JPWO2014097503A1 - 光変調器、光送信器、光送受信システム及び光変調器の制御方法 - Google Patents

光変調器、光送信器、光送受信システム及び光変調器の制御方法 Download PDF

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Abstract

光変調部(11)は、光導波路(111、112)の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光(IN)を2値変調した光信号(OUT)を出力する。駆動回路(12)は、ドライバ(121〜127)から複数の位相変調領域に入力デジタル信号(DIN)に応じた駆動信号を出力する。判定回路(13)は、要求伝送レート情報(INF)に応じて、ドライバ(121〜127)のうち活性化するドライバを判定する。ドライバ制御回路(14)は、判定回路(13)での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断する。ドライバ出力切替回路(15)は、ドライバ(121〜127)と複数の位相変調領域との間の接続を切り替える。切替制御回路(16)は、活性化したドライバから複数の位相変調領域に駆動信号が印加されるように、ドライバ出力切替回路(15)を制御する。

Description

本発明は光変調器、光送信器、光送受信システム及び光変調器の制御方法に関する。
インターネットや映像配信等の広帯域マルチメディア通信サービスの爆発的な需要増加に伴い、幹線系やメトロ系ではより長距離大容量かつ高信頼な高密度波長多重光ファイバ通信システムの導入が進んでいる。また、加入者系においても、光ファイバアクセスサービスの普及が急速に進んでいる。こうした光ファイバを使用した通信システムでは、光伝送路である光ファイバの敷設コスト低減や、光ファイバ1本当たりの伝送帯域利用効率を高めることが重要である。このため、複数の異なる波長の光信号を多重化して伝送する、波長多重技術が広く用いられている。
波長多重光ファイバ通信システム向け光送信器には、高速光変調が可能で、その光信号波長依存性が小さく、さらに長距離信号伝送時の受信光波形劣化を招く不要な光位相変調成分(変調方式が光強度変調方式の場合)または光強度変調成分(変調方式が光位相変調方式の場合)が極力抑えられた光変調器が要求される。こうした用途には、光導波路型マッハツェンダ(以下MZ:Mach−Zehnder)干渉計と同様の光導波路型の光位相変調器を組み込んだ、MZ光強度変調器が実用的である。
また、1波長チャンネル当りの伝送容量拡大にあたっては、課題となるスペクトル利用効率および光ファイバの波長分散や偏波モード分散に対する耐性の観点から、通常の2値光強度変調方式に比べて光変調スペクトル帯域幅がより狭い、多値光変調信号方式が有利である。この多値光変調信号方式は、特に今後の需要増加が見込まれる40Gb/sを越える幹線系光ファイバ通信システムでは主流になると考えられる。現在、こうした用途向けに、上述のMZ光強度変調器2個と光合分波器を組み合わせたモノリシック集積多値IQ光変調器が開発されている。
こうした光変調器を用いて、特に変調電気信号の周波数が1GHzを超えるような高周波領域で高速光変調を行う場合には、光変調器の光位相変調器領域に設けられた電極の長さに対して、変調電気信号の伝搬波長は無視できない程度にまで短くなる。このため、光位相変調器に電場を印加する手段である電極構造の電位分布は、光信号伝搬軸方向で均一と見なすことはできない。よって、光変調特性を正しく見積もるためには、この電極自体を分布定数線路として、かつ、光位相変調器領域を伝搬する変調電気信号を進行波として取り扱う必要がある。この場合、被変調光信号と変調電気信号との実効的な相互作用長をできるだけ稼ぐために、被変調光信号の位相速度voと変調電気信号の位相速度vmとを可能な限り近づける(位相速度整合させる)工夫を施した、いわゆる進行波型電極構造が必要となる。
このような進行波型電極構造と多値光変調信号方式とを実現するための分割電極構造を有する光変調器モジュールがすでに提案されている(特許文献1〜4)。また、分割電極のそれぞれにおける被変調光信号の位相変化を多値制御することができる光変調器モジュールが提案されている。この光変調器モジュールは、デジタル信号を入力することにより、進行波構造動作に要する位相速度整合及びインピーダンス整合を維持しつつ任意の多値光変調信号を発生させることが可能な、小型、広帯域及び低駆動電圧の光変調器モジュールである。
特開平7−13112号公報 特開平5−289033号公報 特開平5−257102号公報 国際公開第2011/043079号公報
ところが発明者は、上述の光変調器モジュールでは、以下に示す問題点があることを見出した。上述の分割電極構造においては、通常、分割電極を駆動するドライバが複数必要である。光変調動作時には、これら複数のドライバに電源を供給する必要が有る。そのため、複数のドライバでの消費電力が大きくなってしまう。特に、出力信号の多値度が増えると、分割電極の数が増え、それに伴いドライバの数も増える。この場合、消費電力の増大は特に顕著となる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、分割電極構造を有する光送信器の消費電力を低減することである。
本発明の一態様である光変調器は、光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した光信号を出力する光変調部と、前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様である光送信器は、光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した光信号を出力する光変調部と、前記入力光を出力する光源と、前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様である光送受信システムは、光信号を出力する光送信器と、前記光信号を受信する光受信器と、を備え、前記光送信器は、光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した前記光信号を出力する光変調部と、前記入力光を出力する光源と、前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備えるものである。
本発明の一態様である光変調器の制御方法は、伝送レートを示す情報に基づいて、光導波路を伝搬する入力光を変調する前記光導波路上に設けられた複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバのうち、活性化するドライバを判定し、前記判定により指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断し、前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替えるものである。
本発明によれば、分割電極構造を有する光送信器の消費電力を低減することができる。
一般的な分割電極構造の多値の光送信器6000の構成を模式的に示すブロック図である。 光変調器600の構成を模式的に示す平面図である。 光合分波器613の構成を模式的に示す図である。 光合分波器614の構成を模式的に示す図である。 光変調器600の動作を示す動作表である。 光変調器600での光の伝搬態様を模式的に示す図である。 位相変調領域PM61_1〜PM61_7及び位相変調領域PM62_1〜PM62_7により位相変調を受けなかった場合の光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。 光変調器600において入力デジタル信号の2進コードが「000」である場合の光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。 光変調器600における光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。 実施の形態1にかかる光送信器1000の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光変調器100の構成を模式的に示す平面図である。 p−i−n構造ダイオードが容量性負荷として振る舞う場合の等価回路図である。 要求伝送レートと光変調器100の帯域特性を示すグラフである。 光変調器100の活性化ドライバの決定方法を示すフローチャートである。 要求伝送レートが高い場合の光変調器100を示す平面図である。 要求伝送レートが低い場合の光変調器100における活性化ドライバ及び非活性化ドライバを示す平面図である。 実施の形態2にかかる光変調器200の構成を模式的に示す平面図である。 光変調器200の活性化ドライバの決定方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
以下の実施の形態にかかる光送信器の構成及び動作を理解するための前提として、一般的な分割電極構造の多値の光送信器6000について説明する。光送信器6000は、多値変調光送信器であるが、ここでは説明の簡略化のため、光送信器6000を3ビットの光送信器として説明する。図1は、一般的な分割電極構造の多値の光送信器6000の構成を模式的に示すブロック図である。光送信器6000は、光源6001及び光変調器600を有する。
光源6001は、典型的にはレーザダイオードが用いられ、例えばCW(Continuous Wave)光6002を光変調器600に出力する。光変調器600は、3ビットの光変調器である。光変調器600は、3ビットのデジタル信号である入力デジタル信号D[2:0]に応じて、入力されたCW光6002を変調して3ビットの光信号6003を出力する。
続いて、光変調器600について説明する。図2は、光変調器600の構成を模式的に示す平面図である。光変調器600は、光変調部61、デコード部62及び駆動回路63を有する。
光変調部61は、入力光INを変調した光信号OUTを出力する。なお、入力光INは、図1のCW光6002に対応する。光信号OUTは、図1の光信号6003に対応する。光変調部61は、光導波路611及び612、光合分波器613及び614、位相変調領域PM61_1〜PM61_7、PM62_1〜PM62_7を有する。光導波路611及び612は並列に配置される。
光導波路611及び612の光入力(入力光IN)側には、光合分波器613が挿入される。光合分波器613の入力側では、入力ポートP1に入力光INが入力され、入力ポートP2は無入力とする。光合分波器613の出力側では、光導波路611は出力ポートP3と接続され、光導波路612は出力ポートP4と接続される。
図3Aは、光合分波器613の構成を模式的に示す図である。光合分波器613では、入力ポートP1に入射した光は、出力ポートP3及びP4に伝搬する。ただし、入力ポートP1から出力ポートP4に伝搬する光は、入力ポートP1から出力ポートP3に伝搬する光に比べて、位相が90°遅延する。また、入力ポートP2に入射した光は、出力ポートP3及びP4に伝搬する。ただし、入力ポートP2から出力ポートP3に伝搬する光は、入力ポートP2から出力ポートP4に伝搬する光に比べて、位相が90°遅延する。
光導波路611及び612の光信号出力(光信号OUT)側には、光合分波器614が挿入される。光合分波器614の入力側では、光導波路611は入力ポートP5と接続され、光導波路612は入力ポートP6と接続される。光合分波器614の出力側では、出力ポートP7から光信号OUTが出力される。
図3Bは、光合分波器614の構成を模式的に示す図である。光合分波器614は、光合分波器613と同様の構成を有する。入力ポートP5及びP6は、それぞれ光合分波器613の入力ポートP1及びP2に対応する。出力ポートP7及びP8は、それぞれ光合分波器613の出力ポートP3及びP4に対応する。入力ポートP5に入射した光は、出力ポートP7及びP8に伝搬する。ただし、入力ポートP5から出力ポートP8に伝搬する光は、入力ポートP5から出力ポートP7に伝搬する光に比べて、位相が90°遅延する。また、入力ポートP6に入射した光は、出力ポートP7及びP8に伝搬する。ただし、入力ポートP6から出力ポートP7に伝搬する光は、入力ポートP6から出力ポートP8に伝搬する光に比べて、位相が90°遅延する。
光合分波器613と光合分波器614との間の光導波路611には、位相変調領域PM61_1〜PM61_7が配置される。光合分波器613と光合分波器614との間の光導波路612には、位相変調領域PM62_1〜PM62_7が配置される。
ここで、位相変調領域とは、光導波路上に形成された電極を有する領域である。そして、電極に電気信号、例えば電圧信号が印加されることにより、電極の下の光導波路の実効屈折率が変化する。その結果、位相変調領域の光導波路の実質的な光路長を変化させることができる。これにより、位相変調領域は、光導波路を伝搬する光信号の位相を変化させることができる。そして、2本の光導波路611及び612の間を伝搬する光信号間に位相差を与えることで、光信号を変調することができる。すなわち、光変調部61は、2本のアームと電極分割構造を有する、多値のマッハツェンダ光変調器を構成する。
デコード部62は、3ビットの入力デジタル信号D[2:0]をデコードし、例えば多ビットの信号D1〜D7を駆動回路63に出力する。
駆動回路63は、2値のドライバDR61〜DR67を有する。ドライバDR61〜DR67のそれぞれには、信号D1〜D7が供給される。ドライバDR61〜DR67は、信号D1〜D7に応じて一対の差動出力信号を出力する。このとき、ドライバDR61〜DR67から出力される差動出力信号の正相出力信号のそれぞれは、位相変調領域PM61_1〜PM61_7に出力される。ドライバDR61〜DR67から出力される差動出力信号の逆相出力信号のそれぞれは、位相変調領域PM62_1〜PM62_7に出力される。
ここで、ドライバDR61〜DR67が出力する差動出力信号について説明する。ドライバDR61〜DR67は、上述のように、2値出力(0、1)のドライバである。つまり、ドライバDR61〜DR67は、信号D1〜D7の値に応じて、正相出力信号として「0」又は「1」を出力する。
一方、ドライバDR61〜DR67は、正相出力信号を反転させた信号を、逆相出力信号として出力する。つまり、ドライバDR61〜DR67は、信号D1〜D7の値に応じて、逆相出力信号として、「1」又は「0」を出力する。
図4は、光変調器600の動作を示す動作表である。ドライバDR61は、入力デジタル信号D[2:0]が「000」の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR61は、入力デジタル信号D[2:0]が「001」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR62は、入力デジタル信号D[2:0]が「001」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR62は、入力デジタル信号D[2:0]が「010」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR63は、入力デジタル信号D[2:0]が「010」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR63は、入力デジタル信号D[2:0]が「011」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR64は、入力デジタル信号D[2:0]が「011」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR64は、入力デジタル信号D[2:0]が「100」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR65は、入力デジタル信号D[2:0]が「100」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR65は、入力デジタル信号D[2:0]が「101」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR66は、入力デジタル信号D[2:0]が「101」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR66は、入力デジタル信号D[2:0]が「110」以上である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ドライバDR67は、入力デジタル信号D[2:0]が「110」以下の場合には、正相出力信号として「0」、逆相出力信号として「1」を出力する。ドライバDR67は、入力デジタル信号D[2:0]が「111」である場合には、正相出力信号として「1」、逆相出力信号として「0」を出力する。
ここで、光変調器600の位相変調動作について説明する。図5は、光変調器600での光の伝搬態様を模式的に示す図である。この例では、図5に示すように、光合分波器613の入力ポートP1に入力光INが入力する。そのため、出力ポートP3から出力される光に比べて、出力ポートP4から出力される光は、位相が90°遅れる。その後、出力ポートP3から出力された光は、位相変調領域PM61_1〜PM61_7を通過し、光合分波器614の入力ポートP5に到達する。入力ポートP5に到達した光は、そのまま出力ポートP7に到達する。一方、出力ポートP4から出力された光は、位相変調領域PM62_1〜PM62_7を通過し、光合分波器614の入力ポートP6に到達する。入力ポートP6に到達した光は、さらに位相が90°遅延して、出力ポートP7に到達する。
つまり、位相変調領域PM61_1〜PM61_7及び位相変調領域PM62_1〜PM62_7により位相変調を受けなかった場合でも、入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2は、入力ポートP5から出力ポートP7に到達する光L1に比べて、位相が180°遅延することとなる。
図6Aは、位相変調領域PM61_1〜PM61_7及び位相変調領域PM62_1〜PM62_7により位相変調を受けなかった場合の光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。上述したように、入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2は、入力ポートP5から出力ポートP7に到達する光L1に比べて、位相が180°遅延する。
これに対し、光変調器600では、位相変調領域PM61_1〜PM61_7には正相出力信号が入力し、位相変調領域PM62_1〜PM62_7には逆相出力信号が入力する。これにより、入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2の位相遅れを補償する。
図6Bは、光変調器600において入力デジタル信号D[2:0]の2進コードが「000」である場合の光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。例えば、入力デジタル信号D[2:0]の2進コードが「111」であれば、位相変調領域PM61_1〜PM61_7には正相出力信号である「1」が入力される。一方、位相変調領域PM62_1〜PM62_7には逆相出力信号である「0」が入力される。これにより、位相変調領域PM62_1〜PM62_7を通過する光は、更に位相が180°遅れる。
すなわち、入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2には、元々の180°位相遅れに加えて、位相変調領域PM62_1〜PM62_7による位相遅れである180°が加算される。これにより、入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2には、360°の位相遅れが生じるため、入力ポートP5から出力ポートP7に到達する光L1に対する位相遅れが実質的に解消される。
図6Cは、光変調器600における光L1及びL2を示すコンスタレーション図である。図6Cに示すように、差動出力信号を用いることで、入力デジタル信号D[2:0]の変化に応じて、入力ポートP1から出力ポートP4及び入力ポートP6から出力ポートP7に到達する光L2の位相遅れを補償しつつ、L1/L2の各々がRe軸に対して対照的に光の位相が変化することとなり、光送信器における光D/A変換が可能となる。これにより、図4の動作表に示すように、入力デジタル信号D[3:0]の値に応じて、光L1の位相変調量を0〜7Δθ、光L2の位相変調量を0〜−7Δθの8段階に変化させることができる。
なお、図6B及び図6Cでは、入力デジタル信号D[2:0]の2進コードが「000」又は「111」のときに、光L1及びL2の位置が一致していないが、これは、図面を見やすくするために過ぎない。つまり、入力デジタル信号D[2:0]の2進コードが「000」又は「111」のときに、光L1及びL2の位置が一致していてもよい。また、ここでは、位相変調領域で変調される位相変化量は、入力デジタル信号に応じて0〜180度変化する場合について説明したが、これに限ったことではない。
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1にかかる光送信器1000について説明する。光送信器1000は、2値(すなわち1ビット)の変調動作を行う光送信器である。図7は、実施の形態1にかかる光送信器1000の構成を模式的に示すブロック図である。光送信器1000は、光源1001及び光変調器100を有する。
光源1001は、典型的にはレーザダイオードが用いられ、例えばCW(Continuous Wave)光1002を光変調器100に出力する。光変調器100は、2値(1ビット)の光変調器である。光変調器100は、2値のデジタル信号である入力デジタル信号DINに応じて、入力されたCW光1002を変調して2値の光信号1003を出力する。
続いて、光変調器100について説明する。光変調器100は、上述の光変調器600と同様に、分割電極構造を有する。図8は、実施の形態1にかかる光変調器100の構成を模式的に示す平面図である。光変調器100は、光変調部11、駆動回路12、判定回路13、ドライバ制御回路14、ドライバ出力切替回路15及び切替制御回路16を有する。
光変調部11は、光導波路111及び112、光合分波器113及び114、位相変調領域PM1_1〜PM1_7、PM2_1〜PM2_7を有する。光導波路111及び112は、それぞれ第1及び第2の光導波路に対応する。光合分波器113及び114は、それぞれ第1及び第2の光合分波器に対応する。位相変調領域PM1_1〜PM1_7は、第1の位相変調領域に対応する。位相変調領域PM2_1〜PM2_7は、第2の位相変調領域に対応する。光変調部11は、2本の光導波路(光導波路111及び112)上に分割電極(位相変調領域PM1_1〜PM1_7、PM2_1〜PM2_7)が配置された、いわゆるマッハツェンダ光共振器構造を有している。
光導波路111及び112は、並列に配置される。光導波路111及び112の光信号入力(入力光IN)側には、光合分波器113が挿入される。光合分波器113は、上述の光合分波器613と同様の構成を有する。光合分波器113の入力側では、入力ポートP1に入力光INが入力され、入力ポートP2は無入力とする。光合分波器113の出力側では、光導波路111は出力ポートP3と接続され、光導波路112は出力ポートP4と接続される。なお、入力光INは、図7のCW光1002に対応する。
光導波路111及び112の光信号出力(光信号OUT)側には、光合分波器114が挿入される。光合分波器114は、上述の光合分波器614と同様の構成を有する。光合分波器114の入力側では、光導波路111は入力ポートP5と接続され、光導波路112は入力ポートP6と接続される。光合分波器114の出力側では、出力ポートP7から光信号OUTが出力される。なお、光信号OUTは、図7の光信号1003に対応する。
光合分波器113と光合分波器114との間の光導波路111には、位相変調領域PM1_1〜PM1_7が配置される。光合分波器113と光合分波器114との間の光導波路112には、位相変調領域PM2_1〜PM2_7が配置される。
ここで、位相変調領域とは、光導波路上に形成された1つの電極(分割電極)を有する領域である。そして、電極に電気信号、例えば電圧信号が印加されることにより、電極の下の光導波路の実効屈折率が変化する。その結果、位相変調領域の光導波路の実質的な光路長を変化させることができる。これにより、位相変調領域は、光導波路を伝搬する光信号の位相を変化させることができる。そして、2本の光導波路111及び112の間を伝搬する光信号間に位相差を与えることで、光信号を変調することができる。すなわち、光変調部11は、2本のアームと電極分割構造を有する、2値のマッハツェンダ光変調器を構成する。
駆動回路12は、ドライバ121〜127を有する。ドライバ121〜127は、それぞれ対象となる位相変調領域に、2値の入力デジタル信号DINに応じて、差動信号を駆動信号として出力する。具体的には、ドライバ121は、スイッチS11を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS12を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ122は、スイッチS21を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS22を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ123は、スイッチS31を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS32を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ124は、スイッチS41を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS42を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ125は、スイッチS51を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS52を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ126は、スイッチS61を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS62を介して逆相駆動信号を出力する。ドライバ127は、スイッチS71を介して正相駆動信号を出力し、スイッチS72を介して逆相駆動信号を出力する。
判定回路13は、外部から入力される要求伝送レート情報INFから、ドライバ121〜127のうち、活性化するものの個数を判定する。判定回路13は、活性化するドライバを指定する信号SIG1をドライバ制御回路14及び切替制御回路16に出力する。
ドライバ制御回路14は、信号SIG1により指定されたドライバを活性化する。そして、ドライバ制御回路14は、信号SIG1により指定されなかったドライバへの電源供給を遮断する。
ドライバ出力切替回路15は、切替制御回路16からの制御信号を受けて、信号SIG1により指定された活性化ドライバと各位相変調領域とを接続する回路である。ドライバ出力切替回路15は、複数のスイッチを有する。ドライバ121と位相変調領域PM1_1との間には、スイッチS11が挿入される。ドライバ122と位相変調領域PM1_2との間には、スイッチS21が挿入される。ドライバ123と位相変調領域PM1_3との間には、スイッチS31が挿入される。ドライバ124と位相変調領域PM1_4との間には、スイッチS41が挿入される。ドライバ125と位相変調領域PM1_5との間には、スイッチS51が挿入される。ドライバ126と位相変調領域PM1_6との間には、スイッチS61が挿入される。ドライバ127と位相変調領域PM1_7との間には、スイッチS71が挿入される。
ドライバ121と位相変調領域PM2_1との間には、スイッチS12が挿入される。ドライバ122と位相変調領域PM2_2との間には、スイッチS22が挿入される。ドライバ123と位相変調領域PM2_3との間には、スイッチS32が挿入される。ドライバ124と位相変調領域PM2_4との間には、スイッチS42が挿入される。ドライバ125と位相変調領域PM2_5との間には、スイッチS52が挿入される。ドライバ126と位相変調領域PM2_6との間には、スイッチS62が挿入される。ドライバ127と位相変調領域PM2_7との間には、スイッチS72が挿入される。
スイッチS11の光変調部11側の端子とスイッチS21の光変調部11側の端子との間には、スイッチB11が挿入される。スイッチS21の光変調部11側の端子とスイッチS31の光変調部11側の端子との間には、スイッチB21が挿入される。スイッチS31の光変調部11側の端子とスイッチS41の光変調部11側の端子との間には、スイッチB31が挿入される。スイッチS41の光変調部11側の端子とスイッチS51の光変調部11側の端子との間には、スイッチB41が挿入される。スイッチS51の光変調部11側の端子とスイッチS61の光変調部11側の端子との間には、スイッチB51が挿入される。スイッチS61の光変調部11側の端子とスイッチS71の光変調部11側の端子との間には、スイッチB61が挿入される。
スイッチS12の光変調部11側の端子とスイッチS22の光変調部11側の端子との間には、スイッチB12が挿入される。スイッチS22の光変調部11側の端子とスイッチS32の光変調部11側の端子との間には、スイッチB22が挿入される。スイッチS32の光変調部11側の端子とスイッチS42の光変調部11側の端子との間には、スイッチB32が挿入される。スイッチS42の光変調部11側の端子とスイッチS52の光変調部11側の端子との間には、スイッチB42が挿入される。スイッチS52の光変調部11側の端子とスイッチS62の光変調部11側の端子との間には、スイッチB52が挿入される。スイッチS62の光変調部11側の端子とスイッチS72の光変調部11側の端子との間には、スイッチB62が挿入される。
上述のドライバ出力切替回路15の各スイッチの開閉動作は、切替制御回路16からの制御信号により制御される。
切替制御回路16は、信号SIG2により指定された活性化ドライバと各位相変調領域との間のドライバ出力切替回路15での接続の切り替えを制御する。
光送受信システムでは、要求される伝送レートは変動することがある。従って、本実施の形態では、光変調器100は、伝送レートの変動に応じて、活性化するドライバを変更する。以下、光変調器100の活性化ドライバ変更方法について説明する。
光変調器100の位相変調領域は、p−i−n(p−intrinsic−n)構造のダイオードを構成している。このp−i−n構造ダイオードに高周波の駆動信号を印加する場合、p−i−n構造ダイオードは容量性負荷として振る舞う。図9は、p−i−n構造ダイオードが容量性負荷として振る舞う場合の等価回路図である。配線抵抗等を考慮すると、ドライバとp−i−n構造ダイオード1とは、RC直列回路を構成する。このRC直列回路の帯域特性は、RC時定数f1は、抵抗値R及び容量値Cを用い、以下の式(1)で表される。

f1=1/(2πRC) ・・・(1)

上述の式(1)においては、容量値Cが抵抗値Rよりも支配的な影響を有する。
要求伝送レートが高い場合には、各ドライバが一対の位相変調領域を駆動すればよいが、この場合、各ドライバは高い要求レートに応じた帯域特性を有している。一方、要求伝送レートが低い場合には、ドライバの帯域特性に余裕が生じる。本実施の形態では、要求伝送レートが低い場合には、1つのドライバあたり複数の位相変調領域を駆動する。換言すれば、要求される伝送レートが低いほど、活性化されるドライバの数は少なくなる。
図10は、要求伝送レートと光変調器100の帯域特性を示すグラフである。図10では、1つのドライバが1対の位相変量領域を駆動する場合の光変調器100の帯域特性を示している。要求伝送レートがf1である場合には、光変調器100の帯域特性上限付近であるので、1つのドライバが1対の位相変量領域を駆動する必要が有る。しかし、要求伝送レートがf1よりも小さいf2である場合には、光変調器100の帯域特性上限よりもf2は小さいので、1つのドライバが複数対の位相変量領域を駆動したとしても、要求伝送レートf2に対応できる。
つまり、光変調器100は、伝送レートに応じて、用いるドライバの数を変化させる。具体的には、光変調器100は、活性化したドライバにて光信号の変調を行い、変調に用いないドライバを非活性化して電源供給を停止する。以下、ドライバの活性化とは、ドライバに電源を供給し、ドライバから位相変調領域に駆動信号を出力させることを指す。ドライバの非活性化とは、ドライバの電源供給を遮断することを指す。
図11は、光変調器100の活性化ドライバの決定方法を示すフローチャートである。
ステップS101
まず、判定回路13に、外部から要求伝送レート情報INFが入力される。要求伝送レート情報INFは、光受信器や光送受信システムから出力されてもよいし、ユーザから設定情報として与えられてもよい。
ステップS102
判定回路13は、要求伝送レート情報INFに応じて、ドライバ121〜127のうち、活性化するものを判定する。そして、活性化するドライバを指定する信号SIG1をドライバ制御回路14及び切替制御回路16に出力する。
ステップS103
ドライバ制御回路14は、信号SIG1で指定されたドライバを活性化し、それ以外のドライバへの電源供給を遮断する。
ステップS104
切替制御回路16は、信号SIG2により、ドライバと位相変調領域との間の接続経路を切り替える。これにより、活性化されたドライバの中には、2対以上の位相変調領域と接続されるものが存在することとなる。
続いて、光変調器100における活性化ドライバ及び非活性化ドライバの選択について説明する。図12は、要求伝送レートが高い場合(例えば図10のf1)の光変調器100を示す平面図である。なお、図12では、活性化されたドライバについては「ON」を表示している。この場合、ドライバ121〜127は全て活性化され、それぞれ一組の位相変調領域と接続される。
続いて、光変調器100における活性化ドライバ及び非活性化ドライバの選択について説明する。図13は、要求伝送レートが低い場合(例えば図10のf2)の光変調器100における活性化ドライバ及び非活性化ドライバを示す平面図である。ここでは、例えば4つのドライバを活性化し、3つのドライバを非活性化する場合について説明する。なお、図13では、活性化されたドライバについては「ON」、非活性化されたドライバについては「OFF」を表示している。図13に示すように、光変調器100は、ドライバ121、123、125、127が活性化され、ドライバ122、124、126が非活性化される。
この際、切替制御回路16は、ドライバ出力切替回路15の接続経路を切り替える。これにより、ドライバ121は、位相変調領域PM1_1、PM2_1、PM1_2、PM2_2と接続される。ドライバ123は、位相変調領域PM1_3、PM2_3、PM1_4、PM2_4と接続される。ドライバ125は、位相変調領域PM1_5、PM2_5、PM1_6、PM2_6と接続される。つまり、ドライバ121、123、125は、2組の位相変調領域を駆動する。
本構成によれば、要求される伝送レートに対応可能な範囲で、最低限の数のドライバのみを駆動させることで、2値の光信号を送信することができる。これにより、使用していないドライバへの電源供給を遮断し、ドライバで消費される電力を削減することができる。一般にドライバは比較的大きな回路規模を有し、その消費電力は大きい。そのため、適宜ドライバへの電源供給を停止することで、容易に消費電力を低減することができる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかる光変調器200について説明する。光変調器200は、実施の形態1にかかる光変調器100の具体例である。図14は、実施の形態2にかかる光変調器200の構成を模式的に示す平面図である。光変調器200は、判定回路13が、ルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)131を有している。
LUT131は、要求伝送レート情報INFと活性化するドライバとの対応付けがされた情報が格納されている。LUT131は、例えば判定回路13に設けられた記憶装置に格納される。LUT131は、予め判定回路13に格納されてもよいし、光受信器や光送受信システムから入力されてもよいし、ユーザから設定情報として与えられてもよい。
図15は、光変調器200の活性化ドライバの決定方法を示すフローチャートである。
ステップS201
ステップS201は、図11のステップS101と同様であるので、説明を省略する。
ステップS202
判定回路13は、要求伝送レート情報INFとLUT131とを照合し、ドライバ121〜123のうち、活性化するドライバを判定する。そして、活性化するドライバを指定する信号SIG1をドライバ制御回路14に出力する。
ステップS203及びS204
ステップS203及びS204は、それぞれ図11のステップS103及びS104と同様であるので、説明を省略する。
本構成によれば、実施の形態1と同様に、要求される伝送レートに対応可能な範囲で、最低限の数のドライバのみを駆動させつつ、光受信器に適正な多値度を有する光信号を送信することができる。これにより、使用していないドライバへの電源供給を遮断し、ドライバで消費される電力を削減することができる。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態において、ドライバと位相変調領域との間の接続切替は、導入時の初期設定として行ってもよいし、光送受信システムの運用中の微調整として所定のタイミング、頻度で行ってもよい。
上述の実施の形態において、非活性化するドライバを適宜ローテーションすることも可能である。複数設けられているドライバの非活性化の頻度を平均化することで、駆動回路全体としてみた場合の寿命を延伸することが可能である。
上述の実施の形態で説明した、非活性化ドライバへの電源供給を遮断することで消費電力を削減する手法は、単一のマッハツェンダ光変調器のみならず、I(In-phase)/Q(Quadrature)変調器に適用することも可能である。
上述の実施の形態では、伝送レートが低い場合に1つの活性化ドライバが、1つの非活性ドライバに接続されていた位相変調領域と接続される例について説明したが、これは例示に過ぎない。すなわち、伝送レートが低い場合に、1つの活性化ドライバは、要求される伝送レートを満たす限り、2以上の非活性化されたドライバに接続されていた位相変調領域と接続されてもよい。よって、光変調部の1本の光導波路上に2個以上の位相変調領域を設け、2個以上のドライバを設け、活性化されたドライバを2以上の位相変調領域に接続することができる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年12月20日に出願された日本出願特願2012−278048基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
11、61 光変調部
12 駆動回路
13、63 判定回路
14 ドライバ制御回路
15 ドライバ制御回路
16 切替制御回路
62 デコード部
100、200 光変調器
111、112、611、612 光導波路
113、114、613、614 光合分波器
121〜127、DR61〜DR67 ドライバ
131 ルックアップテーブル(LUT)
1000、6000 光送信器
1001、6001 光源
1002、6002 CW光
1003、6003 光信号
DIN 入力デジタル信号
IN 入力光
INF 要求伝送レート情報
OUT 光信号
P1、P2、P5、P6 入力ポート
P3、P4、P7、P8 出力ポート
PM1_1〜PM1_7、PM2_1〜PM2_7、PM61_1〜PM61_7、PM62_1〜PM62_4 位相変調領域
S11、S12、S21、S22、S31、S32、S41、S42、S51、S52、S61、S62、S71、S72、B11、B12、B21、B22、B31、B32、B41、B42、B51、B52、B61、B62 スイッチ

Claims (9)

  1. 光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した光信号を出力する光変調部と、
    前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、
    伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、
    前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、
    前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、
    前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備える、
    光変調器。
  2. 前記判定回路は、
    前記伝送レートと、活性化するドライバと、の対応付けが定義されたテーブルを備え、
    前記伝送レートを示す情報を前記テーブルと照合して、前記活性化するドライバを判定する、
    請求項1に記載の光変調器。
  3. 前記判定回路は、前記伝送レートを示す情報が示す伝送レートが小さいほど、活性化するドライバの数を少なくする、
    請求項1又は2に記載の光変調器。
  4. 前記光変調部は、2つに分波された前記入力光がそれぞれ2本の前記光導波路を伝搬し、前記2つに分波された前記入力光の両方又は一方を位相変調した後に合波して、前記光信号を生成する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光変調器。
  5. 前記光変調部は、
    前記入力光を第1の入力光と第2の入力光に分波する第1の光合分波器と、
    前記第1の入力光が伝搬する第1の光導波路と、
    前記第2の入力光が伝搬する第2の光導波路と、
    前記第1の光導波路から出力される光と前記第2の光導波路から出力される光とを合波して、前記光信号を出力する第2の光合分波器と、
    前記第1の光導波路上に形成された複数の第1の位相変調領域と、
    前記第2の光導波路上に形成された複数の第2の位相変調領域と、を備える、
    請求項4に記載の光変調器。
  6. 前記光変調部は、
    m(mは、2以上の整数)個の前記第1の位相変調領域と、
    m個の前記第2の位相変調領域と、を備え、
    前記駆動回路は、
    m個の前記ドライバを備え、
    m個の前記ドライバのうちで活性化されたドライバには、n(nは、2以上の整数)の前記第1の位相変調領域及びn個の前記第2の位相変調領域に、他の活性化されたドライバと重複することなく接続されるものがある、
    請求項5に記載の光変調器。
  7. 光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した光信号を出力する光変調部と、
    前記入力光を出力する光源と、
    前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、
    伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、
    前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、
    前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、
    前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備える、
    光送信器。
  8. 光信号を出力する光送信器と、
    前記光信号を受信する光受信器と、を備え、
    前記光送信器は、
    光導波路の上に複数の位相変調領域が形成され、入力光を2値変調した前記光信号を出力する光変調部と、
    前記入力光を出力する光源と、
    前記複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバを有する駆動回路と、
    伝送レートを示す情報に基づいて、前記複数のドライバのうち活性化するドライバを判定する判定回路と、
    前記判定回路での判定結果で指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断するドライバ制御回路と、
    前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える切替回路と、
    前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記切替回路を制御する切替制御回路と、を備える、
    光送受信システム。
  9. 伝送レートを示す情報に基づいて、光導波路を伝搬する入力光を変調する前記光導波路上に設けられた複数の位相変調領域に入力デジタル信号に応じた駆動信号を出力する複数のドライバのうち、活性化するドライバを判定し、
    前記判定により指定されたドライバを活性化し、活性化したドライバ以外のドライバの電源を遮断し、
    前記活性化したドライバから前記複数の位相変調領域に前記駆動信号が印加されるように、前記複数のドライバと前記複数の位相変調領域との間の接続を切り替える、
    光変調器の制御方法。
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