JPWO2014102963A1 - 銅および銅合金用防食剤 - Google Patents
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Abstract
本発明の銅および銅合金用防食剤は、(A)置換基がハロゲンである1種または2種以上の置換ベンゾトリアゾールと、(B)グリコール類、グリコール誘導体または含窒素系溶剤からなる群から選択される1種または2種以上の溶剤からなり、(B)溶剤の含有量が、(A)置換ベンゾトリアゾールの1質量部に対して、0.5質量部以上であることを特徴とする。
Description
本発明は、循環系用冷却水処理剤などに用いられる銅および銅合金用防食剤に関し、更に詳細には、銅および銅合金の防食性能を有するハロゲン置換基を有する置換ベンゾトリアゾール類を循環系用冷却水処理剤に安定して溶解させることができ、且つ循環系用冷却水中で極低濃度で長時間にわたり防食性能を発揮することができる銅および銅合金用防食剤に関する。
循環系用冷却水処理剤は、化学工場、食品工場などのプラントの冷却、あるいはビル空調などに使用される循環系冷却水において、防食性、スケール防止性、スライム防止性等の性能を単独でまたは組み合わせて備えた添加剤である。
上記のような循環系用冷却水処理剤などが添加される冷却水系に使用される水は、経時的な水質の劣化や節水運転のため、冷却水系を構成する金属材料の防食や熱効率の低下を含めた対応として、金属防食剤などの薬剤による防食機能の強化が重要な要素となっている。一般的には、金属防食能を有する循環系用冷却水処理剤を冷却水に添加・溶解して、冷却水系中の金属防食剤濃度を数ppm〜数千ppmとする方法が採られ、このような方法により冷却水系を構成する金属材料の腐食を抑制する機能を維持しようとしている。このとき、金属防食剤を冷却水に安定に溶解することが重要となる。
具体的には、循環系用冷却水処理剤などに用いられる銅および銅合金用防食剤としては、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾールなどが使用されている。循環系用冷却水処理剤に用いられるベンゾトリアゾール、トリルトリアゾールの含有濃度は、通常0.1〜10質量%程度で、この循環系用冷却水処理剤を冷却水に添加して、冷却水中のベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール濃度を0.5ppm〜数ppm程度としている。
上述した循環系用冷却水処理剤および冷却水として、例えば特許文献1には、水性システムからの銅イオン放出を低減させるための組成物であって、前記水性システムは、前記水性システムの水に接触している銅含有表面を有し、前記組成物は、少なくとも2種の異なるベンゾトリアゾールまたはその塩の相乗的組合せを含み、前記組合せは、前記銅含有表面上に耐浸食性障壁を提供することを特徴とする組成物(請求項1);請求項1に記載の組成物であって、前記ベンゾトリアゾールは、ベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、トリルトリアゾール、置換ベンゾトリアゾール、それらの塩、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする組成物(請求項2)が開示されている。また、特許文献1の[0019]段落には、置換ベンゾトリアゾールとしてクロロベンゾトリアゾールが例示されており、また、[0021]段落には、アルコール、グリコール、ケトン及び芳香族を有機溶媒として使用できることも開示されており、更に、請求項13には、前記組成物を水の全重量に対して少なくとも約0.01ppm添加することが開示されている。
また、特許文献2には、次亜ハロゲン酸を用いて殺生物処理を実施している水系において、被処理水中の酸化還元電位を測定する工程と、該測定結果をもとに次亜ハロゲン酸並びに金属の腐食抑制剤の添加量を調整する工程を含むことを特徴とする水系処理法が開示されている。また、特許文献2の[0013]段落には、銅、銅を含む金属および銅の合金に対する腐食抑制剤として、1,2,3−ベンゾトリアゾール、置換−1,2,3−ベンゾトリアゾール(置換基としてアルキル基、カルボキシル基、塩素、臭素、ニトロ基、スルホン酸基、ホスホン酸基から選択される1種以上)が例示されている。
更に、特許文献3には、a)特定のアルコキシベンゾトリアゾール化合物またはその塩;並びにb)トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾール、置換ベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールの異性体、置換フェニルメルカプトテトラゾールおよびそれらの塩からなる群より選ばれる化合物を含み、a)対b)の重量比が約0.01:100乃至約100:1である組成物の有効量を水性系に添加することを特徴とする水性系中での腐食抑制方法が開示されている。また、特許文献3の[0008]段落には、置換ベンゾトリアゾールとしてクロロベンゾトリアゾールが開示されている。また、特許文献3の[0029]段落には、「有機溶液は固体抑制剤を適当な有機溶剤に溶かすことにより製造することができる。とりわけ、アルコール、グリコール、ケトン及び芳香族化合物が適当な溶剤の例である」旨の記載もある。
また、特許文献4には、流体用ベンゾトリアゾール系腐食抑制剤を含有していることを特徴とする冷温水用腐食抑制流れ促進剤(請求項10);ベンゾトリアゾール系腐食抑制剤が、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、ナフトトリアゾール、ベンゾトリアゾールカルボン酸およびそのメチル、ブチル、オクチルなどを含めたアルキルエステル、5,5−ビスベンゾトリアゾール、5−ニトロゼンゾトリアゾール、フェナジノトリアゾール、5−ヘキシルベンゾトリアゾール、5−クロロベンゾトリアゾール、1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ベンゾトリアゾール、1−(2,3−ジカルボキシプロピル)ベンゾトリアゾール、[1,2,3−ベンゾトリアゾリル−1−メチル][1,2,4−トリアゾール−1−メチル][2−エチルヘキシル]アミン、ビス[(1−ベンゾトリアゾジル)メチル]ホスホン酸、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、N−(シクロヘキシル)−N,N−ジエタノールアミン及びそれらの塩から成る群から選ばれたものを含有していることを特徴とする冷温水用腐食抑制流れ促進剤(請求項11)が開示されている。
更に、特許文献5には、アゾール類から選ばれる少なくとも一種と、含酸素系溶剤から選ばれる少なくとも一種とを含有する配合組成物であって、前記含酸素系溶剤から選ばれる少なくとも一種が、前記アゾール類から選ばれる少なくとも一種の1重量部に対して、0.5重量部以上含有される配合組成物(請求項1);前記アゾール類が、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、クロロベンゾトリアゾール、エチルベンゾトリアゾール、ナフトトリアゾールの群を含むものである請求項1に記載の配合組成物(請求項2);前記含酸素系溶剤が、アルコール性ケトン類又はオルトギ酸類である請求項1記載の配合組成物(請求項3)が開示されている。
上述の特許文献1に記載された水性システムからの銅イオン放出を低減させるための組成物では、2種の異なるベンゾトリアゾールまたはその塩の組合せて使用することにより相乗効果が期待される銅の防食技術であり、ベンゾトリアゾールとしてクロロベンゾトリアゾールのような置換ベンゾトリアゾールを使用するものであるが、特許文献1に開示されているような組成でクロロベンゾトリアゾールのような置換ベンゾトリアゾールを含む組成部を水性システムに添加しても、置換ベンゾトリアゾールを安定した状態で溶解することはできない。また、クロロベンゾトリアゾールのような置換ベンゾトリアゾールを他の異なるベンゾトリアゾールやその塩と併用すると、置換ベンゾトリアゾールを単独で使用する場合よりも防食性能が劣化するという問題点もある。
上述の特許文献2に記載された水系処理法では、次亜ハロゲン酸と、置換ベンゾトリアゾールのような金属腐食抑制剤を併用するものであるが、このような状態で置換ベンゾトリアゾールを使用しても、置換ベンゾトリアゾールを安定した状態で、冷却水などに溶解することはできない。
上述の特許文献3に記載された水性系中での腐食抑制方法では、特定のアルコキシベンゾトリアゾール化合物またはその塩;並びにトリルトリアゾール、ベンゾトリアゾール、置換ベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールの異性体、置換フェニルメルカプトテトラゾールおよびそれらの塩からなる群より選ばれる化合物が使用されており、更に、これらの成分をアルコール、グリコール等の溶剤に溶解して有機溶液とすることも記載されているが、アルコキシベンゾトリアゾール化合物またはその塩と置換ベンゾトリアゾールとを併用すると、置換ベンゾトリアゾール、特に、ハロゲン置換基を有するベンゾトリアゾールを単独で使用する場合よりも防食性能が劣化するという問題点がある。また、特許文献3の実施例では、単に上記成分を水溶液に添加した例しか例示されておらず、一旦、有機溶液とした後に冷却水に添加することについては何ら記載されておらず、また、その作用・効果についても何ら示唆されていない。
上述の特許文献4に記載された冷温水用腐食抑制性流れ促進剤には、5−クロロベンゾトリアゾールのような置換ベンゾトリアゾール系腐食抑制剤を使用できることが開示されているが、このような冷温水用腐食抑制性流れ促進剤を冷温水に添加しても、置換ベンゾトリアゾールを安定した状態で溶解させることはできない。
上述の特許文献5に記載された配合組成物では、クロロベンゾトリアゾールのような置換ベンゾトリアゾールと、含酸素系溶剤を併用している。しかしながら、特許文献5において、含酸素系溶剤として具体的に例示されているものは、ジアセトンアルコール、ジヒドロキシアセトン、4−ヒドロキシ−2−ブタノン、ヒドロキシアセトン、4−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−2−ブタノンのようなアルコール性ケトン類並びにオルトギ酸エチル、オルトギ酸メチルのようなオルトギ酸類のみである。
従って、本発明の目的は、循環系用冷却水処理剤などに銅および銅合金の防食機能を付与することができ、かつ、低温領域でも溶解性の高い銅および銅合金用添加剤として用いられることができ、更に、この添加剤を含む循環系用冷却水処理剤を冷却水に添加した際に、添加剤濃度が極低濃度であっても長時間にわたり防食効果が失われることなく、防食効果を発揮することができる銅および銅合金用防食剤を提供することにある。
即ち、本発明は、循環系用冷却水処理剤に添加剤として用いられる銅および銅合金用防食剤であって、(A)置換基がハロゲンである1種または2種以上の置換ベンゾトリアゾールと、(B)グリコール類、グリコール誘導体または含窒素系溶剤からなる群から選択される1種または2種以上の溶剤からなり、(B)溶剤の含有量が、(A)置換ベンゾトリアゾールの1質量部に対して、0.5質量部以上であることを特徴とする銅および銅合金用防食剤に係るものである。
また、本発明は、前記銅および銅合金用防食剤を含有してなることを特徴とする循環系用冷却水処理剤に係るものである。
更に、本発明は、前記循環系用冷却水処理剤を、(A)置換ベンゾトリアゾールとして0.001ppm〜0.5ppmとなるように循環系用冷却水に添加することを特徴とする循環系用冷却水処理剤の使用方法に係るものである。
本発明によれば、銅および銅合金用防食剤を含有する循環系用冷却水処理剤を循環系用冷却水に添加した時に、極低濃度で長時間使用しても防食効果が失われることなく、防食効果を発揮する銅および銅合金用防食剤を提供することができる。
本発明の銅および銅合金用防食剤に使用される(A)置換ベンゾトリアゾールは、ハロゲン置換基を有する置換ベンゾトリアゾールであり、具体的には、4−クロロベンゾトリアゾール、5−クロロベンゾトリアゾール、4−ブロモベンゾトリアゾール、5−ブロモベンゾトリアゾール、4−フロロベンゾトリアゾール、5−フロロベンゾトリアゾール、4−ヨードベンゾトリアゾール、5−ヨードベンゾトリアゾール等を挙げることができる。なお、これらは1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の銅および銅合金用防食剤に使用される(B)溶剤は、グリコール類、グリコール誘導体および含窒素系溶剤からなる群から選択される1種または2種以上である。
ここで、グリコール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−オクチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオール等を挙げることができる。なお、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここで、グリコール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレングリコール、トリメチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−オクチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオール等を挙げることができる。なお、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、グリコール誘導体としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールモノメトキシメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル、ジプロピレングリコールジアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、グリセリン、グリセリンモノアセテート、グリセリン1,3−ジアセテート、グリセリントリアセテート等を例示することができる。なお、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
更に、含窒素系溶剤としては、N−メチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセチアミド、N−エチルアセトアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−プロピルピロリドン、N−ビニルピロリドン、N,N'−ジメチルイミダゾリジノン、γ―ブチロラクタム、ε―カプロラクタム等を挙げることができる。なお、これらは1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここで、(B)溶剤の含有量は、(A)置換ベンゾトリアゾールの1質量部に対して、0.5質量部以上、好ましくは0.5〜100質量部の範囲内である。なお、(B)溶剤の含有量が、0.5質量部未満であると、(A)置換ベンゾトリアドールを循環系用冷却水処理剤に添加した際に安定した溶解性が得られないために好ましくない。
本発明の銅および銅合金用防食剤を、循環系用冷却水処理剤に配合することにより循環系用冷却水処理剤に、銅および銅合金防食性能を付与することができる。本発明の銅および銅合金用防食剤の循環系用冷却水処理剤への配合量は、(A)置換ベンゾトリアゾールの濃度として0.00001〜10質量%、好ましくは0.0001〜5質量%の範囲内である。なお、本発明の銅および銅合金用防食剤と共に循環系用冷却水処理剤に配合できる成分は、特に限定されるものではなく、一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、無機酸類、無機酸塩類、有機酸類、有機酸塩類、ホスホン酸類、スルホン酸類、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物類、アミン類、ヒドラジン類、ポリアクリル酸類、ポリアクリル酸塩類、次亜塩素酸類、複素環化合物類、防腐剤、防菌剤、防黴剤、消泡剤、界面活性剤、キレート剤、アンモニア、アンモニウム塩、酸化防止剤、染料、香料、グリコール類、グリコールエーテル類(不凍剤)等を例示することができる。これらの成分は1種または2種以上を、循環系用冷却水処理剤に求められる特性に合わせて配合することができる。
また、本発明の銅および銅合金用防食剤を含有してなる循環系用冷却水処理剤は、循環系用冷却水へ、(A)置換ベンゾトリアゾールの濃度が、0.001〜0.5質量ppm、好ましくは0.01〜0.5質量ppmの範囲となるように添加することができる。である。該濃度が0.5質量ppmを超えると、その添加効果が飽和してしまい、かつコストの上昇を招くために好ましくなく、また、0.001質量ppm未満では十分な防食効果を得られないために好ましくない。
以下に実施例を挙げて本発明の組成物を更に説明するが、本発明は以下の実施例になんら限定されるものではない。
実施例および比較例
以下の表1に記載の如く(A)置換ベンゾトリアゾールと、置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、0.5〜100質量部の(B)溶剤とを混合し、得られた混合物を後述する循環系用冷却水処理剤基本配合(1)〜(3)に(A)置換ベンゾトリアゾールとして0.01〜1質量%配合して銅および銅合金用防食剤を含有する循環系用冷却水処理剤を調製した。
実施例および比較例
以下の表1に記載の如く(A)置換ベンゾトリアゾールと、置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、0.5〜100質量部の(B)溶剤とを混合し、得られた混合物を後述する循環系用冷却水処理剤基本配合(1)〜(3)に(A)置換ベンゾトリアゾールとして0.01〜1質量%配合して銅および銅合金用防食剤を含有する循環系用冷却水処理剤を調製した。
循環系用冷却水処理剤基本配合(1)
配合量(質量%)
75%濃度リン酸 20
塩化亜鉛 20
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 40
配合量(質量%)
75%濃度リン酸 20
塩化亜鉛 20
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 40
循環系用冷却水処理剤基本配合(2)
配合量(質量%)
60%濃度ヒドラジン・一水和物 20
48%濃度水酸化ナトリウム 20
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 40
配合量(質量%)
60%濃度ヒドラジン・一水和物 20
48%濃度水酸化ナトリウム 20
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 40
循環系用冷却水処理剤基本配合(3)
配合量(質量%)
次亜塩素酸ナトリウム 5
48%濃度水酸化ナトリウム 10
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 65
配合量(質量%)
次亜塩素酸ナトリウム 5
48%濃度水酸化ナトリウム 10
50%濃度ポリアクリル酸ナトリウム及び共重合体水溶液 20
純水 65
以下の表2に記載の如く(A)置換ベンゾトリアゾールと、置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、0.5質量部未満の(B)溶剤とを混合し、得られた混合物を前記循環系用冷却水処理剤基本配合(1)〜(3)に(A)置換ベンゾトリアゾールとして1質量%配合して比較品の循環系用冷却水処理剤を調製した。なお、溶剤未添加のものについては、置換ベンゾトリアゾールを直接循環系用冷却水処理剤基本配合へ添加した。
(A)置換ベンゾトリアゾールの代わりに以下の表3に記載のベンゾトリアゾール類と、ベンゾトリアゾール類1質量部に対して、0.5質量部の(B)溶剤とを、前記循環系用冷却水処理剤基本配合(1)〜(3)に(A)置換ベンゾトリアゾールとして1質量%配合して比較品の循環系用冷却水処理剤を調製した。
(A)置換ベンゾトリアゾール及び以下の表4に記載のベンゾトリアゾール類または2種のベンゾトリアゾールとを併用し、これらの合計量1質量部に対して、1質量部の(B)溶剤とを、前記循環系用冷却水処理剤基本配合(1)〜(3)に、(A)置換ベンゾトリアゾール及び以下の表3に記載のベンゾトリアゾール類または2種のベンゾトリアゾールの合計量として1質量%配合して比較品の循環系用冷却水処理剤を調製した。
次に、上記本発明品および比較品の各試料について、試料毎に−5℃一定のインキュベーターに放置し不溶解物の発生を24時間毎に目視により測定し、置換ベンゾトリアゾールまたはベンゾトリアゾール類の溶解安定性試験を行った。その結果、不溶解物の発生が観測されない場合は合格(○)、発生が観測された場合は不合格(×)とした。
更に、本発明品および比較品の試料中、溶解安定性試験に合格したものについて下記の防食試験を行った。
防食試験は、JIS K0100工業用腐食性試験方法 参考 回転法に準拠し実施した。
腐食因子を所定量添加した試験水に、本発明品および比較品の試料を、置換ベンゾトリアゾールとして0.001〜0.5ppmとなるように、また、ベンゾトリアゾール類として0.5ppmとなるように、ブランクは、循環系用冷却水処理剤基本配合がそれぞれ100ppmとなるように添加して試験液とした。
ここで、腐食因子およびその所定量とは、炭酸水素ナトリウム(試薬一級)302ppm、塩化カルシウム・二水和物(試薬一級)176ppm、硫酸マグネシウム・七水和物(試薬一級)286ppm、ケイ酸ソーダ3号(試薬一級)344ppm、硫酸ナトリウム(試薬一級)6.8ppm、塩化ナトリウム(試薬一級)403ppmである。
防食試験に用いる試験片:銅(JIS H3100に規定するC1100P)または黄銅(JIS H3100に規定するC2680P)を回転軸に取り付け、試験液に浸漬し、150〜160rpmの回転速度で試験片を回転させながら、50℃で30日間試験を実施した。試験後、試験液中に溶出される銅イオン濃度を測定した。
その結果、各試験液の銅イオン溶出量が、1ppm未満:◎、0.1ppm〜1ppm未満:○、1ppm〜2ppm未満:△、2ppm以上:×とする評価を行った。得られた結果を各表中に併記する。
防食試験は、JIS K0100工業用腐食性試験方法 参考 回転法に準拠し実施した。
腐食因子を所定量添加した試験水に、本発明品および比較品の試料を、置換ベンゾトリアゾールとして0.001〜0.5ppmとなるように、また、ベンゾトリアゾール類として0.5ppmとなるように、ブランクは、循環系用冷却水処理剤基本配合がそれぞれ100ppmとなるように添加して試験液とした。
ここで、腐食因子およびその所定量とは、炭酸水素ナトリウム(試薬一級)302ppm、塩化カルシウム・二水和物(試薬一級)176ppm、硫酸マグネシウム・七水和物(試薬一級)286ppm、ケイ酸ソーダ3号(試薬一級)344ppm、硫酸ナトリウム(試薬一級)6.8ppm、塩化ナトリウム(試薬一級)403ppmである。
防食試験に用いる試験片:銅(JIS H3100に規定するC1100P)または黄銅(JIS H3100に規定するC2680P)を回転軸に取り付け、試験液に浸漬し、150〜160rpmの回転速度で試験片を回転させながら、50℃で30日間試験を実施した。試験後、試験液中に溶出される銅イオン濃度を測定した。
その結果、各試験液の銅イオン溶出量が、1ppm未満:◎、0.1ppm〜1ppm未満:○、1ppm〜2ppm未満:△、2ppm以上:×とする評価を行った。得られた結果を各表中に併記する。
以上の表1の溶解安定性試験結果より、本発明品は、(A)置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、(B)溶剤を0.5質量部以上配合しているため溶解安定性に優れていることが判る。
一方、表2の溶解安定性試験結果より、(A)置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、(B)溶剤の配合量が0.5質量部未満であると、溶解安定性が得られないことが判る。
また、表1の防食試験結果より、本発明品を、(A)置換ベンゾトリアゾールの濃度が0.001ppm〜0.5ppmとなるように添加された循環系用冷却水は銅および銅合金に対して高い防食効果を示した。
一方、表3の防食試験結果より、銅および銅合金用防食剤として一般的に使用されているベンゾトリアゾール類は、0.5ppmの濃度では循環系用冷却水に銅および銅合金防食性能を付与することができないことが判る。
一方、表2の溶解安定性試験結果より、(A)置換ベンゾトリアゾール1質量部に対して、(B)溶剤の配合量が0.5質量部未満であると、溶解安定性が得られないことが判る。
また、表1の防食試験結果より、本発明品を、(A)置換ベンゾトリアゾールの濃度が0.001ppm〜0.5ppmとなるように添加された循環系用冷却水は銅および銅合金に対して高い防食効果を示した。
一方、表3の防食試験結果より、銅および銅合金用防食剤として一般的に使用されているベンゾトリアゾール類は、0.5ppmの濃度では循環系用冷却水に銅および銅合金防食性能を付与することができないことが判る。
Claims (7)
- 循環系用冷却水処理剤に添加剤として用いられる銅および銅合金用防食剤であって、(A)置換基がハロゲンである1種または2種以上の置換ベンゾトリアゾールと、(B)グリコール類、グリコール誘導体または含窒素系溶剤からなる群から選択される1種または2種以上の溶剤からなり、(B)溶剤の含有量が、(A)置換ベンゾトリアゾールの1質量部に対して、0.5質量部以上であることを特徴とする銅および銅合金用防食剤。
- (B)溶剤の含有量が、(A)置換ベンゾトリアゾールの1質量部に対して、0.5〜100質量部の範囲内である、請求項1記載の銅および銅合金用防食剤。
- (A)置換ベンゾトリアゾールが、4−クロロベンゾトリアゾール、5−クロロベンゾトリアゾール、4−ブロモベンゾトリアゾール、5−ブロモベンゾトリアゾール、4−フロロベンゾトリアゾール、5−フロロベンゾトリアゾール、4−ヨードベンゾトリアゾールおよび5−ヨードベンゾトリアゾールからなる群から選択される1種または2種以上である、請求項1または2記載の銅および銅合金用防食剤。
- 請求項1ないし3のいずれか1項記載の銅および銅合金用防食剤を含有してなることを特徴とする循環系用冷却水処理剤。
- 銅および銅合金用防食剤の循環系用冷却水処理剤への配合量は、(A)置換ベンゾトリアゾールの濃度として0.00001〜10質量%の範囲内である、請求項4記載の循環系用冷却水処理剤。
- 更に、無機酸類、無機酸塩類、有機酸類、有機酸塩類、ホスホン酸類、スルホン酸類、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物類、アミン類、ヒドラジン類、ポリアクリル酸類、ポリアクリル酸塩類、次亜塩素酸類、複素環化合物類、防腐剤、防菌剤、防黴剤、消泡剤、界面活性剤、キレート剤、アンモニア、アンモニウム塩、酸化防止剤、染料、香料、グリコール類およびグリコールエーテル類から選択される1種または2種以上の成分を含有する、請求項4または5記載の循環系用冷却水処理剤。
- 請求項4ないし6のいずれか1項記載の循環系用冷却水処理剤を、(A)置換ベンゾトリアゾールとして0.001ppm〜0.5ppmとなるように循環系用冷却水に添加することを特徴とする循環系用冷却水処理剤の使用方法。
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PCT/JP2012/083863 WO2014102963A1 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 銅および銅合金用防食剤 |
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JP2014553963A Pending JPWO2014102963A1 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 銅および銅合金用防食剤 |
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---|---|---|---|---|
JPH08283967A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-10-29 | Katayama Chem Works Co Ltd | ベンゾトリアゾール系化合物含有水性製剤の製造方法及びその水性製剤 |
JP2010202893A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Hakuto Co Ltd | 腐食及びスケール防止用液体組成物ならびに腐食及びスケールの防止方法 |
JP2012509410A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | ナルコ カンパニー | 工業システムにおける銅の放出および銅合金の浸食を制御するための組成物および方法 |
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JP2012509410A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | ナルコ カンパニー | 工業システムにおける銅の放出および銅合金の浸食を制御するための組成物および方法 |
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