JPWO2015125270A1 - 光学測定用プローブ及びこれを備えた光学測定装置 - Google Patents

光学測定用プローブ及びこれを備えた光学測定装置 Download PDF

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Abstract

所定方向に沿って入射する光を機器に導く光ファイバ4に対して、前記所定方向とは異なる方向Dからの光をテーパ面21で反射させて入射させる。これにより、テーパ面21の角度に応じて、所望の方向Dからの光をテーパ面21で反射させ、光ファイバ4に入射させることができる。したがって、光学測定用プローブ1の設置位置が制限されるような場合であっても、テーパ面21の角度を適切に設定すれば、所望の方向Dからの光を光ファイバ4に入射させることができる。

Description

本発明は、燃焼時に生じる光を機器に導くための光学測定用プローブ及びこれを備えた光学測定装置に関するものである。
例えば自動車の内燃機関の燃焼室内における燃焼状態を評価する際などには、燃焼時に生じる光を機器に導くための光学測定用プローブを用いて測定が行われる(例えば、下記特許文献1参照)。この種の光学測定用プローブには、例えば光ファイバからなる導光体が備えられており、所定の視野範囲内の光を導光体に入射させ、当該導光体を介して機器に光を導くことができる。
図6は、従来の光学測定用プローブ101の構成例を示す要部断面図である。この光学測定用プローブ101は、入射する光を透過させるための光学窓102と、光学窓102を保持する本体部103とを備えている。この例では、光学窓102から本体部103内に入射した光が、光ファイバ104を介して検出器(図示せず)で検出されるようになっている。
本体部103は、例えば円筒状の部材からなり、その一端部に光学窓102が収容されている。具体的には、本体部103の一端部に、光学窓102の外径に対応する内径を有する凹部が形成されており、当該凹部が光学窓102を収容するための光学窓収容部131を構成している。光学窓102は、例えば円柱状に形成されている。
光学窓102は、光ファイバ104と同一の軸線L100上に隣接して設けられている。光学窓102における光ファイバ104側とは反対側の端面は、外部からの光が入射する入射面121を構成している。入射面121から入射した光は、光学窓102内を軸線L100に沿って透過し、光ファイバ104側へと導かれる。
光ファイバ104には、入射面121から入射する光のうち、軸線L100方向を中心とする所定の視野範囲R100内の光のみが入射する。当該視野範囲R100は、光ファイバ104の開口数(NA)と光学窓102の形状に依存している。
実用新案登録第3182445号公報
上記のような従来の光学測定用プローブ101では、軸線L100方向を中心とする所定の視野範囲R100内の光は光ファイバ104に入射させることができるが、それ以外の範囲からの光を光ファイバ104に入射させることができない。したがって、所望の方向からの光を光ファイバ104に入射させるためには、その方向に沿って光学測定用プローブ101を設置しなければならない。
そのため、光学測定用プローブ101の設置位置が制限されるような場合には、所望の方向からの光を光ファイバ104に入射させることができないという問題があった。特に、自動車の内燃機関などに光学測定用プローブ101を設置する場合には、設置位置が制限される場合が多く、上記のような問題が生じやすい。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、設置位置が制限されるような場合であっても、所望の方向からの光を導光体に入射させることができる光学測定用プローブ及びこれを備えた光学測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光学測定用プローブは、燃焼時に生じる光を機器に導くための光学測定用プローブであって、導光体と、反射面とを備える。前記導光体は、所定方向に沿って入射する光を機器に導く。前記反射面は、前記所定方向とは異なる方向からの光を反射させ、前記所定方向に沿って前記導光体に入射させる。
このような構成によれば、反射面の角度に応じて、所望の方向からの光を反射面で反射させ、導光体に入射させることができる。したがって、光学測定用プローブの設置位置が制限されるような場合であっても、反射面の角度を適切に設定すれば、所望の方向からの光を導光体に入射させることができる。
前記光学測定用プローブは、前記反射面に成膜された反射膜をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、反射面に成膜された反射膜の特性を利用することにより、所望の態様で光を反射させ、導光体に入射させることができる。
前記反射膜は、誘電体多層膜であってもよい。
このような構成によれば、反射面に成膜された誘電体多層膜が有する任意の反射率を実現できる特性を利用することにより、所望の波長の光を高効率で反射させ、導光体に入射させることができる。
あるいは、前記反射膜は、金属膜であってもよい。
このような構成によれば、反射面に成膜された金属膜の特性を利用することにより、その金属の種類に応じた態様で光を反射させ、導光体に入射させることができる。
前記光学測定用プローブは、光学窓をさらに備えていてもよい。前記光学窓は、前記反射面を有し、側面から入射する光を前記反射面で反射させて前記導光体に入射させてもよい。
このような構成によれば、光学窓の側面から入射する光が、光学窓内を透過して反射面に導かれ、当該反射面で反射して導光体へと入射する。したがって、光学窓の入射面及び反射面の形状を適切に設計することにより、多様な視野範囲を実現でき、光学窓に側面から入射する光を所望の角度で反射させて導光体に導くことができる。
前記光学窓の側面における光が入射する部分に、湾曲面からなる入射面が形成されていてもよい。
このような構成によれば、湾曲面からなる入射面を介して光学窓内に光を入射させることにより、導光体に入射する光の視野範囲を広げることができる。
前記光学測定用プローブは、前記導光体及び前記光学窓を保持する本体部をさらに備えていてもよい。この場合、前記光学窓は、前記反射面が外部に張り出すように前記本体部の端部に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、本体部の端部から外部に張り出した反射面で光を反射させ、導光体に入射させることができるとともに、それ以外の光が導光体に入射するのを本体部により遮ることができる。したがって、所定の方向からの光のみを良好に導光体に入射させることができる。
本発明に係る光学測定装置は、前記光学測定用プローブと、前記光学測定用プローブにより導かれた光を検出するための検出器とを備える。
また、本発明に係る光学測定装置では、前記光学測定用プローブが、測定対象である燃焼室内に臨むように、内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられている。
この場合、前記シリンダヘッドが、動弁系連動部材を収容する動弁系連動部材収容室を有し、前記光学測定用プローブが、前記シリンダヘッドにおける前記動弁系連動部材収容室とは反対側に設けられていてもよい。
本発明によれば、光学測定用プローブの設置位置が制限されるような場合であっても、反射面の角度を適切に設定すれば、所望の方向からの光を導光体に入射させることができる。
本発明の一実施形態に係る光学測定用プローブを備えた光学測定装置の構成例を示す図である。 光学窓への光の入射態様について説明するための側面図である。 光学窓への光の入射態様について説明するための正面図である。 誘電体多層膜の耐熱性評価試験の結果を示す図である。 シリンダヘッドにおける光学測定用プローブの取付位置を示す図である。 図5AにおけるA−A断面を示す断面図である。 従来の光学測定用プローブの構成例を示す要部断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る光学測定用プローブ1を備えた光学測定装置の構成例を示す図である。図1では、光学測定用プローブ1の具体的構成を部分断面図で示している。
本実施形態に係る光学測定用プローブ1は、燃焼時に生じる光を機器に導くためのものであり、例えば自動車や自動二輪車などの内燃機関の燃焼室に設置され、当該燃焼室内における燃焼状態を評価する際などに使用される。この光学測定用プローブ1には、光学窓2、本体部3及び光ファイバ4などが備えられている。図1では、光学測定用プローブ1における本体部3の先端部分のみを断面図で示している。
光学窓2は、例えば石英又はサファイアなどにより形成され、外部から入射する光を透過させて本体部3内に取り込むことができる。本体部3は、例えばステンレス鋼などの金属により形成されている。この本体部3により、光学窓2及び光ファイバ4が一体的に保持され、光学窓2を透過した光が、軸線L方向に沿って光ファイバ4の一端部に入射するようになっている。
本体部3は、例えば円筒状に形成され、その一端部に光学窓2が収容されている。具体的には、本体部3の一端部に、光学窓2の外径に対応する内径を有する凹部が形成されており、当該凹部が光学窓2を収容するための光学窓収容部31を構成している。また、本体部3には、他端部側から延びる凹部により、光ファイバ4を収容するための光ファイバ収容部32が形成されている。光学窓収容部31と光ファイバ収容部32とは、連通孔33を介して連通しており、光学窓2を透過した光は、連通孔33を介して光ファイバ収容部32内の光ファイバ4に入射するようになっている。
本実施形態に係る光学測定装置には、上述のような光学測定用プローブ1に加えて、分光器5及び検出器6などが備えられている。分光器5は、光ファイバ4の他端部側に配置されている。光ファイバ4の他端部側にはコネクタ41が取り付けられており、当該コネクタ41が分光器5に接続されている。光学測定用プローブ1により受光された光は、光ファイバ4の他端部側から分光器5に入射し、当該分光器5により分光された光が、検出器6で検出されるようになっている。
この例では、光学窓2は円柱状に形成され、その入射側の端部にテーパ面21が形成されている。具体的には、光学窓2は、光ファイバ4と同じ軸線Lに沿って延びており、その軸線L方向における光ファイバ4側とは反対側の端面がテーパ面21により形成されている。テーパ面21は、軸線Lに対して30°〜60°の角度で傾斜していることが好ましく、この例では約45°の角度で傾斜している。
テーパ面21には、例えば誘電体多層膜22が成膜されている。誘電体多層膜22は、屈折率の異なる複数種類の膜により構成されており、これらの膜をテーパ面21に対して順次蒸着させることにより、適切な厚みの膜が積層された誘電体多層膜22を光学窓2と一体的に構成することができる。
誘電体多層膜22は、屈折率の低い材料により形成された低屈折率膜と、屈折率の高い材料により形成された高屈折率膜とが、交互に積層された構成であってもよい。この場合、例えば低屈折率膜をSiO膜により構成し、高屈折率膜をTa膜により構成することができる。このような誘電体多層膜22は、イオンプレーティング法などの公知の方法を用いて形成することができる。
この種の誘電体多層膜22は、所定の波長の光を高効率で反射させる特性を有している。ただし、誘電体多層膜22は、上記のような構成に限られるものではなく、HfO、Al、MgF、TiO、ZrOなどの他の各種材料を用いて構成することができる。また、3種類以上の光学薄膜を積層することにより誘電体多層膜22が構成されていてもよい。
この場合、光学測定用プローブ1の使用環境下で誘電体多層膜22に付着する物質(例えばススや油など)に応じて、その物質が反射率に与える影響を加味して誘電体多層膜22を設計し形成されることが好ましい。
図2及び図3は、光学窓2への光の入射態様について説明するための図であり、図2は側面図、図3は正面図をそれぞれ示している。
光学窓2が本体部3の端部に取り付けられた状態では、テーパ面21が外部に張り出している。本実施形態では、光学窓2の側面23が光の入射面となっており、軸線L方向に対して交差する方向Dから側面23に入射した光が、光学窓2内を透過してテーパ面21で反射し、光ファイバ4に導かれる。
すなわち、光学窓2のテーパ面21は、軸線L方向とは異なる方向Dからの光を反射させ、軸線L方向に沿って光ファイバ4に入射させる反射面を構成している。また、誘電体多層膜22は、上記反射面(テーパ面21)に成膜された反射膜を構成している。
光ファイバ4には、光学窓2の側面23から入射する光のうち、方向Dを中心とする所定の視野範囲R内の光のみが入射し、それ以外の光が光ファイバ4に入射するのを本体部3により遮ることができる。したがって、所定の方向Dからの光のみを良好に光ファイバ4に入射させることができる。視野範囲Rは、光ファイバ4の開口数(NA)と光学窓2の形状に依存している。
本実施形態では、テーパ面21の角度に応じて、所望の方向Dからの光をテーパ面21で反射させ、光ファイバ4に入射させることができる。したがって、光学測定用プローブ1の設置位置が制限されるような場合であっても、テーパ面21の角度を適切に設定すれば、所望の方向Dからの光を光ファイバ4に入射させることができる。
特に、テーパ面21に誘電体多層膜22が成膜されているため、当該誘電体多層膜22の特性を利用することにより、所望の波長の光を高効率で反射させ、光ファイバ4に入射させることができる。
また、本実施形態では、光学窓2の入射面(側面23)及び反射面(テーパ面21)の形状を適切に設計することにより、多様な視野範囲Rを実現でき、光学窓2に側面23から入射する光を所望の角度で反射させて光ファイバ4に導くことができる。本実施形態における光学窓2の側面23は、円周面からなる湾曲面であるため、図3に示すように、軸線Lに直交する平面における視野範囲Rが広くなる。
すなわち、湾曲面からなる側面23を介して光学窓2内に光を入射させることによって、より広い範囲の光を屈折させてテーパ面21に導き、当該テーパ面21で反射させて光ファイバ4に入射させることができるため、光ファイバ4に入射する光の視野範囲Rが広がることとなる。具体的には、図3に示すような軸線Lに直交する平面において、軸線Lを中心とする60°〜70°程度の角度範囲の光を光ファイバ4に入射させることが可能である。
ただし、光学窓2の側面23全体が円周面からなるような構成に限らず、例えば光学窓2の側面23における光が入射する部分にのみ、湾曲面からなる入射面が形成された構成であっても、上記と同様の効果を奏することができる。また、上記湾曲面は、円周面に限られるものではなく、他の各種形状で形成することができる。
図4は、誘電体多層膜22の耐熱性評価試験の結果を示す図である。この試験では、所定の波長において高い反射率を有する誘電体多層膜22を使用し、バーナーで40分加熱した場合(図4における一点鎖線)と、850℃の恒温炉で3時間加熱した場合(図4における破線)とについて、それぞれの反射率を初期(図4における実線)の反射率と比較することにより耐熱性の評価を行った。
この図4の結果から、長時間にわたって高温状態に晒された場合でも誘電体多層膜22の反射率は低下しにくいことが分かる。したがって、燃焼時に生じる光を光学測定用プローブ1で測定するような高温環境下であっても、誘電体多層膜22により所定の波長の光のみを良好に反射させ、光ファイバ4に導くことができる。
上記実施形態では、誘電体多層膜22が光学窓2のテーパ面21に成膜された構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、例えば金属膜が光学窓2のテーパ面21に成膜された構成であってもよい。この場合、テーパ面21に成膜された金属膜の特性を利用することにより、その金属の種類に応じた態様で光を反射させ、光ファイバ4に入射させることができる。上記金属膜は、融点が1000℃以上の金属により形成されていることが好ましい。
例えば、上記金属膜をアルミニウムにより形成した場合には、安価で高い反射率を有する反射膜とすることができる。上記金属膜を金により形成した場合には、赤外域の波長の光を良好に反射させる反射膜とすることができる。上記金属膜をロジウムにより形成した場合には、融点が非常に高く耐熱性が高い反射膜とすることができる。
このように、テーパ面21に成膜された反射膜の特性を利用することにより、所望の態様で光を反射させ、光ファイバ4に入射させることができる。上記反射膜は、誘電体多層膜22や金属膜に限らず、必要な特性に応じた任意の材料で形成することができる。
図5Aは、シリンダヘッド11における光学測定用プローブ1の取付位置を示す図である。また、図5Bは、図5AにおけるA−A断面を示す断面図である。例えば自動車や自動二輪車などの内燃機関10には、シリンダヘッド11と図示されないシリンダブロック及びピストンにより囲まれた燃焼室12が形成されている。
光学測定用プローブ1は、例えば測定対象である燃焼室12内に臨むように、シリンダヘッド11に取り付けられる。具体的には、シリンダヘッド11には、図示されない動弁系連動部材(例えばカムチェーンなど)を収容する動弁系連動部材収容室13が形成されており、当該動弁系連動部材収容室13に対してシリンダ中心を挟んで反対側に光学測定用プローブ1が配置される。
シリンダヘッド11には、燃焼室12に向けて開口する吸気弁口14に連通した吸気ポート15と、燃焼室12に向けて開口する排気弁口16に連通した排気ポート17とが形成されている。この例では、シリンダヘッド11における吸気弁口14及び排気弁口16の近傍に、燃焼室12に向けて開口するプローブ用開口部18が形成されている。
プローブ用開口部18は、例えば吸気弁口14及び排気弁口16に対して、動弁系連動部材収容室13とは反対側に設けられている。内燃機関10の燃焼室12内における燃焼状態を評価する際などには、プローブ用開口部18を介して、燃焼室12内に生じる光を光学測定用プローブ1に導くことができる。
以上の実施形態では、光学窓2に形成された湾曲面からなる入射面(側面23)から光が入射するような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、平坦面などの湾曲面以外の入射面から光が入射するような構成であってもよい。この場合、光学窓2は、円柱状に限らず、直方体形状などの他の形状で形成されていてもよい。
また、光が入射する入射面と、入射面から入射した光を反射させる反射面とが、いずれも光学窓2に形成された構成に限らず、例えば反射面を有する部材(ミラー)が別途設けられた構成などであってもよい。入射面及び反射面を研磨面とすれば、光量の損失を小さくすることができる。反射面は、光を反射させて光ファイバ4に入射させることができれば、反射膜が成膜された構成に限られるものではない。
光ファイバ4は、分光器5に光を導くものに限らず、他の機器に光を導くものであってもよい。また、光を機器に導くための導光体は、光ファイバ4に限らず、他の部材を用いて光を機器に導いてもよい。
なお、本発明に係る光学測定用プローブ1は、自動車や自動二輪車などの内燃機関の燃焼室に設置されるような構成に限らず、他のあらゆる高温環境下に設置して、燃焼時に生じる光を機器に導くことができる。
1 光学測定用プローブ
2 光学窓
3 本体部
4 光ファイバ
5 分光器
6 検出器
10 内燃機関
11 シリンダヘッド
12 燃焼室
13 動弁系連動部材収容室
14 吸気弁口
15 吸気ポート
16 排気弁口
17 排気ポート
18 プローブ用開口部
21 テーパ面
22 誘電体多層膜
23 側面
31 光学窓収容部
32 光ファイバ収容部
33 連通孔
41 コネクタ
R 視野範囲

Claims (10)

  1. 燃焼時に生じる光を機器に導くための光学測定用プローブであって、
    所定方向に沿って入射する光を機器に導く導光体と、
    前記所定方向とは異なる方向からの光を反射させ、前記所定方向に沿って前記導光体に入射させる反射面とを備えたことを特徴とする光学測定用プローブ。
  2. 前記反射面に成膜された反射膜をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の光学測定用プローブ。
  3. 前記反射膜が、誘電体多層膜であることを特徴とする請求項2に記載の光学測定用プローブ。
  4. 前記反射膜が、金属膜であることを特徴とする請求項2に記載の光学測定用プローブ。
  5. 前記反射面を有し、側面から入射する光を前記反射面で反射させて前記導光体に入射させる光学窓をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学測定用プローブ。
  6. 前記光学窓の側面における光が入射する部分に、湾曲面からなる入射面が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光学測定用プローブ。
  7. 前記導光体及び前記光学窓を保持する本体部をさらに備え、
    前記光学窓は、前記反射面が外部に張り出すように前記本体部の端部に取り付けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の光学測定用プローブ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学測定用プローブと、
    前記光学測定用プローブにより導かれた光を検出するための検出器とを備えたことを特徴とする光学測定装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学測定用プローブが、
    測定対象である燃焼室内に臨むように、内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられたことを特徴とする光学測定装置。
  10. 前記シリンダヘッドが、動弁系連動部材を収容する動弁系連動部材収容室を有し、
    前記光学測定用プローブが、前記シリンダヘッドにおける前記動弁系連動部材収容室とは反対側に設けられることを特徴とする請求項9に記載の光学測定装置。
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