JPWO2015056581A1 - 制御装置、制御方法、ケーブル、電子機器、及び、通信装置 - Google Patents

制御装置、制御方法、ケーブル、電子機器、及び、通信装置 Download PDF

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Abstract

本技術は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の所定のケーブルに接続される電子機器との接続の態様のバリエーションを増やすことができるようにする制御装置、制御方法、ケーブル、電子機器、及び、通信装置に関する。ベースバンドのベースバンド信号を、ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、ベースバンド信号を受信する電子機器が制御される。本技術は、例えば、USBケーブル等のバスパワーによる電源の供給が可能なケーブルが接続可能な電子機器に接続するケーブル等に適用することができる。

Description

本技術は、制御装置、制御方法、ケーブル、電子機器、及び、通信装置に関し、特に、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の所定のケーブルが接続可能な電子機器の接続の態様のバリエーションを増やすことができるようにする制御装置、制御方法、ケーブル、電子機器、及び、通信装置に関する。
例えば、USBケーブルが接続可能な電子機器には、USBホスト(となる電子機器)とUSBデバイス(となる電子機器)とがある。
USBケーブルで接続されるUSBホストとUSBデバイスとでは、USBホストが主導的に、USBホストとUSBデバイスとの間の通信を制御する。
USBは、バスパワー(ド)に対応しており、USBケーブルによれば、信号(データ)の他、USBホストからUSBデバイスに対して、電源を供給することができる。
但し、USBでは、1本のUSBケーブルによって、電源として供給することができる電流の上限が規定されている。そこで、消費電流がUSBの規定の上限を超えるUSBデバイスに対して、USBホストから、電源を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012-008716号公報
ところで、USBケーブル等の所定のケーブルが接続可能な電子機器については、接続の態様のバリエーションを増やすことが要請されている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電子機器の接続の態様のバリエーションを増やすことができるようにするものである。
本技術の制御装置は、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部を備える制御装置である。
本技術の制御方法は、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御するステップを含む制御方法である。
本技術のケーブルは、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部とを備え、バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な電子機器に接続されるように構成されたケーブルである。
本技術の電子機器は、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部とを備え、バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な前記電子機器である。
本技術の制御装置、制御方法、ケーブル、及び、電子機器においては、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器が制御される。
本技術の通信装置は、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記変調信号のパワーを検出し、前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する装置に、前記変調信号を送信する送信部と、前記変調信号の送信のオン及びオフを制御する制御部とを備える通信装置である。
本技術の他の制御方法は、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記変調信号のパワーを検出し、前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する装置への、前記変調信号の送信のオン及びオフを制御するステップを含む制御方法である。
本技術の通信装置、及び、他の制御方法においては、ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記変調信号のパワーを検出し、前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する装置への、前記変調信号の送信のオン及びオフが制御される。
なお、制御装置、及び、通信装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本技術によれば、電子機器の接続の態様のバリエーションを増やすことができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
電子機器どうしがUSBケーブルにより接続された通信システムの構成例を示す図である。 通信システムの動作を説明する図である。 ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送を行う通信システムの構成例を示す図である。 通信部53及び63の構成例を示すブロック図である。 送信部71及び受信部82の構成例を示す図である。 ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送において不具合が生じる場合の例を説明する図である。 本技術を適用した通信システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。 通信部111の構成例を示すブロック図である。 制御装置120の構成例を示すブロック図である。 制御装置120の動作の例を説明するフローチャートである。 信号パワー検出部121の構成例を示す図である。 制御部122によるUSBデバイス40の制御の例を説明する図である。 制御装置120の動作の例を説明するフローチャートである。 本技術を適用した通信システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。 本技術を適用した通信システムの第3実施の形態の構成例を示す図である。 通信部311の構成例を示すブロック図である。 制御装置320の構成例を示すブロック図である。 制御装置320の動作の例を説明するフローチャートである。
<電子機器どうしがUSBケーブルにより接続された通信システム>
図1は、電子機器どうしがUSBケーブルにより接続された通信システムの構成例を示す図である。
図1の通信システムでは、USBホスト10とUSBデバイス20とが、USBケーブル30により接続されている。
USBホスト10は、例えば、PC(Personal Computer)やディジタルカメラ等の、独自に(バスパワーによらずに)外部電源から電源の供給を受けるか、又は、内蔵するバッテリから電源の供給を受けて動作する、少なくとも、USBホストとなる機能を有する電子機器である。
USBホスト10は、USBケーブル30のUSBコネクタ(プラグ)31と接続可能なUSBコネクタ(ソケット)(レセプタクル)11を有し、図1では、USBコネクタ11に、USBコネクタ31が挿入されることで、USBコネクタ11と31とが接続(結合)されている。
USBデバイス20は、例えば、ディスクドライブ等の、バスパワーによる電源の供給を受けて動作する、少なくともUSBデバイスとなる機能を有する電子機器である。
USBデバイス20は、USBケーブル30のUSBコネクタ(プラグ)32と接続可能なUSBコネクタ(ソケット)(レセプタクル)21を有し、図1では、USBコネクタ21に、USBコネクタ32が挿入されることで、USBコネクタ21と32とが接続されている。
USBケーブル30は、USBの規格に準拠したケーブルであり、一端には、USBホスト10に接続されるUSBコネクタ31が設けられ、他端には、USBデバイス20に接続されるUSBコネクタ32が設けられている。
なお、USBデバイス20とUSBケーブル30とは、USBケーブル30のUSBコネクタ32側を、USBデバイス20に常時接続した形に、一体的に構成することができる。
図2は、図1の通信システムの動作を説明する図である。
USBデバイス20は、USBケーブル30を介して、USBホスト10と接続されていない状態では、電源がオフになっている。
USBデバイス20が、USBケーブル30を介して、USBホスト10と接続されると、USBホスト10から、USBケーブル30を介し、USBデバイス20に対して、バスパワーによる電源の供給が開始される。
バスパワーによる電源の供給が開始されると、USBデバイス20の電源はオンになり、その後、USBデバイス20では、電源のオンをトリガとして、USBホスト10との間で通信(データ伝送)を行うため、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理が開始される。
そして、初期化処理の終了後、USBデバイス20では、USBホスト10との間で、コネクションが確立され、データ伝送が開始される。
<ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送を行う通信システム>
図3は、ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送を行う通信システムの構成例を示す図である。
なお、図中、図1の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図3の通信システムは、USBホスト10を有する点で、図1の場合と共通する。
但し、図3の通信システムは、USBデバイス20に代えて、USBデバイス40が設けられるとともに、USBケーブル30に代えて、ミリ波ケーブル50及び60が設けられている点で、図1の場合と相違する。
ここで、ミリ波帯の(変調)信号とは、周波数が30ないし300GHz程度、つまり、波長が、1ないし10mm程度の信号である。ミリ波帯の信号によれば、周波数が高いことから、高速のデータレートでのデータ伝送が可能であり、小さなアンテナにより、自由空間を伝送路として、無線通信(ワイヤレス伝送)を行うことができる。また、ミリ波帯の信号によれば、メタリック線や、プラスチック等の誘電体を伝送路とする通信を行うことができる。
USBデバイス40は、例えば、ディジタルカメラやプリンタ等の、独自に外部電源から電源の供給を受けるか、又は、内蔵するバッテリから電源の供給を受けて動作する、少なくとも、USBデバイスとなる機能を有する電子機器である。
本実施の形態では、USBデバイス40は、電源回路42を有し、電源回路42は、外部電源から、USBデバイス40に適切な電圧の電源を生成して、USBデバイス40を構成する必要なブロック(図示せず)に供給する。
また、USBデバイス40は、図1のUSBデバイス20のUSBコネクタ21と同様のUSBコネクタ41を有する。
したがって、USBデバイス40については、図1のUSBデバイス20と同様に、USBコネクタ41に対して、USBケーブル30が接続可能である。USBホスト10と、USBデバイス40とが、USBケーブル30を介して接続された場合には、USBデバイス40は、USBホスト10からのバスパワーによる電源の供給を受けずに動作する。
図3の通信システムでは、USBデバイス40のUSBコネクタ41には、ミリ波ケーブル60のUSBコネクタ61が挿入されることにより接続されている。
ミリ波ケーブル50は、一端に、USBホスト10に接続されるUSBコネクタ51が設けられ、他端に、ミリ波コネクタ62と勘合するミリ波コネクタ52が設けられているケーブルである。
ミリ波ケーブル50において、USBコネクタ51、及び、USBコネクタ51とミリ波コネクタ52との間のライン(接続線)は、図1のUSBケーブル30のUSBコネクタ31、及び、USBコネクタ31と32との間のラインと、それぞれ同様に構成される。
ミリ波コネクタ52は、ミリ波帯の変調信号(RF(Radio Frequency)信号)による通信を行う通信部53を内蔵する。
通信部53は、USBホスト10から、USBコネクタ51のデータ伝送用の端子(例えば、USB2.0であれば、いわゆる+Dと-Dの端子であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の信号送信線の端子)を介して供給されるベースバンド信号(ベースバンドの信号)である差動信号を、ミリ波帯の変調信号に周波数変換して送信する。
また、通信部53は、ミリ波帯の変調信号を受信し、ベースバンド信号に周波数変換して、USBコネクタ51のデータ伝送用の端子(例えば、USB2.0であれば、+Dと-Dの端子であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の信号受信線の端子)を介して、USBホスト10に供給する。
ミリ波ケーブル60は、ミリ波ケーブル50と同様に構成される。
すなわち、ミリ波ケーブル60は、一端に、USBデバイス40に接続されるUSBコネクタ61が設けられ、他端に、ミリ波コネクタ52と勘合するミリ波コネクタ62が設けられているケーブルである。
ミリ波ケーブル60において、USBコネクタ61、及び、USBコネクタ61とミリ波コネクタ62との間のラインは、図1のUSBケーブル30のUSBコネクタ32、及び、USBコネクタ31と32との間のラインと、それぞれ同様に構成される。
ミリ波コネクタ62は、ミリ波帯の変調信号による通信を行う通信部63を内蔵する。
通信部63は、USBデバイス40から、USBコネクタ61のデータ伝送用の端子(例えば、USB2.0であれば、+Dと-Dの端子であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の(USBホスト10側から見て)信号受信線の端子)を介して供給されるベースバンド信号である差動信号(ベースバンドの差動信号)を、ミリ波帯の変調信号に周波数変換して送信する。
また、通信部63は、ミリ波帯の変調信号を受信し、ベースバンド信号に周波数変換して、USBコネクタ61のデータ伝送用の端子(例えば、USB2.0であれば、+Dと-Dの端子であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の(USBホスト10側から見て)信号送信線の端子)を介して、USBデバイス40に供給する。
なお、USBデバイス40とミリ波ケーブル60とは、ミリ波ケーブル60のUSBコネクタ61側を、USBデバイス40に常時接続した形に、一体的に構成することができる。
また、ミリ波ケーブル50及び60それぞれの長さとしては、例えば、10cmないし1m程度を採用することができる。
以上のように構成される図3の通信システムでは、USBコネクタ11と51、ミリ波コネクタ52と62、及び、USBコネクタ41と61のそれぞれが接続されると、USBホスト10とUSBデバイス40との間で、ミリ波ケーブル50及び60を介して、データ伝送が可能になる。
すなわち、USBホスト10が送信するデータとしてのベースバンド信号は、通信部53において、ミリ波の変調信号に周波数変換されて送信される。
通信部53が送信する変調信号は、通信部63で受信され、ベースバンド信号に周波数変換されて、USBデバイス40に供給される。
一方、USBデバイス40が送信するデータとしてのベースバンド信号は、通信部63において、ミリ波の変調信号に周波数変換されて送信される。
通信部63が送信する変調信号は、通信部53で受信され、ベースバンド信号に周波数変換されて、USBホスト10に供給される。
以上のように、図3の通信システムでは、USBホスト10とUSBデバイス40との間でのデータ伝送が、ミリ波の変調信号を介して行われるので、電子機器であるUSBホスト10とUSBデバイス40とを、USBケーブル30ではなく、ミリ波ケーブル50及び60で接続することができ、電子機器どうしの接続の態様のバリエーションを増やすことができる。
ここで、図3の通信システムにおいて、ミリ波の変調信号の送受信が行われる通信部53及び63を内蔵するミリ波コネクタ52及び62は、プラスチック等の誘電体やその他の非金属で構成することができる。
したがって、ミリ波コネクタ52及び62によれば、金属で構成されるコネクタに比較して、防水や防塵の対応が容易になり、挿抜による接点の劣化を考慮せずに済み、さらに、デザインの自由度を高くすることができる。
なお、ミリ波コネクタ52及び62は、非金属ではなく、金属で構成することができる。
また、図3では、通信部53が、ミリ波コネクタ52に内蔵されているが、通信部53は、その他、例えば、USBコネクタ51に内蔵させることができる。
通信部53を、USBコネクタ51に内蔵させる場合には、ミリ波ケーブル50のUSBコネクタ51とミリ波コネクタ52との間を、ミリ波の伝送路となるように構成すること(例えば、誘電率が異なる誘電体によって、ミリ波を導く伝送路を形成すること等)が必要である。
同様に、通信部63は、ミリ波コネクタ62ではなく、USBコネクタ61に内蔵させることができる。通信部63を、USBコネクタ61に内蔵させる場合には、やはり、ミリ波ケーブル60のUSBコネクタ61とミリ波コネクタ62との間を、ミリ波の伝送路となるように構成することが必要である。
ここで、ミリ波コネクタ52及び62は、上述のように、金属、及び、非金属のいずれによっても構成することができるが、非金属で構成する方が、金属で構成するよりも、メリットが大きい。
そこで、ミリ波コネクタ52及び62を、非金属で構成することとすると、図1のUSBケーブル30で、USBホスト10とUSBデバイス20とを接続する場合に行うことが可能なバスパワーによる電源の供給を行うことが困難となる。
そのため、図3のように、ミリ波ケーブル50及び60で、USBホスト10とUSBデバイス40とを接続する場合には、USBデバイス40として、例えば、バスパワーによる電源の供給を受けるのではなく、独自に外部電源から電源の供給を受けるか、又は、内蔵するバッテリから電源の供給を受けて動作する電子機器を採用することとする。
以上のように、USBデバイス40は、独自に外部電源から電源の供給を受けるか、又は、内蔵するバッテリから電源の供給を受けて動作するので、バスパワーによる電源の供給を受けて動作する図1のUSBデバイス20と異なり、USBデバイス40の電源の状態は、USBホスト10との接続に影響を受けず、USBホスト10と接続され、又は、その接続が解除されても、オン又はオフのままになる。
なお、本実施の形態では、USBデバイス40の電源は、例えば、オンになっていることとする。
<通信部53及び63の構成例>
図4は、図3の通信部53及び63の構成例を示すブロック図である。
通信部53は、送信部71及び受信部72を有する。
送信部71は、例えば、ミリ波帯の信号をキャリアとして用いる搬送波通信方式で、信号(データ)を送信する。すなわち、送信部71は、ベースバンドの信号であるベースバンド信号を、ミリ波帯の変調信号に周波数変換して送信する。
受信部72は、搬送波通信方式で送信されてくるミリ波帯の変調信号を受信し、ベースバンド信号に周波数変換して出力する。
通信部63は、送信部81及び受信部82を有する。
送信部81は、例えば、送信部71と同一の周波数帯、又は、送信部71と異なる周波数帯のミリ波の信号をキャリアとして用いる搬送波通信方式で、信号を送信する。すなわち、送信部81は、ベースバンド信号を、ミリ波帯の変調信号に周波数変換して送信する。
受信部82は、受信部72と同様に、搬送波通信方式で送信されてくるミリ波帯の変調信号を受信し、ベースバンド信号に周波数変換して出力する。
以上のように、通信部53が、送信部71及び受信部72を有するとともに、通信部63が、送信部81及び受信部82を有するので、通信部53と63との間では、双方向の通信を行うことができる。
なお、送信部71及び81において、同一の周波数帯のミリ波の信号をキャリアとして用いる場合には、通信部53と63との間では、半二重の通信を行うことができる。但し、送信部71及び81において、同一の周波数帯のミリ波の信号をキャリアとして用いる場合であっても、送信部71及び81のアイソレーションをとることにより、全二重の通信を行うことができる。また、送信部71及び81において、異なる周波数帯のミリ波の信号をキャリアとして用いる場合には、通信部53と63との間では、全二重の通信を行うことができる。
図5は、図4の送信部71及び受信部82の構成例を示す図である。
なお、図4の送信部81は、送信部71と同様に構成され、図4の受信部72は、受信部82と同様に構成される。
送信部71は、アンプ91、発振器92、ミキサ93、アンプ94を有する。
アンプ91には、USBホスト10から、ベースバンド信号である差動信号(例えば、USB2.0であれば、+Dと-Dの信号であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の信号送信線の信号)が供給される。
アンプ91は、差動信号を必要に応じて増幅し、ミキサ93に供給する。
発振器92は、発振によって、例えば、56GHz等のミリ波帯のキャリアを発生し、ミキサ93に供給する。
ここで、56GHz等のミリ波帯のキャリアによれば、例えば、最大で、11Gbpsのデータレートの差動信号を送信することができる。例えば、USB3.0では、最大のデータレートが、5Gbps(Giga bit per second)であるので、56GHz等のミリ波帯のキャリアによれば、USB3.0のデータ(差動信号)を、問題なく送信することができる。
ミキサ93は、アンプ91からの差動信号と、発振器92からのキャリアとをミキシング(乗算)することにより、差動信号を、発振器92からのキャリアによって周波数変換し、その結果得られる、ミリ波帯の、例えば、振幅変調(ASK(Amplitude Shift Keying))の変調信号を、アンプ94に供給する。
アンプ94は、ミキサ93からの変調信号を必要に応じて増幅し、図示せぬミリ波の伝送路上に送信する。
受信部82は、アンプ101、ミキサ102、及び、アンプ103を有する。
アンプ101は、送信部71から送信されてくるミリ波帯の変調信号を受信し、必要に応じて増幅して、ミキサ102に供給する。
ミキサ102は、アンプ101から供給されるミリ波帯の変調信号どうしをミキシングする(変調信号を自乗する)自乗検波を行うことで、アンプ101からのミリ波帯の変調信号を、ベースバンド信号である差動信号に周波数変換し、アンプ103に供給する。
アンプ103は、ミキサ102からの差動信号を、必要に応じて増幅し、USBの差動信号(例えば、USB2.0であれば、+Dと-Dの信号であり、例えば、USB3.0であれば、USB3.0用の+と-の信号送信線の信号)として、USBデバイス40に供給する。
なお、図5では、受信部82において、自乗検波によって、ミリ波帯の変調信号をベースバンド信号に周波数変換することとしたが、受信部82では、その他、例えば、キャリアを再生して、そのキャリアを変調信号とミキシングする同期検波等の、自乗検波以外の検波によって、変調信号をベースバンド信号に周波数変換することができる。
<ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送において不具合が生じる場合>
図6は、ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送において不具合が生じる場合の例を説明する図である。
図3で説明したように、USBデバイス40の電源は、オンになっており、その電源のオン及びオフは、USBホスト10との接続に影響を受けない。
一方、USBデバイスでは、バスパワーによる電源によって動作するUSBデバイス20のように、電源のオンをトリガとして、USBホスト10との間で通信(データ伝送)を行うために、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理が開始されることが多い。
いま、USBデバイス40が、USBデバイス20と同様に、電源のオンをトリガとして、初期化処理(例えば、パワーオンリセットを含む処理)を行うこととすると、図3に示したように、USBホスト10とUSBデバイス40とを、ミリ波ケーブル50及び60を介して接続することにより、ミリ波帯の変調信号によるデータ伝送を行う場合に、そのミリ波帯の変調信号によるデータ伝送において不具合が生じることがある。
すなわち、図3に示したように、ミリ波ケーブル50及び60を介して接続されているUSBホスト10とUSBデバイス40との接続を、例えば、図6に示すように、ミリ波コネクタ52と62との接続を解除することにより遮断(切断)しても、USBデバイス40の電源は、オフにならず、オンのままになる。
その後、再び、ミリ波コネクタ52と62と接続することにより、USBホスト10とUSBデバイス40とを、ミリ波ケーブル50及び60を介して接続した場合、USBデバイス40の電源は、オンのままであり、そのため、USBデバイス40において、初期化処理は開始されない。
初期化処理は、USBデバイス40が、USBホスト10とのコネクションの確立が可能な状態になるための処理(を含む処理)であるため、USBデバイス40において、初期化処理が行われないと、USBデバイス40は、コネクションの確立が可能な状態にならない。
したがって、USBホスト10とUSBデバイス40とが、ミリ波ケーブル50及び60を介して接続されても、USBホスト10とUSBデバイス40との間で、コネクションを確立することができず、その結果、データ伝送を行うことができないという不具合が生じることがある。
そこで、本技術では、電子機器の接続の態様のバリエーションを増やしつつ、データ伝送を行うことができないという不具合が生じることを防止する。
<本技術を適用した通信システムの第1実施の形態>
図7は、本技術を適用した通信システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。
なお、図中、図3の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図7の通信システムは、USBホスト10、USBデバイス40、及び、ミリ波ケーブル50を有する点で、図3の場合と共通する。
但し、図7の通信システムは、ミリ波ケーブル60に代えて、ミリ波ケーブル110が設けられている点で、図3の場合と相違する。
ミリ波ケーブル110は、USBコネクタ61、及び、ミリ波コネクタ62を有する点で、図3のミリ波ケーブル60と共通する。
但し、ミリ波ケーブル110は、ミリ波コネクタ62が、通信部63に代えて、通信部111を内蔵する点で、図3のミリ波ケーブル60と相違する。
なお、図3の場合と同様に、USBデバイス40とミリ波ケーブル110とは、ミリ波ケーブル110のUSBコネクタ61側を、USBデバイス40に常時接続した形に、一体的に構成することができる。
さらに、図3の場合と同様に、通信部111は、ミリ波コネクタ62ではなく、USBコネクタ61に内蔵させることができる。
<通信部111の構成例>
図8は、図7の通信部111の構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図4の通信部63と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図8の通信部111は、送信部81及び受信部82を有する点で、図4の通信部63と共通する。
但し、図8の通信部111は、制御装置120が新たに設けられている点で、図4の通信部63と相違する。
制御装置120は、受信部82で受信された変調信号のパワーを検出し、そのパワーの検出結果に基づいて、初期化処理を開始するように、ベースバンド信号である差動信号を受信する電子機器としてのUSBデバイス40を制御する。
<制御装置120の構成例>
図9は、図8の制御装置120の構成例を示すブロック図である。
制御装置120は、信号パワー検出部121と制御部122とを有する。
信号パワー検出部121は、受信部82を監視し、受信部82で受信された変調信号のパワーを検出して、そのパワーの検出結果を、制御部122に供給する。
制御部122は、信号パワー検出部121からの変調信号のパワーの検出結果に基づき、初期化処理を開始するように、USBコネクタ61及び41を介して、USBデバイス40を制御する。
図10は、図9の制御装置120の動作の例を説明するフローチャートである。
ステップS11において、信号パワー検出部121は、受信部82を監視し、受信部82で受信された変調信号のパワーを検出し、そのパワーの検出結果を、制御部122に供給して、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、制御部122は、信号パワー検出部121からの変調信号のパワーの検出結果に基づき、初期化処理を開始するように、USBデバイス40を制御する。
すなわち、例えば、変調信号のパワーが所定の閾値以上であり、したがって、USBホスト10とUSBデバイス40とが、ミリ波ケーブル50及び110を介して接続され、USBホスト10からUSBデバイス40に対して、データ伝送が行われていると認められる場合、制御部122は、初期化処理を開始するように、USBデバイス40を制御する。
そして、処理は、ステップS12からステップS11に戻り、以下、ステップS11及び12の処理が繰り返される。
<信号パワー検出部121の構成例>
図11は、図9の信号パワー検出部121の構成例を示す図である。
図11において、信号パワー検出部121は、抵抗R1及びR2、コンデンサC1及びC2、並びに、検出部131を有する。
抵抗R1の一端は、アンプ103の差動信号を出力する2つの端子のうちの、差動信号の一方の信号である非反転信号を出力する端子に接続され、他端は、コンデンサC1の一端に接続されている。コンデンサC1の他端は、電源Vdに接続されている。
抵抗R2の一端は、アンプ103の差動信号を出力する2つの端子のうちの、差動信号の他方の信号である反転信号を出力する端子に接続され、他端は、コンデンサC2の一端に接続されている。コンデンサC2の他端は、電源Vsに接続されている。
ここで、差動信号である反転信号と非反転信号とは、理想的には、それらの反転信号と非反転信号との加算値が0になる信号である。
また、電源Vdは、例えば、電圧が+v(>0)の電源で、電源Vsは、例えば、電源Vdの電圧が-vの電源である。
検出部131には、抵抗R1とコンデンサC1との接続点の電圧V1と、抵抗R2とコンデンサC2との接続点の電圧V2とが供給される。
ここで、抵抗R1とコンデンサC1との接続点には、差動信号のうちの非反転信号のDCオフセットが現れ、抵抗R2とコンデンサC2との接続点には、差動信号のうちの反転信号のDCオフセットが現れる。
したがって、電圧V1は、非反転信号のDCオフセットであり、電圧V2は、反転信号のDCオフセットである。
検出部131は、電圧V1とV2との差分V1-V2を、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出する。
ここで、受信部82において変調信号が受信されていない場合には、すなわち、変調信号のパワーが0(又は0とみなせる値)である場合には、非反転信号及び反転信号のDCオフセットは、(ほぼ)0となる。
一方、ミリ波コネクタ52と62とが接続され、USBホスト10からUSBデバイス40に変調信号が送信されてきた場合には、非反転信号及び反転信号のDCオフセットV1及びV2は、変調信号のパワーに対応する大きさになる。
そこで、検出部131では、差動信号である非反転信号及び反転信号のDCオフセット(電圧)V1及びV2を、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出する。
ここで、例えば、非反転信号のDCオフセットV1が、+a(>0)であるとすると、反転信号のDCオフセットV2は、理想的には、-aになる。すなわち、非反転信号のDCオフセットV1と、反転信号のDCオフセットV2とは、理想的には、大きさが同一で、符号が反転した値になる。
したがって、検出部131では、非反転信号のDCオフセットV1、及び、反転信号のDCオフセットV2のうちのいずれか一方だけを、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出することができる。
但し、検出部131において、上述したように、電圧V1とV2との差分V1-V2を、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出することにより、DCオフセットV1及びV2のうちのいずれか一方だけを、変調信号のパワーとして検出する場合に比較して、変調信号のパワーの検出の感度を改善することができる。
なお、図11では、信号パワー検出部121において、受信部82のアンプ103の出力を用いて、受信部82で受信された変調信号のパワーを検出することとしたが、信号パワー検出部121では、その他、例えば、ミキサ102の出力や、アンプ101の出力を用いて、受信部82で受信された変調信号のパワーを検出することができる。
図12は、図9の制御部122によるUSBデバイス40の制御の例を説明する図である。
制御部122は、信号パワー検出部121からの変調信号のパワーの検出結果に基づき、初期化処理を開始するように、USBコネクタ61及び41を介して、USBデバイス40を制御する。
ここで、図6で説明したように、USBデバイス40は、USBデバイス20と同様に、電源のオンをトリガとして、初期化処理を行うようになっている。
そこで、制御部122は、変調信号のパワーが所定の閾値以上であり、したがって、ミリ波コネクタ52と62とが接続され、USBホスト10からUSBデバイス40に変調信号が送信されてきたと認識(判定)される場合には、USBデバイス40の電源を(オフから)オンにさせることにより、初期化処理を開始するように、USBデバイス40を制御する。
また、USBデバイス40の電源がオンになっている場合において、変調信号のパワーが所定の閾値以下であり、したがって、ミリ波コネクタ52と62との接続が解除され、USBデバイス40において、USBホスト10からの変調信号を受信することができないと認識(判定)される場合には、制御部122は、USBデバイス40の電源をオフにするように、USBデバイス40を制御する。
そして、USBデバイス40の電源がオフになっている場合において、変調信号のパワーが所定の閾値以上になった場合には、上述したように、制御部122は、USBデバイス40の電源をオンにさせることにより、初期化処理を開始するように、USBデバイス40を制御する。
ここで、制御部122において、USBデバイス40の電源をオンにするときの第1の閾値を、オン閾値THONというとともに、オフにするときの第2の閾値を、オフ閾値THOFFということとする。
いま、オン閾値THON及びオフ閾値THOFFとして、同一の所定の閾値を採用すると、変調信号のパワーが、所定の閾値付近の値である場合に、USBデバイス40の電源のオンとオフとの切り替えが、頻繁に生じることがある。
そこで、オン閾値THONとオフ閾値THOFFとしては、図12に示すように、式THON>THOFFの関係がある異なる値を採用し、制御部122によるUSBデバイス40の電源の制御に、いわゆるヒステリシスを持たせることができる。
この場合、変調信号のパワーが、オン閾値THON以上となると、USBデバイス40の電源がオンにされるが、USBデバイス40の電源がオンであるときには、変調信号のパワーが、オン閾値THON以下になっても、USBデバイス40の電源は、オフにされない。
USBデバイス40の電源がオンであるときには、変調信号のパワーが、オン閾値THONよりも小さいオフ閾値THOFF以下になると、USBデバイス40の電源がオフにされる。
そして、USBデバイス40の電源がオフであるときには、変調信号のパワーが、オフ閾値THOFF以上になっても、USBデバイス40の電源は、オンにされない。
USBデバイス40の電源がオフであるときには、変調信号のパワーが、オフ閾値THOFFよりも大きい閾値THON以上になると、USBデバイス40の電源がオンにされる。
以上のように、制御部122によるUSBデバイス40の電源の制御に、ヒステリシスを持たせることにより、USBデバイス40の電源のオンとオフとの切り替えが、頻繁に生じることを防止することができる。
図13は、信号パワー検出部121が図11に示したように構成される場合の制御装置120の動作の例を説明するフローチャートである。
なお、図13のフローチャートに従った動作の開始前においては、USBデバイス40の電源は、オフになっていることとする。
ステップS21において、信号パワー検出部121は、受信部82が出力する、ミリ波帯の変調信号を周波数変換したベースバンド信号としての差動信号の非反転信号のDCオフセットV1と、差動信号の反転信号のDCオフセットV2との差分V1-V2を、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出して、制御部122に供給し、処理は、ステップS22に進む。
ステップS22では、制御部122は、信号パワー検出部121からの変調信号のパワー(以下、信号パワーともいう)が、オン閾値THON以上であるかどうかを判定する。
ステップS22において、信号パワーがオン閾値THON以上でないと判定された場合、すなわち、ミリ波コネクタ52と62とが接続されておらず、USBホスト10からUSBデバイス40に変調信号が送信されてきていない場合、処理は、ステップS21に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS22において、信号パワーがオン閾値THON以上であると判定された場合、すなわち、ミリ波コネクタ52と62とが接続され、USBホスト10からUSBデバイス40に変調信号が送信されてきた場合、処理は、ステップS23に進み、制御部122は、USBデバイス40の電源をオンにするように、USBデバイス40を制御する。
USBデバイス40では、制御部122の制御に従い、電源がオンにされ、その電源のオンをトリガとして、初期化処理が行われる。初期化処理によって、USBデバイス40は、(USBの)コネクションの確立が可能な状態になり、USBホスト10との間で、コネクションを確立して、データ伝送が可能になる。
その後、処理は、ステップS23からステップS24に進み、信号パワー検出部121は、ステップS21と同様に、差動信号の非反転信号のDCオフセットV1と、差動信号の反転信号のDCオフセットV2との差分V1-V2を、受信部82で受信された変調信号のパワーとして検出して、制御部122に供給し、処理は、ステップS25に進む。
ステップS25では、制御部122は、信号パワー検出部121からの変調信号のパワー(信号パワー)が、オフ閾値THOFF以下であるかどうかを判定する。
ステップS25において、信号パワーがオフ閾値THOFF以下でないと判定された場合、すなわち、例えば、ミリ波コネクタ52と62との接続が解除されておらず、USBデバイス40において、USBホスト10からの変調信号を受信することができる場合、処理は、ステップS24に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS25において、信号パワーがオフ閾値THOFF以下であると判定された場合、すなわち、例えば、ミリ波コネクタ52と62との接続が解除され、USBデバイス40において、USBホスト10からの変調信号を受信することができない場合、処理は、ステップS26に進み、制御部122は、USBデバイス40の電源をオフにするように、USBデバイス40を制御する。
USBデバイス40では、制御部122の制御に従い、電源がオフにされる。そして、処理は、ステップS26からステップS21に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、制御装置120では、ミリ波帯の変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、USBデバイス40を制御するので、USBデバイス40において、初期化処理が行われず、その結果、USBデバイス40が、コネクションの確立が可能な状態にならないことに起因して、ミリ波帯の変調信号を利用したデータ伝送を行うことができなくなることを防止することができる。
また、制御装置120では、ミリ波帯の変調信号のパワーの検出結果に基づいて、電源をオン又はオフにするように、USBデバイス40を制御することができる。
上述したように、USBデバイス40が、電源のオンをトリガとして、初期化処理を行う場合には、ミリ波帯の変調信号のパワーの検出結果に基づいて、USBデバイス40の電源のオン及びオフを制御することで、USBデバイス40に、初期化処理を開始させることができる。
また、ミリ波帯の変調信号のパワーの検出結果に基づいて、電源をオン又はオフにするように、USBデバイス40を制御する場合には、ユーザが、ミリ波コネクタ52と62とを接続することや、その接続を解除することで、USBデバイス40の電源をオン/オフすることができる。
したがって、ミリ波帯の変調信号のパワーの検出結果に基づいて、電源をオン又はオフにするように、USBデバイス40を制御する場合には、例えば、USBデバイス40がハングアップしたとき等に、ユーザが、ミリ波コネクタ52と62との接続を解除し、再び、ミリ波コネクタ52と62とを接続することで、USBデバイス40の電源が一旦オフにされた後、オンにされ、パワーオンリセットの処理が行われることにより、USBデバイス40を、ハングアップの状態から、正常な状態に回復させることが可能になる。
また、ユーザが、ミリ波コネクタ52と62との接続を解除することで、USBデバイス40の電源をオフにすることができるので、ミリ波コネクタ52と62とが接続されていない場合、すなわち、USBホスト10とUSBデバイス40とが接続されていない場合の、USBデバイス40の電力消費を抑制することができる。
ここで、制御装置120(の制御部122)において、USBデバイス40の電源のオン及びオフの制御は、USBデバイス40が、例えば、USB3.0に準拠している場合には、例えば、USB2.0のデータ伝送用の+Dと-Dの信号がやりとりされる信号線を介して行うことができる。
<本技術を適用した通信システムの第2実施の形態>
図14は、本技術を適用した通信システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。
なお、図中、図7の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図14の通信システムでは、USBホスト210とUSBデバイス220とが、ミリ波伝送用ケーブル230により接続されている。
USBホスト210は、USBホスト10と同様のUSBホストとなる機能を有する電子機器であり、USBインターフェース211及びミリ波コネクタ212を有する。
USBインターフェース211は、USBによるデータ伝送を制御するインターフェースであり、ミリ波コネクタ212に接続されている。
ミリ波コネクタ212は、通信部53を内蔵し、ミリ波コネクタ52(図3)(図7)と同様に構成される。
USBデバイス220は、USBデバイス40と同様のUSBデバイスとなる機能を有する電子機器であり、USBインターフェース221及びミリ波コネクタ222を有する。
USBインターフェース221は、USBによるデータ伝送を制御するインターフェースであり、ミリ波コネクタ222に接続されている。
ミリ波コネクタ222は、通信部111を内蔵し、ミリ波コネクタ62(図7)と同様に構成される。
なお、USBデバイス220は、USBデバイス40が有する電源回路42と同様の電源回路を有するが、その電源回路の図示は、省略してある。
ミリ波伝送用ケーブル230は、一端に、USBホスト210のミリ波コネクタ212と勘合するミリ波コネクタ231が設けられ、他端に、USBデバイス220のミリ波コネクタ222と勘合するミリ波コネクタ232が設けられている、ミリ波の伝送路となるケーブルである。
図14では、USBホスト210のミリ波コネクタ212に、ミリ波伝送用ケーブル230のミリ波コネクタ231が接続されるとともに、USBデバイス220のミリ波コネクタ222に、ミリ波伝送用ケーブル230のミリ波コネクタ232が接続されることによって、USBホスト210と、USBデバイス220とが、ミリ波伝送用ケーブル230を介して接続されている。
そして、通信部212と222との間で、ミリ波伝送用ケーブル230を介して、ミリ波帯の変調信号がやりとりされることで、USBホスト210のUSBインターフェース211と、USBデバイス220のUSBインターフェース221との間で、USBによるデータ伝送が行われる。
図14では、ミリ波コネクタ212,222,231、及び、232は、ミリ波コネクタ52及び62(図3)(図7)と同様に、非金属で構成することができ、この場合、金属で構成されるコネクタに比較して、防水や防塵の対応が容易になり、挿抜による接点の劣化を考慮せずに済み、さらに、デザインの自由度を高くすることができる。
ここで、図7の通信システムでは、USBホスト10とUSBデバイス40との間で、データ伝送を行うのに、2本のミリ波ケーブル50及び60で、USBホスト10とUSBデバイス40とを接続する必要がある。
但し、図7の通信システムでは、図14の場合のように、USBホスト10やUSBデバイス40に、ミリ波コネクタ212や222のようなミリ波コネクタを設ける必要がない。
一方、図14の通信システムでは、USBホスト210に、ミリ波コネクタ212を設けるとともに、USBデバイス220に、ミリ波コネクタ222を設ける必要がある。
但し、図14の通信システムでは、USBホスト210とUSBデバイス220との間で、データ伝送を行うのに、1本のミリ波伝送用ケーブル230で、USBホスト210とUSBデバイス220とを接続することができる。
さらに、図14の通信システムでは、USBホスト210とミリ波伝送用ケーブル230との接続部分、及び、USBデバイス220とミリ波伝送用ケーブル230との接続部分の両方で、防水や防塵の対応が容易になる等のメリットを享受することができる。
<本技術を適用した通信システムの第3実施の形態>
図15は、本技術を適用した通信システムの第3実施の形態の構成例を示す図である。
なお、図中、図7の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図15の通信システムは、USBホスト10、USBデバイス40、及び、ミリ波ケーブル110を有する点で、図7の場合と共通する。
但し、図15の通信システムは、ミリ波ケーブル50に代えて、ミリ波ケーブル310が設けられている点で、図7の場合と相違する。
ミリ波ケーブル310は、USBコネクタ51、及び、ミリ波コネクタ52を有する点で、図7のミリ波ケーブル50と共通する。
但し、ミリ波ケーブル310は、ミリ波コネクタ52が、通信部53に代えて、通信部311を内蔵する点で、図7のミリ波ケーブル50と相違する。
なお、図3の通信部53の場合と同様に、ミリ波ケーブル310のUSBコネクタ51とミリ波コネクタ52との間を、ミリ波の伝送路となるように構成し、通信部311を、ミリ波コネクタ52ではなく、USBコネクタ51に内蔵させることができる。
<通信部311の構成例>
図16は、図15の通信部311の構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図8の通信部53と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図16の通信部311は、送信部71及び受信部72を有する点で、図8の通信部53と共通する。
但し、図16の通信部311は、制御装置320が新たに設けられている点で、図8の通信部53と相違する。
制御装置320は、送信部71による変調信号の送信のオン及びオフを制御する。
<制御装置320の構成例>
図17は、図16の制御装置320の構成例を示すブロック図である。
制御装置320は、判定部321と制御部322とを有する。
判定部321は、変調信号の送信をオン/オフにする所定のイベント(以下、オン/オフイベントともいう)が発生したかどうかを判定し、その判定結果を、制御部322に供給する。
制御部322は、判定部321からの判定結果に基づき、オン/オフイベントをトリガとして、送信部73の、例えば、アンプ94を制御することにより、そのアンプ94による変調信号の送信をオン又はオフにする。
図18は、図17の制御装置320の動作の例を説明するフローチャートである。
ステップS31において、判定部321は、変調信号の送信をオンにすべき所定のイベントであるオンイベントが発生したかどうかを判定する。
ステップS31において、オンイベントが発生したと判定された場合、処理は、ステップS32に進み、制御部322は、アンプ94を制御することにより、そのアンプ94による変調信号の送信をオンにして、処理は、ステップS33に進む。
また、ステップS31において、オンイベントが発生していないと判定された場合、処理は、ステップS32をスキップして、ステップS33に進む。
ステップS33では、判定部321は、変調信号の送信をオフにすべき所定のイベントであるオフイベントが発生したかどうかを判定する。
ステップS33において、オフイベントが発生したと判定された場合、処理は、ステップS34に進み、制御部322は、アンプ94を制御することにより、そのアンプ94による変調信号の送信をオフにして、処理は、ステップS31に戻る。
また、ステップS33において、オフイベントが発生していないと判定された場合、処理は、ステップS34をスキップして、ステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、通信部311(図16)では、オン/オフイベントをトリガとして、変調信号の送信がオン/オフされる。したがって、通信部311側、ひいては、USBホスト10側から、USBデバイス40の電源のオン/オフや、初期化処理の実行を制御することができる。
すなわち、USBホスト10側の通信部311からの変調信号を受信するUSBデバイス40側の通信部111(図8)(図16)では、例えば、図13で説明したように、変調信号の信号パワーがオン閾値THON以上である場合には、USBデバイス40の電源がオンにされて、初期化処理が開始され、変調信号の信号パワーがオフ閾値THOFF以下である場合に、USBデバイス40の電源がオフにされる。
したがって、そのような通信部111に変調信号を送信するUSBホスト10側の通信部311において、変調信号の送信をオン/オフすることで、ミリ波ケーブル110や310を抜き差しすることなく、USBホスト10側から、USBデバイス40の電源のオン/オフや、初期化処理の実行を制御することができる。
なお、オフトリガとしては、例えば、USBデバイス40側の通信部111(の送信部81(図16))から変調信号が、所定の期間以上送信されてこないこと、すなわち、USBホスト10側の通信部311(の受信部72)において、USBデバイス40側の通信部111からの変調信号を、所定の期間以上受信することができないことを採用することができる。
この場合、例えば、USBホスト10とUSBデバイス40とが接続されていないときに、USBホスト10側の通信部311による変調信号の送信がオフにされ、その結果、通信部311から変調信号が送信され続けることによる電力消費を抑制することができる。
また、USBホスト10側の通信部311において、USBデバイス40側の通信部111から、変調信号が、所定の期間以上送信されてこないことをオフトリガとして、通信部311による変調信号の送信をオフにする場合には、変調信号の送信をオフにした後、再度、変調信号の送信をオンにして、USBデバイス40側の通信部111から、変調信号が、所定の期間以上送信されてこないオフトリガが発生するかどうかを確認することができる。
USBホスト10側の通信部311において、変調信号の送信をオフにし、その後、オンにした場合には、USBデバイス40側の通信部111では、その通信部111で受信される変調信号の信号パワーがオフ閾値THOFF以下となって、USBデバイス40の電源がオフにされ、その後、変調信号の信号パワーがオン閾値THON以上となって、USBデバイス40の電源がオンにされる。
すなわち、USBデバイス40の電源がオフにされ、その後、オンにされる。
その結果、USBデバイス40では、パワーオンリセット等の初期化のシーケンスが実行される。
したがって、USBデバイス40が、何らかの原因でハングアップ状態にあり、そのために、USBデバイス40側の通信部111からUSBホスト10側の通信部311に、変調信号が、所定の期間以上送信されてこない場合に、USBデバイス40に初期化のシーケンスを実行させることができ、これにより、USBデバイス40を、ハングアップ状態から正常な状態に復帰(回復)させることができる。
また、オントリガ及びオフトリガとしては、例えば、USBホスト10に対するユーザの操作を採用することができる。
オントリガ及びオフトリガとしては、ユーザの操作を採用する場合には、ユーザが、USBホスト10を操作することにより、USBデバイス40の電源のオンオフを制御することができる。
さらに、オントリガとしては、例えば、USBホスト10が、USBデバイス40に送信すべきデータがあることや、USBホスト10が、USBデバイス40から受信すべきデータがあることを採用することができる。
また、オフトリガとしては、例えば、USBホスト10が、USBデバイス40に送信すべきデータがなく、かつ、USBホスト10が、USBデバイス40から受信すべきデータもないことを採用することができる。
この場合、USBホスト10が送受信すべきデータがないときに、通信部311から変調信号が送信され続けることによる電力消費を抑制することができる。
その他、オントリガ及びオフトリガとしては、例えば、USBホスト10で実行されるアプリ−ケーションからの指示等を採用することができる。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、変調信号として、ミリ波帯の信号を採用したが、変調信号としては、ミリ波よりも低い、又は、高い周波数帯の信号を採用することができる。
また、本実施の形態では、本技術を、USBケーブルが接続可能な電子機器(により構成される通信システム)に適用した場合について説明したが、本技術は、USBケーブルの他、例えば、eSATAp(external Serial Advanced Technology Attachment power)等の、バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な電子機器や、その他の任意の電子機器に適用することができる。
さらに、図7では、通信部111を、ミリ波コネクタ62、又は、USBコネクタ61に内蔵させることとしたが、通信部111は、ミリ波ケーブル110の任意の位置に内蔵させることができる。通信部53についても、同様である。
また、本実施の形態では、USBデバイス40が、電源のオンをトリガとして、初期化処理を開始することを前提としたが、外部からUSBコネクタ41(図7)を介して、USBデバイス40に初期化処理を開始させることができる場合には、制御装置120(の制御部122)では、変調信号のパワーに基づいて、USBデバイス40の電源のオン及びオフを制御するのではなく、初期化処理を開始させる制御を行うことができる。
この場合、図13のフローチャートのステップS23では、USBデバイス40の電源をオンにさせる必要はなく(但し、USBデバイス40の電源がオフになっている場合を除く)、ステップS26において、USBデバイス40の電源をオフにさせる必要もない。
さらに、図7では、ミリ波ケーブル60(のミリ波コネクタ62)に、制御装置120を内蔵させることとしたが、制御装置120は、USBデバイス40に内蔵させることができる。
また、制御装置120を構成する信号パワー検出部121、及び、制御部122のうちの、信号パワー検出部121を、ミリ波ケーブル60に内蔵させ、制御部122を、USBデバイス40に内蔵させることができる。
ここで、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。
<1>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部を備える
制御装置。
<2>
前記変調信号のパワーを検出するパワー検出部をさらに備える
<1>に記載の制御装置。
<3>
前記変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部をさらに備え、
前記パワー検出部は、前記変調信号を周波数変換することにより得られる前記ベースバンド信号を用いて、前記変調信号のパワーを検出する
<2>に記載の制御装置。
<4>
前記パワー検出部は、前記ベースバンド信号のDC(Direct Current)オフセットを、前記変調信号のパワーとして検出する
<3>に記載の制御装置。
<5>
前記受信部は、前記ベースバンド信号である差動信号を出力し、
前記パワー検出部は、前記差動信号のDC(Direct Current)オフセットの差を、前記変調信号のパワーとして検出する
<3>に記載の制御装置。
<6>
前記電子機器は、電源がオンすることで、前記初期化処理を開始する電子機器であり、
前記制御部は、前記電子機器の電源をオンにさせることにより、前記初期化処理を開始するように、前記電子機器を制御する
<1>ないし<5>のいずれかに記載の制御装置。
<7>
前記制御部は、前記変調信号のパワーが、第1の閾値以上である場合に、前記電子機器の電源をオンにさせ、前記変調信号のパワーが、前記第1の閾値より小さい第2の閾値以下である場合に、前記電子機器の電源をオフにさせる
<6>に記載の制御装置。
<8>
前記変調信号は、ミリ波帯の信号である
<1>ないし<7>のいずれかに記載の制御装置。
<9>
前記電子機器は、バスパワーによる電源の供給が可能なケーブルが接続可能な電子機器である
<1>ないし<8>のいずれかに記載の制御装置。
<10>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
ステップを含む制御方法。
<11>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、
前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、
前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部と
を備え、
バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な電子機器に接続されるように構成されたケーブル。
<12>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、
前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、
前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部と
を備え、
バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な前記電子機器。
<13>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、
前記変調信号のパワーを検出し、
前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
装置に、前記変調信号を送信する送信部と、
前記変調信号の送信のオン及びオフを制御する制御部と
を備える通信装置。
<14>
前記制御部は、所定のイベントをトリガとして、前記変調信号の送信をオン又はオフにする
<13>に記載の通信装置。
<15>
前記制御部は、前記装置から信号が送信されてこないことをトリガとして、前記変調信号の送信をオフにする
<14>に記載の通信装置。
<16>
前記制御部は、ユーザの操作をトリガとして、前記変調信号の送信をオン又はオフにする
<14>に記載の通信装置。
<17>
前記制御部は、前記装置に送信すべきデータがないこと、及び、前記他の送信装置から受信すべきデータがないことをトリガとして、前記変調信号の送信をオフにする
<14>に記載の通信装置。
<18>
前記変調信号は、ミリ波帯の信号である
<13>ないし<17>のいずれかに記載の通信装置。
<19>
前記電子機器は、バスパワーによる電源の供給が可能なケーブルが接続可能な電子機器である
<13>ないし<18>に記載の通信装置。
<20>
ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、
前記変調信号のパワーを検出し、
前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
装置への、前記変調信号の送信のオン及びオフを制御する
ステップを含む制御方法。
10 USBホスト, 11 USBコネクタ, 20 USBデバイス, 21 USBコネクタ, 30 USBケーブル, 31,32 USBコネクタ, 40 USBデバイス, 41 USBコネクタ, 42 電源回路, 50 ミリ波ケーブル, 51 USBコネクタ, 52 ミリ波コネクタ, 53 通信部, 60 ミリ波ケーブル, 61 USBコネクタ, 62 ミリ波コネクタ, 63 通信部, 71 送信部, 72 受信部, 81 送信部, 82 受信部, 91 アンプ, 92 発振器, 93 ミキサ, 94,101 アンプ, 102 ミキサ, 103 アンプ, 110 ミリ波ケーブル, 111 通信部, 120 制御装置, 121 信号パワー検出部, 122 制御部, 131 検出部, 210 USBホスト, 211 USBインターフェース, 212 ミリ波コネクタ, 220 USBデバイス, 221 USBインターフェース, 222 ミリ波コネクタ, 230 ミリ波伝送用ケーブル, 231,232 ミリ波コネクタ, 310 ミリ波ケーブル, 311 通信部, 320 制御装置, 321 判定部, 322 制御部

Claims (20)

  1. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部を備える
    制御装置。
  2. 前記変調信号のパワーを検出するパワー検出部をさらに備える
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部をさらに備え、
    前記パワー検出部は、前記変調信号を周波数変換することにより得られる前記ベースバンド信号を用いて、前記変調信号のパワーを検出する
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記パワー検出部は、前記ベースバンド信号のDC(Direct Current)オフセットを、前記変調信号のパワーとして検出する
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記受信部は、前記ベースバンド信号である差動信号を出力し、
    前記パワー検出部は、前記差動信号のDC(Direct Current)オフセットの差を、前記変調信号のパワーとして検出する
    請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記電子機器は、電源がオンすることで、前記初期化処理を開始する電子機器であり、
    前記制御部は、前記電子機器の電源をオンにさせることにより、前記初期化処理を開始するように、前記電子機器を制御する
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記変調信号のパワーが、第1の閾値以上である場合に、前記電子機器の電源をオンにさせ、前記変調信号のパワーが、前記第1の閾値より小さい第2の閾値以下である場合に、前記電子機器の電源をオフにさせる
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記変調信号は、ミリ波帯の信号である
    請求項5に記載の制御装置。
  9. 前記電子機器は、バスパワーによる電源の供給が可能なケーブルが接続可能な電子機器である
    請求項5に記載の制御装置。
  10. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
    ステップを含む制御方法。
  11. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、
    前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、
    前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部と
    を備え、
    バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な電子機器に接続されるように構成されたケーブル。
  12. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、前記ベースバンド信号に周波数変換する受信部と、
    前記受信部で受信された変調信号のパワーを検出するパワー検出部と、
    前記パワー検出部での前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する制御部と
    を備え、
    バスパワーによる電源の供給が可能なバスパワーケーブルが接続可能な前記電子機器。
  13. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、
    前記変調信号のパワーを検出し、
    前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
    装置に、前記変調信号を送信する送信部と、
    前記変調信号の送信のオン及びオフを制御する制御部と
    を備える通信装置。
  14. 前記制御部は、所定のイベントをトリガとして、前記変調信号の送信をオン又はオフにする
    請求項13に記載の通信装置。
  15. 前記制御部は、前記装置から信号が送信されてこないことをトリガとして、前記変調信号の送信をオフにする
    請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記制御部は、ユーザの操作をトリガとして、前記変調信号の送信をオン又はオフにする
    請求項14に記載の通信装置。
  17. 前記制御部は、前記装置に送信すべきデータがないこと、及び、前記他の送信装置から受信すべきデータがないことをトリガとして、前記変調信号の送信をオフにする
    請求項14に記載の通信装置。
  18. 前記変調信号は、ミリ波帯の信号である
    請求項15に記載の通信装置。
  19. 前記電子機器は、バスパワーによる電源の供給が可能なケーブルが接続可能な電子機器である
    請求項15に記載の通信装置。
  20. ベースバンドのベースバンド信号を、前記ベースバンドよりも高い所定の周波数帯域の信号に周波数変換した変調信号を受信し、
    前記変調信号のパワーを検出し、
    前記変調信号のパワーの検出結果に基づいて、コネクションの確立が可能な状態になるための初期化処理を開始するように、又は、電源をオン若しくはオフにするように、前記ベースバンド信号を受信する電子機器を制御する
    装置への、前記変調信号の送信のオン及びオフを制御する
    ステップを含む制御方法。
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