JPWO2014115231A1 - 入力支援システム、入力支援方法および入力支援プログラム - Google Patents

入力支援システム、入力支援方法および入力支援プログラム Download PDF

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Abstract

文字列候補記憶部81は、入力された文字列に対して推薦する文字列候補を記憶する。推薦文字列決定部82は、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。文字列集合決定部83は、文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補記憶部81に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する。文字列集合決定部83は、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。推薦文字列決定部82は、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。

Description

本発明は、ユーザによる入力欄への入力を支援する入力支援システム、入力支援方法および入力支援プログラムに関する。
ユーザによって入力された文字に対して適切な文字列を推薦する方法が各種知られている。
例えば、ユーザが過去に入力した文字列を利用して予測変換する方法が存在する。この方法では、過去にユーザが入力した履歴を保持しておき、そのユーザが新たに入力を始めると、そのユーザが過去に入力した文字列を推薦する。
他にも、多くのユーザが過去に入力した文字列を利用するサジェスト機能も知られている。例えば、キーワードを受け取って検索結果を返却する検索サイトでは、検索するために過去入力された文字列の履歴を保持しておき、任意のユーザが新たに入力を始めると、不特定多数のユーザが過去に入力した文字列の中から文字列を推薦する。
また、特許文献1には、入力状況に応じて予測変換候補を選択する文字入力装置が記載されている。特許文献1に記載された文字入力装置は、入力状況に応じて複数種の予測変換辞書が設けられ、ユーザによって入力状況が設定されると、設定された入力状況に対応する予測変換辞書に基づいて予測変換候補を表示する。
特開2009−15781号公報
サジェスト機能を実現する検索エンジンは、検索エンジンに入力された過去の履歴を保持しているため、検索エンジンに入力されやすい文字列を推薦することは可能である。しかし、このような検索エンジンは、過去に入力されていない文字列を推薦することは困難であり、また、大量のユーザが存在しない場合には、適切な文字列を推薦することが難しいという問題がある。
一方、ユーザが過去に入力した文字列を利用することで、ユーザ向けにカスタマイズされた入力環境を提供することは可能である。しかし、ユーザが入力する文字列は、入力する検索サイトや入力画面、入力欄によっても様々であるため、入力箇所に応じて適切な文字列を推薦できるとは言い難い。そのため、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できることが望ましい。
また、特許文献1に記載された文字入力装置では、同一の入力領域に文字が入力され、入力状況に応じてユーザが明示的に辞書を選択することになる。すなわち、ユーザは、その入力領域に文字列を入力する前に、その文字列の変換に用いる辞書を選択しなければならず、入力操作が煩雑になってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、煩雑な操作を行うことなく、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる入力支援システム、入力支援方法および入力支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明による入力支援システムは、入力された文字列に対して推薦する文字列候補を記憶する文字列候補記憶部と、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定部と、文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補記憶部に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する文字列集合決定部とを備え、文字列集合決定部が、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定し、推薦文字列決定部が、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定することを特徴とする。
本発明による入力支援方法は、入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶されたその文字列候補の中から文字列候補の集合を決定し、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定し、文字列候補の集合が、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて決定されることを特徴とする。
本発明による入力支援プログラムは、コンピュータに、入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶されたその文字列候補の中から文字列候補の集合を文字列集合決定処理、および、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定処理を実行させ、文字列集合決定処理で、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定させることを特徴とする。
本発明によれば、煩雑な操作を行うことなく、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる。
本発明による入力支援システムの第1の実施形態の構成例を示す説明図である。 文字列候補記憶部が記憶する文字列候補の集合の例を示す説明図である。 入力欄ごとに設定される文字列集合識別情報の例を示す説明図である。 第1の実施形態のインプットメソッド実行部の構成例を示す説明図である。 異なる推薦文字列を表示する例を示す説明図である。 本発明による入力支援システムの第2の実施形態の構成例を示す説明図である。 辞書判定器の構成例を示すブロック図である。 入力箇所から辞書を決定する方法の例を示す説明図である。 文字列候補記憶部に記憶される情報の一例を示す説明図である。 入力履歴の例を示す説明図である。 辞書の推定結果の一例を示す説明図である。 本発明による入力支援システムの第3の実施形態の構成例を示す説明図である。 本発明による入力支援システムの第4の実施形態の構成例を示す説明図である。 追加推薦文字列を利用して推薦文字列を表示する動作の例を示す説明図である。 第4の実施形態の変形例を示す説明図である。 本発明による入力支援システムの概要を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明による入力支援システムの第1の実施形態の構成例を示す説明図である。本実施形態の入力支援システムは、インプットメソッド実行部10と、文字列候補記憶部20と、入力画面表示部30とを備えている。
文字列候補記憶部20は、入力された文字列に対して推薦する文字列候補を複数記憶する。なお、本実施形態で文字列とは、1文字以上の文字の組合せを意味する。文字列候補記憶部20に記憶された複数の文字列候補は、1つ以上の集合に分類される。以下、文字列候補の集合のことを、辞書と記すこともある。なお、1つの文字列候補が複数の集合に属していてもよい。
また、文字列候補の集合は、各集合を識別可能な情報(以下、文字列集合識別情報と記す。)によって特定される。図1に示す例では、文字列候補の集合を明示的に2つの辞書(辞書A、辞書B)で表わし、それぞれの辞書が、文字列集合識別情報dicA,dicBでそれぞれ特定されることを示す。
なお、図1に示す例では、文字列候補の集合(辞書)を2つ示しているが、文字列候補の集合は2つに限られず、3つ以上であってもよい。また、それぞれの辞書が同一の文字列候補を含んでいてもよい。図2は、文字列候補記憶部20が記憶する文字列候補の集合の例を示す説明図である。図2に示す例では、文字列候補d,eが2つの辞書A,Bに属していることを示す。
文字列集合識別情報によって特定される文字列候補の集合は、予め定められる。例えば、図2に示す例では、辞書Aを示す文字列集合識別情報によって、文字列候補の集合が、文字列候補a〜eに特定されるように予め定められる。
また、文字列候補記憶部20は、文字列候補だけでなく、文字列候補を抽出するために必要な他の情報を含んでいてもよい。すなわち、本発明で用いられる辞書には、一般的な、日本語におけるかな漢字変換や予測変換に用いられる情報を含んでいてもよい。文字列候補記憶部20は、例えば、磁気ディスク等により実現される。
入力画面表示部30は、ユーザによる入力を受け付けるための入力画面を表示する。入力画面表示部30は、入力欄を1つ以上含む入力ページを入力画面としてディスプレイ装置等に表示し、キーボードやタッチパネルなどの入力装置(図示せず)を介してユーザの入力を受け付けると、各入力欄にその入力内容を表示する。入力ページは、例えば、Webページや、専用の入力フォームを有する入力アプリケーションなどである。
また、入力画面表示部30は、入力欄に入力された文字列に対する推薦文字列が決定されると、その推薦文字列を入力欄に対応づけて表示する。入力画面表示部30は、例えば推薦文字列を入力欄に隣接する位置に表示してもよい。また、推薦文字列が複数存在する場合、入力画面表示部30は、推薦文字列をリスト形式で入力欄に隣接させて表示してもよい。ただし、推薦文字列の表示方法は任意であり、これらの方法に限定されない。
また、本実施形態では、入力画面表示部30は、入力欄ごと、または、その入力欄を1つ以上含む入力ページごとに、文字列集合識別情報が予め設定された入力画面を表示する。すなわち、この文字列集合識別情報は、文字列の入力箇所に応じて定められる。なお、入力箇所とは、文字が入力される入力欄のことだけではなく、1つ以上の入力欄を含む入力ページの一部または全部のことも意味する。また、1つの入力欄でも複数の領域が特定可能な場合、入力箇所は、その各領域のことも意味する。
例えば、入力ページがWebサイトである場合、Webサイトの作成者がhtmlタグを用いて入力欄で使用すべき辞書を特定する文字列集合識別情報を、入力ページ内の入力欄またはその入力ページに対応させて予め埋め込んでおく。例えば、図1に例示する入力ページ31内の入力欄32で辞書Bを使用したい場合、Webサイトの作成者は、<textarea class=“dicB”>のようにhtmlタグを入力ページ31内に埋め込んでおいてもよい。このようにすることで、入力画面表示部30は、文字列集合識別情報が予め設定された入力画面を表示できる。
また、同一の入力ページ内に存在する入力欄それぞれに異なる文字列集合識別情報を設定してもよい。図3は、入力欄ごとに設定される文字列集合識別情報の例を示す説明図である。図3に示す例では、入力欄33に文字列を入力する場合には辞書Bを使用する設定が行われ、入力欄34に文字列を入力する場合には辞書Aを使用する設定が行われていることを示す。
また、入力画面表示部30は、入力欄に文字列が入力されたことを検知したときに、入力欄または入力ページの少なくとも一方の文字列集合識別情報をインプットメソッド実行部10に通知する。文字列が入力されたことを検知する方法は任意である。入力画面表示部30は、例えば、文字が入力されるたびに文字列が入力されたことを検知してもよく、ユーザによる明示の指定(例えば、所定のボタン押下、など)があったとき、文字列が入力されたことを検知してもよい。
入力欄と入力ページのいずれか一方にのみ文字列集合識別情報が設定されている場合、入力画面表示部30は、設定されている文字列集合識別情報をインプットメソッド実行部10に通知する。また、入力欄と入力ページの両方に文字列集合識別情報が設定されている場合、入力画面表示部30は、両方の文字列集合識別情報をインプットメソッド実行部10に通知してもよく、予め設定された優先度等に基づいて、いずれか一方の文字列集合識別情報をインプットメソッド実行部10に通知してもよい。
図4は、本実施形態のインプットメソッド実行部10の構成例を示す説明図である。本実施形態のインプットメソッド実行部10は、辞書決定部11と、推薦文字列決定部12とを含む。
辞書決定部11は、文字列候補記憶部20に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合(すなわち、辞書)を決定する。具体的には、辞書決定部11は、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。本実施形態では、辞書決定部11は、入力画面表示部30から通知された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。
推薦文字列決定部12は、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。なお、推薦文字列の数は、1つでもよく、2つ以上でもよい。また、入力される文字列に含まれる文字は、1文字でもよく2文字以上でもよい。
また、推薦文字列決定部12は、一般的に知られた、日本語におけるかな漢字変換や予測変換技術を用いて推薦文字列を決定する。すなわち、推薦文字列決定部12は、文字列候補の集合が決定された後は、その集合を用いて一般的な変換方法により入力文字に対する推薦文字列を決定すればよい。
例えば、入力文字列として「Ab」が入力された場合、推薦文字列決定部12は、文字列候補の集合から、読みが「Ab」で始まる全ての語(例えば、「Aba」,「Abdallah」)を抽出し、抽出された語を推薦文字列と決定してもよい。
インプットメソッド実行部10(より具体的には、辞書決定部11と、推薦文字列決定部12)と、入力画面表示部30とは、プログラム(入力支援プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、入力支援システム内の装置の記憶部(図示せず)に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、インプットメソッド実行部10(より具体的には、辞書決定部11と、推薦文字列決定部12)および入力画面表示部30として動作してもよい。また、インプットメソッド実行部10と、入力画面表示部30とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、辞書決定部11が、文字列候補記憶部20に記憶された文字列候補の中から、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。そして、推薦文字列決定部12が、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。そのため、煩雑な操作を行うことなく、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる。
例えば、本実施形態の入力支援システムを用いることで、異なるカテゴリのウェブログに文字列を入力する場合、それぞれのウェブログに同じ文字列を入力した場合でも異なる文字列候補を推薦できる。
図5は、同一の文字列が入力されたときに異なる推薦文字列を表示する例を示す説明図である。図5に示す例では、図5(a)が政治に関するウェブログ(以下、政治ブログと記す。)中のテキストボックスを示すものとし、図5(b)が芸能に関するウェブログ(以下、芸能ブログと記す。)中のテキストボックスを示すものとする。ここで、同一の文字列「Ab」が入力されるような場合、政治ブログでは政治家の名称を推薦文字列として表示し、芸能ブログでは、芸能人の名称を推薦文字列として表示することができる。
すなわち、図5に示すように、本実施形態では、一般的なインプットメソッドと異なり、サイトによって推薦結果が変わるため、ユーザの変換コストを低減できる。
また、一般的な検索サイトでは、その検索サイトに過去に入力された大量の情報を収集する必要がある。一方、本実施形態では、辞書を示す情報を入力ページにタグ(例えば、htmlタグ)で指定するだけで、適切な文字列を推薦できる。この推薦に用いられる辞書は、インプットメソッドが用意していればよいため、サイト制作者の労力も小さくて済む。
実施形態2.
次に、本発明による入力支援システムの第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、インプットメソッド実行部10が入力画面表示部30から直接文字列集合識別情報を受け取って、文字列候補の集合を決定した。言い換えると、第1の実施形態の入力支援システムでは、入力箇所に応じて文字列集合識別情報が設定され、その文字列集合識別情報を用いて推薦文字列を決定した。
一方、本実施形態の入力支援システムは、文字列集合識別情報ではなく、文字列が入力される入力箇所を表わす情報(以下、入力箇所特定情報と記す。)を用いて推薦文字列を決定する。以下、その方法を詳述する。
図6は、本発明による入力支援システムの第2の実施形態の構成例を示す説明図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態の入力支援システムは、インプットメソッド実行部10と、文字列候補記憶部20と、入力画面表示部30aと、辞書判定器40とを備えている。本実施形態のインプットメソッド実行部10および文字列候補記憶部20の内容は、第1の実施形態と同様である。
入力画面表示部30aは、ユーザによる入力を受け付けるための入力画面を表示し、決定された推薦文字列を入力欄に対応づけて表示する。また、本実施形態の入力画面表示部30aは、文字列が入力されると、その文字列と共に入力された箇所を示す入力箇所特定情報を辞書判定器40に通知する。すなわち、本実施形態では、入力画面表示部30aが文字列集合識別情報ではなく、入力箇所特定情報を出力する点において第1の実施形態と異なる。
辞書判定器40は、文字列の入力箇所に適した辞書を決定する。図7は、辞書判定器40の構成例を示すブロック図である。本実施形態の辞書判定器40は、辞書判定情報記憶部41と、辞書識別情報決定部42とを含む。
辞書判定情報記憶部41は、辞書識別情報決定部42が辞書を決定するために必要な情報を記憶する。そして、辞書識別情報決定部42は、入力画面表示部30aから通知された入力箇所特定情報をもとに、辞書判定情報記憶部41に記憶された情報から辞書を決定する。具体的には、辞書識別情報決定部42は、入力箇所に入力される可能性が高い文字列候補の集合がどれか特定する。
言い換えると、辞書識別情報決定部42は、辞書判定情報記憶部41に記憶された情報に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する。例えば、辞書判定情報記憶部41が入力箇所ごとに過去の入力履歴を記憶している場合、辞書識別情報決定部42は、これまでに入力された文章に含まれる語を最も多く含んでいた辞書を適切な辞書とし決定してもよい。
以下、辞書識別情報決定部42が文字列集合識別情報を決定する方法の一例を説明する。ただし、辞書判定情報記憶部41に記憶された情報に基づいて文字列の入力箇所から文字列集合識別情報を決定する方法は、以下の方法に限定されない。
図8は、入力箇所から辞書を決定する方法の例を示す説明図である。図8に示す例では、辞書判定情報記憶部41が、入力箇所(入力箇所特定情報)と入力された文字列とを対応付けた入力履歴を記憶しているものとする。
ここで、ユーザが<textareaA>で特定される入力箇所に文字列「Ab」を入力したとする。図8に示す例では、<textareaA>に過去に入力された「Abdallah」,「Abdul」,「Abidjan」のうち、「Abdallah」,「Abdul」の2つが辞書dicAに含まれ、「Abidjan」1つが辞書dicBに含まれている。そこで、辞書識別情報決定部42は、これまで<textareaA>に入力された文章に含まれる語を最も多く含んでいた辞書dicAを適切な辞書と決定し、インプットメソッド実行部10に通知する。
インプットメソッド実行部10は、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定し、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。図8に示す例では、インプットメソッド実行部10は、辞書dicAに含まれる文字列候補の中から、先頭文字に「Ab」を含む入力文字候補として「Abdallah」,「Abdul」の2つを推薦する。このようにすることでも、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる。
なお、図8に示す例では、辞書判定情報記憶部41が入力欄ごとに入力履歴を記憶しているが、辞書判定情報記憶部41はサイトごとに入力履歴を記憶してもよい。この場合、サイトを識別する入力箇所特定情報として、例えば、URL(Uniform Resource Locator)などが用いられてもよい。
次に、辞書識別情報決定部42が文字列集合識別情報を決定する方法の他の例を説明する。本例では、辞書判定情報記憶部41が、対象とする入力欄に過去に入力された情報を入力ログ(入力履歴)として記憶する。また、文字列候補記憶部20は、辞書ごとに文字列候補を記憶しており、辞書識別情報決定部42は、入力ログと各辞書の文字列候補との合致度に基づいて、各入力欄で使用されるべき辞書がどの辞書か推定する。
図9は、文字列候補記憶部20に記憶される情報の一例を示す説明図である。図9には、「dicA」という文字列集合識別情報で特定される「住所」の文字列候補の例が示されている。ここでは、文字列候補記憶部20が「dicA」で識別される辞書のみ記憶しているものとする。
図10は、辞書判定情報記憶部41に記憶される入力履歴の例を示す説明図である。また、図11は、辞書の推定結果の一例を示す説明図である。なお、図11に示す例は、図9に示す文字列候補記憶部20の例と、図10に示す辞書判定情報記憶部41の例とを基に、辞書が推定された場合の例である。
辞書識別情報決定部42は、例えば、入力ログと各辞書の文字列候補とを比較して、辞書ごとに合致した入力ログの件数を求め、その件数をもとに合致度を算出してもよい。具体的には、辞書識別情報決定部42は、入力ログの内容がどの辞書の文字列候補に該当するか特定する。そして、辞書識別情報決定部42は、辞書ごとに該当する件数をカウントし、その結果を基に合致度を算出してもよい。
辞書識別情報決定部42は、例えば、入力ログと文字列候補が完全一致する場合に、入力ログが各辞書の文字列候補に該当すると判断してもよい。また、辞書識別情報決定部42は、入力ログが文字列候補に前方一致した場合や、前方一致した場合においてその一致する文字数の割合が所定値以上の場合に、入力ログが各辞書の文字列候補に該当すると判断してもよい。
他にも、辞書識別情報決定部42は、入力ログと文字列候補の類似度が所定値以上である場合に、入力ログが各辞書の文字列候補に該当すると判断してもよい。なお、辞書識別情報決定部42は、編集距離やn−gramでベクトル化した情報の距離などを類似度に利用してもよい。また、辞書識別情報決定部42は、先頭文字列が一致することを重視するなど、文字位置により、重要度を変える重み付きの距離を類似度に利用してもよい。
また、辞書識別情報決定部42は、入力ログが複数の辞書における文字列候補に該当すると判定した場合、それぞれの辞書について合致件数をカウントしてもよい。また、前方一致に基づいて判定される場合、辞書識別情報決定部42は、入力ログと文字列候補で一致した文字数の割合がより大きい文字列候補を含む辞書について合致件数をカウントしてもよいし、文字列の類似性を示す距離がより近い文字列候補を含む辞書についてのみ合致件数をカウントしてもよい。
図11(a)には、図9に示す文字列候補記憶部20の例と、図10に示す辞書判定情報記憶部41の例とを比較した結果、「dicA」の文字列候補と合致した入力ログの件数が700件、「その他」の(すなわち、いずれの辞書の文字列候補とも合致しなかった)入力ログの件数が300件あったことが示されている。辞書識別情報決定部42は、この合致件数を、各辞書の合致度として用いてもよい。
また、辞書識別情報決定部42は、いずれの辞書の文字列候補とも合致しなかった件数を、利用する辞書を種類不明とするか否かの判定の指標として利用してもよい。また、辞書識別情報決定部42は、合致件数を基に、入力ログ全体に対する合致割合を算出し、その合致割合を合致度としてもよい。すなわち、辞書識別情報決定部42は、判定に用いた入力ログの件数の総数で各辞書の文字列候補に合致した件数を除算した値を合致度としてもよい。図11(b)には、合致割合の算出結果の例が示されている。
辞書識別情報決定部42は、このようにして求めた辞書ごとの合致度を基に、入力ログが収集された入力欄で使用される辞書を推定する。なお、図11(b)に示すように、本例では「dicA」に対する合致度が0.7、「その他」に対する合致度が0.3であるので、辞書識別情報決定部42は、推定結果として「dicA」を、入力欄で使用されるべき辞書と決定してもよい(図11(c)参照。)。このような方法を用いても、辞書識別情報決定部42は、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定できる。
インプットメソッド実行部10と、入力画面表示部30と、辞書判定器40(より具体的には、辞書識別情報決定部42)とは、プログラム(入力支援プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。また、インプットメソッド実行部10と、入力画面表示部30とは、辞書判定器40(より具体的には、辞書識別情報決定部42)とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
また、辞書判定情報記憶部41は、例えば磁気ディスク等により実現される。本実施形態では、辞書判定器40が辞書判定情報記憶部41と辞書識別情報決定部42とを含む場合を例示しているが、辞書判定情報記憶部41と辞書識別情報決定部42とが、それぞれ異なる装置で実現されていてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、辞書判定器40(より具体的には、辞書識別情報決定部42)が、辞書判定情報記憶部41に記憶された辞書を決定するために必要な情報(例えば、入力履歴)に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報(例えば、dicA等)を決定する。そして、インプットメソッド実行部10(より具体的には、辞書決定部11)が、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。
そのため、本実施形態では、サイト側においてどの辞書を利用するかを入力ページ中に明示する必要がなくなるため、第1の実施形態の効果に加え、入力ページを作成する者の製作コストを削減できる。
実施形態3.
次に、本発明による入力支援システムの第3の実施形態を説明する。第2の実施形態では、辞書判定器40が、入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた入力履歴に基づいて辞書を決定する方法を説明した。本実施形態では、各入力箇所に入力された内容を保存し、その保存された内容を利用して辞書を決定する点において第2の実施形態と異なる。
図12は、本発明による入力支援システムの第3の実施形態の構成例を示す説明図である。なお、第2の実施形態と同様の構成については、図6と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態の入力支援システムは、インプットメソッド実行部10bと、文字列候補記憶部20と、入力画面表示部30aと、辞書判定器40bと、入力履歴記憶部50とを備えている。本実施形態の文字列候補記憶部20および入力画面表示部30aの内容は、第2の実施形態と同様である。
入力履歴記憶部50は、入力箇所特定情報と文字列とを対応させて記憶する。入力履歴記憶部50が記憶する内容は、第2の実施形態で例示した辞書判定情報記憶部41と同じ内容であってもよく、異なっていてもよい。すなわち、辞書判定器40bの中に入力履歴記憶部50を含んでいてもよい。入力履歴記憶部50は、例えば、磁気ディスク等によって実現される。
インプットメソッド実行部10bは、ユーザによって入力欄へ文字列が入力されると、その入力欄を示す入力箇所特定情報と入力した文字列とを対応付けた入力履歴を入力履歴記憶部50に記憶する。それ以外の処理は、第1の実施形態のインプットメソッド実行部10bと同様である。
インプットメソッド実行部10bは、例えば、推薦文字列の中から1つの文字列が選択されたときに、その選択された文字列と入力箇所特定情報とを対応付けて入力履歴記憶部50に記憶してもよい。なお、入力履歴を記憶させるタイミングは任意である。
その後、辞書判定器40bは、入力画面表示部30aから入力箇所特定情報が通知されると、通知された入力箇所特定情報をもとに、入力履歴記憶部50に記憶された入力履歴から辞書を決定する。辞書判定器40bは、例えば、第2の実施形態における辞書識別情報決定部42と同様の方法を用いて辞書を決定してもよい。
本実施形態によれば、インプットメソッド実行部10bが、入力された文字列とその文字列が入力された入力箇所を表わす入力箇所特定情報とを対応付けた入力履歴を入力履歴記憶部50に登録する。この場合、入力画面(例えば、サイト)が、文字列と共に入力箇所特定情報をインプットメソッド実行部10bに送信するだけで、適切な文字列を推薦することが可能になる。すなわち、サイト側での作業が不要になるという効果が得られる。
実施形態4.
図13は、本発明による入力支援システムの第4の実施形態の構成例を示す説明図である。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態の入力支援システムは、インプットメソッド実行部60と、文字列候補記憶部20と、入力画面表示部70とを備えている。
本実施形態の入力画面表示部70は、第1の実施形態における入力画面表示部30の機能に加え、文字列の入力箇所に応じて、推薦すべき文字列の集合、または、その集合を特定可能な情報をインプットメソッド実行部60に通知する。以下、推薦すべき文字列の集合、または、その集合を特定可能な情報のことを、追加推薦文字列と記す。
入力画面表示部70は、追加推薦文字列として、文字列の集合をインプットメソッド実行部60に通知してもよい。入力画面表示部70は、例えば、追加推薦文字列として、「Abraham」や「Abigayle」などの文字列をインプットメソッド実行部60に送信してもよい。
他にも、入力画面表示部70は、追加推薦文字列として、文字列の集合が格納された位置を示す情報(例えば、URLなど)をインプットメソッド実行部60に通知してもよい。この場合、インプットメソッド実行部60に通知するデータ量を削減できる。
インプットメソッド実行部60は、第1の実施形態におけるインプットメソッド実行部10の機能に加え、文字列候補記憶部20に記憶された辞書と、入力画面表示部70から通知された追加推薦文字列を利用して、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。
具体的には、インプットメソッド実行部60は、文字列の入力箇所に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて文字列候補の集合(辞書)を決定し、さらに、通知された追加推薦文字列を文字列候補の集合に追加する。例えば、文字列の集合を追加推薦文字列として受け取った場合、インプットメソッド実行部60は、その文字列の集合を文字列候補の集合に追加すればよい。また、例えば、文字列の集合が格納された位置を示す情報を追加推薦文字列として受け取った場合、インプットメソッド実行部60は、その位置を示す情報に基づいて文字列の集合を特定し、特定した文字列の集合を文字列候補の集合に追加すればよい。
以降、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する方法は、第1の実施形態に例示する推薦文字列決定部12が文字列を推薦する方法と同様である。
図14は、追加推薦文字列を利用して推薦文字列を表示する動作の例を示す説明図である。図14に示す例では、追加推薦文字列として「Abraham」および「Abigayle」がインプットメソッド実行部60に送信される。また、入力箇所特定情報に基づいて、辞書dicBが選択され、辞書dicBには「Abby」および「Abie」が登録されている。この状態で入力欄に「Ab」と入力されると、入力画面表示部70から送信された「Abraham」および「Abigayle」と、選択された辞書dicBに含まれる「Abby」および「Abie」が纏められて推薦文字列として表示される。
この場合、サイト側で入力される可能性が高いと思われる文字列も推薦文字列に含まれ得るため、ユーザに対してより適切な文字列を推薦可能になる。
以上のように、本実施形態では、インプットメソッド実行部60は、文字列集合識別情報に基づいて決定された文字列候補の集合に追加推薦文字列を追加する。具体的には、入力画面表示部70がサイトで推薦すべき追加文字列や文字列が格納された位置を表わす追加推薦文字列をインプットメソッド実行部60に送信し、インプットメソッド実行部60が、その追加推薦文字列を決定した辞書に追加する。したがって、第1の実施形態の効果に加え、サイト側で推薦する文字列も推薦文字列に追加できるため、より適切な文字列を推薦可能になる。
なお、本実施形態の説明では、第1の実施形態におけるインプットメソッド実行部10と同様に、インプットメソッド実行部60が入力画面表示部70から送信される文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合(辞書)を決定していた。他にも、第2の実施形態または第3の実施形態と同様に、辞書判定器が入力箇所特定情報を利用して辞書を決定してもよい。
また、第4の実施形態では、インプットメソッド実行部60が文字列候補記憶部20に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合(すなわち、辞書)を決定していたが、インプットメソッド実行部60は、文字列候補記憶部20に記憶された全ての文字列候補を対象に文字列を推薦してもよい。
図15は、第4の実施形態の変形例を示す説明図である。図15に例示するように、インプットメソッド実行部60aは、入力画面表示部70から受け取った追加推薦文字列と、文字列候補記憶部20に記憶された文字列候補を利用して、入力された文字列に対する推薦文字列を決定してもよい。なお、文字列の入力箇所に応じて文字列候補の集合を決定するほうが、推薦文字列の対象を絞り込めるため、より好ましい。
次に、本発明の概要を説明する。図16は、本発明による入力支援システムの概要を示すブロック図である。本発明による入力支援システムは、入力された文字列に対して推薦する文字列候補を記憶する文字列候補記憶部81(例えば、文字列候補記憶部20)と、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定部82(例えば、推薦文字列決定部12)と、文字列候補の集合(例えば、辞書)を識別可能な情報である文字列集合識別情報(例えば、辞書dicAなど)に基づいて、文字列候補記憶部81に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する文字列集合決定部83(例えば、辞書決定部11)とを備えている。
文字列集合決定部83は、文字列の入力箇所(例えば、入力欄や、Webサイト、入力画面など)に応じて定められる文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する。推薦文字列決定部82は、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する。
そのような構成により、煩雑な操作を行うことなく、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる。
また、入力支援システムは、文字列の入力箇所(例えば、入力欄、入力ページなど)を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報(例えば、入力履歴)を記憶する辞書判定情報記憶部(例えば、辞書判定情報記憶部41)と、辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する識別情報決定部(例えば、辞書識別情報決定部42)とを備えていてもよい。そして、文字列集合決定部83は、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定してもよい。
そのような構成によれば、サイト側においてどの辞書を利用するかを入力ページ中に明示する必要がなくなるため、入力ページを作成する者の製作コストを削減できる。
また、入力支援システムは、入力された文字列とその文字列が入力された入力箇所を表わす入力箇所特定情報とを対応付けた入力履歴を辞書判定情報記憶部に登録する入力履歴登録部を備えていてもよい。そのような構成によれば、サイト側での作業が不要になるという効果が得られる。
また、入力支援システムは、入力欄ごとまたはその入力欄を1つ以上含む入力ページごとに文字列集合識別情報が予め定められた入力画面を表示する入力画面表示部(例えば、入力画面表示部30)と、入力欄に文字列が入力されたことを検知したとき(例えば、文字が入力されたとき、所定のボタンが押下されたとき)に、その入力欄またはその入力欄を含む入力ページの少なくとも一方の文字列集合識別情報を文字列集合決定部に通知する特定情報通知部(例えば、入力画面表示部30)とを備えていてもよい。
このように、入力箇所ごとに使用したい辞書を明示的に指定する画面を作成し、文字列が入力されるタイミングで、辞書名が通知されることで、煩雑な操作を行うことなく、入力箇所に応じて適切な入力候補を推薦できる。
また、文字列集合決定部83は、文字列の入力箇所に応じて推薦されるべき文字列の集合またはその集合を特定可能な情報(例えば、追加推薦文字列)を、文字列集合識別情報に基づいて決定された文字列候補の集合に追加してもよい。そのような構成によれば、サイト側で入力される可能性が高いと思われる文字列も推薦文字列に含まれ得るため、ユーザに対してより適切な文字列を推薦可能になる。
また、入力画面表示部は、入力欄に入力された文字列に対して決定された推薦文字列をその入力欄に対応づけて表示(例えば、リスト表示など)してもよい。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2013年1月22日に出願された日本特許出願2013−009573を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、ユーザによる入力欄への入力を支援する入力支援システムに好適に適用される。
10,10b,60,60a インプットメソッド実行部
11 辞書決定部
12 推薦文字列決定部
20 文字列候補記憶部
30,30a,70 入力画面表示部
31 入力ページ
32 入力欄
40,40b 辞書判定器
41 辞書判定情報記憶部
42 辞書識別情報決定部
50 入力履歴記憶部
本発明による入力支援システムは、入力された文字列に対して推薦する文字列候補を記憶する文字列候補記憶部と、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定部と、文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報を記憶する辞書判定情報記憶部と、文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補記憶部に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する文字列集合決定部と、辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する識別情報決定部とを備え、文字列集合決定部が、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定し、推薦文字列決定部が、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定することを特徴とする。
本発明による入力支援方法は、入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶されたその文字列候補の中から文字列候補の集合を決定し、文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定し、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定し、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定することを特徴とする。
本発明による入力支援プログラムは、コンピュータに、入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶されたその文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する文字列集合決定処理、文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、その入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する識別情報決定処理、および、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定処理を実行させ、文字列集合決定処理で、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定させることを特徴とする。

Claims (10)

  1. 入力された文字列に対して推薦する文字列候補を記憶する文字列候補記憶部と、
    入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定部と、
    前記文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、前記文字列候補記憶部に記憶された文字列候補の中から文字列候補の集合を決定する文字列集合決定部とを備え、
    前記文字列集合決定部は、文字列の入力箇所に応じて定められる前記文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定し、
    前記推薦文字列決定部は、決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する
    ことを特徴とする入力支援システム。
  2. 文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報を記憶する辞書判定情報記憶部と、
    前記辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、当該入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する識別情報決定部とを備え、
    前記文字列集合決定部は、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する
    請求項1記載の入力支援システム。
  3. 入力された文字列と当該文字列が入力された入力箇所を表わす入力箇所特定情報とを対応付けた入力履歴を辞書判定情報記憶部に登録する入力履歴登録部を備えた
    請求項2記載の入力支援システム。
  4. 入力欄ごとまたは当該入力欄を1つ以上含む入力ページごとに文字列集合識別情報が予め定められた入力画面を表示する入力画面表示部と、
    前記入力欄に文字列が入力されたことを検知したときに、当該入力欄または当該入力欄を含む入力ページの少なくとも一方の文字列集合識別情報を文字列集合決定部に通知する特定情報通知部とを備えた
    請求項1記載の入力支援システム。
  5. 文字列集合決定部は、文字列の入力箇所に応じて推薦されるべき文字列の集合または当該集合を特定可能な情報を、文字列集合識別情報に基づいて決定された文字列候補の集合に追加する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の入力支援システム。
  6. 入力画面表示部は、入力欄に入力された文字列に対して決定された推薦文字列を当該入力欄に対応づけて表示する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の入力支援システム。
  7. 入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、前記文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶された当該文字列候補の中から文字列候補の集合を決定し、
    決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定し、
    前記文字列候補の集合は、文字列の入力箇所に応じて定められる前記文字列集合識別情報に基づいて決定される
    ことを特徴とする入力支援方法。
  8. 文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、当該入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定し、
    決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定する
    請求項7記載の入力支援方法。
  9. コンピュータに、
    入力された文字列に対して推薦する文字列候補の集合を識別可能な情報である文字列集合識別情報に基づいて、前記文字列候補を記憶する文字列候補記憶部に記憶された当該文字列候補の中から文字列候補の集合を文字列集合決定処理、および、
    決定された文字列候補の集合を用いて、入力された文字列に対する推薦文字列を決定する推薦文字列決定処理を実行させ、
    前記文字列集合決定処理で、文字列の入力箇所に応じて定められる前記文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定させる
    ための入力支援プログラム。
  10. コンピュータに、
    文字列の入力箇所を特定可能な情報である入力箇所特定情報と文字列とを対応付けた辞書判定情報に基づいて、文字列の入力箇所から、当該入力箇所に対して入力される可能性がより高い文字列候補の集合を特定するための文字列集合識別情報を決定する識別情報決定処理を実行させ、
    文字列集合決定処理で、決定された文字列集合識別情報に基づいて、文字列候補の集合を決定させる
    請求項9記載の入力支援プログラム。
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