JPWO2015115346A1 - ガスバリア性に優れた熱可塑性重合体組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガスバリア性、流動性、耐熱性、表面特性、引張強度等の力学物性に優れる熱可塑性重合体組成物および熱可塑性重合体組成物を用いたパッキン材、医療用部材、チューブ、およびホースを提供する。【解決手段】 末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a):100質量部、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンとブタジエンとからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が150000〜500000である水添ブロック共重合体(b):10〜100質量部、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が200000〜500000である水添ブロック共重合体(c):10〜100質量部、ポリブテン(d):5〜100質量部、およびプロピレン系重合体(e):1〜100質量部を含有してなる熱可塑性重合体組成物。【選択図】なし

Description

本発明はガスバリア性に優れた熱可塑性重合体組成物、および該熱可塑性重合体組成物を用いたパッキン材や医療用部材、チューブ、ホースに関する。
熱可塑性重合体組成物は、加硫工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様に成形加工が可能であることから、自動車部品、家電製品部品、玩具、スポーツ用品、医療用品、日用品、雑貨などの広い分野で使用されている。このような熱可塑性重合体組成物の中でも、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体は、優れたガスバリア性と耐熱性を利用して、広範な用途に使用される。また、ビニル芳香族化合物―共役ジエン化合物の水添ブロック共重合体を用いた熱可塑性重合体組成物は柔軟性、ゴム弾性、優れたオイル保持性、力学強度に優れる物性を利用して、様々な用途に使用される。例えば、特許文献1及び2には、イソブチレン系重合体、ポリオレフィン系重合体及び軟化剤を含有する熱可塑性重合体組成物が開示されている。しかし、特許文献1に記載される熱可塑性重合体組成物は、引張強度等の力学物性、表面特性については十分に満足できるものではなく、更なる改善が望まれている。一方、特許文献2には記載される熱可塑性重合体組成物は、ガスバリア性、表面特性、引張強度等の力学物性については記載されておらず、満足できるものではない。
WO2009/013945号パンフレット 特開2010−227285号公報
本発明の目的は、ガスバリア性、流動性、耐熱性、表面特性、引張強度等の力学物性に優れる熱可塑性重合体組成物および熱可塑性重合体組成物を用いたパッキン材、医療用部材、チューブ、およびホースを提供することにある。
本発明者らが鋭意検討した結果、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物と、特定の分子量と構造を有するビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと特定の共役ジエンを主体とするブロック共重合体を水素添加して得られるブロック共重合体と、ポリブテンとプロピレン系重合体を特定の割合で配合させることにより、上記課題を解決できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a):100質量部、
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンとブタジエンとからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が150000〜500000である水添ブロック共重合体(b):10〜100質量部、
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が200000〜500000である水添ブロック共重合体(c):10〜100質量部、ポリブテン(d):5〜100質量部、および
プロピレン系重合体(e):1〜100質量部、
を含有してなる熱可塑性重合体組成物である。
本発明は、該熱可塑性重合体組成物を用いたパッキン材、医療用部材、チューブおよびホースも包含する。
本発明によれば、良好なガスバリア性、良流動性、耐熱性、表面特性、引張強度等の力学物性を有する熱可塑性重合体組成物を提供できる。
本発明の熱可塑性重合体組成物は、イソブチレン系架橋重合物(a)、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンとブタジエンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(b)、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(c)、ポリブテン(d)、プロピレン系重合体(e)から構成される。
<イソブチレン系架橋重合物(a)>
本発明の熱可塑性重合体組成物を構成するイソブチレン系架橋重合物(a)は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋することにより得られる。ここで、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体とは、イソブチレンブロックからなり、末端にアルケニル基を有する重合体である。イソブチレン系重合体におけるイソブチレン単位の含有量は、70重量%以上が好ましく、90重量%以上がより好ましい。イソブチレン単位の含有量がこの範囲内であると、本発明の熱可塑性重合体組成物のガスバリア性がより向上する。イソブチレン系重合体には、イソブチレンの他に、本発明の効果を損なわない範囲において他のモノマーが共重合されていてもよい。該他のモノマーとしては、1−ブテン、ペンテン、ヘキセン、ブタジエン、イソプレン、メチルビニルエーテル等のカチオン重合性モノマーを例示することができる。アルケニル基とは、炭素―炭素二重結合を有する基であれば、なんら制限なく使用できる。具体的には、ビニル基、アリル基、メチルビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、などが挙げられる。
末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物は、ポリブテンとポリオレフィン系重合体が含まれた状態で架橋することが好ましい。
ポリブテンは、柔軟性、成形加工性を付与する目的で添加される。ポリオレフィン系重合体は、流動性を付与する目的で添加される。ポリオレフィン系重合体はプロピレン系重合体とエチレン系重合体があげられる。プロピレン系重合体としては、例えばホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン等を使用することができる。エチレン系重合体としては、例えば中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等のエチレン単独重合体;エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・1−ヘキセン共重合体、エチレン・1−ヘプテン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・1−ノネン共重合体、エチレン・1−デセン共重合体等のエチレン・α−オレフィン共重合体等を使用することができる。
架橋の方法としては、架橋剤および/または架橋助剤を用いて行う方法であってもよく、架橋剤としては、有機過酸化物を用いて反応する方法、ヒドロシリル基含有化合物を用いて反応する方法が挙げられる。架橋密度を高める観点から、ヒドロシリル基含有化合物を用いる方法が最も好ましい。
さらには、本発明の熱可塑性重合体組成物が所望の効用が得られる場合においては限定されないものの、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体にポリブテンとポリオレフィン系重合体を混合しさらに別の架橋剤または架橋助剤を加え混合しながら架橋を行ういわゆる動的架橋によってイソブチレン系架橋重合物が得られることが、得られる熱可塑性重合体組成物の生産性や品質の均一性等の点から好ましい。より具体的には、二軸押出機を使用して、溶融混練時に架橋を行ってイソブチレン系架橋重合物が得られることが好ましい一例である。
<ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンとブタジエンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(b)>
水添ブロック共重合体(b)は、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロック(A)と、イソプレンとブタジエンからなる共役ジエン化合物からなる重合体ブロック(B)とを含有するブロック共重合体を水素添加して得られるものである。
前記重合体ブロック(A)を構成するビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、o,m若しくはp−メチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等が挙げられる。これらの中でも、スチレンおよびα−メチルスチレンが好ましい。ビニル芳香族化合物は1種を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
前記水添ブロック共重合体(b)におけるビニル芳香族化合物の含有量は5〜75質量%が好ましく、5〜50質量%がより好ましい。ビニル芳香族化合物の含有量がこの範囲内であると、本発明の熱可塑性重合体組成物のゴム弾性がより向上する。
前記重合体ブロック(B)を構成する共役ジエン化合物としては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。共役ジエン化合物は、ガスバリア性及び引張強度等の力学物性及び表面性の観点からイソプレンと1,3−ブタジエンの混合物が最も好ましい。
前記水添ブロック共重合体(b)における共役ジエン化合物に由来する炭素−炭素二重結合の50%以上が水素添加されていることが好ましく、75%以上が水素添加されていることがより好ましく、95%以上が水素添加されていることが特に好ましい。
前記水添ブロック共重合体(b)は、重合体ブロック(A)と重合体ブロック(B)とをそれぞれ少なくとも1個含有していればよいが、耐熱性、力学物性等の観点から、重合体ブロック(A)を2個以上、重合体ブロック(B)を1個以上含有していることが好ましい。重合体ブロック(A)と重合体ブロック(B)の結合様式は、線状、分岐状あるいはこれらの任意の組み合わせであってもよいが、重合体ブロック(A)をAで、重合体ブロック(B)をBで表したとき、A−B−Aで示されるトリブロック構造や、(A−B)、(A−B)−A、(ここでnは2以上の整数を表す)で示すマルチブロック共重合体などを挙げることができ、これらの中でも、A−B−Aで示されるトリブロック構造のものが、耐熱性、力学物性、取り扱い性等の点で特に好ましい。
前記ブロック共重合体(b)の重量平均分子量は150000〜500000の範囲内であることが成形加工性と耐熱性の観点から重要であって、150000〜400000の範囲内が好ましい。なお、本明細書でいう重量平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定によって求めたポリスチレン換算の重量平均分子量をいう。
測定条件:
GPC;LC Solution (SHIMADZU製)
検出器:示差屈折率計 RID−10A(SHIMADZU製)
カラム:TSKgelG4000Hxlを2本直列(TOSOH製)
ガードカラム:TSKguardcolumnHxl−L(TOSOH製)
溶媒:テトラヒドロフラン
温度:40℃
流速:1ml/min
濃度:2mg/ml
本発明の熱可塑性重合体組成物において、水添ブロック共重合体(b)の配合量は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して10〜100質量部であり、好適には10〜80質量部である。10質量部未満では流動性が劣り、成形性が困難となるばかりか、成形体が得られたとしても、表面性が膠着するようになり、表面性が著しく劣ったものとなる。一方、100質量部を超えるとガスバリア性が低下する。
<ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(c)>
水添ブロック共重合体(c)は、ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロック(C)と、イソプレンからなる共役ジエン化合物からなる重合体ブロック(D)とを含有するブロック共重合体を水素添加して得られるものである。
前記重合体ブロック(C)を構成するビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、o,m若しくはp−メチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等が挙げられる。これらの中でも、スチレンおよびα−メチルスチレンが好ましい。ビニル芳香族化合物は1種を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。また重合体ブロック(A)を構成するビニル芳香族化合物と同一であってもよく、異なっていてもよい。
水添ブロック共重合体(c)におけるビニル芳香族化合物の含有量は5〜75質量%が好ましく、5〜50質量%がより好ましい。ビニル芳香族化合物の含有量がこの範囲内であると、本発明の熱可塑性重合体組成物のゴム弾性がより向上する。
前記水添ブロック共重合体(c)における共役ジエン化合物としては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。共役ジエン化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。これらの中でも、ガスバリア性及び引張強度等の力学物性及び表面性の観点から共役ジエン化合物としてイソプレンを用いるのがより好ましい。
前記水添ブロック共重合体(c)における共役ジエン化合物に由来する炭素−炭素二重結合の50%以上が水素添加されていることが好ましく、75%以上が水素添加されていることがより好ましく、95%以上が水素添加されていることが特に好ましい。
前記水添ブロック共重合体(c)は、重合体ブロック(C)と重合体ブロック(D)とをそれぞれ少なくとも1個含有していればよいが、耐熱性、力学物性等の観点から、重合体ブロック(C)を2個以上、重合体ブロック(D)を1個以上含有していることが好ましい。重合体ブロック(C)と重合体ブロック(D)の結合様式は、線状、分岐状あるいはこれらの任意の組み合わせであってもよいが、重合体ブロック(C)をCで、重合体ブロック(D)をDで表したとき、C−D−Cで示されるトリブロック構造や、(C−D)、(C−D)−C、(ここでnは2以上の整数を表す)で示すマルチブロック共重合体などを挙げることができ、これらの中でも、C−D−Cで示されるトリブロック構造のものが、耐熱性、力学物性、取り扱い性等の点で特に好ましい。
前記ブロック共重合体(c)の重量平均分子量は200000〜500000の範囲内であることが成形加工性と耐熱性の観点から重要であって、200000〜400000の範囲内が好ましい。
本発明の熱可塑性重合体組成物において、ブロック共重合体(c)の配合量は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して10〜100質量部であり、好適には10〜80質量部である。ブロック共重合体(c)が10質量部未満では流動性が劣り、ブロック共重合体(c)が100質量部を超えるとガスバリア性が低下する。
本発明の熱可塑性重合体組成物において、水添ブロック共重合体(b)と水添ブロック共重合体(c)との質量の和は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して、20〜160質量部であることが好ましく、20〜120質量部であることがより好ましく、20〜100質量部であることが最も好ましい。イソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して、水添ブロック共重合体(b)と水添ブロック共重合体(c)との質量の和が20質量部未満では流動性が劣り、160質量部を超えるとガスバリア性が低下する。
また、水添ブロック共重合体(b)と水添ブロック共重合体(c)との質量の比は90/10〜10/90の範囲であることが好ましい。
<ポリブテン(d)>
ポリブテン(d)としては、得られる熱可塑性重合体組成物のガスバリア性及び表面性の観点から、100℃で測定した動粘度が100mm/s以上であるものが好ましく、150mm/s以上であるものがより好ましい。動粘度が100mm/s以上であれば、本発明の熱可塑性重合体組成物を成形品に加工した際に、オイルのブリードが極めて少なくなり、特にガスバリア性に優れた熱可塑性重合体組成物が得られる。なお、本明細書でいう動粘度とは、ASTM D445に準じて測定した値である。
本発明の熱可塑性重合体組成物において、ポリブテン(d)の配合量は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してからなるイソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して5〜100質量部であり、好適には10〜80質量部である。ポリブテンが5質量部未満では流動性が劣り、100質量部を超えると表面性及び引張強さ等の力学物性が低下する。
<プロピレン系重合体(e)>
本発明の熱可塑性重合体組成物において、プロピレン系重合体(e)は、例えばホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン等を使用することができる。中でも、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレンを用いるのが好ましい。これらのプロピレン系重合体は、1種類を単独で使用しても、2種類以上を併用してもよい。
プロピレン系重合体(e)の230℃、21Nの条件下で測定されるメルトフローレート(MFR)は、5g/10min以上であることが好ましい。MFRが5g/10min未満であると、得られる熱可塑性重合体組成物の流動性が低下し、好ましくない。なお、当該MFRはJIS K7210に準拠して測定することができる。
本発明の熱可塑性重合体組成物において、プロピレン系重合体(e)の配合量は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を動的架橋してからなるイソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して1〜100質量部であり、好適には1〜80質量部である。プロピレン系重合体(e)が1質量部未満では流動性が劣り、100質量部を超えると柔軟性が低下する。
本発明の熱可塑性重合体組成物は、上記の成分の他に、用途に応じて各種のブロッキング防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、発泡剤、着色剤等を含有することも可能である。ここで、酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジtert−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジtert−ブチルフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジtert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、3,9ビス{2−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ−5,5−ウンデカンなどのフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤等を使用することができる。中でもフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤が特に好ましい。酸化防止剤は、本発明の熱可塑性重合体組成物に含まれる上記成分(a)〜(e)の合計100質量部に対して、0.01〜3.0質量部であることが好ましく、0.05〜1.0質量部であることがより好ましい。
本発明の熱可塑性重合体組成物の製造方法としては、通常の樹脂組成物の製造あるいはゴム組成物の製造に際して用いられる方法が採用でき、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、加熱ロール、各種ニーダー等の溶融混練機を用いて各成分を均一に混合することにより製造できる。加工機の設定温度は150℃〜300℃の中から任意に選ぶことができる。
本発明の熱可塑性重合体組成物は、各種成形法、例えば、押出成形、射出成形、中空成形、圧縮成形、カレンダー成形などの公知の方法を用いて、シート状、フィルム状、チューブ状などの任意の形状の成形体に成形することができる。また、本発明の熱可塑性重合体組成物は、二色成形法、インサート成形法、共押出などにより、プラスチック、布帛等の他の材料と複合化してなる複合成形体とすることも可能である。
<パッキン材について>
本発明の熱可塑性重合体組成物からなるパッキン材は、自動車、車両材料、建築材料、電気・電子製品、食品容器、日用品、その他のあらゆる分野において、水密性、気密性等ガスバリア性が必要な部位に使用されるパッキン材として好適に使用することができる。 例えば、自動車、電機・電子製品等のあらゆる機器に電気二重層コンデンサが使用されているが、本発明のパッキン材を電解液の封口と導電性材料の絶縁のためのパッキンに使用した電気二重層コンデンサは、ガスバリア性が良好であって、電解液のコンデンサ外への漏出や揮発を生じにくく、電気二重層コンデンサの寿命に優れる特徴を有する。
また本発明のパッキン材を食品容器に用いると、大気中の酸素ガスが食品容器内に透過したり、容器内の食品中の香味成分が容器外に抜けたりすることが少なくなるため、食品容器用のパッキンとしても優れている。
<医療用部材について>
本発明の熱可塑性重合体組成物からなる医療用部材は、医療用分野において、水密性、気密性等ガスバリア性が必要な医療用部材として好適に使用することができる。
例えば、医療用輸液ゴム栓、真空採血管などの栓体及びゴム栓、医療用輸液バッグ、医療用シリンジガスケット、プレフィルド用シリンジガスケットに使用することができる。
本発明の医療用部材は、ガスバリア性に優れ、大気中の酸素ガスが部材内部に透過することやと部材内部に充填された内容物中の揮発性成分が部材外部に揮発することを低減させることが可能となり、内容物の長期保存性に優れる特徴を有する。
<ホース、チューブについて>
本発明の熱可塑性重合体組成物からなるホースやチューブは、自動車、車両材料、建築材料、電気・電子製品、食品容器、日用品、その他のあらゆる分野において、水密性、気密性等ガスバリア性が必要な部位に使用されるホース、チューブとして使用することができる。例えば、本発明の熱可塑性重合体組成物からなるチューブをインクジェットプリンター用のインク供給チューブに使用すると、ガスバリア性が良好であるために、チューブ内のインクがチューブ外に蒸発することによる粘度上昇、チューブ外から浸透したガス成分由来の気泡発生を引き起こしてインクの供給を妨げる等の不具合を防ぐことが可能となる。
本発明の熱可塑性重合体組成物は、上記に挙げた用途に拘らず、各種工業製品や工業部品として使用することができる。具体的には、インストルメントパネル、センターパネル、センターコンソールボックス、ドアトリム、ピラー、アシストグリップ、ハンドル、エアバックカバー等の自動車内装部品;モール等の自動車外装部品;リモコンスイッチ、OA機器の各種キートップ、テレビ、ステレオ、掃除機等の家電部品;水中眼鏡、水中カメラのカバー等の水中使用製品;ラック&ピニオンブーツ、サスペンションブーツ、等速ジョイントブーツ等の自動車機能部品;電線被覆等の電気、電子部品;スポーツシューズ、ファッションサンダル等の履物用途;ベルト、;スポーツ用品;ドア、窓枠材などの建築用資材;各種継手;バルブ部品;等に使用することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例および比較例の物性評価は、以下に示す方法によって行った。
(1)硬度
実施例及び比較例で得られた熱可塑性重合体組成物を230℃で射出成形することによって厚さ2mmのシート形状とし、JIS K 6253に準拠してJIS−A硬度を測定した。
(2)MFR
実施例及び比較例で得られた熱可塑性重合体組成物を用いて、JIS K 7210に準拠して230℃、49N荷重条件でのMFR(g/10min)を測定し、流動性の指標とした。
(3)破断強度、破断伸度
実施例及び比較例で得られた熱可塑性重合体組成物を230℃で射出成形することによって厚さ2mmのシート形状とした。このシートよりJIS K 6251に準拠したダンベル3号型の試験片を打ち抜いて作製し、引張試験を23℃の温度条件および500mm/minの引張速度条件下で実施して破断強度、破断伸度を測定した。
(4)耐熱性
実施例および比較例で得られた熱可塑性重合体組成物を230℃で射出成形することによって厚さ2mmのシート形状とした。このシートより、直径29.0mm×厚さ12.5mmの圧縮永久歪み測定用の試験片を作製し、JIS K 6262に準じて、120℃の条件下で、圧縮変形量25%で24時間放置した後の圧縮永久歪みを測定し、耐熱性の指標とした。
(5)ガスバリア性
実施例および比較例で得られた熱可塑性重合体組成物を230℃で射出成形することによって厚さ1mmのシート形状とした。このシートよりJIS K 7126−1、差圧法に準じて、23℃、試験気体:酸素、条件下で、気体透過度を測定した。また、このシートよりJIS Z 0208、防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)に準じて、40℃、相対湿度90%の条件下で、透湿度を測定し、ガスバリア性の指標とした。
(6)表面特性
実施例および比較例で得られた熱可塑性重合体組成物の射出成形シートを指先でなぞることにより、表面性の指標とした(べとつき無し:○、べとつき少し有り:△、べとつき
有り:×)。
<実施例1〜2 及び比較例1〜4>
二軸押出機(口径46mm、L/D=46)を使用して、下記の各構成成分を表2に示す配合に従って混合した後、200℃で溶融混練し、ペレット状の熱可塑性重合体組成物を得た。これらの熱可塑性重合体組成物を用いて、射出成形機(230℃)で、厚さ2mm×φ120の円盤状のシート形状とした。
<末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を動的架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a)>
・成分(a)
製品名:シブスターP1140B、製造会社名:(株)カネカ、種類:末端にアルケニル基を有するイソブチレンポリマーからなる化合物に、ポリプロピレンおよびポリブテンを動的架橋してなる、ペレット状の架橋重合物
<ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンとブタジエンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(b)>
・成分(b−1)
製品名:セプトン4055、製造会社名:(株)クラレ、種類:スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレン型トリブロック共重合体の水添ブロック共重合体、スチレンの含有量:30質量%、重量平均分子量270000
・成分(b−2)
製品名:セプトン4044、製造会社名:(株)クラレ、種類:スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレン型トリブロック共重合体の水添ブロック共重合体、スチレンの含有量:32質量%、重量平均分子量170000
・成分(b−3)
製品名:セプトン4033、製造会社名:(株)クラレ、種類:スチレン−イソプレン・ブタジエン−スチレン型トリブロック共重合体の水添ブロック共重合体、スチレンの含有量:30質量%、重量平均分子量90000
<ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られた水添ブロック共重合体(c)>
・成分(c−1)
製品名:ハイブラー7135、製造会社名:(株)クラレ、種類:スチレン−イソプレン−スチレン型トリブロック共重合体の水添ブロック共重合体、スチレンの含有量:32質量%、重量平均分子量280000
・成分(c−2)
製品名:ハイブラー7125、製造会社名:(株)クラレ、種類:スチレン−イソプレン−スチレン型トリブロック共重合体の水添ブロック共重合体、スチレンの含有量:20質量%、重量平均分子量120000
表1に、実施例1、2、及び比較例1〜4の熱可塑性重合体組成物を構成する水添ブロック共重合体の組成、および重量平均分子量を示す。
<ポリブテン(d)>
・成分(d−1)
製品名:日石ポリブテンHV−100、製造会社名:JX 日鉱日石エネルギー株式会社、種類:ポリブテン、100℃で測定した動粘度:200mm/s
<プロピレン系重合体(e)>
・成分(e−1)
製品名:プライムポリプロピレン J108M、製造会社名:プライムポリマー(株)、種類:ホモタイプのポリプロピレン、MFR(230℃、21N):45g/10min
Figure 2015115346
Figure 2015115346
上記の結果から、本発明で規定する、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a)、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンとブタジエンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られ、特定の重量平均分子量を有する水添ブロック共重合体(b)、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックとイソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に水素添加して得られ、特定の重量平均分子量を有する水添ブロック共重合体(c)ポリブテン(d)、プロピレン系重合体(e)を含有する実施例1〜2の熱可塑性重合体組成物は、良好なガスバリア性、流動性、耐熱性、表面特性、引張強度等の力学物性を示すことがわかる。
これに対し、比較例1の熱可塑性重合体組成物は、水添ブロック共重合体(b)の重量平均分子量が低いため表面特性、耐熱性及び引張強度に劣る。
また、比較例2の熱可塑性重合体組成物は、水添ブロック共重合体(b)および水添ブロック共重合体(c)の重量平均分子量が低いため表面特性、耐熱性及び引張強度に劣る。
さらに、比較例3の熱可塑性重合体組成物は、水添ブロック共重合体(b)および水添ブロック共重合体(c)を含有していないため、表面特性、流動性及び引張強度に劣る。
さらに、比較例4の熱可塑性重合体組成物は、末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を動的架橋してなるイソブチレン系架橋熱可塑性重合体組成物(a)および水添ブロック共重合体(c)を含有していないために、ガスバリア性、耐熱性に劣る。
本発明の熱可塑性重合体組成物は、ガスバリア性、流動性、耐熱性、表面特性、引張強度等の力学物性に優れているため、医療用部材、自動車、車両材料、建築材料、電気・電子製品、食品容器、日用品、その他のあらゆる分野でのパッキン材、ホース、チューブはもとより、自動車内装材、外装材、床材、家電製品部品、OA機器等の電気、電子部品、食品用器具、オーディオ機器、各種スイッチ、光ケーブル、スポーツ用品、靴、建材、玩具、文具等の幅広い用途に有効に使用することができる。

Claims (8)

  1. 末端にアルケニル基を有するイソブチレン系重合体を架橋してなるイソブチレン系架橋重合物(a):100質量部、
    ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンとブタジエンとからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が150000〜500000である水添ブロック共重合体(b):10〜100質量部、
    ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと、イソプレンからなる共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体を水素添加して得られ、重量平均分子量が200000〜500000である水添ブロック共重合体(c):10〜100質量部、ポリブテン(d):5〜100質量部、および
    プロピレン系重合体(e):1〜100質量部
    を含有してなる熱可塑性重合体組成物。
  2. イソブチレン系架橋重合物(a)100質量部に対して、水添ブロック共重合体(b)と水添ブロック共重合体(c)との質量の和が20〜160質量部である請求項1に記載の熱可塑性重合体組成物。
  3. 前記ポリブテン(d)を100℃で測定した動粘度が100mm/s以上である請求項1または2に記載の熱可塑性重合体組成物。
  4. イソブチレン系架橋重合物(a)が動的架橋によって得られた重合物である請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱可塑性重合体組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性重合体組成物を用いたパッキン材。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性重合体組成物を用いた医療用部材。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性重合体組成物を用いたチューブ。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性重合体組成物を用いたホース。
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