JPWO2014196201A1 - 歯漂白装置 - Google Patents

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Abstract

歯漂白装置(10)は、歯を漂白する有効成分を生成する生成装置(30)と、生成装置(30)により生成された有効成分を口腔内に供給する供給口(103)が形成されたマウスピース(100)と、生成装置(30)とマウスピース(100)とを互いに連結する連結部(20)とを備える。

Description

本発明は、歯を漂白する有効成分を歯に供給する歯漂白装置に関する。
歯漂白装置は、歯の色素分子に作用するラジカル種を生成し、このラジカル種を歯に供給することにより歯を漂白する。その一例として、歯科医師が用いる医療用歯漂白装置が知られている。この医療用歯漂白装置は、酸素系漂白剤に紫外線を照射することにより、または、酸素系漂白剤に熱を加えることにより、酸素系漂白剤からラジカル種を発生させる。紫外線照射または加熱は口腔内に酸化系漂白剤を供給しながら行われる。このため、紫外線照射または加熱により歯または歯茎が傷められるおそれがある。
上記のような歯または歯茎への影響を考慮し、酸素系歯漂白剤を用いずにラジカル種を発生させる家庭用歯漂白装置が知られている。例えば特許文献1の歯漂白装置は、プラズマを生成するための気体を貯留する気体シリンダーと、気体シリンダーの気体から有効成分であるラジカル種を含むプラズマを生成するプラズマ発生セルと、プラズマ放出口を含むアプリケーターチューブと、プラズマ発生セルとアプリケーターチューブとを連結するホースとを備える。
上記歯漂白装置のユーザーは、プラズマ放出口が漂白対象である歯を指向するようにアプリケーターチューブを手に持ちながらプラズマ発生セルを駆動させる。生成されたそのプラズマはアプリケーターチューブを介して歯に供給される。
特表2012−513455号公報
ユーザーが特許文献1の歯漂白装置を使用しているとき、アプリケーターチューブを持つ手がぶれるおそれがある。その場合には、アプリケーターチューブのプラズマ放出口が漂白対象の歯からずれるため、不便である。
本発明の目的は、使いやすい歯漂白装置を提供することである。
本開示の一形態に従う歯漂白装置は、歯を漂白する有効成分を生成する生成装置と、前記生成装置により生成された有効成分を口腔内に供給する供給口が形成されたマウスピースとを備える。
一形態では、前記供給口から口腔内に供給された前記有効成分を歯の並びに沿って案内する外側湾曲要素が前記マウスピースに形成されている。
一形態では、前記マウスピースのうちの上顎の歯および下顎の歯の少なくとも一方と対向し得るガイド面に前記供給口が形成されている。
一形態の歯漂白装置は、前記生成装置と前記マウスピースとを連結する連結部をさらに備える。
一形態では、前記連結部が接続される入口側通路、および、前記入口側通路を流れるガスを前記供給口に案内する出口側通路が、前記マウスピースに形成され、前記出口側通路を流れるガスの流速が前記入口側通路を流れるガスの流速よりも低くなるように前記出口側通路および前記入口側通路が形成されている。
一形態では、上顎の歯と下顎の歯との間に配置される咬合要素が前記マウスピースに形成されている。
一形態では、前記咬合要素の内部に前記出口側通路が形成されている。
一形態では、前記咬合要素の上面および下面の一方または両方に前記供給口が形成されている。
一形態では、前記ガイド面のうちの歯茎と対向し得る部分に前記ガイド面から突出した桟が形成されている。
本開示によれば、使いやすい歯漂白装置が提供される。
実施の形態1の歯漂白装置のブロック図。 実施の形態2の歯漂白装置の斜視図。 実施の形態3のマウスピースの平面図。 図3の収容空間に上顎の歯が配置された状態を示す平面図。 実施の形態4における図3のZ5A−Z5A線の断面図。 実施の形態4における図3のZ5B−Z5B線の断面図。 図5Aの歯収容空間に前歯が配置された状態を示す断面図。 図5Bの歯収容空間に奥歯が配置された状態を示す断面図。 実施の形態5の歯漂白装置のブロック図。 実施の形態6の放電部の断面図。 実施の形態7のマウスピースの斜視図。 図9のマウスピースの使用状態を示す断面図。 図9のマウスピースと歯との位置関係を示す平面図。 実施の形態8のマウスピースの斜視図。 図12のマウスピースの使用状態を示す断面図。 実施の形態9のマウスピースの斜視図。 図14のマウスピースの平面図。 図15のZ16A−Z16A線の断面図。 図15のZ16B−Z16B線の断面図。
(実施の形態1)
図1を参照して、歯漂白装置10の構成について説明する。
歯漂白装置10は、歯を漂白する歯漂白流体を生成する生成装置30、歯漂白流体を供給または排気するマウスピース100、および、生成装置30とマウスピース100とを連結する連結部20を備える。歯漂白流体の一例は帯電微粒子水を含む気体であり、帯電微粒子水に含まれるラジカル種は歯を漂白する有効成分の一例である。
生成装置30は、ラジカル種を含む帯電微粒子水を生成する放電部40、放電部40をはじめとする各種の構成要素を収容するハウジング31、および、放電部40に帯電微粒子水を生成させるためのトリガを形成するスイッチ32を備える。ハウジング31は、連結部20が接続される接続部31Aを備える。接続部31Aは放電部40の出口と連結部20とを連通する。
マウスピース100は、連結部20が接続される接続部140、接続部140の内部に形成される入口側通路101、および、マウスピース100の内部の空間とマウスピース100の外部とを連通する供給口103を備える。マウスピース100はさらに、入口側通路101を流れる歯漂白流体を供給口103に案内する出口側通路102を備える。
連結部20は生成装置30から供給された歯漂白流体をマウスピース100に案内する連結通路21を備える。生成装置30の接続部31Aに連結部20が挿入されることにより、連結通路21が放電部40の出口と接続される。マウスピース100の接続部140に連結部20が挿入されることにより、連結通路21が入口側通路101と接続される。
歯漂白装置10の動作について説明する。
ユーザーはマウスピース100を口腔内に装着し、口を閉じることによりマウスピース100を保持する。その後、スイッチ32がオフからオンに切り替えられることにより放電部40が動作しはじめ、放電部40により帯電微粒子水を含む歯漂白流体が生成される。生成装置30により生成された歯漂白流体は、生成装置30、連結部20、および、マウスピース100の順に流れる。マウスピース100の入口側通路101に流れ込んだ歯漂白流体は、出口側通路102および供給口103を通過して口腔内に供給される。このため、帯電微粒子水が歯に到達し、帯電微粒子水に含まれるラジカル種が歯に付着している着色性の有機物質から電子を奪う。このため、着色性の有機物質が分解され、歯が漂白される。
歯漂白装置10によれば以下の効果が得られる。
(1)歯漂白装置10は生成装置30およびマウスピース100を備える。この構成によれば、ユーザーは、有効成分を歯に供給する物体であるマウスピース100を咬むことにより、その物体を歯の漂白に適した位置に保持できる。すなわち、ユーザーは、有効成分を歯に供給する物体を手で持たなくとも歯を漂白できる。このため、使いやすい歯漂白装置10を提供できる。
(2)上記(1)の構成によれば、ユーザーが歯漂白装置10を使用しているとき、ユーザーの手が疲れにくい。歯漂白装置10はこの点においてもユーザーに使いやすさを提供することに貢献する。
(3)上記(1)の構成によれば、ユーザーは、歯漂白装置10を使用している最中に手を自由に使うことができる。このため、ユーザーは歯を漂白しながら他の作業を実施できる。歯漂白装置10はこの点においてもユーザーに使いやすさを提供することに貢献する。
(4)上記(1)の構成によれば、歯漂白流体を歯に供給する物体をユーザーが手で持つ場合と比較して、ユーザーが歯漂白装置10を使用している最中に歯に対する供給口103の位置がずれにくい。このため、供給口103から口腔内に供給された歯漂白流体が歯に効率的に供給される。
(5)歯漂白装置10は連結部20を備える。この構成によれば、ユーザーは生成装置30から離れた位置でもマウスピース100を装着できるため、歯を漂白するときに比較的自由な姿勢を取りやすい。歯漂白装置10はこのような点においてもユーザーに使いやすさを提供することに貢献する。
(実施の形態2)
図2を参照して、歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態2の歯漂白装置10は、実施の形態1の歯漂白装置10に関する説明により明示されていない以下の構成を含む。
生成装置30および連結部20は、連結部20が生成装置30に接続された状態、および、連結部20が生成装置30から分離された状態をユーザーが任意に選択できる接続構造を備える。マウスピース100および連結部20は、連結部20がマウスピース100に接続された状態、および、連結部20がマウスピース100から分離された状態をユーザーが任意に選択できる接続構造を備える。
連結部20の一例はハウジング31の接続部31Aとマウスピース100の接続部140とを連結するホースである。このホースを構成する材料の一例は高い可撓性を有する樹脂である。
マウスピース100を構成する材料の一例はシリコーンゴムである。マウスピース100は接続部140の他に、歯漂白流体を案内できるように湾曲した外側湾曲要素110、外側湾曲要素110から突出した咬合要素120、および、咬合要素120から突出した内側湾曲要素130を備える。咬合要素120および内側湾曲要素130は外側湾曲要素110の形状に倣って湾曲している。マウスピース100はさらに、外側湾曲要素110、咬合要素120、および、内側湾曲要素130に囲まれた歯収容空間104を備える。
外側湾曲要素110は、入口側通路101の一部、出口側通路102、および、供給口103を備え、さらに、歯漂白流体を案内するガイド面111を備える。供給口103はガイド面111に開口している。一例によれば、出口側通路102および供給口103は外側湾曲要素110の延長方向に沿うように形成される。
咬合要素120は外側湾曲要素110の内方に向けて突出し、相対的に表裏の関係を形成する内側面121および外側面122を備える。内側湾曲要素130は咬合要素120の内側面121からマウスピース100の高さ方向に突出した要素であり、外側湾曲要素110のガイド面111と対向するガイド面131を備える。
歯漂白装置10の動作について説明する。
ユーザーは、上顎の歯または下顎の歯がマウスピース100の歯収容空間104に配置されるようにマウスピース100を口腔に装着し、上顎の歯および下顎の歯で咬合要素120を咬むことによりマウスピース100を保持する。マウスピース100が口腔に装着された状態によれば、咬合要素120の内側面121が上顎の歯と接触し、咬合要素120の外側面122が下顎の歯と接触する。
生成装置30により生成された歯漂白流体は、生成装置30、連結部20、および、マウスピース100の順に流れる。マウスピース100の入口側通路101に流れ込んだ歯漂白流体は、出口側通路102および供給口103を通過して歯収容空間104に供給される。歯収容空間104の歯漂白流体は外側湾曲要素110のガイド面111に案内されることにより歯の並びに沿うように歯収容空間104を流れる。このため、歯漂白流体が上顎の歯または下顎の歯のおおよそ全部に到達し、それらの歯が漂白される。
実施の形態2の歯漂白装置10によれば、実施の形態1の歯漂白装置10により得られる(1)〜(5)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(6)マウスピース100は外側湾曲要素110を備える。この構成によれば、歯収容空間104に供給された歯漂白流体が外側湾曲要素110のガイド面111に案内されることにより、歯の並びに沿って流れやすい。このため、マウスピース100が外側湾曲要素110を含まない場合と比較して歯が効率的に漂白される。
(7)供給口103が外側湾曲要素110のガイド面111に開口している。この構成によれば、供給口103から口腔内に供給された歯漂白流体が歯に到達しやすい。このため、供給口103がガイド面111に開口していない場合と比較して歯が効率的に漂白される。
(実施の形態3)
図3を参照して、実施の形態3の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態3の歯漂白装置10は、実施の形態2の歯漂白装置10に関する説明により明示されていない以下の構成を含む。
マウスピース100は、例えばその平面視における左右方向の中心線に対して左右対称の形状を有し、ユーザーの年齢等に応じた様々な大きさを取り得る。マウスピース100を構成する材料の一例はシリコーンゴムである。入口側通路101は、接続部140の内部、および、外側湾曲要素110のうちの接続部140の付け根の部分に形成されている。出口側通路102および供給口103は外側湾曲要素110の中間部分に形成されている。
外側湾曲要素110において出口側通路102が形成される範囲は例えば、前歯TF(図4参照)のおおよそ全部と対応する範囲に設定されている。外側湾曲要素110において供給口103が形成される範囲は例えば、出口側通路102が形成される範囲と実質的に同じ範囲に設定されている。
図4を参照して、歯漂白装置10の動作について説明する。
ユーザーは、上顎の歯または下顎の歯がマウスピース100の歯収容空間104に配置されるようにマウスピース100を口腔に装着し、上顎の歯および下顎の歯で咬合要素120を咬むことによりマウスピース100を保持する。マウスピース100が口腔に装着された状態によれば、外側湾曲要素110のガイド面111が歯収容空間104の一部を隔てて歯の表面と対向し、内側湾曲要素130のガイド面131が歯収容空間104の一部を隔てて歯の裏面と対向する。さらに、咬合要素120の内側面121が上顎の歯と接触し、咬合要素120の外側面122が下顎の歯と接触する。
図4の白抜き矢印は、連結部20およびマウスピース100を通過して口腔内に供給される歯漂白流体の流れ、および、歯に到達する歯漂白流体の流れをおおまかに示している。なお、図6A、図6B、図10、図11、図13、図16A、および、図16Bに示される白抜き矢印は、図4の各矢印により示される歯漂白流体の流れと同様または類似する歯漂白流体の流れを示している。
生成装置30により生成された歯漂白流体は、生成装置30、連結部20、および、マウスピース100の順に流れる。マウスピース100の入口側通路101に流れ込んだ歯漂白流体は、出口側通路102および供給口103を通過して歯収容空間104に供給される。このため、歯収容空間104に供給された歯漂白流体が前歯TFまたは奥歯TRに到達し、その歯が漂白される。
実施の形態3の歯漂白装置10によれば、実施の形態2の歯漂白装置10により得られる(1)〜(7)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(8)前歯TFのおおよそ全部と対応するように供給口103が形成されている。この構成によれば、前歯TFへの有効成分の分配量に差が生じにくい。このため、各前歯TFにおける漂白の度合に差が生じにくい。
(実施の形態4)
図5Aおよび図5B等を参照して、実施の形態4の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態4の歯漂白装置10は、実施の形態3の歯漂白装置10に関する説明により明示されていない以下の構成を含む。
図示される例によれば、マウスピース100の各部分の寸法が次のとおり設定されている。出口側通路102の流路面積は入口側通路101の流路面積よりも広い。このため、出口側通路102の流路面積は入口側通路101と重畳した連結通路21の流路面積よりも広い。
マウスピース100の高さ方向における出口側通路102の寸法である出口通路寸法は、マウスピース100の高さ方向における供給口103の寸法である供給口寸法よりも大きい。出口側通路102の出口通路寸法はさらに、マウスピース100の高さ方向における入口側通路101の寸法である入口通路寸法よりも大きい。供給口103の供給口寸法は入口側通路101の入口通路寸法よりも大きい。
図6Aは、マウスピース100を装着したユーザーの口腔における前歯TFおよびその周囲を示している。図6Bは、マウスピース100を装着したユーザーの口腔における奥歯TRおよびその周囲を示している。
歯収容空間104の高さは一例によれば、前歯TFおよび奥歯TRにおける歯茎Gとの付け根の部分が歯収容空間104に収容されるように設定される。なお、歯収容空間104の高さは咬合要素120の内側面121から外側湾曲要素110の頂面または内側湾曲要素130の頂面までの距離である。
歯収容空間104の幅は一例によれば、外側湾曲要素110のガイド面111と前歯TFおよび奥歯TRとの間に適度な大きさの隙間である案内通路105が形成されるように設定される。なお、歯収容空間104の幅は咬合要素120がガイド面111から突出している方向における外側湾曲要素110のガイド面111と内側湾曲要素130のガイド面131との距離である。
歯収容空間104の開口の幅は一例によれば、外側湾曲要素110のガイド面111、および、内側湾曲要素130のガイド面131が、前歯TFおよび奥歯TRにおける歯茎Gとの付け根の部分と適度な圧力で接触するように設定される。なお、図示される例によれば、歯収容空間104の開口の幅が歯収容空間104の幅と同じ大きさに設定されている。
図6Aに示されるとおり、マウスピース100が口腔に装着された状態によれば、上顎の前歯TFの切縁が咬合要素120の内側面121に接触し、下顎の前歯の切縁(図示略)が咬合要素120の外側面122に接触する。外側湾曲要素110のガイド面111は前歯TFとの間に案内通路105を形成する。外側湾曲要素110のガイド面111は上顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の表面に密着する。内側湾曲要素130のガイド面131は上顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の裏面に密着する。
図6Bに示されるとおり、マウスピース100が口腔に装着された状態によれば、上顎の奥歯TRの咬合面が咬合要素120の内側面121に接触し、下顎の奥歯の咬合面(図示略)が咬合要素120の外側面122に接触する。外側湾曲要素110のガイド面111は奥歯TRとの間に案内通路105を形成する。外側湾曲要素110のガイド面111は上顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の表面に密着する。内側湾曲要素130のガイド面131は上顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の裏面に密着する。
図6Aおよび図6Bを参照して、歯漂白装置10の動作について説明する。
図6Aに示されるとおり、連結部20の連結通路21からマウスピース100の入口側通路101に歯漂白流体が供給される。入口側通路101の歯漂白流体は出口側通路102および供給口103の中間部分を通過して案内通路105に供給される。このため、歯漂白流体が前歯TFに到達し、その歯が漂白される。
図6Bに示されるとおり、出口側通路102の歯漂白流体は供給口103の中間部分よりも端部側の部分を通過して案内通路105に供給される。このため、歯漂白流体が奥歯TRに到達し、その歯が漂白される。
案内通路105の歯漂白流体は、外側湾曲要素110のガイド面111に案内されることにより歯の並びに沿うように案内通路105を流れる。このため、歯漂白流体が上顎の歯および下顎の歯のおおよそ全部に到達し、それらの歯が漂白される。
実施の形態3の歯漂白装置10によれば、実施の形態2の歯漂白装置10により得られる(1)〜(8)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(9)出口側通路102の流路面積が入口側通路101の流路面積よりも広い。この構成によれば、出口側通路102を流れるガスの流速が入口側通路101を流れるガスの流速よりも低くなる。このため、出口側通路102にガスが滞留しやすい。このため、出口側通路102に存在する有効成分がガス中に拡散しやすい。このため、有効成分の濃度の差が小さいガスが供給口103から案内通路105に供給される。このため、1つの歯の様々な部分への有効成分の分配量に差が生じにくい。このため、その歯の各部分における漂白の度合に差が生じにくい。また、複数の歯への有効成分の分配量に差が生じにくい。このため、それらの歯における漂白の度合に差が生じにくい。
(10)外側湾曲要素110と前歯TFおよび奥歯TRとの間に案内通路105が形成されることを意図して歯収容空間104の幅が設定される。この構成によれば、供給口103から案内通路105に供給された歯漂白流体が歯の並びに沿って流れやすい。このため、複数の歯における漂白の度合の差が大きくになりにくい。
(11)また、上記(10)の構成によれば、供給口103が歯により閉塞されにくい。このため、供給口103から案内通路105に向かう歯漂白流体の流れが妨げられにくい。このため、歯漂白装置10が上記(10)の構成を含まない場合と比較して歯漂白流体が歯に効率的に供給される。
(実施の形態5)
図7を参照して、実施の形態5の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態5の歯漂白装置10は、実施の形態4の歯漂白装置10に関する説明により明示されていない以下の構成を含む。
生成装置30はハウジング31および放電部40に加えて、商用電源60から供給された電力を整流する電源部51、ならびに、電源部51から供給された電力の周波数を変化させて出力する駆動回路52を備える。生成装置30はさらに、駆動回路52から供給された電圧を拡大する共振回路53、および、共振回路53から供給された電圧を高電圧に変換して出力する積層圧電トランス54を備える。生成装置30はさらに、放電部40に空気を供給するエアーポンプ55、ならびに、駆動回路52、放電部40、および、エアーポンプ55を制御する制御部56を備える。ハウジング31は、放電部40、電源部51、駆動回路52、共振回路53、積層圧電トランス54、エアーポンプ55、および、制御部56を収容している。
電源部51は例えばダイオードブリッジを含み、商用電源60から供給される交流電力を全波整流する整流回路、および、整流回路により整流された電力のノイズを除去するコンデンサを備える。
駆動回路52は電源部51と電気的に接続され、例えば単相フルブリッジ型のインバータを備える。このインバータは並列的に接続された2つのアームを備え、それぞれのアームは直列的に接続された2つのMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を備える。駆動回路52は4つのMOSFETのオンおよびオフを切り替えることにより、商用電源60から供給される交流電力の周波数よりも高い周波数の交流電力を生成する。
共振回路53は例えば直列型のLC共振回路であり、駆動回路52、リアクトル、および、積層圧電トランス54の1次側電極が直列的に接続された回路構成を備え、駆動回路52から供給された電力を拡大して積層圧電トランス54に供給する。
積層圧電トランス54は、共振回路53と電気的に接続される上記1次側電極、および、放電部40の電極と電気的に接続される2次側電極を備え、共振回路53から供給された交流電力を変圧し、変圧した交流電力を放電部40の電極に出力する。なお、放電部40の電極の一例は図8に示される霧化電極41である。
放電部40は、積層圧電トランス54から供給された電力により放電を発生させ、帯電微粒子水を生成する。放電部40が発生させる放電は例えばコロナ放電である。放電により生成された帯電微粒子水に含まれるラジカル種はOHラジカルを含む。
エアーポンプ55は、放電部40の電極、および、その周囲に向けて空気を供給し得る箇所に配置されている。エアーポンプ55が駆動することにより放電部40の電極およびその周囲を通過するように空気が流れる。放電部40の電極およびその周囲に供給された空気は、放電部40により生成された帯電微粒子水とともに放電部40の出口を通過して連結部20の連結通路21(図1参照)に流れ込む。
制御部56は、駆動回路52の各MOSFETに制御信号を出力することにより駆動回路52の動作を制御する。制御部56はさらに、エアーポンプ55に制御信号を出力することによりエアーポンプ55の動作を制御する。制御部56は例えば生成装置30のスイッチ32(図1参照)がオンされたことに基づいて駆動回路52およびエアーポンプ55の動作を開始させる。
実施の形態5の歯漂白装置10によれば、実施の形態4の歯漂白装置10により得られる(1)〜(11)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(12)歯漂白装置10はエアーポンプ55を備える。この構成によれば、歯漂白流体がエアーポンプ55の吐出圧力により生成装置30からマウスピース100に供給される。このため、生成装置30から口腔内に向かう歯漂白流体の流れが適切に形成される。このため、歯漂白装置10がエアーポンプ55を含まない場合と比較して歯が一層効率的に漂白される。
(実施の形態6)
図8を参照して、実施の形態6の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態6の歯漂白装置10は、実施の形態5の歯漂白装置10に関する説明により明示されていない以下の構成を含む。
図8は放電部40のモデルの一例を示している。放電部40は、帯電微粒子水を生成する霧化電極41、霧化電極41と空間を隔てて配置される対向電極42、霧化電極41を冷却する冷却モジュール44、および、冷却モジュール44を冷却する冷却フィン45を備える。
霧化電極41を構成する材料の一例は導電性を有する金属である。霧化電極41の胴部41Bは冷却モジュール44を構成する冷却用絶縁板44Aに設置されている。胴部41Bの先端には例えば球状の頭部41Aが形成される。胴部41Bの形状は例えば冷却モジュール44側から頭部41A側に向かうにつれて細くなる円錐台形状である。
対向電極42を構成する材料の一例は導電性を有する金属である。対向電極42は接地されている。対向電極42には例えば半球形状に類似した形状を有する湾曲部分が形成されている。この湾曲部分には、霧化電極41と対向電極42との間に存在する空間、および、対向電極42の外側に存在する空間に連通する放出口43が形成されている。
冷却モジュール44は、霧化電極41の熱を吸収する上記冷却用絶縁板44A、ならびに、冷却用絶縁板44Aおよび霧化電極41を冷却するペルチェモジュール44Bを備える。冷却用絶縁板44Aを構成する材料の一例は熱伝導性および耐電性が高い材料であり、その一例はアルミナである。冷却用絶縁板44Aは霧化電極41とペルチェモジュール44Bとの間に配置されている。
冷却フィン45を構成する材料の一例は熱伝導性が高い材料であり、その一例はアルミナである。冷却フィン45は冷却用絶縁板44Aとの間にペルチェモジュール44Bを挟み込むようにペルチェモジュール44Bに取り付けられている。このため、ペルチェモジュール44Bの熱が冷却フィン45を介して放出される。
制御部56は放電部40の一部であるペルチェモジュール44Bと電気的に接続され、ペルチェモジュール44Bの動作を制御する。ペルチェモジュール44Bが動作することにより霧化電極41がペルチェモジュール44Bにより冷却される。このため、霧化電極41の頭部41Aの表面および胴部41Bの表面に水が付着し、霧化電極41が結露する。霧化電極41が結露した状態において積層圧電トランス54から霧化電極41に電力が供給されることにより、霧化電極41の頭部41Aの表面および胴部41Bの表面に付着している水がクーロン力により頭部41Aの表面に集結し、頭部41AにテイラーコーンCが形成される。
頭部41AにテイラーコーンCが形成された状態において霧化電極41と対向電極42との間に放電が発生したとき、テイラーコーンCからラジカル種を含む帯電微粒子水が生成される。この帯電微粒子水はエアーポンプ55(図7参照)から供給された空気とともに対向電極42の放出口43を通過して連結部20の連結通路21(図1参照)に流れ込む。
実施の形態6の歯漂白装置10によれば、実施の形態5の歯漂白装置10により得られる(1)〜(12)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(13)放電部40は冷却モジュール44により霧化電極41を冷却することにより霧化電極41に水を供給する。この構成によれば、例えば吸水用のタンクから霧化電極41に水を供給する構成と比較して生成装置30を小型化しやすい。
(実施の形態7)
図9〜図11を参照して、実施の形態7の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態7の歯漂白装置10は、図1に示される実施の形態1の歯漂白装置10のマウスピース100に代えて、図9に示されるマウスピース200を備える。
マウスピース200は例えば、その平面視における左右方向の中心線に対して左右対称の形状を有し、ユーザーの年齢等に応じた様々な大きさを取り得る。マウスピース200を構成する材料の一例はシリコーンゴムである。
マウスピース200はマウスピース200の内部の空間とマウスピース200の外部とを連通する供給口203を備える。マウスピース200はさらに、連結部20(図2参照)が接続される接続部240、接続部240の内部に形成される入口側通路201(図10参照)、および、マウスピース200の内部の空間とマウスピース200の外部とを連通する供給口203を備える。マウスピース200はさらに、入口側通路201を流れる歯漂白流体を供給口203に案内する出口側通路202を備える。
マウスピース200はさらに、歯漂白流体の流れを案内できるように湾曲した外側湾曲要素210、および、接続部240と外側湾曲要素210とを繋げる中空の胴220を備える。マウスピース200はさらに、外側湾曲要素210から突出した2つの桟230、胴220の周囲から突出した2つのリム250、および、外側湾曲要素210とリム250との間に形成された2つのリブ260を備える。各桟230は外側湾曲要素210の形状に倣って湾曲し、スペーサー突起として機能し得る。
マウスピース200はさらに、外側湾曲要素210の背面、胴220の頂面、および、一方のリム250の側面に囲まれた上側の唇収容空間204、ならびに、外側湾曲要素210の背面、胴220の底面、および、一方のリム250の側面に囲まれた下側の唇収容空間204を備える。一例によれば、接続部240、外側湾曲要素210、胴220、2つの桟230、2つのリム250、および、2つのリブ260は一体成形された樹脂要素である。
胴220の一例はオーバルチューブである。図10に示されるとおり、胴220および外側湾曲要素210の内部に出口側通路202が形成されている。外側湾曲要素210は歯漂白流体を案内するガイド面211を備える。出口側通路202の開口である供給口203はガイド面211に開口している。
上側の桟230は外側湾曲要素210の上側の縁に形成され、外側湾曲要素210の内方に向けて突出している。下側の桟230は外側湾曲要素210の下側の縁に形成され、外側湾曲要素210の内方に向けて突出している。なお、図示される例とは別の例によれば、各桟230は先端にR部分が形成される形状を取り得る。
図9に示されるとおり、2つのリム250は胴220の中心軸線の方向において隙間を隔てて対向している。2つのリブ260は外側湾曲要素210の背面および胴220の側面に沿うように外側湾曲要素210の背面からリム250までにわたり形成されている。
図10はマウスピース200がユーザーの口腔に装着された状態を示している。
ユーザーは、上側の唇収容空間204に上唇RUを配置し、下側の唇収容空間204に下唇RLを配置し、上唇RUと歯茎Gとの間に上側の桟230を配置し、下唇RLと歯茎Gとの間に下側の桟230を配置することによりマウスピース200を保持する。
マウスピース200が口腔に装着された状態によれば、外側湾曲要素210、胴220、一方のリム250、および、2つのリブ260がそれぞれ上唇RUおよび下唇RLと接触する。また、上側の桟230が上顎の歯茎Gと接触することにより、外側湾曲要素210のガイド面211と上顎の歯および歯茎Gとの間に案内通路205が形成される。また、下側の桟230が下顎の歯茎Gと接触することにより、外側湾曲要素210のガイド面211と下顎の歯および歯茎Gとの間に案内通路205が形成される。
図10および図11を参照して、歯漂白装置10の動作について説明する。
図10に示されるとおり、連結部20の連結通路21からマウスピース200の出口側通路202に歯漂白流体が供給される。出口側通路202の歯漂白流体は供給口203から案内通路205に供給される。図11に示されるとおり、案内通路205の歯漂白流体は外側湾曲要素210のガイド面211に案内されることにより歯の並びに沿うように案内通路205を流れる。このため、歯漂白流体が上顎の歯および下顎の歯のおおよそ全部に到達し、それらの歯が漂白される。
実施の形態7の歯漂白装置10によれば、実施の形態6の歯漂白装置10により得られる(1)〜(13)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(14)マウスピース200は上顎の歯および下顎の歯との間に案内通路205を形成し得る外側湾曲要素210を備える。この構成によれば、ユーザーがマウスピース200を口腔に装着することにより、上顎の歯および下顎の歯が併せて漂白される。このため、マウスピース200が外側湾曲要素210を含まない場合と比較して歯を漂白するためにかかる時間が短縮される。
(実施の形態8)
図12および図13を参照して、実施の形態8の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態8の歯漂白装置10は、図1に示される実施の形態1の歯漂白装置10のマウスピース100に代えて、図12に示されるマウスピース300を備える。
マウスピース300は、実施の形態7のマウスピース200と共通する部分である接続部240、外側湾曲要素210、胴220、2つのリム250、および、2つのリブ260を備える。マウスピース300は同じく実施の形態7のマウスピース200と共通する部分である入口側通路201、出口側通路202、および、供給口203を備える。マウスピース300は以下の点において実施の形態7のマウスピース200と相違している。
マウスピース300は、外側湾曲要素210から突出した2つの咬合要素310、および、同じく外側湾曲要素210から突出した2つの厚肉部320を備える。各咬合要素310および各厚肉部320は外側湾曲要素210の形状に倣って湾曲している。
一方の咬合要素310は、供給口203の一方の縁から外側湾曲要素210の一方の端部までにわたり形成され、外側湾曲要素210の内方に向けてガイド面211に対して突出している。他方の咬合要素310は、供給口203の他方の縁から外側湾曲要素210の他方の端部までにわたり形成され、外側湾曲要素210の内方に向けてガイド面211に対して突出している。
一方の厚肉部320は外側湾曲要素210の一方の端部に形成され、外側湾曲要素210の内方に向けてガイド面211に対して突出している。他方の厚肉部320は外側湾曲要素210の他方の端部に形成され、外側湾曲要素210の内方に向けてガイド面211に対して突出している。
図13はマウスピース300がユーザーの口腔に装着された状態を示している。
ユーザーは上顎の歯および下顎の歯で各咬合要素310を咬むことによりマウスピース300を保持する。マウスピース300が口腔に装着された状態によれば、咬合要素310よりも上側のガイド面211が上顎の歯の表面および上顎の歯茎Gの表面との間に案内通路330を形成する。また、咬合要素310よりも下側のガイド面211が下顎の歯の表面および下顎の歯茎Gの表面との間に案内通路330を形成する。
各厚肉部320は、上顎の歯茎Gのうちの第1大臼歯および第2大臼歯の付け根の部分、ならびに、下顎の歯茎Gのうちの第1大臼歯および第2大臼歯の付け根の部分に接触する。このため、案内通路330が形成された状態が保持されやすい。
図13を参照して、歯漂白装置10の動作について説明する。
連結部20の連結通路21からマウスピース300の出口側通路202に歯漂白流体が供給される。出口側通路202の歯漂白流体は供給口203から案内通路330に供給される。案内通路330の歯漂白流体は外側湾曲要素210のガイド面211に案内されることにより歯の並びに沿うように案内通路330を流れる。このため、歯漂白流体が上顎の歯および下顎の歯のおおよそ全部に到達し、それらの歯が漂白される。
実施の形態8の歯漂白装置10によれば、実施の形態7の歯漂白装置10により得られる(1)〜(14)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(15)マウスピース300は咬合要素310を備える。この構成によれば、ガイド面211と上顎の歯との間に形成される案内通路330と、ガイド面211と下顎の歯との間に形成される案内通路330とが咬合要素310により区画される。このため、上顎および下顎の歯の群毎に歯漂白流体の流れが形成され、マウスピース300が咬合要素310を含まない場合と比較して歯の並びに沿う歯漂白流体の流れが安定する。
(実施の形態9)
図14〜図16Bを参照して、実施の形態9の歯漂白装置10の構成について説明する。実施の形態9の歯漂白装置10は、図1に示される実施の形態1の歯漂白装置10のマウスピース100に代えて、図14に示されるマウスピース400を備える。
マウスピース400は例えば、その平面視における左右方向の中心線に対して左右対称の形状を有し、ユーザーの年齢等に応じた様々な大きさを取り得る。マウスピース400を構成する材料の一例はシリコーンゴムである。
マウスピース400は、連結部20(図15参照)が接続される接続部470、歯漂白流体の流れを案内できるように湾曲した外側湾曲要素410、および、接続部470と外側湾曲要素410とを繋げる中空の胴450を備える。マウスピース400はさらに、外側湾曲要素410から突出した2つの桟440、胴450の周囲から突出した2つのリム460、外側湾曲要素410から突出した咬合要素420、および、咬合要素420から突出した内側湾曲要素430を備える。胴450の一例はオーバルチューブである。各桟440、咬合要素420、および、内側湾曲要素430は、外側湾曲要素410の形状に倣って湾曲している。
マウスピース400はさらに、歯収容空間404、上側の唇収容空間406、および、下側の唇収容空間406を備える。歯収容空間404は、外側湾曲要素410、咬合要素420、および、内側湾曲要素430に囲まれて形成されている。上側の唇収容空間406は、外側湾曲要素410の背面、胴450の頂面、および、一方のリム460の側面に囲まれて形成されている。下側の唇収容空間406は、外側湾曲要素410の背面、胴450の底面、および、一方のリム460の側面に囲まれて形成されている。
図16Aに示されるとおりマウスピース400はさらに、入口側通路401、出口側通路402、および、2つの供給口403を備える。入口側通路401は胴450および外側湾曲要素410の内部に形成されている。出口側通路402は咬合要素420の内部に形成されている。各供給口403はマウスピース400の内部の空間である出口側通路402とマウスピース400の外部とを連通する。
図15に示されるとおり、出口側通路402および供給口403は例えば咬合要素420の延長方向に沿うように形成される。外側湾曲要素410は歯漂白流体を案内するガイド面411を備える。
図14に示されるとおり、上側の桟440は外側湾曲要素410の上側の縁に形成され、外側湾曲要素410の内方に向けて突出している。下側の桟440は外側湾曲要素410の下側の縁に形成され、外側湾曲要素410の内方に向けて突出している。各桟440の先端にはR部分が形成されている。2つのリム460は胴450の中心軸線の方向において隙間を隔てて対向している。
咬合要素420は外側湾曲要素410の内方に向けて突出し、相対的に表裏の関係を形成する上側面421および下側面422を備える。内側湾曲要素430は咬合要素420の上側面421からマウスピース400の高さ方向に突出した要素であり、外側湾曲要素410のガイド面411と対向するガイド面431を備える。
図16Aおよび図16Bに示されるとおり、上側の供給口403が咬合要素420の上側面421に開口し、下側の供給口403が咬合要素420の下側面422に開口している。上側の供給口403および下側の供給口403は咬合要素420の内部に形成される出口側通路402を隔てて互いに対向している。出口側通路402の流路面積は、連結部20の連結通路21の流路面積(図15参照)、入口側通路401の流路面積、および、供給口403の流路面積よりも広い。
咬合要素420における供給口403の形成位置は、咬合要素420が外側湾曲要素410のガイド面411から突出する方向において外側湾曲要素410寄りの位置に設定されている。
図16Aは、マウスピース400を装着したユーザーの口腔における前歯TFおよびその周囲を示している。図16Bは、マウスピース400を装着したユーザーの口腔における奥歯TRおよびその周囲を示している。
歯収容空間404の高さは例えば、前歯TFおよび奥歯TRにおける歯茎Gとの付け根の部分が歯収容空間404に収容されるように設定される。なお、歯収容空間404の高さは、咬合要素420の上側面421から外側湾曲要素410の頂面または内側湾曲要素430の頂面までの距離である。
歯収容空間404の幅は例えば、外側湾曲要素410のガイド面411と前歯TFおよび奥歯TRとの間に適度な大きさの隙間である案内通路405が形成されるように設定される。なお、歯収容空間404の幅は、咬合要素420がガイド面411から突出している方向における外側湾曲要素410のガイド面411と内側湾曲要素430のガイド面431との距離である。
歯収容空間404の開口の幅は例えば、外側湾曲要素410のガイド面411、および、内側湾曲要素430のガイド面431が、前歯TFおよび奥歯TRにおける歯茎Gとの付け根の部分と適度な圧力で接触するように設定される。なお、歯収容空間404の開口の幅は、咬合要素420がガイド面411から突出している方向における桟440の先端と内側湾曲要素430のガイド面431との距離である。
図16Aに示されるとおり、マウスピース400が口腔に装着された状態によれば、上唇RUが上側の唇収容空間406に配置され、下唇RLが下側の唇収容空間406に配置される。また、上顎の前歯TFの切縁が咬合要素420の上側面421に接触し、下顎の前歯TFの切縁が咬合要素420の下側面422に接触する。
外側湾曲要素410のガイド面411は前歯TFとの間に案内通路405を形成する。上側の桟440は上顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の表面に接触する。下側の桟440は下顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の表面に密着する。内側湾曲要素430のガイド面431は、上顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の裏面、および、下顎の歯茎Gにおける前歯TFの付け根の部分の裏面に密着する。各桟440のR部分は歯茎Gにソフトな接触感を与える。
図16Bに示されるとおり、マウスピース400が口腔に装着された状態によれば、上顎の奥歯TRの咬合面が咬合要素420の上側面421に接触し、下顎の奥歯TRの咬合面が咬合要素420の下側面422に接触する。
外側湾曲要素410のガイド面411は奥歯TRとの間に案内通路405を形成する。上側の桟440は上顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の表面に密着する。下側の桟440は下顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の表面に密着する。内側湾曲要素430のガイド面431は、上顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の裏面、および、下顎の歯茎Gにおける奥歯TRの付け根の部分の裏面に密着する。
図16Aおよび図16Bを参照して、歯漂白装置10の動作について説明する。
図16Aに示されるとおり、連結部20の連結通路21(図15参照)からマウスピース400の入口側通路401に歯漂白流体が供給され、その歯漂白流体が入口側通路401から出口側通路402に流れ込むことにより減速する。出口側通路402の歯漂白流体は供給口403の中間部分から案内通路405に供給される。このため、歯漂白流体が前歯TFに到達し、その歯が漂白される。
図16Bに示されるとおり、出口側通路402の歯漂白流体は供給口403の中間部分よりも端部側の部分から案内通路405に供給される。このため、歯漂白流体が奥歯TRに到達し、その歯が漂白される。
案内通路405の歯漂白流体は、外側湾曲要素410のガイド面411に案内されることにより歯の並びに沿うように案内通路405を流れる。このため、歯漂白流体が上顎の歯および下顎の歯のおおよそ全部に到達し、それらの歯が漂白される。
実施の形態9の歯漂白装置10によれば、実施の形態8の歯漂白装置10により得られる(1)〜(6)ならびに(8)〜(15)の効果に加えて、さらに以下の効果が得られる。
(16)マウスピース400によれば、咬合要素420の内部に出口側通路402が形成され、咬合要素420の上側面421および下側面422のそれぞれに供給口403が開口されている。この構成によれば、マウスピース400の内部の歯漂白流体が出口側通路402および供給口403を通過するときに、その歯漂白流体の流れの方向が大きく変化する。このため、出口側通路402に歯漂白流体が滞留しやすい。このため、出口側通路402に存在する有効成分が歯漂白流体中に拡散しやすい。このため、有効成分の濃度の差が小さい歯漂白流体が供給口403から案内通路405に供給される。このため、1つの歯の各部分における漂白の度合、および、互いに異なる歯における漂白の度合に差が生じにくい。
(17)出口側通路402が咬合要素420の内部に形成されている。この構成によれば、出口側通路402と同じ容積を有する通路が外側湾曲要素410の内部に形成される場合と比較して、外側湾曲要素410の厚みを薄く設定できる余地が大きい。そして、外側湾曲要素410の厚みが薄く設定される場合にはユーザーがマウスピース400を装着しやすくなる。
(変形例)
各実施の形態に関する説明は、本発明の歯漂白装置が取り得る形態の例示であり、本発明の歯漂白装置が取り得る形態を制限することを意図していない。本発明の歯漂白装置は、各実施の形態以外に、例えば以下に示される各実施の形態の変形例を取り得る。
・実施の形態1〜6のマウスピース100の変形例は、下顎の歯を漂白できるように構成される。
・実施の形態2〜6のマウスピース100の変形例によれば、出口側通路102の出口通路寸法が供給口103の供給口寸法と同じ、または、供給口103の供給口寸法よりも小さく設定される。
・実施の形態2〜6のマウスピース100の変形例によれば、供給口103が前歯TFおよび奥歯TRの一方だけと対向するように供給口103の形成範囲が設定される。
・実施の形態2〜6のマウスピース100の変形例によれば、特定の歯と対向する位置に供給口103の形成位置が設定される。
・実施の形態2〜6のマウスピース100の変形例によれば、複数の供給口103が形成される。
・実施の形態2〜6の歯漂白装置10の変形例によれば、連結部20が入口側通路101の全体に挿入される。このため、生成装置30から連結部20に供給されたガスは、入口側通路101と重畳した連結通路21、出口側通路102、および、供給口103の順に通過して歯収容空間104に供給される。
・実施の形態2〜6の歯漂白装置10の変形例は、2つのマウスピース100、および、2つの連結部20を備える。一方のマウスピース100は上顎の歯を漂白するために用いられる。他方のマウスピース100は下顎の歯を漂白するために用いられる。一方のマウスピース100は一方の連結部20により生成装置30と連結される。他方のマウスピース100は他方の連結部20により生成装置30と連結される。この変形例の歯漂白装置10によれば、ユーザーが2つのマウスピース100を併せて装着することにより、上顎の歯および下顎の歯を同時に漂白できる。
・上記変形例をさらに変形した歯漂白装置10は、2つの連結部20に代えて、2つのマウスピース100と生成装置30とを連結する共通の連結部を備える。
・実施の形態5または6の歯漂白装置10の変形例は、電動式のエアーポンプ55に代えて手動式のエアーポンプを備える。
・実施の形態5または6の生成装置30の変形例は、電源部51に代えて1次電池または2次電池を備える。
・実施の形態5または6の共振回路53の変形例は、積層圧電トランス54の2次側電極、リアクトル、および、放電部40の霧化電極41が直列的に接続された回路構成を有する。
・実施の形態6の放電部40の変形例は、冷却モジュール44に代えて、霧化電極41を結露させる装置、または、霧化電極41に水分を供給する装置を備える。
・実施の形態7のマウスピース200の変形例によれば、外側湾曲要素210の縁よりも供給口203に近い部分に桟230が形成される。
・実施の形態7のマウスピース200の変形例によれば、2つの桟230の一方または両方が省略される。また、別の一例によれば、2つのリム250の一方または両方が省略される。また、別の一例によれば、2つのリブ260が省略される。
・実施の形態8のマウスピース300の変形例によれば、2つの咬合要素310が省略される。
・実施の形態9のマウスピース400の変形例によれば、咬合要素420に複数の供給口403が形成される。
・実施の形態9のマウスピース400の変形例によれば、上顎の歯だけを漂白できるように、外側湾曲要素410および内側湾曲要素430のうちの下側の歯収容空間404を形成する部分、ならびに、下側の供給口403が省略される。
・実施の形態9のマウスピース400の変形例によれば、下顎の歯だけを漂白できるように、外側湾曲要素410および内側湾曲要素430のうちの上側の歯収容空間404を形成する部分、ならびに、上側の供給口403が省略される。
・各実施の形態のマウスピース100,200,300,400の変形例によれば、シリコーンゴムとは別の材料であって、可撓性を有する材料により形成される。その材料の一例は、エラストマーゴム、軟質塩化ビニル、および、エチレン・プロピレン・ジエンゴムである。
・各実施の形態の生成装置30の変形例は、放電部40に直流電力を供給し、その電力により放電部40に放電を発生させる。
・各実施の形態の生成装置30の変形例は、グロー放電またはアーク放電等のようにコロナ放電とは異なる形態の放電を発生させる。
・各実施の形態の歯漂白装置10の変形例によれば、連結部20が生成装置30およびマウスピース100,200,300,400の少なくとも一方と一体化される。
・各実施の形態の歯漂白装置10の変形例によれば、生成装置30とマウスピース100,200,300,400とが直接的に接続される。
・各実施の形態および変形例のうちの1つまたはいくつかの代表としての好ましい例に従う歯漂白装置(10)は、活性化されたときに歯漂白流体を生成する生成装置(30)と、前記生成装置に対して流体連通可能に接続されるマウスピース(100;200;300;400)とを備え、前記マウスピース(100;200;300;400)が、U字形の外側湾曲要素(110;210;410)と、前記歯漂白流体を供給する供給口(103;203;403)とを含む。この好ましい例によれば、ユーザーは例えば唇と歯茎によって及び/または上下顎によって外側湾曲要素を保持することができ、マウスピースの供給口から歯漂白流体を供給するときにユーザーがマウスピースから手を離すことができ、便利である。
前記外側湾曲要素(110;210;410)が、前記供給口(103;203;403)から吐出された前記歯漂白流体を案内するように構成された湾曲ガイド面(111;211;411)を含み得る。この場合、歯漂白流体の案内効率と分配均一性の一方または両方が向上することがある。
前記供給口(103;203)は、前記湾曲ガイド面(111;211)に開口し得る。この場合、歯漂白流体の歯への供給効率が向上することがある。
前記マウスピース(100;400)は、前記マウスピースに供給された歯漂白流体の流速を低下させるべく前記供給口の上流に配置された内部空洞(102;402)を含み得る。この構成は、歯漂白流体の分配均一性の点で好ましい。
前記マウスピース(100;300;400)は、前記U字形の外側湾曲要素(110;210;410)から内向きに突出する咬合要素(120;310;420)を含み得る。この場合、マウスピースの使用中に、供給口が所要の位置からずれることを防止または抑制することができる。
前記咬合要素(420)は、前記マウスピース(400)に供給された歯漂白流体の流速を低下させるべく前記供給口の上流に配置された内部空洞(402)を含み得る。この構成は、歯漂白流体の分配均一性の点で好ましい。
前記供給口(403)は前記咬合要素(420)の上面および下面の一方または両方に開口し得る。この場合、歯漂白流体は歯の先端から基端(歯茎)に向かう方向に流れることができる。
前記マウスピース(200;400)は、前記湾曲ガイド面から内向きに突出するスペーサー突起(230;440)をさらに含み得る。この場合、歯漂白流体が、スペーサー突起によって形成された通路に沿って流れることができ、歯漂白流体の案内効率と分配均一性の一方または両方が向上することがある。
前記マウスピース(400)は、前記U字形の外側湾曲要素(410)から内向きに突出する咬合要素(420)をさらに含み、前記供給口(403)は前記咬合要素(420)の上面および下面の一方または両方に開口し、前記スペーサー突起(440)前記供給口と対面し得る。この場合、咬合要素の供給口から吐出した歯漂白流体が、スペーサー突起によって形成された通路に沿って流れることができ、歯漂白流体の案内効率と分配均一性の一方または両方が向上することがある。
上記詳細な説明は例証的であり制限的でないことを意図する。たとえば、上述した実施の形態またはその1つもしくは複数の変形例は、必要に応じて互いに組み合わせられる余地を含む。上記詳細な説明における種々の特徴は、開示を簡素化するために共にグループ化される余地を含む。本開示の技術的特徴または主題は、特定の実施の形態の全ての特徴より少ない特徴に存在することがあり得る。そのため、特許請求の範囲は、詳細な説明に組込まれ、各請求項は、個別の実施形態として自分自身を主張する。本開示の範囲は、特許請求の範囲を参照して、特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲と共に確定される。
10 :歯漂白装置
20 :連結部
30 :生成装置
100:マウスピース
101:入口側通路
102:出口側通路
103:供給口
110:外側湾曲要素
111:ガイド面
120:咬合要素
121:内側面
122:外側面
200:マウスピース
201:入口側通路
202:出口側通路
203:供給口
210:外側湾曲要素
211:ガイド面
230:桟
300:マウスピース
310:咬合要素
400:マウスピース
401:入口側通路
402:出口側通路
403:供給口
404:歯収容空間
410:外側湾曲要素
411:ガイド面
420:咬合要素
421:上側面
422:下側面
440:桟
G :歯茎
RU :上唇
RL :下唇
TF :前歯
TR :奥歯

Claims (18)

  1. 歯を漂白する有効成分を生成する生成装置と、
    前記生成装置により生成された有効成分を口腔内に供給する供給口が形成されたマウスピースと
    を備える歯漂白装置。
  2. 前記供給口から口腔内に供給された前記有効成分を歯の並びに沿って案内する外側湾曲要素が前記マウスピースに形成されている
    請求項1に記載の歯漂白装置。
  3. 前記マウスピースのうちの上顎の歯および下顎の歯の少なくとも一方と対向し得るガイド面に前記供給口が形成されている
    請求項1または2に記載の歯漂白装置。
  4. 前記生成装置と前記マウスピースとを互いに連結する連結部をさらに備える
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
  5. 前記連結部が接続される入口側通路、および、前記入口側通路を流れるガスを前記供給口に案内する出口側通路が、前記マウスピースに形成され、
    前記出口側通路を流れるガスの流速が前記入口側通路を流れるガスの流速よりも低くなるように前記出口側通路および前記入口側通路が形成されている
    請求項4に記載の歯漂白装置。
  6. 上顎の歯と下顎の歯との間に配置される咬合要素が前記マウスピースに形成されている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
  7. 前記咬合要素の内部に前記出口側通路が形成されている
    請求項5を引用する請求項6に記載の歯漂白装置。
  8. 前記咬合要素の上面および下面の一方または両方に前記供給口が形成されている
    請求項7に記載の歯漂白装置。
  9. 前記ガイド面のうちの歯茎と対向し得る部分に前記ガイド面から突出した桟が形成されている
    請求項3に記載の歯漂白装置。
  10. 歯漂白装置であって、
    活性化されたときに歯漂白流体を生成する生成装置と、
    前記生成装置に対して流体連通可能に接続されるマウスピースとを備え、
    前記マウスピースが、U字形の外側湾曲要素と、前記歯漂白流体を供給する供給口とを含む
    歯漂白装置。
  11. 前記外側湾曲要素は、前記供給口から吐出された前記歯漂白流体を案内するように構成された湾曲ガイド面を含む
    請求項10に記載の歯漂白装置。
  12. 前記供給口は、前記湾曲ガイド面に開口している
    請求項11に記載の歯漂白装置。
  13. 前記マウスピースは、前記マウスピースに供給された歯漂白流体の流速を低下させるべく前記供給口の上流に配置された内部空洞を含む
    請求項10に記載の歯漂白装置。
  14. 前記マウスピースは、前記U字形の外側湾曲要素から内向きに突出する咬合要素を含む
    請求項10に記載の歯漂白装置。
  15. 前記咬合要素は、前記マウスピースに供給された歯漂白流体の流速を低下させるべく前記供給口の上流に配置された内部空洞を含む
    請求項14に記載の歯漂白装置。
  16. 前記供給口は前記咬合要素の上面および下面の一方または両方に開口している
    請求項14または15に記載の歯漂白装置。
  17. 前記マウスピースは、前記湾曲ガイド面から内向きに突出するスペーサー突起をさらに含む
    請求項11に記載の歯漂白装置。
  18. 前記マウスピースは、前記U字形の外側湾曲要素から内向きに突出する咬合要素をさらに含み、
    前記供給口は、前記咬合要素の上面および下面の一方または両方に開口し、
    前記スペーサー突起は、前記供給口と対面する
    請求項17に記載の歯漂白装置。
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