JPWO2015045189A1 - 使い捨てカイロ - Google Patents

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Abstract

発熱組成物に含まれる水分が外袋から飛散するのを抑制して、未使用状態が長期間続いても、持続時間が良好に保持可能な使い捨てカイロを提供する。使い捨てカイロは、水分を含有し空気と接触することで発熱する発熱組成物が通気性を有する内袋内に封入されており、1つ又は複数の前記内袋が気密性を有する外袋内に収納されているものである。外袋は、内袋を収納可能でありかつ互いに区画された収納部を少なくとも3つ備えている。内袋は、発熱組成物を封入可能な封入部を少なくとも1つ備えており、少なくとも1つの封入部が他の封入部と重ねられるように収納部に1つ又は複数収納されている。

Description

本発明は、使い捨てカイロに関するものである。
従来より、身体の保温具として、通気性を有する扁平状の袋(内袋)に、空気と接触することで発熱する発熱組成物を封入した使い捨てカイロが知られており、携帯性、安全性、簡便性などに優れかつ安価であるために頻用されている。この使い捨てカイロは、未使用時は、発熱組成物が空気と接触しないように、内袋が気密性を有する扁平状の袋(外袋)で包装されている。例えば、図19に示すように、外袋101が1つの収納部102を備え、この収納部102に1つの内袋103を収納した使い捨てカイロ100が一般的に知られている。
特開平5−208031号公報
かかる使い捨てカイロは、発熱組成物の成分(例えば発熱体となる鉄粉の充填量や水分配合比)などを調整することにより、発熱条件(最高温度、平均温度、持続時間など)をコントロールしている。発熱組成物の必須成分である水は、配合割合が少ないと使い捨てカイロの持続時間が短くなり、多すぎると使い捨てカイロが発熱しないため、発熱組成物における水分の配合割合は工夫されている。しかしながら、発熱組成物を封入した内袋を使用前において気密性の外袋に密封しているとしても、店頭に置かれる状態が長くなるなど未使用状態が長期間続くと、図19のような方法で内袋を外袋に包装した場合には、使用時に十分な発熱性能が得られない、特に、持続期間(使い捨てカイロが発熱を開始して40℃を越えたときから40℃を下回るまでの時間)が大きく減少していることが本発明者らの研究により判明している。この持続時間の減少は、発熱組成物に含まれる水分が蒸発して外袋から飛散しているためであると考えられる。そのため、従来では、発熱持続期間が減少する分、必要以上に発熱組成物の封入量を増やすことで、長期保存後においても所望の発熱持続期間を満たすよう担保していたが、この方法ではコストがかかるという問題がある。よって、水分ができる限り外袋から飛散しないよう、内袋を外袋に包装する必要がある。
本発明は、上記した課題に着目してなされたもので、発熱組成物に含まれる水分が外袋から飛散するのを抑制して、未使用状態が長期間続いても、発熱組成物の発熱持続時間が良好に保持可能な使い捨てカイロを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、水分を含有し空気と接触することで発熱する発熱組成物が通気性を有する内袋内に封入されており、1つ又は複数の前記内袋が気密性を有する外袋内に収納されている使い捨てカイロであって、前記外袋は、前記内袋を収納可能でありかつ互いに区画された収納部を少なくとも3つ備えており、前記内袋は、前記発熱組成物を封入可能な封入部を少なくとも1つ備えており、少なくとも1つの前記封入部が他の前記封入部と重ねられるように前記収納部に1つ又は複数収納されている使い捨てカイロにより達成される。
上記構成の発熱具の好ましい実施態様においては、前記内袋は、互いに区画された前記封入部を少なくとも2つ備えており、少なくとも1つの前記封入部が他の前記封入部と重ねられるよう少なくとも1回折り畳まれた状態で前記収納部に収納されていることを特徴としている。なお、この場合、前記封入部の数が2〜4であることが好ましい。
上記構成の発熱具の好ましい他の実施態様においては、前記内袋は、前記封入部を1つ備えており、複数の前記内袋が、前記封入部が少なくとも1つの他の前記内袋の前記封入部と重ねられるよう積層状態で前記収納部に収納されていることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、1つの前記封入部に他の全ての前記封入部が積み重ねられていることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、前記内袋は、少なくとも一方の表面に非通気性のシート材が積層されており、前記非通気性のシート材が上下の最表面となるように前記封入部が重ねられていることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、少なくとも1つの前記収納部に少なくとも3つの他の前記収納部が連続して設けられるよう、前記外袋が形成されている、あるいは、全ての前記収納部に少なくとも2つの他の前記収納部が連続して設けられるよう、前記外袋が形成されていることが好ましい。
本発明の使い捨てカイロによれば、発熱組成物に含まれる水分が外袋から飛散するのを抑制できるので、未使用状態が長期間続いても、発熱組成物の発熱持続時間を良好に保持できる。
本発明の一実施形態に係る使い捨てカイロの平面図である。 図1の断面図である。 内袋の平面図である。 図3の断面図である。 内袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 外袋の変形例を示す平面図である。 本実施形態の使い捨てカイロと比較例の使い捨てカイロとの持続時間の減少率を比較するグラフである。 本発明の他の実施形態に係る使い捨てカイロの平面図である。 図13の断面図である。 図14の内袋の平面図である。 図15の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る使い捨てカイロの断面図である。 図17の内袋の断面図である。 従来例の使い捨てカイロの平面図である。
以下、本発明に係る使い捨てカイロの実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の使い捨てカイロ1は、図1及び図2に示すように、空気と接触することで発熱する発熱組成物2が通気性を有する扁平状の内袋3内に封入され、内袋3が気密性を有する扁平状の外袋4内に収納されてなるものであり、内袋3を外袋4から取り出し、内袋3の発熱組成物2を、手足や腰部、背中、腹、足の裏、肩、臀部など身体の種々の部位に当てることで、温熱を与えるものである。
発熱組成物2は、空気との接触により発熱するものであればよく、例えば、被酸化性金属、活性炭、保水剤(木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など)、金属塩(食塩など)及び水をそれぞれ適宜の含有量含んでいる、従来から使い捨てカイロに用いられている公知の組成物を使用することができる。被酸化性金属は、酸化反応熱を発する金属であり、例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、及びカルシウムから選ばれる1種又は2種以上の粉末や繊維が挙げられる。なかでも、取り扱い性、安全性、製造コスト、保存性及び安定性の点から鉄粉が好ましい。鉄粉としては、例えば、還元鉄粉、及びアトマイズ鉄粉から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。使い捨てカイロ1は、上記した発熱組成物2の成分が調整されていることにより、使用時に所望の発熱条件(最高温度、平均温度、発熱持続時間など)となるようにコントロールされている。例えば、発熱組成物2中の被酸化性金属の配合量は、30%〜80%が好ましく、40%〜70%がより好ましく、40%〜65%がさらに好ましい。また、発熱組成物2の必須成分である水は、配合割合が少ないと発熱持続時間が短くなるため、発熱組成物2における水分の配合割合は工夫されている。このように、発熱組成物2に含まれる水分の配合割合は、使用時に所望の発熱持続時間を実現するための重要なファクターである。よって、使い捨てカイロ1が店頭に置かれる状態が長くなるなど未使用状態が長期間続いても、発熱組成物2に含まれる水分ができる限り外袋4から飛散しないようにして、発熱組成物2の水分の配合割合の低下により発熱持続時間が減少しないようにするために、本実施形態の使い捨てカイロ1では、内袋3及び外袋4の形状や内袋3の外袋4への収納方法について工夫している。
内袋3は、図3及び図4に示すように、表裏2枚の矩形状の第1シート材30及び第2シート材31からなり、両シート材30,31を重ね合わせ、外周縁(四つの方面の側縁)を公知の接着剤を用いてシール(接合)する、あるいは熱接合(ヒートシール)することによって、本実施形態では、内部に発熱組成物2を封入可能な矩形状の封入部32を複数(本実施形態では2つ)有する袋状に形成されている。複数の封入部32は、隣接する封入部32の間を両シート材30,31のシールにより仕切ることで、互いに区画されている。各封入部32は、図2に示すように、隣接する封入部32の間で内袋3を折り畳むことで、互いに重ねることが可能である。なお、内袋3に設けられる封入部32の数は、2つに限られず3つ以上でもよいが、2つ〜4つであることが好ましい。また、複数の封入部32の配置の仕方は特に限定されるものではなく、図3に示すように、複数の封入部32が1列で整列するようにして配置されていてもよく、また、上下複数列で整列するようにして、例えば封入部32の数が4つの場合には、図5に示すように、上下2列でそれぞれ2つずつ整列するようにして配置されていてもよい。この場合も、各封入部32は、内袋3を上下及び/又は左右で隣接する封入部32の間で折り畳むことで、互いに重ねることが可能である。
第1シート材30は、通気性を有しており、使用時に身体に接触される。第1シート材30としては、通気性を有していれば、多孔質の樹脂フィルムであっても針で穿孔した樹脂フィルムであってもよく、不織布又は織布であってもよい。また、第1シート材30は、単層構成であってもよいし、樹脂フィルムと不織布とを積層した多層構成であってもよい。樹脂フィルムとしては、従来から使い捨てカイロ1の内袋3として用いられているものを使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート、塩酸ゴムなどを例示することができ、また、不織布も、ポリプロピレン、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、レーヨン、アセテート、アクリル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの人工繊維、綿、麻、絹などの天然繊維を含むものなどを例示することができる。また、不織布以外にも例えば紙などを例示することができる。
第2シート材31としては、通気性又は非通気性のいずれを有していてもよく、第1シート材30と同様に、樹脂フィルムであっても不織布又は織布であってもよく、また、単層構成であってもよいし多層構成であってもよい。第2シート材31を非通気性とする場合には、図4に示すように、表面に粘着層33を設けることができる。具体的には、皮膚及び衣服への粘着作用のあるアクリル樹脂系、ゴム系樹脂などからなる粘着剤を第2シート材31の表面に塗布することができ、これにより、いわゆる貼るタイプのカイロとすることができる。粘着層33は、内袋3を外袋4に収納して使用されるまでの間は、剥離紙34で被覆されている。一方で、手に持って使用するようないわゆる貼らないタイプのカイロとする場合には、第2シート材31を通気性とし、粘着層33及び剥離紙34は不要であるが、内袋3を外袋4に収納して使用されるまでの間において、第1シート材31及び第2シート材32の少なくとも一方の表面を非通気性のシート材で覆うようにしても構わない。
なお、内袋3は、本実施形態では、2枚のシート材30,31を外周縁(四つの方面の側縁)及び中央位置でシールすることで、互いに区画された2つの封入部32が一体に設けられるように形成されているが、例えば、封入部32を1つ有する2つのコンパクトサイズの内袋を個々に作製した後、この2つの内袋の周縁の綴じ代同士を接着により一体にして形成してもよい。
封入部32は、封入部32の容積に対する発熱組成物2の封入容積の割合が、30%〜80%程度であることが好ましく、50%〜70%程度であることが特に好ましい。この割合が80%を超えると、発熱組成物2が過剰となり、2枚のシート材30,31をシールすることで複数の封入部32を有する内袋3を形成する際に、シール部分に発熱組成物2が噛み込み、内袋3を形成できないおそれがあるからである。一方で、この割合が30%より少ないと、使用時に所望の発熱条件を満たさないおそれがあるからである。また、封入部32の面積は、0.05m以下であることが好ましい。封入部32の面積が0.05mを超えると、後述する内袋3を収納する外袋4の収納部42の面積が大きくなり、よって、外袋4全体のサイズが大きくなって携帯するには嵩張る、外袋4(包装フィルム40,41)の使用量が増えてコストアップにつながる、などの問題が生じるおそれがあるからである。
外袋4は、図1及び図2に示すように、表裏2枚の包装フィルム40,41からなり、両包装フィルム40,41を重ね合わせ、外周縁を、例えば熱接合(ヒートシール)する、あるいは公知の接着剤を用いてシール(接合)することにより、内部に内袋3を収納可能な少なくとも3つの矩形状の収納部42を、外周縁に外袋4を密封する第1シール部43を、それぞれ有する袋状に形成されている。隣接する収納部42の間には、両包装フィルム40,41が直線状にシール(接合)されることで第2シール部44が形成されており、隣接する収納部42は第2シール部44により互いに区画されている。なお、外袋4の少なくとも3つの収納部42の配置の仕方については後述するが、特に限定されるものではない。
包装フィルム40,41としては、従来から使い捨てカイロ1の外袋4として用いられているものを使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリカ蒸着フィルム、塩化ビニリデンコートフィルムなどの無孔フィルムを例示することができる。中でも、酸素や水蒸気の非透過性、及び、水素の適切な透過性の点で、塩化ビニリデンコートフィルム(KOP、Kナイロン、KPETなど)、アルミ蒸着コートフィルム(VMPET、VMCPPなど)が好ましい。
本実施形態の使い捨てカイロ1は、内袋3の少なくとも1つの封入部32が他の封入部32と重ねられるよう、内袋3が少なくとも1回折り畳まれた状態で、外袋4の各収納部42にそれぞれ収納されていることに特徴を有している。つまり、内袋3に設けられた封入部32の数が例えば2つの場合には、図2に示すように、内袋3を中央位置で折り畳むことで一方の封入部32に他方の封入部32を積み重ね、この状態で内袋3が外袋4の各収納部42に1つずつ収納されている。このように、封入部32が積み重ねられると、内袋3の面積(複数の封入部32の総表面積)を半分に減少させることができるので、各封入部32に封入された発熱組成物2が外部と触れる面積が減少する。よって、各封入部32に封入された発熱組成物2中の水分を飛散しにくくすることができる。また、内袋3を折り畳んで収納すれば、折り畳まないで収納する場合よりも、内袋3を収納する外袋4の収納部42の面積を小さくすることができるので、その分、発熱組成物2中の水分が収納部42の表裏面(包装フィルム40,41)を通り抜けて収納部42の外部に飛散することも抑制することができる。その上、内袋3を折り畳んで収納すれば、折り畳まないで収納する場合よりも、外袋4(包装フィルム40,41)の使用量を抑えることができるので、コストダウンにもつながる。
なお、このとき、内袋3は、第2シート材31が非通気性の場合には第2シート材31が、第2シート材31が通気性の場合には第1シート材31及び第2シート材32の少なくとも一方の表面を覆う非通気性のシート材(図示せず)が、上下の最表面となるように折り畳まれることが好ましい。これにより、積み重ねられた封入部32の上下の最表面が非通気性となるため、各封入部32に封入された発熱組成物2中の水分をさらに効果的に飛散しにくくすることができる。
また、内袋3に設けられた封入部32の数が3つの場合には、一端の封入部32と中央の封入部32との間で内袋3を1回折り畳み、この2つの封入部32だけが重ねられた状態で、内袋3を外袋4の各収納部42に1つずつ収納してもよいが、さらに、他端の封入部32を積み重ねられた2つの封入部32に重ねる、つまりは、全ての封入部32が積み重ねられるように、内袋3を2回折り畳んだ状態で、外袋4の各収納部42に1つずつ収納するのが好ましい。これにより、内袋3の面積(封入部32の総表面積)を最小(1/3)とすることができるので、上記した通り、発熱組成物2中の水分が収納部42から外部に飛散することを抑制できる。また、このとき、内袋3を、同様に、第2シート材31が非通気性の場合には第2シート材31が、第2シート材31が通気性の場合には第1シート材31及び第2シート材32の少なくとも一方の表面を覆う非通気性のシート材(図示せず)が、上下の最表面となるように折り畳むことで、各封入部32に封入された発熱組成物2中の水分をさらに効果的に飛散しにくくすることができる。
また、内袋3に設けられた封入部32の数が4つの場合には、内袋3を種々の方法で折り畳んで、外袋4の各収納部42にそれぞれ収納してもよいが、全ての封入部32が積み重ねられるように内袋3を2回ないしは3回折り畳んだ状態で、外袋4の各収納部42にそれぞれ収納するのが、内袋3の面積(封入部32の総表面積)を最小(1/4)とできるので好ましい。これにより、上記した通り、発熱組成物2中の水分が収納部42から外部に飛散することを抑制できる。また、このとき、内袋3を、同様に、第2シート材31が非通気性の場合には第2シート材31が、第2シート材31が通気性の場合には第1シート材31及び第2シート材32の少なくとも一方の表面を覆う非通気性のシート材(図示せず)が、上下の最表面となるように折り畳むことで、各封入部32に封入された発熱組成物2中の水分をさらに効果的に飛散しにくくすることができる。なお、内袋3に設けられた封入部32の数が5つ以上の場合であっても、同様に、1つの封入部32に他の全ての封入部32が積み重ねられるように内袋3を隣接する封入部32の間で複数回折り畳み、この折り畳んだ状態で内袋3を外袋4の2つの収納部42に1つずつ収納するのが好ましい。
さらに、上記した発熱組成物2中の水分が収納部42から外部に飛散することを抑制するために、本実施形態の使い捨てカイロ1では、外袋4に内袋3の収納部42を少なくとも3つ設けるようにしている。内袋3に封入された発熱組成物2中の水分は、収納部42の表裏面(包装フィルム40,41)の他、収納部42の外周縁からも外部に飛散する可能性があるが、外袋4に収納部42が3つ以上設けられていると、全ての収納部42が、第2シール部44を介して少なくとも1つ他の収納部42と連結されるようになるうえ、少なくとも1つの収納部42が、第2シール部44を介して少なくとも2つの他の収納部42と連結されるようになる。よって、収納部42の形状が矩形状である場合には、ある収納部42の一つの方面の側縁から発熱組成物2中の水分が飛散しても、第2シール部44を通り抜けて他の収納部42に飛散するため、結局、互いの収納部42で発熱組成物2からの水分を交換することになる。したがって、収納部42内に発熱組成物2からの水分を留めることができ、収納部42から外部に飛散することを抑制できる。
外袋4の少なくとも3つの収納部42は、例えば図1に示すように、1列で整列するようにして配置することができる。この配置の仕方の場合には、両端の収納部42については、一つの方面の側縁だけに他の収納部42が連結されるが、間の収納部42については、二つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるので、合計2つの他の収納部42が連結され、収納部42内に発熱組成物2からの水分を良好に留めることができ、収納部42から外部に飛散することを効果的に抑制できる。また、少なくとも3つの収納部42は、例えば図6に示すように、L字状となるようにして配置することができる。この配置の仕方の場合においても、L字の両端の収納部42については、一つの方面の側縁だけに他の収納部42が連結されるが、間の収納部42については、二つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるので、合計2つの他の収納部42が連結され、収納部42内に発熱組成物2からの水分を良好に留めることができ、収納部42から外部に飛散することを効果的に抑制できる。なお、図1及び図6は、収納部42の数が3つの場合を例示しているが、4つ以上でも同様である。
また、少なくとも3つの収納部42は、上下複数列で整列するようにして配置することができる。例えば収納部42の数が4つの場合には、図7に示すように、上下2列でそれぞれ2つずつ整列するようにして配置することができる。この配置の仕方の場合には、全ての収納部42について、二つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるので、合計2つの他の収納部42が連結され、収納部42内に発熱組成物2からの水分を良好に留めることができ、収納部42から外部に飛散することを効果的に抑制できる。また、例えば収納部42の数が6つの場合には、図8に示すように、上下2列でそれぞれ3つずつ整列するようにして配置することができる。この配置の仕方の場合には、四隅の収納部42については、二つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるが、間の収納部42については、三つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるので、合計3つの他の収納部42が連結され、収納部42内に発熱組成物2からの水分をより良好に留めることができ、収納部42から外部に飛散することをより効果的に抑制できる。なお、8つ以上の場合でも同様である。また、例えば収納部42の数が9つの場合には、図9に示すように、上下3列でそれぞれ3つずつ整列するようにして配置することができる。この配置の仕方の場合には、四隅の収納部42については、二つの方面の側縁に他の収納部42が連結され、その間の収納部42については、三つの方面の側縁に他の収納部42が連結されるが、中央の収納部42については、四つ全ての方面の側縁に他の収納部42が連結されるので、合計4つの他の収納部42が連結され、収納部42内に発熱組成物2からの水分をさらに良好に留めることができ、収納部42から外部に飛散することをさらに効果的に抑制できる。
また、少なくとも3つの収納部42は、図10に示すT字状(収納部42の数が4つの場合を例示している)や図11に示す十字状(収納部42の数が5つの場合を例示している)など、種々の形状となるようにして配置することもでき、これにより、収納部42内に発熱組成物2からの水分をできる限り留めて、収納部42から外部に飛散することを抑制している。
このように、外袋4が収納部42を少なくとも3つ備えていれば、少なくとも1つの収納部42は、少なくとも二方の側縁に他の収納部42が連続して設けられるようになるので、合計2つの他の収納部42が連結され、収納部42内の発熱組成物2からの水分が収納部42から外部に飛散することをより効果的に抑制できるようになる。さらに、全ての収納部42について、少なくとも2つの他の収納部42が連続して設けられるように外袋4を形成すれば、各収納部42について、発熱組成物2からの水分が収納部42から外部に飛散することをより効果的に抑制できるようになる。なお、収納部42の平面視の面積は、0.0025m〜0.25mが好ましく、0.01m〜0.05mがより好ましい。
さらに、上記した発熱組成物2中の水分が収納部42から飛散することを抑制するためには、外袋4の外周縁に形成された第1シール部43の強度が強いことが好ましい。外袋4の第1シール部43の強度が強いと、発熱組成物2中の水分が、収納部42の他の収納部42とは連結されていない側縁から外部に飛散する際に、第1シール部43によって外部に飛散するのが遮断されるので、収納部42内に発熱組成物2からの留めることができるからである。第1シール部43の強度は、シール幅やシール条件にもよるが、10N/15mm〜100N/15mmの範囲であることが好ましい。一方で、2つの収納部42の間の第2シール部44の強度は、第1シール部43の強度以下であってよく、5N/15mm〜80N/15mmの範囲であることが好ましい。なお、第1シール部43及び第2シール部44の強度は、JIS Z 0238 1998に準拠した試験方法により測定できる。また、第1シール部43のシール幅は、1mm〜50mmが好ましく、1mm〜15mmがより好ましい。また、第2シール部44のシール幅は、1mm〜50mmが好ましく、1mm〜15mmがより好ましい。第2シール部44の強度が第1シール部43の強度との比較で小さければ、発熱組成物2中の水分が第1シール部43よりも第2シール部44を通り抜けて隣接する収納部42に飛散しやすくなる。また、第1シール部43に対する第2シール部44の長さの割合が、高ければ高いほど、発熱組成物2中の水分が第1シール部43よりも第2シール部44に飛散して、上記した通り、隣接する収納部42同士で飛散した水分の交換をするので、発熱組成物2中の水分が収納部42から飛散することを抑制できる。同様に、第1シール部43のシール幅よりも第2シール部44のシール幅の方が小さければ、発熱組成物2中の水分が第1シール部43よりも第2シール部44から飛散しやすくなるので、好ましい。
表1は、外袋4が少なくとも3つの収納部42を有し、各収納部42に複数の封入部32を有する内袋3を折り畳んだ状態で収納した本実施形態の使い捨てカイロ1について、図1に示した外袋4の収納部42の数が3つのもの及び図9に示した外袋4の収納部42の数が9つものを、実施例1,2−1,2−2として示している。また、比較例1,2−1,2−2の使い捨てカイロとして、実施例1,2−1,2−2と同様に収納部をそれぞれ3つあるいは9つ有する外袋に、封入部を1つ有する内袋を収納したものを示している。さらに、比較例3の使い捨てカイロとして、収納部を2つ有する外袋に封入部を2つ有する内袋を折り畳んだ状態で収納したものを示している。この表1の実施例1,2−1,2−2と、比較例1〜3とについて、製造後、温度40℃、湿度75%の過酷試験状況下で3ヶ月及び6ヶ月の間、使い捨てカイロを未使用の状態で保管し、その後、内袋を外袋の収納部から取り出して使用した際の発熱組成物2の発熱持続時間を測定した。測定された各例の発熱持続時間について、製造直後(初期)の発熱持続時間を基準とした減少率を算出した結果を図12に示す。なお、実施例1では、連続する3つの収納部42のうち、中央の収納部42(図1)から取り出した内袋3(発熱組成物2)についての発熱持続時間を測定し、実施例2−1及び実施例2−2については、矩形状に配置された9つの収納部42のうち、いずれか1つの角及び中央の収納部42(図9)から取り出した2つの内袋3(発熱組成物2)についての発熱持続時間を測定した。また、比較例1,2−1,2−2についても、実施例1,2−1,2−2とそれぞれ同じ位置の収納部から取り出した内袋(発熱組成物)についての発熱持続時間を測定した。また、比較例3については、2つの収納部のいずれか一方の収納部から取り出した内袋(発熱組成物)についての発熱持続時間を測定した。また、温度40℃、湿度75%の過酷試験状況下で使い捨てカイロを3ヶ月及び6ヶ月の間、保管することは、常温の状態で使い捨てカイロを18ヶ月及び36ヶ月の間、保管することに相当する。
Figure 2015045189
図12に示されているように、まず、実施例1,2−1,2−2は、未使用状態が長期間続いても、製造直後(初期)との比較で持続時間がさほど減少しておらず、発熱持続時間が良好に保持されている。これに対して、比較例3は、未使用状態が長期間続いた場合、18ヶ月までは発熱持続時間が良好に保持されているが、36ヶ月経過すると、大幅に減少しているわけではないが、実施例1,2−1,2−2によりも発熱持続時間が若干減少している。この比較例3は、本実施形態における図3の両端の収納部42など、一つの側縁に他の収納部が連続して設けられた収納部に相当するものであり、未使用状態が長期間続いても、内部に収納した内袋(発熱組成物)の発熱持続時間をある程度良好に保持可能であるが、実施例1,2−1,2−2のように少なくとも二つの側縁に他の収納部が連続して設けられた収納部の方が、内部に収納した内袋(発熱組成物)の発熱持続時間をより効果的に保持できることから、さらなる長持続化が可能であることが分かる。一方で、比較例1,2−1,2−2は、未使用状態が長期間続くと、製造直後との比較で発熱持続時間が減少しており、常温の状態で36ヶ月経過すれば、発熱持続時間が10%以上と大幅に減少している。よって、外袋4が少なくとも3つの収納部42を有し、各収納部42に複数の封入部32を有する内袋3を折り畳んだ状態で収納するようにした本実施形態の使い捨てカイロ1は、図12の結果より、未使用状態が長期間続いても、各収納部42に収納された内袋3(発熱組成物)の発熱持続時間の長持続化を可能にしている。
なお、発熱組成物に含まれる水分の配合割合を高くすれば、使い捨てカイロの持続時間を長く持続させることが理論上可能となる。しかし、単に水分の配合割合だけを増加させただけでは、発熱組成物の粘度がかなり増加する。その結果、発熱組成物がべとべとするため、内袋3への封入が困難となり、カイロを製造できないうえ、発熱組成物の温度が上がらずカイロとして使用できないという問題が生じる。よって、単に発熱組成物に含まれる水分の配合割合を高くしただけでは、発熱組成物の発熱持続時間を長く持続させることが可能な使い捨てカイロを製造するのが極めて困難である。また、発熱組成物の総封入量を増加させることで、発熱組成物に含まれる水分量を増加させることも考えられるが、発熱組成物の総封入量を増加させると、内袋の封入部に封入される発熱組成物の量が過剰になる。その結果、内袋の2枚のシート材をシールする際に、シール部分に発熱組成物が噛み込むために、良好に両シート材をシールできず、内袋を形成できないという問題が生じる。よって、単に発熱組成物の総封入量を増加させただけでも、発熱組成物の発熱持続時間を長く持続させることが可能な使い捨てカイロを製造するのが極めて困難である。
次に、上記構成の使い捨てカイロ1の使用方法について説明する。まず、外袋4のいずれかの収納部42を開封して内袋3を取り出す。その際、切り込みなどの易開封手段を外袋4のそれぞれの収納部42に対応させて設けるようにしてもよい。そして、粘着層を覆う剥離紙、あるいは、第1シート材31及び第2シート材32の少なくとも一方の表面を覆う非通気性のシート材を内袋3から剥がして、身体の所望の部位に発熱組成物2が当たるように配置する。これにより、発熱組成物2から発せられる熱により装着部位に温熱が与えられる。
上記構成の使い捨てカイロ1では、外袋4が少なくとも3つの収納部42を有し、各収納部42に複数の封入部32を有する内袋3を折り畳んだ状態で収納している。これにより、上記したように、内袋3に封入された発熱組成物2の含有水分ができる限り収納部42から飛散しないように、内袋3及び外袋4の形状が工夫されて内袋3が外袋4に包装されているので、使い捨てカイロ1が店頭に置かれる状態が長くなるなど未使用状態が長期間続いても、発熱組成物2の水分の配合割合の低下により発熱持続時間が減少することを抑制でき、製造当初の発熱持続時間を長期間にわたって保持することができる。よって、長期間未使用状態が続いた後に使い捨てカイロ1を使用しても、製造当初に予定していた所望の発熱持続時間を実現できる。この製造当初に予定している発熱組成物2の持続時間は、外袋4の表面などに表示されて使用者に宣伝されるのが一般的であるため、実際に使い捨てカイロ1を使用した使用者を騙すことがなく、また、製造当初に予定していた発熱持続時間を実現できなくなるなどの理由で、未使用の使い捨てカイロ1を廃棄する必要もなくなる。また、従来行われているような、発熱持続期間を長く持続させるために発熱組成物の封入量を必要以上に増やす必要がないので、余分なコストをかける必要がなくなるうえ、軽量化により使い捨てカイロ1の携帯や使用がより好適となる。
また、内袋3を折り畳んでコンパクトにして外袋4に収納すれば、内袋3を折り畳まないで外袋4に収納するよりも、外袋4(包装フィルム40,41)の使用量を抑えることができるので、材料面でコストを抑えることができる。
また、内袋3を折り畳む際に、非通気性のシート材が上下の最表面となるように折り畳むことで、封入部32に封入された発熱組成物2中の水分を飛散しにくくすることができるので、さらに良好に製造当初の持続時間を長期間にわたって保持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、内袋3の封入部32の形状が矩形状であるが、矩形状に限らず三角形状や五角形状などの多角形状、円形状、楕円形状など他の種々の形状を採用することができ、これに応じて内袋3の形状も種々の形状とすることができる。また、外袋4の収納部42の形状も、矩形状に限らず三角形状や五角形状などの多角形状、円形状、楕円形状など他の種々の形状を採用することができ、これに応じて外袋4の形状も種々の形状とすることができる。外袋4の収納部42の形状が矩形状以外の場合においても、少なくとも1つの収納部42に少なくとも3つの他の収納部42が連続して設けられるよう、外袋4が形成されていたり、あるいは、全ての収納部42に少なくとも2つの他の収納部42が連続して設けられるよう外袋4が形成されていることが好ましい。
また、上記実施形態では、内袋3が互いに区画された封入部32を少なくとも2つ備えており、1つの封入部32に他の封入部32が重ねられるよう折り畳んだ状態で内袋3を収納部42に収納しているが、図15及び図16に示すような、封入部32を1つだけ備えた内袋3を、外袋4の各収納部42に収納するようにしてもよい。この場合には、図13及び図14に示すように、複数(図示例では2つ)の内袋3が、封入部32が少なくとも1つの他の内袋3の封入部32と重ねられるよう積層状態で収納部42に収納される。これにより、上記実施形態と同様の作用効果を奏し、発熱組成物2に含まれる水分が外袋4から飛散するのを抑制できるので、未使用状態が長期間続いても、発熱組成物2の発熱持続時間を良好に保持できる。この実施形態でも、内袋3を積層させる際に、非通気性のシート材が上下の最表面となるように積層することが好ましい。これにより、各内袋3の封入部32に封入された発熱組成物2中の水分を飛散しにくくすることができるので、さらに良好に製造当初の発熱持続時間を長期間にわたって保持することができる。なお、図13及び14の実施形態の基本的な構成は、図1及び図2の実施形態の構成と同様であり、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで詳細な説明を省略している。
また、図18に示すような、封入部32を1つだけ備えた、いわゆる貼らないタイプのカイロ(内袋3)についても、図17に示すように、複数(図示例では2つ)の内袋3を外袋4の各収納部42に、封入部32が少なくとも1つの他の内袋3の封入部32と重ねられるよう積層状態で収納するようにしてもよい。これにより、上記実施形態と同様の作用効果を奏し、発熱組成物2に含まれる水分が外袋4から飛散するのを抑制できるので、未使用状態が長期間続いても、発熱組成物2の発熱持続時間を良好に保持できる。なお、図17の実施形態の基本的な構成も、図1及び図2の実施形態の構成と同様であり、ここでは対応する構成に同一の符号を付することで詳細な説明を省略している。
1 使い捨てカイロ
2 発熱組成物
3 内袋
4 外袋
32 封入部
40,41 包装フィルム
42 収納部
43 外周シール部
44 第2シール部

Claims (8)

  1. 水分を含有し空気と接触することで発熱する発熱組成物が通気性を有する内袋内に封入されており、1つ又は複数の前記内袋が気密性を有する外袋内に収納されている使い捨てカイロであって、
    前記外袋は、前記内袋を収納可能でありかつ互いに区画された収納部を少なくとも3つ備えており、
    前記内袋は、前記発熱組成物を封入可能な封入部を少なくとも1つ備えており、少なくとも1つの前記封入部が他の前記封入部と重ねられるように前記収納部に1つ又は複数収納されている使い捨てカイロ。
  2. 前記内袋は、互いに区画された前記封入部を少なくとも2つ備えており、少なくとも1つの前記封入部が他の前記封入部と重ねられるよう少なくとも1回折り畳まれた状態で前記収納部に収納されている請求項1に記載の使い捨てカイロ。
  3. 前記封入部の数が2〜4である請求項2に記載の使い捨てカイロ。
  4. 前記内袋は、前記封入部を1つ備えており、
    複数の前記内袋が、前記封入部が少なくとも1つの他の前記内袋の前記封入部と重ねられるよう積層状態で前記収納部に収納されている請求項1に記載の使い捨てカイロ。
  5. 1つの前記封入部に他の全ての前記封入部が積み重ねられている請求項2〜4のいずれかに記載の使い捨てカイロ。
  6. 前記内袋は、少なくとも一方の表面に非通気性のシート材が積層されており、
    前記非通気性のシート材が上下の最表面となるように前記封入部が重ねられている請求項5に記載の使い捨てカイロ。
  7. 少なくとも1つの前記収納部に少なくとも3つの他の前記収納部が連続して設けられるよう、前記外袋が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨てカイロ。
  8. 全ての前記収納部に少なくとも2つの他の前記収納部が連続して設けられるよう、前記外袋が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨てカイロ。

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