JPWO2014125997A1 - 熱交換装置およびこれを備えた冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管20Aと、第1伝熱管20Aよりも下流側にこの第1伝熱管20Aと並んで配置された第2伝熱管20Bとを少なくとも有し、第1伝熱管20A及び第2伝熱管20Bは管内面に溝を有し、第1伝熱管20Aは、管軸に直交する平面における溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、第2伝熱管20Bの管軸に直交する平面における溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成して、圧力損失を増加させずに、凝縮・蒸発の管内伝熱性能を高めることができるようにする。

Description

本発明は、管内面に溝を有する伝熱管を備えた熱交換装置に関する。
従来、冷凍装置、空気調和装置、又はヒートポンプに用いる熱交換器では、一般に、所定の間隔で複数並べたフィンに貫通穴が設けられ、貫通穴に伝熱管が貫通して配置されている。伝熱管は、気流方向に複数列配置され、内面に溝が形成されている。伝熱管は、冷凍サイクル装置における冷媒回路の一部となり、管内部を冷媒(流体)が流れるようにしている。
管内面の溝は、管軸方向と溝が延びる方向とが一定の角度をなすように螺旋状に加工されている。溝を形成することにより管内面に凹凸ができるが、ここでは、凹部の空間を溝部と称し、隣り合う溝の側壁によって形成される凸部分を山部と称する。
そして、このような伝熱管を流れる冷媒は、伝熱管外側を流れる流体(例えば空気)との熱交換により相変化(凝縮又は蒸発)する。そして、この相変化を効率よく行わせるために、管内の表面積増加、溝部による流体攪拌効果、溝部の毛細管作用に伴う溝部間の液冷媒保持効果を利用して、伝熱管の伝熱性能の改善を図っている(例えば、特許文献1)。
特開平5−322471号公報(図1)
ところで、前述のような熱交換器では、気流上流側の伝熱管の内面溝ピッチと溝リード角を、気流下流側の伝熱管の内面溝ピッチと溝リード角に比べて小さくすることで、溝の伝熱促進効果を高めるようにしている。しかしながら、このように気流上流側の伝熱管の溝ピッチと溝リード角を、気流下流側の伝熱管の内面溝ピッチと溝リード角に比べて小さくした熱交換器においては、液冷媒の保持量が小さくなり、気流上流側の伝熱管の管内熱伝達率が低下し、成績係数(COP)が低下するという難点があった。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、熱交換器の管内熱伝熱率を向上させ、管内圧力損失を増加させずに、予め設定された伝熱性能を得ることができる熱交換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る熱交換装置は、気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管と、第1伝熱管よりも下流側にこの第1伝熱管と並んで配置された第2伝熱管とを少なくとも有する熱交換装置において、第1伝熱管及び第2伝熱管は管内面に溝を有し、第1伝熱管は、管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されたものである。
本発明の熱交換装置によれば、気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管と、第1伝熱管よりも下流側にこの第1伝熱管と並んで配置された第2伝熱管とを少なくとも有し、第1伝熱管及び第2伝熱管は管内面に溝を有し、第1伝熱管は、管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されているので、溝部に保持される液冷媒が多くなる。このため、従来の伝熱管に比べて、圧力損失を増加させずに、凝縮・蒸発の管内伝熱性能を高めることができ、熱交換効率が良くなる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換装置の冷媒の流れを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換装置を側面側から見た鉛直方向断面の部分拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換装置の1列目の伝熱管内の溝部の毛細管作用に伴う溝部間の液冷媒保持効果の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の冷媒回路図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る熱交換装置の冷媒の流れを示す図である。図1において、熱交換装置1は、冷凍装置または空気調和装置の蒸発器、凝縮器として広く利用されているフィンチューブ式の熱交換器である。
本実施の形態1の熱交換装置1は、管内面に溝を有する複数の伝熱管20を複数のフィン10に挿通させてなる熱交換器を、複数のフィン10の間を流れる気体の流れ方向に複数列設け、さらにこの複数列で構成される熱交換器の群を少なくとも2つ(主熱交換器1Aと副熱交換器1B)備えている。そして、これら主熱交換器1Aと副熱交換器1Bとの間が除湿弁30を介して接続されている。なお、除湿弁30は、除湿時(室内を加熱しながらの除湿)に、熱交換器の一部を凝縮器、他を蒸発器として用いるために設けられている。
伝熱管20は、冷凍サイクル装置における冷媒回路の一部となり、管内部を冷媒が流れる。伝熱管20は、内部を流れる冷媒の熱を、外部を流れる空気にフィン10を介して伝えることで、空気との接触面となる伝熱面積を拡げ、冷媒と空気との間の熱交換を効率よく行う。
図2は本発明の実施の形態1に係る熱交換装置を側面側から見た鉛直方向断面の部分拡大図であり、伝熱管20の管内面の形状と、溝ピッチを拡大して示している。図3は本発明の実施の形態1に係る熱交換装置の1列目の伝熱管内の溝部の毛細管作用に伴う溝部間の液冷媒保持効果の説明図である。冷房運転で冷媒入口から除湿弁30に至る前までの区間、または暖房運転で除湿弁30の後から冷媒出口までの区間で、図2に示す第1伝熱管である風上側から1列目の伝熱管20Aの管軸に直交する平面における溝部21aの面積Aa(以下、「伝熱管20Aの溝部21aの面積Aa」という)と外径Doとの比(Aa/Do)は、第2伝熱管である風上側から2列目以降の伝熱管20Bの管軸に直交する平面における溝部21bの面積Ab(以下、「伝熱管20Bの溝部21bの面積Ab」という)と外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されている。すなわち、風上側から1列目の伝熱管20Aの溝部21aの溝ピッチPaを、風上側から2列目以降の伝熱管20Bの溝部21bの溝ピッチPbより大きくすることで、これら伝熱管20A,20Bの溝部21,21bの溝高さは変えずに、風上側から1列目の伝熱管20Aの前記比(Aa/Do)を、風上側から2列目以降の伝熱管20Bの前記比(Ab/Do)より大きくしている。
風上側から1列目の伝熱管20Aでは、空気と冷媒との温度差が大きい。つまり、風上側から1列目の伝熱管20Aは、液冷媒が多く存在する領域である。このため、1列目の伝熱管20Aの溝部21bの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)を大きくすると、図3のように溝部21aの毛細管作用に伴い溝部間の山部22aにて保持される液冷媒40が多くなり、隣り合う溝部21aの側壁によって形成される山部22aを通して熱交換効率が良くなる。
一方、風上側から2列目以降の伝熱管20Bでは、空気と冷媒との温度差が小さく、液冷媒が少なく存在する領域であり、溝部21bに保持される液冷媒40(図3参照)が少なくなる。このため、2列目以降の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)を小さくすることで、溝部21bの毛細管作用に伴い溝部間の山部22bにて保持される液冷媒40を相対的に多くすることができ、隣り合う溝部21bの側壁によって形成される山部22bを通して熱交換効率が良くなる。
本実施の形態1の熱交換装置1において、冷房運転で冷媒入口から除湿弁30に至る前までの区間、または暖房運転で除湿弁30の後から冷媒出口までの区間で、風上側から1列目の伝熱管20Aは、伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が0.0075(mm/mm)から0.0125(mm/mm)の範囲となるように形成されている。また、風上側から2列目以降の伝熱管20Bは、伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)が0.0028(mm/mm)から0.0074(mm/mm)の範囲となるように形成されている。
このように、熱交換装置1において、風上側から1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)を0.0075(mm/mm)から0.0125(mm/mm)の範囲に設定したのは、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)を0.0075(mm/mm)より小さくすると、溝部21aに保持される液冷媒が少なくなり、山部22aへの液膜厚さが厚くなり、管内伝熱性能が全体で見ると低下するからである。また、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)を0.0125(mm/mm)より大きくすると、液冷媒保持効果が低下し、管内伝熱性能が全体で見ると低下するからである。風上側から1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)を前述の範囲とすることで、図3のように1列目の伝熱管20A内の溝部21aの毛細管作用に伴う液冷媒保持効果を利用して、管内伝熱性能を向上させることができる。
また、熱交換装置1において、風上側から2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)を0.0028(mm/mm)から0.0074(mm/mm)の範囲に設定したのは、風上側から2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)を0.0028(mm/mm)より小さくすると、溝部21bに保持される液冷媒が少なくなり、山部22bへの液膜厚さが厚くなり、管内伝熱性能が全体で見ると低下するからである。また、風上側から2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)を0.0074(mm/mm)より大きくすると、液冷媒保持効果が低下し、管内伝熱性能が全体で見ると低下するからである。風上側から2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)を前述の範囲とすることで、1列目の伝熱管20Aと同様に隣り合う溝部21bの毛細管作用に伴う液冷媒40の保持効果を利用して、管内伝熱性能を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態1の熱交換装置1によれば、複数の伝熱管20を複数のフィン10に挿通させてなる2列以上の室内側熱交換器において、冷房運転で冷媒入口から除湿弁30に至る前までの区間、または暖房運転で除湿弁30の後から冷媒出口までの区間で、風上側から1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、風上側から2列目以降の伝熱管20Bの溝部21bの面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されているので、管内伝熱性能を向上させることができ、熱交換率(伝熱管通過前後の熱量の比率)を高くすることができる。そのため、省エネルギ化を図ることができる。また、冷媒回路内の冷媒の減量、効率を維持しつつ、小型化を図ることもできる。
以下、実施例について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して説明する。表1に示すように、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aa/外径Doが0.0075、0.0095、0.0115、0.0125(mm/mm)、2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Ab/外径Doが0.0035(mm/mm)である実施例1〜4の熱交換装置1を作製した(実施例1〜4)。また、比較例として、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aa/外径Doが0.005、0.035(mm/mm)、2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Ab/外径Doが0.0035(mm/mm)である熱交換装置を作製した(比較例1,2)。
Figure 2014125997
表1から明らかなように、実施例1〜4の熱交換装置1は、いずれも比較例1,2の熱交換器と比べて熱交換率が高く、管内伝熱性能が向上していた。
表2に示すように、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aa/外径Doが0.0095(mm/mm)、2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Ab/外径Doが0.0028、0.0035、0.005、0.0074(mm/mm)である実施例5〜8の熱交換装置1を作製した。また、比較例として、1列目の伝熱管20Aの溝部21aの面積Aa/外径Doが0.0095(mm/mm)、2列目の伝熱管20Bの溝部21bの面積Ab/外径Doが0.0025、0.008(mm/mm)である熱交換装置を作製した(比較例3,4)。
Figure 2014125997
表2から明らかなように、実施例5〜8の熱交換装置1は、いずれも比較例3,4の熱交換器と比べて熱交換率が高く、管内伝熱性能が向上していた。
なお、主熱交換器1Aと副熱交換器1Bを、いずれも複数列で構成される熱交換器の群で構成したもの、つまりフィン10が気体の流れ方向に複数列に分割されているものを例に挙げて説明したが、これに限るものではない。例えば、フィン10を気体の流れ方向で分割せず、これに伝熱管を気体の流れ方向に複数列挿通させる構成としてもよい。
実施の形態2.
図4は本発明の実施形態2に係る空気調和機の冷媒回路図を示すもので、前述の実施の形態1で説明した熱交換装置を室内熱交換器として用いたものである。
本実施の形態2の空気調和機は、圧縮機61、四方弁62、室外熱交換器63、減圧器64、及び室内熱交換器65が、冷媒配管70によって閉ループ状に接続され、室内機50と室外機60との間にガスバルブ68と液バルブ69が配置されている。また、室外熱交換器63には室外送風機66が併設され、室内熱交換器65には室内送風機67が併設されている。
本実施の形態2の空気調和機において、冷房運転時には低圧低温のガス冷媒は室外機60の圧縮機61により高温高圧のガス冷媒に圧縮され、四方弁62に送られる。そして、四方弁62から冷媒配管70により室外熱交換器63に導かれてガス冷媒が液化し、凝縮熱を室外に放出する(室外熱交換器63が凝縮器として作用する)。室外熱交換器63から出た高圧の液冷媒は、減圧器64により低圧低温の気液二相冷媒となり、液バルブ69を介して室内機50の室内熱交換器65に導かれる。ここで、室内の空気中の熱を吸収して冷媒が蒸発し、低圧低温のガス冷媒となり、冷房運転を行う(室内熱交換器65が蒸発器として作用する)。そして、低圧低温のガス冷媒は、ガスバルブ68、四方弁62を経て圧縮機61に導かれ、冷媒サイクル運転を行う。
暖房運転を行う場合は、四方弁62を切り換えて冷媒の流れを冷房運転の場合と逆方向にすることにより、室内熱交換器65が凝縮機、室外熱交換器63が蒸発器として作用する。それ以外は冷房運転の場合と同様である。
本実施の形態2によれば、室内熱交換器65として前述の実施の形態1の熱交換装置1を用いているので、室内熱交換器65の管内伝熱性能を向上させることができ、熱交換率(伝熱管通過前後の熱量の比率)を高くすることができる。そのため、省エネルギ化を図ることができる。また、室内熱交換器65の冷媒回路内の冷媒の減量、効率を維持しつつ、小型化を図ることもできる。
なお、前述した実施の形態1,2では、本発明に係る熱交換装置に関し、冷凍装置または空気調和装置への適用について説明したが、本発明はこれらの装置に限定されるものではない。例えば、本発明は、ヒートポンプ装置のように、冷媒回路を構成し、蒸発器、凝縮器となる熱交換器を有する他の冷凍サイクル装置にも適用することができる。
1 熱交換装置、1A 主熱交換器、1B 副熱交換器、10 フィン、20 伝熱管、20A 1列目の伝熱管(第1伝熱管)、20B 2列目以降の伝熱管(第2伝熱管)、21a、21b 溝部、22a,22b 山部、30 除湿弁、40 液冷媒、50 室内機、60 室外機、61 圧縮機、62 四方弁、63 室外熱交換器、64 減圧器、65 室内熱交換器、66 室外送風機、67 室内送風機、68 ガスバルブ、69 液バルブ、70 冷媒配管、Aa 1列目の伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積、Ab 2列目以降の伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積、Do 外径、Pa 1列目の伝熱管の溝部の溝ピッチ、Pb 2列目の伝熱管の溝部の溝ピッチ。
本発明に係る熱交換装置は、気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管と、前記第1伝熱管よりも下流側に前記第1伝熱管と並んで配置された第2伝熱管とを少なくとも有する熱交換装置において、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管は管内面に溝を有し、前記第1伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の溝ピッチを、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の溝ピッチより大きくすることで、前記第1伝熱管管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されたものである。
本発明に係る熱交換装置は、気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管と、前記第1伝熱管よりも下流側に前記第1伝熱管と並んで配置された第2伝熱管とを少なくとも有する熱交換装置において、前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管は管内面に溝を有し、前記第1伝熱管の前記溝部の溝高さと前記第2伝熱管の前記溝部の溝高さとが同じであり、前記第1伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の溝ピッチを、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の溝ピッチより大きくすることで、前記第1伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成されたものである。

Claims (5)

  1. 気体の流れに対して上流側に配置された第1伝熱管と、前記第1伝熱管よりも下流側に前記第1伝熱管と並んで配置された第2伝熱管とを少なくとも有する熱交換装置において、
    前記第1伝熱管及び前記第2伝熱管は管内面に溝を有し、
    前記第1伝熱管は、管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)が、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成された熱交換装置。
  2. 前記熱交換装置は複数の熱交換器を備え、前記複数の熱交換器の間が除湿弁を介して接続されており、
    冷房運転で冷媒入口から前記除湿弁の前までの区間、または暖房運転で前記除湿弁の後から冷媒出口までの区間で、前記第1伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)は、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)より大きく形成された請求項1記載の熱交換装置。
  3. 前記第1伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Aaと外径Doとの比(Aa/Do)は0.0075(mm/mm)から0.0125(mm/mm)の範囲、前記第2伝熱管の管軸に直交する平面における溝部の面積Abと外径Doとの比(Ab/Do)は0.0028(mm/mm)から0.0074(mm/mm)の範囲で形成された請求項1又は2記載の熱交換装置。
  4. 前記第1伝熱管及び前記第1伝熱管の前記溝部の溝高さは変えずに、前記第1伝熱管の前記溝部の溝ピッチを、前記第2伝熱管の前記溝部の溝ピッチより大きくすることで、前記第1伝熱管の前記比(Aa/Do)が前記第2伝熱管の前記比(Ab/Do)より大きく形成された請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換装置。
  5. 少なくとも圧縮機、凝縮器、減圧器、及び蒸発器を有し、これらが冷媒配管によって閉ループ状に接続された冷凍サイクル装置であって、
    前記凝縮器又は前記蒸発器として請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換装置を用いた冷凍サイクル装置。
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