JPWO2015114852A1 - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

色再現性を改善し、視認性を向上させた映像表示装置を得るため、カラー画像を表す入力側の色データの彩度を調整して、前記色データに対応する色データを出力する彩度調整部と、彩度調整された前記色データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段の周囲光の明るさおよび色を検出し、検出結果を表す周囲光データとして画像表示手段の周囲光の赤、緑、青の3色の色相における各成分の大きさを表すデータを出力する周囲光検出手段を有し、周囲光検出手段の出力から周囲光に対する補正値を生成する周囲光補正部を備え、周囲光補正部は、周囲光の色相を赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色相に拡張する算出を行い、算出した結果から画像表示手段の周囲光に対する周囲光補正値を演算および出力する機能を備え、彩度調整部は、周囲光補正値に基づいて入力側の色データの彩度を調整する。

Description

この発明は、モニタやプロジェクタ等のカラー画像を表示する画像表示装置に対し、特にさまざまな周囲光が存在する環境下で使用される画像表示装置に関するものである。
下記の先行技術文献には、赤、緑、青の3色のカラーセンサから、周囲光における赤、緑、青の色成分の大きさを検出し、周囲光に対応した色変換を行うことで、無彩色の階調能力の低下や明るい周囲光下における表示明度の低下を生じることなく、様々な周囲光が存在する環境下での色再現性を改善し、視認性を向上させることができることが開示されている。
特開2006−243454号公報
特許文献1に示されたものは、周囲光の色成分を赤、緑、青の3色のカラーセンサから、周囲光における赤、緑、青の色成分の大きさを検出し色変換を行う一方、周囲光の色成分は赤、緑、青の3つのみであり、周囲光色の詳細な検知や補正には3つの色成分では不足していた。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、周囲光から得られた色空間を算術計算により赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色空間に拡張することで、より精度の高い周囲光検出手段を提供することが課題である。本発明の画像表示装置によれば、周囲光の色成分をより詳細に検出することが可能となり、より適切な彩度調整を行うことができる。特に明るい周囲光が存在する環境や周囲光の色変化が大きい環境下において、鑑賞者にとってコントラストの大きい、視認性の良い画像を提供することが可能となる。
特許文献1の画像表示装置においては、周囲光の色変化が大きい場合には有効であるが、色補正の自由度が低いと同時に、周囲光色の変化量が小さい場合は、周囲光色の細かな色変化を捉えることが出来なかった。
画像表示装置の周囲光は、多くの場合において白色光である。また、色変化がある場合でも、周囲光の色変化は色温度の変化に留まることが通常である。本発明では、あらかじめ周囲光の色変化を色温度変化のみに限定し、周囲光検出手段から得られた赤、緑、青色成分の比の変化を検出することで、周囲光の色温度を算出し、算出結果に応じた色補正を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像表示装置は、カラー画像を表す入力側の色データの彩度を調整して、前記色データに対応する色データを出力する彩度調整部と、彩度調整された前記色データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の周囲光の明るさおよび色を検出し、検出結果を表す周囲光データとして前記画像表示手段の周囲光の赤、緑、青の3色の色相における各成分の大きさを表すデータを出力する周囲光検出手段を有し、前記周囲光検出手段の出力から周囲光に対する補正値を生成する周囲光補正部を備え、前記周囲光補正部は、周囲光の色相を赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色相に拡張する算出を行うとともに、算出した結果から前記画像表示手段の周囲光に対する周囲光補正値を演算および出力する機能を備え、前記彩度調整部は、前記周囲光補正値に基づいて前記入力側の色データの彩度を調整するものである。
また、本発明に係る画像表示装置は、カラー画像を表す第1の色データの彩度を調整して、前記入力側の色データに対応する色データを出力する彩度調整部と、彩度調整された前記色データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の周囲光の明るさおよび色を検出し、検出結果を表す周囲光データとして、前記画像表示手段の周囲光の赤、緑、青の3色の色相における各成分の大きさを表すデータを出力する周囲光検出手段を有し、前記周囲光検出手段から周囲光に対する補正値を出力する周囲光補正部を備え、前記周囲光補正部は、前記周囲光データと基準光データの値を比較して比較データを算出するとともに、算出した結果から前記画像表示手段の周囲光に対する周囲光補正値を演算および出力する機能を備え、前記彩度調整部は、前記周囲光補正値に基づいて前記入力側の色データの彩度を調整するものである。
本発明によれば、周囲光検出手段から得られた赤、緑、青の色空間を赤、緑、青に加えシアン、マゼンタ、イエローと拡張することができ、それに伴い周囲光色解析をさらに詳細に行うことができるため、赤、緑、青の3つの色空間での周囲光色解析に比べ、様々な周囲光が存在する環境下で色の変化をより適切に捉え、周囲光補正を行うことができる。よって画像表示装置の色再現性をより改善し、視認性を向上させることができる。
また、本発明によれば、周囲光の色変化を色温度変化に限定することで、より細かな周囲光の色変化にも対応し、それに応じた色補正を提供することができる。また、色補正に伴う補正係数を単純化することが出来る。よって少ない回路規模で周囲光の細かな色変化にも対応できるため、太陽光や室内用照明環境下での色再現性をより改善し、視認性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置を示すブロック図である。 6つの色相と演算項との関係を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る画像表示装置を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像表示装置の一実施形態を示すブロック図である。図1に示す画像表示装置は、周囲光検出手段1、αβ算出手段2、有彩色成分データ算出手段3、演算項算出手段4、および補正係数演算手段5で構成される周囲光補正部と、色変換手段6、およびデータ変換手段7で構成される彩度調整部と、画像表示手段8とで構成される。
周囲光検出手段1は、色度センサ(カラーセンサ)、照度センサなどにより構成され、画像表示手段8の周囲を照明する周囲光の明るさ、赤、青、緑を検出し、検出結果を表す周囲光データSr、Sg、Sbを出力する。周囲光検出手段1で検出された周囲光データSr、Sg、Sbは、αβ算出手段2に入力、処理され、さらに有彩色成分データ算出手段3、演算項算出手段4、および補正係数演算手段5で処理される。
αβ算出手段2は、周囲光データSr、Sg、Sbの最大値βおよび最小値αを選択して出力する。最大値βおよび最小値αは、有彩色成分データ算出手段3に入力される。最小値αは補正係数演算手段5にも入力される。ここで、最小値αは、周囲光データSr、Sg、Sbに含まれる無彩色成分(グレイ成分)を表すデータである。
有彩色成分データ算出手段3は、周囲光データSr、Sg、Sbおよび最大値β、最小値αを用いて6つの有彩色成分データr、g、b、y、m、cを算出する。有彩色成分データr、g、b、y、m、cは、周囲光データSr、Sg、Sbにより表される色から無彩色成分を除いた色(有彩色)の赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの各色成分の大きさを表すデータである。これらの有彩色データは、r=Sr−α、g=Sg−α、b=Sb−α、y=β−Sb、m=β−Sg、c=β−Srの減算処理により求められる。
有彩色成分データ算出手段3により出力された有彩色成分データr、g、b、y、m、cは演算項算出手段4に入力される。演算項算出手段4は、有彩色成分データr、g、b、y、m、cを用いて、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの各色相成分に有効な演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyを算出する。演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyは、以下の式(1)により算出される。ただし、(1)式において、
min(A,B)の形式は、AとBのうち小さい方の値を表す。
図2(A)〜(F)は、演算項hr、hy、hg、hc、hb、hmと赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの色相との関係を模式的に示した図である。図2に示すように、演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyは、それぞれ赤、緑、青、シアン、マゼンタ、イエローの色相において最大となり、他の色相においては大きさが0になる。すなわち、演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyは、周囲光データSg、Sbにおける赤、緑、青、シアン、マゼンタ、イエローの色相成分のみ有効な演算項と言える。
補正係数演算手段5は、下記式(2)に示す周囲光の影響を考慮していない色変換係数Fijに対し、上記演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyと周囲光データSr、Sg、Sb、最小値αを用いて色補正係数算出処理を行い、周囲光の影響を考慮した色変換係数F’ijを算出する。
上記式(2)において、f11、f21、f31は色変換手段6において第1の(入力側の)色データにおける赤を表現するための第2の色データR2、G2、B2の大きさをそれぞれ決定するための係数である。同様に、f12、f22、f32は緑、f13、f23、f33は青、f14、f24、f34はシアン、f15、f25、f35はマゼンタ、f16、f26、f36はイエローを表現するための第2の色データR2、G2、B2の大きさをそれぞれ決定するための係数である。よって、例えばf11の値を大きくするか、もしくはf21、f22の値を小さくすることにより、表示される赤の彩度を強めることができる。一般に、当該色における原色成分に関わる係数の値を大きく、または補色成分に関わる係数を小さくすることにより、当該色の彩度を強めることができる。また、係数の変化量が大きいほど、彩度の調整量は大きくなる。ただし、無彩色の階調表現能力の低下を避けるため、第1の色データが無彩色を表すデータである場合に演算処理を行わないことを考慮すると、無彩色成分を表すαに対する係数は0となる。
補正係数演算手段5においては、色変換係数Fijから演算項hr、hg、hb、hc、hm、hyと周囲光データSr、Sg、Sb、最小値αを用いて周囲光の影響を考慮した色変換係数F’ijを算定し、周囲光の影響を考慮した色変換係数F’ijの値を決定る。
例えば、演算項算出手段4で周囲光が赤い成分が多い光である(hrが大きい場合)と判定される場合には、赤と補色関係となるシアンの彩度を最も強くし、次いで緑および青、次にイエローおよびマゼンタ、最後に赤の順の大きさにて彩度を強めることが考えられる。すなわち、赤から色相が離れる色ほど彩度を強める。この際、色相についても同時に調整することが考えられる。また、上記の場合には、鑑賞者に知覚されるイエローは赤みの強いイエロー(オレンジ)となることが判定され、これを補正するために表示するイエローは赤みの弱い色とする。この場合、上記の式(2)において、f16の値を小さくし、またはf26の値を大きくし、またはこれらをともに行う(f16の値を小さくするとともに、f26の値を大きくする)。
さらに、周囲光強度が大きくなるような場合(周囲光データSr、Sg、Sbの合計値が大きくなる場合)は上記補正を強める処理を行う。
補正係数演算手段5で得られた色変換係数F’ijは、彩度調整部へと入力される。色変換係数F’ijは、色変換手段6に入力され、第1の色データR1、G1、B1に対して、色変換処理を行い、第2の色データR2、G2、B2を得、さらにデータ変換手段7により処理を行った後、第3の(彩度調整された)色データR3、G3、B3として画像表示手段8に入力され、画面上にカラー画像が表示される。
本実施の形態の画像表示装置において、第1の色データは、それぞれ赤、緑、青の色成分の大きさを表す形式の色データR1、G1、B1として入力される。色変換手段6では、補正係数演算手段からの色変換係数F’ij(i行j列の係数行列)を用い、入力される第1の色データR1、G1、B1に対して色変換処理を行って第2の色データR2、G2、B2を求める。色変換手段6にて行われる色変換処理は、例えば下記の式(3)にて表されるマトリクス演算により行われる。
上記式(3)に示すマトリクス演算によれば、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの色相成分および無彩色における補正値をそれぞれ独自に調整することができる。hr’ hg’ hb’ hc’ hm’ hy’α’はそれぞれ第1の色データR1、G1、B1から(1)式を用いて計算した演算項である。
第2の色データR2、G2、B2は、データ変換手段7へと入力される。データ変換手段7では、第2の色データR2、G2、B2を第3の色データR3、G3、B3へと変換する。データ変換手段7にて行われる変換は、例えば下記の式(4)にて表される所定のマトリクス演算により行われる。
なお、上記式(4)において、Dijは入力される第1の色データの従う色空間、または画像表示手段8の特性を考慮して決定されるi行j列のマトリクス係数行列であり、i=3、j=3である。変換された第3の色データR3、G3、B3は、画像表示手段8へと入力され、画面上にカラー画像が形成される。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置によれば、周囲光の色を検出し、さらにその周囲光成分の色空間を拡張することで、周囲光の色に応じた細かな色補正を実現することができ、画像表示装置のさらなる色再現性の改善が可能となる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る画像表示装置の実施形態を示すブロック図である。図中、図1と共通する要素には、図1と同じ符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。図3に示す画像表示装置は、周囲光検出手段1、基準光源値差データ算出手段9、およびマトリクス演算手段10からなる周囲光補正部と、入力信号補正手段11、色変換手段6、およびデータ変換手段7からなる彩度調整部と、画像表示手段8から構成される。
周囲光検出手段1は、画像表示手段8の周囲を照明する周囲光の明るさに加え、色も検出する。具体的には、例えば周囲光検出手段1は、赤、緑、青の3色のカラーセンサなどにより構成され、周囲光における赤、緑、青の色成分の大きさを検出し、検出結果を表す周囲光データSr、Sg、Sbを出力する。ここで、周囲光データSrは、検出された周囲光の赤成分の大きさを表すデータ、Sgは緑成分の大きさを表すデータ、Sbは青成分の大きさを表すデータである。
基準光源値差データ算出手段9は、周囲光データSr、Sg、Sbの値と基準光源値Mr、Mg、Mbの比との差に基づいた、比較データr、g、bを出力する。マトリクス演算手段10において、比較データr、g、bと色補正係数Hijから周囲光補正値R、GBを決定する。
周囲光データSr、Sg、Sbは、それぞれ周囲光の赤、緑、青成分の大きさを表すデータである。ここで、基準となる光の赤、緑、青成分の構成比(Mr、Mg、Mb)をあらかじめ保持しておき、得られた周囲光データSr、Sg、Sbの周囲光構成比と比較を行う。例えば、周囲光データSrの値がMrと比較して大きい場合、周囲光の色温度は低く、赤みの強い光であると考えられる。この場合、知覚色としても赤みが強くなるため、色補正係数Hijとしては、赤と比較して緑および青の彩度をより強めるような係数とする。また、周囲光データSr、Sg、Sbの総和(もしくは重みづけ加算した値)が周囲光の明るさを表すと考えられる。したがって、周囲光データSr、Sg、Sbの総和が大きいほど、より彩度を強めるような係数とする。色補正係数Hijは以下の(5)式のように表すことができる。
上記式(5)において、f11、f21、f31は周囲光の色データにおける赤に応じた補正を実現するための周囲光補正値R、G、Bの大きさをそれぞれ決定するための係数である。またf12、f22、f32は周囲光の色データにおける緑に応じた補正を実現するための周囲光補正値R、G、Bの大きさ、f13、f23、f33は周囲光の色データにおける青に応じた補正を実現するための周囲光補正値R、G、Bの大きさをそれぞれ決定するための係数である。
基準光源値差データ算出手段9においては、周囲光データSr、Sg、Sbの値から基準光との赤、緑、青色光の成分比と比較することで周囲光の色温度を算定し、またSr、Sg、Sbの合計値から明るさを算定する。
マトリクス演算手段10においては、得られた比較データr、g、bと明るさに基づいて赤、緑、青の彩度調整量を決定し、色補正係数Hijの値を決定し、周囲光補正値R、G、Bを出力する。
ここで上記の例では、基準光に対し周囲光は赤みの強い光(色温度が低い光)であると判定される場合には、赤と比較して緑および青の彩度をより強めるような補正係数とすることを述べたが、周囲光が非常に明るい場合には、周囲光の色への順応効果が強くなることが考えられる。この場合には赤、緑、青の彩度を一様に強めるもしくは、緑および青と比較して赤の彩度をより強めるような係数とすることも考えられる。
入力信号補正手段11において、第1の(入力側の)色データR1、G1、B1と上記マトリクス演算手段9で得られた周囲光補正値R、G、Bを(6)式に示すようにそれぞれ合算する。
上記で得られた色データR2、G2、B2から色変換処理を行い、データR3、G3、B3を得、さらにデータ変換手段7により処理を行った後、第4の(彩度調整された)色データR4、G4、B4として画像表示手段8に入力され、画面上にカラー画像が表示される。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置によれば、基準光値からの差を検出することで、周囲光の色温度を算定し、赤みを帯びた白色光、青みを帯びた白色光といった周囲光の色温度変化を検出し、それに応じた色補正値を提供し、これらの周囲光の色温度変化に応じた補正を行うことで画像表示装置の色再現性の改善が可能となる。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態に係る画像表示装置を示すブロック図である。図中、図1および図2と共通する要素には、図1および図2と同じ符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。図4に示す画像表示装置は、周囲光検出手段1c、基準光源値差データ算出手段9、彩度明度値取得手段12、およびマトリクス演算手段10からなる周囲光補正部と、入力信号補正手段11、色変換手段6、およびデータ変換手段7からなる彩度調整部と、画像表示手段8とから構成される。
周囲光検出手段1cは、赤、緑、青の3色のカラーセンサなどにより構成され、周囲光における赤、緑、青の色成分の大きさを検出し、検出結果を表す周囲光データSr、Sg、Sbを出力する。ここで、周囲光データSrは、検出された周囲光の赤成分の大きさを表すデータ、Sgは緑成分の大きさを表すデータ、Sbは青成分の大きさを表すデータである。
基準光源値差データ算出手段9は、周囲光データSr、Sg、Sbの値と基準光源値Mr、Mg、Mbの比との差に基づいた、比較データr、g、bを出力する。彩度明度値取得手段12には、第1の(入力側の)色データR1、G1、B1における彩度および明度の値を、第1の色データR1、G1、B1から取得し、マトリクス演算手段10へと彩度値Caおよび明度値Cbを渡す。また、周囲光検出手段1cでは、赤、緑、青の色成分の他に周囲光成分の明るさを検出し、マトリクス演算手段10へ周囲光明度値Brを渡す。マトリクス演算手段10において、比較データr、g、bと色補正係数Fij、彩度値Ca、明度値Cbおよび周囲光明度値Brから周囲光補正値R、G、Bを決定する。
周囲光検出手段1cでは、周囲光の赤成分の大きさを表すデータSr、周囲光の緑成分の大きさを表すデータSg、周囲光の青成分の大きさを表すデータSbのほかに、周囲光の明るさを表すデータである周囲光明度値Brを検出するセンサまたは、各成分の合計値から周囲光の明るさを表すデータである周囲光明度値Brを算出する手段を備え、周囲光明度値Br、周囲光データSr、Sg、Sbを出力する。
基準光源値差データ算出手段9においては、周囲光データSr、Sg、Sbの値から基準光との赤、緑、青色光の成分比と比較することで周囲光の色温度を算定、またSr、Sg、Sbの合計値から明るさを算定する。
マトリクス演算手段10においては、得られた比較データr、g、bと周囲光明度値Br、彩度値Caと明度値Cbから、前記(5)式の色補正係数Fijの値を決定し、周囲光補正値R、G、Bを出力する。
例えば、通常画像表示手段8の周囲光への影響は、画像表示手段8が表示している色データの彩度、明度が大きいほど小さい。すなわち彩度値Ca、明度値Cbが大きくなるに従い前記補正値をより大きいものにする。また同様に、画像表示手段8の周囲光への影響は、画像表示手段8の周囲光の明るさが大きいほど大きい。よって、周囲光明度Brが大きくなるに従って前記補正値を大きいものにする。
以上のように、本実施の形態に係る画像表示装置によれば、周囲光の明るさおよび色に加え第1の(入力側の)色データの彩度および明度値を補正値算出に用いることで、周囲光および第1の色データに応じた周囲光補正を行うことができ、画像表示装置のさらなる色再現性の改善が可能となる。
以上、この発明を実施の形態により説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組合わせたり、各実施の形態を適宜、変形または省略することが可能である。
1、1c 周囲光検出手段、2 αβ算出手段、
3 有彩色成分データ算出手段、4 演算項算出手段、
5 補正係数演算手段、6 色変換手段、7 データ変換手段、
8 画像表示手段、9 基準光源値差データ算出手段、
10 マトリクス演算手段、11 入力信号補正手段、
12 彩度明度値取得手段。

Claims (5)

  1. カラー画像を表す入力側の色データの彩度を調整して、前記色データに対応する色データを出力する彩度調整部と、彩度調整された色データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の周囲光の明るさおよび色を検出し、検出結果を表す周囲光データとして前記画像表示手段の周囲光の赤、緑、青の3色の色相における各成分の大きさを表すデータを出力する周囲光検出手段を有し、前記周囲光検出手段の出力から周囲光に対する補正値を生成する周囲光補正部を備え、前記周囲光補正部は、周囲光の色相を赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色相に拡張する算出を行うとともに、算出した結果から前記画像表示手段の周囲光に対する周囲光補正値を演算および出力する機能を備え、前記彩度調整部は、前記周囲光補正値に基づいて前記入力側の色データの彩度を調整することを特徴とする画像表示装置。
  2. カラー画像を表す入力側の色データの彩度を調整して、前記色データに対応する色データを出力する彩度調整部と、彩度調整された色データに基づいて画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の周囲光の明るさおよび色を検出し、検出結果を表す周囲光データとして、前記画像表示手段の周囲光の赤、緑、青の3色の色相における各成分の大きさを表すデータを出力する周囲光検出手段を有し、前記周囲光検出手段から周囲光に対する補正値を出力する周囲光補正部を備え、前記周囲光補正部は、前記周囲光データと基準光データの値を比較して比較データを算出するとともに、算出した結果から前記画像表示手段の周囲光に対する周囲光補正値を演算および出力する機能を備え、前記彩度調整部は、前記周囲光補正値に基づいて前記入力側の色データの彩度を調整することを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記周囲光補正部は、前記周囲光が明るくなるに従って前記補正値をより大きいものにすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記周囲光補正部は、前記入力側の色データの彩度が大きくなるに従って前記補正値を小さいものにすることを特徴とする請求項1また2に記載の画像表示装置。
  5. 前記周囲光補正部は、前記入力側の色データの明度が大きくなるに従って前記補正値を小さいものにすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
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