JPWO2015063900A1 - 生体センシングシステム、生体センシング方法、及び生体センシングプログラム - Google Patents
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Abstract
生体センサが設置位置からずれることによるセンシング結果の誤差を低減する。生物の所定部位に設置され生物の生体情報を検出する生体情報検出部により検出された生体情報を取得し、生体情報を検出したときの所定部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する位置ずれ検出部により検出されたずれ量を取得し、ずれ量に応じて、取得した生体情報から、最適な生体情報を推定する。
Description
本発明は、生体センシングに関する。
非侵襲的に放牧中の家畜の管理を行うための生体センシング手段としては、インプラント化の前段階として、生体内にある鼻中隔と常に接しながらも脱落の恐れの少ない鼻輪を利用することが有望視されている。このような鼻輪を利用した家畜の生体センシング技術を鼻輪センシングと記す。
一方、家畜の体温を測定する体温センシングの場合、0.1℃程度の温度変化を検出する精度が要求される。
鼻輪センシングにおいては、生体センサが鼻中隔からずれることにより、センシング結果に誤差が生じる。
そこで、1つの側面では、本発明は、生体センサが設置位置からずれることによるセンシング結果の誤差を低減することを目的とする。
一態様の生体センシングシステムは、生体情報検出部、位置ずれ検出部、及び推定部を含む。生体情報検出部は、生物の所定部位に設置され、生物の生体情報を検出する。位置ずれ検出部は、生体情報を検出したときの所定部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する。推定部は、ずれ量に応じて、生体情報検出部により検出された生体情報から、最適な生体情報を推定する。
本実施形態に係る生体センシングシステムによれば、生体センサが設置位置からずれることによるセンシング結果の誤差を低減することができる。
図1は、本実施形態に係る生体センシングシステムの機能ブロック図の一例である。生体センシングシステム10は、生体情報検出部1、位置ずれ検出部2、推定部3、外部情報検出部4、及び傾き検出部5を含む。
生体情報検出部1は、生物の第1の部位に設置され、生物の生体情報を検出する。
位置ずれ検出部2は、生体情報を検出したときの第1の部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する。また、位置ずれ検出部2は、重力加速度の変化を検出し、重力加速度の変化に基づいてずれ量を検出する。
位置ずれ検出部2は、生体情報を検出したときの第1の部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する。また、位置ずれ検出部2は、重力加速度の変化を検出し、重力加速度の変化に基づいてずれ量を検出する。
推定部3は、ずれ量に応じて、生体情報検出部により検出された生体情報から、最適な生体情報を推定する。また、推定部3は、ずれ量に応じて、生体情報の取捨選択を行い、選択した生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、ずれ量が所定の閾値以下である場合、生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、ずれ量に応じて、生体情報の補正を行い、補正した生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、複数の生体情報検出部1により検出された複数の生体情報のうち、ずれ量に応じて、一つの生体情報を選択し、選択した生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、選択した一つの生体情報をずれ量に応じて補正し、補正した生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、複数の生体情報検出部1により検出された複数の生体情報とずれ量とに基づいて、最適な生体情報を推定する。また、推定部3は、外部情報検出部4により検出された外部情報とずれ量とに応じて、生体情報検出部1により検出された生体情報を補正し、補正した生体情報を最適な生体情報として推定する。また、推定部3は、外部情報検出部4により検出された外部情報と、ずれ量と、複数の生体情報検出部1により検出された複数の生体情報と、に応じて、生物の生体情報を推定する。また、推定部3は、傾き検出部5により検出された第2の部位の重力方向に対する傾きに基づいて、ずれ量を補正する。また、推定部3は、生物の種類、生物の性別、生物の年齢、生物の鼻の大きさ、生物の鼻中隔の厚さに応じて、生体情報検出部1により検出された生体情報を補正する。
外部情報検出部4は、生体情報を検出したときの生物の周囲に関する外部情報を検出する。
傾き検出部5は、生物の第2の部位に設置され、第2の部位の重力方向に対する傾きを検出する。
(実施形態1)
本実施形態のシステム構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係る鼻輪センシングシステムの構成の一例を示す。
本実施形態のシステム構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係る鼻輪センシングシステムの構成の一例を示す。
図2に示すように、鼻輪センシングシステムは、センシングを行う鼻輪11と、センシングの結果を表示する表示端末12とを含む。鼻輪11は、傾斜センサ13、生体センサ14、制御部15、記憶部16、推定部17、及び、第1の送信部18を含む。また、表示端末12は、第1の受信部19、及び表示部20を含む。傾斜センサ13及び制御部15は、位置ずれ検出部2の一例である。生体センサ14は、生体情報検出部1の一例である。推定部17は、推定部3の一例である。
図3は、鼻輪の形状の一例を示す図である。鼻輪11は、リング部28、ブロック部29を含み、例えば図3に示すように牛の鼻に取り付けられる。
傾斜センサ13は、鼻輪11の傾きを検出するために使用される。本実施形態では、傾斜センサ13は例えば2軸の加速度センサである。2軸の加速度センサは、鼻輪11のブロック部29に、二つの軸がリングの面と平行になるように内蔵される。ここで、傾斜センサ13には、鼻中隔との距離の検出するセンサを用いても良いし、傾斜センサ13に限定されない。
生体センサ14は、鼻輪11が取り付けられる生物の生体データを測定する。実施形態1では、生体センサ14は鼻輪11が取り付けられる生物の温度を測定する温度センサである。温度センサは、鼻輪11のリング部28の中央部分に埋設される。
ここで、以下の説明では、傾斜センサ13が測定するデータを傾斜センサデータ、生体センサ14が測定するデータを生体データと記す。また、本実施形態の以下の説明では、傾斜センサ13と生体センサ14が測定するデータの両方を指す場合には、センサデータと記す場合がある。
制御部15は、一定期間のセンサデータを定期的に傾斜センサ13及び生体センサ14から取得する。
制御部15は、生体センサ14からアナログ形式の生体データを取得する。そして、制御部15は、取得したアナログ値をアナログ−デジタル変換し(A/D変換し)、変換したデジタル値を記憶部16に格納する。
また、制御部15は、生体センサ14から取得した生体データの測定時刻と同時刻に測定された傾斜センサデータを傾斜センサ13から取得する。制御部15のセンサデータ取得のタイミングは、生体センサ14から生体データを取得するタイミングと同期させる。取得する傾斜センサデータの形式はアナログ形式である。そして、制御部15は生体データと同様に、傾斜センサデータのアナログ値をA/D変換して、変換した結果のデジタル値を記憶部16に格納する。
尚、制御部15が生体センサ14及び傾斜センサ13からセンサデータを取得したときにそれぞれのセンサデータが測定されるように構成する。これにより、制御部15が同時に生体センサ14及び傾斜センサ13のセンサデータを取得することで、同時刻に測定された生体センサデータ及び傾斜センサデータを取得することができる。また、他の実施形態においても、制御部15が種々のセンサからセンサデータを取得した時刻がそれぞれのセンサデータの測定時刻となる。
ここで、本実施形態では、取得したセンサデータは、定められた期間内(例えば、数秒〜数十秒程度)における定期的に測定された温度センサ及び2軸の加速度センサの時系列データとなる。制御部15は、生体センサ14とリング部28内を通じてバスで接続され、鼻輪11のブロック部29に内蔵される。
記憶部16は、センサデータとセンサデータの測定時刻を対応付けたセンサデータテーブルを記憶する。記憶部16は、制御部15からセンサデータとセンサデータの測定時刻を受信し、センサデータテーブルに受信した情報を格納する。ここでセンサデータテーブルの構造を図4に示す。センサデータテーブル30は、時刻(または日時)31、生体データ32、及び、傾斜センサデータ33のデータ項目を含む。時刻31は、対応する生体センサ14及び傾斜センサ13の値が測定された時刻を示している。生体データ32は、時刻31において生体センサ14により測定された生体データの値である。傾斜センサデータ33は、時刻31において傾斜センサ13により測定された傾斜センサデータの値である。
尚、センサデータテーブル30は、鼻輪11が設置された牛の固体ごとに管理される。これは、他の実施形態においても同様である。
さらに、記憶部16は、鼻輪11の傾きと、鼻輪11の傾きにより生体データが受ける影響との関係を示すデータを記憶する。このようなデータを、以下の説明では相関データと記す。相関データは、例えば、ルックアップテーブル(図においてはLUTと記す)または関数式(図においてはFuncと記す)の形式のデータである。相関データは、生体データを鼻輪11の傾きに応じて補正するために使用される。記憶部16は鼻輪11のブロック部29に内蔵される。
推定部17は、センサデータテーブル30に格納された傾斜センサデータ33から鼻輪リングの重力方向に対する傾きを示す値を算出する。ここで、以下の説明では、鼻輪リングの重力方向に対する傾きを示す値をリング傾斜値と記す。そして、推定部17は、鼻輪11の鼻中央部の鼻中隔からのずれが大きい場合、すなわち、リング傾斜値が所定値以上である場合には、取得した生体データは利用不適切であると判定する。一方、リング傾斜値が所定値以内である場合、推定部17は、相関データを用いて生体データの値を補正する。そして、推定部17は補正した生体データを第1の送信部18に出力する。ここで、以下の説明では、推定部17により補正された生体データを補正データと記す場合がある。推定部17は、鼻輪11のブロック部分に内蔵される。
第1の送信部18は、推定部17から補正データを取得し、外部ネットワークを介して、第1の受信部19に補正データを送信する。第1の送信部18は外部ネットワークと接続するが、接続する外部ネットワークは、例えば携帯電話のネットワークであってもよいし、無線LAN等であってもよい。第1の送信部18は、鼻輪11のブロック部29に内蔵される。
第1の受信部19は、送信部から送信される補正データを受信し、受信したデータを表示部20に出力する。第1の受信部19は、外部ネットワークを介して第1の送信部18と接続する。
表示部20は、第1の受信部19から補正データを取得し、その補正データを表示端末12で再生可能な形式に変換して表示する。ここで、表示端末12で再生可能な形式には、例えば、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等で閲覧可能な形式であるHTML(HyperText Markup Language)5等が含まれる。また、表示部20は、補正データの値が、予め定められた要件を満たす場合は、予め定めた端末にデータとともに警告を行うか、あるいは予め指定した機器に所定の動作を促す指示を与えてもよい。もしくは、表示部20は、補正データの一定期間内の過去における傾向(トレンド)が、予め定められた要件を満たす場合は、予め定めた端末にデータとともに警告を行うか、あるいは予め指定した機器に所定の動作を促す指示を与えるようにしてもよい。
ここで、以下の説明では、同一時刻に測定された生体データと傾斜センサデータは対応関係があると記す。また、所定時刻に測定された生体データとその時刻の鼻輪11の傾き、すなわちリング傾斜値は、対応関係があると記す。
次に、推定部17が、傾斜センサデータ33からリング傾斜値を算出する方法について説明する。図5は、傾斜センサデータ33からリング傾斜値を算出する方法を説明するための図である。推定部17は、傾斜センサデータ33の値を、LPF(Low−pass filter)を介してフィルタリングしたものの比から、リング平面内に投影した重力方向を推定し、リングの重力方向に対する傾きに変換する。
ここで、2軸の加速度センサによって測定された傾斜センサデータの値を(Ax,Ay)として説明する。鼻輪11の傾きを考えるとき、図5に示すように、鉛直方向からの鼻輪面の傾きをφ、鼻輪面内の傾きをθ(リング傾斜値)とすれば、重力加速度g0を用いて、鼻輪面への重力加速度の射影がg0*cosφとなるので、2軸加速度センサの出力は、それぞれ、
Ax = −g0*cosφ*sinθ ・・・(1)
Ay = −g0*cosφ*cosθ ・・・(2)
となる。従って、鼻輪面内の傾きθを求めるには、φ=90度となる場合を除けば、式(1)÷式(2)より、
Ax / Ay = tanθ
より、
θ=atan(Ax/Ay)
とすれば求める事ができる。なお、φ=90度となる状態は鼻輪11の取り付け位置及び重心を考えれば、牛が起立している際には起きないものと考えて良いため殆どの場合で有効である。また、3軸の加速度計を用いることで、φ=90度となる状態を検出することが可能となるため、そのような場合に、値を除外することが出来る。また、リング傾斜値θから、センサの位置を求めることができる。図6は、リング傾斜値θから、センサの位置を求めることを説明するための図である。リングの半径をrとすると、センサの位置は、rθとして表される。以下の説明において、リング傾斜値θは、センサ位置rθとしてもよい。
Ax = −g0*cosφ*sinθ ・・・(1)
Ay = −g0*cosφ*cosθ ・・・(2)
となる。従って、鼻輪面内の傾きθを求めるには、φ=90度となる場合を除けば、式(1)÷式(2)より、
Ax / Ay = tanθ
より、
θ=atan(Ax/Ay)
とすれば求める事ができる。なお、φ=90度となる状態は鼻輪11の取り付け位置及び重心を考えれば、牛が起立している際には起きないものと考えて良いため殆どの場合で有効である。また、3軸の加速度計を用いることで、φ=90度となる状態を検出することが可能となるため、そのような場合に、値を除外することが出来る。また、リング傾斜値θから、センサの位置を求めることができる。図6は、リング傾斜値θから、センサの位置を求めることを説明するための図である。リングの半径をrとすると、センサの位置は、rθとして表される。以下の説明において、リング傾斜値θは、センサ位置rθとしてもよい。
次に、推定部17が、鼻輪11の鼻中隔からのずれが大きいか否かを判定する具体的な動作を説明する。推定部17は、傾斜センサデータ33に基づいて算出したリング傾斜値が所定の閾値以上か否かを判定する。そして、リング傾斜値が所定の閾値以上であった場合、推定部17は、そのリング傾斜値を算出する際に用いられた傾斜センサデータ33が測定された時刻を抽出する。そして、推定部17は、抽出した時刻と同一時刻に測定された生体データ32を、不適切データと判定する。
次に、推定部17が、相関データを用いて生体データの値を補正する方法について説明する。具体的には、相関データがルックアップテーブルの場合を説明する。ここで、ルックアップテーブルの一例を図7に示す。ルックアップテーブル40は、入力情報として、生体データ41及びリング傾斜値42のデータ項目を含む。また、ルックアップテーブル40は、出力情報として、補正データ43のデータ項目を含む。生体データ41及びリング傾斜値42の各エントリの値は所定の範囲を有する。入力情報には、生体データ41とリング傾斜値42の全て又は任意の組み合わせが格納される。推定部17は、生体データ32とその生体データ32に対応するリング傾斜値42との入力情報の組み合わせの行を抽出し、抽出した行の補正データ43の値を取得する。
相関データが関数の形式のデータである場合、推定部17は、生体データの値とその生体データに対応するリング傾斜値とを関数に入力情報として与えて、関数の計算の結果を補正データとして取得する。補正データをT’、生体データをT,リング傾斜値をθとすると、関数式は、
T’=f(T, θ)
となる。
T’=f(T, θ)
となる。
尚、不適切データと判定された生体データについては、補正処理は行われず、第1の送信部18にも出力されない。
次に、鼻輪センシングシステムの動作フローを説明する。図8は、実施形態1に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを示す。
先ず、制御部15は、生体センサ14から生体データ32を取得し、傾斜センサ13から傾斜センサデータ33を取得する(S52)。そして、制御部15は取得した生体データ32と傾斜センサデータ33とを、測定時刻と対応付けてセンサデータテーブル30に格納する。
次に、推定部17は、センサデータテーブル30から傾斜センサデータ33を取得し、リング傾斜値を算出する。そして、推定部17は、算出したリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定する(S53)。
リング傾斜値が所定の閾値以下であると判定された場合(S53でYes)、推定部17は、S52で取得した傾斜センサデータ33に対応する生体データ32を補正したデータである補正データの算出を行う(S54)。補正データの算出は、ルックアップテーブルまたは関数(LUT/Func59)に基づいて行われる。そして、推定部17はS54で算出した補正データと対応する時刻31とを第1の送信部18に出力する。そして、第1の送信部18は、入力された、補正データと対応する時刻31とを表示端末12の第1の受信部19に送信する。
次に、第1の受信部19は、補正データと対応する時刻31とを受信すると、表示部20に出力する。表示部20は、受信した補正データと対応する時刻31とを、表示可能な形式に変換して表示する(S55)。そして、処理は開始時点に戻る。
S53において、リング傾斜値が所定の閾値より大きいと判定された場合(S53でNo)、処理は開始時点に戻る。
(変形例1)
実施形態1の説明では、制御部15、記憶部16、推定部17は、鼻輪11に内蔵されるとして説明したが、これらは別の装置に含まれる構成としてもよい。一例として、図9に鼻輪センシングシステムの構成の変形例を示す。図9に示すように、鼻輪センシングシステムは、鼻輪11、サーバ21、及び表示端末12を含む。鼻輪11は、傾斜センサ13、生体センサ14、第2の送信部22を含む。サーバ21は、制御部15、記憶部16、推定部17、第1の送信部18、及び第2の受信部23を含む。表示端末12は第1の受信部19、及び表示部20を含む。変形例が実施形態1と異なる部分は、制御部15が生体センサ14及び傾斜センサ13のデータを取得する際に、ネットワークを介してデータを取得する点である。第2の送信部22は、傾斜センサ13と生体センサ14からセンサデータを取得し、サーバ21の第2の受信部23に送信する。第2の受信部23は、センサデータを受信すると、制御部15に出力する。
実施形態1の説明では、制御部15、記憶部16、推定部17は、鼻輪11に内蔵されるとして説明したが、これらは別の装置に含まれる構成としてもよい。一例として、図9に鼻輪センシングシステムの構成の変形例を示す。図9に示すように、鼻輪センシングシステムは、鼻輪11、サーバ21、及び表示端末12を含む。鼻輪11は、傾斜センサ13、生体センサ14、第2の送信部22を含む。サーバ21は、制御部15、記憶部16、推定部17、第1の送信部18、及び第2の受信部23を含む。表示端末12は第1の受信部19、及び表示部20を含む。変形例が実施形態1と異なる部分は、制御部15が生体センサ14及び傾斜センサ13のデータを取得する際に、ネットワークを介してデータを取得する点である。第2の送信部22は、傾斜センサ13と生体センサ14からセンサデータを取得し、サーバ21の第2の受信部23に送信する。第2の受信部23は、センサデータを受信すると、制御部15に出力する。
他の変形例として、実施形態1の表示部20が鼻輪11に内蔵される構成としてもよいし、変形例1の表示部20がサーバ21に内蔵される構成としてもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、推定部17による生体データの補正は、リング傾斜値に基づいて行われていたが、実施形態2では、生体データの補正は、さらに外部センサ24により取得されたデータに基づいて行われる。このようにすることで、温度センシングにおける外気温の影響などの、低侵襲による外部雑音によって生じるセンシング結果の誤差を低減することができる。
実施形態1では、推定部17による生体データの補正は、リング傾斜値に基づいて行われていたが、実施形態2では、生体データの補正は、さらに外部センサ24により取得されたデータに基づいて行われる。このようにすることで、温度センシングにおける外気温の影響などの、低侵襲による外部雑音によって生じるセンシング結果の誤差を低減することができる。
図10は実施形態2に係る、鼻輪センシングシステムの構成図である。実施形態1の構成と異なる点は、鼻輪11が、さらに外部センサ24を含む点である。外部センサ24は、外部情報検出部4の一例である。傾斜センサ13、生体センサ14、第1の送信部18、第1の受信部19、及び表示部20は実施形態1で説明したものと同じである。また、以下では、制御部15、記憶部16、推定部17は、実施形態1と異なる部分について説明される。
外部センサ24は例えば外気温を検知するセンサである。外部センサ24は、鼻輪11のブロック部29に内蔵される。
制御部15は、一定期間のセンサデータを定期的に傾斜センサ13、生体センサ14、外部センサ24から取得する。制御部15は、生体センサ14及び傾斜センサ13から取得したセンサデータの測定時刻と同時刻に測定された外部センサのデータを外部センサ24から取得する。そして、制御部15は外部センサデータのアナログ値をA/D変換して、変換した結果のデジタル値を記憶部16に保存する。ここで取得したセンサデータは、例えば、定められた期間内(数秒〜数十秒程度)における定期的に取得された温度センサ、加速度センサ、外部センサ24の時系列データである。尚、制御部15による傾斜センサ13、生体センサ14、及び外部センサ24からセンサデータを取得するタイミングは同期させる。
ここで、以下の説明では、外部センサ24が測定するデータを外部センサデータと記す。また、実施形態2の以下の説明では、傾斜センサ13と生体センサ14と外部センサ24とが測定するデータの全てを指す場合には、センサデータと記す場合がある。
記憶部16は、センサデータとセンサデータの測定時刻とを対応付けたセンサデータテーブル30を記憶する。ここで実施形態2に係るセンサデータテーブルの構造を図11に示す。センサデータテーブル30は、時刻31、生体データ32、傾斜センサデータ33、外部センサデータ34のデータ項目を含む。時刻31、生体データ32、傾斜センサデータ33は実施形態1と同様である。外部センサデータ34は、時刻31において測定された外部センサデータのデジタル値で示された数値である。
さらに、記憶部16は、鼻輪11の傾きと、外部センサデータの値と、鼻輪11の傾き及び外部センサデータの値により生体データが受ける影響との関係を示す相関データを記憶する。相関データは、例えば、ルックアップテーブル40または関数式の形式のデータである。相関データは、生体データを鼻輪11の傾き及び外部センサデータの値に応じて補正するために使用される。
推定部17は、実施形態1と同様にして傾斜センサデータ33からリング傾斜値を算出する。
そして、推定部17は、測定された時刻が生体データと同一時刻であるリング傾斜値と外部センサデータの値とに基づいて、生体データの値を補正する。そして、推定部17は補正した生体データを第1の送信部18に出力する。
次に、推定部17が、リング傾斜値と外部センサデータの値とに基づいて、生体データの値を補正する方法について説明する。
推定部17はまず実施形態1と同様にリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定することにより、生体データが不適切データか否かを判定する。
そして、推定部17は、不適切データではないと判定された生体データに対して、データの補正を行う。まず、生体データの値を補正する相関データがルックアップテーブル40の場合を説明する。
実施形態2におけるルックアップテーブル40の一例を図12に示す。ルックアップテーブル40は、入力情報として、生体データ41、リング傾斜値42、及び外部センサデータ44のデータ項目を含む。また、ルックアップテーブル40は、出力情報として、補正データ43のデータ項目を含む。生体データ41及びリング傾斜値42は実施形態1と同様である。外部センサデータ44の各エントリの値は所定の範囲を有する。入力情報には、生体データ41、リング傾斜値42、及び外部センサデータ44の全て又は任意の組み合わせが格納される。推定部17は、生体データ32とその生体データ32に対応するリング傾斜値42と外部センサデータ44の入力情報の組み合わせの行を抽出し、抽出した行の補正データ43の値を取得する。
次に、相関データが関数の形式のデータである場合の生体データの補正について説明する。推定部17は、生体データの値とその生体データに対応するリング傾斜値と外部センサデータとを関数に入力情報として与えて、関数の計算の結果を補正値として取得する。補正データをT’、生体データをT,リング傾斜値をθ、外部センサデータをHとすると、関数式は、
T’=f(T, θ, H)
となる。
T’=f(T, θ, H)
となる。
尚、不適切データと判定された生体データは、補正処理が行われず、第1の送信部18にも出力されない。
次に、実施形態2に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを図8のフロー図を用いて説明する。
先ず、制御部15は、生体センサ14から生体データ32を取得し、傾斜センサ13から傾斜センサデータ33を取得し、外部センサ24から外部センサデータ34を取得する(S52)。そして、制御部15は取得した生体データ32、傾斜センサデータ33、及び外部センサデータ34を、測定時刻と対応付けてセンサデータテーブル30に格納する。
次に、推定部17は、センサデータテーブル30から傾斜センサデータ33を取得し、リング傾斜値を算出する。そして、推定部17は、算出したリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定する(S53)。
リング傾斜値が所定の閾値以下であると判定された場合(S53でYes)、推定部17は、S52で取得した傾斜センサデータ33に対応する生体データ32を補正したデータである補正データを算出する(S54)。補正データの算出は、ルックアップテーブルまたは関数(LUT/Func59)に基づいて行われる。そして、推定部17はS54で算出した補正データと対応する時刻31とを第1の送信部18に出力する。そして、第1の送信部18は、入力された、補正データと対応する時刻31とを表示端末12の第1の受信部19に送信する。
次に、第1の受信部19は、補正データと対応する時刻31とを受信すると、表示部20に出力する。表示部20は、受信した補正データと対応する時刻31とを、表示可能な形式に変換して表示する(S55)。そして、処理は開始時点に戻る。
S53において、リング傾斜値が所定の閾値より大きいと判定された場合(S53でNo)、処理は開始時点に戻る。
(実施形態3)
実施形態3では、鼻輪11が複数の生体センサ14を含む構成である。実施形態3では、推定部17による補正データの算出は、複数の生体センサ14により取得された複数の生体データ、リング傾斜値、及び外部センサデータに基づいて行われる。
実施形態3では、鼻輪11が複数の生体センサ14を含む構成である。実施形態3では、推定部17による補正データの算出は、複数の生体センサ14により取得された複数の生体データ、リング傾斜値、及び外部センサデータに基づいて行われる。
図13は実施形態3に係る、鼻輪センシングシステムの構成図である。実施形態2の構成と異なる点は、鼻輪11が、1つの生体センサではなく、複数の生体センサ14−1、14−2、14−3を含む点である。傾斜センサ13、第1の送信部18、第1の受信部19、表示部20、及び、外部センサ24は、実施形態2で説明したものと同様である。また、制御部15、記憶部16、推定部17は、実施形態1と異なる部分について説明する。ここで、実施形態3、4における以下の説明では、生体センサ14−1、14−2、14−3を指す場合には、単に生体センサ14と記す。
生体センサ14は鼻輪11に複数含まれる。個々の生体センサ14の機能は実施形態1で示した生体センサ14と同様である。ここで、複数の生体センサ14を含む鼻輪11の一例を図14に示す。図14に示されるように、生体センサ14−2は、鼻輪11のリング部28の中央部分に埋設される。生体センサ14−1及び14−3は、生体センサ14−2を挟んで対象となる鼻輪11のリング部28の位置に埋設される。尚、実施形態3では、生体センサ14の数を3とし、生体センサ14−1、14−3が埋設される位置は生体センサ14−2を挟んで対象となるリング部28の位置としたが、生体センサ14の数、及び個々の生体センサ14が埋設される位置はこれに限定されない。
制御部15は、一定期間のセンサデータを定期的に、傾斜センサ13、複数の生体センサ14、及び外部センサ24から取得する。制御部15は、同時刻に測定された、傾斜センサデータ、複数の生体データ、及び、外部センサデータを取得する。そして、制御部15は取得したセンサデータのアナログ値をA/D変換して、変換した結果のデジタル値を記憶部16に保存する。ここで取得したセンサデータは、例えば、定められた期間内(数秒〜数十秒程度)における定期的に取得された複数の温度センサ、加速度センサ、及び外気温センサの時系列データである。尚、制御部15による傾斜センサ13、生体センサ14、及び外部センサ24からセンサデータを取得するタイミングは同期させる。
記憶部16は、センサデータとセンサデータの取得時刻とを対応付けたセンサデータテーブル30を記憶する。ここでセンサデータテーブル30の構造を図15に示す。センサデータテーブル30は、時刻31、生体データ32−1、生体データ32−2、生体データ32−3、傾斜センサデータ33、外部センサデータ34のデータ項目を含む。時刻31、傾斜センサデータ33、外部センサデータ34は実施形態2と同様である。生体データ32−1、生体データ32−2、生体データ32−3は、それぞれ、時刻31における生体センサ14−1、14−2、14−3から取得した生体データがA/D変換されてデジタル値で示された数値である。
さらに、記憶部16は、生体データ32−1、生体データ32−2、生体データ32−3、リング傾斜値42、及び外部センサデータ34と、生体データの補正値との関係を示す相関データを記憶する。実施形態2と同様に、相関データの形式は、例えば、ルックアップテーブルまたは関数式である。
推定部17は、実施形態1と同様にして傾斜センサデータ33からリング傾斜値を算出する。
そして、推定部17は、同一時刻に測定された生体データ32−1、生体データ32−2、生体データ32−3、リング傾斜値、及び外部センサデータ34の値に基づいて、補正データの値を算出する。そして、推定部17は算出した補正データを第1の送信部18に出力する。
次に、推定部17が、同一時刻に測定された複数の生体データ32の値とリング傾斜値と外部センサデータ34の値とに基づいて、補正データの値を算出する方法について説明する。
推定部17はまず実施形態2と同様にリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定することにより、生体データが不適切データか否かを判定する。
そして、推定部17は、不適切データではないと判定された複数の生体データを用いて、補正データを算出する。ここで、実施形態3で用いるルックアップテーブルは、実施形態2におけるルックアップテーブル40の入力情報に、複数の生体データのデータ項目が追加されたものである。また、関数式は、以下のように、実施形態2における関数の入力情報に、複数の生体データのデータが与えられるものである。補正データをT’、複数の生体データをそれぞれT1、T2、T3、リング傾斜値をθ、外部センサデータをHとすると、関数式は、
T’=f(T1, T2, T3, θ, H)
となる。
T’=f(T1, T2, T3, θ, H)
となる。
次に、実施形態3に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを図8のフロー図を用いて説明する。
先ず、制御部15は、生体センサ14−1、14−2、14−3、からそれぞれ、生体データ32−1、32−2、32−3を取得し、傾斜センサ13から傾斜センサデータ33を取得し、外部センサ24から外部センサデータ34を取得する(S52)。そして、制御部15は取得した生体データ32−1、32−2、32−3、傾斜センサデータ33、及び外部センサデータ34を、測定時刻と対応付けてセンサデータテーブル30に格納する。
次に、推定部17は、センサデータテーブル30から傾斜センサデータ33を取得し、リング傾斜値を算出する。そして、推定部17は、算出したリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定する(S53)。
リング傾斜値が所定の閾値以下であると判定された場合(S53でYes)、推定部17は、S52で取得した傾斜センサデータ33に対応する補正データを算出する(S54)。補正データの算出は、ルックアップテーブルまたは関数(LUT/Func59)に基づいて行われる。そして、推定部17はS54で算出した補正データと対応する時刻31とを第1の送信部18に出力する。そして、第1の送信部18は、入力された、補正データと対応する時刻31とを表示端末12の第1の受信部19に送信する。
次に、第1の受信部19は、補正データと対応する時刻31とを受信すると、表示部20に出力する。表示部20は、受信した補正データと対応する時刻31とを、表示可能な形式に変換して表示する(S55)。そして、処理は開始時点に戻る。
S53において、リング傾斜値が所定の閾値より大きいと判定された場合(S53でNo)、処理は開始時点に戻る。
(実施形態4)
実施形態4に係る鼻輪センシングシステムの構成は、実施形態3と同様である。実施形態4が実施形態3と異なる点は、複数の生体センサ14のうち、鼻中隔に最も近い生体センサ14を選択し、選択した生体センサ14のデータに対して補正を行う点である。以下の説明では、記憶部16、推定部17の、実施形態3と異なる部分について説明する。
実施形態4に係る鼻輪センシングシステムの構成は、実施形態3と同様である。実施形態4が実施形態3と異なる点は、複数の生体センサ14のうち、鼻中隔に最も近い生体センサ14を選択し、選択した生体センサ14のデータに対して補正を行う点である。以下の説明では、記憶部16、推定部17の、実施形態3と異なる部分について説明する。
記憶部16は、実施形態3と同様のセンサデータテーブル30を記憶する。また、記憶部16は、実施形態2と同様の相関データを記憶する。
推定部17は、複数の生体センサ14のうち、鼻中隔からの距離が最も近い生体センサ14を選択し、選択した生体センサ14により測定された生体データを補正に用いる。図16は、推定部17が、複数の生体センサ14のうち鼻中隔に最も近い生体センサ14を選択することを説明するための図である。図16(a)のように鼻輪11にずれがない場合には、鼻中隔に最も近い生体センサは、生体センサ14−2となる。一方、図16(b)、(c)のように鼻輪11がずれた場合には、鼻中隔に最も近い生体センサは、生体センサ14−1または生体センサ14−3となる場合がある。複数の生体センサのうち、鼻中隔に最も近い生体センサを特定する方法は、例えば、リング傾斜値とそれぞれの生体センサの設置位置とから算出される。
推定部17は、選択した生体センサ14により測定された生体データの値を、その生体データと同一時刻に取得された傾斜センサデータに基づいて算出されたリング傾斜値及び外部センサデータの値に基づいて、補正する。そして、推定部17は補正した生体データを第1の送信部18に出力する。
次に、実施形態4における鼻輪センシングシステムの動作フローを説明する。図17は、実施形態4に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを示す。
先ず、制御部15は、複数の生体センサ14からそれぞれ生体データを取得し、傾斜センサ13から傾斜センサデータを取得する。また、制御部15は、外部センサ24から外部センサデータを取得する(S82)。そして、制御部15は取得した生体データと傾斜センサデータと外部センサデータとを、測定時刻と対応付けてセンサデータテーブル30に格納する。
次に、推定部17は、センサデータテーブル30から傾斜センサデータを取得し、リング傾斜値を算出する。そして、推定部17は、算出したリング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定する(S83)。
リング傾斜値が所定の閾値以下であると判定された場合(S83でYes)、推定部17は、S82で取得した生体データのうち、鼻中隔からの距離が最も近い生体センサ14の生体データを選択する(S84)。そして、推定部17は、選択した生体データに対して、リング傾斜値と外部センサデータを用いて補正を行う(S85)。補正データの算出は、ルックアップテーブルまたは関数(LUT/Func59)に基づいて行われる。そして、推定部17はS85で補正した生体データと対応する時刻とを第1の送信部18を介して表示部20に送信する。
次に、表示部20は、受信した生体データと対応する時刻とを、表示可能な形式に変換して表示する(S86)。そして、処理は開始時点に戻る。
S83において、リング傾斜値が所定の閾値より大きいと判定された場合(S83でNo)、処理は開始時点に戻る。
(実施形態5)
実施形態5は、家畜側にも傾斜センサを取り付け、鼻輪11の傾斜センサと家畜側の傾斜センサが相互に利用可能となるようにして、家畜が横臥状態のときに誤検出を起こさないように、家畜の向きを加味して補正を行う。図18は、家畜が横臥した場合に、誤検出または誤警報が発生することを説明するための図である。図18(a)は、家畜が起立しているときの鼻輪11の様子を示した図である。これと比較して、図18(b)に示すように、家畜が横臥した場合は、鼻輪11の傾斜が少なくても、鼻輪11が鼻中隔からずれている場合がある。このとき鼻輪11の傾斜で鼻輪11の鼻中隔からのずれを判定する場合、鼻輪11のずれは少ないと判定され、鼻輪11のずれによる生体データに対する補正は実施されない可能性がある。また、図18(c)に示すように、鼻輪11の傾斜が大きくても、鼻輪11が鼻中隔からずれていない場合がある。このとき鼻輪11の傾斜で鼻輪11の鼻中隔からのずれを判定する場合、鼻輪11のずれは大きいと判定され、検出した生体データは破棄される可能性がある。
実施形態5は、家畜側にも傾斜センサを取り付け、鼻輪11の傾斜センサと家畜側の傾斜センサが相互に利用可能となるようにして、家畜が横臥状態のときに誤検出を起こさないように、家畜の向きを加味して補正を行う。図18は、家畜が横臥した場合に、誤検出または誤警報が発生することを説明するための図である。図18(a)は、家畜が起立しているときの鼻輪11の様子を示した図である。これと比較して、図18(b)に示すように、家畜が横臥した場合は、鼻輪11の傾斜が少なくても、鼻輪11が鼻中隔からずれている場合がある。このとき鼻輪11の傾斜で鼻輪11の鼻中隔からのずれを判定する場合、鼻輪11のずれは少ないと判定され、鼻輪11のずれによる生体データに対する補正は実施されない可能性がある。また、図18(c)に示すように、鼻輪11の傾斜が大きくても、鼻輪11が鼻中隔からずれていない場合がある。このとき鼻輪11の傾斜で鼻輪11の鼻中隔からのずれを判定する場合、鼻輪11のずれは大きいと判定され、検出した生体データは破棄される可能性がある。
図19は実施形態5に係る、鼻輪センシングシステムの構成図である。実施形態5は、実施形態1に加えて、さらに家畜の体の傾きを測定する家畜センサ部25を含む。鼻輪11、表示端末12は変形例1で説明したものと同じである。制御部15、記憶部16、推定部17は、実施形態1と異なる部分について説明する。
家畜センサ部25は、本体傾斜センサ26、外部センサ24、及び第3の送信部27を含む。例えば、家畜センサ部25は家畜の頭部のいずれかの位置に取り付けられる。本体傾斜センサ26は傾き検出部5の一例である。外部センサ24は外部情報検出部4の一例である。
本体傾斜センサ26は、例えば3軸の加速度センサである。本体傾斜センサ26は傾斜の回転軸が鼻輪11の面に対して垂直になるように設置され、鼻輪11と同時期にデータがサーバ21に送信されるよう設定される。
外部センサ24は、外気温を測定する外気温センサである。
第3の送信部27は、本体傾斜センサ26及び外部センサ24で測定したデータを、ネットワークを介して、サーバ21の第2の受信部23に送信する。
第3の送信部27は、本体傾斜センサ26及び外部センサ24で測定したデータを、ネットワークを介して、サーバ21の第2の受信部23に送信する。
制御部15は、一定期間のセンサデータを定期的に傾斜センサ13及び生体センサ14から取得する。また、制御部15は、同時に、家畜センサ部25の本体傾斜センサ26から家畜の傾斜センサデータを、外部センサ24から外部センサデータを取得する。制御部15が取得するセンサデータはいずれもアナログデータ形式である。制御部15は、取得したセンサデータのアナログ値をA/D変換し、変換した結果のデジタル値を記憶部16に格納する。尚、制御部15による傾斜センサ13、生体センサ14、及び本体傾斜センサ26からセンサデータを取得するタイミングは同期させる。
記憶部16は、センサデータとセンサデータの測定時刻とを対応付けたセンサデータテーブル30を記憶する。記憶部16は、制御部15からセンサデータとセンサデータの測定時刻を受信し、センサデータテーブル30に受信した情報を格納する。ここでセンサデータテーブル30の構造を図20に示す。センサデータテーブル30は、時刻31、生体データ32、傾斜センサデータ33、外部センサデータ34、及び本体傾斜センサデータ35のデータ項目を含む。時刻31、生体データ32、傾斜センサデータ33は実施形態1と同様である。外部センサデータ34、本体傾斜センサデータ35は、それぞれ、時刻31において外部センサ24、本体傾斜センサ26により測定されたデータがデジタル値で示された数値である。
さらに、記憶部16は、生体データ、鼻輪11の傾き、及び外部センサデータと、生体データの補正値との関係を示す相関データを記憶する。相関データの形式は、例えば、ルックアップテーブルまたは関数式の形式である。
推定部17は、実施形態1と同様にして傾斜センサデータ33からリング傾斜値を算出する。
また、推定部17は、傾斜センサデータ33からリング傾斜値を求めたのと同様の方法で、本体傾斜センサデータ35から、家畜本体の重力方向に対する傾きを示す値である本体傾斜値を算出する。そして、推定部17は、算出したリング傾斜値と本体傾斜値の差分を算出する。以下の説明では、このように算出した差分の値を補正リング傾斜値と記す。
推定部17は、補正リング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定することにより、生体データが不適切データか否かを判定する。
そして、推定部17は、不適切データではないと判定された生体データに対して補正を行う。ここで、実施形態5で用いられるルックアップテーブルは、入力情報として、生体データ、補正リング傾斜値、及び外部センサデータのデータ項目となる。また、関数式は、以下のように、関数の入力情報として、生体データ、補正リング傾斜値、及び外部センサデータのデータが与えられる形式となる。補正データをT’、生体データをT、補正リング傾斜値をθ、外部センサデータをHとすると、関数式は、
T’=f(T, θ, H)
となる。
T’=f(T, θ, H)
となる。
次に、実施形態5に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを説明する。図21は、実施形態5に係る鼻輪センシングシステムの動作フローを示す。
先ず、制御部15は、生体センサ14から生体データを取得し、傾斜センサ13から傾斜センサデータを取得する。また、制御部15は、外部センサ24から外部センサデータを取得し、本体傾斜センサ26から本体傾斜センサデータを取得する(S102)。そして、制御部15は取得した生体データ、傾斜センサデータ、外部センサデータ、本体傾斜センサデータを、測定時刻と対応付けてセンサデータテーブル30に格納する。
次に、推定部17は、センサデータテーブル30から傾斜センサデータ及び本体傾斜センサデータを取得し、補正リング傾斜値を算出する(S103)。そして、推定部17は、算出した補正リング傾斜値が所定の閾値以下か否かを判定する(S104)。
補正リング傾斜値が所定の閾値以下であると判定された場合(S104でYes)、推定部17は、複数の生体データと補正リング傾斜値と外部センサデータとを用いて補正データを算出する(S105)。補正データの算出は、ルックアップテーブルまたは関数(LUT/Func59)に基づいて行われる。そして、推定部17はS105で算出した補正データと、補正データに対応する時刻とを第1の送信部18を介して表示部20に送信する。
次に、表示部20は、受信した補正データと補正データに対応する時刻とを、表示可能な形式に変換して表示する(S106)。そして、処理は開始時点に戻る。
S104において、リング傾斜値が所定の閾値より大きいと判定された場合(S104でNo)、処理は開始時点に戻る。
図22は、本実施形態に係る鼻輪11、サーバ21、及び表示端末12のハードウェア構成の一例を示す。鼻輪11、サーバ21及び表示端末12は、図22に示すように、CPU201、メモリ202、読取部204、表示部205、通信インターフェース206、入出力部207、及びアナログ−デジタル変換器208の一部または全てを含む。なお、CPU201、メモリ202、読取部204、表示部205、通信インターフェース206、入出力部207、及びアナログ−デジタル変換器208は、例えば、バス209を介して互いに接続されている。
尚、具体的には、実施形態1−4の鼻輪11は、CPU201、メモリ202、通信インターフェース206、入出力部207、及びアナログ−デジタル変換器208を含む。実施形態5及び変形例の鼻輪11は、通信インターフェース206及び入出力部207を含む。実施形態5及び変形例のサーバ21は、CPU201、メモリ202、読取部204、通信インターフェース206、入出力部207、及びアナログ−デジタル変換器208を含む。実施形態5の家畜センサ部25は、通信インターフェース206及び入出力部207を含む。実施形態1−5の表示端末12は、表示部205及び通信インターフェース206を含む。
CPU(Central Processing Unit)201は、メモリ202を利用して上述のフローチャートの手順を記述したプログラムを実行する。CPU201は、制御部15、推定部17の一部または全部の機能を提供する。
メモリ202は、例えば半導体メモリであり、RAM(Random Access Memory)領域およびROM(Read Only Memory)領域を含んで構成される。メモリ202は、記憶部16の一部または全部の機能を提供する。なお、メモリ202は、フラッシュメモリ等の半導体メモリを含んでもよいし、ハードディスクを含んでもよい。
読取部204は、CPU201の指示に従って着脱可能記録媒体203にアクセスする。着脱可能記録媒体203は、たとえば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)などにより実現される。
表示部205は、生体データの表示を行う。表示部205は、表示部20の一部または全部の機能を提供する。
通信インターフェース206は、ネットワークを介してデータを送受信する。通信インターフェース206は、第1の送信部18、第1の受信部19、第2の送信部22、第2の受信部23、及び第3の送信部27の一部または全部の機能を提供する。
入出力部207は、例えば、ユーザからの指示を受け付けるデバイスに相当する。入出力部207は、ユーザによりルックアップテーブル40を設定するときに使用される。また、入出力部207は、傾斜センサ13、生体センサ14、外部センサ24、本体傾斜センサ25からセンサデータが入力されるために用いられる。
アナログ−デジタル変換器208は、センサデータのアナログ値をデジタル値に変換する。アナログ−デジタル変換器208は、制御部15の一部または全部の機能を提供する。
実施形態を実現するための情報処理プログラムは、例えば、下記の形態で鼻輪11またはサーバ21に提供される。
(1)メモリ202に予めインストールされている。
(2)着脱可能記録媒体203により提供される。
(3)ネットワークを介して提供される。
(1)メモリ202に予めインストールされている。
(2)着脱可能記録媒体203により提供される。
(3)ネットワークを介して提供される。
尚、本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
尚、補正に用いる相関データのルックアップテーブル40や関数式については、家畜の種類、家畜の性別、家畜の年齢、家畜の鼻の大きさ、及び家畜の鼻中隔の厚さのうち1以上の要素ごとに設定されるかあるいは補正されるように設定されてもよい。例えば、ルックアップテーブル40または関数式の入力情報として、家畜の種類、家畜の性別、家畜の年齢、家畜の鼻の大きさ、及び家畜の鼻中隔の厚さのうち1以上の項目をさらに含めてもよい。また、サーバ21は、クラウドを構成するシステムの一部により実現されてもよい。
また、実施形態1〜5では、制御部15による傾斜センサ13、生体センサ14、及び本体傾斜センサ26からセンサデータを取得するタイミングを同期させる構成としたが、これに限定されない。すなわち、複数のセンサから同時刻に測定されたセンサデータを取得するためには、例えば、複数のセンサは、複数のセンサ間、または、複数のセンサとサーバ間で同期の取れたタイマを保持し、所定時刻毎に制御部15にセンサデータを送信する構成としてもよい。また、タイマの同期は、例えば、複数のセンサ間、または、複数のセンサとサーバ間でネットワークを介して、NTP(Network Time Protocol)などを用いる等の種々の方法で実現できる。
また、実施形態2−4についても、実施形態1の変形例のように、鼻輪11の機能の一部をサーバ21が実行する構成としてもよい。また、実施形態5のサーバ21の機能は鼻輪11が実行する構成としてもよい。
1 生体情報検出部
2 位置ずれ検出部
3 推定部
4 外部情報検出部
5 傾き検出部
10 生体センシングシステム
2 位置ずれ検出部
3 推定部
4 外部情報検出部
5 傾き検出部
10 生体センシングシステム
一態様の生体センシングシステムは、生体情報検出部、位置ずれ検出部、及び推定部を含む。生体情報検出部は、生物の鼻に取り付けられる鼻輪に設置され、生物の体温の情報を生体情報として検出する。位置ずれ検出部は、生体情報を検出したときの生物の鼻中隔からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する。推定部は、ずれ量に応じて、生体情報検出部により検出された生体情報から、最適な生体情報を推定する。
Claims (13)
- 生物の所定の第1の部位に設置され、該生物の生体情報を検出する生体情報検出部と、
前記生体情報を検出したときの前記第1の部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する位置ずれ検出部と、
前記ずれ量に応じて、前記生体情報検出部により検出された生体情報から、最適な生体情報を推定する推定部と、
を備える生体センシングシステム。 - 前記推定部は、前記ずれ量に応じて、前記生体情報の取捨選択を行い、該選択した生体情報を前記最適な生体情報として推定する
請求項1に記載の生体センシングシステム。 - 前記位置ずれ検出部は、重力加速度の変化を検出し、該重力加速度の変化に基づいて前記ずれ量を検出し、
前記推定部は、前記ずれ量が所定の閾値以下である場合、前記生体情報を最適な生体情報として推定する
請求項1または2に記載の生体センシングシステム。 - 前記推定部は、前記ずれ量に応じて、前記生体情報の補正を行い、該補正した生体情報を前記最適な生体情報として推定する
請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 前記生体センシングシステムは、複数の前記生体情報検出部を備え、
前記推定部は、前記複数の生体情報検出部により検出された複数の前記生体情報のうち、前記ずれ量に応じて、一つの前記生体情報を選択し、該選択した生体情報を前記最適な生体情報として推定する
請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 前記推定部は、前記選択した一つの前記生体情報を前記ずれ量に応じて補正し、該補正した生体情報を前記最適な生体情報として推定する
請求項5に記載の生体センシングシステム。 - 前記生体センシングシステムは、複数の前記生体情報検出部を備え、
前記推定部は、前記複数の生体情報検出部により検出された複数の前記生体情報と前記ずれ量とに基づいて、前記最適な生体情報を推定する
請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 前記生体センシングシステムは、さらに、前記生体情報を検出したときの前記生物の周囲に関する外部情報を検出する外部情報検出部を備え、
前記推定部は、前記外部情報検出部により検出された外部情報と前記ずれ量とに応じて、前記生体情報検出部により検出された生体情報を補正し、該補正した生体情報を前記最適な生体情報として推定する
請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 前記生体センシングシステムは、さらに、前記生体情報を検出したときの前記生物の周囲に関する外部情報を検出する外部情報検出部を備え、
前記推定部は、前記外部情報検出部により検出された外部情報と、前記ずれ量と、前記複数の生体情報検出部により検出された複数の生体情報と、に応じて、前記生物の生体情報を推定する
請求項7に記載の生体センシングシステム。 - 前記生体センシングシステムは、さらに、前記生物の第2の部位に設置され、前記第2の部位の重力方向に対する傾きを検出する傾き検出部を備え、
前記推定部は、前記第2の部位の重力方向に対する傾きに基づいて、前記ずれ量を補正する
請求項1〜9のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 前記推定部は、生物の種類、生物の性別、生物の年齢、生物の鼻の大きさ、生物の鼻中隔の厚さに応じて、前記生体情報検出部により検出された生体情報を補正する
請求項1〜10のうちいずれか1項に記載の生体センシングシステム。 - 生物の所定部位に設置され該生物の生体情報を検出する生体情報検出部により検出された前記生体情報を取得し、
前記生体情報を検出したときの前記所定部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する位置ずれ検出部により検出された前記ずれ量を取得し、
前記ずれ量に応じて、取得した前記生体情報から、最適な生体情報を推定する
生体センシング方法。 - プロセッサに、
生物の所定部位に設置され該生物の生体情報を検出する生体情報検出部により検出された前記生体情報を取得し、
前記生体情報を検出したときの前記所定部位からの生体情報検出部の位置のずれ量を検出する位置ずれ検出部により検出された前記ずれ量を取得し、
前記ずれ量に応じて、取得した前記生体情報から、最適な生体情報を推定する
処理を実行させる生体センシングプログラム。
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