JPWO2015004921A1 - 通信システム、通信装置、その制御方法および制御装置 - Google Patents

通信システム、通信装置、その制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置のUプレーン処理機能を柔軟に増減可能な通信システム、通信装置、制御方法および制御装置を提供する。【解決手段】ネットワークに論理パス(50)を設定して通信を行う通信システムは、論理パスのコントロールプレーン(30)と、コントロールプレーンからの要求に応じて論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器(10)を通信機器リソースから選択し、選択された通信機器にユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する制御装置(20)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は通信装置間で論理パスを通してデータ通信を行う通信システムに係り、特にその通信装置、制御方法および制御装置に関する。
現在の無線通信システムでは、無線端末が無線基地局と接続し、コアネットワークを経由してインターネットにアクセスすることができる。その際、無線端末は、接続した無線基地局とコアネットワークに設けられたゲートウェイ装置との間に確立された通信路(ベアラ)を介してパケット通信を行う。無線基地局およびゲートウェイ装置は、ベアラを提供するため、パケットをカプセル化することによってトンネルを構築する。データパケットを転送するトンネルは、パケットのアウタヘッダに設定されたトンネル識別情報により識別される。
たとえば、非特許文献1に記載されたE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)を用いたEPS(Evolved Packet System)では、無線端末UE(User Equipment)がP−GW(Packet Data Network Gateway)との間に生成されたEPSベアラを通してパケット通信を行うことができる。このEPSベアラにおいて、無線基地局(eNodeB)とS−GW(Serving GW)との間、S−GWとP−GWとの間でそれぞれ終端されデータパケットを転送する論理パスはGTP−U(GRPS Tunneling Protocol for User plane)トンネルと呼ばれ、パケットのアウタヘッダのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)により識別される。
上述したような通信システムにおいて、モバイルトラフィックが増大した場合には、S−GWやP−GWを必要に応じて追加することにより対応することができる。
3GPP TR 23.401 V12.0.0"General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access"、[平成25年5月20日検索]インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/23401.htm>
しかしながら、LTE(Long Term Evolution)では常時IP接続となったために、無線端末UEがモバイルネットワークにアクセスすると、自動的にP−GWとの接続が確立される。すなわち、無線端末UEは、モバイルネットワークにアクセスした段階でP−GWとの間にベアラが構築され、それが維持される。このために、トラフィック転送用Uプレーン(U-plane)処理がユーザトラフィックの増大に伴って増大するのに対して、ベアラ管理用のCプレーン(C-plane)処理の比率は相対的に小さくなる。
上述したように、モバイルトラフィックの増大にはGW(ゲートウェイ装置)を追加することにより対応する。したがって、Cプレーン処理とUプレーン処理とを一体化したGW(ゲートウェイ装置)の場合、Uプレーン処理負荷の増大に対処するためにGWを追加すると、Cプレーン処理能力が過剰となり、GWの処理効率が全体として劣化するという問題が発生する。
そこで、本発明の目的は、通信装置のUプレーン処理機能を柔軟に増減可能な通信システム、通信装置、制御方法および制御装置を提供することである。
本発明による通信システムは、ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムであって、前記論理パスのコントロールプレーンと、前記コントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択し、選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する制御装置と、を備える。
本発明による制御装置は、ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの制御装置であって、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択する手段と、選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する手段と、を備える。
本発明による制御方法は、ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの制御方法であって、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択し、選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定することを特徴とする。
本発明による通信装置は、ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの通信装置であって、前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて通信機器リソースから通信機器を選択する機能を有する制御装置と、通信コネクションを確立する手段と、前記通信コネクションを介して前記制御装置から通知された動作ルールに従って、記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する手段と、を備える。
本発明によれば、通信装置のUプレーン処理機能を柔軟に増減することが可能となる。
図1は本発明の第1実施形態による通信システムの概略的構成図である。 図2は本発明の第1実施形態による通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は本発明の第1実施形態による制御装置の概略的構成を示すブロック図である。 図4は本発明の第1実施形態による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図5は本発明の第2実施形態による通信システムの概略的構成図である。 図6は本発明の第2実施形態による通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7は本発明の第2実施形態による制御装置の概略的構成を示すブロック図である。 図8は本発明の第2実施形態による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は本発明の第2実施形態による通信装置の第1例の機能的構成を示すブロック図である。 図10は本発明の第2実施形態による通信装置の第2例の機能的構成を示すブロック図である。 図11は本発明の第2実施形態による通信装置をソフトウエアにより実現する構成を示すブロック図である。 図12は本発明の第1実施例による通信システムの機能構成を示すシステム構成図である。 図13は第1実施例に採用されるオープンフロー技術を説明するための模式的なネットワーク図である。 図14は図13におけるフローテーブルに格納されるエントリの構成を模式的に示すフォーマット図である。 図15は第1実施例による通信システムの一例の機能構成を示すシステム構成である。 図16は図15に示す通信システムにおけるP−GWによるデフォルトベアラ構築手順の一例を示すシーケンス図である。 図17は図15に示す通信システムにおけるP−GWによるデフォルトベアラ解放手順の一例を示すシーケンス図である。 図18は図15に示す通信システムにおけるP−GWによる専用ベアラ構築手順の一例を示すシーケンス図である。 図19は図15に示す通信システムにおけるP−GWによる専用ベアラ解放手順の一例を示すシーケンス図である。 図20は本発明の第2実施例による通信システムの機能構成を示すシステム構成図である。 図21は第2実施例による通信システムの一例の機能構成を示すシステム構成である。 図22は図21に示す通信システムにおけるS−GWによるデフォルトベアラ構築手順の一例を示すシーケンス図である。 図23は図21に示す通信システムにおけるS−GWによるデフォルトベアラ解放手順の一例を示すシーケンス図である。 図24は図21に示す通信システムにおけるS−GWによる専用ベアラ構築手順の一例を示すシーケンス図である。 図25は図21に示す通信システムにおけるS−GWによる専用ベアラ解放手順の一例を示すシーケンス図である。 図26は図21に示す通信システムにおけるS−GWによるS1コネクション解放手順の一例を示すシーケンス図である。 図27は図21に示す通信システムにおけるS−GWによるUEトリガサービス要求手順の一例を示すシーケンス図である。 図28は図21に示す通信システムにおけるS−GWによるNWトリガサービス要求手順の一例を示すシーケンス図である。 図29は本発明の第3実施形態による通信システムの概略的構成図である。 図30は本発明の第4実施形態による通信システムの一例を示す概略的構成図である。 図31は図30に示す通信システムのトランスポートネットワークの一例を示す構成図である。 図32は図30に示す通信システムにおけるUプレーン用S−GWの構成例を示すブロック図である。 図33は図30に示す通信システムにおけるS−GWによるデフォルトベアラ構築手順の一例を示すシーケンス図である。 図34は本発明の第4実施形態による通信システムの他の例を示す概略的構成図である。
本発明の実施形態によるシステムは、Cプレーン処理機能を有する通信装置とUプレーン処理機能を有する通信装置が分離した構成を有する。制御装置が、Cプレーン処理機能を有する通信装置からの要求に応じて、Uプレーン処理機能を動的に制御する。よって、本発明は、Uプレーン処理機能を柔軟に増減することが可能となる。以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態および実施例について詳細に説明する。
1.第1実施形態
1.1) システム構成
図1は、第1実施形態のシステム構成の例を示す。本発明の第1実施形態による通信システムは、データトラフィックの処理を実行するUプレーン用通信装置10と、制御装置20と、Cプレーン用通信装置30と、通信装置10と通信する通信装置40と、を含む。Uプレーン用通信装置10と通信装置40との間に論理パス50が生成されるものとする。
通信システムは、複数のUプレーン用通信装置10を有することができる。通信システムは、例えば、Uプレーン処理機能を有する複数の通信装置10をプールしている。制御装置20は、通信装置10のプール(複数の通信装置10からなる通信機器リソース)から、Cプレーン用通信装置30からの要求に応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択してもよい。
制御装置20は、例えば、通信システムの通信状況に応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択してもよい。一例として、制御装置20は、通信システムの負荷が所定のしきい値よりも高くなった場合、既にUプレーン機能として動作している通信装置10ではなく、新たな通信装置10を選択し、Uプレーンとして動作させる。また、例えば、制御装置20は、通信システムの負荷が所定のしきい値よりも低くなった場合、既にUプレーン機能として動作している通信装置10を選択する。
制御装置20は、例えば、論理パス50の種別に応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択することもできる。制御装置20は、例えば、パケットのヘッダに含まれるポート番号等を参照し、パケットに関するサービスを識別し、当該サービスの種別に応じて論理パス50の種別を識別する。例えば、制御装置20は、論理パス50の種別毎に、異なる通信装置10を選択する。
制御装置20は、例えば、端末がアクセスするデータ網の種別(インターネットや、IMS(IP Multimedia Subsystem)等)に応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択してもよい。制御装置20は、例えば、データ網毎に、異なる通信装置10を選択する。なお、制御装置20は、例えば、PDN(Packet Data Network)ゲートウェイに応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択してもよい。
制御装置20は、例えば、端末がアタッチする基地局の位置に応じて、Uプレーンとして動作させる通信装置10を選択することも可能である。
通信システムは、Uプレーン処理機能を有する通信装置10をプールしてもよい。また、通信システムは、汎用的な複数の通信装置10をプールし、各通信装置10にVM(Virtual Machine)等のソフトウェアにより、Uプレーン処理機能を構築してもよい。例えば、通信システムのオペレータが、通信装置10に、Uプレーン処理機能を有するソフトウェアを構築する。また、制御装置20が、オペレータからの指示に応じて、Uプレーン処理機能を有するソフトウェアを通信装置10に構築してもよい。
制御装置20は、Cプレーン用通信装置30からの要求に応じて、通信装置10のUプレーン処理機能を制御する。
Cプレーン用通信装置30は、Uプレーン用通信装置10の論理パス50(例えば、ベアラ)の設定/変更/解放等のベアラ管理機能を有し、制御装置20に対してUプレーンの論理パス50の設定を要求する。
図2は、Uプレーン用通信装置10の構成例を示す。制御インターフェース111は、所定の制御プロトコルに従って、制御装置20からの指示(動作ルール)を受信する。制御プロトコルは、例えば、OpenFlow,I2RS(Interface to the Routing System)、ForCES(Forwarding and Control Element Separation)等を用いることが可能である。但し、上述したプロトコルは例示であり、他の制御プロトコルを用いることも可能である。
制御部110は、制御装置20からの指示に従って、Uプレーン処理機能として動作する。制御部110は、例えば、通信装置40との間で送受信されるパケットをカプセル化・デカプセル化する機能を有する。つまり、制御部110は、通信装置40との間で確立される論理パス50の終端機能を有する。制御部110は、例えば、制御インターフェース111を介して、制御装置20から、論理パス50を識別するための識別情報を含む指示を受信する。制御部110は、当該指示に従って、受信した識別情報に基づいてパケットをカプセル化する。また、制御部110は、当該指示に従って、識別情報に対応するパケットをデカプセル化する。図2では、制御部110が論理パス50を終端するケースで説明したが、論理パス50が縦列的に多段に構築された場合であれば、デカプセル化処理とカプセル化処理を組み合わせて処理するのではなく、アウタヘッダに含まれる情報を変換しても良い。ここで変換する情報としては、例えば、アウタヘッダに含まれる送信元および宛先IPアドレスやTunneling Endpoint Identifier(TEID)などの論理パスを識別するための情報が挙げられるが、これらに限定されない。
制御部110は、通信装置40の生存を確認するエコーメッセージの送受信処理、パケット(即ち、論理パス50)のシーケンス番号管理等を行う。
図3は、制御装置20の構成例を示す。制御装置20は、通信部201、202と、制御部206を有する。
通信部202は、Cプレーン用通信装置30から、Uプレーンの論理パス50の設定要求を受信する。
制御部206は、Cプレーン用通信装置30から受信した設定要求に応じて、Uプレーン処理機能を実行させる通信装置10を選択する。制御部206は、選択した通信装置10に対して、Cプレーン用通信装置30からの要求に対して構築する論理パス50の識別情報を含む指示を、通信部201を介して送信する。例えば、制御部206は、選択した通信装置10に、受信した識別情報に基づいてパケットをカプセル化すること、および、識別情報に対応するパケットをデカプセル化することを指示する。もしくは、論理パス50が縦列的に多段に構築された場合であれば、アウタヘッダに含まれる情報の変換処理を指示しても良い。
1.2) 動作
図4は、第1実施形態の動作例を示す。
Cプレーン用通信装置30は、他の装置から、セッション生成要求を受信する(動作S1)。セッション生成要求を受信すると、Cプレーン用通信装置30は、制御装置20に対して、Uプレーンの論理パス50の設定要求を送信する(動作S2)。
制御装置20は、論理パス50の設定要求を受信すると、Uプレーン用通信装置10の選択、選択された通信装置10が設定する論理パス50の識別情報(例えば、TEID(Tunnel Endpoint ID))の割当を実行する(動作S3)。制御装置20は、Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージをCプレーン用通信装置30へ返す(動作S4)。Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージを受け取ったCプレーン用通信装置30は、Uプレーンリソース(セッション)設定要求メッセージを制御装置20へ送信する(動作S5)。
制御装置20は、Uプレーンリソース(セッション)設定要求メッセージを受信すると、識別情報に基づくパケットのカプセル化・デカプセル化を指示する(動作S6)。制御装置20は、Uプレーンリソース(セッション)設定応答メッセージをCプレーン用通信装置30へ返す(動作S7)。Uプレーンリソース(セッション)設定応答メッセージを受信したCプレーン用通信装置30は、セッション生成要求を送信した他の装置に対して、セッション生成応答メッセージを送信する(動作S8)。
1.3 効果)
本発明の第1実施形態は、Cプレーン処理機能を有する通信装置とUプレーン処理機能を有する通信装置とが分離した構成を有する。制御装置が、Cプレーン処理機能を有する通信装置からの要求に応じて、Uプレーン処理機能を動的に制御する。よって、本実施形態によれば、Uプレーン処理機能を柔軟に増減することが可能となる。
2.第2実施形態
本発明の第2実施形態は、上述の第1実施形態で言及された技術を適用することが可能である。第1実施形態では、制御装置20がOpenFlow,I2RS,ForCES等の制御プロトコルを用いて通信装置10を制御し、通信装置10にUプレーン処理機能を実行させる。
これに対して、第2実施形態では、通信装置10において、Uプレーン処理機能が、制御装置20の制御により実行する機能と、通信装置10が自ら実行する機能と、に分離される。通信装置10がUプレーン処理機能を分離することで、制御装置20は、より容易に通信装置10にUプレーン処理機能を実行させることが可能となる。
通信装置10は、論理パス(例えばベアラ)の終端処理を実行可能な機能と、論理ポートを通してパケットを送受信するパケット転送機能と、を分離して備える。制御装置20は、パケットが適切な論理パスを通して送受信されるように通信装置10のパケット転送機能を制御する。通信装置10では論理パスの設定や削除等の管理が論理パス管理機能により実行されるので、制御装置20はUプレーン処理機能をより容易に増減することができる。
2.1)システム構成
図5に示すように、本発明の第2実施形態による通信システムは、データトラフィックの処理を実行するUプレーン用通信装置10と、制御装置20と、Cプレーン用通信装置30と、通信装置10と通信する通信装置40と、を含み、Uプレーン用通信装置10と通信装置40との間に論理パス50が生成されるものとする。
Uプレーン用通信装置10は、論理パス50の生成、削除等の管理を行う論理パスモジュール11とパケットの転送を行うパケット転送部12とが機能的に分離して設けられ、パケット転送部12の1つの論理ポートPに1つの論理パスモジュール11を構築することができる。論理パスモジュール11は、論理パス50の終端処理を実行可能である。パケット転送部12の論理ポートPの数は、例えば、トラフィックの増減に応じて決定される。また、例えば、論理ポートPの数は、Uプレーン用通信装置10の処理能力に応じて決定される。パケット転送部12は、後述するように、制御装置20からの制御情報に従ってデータパケットに対する処理を実行する機能を有する。パケット転送部12は、制御装置20から通知される動作ルールに従って、論理パスモジュール11が実行する論理パスの終端処理に関する情報(例えば、ベアラの識別情報等)を、論理パスモジュール11と交換することが可能である。論理パスモジュール11は、対向する通信装置40との間に論理パス50を生成し、論理パス50を変更し、あるいは解放すると共に、対向通信装置40の状態を検知するためにエコーメッセージEchoを交換する機能を有する。
制御装置20は、Uプレーン用通信装置10のポート情報やパケット転送ルールを管理し、Cプレーン用通信装置30から受信したデータトラフィック転送用の指示に従って、Uプレーン用通信装置10のパケット転送部12に対してパケット転送用制御情報を送信する。
Cプレーン用通信装置30は、Uプレーン用通信装置10のベアラの設定/変更/解放等のベアラ管理機能を有し、制御装置20に対してパケット転送部12でのトラフィック転送を指示する。
なお、論理パスモジュール11の作成/削除等の管理機能、論理パスモジュール11とパケット転送部12の論理ポートPとの紐付け等の機能を別個の制御装置により実現してもよい。
<Uプレーン用通信装置>
図6に示すように、論理パスモジュール11は、論理パス50の他端にある通信装置40を管理する論理パス管理部101と論理パスのカプセル化機能部102およびデカプセル化機能部103と、を有する。
論理パス管理部101は、通信装置40の生存を確認するエコーメッセージの送受信処理やパケットのシーケンス番号管理等を行う。カプセル化機能部102は、パケット転送部12から入力したデータパケットと論理パス50を識別する識別情報を含むメタデータとに基づいたカプセル化を実行し、論理パス50に属するパケットとして送信する。なお、カプセル化時に、パケットのヘッダにQoS(Quality of Service)情報をマーキングしてもよい。デカプセル化機能部103は、論理パス50に属するパケットを受信すると、受信パケットをデカプセル化し、デカプセル化されたデータパケットをパケット転送部12へ出力すると共に、アウタヘッダに含まれる論理パス50の識別情報をメタデータとしてパケット転送部12へ出力する。
パケット転送部12は制御装置20からのパケット転送ルールに従ってパケット転送を実行する。パケット転送部12は、パケットの転送ルールに従って、パケット転送と共に、論理パスモジュール11と、論理パスの終端処理に関する情報を交換することが可能である。またパケット転送部12は、論理パスモジュール11を論理ポートPとして物理ポートと同様に管理する。すなわち、論理ポートPからパケットを受信する場合、デカプセル化されたデータパケットと共に、当該パケットが属した論理パス50の識別情報をメタデータとして受け取る。なお、後述するように、1つの論理パスモジュールで複数の対向通信装置と通信可能な場合は、論理ポートPを通して対向通信装置のIPアドレスも一緒に受け取る。
逆に、論理ポートPにパケットを転送する場合には、パケット転送部12は論理パスモジュール11へデータパケットと共に論理パス識別情報をメタデータとして一緒に渡す。1つの論理パスモジュールで複数の対向通信装置と通信可能な場合は、論理ポートPを通して対向通信装置のIPアドレスも一緒に渡す。
<制御装置>
図7に示すように、制御装置20はCプレーン用通信装置30とUプレーン用通信装置10との間に介在し、Cプレーン用通信装置30からのデータトラフィック転送用の指示をUプレーン用通信装置10のパケット転送部12に対するパケット転送ルールとして送信する。
制御装置20は、Uプレーン用通信装置10と通信するための通信部201と、Cプレーン用通信装置30と通信するための通信部202とを有し、さらに、経路・アクション計算部203、パケット転送管理部204、パケット転送ルール管理部205、および制御部206を有する。
経路・アクション計算部203は、Cプレーン用通信装置30からの情報に基づいてパケット転送ルールを生成し、通信部201を通してUプレーン用通信装置10へ送信する。Uプレーン用通信装置10のパケット転送部12を制御するパケット転送ルールについては後述する。
パケット転送管理部204は、Uプレーン用通信装置10のパケット転送部12が有する能力やポート情報を管理する。論理パス50に紐付いた論理ポートPの情報には、論理パスモジュール11に割り当てられたIPアドレスが含まれる。なお、1つの論理パスモジュールで複数の対向通信装置と通信可能な場合には対応通信装置40のIPアドレスも含まれる。
パケット転送ルール管理部205は、Uプレーン用通信装置10のパケット転送部12に設定したパケット転送ルールを管理すると共に、加入者を識別可能な情報やベアラ識別情報も管理する。
なお、制御装置20には、Uプレーン用通信装置を管理する機能が備えられてもよい。たとえば、Uプレーン用通信装置の選択、Uプレーン用通信装置における論理パスモジュールの対向通信装置単位での論理パス識別情報の割当/解放等の管理、ベアラ識別情報の管理など、あるいは通信装置10がP−GWであればUEのIPアドレスの割当/解放の管理を一緒に行うこともできる。ただし、このUプレーン用通信装置を管理する機能はCプレーン用通信装置30などの別装置に設けられてもよい。
1.2)動作
以下、図8を参照しながら、あるパケットフローに属する各パケットの転送処理について説明する。
図8に示すように、論理パスモジュール11は、対向通信装置40にエコー要求メッセージを送信し、それに対するエコー応答メッセージを受信するか否かによって対向通信装置40の生存を確認する。また、対向通信装置40からエコー要求メッセージを受信すると、それに対するエコー応答メッセージを送信する。
パケット転送部12は、あるデータパケットを受信すると、そのヘッダ情報とパケット転送ルールとを照合し、通信装置40へ転送すべきパケットフローであると判断すると、当該パケットを論理パス50が設定されている論理ポートPを通して論理パスモジュール11へ転送する。その際、データパケットと共に、論理パス50を識別する識別情報を含むメタデータを論理パスモジュール11へ渡す。対向通信装置が複数あれば、メタデータに送信すべき対向通信装置のIPアドレスも含める。
論理パスモジュール11は、パケット転送部12から入力したデータパケットのシーケンス番号およびメタデータに基づいて当該データパケットのカプセル化を実行し、論理パス50に属するパケットとして送信する。以下同様に、同じフローのデータパケットを受信する毎にカプセル化して送信する。また、論理パスでシーケンス番号を使用する際にはシーケンス番号の付与も行う。
論理パスモジュール11は、入力したデータパケットのヘッダ情報から論理パス50を識別すると、当該データパケットをデカプセル化し、デカプセル化されたデータパケットをパケット転送部12へ出力すると共に、論理パス50の識別情報を含むメタデータをパケット転送部12へ出力する。論理パスモジュール11に紐づいた対向通信装置が複数あれば、データパケットを受信した対向通信装置のIPアドレスもメタデータに含める。パケット転送部12は、メタデータの論理パス識別情報(および対向通信装置のIPアドレス)とパケット転送ルールとを照合することで当該データパケットを転送すべきポートを特定し転送する。
2.3)効果
上述したように、本発明の第2実施形態によれば、制御装置20が、Cプレーン用通信装置30からのトラフィック転送指示に従ってパケット転送ルールをUプレーン用通信装置10のパケット転送部12へ登録し、それによりパケット転送部12がパケットを対向通信装置に対応した論理パスを通して転送する。さらに、Uプレーン用通信装置10では、対向通信装置の状態を確認するエコー処理、シーケンス番号管理等の機能を論理パスモジュール11が実行することにより、切り貼りが頻繁に生じる論理パスの管理が容易となり、Cプレーン用通信装置30や制御装置20の制御系の処理負荷を軽減することもできる。
2.4)Uプレーン用通信装置の構成例
以下、上述したUプレーン用通信装置10の具体的な構成例を説明する。
図9に示す例では、パケット転送部12は、トラフィックの増減に応じて論理ポートPを設定あるいは解除し、各論理ポートPに論理パスモジュール11を構築する。各論理パスモジュール11は1つの論理パス50を設定する。この場合、各論理パスモジュール11と対向通信装置40とが一対一に対応しているので、論理パスモジュール11とパケット転送部12とは当該論理パス50を識別する識別情報を含むメタデータを渡せばよい。
図10に示す例においても、パケット転送部12は、トラフィックの増減に応じて論理ポートPを設定あるいは解除し各論理ポートPに論理パスモジュール11を構築するが、各論理パスモジュール11は複数の論理パス50を設定する点が異なっている。この場合、各論理パスモジュール11が複数の対向通信装置と対応しているので、論理パスモジュール11とパケット転送部12とは論理パス50の識別情報と各対向通信装置のIPアドレスとを含むメタデータを渡せばよい。
図11に示す例では、論理パスモジュール11およびパケット転送部12にそれぞれ対応する機能が、ソフトウェア(図11のデータ処理部13)で実行される。ソフトウェアは、論理パスモジュール機能11aおよびパケット転送機能12aで構成され、論理パスモジュール機能11aは論理パスモジュール11に対応し、パケット転送機能12aはパケット転送部12に対応する。ソフトウエアは、例えば、ユーザトラフィックに応じて必要な論理パスモジュール機能11aを追加することができる。なお、1つの論理パスモジュール機能11aが複数の対向通信装置と通信する場合でも、データ処理部13上で実行するプログラムにより図10に示す機能構成を実施することができる。
上述したように、トラフィックの増減に応じて論理ポートPに対応する論理パスモジュール11を生成あるいは削除するだけでなく、Uプレーン用通信装置10の負荷あるいは論理ポート数などの状態をモニタして、新たな論理パスを終端するUプレーン用通信装置10を選択することもできる。
3.第1実施例
3.1)システム構成
図12に示すように、本発明の第1実施例による通信システムでは、第1実施形態あるいは第2実施形態のUプレーン用およびCプレーン用通信装置がUプレーン用およびCプレーン用のP−GWに適用される。本実施例では、上述した論理パス50としてGTP−Uトンネル350を例示し、さらに、Uプレーン用通信装置10、制御装置20、Cプレーン用通信装置30および対向通信装置40として、それぞれUプレーン用P−GW300、コントローラ320、Cプレーン用P−GW330およびS−GW340を例示する。また、無線基地局eNB360は移動管理エンティティ(MME)370により選択されたS−GW340を通してGTP−UトンネルによりUプレーンP−GW300に接続される。
Uプレーン用P−GW300には、GTP−Uトンネルモジュール311およびスイッチ312が設けられ、上述した論理パスモジュール11およびパケット転送部12にそれぞれ対応する。コントローラ320はパケットフロー識別機能を有し、上述したように、パケット転送ルールをスイッチ312に登録することで、パケット転送ルールに合致したパケットに対してメタデータの付与およびGTP−Uトンネルモジュール311を通した転送を実行するようにスイッチ312を制御する。Uプレーン用P−GW300におけるGTP−Uトンネルモジュール311は、対向通信装置であるS−GW340との間にGTP−Uトンネル350を形成し、上述したように、カプセル化/デカプセル化、エコーメッセージによる対向通信装置の死活モニタ、シーケンス番号管理等を行う。
上述したように、スイッチ312は、コントローラ320からのパケット転送ルールに合致したアクションを実行することで、上述したメタデータを付与やパケット転送を実行する。このようなコントローラ320がスイッチ312を集中制御する集中制御型のネットワークアーキテクチャシステムは、たとえばオープンフロー(OpenFlow)、I2RS (Interface to the Routing System)、ForCES(Forwarding and Control Element Separation)等により実現することが可能である。以下、コントローラ320およびスイッチ312の実装例としてオープンフローを用いたものを示す。
3.2)オープンフロー
オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして認識し、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散等を実行する。ここで、フローとは、例えば所定の属性を有する一連の通信パケット群のことである。以下、図13に示すネットワークを一例としてオープンフローについて簡単に説明する。
図13において、オープンフロースイッチ(Openflow Switch)391はオープンフロー技術を採用したネットワークスイッチであり、オープンフローコントローラ(OpenFlow Controller)390はオープンフロースイッチ391を制御する情報処理装置である。
各オープンフロースイッチ391は、オープンフローコントローラ390との間にセキュアチャネル(Secure Channel)393が設定されており、セキュアチャネル393を通してオープンフローコントローラ390と通信する。オープンフローコントローラ390は、セキュアチャネル393を介して、オープンフロースイッチ391のフローテーブル(Flow Table)392の設定を行う。なお、セキュアチャネル393は、各スイッチ391とコントローラ390との間の通信経路であって、通信の盗聴や改ざん等を防止するための処置がなされたものである。
図14はフローテーブル392の各エントリ(フローエントリ)の構成例を示す。フローエントリは、スイッチが受信したパケットのヘッダに含まれる情報(例えば、宛先IPアドレスやVLAN ID等)と照合するためのマッチングルールを規定するマッチフィールド(Match Fields)と、パケットフロー毎の統計情報を示すフィールド(Counters)と、マッチングルールにマッチするパケットの処理方法を規定するアクションフィールド(Action)とで構成される。
オープンフロースイッチ391は、パケットを受信すると、フローテーブル392を参照する。オープンフロースイッチ391は、受信したパケットのヘッダ情報にマッチするフローエントリを検索する。受信パケットのヘッダ情報にマッチするエントリが検索された場合、オープンフロースイッチ391は、検索されたエントリのアクションフィールドに定義された処理方法に従って、受信パケットを処理する。処理方法は、例えば、「受信パケットを所定の論理ポートから転送する」、「受信したパケットを廃棄する」、「受信パケットのヘッダの一部をメタデータに書き換えて、所定の論理ポートへ転送する」といった処理である。
一方、受信パケットのヘッダ情報にマッチするエントリが見つからない場合、オープンフロースイッチ391は、例えば、セキュアチャネル392を通してオープンフローコントローラ390へ受信パケットを転送し、コントローラ390に対して受信パケットの処理方法を規定したフローエントリの設定を要求することも可能である。
オープンフローコントローラ390は、受信パケットの処理方法を決定し、決定した処理方法を含むフローエントリをフローテーブル392に登録する。その後、オープンフロースイッチ391は、登録されたフローエントリにより、受信パケットと同一のフローに属する後続のパケットを処理する。
本発明の第1実施例による通信システムにおけるスイッチ312およびコントローラ320は、上述したオープンフロースイッチ391およびオープンフローコントローラ390に対応する機能を含む。すなわち、オープンフロースイッチ391の機能が図12におけるスイッチ312に実装され、オープンフローコントローラ390の機能が図12におけるコントローラ320に実装される。オープンフロースイッチ391内のフローテーブル392は、図12のスイッチ312内に設けられた記憶部(図示せず。)に対応する。以下、オープンフローを実装した本実施例の適用例として、モバイルシステムの構成とその動作について説明する。
3.3)適用例
図15に示すように、モバイルシステム400はコアシステム401とアクセスシステム402とからなり、コアシステム401は、図12に示すように、Uプレーン用P−GW300、コントローラ(OFC)320、Cプレーン用P−GW330、S−GW340およびMME370からなる。なお、Uプレーン用P−GW300でのGTP−Uトンネルの生成、変更あるいは解放等の処理は、通常、オープンフロー構成機能(OFCP: OpenFlow Configuration Point)により実行されるが、本実施例ではOFC320により実行することが可能である。
アクセスシステム402は無線基地局eNB360a、360bが含まれ、ここではそれぞれの無線基地局に通信端末403a、403bが接続しているものとする。アクセスシステム402は、たとえばLTEの無線アクセス方式を用いて通信端末403にモバイルシステム400へのコネクティビティを提供する無線アクセスネットワークである。通信端末403はユーザ端末UE、携帯電話、携帯通信端末等の移動局である。通信端末403はモバイルシステム400を通して外部ネットワークであるインターネット404に接続することができる。
3.3.1)P−GWでのデフォルトベアラの構築
図16において、eNB360、MME370およびS−GW340によりアタッチ手順が開始されると(動作S300)、S−GW340はセッション生成要求メッセージをCプレーンP−GW330へ送信する(動作S301)。セッション生成要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW330はOFC320へUプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを送信する(動作S302)。
OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを受信すると、UプレーンP−GWの選択、選択されたP−GWにGTP−Uトンネルの識別情報(TEID)の割当および、必要であれば通信端末のIPアドレス割当を実行し(動作S303)、Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返す(動作S304)。Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージを受け取ったCプレーンP−GW330は、Uプレーンリソース(セッション)設定要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S305)。
OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)設定要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンP−GW300へ送信し(動作S306)、さらにUプレーンリソース(セッション)設定応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返す(動作S307)。Uプレーンリソース(セッション)設定応答メッセージを受信したCプレーンP−GW330は、S−GW340へセッション生成応答メッセージを送信し(動作S308)、上記アタッチ手順が引き続き実行される。
UプレーンP−GW300は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ312に登録し、対象となるフローのパケットに対して規定された処理が実行される。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、ここでは次の構成を有する。
<FlowModの構成>
上りパケットに対しては、
Matching field:
・パケットの入力ポートが該当のGTP-Uトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPであること;
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・宛先MACアドレスを対応するノード(例えば、上位に存在するルータ等)のものに変換する;
・送信元MACアドレスをP−GW300のものに変換する;
・インターネット向きのポートへ転送する。
下りパケットに対しては、
Matching field:
・UE IPアドレスが宛先IPアドレスで完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして付与する;
・該当のGTP-Uトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPへ転送する。
3.3.2)P−GWでのデフォルトベアラの解放
図17において、eNB360、MME370およびS−GW340によりデタッチ手順が開始されると(動作S401)、S−GW340はセッション削除要求メッセージをCプレーンP−GW330へ送信する(動作S402)。セッション削除要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW330はOFC320へUプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを送信する(動作S403)。
OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを受信すると、FlowModメッセージを生成してUプレーンP−GW300へ送信し(動作S404)、さらにUプレーンリソース(セッション)設定解除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返す(動作S405)。Uプレーンリソース(セッション)設定解除応答メッセージを受信したCプレーンP−GW330は、Uプレーンリソース(セッション)割当解除要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S406)。
OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)割当解除要求メッセージを受信すると、UプレーンP−GWのTEIDを解放し、必要であれば通信端末のIPアドレスも解放する(動作S407)。続いて、OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)割当解除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ送信し(動作S408)、CプレーンP−GW330はS−GW340へセッション削除応答メッセージを送信し(動作S409)、上記デタッチ手順が引き続き実行される。
UプレーンP−GW300は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報に従ってパケット転送ルールを解除する。この場合のFlowModは、上記ベアラ構築と同じマッチングルールで削除を指示する。
3.3.3)P−GWでの専用ベアラの構築
図18において、CプレーンP−GW330が専用ベアラ構築トリガを検知すると(動作S501)、Uプレーンリソース(ベアラ)割当要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S502)。
OFC320は、Uプレーンリソース(ベアラ)割当要求メッセージを受信すると、UプレーンP−GWのTEIDを割り当て(動作S503)、Uプレーンリソース(ベアラ)割当応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返信する(動作S504)。Uプレーンリソース(ベアラ)割当応答メッセージを受信したCプレーンP−GW330は、S−GW340へベアラ生成要求メッセージを送信し(動作S505)、eNB360、MME370およびS−GW340により専用ベアラ活性化手順が実行される(動作S506)。続いて、S−GW340はベアラ生成応答メッセージをCプレーンP−GW330へ送信し(動作S507)、これを受けて、CプレーンP−GW330はUプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S508)。
OFC320は、Uプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンP−GW300へ送信し(動作S509)、さらにUプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返す(動作S510)。
UプレーンP−GW300は、FlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ312に登録し、このルールに従ってスイッチ312は対象となるフローのパケットに対して規定された処理を実行する。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、ここでは次の構成を有する。
<FlowModの構成>
上りパケットに対しては、
Matching field:
・パケットの入力ポートが該当のGTPトンネルモジュール11の紐付いた論理ポートPであること;
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・インターネット向きのポートへ転送する。
下りパケットに対しては、
Matching field:
・TFT(Traffic Flow Template)で指定されたフィールドで完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(S-GW Addressと)S-GW TEID、P-GW TEIDをメタデータとして付与する;
・該当のGTPトンネルモジュール11に紐付いた論理ポートPへ転送する。
3.3.4)P−GWでの専用ベアラの解放
図19において、CプレーンP−GW330は、専用ベアラ解放トリガを検知すると(動作S601)、S−GW340へベアラ削除要求メッセージを送信し(動作S602)、これによりeNB360、MME370およびS−GW340が専用ベアラ非活性化手順を実行する(動作S603)。続いて、S−GW340はベアラ削除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ送信し(動作S604)、これを受けて、CプレーンP−GW330はUプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S605)。
OFC320は、Uプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージを受信すると、FlowModメッセージを生成してUプレーンP−GW300へ送信し(動作S606)、さらにUプレーンリソース(ベアラ)設定解除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ返す(動作S607)。Uプレーンリソース(ベアラ)設定解除応答メッセージを受信したCプレーンP−GW330は、Uプレーンリソース(ベアラ)割当解除要求メッセージをOFC320へ送信する(動作S608)。
OFC320は、Uプレーンリソース(ベアラ)割当解除要求メッセージを受信すると、UプレーンP−GWのTEIDを解放する(動作S609)。続いて、OFC320は、Uプレーンリソース(ベアラ)割当解除応答メッセージをCプレーンP−GW330へ送信する(動作S610)。
UプレーンP−GW300は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報に従ってパケット転送ルールを解除する。この場合のFlowModは、上記ベアラ構築と同じマッチングルールで削除を指示する。
4.第2実施例
4.1)システム構成
図20に示すように、本発明の第2実施例による通信システムでは、第1実施形態または第2実施形態によるCプレーン用通信装置30、Uプレーン用通信装置10がUプレーン用およびCプレーン用のS−GWに適用される。本実施例では、上述した論理パス50としてGTP−Uトンネル550を例示し、さらに、Uプレーン用通信装置10、制御装置20、Cプレーン用通信装置30および対向通信装置40として、それぞれUプレーン用S−GW500、コントローラ520、Cプレーン用S−GW530および無線基地局eNB560を例示する。また、Uプレーン用S−GW500は移動管理エンティティ(MME)570により選択され、eNB560とUプレーン用S−GW500との間がGTP−Uトンネル550により接続される。
Uプレーン用S−GW500には、eNBとP−GWにそれぞれ対応する複数のGTP−Uトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1、#2)およびスイッチ512が設けられ、上述した論理パスモジュール11およびパケット転送部12にそれぞれ対応する。コントローラ520はパケットフロー識別機能を有し、上述したように、パケット転送ルールをスイッチ512に登録することで、パケット転送ルールに合致したパケットに対してメタデータの付与およびGTP−Uトンネルモジュール511を通した転送を実行するようにスイッチ512を制御する。Uプレーン用S−GW500におけるGTP−Uトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1)は、対向通信装置であるeNB560との間にGTP−Uトンネル550を形成し、上述したように、カプセル化/デカプセル化、エコーメッセージによる対向通信装置の死活モニタ理等を行う。また、GTP−Uトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#2)は、対向通信装置であるP−GW540との間にGTP−Uトンネル550を形成し、上述したように、カプセル化/デカプセル化、エコーメッセージによる対向通信装置の死活モニタ理等を行う。なお、本実施例でやり取りされるメタデータは、第1実施例で使用したものに加え、GTP−Uヘッダに含まれるシーケンス番号が追加される。パケット受信時には、GTP−Uトンネルモジュール511はシーケンス番号もメタデータに含める。そして、コントローラ520は、スイッチ512に前記シーケンス番号をメタデータとして出力先のGTP−Uトンネルモジュール511に渡すように指示する。
上述したように、スイッチ512は、コントローラ520からのパケット転送ルールに合致したアクションを実行することで、上述したメタデータの付与やパケット転送を実行する。このようなコントローラ520がスイッチ512を集中制御する集中制御型のネットワークアーキテクチャシステムは、たとえばオープンフロー(OpenFlow)、I2RS (Interface to the Routing System)、ForCES(Forwarding and Control Element Separation)等により実現することが可能である。以下、コントローラ520およびスイッチ512の実装例としてオープンフローを適用したモバイルシステムの構成とその動作について説明する。
4.2)適用例
図21に示すように、モバイルシステム600はコアシステム601とアクセスシステム602とからなり、コアシステム601は、図20に示すように、Uプレーン用S−GW500、コントローラ(OFC)520、Cプレーン用S−GW530、P−GW540およびMME570からなる。なお、Uプレーン用S−GW500でのGTP−Uトンネルの生成、変更あるいは解放等の処理は、通常、オープンフロー構成機能(OFCP: OpenFlow Configuration Point)により実行されるが、本実施例ではOFC520により実行することが可能である。
アクセスシステム502は無線基地局eNB560a、560bが含まれ、ここではそれぞれの無線基地局に通信端末603a、603bが接続しているものとする。アクセスシステム602は、たとえばLTEの無線アクセス方式を用いて通信端末603にモバイルシステム540へのコネクティビティを提供する無線アクセスネットワークである。通信端末603はユーザ端末UE、携帯電話、携帯通信端末等の移動局である。通信端末603はモバイルシステム600を通して外部ネットワークであるインターネット604に接続することができる。
4.2.1)S−GWでのデフォルトベアラの構築
図22において、eNB560およびMME570によりアタッチ手順が開始されると(動作S700)、MME570はセッション生成要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S701)。セッション生成要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを送信する(動作S702)。
OFC520は、Uプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを受信すると、UプレーンS−GWの選択およびS−GWへのGTP−Uトンネルの識別情報(TEID)の割当を実行し(動作S703)、Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージをCプレーンS−GW530へ返す(動作S704)。Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージを受け取ったCプレーンS−GW530は、セッション生成要求メッセージをP−GW540へ送信し(動作S705)、P−GW540からセッション生成応答メッセージを受信すると(動作S706)、セッション生成応答メッセージをMME570へ送信する(動作S707)。
セッション生成応答メッセージを受信したMME570は、上記アタッチ手順を引き続き実行し、ベアラ変更要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信し(動作S708)、これを受けてCプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S709)。
OFC520は、Uプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンS−GW500へ送信し(動作S710)、さらにUプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S711)。Uプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージを受信したCプレーンS−GW530は、MME370へベアラ変更応答メッセージを送信する(動作S712)。
UプレーンS−GW500は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ512に登録し、対象となるフローのパケットに対して規定された処理が実行される。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、ここでは次の構成を有する。
<FlowModの構成>
上りパケットに対しては、
Matching field:
・入力ポートがeNB側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1)に紐付いた論理ポートPであること;
・(eNB Addressと)eNB TEID、S-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること。
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEID、ベアラのシーケンス番号をメタデータとして付与する。
・P−GW側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#2)に紐付いた論理ポートPへ転送する。
下りパケットに対しては、
Matching field:
・入力ポートがP−GW側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#2)に紐付いた論理ポートPであること;
・(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEIDをメタデータとして完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・(eNB Addressと)eNB TEID、S-GW TEID、ベアラのシーケンス番号をメタデータとして付与する。
・eNB側のGTPトンネルモジュール511(GTP−Uトンネルモジュール#1)に紐付いた論理ポートPへ転送する。
4.2.2)S−GWでのデフォルトベアラの解放
図23において、eNB560およびMME570によりデタッチ手順が実行され(動作S801)、MME570はセッション削除要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S802)。セッション削除要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを送信する(動作S803)。
OFC520は、Uプレーンリソース(セッション)設定解除要求メッセージを受信すると、FlowModメッセージを生成してUプレーンS−GW500へ送信し(動作S804)、さらにUプレーンリソース(セッション)設定解除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S805)。Uプレーンリソース(セッション)設定解除応答メッセージを受信したCプレーンS−GW530は、Uプレーンリソース(セッション)割当解除要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S806)。
OFC520は、Uプレーンリソース(セッション)割当解除要求メッセージを受信すると、UプレーンS−GWのTEIDを解放し(動作S807)、Uプレーンリソース(セッション)割当解除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S808)。これを受けてCプレーンS−GW530は、P−GW540へセッション削除要求メッセージを送信し(動作S809)、その応答としてセッション削除応答メッセージを受信すると(動作S810)、セッション削除応答メッセージをMME570へ送信する(動作S811)。
UプレーンS−GW500は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報に従ってパケット転送ルールを解除する。この場合のFlowModは、上記ベアラ構築と同じマッチングルールで削除を指示する。
4.2.3)S−GWでの専用ベアラの構築
図24において、P−GW540が専用ベアラ構築トリガを検知すると(動作S901)、Uプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S902)。それを受信したCプレーンS−GW530は、Uプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S903)。
OFC320は、Uプレーンリソース(セッション)割当要求メッセージを受信すると、UプレーンS−GWのTEIDを割り当て(動作S904)、Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージをCプレーンS−GW530へ返信する(動作S905)。Uプレーンリソース(セッション)割当応答メッセージを受信したCプレーンS−GW530は、MME570へベアラ生成要求メッセージを送信し(動作S906)、eNB560およびMME570により専用ベアラ活性化手順が実行される(動作S907)。続いて、MME570はベアラ生成応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信し(動作S908)、これを受けて、CプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S909)。
OFC520は、Uプレーンリソース(ベアラ)設定要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンS−GW500へ送信し(動作S910)、さらにUプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S911)。Uプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)設定応答メッセージをP−GW540へ送信する(動作S912)。
UプレーンS−GW500は、FlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ512に登録し、このルールに従ってスイッチ512は対象となるフローのパケットに対して規定された処理を実行する。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、その構成は、上述したS−GWでのデフォルトベアラの構築の場合と同じであるから、説明は省略する。
4.2.4)S−GWでの専用ベアラの解放
図25において、P−GW540が専用ベアラ解放トリガを検知すると(動作S1001)、ベアラ削除要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1002)。それを受信したCプレーンS−GW530は、ベアラ削除要求メッセージをMME570へ送信し(動作S1003)、eNB560およびMME570により専用ベアラ非活性化手順が実行される(動作S1004)。続いて、MME570はベアラ削除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信し(動作S1005)、これを受けて、CプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S1006)。
OFC520は、Uプレーンリソース(ベアラ)設定解除要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンS−GW500へ送信し(動作S1007)、さらにUプレーンリソース(ベアラ)設定解除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1008)。Uプレーンリソース(ベアラ)設定解除応答メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はUプレーンリソース(ベアラ)割当解除要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S1009)。
OFC520は、Uプレーンリソース(ベアラ)割当解除要求メッセージを受信すると、UプレーンS−GWのTEIDを解放し(動作S1010)、Uプレーンリソース(ベアラ)割当解除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1011)。これを受けてCプレーンS−GW530は、P−GW540へベアラ削除応答メッセージを送信する(動作S1012)。
UプレーンS−GW500は、FlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ512に登録し、このルールに従ってスイッチ512は対象となるフローのパケットに対して規定された処理を実行する。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、その構成は、上述したS−GWでのデフォルトベアラの解放の場合と同じであるから、説明は省略する。
4.3)S1コネクションの解放/復活
図21において、アクセスシステム602とUプレーン用S−GW500との間のS1−Uコネクションは、通信端末の状況に応じてアイドル状態になったり、通信端末からの送信データの発生あるいは通信端末宛てのデータの到来によりアイドル状態から復帰したりする場合がある。以下、本発明の第2実施例におけるS1コネクションの解放/復活動作について説明する。
4.3.1)S−GWでのS1コネクションの解放
図26において、eNB560およびMME570によりS1コネクション解放手順が開始されると(動作S1101)、MME570はアクセスベアラ解放要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1102)。アクセスベアラ解放要求メッセージを受信すると、CプレーンP−GW530はOFC520へUプレーンリソース(S1−U)設定解除要求メッセージを送信する(動作S1103)。
OFC520は、Uプレーンリソース(S1−U)設定解除要求メッセージを受信すると、FlowModメッセージを生成してUプレーンS−GW500へ送信し(動作S1104)、さらにUプレーンリソース(S1−U)設定解除応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1105)。Uプレーンリソース(S1−U)設定解除応答メッセージを受信したCプレーンS−GW530は、Uプレーンリソース(S1−U)割当解除要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S1106)。
OFC520は、Uプレーンリソース(S1−U)割当解除要求メッセージを受信すると、Uプレーンリソース(S1−U)割当解除応答メッセージをCプレーンP−GW530へ送信し(動作S1107)、CプレーンP−GW530はアクセスベアラ解放応答メッセージをMME570へ送信し(動作S1108)、上記S1コネクション解放手順が引き続き実行される。
UプレーンS−GW500は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報に従って、上りに対しては既存のフローエントリを削除し、下りに対しては、Matching fieldが既存のフローエントリと同じであり、ActionがOFC520宛てのポートへ転送する。
4.3.2)S−GWでのUE起動のS1コネクション復活
図27において、通信端末UEによりサービス要求があると(動作S1201)、MME570はベアラ変更要求メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1202)。ベアラ変更要求メッセージを受信すると、CプレーンS−GW530はOFC520へUプレーンリソース(S1−U)割当要求メッセージを送信する(動作S1203)。
OFC520は、Uプレーンリソース(S1−U)割当要求メッセージを受信すると、Uプレーンリソース(S1−U)割当応答メッセージをCプレーンS−GW530へ返す(動作S1204)。Uプレーンリソース(S1−U)割当応答メッセージを受け取ったCプレーンS−GW530はUプレーンリソース(S1−U)設定要求メッセージをOFC520へ送信する(動作S1205)。
OFC520は、Uプレーンリソース(S1−U)設定要求メッセージを受信すると、次に述べるフロー書き換え(FlowMod)メッセージを生成し、UプレーンS−GW500へ送信し(動作S1206)、さらにUプレーンリソース(S1−U)設定応答メッセージをCプレーンS−GW530へ送信する(動作S1207)。Uプレーンリソース(S1−U)設定応答メッセージを受信したCプレーンS−GW530は、MME370へベアラ変更応答メッセージを送信する(動作S1208)。
UプレーンS−GW500は、受信したFlowModメッセージのフロー書き換え情報をパケット転送ルールとしてスイッチ512に登録し、対象となるフローのパケットに対して規定された処理が実行される。FlowModメッセージは図14に示すフォーマットを有し、上述したS−GWでのデフォルトベアラ構築と同じ構成を有するが、フローエントリはそれまで生成している数あるいは要求された数だけ生成される。
4.3.3)S−GWでのNW起動のS1コネクション復活
図28において、P−GW540がデータパケットをネットワークから受信すると(動作S1301)、当該受信データパケットをUプレーンS−GW500へ送信する(動作S1302)。新たなデータパケットを受信したUプレーンS−GW500は、スイッチ512に当該パケットのヘッダ情報と合致したフローエントリが登録されていないと、当該パケットをPacket-Inメッセージを用いてOFC520へ通知する(動作S1303)。Packet-Inメッセージは、入力ポートが該当のGTPトンネルモジュール511の紐付いた論理ポートPであり、(P-GW Addressと)P-GW TEID、S-GW TEIDをメタデータとして含む以外は、通常のPacket-Inメッセージと同じである。
OFC520は、Packet-Inメッセージを受信すると、処理を保留し(動作S1304)、Cプレーン用S−GW530へ下りパケット受信通知メッセージを送信し(動作S1305)、これを受けたCプレーン用S−GW530は下りデータ通知メッセージをMME570へ送信する(動作S1306)。MME570は、下りデータ通知応答メッセージをCプレーン用S−GW530へ返す(動作S1307)と共に、eNB560に対してページングメッセージを送信する(動作S1308)。
ページングにより、上述したUEトリガサービス要求動作(図27)によりS1−Uコネクションが設定されると(動作S1309)、OSC520は処理の保留を解除して(動作S1310)、Packet-OutメッセージをUプレーンS−GW500へ送信する(動作S1311)。Packet-Outメッセージは、(eNB Addressと)eNB TEID、S-GW TEIDをメタデータとして付与し、該当のGTPトンネルモジュール511の紐付いた論理ポートPへ転送するように、フローエントリのActionを設定すること以外は、通常のPacket-Outメッセージと同じである。
Packet-Outメッセージにより設定されたパケット転送ルールに従って、UプレーンS−GW500はデータパケットをeNB560へ転送する(動作S1312)。
5.他の適応例
上述した実施例では、論理パスとしてGTPトンネルを例示したが、PMIP(Proxy Mobile IP)/GRE(Generic Routing Encapsulation)等に対応したLTEトンネルを採用することもできる。また、S−GWでは、上述したようにTEIDに紐付けたパケット転送ではなく、紐付けを解いてから転送するBBERF(Bearer Biding and Event Reporting Function)に対応した方法を利用することもできる。
6.第3実施形態
上述した第2実施形態および実施例では、図5に示されるように、Uプレーン用通信装置において論理パスモジュール(GTP−Uトンネルモジュール)がパケット転送部(スイッチ)の論理ポートに設けられた構成を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図5のようなUプレーン通信装置を複数設け、それらを制御可能なスイッチを用いて接続し、ネットワーク負荷等に応じて1つあるいは複数のUプレーン用通信装置を選択するように構成することもできる。以下、本発明の第2実施形態としてP−GWに適用した場合を説明する。なお、第3実施形態には、上述した第1および第2実施形態で言及された技術を適用することが可能である。
図29に示すように、本発明の第3実施形態による通信システムは、Cプレーン用P−GW1401と複数のUプレーン用P−GW1402とがスイッチSW1〜SW3に接続され、コントローラ1403がUプレーン用P−GW1402だけでなくスイッチSW1〜SW3もオープンフロー技術により制御されるものとする。ここでは、S−GW1404およびインターネット1405がスイッチSW1に接続されている。
コントローラ1403は、Uプレーン用P−GW1402のそれぞれの負荷を考慮しながら、どのUプレーン用P−GWとS−GW1404との間にGTP−Uトンネル(論理パス)を生成するか、あるいはどのGTP−Uトンネルを削除するかを制御することができる。
このように、本発明の第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態の効果に加えて、Cプレーン用P−GW1401と複数のUプレーン用P−GW1402との間にコントローラ1403が制御可能なスイッチSW1〜SW3を通して介在することで、S−GW1404とUプレーン用P−GW1402との間の論理パスの経路を柔軟に選択することができ、Uプレーン処理機能をさらに容易に増減することができる。
7. 第4実施形態
本発明の第4実施形態には、上述した第1−第3実施形態で言及された技術を適用することが可能である。
第4実施形態では、通信システムに、仮想マシン等のソフトウェアにより仮想的なS−GWが構築される。仮想的なS−GWは複数のUプレーン用S−GW(S-GW(U-plane))を含んで構築され、ベアラに応じて、経由するUプレーン用S−GWが選択される。
現在の通信システムは、図30に示されるように、通信網(図30のデータ網720−1、720−2)に応じて複数のP−GW(図30のP−GW720−1,720−2)を配置する場合がある。このような構成の通信システムにおいて、全てのベアラが特定のS−GWを経由する場合、S−GWが通信のボトルネックとなることが想定される。第4実施形態では、各通信網に対応する複数のP−GWそれぞれに対して、Uプレーン用S−GWが配置される。よって、各通信網に対応する通信を、複数のUプレーン用S−GWで分散することが可能となり、通信のボトルネックが解消できる。
図30は、第4実施形態の通信システムの構成例を示す。
モバイルシステム700は、通信端末703と無線通信を行う基地局(eNB)770で構成されるアクセスシステム702を有する。
モバイルシステム700は、コアシステム701を有する。コアシステム701は、複数のデータ網704−1、704−2のそれぞれに対応するP−GW720−1、720−2を有する。なお、各データ網の各々に対して、複数のP−GWが配置されてもよい。例えば、データ網704−1に対して、複数のP−GW720−1が配置されてもよい。コアシステム701は、仮想マシン等のソフトウェアにより構築された仮想S−GW740を有する。仮想S−GW740は、CプレーンS−GWおよび複数のP−GW720−1、720−2のそれぞれに対応する複数のUプレーンS−GW740−1、740−2を有する。仮想S−GW740は、例えば、サーバ、汎用通信機器に仮想マシン等のソフトウェアを稼動させることにより構築される。Cプレーン用S−GW730は、仮想S−GW740が構築される装置とは別の装置でもよい。また、Cプレーン用S−GW730は、仮想S−GW740が構築される装置に、仮想マシン等のソフトウェアにより構築されることも可能である。
Uプレーン用S−GW740−1、740−2の構成は、例えば、図20に例示されたUプレーン用S−GW500と同様の構成でもよい。例えば、Uプレーン用S−GW740−1、740−2は、図20に例示されたGTP−Uトンネルモジュール511、スイッチ512に対応する機能を、仮想マシン上で動作するソフトウェアアプリケーションで実行することが可能である。GTP−Uトンネルモジュール511、スイッチ512に対応する機能は、上述の第2実施形態で説明されているので、第4実施形態での説明は省略される。また、Uプレーン用S−GW740−1、740−2の構成は、デカプセル化処理とカプセル化処理を組み合わせて処理するのではなく、アウタヘッダに含まれる情報を変換しても良い。ここで変換する情報としては、例えば、アウタヘッダに含まれる送信元および宛先IPアドレス、Tunneling Endpoint Identifier(TEID)などの論理パスを識別するための情報が挙げられるが、これらに限定されない。
制御装置710は、例えば、OpenFlow、I2RS,ForCES等の制御プロトコルを用いて、Uプレーン用S−GW740−1,740−2、および、トランスポートネットワーク760を制御する。第4実施形態の制御装置710は、第2実施形態で説明されたOFC520と同様の機能を有するので、第4実施形態では詳細な説明は省略される。ただし、制御装置710の機能は、OFC520の機能に限定されない。
制御装置710は、通信端末703が通信するデータ網704に応じて、通信が経由するUプレーン用S−GW740を選択する。また、制御装置710は、選択したUプレーン用S−GW740を経由するベアラの識別情報の割り当てを行う。
図31に示されるように、トランスポートネットワーク760は、複数のスイッチ7601を有する。各スイッチ7601は、例えば、図13に示されるOpenFlow Switch391と同様の機能を有する。
制御装置710は、トランスポートネットワーク760を制御し、各データ網704−1、704−2と通信するためのベアラ(GTP−Uトンネル)の通信経路を、eNB770と仮想S−GW740との間に構築する。仮想S−GW740にIPアドレスが割り当てられ、eNB770は、各データ網704−1、704−2それぞれに対応する通信トラフィックを、仮想S−GW740のIPアドレス宛に送信する。なお、eNB770は、各データ網704−1、704−2それぞれに対応する通信トラフィックを、ベアラの識別情報(TEID)を含めてカプセル化する。例えば、eNB770からUプレーン用S−GW740−1へ転送されるベアラに割り当てられる識別情報(以降、TEID(A)とする)と、eNB770からUプレーン用S−GW740−2に転送されるベアラに割り当てられる識別情報(以降、TEID(B)とする)とは互いに異なる。よって、各ベアラは識別情報により区別可能となる。なお、Uプレーン用S−GW740−1からeNB770へ転送されるベアラに割り当てられる識別情報をTEID(C)と、Uプレーン用S−GW740−2からeNB770に転送されるベアラに割り当てられる識別情報をTEID(D)とする。
図31の例において、制御装置710は、例えば、eNB770からUプレーン用S−GW740−1に対して送信されるベアラが経由するスイッチ7601を、スイッチ(A)とスイッチ(B)に決定する。制御装置710は、スイッチ(A)に対して、宛先アドレスが仮想S−GW740のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(A)であるパケットを、スイッチ(B)に転送することを指示する。また、制御装置710は、スイッチ(B)に対して、宛先アドレスが仮想S−GW740のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(A)であるパケットを、Uプレーン用S−GW740−1に転送することを指示する。
図31の例において、制御装置710は、例えば、eNB770からUプレーン用S−GW740−2に対して送信されるベアラが経由するスイッチ7601を、スイッチ(A)とスイッチ(C)に決定する。制御装置710は、スイッチ(A)に対して、宛先アドレスが仮想S−GW740のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(B)であるパケットを、スイッチ(C)に転送することを指示する。また、制御装置710は、スイッチ(C)に対して、宛先アドレスが仮想S−GW740のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(B)であるパケットを、Uプレーン用S−GW740−2に転送することを指示する。
図31の例において、制御装置710は、例えば、Uプレーン用S−GW740−1からeNB770に対して送信されるベアラが経由するスイッチ7601を、スイッチ(B)とスイッチ(A)に決定する。制御装置710は、スイッチ(B)に対して、宛先アドレスがeNB770のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(C)であるパケットを、スイッチ(A)に転送することを指示する。また、制御装置710は、スイッチ(A)に対して、宛先アドレスがeNB770のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(C)であるパケットを、eNB770に転送することを指示する。
図31の例において、制御装置710は、例えば、Uプレーン用S−GW740−2からeNB770に対して送信されるベアラが経由するスイッチ7601を、スイッチ(C)とスイッチ(A)に決定する。制御装置710は、スイッチ(C)に対して、宛先アドレスがeNB770のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(D)であるパケットを、スイッチ(A)に転送することを指示する。また、制御装置710は、スイッチ(A)に対して、宛先アドレスがeNB770のIPアドレスであり、かつ、ベアラの識別情報がTEID(D)であるパケットを、eNB770に転送することを指示する。
制御装置710は、Uプレーン用S−GW740−1、740−2をそれぞれ制御する。図32は、Uプレーン用S−GWの構成例を示す。Uプレーン用S−GW740は、GTP−Uトンネルモジュール741およびスイッチ742を有する。GTP−Uトンネルモジュール741は、スイッチの論理ポートPと接続されている。制御装置710は、スイッチ742を制御する。GTP−Uトンネルモジュール741は、例えば、eNB770側と、P−GW720側にそれぞれ配置される。なお、eNB770側とP−GW720側で、共通のGTP−Uトンネルモジュール741が配置されてもよい。この場合、共通のGTP−Uトンネルモジュール741は、eNB770側に対応する論理ポートPとP−GW720側に対応する論理ポートPのそれぞれと接続される。
以下、制御装置710がOpenFlowプロトコルに従ってUプレーン用S−GWを制御する例が説明される。但し、本発明はOpenFlowプロトコルに限定されるものではない。
制御装置710は、OpenFlowプロトコルに従って、スイッチ742にフローエントリを設定する。
制御装置710は、上りパケット(eNBからUプレーン用S−GW方向に送信されるパケット)に対して、以下の内容のフローエントリを設定する。
Matching field:
・入力ポートが、eNB770側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPであること;
・パケットに含まれるメタデータ(eNBとの通信用TEID)が、eNB770とUプレーン用S−GWとの間に設定されたベアラの識別情報と完全一致すること。
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・メタデータ(P-GWとの通信用TEIDおよびパケット受信時にメタデータに含まれていたシーケンス番号)をパケットに付与する。
・P−GW720側のGTPトンネルモジュール742に対応する論理ポートPへ転送する。
制御装置710は、下りパケット(Uプレーン用S−GWからeNB方向に送信されるパケット)に対して、以下の内容のフローエントリを設定する。
Matching field:
・入力ポートが、P−GW側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPであること;
・パケットに含まれるメタデータ(P-GWとの通信用TEID)が、P−GW720とUプレーン用S−GWとの間に設定されたベアラの識別情報と完全一致すること;
・残りは全てワイルドカードであること。
Action:
・メタデータ(eNBとの通信用TEIDおよびパケット受信時にメタデータに含まれていたシーケンス番号)をメタデータとして付与する。
・eNB770側のGTPトンネルモジュール741に対応する論理ポートPへ転送する。
図33は、第4実施形態の動作例を示す。なお、図22を参照して説明された動作例と同様の動作の説明は省略され、以下、異なる動作について詳細に説明する。
動作S803において、制御装置710は、通信端末703が通信するデータ網704に応じて、通信が経由するUプレーン用S−GW740を選択する。また、制御装置710は、選択したUプレーン用S−GW740を経由するベアラの識別情報の割り当てを行う。
動作S810、S811において、制御装置710は、図31、図32を参照して説明された上述の動作で、トランスポートネットワーク760、Uプレーン用S−GW740を制御する。
図34は、第4実施形態の他のシステム構成の例を示す。
図30のシステム構成の例では、仮想的に構築されたUプレーン用S−GW740−1、740−2は、コアシステム701に配置されている。これに対して、図34のシステム構成例では、仮想的に構築されたUプレーン用S−GWの一部(例えば、図34のUプレーン用S−GW740−2)が、基地局に配置される。なお、図30の例と同様、Cプレーン用S−GW730、Uプレーン用S−GW740−1およびUプレーン用S−GW740−2が仮想S−GW740を構成し、Uプレーン用S−GW740−1とUプレーン用S−GW740−2それぞれにIPアドレスが割り当てられるのではなく、仮想S−GW740に対して1つのIPアドレス(以降、IPアドレス(A)とする)が割り当てられる。
拡張eNB771は、図30のeNB770と同様の機能を有するeNB7710と、Uプレーン用S−GW740−2と、IPsec機能7712とを含む。Uプレーン用S−GW740−2は、図32に例示した構成と同様の構成を有する。
図34に示すシステム構成により、S−GWを有さず、データ網にアクセスするためのP−GWのみが配置されたコアシステムを、アクセスシステム702に近接したロケーションに配置することが可能となる。よって、アクセスシステムからのトラフィックのオフロードが容易になるという効果が得られる。
以下、図34を参照し、システム構成について説明する。なお、図34に関する説明において、図30と同様の構成は説明が省略される。
制御装置710は、Uプレーン用S−GW740−1、740−2を制御し、ベアラ(GTP−Uトンネル)を構築する。
制御装置710は、Uプレーン用S−GW740−2に対して、ベアラに応じて、処理を切り替えるように指示する。なお、図34の例では、識別情報がTEID(X)のベアラが、コアシステム701−2のP−GW720−2を介してデータ網704−2にアクセスするものとする。
制御装置710は、宛先IPアドレスがIPアドレス(A)であり、かつ、TEID(X)のパケットは、送信元IPアドレスをIPアドレス(A)に書き換え、宛先IPアドレスをP−GW720−2のIPアドレスに書き換えることを、Uプレーン用S−GW740−2に指示する。つまり、制御装置710は、所定のデータ網(図34では、データ網704−2)との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、所定のデータ網に対応するP−GW(図34では、P−GW720−2)のアドレスに変換するように、Uプレーン用S−GW740−2に指示する。Uプレーン用S−GW740−2は、制御装置710の指示に従って、所定のデータ網との通信に関連する論理パスに属するパケットの宛先アドレスを、所定のデータ網に対応するP−GWのアドレスに変換する機能を有する。
また、制御装置710は、Uプレーン用S−GW740−2に、TEIDをP−GW720−2との通信用のTEIDに書き換えるように指示する。Uプレーン用S−GW740−2は、当該パケットをIPsec機能7712に転送し、当該パケットはIPsec機能7712で暗号化される。IPsec機能7712は、パケットの宛先IPアドレスに従って、パケットをIPsecGW780−1、780−2のいずれに転送するかを判断する。IPsec機能7712は、暗号化したパケットの宛先IPアドレスがP−GW720−2のアドレスに書き換えられているので、IPsecGW780−2に転送する。
IPsecGW780−2は、受信したパケットの暗号化を解除し、パケットをP−GW720−2に転送する。
制御装置710は、デフォルトの動作(例えば、宛先IPアドレスがIPアドレス(A)かつTEID(X)以外のパケットに対する動作)として、パケットのアドレス書き換えは実行せず、そのままの内容で転送することを、Uプレーン用S−GW740−2に指示する。Uプレーン用S−GW740−2はパケットをIPsec機能7712に転送する。IPsec機能7712は、パケットを暗号化する。IPsec機能7712は、パケットの宛先IPアドレスに従って、パケットをIPsecGW780−1、780−2のいずれに転送するかを判断する。IPsec機能7712は、宛先IPアドレスが仮想S−GW740のアドレスであるIPアドレス(A)である場合、パケットをIPsec GW780−1に転送する。
IPsecGW780−1は、受信したパケットの暗号化を解除し、パケットをP−GW720−1に転送する。
以上の動作により、図34のように、S−GWを有さず、データ網にアクセスするためのP−GWのみが配置されたコアシステムを、アクセスシステム702に近接したロケーションに配置することが可能となる。よって、アクセスシステムからのトラフィックのオフロードが容易になるという効果が得られる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形・置換・調整に基づいて実施できる。また、本発明は、各実施形態を任意に組み合わせて実施することもできる。即ち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。
本発明はEPSベアラのような論理パスを形成してパケットの送受信を行う通信システムに適用可能である。
10 Uプレーン用通信装置
11 論理パスモジュール
12 パケット転送部
13 データ処理部
20 制御装置
30 Cプレーン用通信装置
40 対向通信装置
50 論理パス
101 論理パス管理部
102 カプセル化機能部
103 デカプセル化機能部
201、202 通信部
203 経路・アクション計算部
204 パケット転送管理部
205 パケット転送ルール管理部
206 制御部
300 Uプレーン用P−GW(PDN Gateway for User plane)
311 GTP−Uトンネルモジュール
312 スイッチ(OFS:OpenFlow Switch)
320 コントローラ(OFC:Openflow Controller)
330 Cプレーン用P−GW(PDN Gateway for Control plane)
340 S−GW(Serving Gateway)
350 GTP−Uトンネル
360 無線基地局eNB
370 MME
500 Uプレーン用S−GW
511 GTP−Uトンネルモジュール
512 スイッチ(OFS:OpenFlow Switch)
520 コントローラ(OFC:Openflow Controller)
530 Cプレーン用S−GW
540 P−GW
550 GTP−Uトンネル
560 無線基地局eNB
570 MME

Claims (39)

  1. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムであって、
    前記論理パスのコントロールプレーンと、
    前記コントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択し、選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する制御装置と
    を備える通信システム。
  2. 前記制御装置は、前記通信システムの通信状況に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制御装置は、前記論理パスの種別に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項1または2の通信システム。
  4. 前記制御装置は、端末がアクセスするデータ網に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記制御装置は、PDN(Packet Data Network)ゲートウェイに応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記制御装置は、端末がアタッチする基地局の位置に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの制御装置であって、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択する手段と、
    選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する手段と
    を備える制御装置。
  8. 前記通信システムの通信状況に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記論理パスの種別に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項7または8の制御装置。
  10. 端末がアクセスするデータ網に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. PDN(Packet Data Network)ゲートウェイに応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1に記載の制御装置。
  12. 端末がアタッチする基地局の位置に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの制御方法であって、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択し、
    選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 前記通信システムの通信状況に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記論理パスの種別に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項13または14の制御方法。
  16. 端末がアクセスするデータ網に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の制御方法。
  17. PDN(Packet Data Network)ゲートウェイに応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 端末がアタッチする基地局の位置に応じて、前記ユーザプレーン処理を実行する通信機器を、前記通信機器リソースから選択する。
    ことを特徴とする請求項13乃至17のいずれか1項に記載の制御方法。
  19. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの制御装置に、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する通信機器を通信機器リソースから選択する処理と、
    選択された通信機器に前記ユーザプレーン処理に関する動作ルールを設定する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  20. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの通信装置であって、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて通信装置リソースから通信装置を選択する機能を有する制御装置と、通信コネクションを確立する手段と、
    前記通信コネクションを介して前記制御装置から通知された動作ルールに従って、記論理パスによるデータ伝送に関するユーザプレーン処理を実行する手段と
    を備える通信装置。
  21. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの通信装置であって、
    前記論理パスの終端処理を実行可能な第一の手段と、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段と交換可能な第二の手段と
    を備える通信装置。
  22. 前記第二の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介して、前記第一の手段と前記終端処理に関連する情報を交換する
    ことを特徴とする請求項21の通信装置。
  23. 前記第二の手段は、パケットを転送するための通信インターフェースを介したパケット転送に伴って前記終端処理に関連する情報を交換する
    ことを特徴とする請求項21または22に記載の通信装置。
  24. 前記第二の手段は、前記終端処理に関連する情報を、パケットのメタデータとして前記第一の手段と交換する
    ことを特徴とする請求項21乃至23のいずれか1項に記載の通信装置。
  25. 前記第二の手段は、前記終端処理に関する前記論理パスを識別するための情報に基づいてパケットを識別し、識別されたパケットが属する論理パスに関する情報を前記第一の手段と交換する
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に記載の通信装置。
  26. 前記第一の手段は、前記第二の手段から受信した前記終端処理に関連する情報を用いて、前記第二の手段から転送されたパケットをカプセル化する
    ことを特徴とする請求項21乃至25のいずれか1項に記載の通信装置。
  27. 前記第一の手段は、デカプセル化したパケットと、当該パケットが属する前記論理パスに関する情報とを、前記第二の手段に送信する
    ことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか1項に記載の通信装置。
  28. 前記第一の手段は、複数の対向装置毎に前記論理パスの終端処理を実行する
    ことを特徴とする請求項21乃至27のいずれか1項に記載の通信装置。
  29. 前記第一の手段は、前記論理パスの対向装置毎に設けられる
    ことを特徴とする請求項21乃至27のいずれか1項に記載の通信装置。
  30. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムにおける通信方法であって、
    前記論理パスの終端処理を論理パス終端モジュールにより実行し、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記論理パス終端モジュールと交換する
    ことを特徴とする通信方法。
  31. パケットを転送するための通信インターフェースを介して、前記論理パス終端モジュールと前記終端処理に関連する情報を交換する
    ことを特徴とする請求項30の通信方法。
  32. パケットを転送するための通信インターフェースを介したパケット転送に伴って前記終端処理に関連する情報を交換する
    ことを特徴とする請求項30または31に記載の通信方法。
  33. 前記終端処理に関連する情報を、パケットのメタデータとして前記論理パス終端モジュールと交換する
    ことを特徴とする請求項30乃至32のいずれか1項に記載の通信方法。
  34. 前記終端処理に関する前記論理パスを識別するための情報に基づいてパケットを識別し、識別されたパケットが属する論理パスに関する情報を前記論理パス終端モジュールと交換する
    ことを特徴とする請求項30乃至33のいずれか1項に記載の通信方法。
  35. 前記終端処理に関連する情報を用いて、パケットをカプセル化する
    ことを特徴とする請求項30乃至34のいずれか1項に記載の通信方法。
  36. 複数の対向装置毎に前記論理パスの終端処理を実行する
    ことを特徴とする請求項30乃至35のいずれか1項に記載の通信方法。
  37. 前記論理パス終端モジュールは、前記論理パスの対向装置毎に設けられる
    ことを特徴とする請求項30乃至35のいずれか1項に記載の通信方法。
  38. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムであって、
    通信装置と、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて、前記通信装置に動作ルールを通知可能な制御装置と、を備え、
    前記通信装置は、
    前記論理パスの終端処理を実行可能な第一の手段と、
    前記制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段と交換可能な第二の手段と、を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  39. ネットワークに論理パスを設定して通信を行う通信システムの通信装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記論理パスの終端処理と、
    前記論理パスのコントロールプレーンからの要求に応じて制御装置から通知される動作ルールに従って、前記終端処理に関連する情報を前記第一の手段と交換する処理と
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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