JPWO2015015773A1 - 通信装置、コアネットワークノード、移動通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、コアネットワークノード、移動通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

データの転送経路に関する情報を適切な装置に通知するために、本実施形態の通信装置は、無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、第二の装置及びコアネットワークノードと通信を行う。また、前記通信装置は、ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから制御情報を受信する。当該制御情報は、第一の装置から第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である。

Description

本明細書の開示は、通信装置、コアネットワークノード、移動通信システム、通信方法及び記憶媒体に関する。
移動通信システムにおいては、通信中の通信端末が移動した場合に通信を継続させる必要がある。そのため、移動通信システムは、通信端末が移動した場合においても通信を継続させるためにハンドオーバ処理を実行する。
ここで、3rd Generation Partnership Project(3GPP)においては、高速移動通信を実現するためにLong Term Evolution(LTE)システムが規定されている。LTEシステムにおけるハンドオーバ処理には、ハンドオーバ処理実行中に発生した通信端末に対するデータの欠落を防ぐために、Direct Forwarding及びIndirect Forwardingという二つのデータフォワーディング技術が用いられている。
Direct Forwardingは、通信端末が現在在圏しているエリアを形成するハンドオーバ元基地局と、通信端末の移動先のエリアを形成するハンドオーバ先基地局とを直接接続しているX2リンクを介して、ハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局へハンドオーバ処理中に発生した通信端末に対するデータを送信する技術である。
Indirect Forwardingは、コアネットワーク内に配置されている装置であって、データを中継する中継装置を介して、ハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局へハンドオーバ処理中に発生した通信端末に対するデータを送信する技術である。
なお、特許文献1には、X2インタフェースを用いてデータフォワーディングが実行されるX2ハンドオーバ、S1インタフェースを用いてデータフォワーディングが実行されるS1ハンドオーバ、が開示されている。
特開2011−223525号公報
しかし、特許文献1には、データフォワーディング種別を識別する具体的方法について開示されていない。そこで、本発明の目的は、データの転送経路に関する情報を適切な装置に通知することが可能な、移動通信システムを提供することを目的とする。
例示的な実施形態にかかる通信装置は、無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信可能に構成され、前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから制御情報を受信可能に構成され、前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である。
例示的な実施形態にかかるコアネットワークノードは、無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、前記第二の装置との間で通信を行う通信装置と通信可能に構成され、前記ハンドオーバのとき、前記通信装置へ制御情報を送信可能に構成され、前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である。
例示的な実施形態にかかる移動通信システムは、第一の装置から第二の装置へハンドオーバを行う無線端末と、前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信を行う通信装置と、を有し、前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードは、前記通信装置に対して制御情報を送信し、前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である。
例示的な実施形態にかかる通信方法は、無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信するものである。
例示的な実施形態にかかる記憶媒体は、無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信するプロセスをコンピュータに実行させるプログラムを記憶するものである。
本発明の例示的な実施形態によれば、データの転送経路に関する情報を適切な装置に通知することができる。
例示的な実施の形態1にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態2にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態3にかかる信号処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態3にかかる信号処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態3にかかるMMEにおけるハンドオーバ処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態3にかかるMMEにおけるハンドオーバ処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態3にかかるS1AP:Handover Requestメッセージの構成を説明する図である。 例示的な実施の形態3にかかるHeNB−GWにおけるハンドオーバ処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態4にかかる移動通信システムの構成図である。 例示的な実施の形態5にかかるHeNB−GWにおけるハンドオーバ処理の流れを説明する図である。 例示的な実施の形態5にかかるデータフォワーディング種別に関する情報を管理するデータベースを説明する図である。 例示的な実施形態の移動通信システムの構成図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
(実施の形態1)
図1を用いて例示的な実施の形態1にかかる移動通信システムの構成例について説明する。図1の移動通信システムは、コアネットワークノード25、通信装置110、装置55、装置125及び無線端末85を有している。通信装置110は、例えば、基地局のゲートウェイ装置や、ドナー基地局である。装置55、125は、例えば、基地局やリレーノードである。
本図においては、無線端末85が、装置55が形成するセル75から装置125が形成するセル135へハンドオーバする様子を示している。
コアネットワークノード25は、例えば複数のコアネットワークノードを有するコアネットワークに含まれるノードであってもよい。
通信装置110は、装置125及びコアネットワークノード25と通信を行う。ここで、通信装置110は、装置125及びコアネットワークノード25と通信を行うために送信部112を有している。さらに、通信装置110は、無線端末85がハンドオーバを行う際に、コアネットワークノード25から制御情報を受信するために受信部111を有している。
ここで制御情報は、装置55から装置125へ転送するデータの転送経路に関する情報である。なお、転送するデータとは、例えば、ハンドオーバのときに、無線端末85への送信が失敗した下りデータや、無線端末85からの送信が失敗した上りデータである。
以上説明したように、例示的な実施の形態1にかかる通信装置110は、装置55から装置125へ転送されるデータの転送経路に関する情報をコアネットワークノード25から受信することができる。これによって、通信装置110は、装置55から装置125へ転送されるデータの転送経路を認識することができるため、データの転送経路に応じた処理を実行することができる。
(実施の形態2)
図2を用いて例示的な実施の形態2にかかる移動通信システムの構成例について説明する。図2の移動通信システムは、中継装置15、中継装置90、コアネットワーク制御装置20、コアネットワーク制御装置100、通信装置30、通信装置110、基地局40、基地局50及び基地局120を有している。
基地局50は、図1の装置55に対応する。基地局40は、セル60を形成する。基地局50は、セル70を形成する。基地局120は、セル130を形成する。また、本図においては、通信端末80が、セル70からセル130へ移動する様子を示している。つまり、通信端末80が、セル70からセル130へハンドオーバしている様子を示している。そのため、以下に、基地局50をハンドオーバ元基地局とし、基地局120をハンドオーバ先基地局として説明する。
通信端末80は、図1の無線端末85に対応する。通信端末80は、携帯電話端末、スマートフォン端末、タブレット型端末もしくは通信機能を有するコンピュータ装置等であってもよい。また、通信端末80は、3GPPにおいて移動通信端末の総称として用いられるUser Equipment(UE)と称されてもよい。
基地局40、50及び120は、例えば、3GPPにおいてLTE対応の基地局として規定されているeNBもしくは3GPPにおいてフェムト基地局として規定されているHome. evolved NodeB(HeNB)であってもよい。また、基地局40、50及び120は、例えば、サービスエリアの拡大等を目的として用いられるRelay Node(RN)であってもよい。
コアネットワーク制御装置100は、図1のコアネットワークノード25に対応する。
コアネットワーク制御装置20及び100は、通信端末80がセルを移動する際のハンドオーバ処理を制御する。コアネットワーク制御装置20及び100は、例えば、3GPPにおいて規定されているMobility Management Entity (MME)であってもよい。
通信装置30及び110は、複数の基地局を収容する。通信装置30及び110は、例えば、3GPPにおいてHeNBを集約する装置として規定されているHeNB−GWであってもよい。また、通信装置30及び110は、3GPPにおいてRNを集約する装置として規定されているDonor eNB(DeNB)であってもよい。
コアネットワーク制御装置20、中継装置15及び90は、図1のコアネットワークノード25を含むコアネットワークに含まれる他のコアネットワークノードに対応する。中継装置15及び90は、例えば、通信端末80及び他の通信端末、もしくは、通信端末80及びサーバ装置の間等において伝送されるユーザデータを中継する。中継装置15及び90は、例えば、3GPPにおいて規定されているServing Gateway (SGW)もしくはPacket Data Network Gateway(PGW)であってもよい。
続いて、各装置の処理動作について説明する。基地局50は、ハンドオーバ先のエリアを形成する基地局120へ転送するデータを、該基地局120に送信する。ここで、基地局120へ転送するデータとは、通信端末80のハンドオーバ処理の実行中に発生した通信端末80に関するデータである。具体的には、例えば、ハンドオーバ処理の途中であるために、通信端末80へ送信することができなかった下りユーザデータ、もしくは通信端末80からの送信が失敗した上りユーザデータ等であってもよい。また、基地局50は、コアネットワーク制御装置100へ、制御情報を送信する。制御情報とは、基地局50が、基地局120へのデータの転送を、ダイレクトフォワーディング(Direct Forwarding)で行うか、インダイレクトフォワーディング(Indirect Forwarding)で行うか、を示す情報である。Indirect Forwardingとは、基地局50が、通信装置30、中継装置15、中継装置90及び通信装置110を介して、基地局120へデータを転送することを示す。また、Direct Forwardingとは、基地局50が、基地局50と基地局120との間に設定された通信リンク、すなわちX2インターフェースを用いて、基地局120へデータを転送することを示す。
基地局50は、例えば、制御情報を通信装置30及びコアネットワーク制御装置20を介してコアネットワーク制御装置100へ送信する。
続いて、コアネットワーク制御装置100の構成例について説明する。コアネットワーク制御装置100は、受信部101及び送信部102を有する。ここで、コアネットワーク制御装置20は、コアネットワーク制御装置100と同様に、受信部21及び送信部22を有する。コアネットワーク制御装置20は、コアネットワーク制御装置100と同様の構成を有するため、以下においては、詳細な説明を省略する。
受信部101は、通信装置30及びコアネットワーク制御装置20を介して送信された制御情報を受信する。受信部101は、受信した制御情報を送信部102へ出力する。
送信部102は、受信部101から出力された制御情報を、通信装置110へ送信する。送信部102は、コアネットワーク制御装置100と通信装置110との間において定められた通信プロトコルにおいて、制御情報を含むメッセージを生成する。送信部102は、制御情報を含むメッセージを通信装置110へ送信する。
続いて、通信装置110の構成例について説明する。通信装置110は、受信部111及び送信部112を有する。ここで、通信装置30は、通信装置110と同様に、受信部31及び送信部32を有する。通信装置30は、通信装置110と同様の構成を有するため、以下においては詳細な説明を省略する。
受信部111は、コアネットワーク制御装置100から送信された制御情報を受信する。受信部111は、受信した制御情報を送信部112へ出力する。
送信部112は、制御情報にIndirect Forwardingを実施することが示されている場合、ハンドオーバ処理の実行中に発生した通信端末80に関するデータの宛先として通信装置110の識別情報を基地局50へ通知する。送信部112は、コアネットワーク制御装置100、コアネットワーク制御装置20及び通信装置30を介して識別情報を基地局50へ送信する。
また、送信部112は、制御情報にDirect Forwardingを実施することが示されている場合、ハンドオーバ処理の実行中に発生した通信端末80に関するデータの宛先として基地局120の識別情報を基地局50へ通知する。送信部112は、コアネットワーク制御装置100、コアネットワーク制御装置20及び通信装置30を介して識別情報を基地局50へ送信する。
以上説明したように、本実施形態の図2にかかる移動通信システムにおいて、通信装置110は、コアネットワーク制御装置100を介して基地局50がIndirect Forwardingを実施するか、Direct Forwardingを実施するかに関する情報を受信することができる。ここで、通信装置110は、通信端末80のハンドオーバ先の基地局である基地局120を収容するゲートウェイ装置である。また、基地局50は、通信端末80のハンドオーバ元の基地局である。
そのため、通信装置110は、基地局50が実行するデータフォワーディング種別に応じて、基地局50に対して、ハンドオーバ処理中に発生した通信端末80に関するデータの宛先として、適切な識別情報を通知することができる。
これによって、例えば、基地局50がDirect Forwardingを実施することを予定している場合において、通信装置110が、自装置の識別情報を基地局50へ通知することを防止することができる。
仮に、基地局50がDirect Forwardingを実施することを予定している場合に、通信装置110が、自装置の識別情報を基地局50へ通知した場合、データフォワーディングが失敗してしまう可能性がある。もしくは、このような場合、基地局50は、中継装置15及び90を経由してデータを送信することになってしまい、コアネットワーク内の通信リソースを余計に使用することになる。さらに、このような場合、通信装置30及び110がデータの転送処理(フォワーディング処理)を実行することになるため、通信装置30及び110におけるデータ処理能力を消費してしまうことになり、データ転送遅延が増加するということになる。
また、仮に、基地局50がIndirect Forwardingを実施することを予定している場合に、通信装置110が基地局120の識別情報を基地局50へ通知した場合、データフォワーディングが失敗してしまう可能性がある。また、このような場合、データをフォワーディングするために使用するコアネットワーク制御装置20あるいは中継装置15側のアドレス空間と、基地局50側のアドレス空間の独立性も低下してしまい、通信装置30を設置するメリットが失われてしまう。
通信装置110は、基地局50が実行するデータフォワーディング種別に応じて、基地局50に対して、ハンドオーバ処理中に発生した通信端末80に関するデータの宛先として、適切な識別情報を通知することができる。そのため、上述した問題を防止することができる。
なお、本実施形態においては、コアネットワーク制御装置100から通信装置110に対して、Indirect Forwardingを実施するか、Direct Forwardingを実施するかを示す制御情報を送信することとしたが、これに限らない。例えば、コアネットワーク制御装置100は通信装置110に対して、基地局40と基地局50の間にX2インターフェースが形成されているか否かを示す情報を、制御情報として送信することとしてもよい。そして、通信装置110は、基地局40と基地局50の間にX2インターフェースが形成されていることを示す制御情報を受信した場合、Direct Forwardingを実施すると判断することとしてもよい。
(実施の形態3)
続いて、図3及び図4を用いて例示的な実施の形態3にかかる信号処理の流れについて説明する。図3及び図4においては,3GPPにおいて規定されている移動通信システムにおける信号処理の流れについて説明する。図3及び図4においては、図19と同様に、図2における通信端末80をUE8とし、基地局50をS−HeNB5とし、通信装置30をS−HeNB−GW3とし、コアネットワーク制御装置20をS−MME2とし、中継装置15をS−SGW1とし、中継装置90をT−SGW9とし、コアネットワーク制御装置100をT−MME10とし、通信装置110をT−HeNB−GW11とし、基地局120をT−HeNB12として具体的に説明する。
また、通信装置30及び110は、HeNBを収容するHeNB−GWではなく、スモールセル、ピコセルもしくはマイクロセル等を形成する基地局を収容するゲートウェイ装置であってもよい。また、通信装置30及び通信装置110は、局舎に配置されるゲートウェイ装置のみではなく、企業に設置されるゲートウェイ装置であってもよい。
本図においては、UE8は、S−SGW1、S−HeNB−GW3及びS−HeNB5を介して下りユーザデータ(Downlink User Data)を受信しているとする。
はじめに、手順1において、S−HeNB5は、UE8が他のセルへハンドオーバする状態であることを検出する。例えば、S−HeNB5は、UE8が電波状況等に基づいて他のセルへハンドオーバを実行することを通知してきた場合に、UE8が他のセルへハンドオーバする状態であることを検出する。
次に、手順2において、S−HeNB5は、UE8のハンドオーバ処理の実行を要求するS1AP:Handover RequiredメッセージをS−HeNB−GW3へ送信する。さらに、S−HeNB−GW3は、受信したS1AP:Handover RequiredメッセージをS−MME2へ送信する。S−HeNB5は、S1AP:Handover Requiredメッセージに、Direct Forwarding Path Availability IEと、Target HeNB IDとを設定する。Direct Forwarding Path Availability IEは、Direct Forwardingを実施するか、Indirect Forwardingを実施するかを示す情報である。また、Target HeNB IDは、UEの移動先のエリアを形成するHeNB(例えば、T−HeNB12)の識別情報である。
次に、手順3において、S−MME2は、ハンドオーバ先のセルにおけるUE8を管理するT−MME10へ、UE8がハンドオーバすることを通知するGTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージを送信する。S−MME2は、GTPv2-C:Forward Relocation RequestメッセージのIndication Flags IEに、Direct Forwarding Indicationの値を設定する。Direct Forwarding Indicationには、例えば、S−HeNB5が、Direct Forwardingを実施する場合「1」を設定し、Indirect Forwardingを実施する場合「0」を設定する。
次に、手順4aにおいて、T−MME10は、T−SGW9とT−HeNB−GW11との間の通信経路を設定するために、T−SGW9へ、Create Session Requestメッセージを送信する。次に、手順4bにおいて、T−SGW9は、T−MME10へ、Create Session Responseメッセージを送信する。T−SGW9は、Create Session Responseメッセージに、T−SGW9に関するInternet Protocol(IP)アドレス及びTunnel Endpoint Identifier(TEID)を設定する。TEIDは、データを送受信する際に用いるGTPトンネルの宛先を識別する情報である。T−SGW9のTEIDは、T−SGW9とT−HeNB−GW11との間に設定されるGeneral packet radio service(GPRS) Tunneling Protocol(GTP)トンネルのT−SGW9側の宛先を識別する情報である。
次に、手順5a−1において、T−MME10は、T−HeNB−GW11へUE8に関するハンドオーバ処理の実行を指示するS1AP:Handoover Requestメッセージを送信する。T−MME10は、S1AP:Handover Requestメッセージに、T−SGW9に関するIPアドレス及びTEIDと、Direct Forwarding Path Availability IEとを設定する。
次に、手順5a−2において、T−HeNB−GW11は、T−HeNB12へUE8のハンドオーバ処理の実行を指示するS1AP:Handover Requestメッセージを送信する。T−HeNB−GW11は、S1AP:Handover Requestメッセージに、T−HeNB−GW11に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。
次に、手順5b−1において、T−HeNB12は、S1AP:Handover Requestメッセージの応答メッセージとして、S1AP:Handover Request AckメッセージをT−HeNB−GW11へ送信する。T−HeNB12は、S1AP:Handover Request Ackメッセージに、T−HeNB12に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。
次に、手順5b−2において、T−HeNB−GW11は、S1AP:Handover Requestメッセージの応答メッセージとして、S1AP:Handover Request AckメッセージをT−MME10へ送信する。ここで、T−HeNB−GW11は、手順5a−1において、S1AP:Handover Requestメッセージに、Direct Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、S1AP:Handover Request Ackメッセージに、T−HeNB12に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。一方、T−HeNB−GW11は、手順5a−1において受信するS1AP:Handover Requestメッセージに、Indirect Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、手順5b−2において、次の処理を行う。すなわち、T−HeNB−GW11は、手順5b−1で受信したS1AP:Handover Request Ackメッセージに設定されているT−HeNB12に関するIPアドレス及びTEIDを、T−HeNB−GW11に関するIPアドレス及びTEIDに変換する。そして、該変換を行ったHandover Request Ackメッセージを、T−MME10が送信される。
また、手順5a−1において受信するS1AP:Handover Requestメッセージに、Indirect Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、S−HeNB5からT−HeNB12に対してIndirect Forwardingによってデータ転送する際に用いるトンネルを形成する必要がある。このトンネルは、次に述べる手順6a、6b、及び手順8a、8bによって形成される。すなわち、Indirect Forwardingが実施される場合、手順6aにおいて、T−MME10は、T−SGW9へCreate Indirect Forwarding Tunnel Requestメッセージを送信する。さらに、手順6bにおいて、T−SGW9は、T−MME10へCreate Indirect Forwarding Tunnel Responseメッセージを送信する。手順6a及び6bを実施することによって、Indirect Forwardingを実施する際の、T−SGW9及びT−HeNB−GW11間にGTPトンネルが設定される。Direct Forwardingが実施される場合、手順6a及び6bは省略される。
次に、手順7において、T−MME10は、手順3におけるGTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージに対する応答信号として、GTPv2-C:Forward Relocation ResponseメッセージをS−MME2へ送信する。
次に、Indirect Forwardingが実施される場合、手順8aにおいて、S−MME2は、S−SGW1へCreate Indirect Forwarding Tunnel Requestメッセージを送信する。さらに、手順8bにおいて、S−SGW1は、S−MME2へCreate Indirect Forwarding Tunnel Responseメッセージを送信する。手順8a及び8bを実施することによって、Indirect Forwardingを実施する際の、S−SGW1及びS−HeNB−GW3間にGTPトンネルが設定される。Direct Forwardingが実施される場合、手順8a及び8bは省略される。
次に、手順9−1において、S−MME2は、S−HeNB−GW3へUE8のハンドオーバ処理の実行を指示するHandover Commandメッセージを送信する。S−MME2は、手順2において、S1AP:Handover Requiredメッセージに、Direct Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、Handover Commandメッセージに、T−HeNB12に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。
また、S−MME2は、手順2において、S1AP:Handover Requiredメッセージに、Indirect Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、Handover Commandメッセージに、S−SGW1に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。
次に、手順9−2において、S−HeNB−GW3は、S−HeNB5へUE8のハンドオーバ処理の実行を指示するHandover Commandメッセージを送信する。S−HeNB−GW3は、手順2において、S1AP:Handover Requiredメッセージに、Direct Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、Handover Commandメッセージに、T−HeNB12に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。また、S−HeNB−GW3は、手順2において、S1AP:Handover Requiredメッセージに、Indirect Forwardingを実施することを示すDirect Forwarding Availability Path IEが設定されていた場合、Handover Commandメッセージに、S−HeNB−GW3に関するIPアドレス及びTEIDを設定する。
次に、Direct Forwardingが実施される場合、手順10aにおいて、S−HeNB5は、T−HeNB12へ直接データを送信する。また、Indirect Forwardingが実施される場合、手順10bにおいて、S−HeNB5は、S−HeNB−GW3、S−SGW1、T−SGW9及びT−HeNB−GW11を介してT−HeNB12へデータを送信する。データフォワーディング種別に応じて、手順10aもしくは手順10bが実行される。
次に、手順12において、UE8は、ハンドオーバ処理を完了すると、T−HeNB12へHandover Confirmメッセージを送信する。以降、T−HeNB12は、UE8に対してDownlink User Dataを送信する。
また、手順5a−1において、T−MME10は、S1AP:Handover RequestメッセージにDirect Forwarding Path Availability IEを設定することを説明したが、Direct Forwarding Path Availability IEとは異なるパラメータを設定してもよい。たとえば、T−MME10は、S1AP:Handover RequestメッセージのSource to Target Transparent Container IEに、Direct Forwardingを実施するかIndirect Forwardingを実施するかに関する情報を含めてもよい。また、T−MME10は、S1APプロトコル以外の、例えばGTPプロトコル等を用いて、Direct Forwardingを実施するかIndirect Forwardingを実施するかに関する情報を示してもよい。
続いて、図5を用いて、S−MME2が実行するハンドオーバ処理の流れについて説明する。はじめに、S−MME2の受信部21は、S−HeNB−GW3から送信されたS1AP:Handover Requiredメッセージを受信する(S21)。次に、S−MME2の受信部21は、S1AP:Handover Requiredメッセージに設定されたDirect Forwarding Path Availability IEを保存する(S22)。例えば、受信部21は、S−MME2の内部に設けられたメモリ装置もしくは外付けされたメモリ装置等へDirect Forwarding Path Availability IEを保存する。
次に、S−MME2の送信部22は、S1AP:Handover Requiredメッセージに設定されたTarget HeNB IDが、S−MME2とは異なる他のMME配下に存在するか否かを判定する(S23)。S−MME2の送信部22は、Target HeNB IDが他のMME配下に存在すると判定した場合、GTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージに、保存したDirect Forwarding Path Availability IEの値を設定し、GTPv2-C:Forward Relocation RequestメッセージをT−MME10へ送信する(S24)。
S−MME2の送信部22は、Target HeNB IDが他のMME配下に存在しない、つまり、S−MME2配下に存在すると判定した場合、S1AP:Handover Requiredメッセージに、保存したDirect Forwarding Path Availability IEの値を設定し、S1AP:Handover Requiredメッセージを、T−HeNB12を収容するT−HeNB−GW11へ送信する(S25)。
続いて、図6を用いてT−MME10が実行するハンドオーバ処理の流れについて説明する。はじめに、T−MME10の受信部101は、S−MME2から送信されたGTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージを受信する(S31)。
次に、T−MME10の送信部102は、GTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージに設定されたIndication Flags IEのDirect Forwarding Indicationの値を判定する(S32)。
T−MME10の送信部102は、Direct Forwarding Indicationの値が1であれば、S1AP:Handover RequestメッセージのDirect Forwarding Path Availability IEに、directPathAvailableを設定し、S1AP:Handover Requestメッセージを、T−HeNB−GW11へ送信する(S33)。
T−MME10の送信部102は、Direct Forwarding Indicationの値が1以外、例えば0であれば、S1AP:Handover RequestメッセージのDirect Forwarding Path Availability IEに、directPathAvailableを設定することなく、S1AP:Handover Requestメッセージを、T−HeNB−GW11へ送信する(S34)。もしくは、T−MME10の送信部102は、Direct Forwarding Indicationの値が1以外であれば、S1AP:Handover RequestメッセージのDirect Forwarding Path Availability IEに、Indirect Forwardingを実施することを示す情報を設定してもよい。
ここで、図7を用いて、T−MME10からT−HeNB−GW11へ送信されるS1AP:Handover Requestメッセージについて説明する。
図7には、S1AP:Handover RequestメッセージのIEに、Direct Forwarding Path Availabilityが含まれていることを示している。さらに、Direct Forwarding Path Availability IEには、Direct Path Available等の値が設定されることを示している。
続いて、図8を用いてT−HeNB−GW11が実行するハンドオーバ処理の流れについて説明する。はじめに、T−HeNB−GW11の受信部111は、T−MME10から送信されたS1AP:Handover Requestメッセージを受信する(S41)。次に、T−HeNB−GW11の受信部111は、S1AP:Handover Requestメッセージに設定されたDirect Forwarding Path Availability IEを保存する(S42)。
次に、T−HeNB−GW11の送信部112は、T−HeNB12へS1AP:Handover Requestメッセージを送信する(S43)。次に、T−HeNB−GW11の受信部111は、S1AP:Handover Requestメッセージの応答信号としてT−HeNB12から送信されたS1AP:Handover Request Ackメッセージを受信する(S44)。次に、T−HeNB−GW11の送信部112は、ステップS42において保存したDirect Forwarding Path Availability IEの値を判定する(S45)。
T−HeNB−GW11の送信部112は、Direct Forwarding Path Availability IEに、directPathAvailableが設定されていれば、T−HeNB12から送信されたS1AP:Handover Request AckメッセージをそのままT−MME10へ転送する(S46)。
T−HeNB−GW11の送信部112は、Direct Forwarding Path Availability IEに、directPathAvailableが設定されていない、もしくは、Indirect Forwardingを実施することを示す情報が設定されている場合、T−HeNB12から送信されたS1AP:Handover Request Ackメッセージの内容を変換してT−MME10へ転送する。具体的には、T−HeNB−GW11の送信部112は、S1AP:Handover Request AckメッセージのERABs Admitted List>E-RABs Admitted Item IEs>>DL Transport Layer Address、DL GTP-TEID、UL Transport Layer Address、UL GTP-TEIDをT−HeNB−GW11のIPアドレス及びTEIDに変換し、S1AP:Handover Request AckメッセージをT−MME10へ転送する(S47)。
以上説明したように、例示的な実施の形態3にかかる移動通信システムを用いることによって、T−MME10は、Direct Forwardingを実施するかもしくはIndirect Forwardingを実施するかを示すDirect Forwarding Path Availability IEを設定したS1AP:Handover RequestメッセージをT−HeNB−GW11へ送信することができる。これによって、T−HeNB−GW11は、S−HeNB12がDirect Forwardingを実施するかもしくはIndirect Forwardingを実施するかを判定することができる。そのため、T−HeNB−GW11は、S−HeNB5におけるフォワーディング種別に応じて、データのフォワーディング先として適切な宛先を設定して、S−HeNB5へ通知することができる。
(実施の形態4)
続いて、図9〜図16を用いて、例示的な実施の形態3の変形例となる実施の形態4にかかる移動通信システムの構成例について説明する。本実施形態は、図9〜図16に示される移動通信システムに適用されてもよい。実施の形態3においては、移動通信システムが、S−MME2及びT−MME10並びにS−SGW1及びT−SGW9を有する構成について説明したが、図9においては、T−HeNB−GW11が、S−SGW1及びS−MME2に接続する構成を示している。本図の構成においては、S−MME2及びT−MME10間におけるGTPv2-C:Forward Relocation Requestメッセージ及びGTPv2-C:Forward Relocation Responseメッセージの送受信が省略される。また、本図においては、S−MME2が、T−HeNB−GW11へDirect Forwarding Path Availability IEを設定したS1AP:Handover Requestメッセージを送信する。
続いて、図10を用いて変形例となる移動通信システムの構成例について説明する。本図においては、S−eNB4Aが形成するセル6Aから、T−HeNB−GW11配下のT−HeNB12が形成するセル13へハンドオーバする場合の移動通信システムの構成例を示している。本図においては、S−eNB4Aが、ゲートウェイ装置を介さず、直接S−MME2へS1AP:Handover Requiredメッセージ等を送受信する。
続いて、図11を用いて、変形例となる移動通信システムの構成例について説明する。
本図は、S−HeNB−GW3を有さない構成例を示している。つまり、S−HeNB4は、S−HeNB−GW3を介さずに直接S−MME2へ収容されている。本図においては、S−HeNB4が、ゲートウェイ装置を介さず、直接S−MME2へS1AP:Handover Requiredメッセージ等を送受信する。
続いて、図12を用いて変形例となる移動通信システムの構成例について説明する。本図は、S−HeNB4及びS−HeNB−GW3のかわりに、Relay Node(RN)41及びDonor eNB(DeNB)35が用いる構成を示している。RN41は、DeNB35のサービスエリア、つまり通信カバレッジを拡大するために、DeNB35から張り出されて設置されるノード装置である。つまり、RN41及びDeNB35は離れた位置に配置され、RN41及びDeNB35間は、例えば光ファイバーネットワーク等を用いて接続されてもよい。
また、図13には、図12と異なり、ハンドオーバ先の装置であるT−HeNB12及びT−HeNB−GW11のかわりに、RN121及びDeNB115が用いられている構成例が示されている。また、図14には、UE8が、S−eNB4Aが形成するセル6Aから、RN121が形成するセル131へ移動する場合の移動通信システムの構成例が示されている。また、図15には、UE8が、S−MME2に直接収容されるS−HeNB4が形成するセル6から、RN121が形成するセル131へ移動する場合の移動通信システムの構成例が示されている。また、図16には、UE8が、RN41が形成するセル61からRN121が形成するセル131へ移動する場合の移動通信システムの構成例が開示されている。
以上説明したように、様々な移動通信システムにおいて、T−HeNB−GWもしくはDeNBは、S−HeNB、S−eNBもしくはRNが適用するフォワーディング種別を把握することができる。そのため、T−HeNB−GWもしくはDeNBは、S−HeNB、S−eNBもしくはRNが適用するフォワーディング種別に応じて、適切な宛先に関する情報をS−HeNB、S−eNBもしくはRNへ通知することができる。
(実施の形態5)
続いて、図17を用いて例示的な実施の形態5にかかるT−HeNB−GW11におけるハンドオーバ処理の流れについて説明する。ステップS51〜S54は、図8におけるステップS41〜S44と同様であるため詳細な説明を省略する。
ステップS55において、T−HeNB−GW11の送信部112は、T−HeNB12とデータフォワーディングを行うS−HeNB5とが、Direct Forwardingを使用することができるか否かを設定しているデータベースを用いて、Direct Forwardingの使用可否を判定する。例えば、T−HeNBG−GW11の送信部112は、データベースに、S−HeNB5の設定値にTRUEが設定されている場合、S−HeNB5及びT−HeNB12との間においてDirect Forwardingを実施することができると判定して、T−HeNB12から送信されたS1AP:Handover Request AckメッセージをそのままT−MME10へ転送する(S56)。
例えば、T−HeNBG−GW11の送信部112は、データベースに、S−HeNB5の設定値にFALSEが設定されている場合、S−HeNB5及びT−HeNB12との間においてDirect Forwardingを実施することができない、つまり、Indirect Forwardingを実施すると判定して、T−HeNB12から送信されたS1AP:Handover Request Ackメッセージの内容を変換してT−MME10へ転送する。具体的には、T−MME10の送信部112は、S1AP:Handover Request AckメッセージのERABs Admitted List>E-RABs Admitted Item IEs>>DL Transport Layer Address、DL GTP-TEID、UL Transport Layer Address、UL GTP-TEIDをT−HeMB−GW11のIPアドレス及びTEIDに変換し、S1AP:Handover Request AckメッセージをT−MME12へ転送する(S57)。
また、データベースは、例えば、図18に示すように、S−HeNB IDと、T−HeNB IDとの組み合わせに対して、Direct Forwardingの使用可否に関する設定値が定められてもよい。
さらに、Direct Forwardingの使用可否に関する情報は、HeNBのO&Mシステムが、HeNB−GWのO&Mシステムと連携し、HeNBのO&Mシステムが保持するDirect Forwardingの使用可否に関する情報をHeNB−GWのO&Mシステムが取得し、上述したデータベースに設定してもよい。
また、図17及び図18の説明において、主にHeNB及びHeNB−GWを用いて説明したが、HeNBは、RNであってもよく、HeNB−GWは、DeNBであってもよい。
以上説明したように、例示的な実施の形態5にかかるハンドオーバ処理の流れを用いることによって、既存のS1AP:Handover Requestメッセージ等に新たな情報を追加することなく、T−HeNB−GWが、S−HeNBにおけるDirect Forwardingの使用可否を判定することができる。
図19は、例示的な実施形態の無線通信システムの構成を示す。
図19の移動通信システム(LTEシステム)は、Source Serving-Gateway(S−SGW)1、Target SGW(T−SGW)9、S−Mobility Management Entity(MME)2、T−MME10、S−Home eNB(HeNB)−GW3、T−HeNB−GW11、S−HeNB4、S−HeNB5及びT−HeNB12を有している。
S−SGW1及びT−SGW9は、コアネットワークにおいてユーザデータを伝送可能に構成されている。S−MME2及びT−MME10は、コアネットワークにおいて信号制御もしくはUE8の移動管理を行うことが可能に構成されている。さらに、S−MME2及びT−MME10は、S−MME2、T−MME10、後述するS−HeNB−GW3及びT−HeNB−GW11の間におけるユーザデータ経路の設定処理を行うことが可能に構成されている。
S−HeNB4、S−HeNB5及びT−HeNB12は、LTEシステムに配置されるフェムト基地局である。フェムト基地局は、通信エリア(カバレッジエリア)が数メートルもしくは数十メートル等である。数キロメートルの通信エリアを形成する一般的な基地局(例えば、マクロ基地局)と比較すると、フェムト基地局が形成する通信エリアは狭い。S−HeNB4、S−HeNB5及びT−HeNB12は、それぞれセル6、セル7及びセル13を通信カバレッジとし、それぞれのセルに在圏するUE8と無線通信を行う。
S−HeNB−GW3及びT−HeNB−GW11は、複数のHeNBを収容するゲートウェイであり、HeNBとコアネットワークとの間において送受信されるユーザデータ及び制御信号の中継を行う。
ここで、S−HeNB4もしくはS−HeNB5は、移動前のUE8が、現在在圏しているセルを形成しているHeNBであることを示している。また、S−HeNB−GW3は、S−HeNB4及びS−HeNB5を収容し、S−SGW1及びS−MME2は、それぞれS−HeNB−GW3と接続している。
T−HeNB12は、UE8の移動先のセルを形成しているHeNBであることを示している。T−HeNB−GW11は、T−HeNB12を収容し、T−SGW9及びT−MME10は、それぞれT−HeNB−GW11と接続している。
図19において、現在UE8は、セル7に在圏し、S−HeNB5及びS−HeNB−GW3を経由して、コアネットワークのS−SGW1及びS−MME2と接続し、通信を行っていると仮定する。この時、UE8がセル13へ移動すると、S−HeNB5は、UE8のハンドオーバ処理を実施する。また、S−HeNB5は、ハンドオーバ処理の途中においてUE8へ送信することができなかった下りユーザデータもしくは上りユーザデータを、T−HeNB12へ送信する。この時、Direct Forwardingを用いる場合、S−HeNB5は、S−HeNB5とT−HeNB12とを直接接続する有線リンク(X2リンク)を介してデータを転送する。また、Indirect Forwardingを用いる場合、S−HeNB5は、S−HeNB5、S−HeNB−GW3、S−SGW1、T−SGW9、T−HeNB−GW11及びT−HeNB12を介してデータを転送する。また、ハンドオーバ処理の途中に発生したUEに関するデータが、移動先のHeNBへ転送されることを、データフォワーディングと称してもよい。さらに、Direct Forwarding及びIndirect Forwardingがデータフォワーディング種別と称してもよい。
ここで、本発明者らは、S−HeNB5がDirect Forwardingを行うかIndirect Forwardingを行うかに関するデータフォワーディング種別をT−HeNB−GW11が認識できないことを見出した。言い換えると、T−MME10は、T−HeNB−GW11に対して、S−HeNB5のデータフォワーディング種別を通知する機能を有していない。そのため、データフォワーディングが失敗する可能性がある。すなわち、発明者らは、この問題がT−HeNB−GW11が、データフォワーディング種別に関する情報を把握していないことに起因することを見出した。
上述した例示的な実施形態によれば、この問題を解決し、データの転送経路に関する情報を適切な装置に通知することができる。
なお、例えば、上述の実施形態3乃至5に記載の基地局は、HeNBとしたが、HNBやNBであっても良い。同様に、実施形態3乃至5に記載の通信装置は、HeNB−GWとしたが、HNB−GWやNB−GWとしても良い。
また、上述の実施形態1乃至5に記載の移動通信システムは、例えば、LTEネットワークを有する移動通信システムや、Wideband Code Division Multiple Access (WCDMA)(登録商標)ネットワークを有する移動通信システムに適用することができる。
また、上述の例示的な実施の形態は、ハードウェアの構成として説明したが、例示的な実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、例示的な実施形態は、図5、図6、図8及び図17における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
(付記)
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
前述の実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。しかしながら、以下の各付記は、あくまでも、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。
(付記1)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信を行う手段と、
前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから制御情報を受信する手段と、を有し、
前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、通信装置。
(付記2)
前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記第一の装置は、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに対して前記制御情報を送信する、付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)
前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、付記1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記5)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、付記1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記6)
前記通信装置は、前記第二の装置からHANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信する手段と、
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記HANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信する手段と、を有する、付記1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記7)
前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
前記制御情報を受信する手段は、前記コアネットワークノードから、前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記8)
前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
前記制御情報を受信する手段は、前記コアネットワークノードから、前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
(付記9)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記第二の装置との間で通信を行う通信装置と通信を行う手段と、
前記ハンドオーバのとき、前記通信装置へ制御情報を送信する手段と、を有し、
前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、コアネットワークノード。
(付記10)
前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、付記9に記載のコアネットワークノード。
(付記11)
前記制御情報は、前記第一の装置から、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに送信される、付記9または10に記載のコアネットワークノード。
(付記12)
前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、付記9乃至11のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
(付記13)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、付記9乃至12のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
(付記14)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記第二の装置から送信されたHANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記通信装置から受信する手段、を有する、付記9乃至13のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
(付記15)
前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
前記制御情報を送信する手段は、前記通信装置へ前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを送信する、付記9乃至14のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
(付記16)
前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
前記制御情報を送信する手段は、前記通信装置へ前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを送信する、付記9乃至14のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
(付記17)
第一の装置から第二の装置へハンドオーバを行う無線端末と、
前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信を行う通信装置と、を有し、
前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードは、前記通信装置に対して制御情報を送信し、
前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、移動通信システム。
(付記18)
前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、付記17に記載の移動通信システム。
(付記19)
前記第一の装置は、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに対して前記制御情報を送信する、付記17または18に記載の移動通信システム。
(付記20)
前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、付記17乃至19のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記21)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、付記17乃至20のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記22)
前記通信装置は、前記第二の装置からHANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信する手段と、
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記HANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信する手段と、を有する、付記17乃至21のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記23)
前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記17乃至22のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記24)
前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記17乃至22のいずれか一項に記載の移動通信システム。
(付記25)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信する受信工程を有する、通信方法。
(付記26)
前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、付記25に記載の通信方法。
(付記27)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される付記25または26に記載の通信方法。
(付記28)
前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記制御情報を受信した後に、前記第二の装置から送信されたHANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を通信装置である自装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信する工程を有する、付記25乃至27のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記29)
前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
前記受信工程は、前記コアネットワークノードから、前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記25乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記30)
前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
前記受信工程は、前記コアネットワークノードから、前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、付記25乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
(付記31)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信するステップをコンピュータに実行させるプログラム。
(付記32)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信するステップをコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記憶媒体。
(付記33)
無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信可能に構成され、
前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから制御情報を受信可能に構成され、
前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、通信装置。
(付記34)
無線端末の第一の装置から第二の装置へのハンドオーバ時において、
前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信可能に構成された通信部と、
前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから制御情報を受信可能に構成され受信機とを有し、
前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、通信装置。
この出願は、2013年7月31日に出願された日本出願特願2013−158461を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 S−SGW
2 S−MME
3 S−HeNB−GW
4 S−HeNB
4A S−eNB
5 S−HeNB
6、6A、7 セル
8 UE
9 T−SGW
10 T−MME
11 T−HeNB−GW
12 T−HeNB
13 セル
15 中継装置
20 コアネットワーク制御装置
25 コアネットワークノード
21 受信部
22 送信部
30 通信装置
31 受信部
32 送信部
35 DeNB
40 基地局
41 RN
50 基地局
55 装置
60、61、70 セル
80 通信端末
85 無線端末
90 中継装置
100 コアネットワーク制御装置
101 受信部
102 送信部
110 通信装置
111 受信部
112 送信部
115 DeNB
120 基地局
125 装置
121 RN
130、131 セル

Claims (31)

  1. 無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
    前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信可能に構成され、
    前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードから制御情報を受信可能に構成され、
    前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、通信装置。
  2. 前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第一の装置は、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに対して前記制御情報を送信する、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、前記第二の装置からHANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信可能に構成され、
    前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記HANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信可能に構成される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
    前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
    前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
    前記第二の装置との間で通信を行う通信装置と通信可能に構成され、
    前記ハンドオーバのとき、前記通信装置へ制御情報を送信可能に構成され、
    前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、コアネットワークノード。
  10. 前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、請求項9に記載のコアネットワークノード。
  11. 前記制御情報は、前記第一の装置から、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに送信される、請求項9または10に記載のコアネットワークノード。
  12. 前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
  13. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、請求項9乃至12のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
  14. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記第二の装置から送信されたHANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記通信装置から受信可能に構成される、請求項9乃至13のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
  15. 前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
    前記コアネットワークノードは、前記通信装置へ前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを送信する、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
  16. 前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
    前記コアネットワークノードは、前記通信装置へ前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを送信する、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のコアネットワークノード。
  17. 第一の装置から第二の装置へハンドオーバを行う無線端末と、
    前記第二の装置及びコアネットワークノードと通信を行う通信装置と、を有し、
    前記ハンドオーバのとき、前記コアネットワークノードは、前記通信装置に対して制御情報を送信し、
    前記制御情報は、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である、移動通信システム。
  18. 前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、請求項17に記載の移動通信システム。
  19. 前記第一の装置は、前記コアネットワークノードを有するコアネットワークに対して前記制御情報を送信する、請求項17または18に記載の移動通信システム。
  20. 前記通信装置は、前記第二の装置のゲートウェイ装置である、請求項17乃至19のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  21. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される、請求項17乃至20のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  22. 前記通信装置は、前記第二の装置からHANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信可能に構成され、
    前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記HANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を前記通信装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信可能に構成される、請求項17乃至21のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  23. 前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEであり、
    前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Direct Forwarding Path Availability IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、請求項17乃至22のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  24. 前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれ、
    前記通信装置は、前記コアネットワークノードから、前記Source to Target Transparent Container IEを含むHANDOVER REQUESTメッセージを受信する、請求項17乃至22のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  25. 無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
    前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信する、通信方法。
  26. 前記制御情報は、前記データの転送をダイレクトフォワーディングで行うか否かを示す情報である、請求項25に記載の通信方法。
  27. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記データをインダイレクトフォワーディングで転送する場合に用いるトンネルが形成される請求項25または26に記載の通信方法。
  28. 前記制御情報が、前記データの転送をインダイレクトフォワーディングで行うことを示す場合、前記制御情報を受信した後に、前記第二の装置から送信されたHANDOVER REQUEST ACKメッセージに含まれる前記第二の装置の識別情報を通信装置である自装置の識別情報に変換したメッセージを、前記コアネットワークノードに送信する、請求項25乃至27のいずれか一項に記載の通信方法。
  29. 前記制御情報は、Direct Forwarding Path Availability IEを含む、
    請求項25乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
  30. 前記制御情報は、Source to Target Transparent Container IEに含まれる、
    請求項25乃至28のいずれか一項に記載の通信方法。
  31. 無線端末が第一の装置から第二の装置にハンドオーバする場合において、
    前記ハンドオーバのとき、コアネットワークノードから、前記第一の装置から前記第二の装置に対して転送するデータの転送経路に関する情報である制御情報を受信するプロセスをコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記憶媒体。
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