JP6851001B2 - 歯漂白装置 - Google Patents

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Description

本発明は歯漂白流体を歯に供給する歯漂白装置に関する。
マウスピースを用いて歯漂白流体を歯に供給する歯漂白装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の歯漂白装置は、放電により歯漂白流体を生成し、歯漂白流体を含む空気をマウスピースから口腔に供給する。
特開2015−229084号公報
従来の歯漂白装置によれば、放電にともない酸性成分も生成される。一般的に、いくつかの条件が重なって口腔内の酸性度が高すぎる状態になると、歯に影響を及ぼす可能性が知られていることから、極力、酸性成分が口腔内で生じないようにすることが望ましい。
本発明に関する歯漂白装置は歯漂白流体が生成されるように二酸化炭素ガスに放電する放電部を備える。
本発明に関する歯漂白装置は、良好に歯を漂白することができる。
実施の形態の歯漂白装置の斜視図。 図1の歯漂白装置のブロック図。 試験結果の一例を示すグラフ。
(歯漂白装置が取り得る形態の一例)
(1)一例では、歯漂白装置は歯漂白流体が生成されるように二酸化炭素ガスに放電する放電部を備える。二酸化炭素ガスに放電した場合、酸性成分が生成されにくい。このため、歯漂白装置の使用時に酸性成分が長時間にわたり歯に付着する状況が生じにくい。
(2)好ましい例では、前記歯漂白装置は前記放電部に二酸化炭素ガスを供給する供給部をさらに備える。このため、放電部において安定して歯漂白流体が生成される。
(3)好ましい例では、前記供給部はガスボンベを着脱できるように構成される。二酸化炭素ガスの供給源としてガスボンベを利用できるため、供給部の構成が簡素化される。
(4)好ましい例では、前記歯漂白装置は加湿気体を生成する加湿器をさらに備える。この歯漂白装置によれば、歯漂白流体とともに加湿気体を口腔に供給できるため、水分が付着した歯に歯漂白流体を作用させることができる。
(5)好ましい例では、前記歯漂白装置は、前記歯漂白流体を口腔に供給する供給口が設けられたアウトレットと、前記放電部で生成された前記歯漂白流体を含むガスを前記アウトレットに案内する中空部とをさらに備える。この歯漂白装置によれば、放電部で生成された歯漂白流体が中空部およびアウトレットを介して口腔に供給される。アウトレットに放電部が含まれないため、アウトレットが軽量化され、ユーザビリティが向上する。
(6)好ましい例では、前記中空部はガスの流路を形成する内周面を含み、前記内周面を構成する材料はシリコンよりも正に帯電しやすい材料を含む。歯漂白流体は歯の漂白作用を有する有効成分を含む。有効成分の一例はOHラジカルである。正に帯電した物質はOHラジカルを吸着しにくい。このため、上記のように構成される中空部が用いられる場合、有効成分を多く含む歯漂白流体が中空部およびアウトレットを介して口腔に供給される。
(7)好ましい例では、前記アウトレットは口腔に存在するガスを外部に排出する排出口を含む。このため、口腔に存在するガスを歯漂白装置の本体に排気する場合と比較して、装置の構成が簡素化される。
(8)好ましい例では、前記放電部から供給される前記歯漂白流体の流量は1L/min未満である。このため、口腔における歯漂白流体の流速が遅くなり、歯に付着した成分と歯漂白流体とが反応する時間が長くなり、歯の漂白効果が高められる。
(実施の形態)
図1は、歯を漂白する歯漂白流体を歯に供給する歯漂白装置10の一例を示す。歯漂白流体は歯の漂白作用を有する有効成分を含む。歯漂白流体の一例は帯電微粒子水を含むガスである。帯電微粒子水は有効成分であるラジカル種を含む。ラジカル種の一例はOHラジカルである。
歯漂白装置10を構成する主な要素は本体20、中空部30、および、アウトレット40である。一例では、本体20は棚、家具、台、および、床等の様々な箇所の設置面上に安定して配置できるように構成された箱型のユニットである。本体20の形状および大きさは任意に選択できる。一例では、ユーザが片手で本体20を持ち運びできるように本体20の形状および大きさが決められる。本体20はハウジング21および放電部22を備えている。ハウジング21は内部の空間に各種の要素を収容できるように構成された樹脂製の箱である。放電部22はハウジング21内に設けられている。放電部22は放電により歯漂白流体を生成する。
本体20は加湿器23をさらに備えている。加湿器23はハウジング21内に設けられている。加湿器23は加湿された気体である加湿気体を生成する。加湿器23により加湿される気体は例えば空気である。本体20は操作部24をさらに備えている。操作部24はユーザインタフェースである。操作部24の一例はハウジング21に設けられたボタンおよびスイッチである。ユーザは操作部24に対する入力により歯漂白装置10の動作に関する種々の条件を選択できる。その一例は、本体20の電源のオンオフ、放電部22の動作のオンオフ、本体20から供給される歯漂白流体を含むガスの流量、加湿器23の動作のオンオフ、および、本体20から供給される加湿気体を含むガスの流量である。
中空部30は放電部22で生成された歯漂白流体を含むガスをアウトレット40に案内できるように本体20とアウトレット40とを接続する。一例では、中空部30は可撓性を有するホースである。中空部30と本体20およびアウトレット40のそれぞれとの関係は任意に選択できる。第1例では、中空部30は本体20およびアウトレット40のそれぞれに対して着脱できる。第2例では、中空部30は本体20およびアウトレット40のそれぞれに固定される。中空部30の長さは任意に選択できる。一例では、中空部30の長さは0.5cm〜150cmの範囲から選択される。図1に示される例では、中空部30の長さは30cmである。
中空部30内にはガスの流路31が形成されている。流路31は第1流路31Aおよび第2流路31Bを含む。各流路31A、31Bはそれぞれ中空部30の内周面32に囲まれた空間である。第1流路31Aは放電部22で生成された歯漂白流体を含むガスをアウトレット40に案内する。第2流路31Bは加湿器23で生成された加湿気体を含むガスをアウトレット40に案内する。中空部30内では、第1流路31Aを流れるガスと第2流路31Bを流れるガスとが混合しないように第1流路31Aと第2流路31Bとが区画されている。
中空部30を構成する材料は任意に選択できる。好ましい例では、中空部30のうちの少なくとも内周面32を構成する材料はシリコンよりも正に帯電しやすい。その一例は、ポリプロピレン、ナイロン、塩化ビニル、および、アルミニウムである。中空部30を構成する材料の選択には帯電列が参照される。図1に示される例では、適度な帯電のしやすさ、および、適度な柔軟性を有する点から、内周面32を含む中空部30の全体が塩化ビニルにより構成される。正に帯電しやすい材料はOHラジカルを吸着しにくい。このため、歯漂白流体を含むガスが第1流路31Aを流れる過程において、歯漂白流体に含まれるOHラジカルが中空部30の内周面32に吸着されにくい。
アウトレット40は中空部30を介して供給されるガスを口腔に供給できるように構成されている。アウトレット40の形状は、ガスを口腔に供給できるように口で挟むことができる形状、または、ガスを口腔に供給できるように口のまわりに装着できる形状であることが好ましい。一例では、アウトレット40はマウスピースである。アウトレット40を構成する材料は任意に選択できる。その一例は樹脂材料である。好ましい例では、アウトレット40を構成する材料はシリコンよりも正に帯電しやすい。アウトレット40は湾曲部41および接続部42に区分される。湾曲部41はアウトレット40が口に咥えられた場合に歯の正面に臨む部分である。湾曲部41は歯の並びに沿うように湾曲している。
湾曲部41には、口腔にガスを供給する供給口41A、および、口腔に存在するガスを口腔外に排出する排出口41Bが形成されている。供給口41Aおよび排出口41Bはそれぞれ湾曲部41を貫通する孔である。供給口41Aおよび排出口41Bの形状、大きさ、数、および、湾曲部41における形成部位は任意に選択できる。図1に示される例では、湾曲部41の中央部に1つの供給口41Aが形成され、供給口41Aの両側のそれぞれに2つの排出口41Bが形成されている。個々の排出口41Bの開口面積は供給口41Aの開口面積よりも小さい。
接続部42は中空部30から供給されたガスを供給口41Aに案内する部分である。中空部30は接続部42に接続される。接続部42内には、供給口41Aと繋がるガスの流路42Aが形成されている。中空部30の第1流路31Aおよび第2流路31Bは流路42Aと繋がる。第1流路31Aを流れるガスおよび第2流路31Bを流れるガスは流路42Aで混合される。
図2は歯漂白装置10のブロック図である。本体20は供給部25、複数のパイプ26、および、調整部27をさらに備えている。供給部25、複数のパイプ26、および、調整部27はハウジング21内に設けられている。供給部25は歯漂白流体の生成に用いられる原料ガスを放電部22に供給する。一例では、供給部25はガスボンベ25Aを着脱できるように構成されたボンベ取付部(図示略)を含む。原料ガスの種類は任意に選択できる。好ましい例では、放電による歯漂白流体の生成に空気を用いる場合よりも酸性成分の発生量が少ないガスが原料ガスに用いられる。その一例は、二酸化炭素ガス、酸素ガス、窒素ガス、および、アルゴンガスである。
複数のパイプ26は第1パイプ26A、第2パイプ26B、および、第3パイプ26Cを含む。第1パイプ26Aは放電部22のガスの出口に接続されている。中空部30の第1流路31Aは第1パイプ26A内のガスの流路と繋がる。第2パイプ26Bは加湿器23のガスの出口に接続されている。中空部30の第2流路31Bは第2パイプ26B内のガスの流路と繋がる。第3パイプ26Cは供給部25のガスの出口と放電部22のガスの入口とを接続している。
供給部25のボンベ取付部には、ガスボンベ25Aを配置するためのスペースが形成されている。このスペースはハウジング21に設けられた蓋(図示略)により開閉される。蓋が開放された状態では、ガスボンベ25Aを供給部25のボンベ取付部に対して着脱できる。一例では、二酸化炭素ガスを貯蔵したガスボンベ25Aが用いられる。調整部27は第3パイプ26Cに設けられている。調整部27は第3パイプ26Cを流れる原料ガスの流量を調節する。調整部27の一例は電磁弁である。
本体20は電源部28および制御部29をさらに備えている。一例では、電源部28は整流回路およびコンデンサを含む。整流回路はダイオードブリッジを含み、商用電源100から供給される交流電力を全波整流する。コンデンサは整流回路により整流された電力のノイズを除去する。電源部28は放電部22、加湿器23、調整部27、および、制御部29に電力を供給する。制御部29の一例はCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)である。制御部29は操作部24の操作の内容に応じて放電部22、加湿器23、および、調整部27を制御する。
放電部22の構成は任意に選択できる。一例では、放電部22は駆動回路22A、共振回路22B、積層圧電トランス22C、および、電極22Dを含む。駆動回路22Aは電源部28から供給された電力の周波数を変化させて出力する。具体的には、駆動回路22Aは単相フルブリッジ型のインバータを備えている。このインバータは並列的に接続された2つのアームを備える。各アームは直列的に接続された2つのMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を備えている。駆動回路22Aは4つのMOSFETのオンオフを切り替えることにより、商用電源100から供給される交流電力の周波数よりも高い周波数の交流電力を生成する。共振回路22Bは駆動回路22Aから供給された電圧を拡大する。具体的には、共振回路22Bは直列型のLC共振回路であり、駆動回路22A、リアクトル(図示略)、および、積層圧電トランス22Cの1次側電極が直列的に接続された回路である。積層圧電トランス22Cは共振回路22Bから供給された電圧を高電圧に変換して出力する。具体的には、積層圧電トランス22Cは共振回路22Bと電気的に接続される1次側電極、および、電極と電気的に接続される2次側電極を備え、変圧した交流電力を電極22Dに出力する。電極22Dは積層圧電トランス22Cから供給された電力により放電を発生させ、帯電微粒子水を生成する。電極22Dで発生する放電の一例はコロナ放電である。放電により生成された帯電微粒子水に含まれるラジカル種はOHラジカルを含む。
歯漂白装置10を用いた歯の漂白に関する一連の流れを例示する。最初に、アウトレット40が口に咥えられる。次に、本体20の電源が投入される。制御部29は操作部24に対する入力に応じて、放電部22、加湿器23、および、調整部27のうちの1つまたは複数を制御する。放電部22が動作することにより歯漂白流体が生成される。歯漂白流体を含むガスは中空部30の第1流路31A、アウトレット40の流路42A、および、供給口41Aを介して口腔に流れる。このため、帯電微粒子水が歯に到達し、帯電微粒子水に含まれるラジカル種が歯に付着している着色性の有機物質から電子を奪う。これにより、着色性の有機物質が分解され、歯が漂白される。また、加湿器23が動作することにより加湿気体が生成される。加湿気体を含むガスは中空部30の第2流路31B、アウトレット40の流路42A、および、供給口41Aを介して口腔に流れる。加湿気体に含まれる水分は歯に付着する。このため、水分が付着した歯に歯漂白流体が供給される。また、加湿気体に含まれる水分が歯茎および舌をはじめとする口腔の器官に付着するため、歯漂白装置10の使用時において器官が乾燥しにくくなる。
歯漂白装置10の作用について説明する。水分が付着した歯に歯漂白流体が供給される場合、歯漂白流体による歯の漂白作用が強くなる。一方、酸性成分が歯に長時間にわたり付着した場合、歯の表面が荒れるおそれがある。特に、歯に水分が付着した状態では、酸性成分による歯の表面の荒れが促進される。このように、歯に付着する水分は歯の漂白作用を強める作用、および、酸性成分による歯の表面の荒れを促進する作用を有する。
歯漂白装置10はこのような水分の影響を踏まえ、歯を保護しながら効率的に歯を漂白できるように構成されている。具体的には、歯漂白装置10は二酸化炭素ガスを放電部22に供給する供給部25、および、供給部25から供給された二酸化炭素ガスに放電することにより歯漂白流体を生成する放電部22を備えている。二酸化炭素ガスに放電した場合、放電後のガスに酸性成分が実質的に含まれない。このため、歯漂白流体を含み、酸性成分を含まないガスがアウトレット40から口腔に供給され、酸性成分による歯の表面の荒れが抑えられる。また、歯漂白装置10は加湿気体を生成する加湿器23を備えている。加湿器23により生成された加湿気体を含むガスが口腔に供給され、歯に水分が付着する。このため、歯に水分が付着した状態で歯漂白流体が歯に作用するため、歯が効率的に漂白される。
歯漂白装置10を用いた歯の漂白効果に関する試験について説明する。次の試験条件で漂白効果を確認する試験を実施した。歯漂白装置10による漂白の対象である試料はポルフィリン染色紙である。この染色紙は茶色に着色される。歯漂白装置10に用いられる原料ガスは二酸化炭素ガスである。歯漂白装置10から試料に供給されるガスの流量は0L/min超かつ5L/min以下の範囲から複数選択した。試料に対するガスの供給方法は次のとおりである。アウトレット40が中空部30から取り外された状態において、中空部30の先端に対して一定距離を空けて試料を配置した。アウトレット40が口に咥えられた場合における供給口41Aと歯との間隔を参照して一定距離を選択した。具体的には、一定距離は1mmである。歯漂白装置10により試料に対して一定時間にわたり連続的にガスを供給した。一般的なホワイトニングにおける1回あたりの実施時間を参照して一定時間を選択した。具体的には、一定時間は30分である。歯の漂白効果を評価する指標として、ガスが供給される前の試料の明度とガスの供給が終了した後の試料の明度と差である明度差を選択した。色差測定装置を用いて、ガスが供給される前の試料の明度、および、ガスの供給が終了した後の試料の明度から明度差を測定した。図3は試験結果の一例である。X軸は試料に供給したガスの流量である。Y軸は色差測定装置により測定された明度差である。ガスの流量が1L/min以上の範囲では、ガスの流量にかかわらず明度差はほぼ0を示した。ガスの流量が0L/min超かつ1L/min未満の範囲では、ガスの流量が少なくなるにつれて明度差が増加した。
(変形例)
上記実施の形態に関する説明は本発明に関する歯漂白装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明は実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・本体20の供給部25の構成は任意に変更可能である。第1例では、供給部25はハウジング21における外面に設けられる。このため、供給部25に取り付けられるガスボンベ25Aもハウジング21の外面に配置される。第2例では、供給部25は原料ガスを貯留できるように構成されたチャンバである。この場合、次のように供給部25に原料ガスが充填される。別途準備されるガスボンベと供給部25とがホース等により接続される。ガスボンベから供給部25に原料ガスが供給され、チャンバが原料ガスにより満たされる。原料ガスの充填の完了後、ガスボンベと供給部25との接続が解除される。
・電源部28の構成は任意に変更可能である。第1例では、電源部28は1次電池または2次電池の電力を放電部22、加湿器23、調整部27、および、制御部29に供給できるように構成される。
・中空部30の構成は任意に変更可能である。一例では、中空部30の内周面32を構成する材料と、中空部30の他の部分を構成する材料とが異なる。OHラジカルの吸着を抑えるため、内周面32を構成する材料は正に帯電しやすい材料であることが好ましい。
・アウトレット40の構成は任意に変更可能である。第1例では、アウトレット40は口腔にガスを供給できるように口を覆うマスクである。好ましい例では、マスクは口を覆う部分、および、口に咥えられる部分により構成される。口に咥えられる部分はガスを口腔に供給できるように供給口が形成される。第2例では、アウトレット40は口に咥えられるノズルである。
本発明に関する歯漂白装置は家庭用および業務用をはじめとする各種の歯漂白装置に利用できる。
10 :歯漂白装置
20 :本体
21 :ハウジング
22 :放電部
22A:駆動回路
22B:共振回路
22C:積層圧電トランス
22D:電極
23 :加湿器
24 :操作部
25 :供給部
25A:ガスボンベ
26 :パイプ
26A:第1パイプ
26B:第2パイプ
26C:第3パイプ
27 :調整部
28 :電源部
29 :制御部
30 :中空部
31 :流路
31A:第1流路
31B:第2流路
32 :内周面
40 :アウトレット
41 :湾曲部
41A:供給口
41B:排出口
42 :接続部
42A:流路
100:商用電源

Claims (8)

  1. 歯漂白流体が生成されるように二酸化炭素ガスに放電する放電部を備え、
    前記歯漂白流体を口腔に供給する供給口および口腔に存在するガスを外部に排出する排出口が設けられたアウトレットを含み、
    前記アウトレットは湾曲部を含み、前記供給口は前記湾曲部の中央部に構成され、前記排出口は前記湾曲部の中央部から周方向に離れた場所に複数設けられ
    前記排出口は、前記供給口から供給された前記ガスが前記口腔の上の歯に沿って流れ外部に排出される第1供給経路を構成する複数の第1排出口と、前記供給口から供給された前記ガスが前記口腔の下の歯に沿って流れ外部に排出される第2供給経路を構成する複数の第2排出口を含む
    歯漂白装置。
  2. 前記放電部に二酸化炭素ガスを供給する供給部をさらに備える
    請求項1に記載の歯漂白装置。
  3. 前記供給部はガスボンベを着脱できるように構成される
    請求項2に記載の歯漂白装置。
  4. 加湿気体を生成する加湿器をさらに備える
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
  5. 前記放電部で生成された前記歯漂白流体を含むガスを前記アウトレットに案内する中空部とをさらに備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
  6. 前記中空部はガスの流路を形成する内周面を含み、
    前記内周面を構成する材料はシリコンよりも正に帯電しやすい材料を含む
    請求項5に記載の歯漂白装置。
  7. 前記排出口の開口面積は前記供給口の開口面積よりも小さい
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
  8. 前記歯漂白流体を含むガスの流量が0L/min超かつ1L/min未満の範囲に含まれるように口腔に前記ガスを供給する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の歯漂白装置。
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