JPWO2014125649A1 - 共振抑制装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、共振点が変化する場合であっても共振を抑制すること、特に、複数台の風力発電機を備えた風力発電所において、電力系統への風力発電機の接続台数が変化する場合であっても共振を抑制することを目的とし、高調波フィルタを備えた電力機器(風力発電機)が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、前記電力系統に前記電力機器と並列に交流電流を供給するインバータと、前記電力機器と前記電力系統との接続点の電圧が入力され、前記高調波フィルタの共振周波数を高周波側に移動させる電流指令値を生成する電流指令値生成部と、前記電流指令値に基づいて前記インバータから出力される前記交流電流を制御する電流制御部と、を有する。

Description

本発明は、共振抑制装置に関する。
近年、再生可能エネルギーの普及が進んでおり、多くの風力発電機を備えた大規模なウィンドファーム(wind farm:集合型風力発電所)も建設されている。
風力発電機は、発電した電力を一旦直流に変換する(AC−DC)コンバータ、およびその直流を交流に変換する(DC−AC)インバータを備えており、さらにインバータによって発生する高調波電流を除去する高調波フィルタも備えている。しかしながら、高調波フィルタを備えた風力発電機が電力系統に接続(連系)されると、高調波フィルタのキャパシタンス(capacitance:静電容量)と電力系統や変圧器のインダクタンス(inductance:誘導係数)とによる共振が発生し、出力電圧が不安定になる場合がある。
そこで、例えば特許文献1では、高調波フィルタのキャパシタンスに直列に抵抗を接続することによってこのような共振を抑制し、出力電圧に共振周波数成分が重畳されることなく、安定した運転の継続が可能な風力発電設備が開示されている。また、例えば非特許文献1では、パッシブノッチフィルタやC型バンドパスフィルタを用いて共振を抑制する技術が開示されている。
特開2005−184990号公報 特開2003−174725号公報
M. Bradt, et al., "Harmonics and Resonance Issues in Wind Power Plants," Power and Energy Society General Meeting, 2011 IEEE, pp. 1-8, 24-29 July 2011
しかしながら、特許文献1の風力発電設備では、抵抗の値Rhが風力発電設備の誘導機から見た系統リアクタンスX0に応じて与えられているため、電力系統の構成が変わると共振点が変化し、共振が再発する恐れがある。また、非特許文献1のフィルタを用いる方法でも、電力系統の構成が変わると共振点(共振周波数)が変化するため、それらの共振点をそれぞれ抑制する必要がある。
さらに、電力系統の構成が変わらない場合であっても、複数台の風力発電機を備えた風力発電所においては、高調波フィルタのキャパシタンスが風力発電機の接続台数に応じて変化し、共振点も変化することとなる。すなわち、各風力発電機が備える高調波フィルタのキャパシタンスが並列に接続されるため、例えば図20に示すように、風力発電機の接続台数が増加するほど共振周波数が低下する。そのため、電力系統への風力発電機の接続台数が変化する風力発電所では、特許文献1や非特許文献1の共振抑制方法を用いることは困難である。
前述した課題を解決する主たる本発明は、高調波フィルタが電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、前記電力系統の電圧が入力され、共振周波数を高周波側に移動させる電流指令値を生成する電流指令値生成部を有し、前記電流指令値生成部は、前記電力系統に接続された電力変換装置に対して前記電流指令値を出力することを特徴とする共振抑制装置である。
また、前述した課題を解決するその他の主たる本発明は、高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、前記電力系統に前記電力機器と並列に交流電流を供給するインバータと、前記電力機器と前記電力系統との接続点の電圧が入力され、前記高調波フィルタの共振周波数を高周波側に移動させる電流指令値を生成する電流指令値生成部と、前記電流指令値に基づいて前記インバータから出力される前記交流電流を制御する電流制御部と、を有することを特徴とする共振抑制装置である。
また、前述した課題を解決するさらにその他の主たる本発明は、高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、係数が互いに異なる複数のリアクトルと、前記複数のリアクトルから1つ以上のリアクトルを選択するリアクトル選択部と、前記複数のリアクトルのうち前記リアクトル選択部によって選択された前記1つ以上のリアクトルを前記高調波フィルタのキャパシタンスと並列に接続するスイッチ回路と、を有することを特徴とする共振抑制装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、共振点が変化する場合であっても共振を抑制することができる。特に、複数台の風力発電機を備えた風力発電所において、電力系統への風力発電機の接続台数が変化する場合であっても共振を抑制することができる。
本発明の第1実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 共振抑制装置が設置されていない状態において発生する共振を説明する図である。 積分フィルタを備えた共振抑制装置が共振を抑制する作用を説明する図である。 一次遅れフィルタを備えた共振抑制装置が共振を抑制する作用を説明する図である。 共振抑制装置により共振周波数が高周波側に移動することを説明する図である。 共振抑制装置が設置されていない状態における電圧vおよび電流i,i1,i2の一例を示す模式図である。 積分フィルタを備えた共振抑制装置によって共振が抑制された電圧vおよび電流i,i1,i2の一例を示す模式図である。 積分フィルタを備えた共振抑制装置におけるフィルタ係数と共振抑制効果との関係の一例を示す模式図である。 一次遅れフィルタを備えた共振抑制装置によって共振が抑制された電圧vおよび電流i,i1,i2の一例を示す模式図である。 一次遅れフィルタを備えた共振抑制装置におけるフィルタ係数と共振抑制効果との関係の一例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 風力発電機の接続台数から共振周波数を算出する方法を説明する図である。 本発明の第3実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第8実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第9実施形態における共振抑制装置の構成を示すブロック図である。 風力発電機の接続台数と共振周波数との関係を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===共振抑制装置の構成===
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態における共振抑制装置の構成について説明する。
図1に示されている共振抑制装置1aは、例えば風力発電所内に設置されて、高調波フィルタ31を備えた風力発電機3が電力系統5に接続されることによって発生する共振を抑制するための装置である。また、共振抑制装置1aは、フィルタ11、加算部12、電流制御部13、並列インバータ14、直流電源15、共振検出部16、および係数設定部17を含んで構成されている。なお、本実施形態では、フィルタ11および係数設定部17が電流指令値生成部10に相当する。
図1において、風力発電機3は、電力系統5に接続されている台数分の風力発電機を代表している。また、C1は、電力系統5に接続されている風力発電機がそれぞれ備える高調波フィルタのキャパシタンスの合成キャパシタンスを示し、L1は、風力発電機をそれぞれ電力系統5に接続する変圧器のインダクタンスの合成インダクタンスを示している。さらに、L2は、電力系統5のインダクタンスを示している。なお、図1においては、1相分の構成を示しており、風力発電機3が3相系統に接続されている場合には、共振抑制装置1aは、各相に対して同様の構成を備えるものとする。
フィルタ11は、積分特性または一次遅れ特性を有するデジタルフィルタである。また、フィルタ11には、風力発電機3と電力系統5との接続点の電圧vが入力され、フィルタ11からは、並列インバータ14の出力電流iに対する電流指令値iが出力されている。
接続点電圧vは、共振検出部16にも入力され、共振検出部16からは、検出した共振周波数f1が出力されている。また、係数設定部17には、共振周波数f1が入力され、係数設定部17からフィルタ11には、フィルタ係数が入力されている。ここで、フィルタ11が積分フィルタの場合には、フィルタ係数としてインダクタンスLが入力され、フィルタ11が一次遅れフィルタの場合には、フィルタ係数としてレジスタンス(resistance:電気抵抗)RおよびインダクタンスLが入力される。
加算部12には、並列インバータ14の出力電流iとそれに対する電流指令値iとが入力され、加算部12から電流制御部13には、電流指令値iと出力電流iとの差(i−i)が入力されている。また、電流制御部13からは、電圧指令値vが出力されている。
並列インバータ14には、直流電源15が接続されている。また、並列インバータ14には、電圧指令値vが入力され、並列インバータ14からは、交流電流iが出力されている。そして、並列インバータ14は、変圧器(不図示)を介して電力系統5に並列に接続されており、並列インバータ14から出力される交流電流iは、風力発電機3の出力電流i1と並列に電力系統5に供給されている。このような並列インバータ14としては、UPFC(Unified Power Flow Controller:統合電力潮流制御装置)が備える並列補償部を用いることもできる(例えば特許文献2を参照)。
===共振抑制装置の動作===
次に、本実施形態における共振抑制装置の動作について説明する。
共振検出部16は、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)アルゴリズムなどを用いて接続点電圧vをフーリエ変換し、得られた周波数スペクトルのピークから共振を検出するとともに、共振周波数f1を求める。また、係数設定部17は、この共振周波数f1に基づいて、積分フィルタ11の係数L、または一次遅れフィルタ11の係数R,Lを設定する。そして、フィルタ11からは、設定されたフィルタ係数に応じた電流指令値iが出力される。なお、フィルタ11の係数と共振抑制装置1aによる共振抑制効果との関係については後述する。
電流制御部13は、電流指令値iと並列インバータ14の出力電流iとの差(i−i)に応じた電圧指令値vを出力する。また、並列インバータ14は、電圧指令値vに基づいてPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御やPAM(Pulse Amplitude Modulation:パルス振幅変調)制御を行い、直流電源15の電力を交流電力に変換して交流電流iを出力する。これにより、電流制御部13は、並列インバータ14の出力電流iが電流指令値iに追従するように並列インバータ14を制御し、並列インバータ14は、電流指令値iに追従する交流電流iを電力系統5に供給する。
===共振抑制装置の作用===
次に、図2ないし図10を適宜参照して、本実施形態における共振抑制装置が共振を抑制する作用について説明する。
図2は、共振抑制装置1aが設置されていない状態における風力発電機3の等価回路を示しており、風力発電機3を(高調波)電流源と見做すことができる。このとき、キャパシタンスC1と変圧器インダクタンスL1とによる共振周波数fr1は、
Figure 2014125649

となる。
ここで、各風力発電機が備える高調波フィルタのキャパシタンスは、風力発電機の接続台数に応じて並列に接続されているため、接続台数が増加するほど合成キャパシタンスC1が大きくなり、共振周波数fr1が低下する。そして、共振周波数fr1が十分に高く、高周波領域(例えば数kHz程度)にある場合には、共振が発生しないものの、接続台数が増加して共振周波数fr1がある程度低い周波数領域(例えば数百Hz程度)まで低下すると、接続台数(共振周波数fr1)によっては共振が発生する恐れがある。
図3および図4は、それぞれ、高調波フィルタの(合成)キャパシタンスC1と並列に積分フィルタおよび一次遅れフィルタを接続した状態を示している。そして、これらの場合の共振周波数fr2は、
Figure 2014125649

となる。ここで、L1’は、積分フィルタまたは一次遅れフィルタのインダクタンスLと変圧器インダクタンスL1との合成インダクタンスであり、
Figure 2014125649

となるため、fr2>fr1となる。
したがって、共振検出部16が高調波フィルタの共振(共振周波数f1)を検出した場合に、キャパシタンスC1と並列に積分フィルタまたは一次遅れフィルタを接続すれば、例えば図5に示すように、共振周波数f1をより高周波側に移動させることができる。そして、この移動後の共振周波数f2が元の共振周波数f1に対して十分に高くなるようにフィルタ係数Lを設定することによって、共振周波数f1におけるゲインを小さくして共振を抑制することができる。例えば図5においては、共振周波数がf1からf2に移動(増加)することによって、共振周波数f1におけるゲインがg1からg2に低下している。好ましくは、共振周波数をf2に移動した場合の元の共振周波数f1におけるゲインg2を十分に小さい所定値以下とするため、移動後の共振周波数f2が元の共振周波数f1の少なくとも2倍以上となるようにフィルタ係数を設定する。さらに好ましくは、移動後の共振周波数f2が元の共振周波数f1の2〜3.5倍程度となるようにフィルタ係数を設定する。
ところで、図3において、接続点電圧vは、
Figure 2014125649

と表され、これをラプラス変換すると、
Figure 2014125649

となる。ここで、積分フィルタの伝達関数をH1とすると、
Figure 2014125649

となるため、共振抑制装置1aが積分フィルタ11の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを電力系統5に供給することは、図3のように積分フィルタを接続するのと等価である。
したがって、積分フィルタ11を備えた共振抑制装置1aにより、検出された共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。一例として、図6は、共振が発生して、接続点電圧vや電力系統5への供給電流i2(=i1)に共振周波数成分が重畳された状態を示し、図7は、積分フィルタ11を備えた共振抑制装置1aによってその共振が抑制された状態を示している。図6および図7に示すように、積分フィルタ11を備えた共振抑制装置1aにより共振が抑制され、図6最上段の電圧vの波形が図7最上段のように改善されている。また、積分フィルタ11の係数Lと共振抑制効果との関係の一例を図8に示す。図8に示すように、インダクタンスLを小さくするほど共振抑制効果が大きくなるものの、式(6)から、並列インバータ14の出力電流iが大きくなり、並列インバータ14として、より大型のものを用いる必要がある。
一方、図4において、接続点電圧vは、
Figure 2014125649

と表され、これをラプラス変換すると、
Figure 2014125649

となる。ここで、一次遅れフィルタの伝達関数をH2とすると、
Figure 2014125649

となるため、共振抑制装置1aが一次遅れフィルタ11の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを電力系統5に供給することは、図4のように一次遅れフィルタを接続するのと等価である。
したがって、一次遅れフィルタ11を備えた共振抑制装置1aにより、検出された共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。一例として、図9は、一次遅れフィルタ11を備えた共振抑制装置1aによって、図6に示した共振が抑制された状態を示している。図6および図9に示すように、一次遅れフィルタ11を備えた共振抑制装置1aにより共振が抑制され、図6最上段の電圧vの波形が図9最上段のように改善されている。また、一次遅れフィルタ11の係数R,Lと共振抑制効果との関係の一例を図10に示す。図10に示すように、フィルタ11として一次遅れフィルタを用いることによって、レジスタンスRによる電力消費があるものの、積分フィルタよりも共振抑制効果が大きくなる。
<第2実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図11を参照して、本発明の第2の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図11に示されている共振抑制装置1bは、第1実施形態の共振抑制装置1aに対して、共振検出部16および係数設定部17の代わりに、係数設定部18を含んで構成されている。なお、本実施形態では、フィルタ11および係数設定部18が電流指令値生成部10に相当する。そして、係数設定部18は、オンラインで、現在の風力発電機の接続台数G#を取得し、この接続台数G#に基づいて、積分フィルタ11の係数L、または一次遅れフィルタ11の係数R,Lを設定する。
ここで、図12に示すように、n台の風力発電機3が電力系統5に接続している場合、各高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と、系統インダクタンスL2および各変圧器インダクタンスL1とによる共振周波数fr1は、
Figure 2014125649

と表すことができる。
したがって、このような風力発電機の接続台数G#=nと共振周波数fr1との関係から、係数設定部18は、オンラインで取得した現在の接続台数G#に基づいて、現在の共振周波数fr1を求めることができる。そして、係数設定部18は、現在の共振周波数fr1に対して、各高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に積分フィルタまたは一次遅れフィルタを接続した場合の共振周波数fr2が十分に高くなるようにフィルタ11の係数を設定する。好ましくは、共振周波数fr1に対して、共振周波数fr2が少なくとも2倍以上となるようにフィルタ11の係数を設定する。さらに好ましくは、共振周波数fr1に対して、共振周波数fr2が2〜3.5倍程度となるようにフィルタ11の係数を設定する。
ここで、本実施形態の共振抑制装置1bは、共振検出部を備えていないため、現実に共振が発生しているか否かに関わらず、フィルタ11の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを電力系統5に供給している。したがって、共振抑制装置1bにより、共振が発生していると仮定した場合の共振周波数fr1を求め、この共振周波数fr1をfr2に移動させて共振を抑制することができる。なお、風力発電機の接続台数G#に基づいて共振周波数fr1をその都度求める代わりに、接続台数G#と設定すべきフィルタ11の係数とを対応付けた係数設定テーブルを事前に作成しておき、これを参照してフィルタ11の係数を設定してもよい。
<第3実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図13を参照して、本発明の第3の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図13に示されている共振抑制装置1cは、第1実施形態の共振抑制装置1aに対して、係数設定部17の代わりに、スイッチ19を含んで構成されている。なお、本実施形態では、フィルタ11が電流指令値生成部10に相当する。そして、スイッチ19は、共振検出部16が共振を検出した場合には、フィルタ11の出力を電流指令値iとして加算部12に入力し、共振検出部16が共振を検出しない場合には、電流指令値i=0を加算部12に入力する。これにより、共振検出部16が共振を検出した場合にのみ、並列インバータ14から電力系統5に交流電流iが供給される。
ここで、本実施形態の共振抑制装置1cは、係数設定部を備えていないため、フィルタ11の係数は、予め設定された固定値となる。例えば、風力発電所のすべての風力発電機が電力系統5に接続されている状態における共振周波数fr1を求め、この共振周波数fr1が、影響の小さい(共振が発生しない)高周波領域に移動するようにフィルタ11の係数を設定する。この場合、フィルタ11の係数は、共振周波数fr1が最も低い場合を基準として設定されており、共振抑制装置1cは、風力発電機の接続台数によらず共振を抑制することができる。なお、本実施形態では、フィルタ11の係数が固定値であるため、フィルタ11をアナログフィルタとして構成してもよい。
<第4実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図14を参照して、本発明の第4の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図14に示されている共振抑制装置1dは、第2実施形態の共振抑制装置1bと第3実施形態の共振抑制装置1cとを組み合わせたものであり、共振抑制装置1bに対して、共振抑制装置1cの共振検出部16およびスイッチ19をさらに含んで構成されている。なお、本実施形態では、フィルタ11および係数設定部18が電流指令値生成部10に相当する。したがって、第2実施形態の共振抑制装置1bでは、共振の有無によらず、常に交流電流iを電力系統5に供給しているのに対して、本実施形態の共振抑制装置1dでは、現実に共振が発生している場合にのみ、交流電流iを電力系統5に供給することができる。
<第5実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図15を参照して、本発明の第5の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図15に示されている共振抑制装置1eは、フィルタ11、加算部12、電流制御部13、並列インバータ14、および直流電源15を含んで構成されている。なお、本実施形態では、フィルタ11が電流指令値生成部10に相当する。そして、共振抑制装置1eは、第2実施形態の共振抑制装置1bと同様に、現実に共振が発生しているか否かに関わらず、フィルタ11の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを電力系統5に供給する。また、第3実施形態と同様に、フィルタ11の係数は、例えば、共振周波数fr1が最も低い場合を基準として設定され、共振抑制装置1cは、風力発電機の接続台数によらず共振を抑制することができる。
<第6実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図16を参照して、本発明の第6の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
上記第1ないし第5実施形態では、フィルタ11(電流指令値生成部10)の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを並列インバータ14から出力して、電力系統5に風力発電機3と並列に供給している。これに対して、本実施形態では、交流電流iを出力可能な電力変換装置が電力系統に接続されている場合に、この電力変換装置に対して電流指令値iを出力することによって、共振を抑制する。
図16に示されている共振抑制装置1fは、第1,2,4実施形態におけるフィルタ(11)および係数設定部(17,18)や、第3,5実施形態におけるフィルタ(11)に相当する電流指令値生成部10を含んで構成されている。なお、共振抑制装置1fは、適宜第1,3,4実施形態における共振検出部(16)を含む構成としてもよい。
電流指令値生成部10には、電力系統5の電圧(風力発電機3と電力系統5との接続点電圧)vが入力されている。そして、電流指令値生成部10は、電流指令値iを生成し、電力系統5に接続された電力変換装置7に対して出力する。これにより、電力変換装置7から電力系統5に交流電流iが供給され、第1ないし第5実施形態と同様に、共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。なお、このような交流電流iを出力可能な電力変換装置としては、インバータやUPFCのほか、例えば無効電力補償装置などを用いることができる。
<第7実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図17を参照して、本発明の第7の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
上記第1ないし第6実施形態では、高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に積分フィルタまたは一次遅れフィルタを接続したのと等価となるように、電流指令値生成部10の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを電力系統5に供給している。これに対して、本実施形態では、図3または図4に示したように、実際に高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に積分フィルタや一次遅れフィルタに相当するリアクトルを接続することによって、共振を抑制する。
図17に示されている共振抑制装置2aは、リアクトル群21、スイッチ回路22、共振検出部26、およびリアクトル選択部27を含んで構成されている。
リアクトル群21は、係数が互いに異なる複数のリアクトルからなる。また、一例として、各リアクトルの係数(インダクタンス)は、L0,L0/2,…,L0/2n−1のように、順次1/2倍ずつ小さくなっている。
共振検出部26は、共振抑制装置1aの共振検出部16と同様に、接続点電圧vをフーリエ変換して、共振を検出するとともに共振周波数f1を求める。そして、リアクトル選択部27は、この共振周波数f1に基づいて、リアクトル群21から1つのリアクトルを選択し、スイッチ回路22は、当該選択された1つのリアクトルを高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に接続する。なお、リアクトル選択部27がリアクトル群21から2つ以上のリアクトルを選択し、それらの合成リアクトル(合成インダクタンス)がキャパシタンスC1と並列に接続されるようにしてもよい。
例えば、リアクトル群21が3つのリアクトルからなり、それらのインダクタンスをL0,L0/2,L0/4とすると、インダクタンスL0,L0/2の2つのリアクトルを選択することによって、その合成インダクタンスはL0/3となる。同様に、インダクタンスL0,L0/4の2つのリアクトルを選択することによって、その合成インダクタンスはL0/5となり、インダクタンスL0/2,L0/4の2つのリアクトルを選択することによって、その合成インダクタンスはL0/6となる。さらに、3つのリアクトルをすべて選択することによって、その合成インダクタンスはL0/7となるため、L0,L0/2,L0/3,L0/4,L0/5,L0/6,L0/7の7通りのインダクタンスが選択可能となる。より一般的に、リアクトル群21がインダクタンスL0,L0/2,…,L0/2n−1のn個のリアクトルからなる場合、L0/1〜L0/(2−1)の(2−1)通りのインダクタンスが選択可能となる。
これにより、共振周波数f1をより高周波側に移動させることができるため、この移動後の共振周波数f2が十分に高くなるように(1つ以上の)リアクトルを選択することによって、共振周波数f1におけるゲインを小さくして共振を抑制することができる。好ましくは、共振周波数をf2に移動した場合の元の共振周波数f1におけるゲインを十分に小さい所定値以下とするため、移動後の共振周波数f2が元の共振周波数f1の少なくとも2倍以上となるようにリアクトルを選択する。なお、リアクトル群21のすべてのリアクトルを選択することによって、元の共振周波数f1におけるゲインは最小となるが、それらのリアクトルを介して流れる電流が大きくなる。そのため、さらに好ましくは、移動後の共振周波数f2が元の共振周波数f1の2〜3.5倍程度となるようにリアクトルを選択する。
<第8実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図18を参照して、本発明の第8の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図18に示されている共振抑制装置2bは、第7実施形態の共振抑制装置2aに対して、共振検出部26およびリアクトル選択部27の代わりに、リアクトル選択部28を含んで構成されている。そして、リアクトル選択部28は、オンラインで、現在の風力発電機の接続台数G#を取得し、この接続台数G#に基づいて、リアクトル群21から1つ以上のリアクトルを選択する。
ここで、リアクトル選択部28は、共振抑制装置1bの係数設定部18と同様に、オンラインで取得した現在の接続台数G#に基づいて、現在の共振周波数fr1を求めることができる。そして、リアクトル群21から、高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に接続した場合の共振周波数fr2が十分に高くなるように(1つ以上の)リアクトルを選択することによって、共振周波数f1におけるゲインを小さくして共振を抑制することができる。好ましくは、共振周波数fr1に対して、共振周波数fr2が少なくとも2倍以上となるようにリアクトルを選択する。さらに好ましくは、共振周波数fr1に対して、共振周波数fr2が2〜3.5倍程度となるようにリアクトルを選択する。
<第9実施形態>
===共振抑制装置の構成および動作===
以下、図19を参照して、本発明の第9の実施形態における共振抑制装置の構成および動作について説明する。
図19に示されている共振抑制装置2cは、第8実施形態の共振抑制装置2bに対して、共振検出部26をさらに含んで構成されている。そして、スイッチ回路22は、共振検出部26が共振を検出した場合にのみ、リアクトル選択部28によって選択された(1つ以上の)リアクトルを高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に接続する。したがって、第8実施形態の共振抑制装置2bでは、共振の有無によらず、常に共振周波数を移動させているのに対して、本実施形態の共振抑制装置2cでは、現実に共振が発生している場合にのみ、共振周波数を高周波側に移動させることができる。
前述したように、共振抑制装置1fにおいて、電流指令値生成部10に電力系統5の電圧vを入力し、生成した電流指令値iを電力系統5に接続された電力変換装置7に対して出力することによって、電力変換装置7から電力系統5に交流電流iが供給され、共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
また、前述したように、共振抑制装置1aないし1eにおいて、電流指令値生成部10に風力発電機3と電力系統5との接続点電圧vを入力し、電流指令値生成部10の出力(電流指令値i)に追従する交流電流iを並列インバータ14から出力して、電力系統5に風力発電機3と並列に供給することによって、電力系統への風力発電機の接続台数が変化して共振点が変化する場合であっても、共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置1aにおいて、接続点電圧vをフーリエ変換して、共振を検出するとともに共振周波数f1を求め、この共振周波数f1におけるゲインが所定値以下となるように積分フィルタ11の係数L、または一次遅れフィルタ11の係数R,Lを設定し、電流指令値iを生成することによって、検出された共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置1bにおいて、現在の風力発電機の接続台数G#を取得し、この接続台数G#に基づいてフィルタ11の係数を設定し、電流指令値iを生成することによって、共振が発生していると仮定した場合の共振周波数fr1を求め、この共振周波数fr1をfr2に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置1cにおいて、フィルタ11の係数を固定値として予め設定しておき、共振を検出した場合にのみ、並列インバータ14から電力系統5に交流電流iを供給することによって、共振周波数を高周波領域に移動させ、風力発電機の接続台数によらず共振を抑制することができる。
また、前述したように、共振抑制装置2aないし2cにおいて、係数が互いに異なる複数のリアクトルからなるリアクトル群21から1つ以上のリアクトルを選択して、実際に高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に接続することによって、電力系統への風力発電機の接続台数が変化して共振点が変化する場合であっても、共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置2aにおいて、接続点電圧vをフーリエ変換して、共振を検出するとともに共振周波数f1を求め、この共振周波数f1に基づいて、リアクトル群21から(1つ以上の)リアクトルを選択することによって、検出された共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置2bにおいて、現在の風力発電機の接続台数G#を取得し、この接続台数G#に基づいて(1つ以上の)リアクトルを選択することによって、共振が発生していると仮定した場合の共振周波数fr1を求め、この共振周波数fr1をfr2に移動させて共振を抑制することができる。
また、共振抑制装置2cにおいて、共振を検出した場合にのみ、選択された(1つ以上の)リアクトルを高調波フィルタ31のキャパシタンスC1と並列に接続することによって、現実に共振が発生している場合にのみ、共振周波数を高周波側に移動させて共振を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、風力発電機3の高調波フィルタ31が電力系統5に接続されることによって発生する共振を抑制しているが、これに限定されるものではない。上記実施形態の共振抑制装置は、風力発電機と同様に電力系統に接続される(高調波)電流源と見做すことができ、高調波電流を除去するためのキャパシタンスを含む高調波フィルタを備えた他の電力設備にも適用することができる。例えば、太陽光発電、地熱発電、波力発電などの他の発電施設にも適用可能である。さらに、発電施設に限らず、電力系統に接続される電力機器が高調波フィルタを備える場合に広く適用することができる。
また、上記実施形態において、高調波フィルタ31は、例えば交流フィルタ(ACフィルタ)であるが、これに限定されるものではなく、電力系統5への接続用にリアクトルやキャパシタンス(例えば電力コンデンサ)を備えた構成であればよい。
1a〜1f、2a〜2c 共振抑制装置
3 風力発電機
5 電力系統
7 電力変換装置
10 電流指令値生成部
11 フィルタ
12 加算部
13 電流制御部
14 並列インバータ
15 直流電源
16、26 共振検出部
17、18 係数設定部
19 スイッチ
21 リアクトル群
22 スイッチ回路
27、28 リアクトル選択部
31 高調波フィルタ
また、前述した課題を解決するさらにその他の主たる本発明は、高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、係数が互いに異なる複数のリアクトルと、前記複数のリアクトルから1つ以上のリアクトルを選択するリアクトル選択部と、前記複数のリアクトルのうち前記リアクトル選択部によって選択された前記1つ以上のリアクトルを前記高調波フィルタのキャパシタンスと並列に接続するスイッチ回路と、前記共振を検出するとともに共振周波数を求める共振検出部と、を有し、前記リアクトル選択部は、前記共振周波数に基づいて、前記複数のリアクトルから前記1つ以上のリアクトルを選択することを特徴とする共振抑制装置である。
また、前述した課題を解決するさらにその他の主たる本発明は、高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、係数が互いに異なる複数のリアクトルと、前記複数のリアクトルから1つ以上のリアクトルを選択するリアクトル選択部と、前記複数のリアクトルのうち前記リアクトル選択部によって選択された前記1つ以上のリアクトルを前記高調波フィルタのキャパシタンスと並列に接続するスイッチ回路と、を有し、前記リアクトル選択部は、前記電力系統に接続されている前記電力機器の台数に基づいて、前記複数のリアクトルから前記1つ以上のリアクトルを選択することを特徴とする共振抑制装置である。

Claims (10)

  1. 高調波フィルタが電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、
    前記電力系統の電圧が入力され、共振周波数を高周波側に移動させる電流指令値を生成する電流指令値生成部を有し、
    前記電流指令値生成部は、前記電力系統に接続された電力変換装置に対して前記電流指令値を出力することを特徴とする共振抑制装置。
  2. 高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、
    前記電力系統に前記電力機器と並列に交流電流を供給するインバータと、
    前記電力機器と前記電力系統との接続点の電圧が入力され、前記高調波フィルタの共振周波数を高周波側に移動させる電流指令値を生成する電流指令値生成部と、
    前記電流指令値に基づいて前記インバータから出力される前記交流電流を制御する電流制御部と、
    を有することを特徴とする共振抑制装置。
  3. 請求項2に記載の共振抑制装置であって、
    前記共振を検出するとともに共振周波数を求める共振検出部を有し、
    前記電流指令値生成部は、前記共振周波数におけるゲインが所定値以下となるように前記電流指令値を生成することを特徴とする共振抑制装置。
  4. 請求項2に記載の共振抑制装置であって、
    前記電流指令値生成部は、前記電力系統に接続されている前記電力機器の台数に基づいて前記電流指令値を生成することを特徴とする共振抑制装置。
  5. 請求項2に記載の共振抑制装置であって、
    前記共振を検出する共振検出部をさらに有し、
    前記共振検出部が前記共振を検出した場合にのみ、前記インバータから前記電力系統に前記交流電流を供給することを特徴とする共振抑制装置。
  6. 高調波フィルタを備えた電力機器が電力系統に接続されることによって発生する共振を抑制する共振抑制装置であって、
    係数が互いに異なる複数のリアクトルと、
    前記複数のリアクトルから1つ以上のリアクトルを選択するリアクトル選択部と、
    前記複数のリアクトルのうち前記リアクトル選択部によって選択された前記1つ以上のリアクトルを前記高調波フィルタのキャパシタンスと並列に接続するスイッチ回路と、
    を有することを特徴とする共振抑制装置。
  7. 請求項6に記載の共振抑制装置であって、
    前記共振を検出するとともに共振周波数を求める共振検出部をさらに有し、
    前記リアクトル選択部は、前記共振周波数に基づいて、前記複数のリアクトルから前記1つ以上のリアクトルを選択することを特徴とする共振抑制装置。
  8. 請求項6に記載の共振抑制装置であって、
    前記リアクトル選択部は、前記電力系統に接続されている前記電力機器の台数に基づいて、前記複数のリアクトルから前記1つ以上のリアクトルを選択することを特徴とする共振抑制装置。
  9. 請求項8に記載の共振抑制装置であって、
    前記共振を検出する共振検出部をさらに有し、
    前記スイッチ回路は、前記共振検出部が前記共振を検出した場合にのみ、前記リアクトル選択部によって選択された前記1つ以上のリアクトルを前記高調波フィルタのキャパシタンスと並列に接続することを特徴とする共振抑制装置。
  10. 請求項2ないし請求項9の何れかに記載の共振抑制装置であって、
    前記電力機器は、風力発電機であることを特徴とする共振抑制装置。
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